コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその204

10月24日

 インドの「ラファール」戦闘機導入関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20161021/23797018.html


インドが購入した「ラファール」戦闘機の半分は南チベットに配備 核による打撃能力を強化

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:フランスの「ラファール」戦闘機」)

9月23日、インド国防大臣マノハール パリカールはフランス国防大臣のジャン イヴ ルドリアンとニューデリーで、インドがフランスから36機の「ラファール」戦闘機を購入する購入協定に正式に署名した。この契約の金額は79億ユーロ(約88億アメリカドルに相当)で、インドの数十年来金額最大の兵器購入契約である。

双方の協定によれば、第1陣の「ラファール」戦闘機は2019年までにインドに引き渡され、36機の戦闘機は6年内に全部引き渡される。フランス通信社の報道によれば、インド空軍には現在32個戦闘機中隊があり、それぞれの中隊は18機の戦闘機で、36機の「ラファール」戦闘機が全部引き渡されるのを待った後、インド空軍の戦闘機中隊の数は2個増加することになる。

「ラファール」戦闘機はフランスのダッソー飛行機製造社によって製造される双発、高い機動性、多用途の第4世代半戦闘機である。空戦、対艦および対地攻撃能力を兼備しているため、世界で「機能が最も全面的」な戦闘機と讃えられる。フランス空軍と海軍は異なるタイプの「ラファール」戦闘機を装備し、しかも就役期間中いずれにも良好なパフォーマンスがあった。「ラファール」戦闘機は相次いでアフガニスタン戦争でのアメリカに対する支援行動、NATOがリビアを空襲した行動、国連が授権したアフリカ州のマリでイスラム過激武装組織を空襲した行動、および去年フランスのパリがテロ攻撃に遭遇した後でのフランス軍によるシリアの「イスラム国」に対する報復行動に参加した。9月30日午前、フランスの8機の「ラファール」戦闘機がさらに地中海中部に配備される「ドゴール」号空母上から発進して戦闘任務を執行し、イラクの対テロ作戦とコンビネーションした。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは1ページ目と同じです。)

インドは近年来不断に各種の方式をもって国外から軍用機を購入し、自身の空中力量を充実させている。ロシア衛星ネット今年7月19日の報道によれば、ロシア技術集団国際協力・地域政策部担当責任者のヴィクター クラトフは、インドはスホーイー30MKI戦闘機、Ka-226ヘリ、ツポレフ-22M遠距離爆撃機をまず賃借、後に購入する計画である、とした。同時に、インド空軍はすでにアメリカのボーイング社が研究開発したCH-47F「チヌーク」大型輸送ヘリとAH-64D「ロングボウアパッチ」攻撃ヘリの購入を確定している。これだけではなく、インドはアメリカのロッキード・マーティン社のF-16戦闘機の生産ラインを導入する準備をしており、インド国内でアメリカの戦闘機を生産することを希望している。同時に、アメリカのボーイング社もインドでF-18戦闘機を生産することに同意している。(頑住吉注:日本のUS-2導入もそうですね。)

今回インドがこのように気前よく「ラファール」戦闘機を購入するのは、主に2つの方面の原因から出ている。1つ目は不断に老化するインド空軍戦闘機との交換に用いる。現在、インド空軍が装備する主戦飛行機としてはロシアから購入した230機のスホーイー30MKI戦闘機があるが、まだ大量の速やかに近代化グレードアップ改造を行うことが必須な古い戦闘機を留保している。この中には、66機のミグー29戦闘機、57機の「ミラージュ-2000」戦闘機、139機の「ジャギュア」戦闘機、85機のミグー27戦闘機、および100機あまりのミグー21戦闘機が含まれる。現在インド国産の「テジャス」MKI軽戦闘機はミグー21に取って代わることしかできないという状況下で、インド空軍は新たな主戦飛行機で出現するかもしれない力量の真空を埋めることを必要としている。今年3月31日、インドの「レイディフ」ウェブサイトは文章を掲載し、インド空軍中将、空軍副参謀長のB.S.ダノアは最近「鉄拳」演習挙行直前メディアに向け状況を説明する時に珍しく、インド空軍の火力デモンストレーションは「数の上で2つの戦線で全面的空戦を展開するのには不足だと証明した」と認めた、とした。

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「AASMモジュール化空対地ミサイルと空対空ミサイルを満載したラファール戦闘機」です。)

2つ目はインドの空中核打撃能力の強化である。あるメディアは、インドが「ラファール」戦闘機を選択したのは、その空中核打撃プラットフォームとすることのできる潜在的用途を気に入ったからだ、と考える。「インド速報」ウェブサイトは今年9月18日にスシャンテ シンの「『ラファール』戦闘機協定の背後:核兵器搭載方面で『戦略性』の役割を演じる」との文章を発表し、文中でインド空軍が「ラファール」戦闘機を選択した決定的要素はそれが「空中戦略搭載体系として用いることができる」ことで、すなわち「ラファール」戦闘機は戦闘中核兵器搭載に用いられる、と指摘されている。これまで、インド空軍の核打撃能力は主に「ミラージュ-2000」戦闘機によって実現された。インド空軍は希望を「ラファール」戦闘機が将来核巡航ミサイルを搭載して戦略あるいは戦術核打撃任務を執行し得ることに寄せている可能性が高い。

構想によれば、「ラファール」戦闘機を装備したインド空軍は将来この先進的な戦闘機の就役に頼って地域性の威嚇を実現することになる。今年4月初めには早くももうあるインド空軍の消息筋の人物は、36機の「ラファール」戦闘機の中で18機はパキスタンとの国境に近いアムバーラ空軍基地に配備されることになる、としている。もう18機は南チベット地域のある空軍基地に配備されることになるという。その意図は言わずとも明らかである。このため、「ラファール」戦闘機の購入のインドの空中戦力アップに対する意義は過小評価できない。

(作者 王鵬 機関 空軍工程大学)

(頑住吉注:4ページ目)資料画像:基地に整列して駐機されるフランス空軍の「ラファール」戦闘機


 新興大国による「第4世代半」戦闘機の購入ということで当然中国のスホーイー35購入(24機)と比較されることになろうかと思われますが実際のところどうなんでしょうか。格闘戦ならスホーイー35が明らかに強いという評価が多いようですが評価基準は当然それだけじゃないですからね。

10月25日

 韓国と中国の漁業をめぐる紛争関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20161022/23802025.html


韓国海警がスタングレネードを投げ3人の漁民の死亡をもたらす 中国の船長が逆に起訴される

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「9月29日午前9時45分、韓国海警が中国漁船に向けスタングレネードを投擲した後、機関室一帯に火災が発生し3人の死亡がもたらされた」)

参考情報ネット10月21日の報道:韓国メディアは、韓国の光州地方検察庁木浦支庁は21日、「特殊公務執行妨害罪に関わる嫌疑」をもって、韓国海域で火災を発生させ人命に関わった事件の中国漁船船長の楊某に対し公訴を提起し、楊某が「韓国海警の法執行に抵抗拒絶し、故意に海警船に衝突し、危うく重大事故になるところだった」嫌疑に関わると告発した、とした。

韓国連合通信社10月21日の報道によれば、楊某は「許可証なく漁をし、停船命令を拒絶した」など10項目の規則違反に関わった嫌疑があり、検察サイドは楊某が2億ウォン(およそ120万人民元に相当)の保証金を納めるよう要求している(頑住吉注:原文ママですが保釈金ですね)。期日までに保証金を納めた後、船長、船員ら14人および漁船は追放されて国外に出、事件に関わった人員は本国に戻り、その後韓国の裁判所で審判を受けることができる。だが楊某は保証金を納めるのを拒絶しており、このため裁判所は逮捕状を発行し、楊某は韓国で審判を受け、その他の船員は関係者の身分をもって韓国で拘留される。

韓国メディアは、9月29日午前9時45分、楊某はその他の船員を率いて「韓国の全羅南道新安郡紅島西南70kmのところの韓国サイドの排他的経済水域内で不法に漁をし」、海警が機関室に向けスタングレネードを投擲した後、機関室一帯に火災が発生し、船上の17人中14人は救助され、3人は昏睡に陥りかつ最終的に死亡した、とする。

(頑住吉注:2ページ目)韓国海警は10月13日仁川沖で艦砲射撃訓練を行った

(頑住吉注:3ページ目)警備艦艇の各艦隊(頑住吉注:逆では?)は海上でそれぞれ20発の40mm機関砲、80発の20mmバルカン砲、40発のM60機関銃を発射した。


 韓国海警が砲撃も辞さないと宣言した後、中国漁船の抵抗が弱まったとの記事も出ており、まあ実際上このくらい厳しくやらないと対応できないということなのでは。

http://military.china.com/important/11132797/20161020/23793818.html


外国メディア:殲ー20戦闘機の寿命は50年に達し得る 1機あたりのコストは5億人民元

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「殲ー20は中国が最も新しく研究開発した第5世代戦闘機であるが、第5世代戦闘機を判定する1つの基準はステルス性能である。ステルス性能の保証のため、第5世代戦闘機は往々にして機外の搭載架ではなく内部弾薬コンパートメントを採用してミサイルを搭載する。このため、弾薬コンパートメント内部の構造が非常に重要となる。現在、殲ー20、F-22、F-35にはいずれも弾薬コンパートメントを開いた画像があるが、ロシアのT-50はそれにもかかわらずずっと関連の画像がない。画像は殲ー20機が飛行途中で弾薬コンパートメントを開いたところ。」)

ロシア軍事資料ネット10月17日の情報によれば、2000年(あるいは2002かもしれない)に始まり、中国のネット上にもう殲ー20戦闘機研究開発に関する文書が出現し始めた。

この文書の中からは、台湾が2015年以後F-35戦闘機を購入するかもしれないことが分かる。殲ー20は2019〜2020年になってやっと初歩的な戦備に到達でき、つまりその時アメリカの新世代戦闘機に10〜15年立ち後れる。

プロジェクトの初歩的なコストは371億人民元で、これには8機の原型機と6機の事前生産型が含まれる。1機のコストは4.5〜5億人民元であり、つまりスホーイー27のコストに比べ高いだろう(スホーイー27のコストは3,000万アメリカドル)。飛行機正面の有効反射面積は0.2平方mである。2台の推力15,000kgのエンジンを装備する。アクティブフェイズドアレイレーダーが空中目標を探知計測する距離は200kmに達する。戦闘機の寿命は40〜50年である。

主要な技術的リスクはエンジンとアクティブフェイズドアレイレーダーにある。全く新しいターボファンエンジンを作り出す前、中国の設計師はWS-10太行エンジンを臨時の解決方案とする。

(頑住吉注:これより2ページ目)

10月13日、殲ー20戦闘機の3枚の新たな画像がネット上に初めて出現し、その中の1枚は殲ー20の2機編隊飛行で、もう2枚は異なる状態の下で弾薬コンパートメントを開いた画像である。伝えられるところによれば、殲ー20戦闘機は珠海航空展で初めて公開されお目見えすることになる。ネットに伝えられた珠海航空展の飛行デモンストレーションタイムスケジュールは、珠海航空展当日殲ー20が10分間の飛行デモンストレーションを行う可能性があることをはっきり示している。画像はネット仲間が撮影した2機の殲ー20が相次いで飛び立ちかつ空中で編隊飛行する画像で、相当に震撼させる。


 10分間の時間があるということはある程度の「特技飛行」をやるということなんでしょうかね。

 ロシア・イギリス関連です。

http://military.china.com/news2/569/20161024/23808689.html


ロシアの艦、イギリス海峡を通過する時わざわざ砲口を 90度回転 イギリスに向ける

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ピョートル大帝号原子力動力巡洋艦、わざわざ砲塔を 90度回転」)

ロシアの空母クズネツォフ号は、イギリスロイヤルネービーの監視の下、金曜日にイギリス海峡を離れ、シリアに任務執行に向かったが、あるイギリスメディアは、クズネツォフ号がイギリス海峡に進入する時、艦上の機銃が準備状態にあり、また艦上の兵士はずっとイングランドの港ドーバーを注視し、緊張したムードであることに気付いた。

香港東網 10月23日の報道によれば、目撃者が撮影した画像の中からはクズネツォフ号上の少なからぬ兵士が防弾衣を身に着け、機銃付近に移動しているのが見られ、銃口は当時イギリスの領土に向けられ、しかも戦闘機が駐機する甲板付近には、ずっと兵士がいてパトロールし、パイロットは傍に坐って警戒していたとされる。

あるクズネツォフ号が通過するのを目撃したドーバー港住民は、しばしば戦闘機が低空飛行し、またイギリス軍のヘリが離陸するのを見た、と指摘する。今回イギリス海峡を通過したものには全部で8隻のロシアの軍艦があり、クズネツォフ号の甲板上にはその武器であるスホーイ-33戦闘機が搭載され、ある分析はイギリスに向けての示威だと考える。


 ロシアの空母がここを通過することが珍しいからというのもあるんでしょうが、ロシアと西側との対立は予想以上のところまで来ているのかなという感じも受けます。

10月26日

 中国の対潜能力関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20161020/23792126.html


ロシアメディア:対潜が解放軍の一大弱点となる 大量の軽護衛艦を建造し補いつつある

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「最近、東海艦隊某部の多数の056型護衛艦が対潜、艦対艦実兵対抗演習を組織的に展開し、多くの敵情、多くの課目の中で艦隊の昼夜をまたぐ作戦能力と多様化された任務を遂行する水準を鍛錬した。」 なおこの記事のキャプションは全てこれと同じです。)

【グローバルネット軍事10月20日の報道】 ロシア衛星ネット10月19日の報道によれば、香港の「南華朝刊」は中国が天宮二号とドッキングする神州十一号有人宇宙船を利用して冷原子干渉装置を試験する可能性に関する文章を発表した。この新聞は、試験の主旨は宇宙から水中の潜水艦を発見する技術の検証だ、とする。ロシアの軍事専門家であるコーシンはこの報道につき評論を行った。

コーシンは、厳密に言うと文章は天宮の中に新式原子時計があり、その技術原理は干渉装置と同様だということに言及してるだけだ、と指摘する。周知のように、原子干渉装置は地球の磁場の中の微少な変化を発見することができる(頑住吉注:どうも中国語の記事には全然周知じゃないことを「周知のように」と書いてあることが多い気がするんですが)。理論上この技術は水中を運動する物体の発見に用いることができる。だが天宮二号にこの種の干渉装置が装備されていることに関するいかなる情報もない。しかも、天宮二号の限りある2年しかない就役期を考慮すれば、その上にこの種の干渉装置を装備することにいかなる意義もない。

中国軍は対潜の問題を高度に重視している。今まで対潜能力は中国軍の最も薄弱な点の1つと考えられていた。これはさらには中国の海岸および重要な海上輸送ルートの安全確保にクエスチョンマークをつけ、しかも海上戦略核力量建設の努力にも極めて大きいリスクをもたらすだろう。コーシンは、中国海軍は大量の新世代対潜艦、例えば056型対潜護衛艦の建造を実施しつつある、と指摘する。さらに重要なのは、中国がさらに膨大な海底固定式水中聴音機ネットワークを建設していることである。その作動原理はアメリカのSOSUSに似ており、敷設範囲は第一列島線にあまねく及ぶ。

(頑住吉注:これより2ページ目)

我々はさらに、中国がその他の国同様、巨資を投じて潜水艦を発見するその他の技術をも開発していることを知っている。例えば、衛星の利用である。原子干渉装置もその中の1つだが、中国のこの種の技術の成熟度およびその有人宇宙計画との関係は、まだ完全にはっきりしていない。西側は衛星を利用してこの方面の試験を行ったことがある。

中国も水中戦争のために多種のその他の先進技術を開発し、特に創新技術の導入を重視しており、これには各種無人水中設備が含まれる。最終的な目的はあるいはアメリカ海軍の水中における絶対の優勢に対応する別種の手段を探し出すためかもしれない。


 中国がこの種の努力をするのはその立場では当然で、逆にもし中国がアメリカや日本の潜水艦を確実に発見できるようになったら当然日本の安全保障に非常に大きな問題が生じることになります。

 中国国産空母関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20161023/23803518.html


香港メディア:国産空母の全艦の輪郭が明朗に まもなく動力システムを装備へ

【グローバルネット軍事10月23日の報道】 香港の「経済日報」ウェブサイトは10月21日、内地メディアの報道を引用し、大連で建造中の初の自ら建造する「001A型」空母が再度最新の進度を明るみに出し、流出した画像からは、この艦の艦橋がすでに取り付けを完成させ、全体の外形輪郭がはっきり見えていることがはっきり示される、とした。

将来「001A」型空母は動力取り付け作業を展開することになり、完成後ドックには注水されるだろう。その時、大連造船工場は必ずや盛大な進水式を挙行して祝賀することになる。だが実際上、アメリカの建造の経験に照らせば、空母が続いて行う進水艤装過程は建造の全体時間の50%以上を占めることになる。

(頑住吉注:これより2ページ目)

報道は強調し、「もし現在までの建造作業が全て空母の『骨組みを建設する』ためだとするならば、『001A型』はまだ同様の長い組立過程を経て『血肉を充填』する必要がある」強調とする。

空母組立の具体的な作業は主にパイプラインと電気設備の敷設を行うことで、近年来「事前艤装」が造船工程管理領域において常用される技術で、「001A型」空母も事前艤装プロジェクト設計を通じて全体的な建造過程を最適化させるだろう。

(頑住吉注:これより3ページ目)

いわゆる「事前艤装」とは某いくつかの工程に対する最適化設計により、同時に船台で同時進行で行える艤装作業を、船台で行うよう前倒しし、相当に高い人件費や時間を省けるようにするものである。


 「事前艤装」の手法を導入すると推測する根拠が示されていませんが、モジュール化建造の手法を導入するなど確かに最新の建造手法で後期を短縮する努力はしているようです。

10月27日

 中国の原潜関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20161024/23805496.html


台湾メディア、大陸が2種の「最も先進的な」原潜を建造中だとする:2年後に進水

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国海軍潜水艦」)

参考情報ネット10月24日の報道 台湾メディアは、大陸が最も先進的な潜水艦を建造中で、機種は095隋級と096唐級で、この2機種の潜水艦が完成すれば、アメリカに対し非常に大きな脅威を構成することになる、とする。

台湾の「中央社」10月22日の報道によれば、香港の軍事専門家である梁国梁は22日、「中央社」記者に向け、この2機種の新型潜水艦は建造中で、2年後には進水できると信じる、と事実確認した。

彼は、隋級は攻撃型原潜、唐級は戦略原潜であり、それらはアメリカに対し非常に大きな脅威を構成することができ、原因はこの2機種の潜水艦の技術指標が非常に高いことだ、とする。

梁国梁は、簡単に言うと、隋級潜水艦の技術指標は少なくともアメリカのバージニア級攻撃型原潜に比肩し、唐級はアメリカのオハイオ級戦略原潜に比べある程度超越するだろう、とする。

分析によれば、その技術指標は高く、それは大出力反応炉技術、超大直径耐圧殻体製造技術、ソナー監視測定技術、潜水艦静音技術に体現される。

また、射程1.5万kmの巨浪ー3潜水艦発射型大陸間弾道ミサイルはすでに開発が成功し、隋、唐級潜水艦の建造のために堅実な基礎を打ち立てた。

梁国梁は、この2機種の潜水艦は遼寧省の葫芦島渤海造船工場で建造されつつあり、ここの新しい工場の建物は同時に2隻の原潜が建造でき、2年ごとに2〜3隻生産できる、と語る。

分析によれば、隋、唐級は大陸の第4世代の潜水艦で、このうち唐級の建造目標は今後30年内にその技術が依然世界の前端なことを確保することである。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「中国海軍の原潜」です。)

報道は、具体的性能に関して言えば、隋級潜水艦は伝統を打破し、単一殻体設計を用いるよう改めるが、単一殻体は湿表面積が小さく、航行抵抗が小さく、騒音が低い、とする。この原潜はさらに第4世代大出力反応炉を配備し、ウォータージェット推進技術を採用することになり、水中最大航行速度は35ノットに達し得る。

これらの指標から見て、隋級はもっぱら原子力空母、原潜を狩り殺すために設計された「水中のハンター」である、とされる。

武器方面では、隋級潜水艦の前端には6門の533mm大型魚雷発射管があり、大陸で現在最も先進的な魚-11魚雷が装備できる。魚-11は相当に先進的で、尾部水流に向かう誘導を採用して攻撃が発動できる、とされる。

隋級潜水艦はさらに8基のミサイル垂直発射管を有し、対艦ミサイル、巡航ミサイル、対空ミサイルを発射し、もって敵サイドの対潜力量の攻撃に対抗できる。

唐級戦略原潜も単一殻体設計を採用し、12mの超大直径耐圧殻体を採用し、隋級に比べ2m大きい。

(頑住吉注:これより3ページ目)

唐級は16本のミサイル発射筒を装備するが、一方以前の夏級と晋級は12本だけだった。この艦は16発の巨浪ー3あるいは巨浪ー3A潜水艦発射大陸間弾道ミサイルが装備できる。

巨浪ー3は東風-41大陸間弾道ミサイルの直径2.78mの薬柱を採用し、潜水艦発射型東風-41だという可能性があり、アメリカの威力強大な「トライデント」-2ミサイルの2.2mの直径に比べ大きい。

両者は同様に長さ13m、同様に多弾頭で、巨浪ー3の射程は「トライデント」-2に比べより長く、1.5万kmに到達できるとされ、現在世界で射程最長の潜水艦発射大陸間弾道ミサイルであるため、もしこのミサイルを大陸近海で発射したら、完全にアメリカ本土の目標が打撃できる。

梁国梁は、中国航空宇宙科学技術集団第四研究院はこの前その研究開発する直径3mの大型固体燃料ロケットブースターエンジンの試験が成功したと公然と宣言したが、研究開発中の巨浪ー3Aに用いられる可能性があり、ならば巨浪ー3Aの威力はさらに強くなることになるだろう、と語る。


 どこまで信憑性があるのか全く分からないですが。

10月28日

http://military.china.com/jctp/11172988/20161027/30023245.html

 武直ー10のディテールが分かる画像集です。

 「ついに難関を突破、これからは追い越し車線」的な記事ばっかり読まされてるんでちょっと意外な感じもしますが。

http://military.china.com/important/11132797/20161026/30021446.html


中ロ、200台のエンジンの大規模契約を締結 金額は10億アメリカドル近い

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシアのAL-31航空エンジン」)

参考情報ネット10月26日の報道 ロシアメディアは、ロシア航空界のある消息筋の人物は、ロシア国防製品輸出社は少し前中国サイドと中国に対しAL-31およびD-30航空エンジンを輸出する新たな契約を締結済みで、北京は3年以内にこれらの機種のエンジンそれぞれ約100台を獲得することになると明らかにした、とした。

ロシアの「導報」ウェブサイト10月25日の報道によれば、ロシア戦略技術分析センターの専門家で副主任のコンスタンティン マジエンコは、このような規模の契約では、その金額は10億アメリカドル近くなる、と推算している。単に1台のAL-31の価格でもう500万アメリカドル以上で、D-30は必ずしもそれより低くないだろう。ロシア国防製品輸出社はこのことにつきコメントを発表するのを拒絶している。

報道は、中国は2010年からD-30ターボジェットエンジンの購入を開始した、とする。メーカーであるサターン科研生産連合体が以前出した正式な言い方によれば、その対中国輸出総数はすでに239台である。エンジンは中国の轟ー6Kに装備され、轟ー6Kはソ連が1950年代に登場させたツポレフ-16爆撃機の最新改良版で、中国の現在唯一巡航ミサイルを搭載できる国産遠距離爆撃機である。また、このエンジンを配備するものにはさらに運ー20軍用輸送機があり、これはウクライナのアントノフ設計局の協力援助によって研究開発され、性能パラメータ上ロシアのイリューシン-76に近い。

1992年以来、ロシアは全部で中国に対し273機のスホーイー27およびスホーイー30を輸出しており、この中の105機のスホーイー27は中国国内でライセンスにより組み立てられたものである。

(頑住吉注:これより2ページ目)

報道は、1990年代に始まり、ロシアは中国に対するAL-30の提供を開始し、当初はスホーイー27およびスホーイー30に装備され、2000年以来それらは国産の殲ー10戦闘機にも奉仕し始めた、とする。これと同時に、北京は鳴り物入りで渦扇-10エンジンを研究開発し、同時に本国の運ー20のためにD-30に取って代わり得るエンジンを開発している。

ロシア科学院極東研究所の専門家であるワシーリ コーシンは、中国は継続して本国の軍用機のためにロシア製エンジンを購入しており、これはあるいは同国の国防工業がすでに大変な努力を払ったが、依然性能がロシアの同類製品に比肩し得る国産エンジンが開発できていないことを示すのかもしれない、と指摘する。彼は、北京が今回輸入するAL-31はあるいは解放軍の中でなお就役しているロシア製戦闘機の古いエンジンとの交換に用い、かつ国産の新たな戦闘機に装備することになるのかもしれない、と考える。平和な年代、性能がより信頼でき、寿命がより長いロシア製エンジンは、任務執行、訓練を行うのに最も適しているに過ぎない。D-30に関しては、轟ー6Kと運ー20の計画生産量はいずれも100機を超え、それらは現在主にロシア製エンジンに頼っている。

報道は、コーシンの見たところ、新たな購入はあるいは次のような情報をも明らかにしているのかもしれない、とする。すなわち、中国サイドは国産第4世代戦闘機のエンジンの質に決して満足していない。このことはロシアと協力して第5世代戦闘機のエンジンを開発する可能性の存在を意味している。周知のように、中国が最も新しく登場させた殲ー20戦闘機は、まさに国産エンジンとAL-31という2つのバージョンが同時に試験飛行している。(編集翻訳/童師群)

(頑住吉注:3ページ目)中国空軍の轟ー6K爆撃機


 「あるいは〜かもしれない」ってそりゃ国産エンジンがダメだから買うに決まっているでしょう。まあパターンとして「国際戦略としてロシアに儲けさせてやり、まだ欲しい技術を少し持っているロシアのエンジンメーカーが潰れないようにしてやった方が得策」とかいう論評が出そうですが。

 珠海航空展関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20161026/30021888.html


中国の新型ステルス無人機が珠海に姿を現す 外形は米軍のB-2に酷似

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「『彩虹-805』高速ステルス標的機」)

25日午後、記者は中国航空宇宙空力技術研究院を取材し、国産の「彩虹」系列の12製品が団体を組んで第11回中国航空展にお目見えし、最新機種の「彩虹-5」大型中高度長航続時間無人機が神秘のベールを脱ぐ、と知った。

理解されているところによれば、今回の航空展の期間「彩虹」系列無人機の陣容は強大で、展示品の豊富さはこれまでの航空展で最大である。「彩虹-3」、「彩虹-4」などのスター製品が展示に参加するだけでなく、しかも最新の「彩虹-5」無人機、太陽エネルギー無人機、地面効果・ホバークラフト複合船、「彩虹-805」高速ステルス標的機などの製品がいずれも今回の航空展でお目見えする。

「彩虹-806」高速ステルス標的機は全翼レイアウトの空力形式を採用し、優良なレーダーステルス性能を持ち、飛行機の飛行特性のシミュレーションに用い、新型対空武器のカギとなる重要な性質の技術の検証と戦術技術指標の審査に協力援助することができ、第一線部隊の実弾射撃演習に用いることもできる。CH-805高速ステルス標的機を基礎に相応の設備を搭載し、集群作戦の模擬訓練などに用いることができる。

また、中国航空宇宙空力技術研究院が研究開発した垂直離着陸固定翼無人機「彩虹-801」、「彩虹-802」超近距離無人機システム、「彩虹-804」近距離無人機システム、およびAR-1、AR-2近距離空対地ミサイルなどが今回の中国航空展にお目見えする。

(頑住吉注:これより2ページ目)

第11回中国航空展の期間、中国航空宇宙空力技術研究院は11月1日午後15時に「彩虹」無人機新製品発表会を開き、多くの「彩虹」主力機種と研究中の機種を発表し、かつ多くの企業と戦略的協力協定を締結することになる、とされる。

「彩虹」系列無人機は2000年からその頭角を現し、傘下に多くの製品を包括し、その技術指標は世界先進水準に達し、国内で機種の系譜が完備し、大量輸出されたのが最も早く、また輸出量最大の無人機系列である。「彩虹」軍用無人機は偵察・打撃一体を特色とし、すでに10カ国あまりに輸出され、20あまりの最終ユーザーをカバーし、そのずば抜けた性能は広大なユーザーの高度の賞賛を獲得している。また、軍民融合深度発展戦略の指導の下、彩虹無人機は積極的に航空物体探査、海洋監視計測、海事応用、応急通信など民間用サービス領域を開拓する。現在、彩虹無人機航空物体探査総合測量システムは成功裏に大規模応用作業を行っており、我が国の国土資源調査に不可欠な技術手段となっている。

(頑住吉注:3ページ目)「彩虹-5」中高度長航続時間無人機の試験飛行


 以前計画図では完全な全翼機だった無人機が実際に飛んでいる画像では垂直尾翼付きだったことがありましたが、これは本当にちゃんと飛ぶんですかね。

10月29日

 ロシア空母関連です。

http://military.china.com/news2/569/20161026/30021865.html


ロシア、空母が黒煙を吐くことを解析:先天的設計の不足 水兵の操作ミス

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:ロシアの『クズネツォフ元帥』号通常動力空母がロシア北方艦隊のある軍事演習に参加(2005年8月17日撮影)。新華社/フランス通信社」 少なくともこの時は煙出てませんね。しかしこうして見るとたしかに艦橋大きいですな。)

参考情報ネット10月26日の報道 ロシアメディアは、ここ何日か以来、ヨーロッパとロシアはいずれも「クズネツォフ元帥」号空母がシリアの前線に駆けつける一件に対し議論が続いている、とする。焦点の一つは空母の行くところ、その背後にいつも濃厚強烈な黒煙が残され、甚だしきに至っては宇宙からでも非常に容易にこの特徴の助けを借りて空母の航行の軌跡を視察できることである。なぜ近代化された大型航空機搭載巡洋艦が意外にも旧式な蒸気船同様、絶えず煙を上げるのだろうか?

ロシアの「視点報」ウェブサイト10月24日掲載の文章は、21日夜、「クズネツォフ元帥」号を旗艦とするロシア艦隊はイギリス海峡を通過し、シリア海岸に向かった、とした。週末ずっと、ロシアのネットユーザーはこぞって空母がイギリス海岸に近いところで放出するもうもうたる黒煙に関し討論していた。ロシア海軍ニュース局は今に至るも依然言い方を出しておらず、艦上に故障発生があった可能性が排除されない。

ロシア連塔ネットは23日、この老いてなお意気盛んな空母は多くのネットユーザーの嘲笑に遭い、「彼らは、空母の通過するところには濃い煙が残され、しかもそれは2010年のアイスランドのエイヤフィヤトラヨークトル火山の噴火と比較されるほどなことに気づいた」とした。

某テレビ局はロシア国防省軍事顧問イワン ワシリイェフ海軍上将にインタビューしたが、彼の見方は独自の旗印を掲げているというべきである。「『クズネツォフ元帥』号の上空の、非常に多くの人に憂慮を大いに感じさせる煙の柱は事故ではなく、海軍が伝統に基づき行うべき儀礼である。」 彼は、艦上の機械技師は意図的にやったのであり、その意図はイギリス人に向け空母が姿を現したことを知らしめることで、「伝統の礼節と見てかまわない。水兵たちはこれに対しよく知っている。」と説明する。

ロシア唯一の空母はいったいどうしたのか? 現在これに対しては諸説紛々で、意見はまとまらない。

1992〜1997年に黒海艦隊司令を担当したピーター スウェイヤタショフ中将は、黒煙は若干の要素によってもたらされたのであり、「これはあるいはボイラーを適度に調節する問題かもしれず、結局のところこの空母は造船工場であまりにも長く停泊し、出航後やっと使用開始し、これには影響があるが、ずっと黒煙を吐いてはいないだろう。当然、軍艦の速度、航行方向に改変が発生した時にも濃厚猛烈な煙が出現するだろうが、時間はいずれも長くない。」と考える。

空母の動力システムの設計あるいは製造段階でもう欠陥が出現していた可能性も排除されない。生まれつきの誤りが今に至るというやつだが、出発前に設備に対しあるべき全面調整試験および検査修理を行わず、燃焼室に進入する重油がまだ充分燃焼できず、燃え尽きなかった顆粒が通風機によって空気中に排出され、黒煙を形成した可能性もある。

彼は、第3点目の可能性は設備が老朽化したことに原因があるかもしれないというものだが、それでも長時間煙を吐くはずはなく、「私の心は(頑住吉注:日本語にない漢字を使った語で「ひきつる」などの意味だそうです)、この種の状況は出現すべきでない。私はかつてさらにずっと古い戦闘艦の上で仕事をしたことがあるが、類似の状況は見たことがなく、これはあまりにもメンツを失する。」と考える。

ロシアの地縁政治問題研究院第一副院長のコンスタンティン シフコフはたぶん「軍艦上の関連の操作人員がボイラー装置を使用する時にミスが出現し」、したがって燃料が充分燃焼できない結果がもたらされたのだと思っている。「私はこれは技術的な故障に属すると思う」 彼は、これは空母の使用停止時艦が長すぎたことと関係があるとも考える。彼は、「白痴のみが」やっとボイラーに問題が出現した軍艦で遠征するだろう」、我が国の海軍管理層は皆理性的、慎重な人で、彼らはもしも軍艦の某いくつかの設備に故障が存在する状況下であわてて出征したら、途中でもう事故が発生する可能性があり、その時は排水量がこのように巨大、風を受ける面積がこのように広い艦をいかなる場所まで牽引するにも、おそらくは困難が非常に大きいとはっきり分かっている。このため、問題は設備自体に出たのではないだろう。」と強調する。

だがかつて地中海分艦隊司令を担当したワリャリン シェリワノフ上将は12年前に早くも「明日報」に次のように教えていた。「『クズネツォフ元帥』号を建造する時、すなわち1989年、ちょうど歴史のターニングポイントで、ソ連はすでに貧窮し、言い換えれば『クズネツォフ元帥』号は誕生の初めからもう先天性の心臓病を罹患していた。そのボイラーは最初からもう質の劣ったパイプラインを使用していたのだ。」

彼はかつて一定数の人をウラルの空母製造に必要なボイラーパイプライン工場に派遣した。彼は次のように恨み言を言った。「しかし、ウクライナは独立し、ニコラエフ造船工場でかろうじて生産することしかできず、ずっと漏洩の状況が出現し、このため我々はボイラーを満負荷で運転することができなかった。1996年の出征の時、艦上ではしばしば2つのボイラーしか使わず、さらには残る1つのみ作動中ということも何度もあり、ひとたびこうなるや、時速4海里(頑住吉注:4ノット)を超えるのは不可能で、このような航行速度をもって前進すると、空母は人の手によって舵が操られるのではなく風まかせでしかないだろう。」

物理学者のアレクセイ アンピロゲフも同様の見方を持っている。「『クズネツォフ元帥』号は最初からもう不運が運命づけられていた。当時それがウクライナから救出され得たことがすでに奇跡と称するに堪える。人々はまさに熱血に頼り、やっとまだ全部完成していないこの艦をニコラエフ造船工場の埠頭から大変な困難を押して現在の駐屯地すなわちムルマンスクに到達させたのである。」(編集翻訳/童師群)


 世界が注目するのは分かりきっているわけで、そこで失態を演じたら面子を潰すことになるに決まっており、少なくとも事前には自信があったんでしょうけどね。

10月30日

 殲ー20関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20161028/30024212.html


中国空軍が正式に宣言:殲ー20戦闘機、珠海航空展にお目見えへ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「殲ー20戦闘機」)

今日(10月28日)早朝に行われた珠海航空展ニュース発表会で、中国空軍スポークスマンの申進科は、空軍試験飛行員は殲ー20戦闘機を操縦して第11回中国航空展で飛行デモンストレーションを行うが、これは中国が自ら研究開発した新世代ステルス戦闘機の初の公開、お目見えである、と言明した。これまでの噂には今日の発表会で実証が得られ、殲ー20は珠海で初お目見えすることになる。現在の噂によれば、殲ー20は11月1日の開幕式で10分間の飛行デモンストレーションを行うだけかもしれないが、公衆に開放される日の第1日目、つまり11月4日にも飛行デモンストレーションを行う可能性があるとする人もいる。当然、殲ー20の具体的な行程は、珠海航空展主催者が発表した最新の飛行デモンストレーション日程表上に決して出現してはおらず、このため現在この2種の説はいずれも実証できない。だが肯定できるのは、今年の珠海は、中国空軍のために沸騰するということである。

中国空軍ニューススポークスマンの申進科大佐は10月28日北京で情報を発表して次のように語った。空軍試験飛行員は空軍試験飛行員は殲ー20戦闘機を操縦して第11回中国航空展で飛行デモンストレーションを行うが、これは中国が自ら研究開発した新世代ステルス戦闘機の初の公開、お目見えである。

28日に開かれた「中国空軍の中国航空展参加ニュース発表会」で、申進科は次のように説明した。殲ー20機は未来の戦場の需要に適合し、中国によって自主研究開発された新世代ステルス戦闘機である。現在、殲ー20機の研究開発は計画通りに推進されつつあり、この機はさらに一歩我が空軍の総合作戦能力を向上させ、空軍が国家の主権、安全、そして領土の完備を維持保護する神聖な使命をより良く担う助けになる。

(頑住吉注:これより2ページ目)

スポークスマンは、同時に第11回中国航空展で飛行デモンストレーションを行うものには、さらに空軍飛行員が操縦する運ー20機があり、運ー20は初めて社会公衆の面前に静態展示される、とした。

空軍の運ー20機は中国が自らの力量に頼って研究開発した200トン級の大型、多用途輸送機で、複雑な気象条件の下で各種物資および人員の長距離空輸任務を執行することができる。運ー20機の空軍への装備は、中国の科学技術創新の重大な印たる性質の成果であり、中国航空工業発展の最新の成就で、空軍の戦略投入能力がカギとなる重要な性質の一歩を踏み出すことを象徴的に示し、空軍が創新駆動発展の中で加速して「戦略性軍種」建設を推進することを世に知らせる。

スポークスマンはさらに、何度もその羽根を東海、南海そして西太平洋に広げた空軍の轟ー6K機、および空警ー500、殲ー10B、運ー9、直ー10Kなどの飛行機が、社会公衆の面前に静態展示される、と説明した。空軍の八一飛行デモンストレーション隊は特技飛行デモンストレーションを行うことになる。

申進科は、67年の輝かしい歴史的過程を走り抜けた人民空軍は、すでに多兵種、多機種からなる近代化された戦略性軍種となり、国家主権と民族の尊厳を防衛し、国家の天空の安全と発展の利益を維持保護する重要な力量となっている、とした。第11回中国航空展で、空軍は戦略モデルチェンジの新たな成就を全面的に見せ、空軍の物語を語り、空軍の価値を伝播し、空軍の力量を見せつけることになる。


http://military.china.com/news/568/20161027/30022759.html


専門家:殲ー20は我が軍の中核装備となる 10年内は輸出はあり得ない

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:殲ー20戦闘機の最近の試験飛行の画像」)

第11回中国国際航空宇宙博覧会は11日1日〜6日に珠海で上演される。運ー20大型輸送機が就役する、殲ー20戦闘機が日増しに成熟する、および「梟竜」など国産の軍用飛行機の対外販売と共に、中国航空工業の発展と航空製品の輸出が外界の関心を集めている。ある軍事専門家は人民ネットのインタビューを受けた時、殲ー20戦闘機は将来我が軍の中核装備の1つとなる、とした。だが我が国の軍用飛行機が国際市場を開拓展開するには依然新たな突破が待たれるという。

中航工業は今回の航空展の重点は「3つの20」であり、突出して「20系列概念」を作り出すことになる、と言明している。外界は次々に、前回すでにお目見えしている運ー20大型輸送機の他に、国産の殲ー20戦闘機、直ー20ヘリがあるいは珠海で初お目見えするのではないかと推測している。

この3種の装備が兵器販売される可能性に言及して、この専門家は次のように考えた。殲ー20戦闘機は将来我が軍の中核作戦装備の1つとなり、もし装備規模が200機以上に到達できたら、「切り札」武器と称するに堪える。我が軍の重要装備として、この機は今後10年内に輸出に用いられる可能性はあまりない。これに比べ、運ー20機は汎用製品で、対外販売に適している。直ー20は輸送ヘリで、その使用範囲と必要とされる面は非常に広く、非常に多くの国の購入の意向提出を吸引する可能性もある。

「国産のL-15『狩鷹』高等練習機、FC-1『梟竜』戦闘機はすでに国外に出ている。我が国の航空製品はまだ機種の発展、技術水準、経済性および信頼性などの方面で努力を継続し、もってさらに一歩国際市場を開拓展開する必要がある。」 専門家は、近年来、中国航空工業の発展速度は非常に速いが、軍用飛行機対外販売方面では依然新たな突破があることが待たれる、とする。中国航空展というこの場を利用し、航空製造企業は潜在的ユーザーと深層レベルの交流を行い、未来の市場を開拓展開してよい。

専門家は、我が国の航空工業と産業発展にはまだ非常に長い行かねばならぬ道があり、独立自主で研究開発を行うをことを堅持し、内需をメインに、輸出を併せ配慮する考え方の筋道を堅持しさえすれば、我々の軍民用航空工業の水準は自然に上がり、中国航空展の国際化水準もさらに一歩向上することが必定だろう、とした。


 珠海でデモンストレーションをすることは確定のようで、後はどういった飛行を見せるのかが注目されます。

 イラン関連です。

http://military.china.com/news2/569/20161028/30023891.html


対空母の利器? 外国メディア、イランが「自殺式」無人機を研究開発、とする

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像はイランが展示した『神風』無人機」)

10月28日の報道 外国メディアは、イランイスラム革命防衛隊が海上および陸上の目標と「共倒れ」できる無人機を研究開発した、とする。

ロシア衛星ネット10月26日の報道は、この無人機の主要な任務は海上偵察の執行である、とする。報道は、この機はミサイルを携帯することはできないが、爆発物を搭載し、水上を低空飛行し、船舶あるいは陸上の指揮所などの目標にぶつかった後爆発することができる、と指摘する。

報道は、この無人機の水上での飛行速度は時速250km、飛行高度は低くは0.5mまで、高くは900mまでである、とする。この機はカメラを配備し、日夜いずれも操縦できる。無人機の最大飛行距離は1,000kmで、航続時間は4時間である。


 結構垢抜けた形に見えますが。プッシャー式プロペラ機のようですね。本当に高度0.5mで安定して飛べるんでしょうか。






















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