コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその245

8月28日

 中国の新型歩兵戦闘車関連です。

http://military.china.com/news/568/20170818/31124968.html


解放軍の大型装軌式歩兵戦闘車が初めて明るみに 無人遠隔操作砲塔を配備

【グローバル軍事報道特約記者 楊鉄虎】 8月16日、中国兵器工業集団社主催、中国北方工業社が開催を請け負う「装甲と対装甲の日」をテーマとする活動が内モンゴルの包頭で行われ、彼らが研究開発、製造した百種近い最新の体系化、スマート化、情報化された装甲および対装甲製品が集中的に展示された。その中で、VN-17型装軌式大型歩兵戦闘車は初めての公開、お目見えである。

VN-17は初のメインバトルタンクと同じ装甲防御能力を持つ全く新しい世代の30トン級大型装軌式装甲車で、近代化された戦争の需要に適合し、強大な火力、防御性、機動性、情報化能力を一体に集め、同時に多種の作戦機能を持つ新型装軌式歩兵戦闘車で、その性能指標は「プーマ」、CV-90-30など国外の先進的、典型的機種の車両タイプと似ている。

VN-17は強大な火力を持ち、4,000m以内の地上の装甲車目標および空中目標が打撃できる。先進的な完全電気駆動無人遠隔操作砲塔を配備し、それには1門の30mm自動砲と1挺の7.62mm並列機関銃を装備している。砲塔左側両側には、それぞれ1基の「紅箭」-12型対戦車ミサイル発射装置がある。

VM-17は車両総合電子情報システムを装備し、車内、車間での情報収集、処理、表示、戦場指揮などの機能を実現することができる。画像安定式火力コントロールを採用し、拡張展開し自動追跡機能を増加することができる。

VN-17は機動性が良く、重量あたり出力が高く、操作コントロール性が良く、操縦が快適かつ全方位の防御能力を持ち、NATOの4569スタンダード6級の防御水準が達成できる。

特に人に関心を注がせるのは、VN-17がVT-5型小型メインバトルタンクと同じ動力伝動、行動、操作コントロール、防御、情報システムを使用し、VT-5とコンビネーションして火力突撃、武装占領、兵力輸送などの作戦任務も完成できれば、また独立作戦もできることである。


 東側臭がほとんど消えたデザインですね。ただ戦車と同等のシャーシを使うとなるとコストが上がって大量装備は難しくなるでしょうね。

8月29日

 殲ー20関連です。

http://wemedia.china.com/mili/13000010/20170821/31144219.html


1年1億! 殲ー20の飛行のコストの高さは驚異的 戦略爆撃機との比較に堪える

先進的な武器はずば抜けた性能をもたらすのと同時に、非常に高い使用コストをももたらすだろう。以前は1機の戦闘機は何百万、甚だしきに至っては何十万アメリカドルしか必要としなかったが、現在ではややもすれば8,000万アメリカドル、甚だしきに至っては2億アメリカドル前後である。先進的な戦闘機は購入コストが非常に高いだけでなく、平時の訓練、維持保護にも非常に金がかかり、特に第4世代ステルス戦闘機はそうである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「アメリカのF-22戦闘機」)

アメリカのF-22はそれ自体の製造コストが高く、航空電子システムが複雑で、ステルス塗料がしばしば維持保護を必要とする原因により、毎時間あたりの総飛行コストは第3世代のF-15Cに比べて50%以上高く、1時間あたり6.8万アメリカドルに達する。このことは何を意味しているのか? 一般に西側の第3世代機の飛行員は年間の飛行時間が約180時間である。一方F-22の飛行員は年間の飛行時間が250時間前後で、このようだとF-22戦闘機の年あたり総飛行コストは1,700万アメリカドル、つまり1.1億人民元である。

この方面において、我が国最新の殲ー20ステルス戦闘機も「非凡」たることを免れ難い。我が国の各関連方面の最先端技術を集中させた戦闘機として、その製造コストも、維持保護のコストも、いずれも相当に高いだろう。もし単位時間あたり使用コストをF-22と比べればわずかに安く、年飛行時間がわずかに少なくても、年あたり総飛行コストは「1億」の数字とあまり遠くないだろう。つまり、毎年必ず「一つの小目標」の費用を必要とする(頑住吉注:中国教育部発祥のネットの流行語らしいですがどうでもいいでしょう)。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「我が国の殲ー20戦闘機」)

もう1つの対比からも我々は第4世代ステルス戦闘機の使用コストの高さを感じ取ることができる。1機のB-1B戦略爆撃機は毎時間の飛行総コストが5.8億アメリカドルである‥‥つまり、F-22は1機の戦闘機としての飛行コストがすでに1機の先進的な戦略爆撃機の飛行コストを超えており、実に人を驚嘆させる。我が国にとって、轟ー6Kは中遠距離爆撃機と評価され、飛行コストは少なからず低いはずである。このようだとより人を驚きいぶかしがらせるデータが出現する可能性が高い。殲ー20の単位時間当たり飛行コストは轟ー6Kの2倍に近いかもしれないのである!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「我が国の轟ー6KがKD-20巡航ミサイルを搭載して出撃」)

だが非常に高い性能がもたらすのは超越的に高い作戦能力で、アメリカ空軍の試験結果は、1機のF-22の総合作戦能力は第3世代機の8倍に達することを示している。同様に我が国の殲ー20はその他の第3世代機との対抗の中で10:0の驚異的な戦績を出している。この種の作戦能力は、殲ー11Bの飛行員を降参させ、「殲ー11B戦闘機は年若くしてもう老いた」と感嘆させる。実はどうして殲ー11Bなど我が国の戦闘機に止まろうか、南方の隣国の主力、スホーイー30MKI戦闘機も、殲ー20に直面すれば「完敗」に終わるしかないのである。

いわゆる「目が利かなくても品を比べれば良し悪しは分かるもの」というやつで、一切の真実でない自信は対抗の結果の面前では全て無力さが目立つだろう。殲ー20は一切の敵を横なぎにし、、我が国の天空を断固として守護する。(利刃/晨曦)


 当然F-35の飛行コストも非常に高いんでしょうね。

8月30日

 中国のスホーイ-27関連です。

http://wemedia.china.com/mili/13000010/20170825/31188647.html


中国空軍近代化の先導者、今ついに功成り身を退く

ある情報は、当時旧ソ連/ロシアから輸入したスホーイー27系列戦闘機が完全退役することになり、これにはスホーイー27SKおよびスホーイー27UBKが含まれるとしており、こうした中国空軍の近代化の誘導者はすでに歴史的使命を完成し、今後は完全自主生産の殲ー11系列戦闘機によってバトンが受け取られ、継続して共和国の領空を防衛する神聖な任務を履行することになる。

スホーイー27系列戦闘機の導入は中国空軍近代化建設のマイルストーンと称するに堪える。1980年代、中国空軍は世界第3の空軍力量と称したが、主力戦闘機は数千機の古い殲ー5(ミグー17をコピー生産)、殲ー6(ミグー19をコピー生産)そして少数の殲ー7(ミグー21をコピー生産)、殲ー8戦闘機で、量は多いが質は低いと言うべきだった。「文革」の影響を受け、空軍の技術装備の発展は基本的に停滞し、すでに世界先進水準から20年あまり立ち後れていた。

近代化された空軍を素早く建設するため、中国はフランスからミラージュ2000戦闘機を導入することを考慮したことがあるが、価格の問題が原因で話をまとめることはできなかった。一方中米合作の「平和の真珠」計画の殲ー8IIに対し近代化グレードアップを行うのもごくスムーズさを欠き、4年を経過し、2億アメリカドルを消耗した後で少しの収穫もなかった。だが1989年、凍結して30年の中ソ関係がついに緩和し、それまで完全に中断していた中ソ軍事貿易がこれと共に再始動し、中国のスホーイー27導入の契約もまさにこの時期に達成されたものである。

長期的に中国空軍はずっとミグ戦闘機をもって主要装備としていたため、当初はやはりミグー29の購入を望んだ。この点はソ連の願い通りで、彼らも中国人に自分たちもまだ(頑住吉注:意味不明のスラング)なスホーイー27を売りたくなかった。だが招待会の晩餐で、中国代表はあるソ連当局者の「酒後真言」の中から、ミグー29の航続距離は短すぎ、「ドニエプル川を飛んで越せない燕」で、戦術型飛行機とするしかないと知った。一方「青色閃電」スホーイー27の作戦半径と全体性能はいずれもより優秀で、スホーイー27を導入すれば極めて大きく中国空軍の遠距離打撃能力を向上させる。そこで酒の席で、中ソ代表は共同で特有の方式をもって両国が肩を並べて前進した歳月を回想し、かつての深い友情と今の熱烈なムードはソ連当局者を感染させた。中国サイドの代表団がまもなく離れるという際、ソ連サイドの代表は突然中国サイドに向け「ソ連政府は原則的にスホーイー27を中国に販売することを批准する」と伝達した。

1990年12月28日、中国とソ連は正式に契約を締結し、24機のスホーイー27戦闘機を購入し(これには単座型のスホーイー27SKと複座練習機スホーイー27UBKが含まれた)、こうしたスホーイー27は規格の上でソ連が自ら用いるタイプと一致し、同時に契約金額の70%は物々交換の形式をもって支払われた。1991年12日26日、ソ連が解体し、ロシアがソ連の大部分の政治的遺産を継承し、継続して中国向けにスホーイー27を販売する義務を履行した。1992年の年末、最初のスホーイー27が人民解放軍空軍の序列に正式加入し、この赤旗の下に誕生した先進的な戦闘機はついにもう1枚の深紅の旗の下に到来し、継続してその使命を完成させた。

1996年、中国は成功裏にスホーイー27の生産ラインを導入し、中航工業沈陽飛行機集団がライセンス生産し、生産されたスホーイー27は殲ー11と命名された。これは中航工業が初めて大量生産した第3世代戦闘機だった。ロシア方面が提供する図面のバージョンが立ち後れていたため、難関攻略チームは自力更正するしかなく、生産体系を改良し、甚だしきに至っては飛行機を分解して作図し逆向き工程を行った。石の上にも三年、1998年12月16日、沈陽飛行機で組み立てられたスホーイー27が初飛行に成功し、初期の組み立てと試験飛行を完成した後、すでに一定の経験を持った沈陽飛行機は殲ー11の大量生産を開始しかつ部隊に引き渡した。

殲ー11のエンジンと航空電子設備などは依然ロシアによって提供されたが、沈陽飛行機はすでに完備された生産体系を成功裏に建立済みで、かつ機械製造、溶接技術および近代化された工業安全生産管理などの方面で極めて大きな進歩を取得し、新型戦闘機研究開発のために堅実な基礎を打ち立てた。2006年、殲ー11を基礎に継続してグレードアップした殲ー11Bが公開されお目見えし、殲ー11Bの材料技術や航空電子システムはスホーイー27に比べて非常に大きな向上があり、かつより先進的な空対空ミサイルが装備できた。沈陽飛行機はそれでも前進の歩みを全く停止せず、今年の朱日和閲兵で、全く新しい殲ー16戦闘機がより人々の視線を引きつけた。

スホーイー27の中国空軍に対する意義は、1機種の近代化された戦闘機というほど簡単なもの留まるにはほど遠く、それは中国空軍に全軍発展の戦略的地位における巨大な変化を生じさせ、かつ中国空軍第3世代戦闘機の門戸を開き、中国戦闘機の発展を再度世界先進水準に追いつかせ、同時にその他の国産戦闘機の改良完備と新機種の研究開発を推進した。今後より多くの先進的な国産戦闘機が空軍序列に加入し、中国空軍が近代化、情報化、戦略化に邁進するために助力することになるだろう。


 ミラージュ-2000を導入していたり、ミグー29を導入していたらどうだったんですかね。その場合もそれなりに改良を重ねていたはずですが。

 無人兵器関連です。

http://military.china.com/news2/569/20170829/31221687.html


アラブ首長国連邦、あるいはロシアの「天王星9」無人戦闘車を購入か

ロシアのタス通信社29日の報道によれば、ロシア軍事技術協力局の局長であるドミトリー シェゲイェフは、まだ関連の公式な購入の請求には接していないが、多くの国のユーザーから話が来ており、特にアラブ首長国連邦の代表はすでにロシアサイドと接触し、「天王星9」無人戦闘車に言及している、とした。ロシアの「天王星9」無人戦闘車は戦闘重量10トン、操作員は3000m離れてこの車両を遠隔操作して作戦が行え、資金が豊富だがマンパワーが不足ないくつかの国にとって、これは非常に魅力を持つ新型武器のようである。

シェゲイェフはタス通信社のインタビューを受けた時に上述の発言をしたとされ、彼は「天王星9」は去年の「軍隊2016」展示会で初お目見えし、今年の「軍隊2017」展示会にもこの車両は再度出現した、と語った。

この戦闘車は戦闘重量10トンで、無人武器ステーションを装備し、自動で地上および空中の目標と交戦でき、重要な戦略資産の保護、あるいは戦場での死傷の減少に用いることができる。このロボット戦車はコントロールに1人しか必要とせず、操作員は3000m離れてそれに対し遠隔操作を行うことができる。

展示会に出現した「天王星9」戦闘車は2A72機関砲(頑住吉注:30mm)、4発の9M120-1「攻撃」対戦車ミサイル、6発の「シミール」兵個人燃料気化ロケットランチャーおよび1挺の7.62mmPKT並列機銃を装備するが、もし空中の脅威に直面する必要があれば、この車両は4発の「ニードル」式携帯対空ミサイルも搭載することができる。

報道によれば、「天王星9」無人戦闘車はかつて以前シリアで実戦テストに投入されている。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシアが2016年に展示した『天王星9』無人戦闘車」)


 有人機に対する無人機ほどはコスト安にならなそうな感じですが。日本は無人機だけでなくこの分野でも世界に取り残されてしまうんですかね。

8月31日

 インドの潜水艦関連です。

http://www.hao123.com/mid/6530386475399030607


インド第2隻目のアリハント級潜水艦がまもなく進水へ インドメディア、その性能は強大で一切の相手を秒殺、とする

インドメディア2017年8月28日の報道によれば、インドの「アリハント」級の第2隻目の原潜である「Aridaman」号が今後2ヶ月以内に進水する。この潜水艦の研究開発はインド国家安全顧問によって直接監督管理され、ずっと秘密保持状態にある。2016年10月、インド初の本土で製造した原潜が戦略司令部に引き渡され、これより飛行機、弾道ミサイル、潜水艦発射ミサイルによって核兵器を発射する能力を具備した。

インドのこの原潜の排水量は約6,000トンで、4つの発射筒を持ち、それらは核ミサイルと魚雷を配備するだろう。言われているところによれば12発のK-15型ミサイルが搭載できる。K-15ミサイルは2段から組成され、全長10.2m、直径0.74m、発射重量約6トン、多種の異なる弾頭が搭載できる、とされる。

外界は普遍的にインドの「アリハント」級原潜の反応炉の出力は82.5兆ワットで、性能はアメリカの1950年代後期に相当し、我が国第1世代潜水艦の熱出力よりはるかに低いと考えている。インドの原潜の水中航行速度は25ノット前後の可能性がある。インドの原潜の核反応炉の性能は比較的立ち後れているが、まずは原潜の要求に到達している。

インド海軍は現在120億アメリカドルを超える資金を費やし、8隻の原潜を開発することを計画している、とされる。その時、インド海軍のインド洋を支配する能力はあるいはいまだかつてなかった程度にまで達するかもしれない。もし本当にこのような成就があれば、絶対にインド人をいかなる時にも誇らせるに足りる!


 ロシアからの技術供与がある程度あるらしいですが、静音性その他はどうなんでしょう。インド洋に中国の潜水艦がいる以上、手の内が読まれてしまう可能性もありそうですが。

 殲ー20関連です。

http://www.hao123.com/mid/5991387359741733657


中国の殲ー20、渦扇-15エンジンを装備して試験飛行へ ロシア今に至り後悔しても後の祭り

殲ー20第5世代戦闘機は誕生からもう国内軍事マニアの関心を集めている。現代戦闘機の三大要素である航空電子、ステルス外形、エンジンに関し、中国は前の2項目の上では疑いなく問題ないが、唯一エンジンは非常に人を心配させる。しかし殲ー20の試験飛行の詳細を仔細に研究判断してみると、我々は発見することができる。実は国産の渦扇-15エンジンは長年の非常に苦しい難関攻略を経て、最大推力がすでにロシアのAL-31Fエンジンに追いついている。公開のデータは、中国の渦扇-15エンジンの推力は181キロニュートンで、ベクトル推力を持ち、推力:重量比が10を超え、技術指標は相当に素晴らしく、一挙にジャンプアップして発展し、航空エンジンでロシアを超越しまたアメリカと世代差がなくなったことを象徴的に示しており、大型機とのコンビネーションは相互の長所をより高める。

渦扇-15は中国が殲ー20のために研究開発する新世代大推力エンジンで、我々が熟知する渦扇-10太行エンジンに比べて1世代先んじている。渦扇-15エンジンの技術検証機は2006年5月に初めて架台試運転に成功した。このことは我が国が航空エンジン自主研究開発の道の上でまた歴史的飛躍を実現し、我が国第4世代中型戦闘機研究開発の征途の上で堅実な一歩を踏み出したことを象徴的に示している。2011年中航黎明は渦扇-15検証機の引き渡しを完成させた。保節点(頑住吉注:意味不明です)は2020年に研究開発が完成する。

だが、殲ー20がF-22やT-50と同クラスの戦闘機になろうとすれば、渦扇-15の功がなくてはならない。その最大推力は181.37キロニュートンに達し得、すでに米軍のF-22が装備するF119エンジンの推力を超えている。現在世界で推力最大のエンジンはアメリカのF-135型エンジンで、最大推力は191.3キロニュートンである。渦扇-15はF-135を除き戦闘機の使用に供する推力最大のエンジンとなり、甚だしきに至ってはロシアがT-50のために研究開発するAL-41エンジンを超える。ひとたび殲ー20が渦扇-15エンジンに交換されれば、第4世代戦闘機の超音速巡航、超通常機動は全て問題なくなる。

最後に、すでに試験飛行した検証型殲ー20の2101号機を後ろから見た画像から我々は、エンジンの尾部噴射口がもはやすでにAL-31の様式ではないことを見て取ることができる。このことは、殲ー20が国産エンジンを装備するのは既成事実であり、中国は軍用大推力ターボファンエンジンの上で決定的性質の突破を取得済みであることを説明しており、あるいは最終的成熟までの距離はまだちょっとあるかもしれないが、筆者は継続して研究開発を推進するおよび使用の過程の中で、殲ー20と中国の渦扇エンジンは必然的にどんどん完備されたものになると信じる。


 そもそも「航空電子、ステルス外形、エンジンに関し、中国は前の2項目の上では疑いなく問題ない」というのは本当なのか、また中国のステルス塗料がどの程度のものなのかも全然はっきりしていないわけですがそれはともかく、従来中国では高性能エンジンが何とか作れても信頼性、耐久性に問題があり、また少数の試作品では問題なくても量産すると問題が多発するということがあったわけで、それがどの程度克服されたのかも現時点ではよく分かりません。ただ近い将来こうした問題が解決する可能性は想定しておくべきでしょうね。

9月1日

 対潜は中国軍の弱点の1つとされていますが。

http://military.china.com/important/11132797/20170829/31216628_all.html#page_2


ロシアメディア:中国、最強の対潜システムで突破 相手の潜水艦は姿を隠すところなし

【グローバル軍事8月29日の報道】 ロシア自由メディアウェブサイトは8月26日にウラジミール ツチコフの文章「中国、NATO潜水艦を『飲み込む』『怪獣』を作り出す 中国の科学者、潜水艦の革命実現に接近」を発表し、中国が超敏感磁力センサー技術を研究開発したとの情報が西側を極めて不安にさせている、とした。

イギリスやアメリカの無線電子技術専門家は、この発明はあるいはNATOの潜水艦に中国との交戦時に非常に大きな損失をこうむらせるかもしれず、何故なら中国にとってアメリカ海軍の静音潜水艦を発見することはもはやすでに難題ではなくなるからだ、と考える。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国海軍の潜水艦(資料画像)」)

中国科学院が研究開発した新型磁力メーターは数km離れて最も微弱な磁場を捕捉できる。この計器の基礎は超電導量子干渉メーター(SQUID)で、量子力学原理を利用している。

SQUIDは外部の磁場の影響下での電子干渉状況の改変を記録でき、この改変は非連続な段階式の特性を持つ。

最初のSQUIDは1964年にアメリカの学者によって発明され、すぐに鉱産物探査、原子力工業および医学などの領域に広範に用いられかつ非常に豊富な成果を取得した。原因はこの機器の磁場敏感度が普通の磁力メーターの数百倍、甚だしきに至っては数千倍だからである。

SQUIDを潜水艦の探知計測に用いる考え方は前世紀にはもう早くも討論されたことがある。アメリカ人は最初に試みて実用的解決方案を獲得したが、その努力は実りなく終わり、関連の試験はすぐに終わった。

前世紀にアメリカが構築した大型近岸対潜警戒体系「水中音波モニタリングシステム」(SOSUS)はパッシブソナー技術に基づいている。

SOSUSは1950年代に建設が始まり、1960年代に完成し、アメリカの大部分の近岸海域をカバーし、かつグリーンランド - アイスランド - フェロー諸島の一線に沿って延伸された。

アメリカのSOSUSは大量の水中聴音機によって組成されるネットワークで、こうした水中聴音機は多数が水中受信アンテナ上に連結され、それが獲得した信号は海底ケーブルを通じて陸上の情報処理センターに伝えられる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「SOSUS潜水艦探知計測システムの分布説明図」)

SOSUSは世紀の工程と呼ばれる。それは第1、第2世代潜水艦に対応するのにすこぶる有効だが、騒音が大いに減った第3世代原潜がソ連海軍に就役した後、このネットワークはすぐ相手を発見および識別し難くなった。原因はそのネットワークの「空隙が大きすぎ」ることで、これはそのソナーの性能が立ち後れ、敷設密度が不足およびデータ処理のアルゴリズムが良くない結果だった。

1990年、米軍はかつてノルウェー海域においてSOSUSで第3世代潜水艦を探知計測する試験を行ったが、結果は人をがっかりさせた。このシステムは目標を「長軸216km、短軸90kmの楕円形の区域内」でしかロックオンできなかった。疑いの余地なく、SOSUSを用いて第4世代潜水艦を探知計測しようというのは完全に徒労である。

文章は、中国は予見できる将来にあるいはアメリカに似た水中対潜ネットワークを作り出せるかもしれないが、それは異なる物理原理に基づくものだ、とする。

このことは潜水艦の革命を巻き起こし、何故ならひとたび中国の水中探知計測ネットワークが完成すれば、一切の潜水艦の騒音低下の努力は等しく意義を喪失するからである。何故ならもし潜水艦がエンジンおよびあらゆる設備を停止し、いかなる音響も発しなくても、依然SQUID技術に基づく超敏感磁力メーターネットワークによって発見されるからで、このネットワークは完全に南海を支配することになる。

SQUIDを用いて潜水艦を探知計測する技術は極めて複雑である。この敏感な計器は実際の使用の中で背景の磁力騒音の中に陥るだろう。何故ならそれは太陽風が引き起こす大量の微弱な地球の磁場の波動を計測するだろうからである。

中国の学者はワンセットのSQUID磁力メーターアレイを構築しかつワンセットのアルゴリズムを開発し、それぞれの磁力メーターの読みとったデータを比較し、無関係の信号を濾過しかつ潜水艦の位置を確定することができる、とされる。

専門家のこれに対する見方は定まらない。オーストラリア連邦科学工業研究組織材料科学・工程学部主任のキャシー フーリーは、中国は率先してSQUIDの潜水艦探知計測方面で成功を取得した、と考える。


 こうした話には「すでにステルス機を探知計測する方法を確立した」というのと同様、ミスリードを狙った誤情報も多いんでしょうが。

9月2日

 台湾関連です。

http://military.china.com/news/568/20170824/31173294.html


どたばた劇! ミサイルがもうすぐ期限切れ 台湾軍、止むを得ず演習で150発あまりを発射してしまう

海外ネット8月24日電 台湾軍は9月に台湾南部の九鵬基地で、コードネーム「天馬」および「神鷹」の実弾演習を行い、この期間に150発を超えるミサイルを発射する。ある台湾メディアは、台湾軍のこの挙は在庫の弾薬がもうすぐ期限切れになるからで、だからこそ止むを得ず消耗量を拡大し、来月の演習の中で用いるのだ、と報道した。

台湾連合ニュースネットの情報によれば、台湾軍は9月初めに大規模実弾訓練を行い、台湾軍の陸軍航空部隊が56発の「ヘルファイア」ミサイル、8発の「スティンガー」ミサイルを発射する他、さらに120発の「TOW」ミサイルの海に対する射撃を行う。陸軍航空隊は過去に多すぎる数の「ヘルファイア」および「TOW」ミサイルを購入したが、それにもかかわらず実弾射撃は少なかった、とされる。今台湾軍が購入したTOW2Aミサイルは千発近くがまもなく期限切れで、このため演習を通じてその一部分を消耗することを決定した。我慢できず「ミサイルはとっくに期限切れ、撃ってしまう方がいい」と突っ込みを入れる台湾のネット仲間もいる。

これに対し、ある分析者は指摘する。台湾軍では現在少なくとも2,800発以上の弾薬が深刻に貯蔵期間を超過しており、たとえ台湾軍の武器のメンテナンスが当を得ていても、長時間放置して用いないと、設備の安定性と信頼性はきっと影響を受け、台湾軍のここ何年かの演習の中でしばしば問題が出現する結果をもたらしている。

今年になって以来、台湾軍の3機種のミサイルの試射が連続して失敗し、雄鷹3ミサイルはさらに問題百出で、頻繁に発射後故障して海に落ちている。

台湾軍の今年のミサイルの試射連続失敗では、台湾軍の2発の「ホーク」地対空ミサイルの薬柱が燃焼し墜落し、空軍のIDF戦闘機が「天剣二号」忠誠空対空ミサイルを発射したが点火に失敗し直接海に落ちたのに続き、台湾海軍にも今年前半「雄風3型」超音速対艦ミサイルを試射した時に1発が海に落ちたスキャンダルが伝えられた。三軍の主戦装備の3機種のミサイルにこのように短い時間内に連続して何度もの発射失敗の情報が暴露されるのは、台湾軍の歴史上も稀に見ることに属する。

「雄風3型」対艦ミサイルはさらに「悪名が高い」。2016年7月1日、台湾軍の「金江」号ミサイル艇が左営軍港内で1発の「雄風3型」対艦ミサイルを誤射し、澎湖海域の1隻の台湾漁船に命中しかつ人員の死傷をもたらし、たちまち台湾軍を公衆の矢面に立たせた。

この事件は島内メディアおよび民衆の広範な関心を集め、あるネット仲間は雄風3型ミサイルを次のように揶揄した。「射程300kmと称しているのに、左営から発射して澎湖外海に墜落し、80kmに足らず、法螺がばれた。」 台湾安全保障業務部門責任者の謝罪を強烈に要求するネット仲間もいる。「ミサイルの誤射であっても安全に関する危機だ、指導者は前面に出て謝れ!」


 事故はともかく買ったミサイルを期限切れまで使わないで済んだことは結構なことなのでは。次も台湾関連です。

http://www.hao123.com/mid/6383410498350430711


台湾空軍の閲兵演習で日本の軍楽の演奏が暴露される! 民衆の反応は予想外

【グローバル軍事8月30日の報道 グローバル時報駐台北特約記者 ユールー】 台湾空軍「防空・ミサイル指揮部」が9月1日に戦力化され、地上部隊は最近積極的に閲兵式の演習をしているが、結果として何と日本陸軍の軍歌を入場の音楽として選択使用したことが明らかにされた。情報が伝わった後、台湾空軍は緊急に音楽を変えた。

台湾空軍「防空・ミサイル指揮部」編成記念式典は今週金曜日に空軍第443連隊で行う計画で、「空軍司令」沈一鳴によって主宰され、動態操演では「経国」号戦闘機、「ミラージュ2000」、F-16そしてAT-3雷虎小グループが空中分列式を行う計画である。地上では900人あまりの人とミサイル装備が動員され、最近全兵力事前演習が実施された。台湾連合ニュースネット29日の報道によれば、あるネット民がフェイスブックのファン特別ページ「靠北長官」に文を掲載し、空軍が一度選択使用した部隊の入場音楽は、日本陸軍の分列行進曲だった、とした。文章は批判し、「空軍某副指揮官の身で、あなたは本当に歌を選んだのか。身を中華民国に置きそれにもかかわらず日本の軍歌を選んでこのような重要な典礼に流すとは、まさか我々は防空自衛隊を編成しようとしているのか? 本当にごく悲しいことだ!」と語った。

29日、台湾「空軍司令部」はこの件につきニュース原稿を発表して回答し、所属の防空部隊が8月26日に屏東で閲兵式の自主訓練を実施した時、「他国の軍楽行進曲」を誤って使用し、将兵の報告を経た後、直ちに台湾の軍楽に変えた、とした。声明はさらに、すでに関連機関に検討し、かつ教育を強化し、もって類似の事件の発生を避けるよう要求した」としている。

島内のネット民の反応は二極化し、一部の「皇民思想」を有する人は恨んで、「日本の歌を用いることがあなたを害するのか? 皆こんなに苦労して練習しているのは、あなたが歌を変えたからだ」とした。「典礼当日、招待を受けてやってきた記者が聞いて、タイトルをどう発表していいか分からない」と批判する少なからぬ民衆もいる。 理解されているところによれば、十年あまり前に台湾「国防省」はかつて一部装備編成点検式で日本の軍歌を放送して当時指導者の任にあった李登輝を歓迎したが、メディアに暴露された後、主管将校は全て処分された。


 李登輝は元日本軍人ですし、こういうことが起こりやすい土壌はあるんでしょうね。

9月3日

 中国の戦略爆撃機関連です。

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轟ー20、国内某飛行場に姿を現す? 軍事専門家:むしろ無人機のよう

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「轟ー20の想像図 科技日報の画像」)

最近、ネット上に1枚の国内某飛行場の衛星写真が流れ伝わり、その中には全翼式レイアウトの機種不明の飛行機が出現し、非常に多くのネット仲間は、これこそ国産新型戦略爆撃機、轟ー20かもしれないと考えている。だがこの機の付近のもう1機の飛行機のサイズとの対比に依拠して判断すれば、この全翼式飛行機は決して大きくなく、轟ー20ではあり得ない、と考える専門家の分析もある。

「公開の資料から見て、殲ー20はプロジェクト立ち上げから最初の技術工程検証機の製造成功まで、およそ10年前後の時間を用いており、一方初飛行から就役までは6年の時間を用いている。轟ー20の正式発表から現在まではやっと1年の時間であり、もしネット上に流れ伝わる画像が事実に属せば、中国の飛行機製造業はあまりにも強大で、世界のその他の国をはるかに超えるとしか言えないが、これは明らかにあまりありそうにない。」 軍事評論員の王強は科技日報のインタビューを受けた時、「ネット仲間はこの画像の全翼式レイアウトの飛行機が轟ー20だと考えているが、これは誤判に違いない。私はそれが無人機に属する可能性がいささかより大きいと考える。」とした。

王強は次のように考える。全翼式レイアウトで最も典型的なのは他ならぬアメリカのB-2爆撃機であり、今また次世代戦略爆撃機B-21が出現している。このことは非常に多くの人に、将来の我が国の戦略爆撃機もこの種の全翼式ステルス構造を採用するはずだと感じさせている。だがこのことは我々の一種の誤解であるという可能性が排除されない。

将来我が国の戦略爆撃機がステルス能力を実現するのには全く疑問がないはずである。だがアメリカのB-2、B-21といったような大型全翼式飛行機の製造の難度はあまりにも高く、飛躍度が大きすぎ、我が国が製造できるか否かまだ分からない。彼は、アメリカがB-2爆撃機を研究開発する前には非常に長い時間の技術的地均しがあり、1950年代に始まりもうすでに関連の研究を行っていたが、1989年7月になってやっと初飛行を行った、と説明する。アメリカ人は半世紀の技術検証を経て、やっとB-2というこのレイアウトを形成したのである。このレイアウトの伝統的空気動力学に対する突破は、製造業に対する要求が非常に高い。

同時に、全翼式レイアウトの飛行機は操作コントロールの上で伝統的なレイアウトの飛行機と異なり、飛行コントロールシステムが大型全翼式飛行機と完璧なマッチを実現できるか否かも技術的ハードルである。また、我々の現有のステルス技術が全翼式レイアウトのステルスを実現できるか否かにもクエスチョンマークを打つ必要がある。

現在まで、当局はまだいかなる轟ー20の外形およびその他に関する技術資料を公開していない。

これに対し王強の分析は次のように考える。将来の我が国の戦略爆撃機の比較的穏健妥当な発展は、順序だてて徐々に進む過程のはずである。まず軍事戦略の需要を満足させることが爆撃機の位置付けをする必要があるが、現在我が国の轟ー6機は改良を経てすでにこのような技術指標を実現できている。次に、我が国の空軍の「空・宇宙一体」の戦略構想を根拠に、未来の戦略爆撃機は「空」の任務の執行できるし、「宇宙」の任務も執行する必要がある。一方においては大きな弾薬搭載量を満足させ、各種武器システムに対する互換性と適応性を具備し、例えば対地攻撃の各種ミサイルや通常爆弾を発射することである。もう一方ではさらに改良のポテンシャルを持つ必要がある。例えば弾道ミサイルを発射し宇宙に近い空間の作戦を行う。同時に、未来の戦略爆撃機は単なる作戦プラットフォームというだけでなく、さらに情報プラットフォームである必要がある。「こうした要求は現有の体制の下では、伝統的レイアウトの戦略爆撃機に対し改良を行い、実現できるはずである。」

「このため、我が国の未来の戦略爆撃機は伝統的レイアウトと全翼レイアウトの間を介する構造タイプの可能性が高い。現在ネット上に流れ伝わる最もよく見られる轟ー20大型全翼式レイアウトの画像は、それ自体制作された画像である。」 王強は、この画像は最初には1980年代にロッキード・マーティン社とボーイング社が競争した次世代大型旅客機の方案に見られた、と考える。

だが彼は、「全翼式レイアウトの可能性もないではなく、結局のところ我々はすでに類似の『利剣』といったような全翼式レイアウトのステルス無人機を製造しており、その中のいくつかの技術はすでに無人機で検証が行われているはずである。」とも言う。

「実際、ネット上のこの衛星画像に対する熱情からは、広大なネット仲間の我が国の戦略爆撃機の発展に対する高い関心が見て取れ、これは国防建設を推進するプラスのエネルギーである。」と王強は語る。


 現在轟ー6系しか比較的大型の爆撃機はないわけで、確かに全翼式のステルス戦略爆撃機を開発するには飛躍度が大きすぎる気がします。実行可能性を検証するための実物大模型とかいう可能性もあるのでは。













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