コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその191

7月25日

http://tuku.military.china.com/military/html/2016-07-23/237047_2765012.htm

 世界最大と称する中国の水陸両用機AG600の総組み立てが完成し生産ラインを降りたという画像集です。ディテールが分かる画像が多く、水上機の設計にはいろいろ難しいところがあるようなので専門家が見れば設計のレベルが分かるのではないかと思います。

 ロシアの軍事競技関連の記事を2つ紹介します。

http://military.china.com/important/11132797/20160725/23137081.html


ロシアメディア:中国の96改戦車がロシアに赴き競技に参加 今年は有力な優勝候補となる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国最新の96Bメインバトルタンク」)

【グローバルネット軍事7月25日の報道】 ロシア赤星テレビ局ウェブサイト7月20日の報道によれば、中国から来た戦車はモスクワ近郊のアラビノで国際軍事競技の戦車現代両項目に参加する。ロシアに来て国際軍事競技に参加する中国チームは熱烈歓迎を受け、中国の戦車とロシアのT-72戦車は競技の中で勝負を決することになる。

報道は、今年中国チームは再度96式戦車を派遣し、この戦車は中国人民解放軍の主力戦車である、とする。だが今年競技に参加する戦車は去年競技に参加した戦車と決して完全に同じではない。細微な外観の差異は専門家のみやっと見分けられるものではあるが。

戦車現代両項目競技の主審イェフゲニー ボプラフスキーは、「外観上差異があるのは戦車の砲塔とシャーシだ」と語る。

組織サイドは、今年の戦車現代両項目競技は去年に比べより鑑賞性を持ったものになり、このためわざわざより複雑さを加えた路上障害物に改造済みである。去年中国チームは準優勝を奪ったが、今年は疑いなく有力な優勝候補となる、と認めた。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「ネット仲間が撮影した写真。これらの96Bの塗装および砲塔上の国旗に注意」です。)

またタス通信社7月20日の報道によれば、ロシア中央軍区司令補佐のヤロスラフ ルショプチンは20日記者に対し、中国の偵察兵はすでにノヴォシビルスクに到着し、2016年国際軍事競技の中の「軍事偵察兵模範」競技への参加を準備している、とした。

ルショプチンは、「この競技は7月30日から8月6日まで行われる。我々はロシア料理で中国の偵察兵にご馳走する。」と語った。(頑住吉注:たぶん比喩ですねこれ。)

中国軍人は5両の装備を持参した。1両の「勇士」偵察車、2両の歩兵戦闘車、2両の補給車である。ルショプチンは、「中国の偵察兵は重要な試練を通過する必要がある。すなわち、『偵察兵道路』を通過し、水上の障害を強行突破し、戦闘車を操縦し、急行軍を完成させかつ射撃を行う。あらゆる競技内容は実戦に近い状況下で行われる。」と語る。

2016年国際軍事競技は7月30日から8月13日まで行われる。この期間に23項目の国際競技が行われる。合計3,000人あまりが競技に参加する。

(頑住吉注:3ページ目)国産第3世代メインバトルタンクはすでに大規模部隊装備が開始されている。画像は96式メインバトルタンク集群。


http://military.china.com/news/568/20160723/23130997.html


百名の解放軍、ロシアに到着し工程兵部隊競技に参加 ロシア軍の装備を使用へ

ロシアメディアは、ロシア国防省ニュース・情報管理局は、110名の人民解放軍将兵から組織される中国代表団がロシアのウラジーミル州ムロム市に到着し2016年国際軍事競技「開放水域」工程兵船橋部隊競技の決勝戦に参加するとした、とした。

ロシア衛星ニュースネット7月22日の報道によれば、情報は「中国代表団はムロムに到着した後、競技場の場所を調査し、ロシアサイドから競技参加装備を受領し、しかる後に練習を開始することになる、とする。

情報は、中国代表団は2015年に「開放水域」競技に参加した時ロシア工程兵の装備に対し高い評価をし、かつ翌年継続して参加し、かつもはや本国の装備を持参しないと決定した、と指摘する。

ロシア国防省の情報は、少し前ムロムの「開放水域」競技全軍段階の中で決勝戦出場資格を勝ち取った西部軍区第45独立工兵旅団(ムロム)と南部軍区第11独立工兵旅団(ロストフ州カミャンスク・シャヘンジンスキー市)は共同でロシアを代表し決勝戦に参加する、とした。

情報は、「開放水域」競技決勝は8月6日にアオカ川で行われる計画であるとする。セルビア軍代表チームも勝負に参加することになる。


 確か去年指定の長さの橋を持って行ったら渡る必要がある川の幅に足りなかったなんていうおかしなことがあり、この競技に限ってロシアの装備を使用するというのはそのせいなのでは。

7月26日

 小火器関連です。

http://war.163.com/16/0718/09/BS8EP5G800014OVF.html


解放軍の小火器が批判される 軍メディア:偽軍事マニアは小学校に戻って補習しろ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:解放軍がオーストラリアで国際陸軍小火器技能大会に参加」)

中国軍ネット微信公衆号7月17日の情報 2016年オーストラリア国際陸軍小火器技能大会の中で、陸軍第27集団軍からなる陸軍射撃代表チームが35個の金メダル、54個の銀メダル、7個の銅メダルという好成績を取得し、作戦部隊競技参加チームの中で金メダルとその他のメダルの獲得が最多だった。栄誉と共に帰ってきた戦士たちはインタビューを受けた時、好成績の取得のため自分たちは毎日10時間訓練し、10日ごとに半日休息し、1日あたり消耗した弾薬は1.2万発で、拳銃、アサルトライフル、機関銃、狙撃銃を撃って廃品にすること72挺で、これでこそ競技場で群雄を圧倒できたのだ、と言及した。

しかし、多くの軍事マニアたちが我が軍がずば抜けた成績を取得したことに対し興奮して止まない時、一部の知ったかぶりの「エセ専門家」がまた発言した。「1日1.2万発、10日でやっと12万発、これでもう72挺の銃器が廃品になり、それぞれの銃は最多でやっと1,666発の弾薬を撃ち、1挺の銃が1,000発あまり弾薬を撃ったらもう廃品で、我々の小火器の性能はまだ世界先進水準に立ち後れているなあ」、「第一次世界大戦時、オーストリア・ハンガリー帝国の機関銃は10日で10万発撃ち、依然継続して使用できた。これと比べてああ‥‥」、「第二次世界大戦時、性能が最も劣ると言われた日本の大正十一年式軽機関銃(歪把子)は一夜連続射撃し、どうして2、3千発にとどまろうか、その後依然継続して使用できた」。一言で要約すれば、建国何十年、我々が独立して設計した銃器の寿命はまだ2千発に達せず、ああした第一次大戦、第二次大戦時の外国列強の機関銃は10万発撃ってまだ使用できた‥‥。このような非常識な評論は人を泣くに泣けず笑うに笑えなくさせる。

まず、ああした無責任なことを言う人はまず小学校に戻って国語、算数を補習すべきである。今回の代表チームの集中訓練の時間は3月5日から4月30日まで、全部で56日である。10日ごとに半日休息したとすれば、10日しか訓練しなかったわけではない! 訓練時間50日として計算すれば、それぞれの銃器はどのくらいの弾薬を撃ったのだろうか? この人たちの公式通り簡単に計算してみると、その数字とまる何倍も違う。またさらにこの人たちにある「常識」を教えよう。部隊の訓練中、将兵たちが使用するこうした銃は基本的に全て工場を出たばかりの、1発もまだ撃っていない新品の銃ではない。その前にどのくらい長く用いられたか、何発撃ったかさえ言及されていなくて、どうしてこの72挺の銃の全寿命が集中訓練でこのようなちょっとの弾薬しか撃てなかったと言えるのだろうか?

次に、ネット上で言われているいくつかの例の中にあるのは全て軽・重機関銃を基準としており、一方今回の競技では異なる銃の種類を使用して精度射撃を行ったのであって、軽機関銃の他、さらに拳銃、アサルトライフルやスナイパーライフルがあった。軽・重機関銃の作戦任務は長時間の制圧射撃であり、このため設計寿命が比較的長い。一方近距離防衛を作戦目標とする拳銃や遠距離高精度射撃を作戦目標とするスナイパーライフルの設計寿命はずっと短いだろう。これはちょうどオフロード車のタイヤが何万kmも走れるのに、F1競技車のタイヤは何百kmでもう廃品になるようなもので、両者の設計目標は異なり、使用方式は異なり、用いられる材料、廃棄される基準はさらに違うのである。オフロード車のタイヤの走行距離が長ければすぐその科学技術含有量がF1のタイヤに比べ高いと言えるだろうか? これは全く別のことである。

第3に、今回参加したのは精度射撃競技で、追求したのは射撃精度であり、競技に参加した銃は全て優れた中から優れたものを選び、精度がやや基準に達しなければもう淘汰されただろう。一方戦争中の歩兵小火器の廃棄基準はただ1つで、それは「撃てない」であって「正確に撃てない」ではない。第一次大戦、第二次大戦といった種類の全世界的性質の世界大戦の中で、何十万、百万以上の人の大戦役は数えきれないほどだった。何百万の歩兵に武器を支給できることはすでに国力が強く盛んなことの体現である。どうして完全に設計基準に合っているものを、いくらの弾薬を撃ったら廃品にし、もはや使用しないということがあり得るだろうか。兵器コレクション市場で、ああした第二次世界大戦の名銃の中の相当の一部分はライフリングが射撃により全てすり減っているが、まだ撃てる。ならばそれらは当時廃棄されたのだろうか? ノーである。廃棄されたのは戦争終結後のことで、ライフリングのなくなった銃は依然兵士の手中の宝だった。著名な「ペペシャ」サブマシンガンのソ連祖国防衛戦争初期に生産された数ロットは戦況激烈、資源逼迫ゆえにバレルの質が極めて劣り、一定の時間用いると弾丸はボアを出た後すぐに乱れて飛び、全く正確に撃てなかった。こうした銃は当時廃品にされただろうか? されていない。何故なら兵士に武器がなく、新しい銃を得るまで、それを用いるのが必須だったからである。このためいわゆる「10万発の重機関銃」「一夜連射して問題なし」は全て戦争の時期の止むを得ざることで、現在の基準に照らせば、そうした銃はとっくに炉に戻され鋼として精錬されている。

軍事マニアがフォーラム上で問題を討論し、自分の意見を表明するのは全て正常なことである。だが、我々は事実に基づいて真実を求める必要があり、盲目的、甚だしきに至っては悪意で我が国の製品をけなしてはならない。例えば95式アサルトライフルは国内の少なからぬ軍事フォーラム上で揃ってひどくけなされているが、実際のところ95式の海外での名声は遠くとどろき、多くの国に輸出されている。改装された民間用バージョンなら、これもアメリカの民間用兵器市場でよく売れ、少なからぬ市場シェアを占めている。まさかまだ問題を説明していないというのだろうか?


 怒ってますねー。まあ言っていることは大筋もっともだと思うんですけど、中国の多くの銃の寿命が公称データでも短くなっているのは事実で、第一次世界大戦時の重機関銃と比較するのは論外として、現代の先進国の同クラスの銃より寿命が短いということを否定する内容は全く含まれてないですよね。精度は向上しているんでしょうか、それとも「優れた中から優れたものを選」んだ結果で、全体のレベルは低いんでしょうか。

7月27日

 日中の戦闘機関連です。

http://military.china.com/jszmt/02/11173748/20160725/23139419.html


殲ー20は日本を絶体絶命の境地に追い上げることに 四百億はたいて中国と雌雄を決する

日本の防衛省当局者が先日言ったところによると、今月中旬日本はすでに次世代戦闘機の入札募集作業を始め、この注文の金額は400億アメリカドルにも達し、今回発注する戦闘機の総数は100機前後で、アメリカのボーイングおよびロッキード・マーティン社が今回の入札募集計画に参加しており、一方日本の三菱重工は継続して日本国内の主要な請負商となる、とされる。今回の入札募集計画はF-3戦闘機と呼ばれ、最終的な結果は2018年夏に発表され、しかもこれらの戦闘機は2020年に就役を開始し、もって中国の殲ー20が日本に対し構成する脅威に対応し、日本の航空自衛隊のアジアにおける先んじた地位を確保することになる。

1980年代に日本がアメリカから導入し、加えて国内で組み立てたF-15J戦闘機は、総数がおよそ200機前後で、したがって日本の航空自衛隊を一躍アジアのボスとし、西太平洋地域の制空権も日本によって何十年支配され、一方日本の航空自衛隊に追いつきそして追い越すため、1990年代以後中国はロシアから100機以上のスホーイー27およびスホーイー30戦闘機を導入し、中国空軍全面革新の幕を開け、後に殲ー10および殲ー11戦闘機の相次ぐ登場と共に、中国空軍はおよそ400機の国産第3世代戦闘機を装備し、したがって中国に第3世代戦闘機装備数の上で日本を超越させた。

中国空軍は第3世代戦闘機の数の上で日本を超越したが、質の上では依然日本と小さくない隔たりがあった。このため、中国は決して新世代戦闘機の研究開発を放棄せず、2011年に中国は第4世代ステルス戦闘機殲ー20の初飛行成功を宣言し、かつ今月初め初の事前就役量産機が初飛行を完成させ、来年中国の殲ー20は正式に空軍に就役し、およそ2020年前後に戦闘力を形成すると見られる。殲ー20は超越的に強いステルス能力を持つだけでなく、しかも敵の実戦機に対し超視距離打撃が行え、ひとたび殲ー20が中国空軍に就役したら、西太平洋地域の空中力量は新たな大洗牌に直面することになると言える(頑住吉注:私しないんでよく知りませんが麻雀のガラガラやるやつで、ここでは要するにスクラップアンドビルドみたいな意味でしょう)。

中国がステルス第4世代戦闘機方面で取得した成就に対し、日本の航空自衛隊も倍加する圧力を感じ、日本は国産の心神第4世代戦闘機を推進するのと同時に、アメリカから42機のF-35戦闘機も購入済みで、また何度もの失敗と困難を経た後、日本国産心神第4世代機は今年4月に初飛行を実現し、また日本が購入したF-35戦闘機はすでに4機引き渡されているが、残る30機あまりは2018年になることを要してやっと引き渡しでき、また日本の国産第4世代機も2020年以後になることを要してやっと就役できる。だが中国の殲ー20は来年正式に就役し、その時中国は日本に対し圧倒的性質の空中の優勢を形成することになるだろう。

今回日本は剛毅に400億アメリカドル投じ、全く新しいステルス戦闘機の研究開発を行い、これは明らかに空中力量方面で中国と全面的な勝負を行ないたがっている。過去10年間で中国空軍は急速に発展し、すでに日本の航空自衛隊を袋小路に追い上げており、このため日本は止むを得ず大規模行動を取ったと言えるが、実際にはもし日本が400億アメリカドルをはたいて、中国と新世代ステルス戦闘機につき勝負しても、基本的に時すでに遅しである。単に殲ー20ステルス戦闘機だけでなく、さらに中国の殲ー31ステルス戦闘機も今後5年内に就役し、その時殲ー20と殲ー31はハイローミックスを形成し、日本の航空自衛隊に対しより大きな圧力を形成することになるのである。


 そもそも国産次世代戦闘機が2020年以後本当に就役できるかも不確かで、いろいろな意味でアメリカが日本を守る力も弱まっていくおそれがあり、このままでは確かにまずい状況になる可能性が高そうです。一発逆転につながる新技術が開発されることもないとは言えないでしょうが。

7月28日

 中国空母関連です。

http://military.china.com/news/568/20160727/23161640.html


我が軍の殲ー15艦載機飛行員、着艦飛行訓練中に壮烈な犠牲に

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:張超」)

央広ネット北京7月27日の情報 張超、男性、湖南岳陽の人、1986年8月生まれ、2004年9月入隊、2009年5月入党、某艦載航空兵部隊正営職中隊長、大学本科の学歴、海軍少佐の階級、一級飛行員。

1992年9月、湖南省岳陽市土橋小学校入学、1998年9月、湖南省岳陽市第七中学初等中学部入学、2001年9月、湖南省岳陽市第七中学高等中学部入学、2004年9月、空軍航空大学入学、2006年12月、空軍第4飛行学院入学、2007年6月、空軍第5飛行学院入学、2008年5月、海軍航空兵某訓練基地副連職飛行員、2010年5月、海軍航空兵某連隊正連職飛行員、2012年3月、海軍航空兵某連隊中隊長、2013年5月、副営職に昇進、2015年5月、海軍艦載航空兵部隊中隊長(副営職)、2016年4月、正営職に昇進。

2016年4月27日12時59分、張超は艦載機を操縦し陸上基地模擬着艦接地を行っている時、電気伝動の故障が突発し、危機の瀬戸際、果断に処置し、最大の努力を尽くして戦闘機を守るも、プッシュバーが無効で、落下傘降下を迫られ、墜落して重傷を負い、救急を経たが無効で壮烈な犠牲となった。


 艦載機の着艦は非常に危険度が高く、犠牲者が出ることは予想もされ決して異常なことではありませんが、実際の着艦より難易度が相対的に低いはずの陸上模擬施設で事故が起きたこと、突然予想しないような気流に遭遇したとかではなく機に致命的故障が生じたのが原因であること、少なくとも理論的には高度ゼロでも座席を射出してパイロットを保護できるシステムが多くなっている中、脱出したのに死亡していることなどには注意すべきでしょう。

 「戦車両項目」関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2016-07-27/237105_2766152.htm


戦車大会の抽選が終わる 中国はイラン、モンゴルなどの国と競技開始へ

ロシア国防省は7月26日情報を発表した。「戦車両項目」国際競技参加国代表団が7月25日に弾薬の色で確定した抽選結果を根拠に、中国代表団は8月5日初めて競技に参加し、イラン、モンゴル、ロシア代表チームと勝負することになる。8月6日、中国チームはロシア、ジンバブエの競技参加チームと勝負する。8月7日、イラン、ジンバブエ代表チームとの戦いを迎える。


 当然ロシアとの勝負が一番注目されるわけですが。

 台湾関連です。

http://war.163.com/16/0727/09/BSVJD4UQ00014OVF.html


世論調査:75%の台湾民衆が南海防衛には大陸の援助の手を受け入れてよいと認める

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「新党が記者会見を開いて世論調査結果を発表(画像のソース:中評社)」)

【グローバルネット総合報道】 香港の中評社7月12日の報道によれば、不法な「南海仲裁案」のいわゆる「判決結果」が出された後、現在台湾当局によって実効支配される大平島が大平「礁」に降格され、南海の「主権」も影響を受けているが、これに対し蔡英文当局は声明を発表して「受け入れず」を表明し、一連の措置を取っているものの、新党が26日に発表した関連の世論調査は、約45%の被調査者が、アメリカが今回の「仲裁案」の黒幕だと考え、約70%が台湾は売られたと考え、また75%にも達する民衆は南海の議題の上で、台湾当局に能力がない時、大陸の援助の手を受け入れて良いと考えていることをはっきり示している。

新党は26日に顧問の李勝峯および文宣部副主委の林明正などの人によって、新党の党本部で「大平島事件の見方調査」記者会見を開いた。

この世論調査の中には全部で10の問題があり、このうち約4割の被調査者は両岸は手を携えて南海の主権を維持保護すべきと考え、31.4%の被調査者は両岸は各自努力するが必ずしもアメリカの言うことを聞く必要はないと考えた。75%にも達する民衆は、台湾当局に能力がない時、大陸の援助の手を受け入れて良いと考えている。

調査を受けた民衆のうち44.9%は、今回の「南海仲裁案」はアメリカが背後でフィリピンを支持したのだと考えた。また「南海仲裁案」が大平島を「礁」に降格したことに関し、69.7%の民衆は台湾は「国際強権によって売られた」と考え、たった7.9%の民衆が売られたとは考えていない。

蔡英文当局のいわゆる「南海仲裁」を「承認せず、受け入れず」の宣告後、当局が取った南海および大平島の「主権」防衛の行動に対し、46.6%の民衆が蔡英文当局は「態度が動揺し、受動的消極的」であると考えた。27.6%の民衆だけが「態度がきっぱりとし、能動的積極的」だと考えた。

もしフィリピンやベトナムなどの国がいわゆる「南海仲裁案」執行を口実に台湾漁民の権益と生命財産の安全に脅威を与え時には、29.7%の台湾民衆のみ、台湾当局は漁民に充分な保障が与えられると思い、半数を超える51.6%の民衆が政府は漁民を保障できないと考えた。

今回の世論調査の調査日は7月21日、22日で、調査方法は電話末尾2桁コンピュータランダムサンプル抽出、人員が電話でインタビューし、調査対象は満20歳以上の台湾地域民衆で、有効サンプル1077人、95%の信頼水準の下でサンプル抽出誤差はプラスマイナス3%である。


 まあ主権問題に関してはこんなもんでしょう。

7月29日

 ロシアの新世代駆逐艦関連です。ちなみに最初の2つの段落はすでに紹介した記事と重複してます。

http://military.china.com/jszmt/02/11173748/20160725/23140312.html


ロシア、8隻の万トン原子力動力大型駆逐艦を建造し中国の055に挑戦することを欲する

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシアが将来建造する『領袖』級駆逐艦の模型」)

ロシアの「情報報」ウェブサイトの報道によれば、ロシア北方設計局はすでに23560型「領袖」級未来駆逐艦の技術方案作りに着手している。新たな艦の排水量は1.75万トンで、ロシア海軍最大の1144ミサイル巡洋艦「ピョートル大帝」号に近く、新たな艦は2018年初めに建造を開始し、全部で8隻のこのクラスの駆逐艦を建造する計画である。元海軍副総司令イゴール カサトノフ将軍は、このクラスの駆逐艦はあるいは原子力動力装置を採用するかもしれず、何故なら原子力動力駆逐艦は航続力が強く、装備が精良で、世界の大洋のいかなる地点でも各種任務を執行できるからである、と明らかにした。

これと同時に、駆逐艦の初歩的方案を設計したサンクトペテルブルグのクルイロフ国家科研センター社長顧問のヴァレリー ボロウェンチンは説明し、「領袖」級駆逐艦は汎用型の軍艦になり、一気にロシア海軍の三種の類型の現役軍艦に取って代わることができる、と語った。すなわち、駆逐艦、大型対潜艦、1144型ミサイル巡洋艦である。またこのクラスの駆逐艦はミサイル防御および宇宙防御ユニットを配備し、しかも原子力動力装置の採用は、戦闘艦が一度核燃料を装填したら数年作動することを確保でき、「世界の大洋の中の拠点」と称するに堪える。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「アメリカの『ズムウォルト』級ステルス駆逐艦」)

ロシアの「領袖」級駆逐艦の性能はどうなのか?

「領袖」級駆逐艦は設計上の全長が200m、全幅23m、喫水6.6m、最大航行速度32ノット、巡航速度20ノット、搭載する艦員は250〜300人である。艦上には60〜70発の対艦/対地巡航ミサイル、128発の艦対空ミサイル、16〜24発の対潜ミサイルが搭載でき、主砲は130mm多機能艦砲である。艦上には戦闘管理システムの搭載が計画され、システムの中には戦術および戦役戦術空中管制システムが整合され、かつ多機能フェイズドアレイレーダー、電子戦サブシステム、通信システム、水中偵察システムなどが包含される。また、「領袖」級駆逐艦はさらに2機の汎用ヘリが搭載でき、対潜、救援などの任務が執行できる。

現在すでに公開されているデータにを根拠に、我々は「領袖」級駆逐艦が「全く疑問の余地なく」高精度の「クラブ-NK」巡航ミサイルあるいはその改良型を装備することになると知ることができる。このミサイルは海上目標の打撃に用いる時の射程が350km、地上目標を打撃する射程は1,500kmで、一方核弾頭を搭載した時、最大射程は2,600kmに達し得、かつ「イスラム国」を打撃する軍事行動の中で誇らしい戦果を取得した。また「領袖」級駆逐艦はさらに宇宙武器を破壊できるS-500新型多用途対空ミサイルシステムを配備することになり、この対空ミサイルは「領袖」級駆逐艦の主力防空武器となる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国海軍の未来の055型ミサイル駆逐艦の構造の想像図」)

「領袖」級駆逐艦は中米の同類戦闘艦を圧倒できるか否か?

紙面の上で見ると、ロシアの「領袖」級駆逐艦は非常にデラックスであるのが目立ち、甚だしきに至ってはこっそりと中国の未来の055ミサイル駆逐艦やアメリカの「ズムウォルト」ステルス駆逐艦を不意打ちする態勢がある。だが幽州司馬は考える。「領袖」級駆逐艦の前途の見通しは決してあまり楽観できない、と。まず、ロシアは現在大型艦載フェイズドアレイレーダー方面にまだいささか問題があるようだ。その22350型護衛艦のために配備する計画のフェイズドアレイレーダーはずっとスムーズではなく、初の航海試験の中ではこのレーダーを装備したが、伝えられるところによれば航海試験の後またそそくさと取り外して改造を行った。「領袖」級駆逐艦がもし超越的に強いハードウェアシステムを配備したくても、決して順風満帆ではないだろうと見積もられる、ということが見て取れる。

次に、「領袖」級駆逐艦はRITM-200核反応炉を使用することになるが、現在この反応炉はすでに22220型未来砕氷船に装備され、その第1号艦「北極」号はすでに今年6月に進水している。だが注意を必要とするのは、「領袖」級駆逐艦が最初に使用するつもりだったのはガスタービンエンジンだったが、ロシア・ウクライナ関係悪化により、ロシアがウクライナからガスタービンエンジンを獲得できない結果がもたらされ、だからこそ「領袖」級駆逐艦は原子力動力の使用を考慮したのだ、ということである。このことは、「領袖」級駆逐艦は最初の設計構想とでは非常に大きな食い違いがあることを意味しており、将来原子力動力システムが戦闘艦自体と完璧に結合できるか否か、まだ非常に大きな不確定性がある。

最後に、「領袖」級駆逐艦の排水量は1.75万トンに達するが、ソ連解体後ロシアはもはや新型の大型水上艦艇を建造した経験がなく、甚だしきに至ってはフランスから標準排水量1.65万トンの「ミストラル」級強襲揚陸艦を購入した。このため、ロシアがスムーズに「領袖」級駆逐艦を建造できるか否かそれ自体が非常に大きな懸念である。さらに加えてロシアの現在の経済状況はずっと理想的ではなく、「領袖」級駆逐艦がもし完成しても、おそらく数は中米の同クラスの駆逐艦と比較できないだろう。この種の状況下で、「領袖」級駆逐艦に中国の055ミサイル駆逐艦やアメリカの「ズムウォルト」ステルス駆逐艦に比肩、甚だしきに至っては圧倒させたいというのは、おそらく困難が非常に大きい。


 研究開発中のレーダーを取り外して改良を加えるのは普通のことでしょうし、非常に大型の原子力動力砕氷船も完成させているわけですし、どうもこの筆者の見方は客観的でない印象を受けるんですが。

7月30日

http://military.china.com/important/11132797/20160728/23170661.html


中国、初めて艦載機飛行員の犠牲を発表 何を意味しているのか?

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「遼寧艦上の殲ー15艦載機編隊」)

シンガポールの「連合朝刊」は27日中国当局メディアの報道を引用し、中国の1機の殲ー15艦載機が2016年4月に模擬着艦訓練時に電気伝動の故障を突発させ、飛行員は落下傘降下を迫られ、地面に墜落して重傷を負い、救急を経たが無効で死亡した、とした。公開の報道によれば、これは2012年11月に中国艦載機が初めて空母上で制動着艦とスキージャンプ発進を成功裏に実施して以来、中国当局が初めて発表した人員の死傷事件である。

報道によれば、2016年4月27日12時59分、1986年生まれの海軍少佐である張超は戦闘機を操縦し陸上基地模擬着艦接地を行っている時、電気伝動の故障が突発し、この飛行員のプッシュバーは無効で落下傘降下を迫られ、地面に墜落して重傷を負い、救急を経たが無効で犠牲となった。

中国当局メディアは報道の中で犠牲となった飛行員の略歴を発表し、略歴はこの飛行員が空軍航空大学を卒業し、卒業後海軍航空兵部隊に就職し、8年にもわたる飛行の経歴があったことをはっきり示している。2015年から海軍艦載航空兵部隊の中隊長を担当した。

報道によれば、この飛行員は模擬着艦訓練を行っている時に事故が発生し犠牲となったのであり、中国海軍が新たな一定数の艦載機飛行員を養成しつつあることを示している。

ある姓名を漏らされたがらない人物は27日グローバル時報・グローバルネット記者に対し次のように言った。飛行員は本来ハイリスクの職業で、しかも中国の艦載機事業は無から有に至り、弱から強に至る発展段階にあり、装備も訓練方法あるいは訓練模式も全て模索期にある。訓練過程の中で事故が発生するのは正常なことであって、これに対し過度の解読は必要ない。艦載機飛行員の飛行時のリスク係数は極めて高く、甚だしきに至っては普通の飛行員の20倍に達し、「剣先の上の舞踏者」と形容される。空母強国のアメリカは、艦載機技術と水準が現在いずれも世界第一だが、それでも損失数は依然少なくない。関連の資料は、2008年アメリカ海軍の事故が原因で損失した飛行機は16機、35人の死亡がもたらされたことをはっきり示している。

中国空母の発展はずっと国際社会の広範な関心を集めている。10隻の原子力空母を持つアメリカは全世界で第一の空母強国だが、それにもかかわらず遼寧艦に対し非常に関心を注いでいる。アメリカの国防長官、連続2人の海軍作戦部長は訪中の期間に相次いで遼寧艦に乗り込み、これを利用して中国海軍の発展水準を理解した。だがある空母の戦闘力は、非常に大きな程度上艦載機の技術水準によって決まる。艦載機飛行員の数と規模は戦闘力を形成できるか否かの重要な指標で、飛行機と飛行員はいずれも相当な数に到達することが必須で、それでやっと戦闘力が形成できるのである。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「アメリカ海軍のF/A-18C艦載機がカタパルト発進を準備」です。)

2013年半ば、我が国の最初の5名の艦載戦闘機飛行員が空母資格認証にパスし、中国は世界で数少ないいくつかの艦載戦闘機飛行員の自主養成能力を持つ国となった。第一歩の成功と共に、艦載戦闘機発着技術は探索研究から開始して部隊での応用に向け転じ、中国は艦載機飛行員養成の快速ルートに進入し始めた。2013年5月、空母の戦闘力建設の核心部分として、海軍某艦載航空兵部隊が正式に組織され、主要な任務の1つは艦載機飛行員と飛行指揮員の養成である。殲ー15艦載機を操縦して初の空母着艦を実現した飛行員である戴明盟はこの部隊の隊長に任ぜられた。

軍事専門家はこの前グローバル時報・グローバルネットのインタビューを受けた時、次のように言った。より多くの飛行員を養成することは未来の一定の時間空母発展の主要な任務である。西側の国の空母使用の成熟したやり方によれば、1機の飛行機には1.5名の飛行員を配備する必要があり、それでやっと艦載機の作戦の需要を満足させられる。上述の匿名の人物はグローバル時報・グローバルネットに対し、この意外な事件は決して中国艦載機飛行員養成に影響しないだろう、とした。艦載機の飛行に従事するのは全て豊富な飛行経験を有する優秀な飛行員であって、彼らは充分にこの職業のハイリスク性を理解しており、それにもかかわらず依然としてこの事業の中に身を投じたがっている。それ自体が、彼らが空母の発展と国家の安全のためにあえて担当する精神を体現している。同時に、この種の事故は警告の作用を果たし、各方が装備の発展、訓練模式などの方面でさらに一歩の改善を加えることを促す。

この人物は強調する。近年来中国軍はいくつかの突発事件の上でどんどん開放透明を示し、このことは当局の自信を見せつけている。少し前、海軍東海艦隊の航空兵の1機の戦闘機が夜間訓練時に事故を起こし、中国海軍ニューススポークスマンはいち早く対外的にこの事故を通報した。

(頑住吉注:3ページ目)遼寧艦上の殲ー15艦載機


 昔極端な秘密主義だったからそれに比べ3か月くらい経って公表するのを「開放透明」と誇る気になるんでしょうが世界感覚とはズレがありますわな。他の記事も見ましたが28日にポイントとして指摘した3点に関し言及したものは見当たりません。

7月31日

 韓国海軍関連です。

http://military.china.com/news2/569/20160729/23176403.html


韓国連合通信社、韓国軍の新たな高速艇が進水、とする:北朝鮮軍の艦艇を迎撃可能

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「『虎頭海彫-211号』高速艇」)

韓国メディアは、韓国海軍は28日午後釜山韓進重工社影島造船工場で新型高速艇「虎頭海彫-211号」(210トン級)進水式を行った、とした。

韓国連合通信社7月28日の報道によれば、「虎頭海彫-211号」は段階に分けて船齢20年以上の古い高速艇「虎頭海彫号」に取って代わることになり、西部海域の北方境界線(NILL)近海で北朝鮮軍の活動を監視するおよび挑発に対応するなどの任務を執行する。この高速艇は試験を完了した後、来年後半に韓国海軍に引き渡され、実戦化された試験を経た後で正式に就役する。

この艇は全長44m、全幅7m、重量210トン、最高航行速度40ノットである。艦艇上には130mmロケット砲、76mm艦砲1門、12.7mm遠距離射撃監視コントロールシステムx2、電子戦設備、ミサイルデコイシステムが配備される。このうち、130mmロケット砲は初めて韓国海軍艦艇に搭載され、北朝鮮のホバークラフトや上陸艇を迎撃できる。


 サイズにしては重装備でかなり高速ですね。

 中国国産空母関連です。

http://war.163.com/16/0728/09/BT26VSQ000014OVF.html


専門家:中国は確実に同時に2隻の空母を建造する能力を持つ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ネット上に流れ伝わる国産空母最新の建造の進展を示す画像」)

人民ネット北京7月28日電(邱越) 「中国はもうすぐ空母スーパー大国になるだろう」。24日、アメリカの「Huffington Post」はこのような表題を用いて中国空母未来の発展の青写真を描いた。この報道は、中国第2隻目の国産空母はすでに上海で秘密裏に建造に着工されている、とする。軍事専門家の曹衛東は中央テレビ「今日のアジア」のインタビューを受けた時、中国は確かに同時に2隻の空母を建造する能力を持つが、短期間内に大量の資金を投入して非常に大きな水上作戦部隊を建設することが中国の実際の状況に符合するとは限らない、とした。

報道は、中国の第1隻目の国産空母は2016年に進水する可能性が高く、このことは現在空母を1隻しか持たない中国海軍がもうすぐ空母作戦能力を持つことを意味している、とする。しかも中国はきっと継続して空母を生産し、かつ最終的に空母スーパー大国になるだろう。中国第2隻目の空母も秘密裏に建造されつつあり、地点は上海付近のある造船工場である。

だが、中国軍はまだ関連の報道に対し回答をしていない。

曹衛東は、中国の現在の総合国力と大型艦船建造能力について言えば、中国は完全に同時に2隻の空母を建造する能力を有する、と考える。大連の造船工場は遼寧艦を建造したことがあり、一定の基礎があった。初の国産空母もここですでにひとまずの輪郭を備えている。上海の造船工場も拡張建設を行っており、大型空母建造能力を持つ。

「Huffington Post」は、中国海軍は2025年に6隻の空母を配備する計画で、これには2隻の原子力空母が含まれるという計画は、決して大袈裟なことを言っているわけではない、とする。現在、中国の軍事力とアメリカを比較するとまだ小さくない隔たりがある。しかし、もし中国国産空母が正式就役を開始したら、この隔たりは非常に大きく縮小することになる。

曹衛東は、いかなる国家の経済と軍事の発展も順序だてて徐々に進むものだ、とする。空母は孤軍奮闘する艦艇ではなく、十分な潜水艦、駆逐艦、艦載機などのコンビネーション作戦を必要とする。外国メディアの見積もりは中国の実際の状況に符合しているとは限らない。さらに、原子力空母建造の技術的難度は非常に高く、しかもさらにこれとセットになる新型艦載機と水上艦艇の研究開発を必要とし、工程の規模が巨大で、決して容易なことではない。


 上海で建造されているなら大連より人目が多いというか情報が漏れやすそうな感じですが。


















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