コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその199

9月19日

 今日も朝鮮半島関連です。

http://military.china.com/news2/569/20160913/23537070.html


韓国軍、珍しく「平壌を夷平する」と放言 繰り返し斬首行動に言及 (頑住吉注:「夷平」は通常さら地にするみたいな意味らしいですがここでは徹底的に破壊するということでしょう。)

【グローバル軍事9月13日の報道 グローバル時報駐韓国特約記者 王偉】 北朝鮮が連続して弾道ミサイルと核兵器領域で突破を取得したことは、ついに韓国に忍耐心を失わせた。韓国軍は11日北朝鮮に照準を合わせた「大規模懲罰報復作戦計画」を正式に発表し、甚だしきに至っては「もし北朝鮮が核兵器を使用したら、平壌は地図上から消失することになる」と言明した。韓国メディアは12日さらに詳細に韓米方面が北朝鮮に対し発動を準備する大規模打撃の多種の方案を紹介した。

空中打撃が主力

韓国KBSテレビ局は12日報道し、北朝鮮が第5回核実験を行ったことに対し、韓国軍は正式に「大規模懲罰報復作戦計画」(略称「KMPR作戦計画」)を発表し、核心的打撃目標は北朝鮮最高指導者である金正恩に他ならない、とした。韓国軍は、もし米軍が2011年に「アルカイダ」組織の頭目であるビン ラディンを排除したように金正恩を排除することができたら、都合良く北朝鮮の「挑発の望み」を抑止できると考えている。

韓国軍の対北朝鮮作戦方案の中では、空中打撃が首位にランクされている。韓国軍は「緊急状況」発生時には、平壌の金正恩執務地点、専用機、専用列車などを中心に、「玄武-3」巡航ミサイルや「タウルス」空対地ミサイルを使用し、平壌の何十kmかの範囲を平地にならす計画である。「もし金正恩が地下施設内に身を隠したら、専用の地下掩体を打撃する地面貫通爆弾GBU-28や正確制御誘導爆弾「JDAM」を使用して徹底した破壊を行う。」 韓国軍関係者は、「もし北朝鮮が核兵器を使用する兆しを発見したら、平壌を徹底して地図上から抹殺することになるだろう。」とする。

韓国連合通信社は12日、空中打撃の成功率を高めるため、韓国軍は20機のF-35ステルス戦闘機を追加購入し、もって平壌の密集した防空網を突破することを考慮する、とした。韓国軍は、北朝鮮に核兵器使用の兆しが出現した時、単にKMPR作戦計画に頼ったのでは一定の限界があり、さらに平壌に対し直接突入しての「斬首行動」を実施する必要がある、と考える。そして平壌の防空網を突破して長躯直接突入して正確打撃を実施できるものとして、F-35ステルス戦闘機以上のものはない。この前韓国軍はすでに40機のF-35戦闘機の購入を決定し、かつ2018〜2021年に就役することになる。F-35の内部武器コンパートメントは2発の「JDAM」正確制御誘導爆弾と2発のAIM-120C空対空ミサイルが搭載でき、レーダーの探知計測をかわして平壌に潜入し北朝鮮首脳機関を殲滅することができる。

だが報道は、北朝鮮方面にもこれに対しすでにとっくに防備があることを認めている。F-35の侵入に防備するため、北朝鮮は最近多種のレーダーシステムを輸入し、不断に低キャッチ確率レーダー、ブロードバンドレーダー、FHSSなどの新技術を採用している。現在北朝鮮軍は平壌周辺に水も漏らさぬ防空網を構築済みで、これには射程260〜300kmのSA-5対空ミサイル、射程48kmのSA-2対空ミサイル、射程35kmのSA-3対空ミサイル、射程4kmのSA-7対空ミサイル、射程4.5kmのSA-16対空ミサイル、射程5kmのSA-18対空ミサイルおよび各種の高射砲が含まれる。

多重の手段が「斬首行動」を支持

韓国の「東亜日報」は12日、韓国軍がKMPR作戦計画を制定したのは、構築中の「キルチェーン」システムや韓国型ミサイル防衛システムが決して完全には北朝鮮の核ミサイルの脅威に対応できないからに他ならない、とした。北朝鮮は現在800カ所あまりに核施設があり、加えて至るところに偽目標を配置し、このため韓米は現有の情報条件に頼ったのでは、北朝鮮のこうした目標を完全に殲滅することが全くできない。また、北朝鮮はさらに移動式ミサイル発射車や潜水艦発射ミサイルを持ち、韓米が随時こうした目標に対し監視を実施することは不可能である。報道は、ひとたび北朝鮮が多くのミサイルを一斉射撃したら、北朝鮮の核ミサイルは韓国の大都市で起爆し、数十万人死傷の巨大な災難をもたらす可能性がある、とする。このため韓国軍は、北朝鮮の大量の核ミサイル目標に対し空襲を実施することに比べ、「斬首行動」はより有効であり、「ひとたび北朝鮮最高指導者や軍上層部が排除されたら、北朝鮮の国家機能は麻痺に陥り、韓国に対する軍事的脅威は消失することになる」と考えている。

韓国連合通信社は、KMPR作戦計画執行時は、空軍の実戦機が出動する他、さらに反応速度が速く、迎撃され難いミサイルに頼り、「大量の弾道ミサイルと巡航ミサイルを用い、北朝鮮軍最高指揮部所在地あるいは身を隠す可能性がある区域を夷平する」とする。この計画によれば、韓国のミサイル庫内の弾薬は根こそぎ出動を準備し、これには射程300〜800kmの「玄武-2」系列弾道ミサイル、射程1,000kmの「玄武-3」巡航ミサイル、射程300kmの地対地ミサイルなどが含まれ、総数は1,000発以上に達する。

(頑住吉注:)これより2ページ目

韓国軍はさらに越境して北朝鮮軍指揮部に対し奇襲が実施できる特戦部隊を建設し、この部隊は任務設計も武器システムも全て米軍最精鋭特殊部隊の1つである第75レンジャーを参照する、とされる。第75レンジャーはかつてイラクおよびアフガニスタン戦争の中で多くのテロ分子を射殺しあるいは生け捕りにしたことがある。

アメリカの「核の保護傘」の助けを借りる

韓国連合通信社は、ひとたび韓国軍が北朝鮮の核攻撃を受けるだろうと判断した時には、まず独自に越境しての飽和ミサイル攻撃を行い、もし北朝鮮の反撃に遭ったら、アメリカの核の保護傘に希望を託す、とする。駐韓米軍は12日、グアム島に駐屯するB-1B戦略爆撃機を出動させ13日に朝鮮半島に行かせて北朝鮮に対し圧力をかける、とした。「東亜日報」は12日、「これは北朝鮮の核の挑発に対する強烈な警告である」とした。現在米軍はグアム島に同時にB-52、B-1B、B-2という3種の戦略爆撃機を配備している。ある韓国軍当局者は、「まだ研究中のもう1つの方案はグアム島基地に配備している2機種以上の戦略爆撃機を韓国に派遣し、北朝鮮の指揮部や核、ミサイル基地に対し打撃を行う演習を実施することだ。」と明らかにした。また韓米合同海上演習が来月10日から15日まで行われ、アメリカの「レーガン」号空母は韓国海軍と共に北朝鮮指揮部や核基地に対し正確打撃を行う演習を計画している。

アメリカが改めて韓国に戦術核兵器を配備するようアピールする人がいることに対し、韓国の「中央日報」は12日、「もし戦術核兵器を導入し朝鮮半島に配備したら、北朝鮮が核兵器を持つことを認めたに等しく、このため戦術核兵器の改めての配備はあり得ない、」とした。


 やはり「核兵器を使用する兆しを発見」というのがいまいちよく分からないです。基本的にミサイルが着弾するまで核弾頭か通常弾頭かは判別できないでしょうし、海に向けてのミサイル試射か自国に向けてのガチの攻撃かも確実には判断できないでしょう。となれば怪しい時に必要以上の「反撃」を受ける可能性が高くなると思われますが、まあそれは自業自得ということですかね。

9月20日

 中国の新兵器関連です。

http://military.china.com/jctp/11172988/20160919/23582725.html


中国の衛士-43巡飛ロケット弾、ロシアの安全保障業務展に姿を現す

画像の詳しい情報 :

最近、ロシアの軍事武器展で、中国航空宇宙科学技術集団が「衛士-43」巡飛ロケット弾を展示した。

第10回珠海航空展が 11日開幕した。今回の航空展のハイライトはあまりにも多く、このためいくつかの新型武器や作戦概念が軽視される感覚がある結果をもたらす。今日ある作戦理念が新しくて珍しい武器が記者の注意をひきつけた。それは外形が独特なだけでなく、しかも作戦理念が先進的で、目からうろこが落ちる感覚にさせる。この武器は中国航空宇宙科学技術集団のWS-43巡飛ロケット弾である。

WS-43巡飛ロケット弾は普通のロケット弾との差異が非常に大きく、その場の専門家がこのロケット弾の性能を語り終えた時、記者はすでに瞠目して舌を巻き、何度も繰り返してこの作戦理念の先進ぶりを称賛した。それには一体どんな 独自に到達したところがあって人をこのように驚き不思議がらせるのだろうか。

まずWS-43ロケット弾の外見は非常にユニークで、尾部に非常に顕著なロケットブースターが一台あり、本体には飛行翼が付属している。その場の専門家は現在の作戦は全て体系化された作戦であり、彼らのこのWS-43巡飛ロケット弾の作戦理念はネットワーク化された巡飛作戦である、とした。WS-43ロケット弾はこの製品という核心をベースとする体系化された作戦の一つの最も重要なカギたる部分である。

WS-43ロケット弾は巡飛弾と呼び、無人機に似た形式の飛行、旋回ができるが、またロケット弾同様打撃を行うことができる。その機能は比較的多く、その頭部には赤外線誘導弾頭が付属しているため、偵察も実現できるし、またいくつかのデリケートな目標に対し打撃を行うことができ、同時にそれがさらに火力を呼び出す機能を持つ。それが重要な目標を見ると、目標の差異を根拠に、異なる火力を呼び出すことによって攻撃を行うことができる。その機能は豊富なので、いくつかの価値の高い目標が実現したが、すぐに消失したら、それが自ら打撃を行うことができる。このようにすれば体系作戦一体化の打撃効果を形成することができる。


 何度も使えるはずの偵察機能や他の火力を呼び出すなどの通信機能を使い捨てのロケット弾に持たせることのトータルでのコストパフォーマンスがどうなのかよく分かりませんが。

 中国の宇宙技術関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20160917/23566106.html


ロシアメディア:中国の宇宙発射の信頼度は米ロより高い だが依然欠陥がある

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「全体的に見て、近年来の中国宇宙機材発射の信頼指数はロシアやアメリカより高い」)

ロシア衛星ネット9月16日の報道によれば、今週木曜日に中国は第2の「天宮-2号」宇宙実験室を発射した。ロシアの軍事専門家であるワシーリ コーシンはわざわざ「天宮-2号」の発射状況を紹介した。

第1の軌道モジュール天宮-1号も宇宙飛行士の軌道上における短時間逗留を実現できるものの、「天宮-1号」の任務は各種の状況下で軌道ドッキング技術の完成を確保することだった。「天宮-2号」は中国の宇宙飛行士を軌道に30日留まらせることができ、中国宇宙史上逗留時間最長の1回となる。

この期限内、機クルー人員は各種の生存保障設備を充分に検証し、軌道作業の補充の経験を獲得し、このように複雑な宇宙機材のドッキングおよび操縦の経験を獲得することができる。続いてはさらに第3の宇宙機材の発射を計画し、機クルー人員は3人で、軌道に40日留まる。さらに宇宙機材上で軌道設備の空中給油を完成しようとすると見られる。ひとたびこのようになれば、大型運搬ロケット「長征-5号」の試験完成後、中国の宇宙研究は相当急速に発展することになるだろう。大型運搬ロケットの欠乏は現在中国人が10年より早く宇宙ステーション建設を開始できない1つの主要な要素である(頑住吉注:「10年より早く」の意味がよく分からないです)。

「天宮」系列宇宙機材の重量はいずれも8,500kg前後である。これは軌道上で有効なオペレーションを行うことに対して言えば実際小さすぎ、天宮系列の主要な作用は将来の宇宙ステーションのそれぞれのシステムのために試験を行うことである。中国の未来のマルチモジュール軌道ステーションのメインモジュールの重量は22トンの可能性があり、しかも軌道ステーションは若干個のモジュールによって組成されると見られる。

指摘しておくべきなのは、中国人の有人操縦計画に関して言えば最も突出しているのは特に安全問題に注意しようとすることである。全体的に見て、近年来中国の宇宙機材発射の信頼指数はロシアやアメリカより高い。「長征-5号」を含む中国の新型運搬ロケットはそんなに危険ではなく、すでにうまく調整された安全システムが補助的な保障となるだろう。

中国人は宇宙ステーション建設開始前(2018年に第1のモジュールを発射する見込み)、「天宮」系列宇宙機材に対し多くの試験を行うだろう。このことは軌道上でいかなる予見できない状況が発生する確率も最低まで下げることができる。指摘しておくべきなのは、今までに中国はすでに成功裏に自らの計画を実行していることで、全体の上で最初に確立したタイムスケジュールを遵守しており、しかも突発事件も発生したことはない。このため自らの宇宙ステーションの出現と共に、中国人は長期的に宇宙に滞在し、かつ人類が宇宙空間の中に長期逗留しての各種実験を開始する可能性があり、このことはその他の天体に飛んでいくことに対し非常に必要なことである。

時間の推移につれ、例えば中国やインドといったようなアジアの大国が経済成長と共に、宇宙研究事業の中でも先んじた地位を占めることは火を見るよりも明らかである。彼らの間の競争も、例えばソ連とアメリカが当時行った競争と同様、人類の進歩を推し動かすことになる。


 まあ差は縮まるかもしれませんが中国がそこまで進んでいる頃にはアメリカはさらにもっと先まで進んでいる可能性が高いと思いますがね。

9月21日

 中国空母関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20160920/23590129.html


台湾メディア:大陸のカタパルト型殲ー15が明るみに あるいは初の国産空母とは無縁か

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:殲ー15艦載戦闘機」)

【グローバル軍事9月20日報道】 台湾の「中時電子報」ウエブサイトは9月15日大陸メディアの報道を総合し、大陸の空母艦載機殲ー15のカタパルト型が15日初めて明るみに出た、とした。画像は、この機の前の脚には殲ー15と大きな差異があり、前の脚の出し入れ動作筒が顕著に太くなっている他、この機のダブルの前輪の前方にカタパルト用プルバーが取り付けられたことをはっきり示している。

分析は、この機は殲ー15艦載戦闘機を基礎に研究開発されたカタパルト発進技術検証機であるとする。

香港の軍事専門家であるリャングオリャンはインタビューを受けた時、自分の理解によれば、大陸方面はおよそ2、3年前すでに艦載カタパルトの研究開発に成功しており、これには蒸気カタパルトとより先進的な電磁カタパルトが含まれる、とした。
陸地で試験を行う必要があるため、大陸はとっくにカタパルト型の殲ー15を持っており、しかもさらに一機だけではないと信じる。

リャングオリャンはさらに、カタパルト型殲ー15の試験が成功を取得する前、大陸方面はすでにとっくに初の国産空母の研究開発を開始しており、このためカタパルト技術はこの建造中の空母には応用できていない、とする。

ネット上の資料によれば、アメリカの最も先進的なフォード級原子力空母は電磁カタパルトをもって伝統的な蒸気カタパルトに取って代わらせており、電磁カタパルトの出力はより大きいとされる。


http://military.china.com/jctp/11172988/20160918/23572035.html

 これがその画像があるページです。私は疑っていますが第2隻目の国産空母ではもうカタパルトが装備されるとする説も中国には多いようです。

 北朝鮮関連です。

http://military.china.com/news2/569/20160920/23595049.html


北朝鮮、成功裏に新型大出力ロケットエンジン地上点火試験を行う

新華社9月20日の報道によれば、朝鮮中央通信社は20日、北朝鮮は先日西海衛星発射場で成功裏に衛星運搬ロケット新型大出力エンジン地上点火試験を行い、北朝鮮最高指導者金正恩が現場に来て指導を行った、とした。

報道は、今回の試験目的は大出力エンジンの一定の作動時間内でのエンジン燃焼室の燃焼特性、各種操作システムの作動正確性と構造の信頼性を検証するためである、とする。報道は試験の時期に言及していない。

報道は、金正恩は試験開始命令を下した、とする。大出力エンジンの製造成功は、北朝鮮が国家宇宙開発5カ年計画の期間に衛星運搬ロケットを研究開発するために科学技術の保証を提供し、北朝鮮に地球観測衛星など各種衛星を運搬、発射する能力を具備させた。

報道によれば、金正恩は試験結果に対し満足を表明した。彼は、国家宇宙開発局は北朝鮮本国の力量と技術をもって、より多くの異なる用途の衛星を発射し、北朝鮮を何年か以内に「静止衛星保有国」とさせる必要がある、と語った。

金正恩は、今回の試験成果を基礎に、できる限り早く衛星発射の準備作業を完成させる必要がある、と語った。

朝鮮中央通信社9月9日の報道によれば、北朝鮮は9日成功裏に核弾頭の爆発試験を行った。これは2006年以来北朝鮮が実施した第5回目の核実験である。韓国軍は分析し、これは今まで北朝鮮が行った規模最大の核実験である、とする。
今年3月2日、国連安保理は一致して2270号決議を通過させ、北朝鮮の核、ミサイル計画に対し一連の制裁措置を取り、6カ国協議再開および平和的方式を通じての半島非核化実現を支持すると重ねて言明した。

(文/郭一娜 陸叡)


 アメリカまで届くミサイルに使用するためのエンジンですかね。

9月22日

 軍事の話題じゃありませんが。

http://military.china.com/news/568/20160920/23591735.html


韓国メディア:韓国トップクラスのスーパーコンピュータの水準は中国のたった2.6%

韓国の「中央日報」9月19日の報道によれば、韓国国内に世界ベスト500に身を置くスーパーコンピュータは7台あり、スーパーコンピュータの保有数から見ると世界第8位にいる。しかし惜しいことにこの7台は全部輸入製品であり、かつ性能が最も良い韓国気象庁が使用する輸入スーパーコンピュータの能力でさえも中国が自主研究開発したスーパーコンピュータ「神威・太湖之光」の2.6 % しかない。

大田儒城市の韓国科学技術情報研究院(KISTI)1階には「スーパーコンピュータ 4号機」がある。それは国が運用の責任を負う汎用スーパーコンピューターで、大学、政府出資の研究所および企業はいずれもそれを用いて各種研究開発(R&D)に従事することができる。2009年にアメリカから大洋をまたいで韓国にやってきた時、それはまだ性能上ランキング世界第14位の「超強」スーパーコンピュータで、計算速度は300TFlopsに達し、もうちょっと簡単に言えば毎秒の計算速度が300兆回である。

しかし良い状況は長くはなく、歳月が流れ過ぎるのと共にこのスーパーコンピュータ4号機は今ではとっくに世界500強から押し出されている。もしこうでも、KISTIの超算 4号機は依然として山のように積もった計算任務を担っている。韓国の中小企業がもしこの機器を用いたいと思ったら直面する競争率は3.5:1である。実は4号機はとっくに引退の時期を過ぎている。学会は通常スーパーコンピューターの寿命は 5年と考えている。

「ムーアの法則」によれば、コンピュータの性能は5年ごとに10倍に向上し、10年ごとに100倍に向上する。現在世界のスーパーコンピュータの速度はすでにTFlopsの1000倍のPetaの時代に入っている。このためKISTIは来年速度が25PFlopsに達するスーパーコンピュータ5号機を導入する準備をしている。

人工知能とビックデータに代表される第4次工業革命の時代、スーパーコンピュータは絶対に欠かせない位置にいる。まさにビッグーデータと強大な計算能力のおかげで、やっとアルファGOなどの人工知能も誕生したのである。韓国国内の世界500強に身を置くスーパーコンピュータは7台あり、スーパーコンピューターの保有数から見て世界第8位にいる。しかし惜しいことにこの7台は全部輸入製品であり、かつ性能が最も良い韓国気象庁が使用する輸入スーパーコンピュータの能力でさえも中国が自主研究開発したスーパーコンピュータ「神威・太湖之光」の2.6 % しかない(わが国のスーパーコンピュータ「神威・太湖之光」のピーク値の性能は125.436PFlops、持続性能は93.015PFlopsで、ワット当たり性能は6051MFlops/Wで、3項目の指標がいずれも全世界で第1位である‥‥視察者ネット注)。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「韓国科学技術情報を研究院(KISTI)がアメリカから導入した『スーパーコンピューター4号機』」 続いて2枚目。「2012年5月22日、韓国科学技術情報研究院(KISTI)はアメリカ国家スーパーコンピュータ応用センター(NCSA)と合同実験室を建立した」)

これまでずっと情報技術強国を自称してきた韓国がなぜこのような「スーパーコンピューターの発達が欠けた国家」になったのだろうか? グーグルの囲碁AIアルファGOが韓国社会に震撼をもたらした後、韓国未来創造科学庁は今年4月、今後スーパーコンピューターを自主研究開発し、毎年100億ウォンを投資して 2020年までにスーパーコンピューターの計算速度が1PFlopsを超えるようにさせ、2025年までに30PFlopsを超えさせる計画だと言明した。だが、これすらも並はずれて低い目標である。

未来創造科学放送通信委員会メンバーの金聖泰議員は7日、「韓国のスーパーコンピューターの良性循環生態システムはすでに破壊されて非常に長い。韓国のスーパーコンピュータは現在動脈硬化を患っている」と痛切に訴えた。未来庁が設定した 2020年目標の多くの項目も 2008年の世界第一位レベルであり、最終目標である 2025年のスーパーコンピュータの能力も現在の世界ランク第2位の水準でしかない。このままで行くと、韓国も虹を追いかけるように永遠に追いつくことができない。

10年前にかつて 10台のスーパーコンピュータを持っていた中国は毎年4,000億ウォンを投入して研究開発行い、ついに今年スーパーコンピューター最強国アメリカを超越して世界首位に躍進した(原文はこうなっている‥‥視察者ネット注)。金議員は、「当務の急は国家レベルの上でスーパーコンピュータに対する観念を発展変化させることで、かつ果断に予算とマンパワーを投入することが必須である」と大きな声で叫ぶ。


 まあ韓国ははっきり言ってどうでもいいんですけど日本の状況が心配になってきました。

9月23日

 朝鮮半島関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20160920/23590384.html


韓米、北朝鮮の核の脅威に対応する戦略を制定 北朝鮮を先制攻撃

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「釜山近海に入ったアメリカの『オハイオ号』(SSGN-726)原子力潜水艦」)

韓国連合通信社は9月19日、韓国大統領府である青瓦台と軍部19日の情報によれば、韓米両国は先日協議を経て、北朝鮮が間もなく核兵器を使用するという時、両国が正確制御誘導武器を使用して北朝鮮の核戦闘力を打撃する方案を推進し、かつ実際の作戦の中で3つの段階に分けて北朝鮮の核力量を抑止することを決めた、と報道した。

この前北朝鮮が第5回核実験行った時、韓国軍はすでに議会に向け大規模報復戦略を施工し、北朝鮮に核兵器を使用する兆候があった時、玄武岩ミサイルなどの正確制御誘導武器を使用し、平壌の一部都市区域を完全に破壊しもって北朝鮮最高指揮部などを殲滅して核兵器の危機を消し去ることを提案している。このような正確制御誘導武器をもって先制攻撃する計画は韓米の協議の中で第二段階に置かれている。韓米の協議の中で確認された第1段階はアメリカが韓国における核兵器配備を増加することである。

北朝鮮の第5回核実験実施後、韓米は北朝鮮の核の脅威はすでに現実となっていると考え、このため「延伸威嚇手段運用演習(TTX)」など概念や計画水準にとどまっていた抑止戦略を実践に移すことを決定した。韓米両国は来月行われる韓米安全保障会議(SCM)で3段階の具体的抑止戦略を協議する計画である。この3つの段階には北朝鮮が核兵器を使用して威嚇した、間もなく核兵器を使用する、核兵器を使用した、が含まれる。

政府上層の当局者は韓国連合通信社の電話インタビューを受けた時、北朝鮮の核能力は実際に存在し、現在北朝鮮は「核の威嚇」と「間もなく核兵器を使用する」の中間段階にあり、このため、韓米両国は近日3つの段階に照準を合わせた抑止戦略を実際の状況に応用することを協議して決める、とした。来月韓米安全保障会議で双方はこの抑止戦略に対する具体的方案を協議する。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「烏山基地上空を旋回する米軍爆撃機」です。)

3段階戦略を根拠に、韓米両国は第1段階において、すなわち北朝鮮が核兵器を使用して威嚇した段階で、アメリカが韓半島および周辺地域に爆撃機、弾道ミサイルを搭載した原子力潜水艦などの核戦闘力と伝統的正確打撃戦闘力、および弾道ミサイル防御システムなどを配備することになる。第2段階において、すなわち北朝鮮が間もなく核兵器を使用するという段階で、韓米国家首脳機構は断固として対応措置をとる。

来月に行われる韓米安全保障会議で、双方は再度 3段階抑止戦略を確認し、かつ戦略の具体的内容につき協議を行うことになる。これと同時に、韓国軍はさらに「自主抑止戦略」を全面的に始動させる。具体的には核兵器と大量破壊兵器の挑発を抑止する、積極的に局地挑発を抑止する、全面的脅威のために先手必勝で対応を実施することが含まれる。この戦略を根拠に韓国軍は必要な時、単独で北朝鮮の核の挑発に対応できる。

(視察者ネットが韓国聯合通信社などを総合)

(頑住吉注:3ページ目)9月13日、アメリカのB-1B「ランサー」爆撃機(中)が京畿道平沢市に位置する駐韓米軍烏山空軍基地上空を飛行する。(ソース:韓国連合通信社)


 隠蔽、偽装された、また移動するミサイル発射施設を徹底して全部潰すのは非常に困難だとされてますが。

9月24日

 「THAAD」関連です。

http://military.china.com/news2/569/20160921/23607952.html


韓国メディア:韓国野党、北朝鮮核実験ゆえに動揺し反THAADの立場を改変

【グローバル軍事9月21日の報道 グローバル時報駐韓国特約記者 李軍 金恵真】 韓国の多くのメディアは20日報道し、ずっと「THAAD」配備に反対だった韓国野党だが中秋節を過ぎた後、立場に変化が起きた、とした。韓国の「朝鮮日報」は、北朝鮮が第5回核実験を行った後、北朝鮮のあり得る「さらに一歩の挑発」に対する心配が不断に増加し、韓国野党の「THAAD」問題の上での立場を動揺させている、とした。

韓国の「金融新聞」は20日、態度の変化が最大なのは野党第二党の国民の党だとした。同党は7月初め政府が「THAAD」配備の決定を発表して以来ずっと強硬な立場を持ち、かつこの立場の「党論化」を堅持し、同時にその他の野党と連合して共に「THAAD」韓国配備に反対していた。韓国の「朝鮮日報」は20日、国民の党非常対策委員会代理委員長のジュシェンロンは19日、「『THAAD』システムはミサイルの脅威からの防御という方面において決して最も適した武器システムではなく、この一点の上で我が党はずっとこの観点を持ち、我々が『THAAD』配備に反対する理由の1つでもあるが、もし政府が議会でこの問題に対し討論を行うことに同意し、かつ皆揃って配備に賛成したら、我々もこの現実を受け入れる。」とした。かつて「THAAD」反対を「党論」に書き入れることを主導していた同党元党首の安哲秀はインタビューを受けた時、「もし中国が対北朝鮮制裁を拒絶したら、自衛的性質の措置として、韓国への「THAAD」配備には正当な理由ができる。」とした。報道は、この視点は国民の党が「THAAD」配備という現実を受け入れることを反映している、と考える。

韓国の「中央日報」は20日、「THAAD」配備問題の上で、最大野党の共同民主党はずっと「戦略的性質の模糊」という方針を堅持しているが、最近同党内部では「THAAD反対を党論化」するか否かの問題の上で「慎重論」、「引き延ばし論」の政治的ムードが徐々に濃厚になっている、とした。同党の議会代表である禹相虎は19日最高委員会会議で、「前任指導層は『北朝鮮が継続して挑発するかもしれない』状況に対し深い憂慮を表明しており、現在『THAAD』配備反対問題の上で慎重な態度を持つべきだ」とした。報道によれば、共同民主党党首の秋美愛は選挙の時かつて「THAAD」反対を党論に書き入れるという立場を堅持していたが、18日インタビューを受けた時、秋美愛は配備問題を充分研究することになり、反「THAAD」を党論に列するのには最終的なタイムスケジュールはない、とした。このことは彼女の「THAAD」問題の上での立場の軟化だと考えられている。

韓国の「東亜日報」20日の報道によれば、北朝鮮が第5回核実験を行った後、韓国文化庁放送局が行った世論調査は、62.4%の民衆が「THAAD」配備に賛成し、不賛成の人は31.9%であることをはっきり示している。

現在韓国政府は「THAAD」配備地確定問題の上で依然非常に大きな抵抗に遭遇している。「THAAD」が金泉地域の楽天ゴルフ場付近に配備されることが盛んに伝えられた後、金和泉市民は持続的に抗議集会を行っている。韓国の「金泉新聞」20日の報道によれば、1ヶ月前から、毎晩7時、金泉住民は時間きっかりに駅前広場で反「THAAD」ろうそく集会を行っている。19日、ろうそく集会が30日目を迎えた時、金和泉市長や多くの市議が集会に参加し、「『THAADに』死を賭して反対する」決意を表明した。韓国の「貨幣今日」は19日軍の消息筋の人物の話を引用し、韓国国防省はあるいは9月末に最終配備地を発表するかもしれない、とした。


 北朝鮮がまた核実験をするかもしれないなんていうのは分かりきったことで、それが実際に起きたら立場を変えるというのは政党、政治家として先が読めなすぎという感じもしますが。

 ロシア空母関連です。

http://military.china.com/news2/569/20160921/23607951.html


ロシア唯一の空母、シリアに赴き参戦へ 実戦の中でミグー29Kを試験

【グローバル軍事9月21日の報道】 最近、いくつかのロシアメディアの報道は、ロシアは来月シリアに向け唯一の空母「クズネツォフ海軍元帥」号を派遣し、もってシリアでテロ分子を打撃する活動に参加させる、とした。専門家は、ロシアが空母を派遣して初めて参戦させるのは空母に実戦経験を獲得させるためだ、と考える。

ロシアのインターファックス通信社20日の報道は、ロシアの消息筋の人物は、ロシア空母はすでにミグー29K艦載機受領の作業を完成し、最近空母は第35造船工場を離れ、まもなくである遠洋航行のために準備をするとしている、とした。空母は10月中旬地中海に行き、今回の遠洋航行は4〜5ヶ月持続し、大型対潜艦などの軍艦が空母と艦隊を組成することになる。専門家は、空母に新たに配備されるミグー29K艦載機は水上および地上目標に対し打撃を行う能力を持つ、と指摘する。

ロシアの「専門家」ネット20日の報道は、空母は元々の計画の期日より早く地中海に行くかもしれず、元々の計画は10月20日の出発だった、とする。空母が地中海に行く目的はロシアのシリアで作戦する航空宇宙軍を海上から支援することである。ロシアの軍事専門家であるダンデキンは、地中海に行くのは空母だけではなく、さらに2〜3隻の支援艦からなる艦隊があり、黒海艦隊は護衛艦を派遣して加入させる、とする。彼は次のように語る。空母艦載機飛行員がシリアでの軍事行動に参加することは実戦経験を獲得することになる。空母のシリアにおける作戦行動への参加はさらに一歩シリアにおける空中打撃力量を強化する。20機の艦載機は現地航空宇宙軍に極めて大きな援助を提供することになる。今回のグレードアップ改造の中で、空母への「クラブ」巡航ミサイルの配備はなく、このため巡航ミサイルの打撃を実施することはないだろう。

ロシアニュース社の報道は、現在「クズネツォフ海軍元帥」号空母はすでに基本的に地中海への遠洋航行の準備を完成させ、シリア近海に行って作戦任務を執行する計画で、時間的には4ヶ月あまり持続する、とする。地中海入りした後、空母は初めてシリア武装分子の陣地を破壊する行動の中に加入する。アメリカの「外交政策」誌も報道し、ロシア空母はシリア武装分子に対し打撃を実施する行動の中で用いられることになり、これはロシア空母初の軍事行動への参加となり、かつ実戦条件下で初めて新型のミグー29K艦載機を試験する、とした。(柳玉鵬)


http://military.china.com/important/11132797/20160923/23623568.html

 その後ロシア国防大臣のショイグが空母のシリア派遣が事実と確認したという記事も出ています。相手は強力な武器を持たないので初の実戦参加にはいいかもしれませんが真の実力はこれでは明らかにならないでしょう。

9月25日

 台湾関連です。

http://military.china.com/news/568/20160922/23614383.html


両岸が開戦したら台湾軍はどれだけ長く持ちこたえられる? 台湾「国防大臣」:一週間にとどまらない

台湾メディア21日の報道を総合すると、国民党「立法委員」の盧秀燕は21日台湾「国防大臣」の馮世寛に、ひとたび両岸が開戦したら、台湾は何日持ちこたえて外力の救援を待てるのか、一週間を超えるのか否か、と質問した。馮世寛は回答し、「それにとどまらない、もっともっと戦える、一週間持ちこたえるのは絶対だ。」とした。兵力上大陸は優勢を占めるが、台湾は多くの戦術の上で訓練があり、必ずしも劣勢ではない自信がある、と。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「台湾『国防大臣』馮世寛、質問を受ける(画像は台湾の「東森ニュースクラウド」より)」)

香港の「中評社」の報道によれば、今日(21日)、台湾「国防大臣」の馮世寛は午前、「立法院」の「外交および国防委員会」に行って業務報告を行い、また質問を受けた。

台湾「国防省」は先日「5年兵力建設および施政計画報告」を「立法院」に送り、報告は「大陸の近年来の戦闘訓練活動の観察から、敵サイドは現在すでに我が外島を封じ奪う作戦能力を具備しており、将来はさらに徐々にエスカレートする可能性がある。」と指摘している。

国民党「立法委員」の盧秀燕は質問の時、両岸の軍事力はすでにバランスを失しているか否か、大陸は台湾の外島を奪うことができるのか否か。」と質問した。「国防大臣」馮世寛は当初正面から事実確認せず、「我々はこのように結論づけない」と言うだけで、兵力の数量上は大陸が優勢を占めるが、台湾は多くの戦術の上で訓練があり、必ずしも劣勢にはない自信がある、と言明した。

盧秀燕は、報告の中ですでに、馮世寛が「私個人はこんなに簡単ではないと考えており、大陸という彼らは文攻武嚇(頑住吉注:慣用句のようですが検索しても意味を説明したページは全くないです。「文で攻め武で脅す」でしょうか)、我々はどうすればよいかを知っており、よく準備を整える必要がある。」としたことに言及している、と指摘した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「国民党の『立法委員』盧秀燕は、両岸が開戦したら台湾は一週間持ちこたえられるか否か質問した。(画像は「中評社」から)」)

盧秀燕は、台湾には対応する能力があるのか? と質問した。馮世寛は、今年の漢光演習には非常に多くの実兵の演習があり、反封鎖にも問題はない、とした。

盧秀燕は、ひとたび両岸が開戦したら、台湾は何日持ちこたえて外力の救援を待てるのか、と質問した。馮世寛は、この件には客観的な評価が必要で、自分は「国防大臣」であり、当然持久作戦を希望する、とした。

盧秀燕は継続して、一週間を超えるか否か追加質問した。馮世寛は、「それにとどまらない、もっともっと戦える、一週間持ちこたえるのは絶対だ。」とした。

就任して4ヶ月、最も良くやったのは両岸の平和維持である

台湾の連合報の報道によれば、国民党「立法委員」江啓臣は質問時、馮世寛が就任して4ヶ月以来、最も良くやったと自認することは何か、と質問した。馮世寛は、両岸の平和維持であり、将兵が自分の指導を受け入れ、自分の下した命令は下層にまで到達し得る、とした。

江啓臣は、馮世寛が最も改善を必要とすると自認するのは何か? と質問した。馮世寛は、それはメディアの自分に対する批判に適応することだ、とした。

江啓臣は馮世寛に、台湾の現在の軍事戦略の主軸について質問した。馮世寛はそれは両岸の平和維持、台湾軍の訓練、戦力の増強であるとした。江啓臣は主軸は守か攻か? と追加質問した。馮世寛はそれは言いにくいが、戦力に関しては漢光演習から見て、台湾軍の戦力は以前に比べ強いだろう、とした。

江啓臣は、蔡英文は就任後に軍の中を何度も視察しているが、馮世寛は三軍の統帥者が与えた指令は何か了解しているか否か、とした。馮世寛は自分は非常に了解しており、台湾軍の戦力を向上させ、領空に敵を侵入させてはならないことだ、とした。このことは「国防省」が第一には訓練を強化する必要があり、第二には将兵の面倒をよく見る必要があり、第三に頼れる戦力を構築し、敵の侵入を防止する必要があることを示している。

自分に何点与える? 100点!

江啓臣が馮世寛に自らのパフォーマンスに対する評価を質問した後、国民党「立法委員」呂玉玲も質問時この話題を継続した。

呂玉玲は馮世寛が自らに100点与えると回答するのを聞き、彼女もその場にいたその他の「国防省」当局者に、皆は満足か否か質問した。意外にも、「国防省」のその他の当局者も一緒に満足だと言った。この回答はその場にいたその他の人を皆笑わせた。

呂玉玲は不満げに、「私がもしあなたなら、どうして恥ずかしげもなく100点をつけようか。雄鷹三ミサイル、戦車転覆等々の問題全てどのように処理に直面したのか? その後さらに不当な言論を発し、しかる後に消失を装い(頑住吉注:意味わかんないです)、あなたは責任を負って処理に直面しておらず、それでも自分に100点を付けるのか?」と言った。馮世寛は、「私は自らに自信を与えているのだ。」と言った。

呂玉玲は続けて、「本当にごく失望した」と言った。馮世寛は非常に多くの事柄にぶつかり、一言で言えば「私は改革を必要とする」だが、改革はスローガンに変わり、実質上やったのか? 雄鷹三ミサイル誤射の(頑住吉注:「犠牲者の」でしょう)家族の一部はまだ協調しておらず、台湾軍の戦車が転覆しても報告はなされず、今日提出の業務報告は、520(頑住吉注:蔡英文就任)後の業務報告より何ページか多くなっているだけである。「あなたは何を反省するのか? 何を報告するのか? あなた自身は良好と感じているが、台湾軍はまったく滅茶苦茶だと本当に私は思う。」

馮世寛は大声で回答し、「あり得ない、彼らはどんどん良くなっており、私には自信がある」とした。

続いて質問に立った国民党「立法委員」馬文君は、「大臣」が自らに100点を与えたのはちょっと自惚れが過ぎる、特に「国防省」には最近非常に多くの問題が発生しており、「大臣」やさらにあらゆる軍事将兵が皆「国防省」が良いことを希望しているが、100点をつけるのは自惚れに過ぎる、とした。台湾「国防省」スポークスマンの陳中吉は会の後で、馮世寛が午前中に「立法院」で委員の質問を受けた時の回答に関し、就任後の台湾軍のパフォーマンスに100点の評価を与えたのであって、将兵に対する肯定でありまた自信を与えたのだ、とした。

(文/視察者ネット 馬雪 台湾メディアを総合)


 台湾軍にある程度の問題があるのは確かでしょうが、大陸にはそもそも野党がなく、議会で軍のトップに対しこんなに率直な批判が行われまたそれが公開されることは絶対にあり得ない非民主的な社会だというのも確かです。



















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