コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその202

10月10日

 ロシアの無人機関連です。

http://military.china.com/news2/569/20161008/23715059.html


ロシアの第6世代無人機、マイクロ波武器を搭載 2025年にあるいは初飛行か

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:ロシアメディアが公開したロシア軍の最新型無人機「前哨」の訓練飛行の画像」)

長年の発展と実戦運用を経て、無人機はすでに戦場で不可欠な重要装備となっており、各国はそのスマート化開発に対しずっと止まることがない。アメリカのX-47B、ヨーロッパの「ニューロン」はいずれも無人機スマート化の試みの代表機種である。軍事強国たるロシアも落伍に甘んじず、最近第6世代無人実戦機方案を発表した‥‥速度マッハ5、マイクロ波武器を追加装備する。この一歩の踏み出し方は本当に大したものである。

マイクロ波武器は無線周波数武器とも呼び、主に指向性マイクロ波発射装置を利用し電子ビームのエネルギーあるいは化学エネルギーを出力の極めて高いマイクロ波エネルギーに転化し、半径数10キロの範囲内の目標を有効に攻撃し、敵機の電子装備を直接「致盲」し、かつ飛行員など生体戦力に対し致命的な脅威を生じさせることができる。科学技術の発展に伴い、この種の重量が軽く、出力が高く、宇宙作戦や無人機への搭載を満足させることができる小型マイクロ波武器が一歩一歩現実に変わりつつある。現在ロシアはすでに無人機や高精度武器の攻撃の効果を失わせることができる超高周波数マイクロ波武器を研究開発している。

ある情報は、ロシアは一段と力を入れて第6世代戦闘機と無人機を研究開発中であり、2025年になれば、マイクロ波武器を搭載した無人機が初飛行実現すると見られる、とする。(趙永誼葉勝奇)


 高出力のマイクロ波兵器を複数回使用するには強力な電源が必要になると思われますが、なにを使うつもりなんでしょうかね。まあ未来の無人機は小型とは限らないんでしょうが。

 フィリピンに関する記事を2つ紹介します。

http://military.china.com/important/11132797/20161008/23717714.html


フィリピン外相、中国と軍事同盟を締結することはないだろう、とする アメリカは依然唯一の盟友

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ケリーは東アジア協力系列外相会議の期間、フィリピン外相ヤサイと語り合った。」)

フィリピン外相、フィリピンには中国と軍事同盟を形成する意図はない、と語る。

香港の「南華朝刊」ウェブサイト 10月6日の報道によれば、フィリピン大統領ドゥテルテは長期にわたる盟友アメリカを批判した後、自分は中国との関係を強化することになるとしたが、彼の外相は6日、フィリピンはこの全世界で第2に大きな経済体と軍事同盟を締結することはないだろう、と語った。

外相のヤサイは上院の公聴会で、「我々は中国との関係強化を希望するが、軍事の角度から見て、我々はきっと中国といかなる同盟も締結することはないだろう。なぜなら大統領にはこのつもりがこれまで全くないからだ。」と語った。

ヤサイは、「大統領はかつて多くの場合に明確に、自分には一つの軍事同盟しかなく、この方面において我々唯一の盟友はアメリカだ、としている。」と語った。

フィリピンは 1951年にアメリカと「共同防御条約」を締結した。この条約は 1998年に締結された「部隊来訪協定」および 2014年に締結された「安全保障業務協力強化協定」の基礎である。

ドゥテルテは最近公開で講話を発表する時、米軍が南部のミンダナオ島を出ていくことを要求することを暗示し、さらに彼の任期内にはアメリカとフィリピンの年度軍事演習を中止すると揚言した。

ヤサイは、ドゥテルテは中国との関係改善を希望しているが、「このことは我々がアメリカとの同盟を解散、あるいは我々とアメリカとの友情を削減しようとしていることを決して意味しない」と語った。

(頑住吉注:2ページ目)フィリピン外相ヤサイはフィリピンは継続して南海の争いの平和的解決を探求し、アメリカ・フィリピン同盟強化にも力を尽くす、と強調した

(頑住吉注:3ページ目)フィリピンが購入したアメリカの退役した軍艦「ラモン - アルカラス」号巡視艦は今月中旬ハワイへの停泊を経て、来週フィリピンのスービック湾に到着する。


http://military.china.com/news2/569/20161008/23717710.html


フィリピン大統領はなぜ中国に対し好意を示すのか:その意図はアメリカから最大の利益を獲得することにある

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:フィリピンの戦略輸送艦『ダバオ』号が 9月29日インドネシアで進水」)

ロシアの「衛星」ニュースネット 10月7日の情報によれば、モスクワ国立国際関係学院東方学教研室教授のイェフェイモワは記者のインタビューを受けた時、フィリピン国防省の同国軍隊がアメリカの軍事援助に対する依存から離脱できることに関する声明は、ワシントンに向け圧力をかけ、中国やロシアからの投資を獲得することを企図しているのだ、とした。

イェフェイモワは次のように言った。「フィリピン指導層は三つの大国を利用し、駆け引きをして最大の利益を獲得することを企図している。フィリピンは投資の獲得を非常に希望している。彼らはあらゆる可能性を利用し、より多くの国が参加してくることを吸引する。ドゥテルテは聡明にして経験のある指導者である。彼は長期にわたりダバオ市長の職を担当している。彼は自らの言論を非常に把握しており、もし自らの声明の中の言論が「過度」だったら、彼は一般に謝罪する。ドゥテルテは、もし自分の言論の中に一定の境界線を超えるものがあったら、自分は弾劾されることになる可能性がある、と意識している。」

彼女はさらに、「フィリピン政府がロシアや中国に向けアピールするほど、アメリカの譲歩は多くならざるを得ない。現在国際社会はこぞってフィリピンに関して討論しており、同国の大統領にとって、これは非常に大きな成就と言える。」とした。

フィリピン国防大臣ロレンツァーナは10月7日、フィリピンはアメリカとの軍事技術協力を停止することができ、かつ中国とロシアの武器を購入する意思がある、とした。


 東西間でうまく立ち回って利益を最大化しようとする国は韓国を含め多いですが、一歩間違えれば両方から嫌われる可能性もあるわけで。

10月11日

 中国のミサイルは実戦で使用されたことが少ないですが、これはその実力を推し量る材料になるんでしょうか。

http://military.china.com/important/11132797/20161007/23711037.html


パクリの中国ミサイルらしきものがアメリカ製の先進的な偵察船を撃破 現場が明るみに

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「パクリの中国ミサイルらしきものに撃破されたアメリカ製戦闘艦」)

アラブ首長国連邦が賃借するアメリカのHSV-2スウィフト混合動力双胴船が、10月1日ミサイル攻撃に遭った。半島テレビ局の報道によれば、10月1日にイエメンのフーシ武装勢力はアラブ首長国連邦海軍のHSV-2スウィフト号快速輸送船を攻撃した、と宣言した。

関連の報道

少し前、元は米軍に隷属し、現在はアラブ首長国連邦に就役する快速輸送艦であり、高速双胴船構造を採用したHSV-2はイエメンのフーシ武装勢力によって対艦ミサイルを用いて撃破された。これまでのフーシ武装勢力の先進技術装備導入のルートから見て、中国の対艦ミサイルをイランがコピー生産したバージョンが、この元米軍の先進的な軍艦を撃破したという可能性が極めて高い。

これまでフーシ武装勢力はすでに何度もスンニー派連合軍の軍艦を撃破している。そしてフーシ武装勢力の最も主要な技術装備提供者および支持者はイランに他ならず、このため今回HSV-2が撃沈された(頑住吉注:撃沈はされてないでしょう)のは、イランの対艦ミサイルの戦績に違いない。そしてイランの対艦ミサイルはまるまるパクった中国の鷹撃系列対艦ミサイルである。

1990年代以後、中国はまた続々とイランに2種の比較的先進的なミサイル系列C801/C802を輸出し、120km以内の中距離対艦作戦を担当させるのに用い、また小型軽量で簡便なC704を輸出し、15kmの射程内の近距離対艦作戦に用いた。

C801/C802ミサイルはいずれも中国が自ら用いるバージョンの鷹撃-8対艦ミサイルをベースに改良、開発した輸出型で、差異はC802がターボジェットエンジンを使用して元々のC801の固体ロケットエンジンに換え(C704は同様に固体ロケットエンジンで、ロケットブースターを必要としない)、かつ弾体の長さを加えてより大きな射程と威力を獲得していることで、高度測定などミサイルに搭載される設備の性能の改良はさらに一歩防御突破性能を向上させている。

(頑住吉注:3ページ目)アメリカのHSV-2スウィフト混合動力双胴船


 偵察用か輸送用かよく分からない書き方ですがいずれにせよ主に直接戦闘に用いる船ではなく、また不意打ちを受けただけでしょうからこれで中国のミサイルにはアメリカの最新型の軍艦を撃破する充分な能力があるとは言えないはずです。

 さらにこんな記事が出ました。

http://military.china.com/important/11132797/20161010/23736338.html


イエメンのフーシ武装勢力、2発のコピー中国ミサイルを発射し米軍のイージス艦を攻撃か

ロイター社は10月10日、アメリカ国防省は今日声明を発表し、10月9日フーシ武装勢力がイエメン付近の紅海で行動中のアメリカ海軍駆逐艦「メーソン」号に向け2発のミサイルを発射したが、ミサイルは目標に命中できず海中に墜落したとした、と報道した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「アメリカ海軍の『メーソン』号ミサイル駆逐艦」)

ロイター社の報道は、アメリカ海軍駆逐艦は決して命中されていないが、同艦はきっと照準された可能性がある、と海軍当局者はフォックスニュース局のインタビューを受けた時に言った、とする。このアメリカの軍艦はまさに先週アラブ首長国連邦海軍輸送船がイエメン付近海上でフーシ武装勢力の命中弾を受けたからこそここに派遣されたのである。

「我々は、ミサイルはイエメンのフーシの支配区から発射されたと見積もる」 ペンタゴンのスポークスマンであるジェフ デイビスは、「アメリカは継続して世界各地で『航行の自由を保障』し、我々は継続してあらゆる必要な手段を取り、我々の艦艇と人員の安全を確保する 。」と語った。

(頑住吉注:これより2ページ目)

現在まだこのミサイルが最終的に海に落ちた場所が駆逐艦からどれだけ遠く離れていたのかはっきりしていない。

今回の襲撃は先週アラブ首長国連邦海軍の「スウィフト」号輸送艦を攻撃した武器と同様、イランが中国のC-802をコピー生産した「ヌール」ミサイルである可能性が高く、現在フーシ武装勢力がアメリカの艦に対して実施した警告射撃である可能性が排除されない。

「アメリカ海軍の『メーソン』号駆逐艦はいち早く艦上の対抗措置を始動したが、ミサイルがこのため海に落ちたのか、それとも元々海中に落とすつもりだったのかははっきりしない。」 フォックスニュース局の報道はアメリカ海軍将校の言い方を引用してこのように言う。

この将校は、当時この駆逐艦が攻撃に遭った時、公海上を航行していた、と語るが、確実な位置には言及していない。

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「先週『ヌール』ミサイルに命中された後、ほとんど完全に破壊されたアラブ首長国連邦海軍の『スウィフト』号輸送艦。双胴船の水中の浮力体が損傷を受けていないため撃沈されてはいないが、すでにいかなる修復の価値もない。」です。)

「このことを除き、今回の事件はまだ調査中で、我々は今後何週間かであなた方により多くの情報提供できることを希望する 」 この将校は、「我々はこれに対し非常にまじめに取り組んでおり、我々は我々側の人を保護するだろう。」と語った。

アメリカの当局者は長期にわたりイランがフーシ武装勢力にミサイルやその他の武器を提供することを非難している。

アメリカはサウジアラビアが指導するアラブ連合軍がイエメン内戦に参与するの支持している。 この衝突は2015年に勃発し、アメリカの駐イエメン大使館は1年余り前すでに閉鎖されている。


 現在アラブ首長国連邦に属する輸送艦は撃破するがアメリカの軍艦は威嚇射撃にとどめたのか、電子妨害により命中できなかったのかは非常に気になるところです。

10月12日

 中国の新型戦車関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20161011/23739924.html


外国メディア:中国、次世代メインバトルタンクを研究開発 99や96とは全く共通点なし

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「国産99式メインバトルタンク実弾射撃発砲の瞬間」)

【グローバル軍事 10月11日の報道】 ロシア衛星ネット 10月10日の報道によれば、中国のテレビ局の少し前の報道は、中国が新世代戦車を研究開発中であることを実証した。ロシアの軍事学者ワシーリ コーシンは評論の文章の中で、事実として中国はロシアを除き唯一の「旧式戦車を徐々に発展させる」から「全く新しい戦車を製造する」に転じる決意をしている国家である、とした。

新型戦車には少なくとも一つ参照するサンプルがある。だが業界内の人物の話からは、中国は全く新しい装甲車両を研究開発中で、それは現在使用されている 96式および 99式戦車とは全く共通点がない、と推測できる。それは無人砲塔と新型の強大なエンジン(エンジンの出力はあるいは 1500馬力に達するか)を装備し、かつ乗員二人のレイアウトを採用することになる。明らかに、中国の新型戦車は自動化の程度が高い、近代化された情報システムを装備するなどの特徴をもつ。
事実、中国はロシアを除き唯一の「旧式戦車を徐々に発展させる」から「全く新しい戦車を製造する」に転じる決意をしている国家である。中国の戦車工業はこれまで決してこのようではなく、その発展は主に技術がすでに完備された戦車を徐々に改良、生産することによって実現された。過去かつて全く新しい戦車を研究開発することも試みられたが、往々にして失敗をもって終わりを告げた。99式戦車は例外だが、99式戦車も一度はより簡単で、より大量生産される 96式戦車とともに生産し、エンジンの信頼性方面の技術問題を消し去るのに非常に長い時間を費やす必要があった。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「中国の99式メインバトルタンクの最新改良型。火力、防御などカギとなる重要性能の上でロシア製のT-90メインバトルタンクにはるかに勝っている」です。)

中国の新型戦車はいつ大量生産に入れるのか、これは非常に言いがたい。もしロシアの経験を基準とすれば、これは相当に長い時間を必要とする可能性がある。ロシア軍は近年来本国が研究開発した「アーマタ」新型戦車に対し実戦テスト行っており、少し前やっと初の軍隊に向け 100両のこの型の戦車を提供する契約が締結された(2017〜2018年の期間に引き渡されると見られる)。「アーマタ」戦車は 2010年頃に研究開発が開始されたが、ゼロからの開始ではなかった。1990年代に始まり、ロシアのウラル車両製造株式会社(Uralvagonzavod)は「195プロジェクト」戦車の研究開発を開始し、「アーマタ」戦車の主要な技術創新を採用していた。

某いくつかの角度から言うと、「195プロジェクト」戦車はより完備されてさえいた。21世紀最初の10年、それはほとんどすべての試験をパスしていた。この後、軍は未来戦車に対する要求を改変し、「195プロジェクト」を基礎に「アーマタ」の研究開発を開始した。

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「2015年5月9日、モスクワの赤の広場にお目見えしたT-14アーマタメインバトルタンク。現在世界で最も新しい戦車の機種である。」です。)

某種の角度から言って、陸軍が新型戦車を装備するのは甚だしきに至っては実戦機を装備するのに比べより複雑である。最新型戦車の複雑性は飛行機と同列に論じられる。もし飛行機がすぐに基地に戻って専業の維持修理やメンテナンスを受けることができるとするならば、戦車は野外を行進すること何週間あるいは何カ月であり、ある時には維持修理が制限を受けるだろう。このため信頼性と維持修理に適することが戦車にとって特別重要である。しかし中国の研究開発人員がこうした問題の難関を攻略したら、ロシアと中国は世界で 2カ国だけの新型戦車を生産する国となるかもしれない。西側国家の戦車生産はほとんど停滞しており、インド、トルコその他の途上国の新型戦車は依然およそ西側の旧式水準にとどまっている。
ワシーリ コーシンは最後に総括し、今後の国際武器市場では主にロシアと中国の新型戦車が相互に競争する可能性が高く、甚だしきに至っては最近のロシア製T-90戦車と中国およびパキスタンが合同研究開発したMBT-2000戦車との競争の程度に比べさらに激烈になるだろう、とした。

(頑住吉注:4ページ目)ロシア最新の「アーマタ」戦車と歩兵戦闘車の生産作業場


 西側諸国の新型戦車の開発が停滞していたのは必要がなかったからで、ロシアや中国が新型戦車を実用化、大量配備すれば当然それに対抗することになるでしょう。

 中国の航空機関砲関連です。

http://dy.163.com/v2/article/detail/C2RG4UKM05158CI3.html


中国の大型実戦機には全て標準のロシア式30mm機関砲が配備されるが、殲ー20は例外だろうか?

1960年代、空対空ミサイル(赤外線制御誘導近距離空対空ミサイルやセミアクティブレーダー制御誘導中距離空対空ミサイルを含む)の出現と共に、東西サイドはそれぞれミサイル時代はすでにやってきており、伝統的な航空機関砲にはもはや腕の振るい場所はないと考え、新たに設計する戦闘機は次々に航空機関砲を省略して重量を軽減し、近距離空対空ミサイルの搭載を開始した。だが事実はそれにもかかわらず空対空ミサイルの理論性能は実戦でのパフォーマンスをはるかに超えていたというもので、ベトナム戦争初期アメリカ空軍の多数の戦闘機には航空機関砲がなく、しかも搭載する初期型の「サイドワインダー」空対空ミサイルは性能が立ち遅れ不安定だっただけでなく、しかも使用条件が過酷で、結果として北ベトナムの立ち遅れた旧式ミグ戦闘機によって追い打ちされる局面が出現した。実戦が需要を決定し、新たに設計される戦闘機に次々と機関砲が追加装備されただけでなく、ああいった本来は機関砲が装備されていなかった戦闘機にも機関砲吊り下げポッドが搭載された。このことは戦闘機の機動性能を低下させたが、総合的に比べれば何もないよりは強かった。

今、第5世代戦闘機時代はすでにとっくにやってきており、米軍のF-22およびF-35戦闘機の主力接近戦武器は最も先進的なAIM-9X「サイドワインダー」近距離空対空ミサイルで、これは「サイドワインダー」ファミリーの第4世代最新型であり、重量は85kgしかなく、ベクトル推力コントロールシステムを採用し、機動性能が超越的に強く、全方位の攻撃能力を持つ。新世代赤外線焦点面アレイ誘導弾頭はより強い抗妨害能力を持ち、現役で最も先進的な近距離空対空ミサイルである。こうであったとしても、米軍は依然F-22に伝統的なM61A2「バルカン」20mmガトリング機関砲を装備しており、F-35AおよびF-35Cに装備されるのはGAU-22/A 25mm4本バレルガトリング機関砲である。重量軽減の考慮から、F-35Bは機関砲を装備していないが、それにもかかわらず専用のステルス設計の航空機関砲吊り下げポッドを搭載することができる。

ロシア最新世代のT-50戦闘機は依然、スホーイ-37戦闘機が使用するGSH-301航空機関砲1門を配備しているが、これは世界で最も軽く、総合性能が最も良い30mm航空機関砲である。全体重量は50kgしかなく、弾薬量は150発で、射撃は正確で、発射速度は毎分1800発である。中国が研究開発中の殲ー20戦闘機も航空機関砲を配備するだろう。まだ殲ー20の航空機関砲に関する情報のリークはないが、国産化されたGSH-301航空機関砲のチャンスが最大のようだ。

中国がスホーイ-27戦闘機を導入する時、共にその標準装備のGSH-301航空機関砲を導入し、かつ中国兵器装備集団の下に属する昆侖集団によるコピー生産が成功し、殲ー11戦闘機に装備された。中国空軍のその他の戦闘機は、殲ー10、殲ー7、殲ー8を含め、いずれも23mm航空機関砲を装備しているが、性能や威力の上でGSH-301に遥かに立ち遅れている。重量、体積、威力をコントロールする需要から、殲ー20は国産化されたGSH-301航空機関砲を装備する可能性が高い。つまり、ロシアのT-50の航空機関砲の配備と一致する。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国の戦闘機が常用する23mm機関砲」)


 実際には現代の空戦で機関砲が使われることはほとんどないようですけどね。

10月13日

 韓国海警と中国漁民の衝突関連です。

http://military.china.com/news2/569/20161012/23755211.html


韓国メディア、中国漁船に武力で対応、と興奮して騒ぎ立てる 韓国海軍は随時命令を待つ、とする

【グローバル時報駐韓国特約記者  李大明 グローバル時報記者 蘇静 呉志偉 崔傑通】 11日、韓国国務調整室国務第一次長は政府庁舎で会議を主宰し、「中国の不法な漁船に対する取り締まりに入れる力の度合いを強化する対策方案」を討論した。会議の陣容は非常に大規模で、外務省、国防省、法務省、国民安全所などの部門の当局者が参加した。韓国政府は艦砲あるいは母艦による船体への衝突などの方式を使用して、従わない中国漁船に対応することを決定した。これまで韓国海警は中国漁船を鎮圧する時かつてM60機関銃を使用したことがあるが、今回韓国政府は初めて 20mmおよび 40mm艦砲の使用を決定した。逃走するなど韓国の海域で拿捕することができない不法に作業する中国漁船に対しては、韓国政府は公海海域まで追って拿捕を行うことを決定した。また、韓国政府は 4隻の大型艦艇、特殊部隊、ヘリなどからなる「不法中国漁船取り締まり専門機動戦団」を投入し、取り締まり活動を強化し、同時に海洋水産省、海軍など関連機構との合同での行動を推進することを決定した。

「もし今後中国漁船が抵抗したら、韓国海警は大規模な砲撃を用いることになる」と韓国の「世界日報」11日の報道は興奮を隠し難い。同日韓国のYTNの報道の表題も 殺気に満ち満ちていることが目立った。「海警、抵抗する中国漁民に対し機関銃と大砲の使用を準備」 韓国聯合通信社の評論は、韓国政府が11日に発表した中国漁船を強力に打撃する対策は主に「韓国の海洋の主権の防衛と漁業資源の保護」のためであり、このため「理の当然」のことである、とした。

韓国外務省は11日、外務省次官(大臣補佐)の金炯辰は当日中国駐韓国大使の邱国洪を呼び、韓国海警快速艇がぶつけられて沈んだことに対し「強烈な遺憾の意と抗議」を表明し、中国サイドが類似の事件の再度発生を防止するため積極的に努力することを懇切に促した、とした。これは韓国政府が二日ぶりに再度中国サイドに向けた抗議の表明であり、韓国外務省東北アジア審議官はかつて今月9日中国駐韓国大使館領事部総領事を読んでこの件につき抗議を表明した。韓国KBSテレビ局は報道し、外務省関係者は、抗議の格上げは韓国政府の事件の深刻さに対する認識を体現しているとした、とする。

「西海の海賊」 「韓国先駆報」11日の社説はこのような言葉を用いて中国漁民を攻撃し、韓国当局は不法な漁に従事する中国漁民を韓国の海洋の主権および国家の安全に対する深刻な脅威とみなすべきだと言明した。なぜなら「中国漁船が韓国領海に闖入しかつ暴力に訴えて韓国沿岸警備隊に抵抗することに関する事件はすでに耳新しいことではなく、彼らにとってナイフ、斧、鉄パイプを使用することは日常茶飯事と言えるからだ」、と。社説はさらに三軍総司令である韓国大統領朴槿恵に対し不満を訴え、もし韓国と中国の関係を傷付ける危険を冒しても態度を表明すべきだ、と言明した。

韓国の「国民日報」11日の報道によれば、韓国海軍関係者は当日、中国漁船の「問題は深刻」で、海軍方面はすでに合同での打撃の準備を整えており、海警方面が請求を発するのを待つだけだ、とした。今年8月、韓国海軍と海警は黄海および韓国・北朝鮮「北方海上境界線」付近で外国漁船に照準を合わせた合同演習を行ったが、将来この演習は実際の行動に変じる可能性がある。韓国聯合通信社は、韓国の一部の保守団体は11日、中国駐韓国大使館前にやってきてデモを行い、「中国の殺人蛮行を非難」「中国人は韓国人の忍耐がすでに限界に達していることを理解する必要がある」などのスローガンを高く叫んだ、とする。

韓国海警は全くためらいなく中国漁船に対し手を出すのだろうか? 韓国の「中央日報」11日の社説は、「海洋警備法」や海警の内部指針はいずれも中国漁民に対する銃器の使用を許しているが、実際上のオペレーションには一定の難度がある、とする。ある第一線の海警隊員は、「ひとたび銃器、武器を使用して中国漁民の死亡がもたらされれば、中国との外交矛盾を生じさせる可能性がある。海警は2014年の『セウォル』号事件で救助の力がなく解散させられた後、皆より『事なかれ主義』の心的態度を抱き、本当に発砲することは非常に難しい」とする。


 韓国人の中国に対する感情の悪化はあるいは「THAAD」配備問題にも多少影響するかもしれませんね。

10月14日

 スホーイー35関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20161011/23739956.html


ロシアメディア:漢字による表示は不明瞭 中国に販売するスホーイー35はロシア語のインターフェースを留保

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「第一陣 4機のスホーイー35戦闘機の付属するセットとなる装備は今年年末までに中国に引き渡され、その他20機の戦闘機は来年および再来年続々と中国に引き渡される。」)

【グローバル軍事 10月11日の報道】 ロシア衛星ネットモスクワ10月11日電によれば、ロシアの「情報報」はロシア無線電子技術集団(ロシア技術集団に隷属)副社長のジーウェフの話を引用して報道し、中国に供給する一定数のスホーイー35戦闘機はロシア航空宇宙軍が使用する飛行機とほとんど同じで、中国サイドの要求に応じ、コックピット内の操作盤にはロシア語のインターフェイスを留保することになる、とした。

ジャンジジェフ(頑住吉注:誰? 同じ人?)は「情報報」に向け、「発注サイドの国情、要求を根拠に機載設備を改装するのは重要な技術的プロセスの一つである。1年来我々はずっと力を尽くしてコックピット内の情報を中国語に翻訳してきた。」とする。しかし、彼らの言によると、漢字は液晶モニター上では読みにくい。

この新聞は、スホーイー35のモニターの中国語に翻訳された計器の目盛り、説明および指令は小さくまた模糊とし過ぎており、読みにくいという結果がもたらされている、とする。モニターの寸法の拡大によってこの問題は解決できるが、このようにすればコックピットを徹底して改造する必要があり、研究開発と試験に追加の資金と時間を必要とし、中国サイドのパートナーはこのようにすることを決して希望しなかった。最終的に、「情報報」の言によれば、中国人民解放軍飛行員と意思疎通を行った後、中国サイドはオリジナルの状態の維持、すなわちモニター上にキリル文字を留保することを要求した。中国の飛行員はすでにロシアのスホーイ-27戦闘機の飛行経験を有し、この飛行機のコックピットも同様に中国のために改装を行っていないが、飛行員たちはロシア語の機上の情報を「閲読」している。

中国に提供されるスホーイー35機唯一の特殊なところは機載システムの中に中国の「北斗」衛星ナビゲーションシステムが加わっていることである。中国人民解放軍空軍は今年年末にはもう最初の一定数のスホーイー35を受領し、装備することになる。中国は 24機のこの機種の飛行機を購入する計画である。

(頑住吉注:2ページ目)すでに組み立てが完成したスホーイー35戦闘機

(頑住吉注:3ページ目)スホーイー35戦闘機

(頑住吉注:4ページ目)スホーイー35戦闘機で使用されるエンジン


 簡体字は比較的単純で表示しやすく見やすいものにできるような気もしますし、単にそれを合理的に表示するノウハウがロシア側にないからかもしれませんが、まあ日本のパイロットも英語表記で不自由は感じないでしょうし問題ないんですかね。

 日本関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20161010/23732427.html


専門家:日本がもし南海を巡航したら引火上身となる 中国は手加減しないだろう  (頑住吉注:「引火上身」は災いを背負い込むみたいな意味のようです。)

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:日本の海上自衛隊」)

人民ネット北京 10月9日電(邱越) フィリピン国防大臣のデルフィン ロレンツァーナは7日、フィリピンはすでにアメリカとの南海合同巡航を「暫時停止」している、とした。フィリピンのこの挙は日本が「搶頭功」(頑住吉注:検索しても全くヒットせず)アメリカと南海を合同巡航することを促すか否か? 軍事専門家の梁芳は人民ネットのインタビューを受けた時、日本がもし積極的にアメリカと南海を合同巡航したら、引火上身に等しい、とした。中国は日本に対し手加減しないだろうし、日本はその南海における挙動の結果を子細に予測することが必須である。

フィリピン大統領ドゥテルテは9月、フィリピンはもはやアメリカと南海を合同巡航しないだろう、さらにフィリピン・アメリカ両国が毎年行っている28の合同軍事演習をやめるつもりであり、かつアメリカにフィリピン南部の特殊部隊兵士を撤収させるべきだと表明とした、と語った。

フィリピンサイドの態度表明と鮮明なコントラストを形成するのは日本である。日本の防衛大臣稲田朋美は9月15日アメリカを訪問している時、日本の自衛隊は米軍と合同で南海を巡回することになる、と言明した。

だが稲田朋美がハイテンションで日本の自衛隊の南海巡航を言明してほどなく、日本はまたトーンを変えた。9月26日、日本の海上幕僚長である武居智久はワシントンでインタビューを受けた時、「公衆は防衛大臣稲田朋美を誤解している。」とした。彼は、日本の海上自衛隊艦船はこれまでと同様、南海を通過するとき米軍とともに巡航演習を行うが、艦船を派遣してわざわざその海域に行かせ巡航する計画はない、とした。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「日本の新任防衛大臣稲田朋美」です。)

「日本はこれまでアメリカと南海を合同巡航するとしていたが、最近ではある程度収まっているようだ。」 梁芳は次のように指摘する。アメリカは中国の周辺国を一緒に集めて南海を合同巡航することを企図しているが、計画は決して成功しておらず、唯一ある程度これに応えたフィリピンもアメリカとの合同巡航の停止を宣言している。この種の状況下で、日本がもし積極的にアメリカと南海を合同巡航したら、引火上身に等しい。日本もこれに対し中国から来る強大な戦略的威嚇を感じている。
解放軍報の情報によれば、8月1日中国海軍三大艦隊は東海で大規模な実兵実弾演習を行い、100隻余りの艦艇、数十機の実戦機、沿岸防衛部隊などの力量を出動させた。

梁芳は次のように指摘する。海軍三大艦隊の東海における演習はいかなる国家にも照準を合わせてはいないが、客観的には日本の南海進出に対し牽制を構成している。日本は内政が安寧ではなく、当然あえて軽易に南海にやってきて騒ぎは起こさず、日本はその南海における挙動の結果を子細に予測することが必須である。中国とアメリカは冷戦状態であるが、日本に対してはきっと手加減しないだろう。

(頑住吉注:3ページ目)稲田朋美が日本の自衛隊の儀仗隊を検閲


 確かにこの問題に関しては総合的にメリット・デメリットを勘案しての難しい判断が要求されるでしょうね。

10月15日

http://military.china.com/jctp/11172988/20161014/23769355.html

 殲ー20が初めて編隊飛行を見せたという画像集です。

 中国の戦略爆撃機関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20161009/23721370.html


中国の新しい遠距離爆撃機に3種の方案あり ステルス能力を具備

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「馬暁天指令員が空軍航空大学学員を検閲」)

参考情報ネット 10月9日の報道 台湾メディアは、解放軍空軍司令員の馬暁天が先日中国は新世代遠距離爆撃機を開発中であると公然と表明してから、各界の関心を引き起こしている、とする。大陸の空軍専門家である傅前哨は、中国の新世代遠距離爆撃機は 4台の渦扇-10エンジンを配備し、異なる性能の要求に基づき、3種類の新世代遠距離爆撃機技術方案が生じるだろう、とした。

台湾の「旺報」ウエブサイト10月8日の報道によれば、傅前哨は、大陸の現在の総合的な技術の蓄えの状況から分析して、中国の新世代遠距離爆撃機はエンジン 4台の技術方案を採用する可能性があり、エンジンの機種は現在すでに戦闘機に使用されている渦扇-10の可能性が高く、この渦扇-10にはアフターバーナー燃焼室を持つ持たないの2種のバージョンがあり、異なる性能の要求に基づき、3種類の技術方案が生じる可能性がある、と考えている。

第1種類目はステルス性能を強調するが、超音速防御突破は強調せず、この方案はアフターバーナー燃焼室を持たない渦扇-10を採用する可能性がある。

第2種類目は超音速防御突破性能を強調し、ならばアフターバーナー燃焼室を持つ渦扇-10エンジンを採用する可能性がある。

第3種類目の方案はステルス性能も要求するし、また超音速防御突破も強調するもので、この種の全方位的性質の方案も大陸には実現の可能性がないわけではなく、なぜなら関連の領域いずれにおいても大陸には技術の蓄えがあるからである。

報道は、現在遠距離戦略爆撃機をもつものとしてはアメリカ・ロシア両国しかなく、アメリカにはB-52、B-1B、B-2があり、ロシアにはツポレフ-160、ツポレフ-95がある、とする。外界には中国の轟ー6Kは中、遠距離戦略爆撃機に属し、新しいエンジンおよび航空電子などのシステムへの換装を経れば、航続距離は8000から9000kmに達しうる、と考える者がいる。だが傅前哨は、中距離爆撃機の航続距離は6000km以上であるべきだが、遠距離爆撃機の航続距離は倍の1.2万kmに到達し、かつ遠距離の弾薬搭載量は20から30トンに到達すべきである、と指摘する。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「轟ー6K戦神爆撃機が長剣-20巡航ミサイルを搭載して西太平洋に進出」です。)

傅前哨は次のように考える。新世代遠距離爆撃機プロジェクトはすでにプロジェクトが立ちあげられかつ研究開発が開始されているはずで、どの方案を採用するかは最終的には軍の考えで決まるが、当然難度が最大なのは超音速性能とステルス性能を総合した方案であるが、中国に新世代遠距離爆撃機が誕生しさえすれば、一気に世界の軍事強国との隔たりを埋めることができ、甚だしきに至っては 某いくつかの性能上さらに後発の優勢を獲得するだろう。結局のところアメリカで現役最新世代のステルス爆撃機B-2はすでに研究開発されて長年になるのである。

だが中国の航空専門家である王亜男はかつて、中国はアメリカのB-2に似た全翼式爆撃機ではなく、ロシアのツポレフ-160に似た固定翼超音速戦略爆撃機を開発すべきである、と指摘した。B-2に似た爆撃機の開発は中国にとって技術および経済上一つの挑戦である、と。


 続きはすでに紹介した記事の再録なので省略します。これから戦略爆撃機を開発することが果たしてコストに見合うのかという疑問もあり、「大国なら持つべき」だから意地でも持つ、というものであるのかもしれません。

 台湾関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20161013/23759366.html


台湾メディア、大陸の殲ー6無人機群が台湾をロックオンと騒ぐ ネット仲間:轟ー6と換えて試してみる?

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ネット上ではかつて、中国が数千機の殲ー6無人機を持つと盛んに伝えられた」)

【グローバル軍事10月13日の報道】 台湾メディア12日の報道によれば、解放軍は東南沿海付近に大量の殲ー6無人機を配備しており、台湾軍のレーダー基地の攻撃に用いることができ、かつ解放軍は「台湾に対する軍事闘争の準備」を強化しつつある、としている。ある分析者は、台湾メディアが引用する「漢和安全保障業務評論」の中国に関わる軍事報道はこれまでずっと信頼できず、また過度のセンセーショナルさで有名で、殲ー6無人機がもし東南沿海に配備されていたとしてもおそらく最近の軍事の調整では決してなく、関連の報道は明らかに故意に緊張したムードを作り出すものである、と指摘する。台湾は喜びを感じるべきで、殲ー6によってロックオンされるのは総合的に比較して轟ー6Kによってロックオンされるよりもいささかましだ、と評論し語るネット仲間もいる。

台湾の「旺報」はカナダの「漢和安全保障業務評論」第10期の報道を引用し、解放軍は台湾中部からの直線距離220kmに満たない福建省恵安、台湾からの距離450km前後の広東省興寧に大量の殲ー6無人機を配備し、台湾のレーダー基地に対し攻撃が行える、とした。報道は、新竹県に位置するアメリカが研究開発した「Pave Paws」レーダーを装備した楽山レーダー基地、苗栗県三義郷の海軍火炎山レーダー基地、西嶼灯台そばの西嶼レーダー基地などの固定式レーダー波比較的上述の無人機の攻撃を受けやすい、とする。

報道は、解放軍空軍は殲ー6無人機のために連体式機格納庫を修築済みで、解放軍はさらに2大無人機基地付近いずれにも地対空ミサイルを配備している、とする。「漢和安全保障業務評論」は、殲ー6無人機を古いシステムと思ってはならず、「実際上殲ー6無人機は高度科学技術プロジェクトで、解放軍空軍に重視され、何故なら殲ー6の数は相当に膨大で、新たな用いる場に派遣できるからである」、とする。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「中国の殲ー10戦闘機」です。)

「漢和安全保障業務評論」はさらに、解放軍は大きな力を入れて対台湾軍事準備を強化しつつある、と考える。大陸当局メディアは今年5月に殲ー10戦闘機の強化型連体式航空機掩体の画面を公開した。この航空機掩体は解放軍が初期に修築した簡易維持修理保障機格納庫とは異なる。航空機掩体の頂部の厚さは3mを超えるようだ。台湾海峡の大陸側のあらゆる第一線の解放軍空軍飛行場はすでに過去8年で堅固な航空機掩体建設工程を完成させており、同時に地対空ミサイル全部の換装が完成している。「紅旗-9」、S-300PMU1/2、「紅旗-12」、「紅旗-6」をメインとする新世代対空ミサイルシステムを形成している。

だが専門家は次のように指摘する。台湾が引用した「漢和安全保障業務評論」の中国の軍事に関わる文章はしばしば決して事実ではないと証明されており、しかもいつも過度にセンセーショナルである。解放軍の軍事近代化のプロセスは不断に推進され、武器装備の全体的な更新世代交代が加速しているのは争いのない事実であるが、「漢和安全保障業務評論」は往々にしてどこかでムードが緊張したらすぐ大陸の新型装備はそこに照準を合わせていると言い、台湾海が緊張したらすぐ台湾海に照準を合わせていると言い、南海が緊張したらすぐ南海に照準を合わせていると言うのである。専門家は、殲ー6は有人操縦の旧式戦闘機でとっくに現役を退出し、もしそれを無人機に改装しかつ実戦配備を行うとしてもおそらく何年も前に行ったことで、何年か前外国メディアがもう騒ぎ立てたことがある、とする。一部のメディアが殲ー6無人機を持ち出すのは、明らかに両岸関係の緊張に乗じて蒸し返したがっているのである。あるネット仲間は、殲ー6無人機を用いて台湾をロックオンするのは台湾に向け善意を放っているのであり、もし殲ー20、轟ー6Kを用いて台湾をロックオンしたら、それこそが威嚇だ、とからかっている。(張亦馳)


 確かに中国の記事を紹介し始めた初期にもそういう記事があったの覚えてます。しかしこういう記事が出るのは台湾の危機感の表れで、危機感が増す客観情勢があるのは確かでしょう。

10月16日

 殲ー20に比べれば地味な印象ですが。

http://military.china.com/important/11132797/20161011/23739730.html


専門家:国産の殲ー16は殲ー20の補充 解放軍の主力戦闘機となる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「解放軍最新の殲ー16機の試験飛行のすごい画像が再度明るみに出た。これは中国沈陽飛行機社が殲ー11系列をベースに発展させた新型第4世代多用途複座戦闘爆撃機である。2011年10月17日にすでに沈陽飛行機で試験飛行しており、自動電子スキャンフェイズドアレイレーダー(AESA)を装備し、同時に多目標を攻撃し、かつ目標に関する情報を識別できる。(画像のソース @DS大彪)」)

原題:専門家:国産の殲ー16の性能はスホーイー30より優れている 規模化された作戦任務を担うことになる

人民ネット北京10月10日電(邱越) 最近、解放軍最新戦闘機である殲ー16の試験飛行の画像が再度明るみに出た。軍事専門家の王明亮は人民ネットのインタビューを受けた時、殲ー16は伝統的な第3世代機を基礎にしているが性能に顕著な向上があり、我が軍の未来の主力実戦機の1つとなり、殲ー20などの第4世代機と体系化作戦を行い、規模化された作戦任務を遂行することになる、とした。

報道によれば、中国沈陽飛行機社が殲ー11系列をベースに発展させた新型第4世代多用途複座戦闘爆撃機である。2011年10月17日にすでに沈陽飛行機で試験飛行しており、自動電子スキャンフェイズドアレイレーダーを装備し、同時に多目標を攻撃し、かつ目標に関する情報を識別できる。

王明亮は説明し、殲ー16はダブルの重要な任務を負った実戦機に属し、その空戦能力と対地突撃能力はいずれも非常に強く、正真正銘の攻防兼備型実戦機である、とする。この機はアメリカのF-15E戦闘機の性能と似ているが、弾薬搭載量と火力コントロールシステムの性能に比較的大きい向上があった。

軍事の上で、軍事行動の類型は進攻と防御に分かれる。一般に専業化の考慮から、専門の部隊によってそれぞれ進攻あるいは防御の任務が執行される。「だが実際の戦場では、形勢は錯綜複雑、千変万化で、進攻と防御の態勢には随時転換が発生するだろう。このため殲ー16といった種の多用途機は戦場で柔軟に各種の形勢に対応する必要がある。」と王明亮は語る。

殲ー16登場後、あるロシアメディアはこの機が「スホーイー30のコピー生産品」だと推測した。だが国内メディアは、殲ー16とスホーイー30は母を同じくする兄弟としか評価できず、いずれもスホーイー27にルーツがあるが、研究開発の路線は決して同じでない、と指摘する。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「殲ー16戦闘爆撃機は中国の沈陽飛行機社が殲ー11系列をベースに発展させた新型第4世代多用途複座戦闘爆撃機である。この機の外形の参考機種はロシア式スホーイー30MKK戦闘爆撃機である。2013年初めに中国はこの実戦機を正式に公開した。」です。)

王明亮は言う。殲ー16は確かにロシア製飛行機の一部の技術を継承しており、例えば成熟した空力外形、航空電子設備、動力システムなどであるが、中国は火力コントロールシステムや機載武器などの方面でいずれも自主創新を行っており、その性能はロシア製のスホーイー30より優れている。

今、世界各国はこぞって大きな力を入れて第4世代ステルス戦闘機を開発しており、中国の第4世代機である殲ー20と殲ー31の一挙一動は全てメディアや軍事マニアの強烈な関心を引き起こすだろう。だが将来中国が殲ー20と殲ー31というこの2機種の戦闘機のみ装備することはあり得ず、殲ー16が殲ー20の補充として、中国軍の未来の主力実戦機の1つとなる、と指摘するメディアもある。

「将来第4世代機は我が軍の空戦の中核となるが、主体は依然第3世代機である。」と王明亮は語る。

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「高原で試験中の殲ー11Dと殲ー16。見たところ部隊装備までの距離は遠くなくなっている」です。)

王明亮は次のように指摘する。殲ー16は第3世代機と第4世代機の間を介する過渡的機種で、世代をまたぎ接続する性質の装備であり、第3世代機に属するが、性能はよりずば抜けている。将来、第4世代機はそのステルス性能や高い機動性に頼って、戦場のルールを完全に改変することがあり得るが、価格が非常に高く、かつ性能と装備の成熟度がなお実戦の検証を経ていないため、自身の空中の安全を保障する重心をカッコイイ第4世代機に完全に置くことはいかなる国もあえてしないし、また不可能でもある。このため軍隊は依然殲ー16のようなこの種の伝統的第3世代機より優れ、性能が安定した機種を攻防体系の重要な組成部分とすることを必要とする。

王明亮は、将来第3世代機と第4世代機はきっと体系化されたコンビネーション作戦を行い、第4世代機は「尖刀」と化す必要があるだけでなく、「破門」(頑住吉注:ドアを破る)の重任を担い、同時に小型の空中指揮、情報中枢ともなり、自身のステルスの優勢の助けを借りて敵の防空体系の上空で情報偵察や伝達を行い、甚だしきに至っては作戦指令を発する必要があり、一方殲ー16といったような第3世代機は規模化された作戦任務を遂行する、とする。

(頑住吉注:4ページ目)ネット上に明るみに出た試験飛行中の殲ー16電子戦機


 日本もF-15を近代化改装することになろうかと思われますが、非常に古い機の改造と新規製造ではかなりのハンデがあるでしょうね。
















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