コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその179

4月18日

 韓国関連です。

http://war.163.com/16/0417/09/BKRH34RG00014OVF.html


韓国メディア:アメリカの高官、韓国与党が勢いを失ったことは「THAAD」配備の妨げにはならない、とする

参考情報ネット4月16日の報道 韓国連合通信社4月14日の報道は、アメリカ国防省のある高級官僚は今日、韓国与党は今週の議会選挙の中で多数の議席を失ったが、この結果は「THAAD」ミサイル防衛システム(末端段階高空区域防御システム)配備問題の上でのソウルの立場に影響しないだろうと言った、とした。

下院軍事委員会の公聴会で、国防副長官首席補佐のブライアン マッケオンは、韓国与党新国家党が選挙の中で敗北した一件は「THAAD」システム配備に対しどんな影響があるか質問され、彼は回答して「私はこうした状況は朴槿恵大統領を変えることはないだろうし、彼女のこの問題の上での立場を変えることもないだろうと考える。」と語った。

彼は、「このため私は我々には配備決定に対し自信があると考える。だが私はあなた達に向けタイムスケジュールを提供することはできない。」と語った。

2月、北朝鮮が遠距離ミサイルを発射した後ほどなく、韓米は韓国に「THAAD」システムを配備するか否かにつき正式な討論を開始する、と共同で宣言した。

マッケオンは、その後「韓国で何度かの会談があり、配備地点や資金の問題を討論した」と語った。


 韓国与党敗北の理由として「THAAD」配備問題がどれだけの比重を占めているのか知りませんけど、そんなに高くはなさそうですね。

 世界各国の軍事力に関する記事です。

http://war.163.com/16/0415/08/BKM8Q3PG00014OMD.html


外国メディア:世界の軍事力ランキングで中国は第3位 日本、5強に迫る

【グローバル軍事報道】 韓国の「中央日報」ウェブサイトは14日、「グローバルファイアパワー」ウェブサイトが提供する全世界126カ国の軍事ランキングの中で、軍事力最強の国はアメリカで、ロシア、中国、、インド、フランスがその後にぴったり続いている、とした。

このランキングは軍事力量に関する約50の要素を考慮しているが、この中には国の核戦力、経済の現状および政治的地位は含まれていない。計算方法が異なるため、「グローバルファイアパワー」ウェブサイトのランキングの順序はその他の軍事力ランキングとでは差異が存在し、伝統的ヨーロッパの軍事強国が普遍的に前寄りにある。例えばイギリスは第6位にランクされ、ドイツは第9位にランクされ、トルコは第10位にランクされている。このウェブサイトは説明し、これはそれらがいずれもNATO加盟国に属し、資源を分かち合うことができ、このため計算の上でプラスがあった、とする。

一方最近頻繁に新兵器をデモンストレーションしている北朝鮮は第25位にランクされている。このウェブサイトは、核能力を除外した他、計算時にさらに軍隊の総人数の影響を減少させ、一方より多くの先進的な武器の加点を考慮した、と言明する。このため韓国の軍事力のランクは北朝鮮をはるかに超え、11位にランクされ、甚だしきに至っては中東の強国イスラエル(第16位)を超えている。だが「中央日報」は、韓国のランクは去年に比べ4位低下した、とする。日本はこの期間に9位から7位にまで上昇し、韓国と日本のランクに逆転が出現している。(陳山)


http://www.globalfirepower.com/countries-listing.asp

 ちなみにこれが全部のランキングなんですけど、バチカン市国とかモナコとかルクセンブルグとか特に小さい国は入ってないみたいです。イスラエルはそんなに弱くないだろうとか、これまで日本の軍事力が韓国より下だったはずないだろうとか、ちょっと納得しがたいランキングですね。

 ベトナム関連です。

http://military.china.com/news2/569/20160415/22440735.html


ベトナムの日本に赴く留学生、47%急増 中国の留学生は連続2年増えず

【グローバルネット報道】 ベトナムの「青年報」4月13日の報道によれば、2015年ベトナムの日本に赴いた留学生の人数は38,883名に達し、前年比47.1%増加した。一方中国の日本に赴く留学生の人数は連続2年変化していない。

ベトナム国営通信社は日本の教育機構の統計データを引用し、日本はベトナムの学生の海外留学で真っ先に選択される国になりつつある、とした。

2015年の中国の日本に赴いた留学生の人数は94,111名に達し、中国の留学生は依然在日外国人留学生の最も大きな群体であるが、2014年からすでに連続2年増加は出現していない。

現在ベトナムの海外留学生の人数は110,000人で、世界47カ国に分布している。このうちアメリカにいる人数は29,000人である。

どんどん多くの日本企業のベトナム進出と共に、より多くのベトナムの学生が日本語を重要な外国語として選択し、現在ベトナムの何ヶ所かの小学校は日本語課程を設けている。


 ベトナム人は勤勉で日本人と比較的センスが合うてなことも言いますな。ちなみに中国語では地続きでも外国のことを「海外」と言うようです。

4月19日

 時々こういう記事出ますが。

http://news.china.com/domestic/945/20160416/22449892.html


広東の貧困な大学生、資金援助2,000人民元を求める 買収され軍事秘密を漏らす

原題:90后の大学生、買収され軍事秘密を漏らす(頑住吉注:「90后」は1990年代生まれのことです。)

3月3日から4月20日まで行われる広東省国家安全教育基地が行う国家安全教育展で記者は、ネットで情報を盗む活動が日増しに複雑になるにつれ、インターネットはすでに域外スパイ情報機関が裏切りの扇動、秘密の盗み取りを実施する主要なルートとなっており、このうち90后が買収された案例が乏しくない、ということに気付いた。

2012年、広東の某校専門科生の徐某は同省のある重点的大学の試験を受けて入学した。父母はいずれも農村におり、家庭環境がまり裕福でないため、彼はQQ群内で助けを求め、「学費の資金援助2,000人民元を求む」とした。ほどなく、ネット上のネーム「Miss Q」という人物が回答し、その姓名、携帯番号、学んでいる学校と専攻を質問し、しかる後に援助を提供したいとした。徐某はことのほか喜び、銀行カード番号を相手方に教え、翌日徐某はもう2,000人民元の金を受け取った。徐某が当時知っていたのは、「Miss Q」は域外の投資コンサルタント会社の研究員で、顧客のために「解放軍部隊の装備調達方面の定期刊行物資料」を探し集め」ており、学費を資金援助した見返りに徐某がこれを助けるのを希望している、というものだった。徐某は気持よく承諾の回答をしたが、学校の図書館では関連の資料は捜し当てられなかった。だが「Miss Q」も強くは求めなかった。

同年5月、徐某は進んで「Miss Q」に連絡を取り、相手方は彼に「田野調査研究員」の兼職を提供し、月給は2,000人民元だった。徐某がいる広東省の某大都市には軍港の埠頭と歴史の非常に長い造船工場があり、彼の「調査研究」業務とは軍港に行って軍事施設と軍艦を撮影し、造船工場に行って視察し、建造中、修理中の艦船の状況を記録し、かつ艦船の方位標識がある電子地図をファイル化し、「Miss Q」に提供する、というものだった。双方が約定した伝達方法は、携帯のショートメールで時間を約束し、徐某によって暗号化されたファイルをネットのハードディスクにアップし、「Miss Q」が直ちに域外からログインしダウンロードする、というものだった。2013年5月、徐某は国家安全機関によって法により審査された。

求職が何度も拒否に遭い、落胆している際、広東省南寧の応届大学の卒業生である何は「そばの人」という名の、微信(頑住吉注:アプリ名です)での友達になりたいとの申請を受け取った。何が相手方を友達に加えた後、相手方はあるウェブサイトの軍事関係の女性編集者だと自称した(頑住吉注:いずれのケースも相手が女性を名乗ってますが、まあ多分本当は女じゃないんでしょうね)。

軍事愛好者である何は非常に興味を感じ、彼は女性編集者に、自分は部隊にいる人間の家族で、非常に多くのこの方面の知識を知っている、と教えた。相手方は毎日必ず何と微信により連絡取ることをを開始した。「あなたにいい情報を教える。あなたが撮影し前回提供した画像がウェブサイトに採用された!」 女性編集者はある日情報を発し、さらについでに何の父が出発し航行任務を執行するとの情報を手に入れた。何は全く防衛意識のない状態下で父の行き先やいくつかの軍事情報を告知した。女性編集者は直ちに興味を感じた様子で、自分は最近軍艦方面の特定テーマに取り組んでいるところで、何に自分を助け素材を収集させることを願う、と語った。何は直ちに女性編集者にある退役した友人との連絡方法を提供した。

すぐに、この友人は電話をかけてきて、何に自分が秘密を漏らしたと教えた。彼がこの女性編集者に向け疑問を提示した時、女性編集者はすぐに彼を「拉黒」(頑住吉注:通信を制限、拒否するといった意味らしいです)した。何が再度微信で連絡すると、自らがすでに相手方から「拉黒」されていることに気付いた。何は最終的に友人と父親の付き添いの下、国家安全部門に行って状況を説明した。

「インターネット時代での生活では、ネットはスパイが裏切りを扇動する時間、金銭などのコストを大幅に減らし、日増しに域外情報機関が我が国の機密を獲得する重要なルートとなっている。」 国防大学軍隊建設・軍隊政治教研部教授の于巧華は言う。

「皆一様にスパイは常にスパイ映画の中に出現すると考え、それが現実の生活の中に存在する問題となるとは考えない。立法段階においても社会全体に覚醒を促し、うかつにも悪い人に利用されてはならない。何故なら彼らがインターネット上で投網式に仲間への引き込みを行うことは本質的に1つのスパイ活動だからである。」 中国政法大学準教授の朱巍は率直に言う。我が国は長期にわたりこの方面の教育を軽視し、非常に多くの人が決して自分では知らないうちに買収され、自らが従事しているのがスパイ活動、あるいは国家に危害を与える行為だとも知らないという結果をもたらしている。

于巧華は次のように言う。一部の学生の安全意識は強くなく、社会経験が充分豊富でなく、あるものはさらにいくらかの経済的ソースをもって学業を支持することを探求している。域外のスパイは兼職、アンケート調査のたぐいの名目を都合良く用いて学生を吸引し、高額の報酬をもって誘惑する。開始したばかりでは提示される要求は一般にいつも比較的簡単である。例えばまず学生に図書館に行って資料をちょっと調べさせ、あるいは調査研究させ、かつ任務完成の状況がどうだろうと必ず豊富な報酬金を支払う。ゆっくりとその人に依存を生じさせ、しかる後にさらに情報の捜索収集、盗み取りの任務を与える。実際上、この時には学生はすでに手綱をスパイの手中に握られており、もし退出を望んだら、相手方は直ちに威嚇、恫喝などの手段を採って学生に継続して彼らのために尽力することを強制するのである。

中国社会科学院法学研究所副所長の莫紀宏は次のように考える。我が国の青年は普遍的に国家安全意識が欠乏しており、長期にわたりこの方面の教育がなかったことは我が国の教育が追いついていないことを説明し、国家安全方面の教育を強化すべきである。「もし青年、学生が国家の安全に対し皆非常に模糊としていたら弁別することは難しい。このため国家の安全を国民教育に含め、子供に小さい時からもう国家の安全の重要性を知らせるのだ。」

中国社会科学院アメリカ研究所副所長の倪峰は言う。青少年は祖国の希望であり、国家の安全に関する法を学習し、愛国主義教育を強化し、異なる情報を見分ける能力を向上させるべきである。グローバル化の時代、それぞれの人が世界に接触する機会は以前とは同日の談ではなくなっており、青少年の国家安全教育を強化し、小学校からもう抓起(頑住吉注:普通は掴んで起こすみたいな意味らしいですがここでの意味は不明です)を開始し、充分に学校と家庭の作用を発揮し、定期的に宣伝教育進校園活動を展開すべきである。

「国家の安全をまるで国家安全機関のことのように考えることから、それぞれの人に皆相応の義務があり、皆が国家の安全業務に身を投じることへと転換するのだ。」と莫紀宏は語る。


 こういう記事では「国外」、「海外」ではなく「域外」という言葉が使われることが多く、ひょっとして台湾を意識した表現なのかなと思っていましたが、「〜アメリカ研究所副所長」なんて人がコメントしているところからして最も意識されているのはアメリカなんですかね。しかしまあこういう防諜教育が広く必要とされるのは中国が軍事色の非常に強い、また透明度が低い国だからであって、そもそも価値ある軍事情報なんて持ってる人が極端に少なく、例えば軍艦の動きが見たければ外国人だろうと自分で行って何の困難も危険もなく直接見られる日本ではあまり必要は感じられませんわな。

4月20日

 日本が重要な役割で登場します。

http://military.china.com/important/11132797/20160418/22456095.html


外国メディア、中国がM60Jカーボンファイバーを密輸し殲ー20を作った? とする これは全くあり得ない

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像は中国空軍のSF大作の中の殲ー20」 宣伝のために映画作ってるんすかね。よく見ると模型っぽくも見えますが。)

最近のあるニュース報道によれば、アメリカ法務省がある中国公民を起訴し、この人物がM60J高性能カーボンファイバーを密輸し、この繊維は「殲ー20、殲ー31など先進的な戦闘機の研究開発に用いることができる」とした。とりあえず告発された事実が存在するか否かは論じないが、報道の中のM60Jの用途に関する言い方は決して正確ではなく、このカーボンファイバー材料は相当に特殊で、真の用途は全く飛行機上にはない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像:カーボンファイバーは多種の類型に分かれるが、設計、製造上顕著な性能の方向性選択の区別がある。」)

現在普遍的に航空宇宙に用いられているカーボンファイバーはポリアクリロニトリル基カーボンファイバーで、最も早くは近藤昭男が大阪工業技術試験所で研究開発に成功した。現在日本の東麗(頑住吉注:東レのことです。中国語にはカタカナがないんでこの字を使ってますが、東レは元々東洋レーヨンの略で「麗」という字は使ってません)社のカーボンファイバーは質と生産量がいずれも世界のトップで、T300、T700などニュース報道の中でしばしば見るTの字で始まるカーボンファイバーのブランドネーム、および今回のニュースの中のM60JといったようなMの字で始まるカーボンファイバーは、全て東レ社の製品ブランドネームに属する。

東レ社の製品が過度に代表性を持つため、こうしたブランドネームは非常に大きな程度上同類製品の性能や命名のスタンダードとなる。このうちTの字で始まるカーボンファイバーの特徴は高強度、Mの字で始まるものの特徴はmodulusである(頑住吉注:検索すると「係数」、「率」などとなっていますがぴったりしないんでそのままにします)。簡単に言えば、前者は非常に非常に引っ張られて断裂し難く、一方後者は非常に引っ張られて変形し難い。

(頑住吉注:これより2ページ目。1枚目の画像のキャプションは「画像:M60Jで戦闘機を作る? 夢を見るな、たとえF-22でも高くて使えない。F-22が用いるのは普通の高強度カーボンファイバーである」 続いて2枚目。「画像:B-2は世界で最も高価な飛行機だが、同様に高modulusカーボンファイバーは採用していない」 「夢を見るな」は直訳ですが、たぶんニュアンスは「寝言は寝て言え」に近いのでは。)

例えばT300とM40(同時期、1971年に量産に成功し、世界の第1世代高性能カーボンファイバーである)は実際上同じプロトフィラメントから調合され、T300が引っ張られて断裂する時、T300繊維は1.2〜1.5%、甚だしきに至ってはより大きく伸長するだろう(東レ社のT300は性能基準が随時推移しかつ不断に向上する)。一方M40が引っ張られて断裂する時、その延長率は終始T300の半分に達しない(頑住吉注:そのどこがどうすごいのか全然分かんないですが)。

カーボンファイバーに関して言うと、高modulus類型の製品はグラファイト化の程度がより高く、より調合し難い。例えば東レ社は1986年にはもうすでにT1000カーボンファイバーの研究開発に成功し、その後30年近い研究の重点はずっと品質管理とコスト低下にあった。だがM70Jは1992年になってやっと研究開発に成功した(頑住吉注:ここだけこうなってますが、こういう製品が本当にあるのか、M60Jの間違いなのか分かんないです)。

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「画像M60Jのようなサブトップクラス高modulusカーボンファイバーは、最も主要には(唯一の用途と言っても完全によい)高性能人工衛星の製造である」です。)

高modulusカーボンファイバー製品の製造コストは非常に高く、かつ生産能力が比較的低く、最大の優勢は極端な高低温(非常に大きな応力の変化が生じる)の差異の下で、高modulusカーボンファイバーで製造した部品は変形が極めて小さく、あるいは変形しないことにある。専門用語を用いて言えば、その特性の重点は、「寸法安定性」にある。

特にM60Jカーボンファイバーであるが、実際のところそれはすでに高modulus繊維であるというだけでなく、しかも相当程度高強度な性能の方向性選択を併せ配慮しており、強度とmodulusがダブルで高い製品であって、このため研究開発の難度がより高く、コストがより高い。このためM60Jのたぐいの材料の主要な用途は全て衛星部品の製造で、これにはパラボラアンテナ、太陽エネルギー電池パネルのビーム、殻体構造で、高速高性能ミサイルにも少量用いられる。

(頑住吉注:これより4ページ目。画像のキャプションは「画像:殲ー20はまだ真にM60Jのようなカーボンファイバーは高くて使えない」です。)

飛行機上にはこの種のカーボンファイバーの採用は決して適合しない。modulusが飛行機の性能に対して重要でないと言っているのでは決してなく、飛行機の製造に必要とされるカーボンファイバーの数量は多く、コストコントロールの要求は厳しく、M60Jのような高級品は高くて全く使えないのである。これにより得られるコストアップは性能の改善と全く正比例しない。F-22だろうと、殲ー20だろうと、この方面においては全て例外ではない。


 この論は自分で認めているように中国人が高性能カーボンファイバーを密輸したこと自体を否定する根拠にはなりませんし、またより低ランクのカーボンファイバーをも密輸して戦闘機に使った可能性も否定できませんね。ちなみにこの筆者も東レの実力を高く評価しており、「レ」という中国語にないカタカナを漢字に置き換える時、「麗」という字を選択したのは意識的かどうか分かりませんが敬意の現れかもしれません。

4月21日

 この期に及んでこんな説が出てくるとは思いませんでしたが。

http://military.china.com/important/11132797/20160420/22481921.html


大連の国産巨艦は空母ではない:早急に必要とされる5万トン級強襲揚陸艦

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「『遼寧』号空母(右上)とアメリカの『ワスプ』級LHD(右下)を比べると、大連の巨艦(左)の現有の艦尾構造は疑いなく後者により似ている(現在大連の巨艦の艦尾構造はすでにドックの水門に非常に近く、このためさらに船尾モジュールを取りつけることはないだろう)」)

それぞれの中国海軍を熱愛する人にとって、今大連造船工場の中に横たわるかの大きな船はずっと最大の考える対象である。この艦の建造の画像が不断に明るみに出るにつれ、筆者はその迅速な建造速度に驚きいぶかるのと同時に、それにもかかわらずいくつかの通常ならざるディテールを発見した。どんどん多くの兆しは、この大連造船工場が建造中の巨艦があるいは決して空母ではなく、中国海軍が同様に早急に必要とする5万トン級強襲揚陸艦(LHD)であるかもしれないことをはっきり示している。後日この強襲揚陸艦は中国海軍の大洋を征する戦を統帥することになる。

大連の巨艦の艦尾、実はその身分が強襲揚陸艦であることを暴露

これまでに明るみに出た「国産空母」建造の画像は全てこの艦の左前方の高いところから下に向け俯瞰したもので、このためこの艦の艦首と左舷の構造しか見ることができなかった。だが最近明るみに出た1枚の画像の撮影角度はある程度後ろに移り、したがってこの艦のこれまで全く人に示されていなかった船尾構造を体現している。そしてまさに船尾構造とこれまですでに明るみに出ている左舷構造上の数多くのディテールは、この巨艦が空母ではない可能性が高いことをはっきり示している。周知のように、中国の大型空母設計経験は相当に限られており、尹卓を含む国内の権威ある軍事専門家も、建造中の国産空母は「遼寧」号を基礎に設計されたもので、全体構造は比較的似ていると認めている。だが画像の中の巨艦の船尾構造から見て、その乾舷と船体幅の比は非常に小さく、比較すると「遼寧」号の艦尾の乾舷は船体の幅の半分に満たず、このため、少なくとも建造中の巨艦の船尾構造は「遼寧」号と顕著に異なり、しかもこのことは非常に大きな程度上この艦の空母たる身分を否定している。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「建造の続行、改装を行っている時の『遼寧』号(上)と対比すると、もし大連の巨艦が空母だったら、そのドックが明らかに小さすぎることに難なく気付く(下)。大型ドックが充足している中国にとって、小さなドックに大きな戦闘艦という技術的リスクを冒す必要は全くない。」です。)

もう1つのディテールはこの艦の左舷構造である。周知のように、「遼寧」号を含む大型空母はより幅広い空母甲板を持つため、全て船体の左に非対称の支持構造を建造する。一方国外空母の建造、構成から見て、左舷の非対称モジュールは甲板の主たる重量を受け入れる構造であるため、それが連結される左舷位置には顕著な連結位置があるだろう。だが現在建造中の巨艦の左舷構造はそれにもかかわらず相当に完備し、かついかなる顕著な突起物もない。しかも以前の「遼寧」号のドック内での建造続行の画像と対比すると、今巨艦の建造を受け入れているドックは明らかに小さすぎでもある。大型空母の建造経験が比較的少ない中国にとって、左舷の非対称構造モジュールの取り付けは相対的に充足した空間を必要とするが、画像の中の巨艦の左舷はすでに相当にドックの側壁に接近している。イギリスが「クイーンエリザベス」号空母を建造する時、かつて狭小なドックの中でこの艦に類似の構造を取り付けたが、充足した大型ドックを持つ中国にとって、こうした方面のリスクを冒すことは全く必要が無い。

南海の防衛、列島線進出を重んじるのにLHDは空母より重要

目下すでに完成している構造から見て、大連の巨艦はアメリカの「アメリカ」号に似た5万トン級大型LHDである可能性が高い。現在いかなるLHDも舷側の非対称構造を装備しておらず、しかもLHDの乾舷が高い角形の艦尾構造も大連の巨艦の現有の外部的特徴に相当に符合する。これまでとっくに国産LHD建造開始の情報があり、すぐに空母建造開始の情報によって埋没させられたに過ぎない。このため、中国が同時に空母とLHDを建造しており、しかも大連造船工場のこの艦がまさに国産LHDであるという可能性が高い。一般的な視点に照らせば、中国は現在アメリカなどの国のアジア太平洋地域における気迫に満ちて人に迫る態勢に直面しており、空母はLHDに比べ遥かに重要のようだ。だが周知にように両者のうちどちらであろうとも、現在真の戦闘力形成までまだ10年前後を必要とする。このため、将来どちらが中国の10〜20年内の戦略により符合するか、これこそが重要性を比較判断する唯一の基準である。このように見ると、LHDは疑いなくより重要である。

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「LHDは相当便利にメインバトルタンクを含む重要装備を南海のいかなる島礁上にも輸送でき、このことはまず南海を防衛する必要がある中国にとって、疑いなくアメリカとの海上の対抗をメインに行う空母に比べより重要といえる。」です。)

中国海軍にとって、予見できる時期において、南海全部の海域、島礁に対する強力な実効支配を建立することは、アメリカ海軍と正面からの対抗を行う能力を具備することに比べより実際的であり、より重要でもある。このため、LHDはその島嶼に対する防衛、奪回などに対する独特の優勢のおかげで、中国海軍の計画の中で疑いなく空母に比べより重要である。道理はごく簡単で、5隻の5〜8万トンの空母はあるいは中国を第2列島線まで進出させることができるかもしれないが、東南アジアの南海に沿った国の南海の島礁に対する海賊式騒擾に直面しては、あいにくとまるで大砲で蚊を撃つように強さの使い道がない。だが5隻の5万トン級LHDは現有の永興島、永暑礁など南海の支点の防衛能力を強化できるだけでなく、さらには多くの水陸両用輸送手段の助けを借りて、異なる規模の守備力量を需要を根拠に南海のいかなる海域あるいは島礁にも派遣し、あるいは多様で強力な手段をもって敵サイドの艦艇を駆逐し、いかなる侵略占領された島礁をも奪回することができる。比較すると、LHDは疑いなく空母に比べより大きな現実的意義を持つ。

事実として、中国海軍にとって大連で建造中の巨艦が一体空母なのかそれともLHDなのかは決して重要ではなく、なぜならこの両者はいずれも中国が予見できる時期に必然的に獲得する2つの大きな海軍の新たなる支柱だからである。だが眼前の実際の需要から見て、LHDが中国海軍にとって疑いなく空母に比べより重要と言え、それは比較的長い時期内、中国海軍の南海を防衛し、大洋を征する戦を統帥することになる。(鳳凰軍事鳳凰軍評 劉暢)


 画像に関してはちょと私には分かりませんね。仮に大連のこの艦が強襲揚陸艦だとしても、公式発表から中国が空母を建造中であることは間違いないはずで、だとすればどこか別の場所で建造しているということになります。その場合、「遼寧艦」よりもかなりスケールアップ、設計変更の度合いが大きい可能性も出てきますが、進度がずっと遅い可能性もあるでしょうね。

4月22日

 北朝鮮関連です。

http://military.china.com/news2/569/20160420/22477211.html


北朝鮮、「去西化」運動を展開 体にピアスの穴を開けることを禁じジーンズを履くことを許さず

外国メディアは、北朝鮮の民衆はすでに止むを得ず政府が認可する髪型のままにし、国家が批准する単調な理髪方式の中から選択するしかない、とする。現在彼らはさらに体にピアスの孔を開けることを禁じられ、これはこの神秘の国が労働党代表大会招集前になって厳しく西側文化を打撃する行動の一部分である。

規定はさらに民衆が例えばジーンズなど西側の服装を身につけることを禁止している。報道によれば、この規定は主に咸鏡北道と両江道に集中している。

報道は、この2つの地域はいずれも中国と国境を接し、ここの民衆はより容易に外界の情報を獲得し、および外界の文化的潮流に接触する、とする。

この禁令はアジア国際新聞社が支持する北朝鮮ニュースウェブサイト「臨津江」の民間記者によって発見されたものである。これは北朝鮮社会の中から資本主義を消し去るより大きな努力の一部分であるとされる。北朝鮮政府はいかなる形式の西側文化にも激烈に反対する。

北朝鮮内部の民間記者と一緒に働く日本の記者である石丸次郎は、「どんどん多くの北朝鮮人が西側文化に恋い焦がれ夢中になっている。」と語る。

政府が建立を支持する青少年「糾察隊」は街頭で密かにパトロールし、もってああした服装基準に合わない服を着ている人を発見する、とされる。

「臨津江」ウェブサイトの報道は、「彼らはああした資本主義傾向をはっきり示す兆しを極力発見することを企図し、例えばスカートの長さ、靴の形状、Tシャツ、髪型や服装である。」とする。

報道は、年齢が満15歳の青少年は申請して朝鮮青年連盟に加入でき、彼らは「大衆の思想、道徳の破壊」を制止しようと宣誓する、とする。


 こういう締め付けが必要とされるのはそうしないと体制が維持できない状況にあるからで、例えば韓国の放送による呼びかけ宣伝活動には一定の効果がありそうで、だからこそ北朝鮮も神経質に反応するわけでしょう。

 S-400対空ミサイルシステム関連です。

http://military.china.com/news/568/20160419/22467813.html


ロシアメディア:多くの国がS-400購入を求める 優先的にロシア軍に供給するが中国は例外

参考情報ネット4月19日の情報 ロシアメディアは、ロシア大統領軍事技術協力補佐ウラジミール カーレンは中国とインドがロシアのS-400「凱旋」防空システム購入に対し興味を感じているとしている、とした。両国代表との談判は行われつつあるが、ロシアはまず本国の軍隊の需要を満足させるつもりである。

ロシアの「情報報」4日18日の報道によれば、カーレンは「S-400を買いたい人は非常に多いが、我々はあらゆる人とあらゆる需要を満足させることはできず、このためロシアの軍隊向けの商品供給を優先する必要がある。中国とインドとの談判が進行中ではあるが。」と語った。

報道は、ロシアの軍事工業製品はシリアにおける行動の中でお目見えして以後より多くの歓迎を受けている、とする。インド、マレーシア、アルジェリア、インドネシアが列をなしてロシアの飛行機を購入しようと求めている。天下無双のS-400防空システムも関心を引き起こしている。ロシアのスホーイ-24爆撃機がトルコ空軍戦闘機の襲撃を受けて以後、当局は正式にシリアのヘメイミム空軍基地にS-400システムを配備すると宣言した。この地上部隊も援護でき、空中の飛行機もまた防衛できる装備が衝突区域に出現して後、ロシアの飛行機に対する襲撃はもはや発生したことがない。現在、「凱旋」は依然ロシアの基地の範囲内に留まっている。

S-400は戦闘爆撃機、戦略飛行機、偵察機、弾道ミサイル、巡航ミサイルが破壊できる。その最大射程は400kmで、同時に36の目標が打撃できる。シリアに配備されたこのシステムは飛行機のトルコ領空での発着や飛行を追跡することができる。

報道は、3月にロシア大統領プーチンはニジニ・ノヴゴロドで行われた対外軍事技術協力委員会の会議で、2015年の軍備輸出データを引用した、とする。去年、ロシアは軍備を輸出すること145億アメリカドル、新たな契約を締結すること260億アメリカドル、現有の受注総額は1992年以来初めて560億アメリカドルに達した。会議が行われた地点は「勝利70週年」工場で、これはS-400の組み立てを行う新工場である。この国家元首は、新工場建設決定の原因は外国の発注が不断に増加することだ、とした。

ロシア戦略技術分析センター主任のルスラン プーホフは、「S-400の生産開始時、もう輸出問題が出現した。当初、国防省の態度は強硬で、まずロシアの軍隊を武装することが必須、とした。中国の買い手はこの態度を改変させた。彼らはS-400に対する興味を表明し、対中国関係は非常に重要なため、彼らは特例となる。契約はすでに締結され、あるいはすでに一部商品供給されているかもしれない。」とする。

報道は、シリアでの行動とS-400の中国への出現はインドのこのシステムに対する興味に影響した、とする。専門家は、インドサイドもロシアというパートナーが彼らのために慣例を破ることを説得できる、とする。(編集翻訳/賀穎駿)


 シリアでの行動はテロに対する報復であると同時に新兵器の試験でもありアメリカなどの国向けの示威でもあり、ロシアの兵器を購入しそうな国向けの宣伝でもあったわけですが、今のところS-400は実戦で使用されておらず、実力が能書き通りかどうかはいまいち不明です。

4月23日

 中国の新兵器関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20160421/22489390.html


中国、CH-901巡航ミサイルの詳細を発表 2時間滞空し誤差は5m未満

(頑住吉注:原ページのここにある1枚目の画像のキャプションです。「アジア安全保障業務展で展示されたCH-901無人機/巡航ミサイルシステムの展示された模型。展示の時方向を逆さまにしたようだ」 続いて2枚目。「2014年トルコ航空展の時に保利集団が展示したCH-901巡航ミサイル。その中には多種のデータが列挙され、位置決定精度は50m未満、命中円確率誤差5m未満とされる」 1枚目の画像は尾翼が逆V字型、2枚目はV字型になってますが後者が正しいということでしょう。)

保利集団のある役員は、この無人機はすでに「長年」の発展を経ており、無人機と巡航ミサイル2つのタイプはいずれもすでに中国人民解放軍陸軍に装備されている、と語る。この役員は付け加え、すでに「多くの友好国」が興味を示しているが、現在まだ対外販売されていない、とした。

作戦システム全体重量45kg、3機の無人機、1本の発射管と1台のコントロールシステムとしてのノートパソコンを包括する。このシステムは兵個人によって携帯されることができ、小型SUVによって搭載されることもできる。

無人機の本体の全長は1.2m、重量9kg、最高速度150km/h、飛行半径15km、滞空時間120分間である。

この機は小型捜索追跡ビデオカメラを搭載でき、2km以内の目標を捜索できる。電動エンジンを採用して「低騒音」の特徴を持ち、隠蔽に有利である。この機の寿命は20回の飛行任務、あるいは10年の備蓄まで維持できる。

保利社役員はこの機の巡航ミサイルとする時に搭載する戦闘部の類型について回答しなかった。(視察者ネット)

(頑住吉注:これより2ページ目)CH-901の初期の3D展示モデル。航天長征国際貿易有限会社が展示

2012年の珠海航空展で航天科技社が展示したCH-901無人機。この時のその設計が最終的に定型に至ったCH-901とではまだ比較的大きな差異があることに注意

(頑住吉注:これより3ページ目)2014年、保利集団のPL-02偵察車に4機のCH-901無人機が搭載された

CH-901無人機を搭載し偵察、射撃修正手段としたPL-02砲兵観測車


 たった9kgのミサイルでも飛び方によっては巡航ミサイルというもんなんでしょうか。そもそもどうやって飛ぶのかもよく分かんないんですけど。翼があまりにも小さくて尾部のプロペラをモーターで回して飛べるようには見えないですし、

http://xw.qq.com/mil/20160421014988/MIL2016042101498802

 ここの画像見るとロケットエンジン積んでるみたいですけどこんなんで2時間飛び続けられるとも思えないです。まあしかし中国の無人機が多様な発展をしているのは確かでしょうね。

 ベトナム海軍関連です。

http://military.china.com/news2/569/20160419/22469415.html


ベトナム、ミサイル艇を大々的に建造し南海を抑え支配 いかなる地点にも赴いて作戦できると称する

【グローバル軍事報道】 ベトナムの「青年報」18日の報道によれば、30ヶ月の念入りな施工を経て、ベトナムの2隻の国産最新型「閃電」級ミサイル艇が進水した。ベトナム当局の言い方に照らせば、バーソン造船工場は種々の困難を克服し、原計画に比べ8ヶ月前倒しで製品の引き渡しを完成させた。ベトナム海軍で最も先進的な水上突撃快速艇として、「閃電」級ミサイル艇はベトナム海軍の「現代の突発的戦争状況に対応する、および国家の海洋主権を維持保護する能力」を顕著に高めることになる。

近年来ベトナム海軍の装備建設は「空、潜、快」(頑住吉注:海軍航空隊、潜水艦、快速艇)を主なラインとし、特にミサイル艇は「小をもって大と戦う」非対称の優勢を持ち、このためベトナム軍発展の重点となっている。2006年、ロシアとベトナムはロシア製1241.8型「閃電」級ミサイル艇導入の協定を締結した。その満載排水量は500トンに達し、76mm艦砲、30mm近接防御砲、16発のKh-35対艦ミサイルを搭載し、最高航行速度は40ノットを超え、海上快速突撃能力を持つ。この艇は実際にはロシアの1241.1型ミサイル艇のグレードアップ版で、これは1990年にはもうベトナム海軍の序列入りしていた。後にベトナムはまたポーランド海軍から2隻の中古艇を購入した。

双方が締結した協定によれば、ロシアサイドはまずベトナム海軍に向け2隻の「閃電」級の完成品を供給し、しかる後にベトナム企業がもう6隻の同型ミサイル艇を建造するのに協力援助する。ベトナムがロシアの援助の下に建造した最初の2隻の「閃電」級ミサイル艇は2013年末に進水した。就役後、ベトナム海軍はこの艇に対し口を極めて賞賛している。ロシア連邦軍事技術協力局の局長であるミハイル ドミトリイェフは、ベトナムはさらに積極的にロシアのカギとなる重要技術の移転許可を探求し、現在ロシアはすでにベトナムが現地でこの艇のKh-35対艦ミサイルのグレードアップ版を生産することに同意しており、このミサイルの外形ないし性能はいずれも著名なアメリカの「ハープーン」ミサイルに似ていて、水上艦艇の攻撃にも適合するし、対地攻撃もできる、と明らかにした。ロシア科学院極東研究所の専門家であるラーセンは、ベトナムはインドに続く第2のロシアと合同で対艦ミサイルを生産する国で、両国の軍事協力レベルの大幅アップをはっきり示している、とする。

「閃電」級ミサイル艇の導入はベトナムに南海で制海作戦を実施する手段を持たせる。この艇はベトナム本土基地に頼って南海のいかなる地点に到達して作戦することもでき、気象条件の制限を克服でき、かつ艦対空ミサイルを配備し、配備がより柔軟性を持ち、本土基地の勤務執行形式を採ることもできれば、また南沙諸島で外海配備を実施することもできる。近年来ベトナム海軍の「閃電」級ミサイル艇は何度も南威島などの島嶼の臨時基地に停泊しており、このことはベトナム海軍の戦時における外海配備のための適応性訓練に他ならない。(田聿)


 何となく中国が卒業した「空、潜、快」路線をベトナムは邁進しているという上から目線を感じるんですが、過去中国がそうせざるを得なかったようにベトナムも現状ではこうするしかないでしょう。

http://www.cdstm.cn/attachments/2015/11/995525_201511201342531iEe4.jpg

 「ミサイル艇」で想像するよりは大きな船ですね。

4月24日

 米中の戦略兵器関連です。

http://military.china.com/news/568/20160422/22498320.html


メディア:中米、同時に大殺器を見せつける アメリカ、B-21を用いて中国のミサイルを打撃しようとする

【グローバル軍事報道】香港の「東方日報」ウェブサイト4月21日の報道によると、中米双方はそれぞれに大殺傷力武器を見せつけ、中国は最近再度新型の東風-41大陸間弾道ミサイルを試射し、かつ2つの分離誘導式弾頭を搭載した、と伝えられる。分析は、東風-41はあるいはすぐに解放軍のロケット軍に配備されるかもしれないと指摘する。米軍は中国のミサイルの脅威専門に照準を合わせた新世代ステルス遠距離爆撃機であるB-21を明るみに出し、それは全世界で打撃任務が執行できるだけでなく、さらに無人機である可能性がある。

アメリカメディアはペンタゴン当局者の話を引用し、中国は12日に道路機動プラットフォームをもって再度東風-41大陸間弾道ミサイルを試射し、偵察衛星と地上観測ツールは2つの分離誘導式弾頭を搭載したミサイルが飛行しているのを発見した、と明らかにした。この当局者は試射の地点を明らかにしていないが、過去の同類の試験は全て山西五寨ミサイル基地で行われている。中国サイドは去年末にかつて鉄道機動発射車上で東風-41を試射している。

報道はアメリカの軍事専門家の話を引用し、今回はすでに中国第7回目の東風-41ミサイルの試験で、もうすぐ解放軍ロケット軍に配備されることをはっきり示している、と指摘する。アメリカの情報部門は、東風-41ミサイルは6〜10の分離誘導式弾頭を搭載でき、射程は1.2万kmに達し、アメリカ全域をカバーできる、と見積もる。

これと同時に、米軍は14日議会に向け提出したあるレポートの中で、初めて新世代ステルス爆撃機B-21の作戦性能を公開し、主に通常および核爆撃任務を執行し、敵サイドの先進的な防空網を突破することができ、かつ2020年代中期に就役し、米軍は100機調達することになるだろうと指摘した。

報道は、レポートはB-21はひとまずは有人操縦だが、初歩的作戦能力に到達した数年後、無人機操縦爆撃機に変わるチャンスがあるとしている、とする。B-21の作戦はアメリカ本土から発進し、地球上のいかなる地点に位置する目標も爆撃することができる。今年2月、米軍はかつて設計方案を発表し、当時ある情報は、この爆撃機は米軍が中国のミサイルの脅威に対応することを準備する新たなる利器で、アジア太平洋地域に重点配備されることになるだろう、と指摘した。


 戦闘機が無人化されるのははるか先になるか、もしくは有人機より明らかに劣る能力を数で補おうとするものが比較的近い将来登場するかでしょうが、テロ組織の幹部を選択的に殺害する無人攻撃機は現に使われており、戦略爆撃機の無人化は比較的簡単なのではと素人考えでは思えますけど。

 次はロシアの戦略兵器関連です。

http://military.china.com/news2/569/20160422/22496243.html


ロシア、成功裏に大陸間弾道ミサイル用極超音速滑空弾頭U-71を試射

参考情報ネット4月21日の情報 ロシアメディアは、消息筋の人物がロシアは今週初め成功裏に「Сармат」大陸間弾道ミサイルに用いる極超音速航空弾道作戦装備をテストしたと明らかにした、とする。「Сармат」はもうすぐロシアで威力が最強のRS-20「部隊長官」(NATOはSS-18「サタン」と称する)大陸間弾道ミサイルに取って代わることになる。

ロシアの「モスクワ共産党青年団真理報」4月20日の報道によれば、当局には今回の試射に関する情報はない。だがロシアの「モスクワ共産党青年団真理報」の消息筋の人物は、ある研究開発者の持つ「驚くべき進展」が近く上級機関に報告される、と事実確認した。試射の地点はオレンブルグ州のドンバロフスキー地域である。2015年7月、西側メディアはイギリスの「ジェーン情報評論」の報告を引用して、ロシアは同一地点で同様の弾頭をテストした、とした。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「紅星テレビ局が発表したソ連時期の極超音速滑空器の模型」)

報道は、テストされた飛行体の名はYu-71だとする。それはかつてUR-100大陸間弾道ミサイル(NATOはSS-19「スティレット」と称する)によって地球に近い軌道に撃ち込まれた。「ジェーン情報評論」は、この試験的飛行体に関する作業は2009年からコードナンバー4202の機密プロジェクトの下に行われた、と事実確認する。Yu-71は核弾頭も搭載できるし、通常弾薬も搭載できる。

西側の分析家は、Yu-71は2011年12月に初めて試射され、第2回目および第3回目の試射はそれぞれ2013年9月と2014年に行われた、と指摘する。これは彼らが衛星偵察のデータに基づいて得た情報である。

あるいは注意を促す必要があるかもしれないのは、ロシア武装力量総参謀長のユーリ バルイェフスキーが2004年には早くももう大陸間弾道ミサイル機動式弾頭の試験に言及していたことである。この弾頭は戦略ロケット軍の実力を大幅に増強することになり、いかなるミサイル防衛システムにも対応するに足りる。

報道は、この後この飛行体がテストされたことに関する情報はもはや出現していない、とする。あるいは何ら特別に誇るべきことがないからかもしれない。研究開発者は試験の初期しばしば挫折し、これは決して秘密ではない。だが現在、もし消息筋の人物の言うことが嘘でなかったら、一切全てはすでに覆っている。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシアのマカイェフ設計局が発表した極超音速滑空器の模型」)

ロシア軍が詳細に関し口を閉ざすことは理解できる。だがアメリカ国防省はロシアの研究を密接に追跡している。彼らの軍事分析家は、Yu-71の速度は時速1.1万kmを超えると信じている(ミグー31機の最大飛行速度は時速3,000kmである)。同時に、それは航空弾道飛行体と称され、このことはその飛行の軌道が予測できないことを意味している。つまり、Yu-71は任意に機動し、防空およびミサイル防衛システムに迎撃できなくさせることができる。

また、「ジェーン情報評論」の専門家は、Yu-71は「Сармат」ミサイルの弾頭とすることができるだけでなく、さらに未来の遠距離戦略爆撃機上に装備できる、と信じている。だが現在の試験成功は主に戦略ロケット軍に対して意義がある。

「サタン」に取って代わる「Сармат」ミサイルはマカイェフミサイルセンターが研究開発するサイロ式液体燃料ミサイルである。その技術任務書は2011年末に批准を獲得した。2015年のある情報は、このミサイルの飛行試験は2017年初めに開始される、とする。

報道は、弾頭を成功裏に試験した後、ミサイル本体の飛行試験も見たところあまり長く待つ必要はない、とする。第1ロットの「Сармат」ミサイルはクラスノヤルスク地方とオレンブルグ州の部隊で戦闘当番を執行することになると見られる。


 この方面でもロシアのほうが中国より進んでいるようです。弾頭が自力で極超音速に到達できるわけではないと思うんですが爆撃機に搭載した場合はどうするんですかね。




















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