コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその178

4月11日

 北方領土に配備されるというロシアのミサイル関連です。

http://war.163.com/16/0410/09/BK9FTJ1A00014OVF.html


「舞会」と「稜堡」:ロシアが千島列島に配備しようとしている戦闘艦キラー

而東

ロシア国防大臣は最近、ロシア海軍は今年千島列島に「舞会」および「稜堡」陸上基地ミサイルシステムを配備することになるとした。この2種の沿岸防御ミサイルシステムは、いずれも非常に強い対艦作戦能力を持ち、このうち「稜堡」はさらに「空母キラー」と称するに堪える。

「舞会-e」は1990年代末にロシア機械製造設計局によって指揮されて開発され、協力機関は20を超え、これには著名なロシアミサイルシステム研究開発企業である「無線電子機器設計局」と「花崗岩設計局」が含まれた。2004年9月、「舞会-e」は試験をパスした。2011年11月、このシステムはカスピ海地域艦隊沿岸防御ミサイル部隊の作戦序列に加入した。

それぞれの「舞会-e」システムは4両のマーズ-7930型ミサイル発射車、2両の指揮コントロール車、4両の輸送装填車、1両の通信車およびセットになるレーダー設備を包括する。それぞれの発射車上には8連装ミサイル発射管が装備され、1回で8発のKH-35対艦ミサイルが発射できる。また、4台の輸送装填車にはさらに32発のミサイルが搭載され、さらなる発射に用いる。

「舞会-e」指揮システムの核心部分はレーダー探知計測設備で、ステルス艦艇を含む各種海上目標が探知計測できる。また、指揮コントロール車はさらに観測基地、早期警戒機などの情報源のデータが受信できる。また「舞会-e」はさらに異なる作戦環境と異なる類型の目標を根拠に単発あるいは一斉射撃模式が選択できる。小型艦艇を攻撃する時は単発模式を選択し、駆逐艦クラスの大型戦闘艦あるいは多くの戦闘艦からなる艦隊を攻撃する時、システムは一斉射撃による攻撃を選択するだろう。「舞会-e」の4両の発射車は32発のKH-32ミサイルを一斉射撃するのに3秒しか必要とせず、現在の各国の海軍の現役艦艇が配備する大部分の艦載防空システムは、どれもこのように短い時間内に同時に32発のミサイルを迎撃することはできない。

現在明らかにされている情報を根拠にすれば、「稜堡」ミサイルシステムはサロフ市のロシア連邦原子力センターによって研究開発された。このミサイルシステムの発射車もマーズ-7930型である。発射車は2つのP-800「ルビー」ミサイル発射ボックスを装備し、走行速度は時速80kmに達する。それぞれの「稜堡」システムのミサイルの基数は36発に達し得、それぞれのミサイルの弾頭重量は約200kgである。全システムの展開時間は5分間で、ミサイル発射後何分間かで即撤収できる。配備後は燃料の備蓄によるが3から5日内完全戦備状態を保持できる。

「稜堡」システムが用いるP-800「ルビー」ミサイルは旧ソ連が研究開発した超音速対艦ミサイルである。報道によれば、これはマッハ3をもって120〜290kmの範囲内の大、中型水上艦艇が攻撃できる。2〜3発の「ルビー」でもう護衛艦クラスの軍艦を撃沈するに足り、5発で空母を撃沈できる。しかも大部分の時、「ルビー」ミサイルは何mかを超えない高度を海面に張り付くように飛行し、不断に方向転換し、敵サイドのレーダーを混乱させる。


 能書き通りだとすれば日本の安全保障に大きく影響しそうですが。

 中国の宇宙開発関連です。

http://war.163.com/16/0410/09/BK9G6GTA00014OVF.html


中国も回収可能なロケットを研究中 研究開発は「2本の足で道を歩く」

「心配無用、中国の運搬ロケット技術研究院研究開発センターはずっと回収可能なロケットの研究開発を行っている。単に我々は口数が少ないに過ぎない。」 中国が回収可能なロケット領域で「落伍」したとの公衆の心配に対し、中国運搬ロケット技術研究院研究開発センターの回収可能ロケットチーム責任者である申麟は記者に教えた。

2015年11月下旬、中国運搬ロケット技術研究院研究開発センターは成功裏に運搬ロケット先端部回収落下傘群空中投下試験を完成させ、この試験はまさに申麟の責任の下に完成された。

中国運搬ロケット技術研究院研究開発センターの回収可能ロケットプロジェクトは2011年に始まり、spacex社が提出した回収可能ロケット研究開発計画とほとんど同一の時間だった。国内外の研究方案を分析すると、ロケットの回収方式は一般に3種ある。落下傘降下式、垂直降着式、およびロケットに「羽根」を取り付ける方式である。

中国運搬ロケット技術研究院研究開発センターは現在「2本の足で道を歩く」の方式を採用し、落下傘+空気嚢および垂直降着という2種の方式を採用して研究開発を行っている。

「現在見たところ、我々は『落下傘+空気嚢』方式の上での進展がやや早いだろう。去年完成した熱気球投下試験は縮尺試験でしかなかったが、我々の大型落下傘群を使用する技術能力を検証した。全体的に言って、我々の回収可能ロケットの研究はまだカギとなる重要技術の難関攻略段階にある。」と申麟は早報記者に教えた。

垂直帰還の方案に対しては、中国運搬ロケット技術研究院研究開発センターはシステムの方案論証を完成させ、かつ相応のシミュレーション研究を完成させている。

「第十三次五カ年計画」(頑住吉注:2016〜2020年)の期間、申麟はチームを率いて現有の研究成果を基礎に、論証中の液体酸素メタンを推進剤に採用する運搬ロケットを結合させ、コストを大幅に下げることができる回収可能なロケットの研究開発を真に実現するために良好な基礎を固めることを希望している。「東方早報」による


 「落下傘+空気嚢」というのは古い技術で、今回画期的なのはロケットを垂直に、ロケットに比しても非常に小さな海上の船に降着させることに成功したことであって、これを読む限り中国はこの分野で大きく遅れているとしか思えませんが。

4月12日

 北朝鮮関連です。

http://military.china.com/news2/569/20160411/22406424.html


韓国:北朝鮮、あるいは4月中旬の太陽節に第5回核実験を行うか

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:北朝鮮はすでに4回核実験を行ったことがある」)

原題:韓国サイド:北朝鮮、あるいは4月15日前後に第5回核実験を行うか

【グローバルネット総合報道】 韓国連合通信社4月11日の報道によれば、北朝鮮は4月15日に一年に一度の「太陽節」を迎え、この祝日は北朝鮮の元最高指導者である金日成の生誕を記念するために設立されたものである。韓国の青瓦台のスポークスマンである鄭然国は11日明らかにし、北朝鮮が「太陽節」の際に第5回核実験を行う可能性を密接に注視しているところだ、と語った。

ある視点は、北朝鮮は1月の金正恩の誕生日2日前に第4回核実験を行い、2月にはまた今は亡き前最高指導者金正日の誕生日9日前に遠距離ミサイルを発射し、このことから推測すると北朝鮮は「太陽節」の際に核実験を行う可能性がある、と考える。


 核実験は準備が整えばミサイル発射とは違い天候とかの影響は受けないでしょうから本当に祝日に合わせるとすれば行われるとみられる範囲は狭くなるかもしれませんね。

 ロシア関連です。

http://military.china.com/news2/569/20160411/22403369.html


ロシアの世論調査:56%のロシア人の考える最も友好的な国は中国

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:プーチン、中国向けに輸出されるS-400ミサイルの進度を検査」)

【グローバルネット総合報道】 ロシア衛星ニュースネット4月10日の報道は、「社会世論」基金会の情報によるとロシア人が心中で考える最も友好的な国はベラルーシ(68%)、中国(56%)、カザフスタン(50%)で、2014年4月以来、ロシア人はずっとこの視点を持っている、とした。

53の地域104箇所の住民の居住ポイントの1500人の被調査者に対し行われた調査結果によれば、ロシアの盟友たる国の中にはさらにインド(26%)、キューバ(15%)、ブラジル(10%)、ベネズエラ(9%)、日本(8%)、イラン(7%)、イスラエル(7%)、フランス(6%)、イタリア(4%)がある。

また、調査の中で1%だけの人だけがトルコ、ウクライナ、アメリカが依然盟友たる国だと考えていた。だが1年前に行われた調査に比べると、当時は20%の被調査者がトルコは友好な近隣国と考えていた。

調査結果によれば、トルコ、ウクライナ、アメリカという三カ国はロシアが考える最も非友好的な国で、このうちウクライナを非友好的国家と考える被調査者は71%、アメリカは69%、トルコは63%を占めた。3%の人だけが2015年4月にトルコとの関係が最悪の程度に達したと考えた(頑住吉注:この部分ちょっと意味がわかんないんですが、関係は大きく悪化したが最悪というほどではないと考える人が圧倒的ということですかね)。

ロシアとの経済協力がもっとも重要な国に関する問題に回答する時、49%の被調査者が中国だと考え、35%の人はカザフスタンだと考えた。続くのはドイツ(22%)、インド(16%)、日本(14%)、アメリカ(12%)、フランス(9%)で、ウクライナ、イタリア、キューバがそれぞれ5%を占めた。去年の調査の中では、18%の被調査者がトルコとの関係はすこぶる重要であると考えていたが、今年は4%の被調査者しかこの視点を持っていなかった。

被調査者はさらに、ロシアにとって最も重要なパートナー国は中国(32%)、次はベラルーシ(16%)、アメリカ(8%)だと指摘した。

何故中国が最も重要なパートナー国だと考えるのかとの問題に回答する時、12%の被調査者は、中国は「急速に発展する国であり、かつ経済的実力が強く、中国との間には非常に大きな前途の見通しがある」、とした。8%の人は「我々と中国との間には緊密な経済関係があり、二国間貿易の規模が大きい。」と考えた。ベラルーシに関する問題に回答する時、7%の被調査者は「我々はいずれもスラブ人であり、内心と精神世界がいずれも近い兄弟民族で、非常に多くの共通点がある。」とした。アメリカとの関係に言及した時、5%に満たない被調査者が「アメリカは影響力のある国であり、世界を率いる大国およびスーパー強国だ」からだと考えた。

被調査者の意見によれば、71%の被調査者はロシア人とベラルーシ人は共通の言語を有し、両国の住民はより容易に交流できる、と考えた。同じ問題で41%がカザフスタン人との交流は比較的容易だと指摘し、21%は中国人だと考え、18%の人はウクライナ人だと考え、インド人は8%を占め、ドイツ人は7%を占めた。

ロシア人が最も行きたい国に言及した時、34%の人がフランスだと考え、同様に34%の人がイタリアだと考えた。比較すると、フランスに対する興味がある程度増加しており、2015年の27%に比べある程度増加している。

26%の被調査者はドイツに行きたいとし、24%の人はインドに行きたいと考え、23%は日本に行きたいと考え、22%の人は中国に行きたいと考えた。ロシア人の最も好きな旅行のポテンシャルを持つ国の中でブラジルは18%を占め、イスラエルは16%を占め、キューバは15%、ベラルーシは14%、イギリスは13%、アメリカは12%、ウクライナは2%、カザフスタンは5%を占めた。


 あくまで客観情勢と比較して相対的にですが全体に妙に日本に好意的に感じるんですが。日本人に調査して「盟友たる国」にロシアを挙げる人なんてほとんどいそうにないですし、旅行先でもロシアなんてだいたい30位以下です。中国は現在友好的な国だし経済協力が重要だと思うが行きたいという人は少なくむしろ日本以下だというのも面白いですね。ただ当然かも知れませんが日本人は付き合いやすい相手ではないと思われているようで(笑)。

4月13日

 インドの無人機関連です。

http://war.163.com/16/0410/09/BK9GJ7U500014OVF.html


インド、アメリカから無人機を購入 パキスタン部隊はインドに対し遠慮しないだろう

インド軍当局者は、インドはアメリカと40機の「プレデター」無人操縦偵察機の購入を商談しつつあり、海軍に装備し、インド空軍は同系列の武装無人機に対し興味を感じ、100機の購入を望んでいる、と明らかにした。

ロイター社は、この挙動は軍備の上でさらに一歩インドに立ち後れるパキスタンに不安を感じさせる可能性がある、とする。あるパキスタンの軍事専門家は、もしインドがアメリカに学び無人機を用いてパキスタン内部の過激武装組織を打撃しようとしたら、パキスタンサイドの防空部隊は遠慮しないだろう、とした。

インド洋の監視に用いる

インド政府は努力して軍隊により多くの無人技術を装備し、もって国境の情報収集と対地火力を強化し、同時にインド洋に対するパトロール、監視を拡大しつつある。インド政府は去年、イスラエル航空宇宙工業社から一定数の「青鷺」無人機を購入し、パキスタンと領土争いが存在するカシミール地域の監視支配に用いることを批准した。

ロイター社は8日インド軍当局者の話を引用し、インド・アメリカ関係がバラク オバマが大統領を担当して以来深化するのにつれ、インド政府はアメリカに「プレデター」系列無人機の供給を要求している、と報道した。

「プレデター」無人機は本部がカリフォルニア州サンディエゴ市にあるゼネラルアトミック社によって生産される。この民間企業のアメリカ・国際戦略開発部門担当責任者であるヴィヴィック ラールは、「我々はインド海軍が『プレデター』に対し興味を感じていることに注意している。だが、これは両国政府間で討論する議題だ。」と語る。

アメリカ政府は去年後半にゼネラルアトミック社がインドに向け武器を装備しない「プレデターXP」無人偵察機を輸出することを批准した。アメリカサイドがいつ引き渡すかはまだはっきりしていない。

インド海軍は「プレデター」を用いてインド洋を監視することを希望している。このタイプの無人機は連続35時間飛行でき、最高飛行高度は7,620mである。

さらに「アベンジャー」を購入しようとする

もしアメリカから無人偵察機を購入するのに成功したら、インドは次の一歩で武装無人機の購入を希望している。

インド空軍はすでにアメリカサイドに向けおよそ100機の「プレデターC」すなわち「アベンジャー」無人機の購入を申請している。「アベンジャー」は18時間連続飛行でき、飛行高度は1.5万mに達し得、「ヘルファイア」ミサイルを装備する。アメリカはこの武装無人機を用いてパキスタン西北部およびその隣国アフガニスタンで過激武装人員を打撃している。

インド当局者は、これは致命性武器に属するため、インドサイドの申請はアメリカなど西側7カ国が発起し、現在34カ国が参加する「ミサイルおよびその技術コントロール制度」組織の同意を獲得する必要があり、さらにアメリカ議会の輸出の批准を必要とする、と語る。

アメリカ国防長官アシュトン カーターは今週末インドを訪問し、オバマ政権最後の何ヶ月かの任期内にアメリカ・インド軍事協力を強固にすることを探求する。インド軍当局者は、インド国防大臣マノハール パリカールとカーターとの会談の時に武装無人機購入の件に言及されると見ている。

アメリカはインドが一連の協定書に署名することを希望し、特に相互に各自の軍事基地の使用を許すことをである。ナルンディラ モーディ首相率いるインド政府はすでにこうした協定書への署名を推進する意志があるとしている。これはこれまでのインド政府が十年あまりの時間内ずっと同意しなかったことである。

越境打撃をも望む?

退役インド海軍将官マンモハン ハドゥールは、もし「アベンジャー」が購入できたら、インド軍は越境打撃を発起する能力を有することになり、甚だしきに至っては隣国国境内に深く隠された目標をである、と語る。

ハドゥールは、だが無人機を動員して越境打撃を行うか否かは、「最終的には政治の決定である。」と語る。彼の言い方に照らせば、砲撃と空襲は別の事柄であり、「衝突のエスカレート」をもたらすだろう。

インドは2008年のムンバイテロ攻撃の首謀者はパキスタン国境内に身を隠す過激組織であると認定しているが、それに対し軍事打撃という手段を採用してはいない。ロイター社は、原因はパキスタンとの国境衝突がエスカレートするだろうことの心配だ、とする。

一方一部のインドの軍事専門家は、もし武装無人機を用いてパキスタン国境内のテロ容疑者に対し「定点排除」を行ったら、この方面のリスクを減少させる可能性がある、と考える。

パキスタンの軍事分析者であるイジャーズ ハデールは、パキスタン政府はきっとアメリカに対しロビイ活動を展開し、インド向け武装無人機の販売に反対するだろう、何故ならそれはインドの軍事力を増強するだろうからである、と語る。

ハデールは同時に、インドの無人機を用いての越境打撃の効果を疑った。彼は、もしパキスタン軍がパキスタン領空に潜入するインドの無人機を発見したら、きっと撃墜するだろう、だがパキスタンサイドはパキスタン国境内で任務を執行する米軍無人機は撃墜しないだろう、と語る。


 アメリカの無人機は撃墜しようと思えばできるがあえてしていない、ということでしょうが本当ですかね。無人機は目標として小さいですし低空飛行するなどすれば発見しにくく、またコストが安いので消耗にも比較的耐えられ、確実に発見して全て撃墜するというのは事実上無理なのでは。しかし仮にインドが本当にやったら、パキスタンが中国製無人機を使って同じようなことをやり返すことも考えられるでしょう。

4月14日

 インドの戦闘機関連です。

http://military.china.com/news2/569/20160405/22368832.html


インドメディア:インド空軍は同時に中国とパキスタンに打ち勝つことはできない さらに実戦機を購入しなければならない

【グローバル軍事報道】 インドの「レイディフ」ウェブサイトは3月31日に文章を掲載し、インド空軍中将、空軍副参謀長であるB.S.ダノアは最近「アイアンフィスト」演習を行う直前にメディアに向け状況を説明する時、インド空軍の火力デモンストレーションが「数の上で、2つの戦線で全面的空戦を展開するには不足」であることを証明している、と珍しく公然と認めた。

カーネギー国際平和基金会の高級研究員で、著名な分析家のアシュリー テリスは、インドのこの副参謀長の見方が事実であると確認した。テリスは彼が発表した人を印象深くさせる著述「悪いことは重なる:インド空軍が担う多種の非常に困難な使命」の中で、インド空軍の力量構造を分析し、かついかにしてその作戦能力を改善し、結果的に未来の脅威と挑戦に対応するかにつき提案を出した。

テリスは、中国とパキスタンの戦略的利益は重なり、さらに加えて彼らの空軍力量は迅速に近代化に向かい、インドはどんどん「険悪」な環境に直面している、と強調した。彼は一方において「インド空軍は依然途上国空軍力量の模範」であることに同意しているが、同時に彼は、インド空軍は徐々にその1971年にパキスタンと交戦して以来の、技術的に先進的でかつ数が優位を占める戦闘機を持つがゆえに享有する作戦の優勢を失いつつある、とも書いている。

テリスはインドの一部の分析者の見方、すなわちインド空軍は60個中隊の作戦力量を必要とし、それでやっと有効にダブルの重い脅威という環境下で空中の優勢を占められる、に同意する。しかし彼は、インド空軍の前線中隊の数はずっと減少中であると指摘している。彼は「今、インド空軍は32個中隊の戦闘機しか集結させられない‥‥中国とパキスタンはおよそ750機の先進的な戦闘機を出動させられるが、インド空軍は450機あまりの同等の戦闘機しかない。」と書いている。

文章は、インド空軍の作戦能力の大規模な損耗は、「インド国防予算の深刻な制約、調達プロセスがもたらす妨害、国内開発機構の成果が少なすぎること、さらには高層の国防管理体系が軟弱無力なこと、およびインドが安全保障業務生産の上での自給自足ができないことと競争相手に対する技術的に先んじた優勢を維持する需要が整合」したがゆえだ、とする。

テリスはシステマティックに現在の小型、中型、大型戦闘機の現有の力量と未来の需要を分析し、かつ結論を出してインド空軍はあらゆるこうした方面全てで厳しい挑戦に直面している、と考えた。テリス博士は詳細にそれぞれの部分でインドが選択できる機種を検討している。彼の見方に照らせば、インドは6個中隊分以上の「テジャス」小型戦闘機の購入に対し慎重な態度を持つべきである。インドは購入できる「最も安価な」西側の中型多用途戦闘機を選択し、この機種に対する需要を拡大させるべきである。インドは継続してロシアと合同研究開発する第5世代戦闘機PAK-FAプロジェクトに投資すべきである。

彼は長い紙面を費やして中型戦闘機部分の西側の主要な競争相手の優勢と不足を分析し、この中にはヨーロッパの2機種、「ラファール」戦闘機とJAS-39「グリペン」戦闘機、アメリカの戦闘機であるF-16INおよび「スーパーホーネット」F/A-18E/F艦載戦闘機が含まれる。

彼は、技術移転の助けを借りて、ボーイング社だろうとロッキード・マーティン社だろうといずれもインドで彼らの戦闘機を製造したがる、と書いている。しかし、インドは過去にアメリカの技術の使用に対し困難に遭遇しており、一部の原因は彼らがいくつかの基本的協定書に署名したがらなかったことである、と書いている。例えば「通信互換性と安全に関する覚え書きの協定」「基本交流協力協定」「後方勤務保障協定」である。このため、特殊部隊が発注したC-130J輸送機には商品到着時にいくつかの高度技術装備がなかった。

テリスはたった36機の「ラファール」戦闘機がすでに「非常に多様化」している機群に溶け込むことは困難に直面することになるだろうし、かつこの大口売買が関わる金額は90億アメリカドル近く、ほとんどインドの現在の安全保障業務予算の1/4である、と強調する。


 単独で中国とパキスタンと全面戦争し勝利する能力がなくても仕方ないのではないかとも思いますがね。

4月15日

http://tuku.military.china.com/military/html/2016-04-14/235136_2726505.htm#pic

 以前も紹介したことがある中国の超小型ヘリ(というかオートジャイロ?)の実際に飛行している画像集です。

 ロシア関連です。

http://news.china.com/international/1000/20160414/22437751.html


プーチン、「ウクライナとトルコの大統領が同時に水に落ちたら誰を先に助ける?」に回答

【グローバルネット報道 記者 郭鵬飛】 プーチンは4月14日にロシア民衆と年に一度の「生放送オンライン」を行い、この期間に全国各地の民衆が提出した各種の問題に回答した。異なる階層の人が招待を受け放送室大ホールにやって来た。今年は初めて多くの政府当局者が招待され、これには各州の知事や連邦政府行政部門首長が含まれた。

12歳のクズニェゾワがプーチンに向け質問した。もしウクライナ大統領ポロシェンコとトルコ大統領エルドアンが同時に水に落ちたら、あなたはまず誰を救いますか? プーチンは回答し次のように言った。「もしある人が死にに行くとすでに決定していたら、もう行ってその人を救うのは不可能だ。だがもしその人がそうしたくなかったら、我々にはいつでも救いの手を差し伸べ誰でも救う準備がある。もしその人が望めばだ。」


 あんまり面白くない答えですね。「自分なら同時に2人助けるの余裕だよ」とか「エルドアンかな。奴は沈みそうだがポロシェンコは脂肪が多いからしばらく浮いてるだろう」とか言いそうなイメージなんですが。

 SFチックな話題ですが。

http://military.china.com/important/11132797/20160411/22408064.html


中国製「ステルス衣」現実化へ 超材料研究開発は世界のトップにある

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国の科学者の研究は『隠身衣』を徐々に現実に変えつつある」 ちなみに中国語では「隠身」を「ステルス」の意味にも使います。)

大公ネット4月11日の情報 マントを翻し、頭から足までを遮り、しかる後にすぐ視線内から消失する‥‥この一幕は映画「ハリーポッター」の古典的シーンであるが、中国の科学者の研究は、「隠身衣」を徐々に現実に変えつつある。4月8日、2016年超材料学術・応用研究討論会が成都で行われ、会では中国が超材料研究の前線であり、「隠身」機能を含む多項目の応用が実現しつつあることが示された。

討論会では、会の貴賓と中国の現在の超材料領域における新たな進展が討論された。超材料は天然材料とは異なり、人工的に設計された特殊複合材料あるいは構造である。材料に対しカギとなる重要な寸法上秩序ある構造設計を行うことによって、それに通常の材料は具備しない超物理的性質を獲得させる。超材料は電磁波に対し変調させ、電磁波の伝播方式を改変し、このためレーダー、アンテナ、電子戦、電磁ステルスなどの領域に多くの応用ができる。

「民衆は超材料の『隠身』機能により関心を持っている。いわゆる「隠身」とは可視光線領域において、ちょうど光が「隠身箱」をめぐって一周して湾曲なく真っ直ぐに来て真っ直ぐに去るようなもので、当然あなたはその中にあるものを見ることはできず、何故なら乱反射がないからである。」 浙江大学光電子科学・工程学院の馬雲貴教授はさらにより簡単な比喩を用いて「隠身」の概念を説明した。水滴がガラス球上にあるように、球体を経た後その形状に改変が発生しない。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは1ページ目と同じです。)

調合の問題は解決が待たれる

馬雲貴教授は、現在超材料技術は国際的な科学の前線たる研究領域に属し、主要国間のレベル差は決してはっきりしたものではなく、共通して直面する問題は、「どうやって超材料を合理的に調合するか」である、と語る。

シンセン光啓高等理工研究院の研究員である熊偉は、異なる応用の環境に照準を合わせて電磁ステルス性能を向上させることは、中国の先端装備の前線の研究と実際の応用推進に対し根底から覆す形式の影響を生じさせることになる、とする。

超材料電磁変調技術国家重点実験室学術委員会委員である趙治亜博士は、パテントについて言えば、2002〜2015年の統計では、各国の超材料関連パテントは約4,000件余りで、一方国家重点実験室が委託するシンセン光啓はすでに3,000件余りの国内外パテントを申請している。(新華ネット、中新ネットを総合)

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「画像:浙江大学研究チームが『隠身』装置の効果をデモンストレーション中 資料画像」です。)

「隠身衣」の原理

電磁波(光の電磁波を含む)が物体に照射された時、物体上で乱反射が発生するだろう。乱反射された電磁波はキャッチされた後、直ちにどこに物体が存在するのかを表明する。もし電磁波を「方向転換」させ、物体を迂回して行かせることができたら、このような物体は「隠身」ができる。この概念に基づき、「隠身衣」は照射されて来る光線をその他の方向に誘導することができ、このため人々は「隠身衣」および内部に隠されたものを見ることができない。

2006年にイギリス、アメリカの科学者は世界初の2D「隠身衣」を開発した。両国の科学者は光学原理を利用し、成功裏に銅の円柱体を「隠身」させた。(ソース:百度百科、Wikipedia)


 馬雲貴という人の説明が訳分からんのに比べ最後のページの説明は分かりやすいですね。どうなんでしょう、この種のものが比較的近い将来実用化されることはあるんでしょうか。近くで凝視しても全く見えないものはともかく、戦場で発見を遅らせることができる程度のものはできますかね。

4月16日

 中国の給油機関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20160413/22423120.html


ウクライナの給油機は自主型に取って代わることはできない:運ー20だけがハードパイプ給油できる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「最も新しく発表されたウクライナのイリューシン-78の画像。中国空軍の塗装を採用している」)

最近ウクライナから来た一連の画像は、中国がウクライナに発注した1機のイリューシン-78系列機が間もなく引き渡されることをはっきり示している。機体の尾部と翼の下の給油吊り下げポッドから見て、この機はイリューシン-78給油機に違いない。この前の外国メディアの報道によれば、中国は全部でウクライナから3機のイリューシン-78を購入しているが、今まですでに中国に引き渡されたのは1機しかない。

中国の現有の主力給油機は轟油ー6型で、轟ー6プラットフォームをベースに改良されている。轟ー6プラットフォームは1950年代初めのもので、その搭載能力と空力効率はいずれも非常に低く、現在存在する主要な価値は空中給油訓練の普及にある。将来新しい大型空中給油機の就役と共に、轟油ー6型が徐々に淘汰されるのは必然の趨勢である。

現在見たところ、中国の予見できる将来のうちの、相対的に現実的な空中給油機にはいくつかの選択肢がある。輸入方面から見ると、ウクライナのイリューシン-78、ロシアのイリューシン-78M-90Aがある。ソ連解体以後、旧ソ連の航空工業体系は非常に大きな程度上解体され、例えばイリューシン-76系列機を研究開発したイリューシン集団である。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「轟油ー6」です。)

ウクライナとロシアの関係は不和で、相互の協力を拒絶ないし相互に封鎖、制裁し、このため非常に多くの旧ソ連の機種が、ウクライナとロシアいずれでも独立して製造できず(例えばアントノフー124、アントノフー225)、非常に大きな力量を費やして生産能力を建設し直す必要があるという状況が出現している。

率直に言って、中国の現有の大型輸送機、大型空中給油機に対する飢餓の程度をもって言うと、イリューシン-78のような飛行機は、ウクライナが販売に同意しさえすれば、どのくらいの現物があっても全て直ちに飲み込んでしまう。だがウクライナの経済が非常に困難な状況下では、依然何年も費やして1機のイリューシン-78機をのろのろと組み立てるしかなく、彼らの生産能力の極限がこのようだということは証明されており、将来的により多い数のイリューシン-78給油機を提供することはできない。

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「画像:PSA-90エンジンを採用したイリューシン-76MD-90A輸送機(上)、およびこのタイプをベースにしたイリューシン-78MD-90A給油機方案(下)」です。)

一方ロシアの状況はウクライナとすこぶる似ているが、その大型機製造能力再建方面での能力、決意、投資はいずれもウクライナに比べ少なからず大きいだろう。現在ロシアは中国市場に照準を合わせ(ロシア空軍は現在まだ20機のイリューシン-78を保有しており、決して非常に給油機が欠乏してはいない)、新たなイリューシン-78MD-90A改良型を登場させている。その最も主要な改良は、エンジンをイリューシン-96大型旅客機が採用するソロウェイイェフPS-90A-76エンジンに換えたことである。

新たなエンジンに換え、推力を向上させ、燃料消費を下げて以後、イリューシン-78MD-90Aはより大きな離陸重量、航続距離、滞空時間を獲得し、性能は顕著に向上することになり、性能には顕著な向上があるだろう。だがウクライナの問題に似て、ロシアがいつになればやっと真にイリューシン-76系飛行機の量産能力を実現するのか、現在誰も保証できない。

ウクライナの空中給油機だろうとロシアのだろうと、現在見たところ中国に対する意義はどんどん小さくなっている。一方においては彼らの生産能力の制限が極めて大きく、製品の引き渡が遅くて急場に間に合わない。もう一方では、中国自らの運ー20が間もなく定型に至り量産され、運ー20をベースにした給油機がすでに登場間近である。しかも最も重要なのは、運ー20ではハードパイプ給油能力が実現できることで、これはイリューシン-78系列機では達成できないことである。

(頑住吉注:これより4ページ目。画像のキャプションは「運ー20(上)とツポレフ-204(下)」です。)

いくつかの専門書が明らかにするところによれば、我が国はすでにツポレフ-204機プラットフォームをベースにした技術検証作業によって、ハードパイプ空中給油の技術体系を基本的に掌握済みである。したがってアメリカ、フランスに続く、第3のこの技術を掌握する国となっている。ハードパイプ給油は空母体系には適用されないが(独立した有人給油制御室を必要とし、戦闘機パートナー給油の中では実現できない)、陸上基地飛行機にとっては、2つの取って代わり難い優勢を持つ。

(頑住吉注:これより5ページ目。画像のキャプションは「ハードパイプ空中給油」です。)

ハードパイプ給油の第一の優勢は、給油成功率が高く、ドッキング成功に必要とされる時間の消耗がソフトパイプ給油よりはるかに短く、安全性が高く、飛行員に対する精力の消耗が小さいことである。ハードパイププローブの末端は可動の空力舵面で、専門の人員によってコントロールされて移動し、飛行機の受油口に真っ直ぐ合わされる。受油機は現在の飛行高度、速度、姿勢を保持することに専心すればもうOKである。

ハードパイプ給油第二の優勢は、給油速度が速いことである。より高い圧力と燃料輸送管の直径を許すため、ハードパイプ給油の流量能力はソフトパイプをはるかに超える。特に燃料タンクの容量が大きい大型戦術飛行機(例えば殲ー20)、大型機(早期警戒機)に対し、給油時間を節約できることは特に顕著と言える。一方長時間空中で連結した状態を保持するのは非常に危険なことであり、これはハードパイプ給油の安全性が高い別のレベルでの重要な意義である。

当然現在見たところ、ウクライナが間もなく引き渡す第2機目のイリューシン-78は依然重要な意義を持つ。運ー20給油機プラットフォーム量産前、中国がウクライナから来た最後の1機のイリューシン-78を手にできることを希望する。


 本当は旅客機ベースの給油機の方が望ましいものの、中国は自力で旅客機を作れず、西側からの部品提供を受けて作った旅客機は軍用に転用できないのでやむを得ないということのようです。ちなみにこの記事、何故イリューシン-76系でハードパイプ空中給油ができないのかの説明がないことがちょっと不満です。輸送機バージョンを買って中国で改造することもできないんですかね。

4月17日

 南北朝鮮関連です。

http://military.china.com/news2/569/20160414/22433050.html


韓国軍、対北朝鮮心理戦の強化を計画 さらに40台の高性能スピーカーを購入

【グローバルネット総合報道】韓国連合通信社4月12日の報道によれば、韓国軍は北朝鮮と韓国の非武装地帯(DMZ)における対北朝鮮心理戦を強化するため、11月末までに40台の新型対北朝鮮スピーカーを増設する。

韓国防衛事業庁国防電子調達システムの12日の情報では、韓国国防省の下に属する韓国軍財政管理局は4日、24台の固定式スピーカーと16台の移動式スピーカーの入札募集公告を発表した。固定式および移動式拡声器のそれぞれの予算支出は106.7億ウォン(約6千万人民元に相当)および76.7億ウォンである。

韓国軍財政管理局は固定式スピーカーの入札募集公告の中で、プロジェクトの目標は「放送作戦条件に柔軟性を持たせ、高性能スピーカーを用いて古い固定式大型スピーカーに取って代わらせ、それを戦力化する」と明確に指摘している。高性能新型スピーカーは現有のスピーカーに取って代わることになる。現在韓国軍は最前線地域に11カ所の使用中の固定式スピーカーを有するとされる。

導入しようとする固定式スピーカーの性能に対し、韓国軍財政管理局は、障害物のない直線距離10km以上の範囲で放送内容がはっきり聞こえる、および性能が劣悪な天候の影響の妨害を受けないことを要求している。移動式スピーカーの入札募集公告の中では、10km以遠の地域に放送内容が聞こえ、左右に回転および上下の高さと角度が調整できることを具体的に要求している。また、移動式スピーカーの重量は運搬搭載車両の定額搭載重量を超えてはならず、かつ車両は悪路や坂で設備を輸送できる、とされている。

報道によれば、韓国軍最前線地域には現在10台の移動式スピーカーと固定式スピーカーがある(頑住吉注:どう見てもさっきの記述と矛盾してますが)。移動式スピーカーの出力は大きく、ゲリラ式可聴周波数効果を発することができ(頑住吉注:意味分かんないです)、対北朝鮮心理戦の有利な装備である。韓国軍の固定式スピーカーと移動式スピーカー40台増設計画は、北朝鮮・韓国情勢の持続的緊張から出た判断であり、対北朝鮮心理戦強化を決定したのである。

だが、韓国軍が国防調達システムの中でスピーカーの投入規模や予算および具体的性能に関する要求を公開したのは、安全保障意識のゆるみの表れである、と非難する声もある。これに対し、韓国軍関係者は現在使用しているスピーカーの交換と新型スピーカーの投入には需要があり、企業の競争入札のため関連の要求を公開した、とした。(実習編集翻訳:羅雅潔 原稿審査:李小飛)


 実習生のせいなんですかね、妙に文章が読みにくいんですが。それはともかくこれは規模は小さいですが北朝鮮の弱点を有効に突くことができる方法で、同じ手段でやり返されてもダメージが相手より問題にならないくらい小さくて済むのでどんどんやってほしいです。しかし似たような対北朝鮮宣伝活動でこんなアクシデントも。

http://military.china.com/news2/569/20160414/22431478.html


韓国軍、対北朝鮮気球宣伝ビラを探し集める 3名の兵士、水素気球の爆発が原因で火傷

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:韓国民間団体が反北朝鮮宣伝ビラを撒く」)

【グローバルネット総合報道】 韓国連合通信社4月12日の報道によれば、韓国の京畿道坡州市の国境地帯の兵士は12日午前のパトロール時に韓国保守系民間団体が北朝鮮に向け発した宣伝ビラを発見、宣伝ビラを収集する過程で3名の兵士が火傷した。兵士がライターを用いて気球と宣伝ビラをつないでいるロープを焼き切る時、水素気球に引火して爆発したせいだ、と初歩的に断定された。

北朝鮮に撒かれる約30万枚のこの種の宣伝ビラがあり、今月6日にこの団体は宣伝ビラを撒くため水素気球を制作し、水素とガスボンベを用意した、とされる。

軍と消防当局は当日この件に対し調査を展開したが、3名の兵士の火傷は彼らが宣伝ビラを収集する時にライターを使用したため気球が起爆したしたせいだった。今回の事故は葦が生えている土地の火災を引き起こし、3名の兵士は顔や手に異なる程度の軽微な火傷があり、すでに付近の病院に移されて治療を受けている。幸運なことに大火事は素早く消火され、軍隊もすでに大部分の宣伝ビラを収集した。

韓国保守系民間団体の10名余りのメンバーは30万枚の対北朝鮮宣伝ビラと4千枚余りの韓国国内の新聞紙を水素気球に縛って北朝鮮に送ろうとしたとされる。


 何で水素使うんだよ、ヘリウム使えよ、と思いますが世界的なヘリウムの供給不足と関係があるんでしょうか。ライターでロープを焼き切ろうとするというのもちょっとどうかと思いますけど。















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