コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその285

7月8日

 殲ー20関連‥‥と言っていいんでしょうか。

https://military.china.com/important/11132797/20180702/32618002_all.html#page_2


シンガポールが新たな戦闘機を買い入れてF-16と交換することを計画 国防大臣が殲ー20に言及

シンガポールの「連合朝刊」7月1日の報道によれば、2030年以後現有のF-16戦闘機と全面的に交換するため、シンガポール国防省は続く何か月か以内に超越的に高い技術水準を持つ新たな戦闘機の購入を確定する。シンガポール国防大臣は世代交代させる機種を説明する時さらにわざわざ中国の殲ー20に言及した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「解放軍の殲ー20の訓練の画像(画像のソースは@空軍発表)」)

7月1日はシンガポールの軍人節で、当日メディアのインタビューを受けたシンガポール国防大臣の黄永宏は次のように指摘した。シンガポール軍が装備するF-16は機の年齢がすでに30年にも達し、もしグレードアップ改造工程を行っても2030年までしかそのまま用いることはできず、F-16はこれ以後多くの国の軍隊によって淘汰され、メーカーは生産を停止し、維持修理部品も探し当てにくくなるだろう。このため新たな戦闘機をもって交換することが非常に重要である。

報道は黄永宏の話を引用し次のように言う。取って代わる戦闘機は遠大な計画を必要とし、全過程は8〜10年を必要とし、これには維持修理メンテナンス体系および飛行員に養成訓練を受けさせることの手配などが含まれ、このため国防省が新型戦闘機を購入する作業はほどなく展開される必要がある。「我々はすでに考慮して久しく、非常に長い時間を新たな戦闘機の選択に費やしてもいる。続く何か月かで最後の決定をなすはずだ。」

黄永宏は特別に強調した。「有効に領空を保護」することは小国シンガポールの国防に対し極めて重要であり、このためシンガポールの空軍は区域内での先んじた地位を保持することが必須である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「航空展でのシンガポールのF-16。シンガポールの国旗が塗装されている」)

黄永宏はシンガポールがどの機種の戦闘機を購入するのか具体的に説明していないが、質問を受けた時いくつかの新世代戦闘機を例として挙げた。すなわちヨーロッパ戦闘機グループの「タイフーン」戦闘機、アメリカのロッキード・マーティン社のF-35、ロシアのスホーイ社のSu-57、および中国の成都飛行機工業集団の殲ー20である。

黄永宏は、購入に関する考慮には、その戦闘機が国家の領空を有効に保護できるか否か、軍隊のその他の海陸空の軍備とマッチできるか否か、容易に維持保護できるか否か、およびコストなどがある、とする。

ブルームバーグ社はかつて報道し次のように言った。シンガポールは元々2022年に4機のF-35を購入する計画で、その後追加購入8機が選択できたが、2016年6月にシンガポール軍はそれにもかかわらずアメリカ国防省に購入を延期すると通知した。シンガポール国防省は当時この情報を事実確認せず、F-35は「潜在的選択肢」で、まだ購入するか否か評価している、と重ねて言明しただけだった。

空軍の他、黄永宏は陸軍と海軍が新たな軍備を導入する計画にも言及した。出生率低下がシンガポール軍のマンパワーを2030年以後30パーセント減少させる問題ゆえに、新たな軍備は作戦能力を向上させ得る必要があるほか、操作人員を減らせる必要がある。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「小国であるシンガポールは兵源が逼迫し、このため普遍兵役制を実施しているが、兵員のさらなる一歩の減少は必然的に軍隊に対し影響を生じさせる」)

彼は、マンパワーが逼迫した状況下で、シンガポール武装部隊はいくつかの科学技術手段を利用して訓練を行うだろう、とも言及した。例えば落下傘飛行シミュレーターを使用し、軍人にリアルな状況のシミュレーションによって、安全な環境の中で落下傘による脱出時に出現する危険な状況にどのように対応するかを学習させる。

軍備追加購入の必要はあるが、シンガポール軍事費の予測には決して調整はない。黄永宏は、今後10年の国防支出はすでに軍備追加購入計画を包括しており、シンガポールがテロ攻撃に遭うなど突発状況が国防に緊急の需要をもたらさない限りは、以前の予測は不変である、とする。

黄永宏は今年3月シンガポール議会で次のように言明した。今後10年の国防支出は激増しないだろうと見られ、かつ毎年3%〜4%の支出増加をもって武装部隊の作戦能力が維持でき、増加幅はおおよそ通貨のインフレ率と一致する。

当然、黄永宏は参考機種を指摘する時に殲ー20に言及したが、それでもこれはおそらくシンガポールが真にこの飛行機を購入するつもりであることを決して意味していない。黄永宏が言及したいくつかの機種の中からは、シンガポール軍の今回の戦闘機購入の技術目標が相当に高いことが見いだせ、最低でも第3世代半と称するユーロ「タイフーン」で、実際上は恐らく第4世代ステルス戦闘機を直接照準している。より確実な言い方をすれば、F-35を照準している。

一方において、解放軍空軍に装備されたばかりの殲ー20は、今後何年か以内はずっと国内への優先供給が必須で、輸出はあまりありそうにない。もう一方では、シンガポールは常時NATOスタンダードの装備やソフトウェアを使用しており、中国やロシアの戦闘機は後方勤務保障メンテナンス上非常に多くの不利に直面する可能性がある。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「恐らくF-35こそシンガポールの最終目標だろう」)

実際、黄永宏は殲ー20とスホーイ-57に言及したが、これはこの両者を性能のベンチマークとしたのかもしれないし、この両者をもって仮想敵としたことも大いにあり得る。殲ー20は装備された後で南海に出現する可能性がないわけではないし、一方ロシアのスホーイ-57も南アジアに輸出される可能性がある。シンガポールの新たな戦闘機は性能上この両者に比肩し得ることが必須である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「いくつかの東南アジアの国はスホーイ系列大型戦闘機を装備しており、これにはシンガポールの隣のマレーシアが含まれる」)

シンガポールのラジャラトナム国際関係学院国防分析員の盧福偉博士はこれにつき次のように指摘している。「シンガポールは2003年からF-35研究開発計画に安全保証業務パートナーとして参加して以来もうこのプロジェクトに多くの資金を投入しており、現在この戦闘機の購入を放棄することは非常に想像し難い。」


 シンガポールは米軍に基地を使用させるなど協力関係が密ですし、中国が殲ー20を売ることはないでしょう。殲ー31なら考えられなくもないでしょうが。

7月9日

 中国の「小火器」関連です。

https://military.china.com/important/11132797/20180703/32624048_all.html#page_2


中国、連発遠距離レーザー小銃を量産へ? メディア、軍事用途を騒ぎ立てる

香港の「南華朝刊」ウェブサイトは2日、中国が新型携帯式レーザー小銃を研究開発し、これは1km近く離れて目標が損傷できる、と明らかにした。このニュースは迅速に西側メディアの関心を引き起こし、「このことは『スターウォーズ』の手持ちレーザー銃作戦のSF的場面が現実に変わりつつあることを意味している」とし、あるメディアは甚だしきに至っては最近アメリカが騒ぎ立てる「中国のレーザー目くらまし攻撃」を連想している。だが「グローバル時報」のインタビューを受けた専門家は、この報道は軍用武器装備と警察用非致命装備の定義を混淆している、とした。

「連発可能な遠距離レーザー銃」

「南華朝刊」は、中国の「国家軍民融合公共サービスの場ウェブサイト」は最近、成都恒安警察用装備製造社が生産するZKZM-500型レーザー銃を公開し、それは重量約3sで、AK-47小銃の重量に近く(頑住吉注:AK47はそんなに軽くないでしょう)、充電式リチウム電池グループによる電力供給を採用し、良好な携帯利便性とプラットフォーム適応性を持ち、自動車、艦艇、飛行機上に装備できる、とした。

報道は中米両国の携帯式レーザー武器に対し対比を行っている。2009年、アメリカは手持ち式レーザー銃の研究開発を企図したが、最終的な完成品は発射するレーザーのエネルギーが不足し、「一着のシャツさえも焼いて貫通しなかった」。一方中国のZKZM-500レーザー銃の性能は非常に出色で、作用距離は800mに達し、毎回の発射時間は2秒間持続し、レーザーの連続発射1,000回が可能で、数百発の弾丸の発射に相当する。それが発射するレーザーは窓を透過し、敵の皮膚を「瞬間的に炭化させる」ことができる。もし被攻撃対象が燃えやすい衣服を着ていたら、人全体に点火されるかもしれない。

ZKZM-500が発射するレーザーは可視光線の周波数帯に属さず、発射過程の中で肉眼で見えないだけでなく、しかもいかなる音も生じさせない。被攻撃者は攻撃がどこから来るのか察知することが非常に難しく、もし攻撃されても、見たところむしろ意外事のようである。

意図的に軍事用途を騒ぎ立てる

オーストラリアニュースネット7月2日掲載の文は、研究人員はZKZM-500型レーザー銃の単価は10万人民元で、現在すでに大量化された生産、装備の能力を具備しているとしている、とする。それが濫用されるのを防止するため、このレーザー銃の設計と生産は厳格な管理コントロールを受ける。

報道は次のように推測する。第1ロットのZKZM-500型レーザー銃は中国軍と武装警察に装備され、対テロ、人質解放などの領域に広範に用いられることになる。人質事件が発生した時、警察はそれを用いて窓を透過して目標を射撃し、人質犯を火傷させてそれに暫時能力を失わせ、便利にその他人質を解放することができる。「中国はZKZM-500レーザー銃を非致命武器に分類するが、それは隠密特殊作戦行動にも用いることができる。レーザービームを用いて目標車両の燃料タンクに点火し、あるいは遠距離で飛行場の燃料庫を起爆させる。また、もし長時間レーザーを用いて目標を照射すれば、被攻撃者の体には焼けて穴が開き、甚だしきに至ってはまるでメスのように人を切開する。」

「南華朝刊」はさらに中国のレーザー銃を最近米軍が言明するレーザー目くらまし攻撃と関連付けている。インド洋や南海で任務を執行する米軍は最近、中国の軍事基地あるいは漁船から来るレーザー攻撃に遭っている、と言明した。アメリカ政府は甚だしきに至っては公然と中国のジブチ海軍基地が「武器級レーザー」を発射し、米軍の2名の飛行員の視力が損害を受ける結果をもたらした、と非難した。

レーザー武器の概念を混淆

「グローバル時報」記者は「国家軍民融合公共サービスの場ウェブサイト」を調べて、報道が言及するZKZM-500レーザー銃は実際には新型国産兵個人非致命レーザー武器で、体積が小さい、重量が軽い、使用が柔軟、性能が安定しているなどの特徴を持つことに気付いた。それが発射するレーザーは平行なビームで、レーザーの異なる距離上での光斑の面積はほとんど同じで、すなわちエネルギー密度が同じで、最大距離500mの範囲内で有効に火傷効果をもたらすことができ、スターライトスコープや暗視装置などの光電子機材の効力を失わせることもできる。

成都恒安警察用装備製造社関係者は2日「グローバル時報」記者のインタビューを受けた時、ZKZM-500レーザー銃は攻撃時「無色無味無音」の特性を持ち、主に相手の皮膚に灼熱感などの激烈な疼痛を生じさせて活動能力を失わせるが、決して「人体を瞬間的に炭化させる」あるいは「人体に穴を開ける」殺傷力はない、とした。現在このレーザー銃の主要なユーザーは警察であって軍用ではなく、非致命性打撃効果がより突出し、主に乗っ取り対策、犯罪の打撃、高空障害排除などの任務を執行する。

専門家は次のように考える。レーザー武器は指向性発射のレーザービームを利用して直接目標を損傷させあるいは失効させる指向性エネルギー武器で、主に対ミサイル対衛星戦略レーザー武器と戦術強レーザー武器、レーザー致盲武器、光電子対抗武器に分かれる。実はレーザー武器には克服できない固有の弱点があり、地上あるいは低空空域での使用時、大気環境のレーザー武器に対する影響が比較的大きい。現在戦術致盲、妨害レーザー武器はすでに使用に投入されているが、戦略レーザー武器は技術上まだ非常に未成熟で、香港メディアが称するところの中国のレーザー銃は、実は警察用非致命性レーザー武器であるが、この種の武器はとっくに使用に投入されており真の意味での軍用レーザー銃とは、まったく別の概念である。


 軍用に使われる可能性がある、というのは間違ってないですよね。ちなみに最近久しぶりに大きな話題になったオウム真理教もレーザー銃を作ってましたっけ。

7月10日

 スホーイ-57関連です。

http://baijiahao.baidu.com/s?id=1605025743078211990


ロシアの第5世代機がついに転機を迎える 初回12機発注:ロシア空軍はそれにもかかわらずそのために不満

今月1日、ロシアメディアの報道によれば、ロシア国防省はすでにロシア最新の第5世代機スホーイ-57を発注し、初回の購入数は12機で、かつ2019年前後にロシア空軍に引き渡される見込みである。ロシア国防省は、スホーイ-57はシリアの戦場で試練に耐えたと考えている。今年3月末、ロシアが発表した情報がはっきり示すところによれば、当時ロシアは研究開発中の2機のスホーイ-57原型機をロシア本土から発進させ、目的地は他ならぬシリアだった。ロシアが2機のまだ実験中のスホーイ-57戦闘機をシリアの戦場に派遣したことは国際社会の関心を引き起こした。

だがその後ロシア国防省は、この戦闘機は決して戦闘の中には参加しないだろう、主要な目的は複雑な環境下で実験を行い、戦闘機の適応能力、複雑な電磁環境下の受け入れ能力を実験することだ、とした。しかし関連のメディアの報道が言うところによれば、この2機のスホーイ-57戦闘機は決して長居せず、その後何日かでもう国内に飛行して戻った。ロシア国防省が考えるところによれば、この戦闘機は検証を得、2019年には引き渡し、使用出来る見込みである。今回ロシア国防省は発注を事実確認し、期日通り引き渡しができ、6年あまりの試験飛行を経る見込みであり、就役すべき時でもある。

しかしロシア空軍はこれに対し決して満足しておらず、何故ならロシア第5世代機は中米の第5世代機とでは小さからぬ隔たりがあり、設計上もうすでに立ち遅れている、と考えている専門家がいるからである。またさらに、殲ー20、F-35、F-22などの先進的な第5世代機と比べるとスホーイ-57はステルス能力の上ではるかに立ち遅れ、また機体のエンジンと空気取り入れルート部分の設計がスホーイ-35などの第4世代機と基本的に同じで、内部に置かれた弾薬庫が狭小すぎる結果をもたらしている可能性があり、狭小は大量のミサイルを搭載できないことを意味しており、さらには射程がより長いミサイルが搭載できず、甚だしきに至ってはさらにミサイル外部搭載というまずい局面が出現する可能性がある、と指摘されている。

事実、この前すでにあるロシアの専門家は、スホーイ-57の設計は基本的にスホーイ-27の撮影で歪みが生じたバージョンで、決してF-22や殲ー20のように弾薬庫を内部に置くことやエッジの処理を採用していない、としていた。具体的な作戦能力一体どうなのかはずっと推測の対象であり、またキャノピーも一大突っ込みポイントで、中米はいずれも一体化キャノピーを用いているが、ロシアはそれにもかかわらずまだ分段式キャノピーであり、戦闘機のステルスに非常に不利で、さらにこの前明るみに出たスホーイ-57の模擬コックピットは少しのSF感もなく、依然メーターがぎっしりの感覚で、中米の一体化モニターに比べると、隔たりはやはり火を見るよりも明らかで、この戦闘機が素早く就役できない、また設計が立ち遅れている原因は、やはり金銭問題が原因である。


 冒険を避けて飛躍度の小さい設計にした上でしかも遅れているというのではちょっとどうしようもない感じですが、本当に隠し玉、切り札的な何かはないんでしょうかね。

 中国の無人機関連です。

https://military.china.com/aerospace/special/11162362/20180703/32624426_all.html#page_1


ロシアメディア:中国が高度技術無人機を研究開発 外形は鳩に非常に似ている

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:生体工学ロボット鳥(画像のソースはネット)」)

参考情報ネット7月3日の報道 ロシアの「モスクワ共産党青年団員報」ウェブサイトは6月25日に報道し、中国は高度技術無人機を研究開発し、その外形と動作は真の鳩と差異がない、とした。「南華朝刊」の報道によれば、この無人機はすでに実際の試験を行ったことがある。新たな無人機は地上の人員を監視下に置くことができるが、彼らは自分たちの上空を飛んで通過するのは普通の鳥類だと思うだけだろう。

報道の中では、関連の技術は軍用、警察用、緊急救援、環境保護、都市計画などの方面に運用できる、とされている。

固定翼あるいは回転翼無人飛行機とは異なり、新たな無人機の機能原理は実際上鳥類の羽のはばたきを模倣し、もって揚力、推力と方向転換を生じさせる。

報道は、このロボット鳥は90%真の鳩の動作を模倣でき、非常に低い騒音しか生じさせず、このことはそれらを地上から発見され難くさせ、しかもしばしば真の鳥のそれとの随伴飛行を引き寄せるまでに真に迫っている、とする。

報道は、この無人機は強大なカメラを配備し、衛星通信データリンクとGPSアンテナを装備し、レーダーステルス効果は出色である、とする。(翻訳:フーリーウェン)


 航続距離は非常に短いでしょうし悪天候に対する耐性など疑問もありますが、確かに面白いアイデアです。

7月11日

https://military.china.com/news2/569/20180704/32630942_all.html#page_2


ロシアの40N6Eミサイルが国家試験を完成 S-400の射程400kmまで向上へ

【視察者ネット総合報道】 ロシアで現役のうち最も先進的な対空ミサイルであるS-400対空ミサイルシステムはいわゆる400qの打撃範囲をもって有名である。だが実際には、この射程に到達できる40N6Eミサイルがまだずっと装備できていないため、S-400の性能も完全に発揮できていなかった。だがロシアのタス通信社7月3日の情報によれば、40N6E遠距離ミサイルはすでに試験を完成し、9月初めまでに部隊装備される可能性がある。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「S-400にセットされる一部の対空ミサイルの模型」)

タス通信社はあるロシア軍事工業連合体の消息筋の人物の話を引用し、S-400システムに配備される40N6Eは先日カプースチン・ヤール標的場で成功裏に実験を完成させ、かつすでに部門をまたぐ委員会(The inter-departmental commission)の確認を獲得し、同委員会はすでに関連文書に署名し、S-400対空ミサイルに使用される40N6E遠距離ミサイルは9月初め以前に部隊に装備される可能性がある、とした。ロシアのアルマズ・安泰集団はS-400地対空ミサイルシステムの開発商だが、この集団はこの情報につきコメントを発表するのを拒絶している。ロシア国防省の言い方によれば、40N6Eの最大射程は400qである。

資料は、このミサイルが185kmの高度で目標を攻撃できることを示している。公開の情報によれば、40N6Eミサイルの先行生産ロットは2013年末に製造された。2015年、ロシア国防省は初めてこのミサイルが成功裏に空中目標に命中したと宣言した。

S-400システムはロシアが製造する先進対空ミサイルシステムで、低空近距離から超遠距離まで全空域の空襲の打撃を担うことができ、一定の対弾道ミサイル能力を持つ。新型火力コントロールレーダーと捜索レーダーを配備しているため、このシステムは150km以内のレーダ反射断面積が0.1平方mより大きい目標に有効に対抗できる。このミサイルは40N6Eを使用した時の打撃距離が400kmで、48N6DM型対空ミサイルの時は打撃距離が250km、9M96Eを使用すると40q離れた低空高速目標に対抗できる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「S-300およびS-400系列のミサイル」)

視察者ネット軍事評論員は次のように考える。我々がS-400対空ミサイルに言及する時は、いつもこのミサイルが400q打撃できることに言及するが、この性能は他ならぬ40N6Eシステムが賦与するものである。だが今回のデモンストレーション前、40N6E系列ミサイルには決して実質上公開での試験がなく、このことはS-400システムに情報化の優勢を除き、S-300に比べ決して本質的向上はなくさせもし、その作戦性能と広告宣伝も多方の疑問に遭っている。今このミサイルは国家試験を完成させ、まもなく軍隊入りして就役しようとしており、ついに計画の中のS-400対空ミサイルシステムの重要な一部分を埋める。現在の世界軍事強国の空対地武器に比べ、対空ミサイルはいつも「手が十分に長くない」問題に直面する。だが軍事強国が前進配備を選択して小国あるいは小国の軍隊を制圧する時は違う。S-400システムを国境地域まで前進配備した時、敵軍の縦深300km以内の飛行場に対し威嚇を実施でき、敵軍戦闘機の制空時間と高度を圧縮し、敵軍が発進するともう「打撃窓口」に直面させ、40N6Eの意義はまさにここにある。我が国を例にすると、ひとたび40N6Eを国境に配備すれば、国境から400q以内の隣国の大都市、例えばニューデリー、ジャカルタ、ハノイおよびソウルなどは全てその攻撃範囲内で、もし台湾海峡西側に配備すれば、台湾省上空の実戦機が打撃できる。だが現在、中国あるいはインドが40N6Eを購入するとの情報は伝えられていない。


 中国とインド両方に売って大儲け、ということになるでしょうか。中国が買えば尖閣諸島なども打撃範囲ということになりますが。

7月12日

 中国の通常潜水艦関連です。

https://military.china.com/important/11132797/20180704/32629814_all.html#page_2


解放軍のAIP潜水艦部隊、多くの記録を破る 専門家、技術の優勢を解読

最近、全軍初のAIP潜水艦部隊が通常潜水艦遠距離航行距離最長、極限潜航深度最大、境界条件下での実体標的船撃沈など多項目の海軍記録を創造したとの情報が、人々の広範な関心を引き起こした。

軍事評論員の彰海雄は科技日報記者に、「AIP潜水艦の優勢は水中航続時間が顕著に増大し、1週間、甚だしきに至っては2、3週間浮上して充電する必要がないことである。このことは通常潜水艦の隠蔽性を顕著に増強し、より神出鬼没さを加えさせる。」と教えた。

普通の通常動力潜水艦は一般にディーゼルエンジンとモーターを使用し、水上航行あるいはシュノーケル航行時、ディーゼルエンジンを使用して動力を提供し、同時に蓄電池に充電する。水中航行時、モーターを使用して潜水艦を推し動かし前進する。このためディーゼル・電池潜水艦とも呼ぶ。しかしディーゼルエンジンの運行は空気と切り離せず、このため毎回の水中巡航時にその蓄電池を用い尽くした後、水上に浮上する、あるいはシュノーケルを採用してディーゼルエンジンを運行し蓄電池のために充電することが必須である。このため、普通の通常動力潜水艦の水中航続時間には限りがあり、およそ10〜100時間である。一定の時間を隔ててもう浮上して充電する必要があるので、その隠蔽性が比較的劣り、水中(頑住吉注:日本語にない漢字を使った語を含み意味も全く不明。記述の間違いでしょう)が不充分な結果をもたらす。

だがAIPシステムを装備すると、通常動力潜水艦の充電時に空中から酸素を獲得する必要はなくなり、水中でもう充電できる。AIP潜水艦は航続時間が長い、隠蔽性が良い、静穏性が優れているなどの特徴ゆえに、打撃の突然性が同時に向上し、世界潜水艦発展史上の一大技術的突破と称賛される。彰海雄は言う。「AIP潜水艦は原潜のすぐ次の水中の殺し屋であり、戦闘力がより強いが、価格がより高く、いくつかの中等海洋国家や海洋強国の使用に比較的適している。AIP潜水艦は未来の通常潜水艦発展の方向性である。」

現在世界を範囲として広範に使用されるAIPシステムには主に3種ある。1つ目はスターリングエンジンAIPシステム、2つ目は燃料電池AIPシステム、もう1つは閉鎖循環ディーゼルエンジンAIPシステムである。初めてAIPを装備した通常潜水艦はスウェーデンのゴットランド級潜水艦である。それが採用したのが他ならぬスターリングエンジンだった。このシステムの構造はコンパクトで、運行信頼性が高く、製造コストと運行費用が比較的安いが、単一エンジンのパワーが比較的低く、設計製造と使用の要求が比較的高く、騒音が避け難いなどの欠点が存在する。ドイツが採用するのは燃料電池AIP技術で、その作動原理は簡単で、充分な水素と酸素の供給さえあれば、長時間連続運行でき、しかも取り付けと維持保護が簡単で、重要なカギはその運行騒音が極めて低いことである。212型潜水艦はドイツが設計した通常動力攻撃潜水艦で、世界で初めて燃料電池を採用したAIP潜水艦でもある。現在、閉鎖循環ディーゼルエンジンAIPシステムを採用する潜水艦も少なくなく、例えばオランダの(頑住吉注:日本語にない漢字を使った中国語名。検索しても中国語のサイトには英語名が書いてないんで分かりません)級潜水艦である。だがこのシステムの作動効率は比較的低く、酸素消耗量が大きく、排出する熱量が多く、最大の欠点は作動時の騒音が非常に大きいことである。

AIP潜水艦は航続能力が非常に大きく増加したが、まだ持続潜航能力が制限を受ける問題を避けることはできない。ならば、世界各国はこの問題に照準を合わせたどんな技術的突破や展望があるのだろうか?

「AIP動力システムの原理に基づき、AIP潜水艦は終始浮上しての換気、充電と燃料補給の問題を避けることはできない。このため、最も良い解決方案は原潜の採用だが、原潜は過度に高価で、しかも大範囲に拡散することはあり得ない。このため大部分の海洋国家に対して言えば、AIP潜水艦の配備はほとんど唯一の選択である。」 彰海雄は次のように考える。「こうした欠点を解決するため、各国はいくつかの努力もしている。1つ目はトン数の拡大で、より多くの燃料や電池を搭載し、同時にAIPシステムのエネルギー効率を向上させ、航続力を拡張展開する。2つ目はより良い静音とステルスの技術を採用し、潜水艦を発見され難くさせることである。3つ目はいくつかの戦術的技巧を利用し、夜間あるいは味方サイドの支配する海域内で浮上し、もって敵サイドの探知計測、襲撃を避ける。4つ目はより先進的なAIP動力システムの開発である。巨視的に見て、燃料電池AIPシステムにはよりポテンシャルがある。静穏効果がより良く、各国はこの方面の力の度合いを拡大すると見られ、あるいは将来AIP潜水艦の動力の主流となるかもしれない。」


 「多項目の海軍記録を創造した」というのは中国海軍の新記録という意味と思われ、世界レベルでどの程度なのかは不明ですが、この方面でも大きく進歩しつつあるのは確かのようです。

7月13日

 055大型駆逐艦関連です。

https://military.china.com/important/11132797/20180706/32643478_all.html#page_2


専門家:055はあるいはレーザー武器を追加装備か 空母の「帯刀の護衛兵長」となる

人民ネット北京7月5日電(邱越 張凌博) 先日、「グローバル時報」は台湾メディアの報道を引用し、3日中国の2隻の055万トン級駆逐艦が同日進水した、とした。この件に対し、軍事専門家の曹衛東は人民ネットのインタビューを受けた時、新型万トン大型駆逐艦はステルス性能が良く、防空、対艦、対地攻撃など多種の能力を同時に具備し、将来はさらにレーザー武器や電磁レールガンを追加装備する可能性がある、とした。空母艦隊に編入された後は、空母の「帯刀の護衛兵長」となり、空母艦隊の航路護衛ができるだけでなく、さらに艦隊の指揮艦に充当でき、艦隊全体の作戦能力を顕著に向上させる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「2017年6月28日、我が国の万トン級駆逐艦第1号艦が進水した。」)

055はあるいはレーザー武器や電磁レールガンを追加装備か

2017年6月28日、国産新型駆逐艦の第1号艦が上海の江南造船工場で進水式を行った。7月3日、たった1年の時間を隔てただけで、また2隻の万トン大型駆逐艦が進水した。

報道によれば、055型駆逐艦は満載排水量12,500トン前後で、中国初の万トン級駆逐艦で、現在アジアで総合作戦能力が最強の駆逐艦と普遍的に考えられている。

この艦は新型防空、対ミサイル、対艦、対潜武器を装備しており、比較的強い情報感知、防空対ミサイルおよび対艦打撃能力を持ち、海軍が戦略の転換型発展を実現する象徴的性質の武器である。

「中国青年報」はかつて報道し次のように指摘した。排水量が万トンを超えるという象徴的意義に比べ、055型ミサイル駆逐艦は防空対ミサイル作戦能力が新たな段階に上がっており、さらに人を安心させまた鼓舞する。「科学技術日報」はさらに、レールガンを装備した新型055型駆逐艦は、21世紀の「ドレッドノート」艦となり、エポックメイキングな意義を持つことになるだろう、とした。

曹衛東は次のように指摘する。052C、052Dミサイル駆逐艦に比べ、新型万トン大型駆逐艦は排水量が何千トンか増加しただけだが、性能には大幅な向上があった。それはステルス性能がより良いだけでなく、垂直発射システムに搭載されるミサイルの数もある程度増加し、さらに巡航ミサイルが発射できる。就役後、艦隊に防空、対艦、対地攻撃など多種の能力を同時に具備させることができ、今後の科学技術水準の発展と国防能力の向上と共に、このミサイル駆逐艦はあるいは弾道ミサイル迎撃能力を具備するかもしれず、さらにはレーザー武器あるいは電磁レールガンを追加装備する可能性がある。

軍事専門家の尹卓はこの前人民ネットのインタビューを受けた時、055大型駆逐艦はすでに世界の大型駆逐艦の標準配備に到達しており、世界の先進国の先進的な艦艇と比べすでに重大な技術の隔たりは存在しない、と指摘した。「055型駆逐艦は正真正銘の『海上の万能選手』であり、空母艦隊の中でも、単独で任務を執行する時でも、常に有効な防御と進攻ができる。」

「国産万トン大型駆逐艦の排水量と作戦能力はアメリカの『タイコンデロガ』級ミサイル巡洋艦と優劣がなく、その出現は未来の空母艦隊がより強大な水上作戦能力を形成するために堅実な基礎を固めた。」と曹衛東は語る。

055は空母艦隊の一連の弱点を補う

「中国青年報」はさらに、055型ミサイル駆逐艦は中国が「近海防御、遠海航路護衛」戦略を実施することに対し重要な意義がある、とする。大量就役後、中国海軍空母戦闘群や水上艦艇戦闘群のためにより信頼できる「空中の保護傘」を開くことができ、それが遠海大洋で任務を遂行するためにより良い保証を提供する。

曹衛東は、ひとたび我が国の万トン駆逐艦が空母艦隊に編入されれば、過去の空母艦隊の一連の弱点が補われる、とする。まずそれは空母艦隊に巡航ミサイル発射の対地攻撃能力を具備させ、その次にそれによって対弾道ミサイル迎撃の任務を担わせることができる。最も重要なのはそれがさらに全艦隊の指揮艦を担当することができるということである。052C、052D艦上の容量はほとんど飽和し、さらに指揮システムや指揮人員を収容することは非常に難しい。だが055はトン数がより大きく、船室がより多く、指揮システムを装備しおよび指揮班メンバーを搭載する充分なスペースがある。

軍事専門家の杜文竜は中央テレビのインタビューを受けた時にかつて、055駆逐艦の現在の建造速度と規模から見て、将来我々はダブル空母プラス4隻の055のコンビネーションを見る可能性が高い、とした。

未来の空母艦隊の主力戦闘艦に言及した時に曹衛東は次のように言った。055型駆逐艦は052C、052Dと決して取って代わるおよび取って代わられる関係ではなく、未来の空母艦隊は1〜2隻の万トン大型駆逐艦と2〜3隻の052Cあるいは052D型駆逐艦から「帯刀の護衛兵隊」を組成する可能性が高く、新型万トン大型駆逐艦は「帯刀の護衛兵長」であり、それは空母艦隊に対し航路護衛が行えるだけでなく、さらに指揮艦の任務を引き受けることができ、その時になれば、空母艦隊の作戦能力は顕著に向上することになる。


 ハード面はともかくソフト面でも実戦経験豊富なアメリカ海軍と同等のレベルに達しているかには疑問もありますが。

7月14日

 レーザー兵器関連です。

http://baijiahao.baidu.com/s?id=1605315484590386414


トルコ、新型レーザー武器システムを発表 500m離れて軽々と22mm鋼板を貫通できる

トルコの国防会社は成功裏に新たなレーザー武器システムを積極的に開発しつつあり、今回新たなシステムをデモンストレーションし、500m離れて鋼板が貫通できた。

7月5日トルコ国防工業省副大臣のIsmail Demirは新たな1.25キロワットおよび20キロワットレーザー武器システムの試験成功の動画を発表した。このプロジェクトはISINと呼ばれる。

新たな高エネルギーレーザーシステムはトルコ情報安全研究センター(TubitakBilgem)の製品で、国防工業省(SSM)によって導入される。

Ismail Demirが発表した動画は、コブラ装甲車シャーシ上に装備された新たな1.25キロワットレーザーシステムと20キロワットレーザーシステムが、成功裏に500m離れて22mm鋼板を貫通したことをはっきり示している。

「毎日ニュース報」の報道によれば、この武器は500mの範囲内の無人機や水中搭載具の脅威および200mの範囲内の簡易爆発装置や疑わしい道端の包みを消し去ることができる。(冪談天下/張冪)


 22mm鋼板を貫通したのがどちらのタイプなのかも、それにかかった時間も書かれておらず、ちょっと胡散臭い気がしますが。

 スホーイ-57関連です。

https://military.china.com/news2/569/20180708/32650198_all.html#page_1


ロシア、4機のスホーイ-57のシリアでの実戦の経歴を披露 あるいはかつてアメリカのF-22と交戦か

ロシアニュース社7月5日の報道によれば、ロシア国家下院航空工業専門家委員会メンバーのウラジミール グテニェフは今日インタビューを受けた時、ロシアの第5世代戦闘機スホーイ-57のうち4機はすでにシリアの対テロ行動の中で作戦の試練を受けた、とした。彼は、4機のスホーイ-57戦闘機がシリアに派遣され、スホーイ-57の機載無線電子戦設備の援助の下、ロシアは同一軍事行動地域においてアメリカのF-22「ラプター」やF-35「ライトニングII」戦闘機の能力に関するより多くの情報を獲得することができた、と指摘した。

今年2月、ロシア国防大臣のショイグは、2機のスホーイ-57戦闘機はシリアに配備された2日の時間内に試験項目を完成させた、と宣言した。2月21日、中東の国のメディアは報道し、ロシアの2機のスホーイ-57戦闘機の原型機がシリアのヘメイミム空軍基地に到着し、当日はさらに4機のスホーイー35戦闘機、1機のA-50U早期警戒機、4機のスホーイ-25攻撃機の到着があった、とした。

当時あるメディアは、ロシアが最新型のスホーイ-57戦闘機をシリアに配備するのはそれに対し実戦の検証を行うためで、実戦の中で欠陥を発見し、その後の量産時に改良を行うことを希望しているのだ、とした。

スホーイ-57はロシアのスホーイ設計局が研究開発した第5世代多用途戦闘機で、主にあらゆる類型の空中目標を破壊し、敵サイドの防空システムを突破し、および地上および水上目標を打撃するためのものである。ロシアには現在10機のスホーイ-57原型機があり、このうち9機が使用するのはAL-41F-1エンジン、すなわち第1段階エンジンで、1機が装備するのは量産型第2段階エンジン「製品30」である。

第1機目のスホーイ-57戦闘機の原型機は2010年にアムール河畔共青城航空工場で初飛行を行った。ロシア連合航空集団社総裁のユーリ スリューサリはこの前、第1期量産型12機の〜は2019年ロシア航空宇宙軍に引き渡されることになるとし、その後ロシア国防省副大臣のアレクセイ ケリヴォルチクがこの情報を事実確認した。


 当然アメリカ側もスホーイ-57の性能や設備に関する情報を得ているでしょうね。
















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