コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその192

8月1日

 殲ー20に関する記事を2つ紹介します。

http://war.163.com/16/0727/08/BSVFN7KU00014OVF.html


香港メディア:殲ー20、完成に近づく 1機あたりのコストは約1.1億アメリカドル

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:殲ー20ステルス戦闘機」)

参考情報ネット7月27日の報道 香港メディアは、最近1機の中国の第5世代ステルス戦闘機の事前就役量産機らしきものが明るみに出、この新型戦闘機は信じられているところによればすでに完成に近い、とする。ロシアメディアの報道によれば、一部の中国のウェブサイトが発表した断片的な動画は殲ー20戦闘機らしき画面を見せている。

香港の「南華朝刊」ウェブサイト7月26日の報道によれば、これは去年12月以来人々が見た第2機目の殲ー20かもしれない。しかし前の1機と異なるのは、最近発見されたこの殲ー20にすでに灰色の塗装があることで、機体にはさらにコードナンバーがあるが、識別できない。報道によれば、この戦闘機の機体の人の注意を引く特徴の1つは、かすかな国のマークである。

消息筋の人物は、これは中国空軍が研究開発する第4機目の事前就役量産機かもしれない、とする。しかし各種証拠が殲ー20の存在をはっきり示しているにもかかわらず(例えば中国の飛行試験基地に並ぶ殲ー20の衛星写真)、当局メディアはずっと事実確認していない。成都飛行機工業(集団)有限責任会社のウェブサイトにも殲ー20研究開発進展の情報は捜し当てられない。

アメリカ国防省のある報告は、殲ー20は2018年に就役する可能性があるとし、一方一部の消息筋の人物は甚だしきに至っては殲ー20は2019年に戦闘力を形成するかもしれない、とする。

報道は、要するに殲ー20はすでに中国空軍への装備の道の上を行っており、この機は2台のロシア製AL-31エンジンを装備し、見積もりによれば飛行速度は時速1,305マイルに達し(1マイルは約1.6kmに相当)、そのメイン弾薬庫には4発の超視距離空対空ミサイルおよび2発の短距離空対空ミサイルが搭載される、とする。

分析者はさらに、1機あたりの殲ー20のコストは約1.1億アメリカドルであると見積もる。


http://military.china.com/important/11132797/20160729/23176777.html


少将:米軍が殲ー20戦闘機「まもなく配備」を騒ぎ立てるのには別の下心がある

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:殲ー20ステルス戦闘機」)

最近、米軍のF-35戦闘機プロジェクトを担当する空軍少将ジェフリー ハリガンはアメリカの「安全保障業務ニュース」の特別インタビューを受けた時、すでに種々の兆しは中国の殲ー20戦闘機がまもなく実戦化された配備に入ることを示している、とした。軍事専門家の尹卓は中央テレビ「今日のアジア」のインタビューを受けた時、現在殲ー20はまだ試験飛行段階にあり、アメリカが「殲ー20まもなく就役」を騒ぎ立てるのは議会に向け金を要求し、もってアメリカ空軍がより多くの経費を勝ち取り先進的な戦闘機を開発するのを助けるためだ、とした。

尹卓は、アメリカが「殲ー20まもなく就役」を騒ぎ立てるのは意図的な宣伝手腕で、何故ならアメリカの航空工業は現在「第6世代機研究開発」および「F-22戦闘機生産回復」という2つの難題に直面しているからだ、と指摘する。アメリカはF-22の数は不十分で、しかもさらに継続してニューバージョンのF-22を研究開発したがっている。第6世代機の研究開発でも、F-22の生産回復でも、いずれも大量の資金投入を必要とする。アメリカ空軍が「中国の殲ー20間もなく就役」を騒ぎ立て、中国の脅威を誇大宣伝するのは、議会からより多くの資金を勝ち取るためで、この2つのプロジェクトが成功裏にプロジェクト立ち上げできることを希望している。

尹卓は、殲ー20の発展は科学的規律に照らして行われており、非常に慎重で、外部的原因ゆえに非常に大きくその就役時期が前倒しになることはないだろう、さもないと殲ー20の正常な就役や科学的な使用いずれに対してもいかなるメリットもない、とする。現在殲ー20はまだ試験飛行段階にあり、決して部隊に引き渡されてはいない。

(頑住吉注:2ページ目)「日本外交学者ウェブサイト」12月1日の報道によれば、中国は現在2機種の第5世代戦闘機を研究開発しつつある。成都飛行機工業(集団)有限責任会社が研究開発する殲ー20戦闘機は中国空軍版F-22「ラプター」戦闘機に違いない。画像は11月24日成功裏に初飛行した殲ー20ステルス戦闘機2017号原型機。これはこの機種第8機目の原型機である。(画像のソース:鼎盛軍事網)

(頑住吉注:3ページ目)殲ー20の詳細なデータに関しては現在依然秘密保持段階にある。外界はこの戦闘機の主要な用途は制空戦闘機に充当することかもしれないと推測する。判断の根拠には次のものがある。この戦闘機は主に空対空ミサイル(「霹靂」-9短距離ミサイル、「霹靂」-12および「霹靂」-21遠距離ミサイルを含む)搭載に用いる構造強化ポイントを配備する。画像は2017号殲ー20ステルス戦闘機原型機の試験飛行準備。(画像のソース:鼎盛軍事網)


 極小数とはいえ次世代戦闘機の事前就役が始まったらしいとなればアメリカが優位を保つために予算を必要とするのは当然で、過度に騒ぎ立てているわけではないでしょうが。

 ロシアの武装ヘリ関連です。

http://military.china.com/news2/569/20160728/23167481.html


Ka-52武装ヘリ:正確打撃は「アパッチ」を超える

今年、ロシアはシリアの過激組織を打撃する行動の中で、初めてKa-52「アリゲーター」武装ヘリを使用した。Ka-52はロシアが研究開発した共通軸反転昼夜全天候戦闘ヘリで、2008年に量産された。Ka-52は独特の並列複座レイアウトの操縦室を採用し、この種の設計のメリットは第2の乗員が偵察あるいは電子対抗、捜索、遠距離目標の識別を実施し、かつ目標を区分し、地上部隊および攻撃機の行動と協調できることにある。

突出した火力打撃能力は不可欠である。Ka-52は口径30mm、280発の砲弾を搭載できる自動機関砲を装備し、この火砲は2つの分離した弾薬箱の中に弾薬を装填でき、1種は強い爆発性の弾薬で、もう1種は徹甲弾薬である。飛行員は打撃目標を根拠に自由に選択でき、このことはKa-52の目標打撃の正確性をアメリカの「アパッチ」を超えるものにさせている。Ka-52は陸軍航空隊専用に研究開発されたヘリだが、必要な時、この機は艦艇の甲板上に安全に着艦できる。去年、エジプトは2隻の「ミストラル」級強襲揚陸艦を発注したが、その艦載機は他ならぬKa-52である。


 攻撃ヘリは正面から攻撃を受けやすく、並列複座にすると被弾面積が増えるという考えもあるようですね。

8月2日

 思ったより美味しく、個人的評価では本場の味と言われる新橋の豚大学と優劣ないです。コスパではやっぱ500円の唐揚げカレーですが。

http://war.163.com/video/2016/8/P/F/VBSEQBAPF.html

 「戦車両項目」開幕の動画です。ソ連・ロシア戦車の発達を示すようにタンケッテから始まって私が機種名知らない軽戦車、T-34/76、スターリン、SU-152、そして戦後の戦車と次々に登場します。

 殲ー15艦載戦闘機の事故関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20160731/23186780.html


殲ー15の飛行員が訓練中に犠牲に:落下傘降下時、飛行機の仰角は80度に達していた

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:殲ー15艦載機が着艦。事故は地上模擬着艦中に発生した」)

原題:海軍空母艦載戦闘機飛行員の張超、訓練中に英雄的な犠牲に

新華社発7月31日電(記者 王玉山、呉登峰、梅常偉) 29歳の海軍空母艦載戦闘機一級飛行員の張超は、4月27日に殲ー15機を操縦して陸上基地模擬着艦訓練を行っている時、突然飛行機の故障に遭遇し、不幸にも殉職した。

当日、連続2回の海上30m超低空飛行を完成させた後、張超は戦闘機を操縦し陸上基地模擬着艦訓練を執行した。着陸後、すでに接地滑走している飛行機が「電気伝動の故障」を突然報告し、機首が急速、大幅に上向きになり、瞬間的に地面を離れた。飛行機が80度を超える仰角の状況下で、張超は落下傘降下を迫られ、地面に墜落して重傷を負い、救護を経たが無効で英雄的な犠牲となった。

現場のビデオと飛行のパラメータ・データがはっきり示すところによれば、12時59分11.6秒に故障を発見してから59分16秒に落下傘降下するまでのごく短い4.4秒の時間内、張超は全力を尽くして操縦桿を押し、機首が浮き上がるのを制止していた。

「生死の縁で、張超は依然飛行機を救うことを企図した。」 海軍某艦載航空兵部隊の部隊長の戴明盟は語る。

艦載戦闘機の飛行は、「剣先の上の舞踏」と形容され、世界でリスク最高の職業の1つである。統計は、空母艦載戦闘機飛行員のリスク係数は宇宙飛行士の5倍、普通の飛行員の20倍であることを示している。

2015年3月、進んで申請し海軍某艦載航空兵部隊に来る前、張超は「海空衛士」王偉(頑住吉注:米軍機と空中衝突して殉職した人で、機動性のいい戦闘機と大型偵察機が衝突したらどう考えても戦闘機が悪いだろうと考えるのが普通でしょうがこの人も英雄扱いです)が生前所在した部隊の優秀な第3世代戦闘機飛行員で、かつて数十回弾薬を搭載して緊急発進し外国軍機を追い払い、最初に殲ー11B機を操縦して西沙の永興島に飛び、全部で6名の「尖刀」隊員の中の最年少の1人だった。

犠牲となる前、張超は全部で8機種の飛行機で飛んだことがあり、中国軍の若き第3世代機飛行員の中の優秀者だった。

「張超は人民海軍空母艦載機事業のために犠牲となった最初の英雄烈士である。」 戴明盟は、「我々は歩み始めたばかりで、未来の試練はまだ非常に多く、行かねばならない道はまだ非常に長い‥‥」と語る。

2012年11月23日、戴明盟は初めて遼寧艦空母の上で成功裏に制動着艦した。2013年5月、人民海軍初の艦載航空兵部隊が成立した。2014年末、我が国が自主的に養成した初の艦載戦闘機飛行員たちが成功裏に艦上の発着を完成させた。

張超の犠牲は、人民海軍空母艦載機事業の前進の歩みに影響しない。

6月16日、渤海湾畔で、1機の殲ー15機が再度海の天空に羽を広げた。


 中国では通常飛行機が墜落してパイロットが死亡すると「機が市街地に落ちるのを避けるため最後まで機を操縦して壮烈な犠牲に」というストーリーで偶像化するのがパターンのようですが、今回はそうはいかないので落下傘降下の瞬間まで操縦桿を押したから英雄的、とちょっと苦しい感じになっています。機が異常な姿勢にある状態で脱出したのなら助からなかったのはやむを得ないかもしれません。これを見た限りこの事故は模擬着艦とは直接の関係がない単なる飛行機の故障による事故のような感じです。もちろん通常より激しい衝撃が加わる着地をしたせいで故障が起きた、という可能性もあるでしょうが。

 フィリピン関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20160729/23179787.html


フィリピン大統領、前任の仲裁提起に感謝 「フィリピンのために1枚の切り札を勝ち取った」と言明

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「アキノ三世(資料)」)

【グローバルネット報道 記者 余鵬飛】 南海仲裁案後の中国との談判の最も良い策を探し出すため、フィリピン大統領ドゥテルテは今週水曜日に国家全会会議を開き、4名の元フィリピン大統領に自らの企てを語ってもらった。外界が好奇心を持つ何人かの「前人」が彼にどんな提案を与えたのかに関しては、ドゥテルテが28日に答えを出した。「フィリピン星報」は29日、ドゥテルテはさらに面会の中でアキノ三世が南海仲裁案を提起したことに感謝し、フィリピンが「1枚の切り札を勝ち取る」のを助けたとした。

「君たちの命は私が随意に捨てられるものではまったくない」、28日、ドゥテルテはケソン州ルセナ市ジリェーモ・ナカール営地を視察し、台の下のフィリピン軍警察に対し演説を発表し、まるで彼が彼らに寛心丸を飲ませたがっているようだった(頑住吉注:気休めを与えるみたいな慣用句らしいです)。彼は、「元大統領アロヨは私に慎重にするよう提案し、エストラーダは私が自制するよう提案し、アキノ三世の提案もこのようだった。」と語った。この一方的に南海仲裁案を提起した前任に言及し、ドゥテルテは「彼は我々がこの件で勝利するのを助けた。私は彼に『あなたは我々のために1枚の切り札を勝ち取った、ありがとう』と告げる。」と語った。

もう1人の元大統領ラモスが自分の代理で中国に行って会談すると話したことに関しては、ドゥテルテは「ラモスに努力させよう。我々(と中国)には最終会談があるかもしれない。我々はあちらに向かい、率直に言う。」と語った。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「左から右にそれぞれエストラーダ、アロヨ、ドゥテルテ、ラモス、アキノ三世」です。)

アキノ三世がドゥテルテに残したのは切り札なのか? 元中国駐フィリピン大使の黄桂芳は29日グローバルネット記者のインタビューを受けた時、アキノ政権が一方的に提起した南海仲裁が、実際上ドゥテルテに残したのは単なる「火傷をする山芋」(頑住吉注:厄介な問題みたいな意味らしいです)で、新政権が継承するのは対中国外交の「負の遺産」である、とした。ドゥテルテが、アキノが「切り札」を与えたのに「感謝」するとの話に関し黄桂芳は、これは必ずしもドゥテルテの「真意からの話」ではない、と考える。続けて、中国サイドはさらに継続してドゥテルテの実際の行動を視察する必要がある。

黄桂芳は、現在の中国・フィリピン関係の悪化はアメリカが中に入ってかき回していることと関係がなくもない、と考える。今世紀になって以来、アジア太平洋地域が日増しに世界の富と権力の中心になるにつれ、アメリカは中国を封じ込める「アジア太平洋地域再バランス」戦略政策を実施し、改めてそのアジア太平洋地域における指導的地位を強固にすることを企図し、同時に中国の不断に増長する影響力を制限している。この背景の下、「後ろ盾を捜し当てたと思い込んだフィリピンは、中国南海の豊富な石油天然ガス資源を強引に占領するため、南海問題で面倒事を起こし、一方アメリカはまさに南海問題悪化の重要な推進者だ。」と考える。

(頑住吉注:3ページ目)2014年4月、オバマがホワイトハウスで会見した時フィリピン大統領の任にあったアキノ三世


 ドゥテルテは仲裁に否定的とされていたので意外ですが、あくまで中国の思惑通りの二国間談判を行う際の切り札として使える、という意味での評価のようです。

8月3日

 韓国海軍関連です。

http://military.china.com/jszmt/02/11173748/20160801/23192069.html


韓国、「巡視艇キラー」を発注 火力が極めて強力

2016年7月28日、韓国海軍の新型PKMR-211号水中翼高速攻撃艇が進水し、航海試験後軍に引き渡されることになる。PKMR-211は韓国海軍が2015年に発注した「巡視艇キラー」、PKX-B型高速攻撃艇に属し、この艇は全部で16隻建造される。

北朝鮮と韓国の海軍が近年来何度も交戦した過程の中で、韓国海軍は自らが装備するPKM砲艇の火力不足を痛感し、機動性能も北朝鮮海軍が新たに装備した高速ホバークラフト攻撃艇に及ばず、2002年の第二次延坪島海戦の過程の中で、韓国海軍の357号PKM砲艇は開戦して即撃破され、戦闘力を喪失し、後に沈没した。

韓国の韓進重工集団(HHIC)が建造するPKX-Bはウォータージェット推進の水中翼艇構造タイプを採用し、このように設計したのは1つには40ノットの最大航行速度が獲得できること、2つ目は浅い水の海域で依然として航行できるからである。PKX-B艇は全長44m、全幅7m、排水量210トンである。この艇はゼネラルエレクトリックの6000軸馬力のLM500ガスタービンエンジンとキャタピラーC32ディーゼルエンジンをコンビネーションしたCODAG配置を採用し、動力性能が強力である。

火力部分はPKX-B研究開発の一大重点だった。艇首にはイタリアのオート・メラーラ76mm速射砲1門を配備し、砲塔にはステルス設計を採用し、射程は46km、先進火力コントロールレーダーの誘導をコンビネーションし、その火力性能は北朝鮮の砲艇が装備する85mm艦砲をはるかに超え、艇尾には12連装130mm制御誘導ロケット発射器を装備し、射程は25kmである。PKX-Bはトン数がたった210トンで、重い対艦ミサイル発射装置は装備できず、軽便な制御誘導ロケット弾が真っ先に選択されるタイプとなる。130mmという口径もロケット弾が充分な威力を持って敵サイドの快速艇を撃沈することを確保できる。艇の中部にはさらに2基のK6型12.7mm機銃遠隔操作武器ステーションを装備し、これは主に軽度の衝突に用いるもので、操作人員は艇内で遠隔操作でき、受傷確率を減少させている。照準には多モジュール光電子装置が採用され、全天候作戦能力を具備する。

外界はさらにPKX-Bは多タイプのソフト防御および電子戦システムを装備し、来襲する敵の対艦武器に対し欺瞞を行い、自身が命中弾を受ける確率を下げることができると分析する。


 ちょっとステルス設計が中途半端な印象を受けますが。

 殲ー15の事故関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20160802/23197994.html


香港メディア:解放軍、「短時間」の休養整備後に殲ー15の空母訓練を回復

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「『空母戦闘機英雄試験飛行員』の戴明盟が殲ー15艦載戦闘機を操縦して遼寧艦からスキージャンプ発進する。新華社発」)

参考情報ネット8月2日の報道 香港メディアは、今年4月に1名の殲ー15艦載戦闘機飛行員が陸上基地模擬着艦訓練を行っている時に犠牲となった、とする。

香港の「南華朝刊」ウェブサイトは7月31日「中国軍、『短時間』の休養整備をし、もって致命的事故後の訓練飛行回復を評価」と題する報道を掲載した。報道は中国国営メディア7月31日の情報を引用し、4月末の致命的事故発生後、中国軍は艦載機飛行員の訓練を2ヶ月近く暫時停止した、とする。報道はさらに殲ー15戦闘機飛行員が犠牲になる前の詳細を明らかにした。

殲ー15は中国空母遼寧艦とその他の建造中とされるより先進的な国産空母に配備する核心的な戦闘機の機種である。

新華社は、4月27日、29歳の解放軍一級飛行員である張超は2回の海上超低空訓練を完成させた後、陸上基地模擬着艦訓練を執行した、と報道した。だが電気伝動飛行コントロールシステムに滑走時故障が突発し、殲ー15の機首の80度を超える仰角をもたらした。

中央テレビ局は、張超は射出による落下傘降下を迫られたが、高度不十分のため落下傘が開かず、その後傷が重くて治らず死亡した、と報道した。新華社は、故障発見から張超が落下傘降下するまで、全過程は4.4秒しかなかった、と報道した。

新華社は、「6月16日、渤海湾畔で、1機の殲ー15機が再度海の天空に羽を広げた」と報道し、かつ今回の事故は解放軍の空母艦載機事業の前進の歩みに影響しない、とした。

イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」は、これは中国当局メディア初の殲ー15が電気伝動飛行コントロールシステムを使用しているとの報道だ、と報道した。人々はこれまでこのシステムは殲ー16と殲ー11D戦闘機にのみに限られていると考えていた。

(頑住吉注:2ページ目)殲ー15艦載戦闘機

(頑住吉注:3ページ目)犠牲になった飛行員の張超と殲ー15戦闘機


 フライバイワイヤシステムのことですか。事故によって意外な情報が明らかになるものですね。2ヶ月近く停止というのは意外に影響が大きかったようで、訓練再開ができたから公表ということになったのかもしれません。原因は究明されたんですかね。

8月4日

 何故かロシアの軍事競技の具体的進展に関するニュースが少ないです。

http://news.ifeng.com/a/20160803/49709649_0.shtml


2種目の軍事競技がカザフスタンで行われる 外国軍人1人が死亡

新華社アスタナ8月2日電(記者 周良) 「2016国際軍事」の「砲兵名手」および「狙撃境界」という2つのイベントが2日カザフスタンで開幕した。全部で中国、カザフスタン、ロシア、ベラルーシなどから来た12カ国270名あまりの軍人が同じ場で競技し、勝負を決する。

8月2日から9日、「2016国際軍事競技」の「砲兵名手」および「狙撃境界」というこの2つのイベントがカザフスタン南部のジャンブール州の近衛軍標的場で行われ、その他のイベントはロシアで行われる。

元々の計画では13カ国の軍代表が近衛軍標的場での2つのイベントに参加するはずだったが、アンゴラ代表チームが7月27日競技前射撃訓練を行っている時に操作ミスにより多くの競技参加人員の負傷をもたらし、この内1人は傷が重かったため治らず死亡し、アンゴラ代表チームは競技からの退出を決定した。

「2016国際軍事競技」は7月30日ロシアで開幕し、8月13日まで持続する。競技には全部で「戦車両項目」、「スヴォロフ突撃」、「航空ダーツ」、「海洋のカップ」、「天空の鍵」など23種目が設けられており、装甲、砲兵、防空、偵察、工兵、化学防御、特殊戦、航空、航空降下などの作戦作業、および修理、炊事、衛生勤務などの保障領域がカバーされる。18カ国から来た128の隊伍3,000名あまりの軍人が競技に参加し、中国軍22の代表チームの1,000名あまりの将兵が22種目の競技に参加する。

第1回国際軍事競技は2015年にロシアで行われ、17カ国57の隊伍の競技参加を吸引した。


 小さな負傷事故は当然多かったでしょうが大規模な事故、死亡事故は初めてと思われます。勝敗に関する報道は今のところ何故か見当たりません。。

 久しぶりのスホーイー35関連です。

http://war.163.com/16/0803/08/BTHGGLU400014OMD.html


ロシアメディア:ロシア、すでに中国に24機のスホーイー35戦闘機を販売 性能は第5世代機に近い

【グローバル軍事8月3日の報道】 関心を集める中国が導入するロシア製スホーイー35戦闘機の一件に新たな情報があった。ロシア衛星ネット8月2日の報道によれば、ロシア連邦科学技術・工業集団社社長のチェメイゾフはロシア大統領プーチンと会談を行った時、2015年にすでにロシア国防輸出社の第1の輸出契約を根拠に、中国向けに24機のスホーイー35戦闘機を販売した、とした。

報道は、チェメイゾフは「2015年の我々の主要な商業活動はロシア国防輸出社の第1のスホーイー35に関する輸出契約締結であり、我々は中国向けに24機の飛行機を販売した。」とした。

こうした戦闘機は先進的な「Irbis-E」レーダーコントロールシステムを装備している可能性があり、いかなる自然条件および人為的妨害環境下でも空中、地上および水上目標の位置に対し探知計測、追跡、測量が行える、とされる。ロシアは、各種の先進的な設備に頼り、スホーイー35の大部分の性能指標はすでに第5世代戦闘機の要求にまで到達している、と言明する。(陳山)


 販売契約を締結したということで引き渡してはいないと思うんですが。

8月5日

 隔年で行われる「珠海航空展」が今年11月に開かれます。

http://military.china.com/news/568/20160726/23153478.html


2016珠海航空展で中国空軍、900件あまりの武器を展示へ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像」)

中国航空ニュースネットの情報:第11回中国国際航空宇宙博覧会(以下「中国航空展」と略称)は今年11月1日〜6日に珠海国際航空展センターで行われる。今年はちょうど中国の宇宙開発開始60周年にあたり、中国航空展挙行20周年でもある。今回の航空展は規模が空前で、国際化の程度がさらに一歩アップする。

今回の航空展は航空宇宙館と兵器館という2つの固定展示館、1つの臨時テント展示館を使用に投入することになり、展示館の総面積は約82,000平方mで、前回の66,000平方mに比べ16,000平方m増加し、24.2%増加している。室外展示面積は350,000平方mを超え、展示に参加する飛行機は130機前後、参加する国と地域は42、国内外の展示参加商は700あまり、そのうち国外展示参加商の占める比率は45%前後、ロシア、ウクライナ、フランス、チェコ、アメリカ、カナダ、韓国などの国の展示団の他、オーストリアが初めて国家展示団を組織して中国航空展に参加し、オランダとニュージーランドの国家展示団が中国航空展に帰ってくる。

主宰機関の1つとして、今年中国空軍は60あまりの機種900件あまりの武器装備を展示に参加させ、これには飛行機、レーダー、ミサイルなどの現役装備が含まれる。

今回の航空展は軍事工業企業の展示参加推進方面で新たな突破を取得した。原子力や船舶の他、国内の12の軍事工業企業にすでに8社の展示参加がある。このうち、今年の年初に新たに成立した中国航空エンジン集団が初めて展示に参加し、中国電子情報産業集団も初めて同集団名義で展示に参加する。その時、先進的な航空宇宙の精選した品が初めて展示に参加する他、中国兵器工業集団、中国兵器装備集団、中国電子科学技術集団などの機関がより大きな規模、より高い規格、より強い陣容をもって展示に参加し、安全保障業務装備の規模と比率が大幅に向上することになる。

また、軍民融合の発展と共に、無人機、公務機など関連の民間品および産業チェーンの展示品や技術展示もより豊富になり、展示区はエンジンおよびMRO、無人機、通航などのテーマ専門区を開始し、かつ中国平和利用軍事工業技術協会と協力し、軍民融合をテーマとする展示区を増設した。

この他、今回の航空展は航空展センターP2駐車場に7万平方m近い動態展示区を開き、かつ初めて安全保障業務装備地上動態デモンストレーション部分を追加し、兵器工業、兵器装備などの機関が勇躍参加し、その時装甲車、戦車、安全保障業務型突撃車、オフロード車など10機種あまりの軍民用装備が現場で動態展示されることになる。

大衆が感心を注ぐ飛行デモンストレーション方面では、ロシア空軍「勇士」、「雨燕」混合編隊がやってきて展示に参加することがすでに基本的に確定しており、その時彼らと中国空軍「八一」飛行デモンストレーション隊は同じ場で腕前を披露し、広大な観衆に比類のない視覚の享受をもたらすことになる。6月27日〜30日、イギリス駐中国大使館空軍武官はイギリスロイヤルエアフォース「紅箭」飛行デモンストレーション隊(RAFAT)先遣隊を随伴して珠海市に来て実地調査し、かつ中国サイドの合同作業チームと非常に効果的な会談を行い、ポジティブな成果を取得した。「紅箭」飛行デモンストレーション隊の珠海に来ての展示参加がひとたびイギリス政府の批准を獲得すれば、これは中国航空展が欧米の核心的国家の飛行デモンストレーション隊の招待方面で取得する重大な突破となる。また、今回の航空展はさらにSU35、エアバスA350など一連の軍民のスター機種の展示参加を招待する。

同時に今回の航空展の商業貿易ムードはより濃厚で、現在までにすでに100近い外国軍代表団を招待し、これはヨーロッパ州、アメリカ州、アジア州、アフリカ州などの地域の国を包括し、その中には国防大臣、空軍司令、陸軍司令など高級クラスの外賓が含まれる。専業活動方面では、第8回中国国際航空宇宙サミットが開催される他、国防科学技術工業局が宇宙開発60周年系列テーマ活動を今回の航空展に納入し、組織してBRICs5カ国航空宇宙機構会議を招集開会し、かつ関係国の国際航空宇宙機構および高級代表の参加を招待する。

中国航空展は珠海市の企業を招き資本を引き込む重要な場で、市商務局、金湾区、航空産業パークなどは航空展というこの良好な場を充分に利用することになる。特に先進装備製造、新エネルギー源、新材料など高度新技術産業とプロジェクトのレイアウトの上で、航空展の展示参加、主宰機関に頼り、軍民融合の深い発展という契機を利用し、より多くの航空、装備製造などの産業と要素を引き入れ、我が市の相対的な優勢、ポテンシャルを競争力、発展力に適切に転化する。今回の航空展の期間、我が市は企業誘致活動を念入りに計画し、かつ軍民融合の一連の活動と無人機産業の一連の活動を行うことになる。


 最後の段落になってやっと分かりましたがこれ珠海市の広報か何かの引用のようですね。何が展示されるかだけでなく、何が展示されないかもポイントになるでしょう。

8月6日

 「戦車両項目」関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2016-08-05/237308_2769976.htm


大番狂わせ! 中国の96B戦車、ロシアでの競技参加初戦で3発全部標的をはずす!

8月5日午後、bilibili站揚基x施老(頑住吉注:何だか分かりませんがどうでもいいでしょう)はロシアの2016戦車両項目競技の初戦を生中継した。中国チームは巨大な取りこぼしを見せた。すなわち、標的射撃部分の中で3発全部標的からはずしたのである! その後のヘリ標的とRPG標的にも1項目命中しただけだった。

だが96B戦車の速度は各国代表チームを驚愕させもした。イラン、ロシア、モンゴルとの対抗の中で、24分58秒の速度をもって最も早く重点を通過し、第2位に5分間先んじた。評論員の言によれば96Bが3発標的をはずしたことは非常に珍しく、その原因はまず競技参加人員が過度に緊張していたから、次にロシアサイドがここ何日かの場所への適応訓練の中で中国チームに3発の弾薬しか照準修正に与えなかったからかもしれない。


 充分練習ができるロシアチームはともかく、他の国のチームも3発しか練習させてもらえなかったのか、その結果命中したのか、これだけではちょっと分かりません。過去弱点だった機動性は改善されたようですが、信頼性に関しては競技の展開を見ないと何ともいえないでしょう。

 F-35関連です。

http://mil.huanqiu.com/observation/2016-08/9263468.html


専門家:殲ー20戦闘機もうすぐ装備へ F-35は中国に対し何の脅威でもない

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ネット上に明るみに出た画像がはっきり示すところによれば、最近2機の量産型国産第4世代大型ステルス戦闘機である殲ー20が同時間帯に離陸し試験飛行した。画像の中から見て、この2機の殲ー20は依然灰色の塗装で、機首にはもはやすでに「20XX」のコードナンバーが塗装されておらず、空軍マークは視認度の低い塗装である。画像に感謝:超大軍事 Adam.Y」)

【グローバルネット軍事8月4日の報道】 日本の共同通信社は3日報道し、アメリカ空軍は2日、先進的なステルス戦闘機F-35Aはすでに実戦配備が行える「初歩作戦能力」を具備していると言明した、とした。報道によれば、今年9月日本に向け日本が発注した初のF-35を引き渡すことが有望で、将来米軍もアラスカにF-35を配備することになる。中国空軍専門家の傅前哨は3日「グローバル時報」記者のインタビューを受けた時、現在のF-35Aのいわゆる「初歩作戦能力」とは非常に大きく割り引きされたもので、火力コントロールシステムソフトウェアがまだ完成していないため、航空機関砲を含む機載武器がいずれも使用できず、もしF-35Aが将来アジア太平洋地域に配備されても、中国に対し全く脅威を構成することはできない、とした。

報道は、アメリカ空軍部長のデボラ リー ジェームスは声明の中で、「アメリカが同盟国、国際社会の協力パートナーと共に持続的に脅威を抑止することに対して言えば、これは重要なマイルストーンである。」と強調した。米軍は2,443機のF-35の購入を計画し、このうちアメリカ空軍は1,763機獲得することになり、F-35の太平洋地域での予定配備地点はアラスカに位置する空軍基地である。

中国空軍専門家の傅前哨は、「初歩作戦能力」とは戦闘機が技術戦術指標に到達し、同時に飛行員がすでに初歩的にこの戦闘機を操縦する能力を具備したことを指す、とする。だが現在獲得されている情報から見て、F-35Aが「初歩作戦能力」に到達するにはまだ小さくない距離があり、まだ非常に多くの設計作業、試験飛行作業が完成しておらず、主に作戦システムのソフトウェア作成方面に集中し、火力コントロール方面のソフトウェアの問題のため、現在F-35の最も基本的な武器である航空機関砲はまだ使用できない。米軍の過去の慣例に照らせば、ある新型機がこのような状況下でもう部隊装備されるということはあり得ない。だが現在このようにするのはF-35の研究開発期間がアメリカ議会を容認できなくさせるまでに長くなっているからに他ならず、このためペンタゴンに引き渡しの最終の時間的節目のポイントを提出するよう懇切に促したのであって、このことはF-35Aの一部の試験飛行作業が部隊に任されることになることを意味しており、この種の状態下でのF-35Aの能力には非常に大きなクエスチョンマークをつける必要がある。飛行できるが、作戦ができるか、あるいは多大な作戦能力を持つか否かは、いずれも視察が待たれる。しかも、初歩作戦能力を具備してから戦場での使用に投入するまでにはさらに非常に長い時間のすり合わせを必要とする。F-22の先例に照らせば、初歩作戦能力の形成から戦場への投入まで少なくとも10年あまりが過ぎており、このためF-35がいつ実戦に投入できるかはまだ本当に言いにくい。

米日のF-35装備は中国に対しどのくらい大きな脅威を構成することになるのか? 傅前哨は非常に自信を持って、F-35は現在中国に対し全く脅威を構成することはできない、とした。まずこの機は現在まだ割り引きされた「初歩作戦能力」段階にあり、飛行員はまだ比較的長い時間の模索を行う必要がある。しかも飛行機の数が限られている。比較すると中国の殲ー20はすでに非常に長年の試験飛行を行っており、中国には少なからぬこの国産ステルス戦闘機で飛んだことがある飛行員がいて非常に多くの体得と経験を有する。現在殲ー20はすでに定型に近く、甚だしきに至ってはもうすぐ部隊装備される。装備後、前期の試験飛行経験があるため、中国空軍は非常に早く大量の殲ー20飛行員を養成し、このため装備後非常に短時間内にもう初歩作戦能力を形成することになる。戦闘機の数、質、飛行員の戦闘機に対する熟知度などいずれの方面から見ても、中国空軍には他国のステルス戦闘機の脅威に対応する自信がある。(劉 揚)


 ステルス戦闘機で長年の経験を積んだパイロットが多数いるのはどう考えてもアメリカでしょうし、初めての国産ステルス戦闘機を実戦に使用するまでに中国もより長時間のすり合わせをする必要があるでしょうし、どうも論理的でない感じですね。

8月7日

 ロシアの軍事競技関連です。

http://military.china.com/jctp/11172988/20160805/23224760.html#photos


「海上上陸」 05式水陸両用戦闘車、威力をはっきり示す

8月3日、「海上上陸2016」国際競技に参加する各代表チームは装甲車を操縦して競技場所を熟知し、かつ実弾射撃訓練を行った。中国人民解放軍代表チームのZBD-05水陸両用歩兵戦闘車は強大な威力をはっきり示し、性能方面は完全にその他の競技参加チームが使用するBTR-82A歩兵戦闘車を圧倒した。今回の「海上上陸2016」軍事競技に参加するのには全部でロシア、カザフスタン、イラン、中国、ベネズエラといった5カ国から来た代表チームがある。


 去年は確か海が荒れていることを理由に中国の車両に有利な海上部分が中止され、陸上では当然装輪式の方が速いため中国はいい成績が残せなかったと記憶していますが、今年も全くクラスが異なる装軌式の中国の車両と装輪式のその他の国の車両が競うことになるようですね。

 「THAAD」韓国配備関連です。

http://military.china.com/news2/569/20160805/23222881.html


韓国外務省:中国が「THAAD」韓国入りに報復するか否かに密接に関心を注いでいるところである

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「韓国を訪問しているアメリカ陸軍部長のファニング(左から2番目)は2日烏山市で駐韓米軍第35対空砲兵旅団を視察した。報道によればこの旅団は『THAAD』システムの操作を担当することになる。」)

【グローバル時報駐韓国特約記者 陳藝 金恵真】 「韓国は中国がTHAAD韓国入りに報復するか否かに密接に関心を注ぎつつある」 韓国外務省スポークスマンの趙俊赫は4日定例記者会見でこのように言った。韓国当局の回答を促したのは、韓国メディアの多くの「中国の報復」に関する報道だった。韓国の中国に赴く商務多数回ビザを中国が絞っている、韓国女性グループの中国での演芸活動が取り消された、中国の大型訪韓団が訪問を取り消したなどである。

韓国の「中央日報」と「朝鮮日報」は4日いずれも報道し、中国政府は3日突然に韓国商人の中国に赴く多数回有効の商務ビザの発行条件を厳しくし、混乱を引き起こしている、とした。「グローバル時報」記者が4日理解したところによれば、規定によると中国に赴いて商業貿易活動を行う韓国人員が中国のM類ビザを申請し処理してもらうためには、中国国内の貿易協力サイドが出した商務活動に関するファイル、経済貿易交易会の招待状などの郵便物をを提出する必要があり、この規定は決して改変されていない。韓国外務省と旅行業界は、ずっと中国茂発国際旅行社という有限会社がこの業務を「独占」し、招待の手紙の処理を代理している、とする。だが中国サイドは3日規定を出し、この旅行会社の招待の手紙の処理をする資格を取り消した。外交関係の消息筋の人物は、「過去中国は形式が完璧でない招待の手紙に関しても目をつぶっていたが、現在では規則通り事を行うことが必要となっている。」「何故THAAD論争たけなわな時にこの種の措置を取るのか、人の心に疑念を生じさせる。」と語る。

「中央日報」は、これは決して中国方面の「商務ビザ発行の停止、あるいは商務ビザ申請の受け入れ拒絶」を意味してはおらず、今後韓国商人が中国に赴くには「正常なルート」を通じて商務ビザを獲得するしかないのだ、とする。このことは中国現地法人によって招待の手紙が送られる韓国の大企業に対しては影響はないが、中国現地に正式に契約した会社がない韓国の中小企業や個々の工業・商業者に対しては不便を生じさせるだろう。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「8月2日、韓国の星州郡政府前で、民衆が手に『THAAD』に反対する標語を掲げて雨の中集会に参加した」です。)

韓国外務省スポークスマンの趙俊赫はこの件に対し、このことは一部の韓国人のの訪中に対し不便をもたらし、外務省は中国駐韓国大使館と協議を行っているところだ、とした。中国政府が事前に韓国サイドに通知したか否かに関し趙俊赫は、このことは中国の主権の範囲内の事務に属し、韓国サイドは事前に告知を受け取っていない、とした。彼は、韓国政府は「THAAD」問題は韓国・中国両国の交流、協力の深化に影響すべきでなく、両国の領事領域の協議ルートを始動させることを希望する、とした。

韓国連合通信社は4日、韓国の女性グループWASSUPは元々5日に中国の宿遷の市創設20周年を慶祝する「アジアスーパースターコンサート」活動に参加すると定められていたが、活動の主催者は3日WASSUPの活動参加取り消し通知を発してきた、と報道した。中国のテレビドラマに出演する韓国の俳優、劉仁娜も「THAAD」が原因でキャスト変更に遭う可能性がある。「朝鮮日報」は4日、もう一方において、中国は大規模団体観光客が韓国に赴くことに対し制限を行い始めた、とした。旅行業界は、中韓ワールドカップ予選応援のため、来月1日に韓国に来ることが決定していた3,000名の中国応援団が訪韓を取り消した、とする。会員12万人にも達する中国陶磁器協会も協議目的の訪韓を取り消した。

(頑住吉注:3ページ目)THAADミサイル防衛システム配備に抗議する韓国民衆


 今のところ制裁なのかそうでないのかはっきりしない程度の動きしかないわけでしょうね。

















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