コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその281

5月27日

 ステルス戦闘機関連です。

https://www.hao123.com/mid?key=pZwYTjCEQvF9pyGGmy99Uz4Bmy-bIi4WUvYET1qGujYkPW0knHRsPj0sn1T4Pj01PWfd&from=tuijian&pn=1


殲ー20の尾部はステルス能力が劣る? 専門家:実はF-22のはさらに劣る

戦闘機は正面向き(迎面)のステルス性能が高度に要求される他、尾部(後半球)の逆向きステルスも同様に設計師によって気配りされるところである。だが、筆者はまず言っておくことがあるのだが、戦闘機に「全方向ステルス」の実現を要求するのは、戦車が「全方向防御」を要求されるのに相当し、現在のところ非常に非現実的である。

後半球のステルスは、ずっと設計師が追求する指標である。だが、この指標は最善には達成され得ず、できる限り発見される距離を縮めるしかない。非常に多くのネット上の軍事マニアはいつも習慣的に、戦闘機の後半球のステルス性能は、正面向きのステルス性能と一致すると考える。あるいは、戦闘機の後半球のステルス性能は、非常に不確実なものだ、と。

オーストラリア人が制作した殲ー20電磁シミュレーション。このシミュレーション実験は殲ー20、スホーイ-57、F-22という3種の戦闘機をシミュレーションした。このうち、スホーイ-57はすでに成績が最も劣り最下位にいて、一方殲ー20とF-22にはそれぞれ長所がある。

まず、F-22の後半球のステルス性能を語ってみよう。F-22が採用するのは2Dベクトルエンジンで、エンジンの噴射管には2枚の「挟み板」があり、挟み板は上下の回転を通じて超機動を実現することができる。また、これらの挟み板はレーダー波に対するステルスに、比類のない優勢がある。

F119エンジンおよび「挟み板」ユニット。噴射管の上下挟み板が噴射管のレーダー反射に対し遮蔽の作用を果たすことが見て取れる。だが非常に惜しいのは、これらの挟み板はレーダー波を遮蔽できるが、それ自体はそれにもかかわらず放熱しないことである。ランド社の技術報道によれば、F-22戦闘機の赤外線ステルス性能は非常に劣り、こんなにも劣るのは、2枚の放熱できない「鉄板」がエンジンの極めて高温の火炎によって赤熱させられるからである。これはちょうどライターで鉄板をあぶるようなもので、鉄板が赤熱させられる時、表面には赤色の外観も出現し、これは肉眼でも識別できる。

ラファール戦闘機によってIRSTを用いて「捕らえられた」F-22。画像の中からは、F-22の後ろ方向は、全くステルスでないことが見て取れる。殲ー20もEOTSを用いて随意にちょっと照射すれば、F-22を「捕らえる」ことができる。

F-15戦闘機が非常に長い尾部噴射炎を引いている。戦闘機に対して言えば、現在赤外線ステルスはより重要である

解放軍はベクトルエンジンの上で、ステルス軸対称の選択肢を選択した。このため、噴射管に鋸歯形状修正を使用した。だが鋸歯形状修正を見くびってはならない。ステルス性能を論じれば、それはレーダー波ステルスを併せ配慮する条件下で、さらに非常に大きく赤外線ステルスの性能を向上させるのである。

F-35連合攻撃機の尾部噴射管の鋸歯。小さな寸法の鋸歯は、戦闘機のステルス性能をわずかに向上させることができる。大きな寸法の鋸歯は、戦闘機のステルス性能を大幅に向上させることができる。成都飛行機と南航大学が合同出版した「異なる鋸歯の回転矩形噴射管の赤外線輻射特性に対する影響の数値シミュレーション」の一文の中では軸対称ベクトルのステルス性能が専門に分析されている。当然、もし殲ー20が将来大きな寸法の鋸歯形状修正を採用したら、ステルス性能を大幅向上させる前提の下に、やはり一定の推力の損失をもたらすだろう。これは諸刃の剣だが、もし殲ー20が第4世代エンジンを使用したら、このちょっとの損失はやはり受け入れられる。

要するに、ごくはっきり理解されるが、殲ー20戦闘機はF-22戦闘機に比べ、後半球のステルス性能の上で、決して遜色はない。F-22は早い時期対ステルス技術が不成熟だったおかげで、2Dベクトルエンジンに頼って全世界の戦場に覇を唱えた。だが、対ステルス技術が高度に発達した今日、2Dベクトルエンジンは逆にF-22の致命傷となった。これは確かに皮肉である。(利刃/WK)


 いろいろな記事を読んでだんだん不安になってきますが。

5月28日

 日本の無人機関連です。

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日本初の大型無人機が試験飛行 軍用かそれとも民間用か? 自分でもつじつまが合わせられず

最近、日本初の大型無人機が試験飛行を行い、本当に大ショーだった。この「ガーディアン」という名のものはアメリカのゼネラルアトミック航空社がMQ-9リーパー無人機をベースに改良してできたもので、リーパー無人機と異なるのはこの無人機が民間用にも軍用にもできることで、日本方面はそれは単なる民間用だと称する(誰が信じる? どうせ私は信じない)。日本現地時間今月9日、長崎県壱岐飛行場(日本では第3種飛行場に属する)で「ガーディアン」の除幕式を行いかつ試験飛行を行い、3週間の試験飛行を行う見込みである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「(画像は日本の「ガーディアン」無人機)」)

12日、「ガーディアン」は海上保安庁と防衛装備庁の人員(民間用ではないのか? 軍がなぜ介入する必要がある)の操作の下で日本の和堆上空(日本の一大漁場)でおよそ3時間飛行し、各項目の画像情報はいずれも正常だった。「ガーディアン」無人機のために試験飛行する飛行場を提供した壱岐市長は、この無人機は災害救援や海洋観測の用途に用いることができるし、日本本土を遠く離れた島嶼の争いの問題解決を補助することもできる、と語る。この試験飛行任務の中で、「ガーディアン」は決して攻撃性のミサイルを搭載しなかったが、それは必要な時にはミサイルを搭載する能力を完全に持ち、戦場に用いる条件を具備している。

(頑住吉注:(画像はアメリカ税関および国境警備局傘下のアメリカ国境パトロールに用いられるMQ-9))

MQ-9「リーパー」無人機はアメリカのゼネラルアトミック航空システムによって2001年にアメリカ空軍のために研究開発が成功した多用途無人機である。MQ-9はMQ-1プレデター(米軍が1990年代中期に就役させた無人機で、遠隔操作飛行機とも言え、この機はアフガニスタン、パキスタン、イエメン、リビアなど多くの国の戦争に参加したことがあり、米軍の失敗しらずの利器である)から改良されてできたもので、より大きな寸法、より大きな搭載重量、、より長い滞空時間、そして高い海抜での監視能力を持つ。MQ-1と異なるのは、MQ-9リーパーは狩殺任務執行専門に用いられる無人機だということで、主に敵サイドの主要な人員の暗殺と破壊に用いられる。アメリカ空軍の他、NASAやアメリカ税関・国境警備局もそれぞれそれを科学研究や国境パトロールに用い、当然イギリス、イタリア、オランダを含む多くのアメリカの同盟国もこぞってMQ-9無人機を獲得している。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「(画像はアフガニスタンの軍飛行場で滑走路上を滑走するMQ-9)」)

MQ-9リーパーの降着および発進の方式はいずれも正規の滑走路を必要とし、エンジンはギャレット型ターボプロップエンジンを採用し、900軸馬力が出せる。実用上昇限度は15000m、作戦半径は7.5km、最大航続時間は28時間、最大作戦半径は1852km、最大搭載重量は1700kg、最大巡航速度は482km/h、最大離陸重量は4760kgである。MQ-9リーパーには全部で6つの武器搭載架があり、1500ポンド(680kg)のは2つの主翼内側の武器搭載ポイントに置かれ、500〜600ポンド(230〜270kg)は2つの主翼中部武器搭載ポイントに置かれ、150〜200ポンド(68〜91kg)は2つの主翼外側武器搭載ポイントに置かれる。最多で同時に4発のAGM-14ヘルファイアミサイルおよび500ポンド(230kg)のGBU-12「ペイブウェイII」レーザー制御誘導爆弾が搭載できる。この他、将来はさらに連合直接攻撃弾薬(JDAM)およびAIM-9サイドワインダーミサイルの搭載能力を具備することになる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「(画像はドイツのベルリン航空展でのグローバルホーク)」)

日本の防衛省はすでに今後何年か以内におよそ630億円を投入して性能がより高い「グローバルホーク」無人機(これは直接軍事目的に用いられるはず)を購入することを決定しており、しかも初期に購入する3機の「グローバルホーク」を日本の航空自衛隊三澤基地に配備することをひとまず計画している。RQ-4グローバルホーク無人機は現在世界で威力が最大の無人機だと言っても反対する人はいないと見積もられ、それはアメリカのノースロップ・グラマン社が前世期末に研究開発した多用途無人機で、現在主にアメリカ空軍および海軍に就役している。この無人機はちょうど1950年代のアメリカのロッキードU-2偵察機のようなもの(直接的に有人操縦飛行機と肩を並べられる)で、グローバルホークは高解像度合成開口レーダーと光電子赤外線モジュールを装備しているので、一般の目標に対し極めて細緻な監視能力を持つ。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「(画像はグローバルホークの地上コントロール室)」)

これだけではなく、グローバルホークは単に情報偵察だけではなく、しかもさらに偵察した情報に対し分析を行い、しかる後に世界各地の米軍にスマートに供給できる。RQ-4の動力にはロールスロイスのAE 3007Hターボファンエンジンが採用され、31.4(頑住吉注:原文でも単位抜けてます)の推力を生み出すことができ、900kg(2000ポンド)の設備が搭載できる。あまりにも良いため、皆こぞって欲しがる。ドイツはこの前グローバルホークのヨーロッパの安全保障業務に照準を合わせて改良されたRQ-4B型を発注し、韓国はかつて2011年までに少なくとも4機のグローバルホークを獲得するよう計画した。日本方面も早々にアメリカに向けグローバルホークを要求し、もって中国の監視に便としようとした。一体この「リーパー」から改装されてできた「ガーディアン」無人機に軍事能力があるのか否か、おそらく皆きっと一目で見いだすことができる。このため日本政府も必要もなく民事領域にのみ応用すると言明するのである。司馬昭之心,路人皆知(頑住吉注:野心を皆知っている)。(利刃/WT)


 非常に遅れてきた日本の無人機ですが、元々関連技術はあるはずなんでスタートさえ切れば比較的高度な国産無人機が近いうちに登場するかもしれませんね。

5月29日

 ロシア海軍関連です。

https://www.hao123.com/mid?key=pZwYTjCEQvF9pyGGmy99Uz4Bmy-bIi4WUvYET1qGujYkPW0kPHn4rHbznj03PWcvn103&from=tuijian&pn=1


ロシアは凄い! 800トンの小船がまるで1万トンの055同様に使用できる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「22800型小型ミサイル艦、その垂直発射装置に注意」)

ロシア海軍初の22800型小型ミサイル艦「暴風雪」と第2号艦「台風」が去年相次いで進水した後、最近ロシア国防省はまた情報を発し、2019年には継続して22800型ミサイル艦を発注することになり、それらは全部ロシア太平洋艦隊に配備される見込みである、とした。

22800型ミサイル艦は完全にポケット戦闘艦で、その満載排水量は800トンしかないが、ゆめゆめこの艦艇の存在価値を見くびってはならない。ロシア海軍の発展戦略から見て、きっと「先西後東」、「先小船後大艦」の手順である。現在のロシアの経済および技術能力では、同時に4つの主要艦隊に大型空母あるいは主力艦を配備する可能性はすでに存在しないが、各艦隊がそれでも威嚇および作戦の能力を持つことを保証するためには、奇策に出るしかない。22800型ミサイル艦は他ならぬこの考え方の筋道の産物である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシア太平洋艦隊の主力艦の多数はすでに長年を経て修理されず、損壊がひどい」)

対艦作戦能力から見て、ロシア太平洋艦隊はまだ何隻かの大型主力艦と強大な原潜を持ち、もしこうした古株たちがすでに晩年に達していたとしても、空母のない国にとっては依然極めてリアルな脅威と言える。この艦隊に現在なお欠乏しているのは遠距離の対地支援および打撃能力である。もしこのような能力が獲得したかったら、大型作戦艦艇以上のものはなく、例えば空母や巡航ミサイルが発射できる巡洋艦あるいは駆逐艦である。だが前述のように、ロシアにはすでに大型戦闘艦を開発する元気や実力がなく、このため小型戦闘艦を用いてこのような目標を完成させるのは最も実行可能な方法なのである。

22800型ミサイル艦は8発の「クラブ」巡航ミサイルが搭載でき、このミサイルは2000kmあまり離れた目標が直接攻撃でき、全日本列島がまるごとその攻撃範囲内にある。ロシアは太平洋艦隊のために8隻の22800型ミサイル艦を配備することになり、それら全体の対地攻撃能力は1隻の「アーレイ・バーク」級駆逐艦あるいは中国の055型万トン大型駆逐艦に劣らない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシア軍の戦闘艦が「クラブ」巡航ミサイルを発射」)

もし将来この8隻の艦がスムーズに就役できたら、ロシア太平洋艦隊は核能力以外の心理的優勢を獲得することができる。「クラブ」巡航ミサイルはすでに何度も実戦の中で検証を得ており、打撃精度が高くかつ容易に迎撃されないミサイルであることが証明されている。現代海軍の重要な一部分として、対地攻撃能力は不可欠であり、ロシアは増してや自らが長期に渡りこのような能力を持たないことを許すことはあり得ない。このため、たとえ800トンの小型艦艇を開発するだけでも、巡航ミサイルが発射できるようにしようとし、これは世界海軍の中の1つの奇観でもある。


 コスパは高いんでしょうが王道を行けないための苦肉の策というわけでしょうか。小型なら発見されにくく多数建造しやすいでしょうがミサイルが多数積めない、小型のミサイルを受けただけで沈んでしまいやすいなどの欠点はどうしようもないでしょう。

5月30日

 今日もロシア海軍関連です。

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ロシア第5世代原潜「水面に浮上」中:マッハ6のミサイルを配備し全能のハンターとなる

ロシア連合造船社総裁アレクセイ ラヘマノフは5月22日「情報報」のインタビューを受けた時次のように言った。ロシア連合造船社はすでに第5世代「ハスキー」級原潜の概念設計を完成させており、かついくつもの方案を提供済みで、現在その中から最も良いものを選出する必要があり、「ハスキー」級原潜のその他の情報に関しては、現在まだ軍事機密である。

今年4月末、ラヘマノフは記者に向け、「ハスキー」級原潜の初歩設計はロシア海軍艦隊代表の意見を根拠に改良を行いつつあるとしており、この前連合造船社は新世代原潜の外観設計作業は2年内に完成することになるとしていた。2017年末時点で、ラヘマノフは第5世代原潜の設計は少なくとも5年の時間を必要とする、とした。

現在、ロシアのサンクトペテルブルグの「孔雀石」設計局は新世代多用途原潜の研究開発作業を行いつつあり、ロシアは現在第4世代「アーセン」級多用途原潜と「北風の神」級戦略原潜を建造中である。ロシア海軍はすでに3隻の「北風の神」級原潜を装備済みで、第4隻目の「ウラジミール大公」号は試験中で、まもなくロシア海軍の序列に加入することになり、この他さらに4隻の原潜が異なる建造段階にある。

ラヘマノフは言う。「北風の神」級原潜は多くの方面においてアメリカの「オハイオ」級戦略ミサイル原潜より優れており、例えば「北風の神」級の騒音は非常に小さく、何故なら特殊な騒音吸収塗装層があるからで、この他さらにより良い水中音響およびナビゲーション設備を装備し、潜水艦の自動化水準がより高く、水中速度もより速い。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシアの「北風の神」級「ユーリ ドーゲルキ」号原潜」)

ロシアメディアはこの前次のように報道した。新世代「ハスキー」級原潜の建造作業はすでにロシアの2018〜2025年国家軍備計画の中に入れられており、連合造船社は「アーセン」級原潜プロジェクト完成後にすぐ「ハスキー」級原潜の建造を開始する準備をしており、ロシアの専門家の推測によれば、ロシア海軍艦隊は今世紀30年代に第5世代原潜を受領する可能性があり、その時新型原潜は射程が300〜400kmに達し、速度マッハ5〜6前後の新世代「ジルコン」極超音速ミサイルを配備する可能性がある。


 イラストからすると通常のスクリューをダクトで覆っただけの推進装置で、中国が開発中だという「無軸ポンプ」ではないようですね。

5月31日

 ロシアの対空ミサイル関連です。

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隕石さえも迎撃できる? S-500量産段階入りを準備 我が国に大きなプレゼントを贈る

ロシアのタス通信社5月16日の報道を根拠にして見ると、ロシアが最も新しく研究開発したS-500防空システムはすでに量産段階入りを準備しており、このことはS-500の技術がすでに成熟に向かっていることを意味している。S-500はS-400を基礎に研究開発された防空システムで、主に無人機、巡航ミサイルおよび弾道ミサイルなどの武器に対し用いられる。提示しておくに値するのは、ロシアがこのミサイルを研究開発する時、未来の武器の脅威も考慮したことで、このためS-500対空ミサイルは一定程度上極超音速ミサイルが迎撃できる。このことから、ロシアは国防の空中の安全に対し非常に気を配っていることが見て取れる。

ロシア当局の言い方によれば、S-500は2013年にもうすでに試験作業を展開し、試験過程ではさらにロシア国境内に落ちようとしている隕石を撃墜した。このことはアメリカ国内で非常に大きなセンセーションを作り出し、多くの人は本当だと信じた。ならばS-500対空ミサイルシステムは本当に隕石を撃墜できるのだろうか? 私はこれにはいささか誇大な成分があるかもしれないと思う。まず、事件発生地点では決して隕石の破片が発見されておらず、あんなに大きな隕石が撃墜されてちょっとの痕跡さえないことはあり得ず、このことは隕石の撃墜はロシアがS-500の性能を誇大化する言い方にすぎないことを説明する。次に、隕石が地球に落ちる速度はマッハ20で、もしロシアが本当に迎撃に成功したのならば、このことはS-500が世界中のあらゆるミサイルを迎撃できることを意味し、これには明らかに誇大化の成分がある。

だがこのことはS-500の性能に少しも影響しない。S-500はマッハ20の極超音速ミサイルを迎撃できないが、マッハ5の極超音速ミサイルの迎撃なら問題ない。S-400の性能は皆が全て見たことがあり、甚だしきに至ってはアメリカのパトリオットミサイルの上の、世界で最も優秀な防空武器である。S-500はS-400のグレードアップ版であり、その性能はきっとS-400を超える。

周知のように、ロシアは一般に製造した武器を友好国に与える伝統で、今回ロシアはS-500を中国に贈ることを決定し、このことは単に我が国により深入りしてこの武器を理解させることができるだけでなく、さらには中ロ両国の友情の証明である。S-400同様、S-500も量産段階入りした後やはり世界の多くの国に輸出されることになるだろう。その時中国はその性能を根拠に購入を行うことができる。近年来、中ロ協力は非常に頻繁で、ロシアは資金が欠乏しこうした武器を輸出することが必須で、一方中国には強大な経済の基礎があるが、防空武器の性能はそれにもかかわらずロシアと比較できず、このため中ロ協力はロシアの資金問題も解決するし、また中国の武器の問題も解決し、ウィンウィンの選択である。


 元々落ちようとしている「隕石を撃墜した」と言いうるためには隕石を2つ以上に割るか、本来もっと先まで飛ぶはずだったものを手前で落とすかしないといけないのではないかと思いますが、今問題になっているのはミサイルが高速な目標に命中する性能ですから単に命中すればOKのはずで、基本的にまっすぐこちらに向け落ちてくるだけの隕石ならずっと遅いミサイルを発射して命中させるのも絶対無理とは言えないのでは。

6月1日

 中国海軍関連です。

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新型対潜キラーの就役は日本の潜水艦の優勢を喪失させ、あえてはばかりなく横行させず!

対潜魚雷は潜水艦攻撃専用の自動誘導魚雷である。現代の駆潜艇は一般に対潜魚雷を装備し、例えばアメリカ海軍の水中翼駆潜艇上にはMK44型対潜魚雷が装備され、それは航行速度30ノットに達し得、航続距離5500mに達し得、潜水深度300mに達する。駆逐艦、護衛艦上に搭載される対潜魚雷は水上戦力が水中での対潜を行う重要な手段である。魚雷の始まりは潜水艦が水上船舶を打撃する武器だったが、スマート化の後、アクティブソナー制御誘導技術を使用し目標海域で敵サイドの潜水艦を捜索し攻撃を発起することが自ら行えるようになった。

中国の魚雷技術の起源は旧ソ連だが、真に技術を向上させたのは特殊なルートを通じて米軍のMK18魚雷を獲得したことで、分解することによってその原理と構造を理解した後、中国国産魚雷に対し相応の改良を行った。だが、中国は絶対にただのコピー生産と他国の技術の追随には甘んじず、やはり不断の創新で新たに各種スマート化魚雷を開発した。現在、中国海軍の最も先進的な魚雷の機種は魚-8 533mm魚雷で、我が海軍の「宋」級および「元」級潜水艦や各種駆逐艦、護衛艦に装備されている。

艦載対潜武器の有効距離には往々にして限りがあり、一般的に言って艦載魚雷の攻撃距離は数kmから10km前後で、一方艦載対潜爆雷の攻撃距離はさらに短く、中国海軍が配置する3200対潜ロケット爆雷は最大攻撃距離が3130mまで増加しているが、依然近距離区域対潜に属する。先に敵を発見しかつ遠距離攻撃を実施することは世界各国の海軍が終始追求する目標で、これは貴重な作戦反応時間を勝ち取りまた最終的に勝利を取得する必要条件の1つである。艦載対潜ヘリは水上艦艇の対潜作戦範囲を中遠距離区域まで拡大させ、対潜ヘリは数kmから100km以遠で対潜作戦が行え、現代対潜作戦の主流の方式の1つである。だが、対潜ヘリには比較的大きな対潜作戦の優勢があるが、同様に短所もあり、例えば対潜ヘリの滞空時間は短く、気象条件の影響を受けやすくまた対潜武器の搭載数に限りがあるなどで、ロケットブースト飛行魚雷の出現はこの不足を補った。

(頑住吉注:以下のいくつかはキャプションです)

画像は我が国の衛士-3ロケット砲が装備する400mm対潜ロケット弾。

画像は我が国の航空兵が使用する空中投下式ロケットブースト魚雷で、機種名は魚-2。

画像はイラン海軍がロシアから導入した「暴風雪」超気泡高速魚雷

画像は対潜ロケットブースト魚雷の作戦の説明図

ロケットブースト魚雷は艦艇によって発射され、ロケットの空中ブーストを経て予定のポイントまで飛んで水中に入り、潜水艦を自動捜索、追跡し、攻撃する魚雷である。航続距離が長く、航行速度が速く、破壊威力が大で、魚雷とミサイルのメリットを兼ね備えている。ロケットブースト魚雷武器システムの攻撃プロセスは次の通りである。探知計測設備が目標を発見しかつ目標の運動要素を計測した後、射撃指揮コントロールシステムが射撃諸元を発射装置と発射を待つロケットブースト魚雷に自動的にインプットする。発射後、時間プロセスコントロールと慣性制御誘導あるいは無線電信の指令制御誘導などの方式をもって目標区域に向け飛ぶ。予定のポイントに到達した時、音響自動誘導魚雷がロケット飛行体から離脱し、減速傘を開き、水中に入る時に減速傘を離脱させ、水に入った後は予定のプロセス通り捜索を行い、目標発見後は命中まで自動的に捜索および攻撃を行う。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像はイギリスの「spearfish」ロケットブースト魚雷が水に入る瞬間」)

国産の魚-8ロケット魚雷の就役は、中国海軍水上戦闘艦船の対潜距離を少なくとも3倍に向上させ、搭載するドルフィンヘリ、対潜ヘリとコンビネーションし、厳密な、カバー距離がより広い対潜火力網を形成し、ああいった周辺の潜水艦を購入し、中国の海上に対しいささか身分不相応な野心を持つ人にも内心ためらわせる。日本が誇る潜水艦技術の優勢はもはや日本がはばかりなく横行する資本とはならない。


 静音性が高いとされる日本の潜水艦に対しどれだけ有効なのかこれだけではよく分からないですが。

5月2日

 中国のレールガン関連です。

https://www.hao123.com/mid?key=pZwYTjCEQvF9pyGGmy99Uz4Bmy-bIi4WUvYET1qGujYkPW0kP1fdPHbdPHndnj64rHRk&from=tuijian&pn=1


国産レールガンが再度姿を現す あるいは新たな一連の試験を開始か 外国軍は何十年追う必要がある?

最近、ある国内軍事フォーラムが発表した最新の画像は、この前海に出て試験を行った国産レールガン実験艦が再度公衆の視野の中に出現したことをはっきり示している。936号戦車上陸艦をプラットフォームとする国産レールガン実験艦は、すでに改装試験を担当する造船工場の埠頭に停泊している。レールガン実験艦が前回海に出たのは今年1月で、その後ずっといまだ再び姿を現していなかった。今回造船工場の埠頭に停泊したということは、この前の航海試験を経た後、研究機間と造船工場がすでに相応の改良と調整試験を完成させ、国産レールガンの新たな一連の海上試験が間もなく展開される可能性が高い! 我が国のレールガンの実際の試験の進度の順調さと逆なのは、アメリカのレールガンが無期延期、中止の噂を何度も経て、今に至るもまだ技術サンプル砲検証段階に留まっていることである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「戦車上陸艦の艦首の巨大なレールガンは異常に目立つ。画像は浩漢フォーラムから。」)

我が国の国産レールガン出現の1ヶ月前、米軍は2019年に本国のレールガン研究開発プロジェクトを停止し、後続の経費割り当てを中止する計画であると宣言したばかりだった。だが、これは今年年初の情報でしかない。最近、米軍のレールガン研究開発に関する言い方は数回変更され、最新の情報は、アメリカのレールガンプロジェクトがまだ決して完全に取り消されていないことをはっきり示しており、軍は中国のレールガンの進度の影響を受けること比較的大きかったようで、研究開発進度加速に傾くかもしれない。

我が国のレールガン研究開発の進展がこのように早いことの1つの重要な原因は艦艇の新式主砲に対する電力供給問題を解決したことに他ならない。少し前、国産艦艇総合電力推進システムが正式に検査の上での受領をパスしたばかりで、すでに大量生産と工程応用の能力を具備している。ちょっと簡単に言えば、国産戦闘艦には「食欲巨大」なレールガンに充足して供給する能力がある。そしてレールガンを艦に搭載していかに電力供給を保証するかは、まさに米軍の関連の研究プロジェクトを長年困らせてきた問題なのである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「アメリカのレールガン陸上基地サンプル砲発射の瞬間」)

戦闘艦の電力分配と持続的供給の問題が解決し難いため、アメリカのレールガンの地上発射速度はすでに毎分4.8発という程度に到達しているが、米軍が2013年に提出した艦に搭載しての発射速度毎分10発、650発の備蓄弾薬量という要求とでは依然隔たりがはなはだ遠い。しかも、アメリカは電熱化学砲に多くの時間と経費を消耗しており、ほとんど1990年代全てこのプロジェクトをいじくり回していた。このためレールガンに対して言えば、我が国の研究開発の歩み始めの時間は決していくらも遅くはないのである。

公開の報道は、我が国のレールガンプロジェクトが2006年に始まったことをはっきり示しており、当時プロジェクトは「超高速運動エネルギー電気砲」として立ち上げられた。研究開発は主に中科院プラズマ物理研究所によって担われた。初期の試験中、我が国の科研人員はすでに毎秒1発の速度で4発を連発し、重量10gの弾丸がボア内を出る速度が音速近くに到達するという成果を取得していた。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「国産レールガンの近景。画像はネットから。」)

アメリカのレールガンの試験データから見て、最大砲口運動エネルギーは30兆ジュールに達し得、最大初速2500〜3000m/s、最大射程約240kmである。我が国のレールガンは少なくとも射程と初速方面ですでにこうした指標を超越している。

将来、国産レールガンは水上戦闘艦の少なくとも200kmの距離の遠距離正確打撃任務を担うことになり、打撃対象には水上艦艇、陸上の堅固な目標等が含まれる。もし発射速度が保証を得たら、レールガンの防空能力(対飛行機、ミサイル迎撃)は現有の機械エネルギー火砲、例えば052Dイージス艦が装備する130mm主砲を全面的に超越するだろう。レールガンに代表されるエネルギー砲にはさらにレーザー砲が含まれる。この中でレーザー近接防御砲は水上艦艇がいかなる来襲するミサイルも迎撃および破壊する利器で、飽和攻撃に抗する能力は現在の730、1130(頑住吉注:30mm7本バレルおよび11本バレル)近接防御砲の比ではない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「130mm主砲と730近接防御砲のコンビネーションは将来使用が放棄される可能性がある。」)

国産レールガンの実験の進度から見て、米軍はもうちょっとで中止されるところだった本国のレールガンプロジェクトを現在再始動しているが、おそらく2、30年を費やしてやっと実際の艦に装備しての使用が実現でき、一方ロシア、イギリス、フランスなどの外国軍が、費やすことを必要とする時間はさらに長いかもしれない。だが我が国の海軍駆逐艦、護衛艦の未来の艦砲のコンビネーションは、130/76mm主砲+730/1130副砲から、レールガン+レーザー近接防御砲に変わるかもしれない!


 威勢のいい話が多いですが実際どうなんでしょうか。実験艦にほぼ固定されていると見られるレールガンは実用にはまだ遠いようにも思えるんですが。


















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