コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその180

4月25日

 中国の水陸両用機関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20160419/22467264.html


中国、この飛行機を配備 米日豪の潜水艦はもはや南海を裏庭とすることが難しくなった

現在、中国国産大型消火/水上救援水陸両用機であるAG-600(蛟竜-600)は機全体の静力試験作業を行いつつあり、今年総組立が完成し、かつ初飛行実現を極力勝ち取り、その後一定の時間の試験航行を経て正式に市場に投入される。これまで、中国の大型水陸両用飛行機の水準は相対的に立ち後れ、しかもサイズが比較的小さく、この研究開発中の「蛟竜-600」は中国新世代特殊航空製品の1つのマイルストーン式製品となる。この機は多項目の特殊任務を執行できる強大な機能を持つため、市場のポテンシャルは非常に大きく、人々の極めて大きな関心を引き起こしてもいる。

「蛟竜-600」水上機は単一船体、4台のターボプロップエンジン式総合救援飛行機で、主に中国の森林消火、水上応急救援任務の需要を満足させるのに用いられる。その機体の体積はボーイング-737に比べさらに大きく、最大離陸重量は53.5トンに達し得る。最大水平飛行速度は555km/h、発着時の波に抗する高さは2.8mに達し、最大航続距離は5,300kmである。この機は陸上の二級飛行場や滑走路の長さが1,800m未満でない、幅が35m未満でない飛行場や、長さ1,500m、幅200m、深さ2.5mの水域で発着でき、昼夜消火や水上救援任務を執行することができる。

(頑住吉注:これより2ページ目)

「蛟竜-600」機は3人クルーを採用し、主に2人の操縦員と1名の機械技師である。この機は細長い船体式の機体を採用し、片持ち式台形の上翼単葉、T字型尾翼、前三点式引き込み脚レイアウトで、主翼の前縁には4台のWJ-6ターボプロップエンジンが装備される。また、この機は総合化航空電子システムを採用し、赤外線探知計測および光学カメラなど捜索、探知計測設備を配備し、さらに水を汲む/放出するシステム、水上救援の緊急救護施設を配備し、素早く高い効果で森林火災を消火する、および遅れず有効に海難救護を行うことが実現できる。

さらに重要なのは、「蛟竜-600」機は「1機種多タイプ、水陸両用、系列発展」の設計思想で設計が行われ、ユーザーの需要を根拠に必要な設備、施設を追加装備し、もってそれにより広範な任務を執行させることができる、ということである。海上消火任務を執行する時、この機は飛行中水面まで降りて滑走して水を汲むことができ、消火用水の備蓄タンクの最大搭載量は12,000kg、1回の水汲み時間は20秒を超えず、放水高度は30〜50m、放水命中率は98%、水源と火事場の間を何度も往復でき、非常に高い放水消火効率を持つ。海上救援任務執行時、この機は水面で停泊して救援行動が実施でき、その水上応急救援施設には危険な重傷病者を寝かせる場所、救護艇、救護衣、担架、簡易緊急手術施設、薬品等が含まれ、1回に最多で50名の遭難人員を救護できる。

(頑住吉注:これより3ページ目)

この機はその水陸両用、搭載量が大、航続距離が長い、上昇限度が適度、速度範囲が広い、超低空飛行性能がよいなど多くの特徴をもって、非常に広い応用の前途の見通しを持ち、かつその全体的技術水準と性能はすでに現在の国際的な同類飛行機の先進水準に到達している。しかも、森林消火や水上救援の要求を満足させるのと同時に、「蛟竜-600」機はさらに海洋環境観測や保護、海洋権益の維持保護、資源探査、遠距離貨物輸送、海上水陸両用上陸作戦や海軍の対潜哨戒などの用途を併せ配慮することができる。

使用航続距離の上でも、「蛟竜-600」は非常に大きな優勢を持つ。推測によれば、その作戦半径は2,000km以上に到達でき、基本的に第二列島線の位置に到達でき、遠距離対潜、中遠海パトロール任務の上で極めて強い代替不可能性がある。この機のこの特徴は、南海や東海方向の島嶼作戦の中で非常に大きな作用を発揮でき、もし500km/hの速度で低空飛行したら、この機は一個特殊強化小隊(60人前後)を2時間以内に千km離れた海の島の上に輸送し、それに防御不能な迅速さをもって作戦任務を完成させることができる。もし多数のこの機によって海上飛行編隊を組んだら、それは装備、人員の搭載量がいずれも驚異的となり、きっと非常に大きく中国海軍の水陸両用快速上陸作戦様式を改変するだろうし、きっと周辺の中国と海洋の争いが存在する国に対し巨大な圧力をも形成するだろう。

(頑住吉注:これより4ページ目)

特に海軍での応用方面では、「蛟竜-600」機は古い水轟ー5の代替およびグレードアップ品である可能性がある。この点は非常に人の関心を引く。中国の海上作戦力量が第一および第二列島線の奥地に深入りするにつれ、日常の訓練でも作戦でも、中国の実戦機あるいは艦船がひとたびこの海域で不測の事態に遭遇したら、中国の「蛟竜-600」機はすぐ自らの航続距離が長い優勢に頼って海上で遅れず救援行動を実施することができる。一方もしこの機を用いて水陸両用上陸作戦任務を執行したら、この機は中国が導入した「古代野牛」(頑住吉注:普通ヨーロッパバイソンと呼ばれているあれのことだと思いますが」)ホバークラフト上陸艇と共に、中国海軍の快速上陸島奪取作戦力量の中核を構成し、敵サイドを防ぐに防ぎきれなくさせ、戦役の突然性の達成に有利である。同時に、もしこの機を水上対潜・哨戒機として使用した時は、この機の航続距離および特殊対潜装備は、この機に4時間内に南沙の最南端である曾母暗沙(頑住吉注:ジェームズ礁)に到達する能力を具備させ、この機と高新-6号対潜機の協力は、あらゆるこの区域に進入するいかなる敵サイドの潜水艦も、発見される運命から逃れ難くさせる。このことは中国による南中国海の海洋権益保護に対し、極めて大きな戦術および戦略的意義を持つことになる。


 色々詳しくデータを挙げてますけどまだ初飛行してないわけで、特に「発着時の波に抗する高さは2.8mに達し」などの部分は計算通りに行くかどうか分からないでしょう。日本には第二次世界大戦以前からの豊富な水上機に関する経験があり、この分野で中国に簡単に追いつかれるとは思えないです。

4月26日

 日本の検証機関連です。

http://war.163.com/16/0423/07/BLAQG3QS00014OVF.html


社説:日本、「心神」ステルス戦闘機を用いて中米に向け拱卒 (頑住吉注:「拱卒」は中国の将棋の「歩」のことで、歩は前に一コマ進むことしかできず、ここでは飛躍的なことは全くなくわずか一歩近づいただけみたいな意味だと思われます。)

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像は日本の心神戦闘機初飛行の画面」)

日本初の国産ステルス技術検証機であるX-2(心神)が22日初めて試験飛行し、全世界の軍事界の関心を引き起こした。日本がこの検証機によって何をしようとしているのか、戦略界は次々に推測している。

まず指摘しておく必要があるのは、「心神」はまだ真の戦闘機ではなく、ステルス技術と推力ベクトル技術の検証に用いる試験機だということである。理論的に言って、「心神」の成功は日本を米中ロに続く第4の独立してステルス機を製造できる国とならせるが、「心神」が真の戦闘機になるにはまだ比較的長い行く必要のある道がある。その体積は小さすぎ、内部弾薬コンパートメントはなく、戦闘機となる前に設計上の大量の改造を必要とする。

日本はかつてアメリカのF-22ステルス戦闘機の購入を希望し、アメリカサイドの拒絶に遭った。アメリカは日本の自衛隊には輸出版、つまり低ランクのF-35を売ると回答した。だがF-35であっても、日本サイドは今に至るもなお受け取っていない。

分析者の多くは「心神」がF-35に取って代わることはあまりありそうにないと考える。このためその研究開発は少なくとも現段階では「政治プロジェクト」に属し、日本がアメリカの態度をチャオドン(頑住吉注:日本語にない漢字を使った語で、「てこで動かす」、転じて「少ない元手で大きな利益を上げる」)し、自らのアジアの安全領域に対する発言権を強化する道具である。

中国の全体的な軍事力はすでに徐々に日本を引き離し置き去りにしている。核戦力の他、中国空軍の実力は軍事航空工業の体系建設をも含めすでに日本の前を行き、殲ー20ステルス戦闘機はまさしく中国サイドの代表作の1つである。

日本の軍事工業はアメリカの全体的な制約を受け、その防衛は非常に大きな部分が米日軍事同盟関係に依存している。しかし日本の電子、材料などの技術は非常に先進的で、軍事上急速および全面的に勃興するポテンシャルを持っており、この潜在的変数は終始アジア太平洋地域の地縁政治の中で感じることのできる重力となる。

いかにしてこの問題に向き合うかに関し、各方の態度は一致しておらずかつ複雑である。中国方面は日本の軍国主義復活の警戒をもってメインとする。アメリカは日本に対する実際上の軍事占領を保持し、これまでずっと日本の核兵器、戦略ミサイル、進攻性通常先端兵器開発に反対しており、日本を保護するのと同時に日本が先端武器を開発するのを抑制することは、アメリカの対日政策という硬貨の両面と言うことができる。

しかし近年来アメリカの態度には微妙な変化がある。ワシントンは日本がアジア太平洋地域の安全に対し「貢献をなす」ことを強調し、日本が「責任を分担する」ことを激励するように変わり、こうしたことはいずれも中国の勃興に直面してアメリカがなす調整と考えることができる。このためこの趨勢はワシントンのふとした思いつきではなく、その一環した政策となる可能性がある。

日本は疑いなくアメリカの日本に対する軍事占領を非常に嫌っており、この深層の抵触(頑住吉注:このままでもまあ意味は通じそうですが中国語では矛盾、反発といった意味に使われることが多いようです)は、アメリカが日本に向け提供する軍事的保護に対する歓迎よりもはるかに高いだろう。日本の「国家正常化」の究極目標は第二次世界大戦の敗戦がもたらした種々の制限から離脱し、アジアに向き合うだけでなく、アメリカに向き合っても「完全に立ち上が」ろうとすることに他ならない。

もし日本が不断に衰退して行ったら、東北アジアの「中小国」の地位に戻り、ならばアメリカの保護を安んじて受け入れる可能性がある。だがもしその技術先進性が保持でき、長期的に世界の大経済体の前列にいたら、日本は最終的にアメリカの保護から離脱し軍事大国を独立して建設する道に直面することになる。中国とのごたごたはその第一歩でしかなく、早晩日本は「アメリカとごたごた」するだろう。

日本が先端軍事工業の「血脈」と「構造」を維持しようとすることは、アメリカを不断にその往前拱(頑住吉注:意味不明)に適応させる。日本は軍事的勃興の技術的条件と政治的条件の完全性を確保する必要があり、機会が突然にやって来た時、それにもかかわらず日本に「全く準備がない」ことはできない。

このようにして再度「心神」検証機を見ると、もはや突然の行いではなくなる。日本はずっと勢いを蓄えてチャンスを待ち、一方アメリカはそれにもかかわらず損得ばかりを気にかけ、したがって日本に多くのつけいる隙を残している。中国も必ずしも「心神」の出現に対し過度に心配はしない。非常に多くの時我々は日本のやることを阻止できず、中国にはアメリカの手中で動く日本のああした梃子がない(頑住吉注:影響力を発揮する手段がないくらいの意味でしょうか)。唯一できるのは自身をより早く行かせ、自らの進歩をもって東アジアの安全形勢が中国に有利な方向に向け傾斜することを促すことである。


 洒落た言い回しを多用しようとする筆者で非常に読みにくいです。他の記事も斜め読みしましたが、共通するのは「日本の検証機なんて全然大したことない」と「日本は非常に危険で警戒の必要がある」を同時に主張しようとすることでちょっと無理な感じの論調になっていることですね。ちなみに民主主義を知らない中国人に分かりにくいのはしょうがないんでしょうが、もし日本人の中でアメリカの保護への歓迎より「軍事占領」を嫌う気持ちのほうが「はるかに高」かったら、米軍の全面撤退という政府の方針とは違う論を自由に主張でき(全く支持されてませんが現にそういう主張をする人は実在しますよね)、またそれを政策とする政党がいつでも政権を取れるわけで、そんなことは全くあり得ません。

4月27日

 北朝鮮関連です。

http://war.163.com/16/0426/08/BLIJ83M000014OMD.html


北朝鮮、致命的なナイフを見せつけ韓国を威嚇 300門の火砲を前線に配備

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:谷山大砲群が砂浜上に集結」)

【グローバル軍事報道】 「北朝鮮はこれより随時随意に韓米の背後に致命的なナイフを刺すことができる」 朝鮮中央通信社24日の報道によれば、潜水艦発射ミサイルの発射成功後、北朝鮮の指導者である金正恩はこれに対し高い評価をした。この「致命的ナイフ」が一体いつ真の脅威を具備するのか、外界の言い方は定まらない。だがまさにアメリカ大統領オバマが憂慮するように、「北朝鮮には毎回の試験で確かに必ずある程度の収穫がある」。

潜水艦発射ミサイルの進歩は外界の予想外

韓国の「朝鮮日報」は25日、23日午後、北朝鮮は水中で意外にも1発の「北極星1号」潜水艦発射弾道ミサイルを発射し、このミサイルは水を出た後成功裏に30km飛行した、と報道した。韓国軍は今回の試験は300kmの最短射程に到達しておらず、「失敗」に属するはずだと考えているが、専門家は普遍的に北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイルの開発進度は予期に比べより速く、「実戦配備は最も早ければ2016年まで前倒しになる可能性がある」と考える。韓国の「中央日報」は25日韓国国防省スポークスマンである尚均的の話を引用し、「北朝鮮は潜水艦発射弾道ミサイル、水中発射の開発能力をしっかりつかむなどの方面ですでに部分的な技術の進展を取得しつつあり、北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイルが実戦能力を具備するには3、4年の時間を必要とすると見られるが、繰り上がる可能性もある」、とした。

米韓の情報機構はこの前、朝鮮が今回試験した「北極星1号」潜水艦発射弾道ミサイルは陸上基地「ムスダンリ」中距離ミサイルをベースに研究開発したもので、「ムスダンリ」はソ連のR-27潜水艦発射弾道ミサイルのコピー生産品である、と推測した。だが朝鮮中央通信社24日の報道は米韓の推測に偏差が存在することを暗示している。この報道は、北朝鮮は潜水艦発射ミサイルの試験中、「新開発の大出力固体燃料ロケットエンジンを使用した」と明らかにしたが、R-27は液体燃料エンジンを使用する。北朝鮮は3月にかつて成功裏に固体燃料エンジン地上点火試験とロケット本体分離試験を行った、と言明した。液体燃料ミサイルは発射前多くの準備作業を行う必要があるため、特に動揺が止まらない海上で燃焼、爆発しやすい液体燃料を注入するのは非常に危険で、このため「中央日報」は固体燃料エンジンはより安定してミサイルの発射が保証できる、と考える。

さらに米韓を心配させるのは次のことである。外界はこれまで北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイルの発射に用いた「新浦」級通常潜水艦は、コピー生産されたソ連の旧式な「ゴルフ」級弾道ミサイル潜水艦の技術であると考えていた。「ゴルフ」は搭載するのが液体燃料潜水艦発射ミサイルであるだけでなく、しかも多くは浮上しての水上発射しかできず、このため北朝鮮の「新浦」級潜水艦も水上発射ミサイル模式を採用している可能性が高い、と。だが今回北朝鮮が発表したミサイル水中発射は、水から出た後でエンジンに点火しており、初期の飛行の場面などの画像は、北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイル開発方面ですでに難度最高の「水中発射およびエンジン点火技術」を掌握していることを明確に実証しているのである。

北朝鮮の固体燃料潜水艦発射ミサイル領域におけるいくつかの重大な進歩は予想外だが、完全なミサイル発射試験を行う前には、実戦での威嚇力を持つと言いうるにはまだ遠い、と考える分析もある。結局のところミサイルの発射には各部分全てが非常に高い信頼性を持つことが必要で、それでやっと全発射の成功が保証できる。ロイター社は、北朝鮮は15日に「ムスダンリ」ミサイル初の発射試験を行い、結果的に失敗に遭遇した、とした。韓国の専門家は、このことは北朝鮮のミサイルに全体的な設計の上で依然欠陥があり、信頼性はまだ強化が待たれることを示す、と考える。「ムスダンリ」は「北極星1号」の技術的基礎であり、「北極星1号」の直面する難題は当然より多い。

また北朝鮮は今回のミサイル発射が水中浮動プラットフォームで行われたのか、それとも直接「新浦」級通常潜水艦を出動させたのかを決して明らかにしていない。通常は潜水艦発射ミサイルと潜水艦のマッチング問題を解決する必要があり、その後で潜水艦発射弾道ミサイルはやっと信頼できる威嚇力を具備する。この点から見て、北朝鮮の潜水艦発射ミサイルの未来の道はまだ非常に長い。

北朝鮮の潜水艦の水中生存力には依然疑いが存在

「朝鮮日報」は、潜水艦発射ミサイルが「韓米の背後に致命的なナイフを刺す」とされるのは、このミサイルを搭載した北朝鮮の潜水艦が韓国の東南海域など後方地域に秘密裏に潜入し、奇襲式ミサイル攻撃を実施できるからである、とする。アメリカの偵察衛星が事前に潜水艦の水中の動向を発見することは非常に難しいため、北朝鮮の潜水艦発射ミサイルがひとたび水中から発射されたら、非常に短時間しか必要とせずもう韓国の目標を攻撃でき、韓国軍が北朝鮮の陸上基地弾道ミサイルに対応するために推進する「キルチェーン」戦略や韓国型ミサイル防衛体系は全く反応が間に合わない可能性がある。

だがアメリカの「Wired」誌ウェブサイトは、北朝鮮の「新浦」級潜水艦には先天的な不足が存在する、と考える。弾道ミサイル潜水艦は長期間水中に潜伏する必要があるが、通常潜水艦の水中連続航行時間は短く、浮上して空気を補充する時に容易に暴露し、このことは隠蔽性を強調する弾道ミサイル潜水艦にとって非常に致命的と言える。このため米ロなどの国が後に研究開発した弾道ミサイル潜水艦は全て原子力動力を採用している。また「新浦」級潜水艦の全体設計は依然1970年代の水準であり、水中騒音が比較的大きく、もし韓国付近海域に潜伏しようとしたら、米韓の近代化された立体対潜網の捜索から逃れるのは非常に難しい。

北朝鮮、正面に「長剣」を出す

潜水艦発射ミサイルというこの背後から米韓を刺す「ナイフ」の他、北朝鮮が正面に出す「長剣」も韓国を憂慮させる。韓国連合通信社24日の報道によれば、北朝鮮はすでに北朝鮮・韓国非武装地帯に沿って300門を超える多砲身ロケット砲システムを配備済みである。この122mm口径の多砲身ロケット砲は30連装と40連装発射管の2種に分れる。30連装発射管のロケット砲で計算すると、もし300門を同時に発射したら、9,000発の砲弾が韓国国境内に落ちる。しかも北朝鮮の新型122mm多砲身ロケット砲は2010年に延坪島砲撃に使用された同口径のロケット砲に比べ射程が倍に増加している。報道は、もし北朝鮮軍が開城付近地域で新型122mm口径多砲身ロケット砲を発射したら、射程は京畿道北部、大統領府である青瓦台付近地域、仁川松島などの地をカバーできる、とする。韓国軍は、北朝鮮サイドは殺傷力のより強い武器を前線地域に集中配備する可能性が高いと考える。このため、「THAAD」ミサイル防衛システムの配備に比べ、目下より重要なのは、韓国サイドが北朝鮮軍の遠距離火砲と多砲身ロケット砲に対応する能力を持つことの確保である。


 騒音が大きく比較的短時間のうちに浮上しなければならない潜水艦でも、広い海のどこにいるのか検討もつかない状態で確実に発見するのは難しいのでは。新型300mmロケット砲に関する記事を2つ紹介しましたが、122mmという旧式に聞こえる口径のロケット砲も大幅に改良されているんですね。最後「THAAD」の配備を嫌う中国の本音が覗いていますが、ロケット砲が韓国にとって重大な脅威であることは間違いないはずです。

4月28日

 フィリピン大統領選挙関連です。

http://war.163.com/16/0426/08/BLIJ83J900014OMD.html


フィリピンの政治家:南海の開戦を語るのは容易だが中国が投降したらどうする?

【グローバル軍事報道】 「海上の争い、フィリピン大統領選挙最後のディベートを主導」 フィリピンの「マニラ時報」は24日このようにフィリピン大統領選挙管理委員会が当日行った第3回目で、最後でもある大統領選挙候補者テレビディベートを評価した。実は今年2月9日のフィリピン大統領選挙期間開始以来、南海政策、対中国外交などはずっと候補者が不断に質問される話題で、こうした話題は24日のディベートの中で集中的に体現された。あらゆる候補者は当日、外交ルートを通じて南海の紛糾を解決することを希望すると強調した。

「マニラ時報」は、5名の大統領候補者は全て、「外交的手段の探求」が南海の争い解決のより実行可能な方法であると考えている、とした。だが彼らはこの点を強調するのと同時に、ディベート時にいくつかの「狼話」(頑住吉注:乱暴な話みたいな意味のようです)も放った。候補者の1人で女性上院議員のサンディエゴは、「もし彼らが我々の海域にいて、かつ我々の海産品を獲ったら、私は海警を呼んで彼らを攻撃しに行かせるだろう。」と言明した。彼女のこの態度表明は現場でのひとしきりの拍手を引き起こした、とされる。サンディエゴはさらに、「私は彼らに、全世界が揃ってこの海が我々に属すると信じていると教えるだろう。彼らはこのように我々に対することはできない。」 彼女にはこのような態度表明があったが、依然外交の重要性の強調を忘れなかった。彼女はさらにわざと気楽にからかって、「開戦を語るのはずっと簡単だが、もし中国が負けまた投降したらどうするのか、我々に彼らを養うそんなに多くの食料があるのか?」とした。ディベート現場はひとしきりの笑い声に包まれた。

「フィリピン毎日質問者報」24日の報道によれば、現在大統領選挙の先行者であるダバオ市長のドゥテルテ(頑住吉注:暴言で話題になっている人です)は当日、自分は「死を賭して」フィリピンの争いある海域に対する主権を主張したい、とした。彼は、「私は海軍が私を南沙諸島から最も近い海域に送り届けるよう請求し、しかる後に水上バイクに乗り、フィリピン国旗を携え、彼らのここにある飛行場に行き、国旗を挿し、かつここは我々のものだと高らかに叫ぶ。」と語った。だが彼は重ねて、戦争の発生は望まない、と言明した。ドゥテルテの南海問題に関する「大胆発言」はこの一例にとどまらない。シンガポールの「連合朝刊」によれば、彼はかつて、パラワン州を2つに分け、争いある海域に近い部分を米軍に賃貸しして基地を作らせてもよく、「中米はここでゲームを行うことができる。どうせ彼らはアジア太平洋地域の政治の覇権を争うライバルなのだ。」とした。

フィリピンのGMAニュースネット25日の報道は、フィリピン副大統領のビネ、元内務大臣のロハス、女性上院議員のグレース フーはディベートの中でいずれも、フィリピンが争いある海域において主権を宣言する時は法的な道を行くことが必須だと考えた、とする。これと同時に、彼らは南海仲裁案件の裁決結果が出る前、南海の争いの影響を受けるフィリピン漁民のために援助を提供することを望んだ。ビネは、もし大統領に当選したら、自分がまずする必要があるのは、海洋の紛糾につき中国指導者との会談を推進し、かつ協定に署名し、フィリピン漁民が仲裁結果の影響を受けないようにさせることだ、とした。ロハスは、自分は2種のルートで南海問題を解決することになる、とした。すなわち、漁民のために社会的援助を提供すること。国際社会の支持を獲得すること。また、彼はドゥテルテの水上バイクに乗って国旗を挿すというやり方を風刺し、「これもまたゲームではない」とした。グレース フーは、「南海は中国人の私営水族館ではない。これは我々のものだ。我々は盟友を説得すべきで、もし彼らが友ならば、我々を助けるべきだ。我々は南海を放棄することはできない。」とした。彼女はフィリピンを学校でいじめを受ける子供になぞらえ、「もし大統領に当選したら、フィリピン沿岸警備隊の実力を強化し、もって漁民の権利を保護する。」とした。

フィリピン大統領選挙の投票は5月9日に正式に開始される。「フィリピン商報」25日の報道によれば、フィリピンの世論調査機構「アジアパルス」が24日公表したデータは、最近強姦殺人被害者をからかったことで論争に陥っているが、ドゥテルテは依然34%の支持率をもって大統領選挙戦の中で先んじた優勢を拡大していることをはっきり示している。グレース フーは22%の支持率をもって第2位にいる。ビネとロハスはそれぞれ19%および18%で、サンディエゴは2%の支持率しか獲得していない。

フィリピン大統領選挙候補者が次々に自らの南海問題解決の決意を態度表明している時、中国の南海に関する立場を支持する声も不断にわき起こっている。21日から23日まで中国外務大臣の王毅がブルネイ、カンボジア、ラオスを訪問し、三国と南海問題につき「重要な共通認識」を達成したのに続き、ガンビアメディア「毎日視察者」最近の報道によれば、ガンビア政府は先日声明を発表し、ガンビアはフィリピンが一方的に提起した仲裁プロセスを中国が受け入れず、参加しない立場を支持するとしている。ガンビアがこの立場を持つのは、中国の南海諸島およびその付近海域に対し争い得ない主権を持つ事実を認識し、中国の立場が充分な国際法の依拠を持つことを固く信じているということである。

【グローバル時報記者 白雲怡 特約記者 任重】


 極端に大きなこの問題に関する立場の差はないようですが、誰が当選するか日本にもかなり大きな影響があるでしょう。ガンビアも背に腹は代えられず言わされてるんでしょうけど、問題の推移によっては国の国際的評価を落とすことになるでしょうね。

4月29日

 日本の検証機関連です。

http://military.china.com/news/568/20160427/22532216.html


専門家:2017年に殲ー20あるいは大量装備か 日本にはマイナスの落差あり

人民ネット北京4月26日電(記者 黄子娟) 日本初の自主研究開発のステルス機「心神」X-2検証機が22日成功裏に試験飛行し、ある日本の軍事評論家は、日本は中国をステルス戦闘機研究開発競争の直接のライバル、および未来の東アジアの空戦の仮想敵と見ており、「心神」は日本の中米などの大国とのゲームの道具となる、とした。軍事専門家の徐勇凌は人民ネット記者のインタビューを受けた時、「心神」の出現は中日の軍事力量の対比に比較的大きな影響は生じさせないだろう、とした。中国の殲ー20戦闘機は来年から空軍に大量装備される可能性があり、中国もアメリカ、ロシアに次ぐまた1つの第4世代機を装備する国となり、この方面で少なくとも日本に10年先んじている、という。

X-2「心神」検証機は日本の防衛省技術研究本部によって開発が主宰され、日本の三菱重工が製造し、日本軍事工業部門はそれを「先んじて発見」、「先んじて発砲」、「先んじて破壊」能力を持つ、国際基準に符合する第5世代ステルス戦闘機と位置づける。この機は全長14.2m、全幅9.1m、2009年に研究開発が開始され、費やされた資金は約394億円(約23億人民元に相当)である。

日本のNHKテレビ局の報道によれば、日本の防衛大臣である中谷元は22日防衛省で、「心神」の試験飛行は日本が今後戦闘機を研究開発するのに必要とされる技術能力を確保し、「非常に重要な意義があり、日本の飛行機工業の全面技術革新と応用に対し期待に満ちている」とした。

徐勇凌は、「心神」戦闘機の設計は比較的保守的で、機動外形方面にも創新はなく、しかも元々2011年に初飛行しようと定められていたが、結果的に2016年までずっと遅延した。」とする。「心神」プロジェクトの始動時、アメリカの第4世代戦闘機はすでに装備され、ロシアの第4世代機研究開発もすでに始動しており、参考にするものがあるという前提の下で「心神」の研究開発進度は依然緩慢で、このことは日本が航空研究開発方面でまだ充分に熟練していないことを説明している。この角度から見て、「心神」がアメリカのF-22あるいはF-35ステルス戦闘機の技術レベルに到達したいというのは非常に難しく、外界にも「心神」の性能に対しあまり高い予期はないだろう。日本には今後8〜10年以内に航空工業の一定程度の勃興を実現する可能性があるが、米ロと同じような航空大国になりたいというのは不可能である。

徐勇凌は、日本の航空工業がもし勃興したら、アメリカに対する傷害が比較的大きい、と考える。日本はチャンスを利用して徐々に国家の防衛の自主化を実現し、アメリカの日本に対する影響力は低下し、かつ徐々に日本の軍事能力に対するコントロールを失うことになる。また、もし日本の軍事工業水準が上がったら、アメリカの未来の日本の軍事装備市場におけるシェアが相応に低下するだろう。

中国がいかにして米日のステルス戦闘機の脅威に対応するかに言及して、徐勇凌は次のように言った。F-22ステルス戦闘機は1990年代に初飛行し今世紀になって装備された後、アメリカは軍事航空、特に大気圏空間の空中武器方面で、さらに一歩中国との隔たりを引き離した。だが中国も奮起してまっしぐらに追い、2機種の第4世代機を研究開発中である。将来中国はさらに多種の空間作戦の技術的方向性があり、例えば無人機、宇宙武器などの方面全てにさらに一歩の発展があるだろう。殲ー20は来年から空軍に大量装備される可能性があり、中国もアメリカ、ロシアに続くまた1つの第4世代機を装備する国となり、この方面で少なくとも日本に10年先んじている。中国国防工業は現在急速に坂を上る段階にあり、日本は基本的に横ばいで、甚だしきに至ってはゆっくりと坂道を降りている。日本が中国軍事航空に追いつくというこの道の上には、マイナスの落差がある。このため、「心神」の出現は中日の軍事力量の対比に大きな影響を生じさせないだろう。


 まあ私もあの検証機にそんなに大きな期待はしてませんけど、今後の航空兵器がどんな方向に向かうのか全く分からない以上画期的な技術で日本が優位に立つ可能性もゼロではないと思います。

 中国空軍関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20160427/22530006.html


ネット、中国がハード式給油技術を突破したことを明るみに 殲ー20の戦闘力を大幅に向上させることになる

最近、インターネットメディアに1枚の某定期刊行物を撮影したらしい画像が明るみに出た。その中の画像上のある文字列が広大な軍事愛好家の濃厚な興味を引き起こした。この内容は「中国はすでにハードパイプ空中給油設備の関連技術を基本的に掌握し、アメリカ、フランス両国に続く第3の、ハードパイプ給油技術を完全掌握する国となり、かつすでに原理サンプル機を研究開発し、導入したツポレフ-204貨物輸送機を改良して我が軍の初代ハードパイプ給油技術試験検証機とし、すでに伸縮パイプ式給油設備検証の目的を達成した。」というものである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「今回明るみに出た定期刊行物の画像」)

ある軍事視察員は国科環宇(頑住吉注:会社名)に対し、もし今回明るみに出た定期刊行物の内容が真実ならば、このことは中国が空中給油領域の技術で重大な突破を取得したことを意味している、とした。硬式空中給油は中国空軍が戦略空軍に向かう1つの重要な印であり、それは中国空軍の打撃能力、作戦範囲が新たな高度に到達することを象徴的に示している。

ハードパイプ給油システムの受油機は内装の挿入ベース式を採用し、飛行機の外皮とツライチで、飛行機のステルス(頑住吉注:「に有利で」か何かが抜けてますね)、抵抗、重量増加が比較的少なく、現有の飛行機は受油挿入ベースの追加装備と燃料パイプラインに対する簡単な変更を経れば、すぐ比較的容易にそれを空中受油機に改めることができる。特に第4世代ステルス作戦機に適合し、現在すでに世界の発展の主流となっている。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「ハードパイプ給油」です。)

現在、中国はすでにソフトパイプ空中給油およびパートナー給油を実現しているが、効率は非常に限られている。これは軟式給油管が空中で動揺し、受油機の飛行性能と飛行員の技術に対する要求が比較的高いためで、その給油パイプはソフトなチューブのため、圧を受け入れる能力に限りがあり、給油速度が比較的低い。現在ソフトパイプ空中給油機の空中給油速度は一般に毎分1,500リットルで、このためソフトパイプ空中給油システムが大型爆撃機、輸送機に空中給油を行う時には、欠点が非常に顕著である。

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「以前明るみに出た資料の画像」です。)

実際、中国は1980年代から空中給油システムを開発しており、このことはより以前に明るみに出たある資料がはっきり示しており、さらに中国が非常に早くからもうすでにハードパイプ給油技術の研究開発作業を開始していたことを証明している。

(頑住吉注:これより4ページ目。画像のキャプションは「中国は現在ソフトパイプ給油技術を採用」です。)

今回のツポレフ-204改装試験の資料は、将来中国の殲ー20、殲ー31などの新型戦闘機は、ハードパイプ給油を使用することが完全にできることを示している。今回明るみに出たツポレフ-204は中国空軍未来のハードパイプ式空中給油機の検証機で、中国の大規模な軍用給油機となる可能性はあまりなく、最終的に改装される空中給油機にはまだより大きな機が必要とされるかもしれない。この角度から言うと、運ー20が中国空軍のハードパイプ式空中給油機に改装するのにより適している可能性がある。

(頑住吉注:これより5ページ目。画像のキャプションは「殲ー20はハードパイプ給油技術を採用することになる」です。)

未来の運ー20硬式空中給油機の装備は、非常に大きく中国空軍の空中給油能力、特に中国空軍の大型爆撃機、輸送機、ステルス戦闘機を支持する能力を向上させることになるだろう。


 よく知らんのですがアメリカとフランス以外の国は望んでいながら「完全掌握」してないということなんですかね。それとも必要性を認めていないんですかね。

4月30日

 ロシア海軍関連です。

http://military.china.com/news2/569/20160429/22550373.html


ロシア、巨資を投じて二大造船工場をグレードアップ:新世代空母建造を準備

[中船総合院2016年4日29日総合報道による] ロシア連合造船集団の責任者であるアレクセイ ラヘマンノフは、ロシア海軍の新世代空母の需要を満足させるため、ロシア連合造船集団はサンクトペテルブルグのバルト海造船工場と北方造船工場で新たな空母の建造任務を展開する、とした。

アレクセイ ラヘマンノフは、少なくとも2つの造船工場で新たな空母の各項目の建造作業を行い、今年後半にバルト海造船工場と北方造船工場に相次いでドライドックを建造する計画である、と指摘した。新たな空母の建造の工期に言及した時、ラヘマンノフはこの種の全く新しい設計を採用した大型艦艇に対しては、平均設計期間は10年必要だ、とした。

この前のニュース報道によれば、ロシア連合造船集団は310億ルーブル(約4.4億アメリカドルに相当)の資金を費やして、傘下の北方造船工場に対し基礎施設の近代化改造を行う計画であり、2019年に造船工場の技術グレードアップ作業を完成し、その後新型空母の建造計画を始動させる計画である。ロシア連合造船集団は先進的な技術と生産技術を整合し、もって空母や強襲揚陸艦等の大型艦船の建造能力を有することを保証する。(中国船舶工業総合技術経済研究院 ドンシャンシャン リージョンユー)


 新たな空母が完成し実戦に使用できるようになるまでには相当長い年月がかかり、その頃には無人機の発達などによって空母の概念に大きな変化が生じている可能性もありそうですが。

 北朝鮮の潜水艦発射ミサイル関連です。

http://military.china.com/news2/569/20160427/22531398.html


北朝鮮:4月23日の潜水艦発射ミサイルに大出力固体燃料ロケットエンジンを採用

北朝鮮の「労働新聞」25日発表のニュース原稿は、23日北朝鮮が行った潜水艦発射ミサイルの試射の中で発射されたミサイルは「大出力固体燃料エンジン」技術を採用した、とした。これは北朝鮮が初めて、中距離固体燃料弾道ミサイルの試射を行ったと自称したもので、これまで外界は一般に北朝鮮の「北極星一号」(アメリカはKN-11と称する)潜水艦発射ミサイルの技術水準はソ連のR-27(SS-N-6)ミサイルに似ており、液体燃料潜水艦発射ミサイルだと考えていた。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「23日、北朝鮮は『北極星一号』潜水艦発射弾道ミサイルを試射した」)

「労働新聞」の報道は次のように言っている。

朝鮮労働党第一書記、国防委員会第一委員長、人民軍最高司令官の金正恩同志は現場で戦略潜水艦ミサイル水中試射を指導した。

金正恩同志は監視所で試射計画を聴取した後、試射を行うよう命令を下した。

潜水艦は直ちに戦闘警報を鳴らし、迅速に最低発射深度まで沈下した後、ミサイルは鋭利な矢が弦を離れるように、空に舞い上がっていった。

今回の試射の目的はミサイルの冷発射システムの最低発射深度での安定性、新たに研究開発された大出力固体燃料エンジンを装備したミサイルの垂直飛行体系の動力学的特徴、ミサイル本体熱分離の信頼性および戦闘部の核起爆装置の予定の高度での作動の正確度を確証することにあった。

試射は北朝鮮式潜水艦発射ミサイル体系の信頼性を完全に証明および強固にし、一切の技術指標が水中攻撃作戦執行の要求を満足させた。

金正恩同志は非常に満足げに、党中央の戦略意図に基づき、主体朝鮮は強大なもう1つの核攻撃手段を持った、と語った。彼は国防科学部門と軍事工業工場の幹部や科学技術業務者が、より高い水準で戦略潜水艦水中ミサイル発射技術を完備させた殊勲に対し、高い評価をした。

金正恩同志は次のように指摘した。今回の試射が大きな成功を獲得したのと共に、北朝鮮海軍の水中作戦能力は非常に大きく増強され、現在では随時随意に南朝鮮傀儡とアメリカの背後に致命的なナイフを刺すことができる。この驚異的な成果は国防科学技術業務者が金日成同志および金正日同志、朝鮮労働党のために献上したまた1つの貴重な祝の贈り物である。北朝鮮の信頼できる国防科学技術業務者は実際の行動をもって、労働党の核をもって核に抗する戦略意図を擁護し、核武装強化の歩みを加速し、党が決心を下しさえすれば、いかなる時もアメリカや南朝鮮傀儡に核打撃を実施できることを達成する必要がある。

当日、金正恩同志は国防科学技術業務者や海軍将兵と記念撮影し、もって試射が満足いく形での成功を取得したことを祝賀した。


 固体燃料エンジンを使ったというのは北朝鮮自身が言っているだけで、実は嘘という可能性はないんでしょうか。

5月1日

 また日本の検証機関連です。

http://military.china.com/news2/569/20160428/22539556.html


専門家:心神は明らかにパクリで大きな欠陥あり 殲ー20の水準に到達することは不可能

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「『心神』の左前からの試験時の画像」)

人民ネット北京4月26日電(記者 黄子娟) 日本初の自主研究開発のステルス機「心神」X-2検証機が22日成功裏に試験飛行し、このことは日本がアメリカ、ロシア、中国に続く第4のステルス戦闘機を自主研究開発する国となることを象徴的に示している。軍事専門家の徐勇凌は人民ネット記者のインタビューを受けた時、日本は「心神」によって戦闘機をオリジナルで作り出す夢を実現するが、この機の設計、性能方面は殲ー20の水準には非常に到達し難い、とした。

日本のNHKニュースネット4月22日の報道によれば、22日午前9時頃、日本が自主研究開発するステルス戦闘機X-2「心神」検証機が愛知県名古屋飛行場から発進し、初の試験飛行を開始した。「心神」は岐阜県などの自衛隊訓練空域を飛行すること約30分の後、航空自衛隊岐阜基地に帰投した。これまで、「心神」はかつて何度も地上で滑走試験を行っている。

ステルス戦闘機の性能を向上させるため、日本の防衛省は7年前にステルス戦闘機の研究開発を開始し、資金の消耗は394億円(約23億人民元に相当)に達する。「心神」の主翼と機体の形状設計はこの機が電波の反射を抑制でき、レーダーによって探知計測され難いようにさせる。またX-2はさらに新技術を採用しており、エンジンの尾部噴射炎の噴射方向を改変することによってより機動性の高い飛行を実現する。

「心神」X-2検証機の技術的特徴について徐勇凌は次のように指摘する。「心神」の技術的ハイライトはいわゆるクラウド計算、クラウド攻撃であり、実際上は情報化理念で、戦闘機を伝統的な武器プラットフォームから情報プラットフォームに発展変化させるもので、これはアメリカのF-22「ラプター」戦闘機の理念と一致する。体系作戦の中で、戦闘機は情報の節目となるポイントであるというだけでなく、さらに情報コントロールの中心に変わることができる。例えば未来の空戦の中で、有人操縦機は空中で無人機の群体を指揮して作戦ができる。

徐勇凌は、X-2「心神」検証機の離陸重量は約8トン前後で、中米ロ三国の第4世代機と比べ、この方面で優勢を占めない、と考える。空力外形方面では、日本の航空科研の基礎が比較的弱いため、飛行機の設計に抜群のパフォーマンスがあることは非常に難しく、「心神」の外形設計にはアメリカのF-35をパクった形跡がある。それにもかかわらずまたF-35の設計水準を超えることはできないのである。同様に、日本は航空動力方面の基礎が薄弱で、このためアメリカ版のエンジンを採用するだろう。「心神」の各項目の性能指標はエンジンの制約を受け、より多くの創新があることはあり得ない。

徐勇凌は、日本は心神を通じてその戦闘機をオリジナルで作り出す夢を実現することを希望しているが、ロシア、アメリカなどの航空大国の水準に到達したいというのは比較的難しい、とする。日本は何十年来戦闘機の練磨を経ておらず、実験室の水準だけに頼って武器プラットフォームをうまく作ろうという、その難度は非常に高い。

徐勇凌は次のように考える。もし「心神」と中国が研究開発中の殲ー20戦闘機を対比するならば、まず両者は離陸重量の隔たりが同じ重量クラスにはない。次に、殲ー20はトップクラスに設計が完備され、機動外形はアメリカ、ロシアの戦闘機の特徴を大量に参考にし、また中国自身の戦略の需要を結合して設計されてできたもので、精彫細琢(頑住吉注:入念に作り上げるくらいの意味のようです)の製品と言うべきである。一方日本の「心神」の原寸大サンプル機が明るみに出た時、機首と機体は見たところあまりマッチしておらず、コックピット、上翼単葉、空気取り入れルートは特に不手際が目立ち、このため設計方面で殲ー20の水準に到達することはあり得ない。また、「心神」は弾薬搭載量方面でも殲ー20との一定の隔たりがある。


 飛行機自体を見ればまだまだという感じがしますが、「体系作戦」の別方面でリードすることはあり得るでしょう。

 台湾関連です。

http://military.china.com/news/568/20160429/22548103.html


民進党「台日共同体」を吹聴:専門家:人質が誘拐犯を愛した

【グローバル時報総合報道】 台湾、日本と「運命共同体」を建立へ。島内で28日次々に伝えられた情報は、人を驚愕させる。この言論を発表したのは謝長廷で、彼はかつて陳水扁時代の民進党のダーラオ(頑住吉注:日本語にない漢字を使った語で兄貴などいろいろな意味があるようですがここでの意味は不明です)の1人で、「新総統」蔡英文が発表する前にもう先取りして日本メディアに対し「5・20」以後「台湾駐日代表」に就任すると自ら暴露した。

台湾大学政治学教授の張亜中は28日「グローバル時報」記者に対し次のように語った。共同体の英文は「community」で、比較的典型的なのはEUである。謝長廷のいわゆる「台日運命共同体」とはきっとEUのような、各方が共同の管理機構を持つものと同じではない。「台日運命共同体」とは総合的な概念のはずで、すなわち双方の関係が政治、経済、文化、軍事などの方面全てでより密接さを加え、双方がいくつかの条件の交換を行い、例えば軍事調達、安全保障、魚を捕る権利、沖の鳥(頑住吉注:「島」は原文にありません)の地位などである。張亜中は、謝長廷の態度表明は当然蔡英文を代弁でき、蔡英文の就任後台日関係がより密接さを加えることは肯定できる、と語る。張亜中は「台日運命共同体」は感情的性質が非常に強いもので、「很悪心」(頑住吉注:非常に不快みたいな意味だと思います)だと特に強調した。民進党はストックホルム症候群を患っており、簡単に言えば、誘拐された人質が逆に誘拐犯を愛することで、日本は歴史上台湾に対し植民したが、民進党はそれにもかかわらず植民者を愛している。

謝長廷はさらに日本メディアに対し、釣魚島問題の上で台湾は大陸と手を携えないだろうし、慰安婦問題を能動的に激化させることもないだろう、とした。

謝長廷が媚日の言論を発表している際、台湾社会はまさに日本が公海で台湾漁民を逮捕し、かつ巨額の金を要求したことが原因で屈辱を感じており、馬英九は48時間以内に2度最高規格の「国安会」を行って日本に対抗した。日本は一歩一歩詰め寄り、日本の外相は28日台湾に向け抗議を提出し、9平方mの大きさしかない沖の鳥礁が島だと認めるよう要求し、さらにある当局者は台湾メディアを利用して警告を発している。一切は馬英九氏に責任を負ってもらう、と。【グローバル時報駐台北特約記者 蕭師言 グローバル時報駐日本特約記者 李珍 グローバル時報記者 崔傑通】


 台湾には気になる動きが見られ、このタイミングで起きたことは何やら陰謀めいた匂いも感じられそうです。蔡英文の就任で流れは変わるんでしょうか。





















戻るボタン