コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその212

1月1日

 中国国産空母関連です。

http://military.china.com/news/568/20161230/30128892.html


香港メディア:国産空母の吹き付け塗装作業はなお未完成 今年進水できないことが確定

「香港経済日報」ウェブサイト12月29日の報道によれば、まさに遼寧艦空母艦隊が先日初めて第一列島線を突っ切って西太平洋に進入し、南海に行って海区をまたぐ演習を行ったという時、中国初の国産空母001A型の建造の進度もネット上に明るみに出た。最新の画像は、ある大雪の後、001A型空母が白いマントをかぶり、現在足場はすでに全面的に取り除かれ、吹き付け塗装の作業を行うのを待っているのをはっきり示しており、専門家が予測した今年年末に間に合っての進水はすでに実現できないことが確定した。

香港メディアは、インターネット上に流れ伝わる画像を根拠にすれば、ある雪の後、造船工場で建造中の国産空母も大雪に覆われ、施工人員は依然一段と力を入れて不断に施工しているが、現在の進度に照らして見れば、もともと外界が見積もっていた年末進水の期待は達成が非常に難しい、とする。

報道は、過去001A型空母の建造の進度は全て内地のネット仲間の高度の関心を集め、インターネットに明るみに出された画像がはっきり示すところからすると、今年9月中旬にはもう甲板の分段の全部の取り付け作業が完成し、10月初めには9階建てビルの高さがある前部艦橋の取り付けが完成し、全長約30mで、艦橋後部にはエンジンの空気取り入れ口と煙突がある、とする。11月初め、「千里眼」が正式に艦に搭載された。専門家は、この空母は新型X周波数帯アクティブフェイズドアレイレーダーシステムを使用し、360度の捜索範囲をカバーできる、と予測する。対空最大探知計測距離は400km未満ではないだろう。空母が強大な遠距離対空探知計測および多目標監視、追跡能力を持つようこれを賦与する。

中国第2隻目の自ら製造する空母002型空母はすでに2015年3月江南長興造船工場で建造に着工されたとされる。中国国防大学教授の金一南は、002型空母は中国が真に自ら研究開発を行った初の空母で、「平直甲板」を採用しかつ「カタパルト発進」である、と指摘する。現在江南の大型ドックは工場の建築時にすでに完成しており、空母の建造に備えることが必須の大型ガントリークレーンも2015年12月に取り付けが完成し、江南造船工場の大型空母建造の基礎建設準備が全面的に完成したことを象徴的に示している。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インターネット上に流れ伝わる国産空母建造中の画像」)


 去年のうちに進水できなかったことは重大ではなく、いずれにしても時間の問題です。2隻目の国産空母が一昨年3月に着工されたとの情報は個人的には疑わしいと思っていますがどうなんでしょう。

 いつものようにインド下げの記事です。

http://military.china.com/important/11132797/20161223/30108299_all.html#page_2


インド・パキスタン、競ってミサイル発射! 外国メディア、インドは「いつものごとく」試射に失敗、とする

外国メディアは、インドは21日アオディシャのチャンディプール総合試験場において本土で設計、研究開発した遠距離亜音速巡航ミサイル「Nirbhay」を試射したが、当局はまだ試射失敗に関する報道を事実確認していない、とした。

インドのプレストラストウェブサイト12月21日の報道によれば、国防関係の消息筋の人物は、正午の時、アオディシャのバラソール付近の総合試験場3号発射場で、この打撃射程1,000kmの先進的なミサイルは特別に設計された発射台で発射されたと語った。

ある報道は、発射後ほどなく、以前の大多数の発射同様、今回の発射も失敗した、とした。

国防省と発射に参加した国防研究・発展組織はいずれも事態の進展につきコメントを発表していない。

固体ロケットエンジンブースターに推し動かされ、ターボファンエンジンを配備した「Nirbhay」ミサイルは非常に先進的な慣性ナビゲーションシステムによって制御誘導された。あるこの計画に参与する国防研究・発展組織の科学者は、正常な状況下では、ミサイルは設計上の高度および速度に到達した時、ブースターエンジンが分離し、タービンエンジンが自動的に始動し、さらに一歩の推進作業を担当する、と語る。

彼は、飛行の途中、ミサイルは自ら搭載するコンピュータの指令の下に翼を開き、もって飛行路線を安定させる、と語る。

インドのプレストラストウェブサイトは12月21日報道し、パキスタン海軍は21日北アラビア海で1発の対艦ミサイルを発射し、かつ今回の成功裏の試射は再度パキスタンに海上国境を防衛し、「あらゆる脅威」を防御する決意があることをはっきり見せた、とした。

パキスタン海軍の前線作戦部隊は、Aslat号利剣級護衛艦の上から今回の実弾発射を行い、海軍参謀長のムハマド ジャカオラ上将が現場に来て視察した。

ジャカオラはパキスタン海軍艦隊の戦備状態に対し満足を表明し、彼はミサイル実弾発射は「海上威嚇の信頼性を再度証明し、パキスタン海軍に我が国の海上国境を防衛しあらゆる脅威を防御する決意があることをはっきり見せた」と語った。

最近、パキスタンは成功裏に1発の強化型国産巡航ミサイルを試射し、これは各種弾頭を用いて700km離れた目標を打撃することができ、インドの多くの都市をその射程内に収めることができる。

(頑住吉注:以下キャプションです。)

資料画像:インドの「Nirbhay」巡航ミサイル

インドの巡航ミサイルは垂直発射能力を持つ

インド海軍のブラームスミサイルが潜水艦発射を行う


 パキスタンのミサイルに関する能力はかなり高いとも言われていますね。

1月2日

 ロシア・北朝鮮関連です。

http://military.china.com/news2/569/20161231/30131210.html


プーチン、対北朝鮮制裁措置に関する法令に署名 贅沢品の輸出を禁止

新華社モスクワ12月30日電(記者 安暁萌) ロシア大統領プーチンは30日法令に署名し、対北朝鮮制裁措置実施を通過させ、もって国連2270号対北朝鮮制裁決議を実行する。

ロシア法律情報ウェブサイトは30日ある法令を発表し、内容は北朝鮮向け航空燃料やジェットエンジン燃料、および核兵器開発に必要とされる物資、設備、技術の提供禁止、北朝鮮からの黄金、石炭、鉄鉱石、チタン鉱石などの輸入禁止、ロシアで発見された北朝鮮核プロジェクトおよび弾道ミサイルプロジェクトと関連する資金、金融資産、経済資源の没収を含むものに関わる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシア大統領プーチン(資料画像)」)

法令はさらに北朝鮮向けに贅沢品を輸出することの禁止を規定し、これには水晶製品、卓球台、高級腕時計、ボート、いくつかの運動器具および金額が2,000アメリカドルを超えるスノーシューズなどが含まれる。

北朝鮮が第4回核実験実行と弾道ミサイル技術を利用しての発射を行ったことを宣言した後、国連安保理は3月に一致して第2270号決議を通過させ、北朝鮮の核、ミサイル計画に照準を合わせ一連の制裁措置を規定し、6カ国協議再始動および平和的方式による半島の非核化実現を支持すると重ねて言明した。


 そんなもん輸出禁止して実効性があるのかというものも含まれてますが、金正恩が好きなものなんでしょうかね。ロシア製高級腕時計なんて聞いたこともないですが。

 シリア関連です。

http://military.china.com/news2/569/20161230/30130348.html


アレッポで廃棄された化学兵器工場を発見 ロシアメディア:材料はアメリカ由来

【視察者ネット総合】 アレッポが今月政府軍によって成功裏に取り戻された後、人々は都市の中で細緻な捜索を展開している。ロシア衛星ニュースネット12月29日の報道は、調査により武装分子がシリアの戦場で化学兵器を製造および使用した大量の証拠が発見された、とした。衛星ニュースネット記者はテロ分子がアレッポ東の近郊で化学兵器の生産に用いたある臨時の工場を独占的に訪れた。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「化学製品がいっぱいに入った容器が地面に散乱」)

シリア軍関係者は、現場で発見された弾薬は、テロ分子によってシリア政府軍襲撃に用いられたものと確信する、とした。最近のある襲撃は今年11月に発生したが、テロ分子はアレッポ西南部のアサド軍事学院付近で塩素ガスなどの化学兵器を使用した。専門家の鑑定は、こうした有毒化学製品はアメリカが生産したもので、一方弾殻などその他の部分は現地で製造されたものだということをはっきり示している。化学製品がいっぱいに入った容器には「UN 3082」(国連危険貨物コードナンバー3082)の文字がはっきり見える。

(頑住吉注:原ページのここにある1枚目の画像のキャプションです。「UN 3082と表示された危険な化学製品がコンパートメント内に整然と積み重ねられている」 続いて2枚目。「漏れ出た赤い液体が地面を染めている」)

国連危険貨物コードナンバーは4桁の数字から構成されるコードナンバーで、一般に商業的価値を持つ危険な化学製品(爆発物および有毒化学製品)の表示に用いられる。このコードナンバーは国際貿易の中で広範に使用される。このうち「UN 3082」は「(まだ別の規定がなされていない)環境に対し有害な液体物質」である。

シリアの戦場ではかつて何度も化学兵器使用の兆しが出現しており、各方は相互に相手方が化学兵器を大量使用したと非難している。2013年には早くも、国連安保理はもう満票で決議を通過させ、シリア各方が全面的に化学兵器を廃棄するよう要求した。その中で、シリア政府が申告した化学兵器の材料は2014年1月から船に積んで国外に運ばれ始め、同年6月に完了した。中国海軍も当時航路護衛に参加した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「同時にその他の化学製品を入れた容器が発見され、その上には「Toxic」(有毒)の文字が表示されている」)

だがこの後、化学兵器を使用したとの現象は決して減少しなかった。化学兵器禁止組織が2015年11月に発表したレポートは、シリアの戦場で化学兵器が使用される状況は人を「極度に憂慮」させるとした。大量の証拠は、「イスラム国」(IS)などのテロ組織が頻繁さを加えて化学兵器を使用していることをはっきり示している。

塩素ガスの他、ISは何度もシリアやイラクでマスタードガスを使用している。アメリカサイドは、ISはすでに化学兵器の製造、研究開発能力を持っている、とする。今年9、10月、ISはさらにイラク北部の一般民に対し少なくとも4回の化学兵器による攻撃を発起した。

今月中旬、シリア政府代表のSamer Abbasは化学兵器禁止組織に向けある文書を提出した。これは武装分子がマスタードガスを使用していると告発している。同組織は、特別委員会を建立しこの件に対し調査を行う必要があるとしているが、現在まだいかなる調査結果も生じていない。


 NATO加盟国などでのテロが頻発していますが、先進国でも現地調達した材料で初歩的な毒ガスを製造するのは比較的簡単と思われ、これがテロに使用される可能性は充分あるでしょうね。

1月3日

 台湾関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20170102/30133242_all.html#page_2


外国メディア:中国、アメリカサイドに「台湾独立派」に向け間違ったシグナルを発するなと警告

参考情報ネット1月1日の報道 外国メディアは、蔡英文は1月7日に中米の「友邦」を訪問するとした。蔡英文の執務室は12月30日、蔡英文一行の人はアメリカ時間7日にアメリカのヒューストンで入国し、8日に離れ、帰途にはアメリカ時間13日サンフランシスコで入国し、14日に離れる、とした。

台湾の「中央社」12月30日の報道によれば、蔡英文は1月7日から15日まで「英捷専案」を展開し、ホンジュラス、ニカラグア、グアテマラ、エルサルバドルを「友邦訪問」する。

蔡英文の執務室のスポークスマンである黄重諺は、慣例に照らし訪れるアメリカの都市では僑宴(頑住吉注:華僑との宴会か何かですかね)および関連の産業の訪問が準備される、と語った。なぜヒューストンとサンフランシスコを訪れるのかに関し黄重諺は、以前「友邦」に行った行程の上で比較的便利なことを考慮したのであり、一般人が中南米に行くにはいくつかの選択があり、例えばマイアミやテキサスで、いずれもしばしばある、と語った。

ロイター社12月30日の報道は、台湾地域指導者である蔡英文の執務室は12月30日、彼女は 2017年1月ラテンアメリカの盟友を「訪問」し、その時アメリカのヒューストンおよびサンフランシスコから入国するとしており、したがって中国が再度アメリカにこの種の滞在を阻止するよう呼びかけるのを促す、とした。

報道は、蔡英文の執務室は彼女がアメリカ大統領に当選したトランプの団体メンバーと会見するか否かにつきコメントを発表するのを拒絶したが、アメリカ在台湾協会は、今回の訪問は「私的で非公式なもの」となるとしている、とする。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:旅行客が台北の象山の風景を撮影 」)

トランプが2016年12月のやや早い時期に蔡英文と通話したことは北京を激怒させ、この挙は何十年来アメリカが初めて慣例を打破したもので、人々に彼が間もなく就任する政府が力を尽くして一つの中国政策を遵守するか否かに対する疑いを生じさせる。

会談を手配しているか否かを問われた時、トランプの政権移行チームのある姓名を漏らされたがらない顧問は、自分は「予見可能な将来さらに一歩のハイレベルの接触は不可能だ」と考える、とした。

報道は、中国外交部は再度アメリカに、今回の入国を許すな、「台湾独立」勢力に向けいかなる間違ったシグナルを発するなと呼び掛けた、とする。

アメリカ在台湾協会は、今回の入国は一つの中国政策に決して反していないとする。同協会のスポークスマンは、「蔡英文のアメリカ入国は長期的に存在する慣例に基づくもので、かつ我々と台湾との関係の非公式な性質に符合する。アメリカの一つの中国政策に改変はない。」と語った。

アメリカ国務省は、アメリカ在台湾協会主席のJames F. Moriartyはヒューストンとサンフランシスコで蔡英文を出迎える、とした。

台湾の「中央社」12月31日の報道は、蔡英文は中米を「訪問」し、その過程でアメリカに入国する、とした。彼女は12月31日、外界にはこの入国に対し非常に多くの想像があるが、「入国は入国であり」、「正式訪問」ではなく、議題の手配は外界が想像するほど厳粛、正式なものではない、とした。

ロイター社12月30日の報道は、中国外交部は12月30日、アメリカサイドが一つの中国政策と中米3つの共同コミュニケの原則を遵守し、台湾地域指導者の「入国」を許さず、「台湾独立」勢力に向けいかなる間違ったシグナルも発せず、実際の行動をもって中米関係の大局と台湾海の平和と安定を維持保護することを希望するとした、とする。

外交部はロイター社の質問に回答する時さらに、一つの中国の原則は国際社会の普遍的な共通認識で、中国が台湾の対外的行き来の問題を処理する一貫した原則でもあり、関係国が台湾にかかわる問題を慎重に処理することを希望する、とした。

ロイター社12月30日の報道はさらに、北京は圧力を強化して台湾と盟友との関係を断絶させようとしているものの、パナマのある高級当局者は12月30日、わが国は台湾あるいは中国との関係のいかなる改変も希望しないと表明した、とした。

報道は、台湾地域指導者の蔡英文は 2017年1月ラテンアメリカを「訪問」する、とした。パナマは台湾の最も古くからの友の1つだが、ある情報は同国が次の台湾との関係を断絶する国になるかもしれないとしている、とする。

「(我々と)台湾との関係は良好で、これまでと全く同じである」とパナマ外務省副大臣のインカピイェは記者に対し語った。「彼らは長年来パナマの協力パートナーであり、かつ継続してこのようにしていくことになる。」

インカピイェはさらに、パナマと中国大陸との関係は「非常に良く」、中国はパナマの投資者であり、運河の非常に重要なユーザーである」と強調した。


 どうもトランプはこの問題をよく理解していないようにも見え、ブレーンたちがどういう方向に持っていこうとしているのかが重要になるんでしょうか。

1月4日

 「遼寧艦」関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20170102/30133414_all.html#page_2


外国メディア:遼寧艦、30ノットの高速航行5時間 ロシア空母は12ノットしか出せない

台湾の「国防省」方面の発表によれば、遼寧号空母は東沙島の東南の海上国境を経て西南に向け航行する過程の中で、長さ5時間に達する30ノットの高速(時速56km)の航行を行った。遼寧号の素晴らしい動力のパフォーマンスは、疑いなくこの艦、および戦闘群艦隊の中のその他の艦艇の動力システムが全て非常に良好な機能状態にあり、極限の出力を出す状況下で長時間乱れず作動できるのだということを実証した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:中国空母遼寧艦」)

一方同門の姉妹出身で、最近シリアに赴いて作戦しているクズネツォフ号空母は、これに比べ全く人を悲嘆させる。長年維持保護、検査が欠乏していたため、クズネツォフ号空母の動力システムは極めてまずい状態にある。動力システムの故障があちこちで起きるだけでなく、しかも作動している状態であっても、その燃焼効率は極めて理想的でない状況にあり、衛星画像の上でさえも顕著に非常に濃い煙が目立って見え、これはまさしく大量の燃料がひどい不完全燃焼の状態にある最も典型的な特徴である。

(頑住吉注:原ページのここにある1、2枚目の画像のキャプションです。「資料画像:クズネツォフの維持保護水準と結果」 続いて3枚目。「資料画像:中国軍艦の維持保護水準」)

正常な軍艦の動力システム(たとえ通常の蒸気動力の軍艦上であっても)大量の黒い排煙は動力システム始動初期にのみやっと存在する状況である。燃焼作業がひどく不正常な結果は、動力システムの燃料消耗が極めて高いが、出す出力は極めて低いというものに他ならない。クズネツォフ号は現在長期的に6〜12ノット前後の航行速度でしか前進できず、空母の高機動能力は喪失しつくされていると言ってよい。

空母に関して言えば、高い航行速度の持続はその一切の航行機能の根本であり、3つの方面全てにおいて極めて大きな意義を持つ。まず高速航行の持続があってのみ、空母はやっと最強の戦場機動能力を獲得でき、快速で戦区に到達し、快速で場所移動し、相手方がまだ準備を整えない状況で攻撃を発起し、相手方が攻撃を発起する前にもう敵サイドの偵察、攻撃範囲から離脱できるのである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像:アメリカが原子力空母に熱中する、その核心的原因の1つは原子力空母の持続高速航行能力があまりにも良いことに他ならない」)

次に、空母が高速で前進して形成される甲板風は艦載機の発着に対し極めて重要である。30ノットの航行速度の下で、艦載機が発進し降着する時、発進と降着の速度は空母が静止している状態下で時速55〜56km低下していることに比較でき、極めて大きく飛行員の操縦難度を低下させ、成功率と安全性を進歩させる。あるいは性能がずっと高い重量で発進と降着をさせることができ、最大燃料および弾薬を搭載しての発進が行え、また大量の非常に高価な正確制御誘導武器を搭載して安全に降着できる‥‥着艦前にそれらを捨てる必要がないのである。

(頑住吉注:原ページのここにある1枚目の画像のキャプションです。「画像:スーパーホーネットの改良の中で、最も重要な機能改善の1つは武器を搭載しての着艦能力の強化だった」 続いて2枚目。「画像:この世界上に静音で最大航行速度30ノットに到達できる原潜はまだない。シーウルフでもダメである。いかなる30ノットおよびそれ以上の速度で航行する潜水艦も、全て水中の最も巨大な持続的騒音源である。」)

最後に、高速航行の持続は、空母が潜水艦に対応する最も有力な手段の1つである。通常潜水艦が備蓄する酸素、電力は非常に限られており、水中での高速航行持続は全く不可能である。短時間一定の高速を出した結果は、必ず潜望鏡の高度まで浮上して充電するというものに他ならず、この種の状態下ではそれが対潜機やヘリの眼前に暴露する確率が極めて高い。

もし戦闘中無制限な持続高速航行能力を持つと思われている原潜でも、別のいくつかの致命的な題目に遭遇する。まず原潜の最大航行速度自体が30ノットに比べずっと高いものではなく、空母を追撃するのがそんなに容易なのにはほど遠い。次に最大航行速度と静音性は同時に得難い。30ノットで高速航行する原潜の騒音は非常に巨大で、非常に容易に暴露する。たとえシーウルフやバージニアといったような機種であっても。

遼寧艦のパフォーマンスは、中国が空母といったような高速の軍艦の蒸気動力システムの上の維持保護、使用、改良方面で、非常に堅実な水準を持つことを実証した。この点から見て、中国の将来の通常動力蒸気カタパルト空母は、その動力およびカタパルトシステムの機能水準、信頼性が、充分楽観して期待するに値する。


 艦隊の中には054A型護衛艦もいたとされていますがこの艦の最大速度は30ノットに達しないとされているんですけどね。

1月5日

 殲ー20関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20170103/30136764_all.html#page_2


殲ー20の「エンテ式レイアウト」のステルス性能はF-22に比べ劣るとは誰が言った?

殲ー20とF-22は現在世界で最も代表的な、最もしばしば持ち出されて比較される 2種の第4世代ステルス戦闘機でもあり、非常に多くの人は殲ー20のステルス能力はF-22にはるかに立ち遅れていると考え、出される理由には主にエンテ式レイアウトのステルス性は劣る、殲ー20の尾部方向の赤外線ステルス性は劣るといった方面があるが、事実は本当にこのようなのだろうか?

「エンテ式レイアウトのステルス性は劣る」は純粋に根拠のない暴論に属する!

ある視点は、殲ー20はエンテ式レイアウトをを採用しており、エンテ翼は主翼の前にあるので、回転した時外形のステルス性を破壊するだろうが、F-22のような通常レイアウトの飛行機は巡航状態の時に水平尾翼を回転させる必要がなく、主翼によって遮蔽され得る、と考える。このためその外形レイアウト上、殲ー20に比べ先天的な優勢を持つだろう、と。これは実は一種の誤解であり、実際の飛行過程の中で、F-22の舵面もリアルタイムで需要を根拠に必要な回転することが必須であり、しかも超音速飛行機はいずれも主翼の厚みが大きくなく、水平尾翼を回転させれば、主翼はもう遮蔽できず、エンテ翼同様レーダー波の反射をもたらすのである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像の注釈:殲ー20のエンテ翼には上反角がつき、主翼には下反角がついており、エンテ翼の前縁によって反射されたレーダー波は一般に継続して主翼に照射されて二次的反射を形成せず、これはステルスに有利な要素でもある」)

また、わが国は殲ー10機を研究開発した時、エンテ翼にもう炭素繊維増強ビスマレイミド樹脂をベースとする高性能複合材料を採用しており、この種の材料のレーダー信号特性は金属材料に比べずっと小さい。殲ー20のエンテ翼も当然より先進的な研究成果を採用しているだろう。これに比べ、F-22の水平尾翼はまだ部分的に金属材料を採用している。このため殲ー20のエンテ式レイアウトのステルスに対する破壊は決してF-22に比べより大きくはないだろう。「エンテ式レイアウトのステルス性は劣る」との説は純粋に根拠のない暴論に属する!

殲ー20は大きな後退角とDSI空気取り入れルートを採用し、外形のステルスはより優勢を持つ

外形のステルス方面で、F-22および殲ー20も主に前方のステルス能力を最適化している。この2種の飛行機はいずれも異なる翼面の前縁が平行になる設計、多角形断面の機首と円滑に移行する機体を採用しており、いずれも外側に傾斜したダブルの垂直尾翼、S字型空気取り入れルートなどのステルス設計方法も採用し、その水準も比較的近い。

だがF-22は左右42度の中等の後退角を採用し、一方殲ー20のエンテ翼と主翼の後退角はおよそ 52度前後であり、ステルス特性がより良い。主翼前縁の後退角が大きくなるほど、前方からのレーダー反射断面積は小さくなるからである。このためこの方面のステルス特性で、殲ー20はF-22より顕著に優れている。

空気取り入れルート境界層隔離板と機体との間の空隙も、飛行機の前方からの強い反射源である。この方面でF-22の設計年代は比較的早く、境界層隔離板のない空気取り入れルートの採用が間に合わなかった。一方殲ー20は境界層隔離板のない最適化された空気取り入れルート(DSI空気取り入れルート)を採用しており、空気取り入れルートの強い反射源を消し去っており、このためこの部分のステルス特性でも、殲ー20はF-22より顕著に優れている。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像の注釈:F-22と殲ー20の空気取り入れルートを対比すると、F-22の空気取り入れルートの境界層隔離板は非常に顕著であるが、一方殲ー20はDSI空気取り入れルートを採用し、空気取り入れルートの強い反射源を消し去っている。」)

殲ー20の尾部方向の赤外線ステルスは決して劣っていない

さらにある人は、F-22は2D矩形断面ベクトルノズルを採用し、尾部方向の赤外線輻射を抑制でき、一方殲ー20にはこの種の装置がなく、このため赤外線ストレスが非常に劣る、と考えるが、この種の視点も間違っている。材料技術の進歩とともに、殲ー20の赤外線ステルス問題はすでに良好な解決が得られている。例えば西北工業大学の張立同院士が国家技術発明一等賞を獲得したセラミックベース複合材料プロジェクトは、レーダー波弱反射材料を提供でき、同時にこの材料にはさらに赤外線抑制機能がある。その強度は高く、密度は低く、エンジンの尾部ノズルを含む高熱部品が製造でき、しかもセラミックベース内に添加できる耐高温レーダーステルス材料および赤外線ステルス材料は、飛行機の高温部品のレーダー反射面積をひとクラス以上縮小させることができ、尾部ノズルの赤外線特性も有効に減少させることができ、先進材料技術を応用した殲ー20は、尾部方向の赤外線ステルスが決してF-22に比べ劣っていないということが見て取れる。

以上の分析を見終わった後、すぐにはっきりした結論を出すことができる。殲ー20の全体的ステルス性能はF-22に比べ劣っていないだけでなく、非常に多くのカギとなる重要な技術の上でさらにF-22を超越しており、要するにゆめゆめ殲ー20のステルスがF-22に及ばないなどともはや言ってはならないのである!


 後退角が10度違うと「顕著に優れ」るのか、例に挙げた新材料が殲ー20に実際に使われているという根拠はあるのか、またステルス塗料の技術差に全く触れられていないなど色々疑問もあり、しかしまあ実際のところは誰にも分からないでしょう。2機種をいずれも間近に見て細かく調べることのできる人というのはどこにもいないわけで。

1月6日

 韓国関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20170103/30134328_all.html#page_2


韓国メディア:韓国企業、中国で挫折 中国サイドのTHAADに報復する力の度合いが再度エスカレート!

【グローバル時報駐韓国特約記者 王偉】 「韓国のバッテリー企業が中国で排斥に遭い、中国サイドのTHAADに報復する力の度合いが再度エスカレート」 韓国の「中央日報」2日の報道は、自動車業界の伝えてくる情報は、中国の関連部門は去年末新エネルギー源電動自動車補助名簿を発表したが、韓国のサムスンとLGの関連のバッテリー製品は排除されたとしている、とする。韓国の「朝鮮日報」は韓国駐中国大使館の情報を引用し、中国サイドは当時全部で498車種を補助金支給の対象として宣言したが、午後になって突然その中の5車種を除去した、とした。リスト入りした後また削除された車種は全て韓国製バッテリーを装備する自動車だった。「ソウル新聞」は評論し、これは実際上、韓国企業の関連の製品がすでに中国市場入りして販売することが難しいことを意味している、とした。

「年初から中国はもう報復措置を採り始めており、今年韓国・中国関係には継続して赤信号が点灯する可能性が高い」 韓国のCBSテレビ局は2日評論し、韓国の自動車バッテリー企業が中国市場から排除されただけでなく、中国の関係部門はこの前さらに韓国の航空会社の今年1月の運航チャーター便を批准せず、このことは中国の春節の追い風を利用して大儲けすることを希望していた韓国の航空会社を大いに失望させた、とした。こうした措置はいわゆる「前代未聞」だと言える。ある分析は、中国はすでに「THAAD」を領土の主権と関係する重大な利益上の関心事と見、かつ持続して強烈に反対しており、将来もし「THAAD」が本当に配備を終えたら、中国の対抗措置はより強硬になる可能性がある、と考える。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「韓国の「中央日報」は、韓国が「THAAD」配備を決定した後、中国の圧力に入れる力の度合いは日増しにエスカレートしている、とする」)

中国が「THAAD」の韓国入りに対抗して採ったらしき一連の措置につき、韓国外務大臣の尹炳世は2日記者に向け、政府は必要な時に措置を採るだろう、とした。彼は、現在外務省を含め、政府内部では必要な討論が行われているところだ、と明らかにした。意見を取りまとめ、措置を制定するには一定のプロセスを経る必要があり、このプロセスにはすでに比較的大きな進展があったという。韓国連合通信社は、政府関係部門は努力して多種の対応方案を探求しているとされるが、ウォッチャーは、韓国サイドが採れる対応措置は限られていると考えている、とする。

ずっと前から、韓国は北朝鮮の脅威への対応を「THAAD」をかたくなに配備しようとする口実としている。しかし韓国連合通信社2日の報道によれば、韓国の外交保安関連の雑誌「韓国視察家」最新刊は西側の軍事専門家の論文を掲載し、北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイルは重量1トンの弾頭を搭載でき、作戦範囲は韓国全域をカバーし、このことは韓米が巨資を費やして構築するミサイル防衛システムを有名無実とさせ、しかも東北アジアの軍事ゲームのルールを書き換えることになる、と指摘した。文章は、ひとたび北朝鮮軍が新型ディーゼル・電池潜水艦を配備すれば、韓米の現在の潜水艦力量をもってしては、遅れず北朝鮮の潜水艦発射ミサイルの発射を探知計測しようとする難度は極めて大きい、とする。潜水艦発射ミサイルは多くの角度で発射できるため、「THAAD」を含むミサイル防衛システムでもどうしようもない。

韓国の「世界日報」2日の報道によれば、最新の世論調査は、7割を越える韓国民衆は政府が現在の計画に照らし「THAAD」を配備することに対し反対の意見を持っており、5割近い韓国民衆は配備の必要があるのか否か改めて考慮するべきと考えていることをはっきり示している。ある分析は、今年韓国が大統領選挙を行うのと共に、「THAAD」に関する論争はあるいはどんどん激烈になるか、と考える。

4日から、韓国最大野党である共同民主党所属の8名の国会議員が期間3日の中国の旅を開始する。「韓国日報」は2日報道し、彼らのこの行いは中国外交部、商務部、中国共産党中央対外連絡部などの部門を表敬訪問するものになる、とした。同党の国会議員である宋永吉は、代表団はこの訪問を通じて「韓流」の中国での発展が制限を受け、経済交流が阻害を受けている状況を緩和させることを希望している、と語った。彼は、元党首の文在寅など何人かの潜在的大統領候補者はすでに「THAAD」韓国入りの件を次の政府の改めての研究に委ねる立場を表明しており、代表団は中国サイドに向け関連の状況を伝達することになる、とした。


 敵にTHAADで防げない攻撃手段もあるからといってTHAADが必要ないことにはならんと思うんですが。まあ韓国の立場も大変ですな。

 ウクライナ関連です。

http://military.china.com/news2/569/20170105/30140674.html


射撃武器がNATO化! 外国メディア、ウクライナがM16小銃を生産へ、とする

参考情報ネット 1月5日の報道 外国メディアは、ウクライナ国防工業武器コンツェルン社とアメリカのAeroscraft社はM16型自動小銃を生産するつもりである、とした。

ロシア衛星ネット1月4日の報道は、この前ウクライナ国防工業武器コンツェルンとアメリカのAeroscraft社は覚書きに署名し、双方がNATOのスタンダードに照らして射撃武器を生産することを暗示した、とする。覚書きの中では、射撃武器はウクライナで製造されると指摘されている。

M16型自動小銃は 1964年アメリカで作られた。現在M16型自動小銃のそれぞれの変種はアメリカの歩兵の主要な射撃武器である。全世界で全部で800万挺あまりのM16小銃の変種が生産された。アメリカのほか、この種の類型の小銃は別の何十カ国でも使用されている。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:M16A4アサルトライフルを使用するアメリカ海兵隊員」)


 国防工業武器コンツェルンが生産するということは軍で正式に使用するための生産でしょう。NATO加盟問題で進展はあるんでしょうか。

1月7日

 シンガポールの装甲車が香港で押収された事件の続報です。

http://news.ifeng.com/a/20170103/50514144_0.shtml


香港メディア:押収されたシンガポールの装甲車が「消失」 香港税関が回答

【視察者ネット総合】 9両のシンガポールの装甲車が香港の埠頭で押収された事件に新たな展開があった。香港メディアの報道によれば、元々屯門税関に押収されていた装甲車は1月2日「全部消失」しているのが発見され、香港税関はこれにつき回答し、案件は依然調査中のため、さらなる一歩の提供できる資料はない、とした。

(頑住吉注:原ページのここにある1枚目の画像のキャプションです。「香港メディア記者は、去年12月30日までは、まだ装甲車が露天の倉庫に置かれているのが見られた、とする」 続いて2枚目「1月2日、装甲車が置かれていた場所はすでに空っぽである」)

香港税関は去年11月23日に葵涌コンテナ埠頭で商業船舶輸送会社APLによって輸送が担当され越境する1隻の貨物船の上で、9両の申告されていないシンガポール陸軍に隷属するAV-81八輪装甲車および多くの物資を発見し、事件は推測を引き起こした。

シンガポール国防省はその後24日この事件を認め、かつ装甲車および付属品は「香港税関が定例の検査を行う必要があるため」「遅延」させられていると認めたが、商船をもって軍用車両をシンガポールに運び戻すのは「通常のやり方通りに従ったものだ」と強調した。

去年11月25日夜、9両の装甲車は葵涌コンテナ埠頭から、税関が屯門内河埠頭に設けた露天の貨物倉庫「移転」された。しかし、装甲車の香港での逗留がますます長くなるのにつれ、事件は外交的波風にも発展変化し、シンガポール国防省は、これらの装甲車は海外訓練の用途に過ぎない、とした。

1月2日早朝、香港メディア記者は、押収されて1ヶ月あまりの緑色のキャンバスで覆われた装甲車が、突然「消失」し、行方が分からないことに気づいた。記者は、去年12月30日までは、まだ装甲車が露天の倉庫に置かれているのが見られたとした。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「香港の埠頭で捜索差し押さえされたシンガポールの装甲車」)

香港税関は回答し、案件は依然調査中のため、さらなる一歩の提供できる資料はない、とした。また、香港商務・経済発展局は回答し、香港税関は関連の案件につき調査中で、現段階でその他の補充はない、とした。シンガポール国防省もまだ公式サイトで最新の進展を更新していない。

9両の装甲車の行方は依然知られておらず、シンガポール国防大臣の黄永宏は去年12月30日そのフェイスブックで、過去何ヶ月にもわたりシンガポール政府は何度も異なるレベルから香港政府と交渉し、香港が装甲車を返還するよう要求しているが成果はないと指摘し、さらにネット上で香港の行為に対し不快感を感じると直言した。

黄永宏は、国防の角度から言って、装甲車が押収された事件はシンガポールの2016年における悪い出来事の1つで、事件の中からは、より良くシンガポールの軍事資産を保護することを学習し、かつ今月初めのシンガポールの議会でより多くの詳細が明らかにされる見込みだ、とした。

以前香港保安局の局長だった黎棟国は、内地当局の指示に従って装甲車を押収したのか否か問われ、彼は当時、調査作業は依然行われているが、税関は法執行機構であり、その他の原因ゆえに選択的に法執行することはない、と強調した。

去年11月28日、外交部スポークスマンの耿爽は定例記者会見で次のように言った。中国サイドはすでにシンガポールサイドに向け交渉を提出し、シンガポールサイドが香港特区の関連の法律を厳格に遵守し、香港特区政府と協力して後続の処理作業をうまく行うよう要求した。中国政府は一貫して中国と国交のある国が台湾地域といかなる形式の公的な往来を展開することにも断固反対し、これには軍事交流や協力が含まれる。我々はシンガポール政府が一つの中国の原則を適切に遵守するよう要求する。

去年11月29日、シンガポール外務大臣の維文はこれに対し、「単独の事件にシンガポールと中国との関係をバンジャーさせない」(頑住吉注:日本語にない漢字を使った語で、通常「誘拐」「拉致」を意味するようです)としたが、彼は同時に弁解し、「中国を含め、皆我々と台湾にこの種の特殊な安排があってすでに非常に長い時間になっていることを知っている。我々のしていることは秘密ではない。」(頑住吉注:「安排」には「手配」など非常に多くの意味があるんですがほとんどんどの場合挙げられている意味のどれもうまく適合しないという困った語です)とした。シンガポール国防大臣の黄永宏は、調査終了後に装甲車の返還を要求し、同時に、継続して海外訓練を行うだろう、とした。


 もう解決したのかと思っていたんですが、押収物の中に周波数を変化させることによってキャッチを困難にするアメリカの軍事機密の通信システムがあったというのが本当なら中国が交渉のカードに使おうとしていることも考えられるでしょう。ちなみに実はこの記事いつものサイトで読んだんですが何故か続報という形でなくその後記事内容が修正され、次のように第一の段落が変わっているので別のサイトの変更前の記事をまず紹介しました。次のは変更後の記事です。

http://military.china.com/important/11132797/20170103/30134412_all.html#page_2


【グローバルネット総合報道 記者 趙衍竜】 香港メディア1月2日の報道は、過去1ヶ月あまり香港の屯門税関の露天貨物倉庫に押収されていた9両のシンガポール武装部隊の装甲車が昨日「消失」し、すでに移動された可能性がある、とした。シンガポールの「連合朝刊」1月3日の報道は、香港税関は今日昼に最新の回答をなし、これらの管制を受ける疑いのある物品は現在依然税関の屯門にある倉庫に置かれており、かつ12月6日から屋内に置き始めていた」とした、とした。


 記者は12月30日までは屋外に置かれていたのが見られたとしているんですが。何だかいろいろよく分からない事件です。

1月8日

 台湾関連です。

http://military.china.com/news/568/20170105/30141770.html


台湾メディアわめき立てる:遼寧艦がもし台湾海に入ったら台湾軍の数百発のミサイルが照準することになる

台湾の自由時報5日の報道によれば、台湾軍当局者は4日、台湾は本島西部および澎湖を含む多くの離島に全て対艦ミサイル及び対空ミサイルを配備しており、もし遼寧艦など大型軍艦が大胆にもあえて台湾海峡を通過したならば、「彼らはもっと恐れることこそ正しいはずだ。」、なぜなら台湾には数百発の各形式のミサイルがあってこの大型目標を照準するだろうからだ、とした。

先日、大陸の遼寧艦及び5隻の護衛艦が台湾東部海域を巡って行き、現在南シナ海で訓練しており、メディアは遼寧艦が南海での訓練を終えた後、台湾海峡を経て海峡の中心線に沿って大陸に戻る可能性があると推測している。台湾メディアは、蔡英文が7日に外遊する見込みであるため、このため大陸のこの行いは「挑戦の意味が濃厚である」と考え、かつ軍当局者の話を引用し、台湾軍は遼寧艦がこの時大陸に帰るのか、及びこれにより台湾を威嚇し脅すのか否か密接に視察しつつある、とした。

台湾「国防省」は、遼寧艦が北に帰る路線に関しては憶測に属し、「国防省」はコメントはしないが、「国防省」は持続的に遼寧艦の動態を掌握しかつ状況により対応準備を整えることになる、とした。軍当局者は、もしひとたび空母が台湾近海付近海域に進入した時は、台湾のP-3C対潜哨戒機およびIDF、F-16そしてミラージュ戦闘機がそれぞれに分かれて離陸して警戒し、海上ではラファイエット、成功級、キッド級の軍艦が適当に海域を警戒し、各地のミサイル陣地も対応準備を整えるだろう、とした。

報道によれば、遼寧艦は10機あまりの殲ー15戦闘機と直ー10ヘリを配備しており、相当の戦力を持ち、ひとたび発進さえしたら、もう台湾の空中迎撃区からの距離は非常に近い。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「『雄風三型』ミサイル(画像のソース東森新聞)」)


 まあ正直挙げられている兵器にあんまり頼もしく思えないものが多いのも確かですよね。

 ロシアの爆撃機関連です。

http://military.china.com/jctp/11172988/20170106/30145871.html#photos


ロシア新世代ステルス戦略爆撃機が明るみに! SFムードが充分!

最近、国外のウェブサイトはロシアの未来のステルス戦略爆撃機PAK-DAの設計効果CG動画を明るみに出し、動画のキャプチャー画像からは最も新しく明るみに出た方案が、以前ネットに流れ伝わった方案との差異が比較的大きく、アメリカのB2ステルス爆撃機に似たブレンデッドウィングボディ式コウモリ翼設計を採用し、4台のエンジンを動力として採用し、機首のコックピットの設計がロシアで現役のツポレフ-160戦略爆撃機と非常に似ていることが見て取れる。技術的難題の出現、およびソ連解体後に航空工業体系が深刻に分断されるのと共に、PAK-DAの研究開発を継続する計画は棚上げになったらしい。


 何か宮ア駿アニメに出てきそうというか、リアリティを感じませんが。

 韓国関連です。

http://military.china.com/news2/569/20170106/30145052.html


韓国メディア:韓国、「斬首部隊」を建設 緊急状況下で北朝鮮指揮部を殲滅

参考情報ネット1月5日の報道 韓国メディアは、韓国国防省は今年、緊急状況下で北朝鮮指導者などの北朝鮮の戦争指揮部を殲滅できる特殊任務旅団(またの名を「斬首部隊」)を創立することになるが、創立の時期は当初の計画に比べ2年前倒しされるとした、とした。

韓国の「朝鮮日報」ウェブサイト1月5日の報道によれば、特殊任務旅団は緊急状況下で北朝鮮の首脳部門を殲滅し、戦争指揮施設、核兵器およびミサイル基地などの目標に対する打撃任務を実施することができる。軍当局は去年からこの部隊が使用する必要がある特殊作戦用個人武器、衛星通信装備などの準備を開始した。さらに彼らの北朝鮮浸透、進入を援助する航空部隊の編成、空中浸透用資産(頑住吉注:分かりにくいですけど要するに輸送機とかでしょう)の導入を計画している。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:韓国特殊部隊が軍事演習を行う」)

特殊任務旅団は元々2019年の創立が計画されていた。この計画が2年前倒しされるのは、北朝鮮の核兵器やミサイルの能力の進展速度が予想に比べずっと早かったからである。北朝鮮の核の脅威に対応するため、軍当局は一段と力を入れて「韓国型三軸体系」を構築しつつある。第1の軸であるキルチェーン、第2の軸である韓国型ミサイル防衛によって、北朝鮮のミサイルに対し直接の先制攻撃と迎撃を実施し、同時に第3の軸である大規模報復懲罰によって北朝鮮の首脳部門自体を殲滅するのである。

韓国国防部の軍隊構造改変方案計画によれば、去年末を基準に、韓国の軍隊の兵力は62.5万人から今年末の61.7万人まで縮減され、8,000人減少することになる。


 正確に金正恩の居所を把握できるか、また北朝鮮軍も最精鋭部隊でガードしているでしょうからその抵抗を排除して目的を達成できるかちょっと疑問ですね。暗殺部隊よりは地下構築物への貫通力も大きいミサイルなどを使った方がまだ可能性が高いのでは。と言ってもラディン、フセイン、カダフィらも「人力」で捕捉したようですが。




















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