コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその213

1月9日

 北朝鮮関連です。

http://military.china.com/news2/569/20170107/30149410.html


韓国メディア、北朝鮮が万トン級潜水艦のドックを完成、とする 金正恩自ら建造命令を下したもの

【グローバル時報総合報道】 韓国のYTNテレビ局は6日、北朝鮮はすでに万トン級潜水艦が建造できる大型ドックを完成させた、とした。

報道は、北朝鮮の消息筋の人物は、このドックは咸鏡南道新浦市のある船舶修理工場内に位置すると明らかにした、とする。北朝鮮最高指導者の金正恩はかつて2014年に万トン級大型潜水艦の建造命令を下した。新浦船舶修理工場は当時工場内に元々あったドックを長さ180m、幅25mまで拡張建設し、もって万トン級潜水艦の建造に便とした。

この消息筋の人物はさらに、咸鏡北道清津造船工場の多くのキャリアの長い潜水艦専門家、技術工員およびその家族は去年5月に新浦船舶修理工場に派遣されてきた、とする。(金恵真)


 通常潜水艦としては最大級の潜水艦になるべく多数の弾道ミサイルを積んで威嚇力を強化しようというつもりでしょうが静音技術その他の水準はさほど高くなく、AIPの技術もたぶんないでしょうしね。

 これも北朝鮮に関連する記事です。

http://military.china.com/news2/569/20170104/30137472.html


インドと北朝鮮、大陸間弾道ミサイルの準備よし? 装備は戦闘力があることと同じではない

インド戦略部隊司令部は1月2日、道路機動発射車上から、成功裏に1発の「烈火-4」遠距離弾道ミサイルを試射し、これは前回の「烈火-5」大陸間弾道ミサイルの発射からたった1週間の時間しか過ぎていない。インドメディアは歓呼し、2種類のミサイルはいずれもすでに最後の試験を完成あるいは完成に近く、インドの「中国を威嚇」する能力を向上させることになる、とした。これだけではなく、北朝鮮指導者の金正恩も新年のお祝いの言葉の中で北朝鮮の大陸間弾道ミサイルの試射はすでに終わりの段階に入っているとした。ずっと核大国によって「独占」されてきた大陸間弾道ミサイルのハードルを、インドと北朝鮮は本当に踏み越えたのだろうか?

「烈火-4」はインドの「烈火」ミサイルファミリー第4の機種であり、射程は4000キロに達する。インドメディアは「烈火-4」は過去5年ですでに6回の試射を行っているが、1回の失敗と五回の成功を経歴し、今回の試射成功は「烈火-4」ミサイルがすでに最後の試験を完成したことを象徴的に示している、とする。去年12月26日、「烈火-5」は第4回目の試射を完成させたばかりである。インドと比較すると、北朝鮮はまだ真の意味での大陸間弾道ミサイル試射を行ったことがなく、2016年に銀河-3ロケットの発射に成功したことは、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル技術に対し行った初歩的な試みと評価される。

武器発展の規則性から見て、大陸間弾道ミサイルは戦略核打撃任務を担う特殊武器であり、関連の研究開発、試験、定型、生産への投入、装備などには全て一連の必要不可欠な試験や計測のプロセスがある。世界の核大国の現役戦略ミサイルの大部分は相次いで10年、甚だしきに至っては何十年の累積された発展の歴史的過程を経歴している。もし核ミサイル技術領域で豊富な経験を累積しているロシアであっても、最も新しく就役した「ブラヴァー」潜水艦発射弾道ミサイルの上では全くあえて手を抜くことをしなかった。2004年にまず水上および水中でのミサイル模型投射試験を行い、2005年9月の初のミサイル飛行試験から2010年までの5年間、「ブラヴァー」ミサイルは全部で13回の試射を行った。2011年から2014年までまた平均毎年2回の試射という頻度をもって試験と改良を反覆し、これでやっと最終的に定型・装備、量産就役となり、全開発期間は10年の長きに及んだ。インドと北朝鮮が何回かの飛行試験や試射を経ただけでもう大陸間弾道ミサイル技術を掌握したと宣言するのは明らかに軽率すぎる。

別の方面ではミサイル技術の水準から見て、インドと北朝鮮の戦略ミサイル水準は核大国のハードルには遠く及んでいない。インドと北朝鮮はミサイルの射程を延長延長するため、しばしば「土法上馬」(頑住吉注:旧式なやり方で取り組む)するしかない。例えばインドは「烈火-4」ミサイルの断熱カバーは4000度の高温を受け入れられると言明しているが、一方核大国の現役大陸間弾道ミサイルの相応の指標は5000度以上である。インドの「烈火-5」ミサイルの第1段エンジンの作動時間は90秒であり、第2、第3段はそれぞれ75秒であるが、一方核大国の大陸間弾道ミサイルの各段のエンジンの作動時間はいずれも60秒前後である。わずか1秒の時間を争うことが必須の戦略打撃の中で、見劣りする「烈火」はより容易にミサイル防衛システムによって探知計測、迎撃される。

また、戦略武器実戦化の要求から見て、大陸間弾道ミサイルの素早い装備は決して素早い戦闘力形成を意味しない。例えばアメリカの「ガーディアン-3」やロシアの「白楊」大陸間弾道ミサイルは就役して長年になるが、毎年必ず反復して抽出検査の性質の飛行試験を行う必要がある。インドの「烈火」系列ミサイルや北朝鮮の「テポドン-2」ミサイルはせいぜい研究開発の性質の試験や鑑定試験を行っただけで、環境試験、寿命試験などはいずれも完成していない。とりあえず両国の核兵器の小型化水準がどうであるかは論じないが、この種の「ミサイル+核爆弾」両弾結合の大きな難関さえ超えていない大陸間弾道ミサイルでは、その実戦化水準は推して知るべしである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インド時報は、このインドで最も強大な核ミサイルは現在まですでに中国全域、甚だしきに至ってはより多くの地域をその攻撃範囲に収めることができ、この3段の「烈火-5」ミサイルはかつて2012年4月と2013年12月、鉄筋コンクリートの発射台の上で「開放構造タイプ」をもって2回の試射行ったことがある、とする。」)


 とは言っても「どうせ大丈夫だろう」と安心するわけにもいきませんよね。

1月10日

 ロシア空母関連です。

http://military.china.com/news2/569/20170107/30149893.html


ロシア空母戦闘群、シリアから撤収 2ヶ月内にのべ420機を発進させる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:『クズネツォフ』海軍元帥号空母」)

ロシアのインターファックス通信社は6日、ロシア武装力量総参謀長のゲラシモフは当日、ロシア武装力量最高統帥者であるプーチンの命令に基づき、ロシアはシリアにおける駐留軍の縮減を開始し、「クズネツォフ海軍元帥」号空母、「ピョートル大帝」号巡洋艦およびその航路護衛艦艇が第一陣としてシリアから撤収すると宣言した、とする。

ロシア軍駐シリア総司令のカータボロフは、空母艦隊のシリアでの戦闘任務はすでに完成した、とする。この艦隊がシリアにいた2ヶ月、艦載機飛行員はのべ420機の戦闘飛行任務を執行し、テロ分子の施設1,252カ所を破壊した。ロシア北方艦隊元司令のボボフは、ロシアは駐留軍を縮減するだけであって完全に軍を撤収させるわけではなく、これは現在のシリア情勢を根拠に決定されたことで、現在大規模兵力を保持する必要はなく、これは資金の消耗が大きすぎ、現実に即していない、とした。


 ひどい黒煙を吐く、事故を起こすなどして名誉を傷つけた面もあれば新兵器を実戦テストして貴重な情報、教訓、経験を得た面もあるでしょうが、メリットの方がより大きかったんでしょうか。

 台湾関連です。

http://military.china.com/news/568/20170104/30139852.html


台湾、第二次世界大戦時代のアメリカ製老艦をMk41垂直発射システム仕様に改装し新たな対空ミサイルを試験

【視察者ネット総合】 台湾連合ニュースネットは1月2日、台湾は第二次世界大戦時期の老艦「高雄」号上陸指揮艦を改造し、Mk41発射装置を取り付けて台湾の「中科院」が新たに研究開発した対空ミサイルを試験することになる、と報道した。

連合ニュースネットは、高雄艦はMk41仕様に改装され台湾の「中科院」が研究開発する「海天弓3」および「海剣2」対空ミサイルを発射することになる、とする。

「海天弓3」は元々陸上の「「天弓3」」ミサイルの艦載発射版で、「海剣2」はIDF戦闘機のための「天剣2」ミサイルの艦上使用版である。連合ニュースネットは、「天弓3」ミサイルは弾道ミサイルの迎撃能力を持ち、性能は甚だしきに至ってはアメリカ製「スタンダード2」ミサイルより高く、「海天弓3」は屏東ですでに陸上試射を終え、高雄艦で海上の試射を行うことになる、とする。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「艦齢すでに72年に達する退役に瀕した「高雄」号は現在では輸送任務しか担えない」)

現在世界で主流の新型海軍艦艇は全てすでに垂直発射システムを使用しているが、台湾海軍の「キッド」級、「ペリー」級などの主力艦艇はまだアーム式発射架を使用し、その装填時間は長く、給弾装置の構造は複雑で、すでに現代の状況からはるかに立ち後れている。2014年になって、台湾方面はやっとアメリカからMK41発射装置購入の許可を獲得した。

高雄号上陸指揮艦の前身は米軍のカウンティ級上陸艦のデュークスカウンティ号で、艦ナンバーはLST-753、1944年という第二次世界大戦末期に進水し、1957年5月に台湾に租借され、中熙艦と命名され、コードナンバーはLST-219だった。1958年の八二三砲戦終結後、米軍は台湾軍にワンセットの上陸指揮に必要とされる通信システムグループを提供し、中熙艦は台湾で上陸指揮艦への改造工程が実施され、1962年1月に高雄一号と改名され、台湾海軍初の台湾の地名をもって命名された軍艦である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「青島海軍博物館に展示される人民海軍のカウンティ級926「大別山号」戦車上陸艦。米軍は第二次世界大戦の期間、大量にこの機種の上陸艦を建造し、第二次世界大戦終結後中国は30隻超を接収した。このうち大陸に17隻が留まり、長期にわたり解放軍海軍上陸部隊の主力だった。台湾方面のカウンティ級は「中字号」と改めて命名され、台湾軍ではまだ「高雄」号の使用が留保されている現在、926号はすでに解体され、「大別山」号の名称もすでに新たな072級戦車上陸艦981号艦によって継承されている。」)

近年における台湾軍の戦略の改変、加えて設備が徐々に老朽化するのと共に、高雄艦は一般の弾薬物資輸送メインに転じた。元々台湾海軍には高雄艦を退役させる意志があったが、垂直発射試験のため留保された。

解放軍の中で任務を執行するのは専門に設計された総合試験艦で、例えば「華昇」号や華羅庚号のたぐいで、その試験範囲には新型ミサイル、艦載火砲、および艦用電子システムなどが含まれ、全面的な専用試験プラットフォームである。

現代の海軍の新兵器に対する換装は一般に全て専用の総合試験艦があって新型ミサイルあるいは火砲に対する試験を担う。例えば解放軍海軍の「華昇」号総合試験艦で、それは一般に全て多種の電子設備を装備し、もって試験データを収集する。条件を持たなければ退役した主戦艦艇に改装を行って総合試験艦としてもよい。だが第二次世界大戦時の老艦である「高雄」号は改装を経てはいるが、その電子設備は決して試験任務は担えない。台湾方面が提出したのは「高雄」の甲板と貨物室スペースがMk41垂直発射装置への改装に適するという考慮である。しかしそれ自体老化した艦体が試射に適合するか否かにもクエスチョンマークをつける必要がある。台湾海軍の逼迫した艦艇の数や艦艇の寿命の状況を考慮すれば、「高雄」艦の改装も止むを得ざる挙である。だが試験効果はやはり保証することができない。


 こんな古い船をいまだに使っているのがすごいですが、試験任務になら役立つのでは。輸送艦なら電子設備も載らないことはないでしょうし。

1月11日

 ロシアの戦闘機関連です。

http://military.china.com/news2/569/20170110/30158765.html


第5世代機来襲! ロシア空軍の最初の5機のT-50、年内に就役

インターファクス通信社1月6日の報道は、最初の5機のT-50ステルス戦闘機が今年ロシア航空宇宙軍に加入し就役する、と報道した。軍事工業業界の消息筋の人物は6日本社に対し、ロシア軍は12カ月以内に100件を超える新式作戦装備を加えることになる、と明らかにした。

この消息筋の人物は、「2017年、航空宇宙軍部隊は100件余りの新式作戦技術装備を受領することになり、これには5機のT-50ステルス戦闘機が含まれる。」と語る。

彼は、現行の契約は5機のPAK-FA機が国家試験終了後軍に供給され、その後T-50の量産が開始されることになると規定している、と指摘する。

T-50(PAK-FA)はスホーイ社が研究開発したロシア第5世代多用途戦闘機である。公開の資料によれば、この機は以下のような要求に符合する。アフターバーナーを使用しない状況下で超音速飛行する。(レーダー、音響学およびその他の探知計測システムに対し)ステルスである。超機動性。相対的に短距離での発着能力。戦闘機の詳細な飛行技術性能はまだ正式に対外的に発表されていない。PAK-FAは2010年 1月29日アムール河畔共青城で初飛行を行った。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「T-50はロシアが自ら研究開発を行う第5世代戦闘機であり、現在この戦闘機の第8機目はすでに試験を行っている。中国の殲ー20の高速な試験進度とは異なり、現在ロシアのT-50の試験速度は決して早くはなく、第8機目のT-50の姿には、以前のT-50との何らの顕著な差異も見られない。」)


 外形に変化がないのは中国とは違い戦闘機の設計に豊富な経験があって最初から完成度が高かったからとも考えられるでしょうが。

 台湾関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20170109/30154547_all.html#page_2


台湾の学者:「武力統一」は戦略上の仮想でしかない 台湾は避けることができる

台湾の金門大学の教授である周陽山は台湾の「中国時報」に「武力統一は戦略上の仮想でしかない 避けられる」と題する文章を発表し、いわゆる2020年台湾「武力統一」のタイムスケジュールは、ゲームの警戒情報としか見られず、つまり戦略レイアウトの中の仮定の状況であり、もし台湾方面が能動的に避け、積極的に両岸関係を改善すれば、依然として平和的方式による解決が可能である、とした。

文章は次のように指摘する。過去と違うのは、大陸がもはやすでに無知蒙昧ではないことで、大陸は世界で第2番目に大きな経済体であり、軍事力の強さは20年前とでは全く異なる。しかも大陸は最近すでに何度も海空軍の巡航を利用して台湾を巡って行く実力を見せつけ、台湾は慎重な対応をするだけである。これは決して大陸方面が本当にすでに平和的手段を放棄し、台湾海問題の武力解決を決定したことを意味してはいない。いわゆる武力統一のタイムスケジュールは、メディアを経て散布され、見たところ危機が至る所に潜んでいるが、依然一種の戦略上の仮想に属し、実際の状況が変動すれば、このタイムスケジュールも改変する可能性がある。

文章は「状況を変更する可能性がある」重要なカギたる要素は3つある、と考える。第1に、トランプの大統領就任後、中米関係が急速に悪化すること。もし「一つの中国政策」がトランプによって否定されたら、中米関係は破綻し、しかもアメリカは武力行使をためらわず、台湾海両岸の戦争による問題解決の危機は激化するだろう。これは未来の最も推測困難な方向性で、最も操作コントロールと対応が容易でない一大変数でもある。

第2に、大陸方面が「台湾独立」勢力の発展をいかに判断するか。もし「台湾独立」勢力が激化し、大陸の「反分裂国家法」第8条の「台湾分裂勢力がいかなる名目、いかなる方式をもって台湾が中国から分裂して出て行く事実をもたらし、あるいは台湾が中国から分裂して出て行くことをもたらすことになるだろう重大な事変を発生させ、あるいは平和統一の可能性が完全に喪失され、国家が非平和方式およびその他の必要な措置を採り、国家の主権と領土の完備を防衛しなければならなくなる。」との規定に達したら、この時、両岸は全面対決の局面がおそらく避け難い。「だが台湾に対して言えば、このような情勢の発展は依然操作は我々にあり、能動的に避けられる。」

第3に、中日関係が急激に悪化し、戦争の瀬戸際の程度まで到達し、特に東海および南海地域でだと、台湾はおそらく巻き添えを食うだろう。だがもし台湾が慎重に対応し、軽易に日本サイドに好意を示さなければ、依然身を事の外に置き、もって民衆の安全と福祉を保障することができる。

文章は、これにより見れば、いわゆる2020年タイムスケジュールは、ゲームの警戒情報としか見られず、つまり戦略レイアウトの中の仮定の状況であり、もし台湾方面が能動的に避け、積極的に両岸関係を改善すれば、依然として平和的方式による解決が可能である、としている。


 というかほとんど全ての戦争は相手国の要求を全部飲めば避けられるんですが、実際にはそれができないから起こるんですがね。台湾の自由と民主主義を大陸並みにしろという要求は飲めないし飲むべきでもないでしょう。

1月12日

 ロシアの小火器関連です。

http://military.china.com/news2/569/20170111/30162434.html


1種類の銃で万能にして無敵? ロシアの強力な部門、新型水陸両用サブマシンガンを獲得へ

参考情報ネット1月11日の報道 外国メディアは、ロシアメディアは8日ロシア国家工業・科学技術集団社の情報を引用して、ロシアの強力な部門は 2018年に水中でもまた陸上でも発砲できる新型サブマシンガンを獲得することになるとした、とした。

ロシア衛星ネット 1月9日の報道によればスポーツ・狩猟武器中央設計研究局主任のアレクセイ ソロキンはこの前、「すでに契約は締結され、ロシア国防省、ロシア連邦安全局、ロシア国民警護隊、内務省からの発注がある。来年から組織的に量産を行うことになる。」とした。彼は、このサブマシンガンは陸上でも水中でも射撃が行える、とした。

新たなサブマシンガンは水中射撃に使用する専用弾薬も使用できるし、カラシニコフサブマシンガン商店(頑住吉注:原文ママですがこんな表現初めて見ます)の標準弾薬も使用できる。このサブマシンガンはセミオートおよび3発バースト機能を持つ。このサブマシンガンがあれば、フロッグメンは携帯する武器を一種類少なくすることができ、以前任務を完成した時のように水中サブマシンガンを携帯する必要もあればまた普通の銃器も携帯する必要がある状態ではなくなる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:ロシア海軍フロッグメンが水中小銃を使用して射撃を行う。」)


http://firearmsworld.net/russain/underwater/ads.htm

 こういうのともまた違うんですかね。個人的には水中射撃という極端に特殊な要求を併せ配慮した銃が陸上専用の銃と互角の能力を持つのは不可能に近いと思いますが。

 次もロシアの新兵器関連です。

http://military.china.com/jctp/11172988/20170110/30159337.html


ロシアの無人戦闘車、あるいはシリアで初めての実戦参加を見せるか

参考情報ネット1月10日の報道 外国メディアは、西側の情報部門はロシアがシリア内戦の中でミサイルと機関銃を配備した無人操縦戦闘車を使用することを計画中だと考えている、とする。画像は天王星9無人戦闘車

イギリスの「The Sunday Times」ウエブサイト 1月8日の報道によれば、ロシアが支持するシリアの軍隊が努力して「イスラム国」に占領された領土の支配権を奪回する際、「天王星-9」無人戦闘車が今後何カ月かのうちに実戦での初陣を見せることになる。画像は天王星9無人戦闘車

「天王星-9」無人装甲偵察車は1門の自動火砲、1挺の機関銃、多数の制御誘導ミサイルおよび各種センサーを配備する。この無人戦闘車は操作員が事前に設定した路線を基礎に、敵サイドの目標を自動識別、偵察、追跡することができる。

情報部門は、重量14.7トンの「天王星-9」を使用するのは都市環境の中の反乱軍を攻撃しかつ撃ち殺すためで、なぜならこの種の環境の中の市街戦はしばしばきわめて大きな人員の支障をもたらすからである、と考える。

この機動性の高い装軌式戦闘車は建築物が密集する区域に進入し、ロシアあるいはシリア軍にいかなる脅威をもたらさない状況下でシリア反政府武装勢力に対し攻撃を発動する可能性がある

この戦闘車は最高速度が時速40マイル(1マイルは約1.6km)近く、航続距離は370マイルを超え、かつ河川を通過することができる。操作員は6マイルの範囲内で戦闘車を操作コントロールすることができる。ある安全保障業務方面のハイクラスの消息筋の人物は、「シリアの戦争はロシア軍にその不断に壮大化する新式、ハイエンドの通常武器庫を展示できるようにさせる。見積もりによれば、ロシア軍はすでに100種類余りの新式武器を使用してシリア反政府武装勢力に対応している。」と語る。


 無人戦闘車の実戦経験は「アーマタ」の無人化にも生かされるのかもしれません。

1月13日

 中国空母関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20170112/30166724.html


香港メディア、中国はすでに第3隻目の空母建造に着工している、とする 第二列島線突破を欲す

域外メディアは、「人民日報」のある文章は、中国の空母は「引きこもり」ではなく、ほどなく東太平洋に到達するとしている、とする。

香港の「南華朝刊」ウエブサイト 1月9日の報道によると、この前大陸の空母遼寧艦は先月西太平洋入りして初の演習を行った、とする。かの演習の中で、遼寧艦は日本の琉球群島や台湾を含むいわゆる「第一列島線」を出て太平洋海域に進入して演習を行った。

この評論の文章は、「『第一列島線』はすでに解放軍に対し多大な影響を構成せず、通過するのは新たなる常態となっている。空母は『引きこもり』ではなく、『第二列島線』から出ていき、東太平洋に到達するのも、おそらくは遅いか早いかの事柄である。」と語る。

去年12月、遼寧艦は艦隊を率いて宮古列島と沖縄諸島の間の宮古水道を通過した。同月、解放軍の軍用機の編隊が東海を飛び越して日本の沖縄以南の空域に進入し、かつ台湾付近の国際空域をめぐって大陸に戻った。これは大陸の軍用機が2週間以内第2回目に台湾に接近しかつ宮古海峡を通過したものである。

「人民日報」は評論の文章の中で、上述の任務の主旨は地域の平和の維持保護にある、と語った。文章は、「我々は平和を維持保護する責任を担う必要があり、永遠に『風を避ける港湾』にうずくまっていることはできない。手を出すべき時は手を出し、あえて剣をきらめかせるのであり、行動は言葉に勝るだ!」と語る。

またアメリカメディア 1月7日の報道によれば、「人民日報」は著名な海軍専門家である梁芳の話を引用し、中国は遠くない将来第3隻目の空母を持つことが有望である、とした。

梁芳は、第2隻目の国産空母は建設中であり、遠くない将来、中国海軍は 3つの空母艦隊を持つことが有望で、中国の領土の主権と海洋権益を維持保護する任務に堪え得る、とした。

別の一部の消息筋の人物もこの前、中国はすでに第3隻目の空母の建造に着工している、とした。

報道は、中国の第3隻目の空母はスキージャンプ甲板ではなくカタパルトを装備する可能性がある、とする。もし中国が6.5万トン級空母の上にカタパルトと原子力動力を装備することができたら、こうした空母の水準は英仏の空母と大差なくなる。

アメリカは10万トン級の、カタパルトを採用する原子力空母を持つ。中国は 2040年代になることを要して、やっとアメリカに匹敵し始め、7から11隻のカタパルトを採用した10万トン級原子力空母を持つことができるかもしれない。

空母の作用は任意に世界各地に向け小規模の軍隊を投入でき、他国に軍を駐留させる問題の制限を受ける必要がない、というところにある。現在、中国の力量投入能力は南海および局地的水域をカバーしている。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:ネットに流れ伝わる建造中の国産001A空母の俯瞰図」)


 太平洋の東側に行って具体的に何をするのかよく分かりませんが行こうと思えばそりゃ行けるでしょうね。

 ロシアの新兵器関連です。

http://military.china.com/news2/569/20170112/30167183.html


ロシア国防省:S-400ミサイルシステムがモスクワ地域の防衛を開始

新華社モスクワ 1月11日ニューメディア特別電(記者 張継業) ロシア国防省の情報によれば、モスクワ地域防空部隊は11日換装を終了し、S-400対空ミサイルシステムを装備した部隊が正式に戦闘当番を開始した。

ロシア国防省ニュース局は当日公告を発表し、ロシアの首都および付近の都市の安全を防衛する中央区航空宇宙部隊はすでに装備のグレードアップを完成させ、ロシアで現在最も先進的なS-400対空ミサイルシステムを用いてひとつ前の世代のS-300PMシステムと交換した、とした。ロシア国防省は、今回の換装後、今年さらに4セットのS-400システムがロシア航空宇宙部隊に引き渡され、戦闘当番任務を執行することになる、とする。

タス通信社の報道によれば、S-400対空ミサイルシステムは「ヨーロッパのミサイル防衛システムの終結者」(頑住吉注:「ターミネーター」も中国語にこう訳されてます)とよばれ、それがモスクワに配備されれば、現地の軍事、工業、エネルギー源、通信などの領域の重要な戦略目標のために技術が先進的で、体系化した防空の安全保障が提供できる。

S-400対空ミサイルシステムはロシアの新世代中遠距離対空ミサイルシステムであり、ロシアで現在最も先進的な防空システムと考えられており、毎セットのシステムは同時に 72発のミサイルを制御誘導し、36の目標を打撃し、レーダーの早期警戒範囲は約600キロである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「S-400ミサイル」)


 中国への輸出問題は最近続報がありませんがどうなってるんでしょう。配備されるミサイルも全部揃ってないともされてましたが。

1月14日

 台湾関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20170112/30165859_all.html#page_2


遼寧艦の海峡通過が台湾の神経を緊張させる 蔡英文、電話を連続してかけ関心を注ぐ

原題:台湾、全過程で遼寧艦の海峡通過を注視 蔡英文、電話を連続してかけ状況を質問

【グローバル時報総合報道】 台湾は上下をあげて連日大陸の遼寧艦空母艦隊が北に帰る時に台湾海峡を通過するか否かを注視していた。連続何日かの「空母はどこに行くか」の全民のさまざまな推測を経た後、「悪夢はついに現実となった」。台湾「国防省」は11日、遼寧艦は当日7時に台湾海峡を経て北上を開始した、とした。大陸の多くの部門は2日近く前から連続して遼寧艦が台湾海峡を通過するのは計画に通り行われる正常な訓練であるとしていたが、台湾当局はそれにもかかわらず「神経を高度に緊張」させ、島内の各種の艦・機が緊急出動して厳密に監視しただけでなく、外遊中の蔡英文も「リアルタイムで遠隔指揮」した。

「遼寧艦、北に帰る」「遼寧艦、台湾西南の防空識別圏に進入」、11日7時頃、台湾「国防省」が公然と事実確認するのと共に、島内各種世論は瞬間的に騒然となった。台湾「国防省」のメディアホットラインもパンクさせられ、各種の事実確認を求める電話の対応に暇がなく、台湾「国防省」はほとんど毎時間に1回遼寧艦に関する監視状況を発表した。中天新聞は、遼寧艦艦隊は遼寧艦の他、さらに鄭州艦、海口艦(頑住吉注:以上052C)、長沙艦(頑住吉注:052D)、烟台艦、臨沂艦(頑住吉注:以上054A)など8隻のミサイル駆逐艦、護衛艦、補給艦および潜水艦を包括し、一方遼寧艦上には10機あまりの殲ー15戦闘機が搭載されていた、とした。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「台湾『国防省』は11日、戦闘機を出動させて遼寧艦の台湾海峡通過を監視した、とした。画像は台湾のIDF戦闘機。」)

「中国時報」は11日あるキャリアの長い退役海軍将官の話を引用し、遼寧艦は朝7時に台湾海峡に進入し、10時間前後で台湾北部海域に出るのが正常だと見積もられる、とした。彼は分析し次のように言った。遼寧艦が台湾海を通過する時間に関しては、その航行速度がどのくらいか? 戦闘群はどのくらいの随行艦艇を編成しているのか? また海上の漁船や商船の通行状況を見なければならない。こうした全てが遼寧艦の海峡を通過する時間に影響するだろう。「中央社」は台湾「国防省」が夜に発した情報を引用し、遼寧艦は平均航行速度20ノットをもって前進し、12日早朝に台湾海峡海域を離れ北に帰るはずだ、とした。

台湾「国防省」は11日午前、台湾空軍はIDF戦闘機を緊急出動させて遼寧艦の全過程の動態を警戒、監視した、とした。澎湖馬公海軍146艦隊は、成功級巡防艦を派遣し、台湾海峡の中心線以東において全過程で解放軍艦隊の北上に「随伴」」した。東森ニュースネットは、遼寧艦の台湾海峡の中心線以西に沿って北に向かう動態を、台湾軍の観測システムは直ちに衡山指揮所に情報伝達し、あらゆる過程は全て「現場生中継」され、「国防大臣」の馮世寛も衡山指揮所入りして守備に当たった、とする。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:IDF戦闘機」)

台湾軍が大騒ぎで「対応」するのと同時に、台湾当局は消火クールダウンも急いだ。台湾の「中央社」は、遼寧艦が台湾海峡に進入するのと同一の時間に、蔡英文はニカラグア大統領オルテガの就任式典に出席していた、とする。蔡英文は就任式典への参加を終えた後、大急ぎで迎賓館に戻り、かつ現地時間8時35分および53分、それぞれ「国安会」副秘書長の陳俊麟、「国防大臣」の馮世寛に電話し、大陸の軍艦の最新の動態および対応措置を聴取し、会議の性質は「国安会」ハイレベル会議に属した。

「連合報」は、台湾「総統府」スポークスマンの黄重諺は「まるで最も忙しいメディア関係者となったかのように」、不断に顔を出して発言し、しかも主旨はただ1つ、「外遊中の蔡英文は全過程で関連の動態を掌握している」だった、とする。11日午後、黄重諺は記者会見を開いて、蔡英文は関連の動態に対し非常に良く掌握しており、持続して注意もし、全過程で遼寧艦の動態、配備、位置、方向、甚だしきに至っては速度を掌握し、かつ「国安団体」および「国防省」が密接に持続して関連の動態を掌握し、それぞれの対応は適切に一定までなされる必要があると要求し、最も主要には「国安単位」の努力によって「民衆全てが安心できるようにしてもらう」ことを希望している、とした。


 まあしかし今後こうしたことは時々起き、しかも国産空母の就役と共に頻繁にもなっていくでしょうし、そう毎回大騒ぎはしなくなるでしょう。

 小火器関連です。

http://military.china.com/news2/569/20170113/30169634.html


外国メディア、折り畳み拳銃の外観がアイフォンに似ている、とする:アメリカですでに1万挺以上販売予約

参考情報ネット1月13日の報道 ロシア衛星ネット1月11日の報道は、ヨーロッパの法施行人員は、アメリカはもうすぐ折り畳み拳銃を製造し、これらの拳銃の外観は見たところアイフォンに非常によく似ている、と警告を発した。

ヨーロッパの警察は、この種の「スマートフォンに似た拳銃」に対し監視を行うことが必須で、この種の拳銃が不法にヨーロッパ諸国内に運び込まれる可能性があるからだ、とする。この口径9mmのダブルバレル拳銃はアメリカのIdealConceal社によって生産され、その価格は 400アメリカドルである。

アメリカ方面の買い手は何週間か以内にはもうこの拳銃を獲得できる可能性があり、現在の購入予約数はすでに12,000挺に達している。

資料画像:外観が携帯電話にに似た折りたたみ拳銃


 拳銃の外観をしていない状態のまま発射できるとアウトだが拳銃の外観にしないと発射できなければセーフというルールでしたっけ。しかしこれもちろんヨーロッパだけでなく世界中に迷惑かけそうですね。

1月15日

 「歴史秘話」ものの記事ですが元になったのは最近の記事らしいです。

http://military.china.com/history4/62/20160414/22431805.html


冷戦時代におけるNATOスパイのソ連浸透を暴露 全てKGBにより挫折させられる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ルビャンカ広場に位置するKGB本部のビル(資料画像)」)

冷戦の初期、NATO各国の電子傍受や空中偵察に頼って獲得したソ連の情報は需要を満足させるのには程遠く、そこで直接ソ連に向けスパイを派遣した。最近ロシアの「絶対秘密」誌はNATOスパイのソ連浸透のいくつかの内幕を明らかにした。

陸上からの浸透 虚しく命を失う

1946年12月、イギリス秘密情報局(MI6)の高官であるフィルビーは、駐トルコスパイ機構のトップに任ぜられ、その任務はトルコ国境を利用してソ連加盟共和国であるグルジアとアルメニアに向けスパイを派遣することだった。

当初MI6は買収して帰国する在外ソ連人に偽装させたトルコ公民を、ソ連国境内に行かせて6〜8週間活動させた。彼らの活動時間は短すぎたため、価値のある情報を獲得することはできず、そこでイギリスはこうした人を長期潜伏させ、もってソ連の外コーカサス地域にスパイ網を建立するのに便とした。だが計画はすぐにモスクワによって察知され、スターリンはこれに対し非常に重視し、自ら反浸透措置を制定した。ソ連には防備があったため、イギリスの行動が成果を取得することはなく、逆に多くのスパイを損失した。

フィルビーはMI6本部に向け提案し、西欧でグルジアおよびアルメニアに派遣するのに適した海外在住のソ連人を物色した。ほどなく本部はフィルビーに、すでに2名の適した人を探し出し、彼らに対し養成訓練行っているところであると通知した。1947年4月、フィルビーが訓練を受けた2名のグルジアの青年をトルコ国境の小さな村であるボゾフに連れて行き、身につけて携帯する武器と偵察器材を確認し終わった後、2名のスパイは越境してグルジアの国境の都市であるアハルツィヘに進入した。予想外だったのは、月光の照射の下、フィルビーがその目でこの2人がソ連国境内に入ったばかりでもう警戒性の極めて高いソ連国境防衛軍によって射殺されたのを目撃したことだった。連続して失敗したため、MI6ももはやあえて陸上からの浸透方式をもってソ連に向けスパイを派遣することはなくなった。

航空降下輸送、作用を果たさず

1950年代の初め、アメリカには深刻にソ連内部の情報が欠乏しており、議会は中央情報局にスパイ工作の強化を責任をもって行うよう命じた。イギリスの同業者の対ソ連浸透が失敗した教訓にかんがみて、中央情報局の局長であるダレスは航空降下方式でスパイを輸送するよう使用を改めることを決定した。当時中央情報局がソ連国民を招き募集してスパイとすることは決して困難ではなかった。なぜなら第二次世界大戦期間、数百万のソ連公民が西欧やアメリカに流出し、彼らの中の多くの人は西側のために命をかけたがってていたからである。

中央情報局によってソ連に航空降下させられた2名のスパイはヴォロニツとユーシェンコで、1951年8月18日、彼らは一機のドイツ連邦(西ドイツ)から飛び立ったアメリカの軍用輸送機に搭乗し、ソ連西部の重鎮であるミンスク付近に航空降下した。2人はいずれも偽の身分証を持ち、このうちヴォロニツの仮名は「ラーイェク」で、コーカサスで休暇を過ごすタバコ工場の労働者に扮し、任務を終了した後はトルコから国境を出ることになっており、一方ユーシェンコの仮名は「ケサボウェイ」で、彼はウラルに行って偵察し、任務完成後はグルジアを経て国境を出る計画だった。彼らは各自小型無線機、折りたたみ自転車と拳銃を携帯し、さらにそれぞれ5000ルーブルの現金を携帯、し、もって必要な時現地住民を買収するのに便とした。だがこの行動は成功せず、米軍の無線局は彼らが成功裏に航空降下した情報を得た後でもう連絡を失った。3ヶ月後ソ連の「真理報」は、もうこの2名のアメリカのスパイが逮捕された情報を発表した。

迅速に捕虜にされ逆向きに利用される

だが中央情報局は失敗に甘んじず、すぐにまた1機のアメリカの輸送機をソ連のキシニョフ(現在のキシナウ)に向かわせた。1951年9月25日早朝、ソ連の加盟共和国であるモルドバのKGB本部はドニエストル川沿岸軍区が発した電報を受け取った。「2時24分、軍の視察所は1機の国籍不明機を発見しそれは、高空からキシニョフに向けて飛んでいった。カウサ・バンジェール地域に到達した時高度を下げ、1回旋回した後でまた上昇して黒海方向に向かって飛んだ。」 その後ソ連軍は戦闘機を出動させて迎撃し、目標に対し質問の信号を発して無反応だった後、2時58分にソ連軍戦闘機は発砲し、目標を黒海に撃墜し、飛行員は落下傘降下した後、ソ連海軍によって捕虜にされた。

尋問を経て、KGBはこれは中央情報局によって雇われた飛行機で、その任務はカウサ・バンジェールで1名のスパイを航空降下させることだったと知った。すぐにソ連軍はローラー式の捜索を行い、25歳のスパイであるヘメイリニスキーを探し当てた。この人は以前ソ連を侵略したナチスドイツのために奉仕し、1945年のドイツ降伏後はアメリカに身を投じていた。命を永らえるため、ヘメイリニスキーはソ連政府に協力することに同意し、10月初めにヘメイリニスキーは中央情報局との連絡を確立し、自らはソ連国境内での活動を開始した、とした。この後3年間中央情報局は持続的にヘメイリニスキーが発する情報を受け取り、内容は彼がソ連全域をあまねく旅し、かつ地下スパイ網を建立していることをはっきり示した。ソ連の意図に照らし、ヘメイリニスキーは自らはスヴェルドロフスクに行き、ソ連の核施設の関連情報を捜索収集したことがあると言明した。ダレスは彼が提供する情報に対し非常に満足し、さらに自ら電話してお祝いの意を表した。

ヘメイリニスキーの利用価値が絞り尽くされた後、1954年6月、ソ連外務省とKGBは合同ニュース発表会を行い、外国の記者に向け鹵獲したアメリカのスパイ設備を展示した。記者に対しヘメイリニスキーは、自分はKGBの監視コントロールの下に中央情報局と無線連絡を保持し、相手方に向けKGBが準備した偽情報を提供した、とした。この件は中央情報局のメンツを完全に潰し、その後ダレスはソ連に向けスパイを航空降下させることの停止を命じられた。


 似たようなことは現在でも各国で行われているんでしょうが真相が明らかになることは少ないでしょうね。



















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