コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその291

8月19日

 殲ー20関連です。

https://globalnews.qq.com/article/20180807A14ADD00


150q以内の目標を全てカバー 殲ー20、このミサイルを喜ばしくも手に入れる B-52、真のライバルを迎える

我が国の新世代空対空ミサイル霹靂-15はすでに試験をパスし、次の一歩で我が軍は殲ー20戦闘機によって霹靂-15ミサイルを搭載し空中打撃項目を行うことを研究することになる。

周知のように、現在殲ー20戦闘機が配置する主要な中距離空対空ミサイルは霹靂-12Dで、霹靂-12Dの最大巡航速度はマッハ4に到達し、すでに充分に出色であるが、このミサイルにはそれにもかかわらず人の意に沿い切らない部分があり、それはその射程が実際短すぎることに他ならない。中距離空対空ミサイルとして、霹靂-12Dの最大射程はたった80kmしかなく、殲ー20が配置する短距離空対空ミサイルである霹靂-10の最大射程に比べ20q多いだけで、有効なレベルの隔たりを全く形成できない。

この種の状況にかんがみて、我々の軍事工業人員は殲ー20のための新世代中距離空対空ミサイルの研究開発を開始した。霹靂-15はまさにこの背景の下に研究開発されてできたものである。このミサイルの最大射程は150qに達し得、それが配置する高精度レーダー誘導装置に頼って、150q以内の目標は完全にカバーされ得る。しかもひとたび霹靂-15のレーダーにロックオンされたら、敵サイドの目標はその攻撃から逃げ延びることが非常に難しい。

提示しておくのに値するのは、ダブルパルス固体ロケットエンジンを追加装備した後、霹靂-15空対空ミサイルの最大射程がさらにもう50q増加できることである。さらなる重要なカギは、性能向上がこのように顕著な状況下で、霹靂-15空対空ミサイルの全体寸法が決して顕著に増加していないことで、このことは我が国がミサイルの小型化方面で喜ばしい進歩を取得したことをも説明する。

殲ー20がこの中距離空対空ミサイルを喜ばしくも手にするのを待った後、この国の重器の戦力はさらに継続して向上を得ることになり、最強の戦闘機に最強の中距離空対空ミサイルが加わり、それらはまさに1+1は2より大きいという効果を生じさせることができる。

ちょうど8月3日、米軍の2機のB52実戦機がグアム島から発進した後、まっすぐに我が国の東海空域に闖入し、我が方は迅速に軍用機を派遣してそれに対し警告と駆逐を行った。我々は皆、米軍が自らの持つ先進的な実戦機に頼って、しばしば我が方の抗議を無視し東海にやってきて武力をひけらかすことを知っている。殲ー20戦闘機が霹靂-15空対空ミサイルを装備するのを待った後、B-52は真のライバルを迎えることになる。真にその時が来たら、B-52実戦機がまだ我が国の東海空域に強硬に闖入しようとするか仔細に見てみようではないか。


 アメリカやロシアの同クラスのミサイルと比べるとどうなのかが知りたいですが。まあどうであろうとB-52の活動がなくなることはないはずです。というかこれまでも結果が怖いだけでB-52を撃墜すること自体はそんなに困難なことではないでしょう。

8月20日

 「戦車両項目」関連です。

http://baijiahao.baidu.com/s?id=1608827740756172474


我が軍の戦車の標的射撃はしばしば失敗 優勝のチャンスをみすみす逃す ロシアの少将はそれにもかかわらず何故称賛して止まないのか?

グローバル時報8月13日の報道によれば、ちょうど1日前、戦車両項目競技がついに幕を下ろした。人に遺憾を感じさせるのは、今回優勝したのが依然ロシアで、中国戦車チームが準優勝しか獲得しなかったことで、このことは多くの軍事マニアに失望を感じさせる。決勝戦で、中国戦車の標的射撃にはしばしばミスが出現し、最終的に優勝のチャンスをみすみす逃すことになった。今回の競技のルールは比較的簡単で、戦車は周回する時に競技場周囲の目標に対し砲弾を発射する必要があり、もし命中しなければ、戦車は罰としての周回に入り一周多く走る必要がある。しかる後にそれぞれのチームの任務完成時間を計算する。つまり、もし戦車が目標に命中させない回数が多くなれば多くなるほど罰としての周回に入る回数も多くなり、用いる時間も多くなるだろう。

今回の競技の中で、中国チームは開始してすぐ2発失中し、やむを得ず罰としての周回に入るしかなかった。そして最後の一周の時、中国チームは再度ミスして罰としての周回に入り、ロシアとの距離はどんどん遠く離され、最終的に第2位に甘んじるしかなかった。事実として、ロシアチームの戦車は今回の競技の中でも大いに異彩を放ち、時速78qにも達し多くの人を讃嘆して止まなくさせた。我が国の96B戦車の最高速度も時速72qでしかなく、時速6qまるまる足りなかったことを知る必要がある。だが専門家は、我々の主要な問題は決して速度の上にはなく、射撃の正確度の上にあり、もし我々が射撃正確度を向上させることができたら、我が国の優勝のチャンスはずっと高まるだろう、とする。

ロシアの少将であるニコライ トゥトーリンはタス通信社のインタビューの中で我が国の96B戦車に対し称賛して止まず、かつ全面的な分析をした。彼は次のように考える。中国の96B戦車は非常に優秀な戦車で、速度の上で、ロシアのT-72戦車の最高速度は実は時速78qには達しておらず、今回の競技の中で完全に上限を超えた操縦をしたのであって、もし中国チームも上限を超えた操縦ができたら、その速度は時速75〜76qに達し得、これはロシア戦車との隔たりがすでに非常に小さい。第2番目は射撃水準の上でである。彼は、中国戦車は決勝戦の中で標的射撃が決して人の思い通りになりきらなかったが、小グループ競技の中でのパフォーマンスはロシア戦車に比べ少なからずよかった、とする。事後彼は非常に好奇心を持ち、96B戦車に搭乗してその内部構造を見てみることを希望した。だが拒絶に遭い、この事は彼に非常な遺憾を感じさせた。

競技の中で優勝を奪うことは確かに重要だが、より重要なのは我々が自らの不足のところを見る必要があるということである。少なくとも射撃方面で我々はまだ継続して努力し、継続して調整する必要がある。失敗は決して怖くなく、もし我々が失敗の原因を分析しかつ改良を加えることができたら、我が国の科学技術と武器の性能はやっとさらなる一歩の更新グレードアップを得、したがって我が国の軍事的実力をより強いものに変えさせるだろう。


 中国戦車が競技中にエンジン加熱で車両交換せざるを得なかったというのが事実ならこれ以上の速度を出すのは無理ということでしょうが。

8月21日

 ロシアの武器輸出関連です。

https://military.china.com/news2/569/20180809/33523941.html


ロシアのシンクタンク:インドの束縛から離脱し、パキスタンに向けスホーイー35戦闘機をセールスすべき

インドがロシアとの第5世代戦闘機開発計画(FGFA)から退出すると宣言した後、ロシアの首都モスクワのあるシンクタンクの専門家は、ロシアはインドの束縛から離脱し、パキスタンに向けスホーイー35戦闘機をセールスすべきだと考えている。

インドのZee Newsウェブサイト8日の報道によれば、ロシア戦略・科学技術分析センター副主任のマジエンコは、ロシアはインド人を怒らせたくはないが、インドがFGFA計画に対し躊躇して決めない背景の下、ロシアはパキスタンに向けスホーイー35戦闘機をセールスすべきだ、と語った。

もしロシアがパキスタンに向けスホーイー35戦闘機をセールスしなかったら、中国、韓国、甚だしきに至ってはトルコが5年以内にこの市場を占領することになるだろう、とマジエンコは指摘する。

マジエンコは次のように強調する。インドはFGFA計画から退出し、ロシアのインドに対するあらゆる道徳的義務を消滅させ、このためロシアはパキスタンとの関係の中で自らに対する束縛から離脱すべきである。ロシアは過去往々にしてインドのためにパキスタンと有利な契約を締結することを拒絶してきたが、現在我々(ロシア)は我々の商業的利益を遵守すべきである。

だが、ロシア戦略趨勢研究センター主任のケノワロフは、インドは何十年来ずっとロシアの友で、パキスタンに向けたいかなる先進的武器販売の動作にも非常に高いリスクがある、と考える。

ケノワロフは、インドは終始ロシアとパキスタンの協力がインドの利益を損なうか否かに関心を注いでいる、とする。インドはFGFA計画というこの挫折から退出したが、インドとロシアが過去成功裏に開発したいくつかの武器を覚えておくことが必須である。双方は継続して健全な国防および戦略的関係を享有し、ロシアはインドの利益に影響しない領域でのみパキスタンと協力するだろう。

インドとロシアは2007年にFGFA計画を共同で推進することに同意し、双方はそれぞれ50億アメリカドルを出資し、8〜10年の時間を費やして開発を行い、かつ技術と知的財産権を共有するとした。だが開発期間に頻繁に技術などの問題が出現したため、双方それぞれ60億アメリカドルまで増資する結果がもたらされ、しかもロシアはステルスなど鍵となる重要技術をインドと共有するのを拒絶し、インドを不満にさせた。

FGFA計画の費用など多項目の論争ゆえに、インド国防大臣シタラマンは7月に公然と、インドはすでにロシアに、ロシアは第5世代戦闘機研究開発計画を継続してもよく、インドは後期の段階で改めて加入する可能性を排除しないと告げた、とした。

スホーイー35戦闘機はロシアの性能が最もずば抜けた第4世代戦闘機で、ロシア空軍が使用するほか、中国とインドネシアもロシアからこの戦闘機を購入している。

パキスタンは中国と親しく、戦闘機も現在全て中国から購入しているが、近年アメリカとの関係が不安定で、ロシアへの接近を企図し、ロシアから中国に比べより先進的な武器を購入することを希望している。


 ロシアにもインドにも相手にまずいと思わせて離反を食い止めるというブラフという要素が当然あるでしょうしどこまで本気なのかちょっと分かりませんね。しかし決定的な決裂が双方にとって損なのは確かでしょう。

8月22日

 殲ー31関連です。

http://baijiahao.baidu.com/s?id=1608736894878390692


中国のFC-31は艦載化できるか どんな水準にあるのか?

FC-31鶻鷹戦闘機(通常メディアや民衆によって「殲ー31」と呼ばれる)は中国の沈陽飛行機社が研究開発した双発単座中型第5世代戦闘機である。

この戦闘機の研究開発当初は決して国家プロジェクトの立ち上げではなく、沈陽飛行機社が「殲ー20」の受注を失った後、技術の追走を保持するため、自ら独立して始動させた研究開発プロジェクトである。

殲ー31はそれが明るみに出た時に早くも軍事マニアに小さからぬセンセーションを引き起こした。そのアメリカのF-35に似た外形は国の人にその戦闘力に対し期待でいっぱいにさせた(上が殲ー31、下がF-35。2種の戦闘機が全体空力レイアウトの上で非常に似ていることが見て取れる)

殲ー31に関し我々がすでに知っているのはDSI空気取り入れルート、台形の主翼、傾斜したダブル垂直尾翼および内部に置かれた弾薬庫で、典型的なステルス戦闘機の特徴を持つ。しかもずば抜けた電子対抗性能を持ち、目標探知計測、外部情報総合処理および多目標超視距離大離軸角全方向攻撃などの任務が完成できる。

だが現座まで、殲ー31はまだ試験段階にあり、あらゆる性能データはまだ単に紙面のみにとどまっている。すでに装備されている殲ー20に比べ、殲ー31の速度は非常に緩慢である。

非常に多くの人は殲ー31のサイズから言って、艦載化に最も適すると考えているが、実はそうではない。

現在中国の遼寧号空母が搭載する殲ー15艦載機は正真正銘の大型戦闘機で、その優勢は作戦半径が大きく、搭載する武器が多く、作戦効率がより高いことに他ならない。

こうした優勢は、明らかに位置付けが中型戦闘機である殲ー31とは比較できないものである。

殲ー15の最大離陸重量は32.5トン、最大航続距離は3500qである。一方殲ー31の最大離陸重量は28トン、航続距離はたった2500qである。搭載する武器の数でも、作戦半径でも、殲ー31は殲ー15と同じレベルにはない。

この2点は空母艦載機に対し極めて重要である。

殲ー31に比べ、現在見たところ第5世代戦闘機艦載化の希望が最大なのはやはり殲ー20である。

世界で第3番目に正式就役した第5世代ステルス戦闘機として、殲ー20の艦載化は極めて実行可能性がある。

(非常に多くの人は殲ー20はサイズが非常に大きく、艦載化に適さないと考えているが、これは実は一種の錯覚である。画像の上から見て、殲ー20の全幅と全長は殲ー11に比べ決して優勢を占めず、サイズは殲ー11より小さいだろう。そして殲ー15は殲ー11の艦載機バージョンに外ならず、つまり殲ー20は殲ー15に比べより小さいだろう。艦載化に絶対に問題はない)

当然まだ殲ー20の自重は大きすぎ、スキージャンプ甲板上で燃料弾薬を満載して発進できず、戦闘力に影響するだろうと考える人がいるだろう。

確かに、このような心配は現在では必要がある。だが、中国はスキージャンプ発進で満足しないだろう。カタパルトに進み、甚だしきに至っては電磁カタパルトに進むことさえ遅いか早いかの問題である。中国の第2隻目の国産空母に電磁カタパルトが搭載されるのは確率の高い事柄である。

その時になれば、艦載機の発進重量を制約している要素はもはや存在しなくなり、殲ー20の艦載化も自然の成り行きだろう。


 殲ー20は設計当初の方向性からして艦載化に向かないとの意見もあり、実現するにせよ大幅改修、その結果の試験、生産力などにより相当先になるのは間違いないでしょう。艦載機が定まらないうちに空母の設計や建造がどんどん進んで問題ないのかという疑問もありますが。

8月23日

 スホーイ-57関連です。

http://mini.eastday.com/bdmip/180818091934702.html


全世界に第5世代機は3種ある ロシア軍のスホーイ-57は何故算入されない? インド空軍、非常に気落ちを感じる

最近、ロシア衛星通信社は文章を発表し、ロシア連合航空製造集団総裁は、ロシア第5世代多用途戦闘機スホーイ-57はアメリカの類似製品であるF-35戦闘機に比べずっと安価であるとした、とした。

この話がひとたび出るや、非常に多くの中国の軍事マニアはすぐ疑問を生じさせた。同じ第5世代ステルス戦闘機でありながら、スホーイ-57は何故F-35に比べずっと安いのか?

ある分析者は、設計とマンパワーのコストでロシアが一定の優勢を占めている他、主要な原因はスホーイ-57が材料や工程方面で比較的立ち遅れ、結果的にF-35に比べより良い技術の優勢を獲得していることかもしれない、と考える(頑住吉注:何を言っているのかよく分からないですが、たぶん材料や技術に高度なものを使っていないからコスト面で有利、ということでしょう)。

現在、中米両国はすでにF-22、F-35、殲ー20という3種の第5世代ステルス戦闘機を就役させており、ロシアのスホーイ-57の試験飛行の時間は中国の殲ー20より早かったが、後続の研究開発と試験飛行の過程の中で、殲ー20に顕著に立ち遅れ始めた。

最終的に、殲ー20の装備速度は、スホーイ-57をはるかに超え、殲ー20がすでに戦闘力を形成している今日、ロシアのスホーイ-57はまだ最終的な試験作業を完成させておらず、この機の発展に、まだ某いくつかの技術上の問題が存在していることを示す。

ロシア空軍は2020年にスホーイ-57を正式装備する可能性がある、とするロシアの軍事専門家もいる。だが、この時間はすでにF-22、F-35、殲ー20の発展計画より非常に大きく立ち遅れている。

まさにこのため、スホーイ-57を合同研究開発するインドは、甚だしきに至っては一度スホーイ-57を放棄し、アメリカのF-35戦闘機の購入に転じようと揚言し、このことはロシア航空工業に非常な気まずさを感じさせた。

当初の協力パートナーさえもはやスホーイ-57を好意的に見ておらず、スホーイ-57の未来の発展は、変数が非常に高い項目となっている。

実は、ロシアが当初スホーイ-57を緊急に研究開発したのには、インドが重要な原因を占めていた。

ロシアに第5世代機の製造技術を分かち与えさせるため、インドはスホーイ-57の研究開発のために大部分の研究開発経費を投入したが、スホーイ-57は一路でこぼこ道を行き各種各様の問題に遭遇し、今日に至りまだ半完成品で、何でもそろっているが何も強くないという状態にあり、このことはインド空軍に非常な気落ちを感じさせている。

また、アメリカのF-22、F-35、中国の殲ー20に比べ、ロシアのスホーイ-57は厳格な意味の上で言うと、決して真の第5世代ステルス戦闘機とは評価できない、とする非常に多くの軍事専門家もいる。

当初、ロシアは自らの第5世代ステルス戦闘機が採用するのはプラズマステルス技術で、アメリカのF-22戦闘機の空力レイアウト+ステルス複合材料のステルス方式とは異なる、と称していた。

実は、この言い方は完全にロシアがなおステルス戦闘機設計技術をいまだ掌握していないことを覆い隠すためのものである。現在の世界で、ステルス戦闘機がステルス技術を獲得したければ、主に以下の3つの方式がある。

まず、ステルス空力外形設計方案を採用し、最大限度レーダー波をその他の場所に反射し、結果的に戦闘機のレーダー反射面積を減少させるもの。

次に、戦闘機の機体にレーダー波を吸収するステルス塗装層を塗るもの。

最後に、某いくつかのレーダー波を透過するのに便利な部分に、レーダー波透過材料を使用し、レーダー波に直接機体を透過させるもの。こうした方式は全て最大限度戦闘機のレーダー反射面を減少させるためのものである。

ロシアが対外的に、自らの第5世代機がプラズマステルス技術を採用していると宣言する主要な原因は、ロシアが戦闘機のレーダー波反射の計算公式を決して掌握していないからにほかならず、この計算公式は、現在中米両国のみ掌握している。

一般的状況下で、プラズマを生じさせる主要な方法には熱電離、気体放電、放射性同位元素、レーザー照射、高出力マイクロ波刺激などがある。だが機載条件下で常用される方法は主に気体放電法と放射性同位元素塗装という2種の方式である。

だが、一連の技術的難題が存在するため、プラズマステルス技術は実際の応用となお比較的大きな距離がある。このことはロシアのスホーイ-57が何故遅々としてプラズマステルス技術を使用しないかの技術的原因でもある。

ならば問題が生じる。スホーイ-57が戦闘機レーダー反射の公式を掌握しておらず、いわゆるプラズマステルス技術も採用していない以上、このことはスホーイ-57のステルス性能が、殲ー20やF-22戦闘機に比べ、必ずや大きく割引になることを示している。

まさにこの原因にもより、スホーイ-57戦闘機は真の第5世代ステルス戦闘機とは評価できないのである。


計算公式自体がそんなに難しいものなのか私には分かりませんが、プラズマステルスが胡散臭いのは間違いなさそうです。本当にそれが有効に実現できるなら別にスホーイー35でもよさそうなものですしね。

8月24日

 中国の無人機関連です。

https://military.china.com/aerospace/special/11162362/20180815/33572709_all.html#page_2


民間企業が研究開発した「朱雀」無人機:軍艦の上で垂直離着陸できる

原題:民営企業が研究開発した国産大型固定翼無人機、軍艦の上で垂直離着陸できる!

無人作戦システムの発展と共に、水上艦艇上で運用できる艦載無人機は、無人機発展の前線のホットなポイントとなっている。陸上無人機に比べ、艦載環境にはその特殊な特徴がある。すなわち、艦載空間は比較的狭小で、飛行機の運用や発着に対し厳格な制限がある。発着空間に対する要求が低く、占用面積が小さい無人艦載ヘリはちょうどうまくこの要求を満足させることができる。だが無人ヘリには顕著な欠点もあり、その飛行速度は遅く、滞空時間は短く、作戦半径は小さい。このことは無人機に比較的大きな使用半径を有することを要求する艦載プラットフォームに対して言えば、明らかに使用に不充分である。ならば、どのようにこのジレンマな問題を解決するか? 国内民営軍事工業企業、西安希徳電子情報技術有限会社は「朱雀」という名の固定翼無人機を研究開発した。それはテイルシッター式発進方式によって垂直離着陸も実現できれば、また飛行姿勢の転換によって固定翼飛行機の正常な水平飛行もでき、艦載無人機の飛行性能と離着陸空間の間の矛盾を有効に解決した。

テイルシッター式発着の設計

「朱雀」新型艦載無人機が採用するテイルシッター式離着陸設計は、1950年代にすこぶる流行した艦載機垂直離着陸技術で、技術の探索と試みのものとしてではあったものの、当時は成功裏に大規模応用は実現できなかったが、後の人のために実行可能な考え方の筋道を提供した。「朱雀」無人機のテイルシッター式設計はごく簡単で、固定翼飛行機を水平状態から90度転倒させ、その頭部を上に向け、尾部を下に向け、主翼と機体を地面と垂直にする。テイルシッター式飛行機の脚と車輪は機体腹部や主翼下方から、主翼後縁に移されている。このようなテイルシッター飛行機は、発進時機首が垂直に上に向けて地面あるいは甲板から離れ、一定の高度まで上昇した後、機首をさらに90度方向転換し、固定翼飛行機の正常な水平飛行状態に転じる。飛行機が降着を必要とする時は、再度垂直状態に転じて降着を実現する。テイルシッター式離着陸設計のメリットはヘリの垂直離着陸方式と固定翼機の有機的結合を実現したことにあり、垂直離着陸もできれば、飛行機が依然固定翼機の優越した飛行性能を持つことも保証できる。

同社の技術人員の説明によれば、「朱雀」無人機は艦載環境に適用され、固定翼模式を採用して巡航し、垂直離着陸能力を持ち、長い航続時間(10時間を超える)と大きな航続距離の能力を持つ(飛行距離は数百から千q以上)。それは自動化着艦技術を採用し、駆逐艦/護衛艦の艦載甲板の限りある空間内で自動で垂直離着陸できる。その脚はさらにセルフ適応技術を採用し、降着時に衝撃を軽減し、有効に飛行機の垂直姿勢を保持することができ、転倒に至らない。

注意に値するのは、「朱雀」無人機の尾部にはさらに2つの主翼と垂直な小型尾翼が設置されていることで、尾翼は一方においては飛行機の水平飛行時の航行方向安定性を保証でき、もう一方では尾翼後縁にも2つの脚が設置され、主翼上の2つの脚と「十字型」構造を構成し、垂直離着陸時の飛行機の姿勢の安定を保証する。

共通軸ダブル回転翼レイアウト 無人機の大型化を実現

「朱雀」無人機には異常に興味深い特徴があり、それはその頭部を飛行機のために動力を提供するプル式プロペラに用いているが、通常の単一プロペラ設計を放棄し、ロシアのカーモフ設計局の「Helix」系列艦載ヘリに似た「共通軸ダブルローター」設計を採用していることである。これは何故か? 結局のところ国内の成都飛行機設計研究所や西安愛生技術集団社(西北工業大学無人機研究所)にも類似のテイルシッター式艦載無人機製品があるが、いずれも通常の単一プロペラ設計を採用している。筆者は現場での同社の技術人員への質問を経て知ったが、共通軸ダブルローターレイアウトの採用は、まさに同社の無人機の特徴および競争の優勢の在処で、このような設計の意図は無人機の大型化実現にある。技術研究を経た後、次のことに気付いた。単一プロペラは何十sの空虚重量の小型テイルシッター式無人機には非常に理想的だが、もし無人機の重量クラスがより大きくなると、単一プロペラのプル力が問題となる。だが反転する共通軸ダブルローターなら、プル力の上でずっと大きくなるだろう。希徳社の「朱雀」に対する位置付けは、系列化発展の道を行くもので、現在研究中、試験中なのは50sクラスの製品だが、将来は最大2トンの離陸重量の大型垂直離着陸無人機を研究開発するつもりであり、ならば共通軸ダブルローターレイアウトは、非常に適した設計である。

偵察・打撃一体が可能

転じて「朱雀」無人機の別の面を見ると、機体腹部に立式球状光電子偵察回転塔が設置されているのが見られる他、その主翼外側の翼端に近いところにさらに2つの搭載架が設置されているのが分かる。これは「朱雀」無人機が「偵察・打撃一体」艦載無人機として位置づけられているからである。それは水上艦艇によって搭載され、情報、監視、偵察、打撃能力を具備する。艦体付近空域で持続的に遊弋し、艦隊のために持続的ISR(情報、監視、偵察)サービスを提供することができ、小型機載武器を搭載し、ミサイル快速艇など小型機動目標を打撃することもでき、艦隊の攻撃機能を向上させる。

小型ミサイル艇が対艦ミサイルを搭載して遠距離奇襲の方式によって大型水上艦艇艦隊に突撃するのは、かつて古典的な「非対称」戦法だった。だが「朱雀」のような偵察・打撃一体艦載無人機があれば、ミサイル快速艇が水上艦艇から隠れて奇襲しようとしても、難度はずっと高くなる。それはミサイル快速艇に対応する利器と言えなくもない。

結びの言葉

「朱雀」艦載無人機は現在試験と後続の研究開発段階にあり、サンプル機はすでに初歩的な陸上離着陸試験を行っている。将来研究開発定型後は、きっと非常に良い応用の前途の見通しを有するだろう。それに代表される国内の高性能、新概念艦載無人機は盛んに発展し、徐々に「新質戦闘力」として成長し、強大な海軍建設のためより多くの新技術、新たな活力を注入し、新たな力量を増やす。


 文中にもあるようにテイルシッター機は中国の独創ではなくナチスドイツも構想していましたし、冷戦期などにアメリカその他が試作まで進みましたがいろいろ問題があって実用化には至っていません。しかし何故ダメだったのかという理由を見てみると、比較的小型の艦載無人機なら問題は相対的に小さそうにも思えます。ただ個人的にはティルトローター機の方が有望なのではと思いますが。

8月25日

 日本関連です。

http://baijiahao.baidu.com/s?id=1609025353354143880


日本国産レーダーの怪現象:単一の部品は世界トップクラス 全体性能はそれにもかかわらず全世界でビリ

最近、日本の防衛省技術研究開発本部に隷属するXF-2A原型試験機が日本の某飛行場で再度お目見えした。これまでのF-2A/B戦闘機の各項目のシステムのために行われた関連の試験の飛行任務とは異なり、今回XF-2Aが再度飛んだのは日本が第4世代(国際基準、アメリカ基準では第5世代)戦闘機のために開発する「先進総合センサーシステム」を試験するためで、その主体は窒化ガリウムユニットを応用したアクティブフェイズドアレイレーダー(AESA)である。防衛省技術研究開発本部の言い方によれば、このレーダーのステルス目標に対する探知計測距離は現有のその他の製品の少なくとも1.5倍である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像は「先進総合センサーの一部ユニットを装備したXF-2A原型機」)

周知のように、日本のF-2A戦闘機が装備するJ/APG-1レーダーは日本初のアクティブフェイズドアレイレーダーであるだけでなく、しかも世界初の戦闘機上に装備されたアクティブフェイズドアレイレーダー製品でもあり、その窒化ガリウムHEMTパワーユニットの単体の性能は非常に高く、ひとたび登場するや世の人を驚嘆させた。

だが実際の使用の中で、J/APG-1レーダーの性能はスホーイー35BM上の「雪豹」あるいはフランスの「ラファール」戦闘機上に装備される先進パッシブフェイズドアレイレーダーに及ばず、甚だしきに至ってはイスラエル人のパルスドップラーレーダーと比べてさえ五分五分である。原因を突き詰めると、実際にはやはり日本の軍事工業、ないし重工業の整合能力に問題が存在することである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像は「暗室」内で試験を行いつつあるJ/APG-2レーダー」)

確かに、筆者が再度強調する必要があるのは、日本人は窒化ガリウムユニットの上での技量が世界のトップだということである。J/APG-1からその世代交代製品J/APG-2の上で全てそうである。だが単体のユニットの性能が非常に高い背後は、J/APG-1のアンテナに800個の受信・発信ユニットしかないというもので、数量の上でF-16E/Fが装備するAPG-80レーダーの1000個よりずっと少ない。

この1つの隔たりだけで、もうJ/APG-1アクティブフェイズドアレイレーダーの単体ユニットの性能の優勢をもはや存在しなくさせる。増してやアクティブフェイズドアレイレーダーは受信・発信ユニットによって構成されるだけではなく、放熱、電力供給などのユニットが同様にこのアクティブフェイズドアレイレーダーの全体性能を制約しているからなおさらである。

事実として、J/APG-1アクティブフェイズドアレイレーダーには発熱の深刻な問題もあり、そのユニットに全部のパワーを発揮できなくさせている‥‥

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像は「あきづき」級駆逐艦のFCS-3レーダーアンテナ」)

言えば興味深いが、J/APG-1レーダーの弊害はそれがF-2A戦闘機を決して王座に押し上げられないものにさせているが、日本の第1世代の自ら研究開発した小型艦載フェイズドアレイレーダーFCS-3の上で、このX周波数帯レーダーは極めて重要な作用を発揮しているが、その中で、ゆとりある艦上空間が提供できる優良な放熱環境の功がなくてはならない。

J/APG-1レーダーはハードの性能が良くないことの他、ソフトウェアの機能も比較的劣る。同時期のアメリカのF-22AのAPG-77レーダーは非協力条件下での敵味方識別、および敵サイドのレーダー警告機の低いキャッチ率が実現でき(頑住吉注:記述の間違いだと思います。敵に発見される可能性が低いということでは)、こうした機能の実現はフェイズドアレイレーダーのハードウェアとは全く関係がなく、全てソフトウェアによってハードウェアを制御することが実現するのである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像はベルV-280ティルトローター機の全面スクリーン計器システム。全面スクリーン自体は金に値せず、ソフトウェアこそが高い金を含有する技術に属する」)

光陰矢の如しで、2017年に目を転じると、日本人自らも普通のJ/APG-1アクティブフェイズドアレイレーダーであろうと、あるいはそれをベースにした改良型であろうと、全てアメリカが日本に配備するF-15C/E上に装備されるAPG-63V系列製品に遠く及ばないことに気付いた。このため、日本の防衛省技術研究本部方面は直ちに次世代アクティブフェイズドアレイレーダー製品の研究開発に着手した。これこそ同時に電子戦支援と対抗能力を具備すると称するJ/APG-2であり、つまり本文が言及する「先進総合センサーシステム」の原型である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像はJ/APG-2レーダーアレイなどのユニットをベースに開発された「先進総合センサーシステム」の模型」)

だが、受信・発信ユニットが少ない問題はJ/APG-2の上にも依然として存在する。J/APG-2の受信・発信ユニットは1280個しかなく、F-35が装備するAPG-81の1600個よりずっと少ない。殲ー20の4層にも達するダブルルート密封装備1860個ユニットの第3世代製品と比べればさらに完全に劣勢に立たされる。さらに加えて日本の防衛企業自体資金状況が決して良くなく、近年来製品の世代交代の速度が遅く、このため筆者は「先進総合センサーシステム」の整合およびソフトウェアの開発に対し良好な期待をするのは非常に難しい。日本企業の窒化ガリウムユニットの良好な性能は民間用市場の長期の努力のおかげだが、ソフトウェアの整合方面は、窒化ガリウムユニットの開発とは完全に2つの異なる領域である。(利刃/TO)


 まあ中国と同じ開発費用を投入することは現実的に難しいでしょうがより良いものができることに期待したいですね。



















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