コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその293

9月2日

 中国空母関連です。

https://military.china.com/important/11132797/20180827/33704293_all.html#page_2


初の国産空母の艦載フェイズドアレイレーダーは「遼寧」艦に比べより凄い!

画像の注釈:国産の新たな空母の艦橋の上で、レーダーの弧型のカバーはすでに矩形の平板アンテナによって取って代わられ、同時にレーダーアンテナアレイ面も正面向きから斜め向きに転じている

2018年8月26日、初の国産空母は港を離れ第2回試験航海を開始し、したがって国産の新たな空母が前に向き大きな一歩を踏み出したことを示した。我が国初の空母は「遼寧」艦で、それはロシアの「ワリヤーグ」号空母を基礎に改装、グレードアップされてできたもので、艦載電子システム最大の変化は国産052C型「中華イージス」駆逐艦上の346型アクティブフェイズドアレイレーダーを空母上に移植したことで、このためこの空母に極めて強い遠距離目標探知計測、監視および追跡能力を付与し、その遠距離早期警戒探知計測能力を、ロシア海軍の「クズネツォフ」号空母より非常に大きく優れたものにさせている。だが昨日公開された新たな空母の航海試験の画面から見て、初の国産空母はより新しい艦載フェイズドアレイレーダーを装備しており、各方面全て「遼寧」号上のレーダーに比べより強い。

アンテナの空冷装置が廃止され、レーダーの探知計測性能が大幅に向上

国産の新たな空母の艦橋の外形の上からは、元々「遼寧」艦上に装備されていた346型艦載アクティブフェイズドアレイレーダー円弧型防護カバーが、新たな空母上では平らなパネルに変わっているのをはっきり見出すことができる。つまりこのことは次のことを意味している。052C型駆逐艦が052D型駆逐艦に向け改良され発展したのとちょうど同様に、新たな空母は052D型駆逐艦上の346A型改良型レーダーに似た関連技術を採用し、レーダーアンテナの形状が正方形に近づき、346型フェイズドアレイレーダーの弧型外部カバーが廃止され、アンテナ全体の面積もさらに一歩増大した。いわゆる弧型外部カバーとは、実は346型レーダーの大型空冷冷却システムで、レーダーアンテナの発熱量過大の問題を解決するために準備されたものである。

だが新たな空母のレーダー上では、弧型外部カバーはなくなっており、このことは空冷システムがすでに廃止されていることを示し、新たな空母の艦載レーダーのT/Rユニットの性能が大幅に改善し、発熱が高すぎる難題が解決しただけでなく、しかも出力もさらに一歩向上したことを示している。レーダーに関して言えば、このことはレーダー波の探知計測・識別能力と探知計測距離がいずれも一定程度向上したことを意味している。新たなレーダーの探知計測距離は300〜350qに達し得、「遼寧」艦に比べ50q前後やや遠いと見られる。小目標の監視および識別能力はより多く向上し、より遠い距離で敵サイドの海をかすめるような飛行をする飛行機、無人機や巡航ミサイルが発見できる。

画像の注釈:「遼寧」号空母の艦橋。弧型外部カバーがある346型レーダーが見える。艦橋真正面に装備されている

ステルスのため、レーダー装備位置が正面向きから斜め向きに改められる

レーダーアンテナ自体に顕著な技術向上があった他、新たな空母の艦載フェイズドアレイレーダーの装備位置にも顕著な変化がある

「遼寧」艦の艦橋上の346型フェイズドアレイレーダーのアンテナパネルは正面向きであり航行方向に対し真正面で、同時に前部レーダーアンテナパネルと側面アンテナレーダーパネルとの間の角度は直角である。正面のアンテナパネルの面積が非常に大きいため、前・側面の敵サイドのレーダー波に対して言えば、フェイズドアレイレーダーのアンテナが非常に大きな反射面を構成する。鏡面反射効果は艦橋のレーダー反射断面積・信号特性を大幅増加させ、このことはステルスに対し非常に不利である。同時に、正面レーダーアンテナパネルと側面レーダーアンテナパネルの間が直角であることも、レーダー波の乱反射と艦橋ステルス効果に対し不利である。

一方新たな空母上では、ステルス効果は十分に考慮され、346A型艦載レーダーのフェイズドアレイレーダーレーダーアンテナのアレイ面はもはや航行方向の真正面にまっすぐ向いておらず、2つのアレイ面がそれぞれ左右に向け何十度かの角度で傾いており、ひとたびこのようになるやレーダーアンテナのアレイ面は主に真正面から来る探知計測信号に対し乱反射を行い、レーダー波の反射波をその他の一番重要ではない方向に向け乱反射させ、敵サイドのレーダーの探知計測効果を低下させることができる。同様に、346A型艦載レーダーは全部で4ブロックあるので、艦橋後方の2ブロックのレーダーアンテナアレイ面もきっとそれぞれ左後方と右後方に向き、空母の後ろ向きのレーダー断面積特性もこのためさらに一歩縮小するだろう。同時に、新たな設計はさらに2つのレーダーアンテナ間の直角の角度を切出一刀(頑住吉注:ちょっと分かりません)、1つの反射面を多く切出、反射面が多い設計もレーダー波に対する乱反射に有利で、ステルス能力をを向上させる。

結びの言葉

艦載からのグレードアップと改変から見て、新たな空母は「遼寧」艦に比べ、各方面全てに進歩があるというべきである。かの艦がさらに一歩装備と試験を完成させるのと共に、きっとさらにより多くのグレードアップ改造のディテールが分かってくると信じる。


 全体に巨大な空母ですから相対的に小さな艦橋の一部にこの程度のステルス処理をして実際どの程度効果があるんですかね。

9月3日

 スホーイ-57関連です。

http://baijiahao.baidu.com/s?id=1609853555486221788


スホーイ-57の性能基準に達せず だがロシア軍は購入が必須 最初の2機は再来年に引き渡し

ロシアの現在唯一研究開発されている第5世代戦闘機スホーイ-57戦闘機に関して言えば、それは誕生のあの日からもうずっと嫌というほど突っ込みを受けている。「ゴミ」、「役立たず」、「砲灰」(頑住吉注:弾除けの犠牲)こうした言葉は全てそれを形容するのに用いられたものである。ロシアのスホーイ設計局が数年を経歴してやっと作り出した第5世代機は本当に皆が言うようにまずいのだろうか? 甚だしきに至ってはロシア国防省さえスホーイ-57戦闘機を多く購入したがらない。だが長年の先延ばしを経歴した後、ロシア国防省はついにスホーイ-57の購入を決定した。だが大量購入し部隊装備するのではなく、しかも彼らはまず2機買って試してみようというつもりである。神よ、ロシア国防省はたった2機のスホーイ-57の購入のみ決定したが、やはり自国が生産したものなのである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「2011年モスクワ国際航空宇宙展示会でのT-50原型機」)

他所のアメリカはすでに200機あまりのF-35戦闘機を装備済みで、しかもさらに2019財務年度にはさらに継続して60機あまり購入する。当然、この最初の2機は第一陣でしかなく、残る10機のスホーイ-57は2025年までに引き渡される。だがたとえ十何機でもロシア空軍の需要を満足させられない。ロシア軍のこの図体に照らせば、少なくとも200機あまりの第5世代戦闘機を装備しなくてはならない。第一陣のスホーイ-57戦闘機と一緒に購入されるものにはさらにミグ社の6機のミグー35UBおよびミグー35S戦闘機がある。事情の変化はこんなに速く、今年年初の時点で、ロシア国防省はまだスホーイ-57戦闘機はすでにロシアの国家試験を通過したと言明し、同時にロシア国防省は数量少なからぬスホーイ-57を購入するとかつて宣言していた。実はロシア人の眼中で、数量少なからぬというのは2機、最多で十何機だったのである。

画像はスホーイ-57戦闘機のNSTsI-Vヘルメット式照準およびモニター ヘルメットは見たところやはり素晴らしい

どうしても分からないのはロシア国防省がスホーイ-57戦闘機を気に入っていないのか、それともかの病、金がないのかである。ロシアメディアは、ロシア国防省が現在スホーイ-57戦闘機を大量購入しないのは、完全にスホーイ-57技術性能の考慮から出てのことと考えている。ロシアのタス通信社は去年その公開の報道の中で、この機のレーダー反射断面積は0.4mに達するとしたが、この反射断面積は我が国の殲ー20、アメリカのF-22といったものよりもずっと大きい。周知のように、ステルス性能は第5世代戦闘機の主要な印たる性能で、もしレーダー反射断面積が非常に大きかったら、真の「第5世代機」とは評価できない。だが話はまた戻るが、ステルス性能が良くないことは、決してスホーイ-57が価値のない装備であることを意味しない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「コックピット右前方の球体は光電子システム101KS Atoll。この設計は逆にロシアのスホーイ-57戦闘機独特のものである」)

事実、スホーイ-57戦闘機のステルス性能が良くないことには一定の現実的な原因もある。スホーイ-57戦闘機は設計当初もう価格を7500万アメリカドル以内とする事を要求され、この1点だけでもどうして優秀な第5世代機の研究開発が可能だろうか。研究開発経費と要求される戦闘機の性能は根本において比例しない。このためあなたはその技術水準がどれだけ高いことを期待するか。次は航空電子設備である。スホーイ-57戦闘機の航空電子設備をF-35および殲ー20と比べるとやはり一段劣ると見積もられる。だがこれはすでに相当に素晴らしい。この航空電子設備はロシア自身の機隊の中で、これすでにいまだかつて見なかったものである。我々は皆知っているが、ロシア人が最も作るのが苦手で最も長じていないのが飛行機の航空電子、計器といったものに他ならない。現在発表されているスホーイ-57戦闘機の内部コックピットから見て、すでに非常に大きな進歩があり、この点はやはり肯定に値する。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像はスホーイ-57戦闘機の機首のフェイズドアレイレーダー」)

一方これまでネット上で言われているスホーイ-57は「弾薬庫を開けることができない」というこの件に関してであるが、これも純粋に以訛伝訛(頑住吉注:元々誤った話が伝わるにつれますます誤った内容になる)に属する。だがおよそちょっと判断が正常な人は、皆これはでたらめと知っている。あのロシアが製造する飛行機が弾薬庫を開けられない? ご冗談を。スホーイ-57はいくつかの特定の飛行姿勢の下で、正常に弾薬庫によってR-77-1ミサイル発射し難い可能性があるというだけに過ぎず、その他ではない。この件のため、ある展示会でロシア人はさらにわざわざ飛行姿勢の時に弾薬庫開いて人々見せ、わざわざはっきりさせて見せた。言われているところによればロシア国防省はスホーイ-57で彼らのいわゆる「第6世代機」技術を試験しようとしており、これはすなわちロシア人が現在のスホーイ-57に対しまだ満足していないことを説明する。第6世代機技術が成熟するのを待った後、この機は「第6世代戦闘機」となる。だがその時には2030年代になっているはずである。ロシア国防省はその時こそスホーイ-57を大量購入するだろうと見積もる。スホーイ-57に対し冷淡なのと異なるのは、ロシア軍が現在いわゆる第4世代++戦闘機に対し逆に非常に興味を感じていることである。例えばスホーイー35、ミグー35といったものに、ロシア人は非常に自信を持っている。まさかロシア人は第4世代機を用いてアメリカの第5世代機に対抗したがっているのか? 我々は知っている、スホーイー35戦闘機は非常にカッコよく、機動性が非常に良い。しかしもしF-22と空中で遭遇したら必ず死ぬのは疑いない。こちらに機動性があっても、相手はとっくにこちらの可視範囲外でもう攻撃を発動済みなのである。見たところ未来の一定の時間、スホーイ-57はやはり主にインドのために生産される。


 私は2030年代になってこの機が新技術によって一流の実力となって大量装備されるとはとても考えられないですが。

9月4日

 「遼寧艦」関連です。

https://military.china.com/jsbg/11177786/20180830/33739926_all.html#page_2


中国、「空母なし」段階に再び戻る:遼寧艦は何故突然工場入りして大改造するのか?

ここ2日、中国海軍の2隻の空母が強い勢いで画面に登場しており、第1隻目の国産空母が再度海に出て試験航海し、この艦の就役までの距離がまた一歩近くなったことを事前に示した。第1隻目の空母「遼寧」艦はそれにもかかわらず突然工場に戻り、足場を建てただけでなく、艦橋さえ撤去し、見ていると大手術をしようとしているようである。「遼寧」艦はやっと就役して何年かで、まだ大修理の年限に達していないということで言えば、何故突然工場に戻って大改造するのだろうか?

大修理ではなく、グレードアップ

艦艇の良好な状態を保証し、その作戦能力を維持するため、軍艦は使用年限に照らし、定期的に分解検査や修理を行う。中国海軍艦艇の修理の等級にはドック修理、小修理、中修理、大修理があるが、大修理は行われることが非常に少なく、艦艇が就役年限に達してその使用寿命を延長するためだけにある。あるいは艦艇がその他の原因により深刻な損傷を受けて、やっと大修理が行われるだろう。一般的な状況下では全て中修理であり、艦艇の寿命内に2回の中修理が行われ、平均すると就役して10年前後の中で1回修理するだろう。

「遼寧」艦に関して言えば、就役して6年でしかないだけでなく、しかも最初の2、3年はずっと試験と模索の段階にあり、各方面全て非常に成熟してはおらず、しばしばドックに戻って修理、維持保護し、後の何年かはやっと比較的正常になり、しばしば海に出て訓練任務を執行した。だがそれを現役の軍艦と比べると、「遼寧」艦の使用強度は比較的低いと評価され、しかも海軍の大事な宝物として、維持保護の等級は非常に高く、それに病を帯びて仕事させないだろう。このため中修理の年限に達するには程遠く、ましてや大修理は言うまでもない。

このため、「遼寧」艦が今回工場に戻ったのは、大修理ではなく、中修理でもなく、グレードアップ改造である。現在明らかにされている情報から見て、空母上の非常に多くの設備が撤去され、艦橋には足場が建てられ、航空艦橋はすでに撤去され、飛行甲板も元々あった塗装と標識が全てクリーンにされ、改めて黄色の防錆プライマーが一層塗装され、今回のグレードアップが小改造ではなく、大改造であることが見て取れる。

画像の注釈:すでに足場が建てられ、航空艦橋を撤去中の「遼寧」艦。見たところ今回のグレードアップは大手術である

002空母を見習う

ならば、「遼寧」艦はどういった場所を大改造しようとしているのか?

第1に、電子設備と作戦指揮管理システムをグレードアップする。「遼寧」艦は「ワリヤーグ」空母を基礎に発展したもので、正確に言えば建造再開である。「ワリヤーグ」号は空箱だったので、艦艇の構造に大きな変動がなかったことを除き、その他のシステムは全て中国自ら研究開発した。だが中国はそれまでに空母の応用経験がなかったため、どんな設備を装備するべきか、どこに行って装備するべきか、全てが特別はっきりしておらず、模索しながら修理改造するしかなかった。少なからぬ設備が有無の問題をまず解決するものだったと見積もられる。

何年かの使用を経て、我々は空母をいかに応用するかに対しより深い理解を有した。艦載設備の機能や性能に対しても新たな要求を有した。さらに加えて電子設備の更新世代交代は非常に速く、当初の設備を今日に置くときっと相当の部分がすでに立ち遅れているだろう。このためグレードアップを行い、もって技術発展の足並みについていく必要がある。しかも002号空母の配置から見て、非常に多くの設備が「遼寧」艦に比べ先進的だろう。このため今回のグレードアップは002空母を見習い、002空母と同じ設備を用いるよう変えるものに違いない。このようにすれば維持保護のコストが下がるだけでなく、さらに非常に大きく2隻の艦の協同作戦能力を向上させることができる。

画像の注釈:002号空母の艦橋のレイアウトはよりシンプルで合理的であり、電子設備もより先進的である

第2に、一部の不合理な艦体設計を更改する。「遼寧」艦の当初の建造回復時、我々は空母の構造設計に対しまだ飲み込み切っていなかったため、基本的にオリジナル艦の設計をそのまま用い、その中にはきっといくつかの不合理な設計、あるいは中国海軍の空母使用思想に合わない部分があっただろう。だが002号空母の設計建造を経て、この艦はゼロから開始されたものであるため、これは我々が中型空母の設計を飲み込み切り、オリジナルの設計に対し手術できることを説明する。

画像の注釈:「遼寧」艦の航空艦橋は艦橋後部に位置し、一層しかなく、内側はタワーである

今回「遼寧」艦の航空艦橋を撤去したのは修理改造の一部分に外ならず、元々の空間が狭小で、より多くの指揮人員、より多くの自動化指揮設備を装備できない単一層艦橋を、空間がより大きく、甲板の割り振りと航空管制を分けてレイアウトする二層艦橋に換え、したがって非常に大きく空母の艦載機運用能力を向上させるものと見積もられる。

総合的に言って、「遼寧」号空母の今回の大改造は、我が国の空母領域における関連技術が長足の発展を得たことを象徴的に示している。「遼寧」艦も今回の改良を経て、その作戦性能が大幅な向上を得、かつさらに一歩002号空母との協同作戦能力を増強させ、以後ダブル空母艦隊を建設するために基礎を打ち立てる。


 科研、訓練艦であるとされていた「遼寧艦」ですが、強い作戦能力を有する方向に着実に向かっている印象です。

9月5日

https://military.china.com/jctp/11172988/20180903/33776368_all.html#page_2

 ロシアがシリアで鹵獲した銃器を展示したものだそうです。多数のStG44の他、手製や急造の怪しげな銃も多いです。

 殲ー20関連です。

http://baijiahao.baidu.com/s?id=1610034835282109316


殲ー20は本当にF-22を超えられないのか? この三大後発の優勢でF-22に追いつくことは問題とならず

ずっと前から、殲ー20とF-22の間でどちらが優れどちらが劣るかはいつも軍事マニアたちがしばしば討論する問題である。殲ー20の戦闘力はF-22とではまだ一定の隔たりがあると考える人は通常殲ー20が現在使用するエンジンが比較的弱いとの例を挙げるだろう。一方この視点に反対する人は、殲ー20が持つその他の優勢はこの欠点を補うに足りると考える。こうした優勢は全て後発の優勢で、殲ー20の研究開発時期が比較的遅かったがゆえに獲得されたものである。ならば全部でどういった優勢があるのか? 現在見たところ主に3つある。それぞれ空力設計、材料、分布式光電子システムである。現在の殲ー20はエンジンの上で劣勢にあるが、この3つの優勢は殲ー20がF-22に追いつくのを助けるに足りる。

まずは空力である。F-22の空力はずっと前から論争が非常に大きく、良いという人はF-22は空気取り入れ口の上エッジと水平尾翼の前への移動を利用して飛行機の性能を改善していると考える。悪いという人はもしF-22がこのようであっても、採用するのは通常レイアウトだと考える。確かに、F-22の空力設計内には非常に多くの飛行性能を改め向上させる設計がある。だがその全体性能はやはり殲ー20の複雑なレイアウトと比較できない。だがF-22が研究開発された時代、空力シミュレーションはまだ殲ー20といったような複雑な空力を支持するものではなかった。このため空力は殲ー20の後発の優勢と評価される。その次は材料である。発表されている情報は殲ー20の機体が大量のチタン合金と複合材料を採用していることを実証している。しかもチタン合金の成型にはレーザー焼結技術が採用されている。このことは殲ー20の機体をより軽く、より強くもさせ、複合材料はステルス性能を向上させる。

最後は殲ー20の分布式光電子システムである。F-22が設計された時代、この種の戦闘機の戦場感知性能とステルス性能を非常に大きく向上させる装備はまだ研究中であり、後のF-35でやっと用いられた。殲ー20の光電子はF-35に似た総合周波数設計を採用しており、機首下方に宝石台を設置し、機体のその他の場所に偵察測定システムをはめ込み、こうしたシステムは殲ー20がレーダーをONにしない状態の下で各種目標を探知計測および捜索できるようにさせ、ステルス目標に対する探知計測性能が特によい。このことは動力が比較的弱い状況下で殲ー20がF-22と互角に戦うのを保証するに足りる。


 仮に本当だとすればエンジンが改良されればF-22に勝つのは問題でなくなるということでしょうが果たしてどうですか。

 「戦略小銃」関連です。

http://baijiahao.baidu.com/s?id=1610325466114364706


国産最強小火器が再び明るみに出る! 性能はアメリカの同業者より全く弱くない

最近メディアの報道によれば、解放軍は再度QTS-11式先進総合兵個人作戦システムを公開した。このシステムは自動小銃、グレネードランチャー、先進弾道計算器システムを一体に整合したものとされる。性能は米軍が巨費を投じかつ長年の時間を費やした後に成果なく終わったXM29兵個人武器システムに全く遜色ない。

今回中央テレビが明るみに出したQTS-11兵個人作戦システムは中部戦区の某師団偵察情報大隊に装備されているもので、この兵個人作戦システムがすでに第一線部隊入りしていることを説明する。事実としてアデン湾航路護衛の期間、艦に随伴して出港した海軍特殊部隊は早くももうすでに実戦の中でこのシステムの作戦能力を検証したことがあり、去年さらにいくつかの国外部隊に試用させ、その後では皆新作戦システムに対し讃嘆して止まなかった。

本質の上から言って、QTS兵個人作戦システムは03式自動小銃という基礎の上に発展し、20mm単発ボルトアクショングレネードランチャーを集合させ、この他さらに光学照準鏡、サーモグラフィー装置、レーザー距離測定装置、火力コントロール計算機、運動適量探知計測装置、信管装置、電池グループを搭載した兵個人システムである。

このためQTS-11兵個人作戦システム最大の特徴は敵サイドの軽装甲目標が正確打撃できることに外ならず、宣伝資料の言によれば、QTS-11の火力コントロール計算機は1800mの範囲内の目標に対し画像追跡を行い、相対距離、銃器の運動ベクトル、目標の運動ベクトル、環境の影響などの情報を自動計算できる。その後計算結果を根拠に、計算機は照準鏡上に照準修正指示を示し、かつ20oグレネードの電子信管の起爆時間を設定し、発射後グレネードは目標上方1mで起爆し、最も良い殺傷範囲を達成する。

だが最先端の武器には当然いくつかの問題があるだろう。第一に、国産小銃・グレネードランチャー・榴散弾三者合一武器の重量はすでに全世界の同類武器の中で最も軽くなっているが、装填していない時に依然5sの重量があり、非常にかさばって重い。第二に、装備の中に先進視察照準システム、スマートグレネード諸元設定およびその他の高価なユニットを使用しているため、全システムの価格が高止まりして下がらず、大規模装備が非常に難しい。第三に、平時歩兵の手中の小銃は全て過酷な環境の中で正常に使用できるが、多種の光学機材や電子設備を採用したこの兵個人作戦システムはまずい環境を受け入れることが非常に難しく、非常にやわである。

だがQTS-11兵個人作戦システムの出現は、我が国の小火器軍事工業業界がすでに生産デジタル化、情報化、スマート化を整合した出色な武器を生産する能力を有することを示しており、将来彼らはきっと現代歩兵の作戦方式を改変する優秀な武器を生産し、新時代の小火器の潮流を率いることができると信じる。


 実際小部隊にこれが1挺あるのとないのとでどの程度の差が生じるのか興味深いです。

9月6日

 スホーイー35関連です。

https://military.china.com/aerospace/special/11162362/20180901/33764126_all.html#page_2


スホーイー35、何と国産戦闘機によって圧倒される? 超視距離作戦に用いるのに適さない

報道によれば、中国が発注した24機のロシア製スホーイー35戦闘機の中の最後のもの(10機)は今年年末に引き渡され、ロシアはさらにこれとセットになるミサイル設備や後方勤務保障の支持を供給する。スホーイー35の単価は800万アメリカドルにも達するが、その高い機動性の優勢と高い搭載能力、長距離飛行能力はいずれも非常に出色で、中国がスホーイー35を選択し購入したことは、さらに一歩現有の戦闘機体系を完備させる助けになる。殲ー11、殲ー16などの機種の発展はいずれもスホーイの設計の成果を結合しており、このためスホーイー35の互換性は非常に良い。

だが国産戦闘機の技術の発展と共に、いくつかの中国自ら研究開発した技術成果はすでにロシアを逆に超越し、スホーイー35戦闘機に現在配備されているロシア製設備は、性能上すでに中国が自主研究開発した同類製品に立ち遅れている。インターネットメディアの報道によれば、新たに就役する殲ー10Cや殲ー16などの機種は、航空電子システムやレーダー設備の方面でいずれも新たな優勢を示し、スホーイー35戦闘機は対抗訓練の中で航空電子システムの不足をはっきり示し、国産戦闘機の先進的な航空電子および電子対抗システムによって圧倒されている。

スホーイー35戦闘機の主要な優勢は視距離範囲内の機動能力の上に体現される。だが新技術の発展と共に、現代の空戦は超視距離の方向に向けて発展しつつあり、戦闘機はより遠い距離の外で、レーダーの探査や電子妨害などの手段によって先んずれば人を制すの効果を達成し、かつ遠距離空対空ミサイルを使用して率先して進攻を発起することができる。スホーイー35戦闘機自体は第5世代ステルス戦闘機ではなく、そのステルス能力は決して突出したものではなく、しかもその航空電子システムは現在すでに徐々に立ち遅れ、このため超視距離作戦に用いるのに適さない。

これはあるいは何故中国が24機のスホーイー35のみ購入し、かつ今までになおいまだ継続して購入の情報がないかの理由とも解釈できる。当初中国が購入したスホーイ-30MKK戦闘機の数量は100機近くに到達していたことを知る必要があり、比較するとスホーイー35戦闘機の購入数量は間違いなく多いとは評価できない。未来の空戦模式には変化が発生しつつあり、スホーイー35というこの種の面と向かっての機動格闘を重視した戦闘機は確かに性能は群を抜いているが、すでに未来の主流の優勢には符合しない。適量の購入は可だが、それにもかかわらず再び数量が膨大な主力機種として使用するのには適さない。

しかもまさに前述のように、中国は自主研究開発により、徐々に殲ー10Cや殲ー16など異なる性能の位置付けの新機種を開発し、こうした新機種はロシア製戦闘機の機動性の優勢を兼ね備えているだけでなく、しかも大量の創新技術も融合しており、航空電子システム、レーダー設備方面でいずれもより顕著な優勢を有する。国産戦闘機技術が成熟に向かっている以上、ならばロシア製戦闘機の継続しての大量購入は必要なくなっている。

より関心を注ぐのに値するのは、殲ー20戦闘機の開発成功で、中国空軍戦闘機編隊力量に率先して第5世代機時代に足を踏み入れさせている。今後殲ー20戦闘機は徐々に主力機種となり、伝統的な第4世代および第4世代半戦闘機は徐々に交換されることになるだろう。今後の一定の時間内第4世代戦闘機は依然重要な存在価値を有するが、第5世代戦闘機が第4世代戦闘機に取って代わるのは必然の趨勢でもある。スホーイー35戦闘機は第4世代半戦闘機に属し、後にはやはり徐々に殲ー20によって取って代われるだろう。


 「殲ー10Cや殲ー16など〜はロシア製戦闘機の機動性の優勢を兼ね備えている」と言ってますがまだベクトルノズルは試験段階で近距離格闘ではスホーイー35が優位なのでは。

9月7日

 殲ー20関連です。

http://baijiahao.baidu.com/s?id=1610060015206848199


中国の殲ー20の第4本目の生産ラインがすでに完成し生産量は人を喜ばせる しかし最も憂慮するのはそれにもかかわらずアメリカではない

殲ー20の突然の出現に対し、中国の軍事マニアは当然有頂天であり、しかもその生産量がさらにいくらか向上し得ることを希望し、同時に、これはあるいは中国空軍の願望でもあるかもしれない。最近、新浪網は成都飛行機社がすでに第4本目の殲ー20の脈動生産ラインを建立済みであることを明らかにした。専門家の推測によれば、4本の生産ラインが全力で生産したら、中国の殲ー20の年産量は40機に達することが有望で、毎年およそ2個航空連隊の需要を満足させることができる。楽観的に見積もれば2030年になれば、中国空軍はおよそ420機〜480機の殲ー20を持つことになる可能性があり、20個近くの航空連隊への装備ができる。

ならば、脈動生産ラインとは何か?

以前の飛行機生産は全て固定された持ち場で、多くの技術工員が右往左往し、大忙しで主体を作り上げ、しかる後さらに時間と労力を費やすライン敷設作業を行い、時間を浪費するのは言うまでもなく、さらにその他の部品の取付作業の進度を遅延させる。その結果は工員は大勢いても作業量は少なく、苦しくて疲れるのは言うまでもなく、飛行機はそれにもかかわらず何機も作れない。最もはっきりした例は他ならぬ国産の殲ー15艦載戦闘機である。ここ何年か以来、皆揃って沈陽飛行機を誤解してとがめているかもしれない。工員たちが懸命に働いていないのではない。本当は古い組み立て体制の下で速度が上がってこないのである。

アメリカのボーイング社はその他の業界の工場の組み立てラインの啓発を受け、率先して脈動式組み立て方式を創設した。略称脈動生産ラインで、実は本質から言うと、これはやはり我々が熟知する工場の組み立てライン作業で、形式を換えたのに過ぎない。その特徴は主体構造とライン敷設作業がすでにその他の作業場で整った後で脈動生産ラインに流入し、各種部品はベルトコンベアーによって送られ、それぞれの作業の種類の工員はその場で自ら担当する飛行機の部品を完成させる必要があるだけで即OKである。現代軍用機のモジュール化設計のおかげで、全生産効率を非常に大きく向上させる。

言われているところによれば、F-35の脈動生産ラインのピーク値の生産能力は1日1機の水準に達することができる。当然、中国の殲ー20の脈動生産ラインもこのような潜在能力を有する。だが現在こんな急いだ作業の必要はない。それぞれのラインが毎月1機でもうOKである。同時に師匠が徒弟を率いる方式をもって多くの技術工員を養成し、これこそ中国の遠大な需要に符合するやり方である。

まさにいわゆる、幾家歓楽幾家愁というやつで(頑住吉注:諸行無常、喜怒哀楽は全て一瞬、みたいな意味らしいです)、中国が殲ー20ステルス戦闘機を持ってから、インドのネット仲間はまずその存在をきっぱり否認し、後に各種のナンセンスなことをしてこれに対しけなした。現在では中国が殲ー20をパキスタン空軍に輸出してくれるなと祈っている。彼らの見たところ、たとえ簡略化を経た殲ー20戦闘機でもインド空軍に倍加した圧力を感じさせるだろう。

最近、インドのある退役将校が文章を発表して言った。パキスタンがまず殲ー20初の海外顧客となる可能性は存在する。ひとたびこのことが発生すれば、インド空軍のスホーイ-30MKIやラファール戦闘機は全て存在価値を完全に喪失することになる。

しかし、中国の角度から言えば、殲ー20は非常に成功しているが、やはり少なからぬ依然継続して改良を必要とする場所がある。特に軍用大推力ターボファンエンジンの弱点は人を扼腕させ、なお完備に月日が必要である。しかも殲ー20には中国で最も先進的な航空科学技術の成果と大量の機密データが運用されており、もし特殊な必要性がなければ、軽々しく輸出を語らないだろう。およそ7億人民元の製造コストも、パキスタンが負担できるものではないからなおさらである。


 殲ー20の性能が本当に言うほど凄いのかはまだ不確定ですが、アメリカの持つF-22の総数の3倍近い殲ー20が中国に配備されれば日本にとっても重大な脅威となるのは間違いないはずです。

9月8日

 昨日と同じテーマの記事で当然重複した情報もありますが。

http://baijiahao.baidu.com/s?id=1610337124576625589


ロシアメディア:殲ー20の生産ラインが倍加? 年産数量が加速! インドが最も憂慮するのはそれにもかかわらずこれ

国産の殲ー20の大量就役はすでに当局の事実確認を獲得しており、とっくに何ら秘密ではなくなっている! だが現在までまだ少なからぬ軍事マニアは生産速度が低すぎ、殲ー20の就役数量はまだ少なすぎるとしている。全く新しい機種、しかもさらに国際的に唯一アメリカのF-22と勝負できる機種として、殲ー20が国の人に与える期待感が高くないことはあり得ない。性能から見て、殲ー20の現在唯一の制約要素の弱点はエンジンであるが、当局メディアのこの前の報道によればすでに非常に大きな緩和があったに違いない。

現在米軍がすでに170機あまりのF-22を持ち、かつそれとセットになる機種のF-35も200機あまりあるという背景の下、いかにして殲ー20の生産速度を上げ、就役の歩みを加速し、出来る限り早く規模の優勢を形成するかこそが当務の急である。ロシアの共青城報の最近の関連報道や解読を根拠にすると、現在の殲ー20戦闘機の生産ラインはすでに倍加して4本に達し、しかもさらに全て米軍のF-35に似た脈動生産ラインであり、このため全速で生産すれば、殲ー20の年生産量も倍増すると考えられる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「数量の優勢も殲ー20が今追求する目標である」)

ロシアメディアは言う。殲ー20この1年の生産数量は少なくとも40機の規模より少なくないだろう。このことは中国が短時間内にもうアジアで相当に膨大な第5世代ステルス機隊を持つだろうことを意味しており、このことは必然的にアジアの天空に対し深遠な影響をも生じさせるだろう。ロシア第5世代機プロジェクトはすでに全面的にやり直して新たに作り出すことになったと言える今、隣国日本がF-35を全面導入しかつ自ら組み立てを行う現実の状況の下、大量の殲ー20の出現は中国の防空の安全を安定させることに対し極めて重要である。

少し前の当局メディアの一連の、殲ー20の各種情報に対する報道は、それ自体この種の形勢に対する反応とフィードバックでもある。特に殲ー20戦闘機の戦闘巡航速度の指標を明るみに出しており、これは殲ー20のエンジンの弱点がすでに根本的性質で改善され、将来は全面最適化を必要とするだけだということを意味している。しかもはっきり見ておくことが必ず必要なのは、これはまだ全力で研究開発中の渦扇-15峨眉エンジン未装備の状況下で取得された指標だということである。これにより殲ー20自身の超越的に強い機体の空力設計が分かる。

我々は米軍の研究開発の逆を行っているということができ、あちらのエンジンがよければ、もたらされるのはF-22の比較的中庸な空力設計で、一方我が殲ー20はずばぬけた空力設計に頼って我々のエンジンの弱点を補う。これは一種の取捨であり、現実の需要でもある。現在性能がちょっと劣ったエンジンに頼って我々が必要とする性能指標を達成できており、しかも現在すでに突破的性質の進展を取得している渦扇-15の完備を待てば、殲ー20の能力は一切の現役のライバルたる存在を完全に圧倒する。

物事を大きくしたがるロシアメディアのこの報道がひとたび披露されるや、インドのある退役将校はこれに対しそれにもかかわらず次のように言った。最も心配するのは殲ー20の生産速度の加速ではなく、これによりもたらされる潜在的結果である。ならばインドは一体何を心配しているのか? 答えはその宿敵我々の鉄の盟友パキスタン兄弟に他ならない。このインド軍退役将校は殲ー20のの生産のスピードアップは、パキスタンがより短時間内にこの先進的戦闘機を獲得する可能性が拡大することをも意味している、とする。一方インドは現在までにまだ第5世代機導入の門戸を開けていない。もしパキスタンが一歩先行したら、パキスタンサイドの空軍がインド空軍を完全に圧倒する状況が初めて出現するだろう。これではインドがこのため居ても立っても居られないのも無理はない。


 スホーイ-57を導入しても対抗できないとなれば問題は深刻で、選択肢はF-35しかないということになるでしょう。しかしアメリカがロシアとも関係が深いインドに売るかどうか、売るにしてもいつになるのかはまだ分かりませんね。
























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