コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその225

4月10日

 ロシア空軍関連です。

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ミグー31の極東での軍事演習は何のため? ロシアメディア:米軍に対抗 中国に対するセールス

ロシア通信社は4月3日「決して太平ではない太平洋:アメリカの軍事演習に回答するためロシア、迎撃機を出動させる」と題する報道を発表し、ロシアのミグー31およびミグー31BM迎撃機が東部軍区航空兵の大規模軍事演習に参加した、とした。ロシア国防省ニュース局は、飛行員はカムチャツカから2,000kmあまりを飛行してロシア沿海地方空軍・防空兵部隊の飛行場に到着し、日本海のピョートル大帝湾区域で30回あまりの戦闘発進訓練を完成させた、と言明した。

ロシア国防省ニュース局は説明し次のように言った。「迎撃機の機クルー人員は順繰りに超音速をもって遠距離で『敵サイド』の飛行機を迎撃する合同任務を演習した。飛行の期間、飛行員は大角度傾斜や俯仰の動作を演習し、空中戦闘を行いかつ白昼と夜間の着陸動作を演習した。」

ロシア国防省はさらに次のように語った。ミグー31BMは敵軍の飛行機を打撃および迎撃できるだけでなく、さらにいかなる高度の範囲の巡航ミサイルや弾道ミサイルも迎撃できる。こうした飛行機はロシア極東沿岸の防空および対ミサイル防御の第1の防衛線で、しかもこの区域はヨーロッパに続き、いよいよ顕著に戦区の特徴を備えている。

今年からアメリカ海軍のアジア太平洋地域におけるプレゼンスが顕著に強化されている。2月18日、「カールビンソン」号空母率いるアメリカ海軍空母戦闘群が南中国海に進入した。その時からアメリカ海軍はほとんど毎週必ず韓国および日本の海軍と合同演習を行い、各種任務を演習している。敵サイドの潜水艦の合同打撃から艦隊防御のためのミサイル攻撃までである。ペンタゴン当局者およびその盟友は、こうした演習の目的は核計画を積極的に実施する北朝鮮の抑止である、とする。

だが多くの軍事専門家は、アメリカが地域におけるプレゼンスを拡大する主要な意図はここ何年か海軍の軍事費を大幅に増加させている中国の抑止にあると考えている。彼らは同時に、ロシアもその身を対抗の外に置くことはできない、と考える。

ロシア国防省はここ2ヶ月近く沿海地方での演習の回数を大幅に増加させ、かつ一連の重要な方向により多くの軍事力を配備した。2月末、カムチャツカに位置する超音速陸上基地ミサイルシステム「稜堡」が戦闘当番に入った。

ロシア太平洋艦隊の大部分の艦船はしばしば海に出ており、ここ2週間近くでもう多くの各種演習に参加した。例えば、3月18日には数隻の軍艦が仮想敵の捜索を演習した。3月22日には艦隊全体の人員がカムチャツカ沿岸付近で機雷敷設を演習した。3月28日には太平洋艦隊の旗艦「ワリヤーグ」号ミサイル巡洋艦をトップとする海軍戦闘群が成功裏に仮想敵の空襲を撃退した。3月30日には「暴風雨」号小型対潜艦が砲火の射撃を行った。

ロシア科学院極東研究所主任研究員であるワシーリ コーシンは、ロシア太平洋艦隊と防空兵の顕著な活躍は、アメリカの極東地域およびヨーロッパでのますますきっぱりとした行動に回答するためだ、と考える。コーシンは次のように語る。「NATOはロシア国境付近で積極的に軍事的プレゼンスを拡大し、ロシア東部国境が受ける軍事的脅威は西側と同様である。ミグー31は特殊な飛行機に相当し、その任務は国境からはるかに遠いところの飛行機や巡航ミサイルの迎撃である。しかも太平洋の方向から大規模に各種手段を利用してロシアに対応できるのにはアメリカしかなく、その他の地域の国にはこの能力はない。」

この専門家は、ロシアとアメリカの間のヨーロッパにおける潜在的衝突は極めて速く衝突のエスカレートをもたらす可能性がある、とする。また、ロシアの極東における防衛守備は充分に密集していない。コーシンは、ペンタゴン指導層はロシア極東沿岸地域を防御が最も薄弱な陣地ラインで、悲惨、重大な損失を支払うことを必須とせずもう打撃が実施できると見なしている、と考える。

コーシンはさらに次のように語る。「今ロシアとアメリカに極東で戦争が勃発する可能性は微々たるものかもしれない。その中の一部の原因は、我々と韓国の関係が良好で、日本との協力が大いに改善していることである。アメリカ人はここに反ロシア連盟を建立できない。少なくとも近い時期には不可能である。だがアメリカの将軍たちはロシアとこの地域で対抗するいかなる可能性も研究中である。たとえ仮説であっても。そしてこのことは、ロシアが当然あらゆる対抗方案を研究すべきだということを意味している。」

一部の専門家は軍事的角度からだけでなく、さらに経済的角度から極東演習を見ている。ロシア軍事予測センター主任のアナトリー チージャノフは、ロシアの迎撃機が戦闘の性能をデモンストレーションしたのは中国という潜在的買い手に向けた「広告行為」の可能性がある、と考える。

チージャノフは次のように語る。「中国軍から来たウォッチャーが今回の軍事演習に出席した可能性は高い。中国には現在効果の良い遠距離迎撃機がない。この飛行機の生産は非常に複雑な技術過程である。ミグー31を世界で最も速い迎撃機とさせている1つはD-30F6型エンジンである。このエンジンは飛行機の最大速度3000km/hに到達させることができる。一方中国は飛行機のエンジン生産の上でずっと問題があり、このため中国は通常ロシアのエンジンを購入する。」

現在、ロシアを除き、ミグー31を装備するのはカザフスタンだけである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:雲の層の上を滑空するミグー31BM戦闘機。」)


 複数のステルス機を作っている中国ですから今さらこの機を買うことはないのでは。アメリカもこの機を現時点でどの程度の脅威と感じているんでしょうね。

4月11日

 アメリカのシリア攻撃関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20170407/30398286_all.html#page_2


ロシア国防省:米軍の59発のシリアを攻撃したトマホークミサイルは23発のみ命中

【グローバルネット総合報道】 ロシア衛星ネット4月7日の報道によれば、ロシア国防省は、米軍がシリアに向け発射した59発のトマホーク式巡航ミサイルは、23発しかシリア政府軍のホムス省に位置する空軍基地に到達せず、残る36発がどこに落ちたのかなおはっきりしていない、とした。

シリア現地時間7日早朝、米軍はシリアのある空軍基地に向け59発のトマホーク式巡航ミサイルを発射した。これはトランプがアメリカ大統領に就任した後、アメリカが初めてシリア政府軍の目標に対し採った軍事打撃行動である。

アメリカ大統領トランプはその後今回の空襲につき談話を発表し、「国家の安全の利益にかかわることだ」とした。シリア政府軍は声明を発表し、シリアのある空軍基地がアメリカのミサイル攻撃に遭い、人員の死傷と損失がもたらされたことを事実確認した。シリア国営テレビ局は、今回の攻撃はシリアに対する「侵略」であると怒って非難した。ロシア連邦委員会国防委員会主席のオゼロフも、「米軍のこの挙動は国連メンバー国に対する侵略行為と見なされ得る」とした。

(頑住吉注:原ページのここにある1枚目の画像のキャプションです。「米軍の駆逐艦がトマホーク巡航ミサイルを発射。」 続いて2枚目。「米軍のトマホークの打撃に遭ったシリアのホムス省シンシャールおよびシーラ空軍基地の位置を示す図」)

ある消息筋の人物は、アメリカが攻撃を発動するのと同時に、過激組織「イスラム国」(IS)も同一の時間、同一の地域でシリア政府軍に対し攻撃を発動した、とする。

ロシアメディアはロシア国防大臣の声明を引用し、米軍が今日の早朝に発射した巡航ミサイルは非常に効果が低く、59発のミサイルのうち23発しかシリアの軍事基地に命中せず、残る36発は行方知れずである、とした。声明は、米軍のミサイルは基地の倉庫、食堂、訓練施設、何機かの維持修理中のミグー23戦闘機に命中したが、滑走路や駐機場上の政府軍実戦機はそれにもかかわらず損害なしだった、とする。

一方その前の外国メディアの報道の中では、シリア空軍基地がアメリカの空襲に遭った後、損失が重大で、飛行機は全部損害を受けた、とされていた。

シリアのホムス省空軍基地の業務人員は、この空軍基地はアメリカの「トマホーク」ミサイルの打撃に遭った後損失が深刻で、基地のあらゆる飛行機が損傷を受けた、とした。

報道はこの業務人員の話を引用し、「基地のあらゆる飛行機が全部損壊し、基地は徹底して破壊されたと言うことができる。」とした。

またシリアのアラビア通信社(SANA)の報道によれば、基地はミサイル攻撃後出火し、大火は依然燃焼している。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「米軍のトマホーク巡航ミサイルの打撃に遭ったシリアのシンシャール空軍基地の衛星写真。ロシア軍は、米軍のミサイルは基地の倉庫、食堂、訓練施設、何機かの維持修理中のミグー23戦闘機に命中したが、滑走路や駐機場上の政府軍実戦機は完全な状態で損害なしだったとしている。」)

アメリカは7日早朝、シリアのある空軍基地に対し突然の攻撃を発動し、この基地に向け50発あまりの巡航ミサイルを発射した。これはトランプがアメリカ大統領に就任した後、アメリカが初めてシリア政府軍の目標に対し採った軍事打撃行動である。

アメリカの今回の打撃行動はシリア反政府勢力が支配する区域内で先日発生した「化学兵器による攻撃」に報復するためだとされる。トランプは今回の空襲を「国家の安全の利益にかかわることだ」と称し、シリア方面はアメリカの行為は「侵略攻撃」であるとしている。

またシリア軍が発表した情報によれば、アメリカの今回の攻撃はすでにシリア人6人の死亡、多数の人の負傷をもたらしている。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「米軍のトマホーク巡航ミサイルの打撃に遭ったシリアのシンシャール空軍基地の衛星写真。ロシア軍は、米軍のミサイルは基地の倉庫、食堂、訓練施設、何機かの維持修理中のミグー23戦闘機に命中したが、滑走路や駐機場上の政府軍実戦機は完全な状態で損害なしだったとしている。」)


 矛盾した情報が出ているようですが、攻撃の効果に関しどちらが正しいのかはすぐに分かってくるでしょう。「知識の断片」では、「何故先進的なS-400を配備しているのにトマホークが防げなかったのか」という問題に関する議論を紹介します。

4月12日

 時間がないんで2回に分けます。

http://military.china.com/important/11132797/20170407/30395425_all.html#page_2


遼寧艦の父:中国は遅かれ早かれ原子力空母を建造する! 4、5隻を有する必要がある!

4月6日午後、電子技術大学研究生ビル、300人のレポート庁内に500人あまりが詰め込まれた。あるものは席に座り、あるものは壁にもたれて立ち、2時間近い時間内、皆の視線は全て演題の上の白髪の老人に集中した。中国工程院院士で、中国初の空母遼寧艦の総設計師、朱英富である。

朱院士が今回四川にやってきたのは、電子科技大学の招待を受けて「成都電子フォーラム」を訪れ、科技大学の学生たちのために「海軍装備の発展、海洋強国の建設」と題するテーマ講演をするためだった。講演の中で、朱英富は我が国が強大な海軍を建設する必要性を詳述し、いくつかの遼寧艦建造過程の中の細かい物語を明らかにし、かつ現在建造中の我が国第2隻目の空母のいくつかの状況を紹介した。

海軍建設を語る:我が国の駆逐艦・護衛艦はすでに交際先進グループ入り

あるいは遼寧艦総設計師というオーラがまばゆすぎて、非常に多くの人は朱英富が我が国の052Bおよび052Cという2つのクラスの近代化された駆逐艦の総設計師でもあることを知らないかもしれない。そして052Cのより広く人に知られる名は「中華イージス艦」に他ならない。「我々が駆逐艦、護衛艦の研究開発の中で累積した経験は、後に遼寧艦の建造を継続するために多くの経験を累積し、特に電子、電気設備の上でである。」と朱英富は語った。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:朱英富院士」)

朱英富は次のように説明した。中国海軍装備の発展は非常に長い曲折の過程を経歴した。1970、80年代、我が国の海軍の主力艦艇は051級駆逐艦だった。このクラスの艦には典型的な旧ソ連の設計思想があり、航行速度は速く、対艦能力が強いが、対空能力は劣った。前世紀末になると、我が国は052級駆逐艦を建造した。皆が熟知するハルビン艦と青島艦である。これは防空能力の上である程度強化されたが、依然ポイント防御の初級段階にあった。しかも艦上の多くの設備は依然多くの国から輸入する必要があり、「我々は冗談を言うとき『八カ国連合軍』と称した。」 朱英富は、特に我が国の海洋安全戦略が近海防御から遠海防衛に転じた後、現有の艦艇は海軍の作戦の需要を満足させられなくなった、と語った。

2005年になると、朱英富によって設計、建造が主宰された052C級駆逐艦が就役し、「中華イージス」および垂直ミサイル発射システムを配備し、我が国の海軍はついにやっと区域防空作戦能力を持った。

朱英富は、現在我が国はすでに8隻の052C級と大量建造中の052D級駆逐艦、および054、056という2機種の護衛艦を完成させ、艦体設計でも武器装備方面でも、いずれもすでに国際先進グループにいる、と語る。

遼寧艦を語る:8年の時間が「燗尾楼」を近代化された空母に変える (頑住吉注:「燗尾楼」は完成前に建設が放棄された建物のことらしいです。)

だが近代化された遠洋海軍は、単に駆逐艦、護衛艦といったような水上艦艇だけあっても依然不充分で、もう1つ埋める必要のある空白があり、それは空母に他ならない。

朱英富は、1970年には早くももう我が国は空母の開発を考慮し、当時の劉華清将軍が極力推進し、さらにかつて特定テーマ論証を組織的に行い、かつ工程方案を上に報告したことがあるが、最終的には種々の原因により実行されなかった、と説明した。

1987年当時にも我が国は空母開発構想を提出したことがある。第七次五カ年計画の期間に論証が開始され、第八次五カ年計画で研究がなされ、2000年前後に状況を見て機種が決定されることになった。事実として、中央は最終的に2004年にワリヤーグ号の船体を利用して空母を継続建造することを決定し、タイミングはやはり大差なかった。

4月13日

 昨日の続きです。


2004年以前、相当に長い一定の時間内我が国には空母建造の上で実質的性質の動作がなかったが、空母と関連する各種事前研究は実はずっと行われており、「我々はいくつかのルートを通じて一部のスクラップにされた空母上の設備を導入し、例えばカタパルト、制動装置のたぐいで、非常に多くの事前研究をし、このため遼寧艦は一気に達成されたのではなく、その前の多くの事前研究が堅実な基礎を打ち立てていたのである。」

朱英富は語る。2003年にワリヤーグ号が大連に牽引されてきた時、ほとんど空箱で船体と何台かのメインエンジンしかなく、「我々は開始したばかりでもあってどうしてよいのか分からず、何故ならそれまで空母の設計に接触したことが全くなく、いかなる参考図面もなかったからである。」と語った。朱英富は、以前ワリヤーグ号を買ってきた時さらについでにトラック何台かの図面を持ち帰ったとする噂があったが、事実としてはなかった。ある報道はそれまでにワリヤーグ号は60〜70%完成していたとし、これは事実のはずだが、この船はウクライナで非常に長い時間放っておかれ、内部の非常に多くの建造が整った設備は後にまた取り外され、事実としては最初から始めるのに等しかった。我が国はかつてワリヤーグ号の設計サイドと連絡していくつかの援助が提供されるよう企図したが、相手方によって拒絶された。さらにかつてワリヤーグ号を建造したウクライナの造船工場の専門家を招待して来てもらったが、提供できる援助はやはりごく少なかった。「ワリヤーグ号が我々の手中に到着した時はまるで『燗尾楼』のようで、我々は完成させることが必須で、しかもさらに我々の需要を満足させるように建造する必要があった。」

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:『ワリヤーグ』号初の中入り」)

旧ソ連の空母設計思想はアメリカとは全く異なっていたため、単一の艦の全面的な能力をより強調し、艦上には甚だしきに至っては対艦ミサイルの位置が設置され、これは我が国の海軍の需要に決して符合しなかった。「我々が必要とするのは艦隊作戦で、艦載機に頼り、アメリカの思想により近かった。」と朱英富は語る。

2004年に中央は建造継続を決定し、2012年になって正式に就役し、8年の時間で、朱英富とチームメンバーは「燗尾楼」を近代化された空母に変えたのである。

国産第2隻目の空母を語る:見たところ遼寧艦に非常に近いが内部はすでに大きく変容

遼寧艦の就役後、公衆が関心を注ぐ焦点は建造中の第2隻目の空母の上に集中している。講座が終了した後の質問の段階で、電子科技大学の学生たちも第2隻目の空母の進展に非常に関心を注いでいた。

朱英富は、国産第2隻目の空母はもうすぐ進水すると明らかにした。遼寧艦の建造継続により、我が国はすでに多くの空母建造経験を累積し、完備された設計建造体系を建立済みで、一連の専業人材も養成済みである。このため第2隻目の空母の建造の進度は遼寧艦に比べより速いだろう。

朱英富は、現在すでに公開されている画像から見て、国産の第2隻目の空母は外形上遼寧艦と非常によく似ているようだが、実際上それにもかかわらず非常に大きな向上がある、と語る。まず艦体内部の設計がより最適化され、旧ソ連のいくつかの設計思想が放棄され、同時に艦載の電子設備にも世代交代とグレードアップが行われている。国産第2隻目の空母は艦・機マッチング性、電磁両立性、全艦の安全性や戦闘能力の保障方面いずれにもある程度の向上がある。

朱英富はさらに未来の我が国の空母建造の中のいくつかの新技術応用の問題に言及した。例えばカタパルト技術である。朱英富は、現在我が国の蒸気カタパルトおよび電磁カタパルト技術はいずれも研究中で、自分個人はより先進的な電磁カタパルト技術により傾いており、こうした技術がひとたび成熟すれば、未来の空母の建造の中に応用されることになるだろう、と明らかにした。「さらに原子力動力があり、将来我が国はきっと作る必要がある。皆が我慢強く待ち、我々はもうすぐ世界先進水準に追いつけると信じることができるよう希望する。」と朱英富は語る。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:画像はアメリカの『ニミッツ級』原子力空母」)

中国海軍がどのくらいの空母を必要とするか質問された時に朱英富は、「現在アメリカは自分たちは10隻の空母を必要とすると言っており、我々はそんなに多く必要としないかもしれないが、少なくとも3隻あるべきで、もしその条件があれば、4、5隻有することができればさらに良い。」と回答した。


 中国の多くの学生が空母の発展に期待していることがうかがえ、もうすぐとされる国産空母進水に注目が集まるのも分かります。カタパルトの進展に関してはこれまでの記事に比べやや慎重な見方のようにも感じますが。

4月14日

 韓国関連です。

http://news.china.com/international/1000/20170411/30406435.html


韓国のレポート:韓流熱が全面クールダウン中 アメリカ、中国、イギリスの三カ国の下げ幅が最大

海外ネット4月11日電 韓国連合通信社の報道によると、韓国文化産業交流財団が10日発表した「2016年全世界韓流現状調査」レポートは、外国の消費者の韓流文化に対する消費心理に全面萎縮が出現していることをはっきり示している。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「2016年5月、韓国の女性グループが中国で『韓流商品博覧会』ショーに参加 韓国連合通信社の画像」)

「2016年全世界韓流現状調査」レポートによれば、「1年後韓流文化商品に対する消費支出が増加するか否か」と問われた時(頑住吉注:「今後」でいいんでは。何故1年後?)、31%の外国の消費者だけが「イエス」と回答した。一方2014年のこの比率は40.9%で、2015年には小幅な上昇が出現して41.3%だった。2016年のこの比率は31%で、前年に比べ10%大幅に下降した。

レポートはさらに、韓流のアメリカ、中国、イギリス、アラブ首長国連邦などの国に出現したクールダウンの幅が最大だと指摘している。

今回のレポートは去年10月から12月の期間、アメリカ、中国、日本、イギリスなど15カ国の7,200名の消費者を対象としてネット上でアンケート調査をした後制作完成された。

またレポートは、韓流に対するネガティブな認識が不断に拡散する趨勢を呈していることをはっきり示している。「反韓流」に共感する比率は、2015年の16.2%から2016年の21.1%まで上昇した。「反韓流」の理由に関する最も多かった回答は、「雷同、飽き飽きしたと思う」が19.6%を占めた。その次は「煽情」が13.7%を占めた。さらに「商業化されすぎ」が13.5%を占めた。一方「韓国と政治、外交の矛盾がある」は12.5%を占めた。

「反韓流」に共感する国の中では、比重が上位4位を占めるのはそれぞれインド(33.7%)、日本(28.3%)、中国(27.8%)およびアラブ首長国連邦(15.0%)だった。


 あれ、この前街ゆくインド人に聞いたら韓国をほとんど知らなかったとかいう記述ありましたが、まあこれはネットでの調査ですからネットを使うような層はさすがに知っているということなんですかね。知ると反感強くなるつーのはやっぱ問題あるからかなと思いますね。しかしアラブ首長国連邦とかになると日本と韓国の区別があんまりはっきりつかない人も多いんでは。

http://military.china.com/news/568/20170410/30405317_all.html#page_2


ロシアメディア:中国、新世代静音潜水艦を作り出す 技術はアメリカ、ロシアに立ち後れる

ロシアの今日の経済通信社ウェブサイトは4月5日、アンドレイ ピーターロフの文章、「中国の『キロ』潜水艦がペンタゴンに枕を高くして眠れなくさせる」を掲載し、中国メディアの報道によれば、北京は新世代静音潜水艦を研究開発中である、とした。専門家は、潜水艦はソ連とロシアの技術装備を参考にし、かつ中国の技術者の参加によって改造されたものだと考えている。

ロシアの独立した軍事専門家であるプロホール ジェービンは説明し、中国に関して言えば、自らの近代化された潜水艦の製造は優先される任務の1つである、と語る。この専門家は次のように語る。「北京は積極的により完備されまた強大な原潜を研究中で、それが国家の戦略核力量の重要な組成要素となれるようにさせようとしている。だがこの方面の作業はまだ急速に発展してはおらず、中国は潜水艦技術の上で依然としてロシア、アメリカ、イギリス、フランスに立ち後れている。成熟した技術の欠乏と潜水艦の価格が高すぎることが、中国が主導的大国を超えられない結果をもたらしている。」

彼は次のように語る。「このため中国が現在頼るのは水深の浅い区域を含む沿海水域で行動できる通常潜水艦である。この種の潜水艦の特徴は規格が比較的小さく、価格がより低いが、同時に相当高い技術水準を備えていることである。ここ10年来中国の技術者はこの方面で一定の成功を取得し、このため現在通常動力潜水艦はアメリカを抑止するツールの1つで、アメリカに重大な関心を持たせている。」

ロシアの軍事専門家であるワシーリ コーシンは次のように言う。「中国の国防能力に関して言えば、潜水艦と水中無人潜航器というこの2つの方面はいずれも高い優先性を持っている。中国人は対潜と水中戦争は彼らの最も強い項目ではないと深く感じるに至っている。彼らは多くのその他の方向の上ですでに先進国の技術水準に接近しているが、この領域はまだ非常に薄弱である。このため中国は現在大量の資源を累積し新たな潜水艦や対潜設備を製造している。この方面では中ロ両国の軍事技術協力が非常に大きな作用を発揮しており、何故なら協力は水中戦争の問題に関わるからである。まず、中国は以前ロシアの877型と636型キロ級潜水艦および各種の機種の水中武器を購入した。ロシアと中国の企業には深海潜水器および無人潜水器の製造領域でも相当に重要な協力がある。こうした計画は表面上民間用だが、そのうちの大部分の技術設備は軍民両用として用いられる。」

現在中国は未来の静音潜水艦のコンピュータによるモデルを制作中である。海外、特にアメリカでの業務経験がある帰国科研人員も潜水艦の研究開発に参加する、とされる。コーシンは言う。「多くの中国の科学者や大学生がアメリカで生活および学習している。そのうちの多くの人は国防工業と密接な関係がある領域で重大な研究あるいは応用の業務に従事している。多くの中国の専門家がアメリカから帰ってきており、これ自体は決してニュースではない。この種の先例は過去にもうあった。現在中国は富裕になり、カギとなる重要な科研人員の身上に大金を惜しまず、一方アメリカの条件は徐々に劣ったものに変わりつつある。」

ジェービンは、新世代静音潜水艦は改造版の「キロ」級潜水艦かもしれない、と考える。この専門家は、「中国はロシア製潜水艦を操作する経験によって潜水艦の建造に対する一定の認識を獲得済みである。中国の科学者がアメリカから帰ってくることは決して近代化された潜水艦の建造技術を獲得する唯一の方式ではない。」とする。北京は、将来こうした潜水艦に本国の沿岸で敵サイドの潜水艦と対抗させるつもりである。


 アメリカでの生活を知って中国の現体制に批判的な考え方を持つ人も多いとは思うんですが全体の中では少数なんですかね。

4月15日

http://military.china.com/jctp/11172988/20170414/30419441.html

 イラク軍が中国の無人機妨害装置を使用しているという画像集です。電子妨害で無人機のコントロールを失わせ墜落させるというんですがどの程度の効果があるんですかね。重量はバッテリー含まず5.8kgとかなり重く、有効距離は天候により異なるが200から500mということです。デザインはいまいちですが13、14ページ目に出てくるタイプはそのままSF映画に使えそうな感じです。日本は無人機だけでなくこの分野でも遅れているんでしょうかね。

http://military.china.com/jctp/11172988/20170413/30416128.html

 最近尖閣に接近した中国の海警船が機関砲のようなものを搭載、というニュースがありましたが、海警船が630近接防御砲に換装、という画像集です。30mm6本バレルですから威力は相当に強いはずです。

 スホーイー35関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20170412/30410805_all.html#page_2


ロシア、今年中国に向け10機のスホーイー35を引き渡しへ 西側の戦闘機はより力が意気込みに追いつかなくなる

【グローバル軍事4月12日の報道】 ロシア衛星ネット4月11日の報道によれば、ロシア連合航空製造集団社総裁のリューサリは11日、同社は2017年中国国防部に向け10機のスホーイー35戦闘機を引き渡す、とした。

リューサリは「ロシア-24時間」テレビ局のインタビューを受けた時、「スホーイー35戦闘機の伝統的顧客は中国である。2017年にグループは中国に向けさらに10機のスホーイー35戦闘機を引き渡すことになる。」と語った。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:解放軍のスホーイー35 Lovely.Swiftに感謝」 どうでもいいですけど塗装カッコ悪くないすか)

中国はスホーイー35多機能戦闘機初の外国の買い手である。両国は2015年11月に24機のこの戦闘機を供給する契約を締結した。

中国軍が初めてスホーイー35戦闘機に対し興味を示したのは2008年の珠海航空展だった。2011年、中国国防部はロシア連邦軍事技術協力局に向けスホーイー35の購入を提示した。2012年末、双方は初歩的協定を締結し、かつその後の3年の時間内交易の技術および金融条件につき協議を行った。

アメリカの隔月刊「国家利益」はスホーイー35をロシアの最も恐るべき武器ランキングのトップに位置させている。この刊行物の専門家は、遠距離空対空ミサイルを配備しかつ超音速状態でこうしたミサイルが発射できるため、この機はNATOの多数の実戦機にとって「極めて危険」だと考える。


 F-35と比べてどうなのかに関しては意見が分かれるようですが。

 台湾関連です。

http://military.china.com/news/568/20170410/30404435.html


台湾軍の装備は深刻に老朽化 依然1911年製拳銃を用いて標的射撃訓練

台湾の「連合報」の報道によれば、台湾陸海空三軍の現在の装備の中で、最も古いのは台湾海軍の2隻のTench級潜水艦ではなく、今に至るも依然台湾陸軍で就役する、俗称「四五拳銃」のアメリカ製M1911で、1911年にはもう研究開発されて登場し、「中華民国」に比べさらに老いている。長年使用されているため、銃器の磨耗状態は普遍的に深刻で、部隊の標的射撃成績が良くない結果をもたらしている。甚だしきに至っては近年台湾軍がメディアの見学を招待しての演習訓練の中で、元々拳銃を携帯すべき将校が、往々にして空のホルスターを腰に付けてさえいる。

報道によれば、台湾軍部隊方面で、「憲兵」と台湾海兵隊は全てすでに自ら製造するT75拳銃(ベレッタ92にならったもの)を使用するよう改めているが、使用量最大の台湾陸軍は、現在依然継続して四五拳銃を使用し、数は2万挺を超えると見積もられる。台湾軍の四五拳銃は少ない部分が1960年代にコピー生産を自ら行ったものであるのを除き、大部分は第二次世界大戦当時の製品で、現役の小銃、機関銃いずれと比べてもずっと古い。長年使用してきて、バレルの磨耗あるいは機械部品の欠損問題は、とっくに非常に深刻である。

拳銃は台湾軍部隊の主要な火力ではなく、中隊長以上あるいは戦車乗員、通信兵などだけが使用するため、過去に受けた重視度は高くなかった。現任の台湾軍「参謀総長」邱国正は以前台湾陸軍司令を担当していた時、拳銃の標的射撃訓練の強化を厳格に要求し始めたが、下層の部隊の四五拳銃の質が良くなく、多くはすでに誤差が非常に大きく、往々にして将兵の射撃成績に影響し、関連して少なからぬ幹部の勤務評定も影響を受けた。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「台湾陸軍は近年拳銃射撃訓練を強化しているが、銃器の老朽化の問題も表舞台に浮上した」)


 まあ1911自体が旧式化しているとは必ずしも言えないわけですが。

4月16日

 ロシアの対空ミサイル関連です。

http://military.china.com/news2/569/20170410/30403463_all.html#page_2


S-500、まもなくロシア軍に装備へ! ロシアの中将:防空は進攻性を有するべき

参考情報ネット4月10日の報道 タス通信社4月8日の報道は、ロシア航空宇宙軍副総司令、防空部隊司令のヴィクター グミェンネイ中将は8日モスクワエコー放送局の番組の中で、S-400対空ミサイルシステムはすでに地球に近い宇宙の目標を破壊できる新型ミサイルを装備し始めている、とした。

彼はS-400システムのこの高度での目標破壊能力を評論する時に次のように語った。「全く疑いなく、(新たなミサイルの)試験、設計作業はすでに末尾で、我々は最近地球に近い宇宙で任務が執行できる新型ミサイルを受領しつつあり、このミサイルは射程が長いだけでなく、速度も速い。」

S-400「凱旋」遠距離対空ミサイルシステムは2007年にロシア防空部隊に装備され、飛行機、巡航ミサイルおよび弾道ミサイルの撃墜に用いることができ、地上目標の破壊に用いることもできる。

グミェンネイ中将は、ロシア航空宇宙軍は首都上空の飛行高度が100mより低い飛行機を追跡することができる、と指摘する。彼は、「過去モスクワ防空責任区の最低レーダー探知計測高度は400〜600mだったが、現在我々はすでに密集したレーダー場を完成させており、探知計測高度は100m、甚だしきに至ってはさらに低い。」と語る。

彼は、獲得された経験はロシアのその他の地区にも広められている、とする。

グミェンネイはさらに、6隊の外国代表チームが今年の「天空の鍵」防空競技に参加する、とした。彼は記者に対し、「今年はアルジェリア、イラン、アルメニアも参加してくるため、(競技は)ずっと複雑になるだろう。」と語った。

また、今回の競技に参加する国にはさらに中国、ベラルーシ、カザフスタンがある。

彼はさらに、全防空部隊がこぞってロシア全軍を範囲とする「天空の鍵」競技のために準備をし、もって最も良いS-400、S-300PM、「鎧甲-S」防空システム作戦部隊を決め、彼らがロシアを代表して「天空の鍵-2017」国際競技に参加することになる、と語った。

グミェンネイは、「我々は2016年に行った競技の特徴を総括した。私は今年の競技がより激烈で、より素晴らしいものになるだろうことを保証する。」と語った。

グミェンネイは、ロシア航空宇宙軍は単なる防御であるべきではなく、さらに進攻行動を取り、もって国家の空域の安全を防衛する必要がある、と語った。

彼は次のように語った。「ロシアの地縁戦略の特徴は、他国の宇宙進攻武器の配備が、ロシアの軍事的安全に対し主要な脅威を構成しつつある、というところにある。ここ何十年来の軍事衝突の経験は、単に防御に頼ったのでは戦争問題を解決することはできず、宇宙領域の武装闘争もそうであるということを示している。」

グミェンネイは、このためロシアの宇宙防御は当然積極的、機動的で、進攻の性質を帯びるべきである、とする。彼は説明し、「つまり我々は空中の宇宙進攻武器を撃墜する必要があるだけでなく、さらに敵サイドの飛行場内の飛行機や水上艦艇および潜水艦など敵サイドの高精度武器キャリアを破壊し、敵サイドの空軍の指揮システムを制圧し、その軌道上の衛星の使用効率を下げることができるべきである。」と語った。

彼は、航空宇宙軍は武装力量の1つの軍種であり、同時に防御と進攻の行動を取ることができる、と指摘する。グミェンネイは説明し、「統一された指揮の下、航空宇宙軍は国家が空中および宇宙の進攻に遭うのを免れさせる、敵軍の目標を破壊する、軍用宇宙船を発射しかつ指揮するなど各種任務を完成させることができる。」と語った。

グミェンネイは記者に対し、S-500ミサイル防衛システムは近くロシア航空宇宙軍に装備される、とした。

彼は、「防空部隊は大規模に新たなミサイル防衛システムに換装することになり、すなわち国内外から賞賛される「鎧甲-S」およびS-400システムである。S-350「勇士」、S-500防空システム、一連の先進レーダーも近く防空部隊に装備されることになる。」と語った。

グミェンネイは、いわゆるミサイル防衛システムとレーダーステーションはいずれも先進的な電子部品を選択使用し、最大の程度で各項目のプロセスと作戦オペレーションの自動化を実現しているだけでなく、さらに作戦効率を高め、技術維持保護をより便利で素早いものにさせた、と指摘する。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:ネット上に流れ伝わるS-500対空ミサイルシステムの宣伝画像らしきもの。」)


 アメリカに対抗する姿勢がよりはっきりしてきている感じで、「一連の先進レーダー」には対ステルスレーダーも含まれているんでしょうね。
















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