コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその190

7月11日

 「THAAD」関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20160709/23017124.html


中国は必ずやTHAADミサイル防衛システムに対し対抗をする 韓国は深刻な代価を支払うことに

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「アメリカ、韓国にTHAADミサイル防衛システムを配備へ」)

来年の年末までに、米韓は中国の門前にTHAADミサイル防衛システムを構築するが、この「北朝鮮のミサイル迎撃」の隠れ蓑を着たミサイル防衛システムは、中国やロシアの中距離ミサイルを迎撃できるだけでなく、さらに中国の華北地域の解放軍ロケット軍およびロシア極東の一部の軍事的状況を監視することができる。「さらに重要なのは、それが朝鮮戦争終結以来の東北アジア地域の半世紀あまりの大国の力量バランスを打破し、地域の軍備競争の導火線に点火することである。」

軍事専門家の戴旭は「グローバル時報」記者に対しこのように語る。8日、米韓が韓国へのTHAADミサイル防衛システム配備を決定したと宣言した後、中ロの外務省はいずれもいち早くこの決定に対し強烈な抗議を態度表明し、中国国防部は当日夜に声明を発表し、中国サイドは「必要な措置を採って国家の戦略的安全および地域の戦略バランスを維持保護すること」を考慮することになる、とした。

「近年来中国と人員、経済貿易および文化の行き来全ての上で非常に緊密な韓国は、自らをアメリカの戦車の上に縛り付けた」と朝鮮半島問題専門家の呂超は「グローバル時報」記者に向け語る。「中国が必要な対抗措置を採るだろうことに全く疑問はなく、THAAD配備は韓国に深刻な代価を支払わせることになる。」 8日、韓国各地にはデモの波がわき起こり、民衆はTHAAD配備により韓国を「大国の軍事対決政策の犠牲品」に身を落とさせることに反対している。

「項荘舞剣、意在沛公(頑住吉注:正当な名目を掲げているが真の狙いは別にある)。THAADの配備は実は北朝鮮に対してあまり大きな意味はないと言える。」 戴旭は「グローバル時報」に対し語る。THAADはもっぱら中・遠距離ミサイルを防ぐが、北朝鮮の短距離火砲や戦車は逆にそれでは打撃できない。いわゆる「北朝鮮に対してだけで、第三国に照準を合わせたものではない」は全くの虚偽の説明で、THAADははっきりと中ロに照準を合わせて配備されるのである。

(頑住吉注:2ページ目)THAADミサイル防衛システムが使用するレーダー


http://military.china.com/important/11132797/20160709/23018122.html


韓国民衆、THAAD配備に反対 韓国メディア、中国が報復措置を採るのを避けるべき、とする

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「韓国民間団体は、韓国にTHAADを配備することは北朝鮮の弾道ミサイル防御に対し決して作用はない、と考えている」)

8日韓国でまたTHAAD配備反対の声の波がわき起こった。当日午後1時、韓国国防省の門前で、韓国民間団体「平和統一を開始する人たち」が「THAAD韓国配備に反対するための全国対策会議」を行い、軍が決定を撤回するよう要求した。この団体は記者に発した書面の中で次のように書いている。THAADを韓国に配備することには北朝鮮の弾道ミサイル防御に対し決して作用はなく、THAADのレーダーをもって北朝鮮や中国の弾道ミサイルの早期警戒情報を探知計測することは、全て米日に伝達しようとするもので、韓国は米日韓同盟を守るために、アメリカのミサイル防衛システム(MD)の前哨基地となるのであって、これは朝鮮半島および東北アジア地域の平和を破壊することになる。ひとたびTHAADが韓国に配備されたら、東北アジアと朝鮮半島の核対決と軍備競争が深化し、「新たな冷戦式対決体制」が形成されることになるだろう。この体制によってもたらされた負担は全韓国民の身上に転移されることになるだろう。また、THAAD配備の所在地住民は電磁波の危害やその他の生活妨害などを堪え忍ぶことになり、「THAAD韓国配備は実際に韓国民衆に桎梏と束縛をを与える。」

韓国連合通信社の報道によれば、THAADは最も遅くて2017年の年末までに配備される。韓米両軍は今月配備地点を発表することになり、韓国中部地域あるいは京畿道の可能性が比較的高い。協議によれば、韓国は土地、電力と給水を提供する。アメリカによって出資されこのミサイル防衛システムの配備と制御が担当される。ワンセットのTHAADシステム配備の費用は約12.5億アメリカドルである。8日、京畿道平澤市、忠清北道陰城郡、慶尚北道漆穀郡、江原道原州市などのTHAAD配備の選択候補地域では、現地政府と民衆が次々に抗議を態度表明した。「THAADの平澤配備に反対する対策準備委員会」は緊急の声明を発表し、大国の軍事対決政策の犠牲品になることに反対し、THAADは平澤だけでなく、韓国のいかなる地域にも配備してはならない、とした。

また韓国の学者は、中ロはずっとTHAAD配備に強烈に反対しており、中ロが国際社会の対北朝鮮制裁行動から退出する可能性は高くないが、長期的に見て対北朝鮮制裁への力の入る度合いはあるいはある程度弱まるかもしれない、と憂慮を表明する。韓国の世宗研究所安全保障戦略研究室長の洪鉉翼は、北朝鮮は東北アジアの緊張した情勢のエスカレートに対する韓国とアメリカの有責性を非難し、機に乗じて中ロ関係を強化し、国際社会の北朝鮮に対する制裁協力体系を崩壊させるだろう、とする。

「韓国時報」は8日、韓国政府にとって、続いてやる必要があることは主に2つある、とした。すなわち、月末にTHAAD配備の区域を確定し、韓国民衆の心配を軽減する。同様に重要なのはロシアおよび中国との関係を修復することである。報道は、THAADは中国に譲歩を迫る1枚のカードだった考えられる、とする。現在韓国はカードを晒してしまっており、韓国の優勢は逆に消失した。「中国が報復措置を採るのを避けることは、ソウルが直面する非常に大きな外交的困難の1つとなる」。また、アメリカは韓国により積極的に中国封じ込めに参加するよう要求してくる可能性があり、韓国が直面する困難はダブルで重い。「韓国は未知の動揺する水域の中を非常に困難に行進することになる」 【グローバル時報駐韓国、日本特約記者 陳尚文 藍雅歌 記者 郭媛丹 範凌志 李天陽 柳玉鵬 任重】


 韓国は問題もあるでしょうが一応民主主義の国で、多くの国民が本当に反対しているのなら次の選挙で与党を敗北させTHAADの撤去を主張する政党を勝利させることもできるわけですが、実際にはそうはならないのでは。

7月12日

 殲ー31関連です。

http://war.163.com/16/0708/09/BRELMBDE00014OVF.html


ロシアメディア、殲ー31の戦力を解析:弱点は顕著 F-35にはるかに劣る

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:中国の殲ー31戦闘機の原型機」)

参考情報ネット7月8日の報道 ロシア新聞ネットは7月5日「中国の『鶻鷹』は第5世代まで飛べない」と題する文章を発表した。作者はミハイル ホダリェノク、アレキサンダー ジンチェンコである。以下のように編集翻訳する。

中国最新の第5世代戦闘機殲ー31「鶻鷹」のサンプル機が輸送中に撮影された。その秘密の研究開発に対する探求により、新聞ネットは結論を得た。中国のこの戦闘機は外形上人にアメリカのF-35戦闘機を想起させるが、それは第5世代機とではまだ距離がある。

最近、ある人が偶然に輸送過程の中国最新の戦闘機を撮影した。飛行機の輸送は一切の秘密保持措置を遵守した。機体は目の密な帆布でぴっちりと包まれていた。見積もりによれば、これは殲ー31の第2機目のサンプル機である。種々の兆しは、中国が全力でこの第5世代戦闘機を研究開発および試験していることを示している。

中国の資料によれば、この飛行機の速度は時速2,200kmに達し得る。内部タンクの燃料を使用してもう1,250kmの作戦半径を持ち、さらに同時にアクティブフェイズドアレイレーダーを配備する。

この飛行機はかつて2014年の珠海航空展でお目見えし、研究開発者は当時、ステルス技術を採用した「鶻鷹」はアメリカのF-35やロシアのT-50と共に第5世代戦闘機グループに入れることができる、とした。だがデモンストレーション飛行後、この黒色に塗装された戦闘機は決していかなる展示台でも公開展示されず、このことはその秘密保持性が非常に高いことを説明している。実は、ロシアのT-50戦闘機も航空展の静態プラットフォームの上で展示されたことはない。ロシア航空宇宙軍総司令ヴィクター ボンダレフは、公衆に向け未装備の研究成果を展示することは時期尚早である、と指摘する。

新聞ネットは、殲ー31研究開発者がそれを第5世代機だと言明する大胆な言論に根拠があるか否かをはっきりさせることを企図する。

我々に動力装置から開始させてほしい。この前のある情報は、中国の殲ー31戦闘機はロシアのRD-93エンジンを使用することになるとした。これはミグー29戦闘機が配備するRD-33エンジンの輸出版で、アフターバーナー使用時の推力は8,300kgである。

RD-93は第5世代エンジンではなく、アフターバーナーを使用せず超音速巡航を実現することはできない。

比較すると、アメリカのF-35戦闘機が配備するのはF-135エンジンで、これは19,500kgのアフターバーナー使用時の推力がある。しかも、それはF-22戦闘機が配備するF-119エンジンのグレードアップ版である。つまり、これはすでにアメリカの第2の第5世代エンジンなのである。

RD-93とF-135のアフターバーナー使用時の推力の隔たりはかけ離れており、この1点でもうすでに、動力装置の上で殲ー31をF-35と同列に語るのは正しくないことを説明する。

これはまだ経済性(頑住吉注:ここでは燃費のような意味で使っているようです)の指標を考慮していない。このため、殲ー31がF-35に比肩しうる航続距離と戦闘搭載荷を持つと語るのは相当に軽率である。ついでに一言いうが、ロシアの第5世代エンジンも2017年になることを要しやっと天に上がれる。

もし航空電子設備、機載レーダーや武器を考慮しなくても、殲ー31はそれ自体F-35にはるかに劣る。中国には秘密保持の伝統があるため、殲ー31の機載無線電子設備や武器の正確な技術・戦術データは知り得ない。このため、それをロシアやアメリカの同類設備と比較を行うことはできない。殲ー31はステルス技術を採用して研究開発されたと称するが、専門家はこれに対し強い疑いを表明する。

いかにして中国の飛行機の乱反射面積を測量するか? 全世界にも、要求に符合する精度と信用度をもってこの任務を完成させられる試験場は決してそんなに多くはない。

殲ー31とF-35の比較をしたいという人は当然注意すべきである。F-35はアメリカの第4種目にステルス技術を採用した実戦機だということを。第1種目のF-117実戦機はすでに退役している。この飛行機を研究開発および使用するのにどれだけの努力を費やし、どのくらいの経験を得たか、この一切はアメリカの飛行機設計師だけが十分に理解している。

中国人は第5世代戦闘機研究開発方面でまだ歩み始めの段階にあると言うことができる。だが、中国には非常に多くの資金があり、高等教育を受けた人も少なくないが、現在まだ総設計師を養成する学校はなく、成形され安定した創造と評価のメカニズムがない。だが中国のこの方面の発展速度は専門家に驚愕を感じさせる。あるいは、彼らはもうすぐ多くの複雑な工程技術の難題を解決する能力を具備するかもしれない。

殲ー31は2014年の珠海航空展での公式の紹介の中ではFC-31と呼ばれ、このことはこの飛行機を輸出に用いる意志があることを説明する。だがキャリアの長い、専業の飛行機製造者の名声を勝ち取るのは非常に困難である。中国に設計が成功したと評価できるものは、あるいはパキスタンと合同研究開発したFC-1「梟竜」戦闘機しかないかもしれない。その他の中国の飛行機は国際武器市場での需要が決して大きくない。

事実、中国は航空エンジンの研究開発の上で非常に大きな問題に直面している。国産エンジンを大量製造するのと同時に、中国はロシアから非常に多くのエンジンを購入している。


 ここのところロシアから航空エンジンを購入する契約が新たに結ばれたというニュースは見られず、すでに紹介したようにこの機に使用される国産エンジンができたとの不確実な情報もあり、ちょっと古い情報に基づいて中国の航空技術を過小評価しているのではないかという疑いもありますが。

7月13日

 北朝鮮の潜水艦発射ミサイル関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20160711/23026875.html


韓国、北朝鮮が再度潜水艦発射ミサイルを試射、とする 専門家:重大な進歩あり

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「2015年に朝鮮中央通信社が画像を公開 金正恩自ら潜水艦発射弾道ミサイル水中発射試験を視察」)

【グローバル軍事7月11日の報道 グローバル時報駐韓国特約記者 王偉 グローバル時報記者 郭媛丹】 韓国の「韓民族ニュース」10日の報道によれば、韓国連合参謀本部は9日対外的に、北朝鮮が当日午前咸鏡南道新浦において、東南方海上に向け1発の推測によれば潜水艦発射ミサイルである飛行物体を発射した、とした。このミサイルは正常に水面を出た後10kmあまりの高度まで飛行し、かつ空中で爆発した。韓国軍は、北朝鮮の今回の潜水艦発射ミサイルは失敗だったと考えている。だが、ミサイルが水を出た後で爆発したことは、直ちに潜水艦発射ミサイル試験の失敗を意味するのだろうか?

韓国軍は、北朝鮮が2,000トン級の「新浦」級潜水艦を使用して今回のミサイル発射を行い、ミサイルは成功裏に水面で点火された後、空中で爆発し、このことは北朝鮮がまだ依然完全に潜水艦発射ミサイルの飛行技術を掌握していないことを証明している、と考える。北朝鮮が今回発射した潜水艦発射ミサイルは4月23日に発射したものと同じで、いずれも固体燃料を使用する。韓国軍は北朝鮮当局メディアが発表したミサイル発射の画像の、ロケットエンジンが噴射する火炎の色の分析を通じ、北朝鮮の潜水艦発射ミサイルがすでに固体燃料エンジンを使用し始めていると認定している(頑住吉注:へー、そんなんで分かるもんなんですか)。

韓国連合通信社の報道は、少なからぬ韓国の軍事専門家は、北朝鮮は潜水艦発射ミサイルの初期飛行の中の技術問題を克服する必要があり、さらに数回の類似の後続の発射を行い、2〜3年内には北朝鮮の潜水艦発射ミサイルはまだ実戦が行えないと見られると考えている、とする。去年12月と今年4月という2回の発射試験から見て、北朝鮮の潜水艦発射ミサイルの水から出る技術はすでに比較的安定しているが、最近2回発射されたロケットが空中で爆発したことから見て、北朝鮮の潜水艦発射ミサイルのエンジン、弾体構造、補助エンジンなどにはあるいは技術的欠陥があるのかもしれない。

中国のミサイル専門家で、鯤騰グローバル安全保障業務研究センター首席科学者の楊承軍は10日「グローバル時報」記者に対し、潜水艦発射ミサイルが水を出た後で爆発を発生させるた否かをもって試射成功の唯一の判断基準とすることはできない、とした。何故なら潜水艦発射弾道ミサイル発射失敗には3種の可能性があるからである。1つは射出の失敗、1つは空中点火の失敗、1つは飛行の失敗で、このため簡単に爆発を失敗と定義づけることはできず、北朝鮮は潜水艦発射ミサイルの射出技術を試験しているだけである可能性が高く、ミサイルがスムーズに筒を出さえすれば、すなわち成功なのである。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「資料画像:北朝鮮、潜水艦発射ミサイルを発射」です。)

楊承軍は、北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイル発射試験は高度の関心を引き起こすべきで、何故ならこの技術は戦略的意義を持つからである、とする。射出技術は非常に複雑で、大量の水が非常に高い圧力によって迅速に気化し、水蒸気の圧力によってミサイルを発射筒から射出させ、しかる後に水から出、かつ空中で点火を行い、目標に向け飛行する。「これは非常に大きな進歩であり、もし北朝鮮が射出技術を解決したのなら、このことはミサイルの生存能力が向上を得ることを意味している。」 楊承軍は、現在陸上基地発射ポイントの位置は充分に暴露しており、機動だろうが固定発射だろうが、ひとたび打撃を実施すれば非常に容易に自らを暴露する、とする。だが潜水艦発射弾道ミサイルは遊弋状態にあり、確実な位置を掌握するのは非常に難しく、第二次打撃のために堅固な保護を提供している。説明によれば、現在世界で潜水艦ミサイル発射能力を持つ国は10カ国を超えない。楊承軍は、何十年のミサイル技術の発展を経て、理論の上から言って北朝鮮は一定の潜水艦弾道ミサイル技術を掌握済みであり、操作実践の中に各種の問題があり、製造技術やミサイル材料が試験による検証を経ることを必要とするだけだ、と考える。

楊承軍は北朝鮮のミサイル技術には現在主に4方面の問題が存在する、と考える。1つ目は照準精度が高くなく、誤差が比較的大きいこと。2つ目はエンジンを含む動力装置の製造工程や技術水準の上で中等以上の先進国のミサイルとで一定の隔たりがあること。3つ目は信頼性が比較的低いことで、現在米ロなどの国のミサイル発射成功率は92%以上だが、北朝鮮の成功確率はより低い。最後にミサイル武器装備の数量が少なく、有効な威嚇を形成できないことである。


 射出を試験しただけだから射出した後で爆発しても成功だというんですが、ちょっと苦しくないですか。射出を試験しただけなら射出後なるべくダメージのないようすぐ海に落とし、回収し、内部や外部に故障や破損がないか調べるべきなのでは。1万mの高度まで上がって爆発したというのはそれ以後まで試験しようとして失敗したとしか思えないです。

7月14日

 運ー20関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20160708/23009716.html


ロシアメディア:中国の運ー20は依然ロシアのエンジンを使用 生産能力が大問題

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「運ー20大型軍用輸送機」 なおこの記事のキャプションは全てこれと同じです。)

【グローバルネット軍事7月8日の報道】 中国人民解放軍空軍はすでに正式に運ー20大型軍用輸送機を受領し、現在最初の2機の運ー20がすでに軍に引き渡されている。ロシアの軍事専門家であるワシーリ コーシンは7月7日このことにつきロシア衛星ネットに向け以下の評論をした。

初の運ー20大型軍用輸送機が正式に就役したことは中国の軍事力発展の過程の中で取得された重大な成功である。まず、これは中国初の自身の国防工業力量に頼って製造される強大な戦略軍事輸送機であり、軍隊の全世界の範囲内での機動性を保障することができる。第2に、多くの大型輸送機を持つことは、国内で発生したいかなる緊急状況にもより良く対応するのに有利である。第3に、大型輸送機を基礎に大型給油機を研究開発することができる。このことは中国人民解放軍空軍が合格点の出せる戦略爆撃機を製造することに対しても非常に必要なことである。最後に、運ー20を基礎に遠距離偵察機、無線電子技術偵察機、電子戦機などが研究開発できる。

文章は、ウクライナのアントノフ社は運ー20の研究開発に積極的に参与した、とする。アントノフ社は旧ソ連の最も重要な軍用輸送機研究開発センターだった。同社はソ連解体後日増しに物寂しくなっているが、依然数多くない複雑な機器の操作経験を持つ専門家や技術ファイルを留保している。アントノフ社は当時一度ロシアの主力輸送機イリューシン-76の研究開発に積極的に参加したため、運ー20とイリューシン-76には非常に多くの共通の特徴がある。

だがアントノフ社の作用を高く見積もる必要もない。運ー20開発前、アントノフ社の能力はすでに、大型で複雑なプロジェクトを完成させられない状態にまで退化していた。見たところ、アントノフ社は一部の作業を完成させ、資料を渡し、かつ大体のクエスチョン&アンサーを行っただけである。このためこれは決してウクライナが実行したプロジェクトではなく、ウクライナの協力援助の下に中国が完成させたプロジェクトである。中国の運ー9輸送機の研究開発状況もこのようだった。当然、輸送機の生産時、ウクライナへの依存が全くないとも言うことはできない。

(頑住吉注:これより2ページ目)

まさに轟ー6K爆撃機同様に、運ー20が使用するのもロシア製D-30KP2エンジンである。だが中国の専門家はそれを国産エンジンに交換することを希望している。運-20が国産エンジンに交換するのはあるいは爆撃機に比べやや遅いだろう。何故なら輸送機の使用はより頻繁で、搭載客量がより大きく、信頼性の要求もより高いからである。ロシアのPS-90エンジンを使用する新型イリューシン-76MD-90A輸送機に比べ、D-30KP2エンジンを使用する運ー20輸送機は飛行距離や搭載能力方面でやや遜色が目立つが、もし強大なエンジンに交換したら、イリューシン-76MD-90A輸送機に勝つ可能性が完全にある。

運ー20の成功はイリューシン-76の主要な欠点を避けている。貨物室の寸法が限られ、まず幅が充分でないことである。イリューシン-76の問題は貨物室の寸法と搭載能力が符合せず、某いくつかの大型武器装備の搭載が容易でないことである。だが運ー20はこの方面でより便利である。

中国の工業が現在直面する主要な問題は生産能力の問題である。中国人民解放軍空軍のこれまで最大の量産機である運ー8の生産速度はいつも緩慢すぎた。毎年3〜5機で、このうち半分近くが特殊機に改造するのに用いられ、その他は輸送機に用いられた。だがもし中国が相対的に短時間内に強大な輸送機隊を建立することを希望するなら、この種の速度では明らかに不充分である。迅速に生産を拡大するのには大量の投資を必要とするだけでなく、さらに大きな力を入れて人材を養成する必要がある。このように大規模な計画は、中国航空業の面貌に巨大な改変を発生させ得る。


 中国の生産能力は昔とは違うでしょうし、国産エンジンも大きく進展しているとの情報もあります。

 THAAD関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20160713/23043992.html


速報! 韓米、「THAAD」ミサイル防衛システム配備地点を発表

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「THAADミサイル防衛システム配備地は慶尚北道星州である。星州郡は大韓民国の慶尚北道西南部の郡で、西界慶尚南道、東界大邱の広域市である。」)

韓米、慶尚北道星州にTHAADを配備と言明。

この前韓国連合通信社は韓国国防省の情報を引用し、韓米は軍事的効用、住民の安全、および中国サイドの反対など多種の要素に対し周密細緻な評価を行い、星州地域がTHAAD配備に最も適すると考えた、とする。

韓国連合通信社は、THAADの最大射程が200kmであることにかんがみ、星州にTHAADを配備することは京畿道平沢と全羅北道群山に位置する韓米軍基地、韓国陸海空三軍本部の所在地(忠清南道鶏竜台)および北は江原道江陵附近に至る広大な地域をカバーでき、北朝鮮から来る弾道ミサイルの脅威に有効に対抗できる、とする。

報道はさらに、韓米両国は素早くTHAAD基地建設プロジェクトを推進し、来年年内のTHAADの実戦配備投入を勝ち取る計画である、とする。


 地図を見るとわりと南寄りですね。

7月15日

 韓国のTHAAD配備関連です。

http://war.163.com/16/0713/08/BRRED5UM00014OMD.html


THAADの韓国南部への配備は中国の憂慮を減らす 専門家:全く意味がない

【グローバルネット軍事7月13日の報道 グローバル時報駐韓国特約記者 王偉 グローバル時報記者 ワンパンパン 白雲怡】 「THAADミサイル防衛システム、韓国南部の星山里に定住へ」 韓国連合通信社12日の報道は、THAADシステム配備の場所選定作業はすでに最後の討論段階に入り、全く意外でないことに、このシステムは韓国中部以南の慶尚北道星州郡星山裏地域に定住することになる、とした。ある韓国メディアは、ここへの配備はTHAADのレーダーの中国に対する探知計測半径を縮小することができ、最大限中国の懸念を軽減するのに有利である、と考える。

韓国連合通信社は12日多くの政府消息筋の人物の話を引用し、軍事的効用に対する論証や評価を経て、韓米合同作業チームは韓国空軍対空砲兵部隊が駐屯する星州地域がTHAADシステム配備の最も良い選択であると考えた、とする。具体的位置は成山邑成山裏地域で、海抜400mである。成山里には全部で1,388戸、2,800人あまりが居住している。報道は、ここに配備することを考慮する原因は、星州地域が人口密集地域ではなく、住民の安全に危害を加える、環境を汚染する可能性が比較的小さいことだ、とする。同時に、THAADミサイル防衛システムの最大迎撃距離が地面から垂直に200kmであることを考慮すると、星州にTHAADを配備することは平澤、群山の駐韓米軍基地や韓国陸海空三軍総本部所在地(忠清南道鶏竜台)および北は江原道江陵付近に至る広大な地域をカバーでき、有効に北朝鮮から来る弾道ミサイルの脅威に対抗できる。韓米は、ここにTHAADを配備することは韓国の2/3の領土面積を保護でき、しかも射程200kmの北朝鮮の300mm口径ロケット砲の打撃を避けることができる、と見積もる。場所選定の決定は最も早ければ来週対外的に正式に発表される。

THAADが韓国中部以南地域に配備されることに対し「中央日報」は、このことは一定程度上外交作用が発揮でき、「最大限度中国の懸念を消し去る」ことができる、と考える。中国は主に、THAADシステムのミサイルの射撃を制御するのに用いられるレーダーが中国の山東半島および東北地域に深入りできることを憂慮している。この前のある情報は、THAADの配備地点は韓国中部地域および京畿道の可能性が比較的高いとしていた。文章は、もしTHAADが南方に配備されたら、レーダーの探知計測波は山東半島の縁と朝中国境の小さな一部地域までしか延伸できない、とする。だが中国のミサイル専門家で、鯤騰グローバル安全保障業務研究センターの首席科学者である楊承軍は12日「グローバル時報」に向け、韓国メディアの言い方は一見すると道理があるようだが、実際上全く意味がない、とした。中国がTHAADに反対するのが配備地点の問題だったことは全くない。純軍事的角度から言うと、どこに配備しようとも、中国サイドには必ず技術および戦略的な対抗措置がある。THAADは実は政治と戦略の問題で、このシステムはアメリカのミサイル防衛システムの中で最も先進的な一部分であり、アジア太平洋地域の元々の軍事戦略バランスは打破されたのである。

あるいは星州にTHAADが配備されるかとの情報は12日現地で強烈な反対を引き起こした。韓国の「ソウル経済」の報道は、星州知事の金行坤と星州議会議長の裴載万は、電磁波が住民の健康に対し危害を生じさせるだろうとした、とする。彼ら2人はそれぞれ12日午後から、郡庁舎前でハンストを行っている。韓国の団体である「星州地域THAAD反対汎国民対策委員会」は、13日午前に3,000人が参加する大規模デモを行うことを決定した。15日に民衆を組織し国防省まで抗議デモを行うことになる。

韓米のTHAAD配備に対し、北朝鮮の駐中国大使館は12日「グローバル時報」に対し、「もしアメリカが朝鮮半島で核戦争を発動したら、真っ先に核の火の洗礼に遭うことになる。」とした。


http://military.china.com/news2/569/20160714/23052921.html


韓国軍、中遠距離地対空武器を新たに増やすことを計画 首都圏の防御を強化

韓国連合通信社13日の報道は、韓国軍は中遠距離地対空制御誘導武器を新たに増やして首都圏の防御を強化する計画であるとした。

また韓国連合通信社7月13日の報道によれば、韓国国防省国防政策室長の柳済昇は13日国防省ビルで記者会見を開き、かつ韓米は「THAAD」ミサイル防衛システム(末端段階高空区域防御システム)を半島東南部に位置する慶尚北道星州郡に配備することを決定した、とした。

柳済昇は、韓米合同作業チームは軍事的効用、住民の安全など各種要素に対し研究を行い、星州地域がTHAAD配備に最も適すると考え、韓米の両国防トップはこれに対し批准を行った、とした。これに基づき、THAADミサイル防衛システムは星州郡星山里の韓国空軍対空砲兵部隊駐屯地に配備されることになる。

韓国連合通信社は、THAADの最大射程が200kmであることにかんがみれば、星州にTHAADを配備することは京畿道平沢や全羅北道群山に位置する駐韓米軍基地、韓国陸海空三軍総本部所在地(忠清南道鶏竜台)および北は江原道江陵付近に至る広大な地域をカバーでき、有効に北朝鮮から来る弾道ミサイルの脅威に対抗できる、とする。

アメリカのCNNは、ワシントンとソウル方面は先週THAADシステム配備を宣言し、この挙はすでに北朝鮮方面を激怒させている、とする。


 中国に配慮して南寄りに配備することになったわけですが、中国の反発は依然強いようです。

7月16日

 韓国関連です。

http://military.china.com/jszmt/02/11173748/20160713/23048286.html


韓国、新型装輪式装甲車の試験を開始

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「K806」)

韓国のKFNDefenseTVは最近あるビデオを放送し、画面は韓国陸軍がその新たに装備するK808およびK806型「勇」装輪式装甲車の試験を開始したことをはっきり示している。

韓国陸軍は自らに汎用型の水陸両用装輪式装甲車がないことにずっと苦悩しており、川の流れが縦横に走る朝鮮半島での作戦時、地上作戦が地形により阻害され滞る状況の出現が免れ難い。2012年に始まり、韓国軍は現代Rotem社に委託し、上述の要求に適応できる装輪式装甲車両を研究開発した。2016年5月、Rotem社は新型装甲車はすでに定型試験を完成させ、正式に軍の使用試験段階に入った、と言明した。

新型装甲車は2つのサブタイプに分かれ、K808型8x8輪式装甲車とK806型6x6輪式装甲車である。2タイプの車両はいずれも現代社の430馬力ディーゼルエンジンと7速自動変速ボックスを配備し、最大路上行進速度は100km/h、車体後部にウォータージェット推進器とスクリューが装備され、水上航行時は8〜10km/hの速度で浮かんで渡ることができる。

車体の装甲はNATOのSTANAGIV防御スタンダードに符合し、しばらくのところまだ付加装甲の搭載は設計されていない。装甲車の乗員は2人で、搭載員は9人、車体前部には2つの頂部ハッチがあり、車体後部には4つの頂部ハッチがあり、車体尾部には1つ液圧一体式ゲートがある。

現在試験されている車両上に装備されているのは12.7mm機関銃あるいは7.62mm機関銃だが、将来は30mm機関砲を持つ遠隔操作武器ステーションを配備することができる。

K808が主に担うのは前線作戦任務で、これには山地部隊の機動配備および偵察が含まれ、K806が主に担うのは後方警戒や人員輸送である。Rotemは研究開発当初にもうすでに2つの車両のプラットフォーム拡張性を考慮し、将来はさらに基礎のAPCプラットフォームをベースに変形車両を研究開発するだろう。例えば指揮車、救護車、装甲応急修理車および自走砲などの多種のタイプである。

韓国陸軍は合計で600両のK808とK806を装備するつもりで、2020年までにあらゆる装備の要求が一定の状態に達する。Rotem社もは2つの型の車両を国際貿易市場に押し出す準備もしている。何故なら彼らは、韓国陸軍の装備という基礎をベースに、K808とK806はより競争力ある価格の優勢を持ち、先進的な装輪式車両製造技術が結合すれば、必ずや国際装輪式装甲車市場で一定のシェアを獲得するだろう、と思っているからである。

(頑住吉注:後は画像著キャプションだけで、キャプションは順に次の通りです。)

K808-01

K808-02

K808の車内の風景。防御性能の高い乗員座席を採用し、地雷などの爆発装置の乗員に対する傷害を有効に低下させる。

K808が水陸両用、浮かんで渡る試験を行う

韓国のソウル安全保障業務展で展示されたK808


 装軌式より安くでき、路上スピードも早いでしょうが悪路での走行性は劣るはずですね。

 インド関連です。

http://military.china.com/news2/569/20160704/22980253.html


33年の時間をかけインド初の国産戦闘機ついに就役 あるいはミグ戦闘機に取って代わるか

インド初の本土で研究開発された「テジャス」戦闘機が1日就役し、これはインド政府が1983年に戦闘機の研究開発を批准してからすでに33年経過している。2機の「テジャス」戦闘機は当日正式にインド空軍に装備され、インドサイドはこれをもって初の「テジャス」戦闘機編隊の建設を開始することになる。

新たな戦闘機の年生産量は4機

インド空軍は南部のバンガロール市で受領式を行った。消防車が飛行場の滑走路に向け放水し、戦闘機は飛び立った。インド国防大臣のマノハール パリカールはミニブログサイトに書き込みし、「これは国の栄誉の時であり、本土で研究開発した『テジャス』戦闘機が空軍に装備された。『テジャス』戦闘機は我々の空中の軍事力を導き新たな高度に到達させることになる。」とした。

「テジャス」戦闘機は単座戦闘機である。インド軍当局者は、「テジャス」戦闘機は3,000時間の試験飛行の中で故障ゼロで、またこの機は複合材料を使用しレーダー視認度が大幅に低下している、とする。退役空軍少将のマンモハン バハドゥールは、「テジャス」戦闘機の性能は他国の同クラスの戦闘機と同等に優れている、と語る。

「テジャス」戦闘機はインドスタン航空有限会社によって製造される。バハドゥールは、インド空軍はインドスタン航空有限会社が生産計画通り「テジャス」戦闘機を出荷し、空軍に充分な配備できる戦闘機を補充することを希望している、と語る。しかし、予定の生産量に到達することはインドスタン航空有限会社にとって相当な難度が存在すると言える。

インド政府が任命した計画審査委員会の以前の報告の中では、インドスタン航空有限会社の生産能力は毎年4機であるとされていた。ある国防省当局者は、軍はこの生産能力を毎年8機にまで高めることを希望している、と語る。

7割の装備が輸入に依存

インドの軍事装備は深刻に輸入に依存し、その戦闘機はロシア、イギリス、フランスなど多くの国から購入され、種類は繁雑である。インド国防大臣のマノハール パリカールの構想によれば、「テジャス」戦闘機は最も良くまもなく退役するミグ戦闘機に取って代わることができる。

目下、インドはフランスと36機のフランス製「ラファール」戦闘機購入方案を詳細に談判しているところである。「ラファール」戦闘機はフランスのダッソー飛行機社によって製造され、全世界で最も効果が高く、最も精密で、最も高価な多用途戦闘機の1つと呼ばれ、長期にわたりフランス空軍を除き第2の買い手を捜し当てられずにいる。インドメディアの報道によれば、「ラファール」兵器購入はインドの何十年来最大の兵器購入交易であり、36機の戦闘機購入価格は約88億アメリカドルである。

1990年代には早くも、インドはもう武器装備国産化率を高めることを計画し、2005年までにこの比率を30%から70%まで高めることを計画した。この目標は今に至るも依然まだ実現されていない。インドの軍隊は依然7割を超える装備を外国からの輸入に依存している。


 いろいろな意味でまだまだでしょうができる範囲で努力していくしかないわけで、それは日本も同じです。

7月17日

 THAAD関連です。

http://military.china.com/news2/569/20160715/23064964.html


韓国国防長官民衆を慰撫:自ら「THAAD」のレーダー電波の威力を感受したい

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「韓国国防長官の韓民求(ネットページからのキャプチャー画像)」)

韓国の「東亜日報」7月14日の報道によれば、韓国国防長官の韓民求は先日「THAAD」配備現地住民の疑念を消し去るため、自らレーダー電波の試験を試み、もって「THAAD」が現地住民の生活、健康に対し傷害をもたらさないだろうことを証明したい、とした。

韓民求は13日国防省の「THAAD」配備問題に対する説明会で、星州郡の反対する民衆に対し、「『THAAD』ミサイル防衛システムは皆が想像するように人体に対し有害ではない。私は充分に皆の懸念を理解しているが、これは国家の安全のためになされた決定である。正式発表前に充分な説明がなかったことに対し、私は皆の理解を請い願い、かつ皆に向け謝罪する。」とした。

韓民求はさらに、「もし必要があれば、『THAAD』配備後、私はその前面に立ち、私の身体を用いて直接実験をし、もってその電磁波が人体の健康に対し危害をもたらさないだろうことを証明してもよい。」とした。

韓国国防省は現地時間13日午後3時に「THAAD」配備地点を慶尚北道的星州郡に定めると正式に言明し、情報がひとたび出るや現地民衆の強烈な反対に遭った。一部の民衆は甚だしきに至っては自ら国防省に行って抗議した。


 不謹慎ですけど筒井康隆の短編「近代都市」を思い出しました。国鉄の列車がトイレから汚物を垂れ流していた時代、線路脇に引っ越してきた主人公夫婦がいわゆる「黄害」の被害に遭い、パネルを窓の外に1週間取り付け、こんなに汚い、とアピールしたところ国鉄総裁が激怒してでっち上げだと抗議し、主人公がならば窓際に1日立っていることができるか、と挑発するとそれを承諾し、終わった後は一応大丈夫そうに見えたが直後に猛烈な下痢を起こして赤痢で死ぬ、といったお話です。まさかそんなことにはならんでしょう。何せ日本にはもう配備されているそうですけど被害の話なんて聞きませんしね。

 台湾のスパイ事件関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20160715/23060570.html


台湾、「共産党スパイ」事件を摘発:5名の容疑者全部の所得は20万人民元を超えず

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「5名の容疑者」)

台湾軍は「雄三ミサイル誤射」を経歴したばかりだが、最近またあるメディアが、台湾のある退役軍人が大陸方面のために情報を提供した嫌疑に関わった、とした。この前「ミサイル誤射事件」のために引責辞任することを拒絶した台湾安全保障業務部門責任者の馮世寛はかつて、「その身が軍人たる不屈の気概は責任を負い、軍紀を改革することだ」と言明したが、軍紀がこのようでは、この71歳の老人は本当に任重くして道遠しである。

最近ある台湾メディアは、現在32歳の主犯、庄某は台湾陸軍を一等兵で退役後、大陸で工程方面の仕事に従事し、友達の紹介を経て、大陸方面の関連部門工作人員と知り合い、去年から庄某はSkypeなどの通信ソフトを用いて大陸方面と連絡し始め、かつ何度も両岸の間を往復した、と報道した。

台湾で、彼は4名の退役軍人および現役軍人を吸収し(頑住吉注:スパイ独特の用語で仲間に引き入れるという意味でしょう)、かつ1件につき1万から25万新台湾ドルの価格をもって「台湾軍演習計画」などの軍事機密を捜索収集した。彼らの全部の所得は100万新台湾ドル(約20万人民元に相当)を超えない。

この事件に関わった人員の階級は決して高くなく、階級が最高の者は現役職業軍人で29歳の諸という姓の中尉で、その他の3名の容疑者はそれぞれ29歳の牟という姓の士官、28歳の陳という姓の、および29歳の劉という姓の容疑者で、彼らはいずれも義務役士官兵で、かついずれもすでに退役している。「陸軍第八軍団」は、諸という姓の中尉は「564旅団」に属し、すでに記大過(頑住吉注:以前も出てきましたが重大ミスによる処分だと思います)2回で、現在彼を免職にするか否か検討するところである、とする。

大陸は以前は一般にいつも高級将校あるいは将官を吸収しスパイにし、かつ多くの金銭を使用したが、今回はそれにもかかわらずクラスが高くない義務役将兵を吸収し、かつ出資が高くなく、このため検察サイドは今回の共産党スパイ事件は、大陸がこの種の模式の実行可能性を試しに探っているに違いない、と疑っている。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「資料画像:台湾軍兵士」です。)

上述の人員と大陸の接触は約1年1ヶ月の長きにわたり、全部で20回あまり探りを入れ、軍事機密収集の行動を行った。彼らは収集した情報を、大陸方面が提供したGmail、百度雲などのアカウントにアップした。

高雄地検署は2015年に「憲兵指揮部」屏東憲兵隊の陳述報告する情報資料を獲得し、ある大陸の人員が台湾の退役および現役軍人を吸収し、自分のために台湾の軍事機密を収集させたことを疑った後、直ちに特定案件チームを成立させて調査を行った。

特定案件チームの長期の調査を経て、彼らが軍事機密を捜索収集したことを証明し明確にした後、「憲兵」を指揮して高雄市、屏東県、台南市など11カ所で捜索を展開し、USBフラッシュドライブおよび一部の「国家」の軍事機密に関わる文書を押収した。彼らは上述の5名の容疑者および1名の27歳の師という姓の男性を続々と逮捕した。

検察官は庄某の犯罪嫌疑が重大で、かつしばしば大陸と往来し、現地の人物と多く接触があり、逃亡および口裏合わせのおそれがあることをもって彼を拘禁し、陳という姓、諸という姓、劉という姓、牟という姓の容疑者は2万〜4万新台湾ドルをもって不等交保し(頑住吉注:保釈金を取って保釈したということでしょう)、師という姓の男性には帰ってもらった。


 下級の軍人では得られる情報の価値も高くないでしょうが、今までより情報収集に力を入れてきているんでしょうか。台湾側の主張には根拠がない、といった反論みたいなものが一切ないのも珍しい感じですし、こんなことが起こるのは軍紀が緩んでいるからだ、というのは事実を認めているようでもあります。
















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