コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその159

11月16日

 韓国関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/11/13/017933103.shtml


韓国の北朝鮮に対するミサイル防衛強化、心はあっても力はなしと指摘される:よりアメリカの保護に頼ることに

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「米軍が韓国に配備する『パトリオット』対ミサイルシステム」)

11月初め、アメリカと韓国は安全保障協商会議を行い、アメリカ国防長官のアシュトン カーターと韓国国防大臣の韓民求は合同声明を発表し、両軍が共同で、北朝鮮の弾道ミサイルに照準を合わせた「4D作戦能力」を発展させることを確定した。

いかにして「4D作戦」を実施するのか

いわゆる「4D作戦」とは、弾道ミサイルに対し探知計測(Detect)、妨害(Disrupt)、破壊(Destroy)、防御(Defense)を行うことを指し、この4つの英単語が全て「D」の文字で始まるため、[4D作戦」と略称される。韓国の「アジア経済」の報道は、「4D作戦」概念は駐韓米軍司令官スカパロディが2013年に提出したものだ、とする。「4D作戦」を実施するには、米韓両国は各種の監視、偵察センサーによって北朝鮮の軍事基地を凝視し、かつ「有事」の時には正確制御誘導武器を用いて北朝鮮の陸上弾道ミサイル発射基地、機動発射車、ないし潜水艦発射ミサイルを搭載する潜水艦を打撃する必要がある。

日本の「軍事研究」は分析し、「4D作戦能力」の「探知計測能力」は宇宙、陸地、水上、水中など多種のプラットフォームを必要とする、とする。宇宙方面では、アメリカの6つの支援早期警戒衛星と2022年までに配備される見込みの5つの偵察衛星を使用し、北朝鮮のミサイル部隊の動向監視に用いる必要がある。陸上では、韓国軍は探知計測距離750kmの「ターコイズ」レーダーを運用し、北朝鮮の陸上基地ミサイルに対し早期警戒を行うことになる。水上では、韓国海軍のイージス駆逐艦が接近監視を実施することができ、このタイプの艦が搭載するレーダーは同時に1,000の空中目標を追跡し、かつミサイルを誘導して20の目標を攻撃することができる。水中では、韓国はさらに多方位の水中探知計測システムを構築し、水上艦の対潜装備をグレードアップし、もって北朝鮮の潜水艦の追跡に便とすることになる。

「4D作戦能力」の「破壊能力」に関しては、米韓は武器庫内に射程300kmの「玄武-2A」、射程500kmの「玄武-2B」、および射程1,000kmの「玄武-3」ミサイルを持つ。また韓国空軍はさらに射程500kmの「トーラス」空対地ミサイルを配備することになり、射程は全半島をカバーする。

システム建設の代価は非常に高い

ある韓国の将校は、「4D作戦能力」建設の中には米韓連合司令部が完備しつつある「5015作戦計画」が統合される、とする。また米韓はすでに北朝鮮国内の700カ所あまりの施設を「デリケートな軍事施設」と指摘しまた考え、かつそれらを「連合打撃目標目録」に列し、この目録も「5015作戦計画」に書き込まれるだろう、とする。

だが、「4D作戦」概念は「危険な端緒」であると非難する韓国メディアもある。韓国の「週刊時事」は、米韓が「4D作戦」概念を作戦計画に納入することは、米韓が将来「先んじて人を制す」戦略を実行することを意味している、と指摘する。もし北朝鮮の攻撃の展開がなくても、米韓が「脅威が存在する」と認定しさえすれば、即能動的進攻が可能で、このことには明らかに極めて大きな危険性が存在する。軍事専門家は分析し、米韓が「4D作戦能力」を作り出そうとするには、両国いずれにも非常に多くのする必要のある仕事がある、とする。アメリカ方面について言えば、通常打撃手段、「核の傘」、ミサイル防衛システムを整合し、快速反応の「拡張抑止体系」を構成する必要がある。韓国方面は2020年までに「キルチェーンシステム」と「韓国ミサイル防衛システム」(KAMD)を完成させることが必須である。

しかし、外界は普遍的に、財力と科学技術能力の制限を受けて、韓国の「キルチェーンシステム」とKAMDが2020年までに完成することはほとんどあり得ない、と考えている。「キルチェーンシステム」の核心作戦プラットフォームである、韓国空軍「次世代国産戦闘機」プロジェクトは長期にわたり懸案のまま未決定である。KAMDシステムは低空対ミサイルと高空対ミサイルの2つの部分によって組成され、現在韓国国防省はアメリカ製「パトリオット」ミサイルを導入して対空対ミサイルに用いることを考慮しているが、「自主国防」能力を維持するため、高空対ミサイルシステムはそれでも自ら研究開発を行う必要がある。しかし、韓国の国防予算は「高空対ミサイル」プロジェクトの非常に高い研究開発費用を受け入れ難い。韓国がアメリカの「4D作戦能力」開発に追随することは、韓国がどんどんアメリカの「保護」に頼り、したがってその外交や経済方面の自主性に影響し、半島の平和と安定に対しても何ら良いところはない、と予見することができる。(黄艶涛)


 これは中国にとっても不都合なことなので過度に批判している面もあるかもしれませんが、少なくとも韓国次世代戦闘機が2020年までに実戦化されることは考えられないですね。

11月17日

 台湾関連です。

http://military.china.com/news/568/20151112/20736410.html


台湾軍飛行員、不注意で規則に違反し戦闘機を操作:IDFのキャノピーが起爆し射出される

中時電子報11月12日の報道 台湾空軍の台南443連隊の1機の複座IDF経国号戦闘機は、今月2日訓練飛行を執行する前、戦闘機が航空機用バンカー内で始動プロセスを執行していて、機務人員がキャノピー起爆レバー安全ピンをまだ抜いていないにもかかわらず、後部座席の中佐飛行官が安全プロセスに違反してピンを抜き取ったらしく、コックピット周辺の爆発を導く装置が起爆し、キャノピーが射出される意外な事故がもたらされ、事件の張本人である中佐飛行員はすでに飛行停止、調査に遭い、これは空軍のこの機種の戦闘機初の類似の安全に関わる事故の発生でもある。

理解されているところによれば、今月2日午後1時半、443連隊が定例の新進飛行官飛行訓練任務を執行している時、事件の張本人である中佐は後輩を連れ、航空機用バンカー内で機に乗り込みコックピットに入って着装を行っていた。着装が終わった後、エンジンを始動し安全検査を行っている時、後部座席に座っていた中佐が、コックピット右側に位置するキャノピー起爆レバーの安全ピンがまだ刺さっているのに気づき、規定によりエンジンを停止し、機務人員に検査して抜くことを要求せず、何と考えるいとまもなく無造作にピンを抜いた。

結果として直ちに起爆装置の連鎖反応の発生が引き起こされ、コックピット周囲の起爆装置が起爆し、一連の非常に大きな音響が引き起こされ、キャノピーは射出されてしまい、2人の飛行員はその場でコックピット内で呆然自失し、困惑した地上の機務人員が地上を覆った。

機務人員は状況の出現に気づき、直ちに戦情・飛航管制室に通報し、基地の消防車さえ直ちに航空機用バンカーに駆けつけて命令を待った。しかも当日午後のあらゆる訓練飛行も全部停止されたが、幸い2人の飛行員は驚愕させられたことを除き、顕著な外傷は決してなかった。

空軍当局者は、コックピットの起爆装置の威力は大きいが、キャノピー周囲の固定連結チェーンが爆発して切れるだけにとどまり、人員に対するいかなる傷害も決してなかった、とする。だが当局者は遺憾の意も表明し、「いくら考えても分からない。ベテラン飛行員がなぜこのミスを犯したのか。幸いこの中佐はキャノピー起爆ピンを抜いていたが、万一射出座席の安全ピンを抜いていたら、事件発生地点は航空機用バンカーの中でもあり、きっとミンチになっていた。」とした。

空軍当局者は、類似の事件は二十年あまり前にも1回起こったことがある、とする。中部の清泉崗基地でもあるF-104機務人員が、航空機用バンカー内で検査修理を行っている時、誤って射出座席の安全ピンに触れ、コックピットに座っていた機工長が20Gを超える射出座席によって弾き出され、その場で航空機用バンカーの上方に挟まって死ぬという結果がもたらされた。

ベテランのIDF飛行員は、戦闘機は離陸前必ず飛行員および機務人員によって一連の安全検査を行うが、キャビンの外のあらゆる安全ピンは全て機務人員によって責任をもって抜かれ、キャビン内の射出座席の安全ピンは飛行員によって責任をもって抜かれるのであり、キャノピー起爆装置も理の当然に機務人員によって抜かれるべきだが、この飛行員は全く粗忽過ぎ、すべきでない動作をしたのだ、と指摘する。


 安全ピンを抜いただけでレバー操作していないなら規則違反の問題はさておき本来起爆という問題は起きないはずなのでは。また地上では作動しない、あるいは操作するといったん警告が発せられるような安全システムがあるのが望ましいでしょうね。

 ロシアの航空エンジン関連です。

http://military.china.com/news2/569/20151110/20723147.html


ロシアの新型高バイパス比新型ターボファンエンジンが初飛行 C919の競争相手に用いる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「PD-14を装備するイリューシン-76LL空中試運転プラットフォームが試験飛行を行う」)

ロシアの「軍工信使」ウェブサイトは11月6日、ロシア連合エンジン製造集団社は最近、ロシア新世代高バイパス比ターボファンエンジンPD-14の試験飛行を開始しており、このエンジンはロシア製新世代単一通路ナローボディ旅客機MC-21に用いられ、したがってこのC919の競争相手のために相応の動力を提供することになる、と報道した。

情報は、1機のイリューシン-76LL型エンジン空中試運転プラットフォームは10月24日、その装備するPD-14エンジン原型機を使用して滑走を行い、かつ10月30日には初飛行を実現した、とする。空中で、PD-14エンジンとその他の3台のD-30KP-2エンジンは共に作動した。

この前の報道によれば、この試験を行ったPD-14エンジンは、第7台目のエンジンサンプル機である。最初のPD-14エンジンの飛行試験計画は2015年7月に開始されたが、工場が経費を代わって支払う問題のため、飛行試験は秋まで遅延させて行うことが迫られた。

PD-14エンジンは同一の核心機に基づくPD-14系列エンジンの基本型で、このファミリーは将来推力が12.5トンから18トンまでの一連の航空エンジンを発展させ、一連の異なる旅客機や輸送機の機種の使用に供することができ、これには研究開発中のMC-21ナローボディ単一通路旅客機が含まれる。

珠海航空展の期間のロシアの展示参加サイドの配布した宣伝資料によれば、PD-14系列エンジンの主要な特徴は高い効果の統一された核心機と異なるリーフクラウンの付属した軽質ファンである。その使用する重要なカギとなる技術には、中空幅広チタン合金ファンブレード、高圧圧縮機に回転子を溶接した一体ブレードディスク、金属部品合金の低汚染燃焼室、高い効果の冷却システムを持つ単一結晶タービンブレード、新世代エンジン熱段陶瓷熱障塗擦(頑住吉注:全く意味分かりません。なお「陶瓷」はセラミックです)、低圧タービン装置の中空ブレード、合成材料のエンジンナセルなどである。

現在最も先に出現しているPD-14エンジンは主にMC-21-300とMC-21-200という2機種の旅客機に用いられ、現在すでに少なくとも35台のエンジンを生産する発注を受けている。

2011年2月、PD-14系列エンジンの核心機の統一核心技術検証機が初の試験を行った。2012年6月から、そのエンジン技術検証機は初の試験を開始した。

設計計画によれば、PD-14エンジンは2017年春に定型試験を完成させることになる。


 西側のエンジンは軍用に使えないですが、中国国産エンジンが間に合わない場合早期警戒機などに改装した旅客機にこのエンジンを使うという選択肢もあるのでは?

11月18日 

http://military.china.com/important/11132797/20151116/20757213.html


トルコが中国の紅旗-9ミサイル購入を取り消した内幕を明らかに:中国サイド、技術移転を拒絶

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「紅旗-9対空ミサイル」 なおこの記事の画像のキャプションは全てこれと同じです。)

【グローバルネット報道】 ドイツメディア11月16日の報道によれば、中国国家主席習近平とその他G20メンバー国指導者がトルコで新たなG20サミットに出席するのと同時にトルコ政府は、すでに中国から遠距離防空・対ミサイルシステムを購入する契約を取り消した、とした。

報道によれば、あるトルコ政府当局者はフランス通信社に、トルコが中国からミサイルを購入するやり方がNATOの同盟国の警戒を引き起こしたため、トルコ政府はこの金額数十億アメリカドルの契約を取り消し、かつ自らのミサイル研究開発プロジェクトを始動することを決定した、と教えた。

トルコの言行不一致の歴史

2013年9月、トルコ国防大臣はある声明の中で、中国精密機械輸出入社(CPMIEC)が競争入札に勝利し、同国初の遠距離防空・ミサイル防御システムの建設を請け負う契約を獲得した、と言明した。この決定はその西側の盟友の不満を引き起こした。アメリカとNATOの当局は、トルコと中国のミサイル防御システム領域での協力は武器システムの互換性および安全性方面の問題を引き起こすだろう、とした。

1年後、トルコ大統領エルドアンは、中国サイドとの談判で一致が達成できないため、トルコはフランスのユーロサム社と遠距離防御ミサイルシステム購入の具体的な事柄を協議中である、とした。ユーロサム社は2013年にトルコ政府の入札募集過程の中で中国精密機械輸出入社(CPMIEC)の34億アメリカドルという価格オファーに敗れ、第2位に位置した。

2015年2月、トルコ国防大臣イスマート アルマズは、同国は元々定められた計画に照らし34億アメリカドルの資金を費やして中国からミサイル防御システムを購入することになるが、このシステムはNATOのミサイルシステムに納入されることはないだろう、とした。数時間後、ある国防調達を担当する高層の当局者がそれにもかかわらず前面に出てはっきりさせ、まだ決してこの兵器購入案件につき最終決定をしていない、とした。

中国サイドが技術移転を拒絶したことが重要なカギ

関連の報道は、トルコ政府はNATOの盟友の圧力の下で長期にわたり最終決定をしていなかった、とする。しかも中国の会社が技術移転を拒絶したことは、双方の契約実行最大の障害だったという。

現在トルコ軍はミサイル防御システムを装備しておらず、防御の業務は暫時NATOの同盟国であるアメリカ、ドイツ、スペインが責任を負っている。近年来、トルコの隣国シリアは内戦に深く陥り、NATOの盟友の「パトリオット」ミサイル防御システムはトルコ本土がシリアから来るミサイルの攻撃を受けることを免れるよう保護している。


 中国が技術移転するということが判断の大きなポイントだったので、これでは話がダメになるのも無理はないですが、何故中国が当初するとされていた技術移転を拒絶したのかよく分かりません。

 世界各国の軍事費関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20151115/20753150.html


ロシア、中国の去年の軍事費は世界第2位だとする:アメリカに比べ5,000億アメリカドルあまり少ない!

【グローバル軍事報道】 ロシア衛星ネットモスクワ11月13日電 ロシア世界武器貿易分析センターは、2014年にロシアの軍事費支出は世界ランキング第5位で、支出金額はアメリカに比べ6,000億アメリカドル近く少なかった、とした。

このセンターの統計データは次のことをはっきり示している。「ロシアの2014年のアメリカドルをもって計算した軍事費支出ランキングはやや低下し、イギリスの後ろに落ち、世界第5位を占めた(ロシアは2013年イギリスを超えて第4位の位置を占めた)。これは非常に大きな程度上、2014年にルーブルの対ドルレートが下落したことと関係がある。」

資料は、ロシアの2014年における装備および軍事機械各方面の投入は639億アメリカドル近かったことをはっきり示している。

アメリカは6,542億アメリカドルの軍事費支出をもってはるかに先んじている。こうではあるが、ロシア世界武器貿易センターは、ワシントンの国防支出を大量に減少させる趨勢を指摘している。比較すると、2009年にアメリカの軍事費は7,574億アメリカドルにも達し、ほとんど当時の世界の軍事費の合計の半分だった。

2014年の世界各国の軍事費ランキングは次の通りである。中国(第2位、1,315億アメリカドル)、サウジアラビア(第3位、807億アメリカドル)、イギリス(第4位、658億アメリカドル)、ロシア(第5位、639億アメリカドル)、フランス(第6位、520億アメリカドル)、ドイツ(第7位、461億アメリカドル)、日本(第8位、460億アメリカドル)、インド(第9位、379億アメリカドル)、韓国(第10位、338億アメリカドル)。

2014年の全世界の軍事費の総額は1.65兆アメリカドルである。


 ただまあ中国の軍事費の不透明さが指摘されているので、単純にアメリカの約1/5、日本の約3倍ととらえるわけにはいかないでしょう。

11月19日

 中国の戦闘機関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20151113/20743130.html


陳虎:梟竜はすでに成功 殲ー31の「対外販売が研究開発を引っ張る道」が可能なことを証明

少し前ドバイで行われた国際航空展で、我々は次のような2つの情報を見た。1つ目は梟竜がすでに中国・パキスタン両国空軍の他の第3の国際ユーザーを取得したこと。もう1つの情報は、殲ー31がドバイ航空展に出現したことで、これは殲ー31の初めて出国しての国際航空展での公開、お目見えでもある。

表面的に見るとこれは2つの完全に独立した情報のようだが、実際には仔細に思案すればすぐに気づくだろう。すなわち、梟竜の出身と殲ー31の出身は非常に似ているのである。

梟竜最大の特徴はこの機種が決して中国軍をユーザーとして取得していないことで、この機は直接的に国際的ユーザーという基礎の上に建立され、国際協力という方式によって研究開発された高性能戦闘機であって、これは中国航空工業の歴史上初のことである。

梟竜は当初の研究開発過程の中で、特に国内ユーザーを取得していない状況下で、非常に多くの疑問の声があった。すなわち、中国軍でさえ装備しないのに、それでもこの機を装備する空軍があるのか? と。今日になると、梟竜はすでに完全にこの魔呪を打破し、この機は中国軍の主戦装備の序列に入れられていないが、それにもかかわらずパキスタン空軍の主戦装備になり、かつ相当に大きな生産量を取得している。現在この機はまたパキスタン空軍の他に、新たな国際ユーザーを取得した。このような情報は、この道がすでに完走され、成功したことを示している。

一方殲ー31の出身はまさしく梟竜と幾分似ており、現在まで我々はまだこの機が中国軍の主力戦闘機になるといかなる公式情報が語るのも見ていない。つまりこの機は決して中国国内の軍をユーザーとして取得してはいない。だがこのプロジェクトは依然研究開発中である。まさにこの原因のため、殲ー31も非常に多くの疑問の声を引き起こしている。中国軍が装備しないならば、どこで投資を取得するのか? このような専門に輸出に照準を合わせた研究開発の道を行くのはリスクが非常に大きく、成功できるのか? 今梟竜の成功の道は、殲ー31が同様にこの道を完走するかもしれないことを逆に証明している。言葉を換えて言えば、今日の梟竜の成功は、あるいは明日の殲ー31の成功になるかもしれないのである。

このような比較の他、我々はまだ次のことに気づく。ドバイ国際航空展で見た殲ー31はこの前国内で初飛行した、および国内航空展に出現した殲ー31に比べ、すでに小さからぬ変化があり、このことはこの研究開発計画が終始前に向け推進され、この機は技術検証期から徐々に機種研究開発期に向かいつつあることを説明している。梟竜が当時このような道を完走した以上、我々は殲ー31も同様にこの道を完走することができると私は信じる。

未来の国際先進戦闘機市場において、中国の主力製品に第4世代戦闘機がないのではダメである。そして殲ー31はまさしく我々に国際軍用航空市場で勝負が行える中国製第4世代戦闘機を具備させる。我々はこの機が梟竜同様にこの道を完走し、我々の航空工業にさらに前に向け一歩足を踏み出させ、我々に国際市場を照準する状況下で新型戦闘機を自主研究開発し、同時にこの種の戦闘機を生産、セールスできる能力を具備させることを期待している。


 梟竜がどこの国にどれだけ売れたのかも全く分からない状況下でずいぶんと希望に満ちていますけど、まあ殲ー31は現在のところ安価なステルス戦闘機というライバルが現在全く見当たらないので梟竜よりむしろ成功の可能性は高いと考えられるかもしれません。

 ミサイル搭載車関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20151111/20730053.html


解放軍最大のミサイル搭載車が明るみに 特殊なルートを通じてカギとなる重要技術を獲得

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「韓国連合通信社6月26日の報道によれば、国連の下に属する対北朝鮮制裁委員会は現地時間24日に対北朝鮮制裁実行状況に関する評価報告を発表し、報告の中では北朝鮮が2012年4月の『太陽節』閲兵の中で展示した神秘の弾道ミサイルに言及され、このミサイルを輸送するスーパー輸送車は中国が生産するWS51200型だと実証された。資料画像:国産WS51200大型特殊オフロード車。」)

我が軍用超大型重量搭載オフロード車が9月3日の抗日戦争勝利記念日の閲兵式で世の人に姿を見せた。極めて複雑な多軸系伝動システムと超大型動力装置の問題を解決する必要があるため、現在世界で少数の国しか生産できない。あるメディアは最近文章を掲載して、中国がこの技術の上で突破を取得したのは、特殊なルートを通じてベラルーシのミンスク牽引車工場のカギとなる重要技術を掌握したからだ、とした。

軍事専門家で、解放軍後方勤務学院の周徳栄教授は決して同意しない。科技日報記者のインタビューを受けた時、彼は特別に次のように指摘した。「この説はあまり正確ではなく、実際の状況にも符合しない。現代自動車製造業の発展から見て、いかなる国、いかなる技術が先進的な車両タイプも通常全て完全に独自の知的財産権を持つわけではなく、多項目の先進技術の集成、創新の産物である。全体的に言って、我が国の軍用超大型重量搭載オフロード車製造技術方面における自主創新能力は近年来大幅な向上を得ており、全体的技術レベルはすでに世界の先進グループ入りしている。」

軍用超大型重量搭載オフロード車、あるいは軍用超大型一体式装輪式オフロード車と称するものは、独立サスペンションシステム、タイヤの自動圧力調整システムを持つ超大型、多軸駆動、高機動特殊オフロード車両を指す。

「それは気温が非常に低い、気温が非常に高い、湿度が高い、海抜が高いなどの劣悪な環境下で運転するのに特別に適し、通常ロケットあるいはミサイル発射車のシャーシとして使用し、その性能の優劣は直接的に武器システムの輸送ないし発射の正否に影響する。」 周徳栄は、「だがこの車種の設計、生産には多くのカギとなる重要技術の解決を必要とするため、現在世界でロシア、ベラルーシ、アメリカ、中国だけが掌握している。」と語る。

(頑住吉注:2、3ページ目)北朝鮮に対し輸出された自走式超大型特殊オフロード輸送車

(頑住吉注:4ページ目)WS2900大型オフロード車のシャーシ


 まあ別にベラルーシから技術を手に入れたかどうかはこの際どうでもいいですが、北朝鮮に流出しないようにはしてほしいですね。

11月20日

 中国の無人機関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20151118/20772067.html


彩虹無人機の総設計師特別インタビュー:彩虹-5の性能が完全に明らかにされる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「彩虹-4無人機」 なおこの記事のキャプションは全てこれと同じです。)

11月17日、「尖兵の翼」無人機航空展がシンセンで行われ、航空展現場で中国航空宇宙空力技術研究所の彩虹系列無人機の総設計師である石文に対し特別インタビューを行い、航空展現場に展示された彩虹-3、彩虹-5、彩虹-802などの機種につき説明と理解を行った。

彩虹-3無人機は中国航空宇宙空力技術研究所が自主研究開発した中距離無人機である。この機は全幅8m、全長5.5m、離陸重量640kg、有効搭載荷60kg、最大搭載荷は100kgに達し得、AR-1地対空ミサイルが搭載でき、「偵察・打撃一体」能力を持つ。この機の巡航高度は3,000〜5,000mに達し得、最大上昇限度は6,000m、滞空時間は12時間に達し得、最大航続距離は2,400kmに達し得る。

石文総設計師は次のように説明した。彩虹-3無人機は10年あまり前に研究開発された機種で、軍用製品としてすでに多くの国に輸出され、国内民間用方面のものも比較的多い。この無人機はサイズが大きくなく、偵察任務執行時、5,000mの高空で連続12時間飛行でき、2発のAR-1ミサイルを搭載した後は6時間飛行でき、初の真に偵察・打撃一体を実現した国内の機種である。軍用領域の他、民間用領域方面でこの機は山地など複雑な地形で100mという超低空の地質調査任務が行え、かつ夜間超低空飛行能力を持ち、この超低空飛行能力は民間用方面の用途が非常に広いだけでなく、軍用の価値も非常にある。無人機のこの種の昼夜と超低空をまたぐ能力は、非常に多くの有人機が達成できないものである。石文総設計師は、彩虹-3は価格が高くないが丈夫で耐用性があるため、かつてある月の飛行時間が300時間近くになり、これは無人機領域では非常に高いものだ、と説明した。しかも無人機は夜間やよく知らない環境で恐怖感がなく、人が疲労する問題も存在せず、非常に大きな優勢を持つ。

今回の展示会現場にはさらに彩虹-5無人機が展示され、彩虹-5無人機は航空宇宙科学技術集団社の現在における偵察・打撃一体無人機の最新型で、彩虹-5は2015年8月に初飛行した。この機は離陸重量が3トンを超え、全幅は20m、重量搭載能力は1トン、壁を貫き通すレーダーを搭載し、もって建築物内の人や目標の追跡に便とすることができ、中国がアメリカの主導する中型軍用無人機レースに参加する最新の選手であり、この機は我が国が過去研究開発した同類無人機に比べ倍あまり大きく、外形寸法から離陸重量まで全てにおいて国際的に先んじた水準に到達している。

石文総設計師は次のように説明した。彩虹-5無人機はガソリンエンジンを使用して航続時間が40時間に達し得、将来動力の開拓展開を行った後は100時間に達し得る。中高度無人機として上昇限度は9,000〜10,000mに達し得、対外輸出バージョンの搭載荷は480kg、一方国内で使用するバージョンの搭載荷は800〜900kgに達し得、異なる設備をコンビネーションし、偵察・打撃一体、偵察、輸送などの機能の間の切り替えができる。彩虹-3に比べ、寸法でも性能でも非常に大きな向上があった。民間用方面でも非常に重要な応用がある。

彩虹-4に比べ、彩虹-5無人機の重量搭載能力は2.5倍に向上し、翼の下により多くの武器が搭載でき、設備コンパートメントにも少なからぬグレードアップがある。

彩虹-3や彩虹-5の他、現場にはさらに彩虹-802小型超近距離無人機が展示された。この機は電動の手投げ式無人機で、滞空時間は1時間あまり、特殊兵偵察チーム用とすることができる。この機は全カーボンファイバー構造を採用し、機全体の質量は6.5kg前後しかなく、全負荷システムもたった10kgである(頑住吉注:入れるケースや遠隔操作する装置などフルセットで10s、ということでしょう)。偵察、地質調査などの任務が行える。彩虹-802の機首は異なるモジュールに交換でき、これには昼間光ビデオカメラ、赤外線ビデオカメラやカメラなどの選択項目があり、異なる任務を根拠に、異なる設備に換装できる。


 高性能化、大型化、バリエーション展開共に進んでいるようですね。

 中国・タイ空合同演習関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20151117/20765269.html


中国・タイ戦闘機合同訓練にはどんな特徴があるのか:中国戦闘機、ベトナムのスホーイー27を模す

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国・タイ両軍の空軍航空隊、タイ空軍ナコーンラーチャシーマー基地でコードネーム『鷹撃-2015』の合同訓練を行う」 なおこの記事のキャプションは全てこれと同じです。)

中国空軍スポークスマン申進科上佐11月11日発表の情報は、中国・タイ両国空軍航空隊は11月12日〜30日、タイ空軍ナコーンラーチャシーマー基地でコードネーム「鷹撃-2015」の合同訓練を行う、とした。軍事専門家である滕建群は中央テレビ「今日の関心」のインタビューを受けた時、「鷹撃-2015」は正常な年度性の訓練で、中国・タイの軍事領域における協力も体現するし、中国の近年におけるASEAN諸国と軍事協力を行う大きな趨勢をも体現しているし、我々に中国空軍がどんどん国際的になるのも見せる、とした。申進科上佐は、今回の合同訓練の主旨は両国空軍航空隊の相互学習と理解の増進、中国・タイ両軍の実務的協力の深化、相互信頼と友情の増進にある、とした。

今回の中国・タイ空軍の演習参加装備は、中国サイドは殲ー11戦闘機を出動させ、タイサイドは「グリペン」戦闘機だった。この2機種の戦闘機が同じ場で競技することにはどんな見所があるのか? 滕建群は、「グリペン」はスウェーデンによって研究開発された第3世代軽戦闘機で、この機はコストが低く、用途が多く、単価がおよそ4,000から6,000万アメリカドルの間で、対地偵察もできれば空中格闘もできる、とした。タイ空軍はすでに1個「グリペン」戦闘機中隊を装備している。中国空軍の殲ー11戦闘機は重戦闘機に属し、タイ周辺のいくつかの国も類似の戦闘機を装備しており、例えばベトナムのスホーイー27やスホーイー30、インドのスホーイー30などである。


 別にタイはベトナムともインドとも深刻な衝突の危機があるわけではないですし、中国が問題を抱える国の中にもグリペンを持った国はないはずですが、互いに自国の戦闘機や飛行員のレベルを知るにはいいチャンスかもしれません。

11月21日

 ロシアの「戦略核魚雷」関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20151117/20765943.html


ロシア軍の巨大型核魚雷、あるいは中国に輸出されるか 1万km潜行してアメリカの沿岸を攻撃可能

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:ロシアのテレビ番組の中に明らかにされた『STATUS-6』核魚雷」)

ロシア衛星ネット11月13日の報道は、ロシア大統領ニュース秘書ドミトリー ペイスコフは、ロシアサイドはいくつかのテレビ局でかつて大統領軍事会議の秘密に関わるシステム「STATUS-6」が報道されたことを確認した、とした。この問題につき、ロシア戦略・技術分析センターの専門家ワシーリ コーシンは、「衛星ネット」のために特別の評論をした。

ロシアのテレビ局の番組の中に、ロシアが研究開発する新式核兵器システムのページがほんのちらっと映った。「STATUS-6」と呼ばれる巨大型戦略魚雷である。描写の中からは、この魚雷が沿岸の都市や施設に対し核攻撃が行えることが見て取れる。魚雷の潜行距離は非常に長く、およそ1万kmである。

この前、プーチン大統領はロシアがいかなるミサイル防衛システムも無駄にする武器を研究開発中であることに言及した。実際から見て、核魚雷の研究開発はまだ初期段階にあり、その生産も2025年より早くはないだろう。現在まだ設計、構造のカギとなる重要部分ははっきりせず、その中には動力装置が含まれる。この魚雷は建造中の「ベルゴロド」および「ハバロフスク」級潜水艦によって搭載される。

この魚雷の創意自体は決して新鮮なものではない。ソ連の著名な科学者で、政治異端者だったアンドレイ サハロフは1960年代初めにT-15戦略核魚雷プロジェクトを支持した。この魚雷は最大でTNT100メガトン相当にも達する威力の核弾頭が配備できるものだった。考えられているところによれば、この爆発力は沿岸の都市の津波による破壊を引き起こすに足りた。冷戦たけなわの時、ソ連指導者さえもこの考え方は恐ろしすぎると考え、このため実施されていない。今回の「STATUS-6」魚雷プロジェクトは爆発力がずっと小さいが、より隠蔽性と遠距離航行能力を持った武器システムかもしれない。

アメリカのミサイル防衛システムに対するいかなる投資も対応し難いこの新式水中武器が形成する脅威は全く疑いの余地がない。理論から言えば、この装備は発見されかつ破壊され得る。だがこのためにはあらゆる海岸に巨資を投じて対潜システムを建設する必要がある。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「ロシアのテレビ局が意外にも明るみに出した巨大型絶対秘密武器:STATUS-6」です。)

「STATUS-6」は大陸間弾道ミサイルに類似した遠距離打撃能力を持ち、かつ現有の条約あるいは核兵器抑制・削減に関する文書の制限を受けない。現有の国際法から見て、この魚雷は核弾頭がない状況下で自由に輸出できる。原則的に言って、ロシアサイドはこのシステム(核弾頭なし)を自らのパートナーに譲り渡すことができる。例えば中国やインドである。何故ならロシアの主要な都市は大陸の深いところに位置し、岸辺の都市も多くは密封式の海洋、例えばバルト海、黒海の岸辺だからである。つまり、ロシアがこの武器を輸出することで、自身は何の傷害も受けないだろう。

また理論的に言って、この種の若干日、甚だしきに至っては若干週を必要としてやっと目的地に到達できるシステムは、それを戦備状態から撤退させることができる。衝突開始の際、つまり核戦争段階に至っていない時に魚雷を発射することが完全にあり得る。このようにすれば、衝突が解決した状況下で魚雷に自壊を命令する希望がある。

(頑住吉注:3ページ目)ロシアのテレビ局が絶対秘密の核魚雷を『漏洩』する3時間前 (頑住吉注:プーチンと握手しているのはショイグ国防大臣ですね。)


 この兵器は確かに防ぐことが難しそうですが沿岸しか攻撃できず、つまりアメリカの報復核攻撃を受けずに済む可能性はないわけで、また核戦争に至らない段階で発射して様子見しようとしてもそれが相手にキャッチされたら核による報復攻撃を受ける、あるいはそこまで至らなくても国際的に非常に不味い立場に追い込まれることが考えられ、よく考えたなと思う反面疑問も多いです。

11月22日

 日本関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20151119/20780874.html


日本、超音速対艦ミサイル試射を計画 あるいは中国の052Dイージス艦に照準を合わせるか

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「日本の自衛隊のテスト用F-2 501号機が先日2発のXASM-3模擬弾を搭載してお目見え」)

日本メディアの報道によれば、日本の防衛省関係者は最近、日本は2016年度に新型空対艦ミサイル「XASM-3」の実弾発射試験を行うことを研究しつつある、と明らかにした。軍事専門家の李莉は中央テレビ「今日の関心」のインタビューを受けた時、これは単純な超音速ミサイル試験ではなく、実際には大型水上艦艇の攻撃に照準を合わせたもので、しかもこの種の攻撃には明確な指向性がある、とした。

関係者の明らかにするところによれば、日本の防衛省技術研究本部(現・防衛装備庁)と三菱重工社は2010年度から「XASM-3」の研究開発を開始し、費やした資金の総額は300億円(約15.5億人民元に相当)を超え、来年研究開発は完成する見込みである。防衛省は「XASM-3」を航空自衛隊のF-2戦闘機に装備することを計画している。

報道は、試射が行われる計画の空域は「G空域」と呼ばれる新潟県佐渡島から島根県隠岐諸島の上空である、とする。日本の防衛省はさらに試射の中で退役した海上自衛隊「しらね」号護衛艦を標的艦とすることを計画している。1977年から1979年および1990年から1992年の期間、「G空域」ではかつてミサイルの実弾発射試験が行われたことがある。

ミサイルの試射はあるいは中国の052D型水上艦艇の攻撃に照準を合わせているか

「XASM-3」は進攻性が非常に強い超音速対艦ミサイルであるとされる。軍事専門家の李莉は、超音速ミサイルは決して絶対迎撃できないわけではないが、迎撃の難度は非常に高い、とする。日本の防衛省は事前にミサイル試射計画を発表しており、尋常なことではない。何故なら日本の平和憲法の規定によれば、日本は進攻性の武器を持つことができず、例えば遠距離爆撃機、地対地弾道ミサイルなどである(頑住吉注:言うまでもないですがそれは解釈で、憲法には防御用の兵器なら持てるなんて全く書いておらず、少なくとも理論的には「進攻性の武器」も持てるという解釈もあり得るわけです。まあこの場合「進攻性の武器」ではないと主張するでしょうが)。1970年代、アメリカは当時ソ連海軍の南下に防備するため、日本が「XASM-1」型亜音速空対艦ミサイルを研究開発するのを許した。日本はこの機を借りてこの種のミサイル研究開発の基礎を具備した。現在まで発展し、この系列のミサイル最大の変化は速度が非常に大きく増加したことに他ならない。しかもこのミサイルは主に戦闘機に搭載され、前線配備し、快速打撃が実施できる。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「XASM-3は日本が研究開発する次世代空中発射対艦ミサイルで、速度はマッハ3、最大射程は150kmである。2016年に初の実弾標的射撃を完成させた後、航空自衛隊入りして就役する見込みである。」です。)

李莉は、この武器の将来の試験のシナリオは非常にデリケートで、退役した「しらね」級護衛艦を標的艦とする、とする。この護衛艦は満載排水量7,000トン前後、全長150mあまりで、中国海軍が現在装備する新世代052D型駆逐艦とほとんど同一の寸法である。このため、日本の「XASM-3」対艦ミサイル試験は単に超音速武器試験だというだけではなく、その攻撃目標は明確に大型水上艦艇を指向している。

日本の進攻性武器の生産と試験がどんな種類の段階に到達しているのかに言及して李莉は次のように言った。日本が近年来配備する地対艦ミサイルは全て空対艦ミサイルを基礎に研究開発されてできたものである。もし日本の空対艦ミサイルの技術性の飛躍が出現したら、同時にその地対艦ミサイルの進歩をも引っ張るだろう。両者は相互に関係しているのだ。日本のあらゆる地対艦ミサイルは重要航行ルート付近に配備され、重要航路周囲に巨大な通常兵器による脅威を形成し得る。地対艦ミサイル技術の突破と共に、日本は地対艦ミサイルに頼って防御を形成するだけでなく、より多いのは進攻の態勢である。

地域の軍備競争は引き起こさないだろう 中国はとっくに装備

日本による海空の攻撃性武器の研究開発が当地域の軍備競争を引き起こすか否かに言及した時に軍事専門家の尹卓は、このミサイルは軍備競争の牽引作用を形成しないだろう、とした。超音速対艦ミサイルは新技術ではなく、アジア太平洋地域の少なからぬ国はすでに装備していて、およそキロ級潜水艦を導入した国は基本的に全てこの攻撃能力を具備している。いくつかの国はさらに全過程超音速の対艦ミサイルで、例えばロシアである(頑住吉注:そうでないものは亜音速で巡航し、末端で加速して超音速になる、というタイプですね)。中国もとっくにこの種の武器を装備しており、射程は日本の「XASM-3」を超える。だが日本にとって、自ら研究開発を行った超音速対艦ミサイルの試射はそれにもかかわらず重大な突破であり、これは日本が進攻性の高い武器を研究開発することに対しシンボリックな意義がある。アメリカ海空軍は現在まだ超音速対艦ミサイルを装備しておらず、もし日本が率先して装備したら、このことは日本が一定程度上すでにアメリカのコントロールから離脱していることを説明する。(黄子娟)(人民ネット)


 「日本が危険な動きをしているから警戒しなくてはいけない」というのと「中国の兵器の方が凄いからたいしたことではない」というのを同時に主張しなくてはいけない書き手の苦労がしのばれます。

 ロシアの小火器関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/11/19/017945539.shtml


ロシア武装部隊、間もなくMDSRスナイパーライフルを受領へ 性能はSVDを超える

中新ネット11月19日電 中国国防科学技術情報ネットの報道によれば、ロシアのカラシニコフグループが製造するMDSRスナイパーライフルはすでにロシア武装部隊への引き渡し許可を得ている。

MDSRスナイパーライフルは広範に使用されるSVDスナイパーライフルの改良型で、基本型の銃に比べ、この銃はより短いバレルを配備しかつ充気管の形状を変更している。照準具はバレルと充気管の連結部分に装備され、この照準具は前には消炎器の前面に装備されていた。

MDSRスナイパーライフルは制式のMIL-STD-1913ピカティニーレールを配備し、レール上には照準設備が取り付けられる。この銃は基本型SVDスナイパーライフルのバレル延長部分左側に装備された照準具アクセサリーを留保しており、かつ着脱式バイポッドおよびゴムが付属したバットプレート、補償器、チークピースが付属したスケルトンストックを配備する。肉厚のバレルは近距離での密集した射撃を確保でき、主に7.62mmx54R制式弾薬を発射する。

この銃はガスオペレーション式作動原理と自動化された操作コントロールを採用し、空虚重量5.3kg(照準具とバイポッド含まず)、SVD小銃のマガジンをそのまま用い、装弾数は10発、この銃が配備する光学照準具の作用距離は1,300m、有効発射速度は毎分30発である。(リュージン)


 何だかよく分からん部品名が多いですがまあそれはたいしたことではなく、ロシア軍の新たなスナイパーライフルはドラグノフの小規模改良型に過ぎないということですね。ここのところヨーロピアンスタイルのボルトアクションスナイパーライフルを導入する動きがあったのでその方向に行くのかなと思ったんですが必ずしもそうはならないようです。

 ちなみに検索しても

http://n10.cmsfile.pg0.cn/group2/M00/1D/B6/Cgqg2lZNyYqACDs_AAM-SPwGaFE438.jpg

 画像はこれしか見つかりませんでした。これを見ると変更箇所はごく限定的のようですね。






















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