コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその171

2月8日

 スホーイー35関連です。

http://war.163.com/16/0203/08/BESSB8VH00014OVF.html


専門家:中国のスホーイー35購入の意義は重大 ロシア、あるいは中国に向け技術を移転か

【グローバルネット総合報道】 ロシアのシリアにおける行動の中で出動する作戦装備は人々の目を引きつけている。ロシアメディアのこの前の報道によれば、スホーイー35S戦闘機はシリアでの作戦任務執行を開始した。ドイツの週刊「stern」は最近文章を発表してロシアのスホーイー35S戦闘機は世界で最も危険な戦闘機である、とした。

週刊「stern」の説明によれば、スホーイー35Sの飛行性能は同類製品をはるかに超え、先進的な「雪豹」パッシブフェイズドアレイレーダーと2台の117Sエンジンを配備している。この刊行物は、スホーイー35Sがその傑出した作戦性能と西側同類製品に比べて低廉な価格を兼ね備えているがゆえに、世界市場で広く歓迎を受けることになる可能性が排除されない、とした。

報道は、ロシアがシリアに向けスホーイー35S機を派遣したことは、トルコに憂慮を感じるよう迫る、と指摘する。トルコはスホーイー24機被撃墜事件後、クレムリン宮殿との関係が緊張している。モスクワはシリアに向け4機のスホーイー35Sを派遣しただけだが、これらの性能が強大な実戦機はこの地域の現有のロシア軍武器に対する重要な補充となる。

ロシアのスホーイー35S戦闘機は世界で最も危険な戦闘機と考えられている。飛行機の製造技術はソ連時代の強大な軍事力にルーツを持ち、その前身は1982年に量産が開始されたソ連のスホーイー27機である。第4世代戦闘機の傑出した性能と第5世代戦闘機の主要な特徴を持つスホーイー35S戦闘機はまもなく武器市場入りする。

この前のロシアメディアの報道によれば、2015年秋、中国はスホーイー35戦闘機を大量購入する初の外国顧客となった。

タス通信社はロシア戦略・技術分析センターの専門家ワシーリ コーシンの話を引用し、24機のスホーイー35戦闘機の購入は中国が本国の空軍を発展させることに対し重要な意義を持ち、中国空軍は新たな戦闘機を獲得するだけでなく、自ら研究開発する機種と最先端のロシアの技術との対比を行うことができる、と指摘する。

コーシンは、一部の西側の専門家は中国がロシアの戦闘機を購入する目的は技術の複製にあると主張するが、これは事実に符合しない、と考える。

「スホーイー35とその前のこの系列の重戦闘機との主要な差異はそのエンジンと機載航空電子設備に関係があり、これには強大な『雪豹』レーダーが含まれる。こうしたシステムは複製し難い。」

彼は、また24機は1個飛行連隊であり、このためロシア戦闘機が中国空軍の全体的実力に対し重大な影響を生じさせることはないだろう、とする。コーシンの見たところ、スホーイー35購入の主要な原因は中国が目下さらに一歩本国の空軍を発展させる道筋を探求しつつあることである。

この専門家は、「ここ10〜15年内、中国空軍力量の主力は依然スホーイー27をベースに設計された重戦闘機、例えば殲ー11B、殲ー11BS、殲ー15、殲ー16である。」と指摘する。

コーシンは、「スホーイー35はロシアのスホーイー27に対する全面グレードアップである。スホーイー35戦闘機からなる飛行連隊の運用は中国に、自らが研究開発した殲ー11基礎型の成果を評価し、ロシアの問題解決の方式を理解し、かつ未来の行動路線を選択させる可能性が高い。」と語る。

コーシンの説明によれば、ロシアが成功裏に24機のスホーイー35戦闘機を販売した後、中国の新型戦闘機のための部品供給契約、および中国の発注商向けに技術移転や合同技術開発を行う契約を締結する可能性が高い。


 「世界で最も危険な戦闘機」というのもちょっと微妙な表現で、まあ現時点で最強なのはF-22というのが大方の見方でしょう。中国メディアの書き方を見ていると、少なくとも10年はかからず殲ー20が数では多数を占めなくとも「主力」になりそうな雰囲気があるんですがこれは多分に希望的観測を含むでしょうしどうなりますかね。

2月9日

 北朝鮮のミサイル発射関連です。

http://war.163.com/16/0208/08/BF9NF88E00014OVF.html


北朝鮮はミサイルを発射した? 衛星とミサイルの発射の三大差異を解読

(原題:特別な関心 衛星とミサイルの発射 違いは何か)

北朝鮮は7日、成功裏に人工衛星1つを発射したと言明した。だがアメリカ、韓国、日本などの国は北朝鮮が実際には遠距離弾道ミサイルを試射したと疑っている。

一体「衛星」なのかそれとも「ミサイル」なのか? 1つの言葉の差の背後から異なる策略が透けて見えている。

国防大学教授の王宝付は、衛星の発射と弾道ミサイルの発射は技術上相通じており、衛星発射活動を通じて弾道ミサイル技術を改良することは完全に実行可能であり、このため米日などの国は北朝鮮が衛星発射の名目をもって弾道ミサイル技術を検証および向上させていると考えている、と語る。

弾道ミサイルは核兵器の投射に用いることができる。北朝鮮の核兵器開発はすでに公然と「核不拡散条約」に違反している。国連安保理の関連の決議に基づき、北朝鮮は「弾道ミサイル計画に関係がある活動」を行うべきではない。

中国現代国際関係研究員補佐である劉天聡の説明によれば、弾道ミサイルと民間用運搬ロケットの最大の差異は3点ある。

1つ目に搭載荷が異なる。弾道ミサイルが搭載するのは弾頭で、ハイエクスプローシブ炸薬から製造された通常弾頭でもあり得るし、核・生物・化学弾頭でもあり得る。弾頭は大気圏外から大気圏内に帰ってくる必要があり、再突入の問題に関わる。一方運搬ロケットが一般に搭載するのは人工衛星で、もし帰還式衛星でなかったら、大気圏再突入は考慮する必要がなく、衛星を正確に軌道に送り込めば即OKである。

2つ目にコントロールおよびナビゲーションシステムが異なる。弾道ミサイルの目的は弾頭を正確に目標まで送り込むことであり、このため弾頭にマッチした制御誘導システムを必要とする。民間用運搬ロケットはこうしたものを必要としない。

3つ目に配備と発射の方式が異なる。生存性と実戦での隠蔽性を考慮し、弾道ミサイルは一般にサイロ下からの発射、道路機動発射あるいは潜水艦発射を採用する。一方民間用運搬ロケットは発射場において公然と発射すれば即OKである。

王宝付は次のように語る。弾道ミサイルは地上あるいは海上目標を打撃する必要があるため、既定の空域まで飛んだ後、弾頭が大気圏に再突入する必要があり、この過程で弾頭は高温高圧を受け入れることになり、技術水準に対する要求が非常に高い。現在の状況から見て、北朝鮮がこの再突入技術を完全に掌握しているのか否かは疑うに値する。

北朝鮮はこれまでそれぞれ1998年、2009年、2012年に相次いで4回衛星発射活動を行ったと言明している。王宝付は語る。北朝鮮のこれまでの発射活動の視察から、北朝鮮の弾道ミサイル技術は一定の進歩を取得しており、例えば射程は間違いなく増加している。だが現在掌握されている状況から見て、ある時にはロケット発射後最終的にどこに落ちたのか、北朝鮮自らさえもはっきり語っていない。

王宝付は、北朝鮮のミサイル技術が一体どんなレベルにまで到達しているのかにつき、アメリカは自身の先進的な技術水準と強大な情報獲得能力に頼り、完全に掌握しているとは言えないが、おおよその判断は正確であり、対外的には一般に故意に北朝鮮のミサイルの脅威を誇大化しているだけだ、とする。アメリカがこのようにするのは日韓などの国との同盟関係を強固にする、アジア太平洋再バランス戦略を推進する、ミサイル防衛システムを配備する、地域の関係国を牽制するなどの一連の戦略的考慮から出ている。北朝鮮はこの機を借りて自らの技術を宣伝するだろう。このため容易に外界に誤判を生じさせる。(完)(記者 馬驍、編集 胡若愚,新華国際客戸端報道)


 皮肉ですが北朝鮮のミサイル技術を実際以上に進んでいるように言うのがアメリカと北朝鮮の共通のメリットということなんでしょうか。

2月10日

 日本の検証機関連です。

http://war.163.com/16/0206/09/BF4OVEVN00014OVF.html


日本の「心神」戦闘機の秘密を明かす:登場は曲折が多すぎ アメリカの顔色を見ることが必要

中新ネット2月6日電 日本の新華僑報ネットは先日文章を執筆し、日本の防衛装備庁が初めてメディアに向け、伝えられることすでに久しいステルス技術検証機「心神」(コードナンバー「X-2」)を展示した、とした。計画によれば、「心神」は2月中旬以後初飛行を行い、愛知県名古屋飛行場から岐阜県の航空自衛隊岐阜基地まで飛ぶ。

文章は、「心神」の初飛行というと、本当に「想説看イ尓不容易」(頑住吉注:くだけた話し言葉なので全く意味が分かりません。常用される言い回しらしく検索するとたくさんヒットしますが意味を説明したページは見つかりません)だと指摘する。ここ何年か、「心神」はまるでひどく恥ずかしがり屋の小娘のように、その名だけが聞こえその姿はまだ見られなかった。別の言い方をすれば、まるで妊娠して十年でも依然動静が見られない妊婦のようで、人々は皆もう生まれるだろう、もう生まれる、もうすぐ生まれると考えるが、結果として時今日に至るも依然「難産」である。

10年前には早くも、アメリカのF-22戦闘機導入の望みがなくなった後、日本は自ら第4世代戦闘機を研究開発することを決定した。2006年5月、日本の防衛庁はATD-X原寸大RCS(電波反射断面積)試験模型の画像を公開し、その後2010年にはこれを基礎に先進技術検証機「心神」を研究開発すると言明した。2007年、この模型機は40回の飛行試験を行った。試験終了後、防衛省は2010年に実際の機の研究開発を開始し、最も早ければ2011年に初飛行を実現するよう要求した。

だが、初飛行の時間は今に至りすでにまるまる5年遅延している。2014年には早くももう各種の原因により初飛行が遅延し、2015年年初にはまた1回遅延した。2015年7月、日本メディアは一度また「心神」が初飛行しようとしているとの情報を吹聴し、それは同年9月に初飛行することになると言明し、結果としてはまたおじゃんになった。このため「心神」には非常に耳の痛い別名がつけられた。「戦闘機の跳票王」と(頑住吉注:「跳票」には発売延期などの意味があるようです)。

文章は分析し、どのように難産でも、初の自主研究開発するステルス戦闘機、「民族製品」、「自主ブランド」として、日本にそれに対する限りない憧憬と熱愛を寄せさせている、と指摘する。日本メディアはいずれも「心神」を早く飛ばせ、それは将来中国の「殲ー20」に対抗する最も有効な武器となるだろうと考えている。

確かに、日本の「心神」は現在国際的に最も先進的な第4世代ステルス戦闘機基準に照らして研究開発され、「F3」能力に重点を置き突出させており、すなわち先んじて発見(First Look)、先んじて攻撃(First Shoot)、先んじて破壊(First Kill)である。「F3」能力実現のため、「心神」は重点的にステルス性と高機動の上に技量をつぎ込んでいる。日本のエンジンの研究開発および新材料領域での強大な科学技術の実力を考慮すれば、その性能はやはり過小評価を許さない。

明らかにされたところによれば、「心神」が装備するエンジンは2台の日本国産XF5-1ターボファンエンジンである。一方ステルス性能方面でも、日本の構造電波吸収材料、複合材料、カーボンファイバー、セラミックファイバーなどの方面における研究開発成果と経験が大量に応用されることになる。

だが文章はさらに、「心神」がきっと殲ー20に対抗できると言おうとするなら、時期尚早の言たることを免れない、と指摘する。結局のところ「心神」の初飛行はまだ実現しておらず、しかもそれが最終的に量産できるのか否かに関しては、現在見たところさらに未知数である。

まず、ステルス戦闘機の研究開発は極めて時間と金を消耗する事柄である。日本は第二次世界大戦終結後、まだ戦闘機の研究開発を行ったことが全くない。今最初から再度やるには多くの時間の消耗を必要とする。

また、現在先進的な戦闘機の研究開発費用は天文学的数字と言えるが、日本は領土面積が狭小で、先進的な戦闘機に対する需要数は限られ、しかも心神は輸出方面でもまたF-35、T-50など米ロ次世代戦闘機と競争し難く、もし単に日本国内の発注に頼るならば、心神戦闘機のコストは制御し難くなる。

次に「心神」が順調に生まれ得るか否かには、さらにアメリカの顔色を見る必要がある。目下、日本はすでに42機のF-35戦闘機の購入を決定しており、しかも購入数はさらに一歩拡大する可能性がある。今後、もしさらに一歩F-35戦闘機を購入するなら、心神戦闘機の生存の空間はF-35戦闘機によって圧縮されるだろう。もし購入しなかったら、あるいはアメリカ兵器商ないしアメリカ政府の不満を招くことになるかもしれない。結局のところこれまでに先例がないわけではなく、1980年代の日本のFSX支援戦闘機プロジェクトはもうかつてアメリカ方面の阻害に遭ったのである。

文章は最後に、今米ロの新世代戦闘機がすでに突破性の進展を取得している時、「心神」は依然よちよち歩きをしているところだ、と指摘する。これに関して言えば、死産は避けられ、すでになかなかの結果となっているが、それが多大な波風をわき起こせるかに関しては、まださらに何年か見る必要がある。


 まあ仮にこれ自体がものにならなくても次につながる技術や人材の蓄積があって他分野への波及効果もあれば予算を投入する意味もあるでしょうし。

2月11日

 中国の小火器関連です。

http://military.china.com/kangzhan70/zhjw/11173869/20160204/21454790.html


中国の「戦略小銃」にあまり大きな希望を抱くな!

1挺の銃が多大な影響をもたらすことができるだろうか? この方面は新旧の銃器が全て異なる。知名度や一種の深い思い入れに頼るか、精密さの程度や科学技術含有量に頼るかである。中国の新しいいわゆる05式「戦略小銃」は後者に属する。当然、我々はここで「戦略小銃」の呼び名がエーガオ(頑住吉注:日本語にない漢字を使った語で「パロディ」の意味とされていますがここでは意味が違うようです)であるか否かは決して論じず、武器装備の性能につきいろいろと分析するだけである(便宜的に、この文章ではやはり習慣的呼称である「戦略小銃」をそのまま使う)。

05式戦略小銃は「小銃・グレネード・散弾合一」の総合兵個人システムで、いわゆるアメリカのOICWをパクった武器である。現在掌握されている資料から見て、この銃はすでに初のお目見えではなく、少なくとも2006年時点でもう出現していた。これは論証、研究に供する用途の木製の模範を示す模型だったとされる。その後、メディアは徐々にこの武器を明るみに出した。ここ2年になって、この銃はやっとメディアの焦点となった。

この銃の性能に関しては、ずっと正式な公式の言い方はなく、このためネット民も各種の推測を行うしかなく、および各種の噂話であるが、その中のいくつかは真で、いくつかは偽である。現在、すでにある人は「弾道学報」に掲載された文章によって、この銃に関係する資料を探し求めている。現有の情報に照らせば、この兵個人システムを「歩榴霰合一」と称するのは、それが単にOICWのように小口径自動小銃と小口径高初速グレネード武器からなるのではなく、そのグレネード武器はプログラミング信管のエアバースト榴弾を発射する他、もう1種のプログラミング信管の榴散弾も発射できるからである。この榴散弾は実はすでに成熟した35mm高射機関砲のAHEAD弾を縮小して20mm口径としたもので、その使用方式はエアバースト榴弾と同様で、武器上の火力コントロールシステムによって起爆距離を設定した後、弾丸と二次発射薬を含有したサボを発射し、設定された距離まで飛んだ時、二次発射薬に点火され、多くの弾丸を扇状に噴射するのである。

この他、この銃は5.8mm小銃システムであり、基本的には03式小銃からそのまま引き継がれた構造である。だが伝統的な小銃に比べ、この銃には照準線が高すぎるという問題がある。明らかに、これはレシーバー上方に複雑な電子設備を収納するためにした譲歩で、95式小銃の照準線が高すぎる問題を改めて元々この問題がなかった03式小銃に移植したことに等しい。現在の構造に照らして見れば、この銃は光学および電子設備に対する依存度が非常に高く、ひとたび設備が機能を失えば、銃器の照準射撃は射手の安全に対し重大な影響を生じさせるだろう。

(頑住吉注:これより2ページ目)

この銃のグレネード発射機構も最初の設計と非常に大きな差異があり、最大の問題は非自動装填である。各種資料を根拠に推測すれば、最初の原型のグレネード発射システムはOICW同様にロングリコイル原理を採用し、少なくとも2009年時点ではまだセミオートだった。だがおよそ2011年前後にはもう非自動武器に変わり、その原因は技術水準の問題かもしれないし、重量軽減や携帯に便利なためかもしれない。少なくとも、後者はきっと部隊でちょっと試した中で得られた意見に照らして改修されたもので、このようにすれば確かに問題は解決されるが、性能上はそれにもかかわらず大いに割引になる。

また、弾薬自体が縮小されているため、20mmグレネードの実戦能力が一体どうなのかはまだ未知数である。アメリカのX25エアバースト弾発射器が戦場で実弾試験された時、米軍兵士はその殺傷力に対し非常に大きな疑問を提出していた。プログラミング信管を持つグレネードの設計は目標の掩体の後方で爆発し、目標を破片の中に暴露させるというものだが、25mm戦闘部の破片の数は少なく、寸法は小さく、初速は低く、致死殺傷範囲も40mm低速グレネードと比較にならない。アフガニスタンの実戦経験を根拠にすると、高速、弾道が低進するXM25の効率は弾道が湾曲する40mm低速グレネードよりずっと高く、しかも射程もずっと長いが、もしこのようでも、目標に向け何発か連打して目標の完全殲滅を確保する必要がある。すでに海軍特戦隊員に装備されている国産の「戦略小銃」に関しては、もし海面上で何発か海賊を撃ってみなければ、真に人にその威力を信じさせ難いようだ。

新たな武器に対する称賛は一種の激励であるが、ある時には容易に人に自信過剰にもさせる。「戦略小銃」もこのようである。米軍が当時OICWを研究開発した時に構想したものには、現在見たところやはり多くの問題が存在した。中国の現在のこの種の武器システムに対する研究も、もし実戦による経験がなかったら、大きな突破があることは非常に難しい。某軍事雑誌上にかつて解放軍の下級将校が執筆した95式小銃に関する多くの重大問題は、結果的に人に95式小銃が純粋に流行を追った見かけ倒しの品だと感じさせたことを覚えている。この中では購入コスト、加工製造、科研と実用のちぐはぐさの問題に関わったかもしれないが、最終的には全て体制の問題に帰結した(率直に言えばまさに人の問題である)。中国の小火器設計は欧米に比べまだ非常に大きな隔たりがあり、新概念製品に対し我々はまだあまり期待しすぎることはできない。このため、「戦略小銃」はむしろ技術的蓄えの意義の上での製品のようで、1回での成功は求めていない。某いくつかのネットメディアが評論する「95式小銃を淘汰」に関しては、「ハハ」としか言えない!

(この文は中華軍事ネットのオリジナルであり、転載は作者および出所を明記されたし)


 我々としてはまぐれにでもすごくいいものができているのではないかと警戒せざるを得ないと思いますが。しかし確かに25mmグレネードでも連打が必要なら、20mmグレネードが手動ボルトアクション単発である問題は突出したものになるかもしれませんね。

2月12日

 中国の戦車関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20160211/21485666.html


タイ、また新しい戦車の購入を希望:中国のVT-4、T-90と雌雄を決することに

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国のVT-4戦車」 なおこの記事のキャプションは全てこれと同じです。)

ロシア衛星ニュースネットの報道によれば、タイ陸軍総参謀部スポークスマンのVinthay Suvari上将は、タイ軍は近い時期に国外において新たな戦車を購入する、しかもロシアのT-90戦車に対し興味を感じている、とした。

タイ国防省は戦車調達臨時委員会を成立させ、この委員会は各国が生産する戦車を研究しかつ政府に向け購入する戦車に関する意見を報告することになる。

彼は、「委員会は各種のあり得る方案のメリットを併せ配慮し、コストパフォーマンスと交易の透明度という原則を基礎に一体どの種の戦車を購入するのかを決定することになる。」とした。

タイメディアはタイ副首相兼国防大臣であるバーウェイのロシア訪問の直前、ロシアから戦車を購入するなどの問題を熱く議論しており、彼は2月末の訪問を計画している。彼本人は8日、ロシアのT-90戦車を考慮することになるとしたが、彼は付け加え、現在まだタイのためにこの戦車を購入する問題に言及していない、と語った。この前Suvari上将は陸軍を代表してこの表明をした。メディアは、目下タイ陸軍は2種の方案を考慮しているところであり、ロシアのT-90戦車を購入するかあるいは中国のVT-4戦車かだ、と報道した。

現在タイとウクライナには50両のT-84「堡塁」戦車を提供する契約があるが、2年の時間内にこの契約に照らし提供された戦車はたった10両である。ウクライナのパートナーは説明し、商品供給の遅延問題の原因はウクライナ政局の不穏である、と語っている。


 タイは政治的に親中国的で、過去にも中国の兵器を購入していますがどうなりますかね。最近では中国の兵器の方が安いとは限らなくなってきているようですし。

 米ロ関連です。

http://war.163.com/16/0208/14/BFACDKTD00014OVF.html


ロシアメディア:ロシア、アメリカと核軍縮談判を行うのを拒絶 全く道理がないとする

ロシアメディアによれば、ロシア外務副大臣セルゲイ リヤブコフは2月6日その社の記者に対し、ロシアサイドにさらに一歩核武器庫を削減することにつき談判を行う提案をワシントンが呼びかけていることには道理がなく、何故ならアメリカは同時に制裁によってロシアの防御能力の破壊を企図しているからだとした。だがもしアメリカサイドがロシアサイドの関心を考慮するならば、談判の問題はやはり討論できる、という。

タス通信社2月6日の報道によれば、現行の「進攻性戦略武器削減条約」は2011年に効力を発生させたが、ホワイトハウスは2月5日にロシアサイドにさらに一歩核兵器を削減することにつき談判を行うよう呼びかけた。リヤブコフはこれに対し評論を発表し、このような談判を現在行うことは不可能である、と指摘した。まず、ロシアはすでに核兵器を1950年代末から1960年代初めの水準にまで削減済みである。第二に、アメリカは継続してバランスを打破する行動を取り、ミサイル防衛システムを開発し、グローバル快速打撃計画を推進している。第三に、現任のアメリカ政府が長期にわたり余力を残さず制裁政策によってロシアの国防と軍事工業の実力を破壊している状況下で、このような提案は「政治的ロジックに全く合わず、少しも道理がない」。

アメリカとEUはウクライナ危機ゆえにロシアに対し制裁を実施し、その主要な制裁目標はロシアの軍事工業、エネルギー企業、国有銀行である。

リヤブコフは語る。「(アメリカが)制裁を通じて我々を弱体化することを企図し、これと同時にそれにもかかわらずまた我々にさらに一歩武器を削減することにつき談判を行うよう呼びかける‥‥これはあり得ない。これは我々をオウンゴールさせ、ルールのないゲーム、別の言い方をすれば不断に変化するアメリカのルールに照らしたゲームに参加させるのと変わらず、この種の提案にはまじめに考慮する価値がない。」

リヤブコフは同時に、「もし上述の状況に変化が発生し、我々の関心が、つまり主権平等を基礎に各方の同等の安全が保障と強化を得ることが考慮されたらならば、その時はあるいは改めて談判を継続する問題が討論できるかもしれない。」と語った。


 ロシアの立場も全く分からんではないですが。

3月13日

 北朝鮮の核・ミサイル関連です。

http://war.163.com/16/0208/08/BF9P9UCB00014OMD.html


グローバル:北朝鮮は中国の「両弾一星」の成功を複製できない (頑住吉注:「両弾一星」は核爆弾・ミサイル・人工衛星を指します)

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:北朝鮮のKN-08遠距離弾道ミサイル」)

北朝鮮は北京時間7日午前8時30分に1発の遠距離ロケットを発射し、北朝鮮当局は今日昼に「成功裏に対地観測衛星『光明星四号』を発射した」と言明した。だが米韓日はいずれも北朝鮮の今回の発射活動は「遠距離弾道ミサイル」であると性質を定め、かつ強烈な反応をしている。

北朝鮮の遠距離ロケットおよびミサイル技術は明らかに徐々に進歩しつつあるが、平壌が成熟して遠距離ミサイルシステムを掌握する、および関連の戦略的威嚇力を建立するのまでにはまだはるかな距離がある。北朝鮮はアメリカ本土に有効に脅威を与え得ることを希望しているが、北朝鮮はこのことを簡単に見過ぎている。

ワシントンは今に至るも北朝鮮の発射活動を「重大な挑戦」と見なしており、国際的にも大多数が北朝鮮に予見できる未来、核兵器の小型化およびロケットの弾弾結合を実現し、結果的にアジア太平洋地域を脅し、アメリカを震撼させる遠距離核打撃部隊を持つことができるとは信じていない。

単に遠距離ミサイルについて言えば、それとロケット技術は大体同じだが、差異はやはりある。まず、液体推進剤を使用する遠距離ミサイルの威嚇力には限りがあり、何故なら注入時間が長すぎ、ミサイルの機動性や反応速度がいすれも非常に大きな制限を受けるからである。固体燃料ミサイルは新たな革命を必要とする。だが専門家たちの多くは、北朝鮮の遠距離ミサイルの推進剤は液体推進剤の中でも比較的立ち後れたものであり信頼性は高くない、と分析している。北朝鮮にはまだ成功した遠距離ミサイルの試射記録がなく、「光明星」ロケット発射は軌道入りさせればもう「成功」と評価されるが、ミサイルとロケットは結局のところ同じではないのであって、前者は大気圏再突入を必要とし、一方後者は必要としない。

遠距離ミサイル試験は膨大な技術体系の支持を必要とし、例えばミサイルを発射すると、その飛行姿勢、軌道の精度、および落下ポイントが正確か否かなど全てに測量を必要とする。だが北朝鮮はこの種の測量のシステムを支持しておらず、米韓方面は、北朝鮮のミサイル発射に対する試験能力は大体において「望遠鏡によって高められた視距離内」に限られる、と考えている。加えて北朝鮮のミサイルおよびロケットが太平洋に落ちた後は基本的にサルベージしてくることはできず、このため北朝鮮のミサイル試験のデータ収集は極めて困難である。

北朝鮮の工業体系は遠距離ミサイルおよび核爆弾を開発するのに必要とされる全部の材料や部品を製造することはできず、このため一部分は海外からの購入に依存することが必須である。国際的な制裁がどんどん厳しくなるにつれ、この種の購入も必ずやさらに一歩の打撃に遭うことになる。

ある人は北朝鮮が今日核兵器と遠距離ミサイルを研究開発することが直面する困難は当時中国が「両弾」を作った時とよく似ており、中国が成功した以上、北朝鮮も「突破できる」と考える。だが指摘することが必須なのは、中朝の状況が全く比較できず、一部の人が主張するこの説は明らかに戦略の誤読に属するということである。

まず、時代が違う。中国が当時直面した環境と北朝鮮の現在の環境では同日の談ではない。中国が当時研究開発した時はまだ「核不拡散条約」はなく、このメカニズムができた後では、いかなる国の核兵器開発も全て国際上違法と見なされる。

第2に、中国は結局のところ大国であって、面積が広大である。最初からもう砂漠の中に広大な核実験場を建立し、ミサイルの試射にも展開する充分な国土があった。中国の「両弾」には「大三線」(頑住吉注:西南、西北などの大規模工場を集中させた地域)の巨大な功労があった。一方北朝鮮の地域空間は小さすぎ、海外にもまた属する土地はなく、非常に多くの試験が展開できない。

また、中国の初期の「両弾」の戦略的威嚇力には限りがあり、後の改革開放が我々の全体的な科学技術の実力を強化し、「両弾」の後続の近代化を支持した。中国の戦略核威嚇は陸上基地大陸間弾道ミサイルの機動化および巨浪海上基地発射システムと共に不断に向上しかつ一歩一歩信頼できる、有力なものに変わっている。

北朝鮮は現在まだ「核装置」と「遠距離ロケット」の段階にあり、しかもこの2項目の技術の「空前の発展」は北朝鮮の全面的科学技術の進歩および経済の繁栄から離脱しており、このため明らかに孤立が目立ち、その他の助力が欠乏している。今まで、「両弾」の開発が北朝鮮の国家の安全にもたらした支持効果が多いと言うのは非常に難しく、やはり北朝鮮の戦略に対する損害がより多い。

北朝鮮の「両弾」がどんな程度まで発展できるのか、これは決して平壌の政治的決意でもう決定できるわけではない。彼らが引き起こす地縁政治のゲームは非常に複雑で、北朝鮮が「機知」によってもう巧妙に操縦できるものでもない。いかにしてどんどん深刻になる困難な局面を抜けられるのか、平壌はよく考えることが必須である。


 ロシアや中国から必要な知識、部品、人材、技術といったものが裏で流入していなければそうだろうなと思いますが。

2月14日

 韓国への「THAAD」配備関連の記事を2つ紹介します。

http://war.163.com/16/0212/08/BFK0U1SS00014OVF.html


韓国国防省:中国の要素は「THAAD」配備地点に影響せず

【グローバルネット総合報道】 韓国連合通信社2月11日の報道によれば、韓国国防省スポークスマンの文尚均は当日定例記者会見で「THAADシステム」(末端高空防御システム)は半径100m以遠の人体の健康に不利な影響をもたらさず、中国の要素により「THAAD」配備地点に影響することはないだろう、とした。

文尚均は、ある環境影響評価報告は、グアム島に配備されたTHAADシステムは周囲100m以遠の人体、500m以遠の電子設備、5.5km以遠の飛行機に影響を生じさせないことをはっきり示している、と語った。

北朝鮮が遠距離ミサイルを発射した今月7日、韓米両国は合同作業チームを組織し、駐韓米軍基地に向けTHAADシステムを配備する件の討論に正式に着手することになる、とした。米軍が駐屯する京畿道平沢、全羅北道群山、慶尚北道大邱はTHAADシステムを配備する選択候補地と考えられている。

報道は、あるメディアが韓米両国は中国サイドの関心に配慮するがゆえに、中国から相対的に遠く離れた慶尚北道にTHAADシステムを配備することを研究するとの説を唱えていることに対し文尚均は、これは決して事実に属さず、一切は国家の安全と国家の利益から出発して決定されるとした、とする。THAADシステムの場所選択問題は当然韓米による合同の協議によって決定されるべきであるという。

文尚均は、韓米合同作業チームはまもなく会議を招集する、と語る。韓米は合同作業チームの運営方式、議事日程、議題につき討論を行っているところである。


http://war.163.com/16/0212/11/BFKEBQG500014OVF.html


王毅、韓国外相と会談:「THAAD」は中国サイドの根本利益に危害を及ぼす

中新社ミュンヘン2月11日電(記者 彭大偉) 中国外交部長の王毅は11日ミュンヘンでシリア国際支持小グループ第4回外相会議の期間に韓国外相の尹炳世と会見した。双方は重点的に朝鮮半島情勢につき意見交換した。

王毅は次のように言った。先日習近平主席は朴槿恵大統領と電話で通話し、中韓関係と半島の形勢につき深入りして意見交換し、相互理解を増進し、重要な共通認識を達成した。中韓は緊密な隣国で、双方は双方の重大な利益に関わる問題につき戦略的意志疎通を保持するべきである。中韓の半島問題における大目標は一致しており、それは半島の非核化を堅持、推進し、半島の長期的な平和と安定を実現することに他ならない。中国サイドは安保理ができるだけ早く新たな決議を通過させ、さらなる一歩の措置を採り、北朝鮮サイドがさらに一歩核ミサイル計画を発展させるのを有効に阻止することを支持する。だが制裁自体は目的ではなく、根本までつきつめればやはり半島の核問題を談判による解決というレールに引き戻すべきである。中国サイドはこれにつき韓国サイドおよび関係各方と継続して意志疎通を保持したい。

かつ王毅は韓米が半島にTHAADミサイル防衛システムを配備する可能性につき中国サイドの厳正な立場を表明し、この挙は各方が適切に現在の情勢に対応するのに不利であり、地域の平和と安定を維持保護するのに不利であり、明らかに中国サイドの戦略的安全の利益に損害を及ぼし、中国サイドはこれに対し重大な関心を表明する。

尹炳世は次のように言った。韓中関係は歴史的に最も良い時期にあり、朴槿恵大統領と韓国政府はこれまでのいかなる政府に比べてもより中国との戦略的パートナーシップを大切にしている。北朝鮮は国際社会の反対を無視し、かたくなに再度核実験を行いかつ衛星を発射し、韓国の安全に対し現実の脅威を構成しており、国際不拡散体系にも損害を及ぼしており、国際社会は一致団結して対応を行うべきである。中国サイドが安保理ができるだけ早く北朝鮮に対する新たな決議を通過させるのを支持することを希望する。韓国サイドはTHAADシステムを配備するか否かの件につき中国サイドと意志疎通を保持したい。


 中国には北朝鮮向け原油輸出をぎりぎりまで絞るという北朝鮮が根を上げざるを得ないような有効な手段があるのにもかかわらずそれをせず、それでいて攻撃には使えない純粋な防御兵器の隣国への配備が「根本利益に危害を及ぼす」というんですからまあ国際的な共感は得られんでしょうな。











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