コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその209

11月28日

 中国の航空エンジン関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20161125/30052405.html


中国が5大系列のウクライナ航空エンジンの生産権を獲得したことは何を意味しているのか

本報記者 張強

最近あるメディアの報道は、ウクライナのモーターシーチ社(略称シーチ社)が中国での同社の何種かの航空エンジンのライセンス生産を開始することになり、これにはD-136、MS-500V、TV3-117VMA-SBM1Vヘリ用ターボシャフトエンジン、AI-450S汎用航空機エンジン、D436-148FMおよびD-18T高バイパス比ターボファンエンジン、D-27反転ターボプロップエンジン、そしてAI-222系列軍用ジェットエンジンなどが含まれる、とした。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「AI-222-25エンジン。我が軍の教練-10高等練習機に用いることができる。」)

国防科学技術大学国家安全・軍事戦略研究センターの軍事専門家である王群教授は科技日報記者のインタビューを受けた時、、「こうした航空エンジンは、すでに軍用機上に用いられているか、かつて軍用機上で用いられていた航空エンジンの改良型あるいは増強型であり、このためそれらは基本的に全て軍用航空エンジンに属すかあるいは主に軍事方面に用いられる。相対的に言って、こうした航空エンジンは推力が大きく、燃料消費が低く、騒音が小さく、寿命が長く、信頼性が高く、適応性が良く、極限作動能力が強く、かつ大修理の時間的間隔が長く、操作や維持保護が簡単で、コストが低く、全体性能はいずれも比較的飛び抜けており、軍用ヘリ、輸送機、水陸両用機、練習機上に用いることができる。」とした。

(頑住吉注:これより2ページ目)

100年あまりの歴史を有するシーチ社は現在世界最大の航空エンジンメーカーの1つで、同時に固定翼機のエンジン、ヘリのエンジン、工業タービンエンジンの製造能力を持ち、かつては「ソ連航空工業の心臓」であり、「動力のシャー」の美名をもって世界によく知られ、その技術的実力は疑いの余地がない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「アントノフ-178は2台のD436-148FMターボファンエンジンを採用し、搭載荷能力は18トンに達し、軍用および民間用輸送の需要を満足させることができる。」)

「シーチ社が生産するエンジンは民間用領域で非常に大きな影響力を持つだけでなく、しかも軍事領域でも多くの実績を持ち、これには中国を含む非常に多くの国の軍隊内の少なからぬ機種の飛行機が揃ってシーチ社の航空エンジンのおかげをこうむっていることが含まれる。」と王群は語る。例えば、主に世界に名を轟かせるKa/ミル系列武装ヘリや汎用ヘリ上に装備されるTV3-117、MS-500V、D-136などの機種のターボシャフトエンジン等々である。航空エンジンの他、シーチ社の巡航ミサイル用エンジン、艦艇のガスタービンエンジンを研究開発する実力も過小評価できない。同社はさらにロシアの一部の陸上基地巡航ミサイルや軍艦にエンジンを提供している。

(頑住吉注:これより3ページ目)

資料は次のことをはっきり示している。今回中国でライセンス生産されるD-18T高バイパス比ターボファンエンジンは、アントノフー225およびアントノフー124という2機種の輸送機の「動力の心臓」である。このうち、アントノフー124の最大離陸重量は405トンで、230トン前後の貨物が搭載でき、一方アントノフー225輸送機はソ連のアントノフ設計局が研究開発した超大型軍用輸送機で、最大離陸重量は640トンで、世界で搭載重量最大、全長が最長、全幅が最大の飛行機で、1機しか生産されず、現在ウクライナの所有に帰している。

ある分析者は、この挙は中国の運ー20を含む大型輸送機のエンジンのボトルネック問題を有効に解決することになる、と考える

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「D-18Tターボファンエンジン。最大推力は23,400kgに達し、アントノフー124、アントノフー225超大型輸送機に用いられる。」)

これに対し王群は賛同を表明するが、彼は次のようにも指摘した。「運ー20輸送機の現在の最大離陸重量は約220トンで、搭載受け入れ重量は60トン前後であり、一方アントノフー124、アントノフー225輸送機の最大離陸重量は運ー20よりはるかに大きいだろう。もし運ー20が直接D-18Tエンジンを採用したら、パワーが過大で、実際不必要なことに属することはごくはっきりしている。このため、これは中国がD-18Tエンジンをライセンス生産する目的の在処ではないはずである。」

(頑住吉注:これより4ページ目)

彼は次のように考える。「その重要な意義は、より良く先進航空エンジン、特に大推力航空エンジンの技術を消化し、国産航空エンジンの技術的突破を実現する助力とし、同時に運ー20のためにより先進的なエンジンを研究開発し、かつ中国が200トン級の運ー20から継続して300トンないし400トン級の次世代大型輸送機に向け推進するためにより良い動力の基礎を固めることにある。」

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「アントノフー70輸送機が採用する4台のD-27ターボプロップエンジン。」)

「この種の協力は、中国の航空エンジンの研究開発、生産に対し疑いなく一定の影響をもたらすだろう。だがこの影響はポジティブな面がより多い。」 王群は次のように指摘する。中国は直接的に研究開発、生産の経験を積み、できる限り早く技術の突破を実現し、世界先進水準を追い、かつさらに一歩現有の軍用ヘリ、輸送機などの性能と水準を発揮および向上させることができる。同時に、中国と他国の航空動力産業の深層のレベルの協力の模範例を開設し、中国・ウクライナ両国の軍事工業領域の全面的戦略協力関係を深化させ、他国の航空エンジン輸出および技術移転方面における中国に対する独占を牽制し打破するのに有利である。

「当然、この協力は我が国が導入するロシアの軍用機や一部の国産軍用機のエンジンの国産化を実現し、それらの後の使用や改良のために使用できる予備エンジンがない後顧の憂いを取り除き、相応の新型軍用機の研究開発に動力の基礎を固めるためにも有利である。」と王群は語る。

(頑住吉注:5ページ目)TV-3-117エンジンを装備したミルー8ヘリ


 要するに「ついに難関を突破」という記事が長年出続けてはいますが中国国産エンジンはまだまだだということでしょうが、進歩につながる可能性のある動きだというのも確かだと思われます。

11月29日

 ロシア戦闘機関連です。

http://military.china.com/news2/569/20161128/30054479.html


ミグー29戦闘機の設計者ミコヤンが世を去る モスクワ、彼のために記念碑を設ける

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ミグー29」)

90歳のロシアの伝説的ミグー29多用途戦闘機の設計者であるイワン ミコヤンが25日モスクワで世を去った。家人の要求に基づき、盛大な葬式は行われない。モスクワ市政府は市内に彼のために記念碑を設立する計画である。

イワン ミコヤンの家庭の背景は非常に興味深く、彼の叔父は著名なミグ設計局の創始者アルチョーム ミコヤンであり、彼の父親はソ連の傑出した国務活動家アナスタス ミコヤンである。彼の身分が特殊なため、外界は彼の生活に対し多くを理解していない。

ロシアの「生活ニュース」ネット 26日の報道によれば、イワン ミコヤンは 1927年9月モスクワにまれた。ソ連の政治家の息子である彼は1943年「反ソ連青年組織」参加を告発され逮捕された。6カ月後、まだ未成年だったイワンは調査を受けた後、スターリンナバード(現タジキスタンの首都ドゥシャンベ)に追放された。そこで彼は航空技術学校に入って学習し、卒業後またジューコフスキー空軍工程学院で学習し、1953年に叔父が創立したミコヤン設計局に入って仕事をした。アルチョーム ミコヤンとミハイル グレヴィッチはソ連の伝説的なミグ戦闘機の創造者で、彼らが研究開発したミグー1やミグー3戦闘機はかつて祖国防衛戦争の中に投入された。

イワンは普通の技術者から始めて、後にはミコヤン設計局の副総設計師に昇進した。その職業生涯の中で、かつてミグー21、ミグー23、ミグー29戦闘機の設計に参加した。

1970年代、設計局はイワンにある任務を与えた。潜在的敵の攻撃機や戦闘機に対抗するのに用いる小型前線戦闘機で、かつ鈍重な爆撃機を援護するものだった。当時、アメリカはF-15小型全天候戦闘機を研究開発していた(頑住吉注:「小型」が間違いなのかF-16か何かの間違いなのか分かんないです)。長年のたゆまぬ努力を経て、1977年10月、イワンが研究開発した最初のミグー29戦闘機のサンプル機が飛んだ。1980年代になって、この飛行機は大量生産が開始された。かさばって重いスホーイ戦闘機とは異なり、ミグ戦闘機の生産コストはより低く、短期間内に大量生産が行えた。

ミグー29は全部で1,600機あまり生産され、このうち800機あまりは30あまりの国に輸出され、今に至るも依然多くの国の空軍の主力機種である。この機はさらに湾岸戦争、アフガニスタン戦争など多くの実戦の検証を経歴した。インドもミグー29Kを空母艦載機として選択した。

イワンは一生のすべてを国家の航空事業に捧げ、ミグー29はイワン ミコヤン最後の心血の結晶である。彼の家族はほとんど全てこの業界に従事している。彼の兄である、94歳のステファン ミコヤンはかつて試験飛行員で、かつ祖国防衛戦争に参加したことがある。


 設計者は死して飛行機を残すってわけですか。ミグー29の最新改良型が実戦でどんな働きをするか見たかったでしょうね。

 韓国関連です。

http://military.china.com/news2/569/20161128/30055224.html


韓国安全保障業務部門、200億ウォンを投資し「ロボコップ」開発へ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国が自主研究開発する兵個人外骨格装備」)

韓国防衛事業庁は28日、国防科学研究所(ADD)および安全保障業務関係会社LIGNEX1と手を携えて 2020年までに200億ウォン(約1.18億人民元に相当)を投資し「多機能ウェラブル筋肉増加ロボット」技術を開発する、とした。

報道によれば、韓国防衛事業庁方面は、兵士たちは将来戦闘環境の中で個人武器や作戦服などの戦闘負荷が増加し、かつ担当する作戦領域が急激に拡大する難題に直面する可能性がある、とする。このため、筋肉の力を増強するロボットは部隊の任務を執行する能力を大幅に向上させることが有望である。

韓国防衛事業庁の計画では、技術が成功裏に開発された後、模範的な運用の提示を経て、2020年に正式に使用に投入されることが有望である。

兵士は作戦服の上に筋肉の力を増強するロボットを身に付けた後、最多で70kgの重さが担え、重量の負荷40kgの時の移動速度は時速10kmに達し、「ロボコップ」のようなスーパー能力が獲得できる。

防衛庁関係者は、民間と国防技術力量を結合させ、実用性の高いウェラブル筋肉増強ロボットを開発し、かつ徐々に民間と関連技術を共有することになる、と指摘する。


 まあ将来有望な技術であることは間違いなさそうで、これに関しては軍用と民間用の差がさほどなさそうなので日本も大きく遅れを取ることはないかなと思えます。

11月30日

 ロシアの無人機関連です。

http://military.china.com/news2/569/20161129/30056191.html


ロシアの新型無人機、ケーブルを用いて戦車と連結:戦車の「空の目」に充当

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシアの『アーマタ』戦車(アメリカの隔月刊『国家利益』ウエブサイト)」)

どのようにすれば戦車により遠くを「見」せることができるのだろうか? ロシアのある研究開発チームはこのために「翼竜」という名の無人機のサンプル機を研究開発した。その特徴はまるで「凧揚げ」のようにケーブルによって戦車と一体に連結され、空中において戦車のため偵察に用いることもできる「空の目」を提供することである。

ロシアのRENテレビ局の報道によれば、「翼竜」無人機の研究開発機関はモスクワ航空研究所である。すでにあるサンプル機に依拠すれば、「翼竜」は一本の表面層が柔らかく強靭かつ耐摩耗性がある柔軟な性質の電気ケーブルによって戦車と連結される。これには多方面のメリットがあり、例えば戦車が持続的に送電しさえすれば、「翼竜」は時間の制限を受けずにずっと飛行することができる。一方蓄電池を自ら搭載し無線電信によって遠隔操作されて飛行する中小型無人偵察機は、現在最多で連続飛行は数時間である。

また、戦車乗員による指令や「翼竜」が収集した情報は全て柔軟な性質の電気ケーブル内の通信ルートを通じて伝達され、このため無線電信を用いて情報を伝達した時のような敵サイドの某いくつかの電子設備によってキャッチあるいは阻害されるのを避けることができる。

モスクワ航空研究所の専門家であるボリヤンスキーの説明によれば、「翼竜」の腕の振るい場所は決して弾片が飛び交う戦場ではなく、敵対する双方の戦車が相互に接近しているが、依然相互に射程距離外にいる時、あるいは戦車が攻撃をまだ受けていない状況下で行軍、場所を移動する時に使用する。

ボリヤンスキーは、「翼竜」無人機は戦車の周囲半径50〜100m、高度100m未満の範囲内で旋回飛行することができる、とする。機上のレーダー、赤外線成像装置などの設備は周辺半径10km以内の各種目標が捜索できるだけでなく、しかも戦車の火砲やミサイルの照準を助けることができる。また、蓄電池の負担を省略しているため、「翼竜」はさらに普通の無人機に比べより多い偵察設備が搭載できる。敵情が不明な時、戦車はさらに掩体構築物、建築物や丘陵の後方に隠れ、「翼竜」にだけ頭をあげて四方をうかがい見させることができる。

このプロジェクトの研究開発人員はさらに説明し、翼竜のもう一つの特徴はそれに普通の飛行機に似た平直な主翼があるだけでなく、しかもその両方の主翼の先端部にはそれぞれ回転翼があることで、それらの協同作動方式はアメリカのV-22「オスプレイ」回転翼機にやや似ている、とする。このため、「翼竜」は戦車の外殻上で垂直離陸し、その後空中で快速飛行し、かつ敏速に戦車の行進に追随することができる。

ロシアの専門家は、この「有線」無人機の設計は決してロシアの独創ではないと語る。1960年代後期、西ドイツ陸軍はかつてオフロード車とケーブルでつながった、一人で操縦するDornierDo−32K型ヘリを試験飛行させ、偵察に用いたことがある。現在イスラエルは民間用オフロード車の後部に係留され、対地観測に用いる無人機HoverMastを使用中である。だがこれまでに、無人機と装甲戦闘車をケーブルでつなげた実例はまだない。

報道によれば、研究開発人員は「翼竜」のためにさらに一歩自重を削減しかつその搭載量を増大させつつあり、1年後この無人機は国防省の試験のために引き渡される見込みである。もし一切がスムーズならば、「翼竜」はロシア最新式メインバトルタンク「アーマタ」に随伴し戦場に登場することが有望である。


 これはかなり有効で、しかも技術的ハードルが過度に高くないいいアイデアに思えます。ただおもちゃに毛が生えたようなもっとずっと安価な無人機をケーブルに体当りさせて落下させることもできそうに思えますが。

 中国の対空ミサイル関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20161126/30052921.html


台湾メディア:大陸の紅旗-22は標的射撃で百発百中 北京周辺に駐留し防御

【グローバルネット軍事11月26日の報道】 台湾の東森ニュースネットが11月25日に人民ネット22日の報道を引用したところによれば、2016珠海航空展ですでに中国空軍に装備されていると言明された紅旗-22新型中距離対空ミサイルは、最近燕趙(頑住吉注:北京を含む地域の古い呼び方らしいです)の大地に駐留し、北京防衛の任務を担っている地対空ミサイル某連隊某大隊が、このミサイルを装備する初の部隊となったことが伝えられた。

台湾メディアは、解放軍空軍対空ミサイル部隊某連隊は少し前ある標的射撃の中で、全軍で初めて装備する新型対空ミサイルシステムを使用しかつ成功を取得した、とする。内容は、この部隊の某大隊はかつて1987年10月5日にベトナムのミグー21P電子偵察機を撃墜し、空軍から「神威ミサイル大隊」の栄誉称号を授与された、と指摘している。報道が配置する画像の中からは、この部隊が使用する古い装備は依然、当初ベトナムの偵察機を撃墜した時に使用した紅旗-2対空ミサイルであることが見て取れる。

報道は、この連隊は終わったばかりの任務の中で15発中15発命中の歴史上最も良い成績を取得し、さらには全軍初の某型地対空ミサイル武器システム「初戦初勝利、初装備初使用」の目標を達成し、「神威新たに人に伝わる」の雄風覇気を打ち出し、この連隊史上初の100%命中の輝かしい戦績を創造した、とする。

(頑住吉注:これより2ページ目)

中国空軍ネット21日の「〜」(頑住吉注:日本語にない漢字が使われ、また古語みたいで意味不明ですがどうでもいいでしょう)と題する報道の中でも、「15発中15発命中」の演習に言及されている。内容は、全連隊の装備は新旧揃わず、多数はまだ古い装備で、あるものは工場に送っての大修理から戻ってきたばかりで、新しい装備は大隊入りしてまだ1ヶ月に満たない、と指摘した。今回の演習の持続時間は1ヶ月にも達し、理解されているところによれば、この連隊は某新旧装備が混在する編成を採用した戦法を検証し、古い装備は異なる属性の目標を殲滅し、全て限界まで打撃し、最大の潜在能力を発揮し、新しい装備は初の実弾射撃で発射するごとに命中した。「1ヶ月の実弾戦術演習でミサイルは全部目標に命中し、全連隊は新旧装備を結合し15発中15発命中の好成績を出した。」

報道は、加えて月初の珠海航空展で、中国航空宇宙科学工業集団の某院の展示参加人員は、最初の紅旗-22は最近すでに部隊に装備されていると明らかにしており、種々の兆しによりこのミサイルは初の実戦条件に近い状態での標的射撃演習を行ったと推測できるが、関連の演習訓練の画面は決して上述の報道に添えられた画像の中には出現していない、とする。

(頑住吉注:これより3ページ目)

公開の資料は、大陸製の紅旗-22型対空ミサイルは、最大射程が100km、最大射撃高度27km、指令+セミアクティブレーダー捜索の複合制御誘導体制、全過程指令のダブル模式制御誘導体制を採用し、同時に12発のミサイルを制御誘導し、かつ6つの目標が迎撃できることをはっきり示している。一方航空展の展示パネル上の紹介では、このシステムは第3世代作戦機、武装ヘリ、中高空無人機など空力目標が打撃でき、比較的強い抗妨害能力、機動作戦能力を持つ。

理解されているところによれば、これは解放軍初のこの「2」で始まるコードナンバーの現役陸上基地対空ミサイルシステムの公開で、将来は紅旗-9中遠距離対空ミサイルとハイローミックスを行い、防空体系の迎撃能力を増強することになる。紅旗-22は外形上紅旗-9と極めて似ているが、実際には紅旗-12ミサイルを基礎に4連装、密封式発射筒貯蔵、傾斜発射に改装し、かつ新世代対空ミサイルの翼なしの空力レイアウトを採用したものである。また、紅旗-22の100kmという射程はすでにパトリオットPAC-1の水準(最大射程約80km)を超えている。


 標的の大きさや速度などの性質が不明なのでどれだけ凄いのか全く判断がつきませんが。

12月1日

 「遼寧艦」の姉妹艦であるロシアの「クズネツォフ」空母関連です。

http://www.armystar.com/wqzb/2016-11-26_46737.html


ロシア空母の制動ケーブルが断裂して艦載機が海に落ちる 遼寧艦にも隠れたリスクがある?

少し前、ロシアの1機のミグー29K空母艦載機が地中海海域で墜落損壊し、飛行員は救助された。この情報は広範な関心を引き起こし、何故ならこれはミグー29初の実戦の中へのお目見えだったにもかかわらず重大な挫折に遭遇したからである。

ロシアメディアは先日ミグー29墜落事故の原因を報道した。この戦闘機は海に落ちる前、第2回目の旋回に入ることを迫られ、原因は当時「クズネツォフ」号空母甲板上の制動ケーブルが断裂したことだった、とされる。

ロシア海軍唯一の空母「クズネツォフ」号は、先月15日セベロモルスク港から出航し、地中海に派遣されシリアでの作戦に参加した。先週月曜、ロシア国防省は、空母上の1機のミグー29艦載機が、シリア付近の地中海海域で墜落損壊した、と言明した。

ロシアメディアは最近明らかにし、2つの主要な要素がこのミグー29の海への墜落をもたらした、とした。まず「クズネツォフ」号空母の制動ケーブルに問題が出現し、これと同時にこのミグー29の2つのエンジンにも飛行時に故障が出現した。

ロシアの「新聞報」ウェブサイトの報道は説明し、「クズネツォフ」号空母の甲板上には4本の「スヴェトラーナ」-2制動ケーブルが設けられている、とする。艦載機の降着時、制動ケーブルは高さ12cmに上昇する。

第1本目の制動ケーブルは飛行甲板の縁からの距離46mのところに設けられ、その後12m間隔ごとにそれぞれ第2および第3の制動ケーブルが設けられている。通常の状況下では、飛行員は降着時できる限り戦闘機の専用制動フックを第2本目の制動ケーブルに引っ掛け、第3本目に引っ掛けられればより理想的である。

もし1本目に引っ掛けたら、降着時に低すぎで、空母の艦尾に衝突するリスクがあることを証明する。第4本目に引っ掛けたら高過ぎで、制動ケーブルに引っかからず傾斜した甲板上から飛び出すリスクがあることを証明する。この種の状況下では着陸復航を採用するしかない。

(頑住吉注:これより2ページ目)

特約軍事評論員の石宏は、シンセン衛星テレビのインタビューを受けた時に分析し次のように言った。制動ケーブルは空母上で消耗品に属し、艦載機は空母上での発着が非常に頻繁で、もし日常訓練でも毎日発着する艦載機はのべ100機あまりに達する可能性がある。しかも艦載戦闘機は着艦作業の時、それ自体非常に大きな速度を持ち、衝撃力は非常に大きく、このため制動ケーブルの強度に対する要求が非常に高い。

石宏(特約軍事評論員):現在の着艦誘導は実際上すでに非常に先進的で、アメリカのニミッツ級のような空母はしばしば3本の制動ケーブルだけ用い、非常に多くの状況下で、1本の制動ケーブルは取り外し、3本の制動ケーブルだけ留保すればもう充分である。ロシアの現在の4本の制動ケーブルからも見て取れるが、少なくともロシアのこの空母が使用するのはやはり比較的少ないことを説明する(頑住吉注:話し言葉だからでしょうか、何言ってるのか分かりません)。

外界は、中国の遼寧艦の前身「ワリヤーグ」号はクズネツォフ」号の姉妹艦であることに注意するが、特約軍事評論員の石宏は次のように指摘する。「ワリヤーグ」号を遼寧艦に改造するのには、船体の外殻を留保したことを除き、その他のシステムは全て中国が自ら研究開発したもので、遼寧艦の制動ケーブルも含め中国が自らの技術力量で研究開発を行った。石宏は、ここ何年かの遼寧艦の訓練状況から見て、制動ケーブルのパフォーマンスは非常に良い、と考える。

石宏(特約軍事評論員):我々は各種の報道(ビデオの画面も含め)からも、殲ー15艦載機のフックが迅速に出された後、非常に良い着艦作業を行っていることを見て取ることができる。制動ケーブルは非常に短時間内にもう元の位置への回復が行え、このことは我々の制動ケーブルの強度が大きく、非常に良く艦載機降着の衝撃力を満足させることができることを説明する(頑住吉注:「吸収の要求を」か何か抜けてないですかね)。

(頑住吉注:これより3ページ目)

ロシアメディアの報道によれば、事故発生当日、全部で3機のミグー29が「クズネツォフ」号から発進し、かつ任務執行を終えた後帰投した。艦載機が空母の甲板に降着する時間間隔は、通常3〜4分間である。

当時、第1機目の戦闘機は正常に降着し、第2機目のミグー29が第2本目の制動ケーブルにフックを引っかけた時、制動ケーブルに断裂が発生し、最後に第4本目の予備用制動ケーブルにのみ引っかかった。断裂した第2本目の制動ケーブルと第3本目は一体にもつれ、第3機目のミグー29の降着時、第3本目に引っかけられない結果をもたらした。

この種の状況下では、戦闘機はほとんどすでに降着が実施できない。だがこの時第3機目の戦闘機はすでに降下の航行ルートにあった。空母艦員は制動ケーブルの修復に時間を要したため、飛行指揮人員は第3機目の戦闘機の飛行員に向け第2周目の旋回に入るよう指令を下した。

だが戦闘機がまだ待機区を出ないうちに、2台のエンジンに故障が出現した。初歩的な分析によれば、故障原因は燃料が正常にエンジンに入らなかったことである。このジェット機はまるで石ころのように下に向け墜落し、飛行員は射出により機外に出るしかなかった。飛行員は機外への射出後、すぐヘリによって救助された。

石宏(特約軍事評論員):もしエンジン自体に問題が出たとしても、2台が同時に空中停止する確率は非常に低い。現在の報道から見て、明らかにエンジン自体の問題ではなく、燃料がエンジンに入っていけなかったのであり、つまりその燃料コントロールシステムに問題が出現したに違いないことを説明する。


 この時に飛行機に不調が起こったのは全くの偶然かもしれませんが、緊急事態で焦ったパイロットが誤操作したという可能性もあるでしょうね。

12月2日

 ロシア空母関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20161129/30057054.html


ロシア空母に問題が起き戦闘機が着艦できず? 8機のスホーイー33がシリアの飛行場に進駐

(頑住吉注:エアバス衛星社が発表した画像は、ロシア軍艦載機がヘメイミム基地に場所移動して爆撃任務を執行していることをはっきり示している)

報道は、エアバス衛星社が発表した画像からは8機のロシア海軍のスホーイー33艦載機と1機のミグー29KR艦載機が見て取れる、とする。画像は11月20日に撮影され、これらの飛行機とロシア航空宇宙軍戦闘機が一緒に駐機されている。

ロシアの「クズネツォフ」号空母は20機の固定翼実戦機が搭載できるとされており、現在すでに、今回地中海に配備された騎馬(頑住吉注:見たことないですけど文脈から言って空母の比喩表現でしょう)は8機のスホーイー33戦闘機と4機のミグー29KR戦闘機を搭載していることが知られている。11月14日、1機のミグー29が墜落損壊した。

ロシアのニュースウェブサイトであるGazetaは11月21日情報を発表し、ミグー29KRは事故が起きた時「クズネツォフ」号空母をめぐって飛行中で、何故なら空母の4本の制動ケーブルのうち1本に故障が発生し、飛行機が着艦できなくなったからである、とした。最終的にこの飛行機は双発とも停止し(燃料を消耗し尽くしたからかもしれない)飛行員は落下傘降下した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシアのスホーイー33艦載機はかつてKh-41大型対艦ミサイル(重量4.5トン)の搭載方案を展示したが、この種の状態下では明らかに空母上からスキージャンプ発進できない。」)

ロシア国防省は、11月15日、クズネツォフ号は航空作業を回復し、問題には遭遇していない、とした。かつ艦載機を使用してシリア国内の目標に向け空襲を実施すると言明した。その後スホーイー33が非制御誘導爆弾を搭載して「クズネツォフ」号空母上から発進する動画を発表したが、ミグー29KR機は画面の中に出現しておらず、あるいはそれらがすでに飛行停止になっていることを示すのかもしれない。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「オランダ海軍の護衛艦が撮影した画像は、1隻のロシア黒海艦隊が派遣してきた空母艦隊と共同行動するミサイル艇が故障によりタグボートに牽引されていくのをはっきり示している。」です。)

「我々はロシアが彼らの空母上から飛行機を発進させて非常に多くの任務を執行したとは考えない。彼らは全世界がこのように思うのを希望してはいるが」とあるイギリス出身の将校は語る。「我々はすでにスホーイー33とミグー29がヘメイミム空軍基地から発進し、シリアの全東北部で空襲任務を執行しているのを視察している。」

視察者ネット軍事評論員は次のように言う。11月15日にロシア空母が航空作業を回復したことは、14日にミグー29KRによって引きちぎられた制動ケーブル(ロシアメディアの報道による)の故障がすでに修復されていることを示す。だが今回スホーイー33艦載機はヘメイミム基地に場所移動しており、これはむしろスホーイー33戦闘機の爆弾搭載数を増加し、もって空襲の効率を上げるためかもしれない。ロシア軍は安全の考慮から、スホーイー33艦載機を「クズネツォフ」号空母から発進させる時2発の500kg爆弾しか搭載せず、打撃力は明らかに高くない。一方陸上の飛行場から発進する時、スホーイー33は重さ数トンに達する弾薬が搭載できる。


 燃料が切れたなら2台のエンジンが同時に空中停止してもおかしくないですが、以前の記事では空中で2周目を回っている時に落ちたように書かれており、そんなに燃料に余裕が無いわけはないでしょう。またそれが原因なら飛行停止にする必要はないはずです。スホーイ-33は制御誘導爆弾が基本的に使えないという記述もあり、できれば少数でもミグー29は使いたいはずです。

 日中関連です。

http://military.china.com/news/568/20161129/30056354.html


専門家:日本の戦闘機は世論作りのために頻繁に中国軍機にスクランブルをかける 中国サイドはかまう必要はない

人民ネット北京11月28日電(邱越) 11月25日、中国空軍は計画通り航空兵を組織し第一列島線から進出し西太平洋の遠海に赴いて訓練し、多くの機種の実戦機が出動し同時にバシー海峡、宮古海峡を飛び越えたが、日本の航空自衛隊戦闘機は緊急発進して対応した。軍事専門家の尹卓は人民ネットのインタビューを受けた時、日本の航空自衛隊戦闘機が中国軍機に対し頻繁に緊急発進の挙動を取る目的は、安倍晋三の政治的需要とコンビネーションし世論を作り出すためだ、とした。中国の軍隊は国際法に照らして事を行っており、日本サイドのこの種の行為にかまう必要はない。

11月26日、中国空軍スポークスマンの申進科大佐は、日本メディアの関連の報道と中国の記者の質問に回答する時、中国空軍は11月25日に計画通り航空兵を組織し第一列島線から進出し西太平洋の遠海に赴いて訓練し、多くの機種の実戦機が出動し同時にバシー海峡、宮古海峡を飛び越え、既定の訓練目的を達成した、とした。

申進科は、航空兵の遠海訓練を組織するのは、沿海国家の空軍の普遍的なやり方である、と語った。今回の遠海訓練は、中国空軍の年度訓練計画内の定例的性質の手配であり、関連の国際法や国際的実践に符合し、いかなる特定の国、地域、目標に照準を合わせてもおらず、合法的で情理にかなっている、と語った。

日本の共同通信社26日の報道は、戦闘機を含む6機の中国軍機が25日、日本の沖縄本島と宮古島の間の公海上空を飛行して通過し、航空自衛隊戦闘機は緊急発進して対応した、とした。日本の防衛省統合幕僚監部は、中国軍機は日本の領空を侵犯していない、とした。

尹卓は、日本の航空自衛隊はしばしば中国の正常な海空の訓練活動に対し緊急発進行動を取り、中国空軍や海軍航空兵の訓練に対しスクランブルや追跡、撮影や証拠取得などの行為を行う、とする。日本サイドのこの種の行為は両国間に緊張したムードを与えるだけだろうし、甚だしきに至っては空中の対峙を引き起こす可能性がある。

尹卓は説明し、中国の軍隊が東海から出て西太平洋に赴きたければ必然的に宮古海峡を経過するだろうし、宮古海峡は各国の共同使用に供することのできる国際水道で、中国軍機には宮古海峡上空を自由に飛行する権利がある、とした。

尹卓は、中国軍機に対し日本の航空自衛隊機が頻繁に緊急発進する目的は、安倍晋三の政治的需要とコンビネーションするためだ、と指摘する。安倍は日本の平和憲法を変更する目標を達成したがっており、全国内世論を動員する必要がある。日本の航空自衛隊、海上自衛隊は頻繁に中国の飛行機や艦艇にスクランブルをかけた情報を暴露しているが、その意図は極力中国が東海で日本を「いじめ」ているとの世論を作り出し、安倍政権の憲法修正活動のために奉仕することにある。「我々は日本サイドのこの種の行為にかまう必要は全くなく、中国の軍隊は国際法に照らして事を行い、国際法は我々の場所で、我々がどこにでも行ってよいと許している。」


 別に日本も国際法違反だから直ちにやめろと言っているわけではないですし、他国の軍用機が接近してきたら警戒行動を取るのも「関連の国際法や国際的実践に符合し」た当然のことですわな。

12月3日

 韓国の戦闘機関連です。

http://military.china.com/news2/569/20161202/30061773.html


雄大な志に満ちる! 韓国、来年第5世代戦闘機の設計を始動させることを計画

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:韓国の新型戦闘機の説明図(韓国連合通信社)」)

12月2日の報道 韓国メディアは、韓国防衛事業庁(略称「防衛庁」)は月内に会議を開いて韓国新型戦闘機プロジェクト(KF-X)のシステム機能を検査し、もし条件が成熟していると判定したら、来年戦闘機の基礎設計作業を始動させる計画である、とした。

韓国連合通信社12月1日の報道によれば、防衛庁は1日国防省、連合参謀本部、空軍、国防科研機構および民間の航空機専門家とKF-Xプロジェクト第3回諮問委員会会議を開き、上述の共通認識を達成した。諮問委員会会議はさらに6月に第1回風洞試験を開始した後の、機体設計の調整やアクティブフェイズドアレイレーダー(AESA)の研究開発の進展につき討論を行った。

防衛庁は、今年始動したKF-Xシステム研究開発プロジェクトの進展はスムーズで、来年年内にAESAレーダーのビームが正常に機能するか否かを評価測定し、それが議会の提出する要求を満足させることを確保する、とする。


 まだまだ基礎研究の段階を出ていないようで、順調にいっても戦力化されるのははるか先のことでしょう。

 中国の航空エンジン関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20161128/30055267.html


新型太行ベクトルエンジンに変身へ 尾部噴射口が全方向に10度回転できる

2016年珠海航空展で、新たに成立した中国航空エンジン集団社が初めて独立して展示に参加してお目見えし、かつ最新の改良を経た国産「太行」エンジンを展示し、中国のエンジン事業がまた新たな段階に上がったことを象徴的に示した。

アウターケースのパイプラインのレイアウトがより合理的で維持保護性を高めることができる

「太行」エンジン(渦扇-10)は我が国初の自ら研究開発を行った大推力アフターバーナー式ターボファンエンジンで、我が軍の第3世代主戦飛行機とセットになる動力装置であり、中国航空エンジン沈陽エンジン設計研究所によって研究開発が率いられ、成功裏に大量生産を実現し殲ー11B国産重戦闘機に装備された。今回の航空展で展示された「太行」にはまた喜ぶべき新たな進歩、新たな変化があった。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像の注釈:新たに明るみに出た『太行』改良型エンジン。アウターケースのパイプラインから見て、分布がより合理的で、その維持保護可能性の大幅向上を体現している」)

外形から見て、今回展示された太行エンジンの一部の圧力パイプラインにはハイテンションな金色系塗装層の装飾が採用され、非常に目立つ。関連のパイプラインのレイアウト状況から見て、パイプラインのレイアウトはコンパクトかつ有効で、人に過去のアウターケースのレイアウトにあったいささか乱雑な印象を一変させる。パイプラインには相互に積み重なったり遮蔽したりする問題はより少なくしか出現せず、このことは日常の維持保護に対し非常に簡便である。このことは、我が国のエンジンが設計の上で基本設計指標を満足させる前提の下、より多く信頼性、維持保護性の問題をも考慮することができることを説明しており、簡便な維持保護は出勤率向上の有効な保証である。そして出勤率はあるエンジンが成熟しているか否か、戦闘力を有するか否かを検証する重要な指標である。

(頑住吉注:これより2ページ目)

あるいはベクトルエンジン技術を採用か

「太行」サンプル機展示品の他、「太行」の展示台の展示パネルにはさらに特写画像の形式をもって作動状態下の尾部噴射口のディテールが展示された。画像からはこのエンジンがベクトル推力を作動させている状態か否かを直接見て取ることはできない。だが我々はエンジンコントロールシステム模型展示台の上のいくつかの小さな部品から一定の手がかりを見いだし、かつこうした変化を根拠に、展示パネル上に出現した尾部噴射口の部分写真は、実際には非常に低調にベクトル噴射口を装備したエンジンがベクトル模式下で作動している状況を展示したのだということを推断する。背後の展示パネルの画像からは、このエンジンの全方向ベクトル噴射口の回転角度が10度であることが見て取れ、小角度ベクトルエンジンに属すに違いない。

皆小角度ベクトルエンジン技術を見くびってはならない。それはより高い水準のベクトルエンジン技術の基礎であり、将来小角度ベクトルエンジンが徐々に装備および使用されるのにつれ、徐々にデータが蓄積され、制限が解除されるだろうと信じる。117Sに似たような大角度で回転するベクトルエンジン技術水準に基本的に到達するのも近いことである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像の注釈:中国が自ら製造を行う第3世代DD9単一結晶ブレード」)

単一結晶ブレード技術を我々はすでに掌握

最近いくつかの外国メディア上にいくつかの「太行」エンジンは使いにくく、技術が立ち後れていると攻撃する「雑音」が流れ伝わり、我が国は決してまだターボファンエンジンの単一結晶ブレード製造技術を掌握しておらず、「太行」エンジンの寿命は50時間しかなく、AL-31Fの800時間に遠く及ばないとした。だが今回の航空展で、中国航空エンジンは正真正銘の展示品をもってこうしたデマを粉砕し、何十もの単一結晶粉末冶金エンジン部品を展示し、これには各種の第1世代、第2世代、第3世代の粉末冶金で製造したタービンディスクなど核心的部品が含まれた。この中でDD9第3世代単一結晶高温ダブル層壁冷高圧タービン方向誘導ブレードなどは、すでに世界先進水準に到達している。このことは、単一結晶ブレード材料の研究開発と製造技術を我々がすでに掌握していることを充分に示している。2005年の「中国航空報」の「太行」エンジン耐久寿命試運転に関する報道によれば、試運転は40日あまりにも達し、毎日の試運転は十何時間で、このため当時の「太行」の寿命はおよそ600〜800時間であり、今では10年あまりが過ぎ去っていて、「太行」は不断の技術改良を経歴し、使用寿命にはより大きな向上があったはずで、すでに800時間を超えているに違いない。継続した使用と不断の改良と共に、「太行」の技術状態はどんどん良くなり、どんどん信頼性が高まり、どんどん先進的になっているだろう。


 でも展示された部品が本当に世界先進水準の耐久性を持っているのか、エンジンの試運転が部品交換なしで行えたのかは分かりませんよね。

12月4日

 中国・韓国関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20161202/30062325.html


韓国の楽天集団、THAAD用地を提供したため中国で調査される 規模は稀に見るもの

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「THAADミサイル防衛システムのAN/TPY-2早期警戒レーダーは中国の弾道ミサイルの発射活動が監視でき、しかも中国に照準を合わせることはTHAAD韓国入りの直接の目的に他ならない」)

グローバルネット総合報道:韓国の「朝鮮日報」12月2日の報道によれば、韓国方面は1日、中国政府は中国に進軍した韓国の楽天集団の全部の営業場所に対し税務調査および消防、衛生、安全の検査を行った、とした。

報道は、この種の全方位の調査は史上前例がない、とする。分析は推測し、これは楽天集団が持つ慶尚北道星州ゴルフ場が「THAAD」システム基地と確定されたことに対し行われた「報復的性質の措置」だと指摘する。

報道は韓国の駐中国大使館や楽天集団の情報を引用し、中国の税務および消防当局は先月29日から始まり、突然楽天製菓、楽天化学、楽天百貨店、楽天マート(頑住吉注:スーパーマーケットみたいです)など中国各地の楽天子会社の生産工場や流通売場に対し調査を行ったとする。調査対象には楽天集団の上海中国本部および北京、天津、沈陽、成都などの地の150あまりの楽天の店舗や営業場所が含まれる、とされる。

上海の楽天中国本部は成立4年以来規模最大の税務調査を受けた。過去の区クラスの税務署の調査とは異なり、今回は上海市自ら調査を展開している。中国楽天関係者は、「営業場所が多すぎ、しかも多項目の調査が同時進行しているため、我々も全体の状況を掌握するのが非常に難しい。」と語る。

12月1日、この件は当日開かれた中国外交部定例記者会見で言及された。ある記者は「韓国メディアの報道は、中国の楽天集団が一昨日突然中国サイドの税務調査を受け始めた、としています。中国サイドにはこの報道に対し何かコメントはありますか? これは韓国が『THAAD』システムを配備することと関係があるのですか?」と問うた。外交部スポークスマンの耿爽は、「楽天集団の中国での経営の問題に関し、私は関連の状況を了解していません。もしあなたが興味を感じるならば、関連部門から理解すればよいでしょう。」とした。耿爽は中国サイドの「THAAD」問題の上での立場を重ねて言明し、アメリカが韓国のに「THAAD」ミサイル防衛システムを配備することに断固反対した。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「資料画像:韓国のTHAADミサイルの迎撃範囲」です。)

韓国外務省が言明:すでに中国に向け「限韓令」に対する憂慮を伝達

7月31日、米韓当局が発表した「THAAD」ミサイル防衛システム配備地である韓国慶尚北道星州郡現地のデモ活動はすでに第20日目に入った。毎日必ず千名を超える「『THAAD』反対」の文字が入った頭巾をかぶり、「『THAAD』はいらない、平和が欲しい」、「米軍は韓国から出て行け」などのスローガンを高く掲げた抗議者が郡政府前でたいまつに点火してデモし、平和を祈願している。中新社記者 呉旭撮影(頑住吉注:画像ないですがこれ過去の記事のキャプションの流用です。)

韓国連合通信社11月28日の報道によれば、韓国外務省は28日、外務省公共外交大使の趙賢東は当日揚州市で行われた第4回中韓公共外交フォーラムに出席し、かつ改めて中国外交部部長補佐の銭洪山と会い、中国の「限韓令」は韓国国内で憂慮を引き起こしている、とした。

趙賢東は、文化交流協力は2017年に国交樹立25周年を迎える両国関係の基礎であり、いかなる状況下でも常に持続発展させることが必須である、と強調した。中国文化部公式サイトは、10月以来中国サイドの中国でのショーの許可を獲得した韓国スターはいないことをはっきり示している。韓国連合通信社の分析は、中国は韓国が半島に「THAAD」を配備することを決定したのに報復するため、禁韓令に入れる力の度合いを拡大している、と考える(頑住吉注:ここだけ「禁韓令」なのは原文通りです)。

この前、中国外交部スポークスマンはさらに定例記者会見で次のように言った。いわゆる「限韓令」は聞いていない。中国サイドは中韓の間の人文交流に対しずっと積極的態度を持っている。中国サイドはアメリカが韓国に「THAAD」ミサイル防衛システムを配備することに断固反対で、この立場は周知のものでもある。中国民衆もこれに対し不満を表明しており、関連の方面はこの種の感情に注意するべきであると信じる。


 別に楽天が「THAAD」導入の原因なわけではなく気の毒な気もしますが、ここに書かれている内容の調査だけなら税務などで突っ込まれる余地さえなければ面倒臭い以上の実害はないはずという気もします。




















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