コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその242

8月7日

 最近殲ー16に関する記事多い気がします。

http://military.china.com/important/11132797/20170803/31029937_all.html#page_2


専門家:殲ー16は小型弾薬庫の如し 新型超遠距離ミサイルが搭載できる

7月30日に行われた中国人民解放軍建軍90周年を慶祝する閲兵の中で、15機の戦闘機が編成する戦闘機梯隊が鋭く長い音を立ててやってきて検閲を受けた。このうち、殲ー16戦闘機は閲兵場への初お目見えだった。それは空軍の戦略的モデルチェンジの需要に適応するため、我が国によって自ら研究開発された新型多用途複座双発戦闘機である。

科技日報記者は、殲ー16には殲ー20のようなまばゆいオーラはないが、未来の空軍の核心装備の1つとして、その性能、用途そして将来担う任務はやはり少なからぬ関心を引き起こす、と理解するに至った。

「殲ー16機は体系の中の位置付けがアメリカのF-15E『ストライクイーグル』戦闘爆撃機に似ており、両者はそれぞれ古典的なスホーイー27およびF-15というプラットフォームから発展し、トン数の上ではいずれも重戦闘機に属する。それらは対地打撃任務も執行できるし、同時に非凡な空中優勢戦闘機でもある。我が国の殲ー16の開発は比較的遅く、最新のサブシステムを使用しており、かつそれ自体の空力レイアウトの基礎がより先進的で、複合材料使用率が高く、アメリカ空軍で就役中の『ストライクイーグル』に比べ、殲ー16は全体的により先進的である。」と軍事評論員の程碩人は説明する。

多用途戦闘機とは1つの飛行プラットフォームに多種の作戦能力を集合させたものを指し、相対的に経済的である。冷戦末期、大型のF-15やスホーイー27戦闘機が続々とアメリカ・ソ連で就役するのと共に、同一種類の機体構造上に多種の飛行機の機能を集成することが可能となった。「我が国はロシアの多用途複座双発戦闘機スホーイー30を輸入した後で非常に満足を感じ、このため我が国自らの最新技術と自身の需要を結合させ、殲ー11を基礎に殲ー16戦闘機を研究開発した。目的は徐々に古い機種と交換し、同時に大型戦闘機の我が軍の中での比率を高め、人民空軍により広大な天空をカバーさせることである。」と彼は説明する。

閲兵式後、殲ー16を操縦した飛行員の白竜は語った。「これは我々の最も先進的なミサイルが搭載でき、このためその『拳骨』はより長く、より遠くが打撃できる(頑住吉注:直訳を心がけていますが、これはボクシングのパンチのリーチが長いという意味でしょうな)。そのレーダーも我々の最も先進的なもので、つまりその目はより使いよい。こちらは相手が見え、相手を見れば打撃できる。これこそそのプラットフォームの優勢である。」

これに対し程碩人は次のように言う。「飛行員が言う話に水増しはないはずで、通俗的で分かりやすい。殲ー16は小型ミサイル庫のようなもので、大量のミサイルが搭載でき、空対空ミサイルだけでもう「霹靂-10」、「霹靂-12」、「霹靂-15」や某型超遠距離ミサイルがあり、そのパラメータは世界のどこでも先んじた水準にある。殲ー16戦闘機は同時に機載アクティブフェイズドアレイレーダーを装備し、200km〜300kmの距離内で典型的な第3世代目標が発見でき、より遠距離で敵サイドの給油機、早期警戒機などの高価値目標を発見し、先進的なミサイルの最強の戦闘力を完璧に発揮させることができる。世界の大多数の第3世代戦闘機に比べ、殲ー16のミサイルとレーダーはいずれも極めて大きな優勢を体現する。」

彼は指摘する。典型的大型多用途戦闘機として、制空方面ではそのレーダーは殲ー16が大部分の目標に対し「敵に先んじて発見」を形成し、したがって近距離戦闘を避けて自身の安全を保証できることを保証することができる(頑住吉注:文中に「保証」が2つあるのは原文通りなんで)。もし近距離格闘に入っても、スホーイー27の機体がベースの殲ー16は依然非凡な機動能力を具備する。「我が軍のスホーイー30が東海上空で日本の空中力量と対峙した状況はこの点を説明しており、殲ー16もきっと我々を失望させないと信じる。同時に、殲ー16は大型戦術爆撃機でもあり、その弾薬搭載量は甚だしきに至っては轟ー6を超え、各種対艦ミサイル、対地爆弾を発射する能力を持つ。」

空軍専門家の王明志もこの前科技日報記者に、殲ー16戦闘機はさらに改良型殲ー10系列戦闘機と協同作戦しかつ新型爆撃機とコンビネーションすることができ、空軍が有利な天空の態勢を作り出し、制空の優勢を奪取する、中遠距離対地対艦正確打撃の重要な力量となる、とした。


 日本にもF-15に搭載できるミサイルを大幅に増やすプランがあるようですが、非常に古い機体のグレードアップと新造とではハンデがあるでしょうね。

8月8日

 台湾関連です。

http://military.china.com/news/568/20170803/31032870.html


台湾軍、大規模「軍事シミュレーション」へ 蔡英文の車隊が攻撃され駐台北第66旅団が救援

海外ネット8月3日電 蔡英文任期内初の「政軍兵推」(頑住吉注:政府と軍による軍事シミュレーションでしょうか)が8月3日から8月6日に行われる。理解されているところによれば、「兵推」は蔡英文の車隊が外を行進していて攻撃された場面をシミュレーションし、これは海兵隊第66旅団が台北に進駐した後での初の反応能力の試験である。

中央通信社の情報によれば、今回の「政軍兵推」の設定は過去とやや異なり、蔡英文は過去の執務室から車に乗る慣例を一転させ、外での視察行程の時に待ち伏せ攻撃に遭うことを事前演習し、軍の変事への緊急対応能力を検証する。

今回の「政軍兵推」は特別勤務人員が警察サイドの支援を請求する他、軍も台北北投復興崗に進駐する海兵隊第66旅団を派遣して救援を援助しに行き、蔡英文が襲撃を受けた地点から安全に脱出するのを保障し、その後軍によって雲豹装甲車が備えられている地点に護送され、さらに雲豹装甲車に搭乗して距離が最も近い指揮センターに到着する。

今年の「政軍兵推」はいくつかの重要段階に分かれる。まずは指揮所の開設と進駐で、首長はその身がどこにあろうとも必ず安全保障人員の随伴の下、緊急に指揮所に駆けつける必要がある。この他はカギとなる重要施設のための防御演習で、同時に各項目の危機研究分析および処理の「政軍兵推」演習である。

「兵推」は内政部門、外務部門、交通部門、財政部門など20あまりの機関を動員する見込みで、500名あまりの当局者、千人を超える軍警察関係者が参加する。事前警戒のない状態の下で指令が発動され、関係の人員は通知に接した後20分以内に指定の地点に到着する必要があり、各部門の緊急状況に直面した時の応急反応を検証する。

理解されているところによれば、「政軍兵推」は台湾安全部門によって主導され、目的は危機の期間に首長の安全を確保し、核心機能と運行を持続させ、重要なカギとなる基礎施設を保護することにある。

台湾の「政軍兵推」は2005年に陳水扁の時期に実施が開始された後、かつて2012年と2016年は開催が停止され、過去10回の政軍兵推の中、2008年の規模と強度が最強だった。報道は、ある有名な人物は「今回の規模、強度は馬英九当局の時よりはるかに勝る」とする。(総合編集/海外ネット 朱恵悦)


 外部からの救援が来るまでの時間稼ぎということになるんでしょうが、大陸が殺害を狙って本気で攻撃したら防ぎきるのは難しいでしょうね。

 「国際軍事競技」関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20170805/31041023_all.html#page_2


国際軍事競技:中国の戦闘車に空調なし 操縦室内は50度C近い高温

楚天都市報の情報 8月4日午前、「国際軍事競技-2017」航空降下小隊戦闘車種目第2戦、スピード競争競技が鄂北訓練場で開始された。中国チームの競技参加戦士はいずれも駐鄂航空降下兵「上甘嶺特功八連」の所在する旅団から来ており、最終的に中国チームは801戦闘車グループのパフォーマンスがずば抜けていた。「出発!」 午前8時15分、主審の一声の号令が下されるのと共に、中国、カザフスタン、ロシアといった3カ国から来た戦闘車が同じ場で競技した。ルールによれば、単一車両競技で成績ランキングが決まる。この4.3kmの長さの山地競技ルートには、11カ所の野戦障害と多くの制限バーがあり、戦闘車は2周走り終え、スムーズにこうした傷害を越え、かついかなる制限バーにもぶつからないことを保証することが必須で、このうち第2周目ではさらに射撃任務の完成を必要とする。

8時40分、中国サイドの801戦闘車がスタートラインから走り出し、これは車長の周國宇、操縦員の劉浩、砲手のウェンデシンからなる801戦闘車グループだった。車両は疾走し、坂を登り、地雷原を過ぎ‥‥操縦員の劉浩と彼の「鉄甲のパートナー」は一路猛進し、水を渡り坂を上り、土盛りを飛び越え、射撃位置を占めた。

天候は酷暑で耐え難く、室外は摂氏30度あまり、戦闘車内の温度は摂氏50度近かった。だがこの種の環境の中で、中国の航空降下兵は年中この鉄の「大オーブン」の中で待っており、すでにこの種の無料の「サウナ」に慣れている。競技終了後、操縦員たちが操縦室から出ると、衣服はずぶぬれで、彼らは申し合わせたかのように同じあることことをした。氷水を頭からかぶったのである。

記者は現場で競技を直撃し、すでに汗だくで、密封された戦闘車は推して知るべしである。「車神」劉浩は、競技過程の中で、操縦室は密封されて風が入らない状態に近く、室内には空調がなく、茶碗サイズの小さな扇風機が自分に向けられているだけで、加えてエンジンが自分に近く、室内の気温は摂氏50度近かった、と説明した。これを聞き、その場のあらゆる記者が揃って驚嘆した。


 過酷な環境を「根性」で克服しようとするより空調を備えた方が合理的のような気もしますが。こうした兵器の値段に比べたら安いもんでしょうしね。

8月9日

 今日も「国際軍事競技」関連です。

http://news.xinhuanet.com/mil/2017-08/06/c_129673680.htm


中国戦車競技参加チームがロシアでスムーズに準決勝に進む

新華社ロシアのアラビノ8日5日電(張麒 朱亜 欒海) ロシアで行われる「国際軍事競技-2017」は5日第8日目に入り、「戦車両項目」単一車両レース段階に参加する中国陸軍の3つの車両チームが全部競技を完成し、いずれもグループ第1位の成績を獲得し、スムーズに準決勝に進んだ。

5日の競技の中で、中国チームの最後の競技参加車組が登場し、クウェート、モンゴル、アゼルバイジャン代表チームと勝負を展開した。

中国チーム399号戦車組は率先して出発し、中国が使用する96B型戦車は機動障害越えルート段階を完成させた後、迅速に火砲射撃陣地に進入し、3発の砲弾は全部命中した。その後スムーズに水場を通過し、土盛りを越え、戦車橋などの障害を飛び越え、高射機関銃と並列機関銃射撃を完成させ(すなわちそれぞれ空中目標および地上目標に対する射撃)、全部標的に命中させ、ライバルにいかなるチャンスも与えることなく、最終的に素早く終点を突き抜けた。中国戦車組のパフォーマンスは現場の観衆のひとしきりの拍手を勝ち取った。

この競技日8日目、19カ国76の車両チームが参加する単一車両競技の中で、競技成績上位12位までの国のチームが準決勝に駒を進める(頑住吉注:12/19が準決勝進出ってどうなんですかね)。中国の3つの車両組はそれぞれ19分40秒、24分04秒、22分59秒の速度を競っての成績で、あらゆる競技参加車両組での前寄りの位置で、スムーズに準決勝に駒を進めた。

中国チーム隊員の郭聖東は競技後に言った。「我々は自らの心的態度を調整し、真面目に車両の準備を整えた。単一車両競技を走り終えた後、我々はこの競技ルートに対し掌を指すが如しとは言えないが、少なくともすでに熟知した。」 もう1人の中国競技参加隊員の黄克炯は次のように語った。「我々は準決勝の準備を整え、準決勝の時出現する可能性のある状況は全て考慮し、競技の中でのより良い発揮を勝ち取ることになる。」

準決勝は8日にリレー方式をもって競技開始され、連続3日競技する。その時、それぞれの国のチームの3つの車両組が同一車両の戦車を使用してリレーで操縦と射撃任務を完成させ、火砲射撃は陣地射撃(停止間に前方に向け射撃)から行進間の側面への射撃に改められ、いかなる適応性訓練もなく、競技全体により難度がある。


http://news.xinhuanet.com/mil/2017-08/05/c_129673403.htm


「兵器名手」:榴弾砲の維持修理単一項目競技が行われる

3日午前、「兵器名手」榴弾砲維持修理単一項目競技がコルラで行われ、中国、ロシア、イラン、ウズベキスタン、カザフスタンから来た5つの代表チームの40名の隊員が競技に参加した。

競技現場では、各国の競技参加隊員が完全武装し、順に出場した。重量物をかつぎ、火砲を持ち上げ、班メンバーが協同で行軍・戦闘の転換を完成させ、迅速に車両を操縦して火砲を牽引し、戦車橋を通過し、地雷原を走り抜け‥‥スムーズに6つの障害を通過し、技術陣地に戻り、火砲に対し戦場応急修理を行った。

「兵器名手」副審判長の徐振宏は記者に次のように教えた。「この競技は主に将兵の実戦条件下での武器装備に対する応急修理能力を検証し、戦場環境の中の兵個人の変事への対応能力と生存能力を検証する。」

徐振宏は説明した。この競技には榴弾砲、高射砲、ロケット砲、小火器修理単一項目競技と維持修理小隊リレー競技が含まれ、5日の競技日に項目ごとに展開される。それぞれの単一項目競技にはいずれも装備の技術検査、故障排除、障害を越える操縦、射撃検証などの内容が含まれ、最短時間内に操作を完成させることが要求される。(邵敏、唐継光)


 ロシア軍の経験から実戦での能力がうまく反映されるよう工夫されているようです。実戦経験がほとんどない軍隊の能力がどれだけ正しく判定できるのかはよく分かりませんが。

8月10日

 中韓関係関連です。

http://news.china.com/domestic/945/20170808/31054926.html


中韓の通貨スワップ協定が満期へ 韓国メディア:更新はおそらく望みなし

【グローバル総合報道】 韓国の「アジア経済」8月8日の報道は、「THAAD」の矛盾は韓中関係が氷点まで下がる結果をもたらしており、今年10月10日に満期が来る韓中通貨スワップ協定が更新できるか否かにもクエスチョンマークが打たれた、とした。

韓国企画財政庁と韓国中央銀行の7日の報道によれば、協定の満期までまだ2ヶ月の時間があり、現在双反(頑住吉注:検索しましたが意味不明)の協議は依然進展なしである。

通貨スワップ協定とは2種の異なる貨幣が事前に規定したレートに照らして相互交換が行えることを指す。中韓両国は金融危機後の2008年12月に初めて通貨スワップ協定を締結し、2011年相互交換の規模が3,600億人民元/64兆ウォンまで拡大した。2014年両国は協議により協定を3年延長した。

報道は、中韓通貨スワップは韓国が締結した二国間通貨スワップ協定の中で規模が最大のものだ、とする。韓国経済担当副総理兼企画財政庁長官のジンドンヤンと中央銀行総裁の李柱烈はずっと、通貨スワップ協定は韓中両国の経済いずれにも助けがあり、この核心的視点をもって中国と更新協議を行うだろう、中国方面が「政治・経済の分離」を達成できることを希望する、としている。

韓国メディアの分析は、だが最近「THAAD」の矛盾が両国関係をより悪化させており、中国が「政治・経済の分離」原則を受け入れるよう韓国が説得したいというのは難しきこと天に昇るが如しである、とする。

専門家もこれに対し慎重な態度を持っている。韓国延世大学経済学教授の成太胤は語る。「韓中通貨スワップ協定は更新が難しいかもしれず、このため韓国は外貨備蓄の安定を保持し、さらにその他の主要国と新たな通貨スワップ協定を締結することを考慮する必要がある。」

報道は、韓国がアメリカ、日本およびヨーロッパ諸国など核心的通貨国と締結した通貨スワップ協定も全て多くの曲折を経歴してきている、とする。2008〜2010年、韓国とアメリカは規模300億アメリカドルの通貨スワップ協定を締結した。だがこれは全世界規模の金融危機に対応するために採った暫定的性質の措置でしかないものでもあった。韓国と日本が締結した通貨スワップ協定の規模は最大時700億アメリカドルだったが、両国の外交的矛盾ゆえに、規模は不断に縮小し、最終的に2015年2月全面的に終わった。韓日両国は本来今年初めに通貨スワップ協定更新を協議すると定めていたが、日本方面は韓国の慰安婦少女像問題を理由に、協議を拒否した。

6日、中国外交部長の王毅はフィリピンのマニラでASEAN関連外相会議に出席した期間に韓国外務大臣の康京和と会見した。康京和と会見した時に王毅は、中韓は近隣および半島問題の重要国であり、意志疎通の保持は非常に必要だ、とした。文在寅大統領は就任後にかつて相互の正当な関心に配慮し、最大の努力を尽くして両国関係を改善したい、とした。だが最近韓国サイドは急ぎアメリカサイドと残る「THAAD」システムミサイル発射車の配備を協議すると宣言し、双方の関係改善の傾向に冷や水を浴びせた。

王毅は、韓国政府が問題の本質および韓国に対しもたらされる危害をはっきり見、適切に韓国の根本利益に符合する賢い選択をなし、中韓関係発展の「邪魔者」と「足枷」を消し去るため努力をすることを希望する、とした。王毅は、「THAAD」は現在客観的、現実に中韓関係の正常な発展に影響しており、これは我々が見たくないことで、我々はできる限り早くこの「足枷」が外されることを希望する、と語った。


 中国はこれも含めTHAAD配備阻止のカードに使うでしょうから何とも言えませんが、もし本当に更新できなかったら日本との協定復活にもより力を入れてくるでしょうね。

8月11日

 中国の無人機関連です。

http://military.china.com/news2/569/20170808/31052477.html


米軍が中国製無人機の使用を禁止したことが論争を引き起こす 米軍は一体何故おびえる?

【グローバル時報駐アメリカ、ドイツ特約記者 張朋輝 青木 グローバル時報記者 趙覚f 馬俊 任重】 アメリカ陸軍は最近突然ハイテンションで禁令を発布した。その下に属する機関は一律に、中国の大彊社が生産した無人機および関連製品の使用を停止せよ、理由は大彊の製品に「ネットの安全に関する抜け穴がある」ことだという。

米軍の中国に対する警戒や防備は決して人を驚きいぶかしがらせない。米軍がその国家の安全に危害をもたらす可能性のある製品の使用禁止を下令するのはその主権の範囲内のことでもある。人を意外にさせるのは、以前は多くの場合その他の国がアメリカ製品を用いる時に心にためらいがあったのだが(例えばコンピュータの操作システムに「バックドア」が留保され、携帯電話が自動的に秘密を漏洩することを恐れるたぐいの)、いつ中国製無人機技術がこんなにすごくなったのか、それにまず米軍の歓迎を受けさせ、後にまた米軍の心配を引き起こすとは、ということである。

大彊方面は7日「グローバル時報」記者に、現在まで、大彊はいかなる国の軍事機構とも全く協力はなく、米軍だろうといかなる国の軍事部門だろうと大彊の末端の製品を獲得するのは、全て公開の市場ルートを通じてで、直接大彊と連絡して購入したのではない、と強調した。

ロイター社5日の報道によれば、2日にネットにアップされた「大彊創新無人機システム使用停止」という名の陸軍の覚え書きは、ロイター社の調査を経てアメリカ陸軍副参謀長のジョセフ アンダーソンが発したものと確認された。覚え書きは、アンダーソンが出した指示は、所属単位が「大彊の無人機の使用を全面停止し、かつあらゆるその応用プログラムを削除し、あらゆる電池あるいは記録された映像音響を削除し、関連の設備を保存してさらなる一歩の通知を待て」としていることをはっきり示している。

アメリカのコロンビア放送社は5日、ペンタゴンのあるスポークスマンは、陸軍はすでにこの政策発表声明を斟酌しているとした、とした。アメリカ陸軍研究実験室と海軍の研究は、大彊の製品にはリスクおよび抜け穴が存在すると考えており、陸軍はこれに基づいて関連の措置を採ったようである。アメリカの著名な動画ニュースウェブサイト「fstoppers」は6日、現在アメリカ陸軍が使用禁止令を下しただけである、とした。だが、アメリカ陸軍の覚え書きが海軍の研究文書を参照していることにかんがみれば、あらゆるアメリカの軍種が全てすでに同様の禁止令を下している可能性があると言ってよい。もしなければ、彼らは迅速に陸軍の政策を参照することができる。

米軍が中国の無人機に対し行動を取るには決して前兆がなかったわけではない。今年5月、アメリカの専業無人機ウェブサイトSUAS Newsはかつて報道し次のように言った。大彊の無人機に搭載されるDJI GO 4が応用するデフォルト設定は、遠隔測定データ、ビデオ、音響を含む飛行記録の詳細をアメリカ、中国大陸、香港地域に位置するサーバーにアップするものである。覚え書きの中に言及される2つの参考資料もいずれも5月に発表されたもので、1つはアメリカ陸軍研究実験室の「大彊の無人機の技術的脅威およびユーザーにとっての抜け穴」レポートで、もう1つは「大彊製品の操作リスクに関して」という海軍の覚え書きである。

「fstoppers」ウェブサイトは6日、無人機は撮影装置と多くのセンサーを搭載した飛行体であって、GPSシステムによってその位置をロックオンすることができる、とした。無人機はさらにいくつかの無線電波周波数帯を確認することができる。言い換えれば、これは完璧な潜在的スパイ設備であり、高解像度の画像を撮影することができ、正確な位置情報を収集することもできる。単独のいくつかの画像の作用は大きくないが、もしこうした画像とデータが全部ひとまとめにされたら、某戦略的位置の全情報画像を描くのに協力援助できる。大彊の無人機が内部に保存できるあらゆる情報、かつ携帯上に装備できる大彊のアプリでこれを見ることができることにかんがみれば、こうした情報は潜在的敵によって獲得され得る。

大彊社方面は7日「グローバル時報」に対し回答し次のように言った。アメリカ陸軍はこの件につき決してまだ大彊方面と意志疎通を行っておらず、大彊もこの情報が提示する「ネットの抜け穴」が具体的に何を指すのか理解していない。大彊は各界にこの件に対し過度に推測および解読をしないよう呼びかける。

「グローバル時報」が得た、大彊がアメリカメディアに発した英文の声明は、大彊はこの覚え書きに対し非常に「驚きいぶかしく思い」そして「失望」しており、大彊はアメリカ陸軍と連絡を取り、この覚え書きの真実性を確認し、かつ「ネットの抜け穴」に含まれる具体的意味を了解することになる、としている。


 どこまで危険なのかいまいち分かりませんが日本に関する情報は大丈夫なんですかね。

8月12日

 「国際軍事競技」関連です。

http://news.xinhuanet.com/mil/2017-08/09/c_129676428.htm


中国チーム光栄にも「修理大隊」種目軍事スポーツリレー競技で全部の金メダルを獲得

新華社ロシア・オムスク8月8日電(張聖涛 王明麒 欒海) 現地時間8日午後、ロシアで「国際軍事競技-2017」「修理大隊」種目に参加する中国チームは絶対の優勢をもって軍事スポーツリレー競技団体、個人種目の全部の金メダルを独占した。

当日午前9時前後、中国、ロシア、カザフスタンという3カ国4つの競技参加チームの将兵が競技地であるロシア中部のオムスク自動車戦車装甲工程学院訓練場に到着した。

競技ルールの要求を根拠に、各競技参加全体メンバーは全部競技に参加することが必須で、これには指導者1名および技術保護メンテナンス車両組、装輪式修理後送車組、装甲修理後送車組の全部で9名の隊員が含まれた。イベントは競技プロセス区域により身体能力競技区、戦術競技区、技術競技区に分かれ、競技前の抽選の順序に照らし、まず登場した第1組の対戦は中国陸軍競技参加チームおよびロシア学院競技参加チームで、カザフスタン競技参加チーム、ロシア部隊競技参加チームは第2組の競技に編成された。

12時、競技が正式に開始された。中国サイドの最初の競技参加隊員であるガーマーは200mを走り終え、最初に総合体育場に到着した。その後彼は迅速にスクワット、腕立て伏せ、跳躍など多くの「バーピー運動」を完成させた後、味方隊員にリレーした。第2番目に競技に参加した楊海軍(頑住吉注:こんな名前の人いるんですね。実際は陸軍に入ったみたいですけど)は身の軽きこと燕の如しで、敏捷、迅速に長さ500mの「国際障害場」を通過したが、この中には縄梯子、段違い平行棒、跨网(頑住吉注:日本語で何て言うんだか知りませんが伏せて下をくぐるネットでしょう)など20の障害が設置されていた。第3番目に登場したのは中国チームのリーダーの付向海で、すでに36歳だが、依然その他の隊員同様に勇猛で、自らの最高速度をもって1,500m武装オフロードを完成させた。

戦術競技区に入った後、競技に参加する中国サイドの技術保護メンテナンス車、装輪式修理後送車と装甲修理後送車は付向海の正確な指揮の下、迅速に今回の競技で難度最高の1,700m戦術障害場まで編隊行軍した。この競技はそれぞれの競技参加チームの2名の隊員によって担当完成され、中国サイドを代表して出場した隊員の胡仁発、李涛は沈着に応戦し、14kg近くを担う状況下でその他の競技参加チームよりはるかに少ない時間をもって掩体、交通壕、低い杭と鉄条網など16の障害の通過を完成させた。この時、中国がロシア学院競技参加チームに先んじた距離はすでに700mに達していた。

技術競技区に転じた後、9名の中国サイドの隊員と指導者は心を合わせて協力し、密接にコンビネーションし、戦車の救助後送およびフックから外すなど4つの種目を正確に完成させた。最終的に、中国チームは42分43秒のずば抜けた成績をもって、第2位のロシア部隊競技参加チームに3分近く先んじ、絶対の優勢をもって軍事スポーツリレー競技団体第1位を奪いかつ光栄にも金メダルを獲得した。この競技には全部で「バーピー運動」と「国際障害競技」という2つの単一項目優勝が設けられ、中国サイドの隊員であるガーマーは「バーピー運動」単一種目優勝を獲得し、楊海軍は500m国際障害競技単一種目優勝を奪った。

「軍事スポーツリレー競技種目が検証するのは人員装備の要求通りの結合である。今回の国際軍事競技のその他の課目に比べ、この課目の総合の程度は最高で、鑑賞性、対抗性が極めて強い。」 中国サイドの競技参加チーム副リーダーの 李玉強中佐は説明し語った。「中国サイドの全隊員はキャタピラ装備のパワーがロシア・カザフスタンという2カ国3チームより低いという状況下で、困難を恐れず、奮起して力闘し、出色に競技任務を完成させた。中国サイドはますます努力し、最後の段階の『混合リレー競技』の中で好成績を取得する。」

今年は中国サイドにとって第2回目の「修理大隊」種目競技への参加で、このイベントは主に軍事スポーツリレー競技、混合リレー競技、火力準備競技、単一車両競技という4種目に分かれ、競技参加隊員は戦時の要求に照らし作戦修理技能、身体能力、射撃、操縦などの内容の競技を完成させる必要がある。これは中国がロシアに赴いて参加する国際軍事競技種目の中で難度、危険度が最大、装備使用が最も多く、ルールの変化が最も多いイベントである。


 これまで3か国4チームというのが意味不明だったんですが、ロシアは「学院競技参加チーム」、「部隊競技参加チーム」という2チームを出しているんですね。これは競技を開催する労力の報酬としてルールで認められたもので、中国など他国が開催する競技では開催国が2チーム出しているんでしょうかね。

8月13日

 中印関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20170809/31058630_all.html#page_2


インド、解放軍空軍に戦勝できると大威張り 我が専門家、ある手で対抗可能とする

【グローバルネット軍事8月9日の報道】 インドのニューデリーテレビ局ウェブサイトは8月8日、もしインドと中国にチベット方面で対抗が発生したら、「インドの戦闘機は中国空軍を有効に打ち破ることができる」と言明した。報道はあるなお未発表の「竜の爪:今日の中国解放軍空軍を評価」と題するレポートを引用し、両国の実効支配ライン以北に位置するチベット上空で戦闘機を操縦する時、インド空軍は中国空軍に比べ顕著な優勢を持つ、とした。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インド空軍の『ミラージュ2000』戦闘機」)

報道は、このレポートはかつてインド空軍の「ミラージュ2000」戦闘機飛行員を担当していたサミール ユーシン少佐によって作成された、とする。このレポートは洞朗での対峙事件以来、インド国内初の印中両国の空中力量に対し総合的に評価を行った文書でもある。ユーシン少佐は考える。「少なくとも今後数年内、地形、技術、訓練はインド空軍に解放軍空軍に比べチベットおよび新疆南部において優勢を持たせ、解放軍空軍の数の上の優勢とバランスを取るに足りる。

この結論の根拠は中国のこの地域における主要空軍基地は海抜が比較的高く、さらに加えて普遍的に存在する極端な気候条件は、解放軍空軍戦闘機の性能を深刻に制限し、有効搭載荷や作戦半径は平均50%減少することになるだろうことである。言い換えれば、青蔵高原の希薄な空気は中国空軍のスホーイー27、殲ー11あるいは殲ー10などの戦闘機の武器と燃料を満載しての離陸を深刻に阻害する。一方インド空軍の東北部の主要な基地はいずれも海抜の低い平原地帯にあり、このことはインド空軍戦闘機が離陸時に制限を受けないことを意味している。ひとたび空中の遭遇戦が発生したら、中国の戦闘機は顕著に劣勢に置かれることになる。

報道はさらに、両国空軍はいずれも青蔵高原の複雑な山地地形の挑戦に直面するが、もしインド軍戦闘機がチベットで縦深浸透と制空任務を執行したら、防御側としての中国は、早期警戒能力が影響を受ける程度がより顕著である、と提示する。

中国空軍専門家の傅前哨は8日「グローバル時報」記者に次のように教えた。インドサイドのレポートの中に言及されている、中国の高原の飛行場の不利な要素は確かに存在し、希薄な空気は実戦機の発着過程とエンジン始動いずれに対しても比較的大きな影響がある。だが中国空軍はとっくにこの問題に注意し、かつ数十年の目的性を持った訓練を行ってきている。特に給油機の配備が一定の状態に達するのと共に、中国の実戦機は武器を多く搭載し燃料を少なく搭載し、しかる後に空中給油の方法により空中での巡航時間を向上させることができるようになっている。もう一方では、中印の境界のところは高原の縁の地域に位置し、中国の実戦機は高原の飛行場からひとたび発進すればもう作戦高度に置かれ、一方平原の飛行場から発進するインドの実戦機はさらに時間を費やして高度を上げる必要がある。この種の地理的優勢は部分的に高原の飛行場のもたらす不利な影響を打ち消すことができる。

傅前哨は次のように強調する。解放軍の伝統は「ある武器でどんな戦争でもする」で、未来の空戦がインドの構想する脚本通りに進行することはあり得ない。例えば解放軍は戦術弾道ミサイル領域で顕著な優勢を持ち、戦時インドの飛行場を爆破しさえすれば、どんなに先進的な実戦機にも腕の振るい場所がない。事実、インドのこのレポートもこの問題を認識しており、中国の膨大な弾道ミサイル部隊はインド空軍のインフラが攻撃を受けやすくさせる、と認めている。報道はさらに、インド軍実戦機の数は深刻に不足しているため、長い目で見れば、中国の急速に拡張する空軍は地域の空中の優勢を獲得することになるだろうと認めている。


 結果はやってみないと分からないでしょうが、私はインドに不利なのではと思います。これは普段中国の記事を読んでいるせいでしょうかね。

 「戦車両項目」関連です。

http://military.china.com/jctp/11172988/20170811/31073938_all.html#page_2


戦車両項目準決勝:中国は総得点第3位 インドは止むを得ず競技から退く

8月10日、2017国際軍事競技全体競技過程はすでに終わりに近づいている。今日、戦車両項目準決勝戦がロシアのアラビノ競技場で展開され、中国、インド、ベネズエラ、イランという4カ国が決勝戦出場枠を争った。中国の代表チームは1時間41分09秒の成績をもって小グループ第1位を獲得し、総得点ランキング第3位でスムーズに決勝戦へ駒を進めた。これまで「決勝戦の人気者」だったインドチームは競技車と予備用車が全部「立往生」したため、止むを得ず競技から退いた。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国の競技参加チームが366号96Bメインバトルタンクを使用して競技に参加」)

これまでの国際軍事競技の中で、中国チームの3つの車両組は単一車両競技段階で全部小グループ前寄りの順位を獲得し、スムーズに準決勝に進んだ。これまでパフォーマンスがずば抜けていたインド軍車両チームもT-90S戦車を携えて中国代表チームと同じ場で競技した。

序盤は不利で、第1車両組の3回の主砲射撃、3回の高射機関銃射撃は全部ミスで、3回の並列機関銃射撃のみ全部命中し、たちまち手に汗を握った。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「序盤は発揮がスムーズだったインド軍のT-90S競技車」)

中国代表チームは序盤不利の状況下で沈着に対応し、第2車両組の3つの主砲射撃標的、3つの並列機関銃標的、3つの高射機関銃射撃標的は全部命中し、1時間08分20秒の時に第3車両組とリレーした。インド軍第2車両組も急いだ。しかしインド軍第3車両組はそれにもかかわらず重大な危機に遭遇し、装備メンテナンスなどの問題により、T-90S競技参加車は登坂路段階で徘徊して進まなくなった。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「この時のT-90Sはエンジンはなお作動していたが、伝動方面の問題ゆえに、ずっと上ることができなかった」)

すぐに、中国代表チーム第3車両組の9つの射撃標的も全部命中し、1時間41分09秒の成績をもって率先して勝ち抜いた。一方インド軍も緊急に予備用車に換え、ベネズエラとイランチームも継続して競技中だった。その後、イランチームは2時間13分14秒の成績をもって、ベネズエラチームは2時間15分24秒の成績をもって共に競技を完成し、このことは彼らにとって貴重な経歴とも言え、彼らのためにお祝いする。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「イランチームのロシア製T-72B3メインバトルタンク」)

最後に、競技車と予備用車が2台とも「立往生」したため、これまでパフォーマンスが同様に非常に優秀だったインドチームは最後の車両組の最後の1周の主砲射撃前に倒れ、止むを得ず競技から退き、中国代表チームはこれに対し最大の遺憾と支持を表明した。現在、総得点第1位と第2位はそれぞれロシアチームとベラルーシチームで、彼らはいずれも1,130馬力のエンジンを配備するロシア製T-72B3Mメインバトルタンクを使用し、決勝戦は今週土曜に行われる。

(頑住吉注:次の2つはキャプションです)

ベネズエラのロシア製T-72B3M戦車

2台の『立往生』したインドのT-90S


 インドの戦車が立ち往生したのはT-90Sの改良に無理があるのか、競技に勝とうと無理な操作をしたからか、単にたまたまか、あるいは中国の記事でよく言われるようにメンテナンス状況が悪かったのか、これだけでは何とも言えないでしょう。













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