コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその234

6月12日

 中国空母関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20170609/30686518_all.html#page_2


エース試験飛行員、殲ー15操縦シミュレーターで着艦できず? 総設計師:全く正常なことに属する

中国工程院院士で、殲ー15「フライングシャーク」艦載機総設計師の孫聡は、最近中央テレビの「開講だ」コーナーの中で、李中華が殲ー15を操縦して全く着艦できなかった、と明らかにした。

孫聡院士のこの言葉は人を驚嘆させる。いや李中華は当時非常に有名なエース試験飛行員で、禁止区域に挑戦する勇士だということを知る必要がある。我が国が自ら研究開発、生産を行った第3世代戦闘機である殲ー10に対し「低空大表速」試験飛行を行ったのである。(頑住吉注:空気の密度が大きい低空で極限に近い高速飛行を行うことらしいです。何か問題が起きた時に飛行機を立て直したり落下傘降下したりするのが困難なので危険度が高いわけでしょう)

「極限に近づく前の緊張を享受し、極限を超越した後の快感を享受する、私はこれが好きだ。」

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「李中華(資料画像)」)

李中華のような勇んで極限に挑戦する試験飛行員が何と殲ー15を操縦して着艦できない?

殲ー15艦載機の総設計師である孫聡院士のこの話は冗談のようだが、実はこれが反映しているのは艦載機が空母上で発着する難度が一般の想像を超えている、ということである。

空母上での発着飛行において、滑走路の長さと幅は、陸上飛行場の1/10でしかなく、飛行機の着艦時、数百kmの速度を保持し、またたく間に着艦、制動ケーブルへの引っかけを成功させる必要がある。

発進時、飛行機は数秒以内にスキージャンプする必要がある。このため、毎回の発着は常に「鬼門を過ぎる」ことで、「剣先の上での舞踏」と呼ばれ、飛行員の技術、心理、生理いずれに対しても極めて大きな挑戦なのである。

「開講だ」コーナーで、 孫聡院士は説明し、李中華が殲ー15を操縦するシミュレーターで殲ー15を操縦して着艦に失敗した、その原因は李中華が依然陸上飛行機降着の正区飛行をそのまま用いたことで、一方艦載機の着艦時は反区飛行を採用することが必須である、と語った。

反区飛行とは何か?

艦載機着艦飛行の反区飛行とは、艦載機がアプローチし着艦する時一般に速度と仰角を一定に保持し、反区(動力/抵抗曲線の負の傾斜区)において飛行と動力学的状態を操縦し、陸上飛行機と異なる制御策を実施してスロットルと操縦桿を協調、操縦すべきことを指す。

孫聡院士は説明し語った。艦載機の着艦を、我が国は一切をゼロから開始し、石橋を叩いて渡り、ついに艦載戦闘機着艦飛行のカギとなる重要技術を掌握した。その中には、反区飛行の方法の難関攻略が含まれた。

飛行機は飛行時、主に空力抵抗、重力、エンジン推力、揚力の作用を受ける。艦載戦闘機の後退角は非常に大きいので、もし正常な操縦方式を採用すると、飛行機の姿勢には激烈な変化が発生し、飛行員の正確な着艦に不利になるだろう。

このため、艦載戦闘機は一般に飛行の仰角を保持し、スロットルを用いて飛行高度を制御する非通常方式を採用し、もって飛行姿勢を保持し、飛行員が正確な飛行を行い軌跡を修正できることを確保する。

反区飛行の方法の他、さらに正確降着と最も優れた着艦航行ラインの選択という2つの技術的難関を攻略した。艦載戦闘機は飛行甲板上の非常に小さな区域内だけに降着し、それでやっと尾部フックをスムーズに制動ケーブルに引っかけ、安全な着艦を実現することができる。我が国が自ら養成した艦載戦闘機飛行員は科研試験飛行、技術的難関攻略、按綱施訓(頑住吉注:綱領通りの訓練実施?)などの段階を経歴し、飛行動作を固化し、正確な降着を実現した。

着艦航行ラインの選択方面では、のべ数千機の飛行訓練を経て、光電子、遠隔測定、レーダーなど多種の測量手段の監視下で、大量のデータと飛行状態の比較によって、最も優れた着艦航行ラインを確定した。

このため、李中華はかつてはエース飛行員だったが、彼が掌握するのは結局のところ陸上飛行機の操縦技能で、艦載機着艦のシステマチックな訓練を経ていないため、殲ー15の操縦シミュレーターで着艦できなかったのは全く正常なことに属すると言える。


 まあいきなりやって成功しなかったというだけで優秀な陸上機パイロットなら訓練を積めばできるようになることが多いんでしょうけどね。

6月13日

 中国の宇宙開発関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20170610/30695830_all.html#page_2


中国、米軍のX-37Bに比べより高級な宇宙飛行機を作り出す 宇宙に関する競争でアメリカに追いつく

【グローバルネット軍事6月10日の報道】 香港の「南華朝刊」ウェブサイト6月8日の報道によれば、中国は飛行機のように滑走路を利用して発着する宇宙飛行機の製造方面で「重大な進展」を取得し、ある専門家は、この進展はアメリカとの宇宙技術方面での隔たりを縮小することができる、としている。

中国の宇宙計画の組成部分として、この宇宙飛行機は中国航空宇宙科学工業集団社によって研究開発されつつある。重要な安全保障業務請負商である中国航空宇宙科学工業集団社副社長の劉石泉は、自分たちの目標はこの宇宙飛行機に宇宙飛行士も搭載でき、貨物を搭載して往復もできるようにさせることだ、と語る。劉石泉は5日に北京で行われた全世界宇宙探索大会でこの計画を明らかにした。

中国航空宇宙科学工業集団社は水平発着で、重複使用可能な新世代宇宙・地球往復飛行機を研究開発中で、現在すでにエンジンなど多項目のカギとなる重要技術の地上試験を完成させている。2030年には「宇宙飛行機」技術検証試験飛行を完成させる計画である。

劉石泉は内地メディアのインタビューを受けた時、この宇宙飛行機のカギとなる重要な特徴は水平発進でき、伝統的宇宙船のような垂直発進を必要としないことだ、とした。このことはこれを普通の飛行機に似せるが、その速度と動力は大気圏を突破し、その他の宇宙船あるいは地球に近い軌道の衛星とドッキングさせ、かつそれを飛行場に降着できるようにさせるのに足りる。

劉石泉は、このプロジェクトチームは現在すでにほとんどあらゆる地上試験を完成させ、かつエンジンの設計と製造のカギとなる重要技術の障害を克服済みである、と語る。彼は初の試験飛行の期日を明らかにしていない。

専門家は、もしこの宇宙飛行機の研究開発に成功したら、それは宇宙に行くコストをより低くさせ、かつ環境保護により有利で、同時に中国がその他の国との技術競争の中で進歩を取得するのを助けることになる、とする。北京航空宇宙大学の科学者である張濤は、「これはマイルストーン的進展である。このことは中国が宇宙に関する競争の中でアメリカに追いつきつつあるかもしれず、かつ先んじることを企図していることを意味する。」と語る。

このプロジェクトに関する情報はアメリカ空軍が先月、彼らの実験的性質のX-37B宇宙飛行機をフロリダ州に着陸させた後に出現したが、これはその第4回目の軌道試験飛行だった。米軍は、その主要な目標は重複使用可能な宇宙船技術の研究開発であるとする。

このプロジェクトの簡単な紹介を聴取したことがある張濤は、中国航空宇宙科学工業集団社のこの宇宙飛行機はより高級であると語る。彼は、X-37Bはロケットと発射台を用いて垂直発射され、その非常に大きな機体と小さな翼はそれを小型無人版宇宙飛行機とさせている、と語る。

張濤は、中国の宇宙飛行機は「細長く、より流線型の機体」を持ち、このことはそれが翼を利用して発進できることを意味し、軍用、甚だしきに至っては民間機と地上設備を共有できるかもしれない、と語る。

彼は、中国航空宇宙科学工業集団社のこの宇宙飛行機はヴァージン ギャラクティック社の「ホワイトナイト2」のより大きなバージョンとなる、と語る。この私営会社の宇宙船は6名の旅行客を宇宙に6分停留させることを探求するが、一方中国の宇宙飛行機の目標は宇宙飛行士と貨物を宇宙ステーションまで輸送することである。

アメリカ式の運搬ロケット+有人宇宙飛行機の宇宙・地球往復模式はすでに歴史となっている。その宇宙飛行機はボーイング747に背負われて最後の飛行を完成させた。

宇宙・地球往復方面で、中国航空宇宙科学工業集団社は世界最多で、技術水準がより高い手段を持つことになる。


 模型の出来があまりにも悪すぎることが説得力をそいでいる気もしますが。

6月14日

 「遼寧艦」関連の記事を2つ紹介します。

http://military.china.com/news/568/20170609/30691393.html


専門家:遼寧艦上の殲ー15は連続発進できる すでに総合作戦能力を具備

人民ネット北京6月9日電(邱越) 最近、13機の殲ー15艦載機が同時に遼寧艦に出現した一組の画像が明るみに出、注意深いネット仲間は、その中の多くの殲ー15が翼の下に武器を搭載していることに気づいた。さらにある画像では、数機の殲ー15が空母の発進位置に2列の長い隊列をなしている。軍事専門家の杜文竜は北京テレビ局「軍情解読」のインタビューを受けた時、多数の殲ー15が発進位置で列をなしていることは、遼寧艦の艦載機がすでに連続発進ができるに違いないことを説明し、これは遼寧艦が総合作戦能力を具備した重要な印である、とした。

2016年12月、我が空母遼寧艦は数隻の駆逐艦・護衛艦と艦隊を組み、多数の殲ー15艦載戦闘機および多機種の艦載ヘリを搭載して海区をまたぐ訓練および試験任務を展開した。メディアが公開した画像からは、多数の殲ー15が翼の下にそれぞれ数発のミサイルを搭載し、ミサイルの寸法規格は異なり、色も一致せず、3発は青、1発は白のコンビネーションを採用していることが見て取れる。

杜文竜の説明によれば、色の異なるミサイルは弾種の区別のためである。一般的に言って、白色に塗装されているのは空対空ミサイルで、空中目標に対する作戦に用い、青色に塗装されているのは対艦ミサイルで、対艦攻撃に用いる。この種の塗装方式は弾種の識別の便のためで、弾薬搭載人員が正確に誤りなくミサイルを搭載するのに便利でもある。

報道によれば、今回の遼寧艦艦隊の遠海訓練の中で、多くののべ機数の殲ー15艦載戦闘機が遼寧艦の飛行甲板から発進して飛び、空中給油・受油、空中対抗など多項目の訓練任務を展開した。メディアが発表した画像の中で、ある1枚の画像は数機の殲ー15が空母発進位置で2列の長い隊列をなすのをはっきり示しており、ある分析はこれは我が海軍の空母操縦能力がすでにより上のレベルに上がったことを意味している、と考える。

「多くの殲ー15が発進位置で列をなすことは、それらが連続発進を実現できることを意味している。」 杜文竜は、このことは遼寧艦上の戦闘機発進効率がさらに一歩向上し、指揮能力もさらに一歩向上し、連続して艦載機に対し指揮が行え、かつ艦載機発進後の飛行の軌跡にも有効にコントロールが得られることを説明し、これは戦闘機が編隊を形成するのに極めて重要で、同時に遼寧艦艦載機が総合作戦能力を具備した重要な印でもある、と語る。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「数機の殲ー15が空母発進位置で2列の長い隊列をなす」)


http://military.china.com/important/11132797/20170608/30680498_all.html#page_2


13機の殲ー15が遼寧艦の甲板に姿を現す 専門家:あるいは容量の極限に到達か

人民ネット北京6月8日電 最近、13機の殲ー15艦載機が同時に遼寧艦に出現した画像が明るみに出、これは現在まで遼寧艦上に殲ー15艦載機が搭載された数最多の回である。

軍事専門家の杜文竜は北京テレビ局「軍情解読」のインタビューを受けた時、13機の殲ー15は遼寧艦が搭載できる艦載機の数の半分のはずだ、とした。13機の殲ー15が同時に遼寧艦の甲板に姿を現したことは、我が軍がすでに飛行機の空母甲板上で行う試験と補給のワンセットの作業プロセスを飲み込んだことを説明する、とした。

ネット上のこの一組の画像は2016年12月に海軍の遼寧艦が遠海訓練を行った時に撮影されたものだとされる。メディアの報道によれば、当日午前11時頃、2機の殲ー15艦載戦闘機が素早く正確に遼寧艦艦首の各自の発進位置に滑走して向かい、発進補助者の動作の誘導の下、戦闘機は順に鋭く長い音を立ててながら雲にまっしぐらに突進していった。この後、異なる色のベストを着た将兵の誘導の下、数機の艦載戦闘機、多機種の艦載ヘリが相次いで発進しまた回収された。

近年来、殲ー15の遼寧艦上での訓練は一歩一歩が着実と言え、2015年5月、中央テレビは初めて遼寧艦が殲ー15を連続発進させる訓練の画面を発表した。2015年10月11日、中央テレビニュース番組は再度殲ー15艦載機の遼寧艦上での訓練状況を報道し、報道の画面からは遼寧艦の甲板上に同時に5機の殲ー15艦載機が駐機されているのが見られた。

2015年12月24日、中国海軍遼寧艦は渤海の某海域で艦・機融合訓練を行い、メディアが発表した訓練写真から見て、遼寧艦の甲板上に初めて6機の満搭載全戦闘任務状態の殲ー15戦闘機が出現した。2016年8月、中央テレビはさらに8機にも達する殲ー15艦載機が遼寧艦の甲板に集まる画面を放送した。最近になって、遼寧艦の遠海訓練の画面が公開され、13機の殲ー15が遼寧艦の甲板上で同一画面に姿を現した。あるメディアは、どんどん多くの艦載機が艦に搭載されることは、必ずや不断に我が国空母の戦闘力を向上させる、と指摘した。

杜文竜は、13機の殲ー15は遼寧艦が搭載できる艦載機の数の半分のはずで、まだ相当な数の艦載機が機格納庫の中で維持保護やメンテナンスを行っているに違いない、と指摘する。

杜文竜はさらに、空母甲板上に駐機できる飛行機の数は技術的問題で、艦載機が異なる機能区域で異なる項目の検査測定あるいは補給を行おうとすれば、さらに区域流転を行う必要がある、とする。遼寧艦甲板上に出現した殲ー15の数は5機から8機まで、さらに今の13機まで、すでに極限に近い付いているに違いない。13機の殲ー15が同時に遼寧艦の甲板に出現したことは、我が軍がすでに飛行機の空母甲板上で行う試験と補給のワンセットの作業プロセスを飲み込んだことを説明し、今後さらに一歩の熟練性訓連を経さえすれば、徐々に運用効率を極限に到達させることができる。


 これを見る限りでは訓練が進んで戦闘力が大幅アップしていると受け取れるんですが本当にそうなんでしょうかね。

6月15日

 日本関連の記事ですが2回に分けます。

http://military.china.com/jszmt/02/11173748/20170609/30691244_all.html#page_2


専門に中国の潜水艦を狩り殺す! 日本最新の戦闘艦来勢洶洶不可不防 (頑住吉注:意味わかんないです)

2007年には早くも中国の軍事費は日本を超え、今では如今一晃(頑住吉注:これも分かりませんが早いものでみたいな意味では)すでに10年となり、今年中国の軍事費はさらに日本の3倍あまりの多さにも達した。だが中日海軍の比較に関しては、現在「すでにどんどん多くの人が中国海軍は日本を超越し始めたとついに考えている」と言えるだけである。この種の状況が出現するのは、大部分の人は最新の全体状況に対しあまり理解していないからという以外に、その主要な原因の1つは海軍は長期の累積を必要とする兵種だからというものである。いわゆる「百年海軍」がまさにそれである。そして1つには22年来の軍事費の総額から見て、中日の比率は1.35:1でしかないからである。後にこの数字は徐々に拡大することになるが、未来の中日の対比の変化を見ようとするのに、1つの良い方法は現在の中日両国の新艦艇の建造計画を見ることである。

現在および未来の中国海軍が建造する艦艇の類型はそれぞれ次の通りである。6〜8万トンクラスのスキージャンプ/カタパルトの001/002型空母、12,000トン級の大型駆逐艦、6,500〜7,000トン級の052D/E型駆逐艦、4,000〜5,000トン級の054A/B型駆逐艦(さらに1,300トン級の056軽護衛艦がある)。現在および未来の日本海上自衛隊が建造する艦艇の類型は次のように分かれる。2.5〜4万トン級の強襲揚陸艦、10,000トン級のあたご級駆逐艦、6,000トン級の25DD護衛艦、4,000トン級の新型護衛艦。建造の類別と機種からは、中国海軍はトン数方面で全面的に日本を圧倒することが見て取れ、数の上では増してや言うまでもない。性能方面に関しては、いわゆる見方次第というやつであるが、本文が対比しようとするのは両国が将来建造しようとする最新の護衛艦に他ならない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「日本の新型護衛艦」)

日本の新型護衛艦は「26中期防衛計画」にルーツがあり、中国の日増しに増加する海上艦艇に対応するために提出されたものである。第1号艦は2018年に着工され、2021年に就役し、第1ロットで8隻建造され、全計画では22隻建造される。元々の計画では排水量3,000トン、最大航行速度40ノットだった。この性能要求は、明らかに日本版「高速軽武装」のLCS沿海域戦闘艦を作ろうとするものだったが、アメリカのLCS概念が阻害を受けるのにつれ、この艦艇の性能要求もそれと共に大きく変わった。

最新の情報は、そのトン数は4,000トンまで増加し、最大航行速度は30ノットまで下がったことをはっきり示している。ごく明らかに、これは武器の数を増加させようとするものである。この艦はディーゼルエンジン・ガスタービン連合動力を採用し、2軸2スクリューで、艦員は約100人である。艦艇の甲板には32ユニットのMk-41垂直発射システムが設置され、日本国産のA-SAM新型中距離対空ミサイル、07式ロケットブースト魚雷が装備される。中央部には日本国産の新型対艦ミサイルが装備される。艦首にはMk45型127mm艦砲1門が装備される。後部甲板には1機のSH-60K対潜ヘリが搭載される。このうち、A-SAM対空ミサイルは03式中距離地対空ミサイルを基礎に研究開発された。03式は長さ4.9m、直径0.32m、重量570kg、最大射程50km、アクティブレーダー・赤外線成像複合制御誘導模式を採用し、ずば抜けた中距離防空、近距離対ミサイル性能を持つ。ミサイルの寸法から見て、A-SAMはESSMのような1つの発射孔に4発のミサイルにはできず、1つの発射孔に1発しか装填できない。新型対艦ミサイルは12式地対艦ミサイルを基礎に研究開発された。12式の最大射程は180〜220kmまで増加し、中段ではGPS+慣性誘導+地形マッチング制御誘導を採用し、末端ではアクティブレーダー制御誘導を採用し、海面での飛行高度は10mまで下げることができ、全体性能はずば抜けている。

6月16日

 続きです。


(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「日本の新型護衛艦のオリジナル概念」)

艦載電子システムの上では、日本の新型護衛艦はすでに普遍的に使用されている日本国産のFCS-3型アクティブフェイズドアレイレーダーを搭載するが、盾面の寸法はさらに一歩縮小される可能性がある。最大探知計測距離は約150kmである。この艦艇は対潜と対機雷作戦を主として行うことになり、これは日本の一貫したスタイルでもある。対潜方面ではアクティブ曳航変深ソナーとパッシブの曳航線アレイソナーを装備することになる。対機雷方面では無人水中機雷探知機と無人水上掃海具を搭載することになる。全体から見て、これは日本の需要に適合し大量建造に適する艦艇で、計画上の価格は1隻あたり4.5億アメリカドルである。

中国のこれに対応するものはやはり後に建造される054B型護衛艦に他ならない。054Aは皆よく熟知している。その満載排水量は約4,000トン、32ユニットの垂直発射システムを有し、最大射程50kmのHQ-16型対空ミサイルと魚-8ロケットブースト魚雷(つまり対潜ミサイル)を搭載する。対艦ミサイルは射程200kmのYJ-83である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「054A型護衛艦はカッコいい外観を持つ」)

054Bは満載排水量がより大きくなり、4,500トン以上に達し、2012年にプロジェクトが立ち上げられ、全電力推進方式を採用する。そう、あなたの見間違いではない、054Bは我が国初の全電力推進を使用する主戦艦艇となる。全電力推進方式はレイアウトが柔軟で、構造が簡単で、スペースを節約することができる。エンジン部分と軸系に剛性の連結がないため、エンジンを超大搭載荷スマート震動隔絶装置の上に取り付け、艦艇の主要な騒音の源となる音を非常に大きく下げることができる。さらに加えて減速歯車などの騒音がなく、艦艇の全体騒音値は非常に大きく下がる。054Aの1つの重要な使命は対潜で、ソナーの対潜探知計測距離には2つの主要な影響の要素があり、1つはソナー自体の出力と口径、もう1つは艦艇自身の騒音である。054Bは全電力推進方式を採用し、非常に大きく自身の騒音を下げ、自身のソナーの潜水艦に対する探知計測距離を顕著に向上させる。

武器装備の上では、054Aに比べ、054Bの対空ミサイルは最新式のHQ-16Cにグレードアップされ、射程は70km前後まで増加し、対潜ミサイルは魚8Aまでグレードアップされ、現在まだその対艦ミサイルが射程400km前後のYJ-18ミサイルにグレードアップされるか否かはっきりしていない。対潜方面では、054Bは暫時Ka-28型対潜ヘリを継続して搭載する。将来は我が国新世代直ー15の対潜型に換装される可能性がある。ソナー方面でも同様に我が国の世界先進水準を持つアクティブ曳航変深ソナーとパッシブ曳航線アレイソナーを採用することになる。艦載電子システムの上では、現在054Bが国産の一体化小盾(頑住吉注:意味不明ですがレーダーの一種でしょう)を採用するか否か決して確定していない。だがどの種を採用しようと、その探知計測距離は日本の新型護衛艦を顕著に上回る。054Bはわが国の海軍の新世代艦艇に対する総合化、一体化、ネットワーク化の設計要求を貫徹し、将来の海上一体化協同作戦システム(CEC)構築のために基礎を固める。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「我が国の054B護衛艦の想像図」)

全体から見て、我が国の054Bのトン数はより大きく、推進方式はより先進的で、レーダーの探知計測距離はより大きく、一方日本の新型護衛艦は対潜機と掃海方面でより優勢を持つ。もし日本の新護衛艦の顕著な特徴が武器装備の国産化だというならば、054Bの顕著な特徴は動力システムの革命化、自身の騒音の顕著な低下ということになる。具体的にどちらがより良いかは、読者各位の評論にゆだねる。

作者:利刃/晨曦


 レーダーでも中国が上回るというのはちょっと信じられない気もしますが少なくとも数で大幅に上回るのは間違いないはずで、この面でも日本の安全保障の大きな問題となるでしょうね。

6月17日

http://military.china.com/jctp/11172988/20170615/30738190_all.html#page_2

 「尖兵の翼」無人機展の画像集です。垂直離着陸できるものが多いですね。

 ロシア関連です。

http://military.china.com/news2/569/20170612/30712687.html


ロシアの世論調査:アメリカは最大の敵 中国、ロシア第二の大盟友に躍進

ロシア新聞ネット6月5日の報道は、ロシア人の眼中で、最もこの国を敵視するのはアメリカ、ウクライナ、ドイツであり、一方ベラルーシ、中国、カザフスタンは最も良い盟友に属す、とした。

ロシアのレバダセンターは5日に本国の「敵」と「友」をテーマとする世論調査結果を発表したが、ロシアが国際的孤立の中にあると考える人はある程度減少した。2014年11月当時、47%の被調査者がこの視点を持ち、翌年は54%まで上がり、今年5月には46%まで下がった。

主要な敵対国家ランキングの上では、アメリカ(69%)、ウクライナ(50%)、ドイツ(24%)がトップ3に位置し、ランキング前寄りのものにはさらにラトビアとリトアニア(それぞれ24%)、ポーランド(21%)、エストニア(16%)、イギリス(15%)、グルジア(9%)、フランス(8%)があった。ロシア人のアメリカに対する好悪の波動は極めて大きく、2010年当時、26%のロシア人だけがアメリカを「邪悪の帝国」視していたが、2015年時点ではすでに73%にも達する人がワシントンを敵視していた。今年はトランプ就任ゆえに、21%の被調査者がロシア・アメリカ関係が好転しつつあると考えている。ドイツに関しては、2006年から2014年まで、ロシア人は全く敵視していなかった。

盟友ランキングの上では、ベラルーシ(46%)が連続11年トップに君臨し、その後は順に中国(39%)、カザフスタン(34%)、シリア(15%)、インド(14%)、アルメニア(12%)、キューバ(11%)などで、中国の躍進の勢いは強い。2012年、16%の被調査者だけが中国に対し好感を持っていた。

ウクライナとドイツは何年か前にはいずれもロシアの盟友ランキングに出現していたが、今ではすでにロシア人の眼中の敵対国家に変わっている。


 敵視と言っても大部分の原因はロシアにある気もしますが。「今後関係を強化していくべき国」とかなら日本が比較的上位に挙がったかもしれませんがこの質問では出ないですわな。

 殲ー20関連です。

http://bbs.tiexue.net/post2_12612963_1.html


世界最強機隊が画面を占領!:5機の殲ー20戦闘機が同一フレームに収まり楔型編隊を演習

新華社6月7日の報道 現在殲ー20はすでに国産「峨眉」エンジンを使用している可能性は比較的小さく、もし殲ー20が新たな国産エンジンを応用しようとすれば、その対応する機種名にも変化が発生するだろう。最近、第15機目の試験生産の殲ー20Aが試験飛行を行い、山西北部にも、多数の殲ー20A、殲ー15、殲ー11Bなど現役戦闘機が楔型編隊飛行訓練を行う状況が出現した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「5機の殲ー20Aが楔型の隊形をなし飛行訓練を行う(山西西部で撮影とされる)」)

5月25日の国防部定例記者会見で、国防部スポークスマンの任国強は、「殲ー20機は未来の戦場の需要に適合し、中国によって自主研究開発される新世代ステルス戦闘機で、研究開発、試験、試験飛行は計画通り推進されている。」とした。

6月13日、1機の黄色い塗装の殲ー20Aも西南の某飛行場で試験飛行を行った。この殲ー20Aの脚収納ゲートの上には「15」の機ナンバーがあり、ネット上ではこれは15機目の試験生産段階の殲ー20だと推測されている。

アメリカ空軍の関連の基準に照らせば、現役の殲ー20Aはまだ低速初期生産型(LRIP)である(画像は微博網友@SAM-00Lin-t-n-t由来)

今年3月、中央テレビは殲ー20Aはすでに空軍試験訓練基地航空兵某旅団に装備されたと事実確認した。6年あまりの発展と最適化を経た後、殲ー20は発展しながら定型しながら就役する方式をもって、先行して空軍試験訓練部隊入りし、教学大綱の執筆編集など関連の作業を展開し、後続の作戦部隊の装備のために前期準備作業をうまく行っている。

5機の殲ー20Aが楔型の陣形をなし、これは今まで殲ー20の同種数量最多の画像である。(画像は山西北部で撮影)

ネット仲間の推測によれば、今回山西上空で訓練を行った殲ー20Aは6機の可能性が高く、すなわち一個飛行大隊である。往年の経験を参考にすると、一般に5機が楔型隊形をなす場合、1機は付近を随伴飛行し、予備機に充当される。このことは側面から、殲ー20Aが低速生産中で、かつ編成をなして部隊に装備されていることを実証している。

この6機の殲ー20Aは5機の楔型陣形を演習しただけでなく、さらに2つの3機楔型陣形を演習した(画像は山西北部で撮影)

楔型陣形を演習したのは殲ー20Aだけではなく、9機の国産「太行」エンジンを使用する殲ー11B戦闘機も楔型陣形をなした(画像は山西北部で撮影)

7機の殲ー16戦闘機らしきものが楔型演習を行う(画像は微博網友@果大国大由来)

これだけではなく、華北の北部で、7機の殲ー15も同様の楔型陣形をなした(画像は山西北部で撮影)


 実際どこまで強いのかは分かりませんけど開発が順調に進んでいるのは確かなようですね。

6月18日

 一見関係のない記事を2つ紹介します。

http://military.china.com/important/11132797/20170617/30757747.html


ロシアメディア:アメリカの最も高価な空母に戦闘力なし 艦載機が降着できず

【グローバルネット総合報道】 ロシア衛星通信社モスクワ6月16日の報道によれば、アメリカ海軍の文書は、アメリカ史上建造価格が最高の最新空母「ジェラルド フォード」号には何と作戦能力がない、と明らかにした。

報道は、この空母は少し前やっと盛大にして厳かにアメリカ海軍に引き渡されたばかりで、しかもアメリカ大統領トランプの賞賛を受けた、とする。しかし2週間過ぎたばかりで、もう「ジェラルド フォード」号は空母の基本機能を完成させられないことが分かった。その制動ケーブルに技術的故障が出現したため、艦載戦闘機がその甲板上に正常に降着できないのである。

文書は、故障の排除後、制動ケーブルの製造コストは3.01億アメリカドルから9.61億アメリカドルにまで激増することをはっきり示している。

「ジェラルド フォード」号空母は建造コストが130億アメリカドルで、全世界で建造コスト最高の軍艦であり、6月初めにアメリカ海軍に引き渡されたばかりである。アメリカ国防省の情報によれば、この空母は2020年にやっと全面的に使用に投入される。

これはすでにアメリカ最新の軍艦の初めての問題出現ではない。2016年秋、「「ズムウォルト」号高度科学技術ステルス駆逐艦が工場を出てほどなく即損壊した。


http://military.china.com/news2/569/20170617/30757237.html


ロシア軍、ミサイル防衛システム試験成功を宣言 目標に対し打撃を行う

【グローバルネット軍事報道】 ロシア衛星通信社モスクワ6月16日の報道によれば、ロシア国防省の情報は、ロシアは成功裏にSary Shagan発射場でミサイル防衛システムの完備に用いる対弾道ミサイルの発射を行った、とする。

金曜日にSary Shagan発射場ではロシア連邦航空宇宙部隊防空対ミサイル部隊および関連業界代表によって合同軍事戦闘チームが組成され、かつ成功裏に対弾道ミサイルを発射し、成功裏にロシアのミサイル防衛システムを完備したものにした、とされる。

情報はロシア航空宇宙部隊防空対ミサイル合同部隊副指揮官であるアンドレイ プリホジクの発言を引用し、彼は「実験過程の中で、ミサイル防衛システムの対弾道ミサイルは出色に任務を完成させ、かつ成功裏に既定の目標に対し打撃を行った。」とした。

注意に値するのは、ミサイル防衛システムはロシア航空宇宙部隊のミサイル防御連合武器の中の一員であり、全モスクワ市および中央工業地域をカバーし、この地域が弾道ミサイルから来る脅威を受けるのを防止でき、同時に早期警戒システムとして使用し、ミサイルの攻撃を防御しかつ宇宙領域を監視下に置くことができることである。


 2つの記事は書き出しが同一で、アメリカ下げ、ロシア上げの内容になっており、宣伝の要素が強いと考えられ割り引いて見ないといけないかも。こういう宣伝が行われるのは当然米ロ関係の悪さのせいでもあるでしょう。

 韓国の「THAAD」配備関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20170616/30746486_all.html#page_2


中国の反THAADはミサイルが迎撃に遭うのを恐れて? 韓国メディアの怪論、専門家の反駁に遭う

韓国の「中央日報」は15日社説を発表し、人を瞠目絶句させる視点を提出した。すなわち、中国が韓国の「THAAD」配備に反対するのは、「THAAD」が卓越した対ミサイル能力を持ち、「戦争発生時に中国が韓国に向け発射する中距離弾道ミサイル(東風-15、射程700km)を迎撃できるからで、これこそ中国が真に心配する問題だ」というものである。これに対し、中国のミサイル技術専門家である楊承軍は15日「グローバル時報」のインタビューを受けた時次のように言った。現在中国には韓国に対する作戦意図はない。だがもし真にこの一歩にまで発展したら、韓国の現有の何両かの「THAAD」車に頼ったのでは、中国の数に見るべきもののあるミサイルを迎撃するのに充分にはほど遠く、さらに何十両加えても不充分かもしれない。

「中央日報」の社説の中では、北朝鮮と中国が韓国の「THAAD」配備を非難するのは「THAAD」が卓越したミサイル防御能力を具備し、北朝鮮の大部分の弾道ミサイルが空中で迎撃でき、それを無用のものとさせることができるからだ、とされている。「中国の心配も北朝鮮のそれに似ている。」 文中では、星州の「THAAD」レーダーの探知計測距離は600〜800kmしかなく、中国の大陸間弾道ミサイルを探知計測するには全く不足である、とされている。だが「THAAD」は戦争発生時に中国が韓国に向け発射する中距離弾道ミサイル(東風-15、射程700km)が迎撃できる。「韓半島で戦争が発生した時に影響力を発揮するため、中国は長白山後方に位置する中国通化市に東風-15ミサイルを配備している。」 社説は最後さらに韓国政府が「THAADのミサイル防御上の重要な機能を無視」するのを批判し、政府ができる限り早く「THAAD」を配備することを希望している。

量子安全保障業務首席科学者の楊承軍は15日「グローバル時報」記者に対し次のように言った。理論上、中国の作戦原則に照らせば2種の状況下でのみ、中国はやっと韓国に向けミサイルを発射するだろう。第1は韓国が直接中国の軍事目標を打撃する状況。第2は韓国がその他の国が中国に向けミサイルを発射するために陣地、場所や技術的支持を提供し、間接的に中国の敵となるという状況である。

楊承軍は言う。中国が韓国の「THAAD」配備に反対するのは絶対にいわゆる「600〜800km」の探知計測距離ゆえにではない。「THAAD」最重要の脅威はそれがワンセットのシステムで、これに迎撃目標情報に対する捕捉が含まれ、ワンセットの衛星、赤外線、X周波数帯レーダーを包含する偵察早期警戒システムによって、中国の東北、華北、華東の十いくつの省を「単一方向の透明」の中に置かせることにある。このことはアジア太平洋地域の戦略バランスを打破した。これこそ中国政府が繰り返し「THAAD」配備に反対する根本原因である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像」)


 やっぱり防御システムに反対する論には説得力を感じません。














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