コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその256

11月13日

 最近こういう上から目線の記事多いです。

http://www.hao123.com/mid/14802273806421972718?key=&from=tuijian&pn=1



殲ー20、「第5世代機熱狂症」に冷や水を浴びせる この6カ国の第5世代機は1つも順調ではない!

今年は第5世代戦闘機プロジェクトの厄年と称するに堪え、米中を除き、その他の国は第5世代機プロジェクトの上で連続して問題が出現し、あるものは第4世代半に降格され、あるものは放棄されそうで、あるものはまだ非常に苦しみながら持ちこたえている。このことは第5世代機の技術の複雑さ、どんな国でも全て作れるわけでは決してないことを再度証明した。強大な財力と強大な工業の実力なくして第5世代機は手に負えない。ある人は第5世代機は「大国のおもちゃ」だというが、この話には道理がある。

そもそも、2011年に中国の殲ー20が初めて対外的に公開された後、世界を範囲とするいくつかの頭に血が上った国が、第5世代機はごく作りやすく、 中国人ができるなら自分たちもできると考え、そこで世界に一団の「第5世代機熱狂症」の患者たちが出現した。だが今いくつかの曲折を経て、ついに残るものはいくつもなくなった。2017年における殲ー20の正式就役と共に、まるで冷や水を浴びせたかのように、彼らに何が「理想は非常に豊満、現実はごく貧弱」なのかをはっきり認識させた。

まずロシアのT-50を語ろう。今SU-57と改名されているが、このプロジェクトは中国の戦闘機である殲ー20の研究開発に比べさらに1年早く、今中国の殲ー20はすでに就役しているが、この戦闘機がいつ就役できるのかまだまことに語りにくい。最近さらに、SU-57のステルス性能に対し不満足で、アメリカのF-35に匹敵できないため、インドが資金を引き揚げロシアとの協力を放棄すると伝えられ、一方ロシア方面は「インド人は自分でも自分が何を必要としているのか知らない」と称している。SU-57といえば、アメリカ人の言い方はさらに率直で、それはスーパーフランカーに過ぎず、ステルス性能は全く米中の第5世代機とは同列に論じられず、特にその後部エンジン部位には全くステルス処理が行われておらず、しかもすでに試験飛行してこんなにも長年になるのに、まるでまだ内部弾薬コンパートメントに対し武器を搭載するたぐいの試験を行ったことがないようである、とする。来年もう就役しようというのは、天のみが知っている。

中米ロを除き、率先して第5世代機を作ろうという希望を持つ国には日本が属する。少なくとも小型のX-2「心神」検証機を出してきて、さらに1年あまり試験飛行しているが、2017年10月末、日本の先進技術検証機X-2も正式に退役を宣言した。2016年4月22日の初飛行以来、全部で32回飛んだ。ここに至り、日本の「心神」プロジェクトは暫時停止する。次の一歩がさらに行われるだろうとは見られるが、十年やそこらでも何の結果もないと見積もられ、その時になれば中国の第6世代機がおそらくすでに就役している。殲ー20のチーフエンジニアは2017年3月にインタビューを受けた時、殲ー20は「中国製造2025」に向かう途中に完成される1つの小目標でしかない、とした。ならば大目標は何なのか? 第6世代機か? 可能性はあり、その他より先進的な航空機、例えば極超音速飛行機もあり得る。要するに、日本は戦闘機研究開発の上ですでに中国にはるかに置き去りにされており、これが現実である。

一方韓国の第5世代KF-Xステルス戦闘機プロジェクトは混乱そのもので、方案はまる何度も変わり、やっとのことで確定したが、結果として実力がなく、眼高手低のため、最近第4世代半に降格された。これにはインドネシアは関わっていないが、インドネシアは20%の経費を引き受け、70億アメリカドル近くを投入済みで、期待に満ちていたが、結果は失望である。そこで資金を引き揚げようとし、噂では転じて中国の殲ー31を購入したがっており、よし、これはすばらしい選択である。

イランの第5世代機プロジェクト、F-313「征服者」ステルス戦闘機に関して言えば、最も早くは2013年に初めてお目見えし、西側メディアは評価し次のように言った。見ると設計が拙劣なおもちゃのようで、もし多くの改修を経なければ、飛行さえ不可能である。だが今年のやや早い時期にまたグレードアップ版F-313が展示され、変化はかなり大きい。将来一体どのように発展するのか、イランの実力をもってしては見積もりが大変である。もはや非常に苦しんで頑張るな、やはり殲ー31を買うべきで、これがよりやや信頼できる。

トルコは非常に早くにもう第5世代機を作りたがり、かつて模型を展示したこともある。さらにイギリスのBAE社を引き込んで助けてもらおうとした。現在風洞を建設し、超音速条件の空力力学原理を研究するつもりである。様子を見るとまだ十万八千里たりないな! 中国の殲ー31を買え。だが惜しいことにこの国は非常に誠実度信頼度に問題があり、紅旗-9も入札に勝利したが、決して買わず、殲ー31を買いたがっても、沈陽飛行機が売るか否かはまだ語り難い。

インドも自らのステルス戦闘機を開発中である。ロシアと合作のS-57プロジェクトの他、さらに自ら研究開発する中型第5世代機AMCAプロジェクトを準備している。だがインドが研究開発した小型LCA戦闘機すらも30年の時間を費やしており、第5世代機を研究開発したければどのくらいの年月が必要か誰もはっきり語れず、このため刮目して見るしかない。今LCAはようやく就役したが、LCAのアスペクト比は1.79しかなく、全世界の第3世代戦闘機の中で最下位で、機動性は劣る。本来過負荷設計値は9Gで、後に8Gに下がったが、実際の過負荷は5.5Gしかなく、強度が深刻に不足し、あえてあまり乱暴な機動は全くせず、さもないと真っ二つに断裂する危険がある! さらに重量超過、速度が遅い、発着距離が長い、推力:重量比が小さいなど山積みのの問題が現在まだこのインド国産戦闘機を困らせている。重要なカギは価格が大型戦闘機スホーイー30に比べさらに高いことである。なるほどインド空軍が非常に不満足なわけだ。


 スホーイ-57の評価に関してはまだ確定できないと思いますが、多くの国はやはり大国から買うしかないという結論になるのかもしれませんね。

11月14日

 中国の無人機関連です。

http://www.hao123.com/mid/15288626153497071608?key=&from=tuijian&pn=1


中国の亜軌道宇宙武器にまた新たな進展あり 欧米は感嘆:これはあり得ない!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「彩虹-T4」)

最近、我が国は無人機領域で再度突破性の進展を取得し、強力な宇宙無人機である彩虹-T4を登場させた。現在の状況について見れば、この無人機の技術は全世界に先んじ、しかも生産コストは低廉で、この物は良く安価なコストパフォーマンスの高い製品は現在いかなる国が追いつこうとしてもできない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「彩虹-T4無人機」)

中国の彩虹-T4無人機は全幅40m、飛行高度は地面からの距離25km前後の「近宇宙」で(頑住吉注:通常100kmから上が宇宙とされることが多いですが)、この高度は長期にわたり無人機の「死亡地帯」と呼ばれ、原因はここの温度が極めて低く、空気が希薄で、電子機器に容易に故障が発生しまた揚力を生じさせ難いことである。だが中国の彩虹-T4の羽根と身体にはシームレス無尾設計を採用し(頑住吉注:画像では無尾翼ではないですが)、宇宙に近い空間の希薄な空気の中で揚力を生じさせることができる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「アメリカの『グローバルホーク』」)

現在、地面から20kmの亜軌道宇宙に無人機を配備することは敵サイドのレーダーの探知計測を避け、したがって防空システムを突破し、情報収集することができる。だがアメリカのグローバルホークは飛行高度がやっと18kmで、しかもこれはこの機の最高記録である。我が国の科学者が試験する彩虹-T4実験無人機はこの高度を突破し、25kmの高空に到達した。我が国の科学者が明らかにするところによれば、彼らの研究目標は1回で数百機のこのような無人機を発射することで、ちょうど蜜蜂やアリを放すようにである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「無人機の蜂群飛行」)

だが、現在この無人機は電磁信号探知計測機と地形作図機を装備して正確位置決定を実現することしかできない。だが次世代で試験される無人機の中にはカメラ、および強大なアンテナを装備してデータ通信する。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「無人機衛星」)

軍事衛星やミサイル誘導の衛星に対する依存がどんどん強まるにつれ、衛星は戦時の主要な攻撃目標となり、生存確率は高くない。世界各国はいずれも近宇宙を利用し、大面積の情報収集のチャンスを行うチャンスを得ることを企図している。中国もずっと積極的に新技術を開発し、無人機の近宇宙蜂群飛行の目標を実現しようとしている。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「無人機蜂群作戦システム」)

要するに、こうした安価な高空無人機ができて、我が国は近宇宙競争の中ですでに先んじた地位を占めている。


 日本はアメリカから非常に高価なグローバルホークを購入しようとしていますがそれでも優位には立てないということでしょうか。

 ちょっと異色の記事です。

http://www.hao123.com/mid/15537008690765949920?key=&from=tuijian&pn=1


戦狼2の中の鉄条網がミサイルを防ぐシーンは、現実の中で実現できるのか?

この前国産映画の大作である戦狼2が熱く上映され、きっと多くの軍事マニアのお友達を満足させたろうが、おそらく少なからぬ人は映画の中の、冷鋒がシモンズのマットレスに似た鉄条網を使用し、1発のRPGロケット弾を防いだことに対し疑問を表明しただろうが、一体この種の状況は発生するのか否か、今日編集者は皆のためにちょっと回答しよう。

まず冷鋒が鉄条網を用いて防いだのは砲弾ではなく、RPG-7ロケットランチャーで、RPG-7はロケット弾に属しミサイルとの差異は非常に大きく、このロケット弾はまず無反動砲によってランチャーから射出されて飛行を開始し、初速は120〜140m/s前後で、ロケット弾がランチャーから飛び離れておよそ30mの時、弾体後部のロケット射程延長エンジンが始動し、新たに提供される推力が弾体を等速を保持、甚だしきに至っては加速させて飛行させることができ、最高速度は300m/sに達し得、大部分の信管には4.5秒の定時自爆機能があり、有効射程は500m、最大射程は800〜900m前後である。

そしてそれが発射する弾頭の信管は猛烈な衝撃を必要としてやっと触発でき、戦狼2の中で冷鋒が用いた多層の鉄条網は編み目の間の間隙が非常に大きく、特写シーンの中からは非常にはっきりと弾頭が網の穴の間にはさまるのが見え、さらに弾体の回転が鉄条網の複数層が巻き込まれる結果をもたらすのが見え、兵士が発射した距離が近く、加えてRPG自体の飛行速度は速くないため、この種の状況下では減速の緩衝時間も比較的長く、もたらされる瞬時の衝撃力は決して大きくなく防ぎ止められる可能性は大いにある。しかもこの技術はさらに広範に応用されている。

現実の中にはこの方面の原型があり、RPGを防御する防護柵の正式名称はグリル装甲といい、グリル装甲がRPGを防御する原理は2つで、1つは事前に弾頭を起爆させ金属射流の威力を削減すること、2つ目は弾頭がグリルの隙間に命中した時両側から受ける力が変形をもたらし、信管の作動システムが破壊されあるいは火薬のカバーが変形するなどして結果的に起爆できなくなるというもので、このため映画の中の状況は現実の中での発生が完全にあり得る。


 第二次世界大戦中、日本が「タ弾」と称する成形炸薬弾を作った時、精度が出ていないためあるべき威力が出なかったなんていう話もあり、衝撃でややゆがませるだけでも威力を大きくそぐことができるのかもしれませんな。

11月15日

 戦車関連です。

http://www.hao123.com/mid/1540940623925648278?key=&from=tuijian&pn=1


中国のVT-4戦車の中東輸出失敗、シリア戦争はロシアのT-90戦車のために改めて栄光を取り戻す

ロシアの戦車はかつて輝かしい時期を経歴し、どん底も経歴したが、今それにもかかわらず再度世界の舞台に向かっている。ロシアはソ連を継承し、このためロシア戦車発展史はさらにソ連時代から語り始める必要がある。ソ連時代、軍事力は極めて強く盛んで、全世界各地でアメリカと激烈に競争した。世界兵器市場は、基本的に米ソ両国によって二分された。ソ連が登場させたT-72メインバトルタンクはさらに数十カ国によく売れた。甚だしきに至っては、中東の頻繁な戦争の中で、交戦する双方いずれもソ連製T-72メインバトルタンクを装備し、けりがつかない状況が何度も出現した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「撃破されたイラクのT-72メインバトルタンク」)

だがT-72メインバトルタンクの神話も戦争によって消えた。1991年、湾岸戦争が勃発し、ソ連製T-72メインバトルタンクを大量装備するイラク軍は、米軍によって一路圧倒され、こてんぱんに打ちのめされた。イラク軍の質が劣っていたことはともかくとして、単純にT-72メインバトルタンクの性能から言っても、米軍の「TOW」式対戦車ミサイルの打撃に全く持ちこたえられなかった。またT-72メインバトルタンクは当時の米軍の新式M1メインバトルタンクと比較すると、全く対抗する力がなかった。1991年12月25日、ソ連は解体された。T-72戦車もソ連解体と共に、完全に神殿から転げ落ちた。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「アメリカのM1A1メインバトルタンク」)

新時代の下での陸戦の要求に対応するため、ロシアはT-72を基礎にT-90戦車を開発し、1994年末に就役させた。その後、またT-90戦車をベースに、多くのタイプが研究開発され、これにはT-90E、T-90S、T-90A、T-90AM、T-90MS、T-90SKなどが含まれた。現在のT-90メインバトルタンクはすでに膨大なファミリー系列に発展し、ロシア陸軍に用いられるだけでなく、しかも広範に海外輸出されている。T-90系列戦車は改めてロシアがかつての栄光を奪回する助けをしていると言える。だが、T-90メインバトルタンク登場の初期は、やはり単にインド一国に輸出されただけにすぎなかった。シリア戦争勃発になって、T-90系列戦車はやっと名声を高め始めた。2015年、1両のT-90A戦車がアメリカの「TOW」式対戦車ミサイルによって命中されたが、何と単にいくつかの反応装甲が損壊しただけだった。この戦車は簡単な維持修理を経た後、再度戦場に戻り、ロシア製戦車の王者回帰をも宣告した!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「T-90メインバトルタンク」)

T-72メインバトルタンクはまさにアメリカ製「TOW」式対戦車ミサイルによって叩き潰されたのだということを知る必要がある。だがT-90に名を成させたのもそれにもかかわらず「TOW」式対戦車ミサイルだった。同時期、シリアの戦場の中のレオパルド-2A4、ルクレール、M1A1メインバトルタンクは、それにもかかわらず何度も破壊され、これは疑いなく鮮明なコントラストを形成した(頑住吉注:まるでT-90は1台も破壊されなかったような書き方ですが)。そこで、エジプトは率先して手を出し、ロシアに向け1回で500両のT-90MSメインバトルタンクとT-90MSの生産ライン1本を発注した。また、イラク、クウェート両国は長期にわたりアメリカ製M1A1戦車を装備しているが、これらもロシア製T-90系列戦車の購入に転じた。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「シリアの戦場で活躍するT-90戦車」)

メディアが明らかにするところによれば、サウジアラビアはロシアのS-400対空ミサイルシステムを購入した後、やはりロシア製T-90系列戦車の購入を決定し、このことは中国のVT-4メインバトルタンクの中東向け輸出の計画が再度の失敗に直面することを意味している。2016年には早くも、イラクはもう中国からVT-4メインバトルタンクを購入する意向を表明していたが、今年7月になって、イラクはそれにもかかわらずロシアとT-90メインバトルタンクを購入する協定を締結した。タイも中国の第一陣50両のVT-4メインバトルタンクを購入し終わった後、ロシアからT-90メインバトルタンクを追加購入するよう転じる可能性がある、とされる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「VT-4メインバトルタンク」)

中国のVT-4メインバトルタンクは、国際輸出の上で頻繁にロシアのT-90メインバトルタンクに負けているが、まさか本当に中国のVT-4はロシアのT-90に比べ劣っているのだろうか? 単純に技術の上から言えば、中国のVT-4戦車は絶対にロシアのT-90戦車に負けない。だが、T-90戦車には1つ競争の優勢があり、あいにくとVT-4が現在持ちようのないものである。T-90戦車は残酷な実戦の検証を経ており、一日中の砲火の生と死の地を経験してきている。武器の性能を検証する最も良い試験場は、真実の戦争に他ならない。同時に、戦争は各種武器装備が名を上げる最も良い宣伝フィルムでもある! 実戦経験の上で、中国のVT-4戦車はほとんどロシアのT-90に完敗で、何故なら中国のVT-4メインバトルタンクはほとんど実戦経験ゼロだからである。このため、VT-4戦車は国際市場の上で、ロシアのT-90に負けることも、強く非難できないことである。


 まあ兵器の歴史上、カタログデータでは優秀なはずだったものに実戦で思わぬ欠点があることが分かったという例はいくつもありますからね。しかしそれを言えば日本の兵器はもっと実戦経験がないわけですが。

11月16日

 殲ー31関連です。

http://www.hao123.com/mid/5998329418403196958?key=&from=tuijian&pn=1


殲-31の前途が憂慮される:ある原因ゆえにパキスタンも買いたがらず

現在世界でアメリカの他唯一2機種の第5世代機を同時に研究開発し、かつ成功率がアメリカに比べいくらも劣らない国として、中国第2の第5世代機である殲ー31鶻鷹は登場以来もう中国の軍事マニアと全世界の関心を集めている。国内軍事マニアの誇りや祝福に比べ、国外の関心を注ぐ者の動機は相対的にずっと複雑で、嫉妬、羨望、甚だしきに至っては口汚く罵る者さえおそらく少なくないだろう。中国人として我々は当然中国の各方面が取得した成就は全て大きければ大きいほどよいと希望し、殲-31に対しても我々はこの機が未来のある日羽ばたいて高く飛び、中国の国家の安全、ないしその他の国の防空の安全の堅固な守護者となることを熱烈に期待する。だが、理想と現実には常に隔たりがあるもので、現在の現実から見て殲-31鶻鷹が中国の領空と世界のその他の国の領空を防衛するまでの距離にはまだ非常に長い行かねばならぬ道がある。

殲-20戦闘機が初飛行前にもうすでに国内装備が確定し、多くの人の寵愛を一身に集め、進展が神の速さという優越した条件だったのに比べ、殲-31は初飛行以来もう不確定性が充満し、今まで顧客が不明で、投資が力に乏しい現象が極めて深刻である。この種の局面をもたらした根源は、私個人は殲-31の研究開発の主体が市場から遠く離れ、研究開発のために研究開発していることだと考える。

殲-31は沈陽飛行機が中国第5世代プロジェクト競争入札に失敗した中での、自己資金の産物である。工場は国内の発注がない状況下、自己資金で開発している。最終的に国内ユーザーを吸引して大量装備され、非常に大きな成功を取得した先例は中国では決して珍しくない。沈陽飛行機がこの道をなぞろうとしたことには問題はないが、その前提は装備に吸引力がある必要があるということである。

殲-31鶻鷹最大の問題はハイライトがなく、平々凡々、各方面の性能がいずれも突出していないことに他ならない。もしステルスというこの優勢がなかったら、殲-31の各項目の性能指標をもってしては中国軍さえあまり重視しないだろう。もし殲-31が軍により多くの良い選択肢がない状況下で開発されていたら、しぶしぶ受け入れられる確率はまだ非常に高かったが、殲-31開発の時は中国軍がすでに性能が先進的な殲-20戦闘機を装備するだろうことが確定しており、この種の状況下で、研究開発サイドが最もなすべきことは中国の顧客の需要を深入りして研究し、いくつかの性能上殲-20を超え、殲-20のいくつかのあまり突出していない、また特別使用者の歓迎を受けていないところを補える優勢な技術を持つ戦闘機を開発することにほかならず、しかもこの種の満足は吸引力を持つ技術であることが必須であって、あまり安定しないコストパフォーマンスではない。この種の要求は現在の殲-31戦闘機には全く見られず、殲-31は作戦半径、ステルス性能、航空電子性能、機動性能すべてF-35、甚だしきに至っては殲-20のいくつかのハイライトを超えられず、国内の需要ははるかに遠い。人に興味深げに話される艦載配備の需要に関しては、コストパフォーマンスから考慮して、殲-20といったような大型機を改良してそれに空母の使用を満足させることは、殲-31の開発に比べずっと算盤に合う。

梟竜戦闘機とは異なり、殲-31には安定し膨大な需要を持つ国外ユーザーがなく、もし国内で装備されず、国外にもまた安定した顧客がなければ、利益を獲得することは非常に難しい。第5世代機は世界市場での需要は確かに小さくないが、この需要は、自身のこの種の需要を満足させられる国は基本的に全て西側兵器の勢力範囲でもあり、残る多くない市場はさらにロシアとの競争に直面する必要がある。中国の伝統的市場は金銭的に使えず、さもなければ必要とする数量が限られ、しかも殲-31は現在平々凡々で、ハイライトがないのが現実であり、中国戦闘機の質の優れた顧客パキスタンも好まないだろう。

このため、殲-31は大いに力を入れて改良する必要がある。まず、機動性方面に技量をつぎ込むことが必須で、ベクトル推力エンジン、F-35が持たない超音速巡航能力はハイライトに完全になり得る。次に、航空電子など電子システム方面で別の道を切り開き、いくつかの第一線部隊が非常に好む性能を強化し、人にないものが我にあり、顧客を吸引することを達成する。もしある項目の技術の先行者たることが非常に難しければ、この技術の模倣者はさらに難しいだろう。平々凡々で、ステルスを除き全くハイライトの全くない殲-31が行かねばならない道はまだ非常に長い。(草原狼軍団)


 ちょっと卑下しすぎじゃないでしょうかね。ステルス戦闘機がぜひ欲しいがそもそもこれ以外に現実的な選択肢がないという国は多いはずで、確かにそれぞれの国は多数買えないかもしれませんが全部合わせれば相当な数になることもあり得るでしょう。トルコ・パキスタン合作のステルス戦闘機が比較的近い将来殲ー31以上のものになる可能性はごく低いと思いますしね。

11月17日

 対潜機関連です。

http://www.hao123.com/mid/15621701782378562057?key=&from=tuijian&pn=1


中国の高新6対潜機の美しい画像が明るみに! この優勢の上で、すでにアメリカ最新の同類P-8Aに完勝

最近、インターネット上に中国最新の海上実戦機、高新6対潜機の最新の画像が出現した!

特に強調するに値するのは、中国の高新6対潜機が、ある極めて重要なカギたる対潜武器装備の上で、アメリカ最新のP-8Aポセイドン対潜機に完勝していることである!

それは一体どんな対潜装備なのか?

P-8Aポセイドンが中国の高新6対潜機に完敗する項目は、やはり間違いなく極めて重要なカギたる対潜の利器で、それは「磁気異常探知計測技術」である。高新6対潜機の尾部には、巨大な磁気異常探知計測バーが装備され、一方P-8Aポセイドン(下の画像)にはそれにもかかわらずこの設備が全くない!

磁気異常探知計測技術とは、対潜作戦の捜索追跡プロセスの中の極めて重要なカギたる一部分で、甚だしきに至ってはソナーの重要さの程度と同等の地位にある。この空中から運行する磁気学探知計測装置は、海中の磁場特性の異常に対する正確な位置決定が実現でき、したがって主に鋼鉄をもって艦体の材料とし、磁場特性に影響する水中の潜水艦を探し出す。この技術はさらに陸上の鉱物の探知計測に用いられ、我が国はこの設備を搭載する運ー12などの鉱物探査飛行機を装備済みである。

磁気の異常を利用して対潜捜索追跡を実現するのは、第二次世界大戦で興った作戦技術手段である。第二次世界大戦以来、各国の対潜機はいずれも磁気異常探知計測機を配備し、アメリカは実際この領域の優秀者である。P-8Aポセイドンの出現になって、極めて人を驚きいぶかしがらせるのは、それに全く磁気異常探知計測機がないことで、この領域でこの機は中国の高新6対潜機と全く比較できない。

原因もごく簡単である。アメリカのP-8Aポセイドン対潜機のプラットフォームはボーイング737ジェット旅客機である。この機は飛ぶことこれまでのターボプロップ対潜機、例えばP-3Cに比べずっと速い。このことは磁気異常探知計測技術がP-8A上で運用できない結果をもたらし、このためアメリカ海軍は思い切ってこの設備を装備しなかった。一方中国の高新6対潜機は運ー9ターボプロップ輸送機プラットフォームを使用しており、磁気異常探知計測の速度の要求を満足させることができ、このためこの機は依然極めて重要な磁気異常探知計測手段を配備している。

強調を必要とするのは、磁気異常探知計測技術は対潜作戦の中でいくつかの欠陥もある、ということである。1、探知計測距離が短いこと。磁気信号は減衰が早く、ひとたび距離が遠く離れれば、すぐ正確に潜水艦を位置決定し難くなる。ソナーは非常に遠いところの潜水艦を探知計測できる。

2、磁気異常の特性は容易に妨害を受け、自然界の変化が目まぐるしく予測不能な磁気信号の他、現代の潜水艦は大幅に磁気特性を縮小してもいる。我々は中国の高新6対潜機の磁気異常探知計測バーが非常に巨大なのを見ることができるが、これは第1、第2の二点がもたらす問題を部分的に克服するためでもある。

3、前述のこの要素のため、それは対潜機ができる限り海面に接近して飛ぶのが必須であることを要求し、しかもあまり速くてはならず、一方潜水艦は水面にやや近い必要があり、ソナーや無線電子ソノブイのたぐいの探知計測設備はこの要素の制限をあまり受けない。P-8Aポセイドンは高速飛行し、より大きな海域をカバーするため、この探知計測手段を放棄した。

4、磁気異常探知計測技術の発展は、ソナー技術より遅れており、このため決してまだ対潜の主流の手段になっておらず、真に最も効果的な手段はやはりソナーである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国海軍の『古い友達』:アメリカと日本はP-3C対潜機を大量に使用し、磁気異常探知計測設備を配備する」)

だが、中国の高新6は同時にソナーと磁気異常という2種の水中潜水艦探知計測の手段を持ち、海面に対し捜索する新型レーダーが加わり、依然米軍のP-8Aポセイドンに比べより豊富な探知計測手段を持ち、これは顕著なメリットである!

また、中国は新型磁気探知計測技術を研究開発中で、重大な突破があった。1、新技術は大量の磁気探知計測機を集成使用し、巨大な探知計測アレイを形成し、データ収集速度、強度、カバー範囲が大幅に改善され、位置決定の精度は驚異的である。2、より良いバックグラウンド処理の先進計算能力を使用し、全体システムの磁気信号に対する敏感度を顕著に向上させ、反応能力がより良い。このことは高新6あるいは将来の中国対潜機に対し極めて大きなポジティブな作用があるかもしれない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「高新6対潜機の腹部。武器コンパートメントが見える」)

米軍のP-8Aポセイドン対潜機にも迂回の解決方法があり、それは無人機に頼って磁気探知計測機を搭載させることである。米軍には多種の適用される中大型無人機があり、比較的低い速度をもって長時間海上を飛行し、磁気探知計測設備を搭載して広大な海域をカバーし、P-8Aポセイドンに向け必要な情報を送り返すことができる。だがこの雄大な構想は、暫時まだ紙面上に留まっている。

高新6対潜機は中国海軍の対潜作戦に対し空前の重大な意義があり、それは中国初の近代化された固定翼対潜プラットフォームである。高新6とP-8Aポセイドン対潜機を比べると、やはり不足のところがあると言うべきだが、我々は難なくすでにそれぞれ長所があることを見いだし、遠くない将来中国の対潜機はアメリカと対等の水準に到達する!


 まあ普通に考えて解決策があるからこうしたわけでしょうし、単純に当面はP-3Cと併用してその場に合った方を使えばいいだけなのでは。

11月18日

 日本の潜水艦関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20171114/31660379_all.html#page_1


日本のそうりゅう級潜水艦が10隻まで増加 紙面上の性能は良いが依然張り子の虎

イギリスの「週刊ジェーン安全保証業務」ウェブサイト11月7日の報道によれば、日本の川崎重工社はメディアの声明の中で、同社が日本の海上自衛隊のために建造する第10隻目のそうりゅう級ディーゼル・電池動力攻撃潜水艦「しょうりゅう」号が、すでに11月6日に川崎重工神戸造船工場で進水した、とした。日本最新鋭の主力潜水艦として、そうりゅう級は海上自衛隊によって高い期待が寄せられ、「世界で戦闘力最強の通常潜水艦」と称しているが、その実際の性能と戦闘力は一体どうなのか? 今期はこれにつきあなたのために解読する。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像は日本の海上自衛隊の『しょうりゅう』号潜水艦」)

そうりゅう級を紹介する前に、まず簡単に日本の潜水艦の歴史を理解しよう。日本は世界で最も早く潜水艦を研究しかつ装備した国の1つで、1905年には早くも、日本はもうアメリカから5隻の潜水艦を購入し、「第一潜水艦戦隊」を組成した。指摘を必要とするのは、この時はアメリカ海軍が第1隻目の潜水艦を装備してからやっと5年の時間が過ぎたところだったことである(アメリカ海軍は1900年4月に第1隻目の潜水艦である「ホラン」号を購入した)。日本がこうした潜水艦を購入したのは、軍事力を増強することを除き、主要な目的はこの機会を利用して潜水艦建造の技術を学習しかつ掌握することだった。たった1年の後(1906年)、神戸に位置する川崎重工造船工場はもう当時の日本海軍のために第6号および第7号潜水艦を建造した。「ホラン」潜水艦のパクリ版でしかなかったが、日本が最初に独立して建造した潜水艦として、依然意義は尋常ならざるものだった。第二次世界大戦の時期、日本の潜水艦部隊は規模および技術水準方面でいずれもピークに達していた。甚だしきに至っては当時トン数最大の伊-400型特殊潜水艦を建造した(潜水空母で、水中排水量は6,560トンに達し、かつて実戦機を搭載してパナマ運河襲撃を計画した)。1945年8月の敗戦降伏の後、敗戦国としての日本は暫時潜水艦の開発を中断したが、たった10年が過ぎた後、改めて建設された海上自衛隊は1955年にもうアメリカから1隻のAkula級潜水艦を租借し、かつ関連の訓練を展開した。これを契機に、日本は1957年に自ら通常潜水艦を建造することを回復した。60年来9クラス50隻あまりの通常潜水艦を研究開発しかつ装備した。その潜水艦研究開発および作戦運用方面における経験は過小評価を許さない。

海上自衛隊現役最新の主力として、そうりゅう級潜水艦は「平成16年度潜水艦計画」(略称16SS)から生まれ、実際上おやしお級ディーゼル・電池潜水艦の大幅改良型で、そうりゅう級は全長84m、全幅9.1m、吃水9.1m、水中満載排水量4,200トン、世界で現役の各国海軍の中で排水量最大の通常潜水艦の1つであり、中国海軍の032型ミサイル試験潜水艦(水中満載排水量6,628トン)のすぐ次である。高度に自動化されたコントロールシステムを採用しているため、そうりゅう級は艦員の人数を65人に抑えている。武器装備方面では、そうりゅう級は艦首に6門の553mm魚雷発射管を配備し、最多で20発の各種魚雷あるいはミサイルが搭載でき、その中には日本国産の89式大型有線誘導魚雷、アメリカ製UGM-84潜水艦発射型「ハープーン」対艦ミサイルが含まれる。

海上自衛隊がそうりゅう級を「最強の通常潜水艦」と標榜するのは、それが日本の第二次世界大戦後60年あまりの潜水艦設計使用の経験を集めたもので、多種の先進技術を採用しているからである。その1つは先進的な艦型で、そうりゅう級はおやしお級の葉巻型艦型をそのまま用い、艦体構造は単殻構造を主体とし、艦首と艦尾にダブル殻構造を採用し、複合構造の艦体は艦体上の排水口を減らすことができ、航行時の流体抵抗や騒音を低下させる助けになる。2つ目は最新の騒音低下技術で、そうりゅう級の艦体外形は決して伝統的な円弧形ではなく、異なる平面が円滑につながり、ソナーの反射エコーを大幅に減少させることができる。また、艦体はさらに最新のゴムの消音スレートで覆われ、さらに一歩敵サイドのソナーのエコーを減少させ、敵サイドのアクティブソナーの探知計測距離を50%下げることができる。潜水艦内部の各船室およびタービン設備はいずれもフロート減震台座上に取り付けられ、作業時に生じる機械騒音を大幅に軽減できる。これらの内外の騒音低下措置にさらに低騒音最適化設計を経た7枚羽根大ピッチスクリューが組み合わされ、そうりゅう級の水中航行騒音を105デシベル前後に抑えることができ、「大洋のブラックホール」と呼ばれるロシア製キロ級潜水艦より低い(輸出型キロ級潜水艦の航行騒音は115デシベル)。3つ目はX字型尾部舵の設計で、4枚の尾部舵は艦載コンピュータのコントロール下で敏捷に回転でき、そうりゅう級に水中で3D機動を行い、もって素早く離脱しまた目標を追跡する能力を持たせる。またX字型尾部舵はさらに十字型舵に比べ浅い海の環境での操作により適している。

紙面上の性能はメリットが多いが、そうりゅう級にはいくつかの固有の劣勢もある。例えば予備浮力不足で(艦船の予備浮力とは船舶が受けても平静な浮遊を保持できる性能を指し、予備浮力が大きいほど艦船の航行は安全である)、安全性に欠陥が存在する。日本サイドの公開のデータによれば、そうりゅう級の標準排水量は3,600トン、水中満載排水量は4,200トン、予備浮力は600トンである。排水量2,000トン以下の潜水艦にとって、この数値は決して問題ないが、4,000トン以上の潜水艦にとってはあまり使用に充分ではなく、比較すると同類型のフランスのスコルペヌ級潜水艦の予備浮力は900〜1000トンに達し得る。また、さらにそうりゅう級最大のハイライトと称するリチウム電池技術である。日本の海上自衛隊はかつて2014年に10隻の(現在すでに12隻に改められている)そうりゅう級の購入後4隻の動力システムにリチウム電池を使用するよう改め、もって現在使用するAIP技術(スウェーデンのスターリングエンジン)に取って代わらせることを宣言している。換装後のそうりゅう級は「リチウム電池+ディーゼルエンジン」の動力コンビネーションを採用することになる。現在の通常潜水艦が使用する鉛蓄電池に比べ、リチウム電池に換装された(重量が小さい、エネルギー密度が大きい、充電速度がより早い)のそうりゅう級は大幅に水中巡航速度と航続時間を向上させられるが、同様に日本国産のリチウム電池を採用しているボーイング787旅客機にかつて何度も自然燃焼事故が発生していることにかんがみれば、未来のリチウム電池の信頼性がそうりゅう級の航行の安全に影響しないだろうとは非常に言い難い。

最後に一点、最近新たに明るみに出た神戸鋼鉄社の価値捏造スキャンダルである。そうりゅう級が建造時採用したのはNS-110高強度鋼だが、言によれば極限潜水深度は500m以上に達し得る。しかし一部の鋼材は神戸鋼鉄社由来だとされ、今回の価値捏造事件はそうりゅう級の実際の戦闘力に対しどのくらいの不良な影響をもたらすかは、おそらく海上自衛隊内部人員のみやっと知ることである。今回の「しょうりゅう」号潜水艦の進水後、2019年3月に就役に投入されると見られ、その時海上自衛隊のそうりゅう級潜水艦の規模は10隻に達する。宣伝の上のようにきらびやかではないが、その戦闘力は依然周辺国が高度に関心を注ぐに値する。


 少なくとも中国の潜水艦との性能差が縮まりつつあることは確かでしょうし、数は今後中国がどんどん優位になるはずです。

11月19日

 先日磁気異常探知機に関する記事を紹介しましたが、今回はソナーに関する記事です。

http://www.hao123.com/mid/6275430559439182809?key=&from=tuijian&pn=1


中国国産水上艦艇のソナーの発展は神の速さ ある新システムはロシア海軍もうらやましがらせて止まない

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「055型ミサイル駆逐艦進水の画像。その巨大な球状艦首が見える」)

055型ミサイル駆逐艦が進水し、皆の視線は揃ってダブル周波数帯レーダー、垂直発射システムの上に向けられ、それが巨大な球状艦首を採用していることに注意されることは非常に少ない。寸法から見て内部には比較的大きな音響学アレイを装備し、ソナーの作動周波数を下げることができるはずで、したがって055型ミサイル駆逐艦に近代化された静音潜水艦を有効に探知計測、打撃できるようにさせる。

中国海軍が球状艦首を利用してソナーアレイを装備することは051型駆逐艦までさかのぼることができる。当時国外の先進国海軍はすでに攻撃原潜を装備しており、051型駆逐艦のソナーが比較的大きな音響学アレイを装備し、もって艦艇がこうした潜水艦を探知計測する能力を向上させることを要求した。艦艇自身の動力騒音のソナーに対する影響を減少させるため、艦首に装備するのが最も有利だが、比較的大きな体積のアレイは艦艇の抵抗を増加させるだろう。このため関連機関は国外の先進的な水上艦艇の設計を参考にし、球状艦首の装備を採用し、比較的良くこの問題を解決した。関連の資料によれば、051型駆逐艦は中国第1世代ハルソナーを配備し、それは比較的大きな寸法のアレイを採用し、システムの作動周波数を下げ、ソナーの探知計測距離を向上させたが、当時国家経済・技術水準が比較的低く、工業的基礎も比較的薄弱で、したがって国産第1世代ハルソナーの性能水準を制限した。例えばソナーアレイ部品の水準が高くなく、データ処理能力が比較的低く、雑音、混響抑制能力が低すぎ、自動目標追跡能力を持たず、人が目標をロックオンすることを必要とし、それでやっと追跡が行え、全方向捜索などは実現されておらず、機械的回転を必要とし、それでやっと全面カバーを実現できた等々である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「051型駆逐艦は中国第1世代ハルソナーを配備した」)

1970年代後期以後、中国と西側の関係は改善し、中国の助けを借りてソ連の極東における海上力量を牽制する必要を考慮したため、西側は中国に向け比較的先進的なソナーおよび対潜火力コントロールシステムを販売することに同意し、このようにして中国は当時比較的先進的なシステムと設備に接触し、多くの新技術と手段を特解(頑住吉注:変換ミスか何かだと思います)、例えば総合対潜火力コントロールシステム、データバス、高速信号/データ処理および先進的なアルゴリズム等々で、こうした全ては中国が第2世代ハルソナーおよびセットになる対潜火力コントロールシステムを研究開発するために貴重な参考を提供し、堅実な基礎を固めた。

1980年代に中国は第2世代国産水上艦艇を設計、建造し、こうした艦艇は第2世代国産ハルソナーを配備しており、こうしたソナーは第1世代に比べ、性能に比較的大きな向上があり、具体的には部品の水準が向上した、敏捷度がより良い、大規模集積回路DSP信号/データ処理システムを採用している、比較的強い雑音波抑制能力を持つ、大出力の全方向発射およびエコーの全方向捜索を実現した、自動目標追跡ができることに表れており、同時にシステム総合化と自動化水準がさらに一歩向上し、ハルソナーが曳航ソナーと獲得した情報を一体に融合でき、先進的なモニターシステムを採用し、自動化水準が比較的良く、しかもそれはデータバスによって艦載火力コントロール、対潜武器システムと有機的に一体に結合され、総合対潜作戦システムを形成し、したがって艦艇の水中目標に対する探知計測および打撃能力を有効に向上させた。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「052型駆逐艦は国産第2世代ハルソナーを配備し、しかも総合対潜作戦システムを実現している」)

新世紀に入り、中国の総合国力は迅速、猛烈に発展し、経済技術水準は迅速に向上し、工業基礎水準も長足の進歩を得、このようなことは国産新世代水中音響システムのために強大な物質的基礎を提供した。第3世代水上艦艇とセットにするため、中国の関係機関はまた第3世代ハルソナーを研究開発した。関連の資料によれば、国産第3世代ハルソナーはアクティブ/パッシブ総合ソナーで、水中目標の探知計測、魚雷警告、障害を避けるなど多種の機能を具備し、システムは超大規模DSP信号/データ処理、先進的な画像表示などの技術を採用し、総合情報処理、総合表示などの機能を持ち、システムは先進的な水中音響アレイを採用し、捜索しながら追跡する能力を持ち、同時多目標を探知計測、追跡でき、比較的良い環境適応能力を持ち、深刻な混響環境下で水中目標が探知計測でき、浅い海での探知計測性能が比較的良い。部隊訓練、演習の中でいずれもパフォーマンスが良好で、特に中ロ合同演習の中での発揮が出色であり、ロシア海軍は見学した後深い印象を残し、ロシアメディアはかつて文を掲載し「中国サイドの艦艇の対潜システムは西側の色彩の総合コンソールを配備し、1人でもうあらゆる作戦任務が完成でき、一方ロシア艦艇の類似のシステムは非常に多くの遜色があり、多人数でやっと同じ任務を完成できる。」と紹介した。

(頑住吉注:次の2つはキャプションです。)

052B型駆逐艦は国産第3世代ハルソナーを配備

中ロ合同海上演習で、中国のソナーおよび総合対潜作戦システムはロシアサイドに深い印象を残した

055型ミサイル駆逐艦のハルソナーは国産第3世代ハルソナーの改良型と推測でき、球状艦首の空間が増大しているため、それはより大きな寸法のアレイを採用しているはずで、より大きな寸法のアレイはより低い作動周波数を意味しており、国外の潜水艦の発展から見て、消音手段はどんどん多く、技術水準はどんどん高くなり、水中音響システムに対しより高い要求を提出している。アクティブ低周波ソナーはこうした潜水艦に対応する最も良い手段で、現在低周波ソナーの作動周波数は百ヘルツクラスまで低下し、充分な拡大率を保証するため、アレイの寸法に対する要求は比較的大きい。アメリカのSQS-53ソナーアレイは直径が5m近く、高さは2m近く、重量は30トンを超え、作動周波数はすでに千ヘルツクラスの下限に近づいている。055型ミサイル駆逐艦のアレイはより大きいはずで、探知計測能力もより強いことは肯定できる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「国産対潜探知計測システムは低調かつ有力に前進し、中国海軍の水中作戦能力を有力に向上させた」)

現在見たところ、中国海軍は新世代低周波ソナー探知計測システムで長足の進歩を獲得し、例えば曳航アレイソナーはすでにアクティブ/パッシブ体制までグレードアップし、ヘリ懸垂ソナーも拡張展開可能アレイを配備し、こうした全てはシステムの作動周波数を有効に下げ、現代静音潜水艦により良く対抗でき、したがって中国海軍が現在最も近代的な潜水艦と闘争する能力を増強する。


 ロシアよりはだいぶ進んでいるようですが西側のトップクラスと比べてどの程度の水準にあるのかこれではいまいち分かりませんね。












戻るボタン