コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその208

11月21日

 中国の無人機関連です。

http://military.china.com/news/568/20161118/30043402.html


雲影無人機:「リーパー」に比べ速い 「斬首行動」が実施できる

11月1日、第11回中国航空展で、1機のその身に銀灰色の軍服を着、完全『武装』した無人機‥‥『雲影』が初めて発表され、すぐ高度の関心を引き起こした。

「『雲影』は国際的先進水準を持つハイエンド偵察・打撃一体無人機で、その飛行高度、速度および打撃、偵察距離は世界の同類製品をはるかに超える。」 中航工業成都飛行機工業(集団)有限責任会社の副総工程師で、成都飛行機技術センター主任の何敏は「瞭望東方周刊」に教えた。

「これは中国初の高空高速輸出無人機で、主に高空遠距離偵察と正確打撃に用いる。」と何敏は語る。「『雲影』無人機の出現は、中国の高空高速輸出無人機の空白を埋め、国産新型無人機がすでに世界の無人機の第一梯隊入りしたことを象徴的に示している。」

アメリカの「リーパー」に比べ速い

「我々自らの『雲影』無人機に対する位置付けは、『グローバルホーク』と『リーパー』無人機の間というもので、雲の影同様密かに目標地域に潜入し、快速偵察、快速打撃を実現することができる。」

「雲影」無人機は全長9.05m、全幅17.8mである。

「現在普遍的に採用されているターボプロップエンジンに比べ、我々が採用するターボジェットエンジンは噴射ガスの速度が速く、風を迎える面積が小さく、全体の抵抗がより小さく、レーダー反射面積も相応に減少しており、高空高速性能が良い。」と何敏は語る。

現在、国内の低空低速無人機は比較的多く、時速は大体200km、最大飛行高度は7,000mである。一方「雲影」無人機は14,000mの高空で巡航が行え、より有効に近距離対空武器システムをかわすことができる。

また「雲影」無人機の最大飛行速度は時速620kmで、アメリカのMQ-9「リーパー」無人機に比べ200km速く、より速い速度は目標たる打撃対象を迅速に秒殺することができる。

6発の武器を搭載でき、最大弾薬搭載量は400kg

情報化戦争の中の、戦いの状態の瞬時の千変万化、ちょっと気を緩めればすぐに過ぎ去ってしまう戦機に適応するため、「雲影」無人機は偵察・打撃一体と偵察の2大構造タイプに分かれる。

全体構造の上で、「雲影」無人機はモジュール化された軽量材質構造を採用し、機全体が6つのモジュールに分解できる。「無人機は分解後ごく短い何時間か以内に素早く回復し、新たに戦闘に投入でき、場所移動、輸送に便利である。」と何敏は語る。

「雲影」無人機の全体システムは無人機プラットフォームと地上システムの2大部分に別れ、システムは「一站三机」に照らして配置され、すなわち1つの地上ステーションが同時に3機の無人機を制御して戦闘が行え、ユーザーの需要を根拠に柔軟に配置することもでき、配置特性は雲影無人機の作戦機動性をより強くさせる。

特に目を引くのは次のことである。「雲影」偵察・打撃一体型無人機の主翼の下には4つの搭載ポイントがあり、最多で6発の武器が搭載でき、最大弾薬搭載量は400kgに達し得、50kg、100kg級の小型正確制御誘導爆弾、ミサイルが搭載でき、光電子監視/照準装置および合成開口レーダー(SAR)が装備できる。

一方「雲影」偵察型無人機は情報、監視、偵察任務を遂行し、高空CCD(高解像度リアルタイム偵察カメラ)、合成開口レーダーなどの偵察搭載荷を配備する画像偵察型と、レーダー偵察設備や通信偵察設備を配備する電子偵察型に別れ、偵察・打撃一体型に比べより卓越した偵察性能を持つ。

素早く「狩り殺し」、「斬首行動」が執行できる

「『雲影』無人機は単純な国境パトロールではなく、作戦環境により適合する。」と何敏は語る。「特に自然環境が極端に劣悪な条件下で『高空監視』『定点排除』『斬首行動』などの作戦任務が執行でき、かつ移動目標に対し素早い『狩り殺し』が実現でき、遠距離偵察と正確打撃の能力が群を抜いている。」

「雲影」無人機は高解像度カメラやレーダーによって、偽装、遮蔽物体を貫き通し(例えば小型建築物に偽装した対空防御武器など)、目標に対しクリアに成像することができる。レーダー偵察は400km離れた、周波数の範囲が0.8〜18ギガヘルツの範囲の電磁目標特徴情報が偵察、獲得でき、目標地域の地対空ミサイル火力コントロールレーダー、警戒レーダーなどが有効に探知計測でき、かつそれに対し方向の測定、位置決定、リアルタイム姿勢感知が行える。

通信偵察方面では、「雲影」は最大で200kmまでの通信信号、周波数の範囲が100〜300兆ヘルツの無線通信機の信号、衛星移動信号などの通信信号が偵察取得、方向測定、位置決定でき、指揮部門が目標を分析判定し、戦機を把握するためにリアルタイム、超視距離の情報が提供できる。

「このことは、地上ステーションの任務信号をキャッチした後、『雲影』偵察・打撃一体型無人機が素早く出撃し、監視、偵察および対地攻撃機能を一体に集め、極めて大きく発見から目標破壊までの時間を短縮することができることを意味している。」と何敏は語る。「しかも、『雲影』は全時間/全天候で移動目標が追跡でき、50kmのところでもう小型建築物が探知計測できる。偵察でキャッチした情報はリアルタイムに地上ステーションに送り返すことができ、地上ステーションによって情報分析や攻撃の授権が行われる。授権を受けた後、機載小型正確制御誘導ミサイルを自動発射し、最大射程は88kmに達する。」(記者 万宏蕾)


 無人機の中では高価でしょうが有人機に比べればずっと安いはずで、近い将来世界のどこかの紛争地域で実戦使用されるでしょうね。

11月22日

 中国空母関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20161118/30043114.html


尹卓:中国はあるいは蒸気カタパルトを飛び越えて直接電磁カタパルト空母を作るか

人民ネット北京11月17日電(邱越) 最近、多くのメディアが海軍の遼寧艦の訓練の画像を発表し、遼寧艦が「海紅旗-10」近距離防御ミサイルを発射する、および1130型(頑住吉注:30mm11本バレルのガトリング砲)の実弾射撃の画面が明るみに出た。ある分析は、このことは遼寧艦の近接防御システムが全面試験を受けていることを示す、と考える。軍事専門家は中央テレビのインタビューを受けた時、我が国の海軍が充分な艦載機と艦載機飛行員を持ちさえすれば、遼寧艦はすぐ初歩的な戦闘力を形成することになる、とした。将来中国は蒸気カタパルト空母の段階を通り越して、直接電磁カタパルトを採用した空母を開発するだろう。

遼寧艦が作戦能力を形成するのには充分な艦載機と艦載機飛行員を必要とする

空母艦隊の中で、空母は多くの「帯刀の護衛」を持ち、これには駆逐艦、護衛艦、潜水艦、ヘリなどが含まれる。こうした装備はいずれも比較的強い防衛能力を持つが、何故空母自身がさらに近接防御システムを追加装備する必要があるのだろうか?

尹卓は、対艦ミサイル、特に超音速で海をかすめるように飛行する対艦ミサイルは、水上艦艇に対する脅威が非常に大きい、とする。空母の干舷は非常に高く、被弾面積が大きく、戦時にもし空母周囲の防御艦艇が撃破されたりあるいは来襲するミサイルの迎撃に成功できなかったら、空母はすぐに巨大な的となり、「海紅旗-10」のような近距離防御武器を追加装備して自身の防御を強化する必要がある。だが空母は大型武器の装備は必要とせず、空母の区域防空能力は主に艦載機や護衛艦艇によって提供される。

少し前、遼寧艦上に多くの殲ー15戦闘機が揃って配列されている1枚の画像がネット仲間の強烈な関心を引き起こした。あるメディアの報道は、このことは遼寧艦の戦闘力が急速に増加し、完全な作戦能力を形成しつつあることを説明する、と指摘した。

軍事専門家の曹衛東は次のように説明した。遼寧艦の当初の位置付けは訓練と科学実験に用いるというものだったが、実戦訓練も行う必要があり、それができる限り早く作戦能力を具備することが希望される。「遼寧艦は充分な艦載機と艦載機飛行員を持つことが必須で、それでやっとこの艦は実戦能力を具備したと言える。」 過去中国には空母があったことはなく、このため艦載機飛行員の養成任務は非常に多くて困難である。今遼寧艦に必要とされる駆逐艦、護衛艦、および攻撃型原潜などの護衛艦艇は全てすでに具備され、艦載機と艦載機飛行員が一定の数に達しさえすれば、遼寧艦はすぐ初歩的な戦闘能力を形成することになる。

これは任務重くして遠き道のりである。遼寧艦があれば、殲ー20があれば、強軍の夢はもうたやすく成ったと考えてはならない。我々の道はやっと始まったばかりなのである。空母戦闘群、国産空母、カタパルト装置、海外基地‥‥こうした夢は1世代1世代の水兵が継続して奮闘していく必要がある。

カタパルト版殲ー15はすでに実用可能な段階に入った可能性がある

9日、ある情報は殲ー15艦載戦闘機が我が国初の空母電磁カタパルト試験機上で射出による発進に成功した、とした。この前、ネット上にはさらにカタパルト版殲ー15らしき画像が出現し、画像の中の殲ー15の脚の出し入れ動作筒は顕著に太さが加わり、ダブルの前輪の前方にはカタパルト用のプルバーが装備されていた。

ロシア国防大臣のショイグは15日、ロシアの「クズネツォフ」号空母は初めてシリアにおける空襲行動に参加した、とした。姉妹艦として、遼寧艦とロシアの「クズネツォフ」号空母の作戦能力はどちらが一段勝っているのだろうか?

尹卓は、もし殲ー15が初の射出による発進に成功したとの情報が事実なら、この殲ー15はすでに原理サンプル機ではなくて、工程サンプル機のはずだ、とする。ネット上に明るみに出たカタパルト版殲ー15の画像から見て、殲ー15はすでに実用可能な段階に入っている可能性がある。また、電磁カタパルトは決して原子力空母上に追加装備することが必須ではなく、通常動力空母も電磁カタパルトが必要とする瞬時の高エネルギー量を提供することが完全にできる。「カタパルト版殲ー15は我々に非常に良い前途の見通しを見せた。今後中国空母の作戦能力は『クズネツォフ』号をはるかに超越することになる。」

尹卓はさらに、将来我が軍の空母が殲ー15といったような弾薬搭載量の大きい、進攻型の飛行機を必要とすることは必定で、電磁カタパルト装備が必要なことも肯定される、とする。中国には蒸気カタパルト空母研究開発の段階を越えて、直接電磁カタパルトを採用する空母を開発する可能性が完全にある。


 だからその根拠が知りたかったんですが。まあよくある根拠のない楽観論の1つですね。

11月22日

 台湾関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20161121/30045512.html


台湾の世論調査:大陸の人は政府に比べ友好的 83%が大陸は進歩と考える

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「台湾生まれと大陸生まれが共に風船を放つ」)

【視察者ネット総合】 両岸の交流は日増しに頻繁になっているが、台湾の新世代の若者の大陸に対する印象を理解するための、台湾の「連合報」世論調査センターの調査は、台湾の若者の大陸全体に対するポジティブな印象は16年前に比べ増加し、かつ大陸が進歩した場所だということを高度に肯定し、16年前の53%から83%まで上昇し、統一・独立方面では、独立に賛成する若者は16年前に比べ大幅に増加したことを発見した。

大陸に対する全体的印象

政府は進歩し効率あり 人民の誠実は虚偽に比べ多い

「連合報」のこの世論調査は2000年の台湾民衆の大陸に対する調査に続き、16年後もう一度同じ題目で調査したもので、調査対象は20〜39歳の若者である。16年来、台湾は2回の政権交代を経ているが、台湾の新世代の大陸に対する印象と見た感じには顕著な変化が出現したのか否か、関心を注ぐに値する。

この2つの世論調査は、いずれも「語意量表」(頑住吉注:「大好き」「どちらかと言えば好き」「どちらかと言えば嫌い」「大嫌い」みたいな項目を選択させる手法のことみたいです)をもって台湾民衆(若者)の大陸人民、政府および国という3つのレベルに対する印象を探索した。

調査は、台湾の若者は大陸人民の気質が16年前の調査に比べより粗野、低俗になったと感じているが、大陸人民はより誠実になり、虚偽の部分も大幅に減少したと考えていることを発見した。

大陸政府の清廉あるいは腐敗と、効率的部分があるかないかでは、台湾の若者は大陸政府の腐敗状況は16年前に比べ改善されたと考えており、腐敗状況は71%から62%に低下した。行政の効率も16年前に比べより強くなった。この現象は大陸政府が近年大きな力を入れて腐敗官僚を捜査したことと関係があるかもしれない。

大陸人民と大陸政府に対する感じ方の上では、台湾の若者は大陸人民が大陸政府に比べ友好的なようだと考えている。

台湾の若者は大陸が進歩した場所だということを高度に肯定し、比率は16年前の53%から83%にまで大幅に上昇した。大陸は立ち後れていると考える比率は9%しかなかった。

全体的に見て、台湾の若者の3%近くは大陸に対する印象が非常に良く、16年前に比べ2%増加した。まあまあ良いと考える者は42%いて、これも2%上昇し、合計46%だった。35%の人は印象があまり良くなく、7%は非常に悪く、合計42%で、16年前に比べやや低下した。

両岸の統一・独立の議題を見る

「台湾独立」が増加し統一は急減 4割以上が現状維持

関心を集める統一・独立の立場の上で、できる限り早く独立(急独)、現状維持の後さらに独立(緩独)に賛成する台湾の若者は、いずれも2000年の調査に比べ大幅増加した。急独に賛成する台湾の若者は11%から20%まで上昇した。緩独は15%から18%に上昇した。両者の合計は2000年の26%から今年の38%まで増加した。永遠に現状維持(実質独立)の比率も、16年前の30%から44%まで増加した。

逆に、できる限り早い統一、現状維持後さらに統一に賛成する比率はいずれも大幅に低下し、両者の合計は33%から今年の11%にまで急減した。


 大陸は一般的な意味で「進歩」、というか「発展」していると言えるでしょうが、民主化に関しては全く進んでおらず、それでいて財力と暴力だけが急激に成長しているから台湾の若者はそんなところに統一されたくないと考えているわけで、大陸でもこれを読んでそれを読み取れる人も当然一部はいると思うんですがね。

 トルコ関連です。

http://military.china.com/news2/569/20161121/30045671.html


ロシアサイド、トルコがロシア製S-400対空ミサイルシステムを購入しようとしていることを事実確認

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像はロシアのS-400システムが48H6E遠距離対空ミサイルを発射しているところ」)

トルコ国防大臣のフィクリ ウシュクは19日、トルコはロシアとロシアのS-400対空ミサイルシステムをトルコに輸出する関連の事柄を討論することになる、と語った。この説はロシア連邦軍事技術協力局の局長アレキサンダー フーミンの事実確認を得ている。

「ロシア・トルコ両国政府間対話会議はほどなくロシアで開かれる」 フーミンはメディア記者に告げ、かつ続く質問の中で、双方はS-400対空ミサイルシステム兵器売買の件を協議することになる、とした。

ウシュクはトルコのNTVテレビ局のインタビューを受けた時、「ミサイル防衛システム(購入)の作業は依然進行している。我々はロシアとS-400対空ミサイルシステム導入を討論中であるだけでなく、その他の類似のミサイルシステムを掌握する国とも接触している。」と語った。

ウシュクの言い方によれば、ロシアはS-400対空ミサイルシステム輸出の上で、態度が「積極的」である。

トルコは2009年に、金額40億アメリカドルの対空ミサイルシステムの購入を計画していると宣言し、中国の紅旗-9対空ミサイルシステムが一度は入札に勝利したが、トルコ国防大臣のイスマート アルマズは後に、NATO諸国はこのミサイルはNATOの武器システムとでは「互換性」問題が存在すると考え、この交易に断固反対しているとし、トルコは最終的に紅旗-9購入計画を取り消した。2015年11月、トルコはこの入札募集計画の停止を言明した。

S-400はロシア最新世代の対空ミサイルシステムで、異なる作戦任務を根拠に、3種の異なる類型のミサイルを搭載し、異なる高度、異なる距離の目標を打撃し、弾道ミサイル、巡航ミサイル、実戦機など異なる類型の目標に対し迎撃を実施し、最大射程は400kmを超え、1つ前の世代のS-300対空ミサイルシステムに比べ最大射程が倍前後長い。多くの国がS-400システム購入の意志があるとしており、サウジアラビアは2015年にかつてドバイ航空展でS-400に対する興味が濃厚だった。

ウシュクは、「NATO諸国がこの問題を慎重に考慮することを希望し、我々のシステムは盟友の要求に符合するだろうが、我々はいかなる方式をもってもロシアの提案を拒絶しないだろう。関連の作業は積極的に推進されつつあり、我々の最終目標は関連のミサイルの本土での製造を実現することだ。」と語った。

トルコは去年11月、1機のシリアで任務を執行していたロシア軍実戦機を撃墜し、ロシア・トルコ関係の急速な悪化をもたらし、ロシアサイドはトルコサイドに対し一連の制裁措置を採った。今年6月、トルコ大統領エルドアンはロシア大統領プーチンに手紙を出し、ロシア実戦機撃墜事件につき謝罪し、両国関係は雪解けした。両国のエネルギー源や経済領域での協力も迅速にヒートアップしている。


 中国のミサイルの購入を止めた一因は技術移転での条件が合わなかったからだとの説も出ており、中国はこの方面でたぶん最も緩いはずなのでトルコが過大な要求を出しているのかもしれません。だとするとロシアとの話し合いもまとまらない可能性がありそうです。トルコは両大陣営の間でうまく立ち回って国益を最大化しようとしているようですが、当然両方から信用出来ない奴と警戒される面もあるわけです。

11月24日

 殲ー20関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20161121/30046013.html


殲ー20の就役後初の任務が明るみに 仮想敵に扮し第3世代機の相手となり養成訓練

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「11月1日、飛行機のエンジンの轟音が地上の自動車の警報機を次々に鳴らし始めるのと共に、中国初のステルス戦闘機がその初の公開、お目見えを完成させた。殲ー20ステルス戦闘機がやって来たのである。ネット仲間は最近殲ー20の稀に見る高画質の機の下方からの角度の特写画像を発表し、戦闘機全体は見たところ非常にSFチックである。(ソース:鼎盛 JacKsonbobo)」)

【グローバルネット軍事11月21日の報道】 台湾の「旺報」11月21日の報道によれば、大陸の殲ー20ステルス戦闘機が間もなく就役するのと共に、カギとなる重要な対空、対地、対艦作戦の執行の他、殲ー20はさらに第3世代戦闘機を「陪練」(頑住吉注:練習の相手となる)する用途を担うことになる。殲ー20量産型はすでに大陸空軍入りして就役していると伝えられるが、外界は、殲ー20はさらに少なくとも2年の時間を要してやっと全面的な作戦能力を具備できる、と予測する。

「旺報」はイギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」の報道を引用し、米ソは冷戦の時期いずれも仮想敵戦闘機を有し、その主要な作用は敵サイドの戦闘機の交戦動作と一部の外形識別特性をシミュレーションし、友軍の能力を訓練することだった、とした。これにぴったり合うのは、殲ー20の就役後の初任務が大陸空軍の「仮想敵」である「青サイド」に扮し演じることだということである。

殲ー20は空軍の大量の第3世代および第3世代半戦闘機の、ステルス戦闘機に対抗する能力を訓練することになるだろう。殲ー20のステルス能力は決してまだ公開されていないが、外界はその正面半球のレーダー反射断面積は0.1平方mだと見積もっており、この水準はF-22とでは隔たりがあるが、すでにF-35とは近い。

殲ー20はF-35の大部分の外形の特徴を模すことができ、空軍の中の殲ー10、殲ー11など大量の第3世代戦闘機にステルス戦闘機の作戦特性を理解させ、訓練の中で優勢と劣勢を探し出し、結果的にステルス戦闘機に対応する規範を累積して出させることができる。殲ー20はその他の高性能戦闘機と相互に訓練することになるだろう。米軍と仮想敵部隊の模擬経験を根拠にすると、F-22はかつて少なくとも2回「撃墜された」経歴があり、1回はEA-18G電子戦機、1回はユーロ「タイフーン」戦闘機だった。

EA-18Gの電子戦能力と「タイフーン」の高い機動性にはやはり勝利を取得するチャンスがあったのである。大陸の軍は「赤青対抗」の経験を根拠に、自らの電子戦機や高い機動性の戦闘機を開発し、殲ー20は不断の模擬訓練の中で、さらに一歩多くの類型の目標に対応する能力を向上させることができる。

殲ー20には比較的大きな航続距離と弾薬搭載量があり、甚だしきに至ってはロシアのKS-172遠距離空対空ミサイルや、中国サイドの霹靂-15、霹靂-21という2種の遠距離、超視距離空対空ミサイルのようなものが搭載でき、殲ー20の重要な作戦任務は米軍の作戦の前線後方の空中早期警戒機や空中給油機を迎撃することである。

第11回珠海航空展の期間、大陸の某航空設計単位は彩虹-805ステルス標的機を展示した。この機の外形は縮小版のB-2爆撃機に相当し、少なくとも殲ー20の「赤青対抗」の中での役割が置き換えられることを示している。

解放軍空軍にはまだ大量のステルス戦闘機群との交戦経験がなく、「青サイド」の殲ー20の導入は大陸空軍に対し完備され厳密なステルス戦闘機作戦体系と対ステルス作戦体系を形成させることになる。空軍の殲ー20戦闘機の真の用途にはどういったものがあるのかにはとっくに答案があり、伝統的作戦模式の他、最大限大陸空軍の現有の飛行員のステルス戦闘機に対する作戦能力を高めるのである。


 理屈上は日本もF-35を使用してF-15やF-2が殲ー20に対抗する方法を試行錯誤できることになるでしょうが、EA-18GやユーロファイターがF-22を「撃墜」したというのもどういう設定だったかがはっきりせず、実際には不可能に近いのかもしれませんけどね。

 日韓関連です。

http://military.china.com/news2/569/20161124/30050399.html


日韓、軍事情報協定を締結 記者、カメラを置いて日本大使に集団で抗議

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「記者が抗議」)

11月24日電 報道を総合すると、現地時間今月23日、韓日両国はソウルで韓日「軍事情報保護協定」を正式に締結した。協定の署名式がメディアに対し公開されなかったため、メディアの集団での抗議を引き起こした。当日日本駐韓国大使の長嶺安政が協定署名式現場に行った時、両側の記者はカメラを置いて抗議を表明した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「神秘の署名式」)

韓国メディアの報道によると、以前韓日「軍事情報保護協定」締結が韓国国民の反対が原因で水の泡となったことにかんがみて、今回韓国国防省は「日本サイドの反対」を理由に署名の現場を公開するのを拒絶し、これは実際上韓国世論に対する管理統制であり、密室協議の非難を免れ難い。

報道は、韓国国防省が署名現場の写真さえも提供したがらなかったことにかんがみ、韓国記者たちの集団での講義を引き起こした、と指摘する。

他の方面では、多くの韓国市民団体は当日国防省のビルの前にやってきてデモ活動行い、韓国政府が拙速に韓日「軍事情報保護協定」を締結することに抗議した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「群衆が抗議」)

韓国最大野党の共同民主党も批判して、日本と軍事協定を締結することは「売国」と同じで、大統領の朴槿恵がスキャンダルが騒がれて至る所に広まっている際、機に乗じてこの厄介な議題を解決することは疑問だ、とした。


 逆にこういう時だからこそ反発が強いんでしょうが、報道関係者が報道のツールを放棄して集団で抗議するというヒステリックさはあの国らしいですね。

11月25日

 中国の航空エンジン関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20161124/30049482.html


太行エンジンに空中爆発の重大な隠れたリスクあり? 軍の専門家、反駁し退ける

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「『太行』誕生の過程は中国が航空エンジン研究開発のトップ人材を鍛える過程でもあった。わが国は大推力航空エンジンを独立して研究開発できる人材の隊伍および創新梯隊を持ち始めており、中国の航空動力事業にとって『太行』は単なる起点であると言える。」)

ロシアメディアの最近の報道は、中国は「太行」エンジンの作動温度を摂氏50度(頑住吉注:桁間違いでは)まで高めることを企図したが、技術的に複雑な単一結晶構造のブレードが生産できないため、エンジンが随時空中爆発するかもしれない結果をもたらしているとしたが、この説は信じられるのだろうか?

「『太行』エンジンの性能と応用の状況から見て、『空中爆発』のような重大な隠れたリスクがある可能性はあまりない。もしこうなら、『太行』エンジンはとっくに『リコール』されているだろう。結局のところだれも飛行員の生命を用いて冒険はしないだろうということだ。」 国防科学技術大学国家安全・軍事戦略研究センターの軍事専門家である王群教授は科技日報記者に教えた。

ずっと前から航空エンジンは中国の航空工業の発展を制約する一大ボトルネックである。航空エンジンに関する一挙手一投足はすべて世の人の関心を引き起こすだろう。資料は、2005年12月、中国が自ら研究開発を行い、かつ自主知的財産権をもつ推力が大きく、推力:重量比の高い「太行」ターボファンエンジンの設計が定形に至ったことをはっきり示しており、中国がアメリカ、イギリス、フランス、ロシアに続く世界第5番目の航空エンジン自主研究開発能力を持つ国になったことを象徴的に示している。

記者は、ロケットエンジンに比べ、航空エンジンは大気圏内において長期および繰り返し使用する必要があり、このため耐久性が強く、作動時間が長く、信頼性が高いことが必須であると理解した。ある国あるいは地域が航空エンジンを研究開発しかつ生産しようとすれば、長期的な技術の蓄積、強大な工業的基礎を持つことが必須である。このため現在航空エンジン技術を掌握しかつ独立して先進的な軍用航空エンジンを研究開発できる国はごくごく少なく、しかもこの技術は全く例外なく重要な戦略資源とされ、高度なコントロールおよび独占を受けている。航空エンジンは現代工業の「王冠の上の宝石」であると称しても全くオーバーではない。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「上の画像はロシア製のAL-31エンジンを装備した殲ー10戦闘機、下の画像は国産の『太行』エンジンを装備する殲ー10B戦闘機」です。)

王群は、「一般的に考えて、軍用機のエンジンは研究開発、生産の上で4つの大きな難関を突破する必要があり、すなわち設計、材料、加工組み立て、試験論証である。中国の軍用機の航空エンジンはこの4つの方面いずれにおいても世界先進水準に立ち遅れており、このため長期的に持続する研究の観念を強化し、エンジンの技術の複雑性、ハイリスク性および研究開発のルールをまじめに総括しかつ十分に認識し、大きな方面においては投資、単独のプロジェクト立ち上げ、基礎研究を拡大し、工程の経験を累積し、技術と人員の蓄えに重点に置き、一方小さなディテールの上では力量を集中し、重点的にタービンブレード、タービンディスク材料や設計製作技術および動力コントロール、風洞試験などの方面のカギとなる重要技術の難関を攻略することが必須である。」と説明した。

「だが、あるメディアは『太行』エンジンとロシアのAK-35Fエンジンとの距離はまるで地球と月のようにはるかに遠いとしており、ちょっと客観性に欠ける。」 王群は、、現段階の「太行」エンジンは国外先進水準に比べて 一定の隔たりがあることは認めるべきだが、ターボジェットとターボファンエンジンのように非常に大きな世代差が存在するわけではなく、大規模修理の時間間隔、寿命、騒音あるいは安定性、信頼性などの某いくつかの性能の上でちょっと隔たりがあるだけに違いない、と指摘する。実際、ロシアも航空エンジン領域において第二梯隊に位置するにすぎず、そのAK-35Fエンジンはアメリカおよびイギリス両国の同類エンジンとでは推力:重量比および寿命などの性能上一定の隔たりがある。

「保守的に言って、航空エンジン領域において、中国は基本的に先進国の1980年代末、90年代初めの水準に到達している。中国の航空エンジンがすでに重大な進展を取得していることは争いのない事実であり、現在先進国、特にロシアとの間の隔たりを加速して短縮しつつある。このような発展の趨勢に照らし、またウクライナとの航空エンジン方面において行う深入りした協力をプラスすれば、中国はもうすぐ世界先進国航空エンジンの発展の歩みに追いつき、こうした国の制約から離脱することになるだろう。」と王群は語る。


 「もうすぐ」と言いつつずいぶん長い時間が過ぎているようですが、果たしてどうなるでしょうか。もちろんアメリカ、ロシアなども同時に進歩しているわけですが。

 「イスラム国」関連です。

http://military.china.com/news2/569/20161124/30050228.html


敵に資する? トルコ大統領:米軍がシリアで空中投下した武器の半数はISの手に落ちている

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:IS武装分子が身を隠す地下道の中で大量のアメリカ製弾薬を発見」)

11月24日の報道 外国メディアは、トルコ大統領エルドアンは、アメリカが指導する国際連合軍がシリアで空中投下した武器の半数はテロ組織「イスラム国」武装分子の手に落ちている、とした。

ロシア衛星ネット 11月22日の報道によれば、エルドアンはイスラエルテレビ局第2チャンネルのインタビューを受けた時、「対テロの問題に関してはまず西側に言及するべきである。現在我々は『イスラム国』を打撃している。アメリカはしばしば空中から支持を提供しているが、しかし遺憾なことに、我々は『イスラム国』の手中に西側が製造した武器を見ている。当然、彼ら(アメリカ人)が『イスラム国』を支持していると言っているのではないが、我々は飛行機が空中投下した武器の半分はシリアのクルド人に与えられており、半分は『イスラム国』に与えられているのを見ている。」とした。

彼はつけ加えて、イスラエルのこの問題に対する対峙はトルコ同様慎重である、とした。


 まあ半々というのは厳密、正確ではないでしょうし、例えば第二次世界大戦でも時には似たようなことが起きたんでしょうけどね。

11月26日

 「遼寧艦」関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20161124/30049895.html


遼寧艦の甲板には最多でどのくらいの殲ー15が駐機できる? 解放軍大佐:8機

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像は遼寧艦の訓練(撮影:張凱)」)

最近、ネットに一組の遼寧艦の訓練の画像が公開、発表されて関心を引き起こした。画像は8機の殲ー15が一列に並び、整然と遼寧艦の艦橋左側の甲板上に駐機され、主翼が折りたたみ状態にあるのをはっきり示している。軍事専門家の曹衛東は北京テレビ局「軍情解読」のインタビューを受けた時、空母の甲板は比較的大きいが、真に飛行機が駐機できる位置は非常に限られている、とした。8機の殲ー15が艦橋の傍らに駐機されているのは、正常な軍事訓練にとって、比較的合理的な配置と言えるという。

殲ー15艦載機の現在の製造進度に言及して曹衛東は、殲ー15は遼寧艦上の最も主要な作戦機である、とした。空母の作戦能力は主に艦載機に頼って体現され、特に固定翼艦載機戦闘機で、艦載機および飛行員の数が多くなるほど、戦闘力形成は早くなるという。

曹衛東は、「我が国の航空工業の飛行機研究開発能力は急速に発展しつつあり、非常に短い時間内に、殲ー15は黄色い塗装の検証機から銀灰色の塗装の定型量産型に変わり、艦載機飛行員の養成訓練も同時進行している。我が軍の空母も正常な速度と基準に照らして徐々に作戦能力を形成している。」と語った。

今年8月、中央テレビはもう遼寧艦の甲板上に8機の殲ー15と1機の直ー8ヘリ、1機の直ー9救援ヘリが整列しているのを放送した。軍事専門家の尹卓は、殲ー15は大型戦闘機で、海上および地上目標が打撃でき、もし8機の戦闘機が正確制御誘導武器を搭載したら、同時に多数の目標が打撃でき、遼寧艦がすでに初歩的な作戦能力を形成していることが見て取れ、今後はさらに一歩完全な作戦能力を形成することになる、とした。遼寧艦は今後さらにより多くの飛行員を配備し、戦時の飛行機出動率を確保するだろう。

ならば、8機の殲ー15は、空母の甲板上に駐機できる艦載機の容量とまだどのくらいの隔たりがあるのだろうか? 曹衛東は、空母の甲板は比較的大きいが、真に飛行機の駐機に供することができる位置は非常に限られている、とした。8機の殲ー15が艦橋の傍らに駐機されているのは、正常な軍事訓練にとって、比較的合理的な配置と言えるという。

戦時の艦載機の甲板上での配置という問題に言及して曹衛東は次のように言った。戦時に艦載機はできる限り早く空母を飛行して離れ、作戦空域に駆けつけるべきで、もし艦載機が機格納庫内に駐機されていたら、それをリフトによって甲板上に移動する必要がある。例えば、甲板上の8機の飛行機が順に発進した後、リフトはまたその他の飛行機を甲板まで運んで発進を待たせ、このように交代で行うことができ、最大限度艦載機の作用を発揮させることができる。


 現在実際の作戦に使える飛行員がどれだけいるのかもよく分かりませんが。

 何か不気味なニュースです。

http://military.china.com/important/11132797/20161124/30050409.html


香港のコンテナ埠頭に9両の装甲車が驚きの出現 兵器を密輸した人がいる疑い

原題:香港のコンテナ埠頭に9両の装甲車が現れる 税関が調査を展開

中新ネット11月24日電 香港の放送局の報道によれば、香港の葵涌コンテナ埠頭で9両の装甲車が発見され、税関が調査を展開中である。

理解されているところによれば、税関人員が23日午後に埠頭でコンテナを検査している時、9両の装甲車を発見し、同一の一連の貨物内にはその他の爆発物もあり、兵器を密輸した人がいることが疑われ、そこでこれらの物品は押収、調査される。

理解されているところによれば、この9両の装甲車は1隻の台湾からシンガポールに行き、途中で香港を経るコンテナ船上で、香港のコンテナ埠頭に到着した時、元々は貨物を下ろして輸送あるいは輸出するつもりはなく、国境を経由する性質に属したのだが、何故かは分からないがコンテナは下ろされ、税関が線報(頑住吉注:意味不明ですが関係の書類か何かでしょう)を受け取り、調査した時に発見された。

情報は、税関は装甲車の輸出地、貨物主の身分や税関への申告内容、およびこうした軍用物品の最終目的地を調査中である、と指摘する。

香港の「(戦略物品)輸出入規則」によれば、装甲車、戦車など戦略物品に列せられるものは、輸入、輸出あるいは国境を過ぎる物品どれであろうと、香港貿易署の署長が発行する許可証を有することが必須である。いかなる人が違反あるいは条件を遵守しなくても即犯罪に属し、50万香港ドルの罰金および禁固2年の判決が出され得る。


 途中、まさか台湾が香港の独立派を「軍事援助」したのが発覚したのかと驚きましたが全く違うようですね。画像からするとあまり極端に古くはない中古品といったところでしょうか。

 日本・ベトナム関連です。

http://military.china.com/news2/569/20161123/30048461.html


ベトナム、正式に日ロの原発計画を取り消し あるいは安倍政権に重い打撃か

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:日本の首相安倍晋三がベトナムを訪問」)

中新ネット11月23日電 外国メディアの報道によれば、現地時間今月22日、ベトナム議会は賛成多数をもって政府の決議を通過させ、福島原発事故の影響を受けコストが増加した、財政緊迫などの理由をもって、すでに日本とロシアによって受注が獲得されている初の原発建設計画を終了する。この計画はこれにより正式に取り消される。

報道は、ベトナムのこの決定は原発輸出を経済成長戦略の1つとする安倍政権に対し非常に大きな打撃と言える、と指摘する。この原発がもし計画通りに完成すれば、東南アジア初の原発となった。だがベトナム政府は今月10日議会に向けこの計画を終わらせることを要求する決議案を提出した。

ベトナムの元首相グエン タン ズン政権担当時期、積極的に原発の導入計画を推進し、議会は2009年に中部ニントゥアン省の2カ所に合計4基の原子力発電ユニットを建設する計画を批准した。ロシアが第1の原発(2基のユニット)の発注を獲得し、日本政府と民間は協力して原発輸出を推薦し、2010年に第2の原発(2基のユニット)の受注を獲得した。

最初の計画に照らせば、第1基目のユニットは2014年に着工し、2020年に使用開始されるはずだった。だが福島原発事故後、新たな安全対応措置が必要とされたことなどが原因で計画は延期され、まだ正式着工できていなかった。ベトナムメディアの言によれば、建設コストは当初の約100億アメリカドルから270億アメリカドルまで増える見込みである。

計画取り消し後の電力不足の可能性に関し、ベトナム議会関係者は、「経済成長率は決して当時この計画を制定した時に想定したように高くはない」とし、目下原発がなくても問題にならないとの見方を表明した。

日本サイドは今まで日本原子力発電社によってベトナムの原発導入の実行可能性調査が展開され、ベトナムの技術人員はさらに日本に赴いて研修に参加していた。


 まあ経済的には残念な結果ですけど途上国への原発輸出には疑問を感じざるを得ない面もありますし。

11月27日

 昨日の記事と重複部分もありますが「遼寧艦」関連です。

http://military.china.com/news/568/20161125/30051465.html


専門家:遼寧艦はすでに一定の作戦能力を形成 攻防兼備

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「遼寧艦の訓練の画像(撮影:張凱)」)

最近、一組の遼寧艦の訓練の画像がメディアの関心を引き起こし、画像は8機の殲ー15艦載機が空母甲板上で一列に整列しているのをはっきり示している。外国メディアの分析は、中国初の空母はすでに戦闘準備が整っている、とする。軍事専門家の曹衛東は北京テレビ局「軍情解読」のインタビューを受けた時、遼寧艦はすでに一定の作戦能力を形成しており、完全な作戦能力にはまだ隔たりがあるだけだ、とした。

今回発表された遼寧艦の訓練の画像は、8機の殲ー15艦載機が一列を呈して空母甲板の片側に駐機されているのをはっきり示しており、主翼は折りたたみ状態を呈し、上向きに折り畳まれた主翼の付け根部分には空対空ミサイルが搭載されている。この8機の殲ー15が駐機されている区域は伝統的な艦載機の駐機区域で、艦載機に対し給油や弾薬の搭載などの作業を行うのに便利であるとされる。この前の8月中旬、中央テレビもかつて遼寧艦の海に出ての訓練の中で、甲板上に8機の殲ー15が同時に出現したのを報道している。

11月16日、イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」はその公式ウェブサイトのトップの位置で、「中国初の空母はすでに戦闘準備を整えている。」との報道を掲載した。AP通信社は報道し、現在大股で遠海に足を踏み出している中国海軍にとって、遼寧艦の戦闘力形成は重要なマイルストーンである、とした。

外国メディアが特別に関心を注ぐ遼寧艦の作戦能力形成問題に対し曹衛東は次のように言った。設計に照らせば、遼寧艦は主に訓練および科学実験プラットフォームであり、それは艦載機の作戦訓練や艦載機飛行員を養成訓練し、次の空母のために基礎を固めるのに用いることができる。また、遼寧艦はさらに対空ミサイル、速射砲などの武器装備の試験を行い、防空、対ミサイル任務を執行するのに用いることができ、攻防兼備である。

「作戦の需要があった時を仮定すると、遼寧艦は海上プラットフォームとしてすでに遠洋航海訓練や艦載機発着訓練を行ったことがあり、さらに防空や対ミサイル任務を執行することができ、このためこの艦は作戦任務を執行することができる。」 曹衛東は、「この艦はすでに一定の作戦能力を形成しており、完全な作戦能力まではまだ隔たりがあるだけだ。」とする。


 まあ完全な作戦能力に達したと判断されるまではよほどのことがない限り実戦に使用することはないでしょうが。

 昨日の続報です。

http://military.china.com/important/11132797/20161125/30051721.html


香港での兵器の中継輸送事件が頻発:かつてミグー29やBTR戦闘車が押収される

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「2006年4月、ウクライナからアメリカに運ばれるコンテナの中に、1機のエンジンおよび武器のないロシア製ミグー29戦闘機が押収された。」)

香港税関が不明の装甲車を押収した一件が熱い議論を引き起こしたが、実は香港はアジア太平洋地域の重要な港であり、かつて多くの兵器の中継輸送事件が発覚している。

関連の報道

香港メディア11月24日の報道によれば、香港税関は昨日葵涌コンテナ埠頭でコンテナを検査している時、1隻のシンガポールに向かう貨物船上で、12台の装甲車を発見した。当時爆発物もあり、兵器を密輸した人がいると疑われ、そこでこれらの貨物は押収検査される。シンガポールの「連合朝刊ネット」11月24日の情報は、シンガポール国防省は、一定数の海外軍事訓練に用いるシンガポール武装部隊の装甲車と関連の装備が昨日香港にあり、香港税関の通常の検査を通過することが必須なため「遅延させられた」と確認した、とした。

報道は事情を知る人物の話を引用し、香港税関は昨日兵器を密輸した人がいると疑い、装甲車など禁止に違反する品を押収検査し、その後埠頭の作業人員が大量のコンテナをもってその中の9両の装甲車を包囲し、かつ人を派遣して守らせ、その他の人の接近を防止するよう手配した、とした。シンガポール国防省は質問を受けた時、一定数の海外軍事訓練に用いるシンガポール武装部隊のTerrex装輪装甲兵員輸送車およびその装備が、昨日香港税関の要求の下、葵涌コンテナ埠頭で定例、通常の検査を行った、と語った。

シンガポール国防省は、シンガポール当局はすでに香港税関と協力し関連の支援を提供しており、かつこうした装甲車は迅速に返却される見込みだ、とした。シンガポール国防省は、シンガポール武装部隊は定例、通常の海外軍事訓練の中でこれらの装甲車を用い、かつこれまで通り商業方式を通じて装備を輸送し国に戻した、とした。

2000年3月、税関人員は葵涌コンテナ埠頭および1隻の貨物船上で全部で5両のBTR-70型装甲車を捜査により獲得し、これらの物品はイタリアによって香港を経て天津に輸送され、元々はウクライナのある会社の所有に属したが、すでに内地の天津の別の会社に販売され、香港は中継地でしかなく、ただし当局はいかなる輸入あるいは中継輸送の申請も受け取っていなかった。

(頑住吉注:これより2ページ目)

2010年9月、香港の葵涌コンテナ埠頭の定例のコンテナ貨物検査の時、サウジアラビアから香港を経由して韓国の釜山に中継輸送される2つのコンテナ内に、1両の輸入許可証のない戦車および部品が発見された。新聞によれば関連の貨物は展示物で、かつ展示への参加後韓国に輸送して戻され、税関はコンテナを押収しさらに一歩調査しているという。事後画像を根拠に判断すれば、いわゆる戦車とは実は韓国のK21歩兵戦闘車である。

2005年10月、香港税関はパキスタンからドミニカに向かう貨物船の上で200挺のレミントン散弾銃を探し出した。


 国がこのような多数の大型兵器を一般の貨物船で運ぶというのは意外ですが、これを読むと発見されていないだけでこういうことはもっと頻繁にあるんでしょうね。
























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