コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその185

6月6日

 S-400関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20160603/22801613.html


ロシアメディア:ロシアは2018年までは中国に向けS-400対空ミサイルを供給しないだろう

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:S-400防空システム」)

参考情報ネット6月3日の報道 ロシア技術集団(Rostec)社長のセルゲイ チェメイゾフは「商業人報」のインタビューを受けた時、ロシアは2018年まで中国に向けS-400システムを供給しないだろう、とした。

ロシアの「衛星」ニュース通信社ウェブサイト6月3日の報道によれば、この前軍事領域の高級な消息筋の人物は、ロシアは2016年の年末に中国向けS-400対空ミサイルシステムの供給を開始する可能性がある、とした。

チェメイゾフは、「我々には規定があり、まず武器を自らの軍隊に供給し、しかる後さらに国外に販売する。非常に多くの発注商は前倒しで彼らに向け発注した武器を供給するよう要求するが、我々は最初に彼らに期限と順序を通知する。」と語る。

彼はさらに、中国軍は2018年より早くロシアのS-400システムを獲得しないだろう、とした。

報道は、S-400「凱旋」は最新型遠距離対空ミサイルシステムで、それは飛行機、巡航ミサイルおよび弾道ミサイルの殲滅に用い、これには中距離ミサイルが含まれる、とする。それはさらに地上施設への対抗に用いることができる。S-400の射程は400kmに達し、それは高度30kmの目標が殲滅できる。中国は初のS-400購入契約を締結した国である。

【閲読の延伸】 ロシアメディア:中印、次々にS-400の購入を求める ロシア、本国の需要を優先して満足させる、とする

参考情報ネット4月19日の報道 ロシアメディアは、ロシア大統領軍事技術協力補佐のウラジミール カーレンは、中国とインドはロシアのS-400「凱旋」防空システムの購入に対し興味を感じているとしている、とした。両国代表との談判は進行中だが、ロシアはまず本国の軍隊の需要を満足させるつもりである。

ロシアの「情報報」4月18日の報道によれば、カーレンは「S-400を欲しがる人は非常に多いが、我々はあらゆる人とあらゆる需要を満足させることはできず、このため優先してロシア軍に向け商品供給する必要がある。中国とインドとの談判は進行中ではあるが。」と語った。(頑住吉注:続いていますが過去の記事の再録なので以下省略します。)


 尖閣諸島上空までカバーできるともされるミサイルですが、配備は少し先になったということでしょうか。見ていてこの手の話は遅れることはあっても前倒しになることは少ない感じですし。

 6月4日に「解放軍少将:第2隻目の国産空母はあるいは電磁カタパルトを装備することに」という記事を紹介したばかりですが。

http://military.china.com/important/11132797/20160603/22801576.html


中国第2隻目の国産空母のプロジェクト立ち上げ時期が明るみに 電磁カタパルトは不採用

第1隻目の国産空母はスキージャンプ甲板を使用し、遼寧艦と似る。だが分析は、中国第2隻目の国産空母は直通甲板を使用しかつカタパルトを装備することになる、とする。

アメリカメディア:中国第2隻目の国産空母は電磁カタパルトを用いることに

最近、アメリカの「大衆科学」誌公式ウェブサイトは「中国の新たな空母、スキージャンプ発進部分を取り付け」と題し中国第1隻目の国産空母の最新の動態を報道した。文章はさらに1枚の画像を掲載し、新たな空母のスキージャンプ発進部分がもうすぐメイン甲板上に溶接される、とした。これに対しあるメディアの報道は、中国第2隻目の国産空母には電磁カタパルト技術使用の可能性が存在するが、最終的にこの技術を使用するか否かは、最後の決策を見る必要がある、とした。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「メディアの報道のキャプチャー画像」)

専門家:中国第2隻目の国産空母が電磁カタパルトを採用することはあり得ない

関連のメディアのこの報道に対し、あるかつて海軍装備研究開発作業に従事したことのある消息筋の人物は次のように言った。中国の第2隻目の国産空母が電磁カタパルトを配備する可能性は全くない。公開の資料は、中国第2隻目の国産空母プロジェクトと電磁カタパルトプロジェクトの立ち上げ時期が大体一致していることをはっきり示している。だが空母のようなこの種の重要な武器装備に対しては、そのサブシステムの成熟度は全体の設計開始時間よりはるかに大きいことが必須で、それでこそ全体の設備、特にカギとなる重要設備が行えるのであって、さもないと全体設計が全く行えず、甚だしきに至っては総合プロジェクト立ち上げ論証さえも展開できない。これは武器装備製造の基本的な規律であって、艦艇設計プロセスの基本的な常識でもある(頑住吉注:ちょっと日本語として変な感じの部分がありますが直訳を優先しました)。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「資料画像:アメリカのフォード級は初めて電磁カタパルトを使用するが、この大型装備は空母が全て装備できるわけでもなく、その非常に大きな電気エネルギー消耗は強大な全電力管理システムの支持を必要とし、複雑膨大な工程の一部分である。もし電磁カタパルトを装備しようとすれば、空母全体のその他の部分もそれとマッチする必要があり、それでこそOKなのだ。」です。)

もし第2隻目の国産空母が電磁カタパルトを採用しようとすれば、それはこの空母の全体設計を最初から開始する必要があることを意味し、科研人員の5、6年の心血は完全にひっくり返されてやり直しとなり、同時に中国がこれまで第2隻目の空母に対し投入した科研資金は完全に無効となり、これは明らかに非現実的である。

メディアが報道する「最終的に電磁カタパルト技術を使用するか否かは、最後の決策を見る必要がある」というこの言い方に対しては、彼は次のように言う。中国第2隻目の国産空母のプロジェクト立ち上げは決策層の決策であり、「事後決策」の問題は存在しない。中国空母のプロジェクト立ち上げは、中国の多くのカギとなる重要部門の決策に関わり、ちまたのいわゆる「小集団の利益に配慮」との言い方は、全くありもしないデマである。

またある軍事視察員は「迷彩派」に対し次のように言う。中国は空母建造方面に間違いなく緊迫感を有する必要があり、現在世界の空母を持つ国は、基本的に全て西側である。このうちアメリカは12隻を占め、いずれも排水量が9万トン以上で、攻防兼備の大型空母である。アメリカのアジア太平洋地域再バランス政策の深入りした推進と共に、どんどん多くのアメリカ空母がアジア太平洋地域に配備されている。このため海軍のエースたる利器として、中国は相応の数の空母を建造して制海権の争奪を行うことが必須であり、これは中国が行くことが必須の道である。(作者の署名:国科環宇 ブログ公衆号:UCAS2004)


 「迷彩派」は検索してもそれらしい用法が全くヒットせず意味不明です。電磁カタパルト装備説が希望的観測っぽいのに対し、こちらの方が相対的に説得力がある感じは受けますが、ほんとうのところが分かるのはずっと先になるでしょう。

6月7日

 韓国海軍関連です。

http://war.163.com/16/0604/07/BOMV9TVS00014OVF.html


韓国護衛艦「大邱」号が進水 韓国軍初の混合動力戦闘艦

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像はネットから」)

韓国連合通信社6月2日の報道によれば、韓国海軍は2日午後巨済市の大宇造船海洋社で新型護衛艦(FFG-II)の第1号艦「大邱」号(2,800トン級)の進水式を行った。「大邱」号は韓国軍初の混合動力戦闘艦で、強大な火力は防空、対艦、対潜ないし対地作戦任務を遂行するに足りる。

「大邱」号は5インチおよび20mm口径艦砲(ファランクス近接防御武器システム)、対艦ミサイル、韓国式垂直発射システムを採用した戦術艦対地ミサイル、遠距離対潜ミサイル、対艦ミサイルを抑止するSAAMミサイルシステムなどを装備する。韓国海軍方面は、「大邱」号は戦術艦対地ミサイルを動員して北朝鮮の地上目標が攻撃でき、近海艦隊の合同作戦遂行能力を向上させることになる、とする。

水中騒音の輻射を低下させるため、「大邱」号はガスタービン・ディーゼル混合動力システムを採用し、戦時にはガスタービンエンジンを使用して機動速度を向上させ、平時のパトロールにはディーゼルエンジンを使用する。「大邱」号はハルソナーを搭載し、さらに曳航ソナーの性能は現役駆逐艦より優れている。2,500トン級の仁川級護衛艦(FFG-1)と比べると、大邱級護衛艦の潜水艦探知計測能力と生命力はさらに一歩向上している。

大邱級護衛艦は韓国の東、西、南部海域で就役すること30年以上の1,500トン級護衛艦(FF)および1,000トン級巡視艦(PCC)に取って代わり、韓国近海艦隊の新たな主力軍になる。「大邱」号は2017年末に海軍に引き渡され、、かつ2018年後半に戦闘力を形成する。(李小飛)


 韓国海軍内での比較だけで、他国との比較がないのでどの程度のレベルなのかはっきりしませんが、北朝鮮海軍は水上艦艇戦力が弱くまた潜水艦も総じて旧式なのでそれに対抗するには充分なんでしょう。

 中国の軍用輸送機関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20160604/22808949.html


業界内の人物:中国、アントノフー124やアントノフー225クラスのスーパー輸送機を研究開発へ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「我が国の現在の運ー20とアントノフー124/225は重量級の上で隔たりがはなはだ大きい。」)

科学技術日報北京6月2日電(記者 姜靖) 「過去2年内、大型輸送機は各種試験、試験飛行など鑑定作業を行い、現在まで各項目の作業は進展がスムーズで、遠くない将来正式に引き渡され使用されることになるだろう。」と中航工業大型機事務室主任の朱謙は明らかにした。

一昨年第10回珠海航空展にお目見えしたのに続き、大型輸送機は国家の大型機特定プロジェクトの重要な成果の1つとして再度ここのところ北京で行われている国家「第十二次五カ年計画」科学技術創新成就展にお目見えした。

朱謙の説明によれば、大型輸送機は我が国が初めて自主研究開発した200トン級大型多用途輸送機で、複雑な地域および気象条件の下で各種装備、物資、人員の長距離、快速航空輸送任務が執行でき、現代社会や国民経済建設の急速な発展の需要に適応し、軍隊の近代化建設に奉仕し、緊急災害救助、国際人道主義援助など緊急状況に対応するよう研究開発される重要な装備である。

大型輸送機は一般の飛行機に比べずっと大きく、このことはその作業量の若干倍の増加をもたらすことをも意味している。このため、大型輸送機の研究開発は各業界の優勢な資源を充分利用し、創新性をもって科研院所、大型専門院校および軍民企業など千近い機関からなる大型輸送機研究開発国家チームを構築し、国外の同類飛行機の半分前後の時間しか用いず成功裏に初飛行を実現した。

2013年1月、001号機が初飛行に成功し、新型機研究開発の記録を刷新した。2014年11月、003号機が珠海国際航空展に参加し、初の科研段階の飛行機が即国際航空展に参加した国産機となった。

「全く誇張なく言って、大型輸送機の研究開発は、過去の欧米諸国の独占的地位を打破し、我が国に世界大型輸送機ファミリーに身を置かせた。」 朱謙は、200トン級輸送機に続き、300トン級、400トン級、甚だしきに至っては600トン級大型輸送機の研究開発も徐々に推進されるだろう、と明らかにした。また、大型輸送機を国産エンジンに換える作業も計画中で、したがって国の人の「心結」(頑住吉注:わだかまりみたいな感じでしょうか)を解決する。

(頑住吉注:2ページ目)ほどなく、運ー20はまず我が国空軍の戦略装備となる。

(頑住吉注:3ページ目)ロシアのアントノフー124輸送機が支線旅客機を搭載運搬。

(頑住吉注:4ページ目)アントノフー225が一体で中国の列車車両を搭載運搬して輸出。


 ウクライナと組んでアントノフ-225自体を生産するという説もありましたがやはり段階を踏んで将来的に純国産の超大型輸送機を開発するということなんでしょうかね。

6月8日

 6月4日に紹介した記事と一部重複してますが。

http://war.163.com/16/0605/09/BOPMOFIA00014OVF.html


ロシアの専門家:アメリカのいわゆる「レールガン」には実戦性はない (頑住吉注:原文では「電磁鋼軌砲」、つまり電磁スチールレール砲という語が使われてます。)

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:アメリカの新型大型武器 火薬や爆発物を必要としない『レールガン』」)

中新ネット6月5日電 ロシアニュース社ネット3日の報道によれば、ロシアの軍事専門家は最近アメリカの新型大型武器に注意している。火薬や爆発物を必要としない「レールガン」で、専門家たちはこの種の武器の効率に対し疑問を表明している。

「レールガン」の中に使用されているのは電磁スチールレールで、砲弾を人を驚きいぶかしがらせる高速にまで推進する。このプロジェクトの支持者は、「レールガン」は将来軍事戦略を改変し、研究開発中のロシアや中国の同類武器サンプルに対しアメリカが優勢を確保するのを助けることができる、と考える。だがロシアの専門家たちは、アメリカの「奇跡の武器」は突破性の発明ではないと考える。増してや戦闘条件下での「レールガン」の使用には成功できないからなおさらである。

ロシアの軍事専門家コンスタンティン シフコフは次のように考える。「レールガンは1980年代のソ連の時期にすでに製造されており、しかも相当に成功した。それらの構造は相当に簡単で、砲弾は火薬のガスによって推進されるのではなく、電磁場の強く急激な低下に頼って実現される。火薬砲に比べ、レールガンの主要な優勢はその投射する砲弾の速度に対し制限がないことにある。」

シフコフは、レールガンをマジカルな速度に到達させるためには、大量の電気エネルギーを必要とする、と指摘する。

彼は語る。「構造から言って、レールガンは相当に大きな施設である。現在の条件下では、自走砲、戦車の上にレールガンを配備することはできない。このような砲弾は排水量1.4万トンのズムウォルト級駆逐艦(英語:Zumwalt-class destroyer)のたぐいの大型施設上にしか装備できない。現在、11kgのアメリカのレールガンの初速は1600m/sである。以下のデータと比較しよう。20kgの重さのロシアの戦車砲弾の初速は1750m/sである。T-64型戦車でも、T-90戦車でも。

シフコフは、アメリカの新型「奇跡の武器」はロシアに破産をもたらすだろう軍備競争に引き入れる試みでしかない、と考える。「レールガンが完備されるにつれ、それは確かに前途の見通しに富んだ武器になるかもしれない。強力な電磁場は砲弾を5,000〜6,000m/sの速度まで推進する助けになり、つまり宇宙速度近くにである。ならばその時それらは人々の興味を引き起こすことになる。現在これは試験装置でしかない。」

ペンタゴンがまず興味を感じるのは敵サイドの空中のミサイルを撃墜する能力である。レールガンの出費は現在のミサイル防衛システムに比べ低い。

だが分析は、レールガンは最初に射撃した後、強烈な電磁輻射と熱輻射が敵サイドのレーダー基地に向けステルス駆逐艦の位置を漏らすことになる、と指摘する。続くのは、疑いなくもう一方のミサイルの打撃あるいは空中打撃である。レールガンが冷却し、新たな発射のために準備をした時、何十分がもう過ぎ去っているかもしれない。このように、ステルス駆逐艦にとって、最初の射撃が最後の射撃になると言える。


 前回も例を上げましたが別の例を挙げるなら、バルカン砲に対し「ガトリングガンは西部開拓時期にすでに製造されており、しかも相当に成功した」と言っているような印象を受けるんですな。「ならばその時それらは人々の興味を引き起こすことになる。」って、その時まで傍観していてからあわてて研究を再開しても間に合わないでしょうしね。

 中韓、そしてアメリカ関連です。

http://military.china.com/news/568/20160606/22817262.html


韓国メディア、中国初の抗米援朝ドラマ「三十八度線」初放送で議論:タブーを打破

参考情報ネット6月6日の報道 韓国メディアは、中国が初の韓国戦争(すなわち朝鮮戦争 本ネット注)をテーマとするテレビ連続ドラマ「三十八度線」を放送し、人々の熱い議論を引き起こしている、とした。

韓国の「中央日報」ウェブサイトは6月3日「中国、韓国戦争テレビドラマの放送を禁じるタブーを打破」と題する報道を発表し、このドラマは長年来中国がアメリカを刺激するのを避けるために韓国戦争関連のテレビドラマを制作しかつ放送するのを禁止してきたタブーを打破した、初の韓国戦争を題材とするテレビドラマである、とした。ある分析は、この状況は中国指導者がもはやアメリカの顔色を見て事を行うことはない全く新しい外交姿勢をも反映している、と考える。中国は1950年10月の中国参戦以後の韓国戦争を「抗米援朝」、すなわち北朝鮮を助けアメリカに対抗、と称している。

「三十八度線」は今年4月雲南や陜西など多くの地方テレビ局でまず放送され、5月28日北京衛星テレビ、遼寧衛星テレビ、安徽衛星テレビで放送が開始された。こうした地方衛星テレビは全中国いずれでも視聴でき、視聴率も比較的高い。北京衛星テレビと遼寧衛星テレビはさらにこのドラマをゴールデンタイムに配して放送している。

全部で38話の「三十八度線」は1億人民元を超える資金を費やして制作され、撮影にかかった時間は数年の大作である。このドラマは韓国戦争の時期に鴨緑江辺で生活していた漁民、李長順が米軍の爆撃の中で父親を失った後、仇討ちのために中国人民志願軍に加入した物語を描いている。

テレビドラマは冒頭で即、米軍実戦機が国境を越えて中国の村を爆撃し、静かな漁村の村民の不幸な死亡をもたらす背景を紹介している。このドラマは李長順を甘嶺戦役の中の英雄として描写している。当時中国の軍隊は悲惨、重大な死傷を冒して高地を死守したとされ、この時の戦役は中国人によって抗米援朝の象徴的性質の戦役と見なされている。

中国は1950、60年代にかつて「上甘嶺」、「英雄児女」、「奇襲」、「三十八度線上」などの韓国戦争を題材とする典型的映画を制作したことがある。2000年、中国中央テレビ局は30話のテレビ連続ドラマ「抗米援朝」を制作したことがあり、元々の計画では翌年放送されるはずだったが、最終的に放送できていない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「テレビ連続ドラマ『三十八度線』のスチール写真(画像のソースはネット)」)


 「中国指導者がもはやアメリカの顔色を見て事を行うことはない全く新しい外交姿勢をも反映している」といえばそうなのかもしれませんが50年以上もアメリカの顔色を気にしてこの程度のことも禁じられていたのが驚きです。中国の態度の変化はある程度気にするでしょうが朝鮮戦争を題材にしたドラマの放送自体をアメリカが嫌がるとは考えられませんしね。ただ当時アメリカは中国領内に爆弾が落ちるのを極力避けていたはずです(もちろん結果として少数落ちて死者も出たでしょうが)し、中国もこの戦争は北朝鮮が先に仕掛けたのだということは認めています。

6月9日

 沖縄関連です。

http://military.china.com/news2/569/20160606/22817320.html


沖縄人、米軍の追い出しを願う:大陸旅行客の金は多くより儲けやすい

参考情報ネット6月6日の報道 台湾メディアは、駐日米軍は最近沖縄で状況が頻出し、ある米軍基地のアメリカ国籍の雇い人が20歳の沖縄の女性を強姦し殺害した波風がなお静まらず、6月4日またある米軍人が夜間外出禁止と禁酒令に違反して酔っぱらい運転で2名の日本人にぶつけて傷つけ、再度沖縄人の反駐日米軍感情に波及した、とする。

台湾連合ニュースネットは6月6日アメリカの「ニューヨークタイムス」の情報を引用し、「大陸の台湾への客は金がよく儲かる 沖縄、米軍の追い出しを願う」と題する報道を掲載し、沖縄民衆が今回米軍に不満を持つ時機はよりデリケートで、何故なら中国大陸の富と国力が上昇し、現地民衆の沖縄の未来に対する論争が激化し、少なからぬ沖縄人が大きな土地を占拠している米軍基地を追い出し、沖縄を国際観光センターに発展させ、どんどん多くなる大陸と台湾の旅行客を迎えるべきだと考えているからである、とした。

駐日米軍に最近状況が頻出

駐日米軍は約50,000人で、このうち半分が沖縄にいて、米軍基地は沖縄の1/5の面積を占拠している。現地住民は数十年来ずっと米軍がもたらす暴力犯罪、軍用機の騒音、基地に派生する問題に恨みを抱いている。

沖縄県知事の翁長雄志は、「何十年来我々が聞いてきた謝罪や改善の承諾は全部で何百回とあるが、全く役に立っていない」と語る。先月米軍の雇い人の強姦殺人事件が発生した後、沖縄県議会は米軍に対する最も厳しい非難を通過させ、決議はあらゆる米軍海兵隊が沖縄を離れるよう要求している。

今回現地の反米の風潮が発生した時機は、沖縄および全日本いずれにとってもデリケートな時と言える。日本の首相安倍の政府は沖縄に、論争されてすでに久しい新たな米軍基地を建造し、かつ日本の軍事力を拡張し、沖縄の軍事の前哨たる地位を強化したがっている。日本の自衛隊は今年沖縄県管轄下の「与那国島」のレーダー基地の使用を開始し、大陸の陸海軍の東海における活動を偵察する。

去年外国からの客が70%増 「銭景」が期待できる (頑住吉注:「銭景」は意味不明ですがここでは金儲けでは。)

これと同時に、アジアの新たな富が沖縄のためにもう1つの前途の見通しを開いた。沖縄観光は盛んに発展し、首府の那覇市のストリートでは、台湾、大陸および南韓から来る旅行者が高級ホテルに宿泊し、かつ多くの商店で買い漁っている。

去年沖縄の外国の旅行客は70%と大きく増え、航空会社は那覇に飛ぶフライト便を増発し、那覇港に停泊するアジアの客船も増加した。東京の法政大学沖縄文化研究所の元研究員である目黒博は、「日本では、沖縄はかつて皆の憐憫の対象だったが、現在では日本の看板となっている。」と語る。

米軍は第二次世界大戦で沖縄を攻略した後ずっと去らないが、米軍基地は決して沖縄を繁栄したものに変えさせてはいない。沖縄は日本人の平均所得最低の県で、全国平均値に比べ1/3低い。目黒博は、沖縄住民の経済の上での米軍への依存は徐々に低下し、米軍に対する許容度もこれにつれ低下している、と語る。

一部の沖縄人はフィリピンの1990年代の例に倣うことを希望している。当時フィリピンは米軍の元駐屯地スービック湾を観光リゾート地に作り変えた。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「駐沖縄米軍基地の業務人員が女性の死体を遺棄した嫌疑で逮捕された一件は現地の憤怒の感情を高潮させた。画像は5月20日昼、沖縄県民が米軍嘉手納基地前で抗議しているところ。(共同通信社)」)


 しかしフィリピンから米軍が撤退した結果中国のフィリピンに対する海上における圧力が大きく高まり、事実上領土を失う結果にもつながっているわけですね。

6月10日

 尖閣諸島の接続水域に入ったという中国海軍の艦には「525」のナンバーがありましたが、525艦は054級護衛艦「馬鞍山」号で、2003年9月進水、054級の第一号艦ということです。全長132m、全幅15m、喫水5m、標準排水量3,500トン、満載排水量4,000トン、最高速度27ノット、航続力18ノットで3,800海里、乗員190人、武器は4連装C-803対艦ミサイル発射架x2、紅旗ー7 8連装対空ミサイル発射架x1、100mm単砲身艦砲x1、AK-630近接防御砲x4、Ka-28C対潜ヘリ1機とされてます。

 韓国関連の互いに関連する記事を2つ紹介します。

http://military.china.com/news2/569/20160607/22826116.html


韓国国防長官:駐韓米軍のTHAAD配備につき韓米両国には食い違いは全くない

韓国連合通信社6月4日の報道によれば、韓国国防長官の韓民求は4日第15回アジア安全サミット(シャングリラ対話会)に出席しかつ主旨演説を発表した後記者の質問に回答した時、韓国政府には韓国に「THAAD(末端高空区域防御システム)」を配備する意志があり、このことは韓国サイドの軍事方面に利益をもたらすだろうと考えている、とした。彼の以前の言論に対してメディアがなした「韓米間にはTHAAD問題につき食い違いが存在する」との解読に対し、韓民求は3日やや遅い時間に、駐韓米軍にTHAADシステムを配備する問題の上で、韓米両国の立場には全く食い違いはない、とした。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「韓国国防長官の韓民求(韓国連合通信社)」)

韓民求は、THAADシステムの配備はまず韓米合同の作業チームが提案の方案を形成し、さらに両国政府の批准を経るというプロセスを行くことが必須で、韓米合同の作業チームは慎重に協議を展開中で、韓米両国にはこの過程とプロセスに対し一致した認識がある、と語った。

韓民求は、北朝鮮の核兵器とミサイル研究開発能力が日増しにハイエンド化する状況下では、韓国がいかにしてミサイルの襲撃を防御するかが重要なカギだ、とする。韓国軍の現有の武器は低層末端ミサイル防衛システムに属し、このためもし高層末端ミサイル防衛システムに属するTHAADを配備したら、軍事上非常に有効だろう、という。

韓民求は、韓国政府は国家の安全と利益の角度に立ってTHAAD配備問題を考慮する、と指摘する。韓米両国はすでに合同作業チームを編成し、配備に適する地点、時期、費用などの件を討論中である。韓米両国政府はその協議の結果を根拠に関連の措置を取ることになる。韓国政府には韓国へのTHAADシステム配備の意志がある。

報道は、孫建国上将と韓民求の会談の中で、孫建国はTHAADは中国の戦略的安全の利益を侵害する、また中国政府は断固として対北朝鮮制裁の方針を支持するとした、とした。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「孫建国(左)と韓民求(韓国連合通信社)」)

韓民求は回答し、THAADは北朝鮮の全方位のミサイルの脅威に対応して配備される防御的性質の武器で、自分は中国サイドに韓半島非核化実現のために建設的性質の作用を果たすよう呼びかける、とした。韓民求は安保理が3月に北朝鮮に関わる決議を通過させた後、中国サイドが対北朝鮮制裁を実施していることに対し謝意を表明した。


http://military.china.com/news2/569/20160608/22834434.html


アメリカ国防長官、同盟国に言及してただ韓国だけを漏らす 韓国メディア:あるいは微妙な心理戦をしたか

参考情報ネット6月7日の報道 韓国メディアは、6月4日シンガポールで行われた韓米国防長官会談の中で、アメリカの国防長官であるアシュトン カーター(画像を見よ)は韓民求長官を「同志(colleague)」と称し、かつ韓米同盟を「核心(linchpin)」的関係とし、このことは韓米関係が北朝鮮の挑発に対応する方面だけではなく、地域の平和と安全方面でも非常に重要だということを説明している、とした。

韓国の「中央日報」ウェブサイト6月7日の報道は、しかし会談の前35カ国の代表の面前で行われたアジア安全会議(シャングリラ対話)大会演説の中で、カーター長官はそれぞれの友邦に言及する時、ただ韓国だけを漏らし、少なからぬ論争を招いた。カーター長官は当日の演説の中で「原則に基づく安全ネットワーク(principled security network)」を提出し、これは全く新しい理論である。

カーター長官は相次いで38回この言葉を提示し、かつアメリカは27の国との二国間関係あるいは多国ネットワークを強化する必要がある、と強調した。彼は、「米日関係はアメリカのアジア政策の中で極めて重要な作用を発揮し、いかなる時に比べてもより堅固である」と語り、かつ「アメリカはさらに、共にイラクおよびシリア問題を処理するオーストラリアと良好な関係を保持している」とし、続いてさらにフィリピン、インド、ベトナム、シンガポールなどの国に言及し、アメリカとこうした国とのパートナー関係を語った。

だがカーター長官はこの中で韓国に全く触れなかった。これまでアメリカが機会さえあれば日本、オーストラリア、韓国を共に同盟国の典範に列してきたやり方を考慮すれば、状況はすこぶる尋常でない。

これに対し、韓国国防省関係者は「アメリカサイドに確認した後、相手方が決してわざと韓国を漏らしたのではないことが分かった。アメリカは、韓米同盟はいかなる時に比べてもより安定し強固だと考えている」とした。だがある分析は、カーター長官の発言の中には韓米のTHAAD配備をめぐる微妙な心理戦が体現されているのかもしれない、と考える。つまり、アメリカはこの方式をもって、婉曲に韓国がTHAAD配備問題の上で中国の立場を考慮するやり方に対し不満を表明した、というのである。

カーター長官は6月2日に自らの専用機の中で、「韓民求長官と面会する時THAAD問題につき討論する可能性がある」とし、先手を打ってTHAAD問題を提出したが、韓国国防省はこれに対し全面否認を行った。

国立外交院教授の金玄旭(音訳)は、「カーター長官の演説内容は全て事前に反復の斟酌を経たものであって、その中の一字一句全てがアメリカの意図を体現している」、「アメリカのこの挙は決して韓米同盟をわざと軽視したのではなく、一種(韓国に対し)圧力をかけるやり方である」と語る。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「アメリカ国防長官カーター(資料画像)」)


 演説の原稿は詳細に練られたものでしょうが読み上げる時に韓国を読み飛ばす可能性はゼロではないでしょう。考えすぎのような気もしますけど状況が状況だけにある程度の説得力を持ちます。それに日本も過去似たようなことをされたことあった気がしますが韓国はこういうの特に気にしそうですな。

6月11日

 中国の無人機関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20160606/22818425.html


カザフスタン、中国の「翼竜」無人機を展示

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「カザフスタン空軍の塗装に換えた『翼竜』無人機」)

カザフスタンテレビ局の報道によれば、2016年6月2日〜5日にカザフスタンが行った安全保障業務展(KADEX 2016)で、カザフスタンは初めて同国空軍の新型偵察・打撃一体無人機、中国成都飛行機社が製造した「翼竜1」型無人機を展示した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「『翼竜』無人機は中国空軍でも就役しており、『攻撃1号』と呼ばれている」)

報道によれば、展示に参加した「翼竜1」無人機はカザフスタン空軍のマークを塗装し、これは中国がすでにカザフスタンに向けこの無人機を引き渡したことの初めての確認である。展示の中では1機のコードナンバー「01」の無人機のみ出現し、このためまだカザフスタンが一体すでに何機のこの無人機を獲得済みなのかははっきりしない。

「翼竜1」無人機は偵察・打撃一体無人機で、多種の空対地武器が搭載でき、例えばAKD-10空対地ミサイルや小型制御誘導爆弾である。最大飛行速度は280km/hで、航続距離は4000kmである。

(頑住吉注:これより2ページ目。1枚目の画像のキャプション「カザフスタン陸軍将校が中国の生産した85式改良型スナイパーライフルを試験操作。画像の中の前方にはさらに改良型12.7mmスナイパーライフルがある」 続いて2枚目「一汽集団与哈薩克核子が生産する軍用トラック」 「一汽集団与哈薩克核子」は「一汽集団とカザフスタンの核」だと思いますが後者はカザフスタンの会社の名か何かでしょうか。)

カザフスタンメディアの報道によれば、今年3月カザフスタンは2機の「新型無人機」を獲得したが、当時の報道は無人機の具体的機種を説明していなかった。だが外界は普遍的にそれは中国が引き渡した最初の「翼竜」だと推測していた。

カザフスタンメディアは2012年に最初に中国・カザフスタン双方が関連の協議を達成させ、中国はカザフスタンに向け無人機「サンプル品」を提供し、試験に供することになる、と報道した。また、中国はさらに「平和使命2014」合同演習でロシア、カザフスタン、タジキスタン、キルギススタンに向け「翼竜」無人機の実戦使用状況をデモンストレーションした。

現在、中国はすでに多くの国に対し軍用無人機を輸出済みである。多くの買い手は中東の国で、例えばサウジアラビアは「翼竜」を購入し、一方エジプト、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、イラク、カザフスタンは「彩虹4」無人機を購入した。カザフスタンは中国無人機が初めて中東に進軍した市場である。

報道によれば、「翼竜」無人機の他、中国のKADEX2016展示会に参加した代表団はさらに小火器、多種の装甲車両などの展示品を持参した。

(頑住吉注:3ページ目)今年3月コロンボ安全保障業務展に参加した保利集団の「射手」兵個人対戦車ミサイル(直径114mmで、北方集団の「紅箭-12」ミサイルとは全く異なる)が今回の展示会でも再度お目見えした

保利集団が展示した80mm歩兵攻堅武器。かつて2014年の珠海航空展で初お目見えした。(頑住吉注:「攻堅」は堅固な陣地を攻略するみたいな意味で、トーチカなどを攻撃対象として想定したものでは。)


 多くの途上国も攻撃機能を持つ無人機を続々と装備する中、日本の遅れは過去において例えば機関銃、飛行機、戦車などのような新兵器の導入が遅れた国が見舞われた悲劇の再現につながるのではと不安です。

6月12日

 中国の国産空母関連の記事だと思って読んだんですけど。

http://military.china.com/important/11132797/20160606/22815011.html


中国はスーパー空母を必要とするか否か? 専門家:ロシアの教訓が中国に警告

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:アメリカの空母と戦闘機が共に南海上空に出現」)

先日、あるアメリカメディアは中国が建造中の新たな空母を騒ぎ立て、かつ商業衛星が撮影した画像によって我が新たな空母の「遼寧艦」との差異および具備する可能性のある能力を分析した。しかもアメリカメディアはさらに、「中国はついには自らの原子力空母を持つことになる」と言明した。中国の空母の道はいかに進んでいくことになるのか? これはずっと西側が極めて関心を注ぐ問題である。

満載排水量10万トン、原子力動力装置を装備、電磁カタパルトを採用、第4世代艦載機を搭載‥‥ちょっと軍事知識がある人は皆知っているが、このような卓越した条件を持つ空母は絶対に世界一流の最先端空母である。何故ならそれはアメリカ海軍で現在最も先進的な「ニミッツ」級に比べさらに最後の2項目の「ハード指標」が多いからである。だがこれは決して中国が言明する次世代空母ではなく、ロシア人が少し前に発表した目標である。

これだけではなく、イギリス海軍はその最新の「クイーンエリザベス」級空母が来年航海試験を開始し、時37年を隔て大型空母時代に回帰することになる、と宣言した。これにより見るに、世界は大型空母競争に入るのか否か?

筆者は、「中国は原子力動力大型空母を必要とするか否か」の問題に回答するには、まずロシア人がスーパー空母の建造を言明する意図はどこにあるのかを見てみても良い、と考える。

1つ目は、ロシアは絶対に空母発展の歩みを停止せず、できるだけ早く一流海軍強国グループに身を置くだろう、と世の人に宣告すること。冷戦の時期、ソ連海軍は主にその原潜の数、機種、トン数などの方面が顕著にアメリカを超える優勢に頼り、空母と原潜いずれも非常に強いアメリカ海軍に対抗した。しかし、1962年のキューバミサイル危機で、アメリカは8隻の空母、90隻あまりの各種戦闘艦および数百機の実戦機を核心とする海空力量を動員し、キューバ周辺海域を水も漏らさぬよう囲み、ソ連人を対決の中で最終的に敗北させた。これより、ソ連人は痛切な教訓とし、続けて第4世代空母を発展させた。最終的に国力不足のためこの原子力空母を建造できなかったのではあるが(頑住吉注:ウリヤノフスクのことですね)。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「最近、当局メディアは中国海軍空母遼寧艦の最新の訓練の画面を明るみに出し、その中からはこの空母が搭載する殲ー15艦載戦闘機が秩序を持って発着訓練を展開しつつあることが見て取れる。」です。)

2つ目は、ロシアには独立自主で世界一流の超大型空母を作り出す必要もあれば能力もあると世の人に表明する。今のロシアは、完全にはっきり分かっている。自らの現在の経済的実力と軍事費投入に頼って、実力強大なアメリカ空母に到達するあるいは超えたければ、最低でも4、50年以上の時間を必要とする、と。このため、ロシア海軍はスーパー空母の今後の発展と運用の策を制定した。まず、「あまり成熟していない」空母の建造着手を急がず、一段と力を入れて空母建造の技術的基礎を取り戻すことを優先する。これには空母造船施設の完備したセット、設計人員と技術工員の養成の加速、および各項目の経費を遅れず一定の状態にしまた合理的に使用することの確保が含まれる。2019年初めまでに各項目の近代化作業の期日通りの完成を勝ち取る。次に、順序だてて徐々に進み既定の方針に照らして、核心的なカギとなる重要技術を不断に完備および向上し、多項目の重点の突破の完成を極力勝ち取り、最終的に飛躍的方式をもって一流の超大型空母を建造する。

3つ目はアメリカ人に向け、今後一定の時間、ロシアの新空母の主要な作戦使命は味方サイドの弾道ミサイル原潜の保障であって、アメリカと海洋の覇を争うのに用いるのではない、と明らかにする。自らの現在の経済および技術的実力に基づいて判断すると、次の一歩で、ロシアの超大型空母の設計と建造の進展速度はあまり速いものにはならないだろう。ロシア方面の計画によれば、2025年前後になれば、1隻が正式に就役しかつ初歩的な戦闘力を形成できる可能性が極めて高い。

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「5月20日、ステニス号空母が中国南海で『巡航』」です。)

ロシア海軍総司令チャーコフの言い方はより曖昧である。超大型新空母は主に戦略原潜の安全と作戦使用の保障に用いる。これはロシア海軍のこれまでの戦略使用の中に、空母を充分利用して戦略原潜を保障および護衛する光栄な伝統と有益な経験があったということもあるし、ロシアのこの「駆け出し」の新空母が完成後、過早にアメリカに目を付けられ不測の事態を招くのを防止するということもある。

空母の「零落」ゆえに、非常に長い一定の時間以来ロシア・アメリカ両国海軍の世界の海洋のゲームの中で、アメリカ海軍はしばしば優勢を占めた。ロシア海軍の過去何十年の起伏に富んだ歴史と無情な現実はいずれも人々に警告している。空母と原潜という2種の戦略武器の均抜頭籌(頑住吉注:努力していずれもトップに立つ)、平行して進む発展があってのみ、やっと海上の対決の中で主導権を勝ち取れる、と。事実は、平和な年代も戦争の時期も、先進的な超大型空母のない大国は脆弱だと証明している。(作者は海軍軍事専門家)


 直接中国空母の話ではなかったですけど中国が何故空母発展の道を行くのかの参考にはなりますな。まあ日本も大国であろうとするならこの道を行かねばならんということにもなってしまうと思いますが。

















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