コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその162

12月7日

 中国の強襲揚陸艦関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20151205/20878965.html


中国の未来の強襲揚陸艦の航行速度は日本のいずも級よりはるかに低くなる!

最近メディアは次々に「上海市経済および情報化党建網」今年6月発表のあるプロパガンダの文章「滬東重機工会、『重機ブランドを育て、重機軍魂を作り上げる』軍品労働競技動員大会を開催」との文章を転載し、文中では同社が我が国の強襲揚陸艦のためにメインエンジンを研究開発中であり、機種は16PC2-6Bであることが明らかにされている。上海滬東重機公式サイトの資料によれば、このエンジンの定額出力は12,000キロワットである。これにより推断すると、中国の新世代強襲揚陸艦のトン数は4万トン近く、航行速度は20ノット以上かもしれない。

昨日、国内メディアは次々に中国の強襲揚陸艦のメインエンジンの機種に関する情報を転載し始め、調査によるとこの報道の情報源は「上海市経済および情報化党建網」が今年6月15日に発表したあるプロパガンダの文章である。メディアが大量に転載した後、このウェブサイトはすでにこの文章を削除しているが、現在依然キャッシュからこのウェブページの内容を調べることができる。

この文章の中では、「社が研究開発する16PC2-6Bは主に国家の強襲揚陸艦プロジェクトに用いられ、フランスの『ミストラル』号、日本の『いずも』号などと同類型の船のメインエンジンに対抗しようとするもので、任務は非常に困難、意義は重大で、滬東重機が海軍のために恒久的な動力を提供する企業責任を体現している。一方12MV390の研究開発、生産は社自身の開発の需要で、何世代かのエンジン製造人の夢を乗せており、滬東重機の代々伝承される技術の目撃者でもある。」と言及されている。

滬東重機有限会社公式ウェブサイトの製品性能表によれば、16PC2-6BディーゼルエンジンはフランスのPIELSTICK社の技術を導入して生産される中速大出力ディーゼルエンジンで(頑住吉注:またフランスか)、このエンジンのシリンダー径は400mm、ピストンストロークは500mm、回転速度は毎分600回転、単一シリンダーの出力は750キロワット、シリンダー数は16で、最大持続可能出力は12,000キロワット(約16,000馬力)で、重量114トンである。

中国海軍で現役の903型総合補給艦と071型ドック上陸艦も同系列のエンジンを採用しており、それぞれ16PC2-6および16PC2-6MPC型で、このうち出力がより大きい16PC2-6MPCの出力は8,800キロワット(約11,000馬力)である。

071型ドック上陸艦のトン数は約25,000トン、最大航行速度は約25ノット、4台の16PC2-6MPC型エンジンを装備している。

(頑住吉注:これより2ページ目)

これに照らし推算すると、中国の新型強襲揚陸艦のトン数は4万トン近く、最大航行速度は20ノット以上のはずである。

文章の中で言及されている2種の超越する目標であるフランスの「ミストラル」級強襲揚陸艦のメインエンジンも4台で、このうち3台はフィンランドのバルチラ社の16V32型ディーゼルエンジン、1台あたりの出力は6.2兆ワットである。第4台目はバルチラ18V200補助エンジンで、出力は3兆ワットである。この艦は電気駆動を採用し、2台の出力7兆ワットのイギリスのロールスロイス社が製造するモーターによって駆動される。この艦の満載排水量は21,300トン、最大航行速度は18.8ノットである。

一方日本の「いずも」級ヘリ母艦の満載排水量は27,000トンで、動力は4台のゼネラルエレクトリック社のLM2500IECガスタービンエンジン駆動で、4台の出力は84,000キロワット(11万馬力)に達し、最大航行速度は30ノットに達し得る。

一方アメリカのLHA-6「アメリカ」号強襲揚陸艦の満載排水量は46,000トン、動力は2台のガスタービンエンジン、合計70,000馬力で、最大航行速度は22ノットである。

以上のこうしたデータからは、中国の強襲揚陸艦はフランスの「ミストラル」級、日本の「いずも」級に比べ動力システム方面で比較的大きな差異があり、一方「アメリカ」級強襲揚陸艦には比較的近いことが見て取れる。

この中の原因は次のところにある。フランスの「ミストラル」級はそれ自体多機能性に重点を置き、航行速度に対する要求は高くない。一方日本の「いずも」級は実際には「艦隊のヘリ母艦」であり、駆逐艦・護衛艦隊と高速航行することが必須で、同時にまた必ずしも上陸任務は担わず、このため全体的に高速性能のために最適化することができたのである。一方アメリカの「アメリカ」級はアメリカが長年強襲揚陸艦を使用して海外遠征を行ってきた経験を総括した作で、遠洋に向かう中国海軍にとって、最も参考にする意義を持つと言える。

この前のある噂は、中国の新型強襲揚陸艦は満載排水量が37,500トン前後であるとしていたが、今回明らかにされた関連の情報から見て、この情報には一定の根拠がある可能性が高い。


 エンジンの出力だけで排水量が推測できるもんなんでしょうか。同じ出力でも排水量を小さめにして速力を上げるとかいう選択肢はないんですかね。

 ロシアの巡航ミサイル関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/12/05/017980520.shtml


ロシア軍の巡航ミサイル、IS打撃により名声が大いに轟く 一部のパラメータが明るみに

【「透視ロシア」記者アレキサンダー ウェイシニン】 ロシアとアメリカは世界で2つだけのフルセットの巡航ミサイル生産技術を持つ国である。

10月7日、カスピ海海域に位置するロシア軍艦上から発射された巡航ミサイルがテロ組織ISのシリア国内に位置する軍事施設に命中した。ミサイルは2つの国の領空を1,500km近く飛行した後、正確に目標に命中し、偏差は2mを超えなかった。分析者は、今回の攻撃の目的はロシア軍の軍事技術力量をデモンストレーションすることだ、と指摘する。ロシアがこの種の武器を持つことは一大ニュースとなり、このことは不可避的に世界の大国の軍事計画を改変することになる。ロシアの「クラブ」巡航ミサイルはこれまで人に知られることが少なかったが、今では名声が大いに轟いている。

「クラブ」ミサイルの技術戦術性能は国家機密に属し、我々はその輸出型の中から一部のパラメータを了解するしかない。だが輸出型は明らかにロシア軍が装備するタイプに遜色があるだろう。エンジンと戦闘部を加えると、ミサイルの全長は8m、重量は約2トン、飛行速度は音速の数倍で、時速3,000kmに到達する。輸出型の射程は300kmを超えないが、カスピ海での発射はその実際の射程が2,500kmを超えることを証明した。これにより、ロシア製ミサイルの技術戦術性能がアメリカで最も強大な「トマホーク」巡航ミサイルに劣らないと判断できる。本文は「グローバル時報」に掲載されたもので「透視ロシア」特別掲載、内容は「ロシア報」による提供。


 輸出型はいわゆるモンキーバージョンにしても国内版の1/8以下とは射程の差がひどすぎますね。

12月8日

 スホーイー35関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20151205/20878467.html


ロシア、中国に販売するスホーイー35のレーダーの性能を明らかに:90kmの距離でF-35を発見できる

【「透視ロシア」特約記者アレキサンダー ケローコフ】 ロシア最大の技術企業であるロシア技術社社長のSergey Chemezovは11月19日、ロシアと中国はすでに24機の第4++世代戦闘機に関する大規模契約を締結し、契約の総額は20億アメリカドルにも達する、と言明した。

双方は2008年からもうすでにこの契約に関する討論を開始していたが、ロシアサイドの当局者のこの声明は依然人をすこぶる意外に感じさせる。何故なら双方の間では技術や財務問題で談判がすでに約7年の時間行われてきており、現在達成されたとのこの結果は、双方が相互に妥協したのではなく、外部情勢の要素の影響を受けた、あるいは最もあり得るのはこの2種の原因が総合して至らしめたところである、ということを説明している。

外的要素があるいは重要な影響を生じさせたか

アメリカがアジア太平洋地域でのプレゼンスを強化する、および日本が軍備計画を強化する背景の下に、中米間の南海における衝突の激化が、外部情勢が影響を生じさせたことに関する第1の可能性である。この状況下で中国人民解放軍空軍は素早く戦闘力を向上させる緊迫した任務に直面し、その中には海域パトロール任務が含まれる。「スホーイー35」購入は、その最も快速、有効な解決方案である。飛行機の設計者の説明によれば、「スホーイー35」と第5世代戦闘機との差異は超音速巡航およびステルス機能を持たないところにしかなく、中国がこのロシア製過渡型戦闘機を持てば、すぐに日本空軍が間もなく装備する最新型「F-15」甚だしきに至っては「F-35」戦闘機に対抗する能力を持つことができる。

2つのサブタンクを外部搭載すれば、作戦半径が4,500kmに達し得る「スホーイー35」戦闘機はローテーション方式で南海に対し絶え間ないパトロールを行うことができる。短い滑走路での発着能力もこの戦闘機の相当に重要な特徴で、必要な時中国サイドは南海の人工の島嶼上にこの戦闘機を配備し、衝突発生時にはこうした島嶼を「固定空母」として利用することができる。中国最新型第5世代戦闘機「殲ー20」や「殲ー31」の生産はまだ初歩段階にあり、このため「スホーイー35」は現在「殲ー10」や「殲ー11」の有効な補充になり得る。

(頑住吉注:これより2ページ目)

ロシアの開発の成果を見てみる

メディアの報道によれば、中国サイドがロシア製戦闘機上に中国の航空電子設備を装備することを要求した問題は、かつてこの交易を阻害する主要な障害だった。だがこれが南海海域のパトロールに必須な戦闘機のレーダーシステムに関わることはあまりありそうにない。中国の「スホーイー35」上に配備される「Irbis-E」レーダーは現在世界で最も強大な機載レーダー制御システムで、90kmの範囲内で「F-35」のたぐいの戦闘機を発見することができる。中国の軍事専門家である劉林川は「グローバルネット」記者のインタビューを受けた時、「Irbisレーダーは先進技術を含み、まずは先進的なソフトウェアのアルゴリズムである。ロシアの設備は往々にして非常に荒削りに作られているが、それにもかかわらず良好な使用性能を持つ。」と指摘した。彼の説明によれば、近年来中国の技術者は機載レーダー研究開発方面で顕著な進展を取得したが、「依然同業者の開発成果を興味深く見ている」。また中国の技術者は、ロシアの「117S」型エンジンも相当に興味深く見ている。その改良型製品は第1段階エンジンとして第5世代戦闘機である将来戦術空軍戦闘複合体(T-50戦闘機)に装備され、この事実はこの動力装置の技術が非常に先進的であることを証明している。第5世代戦闘機を自主開発する中国にとって、ロシアの経験は非常に参考にするに値すると言える。

ロシアサイドの憂慮と希望

ロシアは当然自らの技術を外に出すことを希望せず、しかも国際武器市場の中国との日増しに激化する競争および金儲けの願望の中でバランスを探求することを企図している。このようにして直面するのは販売数の問題に他ならない。24機というのはロシア空軍が装備する「スホーイー35」の数の半分である。同時に20億アメリカドルという価格にも相当に見るべきものがある。比較すると、ベネズエラがロシアと契約価格約4.8億アメリカドルの12機の「スホーイー30」購入の件につき談判を行っていることはずっと小さいことが目立つ。「スホーイー35」は技術の上でベネズエラに販売される「スホーイー30MK2」より優れているが、倍という価格差は多くの問題をも説明し得る。ここで言っているのは決して単に24機の武器、予備部品、地上設備を配備する飛行機だけではなく、一定程度上の技術移転である。

これと同時に、政治的要素もロシアにとって相当に重要である。ロシアの国家指導者は意識的に中国と技術公開方面で関係を近づけており、中国をこれにより軍事戦略の盟友とし得ることを希望している。またロシアサイドのもう1つの重要な考慮は、「スホーイー35」のその他の国に対する輸出を刺激することの希望である。軍事工業市場の影響から見て、これは全く新しい製品で、実力ある新たな顧客を探求する必要がある。中国は非常に大きなこの戦闘機の普及加速の作用を果たすことができ、例えばインドネシアに対し輸出し、その時代遅れのアメリカの「F5タイガー」式戦闘機に取って代わらせるのである。ここで指しているのはロシアがインドネシアに輸出する32機の飛行機の注文である。本文は「グローバル時報」に掲載されたもので「透視ロシア」特別掲載、内容は「ロシア報」による提供。


 F-35のステルス性は機密にされているはずで、このレーダーでなら90kmの距離で発見できるとか断言できないのでは。

12月9日

 南北朝鮮関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/12/07/017983344.shtml


韓国、ステルス無人機を研究開発し北朝鮮の火砲に対応 韓国軍の歴史上初のこと

【グローバル軍事報道】 北朝鮮の無人機はすでに韓国の「心腹大患」(頑住吉注:ぴったりの訳語思いつきませんけど意味は分かりますよね)となっており、このため韓国軍は「歯には歯」を準備している。韓国連合通信社6日の報道によれば、韓国は高空ステルス無人機を研究開発し、もって北朝鮮の遠距離火砲陣地や移動式ミサイル発射装置に対し打撃を行うことを準備している。また韓国軍はさらに、来年研究が完成する計画の31項目の国防創新課題を選定し、この中には小型無人機を使用して重要施設に対し監視コントロールを行うシステムが含まれ、これは韓国軍の歴史上まだ初めてのことに属する。

報道は、北朝鮮軍のレーダーの探知計測をかわすため、韓国のステルス無人機は流線型の設計を採用し、ステルス材料を塗装し、北朝鮮軍の高射砲(頑住吉注:対空ミサイルではなく高射砲ってところが北朝鮮らしいですが)の有効射程外の高空から、韓国の首都圏に脅威を及ぼす北朝鮮軍の遠距離火砲や「スカッド」、「ノドン」、「テポドン」などのミサイル発射車に対し打撃を行うことができる、とする。韓国軍関係者は、米軍の無人機のミサイルを発射する模式とは異なり、韓国軍の未来のステルス無人機は「自殺式攻撃」を用いて北朝鮮のミサイル発射車、掩体や洞窟の中に隠蔽された遠距離火砲陣地など大型目標を奇襲する、とする。またこの無人機は音響および赤外線センサーを内蔵するスマート対装甲弾薬も搭載でき、分散した小型目標の破壊に用いる。韓国国防科学研究所は3.8億ウォン(約210.9万人民元に相当)を投入し、来年ステルス無人機戦術システムの概念設計完成を勝ち取り、かつ2017〜2019年に応用研究を行う計画である。また軍事施設無人監視システムは高性能ビデオカメラを搭載した小型無人機を使用し、韓国軍施設を昼夜監視し、許しを経ずに接近する疑わしい人員を識別することができる。

韓国YTNテレビ局6日の報道は、現在北朝鮮は三十八度線の最前方に、射程が40kmを超える各種遠距離火砲を配備し、その数は2,000門を超える、とした。特に北朝鮮が今年9月の閲兵式で公開展示した300mm口径ロケット砲は、その射程が200kmにも達し、韓国陸海空軍本部の所在地である鶏竜台さえも打撃できる。韓国国防安全保障フォーラムの研究員である楊旭は、韓国軍が今回研究開発するステルス無人機は、実際には北朝鮮の火砲の脅威に照準を合わせた非対称武器と見なすことができ、将来戦事が勃発した時、必ずや重要な作用を発揮することになる、とする。韓国軍は、現在北朝鮮にはこのステルス無人機を撃墜できる技術や武器装備はないと考えている。


 前例のないタイプの兵器になりそうですけど韓国に開発できるんでしょうかね。

 ロシア空軍関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20151203/20868253.html


ロシア軍の切り札武器はS-400ミサイルに比べよりトルコを恐怖させる

「今日のロシア」ウェブサイト11月27日の報道によれば、ロシア軍はすでにS-400対空ミサイルをシリアに運び込みかつ実戦配備を行っており、輸送任務はアントノフー124-100大型遠距離輸送機によって担当された。このような短時間内に迅速にS-400を最前線まで配備することと、ロシア空軍の強大な戦略空輸投入能力は密接不可分である。

一定程度上から言って、この種の快速遠距離大型装備投入能力は、同様にロシア軍の戦闘力と威嚇力を生む重要な源泉であり、ロシアの軍事大国としての地位を支える「切り札」と称するに堪える。事実、トルコ上層部が非常に早く態度を軟化させたことは、まさにロシア軍の快速反応と非常に大きな関係がある。「戦わずして人を屈服させる兵法」は当然用兵の良策であるが、この目的を達成しようとすれば、主要な条件は「兵は神速を貴ぶ」に他ならない。兵が城下に臨んでこそ己サイドに有利な城下の盟が締結できる。このような道理を、プーチンおよびその幕僚ははっきり理解している言うべきである。

試しに考えてみよう。もしロシア軍がのろのろと1、2週間、ないし何ヶ月かの時間を費やしてやっとS-400の配備を一定の状態に到達させたら、その威嚇効果は必然的に大いに割引になる。ここで我々は海運方式でS-400を輸送するのにどのくらい長い時間を必要とするか比較してみてもよい。国際海運航行ラインによれば、クリミアからシリアのラタキア港まで輸送するには、海上航程が2,200kmを超え、ロシア軍の現役である蟾蜍級上陸艦の標準航行速度18ノット(毎時33km)をもって計算すると、合計で約3日の時間を必要とし、これにはまだロシア軍がS-400ミサイルシステムを陸路輸送する時間を算入していない。しかも中途でボスポラス海峡を経るため、トルコの妨害を受ける可能性がある。

以下今回の空輸の主力、アントノフー124「ルスラン」(ロシア民間伝説の中の戦士)大型輸送機を簡単に紹介する。この機はアントノフ設計局によって1980年代に研究開発され、1986年に正式に投入され就役した、世界で2番目に大きい輸送機である。「ロシア飛行機ネット」提供のデータによれば、全部で55機生産された。

アントノフー124-100M-150型は全長69.9m、全幅73.3m、最大離陸重量405トン、貨物室の最大搭載重量は230トン、その巡航速度は時速850km、100トンの貨物を搭載した時、最大航続距離は7,500km、150トンの貨物を搭載した時は最大航続距離が3,200kmである。この機種は1980年代後期に登場したので、その航空電子設備はより早い時期のロシア(ソ連)製実戦機に比べやや先進的だろう。アントノフー124は6人制の機クルーを採用し、その他に1名の貨物積み卸し員が加わり、コックピットは上層キャビンに配置されている。

アントノフー124のメイン貨物室の寸法は長さ36m、幅6.4m、高さ4.4m、容積1013.76立方m、搭載重量は150トンに達し得、離陸重量は405トンに達する。この指標はアメリカのC-17の2倍、C-5の1.25倍、アントノフー22の1.875倍である。貨物室前後のハッチには液圧装置による開閉を採用し、それぞれ7分間、3分間以内に開くことができる。貨物室のスペースが非常に大きいので、アントノフー124は普通の飛行機の機体、化学工場の施設など大型貨物を搭載、輸送することができる。


 中国が大型輸送機を開発しようとするのも周辺国に対しこういう効果を発揮させたいからなわけですね。

12月10日

 中国の潜水艦関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20151202/20861120.html


時速3km:中国最新潜水艦の水中航行速度が低いのは決して性能が良くないのではない

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:中国の潜水艦」 なおこの記事のキャプションは全てこれと同じです。)

11月30日の解放軍報の文章は、海軍南海艦隊某潜水艦支隊が「信仰の光が深海の大洋を明るく照らす」(頑住吉注:中国語の「信仰」には宗教的なものではない「信奉」という意味もあります)をテーマとする党課講稿を発表し、この支隊の372潜水艦は去年潜航が突然「掉深」(頑住吉注:深いところに落ち込む?)に遭遇したため、素早く反応して潜水艦を救い、中央軍事委員会によって一等功が授与された。文中ではさらに全軍の優秀指揮将校に言及され、支隊の教練艦長である曾棟良は潜水艦内でいろいろ苦労すること20年あまり、累計で海に出ること2,000日あまり、水中航程5万海里あまりである。

もし海に出る日数が2,000日ならば、その中の1/3は水上航行、2/3の時間は水中航行で、水中の総航程は5万海里である。ならば次のように推算できる。我が軍の通常潜水艦の毎昼夜24時間の平均水中機動速度は37.8海里で、ならば平均水中航行速度は1.57ノットである(ノットは海軍の速度の単位で、毎時1海里航行するのが1ノットで、時速約1.85kmと等しい)。およそ時速2.9kmの航行速度に相当する。

ならば水上の軍艦の平均航行速度はどのくらいなのか。我々は1つの例から結論を出す。2014年6月、中国海軍北海艦隊のミサイル護衛艦528綿陽艦、565葫芦島艦、補給艦の洪沢湖艦が組成する遠海戦備パトロール艦隊は、19昼夜5,500海里の航行を経て、西太平洋海域の遠海戦備パトロール任務を完成し、帰投途中日本の大隅海峡に入り、日本本土からの距離はたった8海里だった。19昼夜で5,500海里航行し、平均航行速度は12ノットである。また例えば海軍の053H1G江門艦は、かつて南中国海で戦力最強、トン数最大の護衛艦と呼ばれ、1995年に就役し現在まで18年で、江門艦の2012年の年を通しての累計総航程は5,000海里、総航行時間は520時間、平均航行速度は10ノット前後である。これはいずれも正常な任務巡航速度に属し、アイドリング時間、低速時間と最高航行速度時間の合計と平均値である。

このような問題が生じる。何故中国の通常潜水艦の平均水中巡航速度はこのように低く、時速3kmしかないのか。水上艦艇の平均航行速度より非常に大きく低いだけでなく、潜水艦の性能が良くないのではないか?

全く違う。非常に多くの人の固有の印象とは逆に、通常潜水艦の水中での作戦はずっと低速の武器に他ならず、全く速かったためしはない。


(頑住吉注:これより2ページ目)

通常潜水艦は動力としてディーゼルエンジンに頼る。ディーゼルエンジンは空気に頼る必要があるので、初期の潜水艦が使用するディーゼルエンジンは水上を航行することしかできなかった。第二次世界大戦以後の通常潜水艦は通常全てディーゼルエンジンの通気管を装備し、潜水艦は水面下10m前後の通気管の深度でディーゼルエンジンを使用することができ、10ノット以上の航行速度で潜航が行えた。だがディーゼルエンジンは通気管の深度内でしか使用できず、この深度を超えるとすぐディーゼルエンジンを使用しての航行はできなくなり、モーターを使用するよう改めなければならなかった。

潜水艦の水中での航行は造波抵抗がないため、同じ動力という条件下での航行速度は水上航行時に比べてずっと高く、潜水艦は水中においてモーターの駆動で10ノット以上の高速が獲得でき、現代の先進的な潜水艦は20ノットの航行速度での水中モーター航行さえできる。だが潜水艦の電池容量に限りがあるため、もしモーター駆動をもって10ノット以上の水中高速航行をしたら、1時間でもう電池の電気容量を消耗し尽くしかねない。そこで潜水艦の水中モーター航行は通常最低速、たった1〜3ノットの低い航行速度であり、もし逆流の海洋流に遭遇したら、潜水艦の航行速度はさらに遅くなり、甚だしきに至っては海洋流によって押されて後退するかもしれない。

本文中の教練艦長である曾棟良が操縦したのはロシアから輸入したキロ級636M型通常潜水艦で、これは比較的先進的な大型通常ディーゼル・電池潜水艦で、水上排水量は2,300トン、水中排水量は3,000トンを超える。キロ級はそのずば抜けた静音性能をもって各国の海軍から「水中のブラックホール」と呼ばれている。その水上最高航行速度は12ノット、水中最大航行速度は19ノットである。中国はロシアから10隻のキロ級636M型通常潜水艦を輸入しており、このうち372艦は艦名を「長征72」といい、2006年に南海艦艇での就役を開始した。キロ級潜水艦は伝統的な通常潜水艦に属し、補助動力はなく、水中では2つの駆動方式しかなく、1つ目は通気管によるディーゼルエンジン動力、2つ目は電池・モーター動力である。

現在最も先進的な通常潜水艦はすでに水中長航続時間補助動力装置(AIP動力)の採用を開始しており、燃料電池あるいはスターリング閉鎖式循環エンジンを使用して空気に依存せず水中長時間潜航ができるが、実際の水中航行速度は依然限られている。例えばロシアで最も先進的な039A/B型通常潜水艦はAIP動力を持ち、排水量は3,600トン、水上航行速度は12ノット、通気管状態の水中最大航行速度は20ノットに達し、スターリング閉鎖式循環エンジンを使用して水中航行を行った時は、1ヶ月水面に浮上する必要がないが、最大航行速度はたった3ノットである。

(頑住吉注:これより3ページ目)

通常潜水艦の水中平均航行速度がこのように遅くて、それはいかにして敵の水上艦艇との作戦を行うのだろうか。潜水艦の水中作戦の多くは待ち伏せ方式を採用し、遠距離偵察および指揮体系の誘導の下に、通常潜水艦は低速をもって待ち伏せ区域に潜入し、水中のごく静かな潜航、あるいはエンジンを停止して命令を待ち、ソナーが敵サイドの艦艇の信号を探知計測したら、再度高速水中航行を始動して戦術攻撃動作を実施するのである。

通常潜水艦の低い航行速度に比べ、原潜の水中航行速度は顕著な優勢を持つ。大多数の原潜は20〜30ノットの高速長時間潜航ができ、現役で最も速いロシアのアルファ級攻撃原潜は、水中航行速度が42ノットに達し得、しかも長時間最高航行速度を保持できる。

このためそれぞれの海軍はいずれも原潜に対し抑えることのできない欲望を持ち、(頑住吉注:末尾突然くだけた話し言葉になって意味不明です)。(作者:ケロリョフ)


 ただ原潜は通常潜水艦より静音性が劣る傾向にあるようですね。

12月11日

 中国国産空母関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20151208/20893936.html


国産原子力空母、手掛かりを見せる:江南造船工場が原子力技術者を募集

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「国産空母らしきものが第3ブロックの機格納庫ユニットを吊して組み込む」)

将来中国は必ずやカタパルトを採用した大型原子力空母を建造する

周知のように、中国はすでに大連造船工場で第1隻目の国産空母建造に着工しているが、技術の成熟性を考慮し、国産第1隻目の空母は依然通常動力と「スキージャンプ式発進」甲板を採用した中型空母である。だがあらゆる国内外メディアは一致して、この「001A」型と呼ばれる空母は過渡的機種に過ぎず、将来中国は必ずやカタパルトを採用した大型原子力空母を建造すると推測している。

江南造船工場の招聘の需要の中に「原子力装置」専業が出現

最近国内の有名な江南造船(集団)有限責任会社の「2016年度大学生招聘」の需要の中に、「原子力装置」専業の需要が出現し、これまで江南造船工場が新型国産空母建造に着工する可能性に関する多くの情報があったため、あるネット仲間は、江南造船工場の招聘の需要は関連の噂が真実であることを説明し、かつ国産原子力空母はすでに着工されているかもしれない、と考える。

空母の原子力動力は1つのシステム工程であり大型団体および長年の時間で完成される必要がある。たった2名の今期卒業生を求めたのでは明らかに原子力空母がすでに着工されているとの情報は得られない。この評論員は(頑住吉注:って誰? 一部抜粋みたいですね)、2人だけ招聘するというのは、すでに団体の基礎があり、この2人は補充に過ぎない可能性が極めて高い、と考える。もしこの2人をもって全く新しく募集する団体を開始するのであれば、成果が上がるまで待てば10年以上かかることにもなる。 (頑住吉注:2ページ目は以前紹介した記事の流用なので省略します。)


 直訳しようとすると何だか分かりにくいですが要するにこの造船工場が来年卒業する大学生から原子力工学専攻の人を2人採用する予定だということですね。これだけでは長期的な計画のためにぼちぼちはじめようとしているのか、すでに強力な専門家集団がいて原子力空母建造のために戦力を補充しようとしているのか分かりません。

 中国の新兵器関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20151207/20888827.html


中国の成層圏飛行船の初飛行現場が明るみに 任意の地理的位置上空で停止できる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「飛行船の飛行のシミュレーション図」)

中新ネット12月7日の報道によれば、最近我が国が自主研究開発する成層圏飛行船「円夢」号が初の試験飛行を行った。成層圏飛行船の長時間飛行を実現するため、北京航空宇宙大学から来た100人の科研チームが成層圏飛行船の高い圧力差に抵抗できる高強度材料を研究開発し、かつ飛行船の骨組み、プロペラ、支持架を極限の軽さにまで設計した。

成層圏飛行船は宇宙に近い飛行船とも呼ばれ、この種の飛行船は飛行高度が約2万m前後で、大量の探知計測、通信設備が搭載できる。成層圏の気象条件は相対的に安定しており、飛行機材の長時間航行に利する。この種の飛行船の飛行高度は衛星より低く、かつ軌道を必要としないので、長期にわたり広大な陸地の交通や火災などを監視でき、さらに通信中継サービスが行え、用途は極めて多く、未来の都市の情報化された生活と管理の有効な助手である。

またこの種の飛行船の軍用の価値も極めて高く、1機の飛行船で即大範囲の陸地や海洋を監視でき、相手方の軍事的移動、船舶の航行を絶え間なく探知計測できる。

我が国が自主研究開発する成層圏飛行船「円夢」号は初の試験飛行を行い、成層圏飛行船の長時間飛行が実現できるのは、主に北京航空宇宙大学が研究開発した成層圏飛行船の高い圧力差に抵抗できる高強度材料のおかげである。

(頑住吉注:以後画像やキャプションが多数ありますがキャプションは見れば分かるような内容なので省略します。5ページ目本文です。)

成層圏飛行船とは簡単に言えば空気より軽い浮遊器のことで、空気の浮力に頼って空中に留まり、太陽エネルギーがそのためにエネルギー源と動力を提供し、かつ推進システムを持ち、その最大のメリットは飛行場あるいは滑走路に頼らずに垂直発着が実現でき、任意の地理的位置の上空に停止でき、運行高度が空管(頑住吉注:意味不明)の範囲を超えることである。

また成層圏飛行船はさらに対流層の劣悪な天候の影響を受けず、全天候全時間連続で作業ができる。

(視察者ネット総合 中新ネット、新華ネット報道)


 衛星に比べはるかにコストが低いので多数製造して飛ばすことができそうですが、戦争になって相手方が破壊しようとすれば簡単でしょう。

12月12日

 T-50関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20151209/20901017.html


ロシア副国防大臣:ロシア第5世代機T-50戦闘機の飛行試験はすでに完成

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシアが調達計画を改修した後、2020年まで12機のT-50戦闘機しか調達しない」)

ロシアのタス通信社12月8日の報道によれば、ロシア国防省副大臣のユーリ ボリゾフは、ロシア第5世代戦闘機T-50の飛行性能試験は終わりに近づき、現在すでに航空電子設備の試験が行われている、とした。

彼はロシア24テレビ局のインタビューを受けた時、「現在数機の飛行機が試験飛行中で、まずは機載設備に対する試験である。戦闘機の飛行特性に関する試験は実際上すでに完成し、実践の中で飛行機の飛行技術性能を検証した。」とした。

ボリゾフはこの前今年3月23日にメディアに向け、社は2016年から第5世代戦闘機の量産を開始する準備をしているが、軍の第5世代機T-50の調達数は2020年までの国家軍備計画の中の規定に比べ少ないかもしれない、とした。

ロシアは今後何年かで一個中隊分のT-50戦闘機しか調達せず、より多くの発注は相対的に成熟したスホーイー35戦闘機に向けられることになる。ボリゾフは説明し、新たな経済的状況下では当初の計画を改修する必要があるかもしれない。我々は第5世代戦闘機の半完成品を持つ条件下で、まず第4+世代戦闘機を充分に利用することが最も良い。」と説明して語った。

T-50プロジェクトの作業は2002年に始動した。2010年にプーチンは、この飛行機製造の第1期段階では全部で300億ルーブル(約5.1億アメリカドルに相当。1ドルは約59ルーブル)の資金を費やし、作業の完成にはさらに300億アメリカドル必要である、とした。この期間に全部で6機の原型機が生産された。ボリゾフは23日、軍は2015年末までに4機のT-50を獲得して各種試験を行う見込みだとした。

T-50が初飛行した2010年1月29日からずっと後の2015年秋まで、このプロジェクトの5機の原型機はのべ700機の試験飛行を完成させ、このうち多くの原型機が長時間の維持修理を経た。第1機目の原型機T-50-1は構造の損壊を受けた後2011年8月から2012年9月までの間1年あまりの時間大修理をした。その後、原型機に各種の強化補強板が出現した。最近T-50-1は再度改修され、2015年8月に撮影された画像はこの機の機体の外皮にある程度の変化があったことをはっきり示している。2014年6月10日、ロシア第5機目の第5世代戦闘機の原型機T-50-5が滑走路上で出火し、アムール河畔共青城工場に運び戻されて維持修理され、これには16ヶ月かかり、修復後の飛行機のコードナンバーはT-50-5Rで、2015年10月16日に試験飛行を回復した。第6機目の原型機T-50-6(第1期試験機の中の最後の1機)は作業が停止され、部品は持ち去られてT-50-5の修復に使われた。

ロシアの「職業人報」の情報によれば、軍は以前52機のT-50を調達する計画だったが、現在ではまず12機のみ発注し、しかる後に状況を考えて後続の購入数を決定する。


 T-50の進度や完成度に関してはいろいろな説がありますが開発としては順調だが調達予算が不足ということなんでしょうかね。

 以前よくありましたが最近見なかったインド軍の事故関連の記事です。

http://military.china.com/news2/569/20151207/20886303.html


「ウィドウメイカー」:インド軍5年で30機のヘリが墜落し50人が死亡

「インド時報」ウェブサイトは12月3日「インドで2010年以来30機の軍用ヘリが墜落損壊し50人が死亡する」と題の報道を発表し、インドの恐るべき戦闘機の墜落損壊率はあるいは関心を集めるかもしれないが、不断に老化するヘリ部隊も同様に人を憂慮させる大問題である、とした。2010年以来、30機もの軍用ヘリの墜落事故が発生し、50人あまりの死亡がもたらされた。ずっと前から飛行員たちはほとんど毎日必ず旧式ヘリに存在する各種技術問題に対応している。

インドでは、機器が不断に老化する、飛行員の受ける訓練が不充分、およびメンテナンスや部品供給水準の低下といった問題が合わさって長年来インドの実戦機やヘリの墜落率が非常に高い結果をもたらしている。国防大臣マノハール パリカールは、2010年以来全部で28回のヘリ墜落事故が発生した、と語る。

さらに2機のロシア製ミルー17ヘリが2011〜2012年度および2013〜2014年度に救援任務執行および民間機構に向け援助を提供している期間に墜落損壊しているが、この種の墜落事故は通常軍隊の飛行事故統計の数字には入れられない。実際、2011年以来、インド空軍はすでに少なくとも5機のミルー17ヘリを損失している。

だが機の墜落発生でより多いのは時代遅れの単発の「チーター」ヘリである。こうしたヘリは現在まだ前線地域でさえ就役している。

実際上、一群の将校の配偶者が今年3月パリカールに向け、こうした「時代遅れかつ不断に老化する」小型多用途ヘリの使用を放棄し、もって人員の死傷を避けるよう誓願、請求した。何故ならこうしたヘリに用いられているのは基本的に全て1960年代の技術で、近代化された航空電子設備が装備されていないからである。

だがこれに関連する海外から197機の小型多用途ヘリを購入する一件は長期にわたり未決定で、腐敗の告発や技術性の過失が原因で、この件は過去10年でかつて3回中止されている。


 5年で30機、1年平均6機の墜落は確かに多いでしょう。しかも分母がアメリカなどに比べればずっと少ないでしょうしね。

12月13日

 北朝鮮の水爆保有関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20151211/20916516.html


韓国メディア「北朝鮮が水爆を保有」に疑義:まだ技術的力量を持たず

参考情報ネット12月11日の報道 韓国メディアは、北朝鮮最高指導者の金正恩が先日革命の遺跡を視察した時に「水爆」という言葉に言及した、とする。韓国の専門家は、これは金正恩の初めての水爆への言及であるが、北朝鮮にすでに水爆があると言うのは非常に難しい、と解読する。

韓国連合通信社は12月10日に朝鮮中央通信社の情報を引用し、金正恩は平壌市平川の革命の遺跡を視察した時、「まさに我々の偉大な領袖(金日成)がここで歴史的銃声(サブマシンガンの試射を指す)を撃ち鳴らしたからこそ、北朝鮮は巨大な原爆、水爆の炸裂音を起こらせることができる核保有強国になり、祖国防衛の自主権と民族の尊厳を断固防衛することができるのである。」とした。

報道は、ソウル大学統一・平和研究院の高級研究員である張容碩は、金正恩は何度も北朝鮮は核兵器を持つと宣言しているが、水爆を挙げたのはまだ初めてのことに属すると語った、とする。韓国科学技術政策研究院の高級研究員である李春根は解読し、技術の上から言うと、北朝鮮がすでに水爆を持つとは非常に言い難く、水爆を研究開発中だとしか言えない、とした。北朝鮮サイドは10月10日の建党70周年閲兵式で声を上げ、「すでに多型化、小型化された核弾頭を搭載した戦略ミサイルが広く世間に知られている」とし、水爆を研究開発中であることを暗示した。

報道は、北朝鮮は金日成が1945年10月にここに北朝鮮初の兵器工場を建立したことを記念するために平川革命遺跡を建造したが(頑住吉注:それだと遺跡というより記念館ですかね)、金日成は後の1948年12月12日に兵器工場を視察し、かつこの工場が生産したサブマシンガンを試射した、とする。

また韓国連合通信社12月10日の報道は、韓国情報機構は12月10日に金正恩が先日公然と「水爆」という言葉に言及したことにつき評価し、北朝鮮はまだ水爆の技術を持たない、とした。


報道は、韓国情報機構関係者は、まだ北朝鮮がすでに水爆を研究開発したことをはっきり示す情報はなく、かつ核兵器の小型化さえまだ実現できない北朝鮮は、まだ水爆を作るのに必要な技術力量を持たないと考えている、とする。


 ひどく胡散臭い話で私も信憑性は低いと思いますね。

 中国の無人機関連です。

http://military.china.com/news/568/20151211/20918659.html


中国の大型水陸両用無人機が初飛行 最長の航続距離は2,000km

12月上旬、1機のコードネーム「U650」の大型水陸両用無人機が、江蘇省の某水域で200mあまり滑走した後に飛び立ち、濃霧や強い横風の条件下での試験飛行を経た後、平穏にあらかじめ設定された区域に降着し、成功裏に初の試験飛行を完成させた。

上海軍民両用科学技術促進会の関連の専門家は説明し、このプロジェクトは民営企業によって国内の多くの軍事工業機関、企業を連合し、技術集成創新を行った科学技術の結晶で、上海軍民両用技術領域の重要な成果である、と語った。

この無人機は全長6m、全幅12m、機体の98%はカーボンファイバーによって作られ、有効搭載荷は150kg、15時間連続飛行でき、最長航続距離は2,000kmである。この機はさらに船体構造と引き込み脚を持ち、海上、湖、草地、道路など多種の複雑な条件で発着できる。同時に、この無人機は高度に集成された移動通信指揮車とワンセットの人工知能システムを配備し、無人機に対し全天候の指揮コントロールを実施することができる。

紹介によれば、この無人機は海事監督管理、海洋捜索救援、通信中継、地質探査、農林業、気象などの領域に広範な前途の見通しがある。


http://news.china.com/hd/11127798/20151211/20920448.html

 でこれが画像です。よくあるモーターグライダーを水陸両用化したみたいな外観で、コックピットにあたる部分が黒く塗り分けられているんで一見無人機には見えませんね。驚異的な17:1の滑空比を持つ、ともされてます。当然東シナ海や南シナ海でも使用されることになるんでしょう。

 トルコ国産戦闘機関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/12/10/017992133.shtml


トルコ、次世代国産戦闘機を研究開発 2023年の登場が有望

中新ネット12月10日電 中国国防科学技術情報ネットの報道によれば、トルコ国防工業(SSM)副部長はBAEシステムズ社を同国の次世代戦闘機TFXの設計協力援助者に選択し、この機は2023年に登場しかつ2030年に就役することが有望である。

トルコは2011年にTFXプロジェクトを始動させ、その後トルコ航空宇宙工業社は「グリペン」戦闘機のメーカーであるスウェーデンのサーブ社の援助の下、3組の概念設計を完成させ、これら単発と双発の方案を含む設計がSSMの研究作業の基礎を構成した。

BAEシステムズ社を選択した後、トルコは今後何週間か以内に1種類の設計概念を選定し、かつ2016年2月にその研究開発パートナーと協定書に署名することを希望している。SSMはさらにエアバス安全保障業務・航空宇宙社を第2の選択肢として指定し、現在依然継続して2社と談判を展開している。

もしBAEシステムズが最終的に協力パートナーとして確認されたら、同社は今後4年以内にトルコの研究開発団体に加入することになり、研究開発段階終結後、TFX戦闘機は2023年に登場し、2030年にトルコ空軍入りして就役することが有望である。

SSMはこの前さらにアエルマッキ、サーブ、中航技(CATIC)などの社を研究開発活動の潜在的協力パートナーとして招いた。(尹常g)


 サーブが安価なステルス戦闘機を開発しようとしているなんていう情報もありましたけどトルコの戦闘機はどういうものになるんでしょうかね。ちなみに複数の会社と並行して交渉することによって有利な条件を引き出そうとするのはトルコの常套手段なのかも。


















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