コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその277
4月29日
中国の空母関連です。
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遼寧号空母は何故二十機あまりの実戦機しか搭載できないのか、突き詰めると原因は何?
空母は飛行機の輸送艦ではなく、甲板上に空間はあるが、実際上機格納庫の寸法、燃料や弾薬の搭載量などの要素はいずれも空母の航空機搭載能力に影響する。クズネツォフを例にすると、当初ソ連はどうしても50機の飛行機を搭載しなければならないと考えていたが、実際には現在になって小型のミグ-29ができても、30〜36機の固定翼戦闘機という水準である。
遼寧号は満載排水量6万トン前後の中型空母でしかなく、全長304m、全幅70.5mである。24機の殲ー15大型戦闘機の他、遼寧号はさらに4機の直-18早期警戒ヘリ、6機の直-8F対潜ヘリおよび2機の直-9C捜索救援ヘリが搭載でき、合計36機の各種類型の飛行機である。
6万トンの満載排水量で30〜36機の固定翼機を搭載するのはやや不満で、ほらよそのドゴールは各種の問題はあるが、40機搭載できると言われ(実際には30機で、さらに多いと飛行甲板は渋滞だろう)、それでも満載排水量は42500トンである。このため、我々は最後にやはり自分でやらねばならず、クズネツォフのああいった奇異な設計を全て取り去る必要があっただけでなく、最終的にはきっとさらにカタパルトを搭載する必要があり、このようならトン数と艦載機の量はやっとバランスが取れる。
アメリカの現役の「ニミッツ」級空母も現在満載あるいは超負荷の搭載を達成しておらず、10万トン級の空母は理論上100機の艦載機が搭載でき、平均1000トンで1機搭載できるが、アメリカの「ニミッツ」級空母は約70機の実戦機しか搭載しておらず、こうした実戦機は空中早期警戒機、、空中給油機、電子戦機との協同の下で異なる状況下の多元化された作戦の要求を完成させることができる。しかも、空母は近接防御武器を装備してはいるが、それでも何機かの艦載機を留保して空母を守護させるだろう。言い換えれば、緊急状況下で空母を保護するのである。
我が国の空母である遼寧艦の正常な航空機搭載量は24機の殲ー15、12機の直-18および直-9ヘリで、6万トンの排水量に対しあいにくちょっと少ないと言え、突き詰めれば原因は以下のいくつかによる。
1つ目は遼寧艦の機格納庫の面積が相対的に小さいことである。遼寧艦は旧ソ連の「ワリヤーグ」号空母から改造してできたもので、「ワリヤーグ」はソ連のクズネツォフ級空母の第2号艦である。ソ連のクズネツォフ級空母の正式名称は「航空機搭載巡洋艦」で、これはソ連自らの空母を開発する特殊な考え方の筋道だった。航空機搭載巡洋艦は実際上艦載機オペレーション能力を持つ大型巡洋艦である。艦載機を用いて作戦を行う他、この型の艦はさらに大型対艦ミサイル、数百発の対空ミサイルおよび完備された対潜措置を装備していた。この型の艦が搭載するスキージャンプ甲板の下方には12ユニットの3K-45「花崗岩」対艦ミサイル垂直発射装置が装備され、12発の3K-45「花崗岩」対艦ミサイルが装備されていた。「花崗岩」ミサイルはサイズが巨大で、ミサイル本体の長さは7mを超える。本当に体積が巨大な対艦ミサイル発射システムが多くの艦体空間を占用したため、機格納庫に使用可能な面積に割り込み占領したのである。
2つ目は遼寧艦が搭載する殲ー15の寸法が大きく、一定程度上航空機搭載量に影響していることである。殲ー15はスホーイ-33から発展し、両者の外形、寸法は一致する。スホーイ-33のデータを根拠にすると、この飛行機の全長は21.19m、全幅14.7m、主翼折りたたみ後の全幅は7.4mである。アメリカの典型的な艦載機であるスーパーホーネットの寸法は18.31m、全幅13.62mで、主翼折りたたみ後の全幅は9.32mである。殲ー15はスーパーホーネットにくらべ全長が一回り大きい。
3つ目は遼寧艦の甲板運用能力が比較的劣り、大量の飛行機の搭載の必要がないことである。遼寧艦のスキージャンプ発進方式は同じ寸法のカタパルト発進方式の空母に比べ、甲板運用能力がやや劣ると言える。
遼寧艦の近年来のニュース画像がはっきり示すところを根拠にすると、その甲板上の殲ー15は最大数でも14機を超えず、つまり遼寧艦が1回に発進させる殲ー15の数は最高でも14機を超えない。空母にとって、1回に発進させる最大の飛行機の数は最大航空機搭載量に比べさらに重要な戦闘力の指標である。
遼寧艦の前身である「ワリヤーグ」は、ぎっしりとミサイルを満載し、このため大型航空機搭載巡洋艦と呼ばれ、飛行甲板両側前後4つの舷側プラットフォームは4基6連装のSA-A-9垂直発射システムで、全部で装備されていたミサイルは192発だった。4つの舷側プラットフォームにはさらに8基のCADS-N-1「カシタン」ミサイル・砲合体システムが装備され、それぞれのシステムには2基の6本バレル30mm速射砲と2組4連装全部で8発のSA-N-11近距離艦対空ミサイルが装備された。さらに4基のAK630型6本バレル30mm砲があった。弾薬庫は艦首、中部、艦尾に分布した。甲板も甲板下面も全部武器で、甲板と機格納庫の空間に割り込み占領し、我々は改造を行ったが、換骨奪胎は難しく、これこそ旧船体改造の弊害である。
総括:遼寧艦は排水量に比べ、搭載する固定翼実戦機の数が比較的少ない。原因は皆はっきり分かっているが、ソ連時代の空母が大量の対艦および対空ミサイルを搭載したことが大量の空間を浪費したことである。改装を経て、遼寧艦は24機の殲ー15を搭載できるようになったがこれはすでに極致までやったのである。
遼寧艦の構造を小幅にアレンジした初の中国国産空母が何機搭載できるかまだはっきりしませんが、40機という説もあり、これが正しければ大幅アップですが大幅に大きいわりにドゴールと大差ないということになるでしょうか。
4月30日
日本の戦闘機関連です。
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殲ー20を超越 アメリカ、日本のためにF-22、F-35のメリットを総合した最強戦闘機を作り出さんとする
ここ何年か、日本は第5世代機自主研究開発の道の上で紆余曲折と言うべきで、異常に苦しみ、当初におけるその手前勝手なそろばん勘定は当時のF-4、F-15の模式に照らし、アメリカの最も先進的なF-22戦闘機を導入しかつライセンス生産するというものだったが、アメリカ議会は軍事機密を保護するという口実でF-22の輸出禁止例を発し、今度は直ちにそそくさとF-22の生産ラインを閉鎖し、日本がハイエンド第5世代機を持つという願望を水の泡とさせた。日本は直ちに自主研究開発を行う試みに転じ、X-2心神検証機、XF5-1ターボファンエンジンを含む一連の事前研究プロジェクトを始動させ、国産第5世代機の正式プロジェクト立ち上げのために技術の蓄えを提供しようとした。
だが俗に「物事は経てみなければ難しさは分からない」とはうまく言ったもので、元々自信満々だった日本は、すぐに第5世代機は少しも楽なものではないことに気付いた。日本は多くの人の見るところ強大な工業的基礎を持つ科学技術強国であるが、真にハイエンドな総合的性質の軍事プロジェクトに直面すると、やはり力が意気込みに追いつかず「できない!」と悲嘆するしかなかった。このX-2心神検証機を取り上げて語るならば、離陸重量はたった8トン、2台のXF5-1ターボファンエンジンを装備し、総推力は10トンしかなく、基本的にちょっと大きめの航空模型に他ならず、内部に置く弾薬庫さえ設置するところがなく、技術検証機の価値には実際限りがあり、このためおよそ30回試験飛行しただけでもう棚上げされた。
心神検証機の成果は大きくなかったものの、日本はそれでも2017年に第5世代機F-3の研究開発計画、およびこれとセットになる最大推力15トンのXF9-1推力ベクトルターボファンエンジンを打ち出した。しかし「理想は非常に豊満、現実は非常に貧弱」だった。関連のサブプロジェクトの研究開発進度がはるかかなたでいつになるか分からず、さらに導入生産されるF-35のもたらす衝撃が加わり、F-3プロジェクトは1年に満たない時間が過ぎただけでもう中止が宣告され、日本の防衛省はさらに少なくとも2030年までは第5世代機自主研究開発の問題を再び考慮しないだろうと言明した。外界が普遍的に日本は第5世代機自主研究開発に完全に別れを告げたと考えていた時、また突然に思いもよらない転機が発生した。カギとなる重要な時にアメリカ人が「救いの手をさしのべ」たのである。
2018年4月、アメリカのロッキード・マーティン社は日本の防衛省に向け提案書を提出し、内容はF-22とF-35を基礎に日本がF-3戦闘機を研究開発するのに協力援助するというものだった。ロッキード・マーティン社の構想では、F-3戦闘機はF-22の機体とF-35のレーダー航空電子を相互に結合し、性能が両者を超越し、全世界で第1のスーパー第5世代機となる、というものだった。当然現在この方案はまだ単なる構想でしかなく、ロッキード・マーティン社はまだアメリカ政府の批准も得ていない。だが日本方面に対する吸引力はそれにもかかわらず火を見るよりも明らかである。ロッキード・マーティン社は大量の成熟した貨架(頑住吉注:商品棚の意味ですが変換ミス?)技術と豊富な設計経験を持ち、もしその強力な加盟があれば、F-3プロジェクトは疑いなくスムーズにいき、手が届くものとなる。
人々は非常に不思議に思ったかもしれない。ロッキード・マーティン社は日本に向けF-35を売って大儲けしており、さらに余計なことをしてF-3の悪あがきを助けに行こうとするのか? 種々の兆しから判断して、ロッキード・マーティン社のこの挙は非常に大きな程度上アメリカ軍の教唆から来ている。アメリカ軍はF-22調達計画削減と生産ライン閉鎖の決定に対し早くから不満があり、さらに中国とロシアが相次いで殲ー20、スホーイ-57など大型制空第5世代機を登場させたことが加わり、アメリカ軍はさらに何度もF-22生産ライン再始動およびF-22に対し大規模改良を行う要求を提出していたが、いずれも議会長老たちによって費用が高すぎる理由をもって却下され、F-3プロジェクトの名目を借りて借屍還魂(頑住吉注:屍を借りて魂を呼び戻す、ですが兵法三十六計の中の言葉で、すでになくなったものを持ち出して大義名分にする、といった意味になるようです)、曲線救国(頑住吉注:ここでは迂回戦術くらいの意味でいいでしょう)するしかなかったのである。
ロッキード・マーティン社がこのように熱心に日本の第5世代機「自主研究開発」を援助しようとするのは、まさに日本の投資を利用してF-22の生産ラインを再始動し、かつF-35の技術を採用してF-22に対しグレードアップを行おうとしているのである。一方においては日本から散々にふんだくることができ、もう一方ではアメリカ軍の購入の需要も満足させられ、本当に濡れ手で粟、一石二鳥というべきである。最大の不確定要素は主に2つある。1つはロッキード・マーティン社がスムーズにF-22の技術輸出禁止例を突破し、アメリカ政府の授権を得ることができるか否か。2つ目は日本がどのような協力に関する要求を提出するか。例えばプロジェクトの主導権をいかに区分けするかおよび関連技術の移転条件等々で、こうした全てが全プロジェクトの進度とコストに直接影響するだろう。唯一肯定できるのはF-3が必然的にいまだかつてなかった天文学的価格になることで、日本が多大な代価を払ってこの誰もやりたがらい厄介事を引き受けるか? これにかかっている。
作者:利刃/刻雨無痕
まあ日米ウィンウィンになる可能性も充分あるとは思いますが。完全自主研究開発は難しいと私も思いますし、第5世代機を実際に作ったことのないイギリスなどの国との協力にもそう大きな期待はできそうになく、現実的な選択肢としてはこれくらいになってしまうんでしょうかね。
5月1日
中国空母関連です。
http://military.china.com/news/568/20180423/32340412_all.html#page_2
遼寧艦の艦長:飛行員は命と引き替えに艦載機発着訓練のデータを手にした
中央テレビの情報:4月23日、人民海軍は成立69周年記念日を迎えた。海軍といえば空母に言及せざるを得ない。2012年に初の空母である遼寧艦が就役を開始してから、中国は空母時代に入った。遼寧艦が近海から遠海に達し、単一艦から艦隊に至るのと共に、人民海軍は近海防御から、近海防御と遠海護衛が相互に結合したモデルチェンジ建設発展の道を歩み始め、海軍将兵は「実戦化された軍事訓練を大いにやる」実際の措置をもって、習近平主席の「新型作戦力量を加速して発展させ、努力して人民海軍を全面的に世界一流の海軍に完成させよ」との切実な嘱託を貫徹して実行した。
4月12日に中央軍事委員会が南海海域で行った海上閲兵に参加した後、遼寧艦艦隊は迅速に閲兵場から訓練場に駆けつけた。連日来、遼寧艦は相次いで南海と西太平洋海域で密集して多科目訓練、作戦体系構築および運用を展開し、潜水艦待ち伏せ区域を突破し、遠海制海制空作戦、艦隊指揮所訓練など多項目の内容に関し実戦に近い環境の中でさらに一歩の検証を得た。
2012年11月23日、飛行員の戴明盟は殲ー15戦闘機を操縦して成功裏に遼寧艦の甲板に降着し、スキージャンプ発進、、制動着艦など飛行のカギとなる重要技術を一挙に突破し、あの時は遼寧艦は海軍に就役してやっと2ヶ月の時間になったばかりだった。
2015年12月下旬、遼寧艦は渤海某海域で艦・機融合訓練を行い、新たな一定数の殲ー15艦載戦闘機飛行員が機を操縦しタッチアンドゴー、制動着艦など多くの課目の訓練を完成させ、多くの殲ー15飛行員が空母資格認証をパスした。
(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「2016年12月15日、殲ー15艦載戦闘機は各種ミサイル十発あまりを発射した。」)
これは2016年12月15日に遼寧艦艦隊が行った実際に武器を使用しての演習で、殲ー15艦載戦闘機と遼寧艦は各種ミサイル十発あまりを発射し、目標に対し正確打撃を行った。
海軍空母艦隊指揮員の陳岳h:実際の武器使用は、全システム、全プロセス、全要素を体現している。つまり全艦隊のあらゆる能力が全て集中して実際の武器を使用しての演習を通じて体現できた。実際に武器を使用しての検証によって、我々のこの空母艦隊の、現在の作戦能力、戦闘力生成の状態が判断できる。
実際に武器を使用しての演習のたった10日後、遼寧艦空母艦隊は宮古海峡を通過して西太平洋に進入し、初めて第一列島線を突破して区域をまたいでの遠海訓練を展開した。遠海の大洋の水文気象条件は複雑で、訓練海域の海の状況は比較的劣り、身を排水量数万トンの遼寧艦に置いてさえ顕著な動揺が感じられ、このことは艦載機発着訓練に多くの挑戦をもたらした。
海軍遼寧艦艦長の劉普Fこの船は300mの長さがあり、(頑住吉注:砕けた話し言葉でよく分かりませんが、未経験なので艦の揺れが発着にどう影響するか分からなかった、といったことらしいです)、ああいったもの(頑住吉注:文脈から発着に関するデータですね)を飛行員が出したのは、飛行員が命と引き換えに手にしたとさえ言える。
渤海、黄海、東海から南海、さらに西太平洋まで、海軍空母艦隊は航行しながら訓練し、遠海の大洋の中で合成化、体系化、実戦化された組織的訓練方法を探索し、さらに一歩艦・融合水準を向上させ、艦隊協同指揮能力を練磨した。
就役して6年来、遼寧艦は各項目の試験と訓練活動を着実に推進し、相次いで百項目以上の科研試験および訓練任務を完成させた。艦載機駐機数、単一の日でののべ飛行機数、発進と回収効率にはいずれもさらに一歩の向上があった。多くの殲ー15飛行員が空母資格認証をパスし、海軍艦載戦闘機飛行員自主養成体系は日増しに完備された。
海軍空母艦隊指揮員の陳岳h:現在、我々はすでに空母艦隊訓練大綱の全部の科目を完成させ、何度も艦隊の全システム、全要素、全プロセスで実際に武器を使用し、実兵対抗演習および遠海の区域をまたいでの機動訓練を組織し、艦隊の各要素の深い融合を実現した。現在我々はコンビネーションが阿吽の呼吸で、指揮はスムーズで、運用は効率が高く、比較的強い立体感知能力、海空突撃能力、総合防御能力を具備している。
全く実戦経験のない遼寧艦の戦闘の実力がアメリカなどのそれに比べどうなのか気になるところですが、自信はつけているようですね。
5月2日
ロシアの艦載機関連です。
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目標は中印? ロシア、艦載版スホーイ-57を研究開発 軍事マニア:インドに売ってやれよ、我々は要らない
最近、ロシアのスホーイ社は対外的に、艦載版スホーイ-57戦闘機の研究開発をもくろんでいるところである、と宣言した。外界の分析は、艦載版スホーイ-57はロシア自ら研究開発中の暴風級大型空母に装備される他、将来はさらに中国とインドに向け輸出される可能性がある、と考える。
中印両国は自らの新世代空母を研究開発中で、特にインド海軍の新たな空母は、将来アメリカからF-35あるいはF/A-18戦闘機を導入する可能性が極めて高く、このためロシアはインドというこの伝統的な武器輸出国を守るため、新世代艦載戦闘機を研究開発することが必須なのである。
だが、ある中国の軍事マニアは、中国の殲ー20および殲ー31戦闘機の開発と共に、中国はステルス戦闘機方面ですでにロシアの前面に走り出ており、しかも中国はすでに国産新世代ステルス艦載戦闘機の研究開発を開始している、とする。
このため、ロシアが艦載版スホーイ-57戦闘機を中国に売りたいというのは明らかに独りよがりの願望である。中国はロシアの艦載版スホーイ-57を購入しないに違いなく、ごく明らかに、この機の目標はただ1つ、それは他ならぬインド海軍である。
冷戦の期間、インドはずっとソ連の重要な武器輸出国の1つだった。現在、インドは武器調達の多元化により傾いており、頻繁にアメリカ、イスラエルなど西側諸国から高度技術装備を導入しているが、否認できないのは、インド軍の武器技術のスタンダードはやはりソ連の武器をメインとする、ということである。そしてこの現状は少なくとも20〜30年内は非常に動揺し難い。
現在、インド海軍はは2隻の新型空母を建造中で、このため艦載戦闘機に対する需要は当然いうまでもなく、少なくとも60〜80機の需用量があり、ロシア軍事工業は当然この宝物を放棄したくはない。
現在、インド海軍が持つ唯一の空母「チャンドラグプタ」空母は、インドが30億アメリカドル余りの改装費用を費やしてロシアのところから買ってきたもので、この艦は20機余りのミグ-29K戦闘機を搭載している。
この戦闘機はミコヤン飛行機社が旧式なミグ-29中型戦闘機を基礎にした改良型で、しかも研究開発費用もインドが提供した。しかもロシア軍はミグ-29Kを購入しロシア海軍唯一の「クズネツォフ海軍上将」号上のスホーイ-33戦闘機との交換に用いるつもりもある。
だがミグ-29Kはインド軍およびロシア軍での就役後、パフォーマンスがよくなく、ロシア軍は甚だしきに至ってはシリア戦区への配備時さらに1機を墜落損壊させたことがある。このため、インド軍はすでにもはやミグ-29Kを購入しないとしている。
だがもしもはやミグ-29Kを購入しないとしたら、インド空母艦載戦闘機は今度はどこから来ることになるのだろうか?
その国産の「テジャス」戦闘機は明らかにダメで、ならば外国製品の中から選択するしかない。
言われているところによれば、アメリカのボーイング社は極力インドに向けF/A-18E/F「スーパーホーネット」戦闘機を推薦している。この機はアメリカ海軍空母艦載機連隊の主力戦闘機でもあり、これはロシア軍事工業が内心焦って艦載版スホーイ-57を研究開発しようとしている主要な原因に他ならない。
ごく明らかに、「スーパーホーネット」というこの横からの闖入者はインド軍に対する吸引力がやはり非常に大きく、主要な原因はアメリカ大統領トランプがすでに口頭でインドに核反応炉技術および電磁カタパルトなど大型空母に必要な関連技術技術を販売することに同意していることにある。
つまり、アメリカは単にインドに1機種の艦載機を売るだけでなく、インドが大型空母を自ら建造するのを助けようとしている。トランプの承諾が実現し得るか否かには大きなクエスチョンマークをつける必要があるが、このことはスホーイ社を内心大いに焦らせるに足りる。
しかし今後建造が開始される大型空母はともかく、既存の空母と最初の国産空母は比較的小型なのでミグー29Kより大幅に大きい機種は運用しにくいでしょうね。
5月3日
「インドがロシアとの次世代機開発プロジェクトから手を引く?」という問題に関する記事を2つ紹介します。
https://www.hao123.com/mid?key=pZwYTjCEQvF9pyGGmy99Uz4Bmy-bIi4WUvYET1qGujYkPHb4njTsPW0vn1cdrjRvPHm3&from=tuijian&pn=1
インド、ロシアと協力しての第5世代機研究開発計画を正式に終了 この戦闘機を過渡的に買う可能性
最近ある報道はインドがロシア・インド合同第5世代機研究開発プロジェクト(FGFA)から退出するとし、情報ルートから見て、この件は真のはずで、インド国防省は近く正式にこの情報を発表するに違いない。外国メディアの報道によれば、FGFAプロジェクト退出後、インド空軍はロシアが自ら用いるスホーイ-57戦闘機を直接購入し、また短期間内ステルス改良版のスホーイ-35を購入して過渡的措置とすることもインドの潜在的な選択肢である。
インドは、ロシアの協力商は物事を引き延ばして仕事をせず、ロシアはインドの航空に関する実力を見下していると考えている。契約に照らせば、FGFA戦闘機研究開発成功後にロシアによって技術が提供され、インドで生産されることになる。インドで現在総合的実力が最強なのはインドスタン航空社(HAL)である。だが実力強大なロシア連合航空製造集団に比べ、HALの実戦機研究開発経験は基本的に全くの空白で、唯一の実戦機であるLCAはプロジェクト立ち上げから現在まですでに30年を超え、まだ大量生産が開始されていない。
軍事評論員は次のように言う。ロシアは現在積極的にスホーイ-57戦闘機を量産および就役に入らせる作業を推進しつつある。この飛行機は殲ー20戦闘機、F-22戦闘機など完備された4S性能を具備した第5世代戦闘機とはおそらく同列に論じられないが、結局のところロシア初のF-22、F-35戦闘機を除くあらゆる西側戦闘機を超越する先進的飛行機なのである。もしインド空軍がこんなにも高望みでなかったならば、一定数のスホーイ-57戦闘機を購入するのが実は彼らの最も合理的な選択である。
インド空軍の協力からの退出報告の提出は決してロシアのところから何かをゆすり取りたがっているというだけではなく、この鍵となる重要な時間的ポイントにおいてスホーイ-57に関する協力をぶち壊したがっているのである。以前のある情報は次のように言っていた。インドにはロシアに対し「ノー」と言う資本(頑住吉注:ここでは材料とかバックグラウンドとかそういった意味でしょう)がなく、何故ならもしスホーイ-57戦闘機がなかったら、インドは第5世代戦闘機を獲得するのは非常に難しかったからだが、今状況には変化があった。米軍が予想通りインドに向けF-35戦闘機を販売したら、インドにとってスホーイ-57戦闘機は明らかにそんなに重要ではなくなる。
ひとたびこのようになるや、インドはあらためて百億アメリカドル以上の金を費やして第5世代機を購入する必要ができる。だが現在もしインドがスホーイ-57戦闘機を放棄したら、アメリカ軍のF-35戦闘機を購入するしかなくなるが、米軍がF-35戦闘機を売るか否か、インドにもまだ定かでない。自らの第5世代機計画実現のため何十億アメリカドルをはたき、10年近く待った後に結果としてまた原点に戻ったら、インドの第5世代機計画少なくとも十年遅延するだろう!
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インドがスホーイ-57の研究開発から退出 ロシア憤怒してやまず それにもかかわらずアメリカは喜びの極致
最近インド軍は公然と、インドは正式にスホーイ-57戦闘機というこのプロジェクトの研究開発作業から退出すると宣言した。この情報がひとたび出るやすぐに非常に多くの軍事愛好者は次々と次のように言った。実はインドに対しこの時にこの話を公然と宣言できることは決して不思議には感じず、何故ならこんなにも長時間以来スホーイ-57戦闘機研究開発の進展は決してインドに満足を感じさせることができず、インドがスホーイ-57戦闘機プロジェクト研究開発からの退出を宣言するのは時間の問題にすぎなかったからである。
周知のように、スホーイ-57戦闘機の研究開発プロジェクトの中にインドは参加し100億アメリカドルあまり投資済みである。スホーイ-57戦闘機は2010年には早くももう成功裏に初飛行を行ったが、こんなにも長い時間が過ぎ去り、スホーイ-57戦闘機は依然遅々として就役できず、すでにこのことはインド人の心中を非常に不愉快にさせている。まさにロシア人のやり方を全く受け入れられずまた容認できなかったからこそ、インドは最終的にスホーイ-57戦闘機研究開発からの退出を宣言せざるを得なかったのである。
しかしインドのスホーイ-57戦闘機プロジェクト研究開発からの退出の突然の宣言に直面して、ロシア人は相当に憤怒してやまない。あるロシア軍関係者は次のように明らかにする。実はまさにインドが正式に公然とスホーイ-57戦闘機研究開発プロジェクト退出を宣言する前、すでにロシアと密かに意志疎通していたが、ロシア方面がスホーイ-57戦闘機の具体的就役時期を正確に出すことができないのを知った後、インド人は怒ってスホーイ-57戦闘機プロジェクトから退出したのである。
インドのスホーイ-57戦闘機プロジェクトの研究開発退出と共に、元々もう資金の上で困難だったロシアは今回さらに泣きっ面に蜂となる。ロシアはすでに2019年にスホーイ-57戦闘機の正式装備を開始すると宣言していることを知る必要がある。しかも現在ロシアは経済上決して非常に良好ではなく、このような局面でまたインドの研究開発退出に遭遇し、このことはロシア人を間違いなく憤怒させてやまず、自らの第5世代戦闘機プロジェクトをよってたかって馬鹿にしている感覚である。
インドがスホーイ-57戦闘機研究開発プロジェクトから退出したのを見て、アメリカ人はそれにも関わらず喜びの極致である。あるアメリカの軍事専門家は次のように言う。インドがスホーイ-57戦闘機プロジェクトから退出した後、将来インドには第5世代戦闘機の上で2つの選択肢しかなく、自主研究開発するかその他の国から購入するかである。だがインドの武器装備研究開発水準から見て、インドはおそらく第5世代戦闘機を自主研究開発したくても多大な成功の可能性はないはずである。
だがこれはまさにアメリカ方面にチャンスを与えており、何故ならインドはずっと前からF-35A戦闘機に対し興味が濃厚だったからである。もしアメリカが今回のチャンスをうまく利用してF-35A戦闘機をインドに売ることができたら、このことはアメリカにとって大きな市場を獲得もできれば、また大儲けすることもできる。インドのスホーイ-57戦闘機プロジェクト退出は、疑いなくアメリカとインド軍事協力レベルの向上を非常に大きく促進するだろう、と言うことができる。
作者:利刃/嬾羊羊
ロシアとの協力の可能性を残しておきながらアメリカと交渉した方が有利だと思われますが、もし協力の終了を公然と宣言したならアメリカと裏でかなり確実性の高い合意ができているのかもしれませんね。
5月4日
中国の国産航空エンジン関連です。
https://www.hao123.com/mid?key=pZwYTjCEQLILIz4YULNYpy7EQhPEUiqGIANVQ1mdPH0vnjDLPWb3PjmdP1DdnWfE&from=tuijian&pn=1
国の人は狂喜! 中国の渦扇15エンジンが重大な突破を獲得 軍事マニア:殲ー20の戦力が倍増することに
(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「渦扇15エンジンを搭載して試験を行っていると推測される殲ー20戦闘機」)
最近、メディアは中国の航空エンジンに関する最新情報を報道したが、これは国の人が狂喜するに値する。情報は次のように言明する。中国の渦扇15エンジンはすでに重大な突破を獲得し、このため将来中国の殲ー20はまもなく国産の渦扇15エンジンに換装し、結果的にロシア製エンジンに取って代わる可能性が高く、性能が大幅に向上するのと同時に、コストは逆に顕著に下がり、このことは殲ー20にとって鬼に金棒と言うべきで、軍事マニアはこれに対し殲ー20は戦力が倍増すると評論し、ロシアの専門家も評論し、殲ー20は国産エンジンを採用するがゆえに製造コストが顕著に下がり、まもなく低価格をもって大量装備されることになる、と言明する。
某いくつかのメディアにはこれまでずっと「中国をけなす」伝統があることを考慮すれば、我が国が新型戦闘機を研究する時、この支持者が飛び出してきてガタガタいうのも全く想定内のことである。最初の時彼らは我が国には第3世代機が研究開発できないと嘲笑し、殲ー10ができた時になれば今度は我々に第4世代機が作れないのは必然だの何のと言った。結果として現在殲ー20も登場してすでに久しいが、彼らはまだ依然しつこく食い下がり、エンジンの件を持ち出して必死に国産戦闘機の「心臓病」だの何のと騒いだ。
(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国人民の旧友:AL-31Fエンジン」)
航空エンジン領域を語ろうとすれば、我が国は歩み始めが遅く、技術の蓄積が比較的少なかった。これには何の議論の余地もない。我が国はここ何十年近くでやっと工業化を完成し、やっと国力の飛躍を開始した。我が国がロシア製航空エンジンを大量採用したというのも間違いではなく、、AL-31F(語呂合わせのニックネーム「三姨夫」というのがそれである)型エンジンは非常に典型的な例である。殲ー10と初期の殲ー11と系列の上に、このエンジンはいずれも広範に応用された。
しかしちょっと考えれば分かるはずだが、ロシア製エンジンに頼りきったのでは我が国の戦闘機の需要を満足させるのは全く不可能である。我が国の800機の第3世代機が、もし全部AL-31Fの支えに依存したら、たとえロシアが生産能力を全部消耗しきっても不充分である。だが同時にもし国産エンジンの性能が一定の水準に達することができていなかったら、部隊はやはり国産エンジンを戦闘機に装備することを受け入れるのは不可能である。例を挙げると、殲ー11Bの後期の機種で、渦扇10すなわち太行エンジンはすでに標準装備されている。
(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「渦扇-15エンジン」)
最近における渦扇-15が殲ー20に搭載され試験が行われたとの情報は、疑いなく我が国が国産航空エンジンの研究方面でさらに一歩進んだことを象徴的に示している。これまでも殲ー20は渦扇-10系列エンジンを使用できたが、このエンジンの推力:重量比はまだ1:7から1:8の間で、殲ー20の性能を十分に発揮させるには不足である。一方渦扇-15は予想では18トンの推力に到達でき、推力:重量比は1:10に到達でき、疑いなくより優秀な選択である。
当然、現段階では渦扇-15の全部の試験作業はまだ完成しておらず、このためそれが直ちに機に装備され就役することを期待するのはあまり現実的ではない。だが全く疑いの余地なく、このエンジンの我が空軍の中における前途の見通しに対し、我々は非常に楽観的な期待を抱くべきである。ああいった我が国をけなす人には思う存分やらせておこう、我々の勤勉な技術研究人員は、きっと空軍装備の水準を新たな高度にまで高めることができる。
いや「心臓病」という表現を引用とかではなく中国人自身が使っているのを何度も読んでますし。こういう言い方好きですね。「遼寧艦は科研・訓練艦」と中国軍が公式に言っていたのに「訓練艦に過ぎないとの外国の悪口を見事打ち破った」とか。まあそれはさておき、航空エンジンに関し「ついに難関を突破」という記事は10年以上前から何度も何度も出ており、今回も本当かどうか分かは分かりません。手をかけた少数の試作品なら予定の性能が出ても量産するとダメ、というケースも多かったようですし。全体として進歩しているのはまあ確かなんでしょうが、ロシアやアメリカとのレベル差が現在どの程度あるのかはまだ分かりません。
5月5日
中国の電子戦装備関連です。
http://military.china.com/jctp/11172988/20180503/32371668_all.html#page_2
米軍のEA-18Gに比肩! 我が軍の殲ー15電子戦機の翼端ポッドを詳解
あるネット仲間はJー16DおよびJー15Dという翼端に搭載する電子情報/電子支援ポッドに簡単な比較を行ってみたが、当時のJー16D上の4枚のブレード状アンテナがすでに1本の長い形状のアンテナに整合されていることに気付くことができた。このポッドはEA-18Gに搭載されるAN/ALQ-218と共に現在世界の機載電子戦ポッドの最先端水準を代表している、と言うことができる。(ソース:jetfight2000 鋼鉄機機)
最近、殲ー15D電子戦機のクリアな画像がネット上に明るみに出た! その外観の特徴は、非常に突出している。左右の翼端にそれぞれポッドが1つあり、ふざけて「小扁担」(頑住吉注:小さな天秤棒)と呼ばれるが、一体何に用いるものなのだろうか? このネット仲間から殲ー17とも呼ばれる殲ー15艦載戦闘機の専用電子戦型の主な作用は一目瞭然で、電子戦を行うのに用いるのである!
過去、我が軍の実戦機の電子戦能力は薄弱で、近年やっと専用電子戦ポッドの配備が開始されたところだが、殲ー15Dの出現はこの局面を完全に変えた。それは高速機動突撃する我が軍の機群のために航路護衛が提供でき、独立して戦闘もでき、甚だしきに至っては自ら空対空、空対地正確打撃を発起することができる! 殲ー15Dには、元々霹靂8、霹靂10格闘空対空ミサイルを搭載する翼端搭載架が装備されていたが、「小扁担」ポッドによって取って代わられたのである。
殲ー15Dのこの2つのポッドの最大の用途は敵サイドのレーダーあるいは無線電子設備の正確な位置決定である。それは2つの独立した受信機グループで、機の全幅最大の位置に設置され、一部の設備は機体内部に装備されている。2つの受信機グループのうちメイン受信機グループには、多くのチャンネル化受信機などの設備が包括され、リアルタイムに無線電子信号を捜索収集し、正確にパラメータを測量し、正確方向測定、位置決定を完成することができる。補助受信機グループは大範囲の周波数測量を担当し、測量駐留時間を拡大し、リアルタイムで距離データを更新する。
この設計には、明らかにアメリカ海軍のEA-18Gと共通するところがある。EA-18Gグラウラーのこの位置にはノースロップ・グラマン社がこれ専用に設計したALQ-218V(2)戦術受信機ポッドが装備され、翼の下に搭載されるALQ-99戦術妨害ポッドとコンビネーションし、最も有効に地対空ミサイルのレーダーを妨害できる。だが外観から見て、殲ー15Dの「小扁担」はより単純ですっきりしている。長い形状のアンテナを用い、EA-18Gグラウラーの多くのブレード状アンテナに取って代わらせている。また、殲ー15Dプラットフォームの体積、搭載重量、航続距離、機動能力はF-18改良型プラットフォームに完勝である。
言われているところによれば、殲ー15D電子戦機の「小扁担」は、極めて周波数帯に照準を合わせた性質の妨害作戦方式を使用しており、もはや非常に大きなエネルギーを消耗し、より広い周波数を妨害する必要はなく、敵サイドのレーダー無線電子設備に照準を合わせた性質の妨害を実施する必要があるだけである。このことは、最も脅威に遭遇する周波数帯で、「小扁担」はより多いエネルギーを集中させて妨害が実施できることも意味している!
信じられているところによれば、「小扁担」はいわゆる無線電子透視能力を持つ。すなわち、それは全周波数帯で敵サイドを妨害するのと同時に、有効に敵サイドのレーダー無線電子信号を傍受できる。過去の全周波数帯妨害は、敵サイドの信号をカバーし、電子戦プラットフォーム自身も敵サイドの信号がどんな情報を伝達しているのかを知ることができなかった。
「小扁担」は二種の需要を併せ配慮することができる。また、周波数ジャンプ技術の普及により、レーダーはこの技術によってより良い抗妨害能力を実現している。伝統的な電子戦設備は周波数を調整するレーダーの不断の改変についていくことができず、妨害効果の低下をもたらす。信じられているところによれば殲ー15D電子戦機は周波数帯画像データ分析形式の先進的なアルゴリズムを運用しており、したがって連続不断に敵サイドのレーダー周波数を捕捉し、その変化を追跡し、連続的妨害を保持する。
まとめると、殲ー15D電子戦機はより有効に敵サイドのレーダー電子設備を妨害できるだけでなく、さらにより有力に武器を発射し、それを破壊することができる。「小扁担」の上述の技術的特徴に、その他全く新しい設備の先進的能力が加わり、殲ー15D電子戦機にこれまでの電子戦機を超越した妨害能力を獲得させている! 中国の空海軍実戦機部隊は、まさに作戦能力がより高く、よりトータルな新しい紀元に向かっているのである! (作者の署名:空軍世界)
アメリカもこの方面の能力をある程度秘密にしているでしょうし、ガチの勝負でどうなるかはやってみないと分からないでしょうね。