コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその19

11月21日

 ロシアのステルス戦闘機T-50の話題です。

http://military.china.com/news2/569/20121120/17539196.html


オーストラリアのシンクタンク、ロシア製T-50のステルス能力に焦点を合わせた初の独立研究を完成

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ちょっと不思議だなあ、最近ロシアのT-50ステルス戦闘機がひどく低調のようだ。」)

【アメリカの「スターズアンドストライプス」ウェブサイト11月16日の報道】 題:ある分析者、ロシアのステルス戦闘機はアメリカに匹敵する可能性が高い

2010年1月に初めて明るみに出たロシアのT-50ステルス戦闘機の原型機は、世界初のアメリカ以外の国によって研究開発されたレーダー回避能力を持つ軍用機である。この機のステルス能力はアメリカのF-22戦闘機にやや劣り、サイズがより小さいF-35に相当する。しかし、その他の多くの方面においては、ロシアのスホーイ設計局のこの新型戦闘機は事実としてアメリカの機種より優れている。

これは世界初の、T-50のレーダー乱反射面積(RCS)特性に焦点を合わせて展開された公共科学研究プロジェクトが出した驚くべき結論である。独立シンクタンク機構であるオーストラリア空中戦力研究所の分析者カーロ カープは今週この研究を完成させた(頑住吉注:16日の報道ってことですから先週ですな)。

彼はこの内容が難解で用語が専門的な研究レポートに次のように書いている。「T-50の外形はF-22『ラプター』戦闘機に及ばない」が、F-35とT-50は「似た〜レーダー乱反射断面特性」を示す。

ステルス方面でアメリカのロッキード・マーティン社が研究開発したF-35に追いつかせるため、スホーイ設計局の技術者たちは多くの箇所の設計を改修することが必須であり、これにはT-50のエンジンをあんなに目立って突出させないこと、同時に機の表面にレーダー波吸収塗料層を追加することが含まれる。

指摘が必要なのは、原型機が研究開発過程で重大な改良を経るのは普通のことだということだ。F-22やF-35は15年ないしより長時間の研究開発過程で、いずれも重大な設計変更を経ている。

このロシア戦闘機の一大メリットはカーロ カープの言うところの「超敏捷性」である。

第2のメリットは「非凡な作戦持久性」である。T-50はF-22やF-35が燃料を消耗し尽くした後、非常に長い一定の時間飛行、戦闘を継続できる。

この他カープはT-50の、異なる機種のレーダーを回避する能力はそれぞれ異なるが、アメリカのレーダーはT-50の特殊な外形のあのような設備を発見するには最も良くないものに属する、と言明する。カープが異なるレーダーの類型に応じてT-50のレーダー乱反射面積特性に対して行った分析は、アメリカのステルス戦闘機に対する偵察専用である中国の「アンチ極低探知計測性レーダー」のT-50に対する偵察能力が最も強いことをはっきり示す。その次がアメリカ海軍のE-2早期警戒機が搭載するVHFレーダーである。アメリカの戦闘機のレーダーは(F-22やF-35に配備されているような物を含む)は、T-50に対する有効性が並である。


 中国の報道ですから本当にこんな研究があったのか、あったとして正しく内容を伝えているのか疑問でもあり、結局「中国はステルス機の発見能力が非常に高いレーダーを持っている」ということが言いたかったんじゃないのかという気もしますが、一言でステルス機と言ってもその性質によってレーダーの種類ごとに有効性が異なる、というのは知識ある人には当たり前なのかもしれませんが興味深い指摘でした。

 中国の原潜の話題です。

http://military.china.com/top01/11053250/20121119/17536302.html


アメリカ:中国がロシアから技術を買って建造した原子力潜水艦には欠陥が多すぎる 自業自得だ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:094級戦略ミサイル原子力潜水艦」)

【グローバルネット総合報道】2012年11月17日、アメリカの「ストラテジー ページ」ウェブサイトに「中国は自業自得」(China Eats Its Mistakes)という文章を掲載した。この文章は中国の093、094、096型潜水艦を評価し、主にこの3種類の主要な潜水艦の機種に存在する技術的問題を指摘し(例えば騒音、潜水艦から発射する弾道ミサイルの技術が難関を突破していないなど)、中国は現在精力を集中して096型潜水艦を完備されたものにしようとしているところだと考えている。ここでこの文章の主要な内容を以下のように編集翻訳する。

中国が南海全体に主権を持つことを宣言し、あらゆる外国の海軍を追い出そうとするのは、通常経済的原因と解釈される。南海には豊富な漁業資源があり、さらに言うまでもなく海底には石油と天然ガスが隠され、戦略ミサイル原潜がこの海域を巡航する必要性は非常に高い。中国の南海はワシントンから13,000kmの距離にあるが、トライデント潜水艦発射長距離弾道ミサイル(SLBM)の射程は11,000kmのため、中国が潜水艦発射弾道ミサイルを使用することは、騒音を軽減してアメリカ機の探知計測を防止するよりずっと簡単である。しかし中国の潜水艦の推進器の騒音に対してはあまり多くの方法はない。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは以後全て「中国の戦略原子力潜水艦」です)

去年中国は「巨浪-2」潜水艦発射弾道ミサイルを試射し、結果は決して人をして満足させなかったが、42トンの「巨浪-2」の射程は8,000kmで、094級潜水艦に装備すればアメリカのハワイやアラスカのいかなる目標も打撃でき、094級潜水艦はそれぞれ12発の核ミサイルを搭載できる。「巨浪-2」は「東風-31」弾道ミサイルの海軍バージョンで、現在まだ非常に多くの問題が存在し、元々の計画では4年前に就役することになっていたが、試射はずっと成功していない。

信頼性の高い潜水艦発射弾道ミサイルがなく、2世代の潜水艦自体も不安定なので、中国の戦略ミサイル潜水艦は作戦巡航を行ったことがない。1980年代、中国は092型潜水艦を進水させた。問題が存在するため巡航は行われたことがなく、中国近海での日常訓練にしか使われていない。過去10年、中国は094型潜水艦を研究開発し、西側はこれは中国の巡航が可能な戦略ミサイル原潜であると考えているが、やはり行われたことはない。

(頑住吉注:これより3ページ目。)

093級攻撃原潜は見たところロシアの30年前のビクター3級攻撃潜水艦の設計スタイルによく似ている。2006年、初の093級潜水艦が就役し、094級潜水艦研究開発の基礎となった。つまり「ビクター3」級の上面にミサイル発射管を追加装備したのである。攻撃型潜水艦の上面に弾道ミサイルを追加装備するのは時代遅れの技術であり、アメリカは1950年代にはすでに掌握していた。中国は現在これと同じことをやっている。093級を元に9,000トンの094級が製造され、その核ミサイルはアメリカ本土を打撃できるので、中国の外交カードを増やした。初の094級潜水艦は3年前に就役したが、ミサイルを搭載しての巡航は行ったことがない。

中国はその後さらに2隻の7,000トン級093攻撃潜水艦を引き渡したが、実際に戦力を向上させることはなかった。騒音が大きすぎる他、さらにその他の多くの欠陥がある。094級もあまり期待されておらず、アメリカは中国が何隻の093級潜水艦を建造することになるのかはっきり分かっていないが、およそ3〜6隻だろう。中国はすでに次世代攻撃潜水艦095級と戦略ミサイル原潜096級の研究開発を開始している。

(頑住吉注:これより4ページ目)

093級と094級の研究開発時間はいずれもすでに10年を超えており、外界は皆中国には設計上の問題が存在すると考えている。094級は現代の戦略ミサイル原潜で、ロシアから購入した技術を使用し、中国初の戦略ミサイル原潜の試みであり、なくてはならない技術を急ぎ必要としたものである。現在の中国は自業自得である。アメリカの情報専門家は中国は精力を集中して096級、およびより信頼性の高い陸上基地弾道ミサイルを研究開発しており、これは潜水艦発射弾道ミサイルのために技術的基礎を固めるためである、と信じている。


 私が潜水艦について全く無知なせいかどうも意味が分からない部分が多いですが、中国は原潜をかなり以前から持っているものの、問題が多く実際には戦力と呼べる状態にないわけでしょう。突き詰めればその原因は技術的裏付けがないまま発展を急ぎ過ぎたことで、それは多くの他のジャンルにも共通する問題と思われます。

 本当かどうか分かりませんが殲-15が遼寧艦への着艦に成功したと報道されてます。

http://military.china.com/cv/news/11079878/20121121/17540404.html


熱烈歓呼! ネットに暴露 殲-15,20日に着艦成功

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「固定翼艦載機が空母に降着する難度は高い。」)

中国空母艦載機着艦に成功と伝えられる

【グローバル時報記者 馬俊 劉揚】 「殲-15艦載戦闘機が今日『遼寧艦』上で着艦試験を首尾よく完了させ、降着に成功した。」 20日、中国軍事ウェブサイトやミニブログに流れ伝わったこの説はネット仲間たちの熱烈な歓呼を引き起こさせた。この情報は確かなソースを明らかにしておらず、まだ当局によって事実と確認されてもいないが、これまで外界は普遍的に、中国空母は「艦載機降着成功」というこの戦闘力形成の象徴的できごとまで後ただ一歩だと推測していた。「グローバル時報」記者は20日すぐに中国国防部に向け事実確認を求めたが、原稿を送るまでに関係情報は依然確認を得られていない。

「遼寧艦」は今月10日早朝5時前後に出航し今回の航海試験を開始した。香港の「南華朝刊」は8日、中船重工701研究所国家空母工程副総設計師呉暁光の話を引用し、「遼寧艦」は間もなく実戦降着テストを行い、最も早ければ今月あるいは来月開始される、としていた。このため外界は相次いで、「遼寧艦」の今回の航海試験では艦載機降着試験が行われる可能性が高いと推測した。これまでに中国軍はすでに、艦載機が「遼寧艦」上で何度もの「通場試験」と「模擬着艦試験」を完成させていることを事実と認めている(頑住吉注:「通場試験」はタッチアンドゴー、「模擬着艦試験」は陸上の空母の模型への降着試験ではないかと思いますが確かではありません)。

(頑住吉注:これより2ページ目)

説明によれば、機が陸地の飛行場に降着するのとは異なり、海上を航行する空母は波浪に合わせて前後左右上下に起伏し、飛行員は艦上の「フレネル」レンズ光学着艦補助システムの助けに頼ることが必須であり、これでやっと滑走路に正確に相対し、下降の角度をコントロールできる。現代戦闘機の正常な着陸距離は通常600m以上で、一方空母の着艦区域全体はごく短い200mしかない。このため艦載機はさらに尾部フックを使って曲芸のように飛行甲板上の制動ケーブルに引っ掛け、強制的に減速する必要がある。さらに加えて飛行甲板のかたわらにある艦橋などの建築物は気流の影響をもたらし、固定翼戦闘機が空母上に降着する時の要求が極めて過酷になるという結果をもたらす。アメリカの「ニミッツ」級スーパー空母を例にすると、その着艦滑走路は艦尾から艦首左側の傾斜甲板まで伸び、全長は約230mである。戦闘機降着時、通常150ノットの速度を保持し、3度の下降角度をもって滑走路に正確に相対し空母に接近する必要がある。一方飛行甲板後部の制動ケーブル着艦区は数十mの長さしかなく、戦闘機は尾部フックを下げて正確にこの狭小な区域内で制動ケーブルを引っ掛けて降着を成功させることが必須である。その後制動ケーブルは戦闘機が約100mの滑走路の距離内でその速度をゼロまで落とすのを助ける。ひとたび制動ケーブルへの引っ掛けに失敗したら、飛行員はさらにすぐさま機を引き起こして飛行に戻り、もって海に墜落することを防止する。

ある分析は、今後中国空母は艦載機降着と発進のテストを完成させた後も、依然非常に長い道を行く必要がある、と考える。例えばいかに戦闘機の発着間隔のタイムを短縮し、もって出動効率を向上させるか、あるいはアメリカやロシアの空母のように戦闘機を協調させて発進と着艦を同時に行うなどである。これはいずれも長い時間をかけてのすり合わせを必要とする。


 今のところ事実かどうかちょっと判断がつかないです。

http://tuku.military.china.com/military/html/2012-11-21/210113_2269653.htm

 夜勤明けで眠いっちゅうのにやたら大きなニュース多いな。インドの「ヴィックラマディヤ」号空母が民間の船と衝突したらしいです。このページではインド軍が事実を認めたことになっており、衝突したのは100名の乗客を乗せたフェリーらしいです。負傷者もなく空母に損傷もないという情報もありますが、どうなんすかね。

http://tuku.military.china.com/military/html/2012-11-21/210113_2269653.htm

11月22日

 興味深いニュースがたくさんありすぎて紹介しきれないす。今日はちょっと毛色の違う話題です。

http://military.china.com/important/64/20121119/17536144.html


中国大使、中国企業スパイ論を怒って退ける:証拠を出せ、さもなくば口を閉じろ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国の駐カナダ大使章均賽、西側が宣伝する中国企業がスパイ活動を行っているとの説を厳しくとがめる。」)

【グローバル時報駐カナダ特約記者 陶短房】 中国の駐カナダ大使である章均賽は現地時間17日、カナダメディアのインタビューを受けた時、ああした中国企業が海外においてスパイ活動に従事していると責める人は、「証拠を出せ、さもなくば口を閉じろ」と語った。カナダ放送社(CBC)は、中国大使の今回の曖昧さの全くない厳しい批判は、アメリカ下院情報委員会が先月発したレポートに答えたもので、このレポートは中国企業に「安全上のリスクがあり、中国政府の海外スパイ活動を助ける可能性がある」ととがめている。章大使は同時にカナダの一部の人の、中海油(頑住吉注:中国海洋石油総公司)のカナダ石油企業買収に対する疑問にも答え、「我々はカナダの資源を収奪しに来たのではなく、共同開発に参与するのだ」とした。

CBCの報道によれば、アメリカ下院情報委員会の先月の、中国企業華為、中興に関するレポートにどう対応するかと質問された時、章均賽大使は率直に、「私は中国の国外で経営を行う企業が全て厳格に現地の法律の要求に基づいて、正当な商業活動に従事する順法企業であり、いかなるスパイ活動にも関わらず、いかなる国に対しても脅威を構成しないと保証できる。いわゆる『中国スパイ論』は全く根拠がない。」「中国企業がスパイ行為に従事していると非難する人は証拠を出せ。さもなくばすぐに口をお閉じなさい。」と表明した(頑住吉注:何故かここだけ丁寧語なんす)。

章大使は次のように語った。「もしアメリカ人も何の証拠も出さないとすれば」、「中国スパイ論」は「冷戦思想がたたっているのだ」中国・カナダ両国の優先課題は相互信頼の建立であり、両国間の貿易関係の発展促進が非常に重要である。アメリカのAP通信社は、中国大使はさらにカナダの投資環境を賞賛した、とし、彼はカナダの「透明な政策」は中国企業が各項目の業務を展開するのに理想的な市場であるとした。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「西側は華為、中興などの中国企業がスパイ活動を行っていると宣伝しているが、これは正常な経済的競争を政治化するものである。」です。なお「HUAWEI」は「華為」を示します)


カナダの「グローバルボスト」は、アメリカ下院のレポートはいかなる証拠も提出しておらず、ホワイトハウスの期間1年半の調査でも華為の従業員がスパイ活動に従事するとのいかなる証拠も発見されなかった、とする。だがアメリカ下院情報委員会の責任者で共和党議員のマイク ロジャースはカナダのメディアに対し、「我々の隣国も同様のリスクに直面している」として、カナダがアメリカの中国企業封殺に追随するよう呼びかけた。

CBCは18日に評論して、中国大使のこの談話の意図は、「中国企業スパイ論」に対する反駁にだけあるのではなく、中海油によるニクソン社買収案審査の結果が出される前に、中国企業の買収動機に対するカナダ人の懸念を打ち消すことも希望している、とした。章均賽は、中国人がカナダに来たのは、「カナダの資源を収奪するのではなく、共同開発に参与するのだ。」とした。文章は、一部のデータは少なからぬカナダ人が中海油の買収案を支持していないことを示しているが、カナダ政府はカナダと中国の経済貿易関係の発展に力を入れており、先日政府はさらに野党の批判をかえりみず、中国との有効期限31年の相互投資保護協議(FIPA)に署名した、とする。

評論は次のように主張する。アメリカ同様カナダの情報部門もしょっちゅう「中国スパイ論」を叫んでいるが、全体的に見るとカナダ・中国貿易関係は比較的平穏で、カナダ人は「中国企業イコール経済スパイ」との論調にも決して同意していない。カナダ社会の中国企業がやってきてカナダに投資することに対する危惧は、主に資源領域に集中している。これはカナダが資源立国であるからで、これまでずっと外資、外国企業が本国資源を買収することに対し警戒と危惧を示してきており、この挙がカナダ自然資源の枯渇をもたらすことのみを恐れているのである。

(頑住吉注:3ページ目のキャプション)9月13日、華為高級副総裁丁少華(前)はアメリカ下院情報委員会の公聴会で発言した。

(頑住吉注:4ページ目のキャプション)中国資本の企業は続けざまに誇大宣伝の焦点となっており、これはその成長が壮大で、外国の競争相手に脅威を与えるに至っているからでもある。

(頑住吉注:5ページ目のキャプション)中興、華為には不幸にも「弾があたった」。これは先例に過ぎない。

(頑住吉注:6ページ目のキャプション)将来より多くの中国企業が世界クラスの企業となり、類似の「衝突」に直面する準備を良く整える必要がある。

(頑住吉注:7ページ目のキャプション)アメリカ下院情報委員会主席マイク ロジャース、共和党の人である。


 そんなこと言ったって9月29日の内容に、「『中国スパイ』もアメリカの法廷の『常連客』になっているところである」という内容があって、別に冤罪だとかの反論もしてなかったわけですし、武直-10関連では民間用名目でカナダから軍事技術を導入しようとして大問題を起こしたこともありますし、危機感を感じるのは当然です。むしろアメリカに比べカナダは呑気すぎる気がしますが。

 ごめんなさい、衝突したインド空母は「ヴィックラマディヤ」ではなく(今修理中のはずですもんね)、「ヴィラート」でした。

http://military.china.com/news2/569/20121121/17541129.html


インド海軍唯一の現役空母、フェリーと衝突

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「『ヴィラート』号は現在インド海軍唯一の現役空母である」)

【グローバルネット総合報道】 インド海軍の情報は、インドのケララ州から来たおよそ100人の乗客を乗せたフェリーが航行時に唯一のインド現役空母ヴィラート号と猛烈な衝突を発生させた、とする。幸運なことに死傷者は出ず、ヴィラート号空母も無傷だった。現在ヴィラート号空母は現地で定期的な維持メンテナンス作業を行っているところである。

衝突事故発生時、2,800名の乗客を乗せたドイツの豪華客船Celebrity Solistice号がまさに出航してマレーシアに向かおうとしていた。フェリーの操縦員は、自分はこの豪華客船がまさに埠頭を離れようとしていることに注意を向けていなかったと言っており、また目撃者の言によればCelebrity Solistice号も出航時警笛を鳴らさなかった。この事故は推測によればCelebrity Solistice号のスクリューが生じさせた波浪がフェリーの航行を逸れさせ、最終的にヴィラート号空母に衝突させたのである。

ヴィラート号空母はインド海軍唯一の現役空母で、標準排水量23,900トン、満載排水量28,700トン、艦の機格納庫には12機のFRSMK-51型ハリアー式垂直/短距離離着陸機と7機のMK2型対潜ヘリが搭載できる。その前身はイギリスロイヤルネービーの「ハーミーズ」号空母で、1982年のフォークランド紛争での海戦ではイギリス特別混成艦隊の旗艦として戦闘に参加した。現在、インドにはさらに別の2隻の空母があり、それぞれ建造中の国産新型空母と、ロシアでグレードアップ改造中のヴィックラマディヤ号である。


 大事故にならなかったからよかったですけど、損傷が大きかったら保障問題が大変になりそうです。

11月23日

http://tuku.military.china.com/military/html/2012-11-21/210110_2269623.htm

 ベトナムの特殊部隊の画像集です。主体はやはりAK系ですが、WZ63もあり、またタボールやマイクロUZIも多数見られます。

 ちょっと考えさせられる意見です。

http://military.china.com/news2/569/20121120/17539771.html


アメリカのベテラン飛行員:アメリカ空軍がステルス実戦機だけを調達するのは大間違い

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「アメリカのF-35A戦闘機が爆弾空中投下試験に成功」)

中国国防科学技術情報ネットの報道によれば、元F-22試験飛行員で現在アメリカ空軍駐アラスカ第525戦闘機中隊指揮官の任にあるクリストファー ニエミ中佐はアメリカの「天空力量」誌(頑住吉注:検索したところ「Air and Space Power Journal」のようです。分かんないって)に執筆して、空軍の全ステルス実戦機編隊化の野望を批判した。彼は空軍が最も高価なステルス実戦機(例えばF-22やF-35)だけを調達するのは非常に大きな錯誤であると指摘した。

彼は全ステルス実戦機編隊構想を考え直すべきだとする。彼はステルス技術の要求は航続距離、安全性、武器搭載量、のべ出動回数、適応性に顕著に影響する、と指摘する。ステルス性能は例えばアフガニスタンやイラク(2003年以後)における作戦でいかなる優勢も提供せず、同時に(それが明らかな効用を備えているにしても)この性能は将来、勢力が拮抗する敵に相対する時に成功が得られることを保証もできない。

最も重要なのはF-22/35の価格が、空軍が装備する戦闘機の危険な規模に至るまでの削減をもたらすことで、特に現在の財政環境を考慮すればそうである。

この種の視点は決して孤立したものではない。3年前、空軍国民警護隊指令ハリー ヤニー将軍はペンタゴンに、より安価な非ステルス実戦機の改良型を調達し、もってその全作戦能力を持つ編隊規模を維持することを考慮すべきであると表明した。

かつてF-22/35プロジェクトの断固たる守護者だった「週刊航空」編集者も最近その視点を変え、ペンタゴンに旧型機の改良型である新たな機の調達を考慮するよう呼びかけている。

しかし、空軍の政策は今後10年いかなる非ステルス戦闘機も調達しないというものである。空軍はすでにいわゆる第5世代戦闘機しか調達しておらず、すなわちロッキード・マーティン社のF-22/35であり、これらの機の価格が着実に上昇していてもである。

187機のF-22戦闘機の、1機あたりの費用は3.77億アメリカドルである。一方2,500機のF-35戦闘機(このうち空軍は1,763機装備する)の研究開発、調達、使用の費用は1兆アメリカドルにも達する。不断の価格上昇はすでにアメリカ空軍の調達できる数を下げさせている。

このようにしてもたらされる結果は次の通りである。計画より少ない新型戦闘機が、1970、1980、1990年代に調達した2,000機近い第4世代戦闘機F-15/16およびA-10に取って代わる。このため、現役機の装備、使用期間は予想を超えたものになる。

だが現役機隊の老朽化問題はまだ決して空軍の全ステルス実戦機編隊化の野望を動揺させていない。現在ごく容易にボーイングやロッキード・マーティン社から改良型F-15/16を獲得できるにしてもである。空軍の高級官僚はすでに、より多くの第4世代実戦機を調達することを、第5世代戦闘機プロジェクトに対する直接的脅威と見ている。空中作戦司令部主管マイク将軍は早くも、「資金を浪費して全く新しい第4世代戦闘機調達に用いるのは非常に愚かな行為である」と言明している。

しかしニエミは決してこのような視点に同意しない。彼は、F-22は高速、上昇限度、ステルスなどの方面では優性を備えているが、第4世代戦闘機に比べ、航続距離と対地攻撃能力方面では依然不足が目立つ、と考えている。いくつかの作戦想定の中で、F-22は決して第4世代戦闘機に及ばない。

F-35はF-22に比べより良い爆撃機だが、依然高価すぎ、古い戦闘機に完全に取って代わるには不足である。ニエミは、空軍は枠外の第4世代戦闘機を調達し、もってF-35研究開発がもたらす可能性のあるリスクを減少してもよい、と考える。

この元F-22中隊指揮官は、今政策を転換しても決して遅すぎないと考えている。


 まだ当面ステルス機を実戦化できないと思われる中国が、「ステルス機は万能ではない。アメリカにもステルス機に対する批判がある」として自分を安心させようとしている、という面もあるかもしれませんが、まあ一理あるような気もします。しかし相手に数でかなわないなら質を充実させようとするのは当然のことです。第二次大戦中、ドイツの戦車生産量はソ連やアメリカにはるかに及ばず、これに関し「タイガー戦車などコストが高く物資を多く使う重戦車を生産せず4号戦車の生産に集中すべきだった」という意見がありますが、それではもっと苦戦したんじゃないか、という気もします。しかしアメリカの今の戦闘機政策はタイガー戦車「だけ」生産しているようなものだとも言えるでしょう。

 オーストラリアの潜水艦の話題です。

http://military.china.com/news2/569/20121121/17541867.html


オーストラリアの新世代潜水艦、アデレードで設計、製造されることに

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「オーストラリアの現役の『コリンズ』級潜水艦は問題が多々あるため淘汰される。」)

中国国防科学技術情報ネットの報道によれば、オーストラリア連邦政府は、国の次世代潜水艦はアデレードで設計と建造が行われ、しかも今新たな艦艇プロジェクトが企画されており、もって新潜水艦建造前に潜水艦の建造技能が失われないことを確保する、と明示した。

この潜水艦プロジェクトの、4つの選択肢からの選択プロジェクトの研究費用は2.14億アメリカドルであるが、政府は12隻の新潜水艦が「コリンズ」級通常動力潜水艦の改良型か、あるいは新設計の潜水艦であることを希望している。4つの選択肢からの選択プロジェクトは来年、「コリンズ」改良型と全く新しい設計の潜水艦の2機種に調整される(頑住吉注:ひょっとして排除される2つの選択肢は「そうりゅう」級と原潜の導入案でしょうかね)。

「コリンズ」級潜水艦で獲得された教訓としては、騒音が大きすぎる、機械と作戦システムに問題がある、などがある。このため、アデレードに主要な陸上の「テストベッド」が建造される。このテストベッドには数億アメリカドルが費やされ、かつ数百の高度新技術の仕事場が生まれる。来年の国防白書は技能計画とアデレード中期艦艇計画(第4の駆逐艦あるいは新型護衛艦)を含み、もって技能が2020年以後の潜水艦建造開始前に失われないことを確保する。

12隻の新型攻撃型潜水艦の出費は300億アメリカドルを超えることになる。これはオーストラリア史上最大の国防プロジェクトであり、現地の数百社のために数千の就業機会を創造することになる。この艦の重量は4,000トンを超え、編成は艦員60名で、オーストラリアの打撃能力を顕著に向上させることになる。そのアメリカ製の作戦システムは先進的な魚雷と遠距離「トマホーク」巡航ミサイルを採用し、かつ最も先進的な電子聴音、ソナー、通信設備を装備する。

オーストラリアの新型潜水艦は日本の「そうりゅう」級潜水艦と同等の規模となる。新潜水艦プロジェクトの主管は今年のやや早い時期に日本に赴いて「そうりゅう」級潜水艦の推進技術を考察したことがある。

国防物資庁長官ジェイソン クレアはある談話の中で、自分は100年持続可能な潜水艦工業を創造したい、と語った。彼は言う。「12隻の潜水艦の建造には数十年の時間を必要とする。最後の1隻の潜水艦の建造の時になれば、第1隻目はすでに更新が必要になっている。これは1世紀あるいはもっと長く持続する1つの産業を創造することになるのである。」


 こりゃまた壮大なビジョンをお持ちで。潜水艦建造開始はずいぶん先になるんですね。

11月24日

 フランスメディアも武直-10に低評価を下しているようです。

http://military.china.com/news/02/11078237/20121121/17542022.html


フランスメディア:武直-10と「タイガー」式ヘリを比べると隔たりははなはだ大きい

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「珠海航空展は中国航空工業がその実力を見せる場となった。」)

フランスメディアは、中国初の武装ヘリ武直-10の初の公開飛行は、珠海航空展の重要な時の1つとなった、とする。武直-10という略称の背後には、中国が提示する多くの装備計画の1つが隠されており、その目的は人民解放軍を西側と同等にすることにある。

フランスの「Les Echos」ウェブサイト11月19日の報道によれば、中国当局者はすでにこの機を、アメリカの「アパッチ」攻撃ヘリとロシアのミル-28「Havoc」武装ヘリと肩を並べる、最も良い3種の武装ヘリの1つと評価している。ユーロコプター社の技術者たちはこのため不快感を感じている。何故なら武直-10は、彼らがフランスやドイツの軍隊に装備している「タイガー」式武装ヘリと似た外形を見せているからである。

珠海で力量を見せたのはヘリに限らない。参加者は初めて1機の実物大の中国の武装無人機を見たからである。これに関してはアメリカのゼネラルアトミック社が盗作として訴訟を提起する可能性がある。何故ならこの機は明らかに「プレデター」無人機と非常に似ているからである。

航空展のもう1つのスターは新世代ステルス戦闘機殲-31の精巧で美しい模型である。この機はロッキード・マーティン社のF-35連合攻撃戦闘機の盗作と見られている。

ヘリ、無人機、戦闘機‥‥中国軍の近代化はまさに進行中のようだ。しかし、一体どのように行っているのか? 中国はすでにアメリカと互角となる決心をし、不断に国防予算を増加している。国内総生産に関連する財政投入は依然変わらないのにである。努力はしているが、どんな中国の技術者もまだ彼らの遅れを埋め合わせるにはほど遠い。

ある名前を漏らされることを望まない技術者は、武直-10は見たところ「タイガー」式武装ヘリと似ているが、比較するとその性能はまだはるかに劣っている、と考える。また、技術は決して完備されたものではない。何故ならある軍隊の力量は、理論、知識と反復する探求が相結合して決めるのである。中国は一心に自分たちの力量をデモンストレーションしたがっており、自分たちのウクライナ由来の初の空母の就役を非常に重視している。だが海空領域の完全掌握となれば、完全に別のことである。


 残念ながらちょっと具体性を欠く指摘ですね。

 中国のミサイル関連です。

http://military.china.com/top01/11053250/20121121/17541141.html


中国のマッハ4超の「空母殺し」CM-400AKGミサイル、すでに就役

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「CMー400AKG空対地ミサイル」)

【グローバルネット総合報道】イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」11月21日の報道によれば、パキスタンはすでに新型の高速長射程の航空機から発射するミサイルを装備した。このミサイルはパキスタン空軍の高級官僚によって「空母殺し」と呼ばれている。

このミサイルはCM-400AKGと呼ばれ、中国航空宇宙科学工業集団によって設計、開発され、この前すでに中国航空展でデビューしている。

文章は、CM-400AKGはすでに作戦武器としてパキスタン空軍が装備する「梟竜」戦闘機に搭載されている、とする。「ジェーン」記者のインタビューを受けた時、パキスタン空軍将軍兼「梟竜」プロジェクト副主管Mahmood Khalidは、「CM-400AKGは充分なテストを経て成熟した武器であり、この武器は概念上のものではなくまさに就役している。」とする。彼はさらに、「CM-400AKGは迎撃困難な超高速ミサイルで、マッハ4あるいはより速い速度で目標に対し打撃を実施する。その巨大な衝撃力だけでもう、例えば空母のようないかなる高価値目標をも破壊するのに足りる。」と語った。

このミサイルの公衆の視野への初登場は去年のドバイ航空展でのことだった。当時このミサイルの画像だけが短時間パキスタンの「梟竜」戦闘機のかたわらに置かれ、ミサイルの原型は展示されなかった。当時パキスタン空軍の人員は、このミサイルは中国が生産する新型空対地ミサイルであるとした。しかし、外界はCM-400AKGミサイルはC-802対艦ミサイルから発展してできた派生型に過ぎず、ただしパキスタン空軍の、C-802とCM-400AKGに対する評価には甚だしい隔たりがある、と考えている。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「パキスタンが装備する中国製の梟竜戦闘機」です。)

CM-400AKGミサイルは固体ロケットを動力装置とし、徹甲弾頭と爆破弾頭が装備できる。このミサイルは自主誘導の精密制御誘導武器であり、多種の誘導方式が選択できる。これにはアクティブレーダー誘導や目標識別能力を備えた赤外線誘導が含まれる。パキスタン空軍の消息筋の人物は、CM-400AKGミサイルはデジタル画像によって事前プログラミングができ、したがって目標識別模式下で固定目標に対する高精度の打撃が実施できる、とする。同時に、このミサイルは飛行過程でもレーダー誘導によって新たに目標をロックオンできる。

文章は、CM-400AKGミサイルの射程は180〜250kmで、主に固定目標や例えば空母のような低速運動目標の打撃に用いられる、とする。中国航空宇宙科学工業集団のデータは、CM-400AKGミサイルは発射後一定の高度まで上昇し、その後高速で急降下して目標を打撃することを明らかにしている。パキスタン空軍は、このミサイルの急降下速度は極超音速に達するとする。

中国航空宇宙科学工業集団とパキスタン空軍はいずれもCM-400AKGミサイルを「梟竜」戦闘機に装備する武器とすることになる。現在、およそ36機の「梟竜」戦闘機からなる2個飛行中隊がパキスタン空軍で任務に就いている。パキスタンはすでにこの他に8あるいは9機の「梟竜」を引き渡され、来年第3の中隊を組織することになるとされる。


 パキスタンが攻撃を想定するのは第1にインド空母であり、続いてアメリカ空母だと思われます。もちろんパキスタンが使用可能な中国製兵器は中国自身も使えるはずであり、パキスタンにはやや格落ちの兵器しか供給していない、つまり中国にはより高性能のミサイルがある可能性さえあるでしょう。

 韓国の話題です。

http://military.china.com/news2/03/11078240/20121123/17545885.html


韓国海軍、「玄武-3C」巡航ミサイルを配備 射程は北朝鮮を覆う

(頑住吉注:原ページのここにある1枚目の画像のキャプションです。「『玄武-3C』ミサイルの射程がカバーする範囲の説明図。すでに北朝鮮に限られない。」 続いて2枚目。「韓国の『玄武-3A』巡航ミサイル」)

外国メディアの23日の報道によれば、韓国はすでに駆逐艦への、全く新しい自主研究開発の「玄武-3C」巡航ミサイルの配備を開始した。このミサイルは北朝鮮のいかなるポイントも正確に打撃できる。

韓国軍の消息筋の人物は、この巡航ミサイルの射程の範囲は400kmに達し、北朝鮮の任意の目標を打撃でき、正確度は3m以内である、と話す。韓国はすでに2隻の駆逐艦上に32発の玄武-3C「トマホーク式」巡航ミサイルを配備している。

この消息筋の人物は、巡航ミサイルの配備は韓国が朝鮮半島西海における軍事的存在を強化し、もって北朝鮮に対応する助けになる、とする。

韓国メディアはこの前、北朝鮮は「北方境界線」から60km余りの場所に古岩浦海軍基地を建設した、と報道した。この基地は同時に60隻余りのホバークラフトを停泊させられる。北朝鮮軍のホバークラフト「攻防II」は全長21m、最高速度74〜96km/hとされる。ホバークラフト式戦闘艦は全長34m、前後にそれぞれ57mmおよび30mm機関砲1門を備える。


 画像のように日本の大部分や北京、上海など中国の重要都市も射程に収められています。「韓国、空母を開発へ」なんていうびっくりするようなニュースもありました。

http://military.china.com/cv/news/11079878/20121123/17546339.html

 23日午前、殲-15が初めて着艦に成功‥‥ってこの前のは何だったの。いや今回も本当かどうか分かんないし。

11月25日

 改めて内容紹介します。


殲-15、23日午前に着艦成功、戴明盟が操縦

空母艦載機、午前に着艦成功 飛行員戴明盟が殲-15を操縦して執行 艦・機合同訓練の技術的条件がすでに具備されていることを意味する

中国初の空母の艦載機の訓練が進展したことは外界の関心の焦点となる。本報は、中国空母艦載機殲-15が今日午前「遼寧艦」甲板上に降着し、飛行員戴明盟によって初の着艦に成功したことを知っている。

11月5日、「解放軍報」フロントページと国防報ウェブサイトが中国空母艦載機が触艦起飛したとの情報を公表した(頑住吉注:なんだ、タッチアンドゴーじゃん)。これは着艦機の合同訓練の技術的条件がすでに具備されていることを意味する。

航空専門家で殲-10首席試験飛行員徐勇凌は本報記者に対し触艦起飛の重要な意義を説明し、制動ケーブルへの引っ掛けと減速過程を除けば、触艦起飛の過程は正式な着艦と全く同じだとした(頑住吉注:いやそこが難しいんでしょうが)。

その後、第十八回党大会の期間に中船重工701研究所国家空母工程副総設計師呉暁光は、国の人はもうすぐ中国の艦載機が空母上で降着あるいは発進するのを見ることになり、その時期は今月で、年内の可能性もある、と公言した。

これと同時に、中国初の空母「遼寧艦」は渤海某海域で試験を行っている最中で、これは今年9月の就役以来第2回目の海に出ての試験である。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「中国が自ら研究開発した空母艦載機」です)

艦載機着艦の情報が外界の高度の関心を集めるのは、艦載機なくして空母を真の意味での航空母艦と呼ぶことは難しいからである。軍事専門家は、「『遼寧艦』が艦載実戦機の発着試験飛行を成功裏に完成させてこそ、この艦は真の意味での空母となれるのであり、さもなくば海上の移動プラットフォームとしか評価できない。」と考えている。

徐勇凌は、高度に複雑な空母艦載機システムに関して言えば、初の着艦の難点は主に2つであり、1つは艦載機と空母の関係するシステム人員のマッチング、2つ目は艦載機飛行員にとっての初着艦の巨大な心理的プレッシャーである、と分析する。

制動ケーブルによる着艦と触艦起飛の技術含有量と任務模式の差異は余りにも大きく、このためもし触艦起飛の反復訓練を経ても、艦載機飛行員にとって初着艦は依然チャレンジに満ちたものであると言える。

着艦全体の複雑な過程の中で飛行員に完璧に技術水準を発揮させようというのは現実的でないが、この種の高度に緊張した複雑な任務の段階において、飛行員が大きすぎる錯誤を犯してはならないことが要求され、特に連続して錯誤を犯してはならず、またカギとなる重要な着艦の際の制動ケーブルへの引っ掛けの過程ではいかなる錯誤も許されない。これは飛行員にとってほとんど完成の難しい任務であり、初めての飛行員に関して言えば、彼は絶対の安全という前提の下でできる限り高い質で任務を完成することが必須である。これには飛行員の非常に強い心と絶対的に超高度な技能を必要とする。

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは2ページ目と同じです)

ニュースの延長 初飛行を行った人物

この他本報はさらに、着艦に成功した初の飛行員が戴明盟であることを知った。徐勇凌は、艦載機着艦は完全に飛行員の手動操作頼りであり、増してや全過程が「亜安全状態」にあり、その難度は宇宙飛行士の宇宙での任務よりもはるかに高い、とする。これに応じて、艦載機の空母への初着艦成功の成果と意義も宇宙における行動という突破に比肩し得る。

2006年の「寧波日報」の報道は、戴明盟は東海艦隊の「海空雄鷹団」から来て、かつてある大隊の大隊長の任にあったことを報道した。

戴明盟は軽々しく口をきいたり笑ったりしない人物で、「彼は仕事上問題に遭遇するといつも1人で堪えている。」 結婚して長く、妻の江燕はとっくに言葉と顔色で心の内を見抜く鋭い目を身に着けており、夫のそれぞれの細微な変化は決して彼女の目を逃れることはできない(頑住吉注:以後夫婦の細やかな愛情みたいな描写が続いてますが誰も興味ないと思うんで省略します)。

(頑住吉注:4ページ目)

専門家の素早い評価

艦載機着艦は外国メディアの普遍的関心を引き起こし、いくつかの外国メディアはこのことを材料に新たな「中国脅威論」を誇大宣伝するかもしれない。だが中国空母の発展の道は筋が通って意気盛んなものである。

中国の軍事専門家彭光謙は、中国の核心的利益は侵犯を許さず、中華民族の尊厳は冒涜を許さず、中国の神聖な国土はわずかなものでも全ていかなる人の窃取も許さないが、我々はまた決して空母などの手段を使って他人のわずかな土地も簒奪することはない、とする。


 昨日冒頭を読んでタッチアンドゴーだけかと思ったんですが、やはり着艦したと主張してますね。しかし夫婦の愛情物語みたいなどうでもいいことは詳しく書いてあるのに着艦自体については全く具体性を欠いており、いまいち信用できない感じです。

11月26日

 「遼寧艦への着艦成功」関連です。

http://military.china.com/important/64/20121124/17546762.html


外国メディア、殲-15着艦の噂に関心 中国、アメリカの覇権に挑戦、とする

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国艦載機が艦に搭載される想像図」)

【グローバル時報総合報道】 23日午前、2機の殲-15が「遼寧艦」への着艦に成功したとの情報は中国軍事ウェブサイトやミニブログ上に広く流れ伝わった。この情報は確実なソースが明かされていないが、中国国内外のメディアはこの情報に関心を注ぐ時、比較的高い評価を与え、中国の空母の訓練はすでに段階的成果を取得したと考えている。中国の航空専門家で、国際クラスの殊勲を挙げたテストパイロットである徐勇凌大佐は「グローバル時報」記者に、もしこの情報が事実に属せば、我々の空母の訓練が真の意味での段階的成果を取得したということができる、と教えた。だが、記者が原稿を送る時までに、この情報はまだ中国当局の事実確認を得られていない。

国内軍事ウェブサイトに流れ伝わるこの情報は次のようなものである。23日午前9時前後、2機の中国海軍航空隊の殲-15艦載戦闘機が「遼寧艦」上への着艦に成功し、飛行員は戴明盟ともう1人だった。これは20日の単機の着艦試験に次ぐさらなる一大突破で、中国空母の訓練がすでに真の意味での段階的成果を取得したことを示している。

この情報は迅速に外国メディアの関心を引き起こした。アメリカの「Business Insider」ウェブサイトは23日、「中国空母にマイルストーン的突破が起きる」との題で、中国の殲-15戦闘機が23日「遼寧艦」への着艦に初めて成功した、とした。これは空母を操る上で最も完遂することが難しい技術で、中国が1年もの長きにわたり「遼寧艦」を改造してきた努力が到達したクライマックスをも意味する、という。この報道は、「遼寧艦」は訓練艦となり、中国はここでアメリカ空母の技術と戦略に挑戦する刀の初めての試し斬りを行うのだ、とする。「ずっと噂は、中国は独自にこの他さらに2隻の空母を建造中だ、としているが、今までに証拠は得られていない。」

フランスの国際放送局は、中国の多数のメディアが、殲-15艦載機がすでに「遼寧艦」上への降着に成功したと報道している、とする。中国国防部はまだこの情報を事実と認めておらず、もし認められればすなわち「遼寧艦」が徐々に戦闘力を形成していることを示す。だが、この放送局は、中国の軍事専門家は戦闘機の着艦成功を「中国空母元年の真の印」と形容しているが、アメリカやロシアに追いつくには依然一定の時間を必要とする、と考えている。

ドイツニュース局は23日、「中国空軍戦闘機空母甲板に降着」との題で、中国のジェット戦闘機が初めて成功裏に空母の甲板上に降着した、とした。この戦闘機は「殲-15」で、このことは中国空母の「戦闘力」の輪郭がすでに次第にはっきりしてきていることを意味する。文章はさらに、今回の発着が「スパイによって」暴かれたのか、それとも「故意に漏らした」のかはまだ確認が取れていないが、「中国空母の一挙一動はすでに世界の世論の関心を集めている」とした。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「中国の殲-15艦載機」です)

事実、「遼寧艦」が今月10日に大連港を離れて就役後第2回目の航海試験を開始してから、中国国内外のメディアはずっとこの艦の動向を注視している。香港の英文の「南華朝刊」は今月のやや早い時期に、中船重工701研究所国家空母工程副総設計師呉暁光の話を引用し、「遼寧艦」がもうすぐ実戦降着試験を行い、最も早ければ今月あるいは来月開始だとしていた。当時外界は次々に、「遼寧艦」の今回の航海試験で間もなく艦載機発着試験が行われる可能性が高い、と推測した。この前、中国軍はすでに艦載機が「遼寧艦」上で何度も「通場試験」と「模擬着艦試験」を完成させていることを事実と認めた。

殲-15着艦成功の情報は一部の外国メディアのせわしない動きも引き起こしている。ドイツの週刊誌「明鏡」は、中国は空母以外にもさらに核ミサイルを装備した潜水艦も研究開発中だとした。中国の海上武器は巨大な範疇を含むようで、アメリカに警告しているようだ、という。ドイツニュース台は誇張して、中国空母の正式始動は中国海洋軍事の筋肉を見せ(頑住吉注:「力こぶ」みたいなニュアンスですかね)、あらゆる隣国へのシグナルでもあり、「太平洋の地縁政治はすでに火薬桶となった」とした。

徐勇凌は「グローバル時報」記者に、空母と艦載機に関して言えば、海に出ること、艦がぐるぐる回ること、タッチアンドゴーを行うことは全て何も表さず、制動ケーブルを使っての着艦だけが象徴的性格を持つ事件なのでって、この時こそ我々は空母の訓練が真の意味での段階的成果を取得したということができるのだ、と教えた。彼はさらに、空母艦載機の着艦はかつてロシアを含む多くの国を困らせたことがあるのだ、と説明した。初着艦に関して言えば、飛行員のこの方面の経験はゼロであり、このため彼は事前に繰り返しの「タッチアンドゴー」を行うことによって必要な各種の動作をよく練習することしかできない。この過程で、数か月あるいは1、2年ではなく、数年も必要としてやっとこれらの動作を体の一部分とすることができる。さらに強大な心理的受け入れ能力を加え、艦載機飛行員は以上の特性の結合を必須として、やっと制動ケーブルを使用しての着艦というこのリスクの高い、技術レベルの高い任務を引き受けることができるのである。

23日、「グローバル時報」記者はこの情報に関し中国の関連部門に質問したが、まだコメントは得られていない。


 何度も出てくる「段階的成果」という言葉の意味がいまいち分からんのですが、「同じ段階にとどまらない、次の段階に進む性質の成果」みたいな意味でしょうか。それはさておきこの記事では20日の着艦も事実であり、23日には2機着艦した、としています。しかしそうだとすれば20日の着艦が初の着艦であって、それに比べれば2機着艦したという意義は小さく、ちょっとつじつまが合わないような気もします。

http://military.china.com/important/64/20121125/17547351.html


解放軍報、殲-15着艦の詳細を披露:全部で5名の飛行員がいた

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「殲-15機、スムーズに着艦。胡○氷撮影」 「○」は金偏に「皆」)

本報「遼寧艦」11月25日電 記者 李選清、柳剛の報道:「バン!」 1機のコードナンバー「552」のベージュ色の(頑住吉注:どう見てもまっ黄色ですが)戦闘機が鋭い音を立てて降りてきて、正確に制動ケーブルを引っ掛け、轟音の響く中新たな着艦タイヤ痕が飛行甲板上に「刻」まれた。‥‥渤海某海域において、わが軍初の艦載機飛行員が国産の殲-15機を操縦して「遼寧艦」上で制動ケーブルによる着艦とスキージャンプ発進の試験飛行を行った。この時、わが国初の空母「遼寧艦」の引き渡し、就役から2か月しか経っていなかった。

日光の下、記者は空母の艦橋上に立って見た。殲-15機が着艦ルートに入った後、飛行高度を下げ、平穏に空母へ飛び「抱擁」されようとするのを。

専門家の説明によれば、殲-15機は我が国が自ら研究開発した初の艦載多用途型戦闘機で、完全な自主知的財産権を持ち(頑住吉注:それはないわ)、制空、制海などの作戦任務が執行でき、飛行性能は良好で、多種の正確制御誘導武器が搭載でき、遠距離打撃と昼、夜間作戦能力を具備している。

遠かった轟音が近くなり、殲-15機は下降ルートに入った。高速の中での正確な着艦を確保するため、艦上の将兵も皆これと共に動いた。指揮台、各戦闘配置の班員、指揮員は全神経を集中した。艦尾左舷の、白色のベストを着た着艦指揮員と彼の助手は飛行機の動作の1つ1つの微細な変化を厳密に注視した。甲板下の機制動コンパートメント内では制動班班長が正確に関連のデータをインプットした。甲板上では各種の色のベストを着た(頑住吉注:役割によって色を変えているそうです)保障人員がそれぞれ位置についた‥‥

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「殲-15機の『遼寧艦』上での発進。本報特約記者李 唐撮影」)

艦載機発着は世界的難題であり、「刀の切っ先の上での舞踏」に例えられる。記者はこの前ヘリに乗って乗艦し、300m余りの空中から俯瞰したが、空母全体がまるで大海に漂う葉っぱのようだった。この疾風閃電のような着艦の瞬間がはらむリスク、難度は、その目で見ていなければ想像し難い‥‥時速数百kmの速度で、航行中の空母甲板上で瞬間的に制動ケーブルをフックで引っ掛け、しかも着艦滑走路の長さは陸上の飛行場の滑走路の1/10、幅すら半分にも満たないのである。

艦に接触し、制動ケーブルを引っ掛け、スロットルを押す‥‥殲-15機は平穏に甲板上に停止し、指定位置まで滑走した。エンジンが停止し、飛行員がコックピットを出、記者は進み出てお祝いを言った。「すごい飛行でした!」 飛行員は感動して言った。「私は成功した!」

「遼寧艦」引き渡し、就役後、全艦の将兵は命令をしっかり心に刻み、使命を辱めず、ずば抜けたな成績をもって党の第18回党大会に捧げる訓練活動の展開に没頭した。艦載機の艦への搭載に向けた訓練をめぐり、全艦各部門の各戦闘配置が力量を結集し、困難を克服し、能動的に試験と訓練を有機的に融合させ、テストを訓練に連動させ、訓練をもって試験を保障し、試験、訓練の効率を非常に大きく向上させた。就役以来、全艦で100以上の訓練科目と試験項目が完遂された。

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「殲-15着艦の瞬間」です。)

発進前の各項目のプログラムの検査後、殲-15機は艦上の誘導員のリレーによる誘導の下、発進位置まで滑走した。車止めがセットされ、噴射ガスを偏向させる板が起き、飛行員はスロットルをアフターバーナー状態まで押し、淡い青色の尾部噴射炎がヒューという音をたて、甲板全体を細かく震わせた。「発進!」 「バン」という音だけが聞かれ、車止めが外され、機は全速で艦首のスキージャンプ甲板に突進し、発進指揮官の目の前で鋭い音を立てて発進した‥‥

その後、さらに4名の飛行員が相次いで殲-15機を操縦し、スムーズに「遼寧艦」上での制動ケーブルによる着艦とスキージャンプ発進を成功させた。

これらの飛行員は我が国が自ら養成した初の艦載機飛行員たちである。彼らは新機種、新たな科目、新たな環境、新たな要求に直面し、勇気をもって探求し、苦しい訓練を行い、規律を把握し、あくなき進歩を目指し、高強度の飛行訓練を行い、着艦の飛行方法を探索、固定化し、横風が大きい、見通しが悪い、気流が不安定などの条件下での偏差修正動作の要領をつかみ、スキージャンプ発進、制動ケーブルによる着艦などのカギとなる重要飛行技術における難関を突破したのである。

今回のあらゆる艦載機飛行員の訓練成績は皆、訓練大綱が規定する基準と艦への搭載試験の要求を満たし、初の着艦飛行はいずれも1回で成功した。

(頑住吉注:後のページは画像とキャプションだけで、キャプションはいずれも「殲-15着艦の瞬間」です。)


 飛行員が2人から今度は5人に増殖しているのが気になります。それなら戴明盟をことさらクローズアップする意味がないですしね。

http://military.china.com/news/568/20121125/17547403.html

 ともあれ「遼寧艦」は25日早朝に帰港し、大連造船工場の埠頭に停泊しているということです。

11月27日

 中国戦闘機賞賛とセットということなんでしょうか、日本のF-15戦闘機を馬鹿にするような報道があります。

http://military.china.com/news2/03/11078240/20121124/17547060.html


日本のF-15戦闘機、飛びながら部品を落とす 事故頻発

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「F-15は日本の航空自衛隊の主力戦闘機としてアメリカのパテントを導入して製造された。J、DJ型の2種に分かれ、DJ型は練習機である。」)

【グローバルネット総合報道】 日本の「産経新聞」11月23日の情報によれば、日本の航空自衛隊小松基地が22日に発表した統計データは、2012年4月から10月にこの基地のF-15DJ戦闘機は全部で8回の部品落下事件を発生させた、としている。戦闘機の飛行訓練地点は多くが海上のため、部品が落下した具体的地点は確認できず、今に至るも関連の事故報告は受け取られていない、とされる。

統計によれば、2007年から2011年までの5年間で、日本の空自小松基地は全部で16回の部品落下事件を発生させている。

2011年10月、F-15J型戦闘機に増加タンク落下事故が発生して以後、日本の空自小松基地は関連の公告を定期的に発表すると決定した。その主力機が2012年4月から8月までの間に全部で8つの部品を落下させ、これにナット(重量約14g)およびネジ(重量約3g)が含まれていたことにかんがみ、空自は「今後全面的な点検修理作業を展開し、事故の未然防止効果を達成することを期す」、と表明した。

近年日本の航空自衛隊の主力戦闘機には事故が頻発し、日本のメディアの報道によれば2011年7月、日本の空自のあるF-15J戦闘機が沖縄付近の海域で墜落事故を発生させ、同年10月にはこの空自主力機はまた石川県で燃料タンク落下事故を発生させ、複数の人の負傷をもたらした。これにかんがみて、日本の空自はしばらくF-15J戦闘機の全国における飛行訓練を停止した。しかしF-15J戦闘機が飛行を再開してたった3週間後の2011年11月、また日本の宮崎県内で部品脱落事故が発生した。この他、日本のF-2戦闘機も2007年以来数十回の部品落下事故を起こしている。

F-15J/DJは日本の航空自衛隊の主力戦闘機であり、東海地域の「空中の優勢」を確保する重要な戦力でもある。日本の空自は現在約370機の戦闘機持っており、このうちF-15J/DJの数はすでに半数を超え、およそ223機である。1970年代末期、日本はアメリカから初のF-15、14機を購入した。その後、日本の三菱重工がマグダネルダフラス社のF-15戦闘機生産ラインを導入し、国産を開始した。また日本はこの国産戦闘機の機種名をF-15J/DJと定めた。このようにこの戦闘機の日本の空自にとっての重要性は言うまでもないものである。だが、この戦闘機の就役時間は比較的長いため、多数のF-15J/DJはすでに比較的古く、事故の頻発をもたらしている。


http://military.china.com/news2/03/11078240/20121126/17549349.html


日本の防衛省、F-15J戦闘機の改装性能が基準に達しないため東芝を訴える

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「何年か前から日本の航空自衛隊のF-15J戦闘機にはもはやとっくにかつての面目はなくなっている」)

【グローバルネット総合報道】 日本の「産経新聞」11月26日の報道によれば、日本の防衛省は10月、契約通りの期間に日本の航空自衛隊のF-15J戦闘機改装プロジェクトが完成できていないことをもって、東芝社を法廷に訴え、かつ同社との関連の契約を解除し、同時に東芝に12億円(およそ907.65万人民元に相当)の違約金支払いを要求した。

報道によれば、東芝が2011年7月、防衛省に93億円の契約に基づく金の支払いを要求する訴訟を提起して以後、双方はずっと紛糾状態に陥っている。東芝は、「防衛省の契約解除および違約金支払い要求の件は不当請求に属し、法廷が合理的な判断をされることを希望する」とし、双方の主張を堅持している。

日本の防衛省が明らかにするところによれば、この改装契約の期間は2年で、主に光学、赤外線撮影機能のあるカメラを自衛隊のF-15J戦闘機上に装備し、地上にデータを送るようにするというものである。

日本の防衛省は期日を越えても引き渡しが行われないがゆえに、2011年2月に契約解除を提起し、同年3月には相手方に12億円の違約金の支払いを要求した。一方東芝サイドは、「防衛省の要求追加は契約中に条項がない」ことを理由にその要求を拒絶している。


 「〜辺〜辺」、「〜しながら〜する」という言い回しの馬鹿にしたニュアンスは翻訳不能です。F-15が老朽化していることも、改装がうまく進んでいないことも事実でしょうし、F-35はいつ手に入るのか分からないし、中国がスホーイ-35の導入を決めたように、日本もつなぎの機種の導入を検討すべきかもしれません。

 インド空母関連、これも2つです。

http://military.china.com/news2/569/20121126/17549128.html


インドの「ヴィックラマディヤ」号空母、2013年7月に再度航海試験

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インド海軍の「ヴィックラマディヤ」号空母の運命は山あり谷ありと言うべきである!」)

中国国防科学技術情報ネットの報道によれば、インド海軍の「ヴィックラマディヤ」(INS Vikramaditya)号空母は2013年7月に再度航海試験を開始する。関係者が明らかにするところによれば、この航海試験は7月3日に開始され、2か月続くことになる。

以前の計画によれば、この空母は2012年12月4日にインド海軍に引き渡されることになっていたが、今年9月の航海試験中に多くの欠陥が暴露された。

ロシアとインドは当初2004年に契約に署名し、インド海軍のためにこの空母をグレードアップし、契約の金額は7.5億アメリカドルで、2008年にこの空母をインドに引き渡す計画だった。だが引渡し期日はグレードアップ作業量の増加につれて何度も遅延を余儀なくされ、契約の金額も現在23億アメリカドルまで高騰している。

「ヴィックラマディヤ」号空母はすでにSevmash船工場で大規模な改装作業が完成しており、「ミグ-29」戦闘機が配備されることになる。


http://military.china.com/news2/569/20121126/17548230.html


インド国産空母の工期遅延 建造コストは32.7億アメリカドルまで高騰

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インドが購入した『ヴィックラマディヤ』号空母も遅々として引き渡され得ていない。上の画像は同艦の想像図」)

東方ネット11月26日の情報:ロシア戦略・技術分析センターウェブサイト11月23日の報道によれば、インドのNDTVテレビ局は11月20日、インド国防省はすでに政府に申請を提出し、追加の200億ルピー(約3.63億アメリカドルに相当)の支給を要求し、国産空母第1段階の建造費用の超過部分への支払いに充てることを決定した、と明らかにした。

空母建造資金追加申請決定は国防大臣アンソニーが11月20日に主催して招集、開催した国産空母建造過程討論会でなされた。インド初の国産空母の標準排水量は4万トンで、「ヴィクラント」号と命名される見込みで、2008年からコーチン造船工場で建造が開始され今に至り、工期は再三遅延している。アンソニーはこの前インド議会で、国産空母建造過程は大幅に遅延し、空母の完成時期は2018年より早くはならず、当初計画された2014年ではない、とした。11月20日に召集開催された特定テーマ討論会では、インド国防大臣はコーチン造船工場に、空母が一体いつになったらやっと海軍に引き渡され使用できるのか、明確に指し示すよう要求した。

インドの消息筋の人物はNDTVテレビ局に、2003年の予算と当時のレートに基づき、インド国産空母の第1段階の建造費用は当初320億ルピーと計画され、これはおよそ7億アメリカドルに相当する、と漏らした。工期の大幅遅延は空母の建造コストの大幅上昇をもたらし、現在インド国産空母建造の総費用は1400〜1800億ルピーにまで高騰する見込みで、これはおよそ25.4〜32.7億アメリカドルに相当する。

工程計画によれば、コーチン造船工場は国産空母第1段階建造の中で多くの作業を完成させ、船体重量は1.8万トンに達するはずだった。だが今までに「ヴィクラント」号空母の船体重量は1.4万トンにしかなっていない。また、建造中の空母の船体は2011年12月、他の商業船舶の建造に場所を譲るため、臨時にコーチン造船工場のドライドックから引き出された。事前の手配によれば、空母の船体は本来今年前半にドックに戻って建造が継続されるはずだったが、この空母は今に至るも依然外で漂泊し、遅々として工場に戻れていない。


 中古品を改装した「ヴィックラマディヤ」と国産空母のコストを比べると、前者では例えば「遼寧艦」が設計の古さゆえに電力供給が大きな問題になっているというのと同様の問題が生じるおそれがあり、新品を自分で建造した方がいいような気がしますが、ちゃんと完成しないんでは話になりません。どうも全体的にインドからは中国に比べ真剣度、熱意が伝わってきません。

11月28日

 殲-15着艦のディテールを分析した画像集です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2012-11-27/210335_2273238.htm


驚き! 着艦の10大ディテールが軽視された

552号殲-15着艦後に撮影された画像。日光から見て午前8時前後に違いない。

殲-15が遼寧号に着艦したとのニュースの中には10のディテールが隠されており、多くの人に軽視された!今我々が細かく指摘しよう。

(頑住吉注:2ページ目)553号殲-15着艦後に撮影された画像。日光から見て昼近くに違いない。

第1に、1号と2号の発進状況はきっと検証されたはずだ。さもなければ5機の必要はない。加えて第1機目に降着した552の日光を見ると、当時は朝8時前だったはずで、一方552の発進時はすでに昼近く、この間に着艦、帰位(頑住吉注:ホーミング?)、検査、給油し、発進位置について準備し、発進し、この間が3〜4時間というのはちょうど合っている。残る3機の特殊試験は午後に行われたに違いない。

(頑住吉注:3ページ目)552号機の特殊なピトー管の特写

第2に、この日飛んだのは全てテスト機であり、このうち機関砲前方にさらに発着専用の特製ピトー管(発着の際、14度前後の仰角の時水平に前を向く)を持つものがあり、これは初めて見るものであって、絶対に艦への搭載テスト専用である。

(頑住吉注:4ページ目は3ページ目と同じキャプションのみ。5ページ目)553号機の特殊センサー

第3に、553の右側空気取り入れルート下に特殊なセンサーがあり、552にはない。このことは2機の飛行機の試験飛行が異なる任務を帯びていたことを示し、これはデータ収集のためである。

(頑住吉注:6、7ページ目は5ページ目と同じキャプションのみ。8ページ目は「552号機の下方には特殊センサーはない」とのキャプションのみ。9ページ目)552号機、第2本目の制動ケーブルを引っ掛ける

第4に、552号着艦の位置は第2本目の制動ケーブルであり、一方553の着艦は第4本目の制動ケーブルである。何故こんな状況が出現したのか? ある、すでに着陸の技巧の苦しい訓練を2年経ているPLAスーパークラスの飛行員は次のように言う。「私は緊張によるミスが生じたというのはあり得ないと思う。特殊なテスト任務がそこにあったに違いない。1度に5機が上がったのは、1方においては任務が緊急だったこと、他方においては陸上の試験がすでに非常に充足しており、海上は最終テストだったことを示している!」

(頑住吉注:10ページ目は「553号機は第4本目の制動ケーブルを引っ掛けている」とのキャプションのみ、11ページ目)当日の甲板上には2機の殲-15しか停まっていない

第5に、報道は5機が上がってそれぞれ1回成功したとしているが、552と553のみ明らかにされ、他には報道はない。(頑住吉注:スラングらしきものが使われしばらく意味不明)だが、これは艦載機発進重量に関わるトップシークレットであるため、他の3機の状況は明るみに出ていないのだ、としか説明できない。

(頑住吉注:12ページ目)艦載機、3号位置で発進を待つ

第6に、552と553は3号位置からのみ発進している。発進離艦のスムーズな状況から見て、殲-15には剰余の上昇力がある。このことはこの機の満載での発進能力に非常に見るべきものがあることを説明している(頑住吉注:もっと後ろから滑走することもできた、ということでしょうか)。

(頑住吉注:13ページ目)尾部フックと甲板が擦れて出た白煙

第7に、尾部フックと甲板の摩擦の瞬間に多くの煙が生じているが、いかなる火花も見られない。このことは滑走路表面の耐高温塗料がテストをパスしていることを説明する。

(頑住吉注:14ページ目は13ページ目と同じ。15ページ目)艦載機発着指揮作業担当人員は全て2人1組

第8に、それぞれのポストに全て少なくとも2人いて、1人は師匠、1人は弟子であり、一方においては相互にバックアップし、他方においては1つの艦に2つの隊があって、見たところ解放軍は2つの隊に同時に戦闘力を形成させようとしているようだ。この実験プラットフォームは中国海軍の新たな黄埔軍学校でもある! 将来会って挨拶する時はいつもこう言うことになる。我々は遼寧艦X期学員です!

(頑住吉注:16ページ目)遼寧艦甲板上に余分なロープ、ポールが装備されているだけでなく、さらに作業人員がしっかりと殲-15を囲んで近付かせないことが必須である

第9に、遼寧艦上で最も雷人(頑住吉注:スラングなのか意味不明です。文脈から言って「人を驚かせる」ような意味でしょうか)なのは、人を並ばせるのに使うアルミ合金製の排隊拉縄(頑住吉注:現物は知ってるんですが名前を知りません。画像を見れば多くの人には分かると思いますが、複数のポール間にロープを張って人の列や流れを規制するやつです)である。艦上は誰もが忙しく、こんなおもちゃは純然と余計なものに属する。唯一の解釈は艦上に満ちて混乱状態の記者が機を傷つけないようにすることである。

(頑住吉注:17ページ目)艦載機固定用鉄製チェーンの特写

(頑住吉注:これもスラングか何か使われており訳すことができませんが、機を固定するチェーンの色が最も「萌え」なピンクだというような内容で、全然重要じゃないのは確かです)


 あまりに意味不明な部分が多いんで紹介するのを止めようかとも思ったんですが、特殊な角度の付いたピトー管、センサーの有無など一定の意味のある部分も含むのであえて紹介しました。

11月29日

 「遼寧艦」の制動ケーブルに関する中国の主張です。

http://military.china.com/important/64/20121126/17547893.html


軍事メディア:中国空母の制動ケーブルは自ら研究開発したもの すでに複数セットが製造されている

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「艦載機の初めての制動による着艦試験 胡○氷撮影」 ○は金偏に「皆」)

艦載機の「生命線」‥‥空母艦載機の「制動ケーブル」誕生記

戦闘機が超低空飛行で甲板に向かってくる音はどんどん大きくなり、遼寧艦の制動機作業室内の将兵と軍代表たちは息を殺し精神を集中し、静かに今回の手に汗握る艦載機の実際の着艦試験を待った。

第2の制動機が猛然と轟音を鳴らし、海軍装備部某軍代室総代表(頑住吉注:軍組織や役職名についてよく分からないので簡体字を日本で使う漢字に直すだけにします)韓旗眼は計器を見ながら素早く身を翻し、迅速に事前の定量値を抵達し(頑住吉注:辞書には「到着する」というような意味しか載っておらず文脈に合いません。「インプット」でしょうか)、高鳴る心臓はまるで胸から飛び出しそうだった。

身は甲板の下にあって着艦の全過程を見ることはできなかったが、無数の回数模擬試験を行ったデータに照らして見れば、我が国初の艦載機の制動着艦試験はすでに満足な成功を得ていた!

成功した! 軍代表たちは汗と涙を拭って工程技術人員と長時間抱き合った!

成功した! 科研団隊の怠らぬ奮闘は人民海軍の質が変化するこの一瞬を目撃した!

艦載機なき空母は牙の欠けた猛獣のようなものだ。甲板後部の制動ケーブル装置の作用は最短の時間と距離内で艦載機が高速で着艦する運動エネルギーを吸収することである。

乗客200人前後を乗せた民間旅客機の緩慢な着陸時の標準着陸距離は1,700mである。一方空母甲板に残された高速の艦載機の着艦距離は200mに満たない。茫々たる大海の上で艦載機は高速から制動されて停止するのであり、制動ケーブルは艦載機の「生命線」の名に恥じない。

艦載機の尾部フックが制動ケーブルに引っ掛かりはじめてから飛行機の停止までの全時間は2〜3秒しかない。陸上基地への着陸時、緩慢に減速して水平飛行できるのとは大違いで、艦載機の着艦時は加速が必須である。ひとたび制動ケーブル用の尾部フックが艦載機を引っ掛けて止められなかったら、素早く引き起こして逃げられることが必須なのである。

このため艦載機の着艦の、甲板の制動装置に対する要求は極めて高く、世界の発達した国家は1つの例外もなくこれに対し厳格な管理コントロール、封鎖を加え、このため中国空母の制動設備の真実性に疑問を呈する言論が当然耳から絶えなかった。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「殲-15の尾部フックが制動ケーブルを引っ掛けた瞬間」です。)

空母プロジェクトに着手されると同時に制動ケーブル装置を研究開発し管理の下製造するという重任が、海軍装備部某軍代表室に下達された。制動装置は機械、電気、液圧など多くの高度な新技術に関わり、巨大にして複雑な大工程である。国内技術の空白区に直面し、薛紅軍、趙博などの軍代表は専門分野をまたいで学習し、知識、技能に関する大規模な重要問題への取り組みを展開し、業務に関する技能はどんどん国内の専門家を括目して見させるようになった。

制動ケーブルは艦載機尾部フックの衝撃力と制動力を直接受け入れる必要がある。また比較的高い抗疲労連続作動性能を具備する必要がある。硬度と強靱性の要求は、制動ケーブルの材質技術に対し過酷な要求を提出する。特殊材料技術人材の欠乏に直面し、軍代表室は「私が所有するためではないが、私が使用するため」という考え方で、国内の3名の専門家に、現場の品質管理コントロールを行う助けを求めた。

矛を交えてこそより良く解け合うことができる。第3セットの制動機システム(頑住吉注:太字にしてあるのはタイトルの「すでに複数セットが製造されている」に対応するためと思われます)の出荷試験時、某軍代表室副総代表黄一民は気付いた。滑車緩衝システムの復帰時にわずかな停頓現象があると。彼は直ちに徹底的な原因調査を要求した。

当時装備の引き渡し期日は非常に差し迫っていた。工場の技術人員には繰り返される調査に抵抗感があった。いかなる異常現象も見逃さず、いかなる潜在的リスクも留め置かないという品質管理原則に基づき、黄一民は油圧シリンダーを工場に戻して新たに検証試験を行う態度を堅持し、最終的に液圧システムの油圧シリンダーに鉄屑が残っていることに気付いた。もし遅れず発見、排除しなかったら、危険は制動システムの安全に及んでいた。

艦載機の制動原理は極めて簡単のように見えるが、その技術は非常に難しいものである。例えばその中の、構造が独特な制動ケーブル支持システムは、制動ケーブルを指定の高さに上昇させ、もって機が滑走して過ぎた後に上昇して艦載機の尾部フックに引っ掛かりやすくする装置である。高すぎて戦闘機の両脚にからみついて偏向をもたらしてもいけないし、戦闘機の尾部フックをしっかり引き留めて機を停止させることも必須である。千百回の磨り合わせ試験の中で、軍代表室はやっと性能の安定した制動装備を艦に搭載、装着することに成功したのである。

新装備の研究開発は不断に難関を攻略し困難に打ち勝つことであり、軍、研究所の協力、連合による重要問題への取り組みはすでに難関を取り除く利器となっている。艦載機の初着艦試験が満足な成功を収めると共に、何代かの海軍軍代表の夢はついに実現した。彼らの幸福そうな笑顔の内には、次の新たなる目標到達への渇望が隠されているのである。


 感動的な文章にしようと努力しているのは分かりますが、中国がこのシステムをゼロから独自に開発して実用段階まで持って行ったとはちょっと考えられず、中国にこれをもたらしたのはスウェーデンであるという説、ブラジルであるという説などがあります。

11月30日

 日本のF-15関連でもう少し詳しい記事がありました。

http://military.china.com/news2/569/20121128/17553441.html


F-15の改装基準に達せず 日本の唯一の空中偵察部隊、使用できる機なし

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「改装F-15Jは老化に耐えられないRF-4E偵察機とできる限り早く交換するためのものだったが、東芝社は日本防衛省の大事をダメにした」)

センサー、作戦要求に符合せず 自衛隊、あるいは「偵察の目」を失うか

日本の防衛省、東芝を法廷に告訴

【グローバル時報特約記者 金凱】 日本の防衛省は東芝社が要求通り航空自衛隊のF-15J戦闘機を偵察機に改装できていないことにより同社を法廷に訴え、日本の歴史上稀に見る訴訟騒ぎが起こることになる。台湾の「アジア太平洋安全保障業務」誌最新刊は、この紛糾の航空自衛隊に対するさらに深刻な影響は、「日本の目」の名で知られる百里航空隊を「使用できる機なし」にすることであり、この日本唯一の空中偵察部隊は「絶後」の危機に直面している、と紹介している。

「アジア太平洋安全保障業務」誌は、2007年に防衛省は「偵察機勤務交代」の必要による入札を発表し、民間メーカーにF-15J戦闘機のRF-15戦術偵察機への改装のための入札への参加を呼びかけた。トライアルを経て、東芝が123億円の最低価格で入札に勝利し、F-15JのためのJ/USD-1光学および赤外線成像センサー研究開発の責任を負った。これは偵察画像をリアルタイムで転送する機能を備え、「撮影と見ることの一体化」ができるものである。楽観的な防衛省はさらに三菱重工とF-15Jの機体の改装契約に署名し、一切は東芝製品の機への搭載を待つだけだった。だが思いがけないことに2010年、東芝は開発中にセンサーとF-15J機体の集成上の難題に遭遇し、防衛省に向け引き渡し延期申請を提出するしかなかった。

去年2月になって防衛省は突然解約を宣言した。理由は東芝が提供するセンサーのサンプル品が高温および低温環境下でいずれも基準に達しなかったことで、東芝に12億円の違約金支払いを要求した。東芝は去年7月に防衛省の契約違反につき逆に訴えた。理由は相手方が成像機材の極端な気象環境での使用要求を契約内に書いていなかったことで、防衛省に契約通り自社がすでに投入した93億円を支払うよう要求した。火に油を注いだのは、F-15Jの機体の改造を受託した三菱重工がすでに任務を完成させ、防衛省がまさに東芝にこの金額63億円の契約の勘定支払いを要求することを考慮したことだった。

報道は言う。東芝と防衛省はこの訴訟提起においていずれも誤りを犯している。東芝は軍用センサー領域で指導的地位にあり、日本の81、91、03式地対空ミサイルの誘導弾頭などの装置は全て同社による一社独占である。まさに偵察、情報収集技術方面の自信から、東芝は戦闘機の光学/赤外線成像センサー開発に問題はないと考えた。一方防衛省も、当然に東芝しかこのプロジェクトは引き受けられないのだと考えた。そこで双方が相手方のことを「全て分かっている」と思っている状況下で契約したのであり、このプロジェクトには明らかに先天的な不足があった。

さらにまずかったのは、防衛省がRF-15Jを改装する目的が、深刻に老朽化しているRF-4E戦術偵察機の更新だったことだ。今防衛省と東芝の紛糾は司法部門を交えることで解決できるが、航空自衛隊の偵察機世代交代問題は「答えなし」になった。RF-4Eは就役して30年を越え、しかも自衛隊は最近高強度の出動で周辺の動態を偵察しており、機体構造の深刻な老化がもたらされ、退役はすでに目前に迫っている。今RF-15E偵察機は「はかない夢」となり、日本は希望を将来導入されるRQ-4「グローバルホーク」無人偵察機に託すしかない。だが「グローバルホーク」は本当に高価すぎまた精密すぎ、RF-4Eの役割に全面的に取って代わることは全くできない。「アジア太平洋安全保障業務」誌は、防衛省はRF-15Jプロジェクトで余りにも多くの時間を浪費し、同時に日本経済は不景気で、防衛予算は逼迫し、性能とコストの考慮に基づき、日本の戦術偵察機はおそらく「絶後」とならざるを得ない、とする。


 契約に明記してなくても用途からして高空を飛ぶ際の低温や真夏の直射日光の下での高温に問題なく耐える必要があるのは分かり切ったことだと思うんですが。そもそもF-15自体かなり古くなってますし、外国から適当な偵察機を買うわけにはいかんのでしょうかね。

 インドの戦車についてです。

http://military.china.com/news/02/11078237/20121127/17550284.html


インド軍、中印国境にロシア製最新型メインバトルタンク配備を計画

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシア製のT-90MSメインバトルタンク」 いやロシア戦車独特のデザインの味がほとんど消えてますね)

【グローバルネット総合報道】 ロシア軍事工業総合体ウェブサイト11月26日の報道によれば、インド陸軍は現在国産「アージュン」メインバトルタンクに対するテスト作業の遅れを考慮し、より多くのロシア製T-90MS戦車を調達することもできると考慮している。

インド陸軍は354両の最新型T-90MSメインバトルタンクを調達し、中国との国境地域の6つの戦車隊(2個戦車旅団と1個山地突撃軍団)への装備に用いる、とされる。

インド軍の計画によれば、パキスタンサイドに照準を合わせて配備するのは1,657両のT-90Sと2,414両のT-72である。この他、インド陸軍はさらに少なくとも124両の国産「アージュン」メインバトルタンクを調達することになる(今後さらに118両追加調達する可能性がある)。

インド国防研究・発展組織はかつて、「アージュン」の試験中のパフォーマンスはロシア製T-90より優れている、と言明したが、インド陸軍はこの重量60トンの国産戦車はパンジャブ、カシミールなどの地域の砂漠地帯における作戦には適していないと考え、このためその配備規模に影響することになる。このことは、「アージュン」戦車は今後4〜6個戦車連隊の装備にしか用いることができない可能性があることを意味している。

T-90MSはインド陸軍で現役のT-90S戦車の最新改良型である。ロシアサイドが発表するデータによれば、T-90MSはインド北部の寒冷な山岳地域での作戦執行に非常に適すると考えられる。これに比べ、インド国産の「アージュン」は気温が比較的高い諸地域での就役により適していると言える(以前のある情報は、T-90Sは高温の地域において故障が頻発するとしていた)。

あるインド陸軍戦車部隊出身の指揮官は、T-90MSは中国との国境地域への配備に非常に適しており、一方高温の諸地域では「アージュン」を用いてロシア製T-90Sに取って代わらせるべきである、と指摘する。

T-90MS戦車はロシアで最も先進的な「カリーナ」火力コントロールシステムを装備し、目標を自動的に追跡でき、静止状態および行進中、随時に遠距離で、戦車に脅威をもたらす生体戦力を打撃でき、また来襲する対戦車ミサイルを迎撃できる。この他、T-90MSにはさらに「ホークアイ」型車長周視照準具と赤外線夜視機など近代化された照準装備が配備されている。

T-90MSの防御性能も顕著に向上している。ロシアサイドの説明によれば、この戦車の砲塔と車体正面にはロシア鋼鉄研究所が研究開発した新型反応装甲モジュールが装備されている。この反応装甲の内部には新型の4S23爆破薬箱が採用され、運動エネルギー徹甲弾と化学エネルギー穿甲弾に対抗する能力を兼ね備えている。この反応装甲モジュールの追加装備後、T-90MSの運動エネルギー徹甲弾に対する防御能力は約1.5倍に向上し、タンデム成形炸薬弾頭を含む化学エネルギー穿甲弾に対抗する防御能力は約2倍に向上し、防御機能は明らかに1世代前のKー5反応装甲より優れている。同時に、T-90MSはさらにT-90初期型の、装弾機ターレット付近の、発射を待つ弾薬の貯蔵位置をなくし、砲塔尾部コンパートメントを砲弾貯蔵室に改造し、もってロシア式戦車によく見られる、命中弾を受けた後弾薬が爆発して戦車が完全に破壊される問題を避けている。

T-90MSは出力1,130馬力のディーゼルエンジン1台を装備している。この他、さらに柴電動力装置(頑住吉注:潜水艦のディーゼル・電池動力と同じ語ですが完全に同じ性質のものかは分かりません)1台を装備し、戦車の静止状態における電力供給の保障に用い、燃料消耗を減らし、また車体の赤外線輻射特性を下げている。


 最近パスポートがらみで話題になりましたが中国とインドには国境問題があり、最近インドは戦車だけでなく中国との国境に近い場所の戦闘機戦力も強化しているようです。もちろん宿敵パキスタンとも緊張状態にあり、パキスタンも中国製の戦車を装備しています。中国の戦車もロシア製戦車から発展したもので、中国はすでにロシア製を超えていると主張していますが、実際のところはかなり疑わしいです。












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