コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその295

9月23日

 中印関連です。

https://military.china.com/important/11132797/20180808/33519913_all.html#page_2


インドの空母「ヴィックラマディヤ」号が「遼寧」艦と戦ったらどんな結果に?

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像の注釈:中国の「遼寧」号空母。全体性能から言ってインドの空母はやや劣り中国の空母がやや勝る」)

「ヴィックラマディヤ」号(INS Vikramaditya)はインド現役唯一の中型空母で、意訳すると「超日王」号で、艦ナンバーはR33である。インドの空母というと、我が国の「遼寧」号空母に言及せざるを得ない。我々は全体の上から比較してみよう。両者のうち、どちらの戦闘力がより強いのだろうか?

トン数の比較

「ヴィックラマディヤ」号は全長283.5m、全幅53m、標準排水量3.34万トン、満載では4.55万トンである。一方中国の「遼寧」号は全長304.5m、全幅75m、標準排水量5.5万トン、満載では6.75万トンで、インドの空母に比べ一回り大きい。トン数の大小の上での顕著な差異は、中国とインドの空母の飛行甲板、艦載機発着能力および搭載機の数量に極めて大きなギャップがある結果を直接的にもたらしてもいる。

「ヴィックラマディヤ」号の飛行甲板は全長195m、全幅20.7m、2本の発進滑走路相互の距離は非常に狭く、甲板上には10機前後の固定翼艦載機しか搭載できない。機格納庫は10機前後収容でき、同時にさらに10機前後のヘリが搭載でき、全艦の搭載機数量はおよそ30機前後である。

一方「遼寧」号空母は元々固定翼艦載機の発着のために設計されたもので、飛行甲板の全長は300m、幅70m、その上には3つの艦載機発着ポイントがあり、飛行甲板上には最多で同時に約25機の艦載機とヘリが収容できる。同時に機格納庫には同等の数量の艦載機、ヘリが収容でき、全艦の飛行機搭載数量はおよそ50機前後である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像の注釈:インドの「ヴィックラマディヤ」号空母。それはインド現役唯一の中型空母である」)

動力システムの比較

「遼寧」号空母の動力配置は、4台の蒸気タービン、8台の増圧ボイラー、4軸推進で、総出力は20万馬力である。「ヴィックラマディヤ」号の動力の機種および配置数量は、「遼寧」号と全て同じだが、トン数が「遼寧」より小さいため、同じ動力はそれに最大航行速度の上でやや優勢を持たせることができ、31ノットに達する(「遼寧」号は29ノット)。

だが、空母というこの種の大型艦艇にとって、絶対的大多数の時間内は経済性が最も良い巡航速度をもって航行し、例えば18あるいは20ノットで、このため中印空母の極めて小幅な速度差は軽視して計算に入れないことができる。

艦載機の比較

現在、中印両国空母が搭載する艦載機の種類には限りがあり、1つは艦載戦闘機、1つは早期警戒ヘリである。早期警戒ヘリの使用方面で両国空母は同じであり、いずれもロシア製Ka-31を採用するが、艦載機は異なり、中印空母はぞれぞれ殲ー15とミグ-29Kを使用する。

インド軍は当初スホーイ-33を搭載することを考えたが、「ヴィックラマディヤ」号の前身「ゴルシコフ」号は本来Yak-38といったような垂直/短距離離着陸戦闘機のために設計されたもので、重量と体積が比較的大きいスホーイ-33は発着できず、ミグ-29Kを選択するしかなかった。

スホーイ-33に比べ、ミグ-29Kは航続距離、弾薬搭載量、滞空時間など性能上いずれも低めで、スホーイ-33は8から10発のミサイルを搭載した状況下で依然1000q前後の作戦半径を持ち、あるいは空母からの距離250qのところで持続的に2時間巡航できるが、ミグ-29Kは4発のミサイルを搭載した時でも、空母からの距離250qのところで1時間しか巡航できない。また機体スペースや電力供給能力もミグ-29Kより優れているだろうため、同様の技術条件下で、スホーイ-33の機載レーダーの探知計測距離などの指標も後者より優れているだろう。

中国の「遼寧」号空母の艦載機は殲ー15で、中国がスホーイ-33原型機を基礎に研究開発してできたもので、外形、サイズや基本構造は似ているが、航空電子設備、動力システムおよび武器配置の上で、いずれも現在の最新技術成果を採用しており、このため全体作戦機能はスホーイ-33の水準を超え、インドの空母のミグ-29Kに比べると優勢はよりはっきりする。

結びの言葉

全体的に言って、インドの空母はトン数、性能でも、搭載機の数量、艦載機の性能などの方面の上で語っても、全て「遼寧」号にやや遜色がある。当然、「ヴィックラマディヤ」号は設計と技術改良の上で、独自に到達したところもあり、我々が参考にするに値する。


 速度の差は無視してかまわないというのは暴論っぽいですが、全体的に中国空母が優位なのは確かなのでは。

9月24日

 中国の次世代艦載機関連です。

https://military.china.com/aerospace/special/11162362/20180912/33878985.html


殲ー31ステルス戦闘機は中国の未来の艦載戦闘機の備蓄として適するか?

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「北京航空展に展示された殲ー31改良型。外形には原型機と比べいくつかの変化がある」)

周知のように、中国の現在唯一の機種の艦載戦闘機は殲ー15で、この機はロシアのスホーイ-33艦載戦闘機を参考にし、中国の沈陽飛行機設計研究所によって設計され、沈陽飛行機社によって製造されている。スホーイ-33は旧称スホーイ-27Kで、ソ連/ロシアがスホーイ-27を研究開発した時の発展系列機種の1つであって、実はスホーイ-27の改良型に他ならない。ロシアがよりいくつか多い飛行機のコードナンバーを好み、このためスホーイ-27XX改型の名を冠さず、それに全く新しいスホーイ-33のコードナンバーを付与したに過ぎない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「2014年の珠海航空展で、殲ー31原型機は飛行デモンストレーションを行った」)

スホーイ-33は離陸全体重量が30トンを超える大型戦闘機で、2台の大推力ターボファンエンジンを装備し、同時代のアメリカのF-14「トムキャット」戦闘機に似ている。この大型機は離陸重量が大きく、弾薬搭載量が多く、航続距離が長く、総合性能が強大である。だが大型機を空母に用いることにはいくつかの制限がある。まず、空母上では、大型機はしばしば技術的要素ゆえに全体重量で離陸できない。もしアメリカのようなカタパルト発進を採用した空母でも、初期の空母カタパルトのパワーの制限のため、最大で全体重量24トンの飛行機しか射出できなかった。このためF-14のような30トン余りの飛行機は全備重量で射出できなかった。当然最新のC-13-3カタパルトの射出重量はすでに30トンに達し得る。一方中国、ロシアのようなスキージャンプ発進空母も同様に発進時の重量を制御する必要がある。言われているところによればスホーイ-33の発進重量も22トン前後に制御するしかなく、極めて大きくこの大型機のポテンシャルを浪費することに相当する。さらに、大型機は寸法が比較的大きく、空母のごく小さなスペースも非常に貴重な状況下では、機格納庫と甲板のスペースいずれにもより多くの飛行機を収容できない。だが中型機ならいくらか多くの飛行機を収容できる。以上2つの要素が重なり、現在世界各国の艦載機が普遍的に中型機を使用する結果をもたらしている。例えばフランスの「ラファール」M、アメリカの「スーパーホーネット」、ブラジルの空母のA-4であり、ロシアさえも、今後中型のミグー29Kを艦載主力戦闘機とすることを計画している。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシアは今後ミグー29Kをもって空母主力艦載機とすることになる。画像はミグー29Kのシリアに赴いての作戦」)

戦闘機の大小を計るのには、実は主にやはりこの機のエンジンと離陸重量を見ることになる。現在見たところ、殲ー31は2台のロシア製RD-93エンジンを採用し、このエンジンはミグー29K中型戦闘機のRD-33エンジンの改良型で、このため殲ー31は完全に中型機の位置付けで、さらに沈陽飛行機の殲ー15を研究開発した経験が加わり、例えば内部構造の強化、着艦フックなどの技術であり、殲ー31を艦載機に改変することに非常に便利である。殲ー31原型機の前の脚はダブルタイヤ設計で、艦載化の条件に直接符合する。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「殲ー31原型機は前の脚にダブルタイヤ設計を採用し、艦載戦闘機への改変に便利である」)

非常に多くの評論は、現在殲ー15はすでに空母の需要に符合し得ると考えている。現在見たところでは確かにこのようで、しかも今後もし中国がカタパルト型空母を研究開発したら、殲ー31の離陸重量が受ける制約も存在しなくなるかもしれない。だが未来に目を向ければ、アメリカのF-35には空母カタパルト型のF-35Cがあり、海軍の強襲揚陸艦上での発着型であるF-35Bもすでに就役し、中国は今後遅かれ早かれ潜在的相手のステルス艦載戦闘機に直面するだろう。その時まだ殲ー15あるいはその改良型を用いて対面すれば、直ちに世代差が生じるだろう。このため、グレードアップ世代交代の角度から見て、確かに中国は遅かれ早かれ全く新しい世代の艦載戦闘機を研究開発する必要がある。殲ー31は、時代をまたぐ、中型機、ステルス、沈陽飛行機に研究開発経験あり、とこうしたいくつかのハード指標があり、次世代の中国艦載戦闘機としての備蓄機種として適している。


 相変わらず殲ー20が適している、殲ー31が適している、殲ー15で当面行くべきあるいはその完璧化が先決などの意見がそれぞれの立場から出てまとまっていないようです。

9月25日

 ロシア関連です。

http://baijiahao.baidu.com/s?id=1612147687982231954


プーチン「神射手」に化身 スナイパーライフルを体験 5発の弾丸のうち3発が600m離れた目標に命中!

現地時間2018年9月19日、ロシア大統領プーチンはロシアの著名な武器製造工場カラシニコフ社を参観し、現場で同社の新たな半自動スナイパーライフルを試射し、プーチンは全部で5発の弾丸を発射し600m離れた標的に3発命中した。プーチン大統領は「神射手」に化身し「致命殺手の一面」をいかんなく見せ、さすが我々の心中の硬骨漢だった。

澎湃新聞の報道によれば、プーチンが使用したのはSVCH-308半自動スナイパーライフルで、プーチンは600m離れた標的に対し5回の射撃を行い、その中の3発が目標に命中した。SVCH-308半自動スナイパーライフルはかつて去年にロシア連邦国防省が組織した「軍隊-2017」国際軍事科学フォーラムで初お目見えし、直ちにロシア国防省、国民警衛隊および国外市場の関心を引き起こした。SVCH-308半自動スナイパーライフルの位置付けはSVDスナイパーライフルと同じであり、すなわちマークスマンライフルであって、普通の小銃と高精度非自動小銃の火力範囲の間の空白を埋めるのに用い、狙撃チームの中の視察手の武器とすることもできる。しかも、SVCH-308半自動スナイパーライフルが使用する弾薬も7.62mmx54R小銃弾薬で、マガジンはSVDスナイパーライフルと共用である。バレルは冷間鍛造による製造で、精度は比較的良い。

カラシニコフ社はロシアの著名な兵器製造商である。同社の創始者ミハイル カラシニコフは「AK系列小銃」の設計をもってその名が聞こえ、外界によって「AK-47の父」と呼ばれている。

当日、プーチンはさらに軍事工業に集中した会議で、ロシアの新式武器は国外の同類武器より優れているとした。プーチンは特別にロシアの切り札「サーマト」大型大陸間弾道弾、スホーイ-57戦闘機、S-500防空システムおよび「アーマタ」メインバトルタンクに言及した。こうした武器装備は全て今後数年内に使用に投入される計画である。ロシア大統領プーチンが言及したこの5種の武器は世界一流武器装備と称するに堪える。このうち「サーマト」大型大陸間弾道弾は敵を聞いただけでおびえさせることができる。そしてS-500防空システムはそのずば抜けた性能をもって「独歩全球」ができる。スホーイ-57戦闘機および677型潜水艦は同様にロシアの切り札武器と見ることができる。

ロシア大統領がこれまで人々に与える感覚はずっと「硬骨漢」のイメージであり、同時に彼はロシア人民の心中の偉大な領袖そして英雄でもある。今回のプーチンのスナイパーライフル試射から見て、5発の弾丸のうち600m離れた目標に3発命中させることができ、このことから彼の「身手不凡」が見て取れ、まさに「致命殺手の一面」をいかんなく見せたというべきである。これにより、編集者は感嘆せざるを得ない。戦闘民族の強さとプーチン大統領の気骨よ!


 プーチンならまああってもおかしくないかとは思いますし「全弾命中」ではないことになってますけど、遺跡でいきなり発見をしたとか胡散臭いニュースもあって神格化される傾向が見られるんでちょっと眉に唾をつけておいた方がいいかもしれませんね。

9月26日

 世界の軍事力に関する話題です。

http://baijiahao.baidu.com/s?id=1612220020852595336


ロシア、世界最新軍事ランキングを発表 中国はまだ第三位 インドのランキングは意外

最近、ロシアメディアは2018年度世界各国軍事実力ランキングを発表した。米ロ中という3つの大国は全く疑いの余地なくその名がトップ3にあった。だがある国のランキングはそれにもかかわらずあらゆる人にとって意外で、この国とは他ならぬインドである。続いて我々と共にランキング上位何位かの国を見てみよう。

第一位、アメリカ。ソ連解体以後、アメリカの軍事的実力は何十年来ずっと世界第一位に安定して位置している。しかも専門家の予測によれば、今後何十年、アメリカはさらに軍事的実力最強の国である。

アメリカは現役として11隻の空母を持ち、世界のその他の国が持つ空母の総数に比べさらに多い。しかも11隻の空母はさらに全てが性能が先進的な原子力空母である。空母だけではなく、アメリカ空軍が持つ作戦機は2000機を超える。F-35とF-22という2機種の第5世代機だけでもう数百機装備している。実戦機の数量と質の上で、中ロはどんなに望んでも及ばない。この他、アメリカはさらに世界で最も先進的な爆撃機と原潜を持つ。アメリカのランキング第一位に関しては、何人も疑わない。

第二位、ロシア。ロシアはソ連の最も主要な継承者で、ソ連解体以後、ロシアは継承した武器装備に頼り、一躍アメリカのすぐ次の軍事大国となった。だがここ何年かロシアの軍事は、ロシア経済の制限を受けて、発展は緩慢である。ロシア軍の大部分の武器装備はまだ前世紀の産物で、新装備はいくらもない。海軍戦闘艦および作戦機の数量の上で、ロシアは甚だしきに至ってはすでに我が国によって超越されている。

だがロシアはそれにもかかわらず世界で最も膨大な核兵器の備蓄を有し、言われているところによればロシアの持つ核爆弾だけでもう地球を壊滅させることができる。しかもロシアは原潜と大陸間弾道弾領域でも世界に先んじた地位にある。このためロシアは実力は下降しているが、やはりランキング第二位である。

第三位、中国。新世紀、我が国は軍事領域の発展が迅速で、ごく短い何年かの時間で、我々の海軍艦艇の総トン数はすでにロシアを超越し、世界第二位に躍進した。遼寧艦の他、我が国初の国産空母もすでに何度もの航海試験を行っている。しかも言われているところによれば我が国の第2隻目および第3隻目の国産空母もすでに建造に着工している。

戦闘機領域では、我々はアメリカに続き世界で第2番目に第5世代機を装備した国である。しかも我が国の第4世代機の数量もすでに1000機を超え、先進的戦闘機の数量と質の上で、我々はすでにロシアを超越している。

だが今回発表されたランキングで最も人を意外にさせるのはインドである。インドは何と中国のすぐ次、ランキング世界第4位である。インドが人に与える印象で、最多なのは飛行機の墜落と船の転覆である。インドの武器は各国から買ってきた物でもあり、万国武器展と称するに堪える。このような国がどうしてランキング第4位に位置できるのか。実は、インドはやはり非常に強い。武器の大多数は買ってくることに頼っているが、こうした武器はそれにもかかわらず非常に先進的で、総合的実力でインドは間違いなく世界の前列にランクされる。このことは「買いまくる」ことに頼っても軍事強国になれることを証明している。

だが、我々はインドに学んではならず、やはり着実に大地を踏みしめ、独立自主を堅持し、カギとなる重要な時に人に首根っこを掴まれることを免れる必要がある。


 まあまだ中国には負けない、ロシア製装備を大量購入しているインドは強い、というロシアの身びいきの要素も強いと思います。

9月27日

 スホーイー35関連です。

http://baijiahao.baidu.com/s?id=1611095856096893044


スホーイー35、このミサイルを搭載しもっぱらF-35対策! 出会えば相手を急いで逃げさせる 重点区域に配備し相手をマーク

第4世代戦闘機のトップの作として、スホーイー35は我が国の人の非常に多くの期待を載せている。わが軍の言い方に照らせば、スホーイー35は世界最強戦闘機の1つで、超越的に高いコストパフォーマンスは甚だしきに至ってはロシア軍のスホーイ-57の購入速度をスローダウンさせており、ロシア軍はスホーイー35はF-22やF-35に対抗する能力を具備していると考えている。最近中国が購入したスホーイー35はすでに引き渡され、もしスホーイー35がこのミサイルを搭載したら、出くわしたF-35は急いで逃げるかあるいは支援を呼ぶしかないだろう。そのミサイルにはどんな神奇なところがあるのか? スホーイー35は一体どれだけ強大なのか?

米軍のシミュレーションの結果から見て、もしF-35がスホーイー35に遭遇したら、逃げるかあるいはF-22やF-15Cを呼ぶしかない。何故なら空戦はF-35の長所ではないからである。遭遇戦では近距離戦闘を避けることが非常に難しい。だが格闘作戦の中で、F-35は超機動性を持つスホーイー35に勝つことは非常に難しい。F-35の優勢は強大なレーダーシステムを利用し、戦場の視野を開拓展開し、F-22の任務完成を補助するところにある。安全のためには、逃げることと支援を呼ぶのが唯一の解決の道である。

スホーイー35は日本の空自のF-15Jに直面しても、顕著な優勢を持つ。日本のF-15Jは1980年代、アメリカの技術を導入して生産されたものである。だが空自は頻繁にF-15Jを発着させていわゆる脅威に対応し、機体寿命の深刻な消耗をもたらしている。空自はF-15Jの設計上の寿命は8000時間だとしているが、現在最も若いF-15Jでも10歳あまりで、使用は4000時間を超え、墜落損壊の確率を下げるためには飛行回数を減少させるしかなく、戦闘機の出動効率に影響している。

台湾軍が持つ殲ー20キラーと称するF-16V戦闘機は、新型フェイズドアレイレーダーとステルス塗装層に換装し、F-16Vに部分的なステルス能力を持たせている。F-16Vはさらに米軍最新型の空戦ミサイルが使用できる。だがF-16Vは結局のところ小型戦闘機で、一連の部品を加え体積が増加しても、エンジンと燃料タンクは変わっておらず、F-16Vの行動が緩慢で、機動能力が劣る結果をもたらし、スホーイー35の超機動性に直面すれば、虐待される可能性しかない。

だが良いハンターには、良い猟銃も必要である。最近スホーイー35が霹靂-15ミサイルを搭載したとの情報が明るみに出た。霹靂-15の射程は240qを超え、スホーイー35の探知計測範囲400qのパッシブフェイズドアレイレーダーと組み合わせれば、強力な早期警戒機キラーと称するに堪える。もしF-35 相手の作戦ならば、たとえスホーイー35が数量で劣勢にあっても、スホーイー35がF-35をロックオンせず、かつ霹靂-15の射程を突破することを保証するのは非常に難しい。この製造価格13600億人民元の戦闘機の最後のメンツのためには、F-35がスホーイー35に直面したら、急いで逃げるかあるいは支援を呼ぶしかなくなる。

兵器解説編集長:王樹国


 スホーイー35はごく少数ですが同等の力を持つと称する国産戦闘機も多数ありますしね。

 中国空母関連です。

http://www.sohu.com/a/255712697_638238


中国のまた1つの艦載機が搭載されようとしている? この機種は我々に現在最も欠けているもの!

空母が戦闘力を形成しようとすれば、最も主要には強大な艦載機の作戦能力に頼る。とはいえ、中国にはすでに殲ー15が艦載機としてあるが、殲ー15を操縦できる飛行員はそれにもかかわらず多くなく、何十人かしかいない。一方アメリカはそれにもかかわらず千名以上の艦載機飛行員を持ち、両国の空母作戦能力の隔たりを見て取るに足りる。

ひとたびこのようになるや、我々は努力してより先進的な空母を研究開発する必要があるだけでなく、さらにより多くの優秀な艦載機飛行員を養成する必要がある。武器装備には価格があるが、人員の養成はそんなに容易ではない。艦載機飛行員養成方面で、中国はずっと前から常に優秀な練習機が欠けており、我々の飛行員の操縦経験が不充分で、短時間内には自らの操縦水準を向上させられない結果をもたらしていた。

最近良い情報が明るみに出、中国はついに第2種目の艦載機の搭載を迎えた。これこそ「山鷹」高等練習機である。この練習機の外形は非常にシンプルだが、性能方面はそれにもかかわらず非常にずば抜けている。各種類型のミサイルやサブタンクを搭載し、異なる戦闘機の需要を満足させることができる。

中国初の完全自主研究開発・生産の練習機として、「山鷹」は中国が優秀な戦闘機操縦員を養成する重任を担うことになる。しかもこの練習機は単に艦載機操縦員を養成できるだけでなく、その他の戦闘機の操縦員も同様に使用できる。

このように良い練習機があれば、中国はきっと艦載機飛行員の養成業務を加速し、将来我々がより多くの空母を持った後でも、飛行員が不充分であることを憂う必要は無くなると信じる。


 コックピットが巨大に見え、全体サイズが小さいことが分かります。輸出による外貨稼ぎも狙っているようですね。

9月28日

 「遼寧艦」関連です。

http://baijiahao.baidu.com/s?id=1612317369751999599


20年後鉄の盟友パキスタンに売る? 遼寧艦の退役後いかに処理することになるか インド:この結果を最も恐れる

最近、関連のメディアの報道によれば、中国は今後10年の時間内にカタパルトを搭載した原子力空母を完成させ、その時になれば遼寧艦の空母大学としての生涯も終わったのに近い。ならばひとたび遼寧艦が退役すれば、この空母は今度はどこに行くのか、あるいは遼寧艦は退役後いかに処理されるのか? ある軍事マニアは1つの処理方法を提出し、インドを針の筵に座るがごとくにさせた。この軍事マニアは、20年後遼寧艦を鉄の盟友パキスタンに売ることができる、とした。この情報を聞いてインドは、最も怖いのはこの種の処理結果だ、と率直に叫んだ。

何故カタパルト空母がひとたび就役すれば、遼寧艦の空母大学としての生涯は終わりだと言うのか? これは艦載機の発進方式に関係する。現在中国の空母の発進方式はまだスキージャンプをメインとする。この種の方式は技術が比較的簡単だが、飛行員と戦闘機に対する要求がいずれも比較的高い。同時に、この種の方式で発進する戦闘機は効率も非常に低く、海軍の需要を満足させるのが比較的難しく、このためカタパルトの装備が中国空母唯一の選択なのである。

ひとたび中国空母がカタパルトを装備した後では、戦闘機の発進方式が全く異なることになるだろう。この種の状況下で、もしさらに継続して遼寧艦を用いて飛行員を訓練すれば、これはすでに顕著に立ち遅れている。このため、遼寧艦もその存在価値を失っているのである。それを待つ運命は3つに他ならない。第一は解体されることであるが、これは当然広大な軍事マニアの見たくないところである。第二は空母博物館として存在することだが、遼寧艦にはまだ残りの寿命があり、そろばんに合わない。最後は他ならぬ売ることだが、鉄の盟友パキスタンとロシアはいずれも選択肢の1つである。このようにすれば遼寧艦は能力を充分に発揮するだけでなく、さらに少々金を稼ぐこともできる。

遼寧艦に存在する欠陥は発進方式というこの1つだけではない。さらに艦体構造の問題が含まれる。最初のワリヤーグ号はソ連の編成の上でまだ空母ではなく、航空機搭載巡洋艦だった。その上にはまだ大量の対艦ミサイルが装備されていた。そしてこうした対艦ミサイルの位置は、まさにスキージャンプ甲板と艦橋というこの側に位置する。このためこの1ブロックの甲板空間は機格納庫として使用できない。このことはワリヤーグ号の航空機搭載能力を制限もしている。当然、この欠陥は遼寧艦の上にも引き継がれている。

次に、ウクライナが当時ワリヤーグ号を引き継いだのは、元々スクラップにするつもりだった。だが結果として中国によって買われ、当時西側とロシアはいずれもウクライナに対し圧力をかけ、ウクライナは圧力に迫られてワリヤーグ号に対し何度もの爆破を行い、いくつかのカギとなる重要船室が破壊された。こうした爆破は必然的にワリヤーグ号の艦体が損傷を受ける結果をもたらし、さらに損害は竜骨に至った可能性がある。平時の使用では見て取れないが、ひとたび戦場に入れば、こうした致命的欠陥は将来災難の伏線となる可能性がある。

最後に、遼寧艦の動力問題である。遼寧艦は就役してこんなに何年もになり、決して深刻な動力の欠陥が出現したことはないが、結局のところ遼寧艦は通常空母であり、ひとたびより多くの先進的電子設備を追加装備しようとすれば、遼寧艦の電力供給は追い付かなくなる可能性がある。このため、原子力空母の開発が唯一の選択である。原子力はエネルギー消耗問題も解決するし、さらに空母に無限に近い航続距離を付与し、同時に非常に大きく後方勤務の負担を下げる。


 途中で話が別方向に行っちゃったような気がしますが、第1隻目の中国国産空母は遼寧艦と基本的に同型のスキージャンプ式ですし、遼寧艦が用済みになるということはないのでは。仮に売るにしてもパキスタンに購入費はもちろん維持費すら払えるか疑問ですし、どちらかといえばすでに同型空母を持っていてグレードアップ作業をしているロシアの方が可能性が高いのでは。

9月29日

 「遼寧艦」関連です。

http://baijiahao.baidu.com/s?id=1612483780825490482


遼寧艦の艦橋に始めて艦ナンバーが塗装される あるいはダブル空母艦隊のために準備しているのか

ちょうど中秋佳節の際、ネット仲間が中国海軍の遼寧号空母の最新の画像を明るみに出した。画像の中からは遼寧号空母の艦橋上に自らの艦ナンバー「16」が塗装されたのが見て取れ、これはこの空母の海上および空中での(頑住吉注:「被」)識別能力を高めるためであり、かつ将来より多くの空母が就役した後の多空母艦隊建設のため準備しているのだ、と考えられている。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「遼寧艦はこれまで艦首両側とスキージャンプ甲板末端にのみ艦ナンバーを塗装していた」)

資料がはっきり示すところによれば、遼寧号がこれまで採用していたのは中国海軍の伝統的塗装で、艦首両側に自らの「16」の艦ナンバーを塗装し、かつスキージャンプ甲板末端にもこの数字が塗装されていた。この塗装方式は通常の水上作戦艦艇に対して言えばあまり大きな問題はないが、空母に対して言えばそれにもかかわらず決して完全に適合していない。何故なら艦載機飛行員が空中で帰投し視察する時に一定の識別難度が存在するからである。

遼寧艦の艦ナンバー塗装の改良はアメリカ空母のやり方を参考にした可能性がある。現在アメリカで現役の10隻のニミッツ級空母はいずれも艦橋のところにのみその空母の艦ナンバーを塗装している。アメリカの現役の10隻のニミッツ級空母は外形が非常に近いため、艦橋上に艦ナンバーを塗装する設計は艦載機飛行員がより良く識別を行うのに有利と考えられる。これはアメリカ海軍がダブル空母ないしトリプル空母艦隊を出動させる時における作用がことのほか顕著で、中国空母がアメリカの同業者の成熟した方案を参考にするのは疑いなく賢い行いである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「米軍の空母」)

中国にとって、第1隻目の国産空母は遼寧艦に比べより多くのグレードアップを行っているが、空中で降着を準備する艦載機にとっては単純に概観に頼ってこの2隻の空母の識別を行うのには依然一定の困難が存在する可能性がある。このためもし米軍の慣例を真似て空母の艦橋上に艦ナンバーを塗装したら、疑いなく飛行員の識別の難度を非常に大きく低下させる。このことは歩みを始めたばかりの中国空母にとって重要な意義を持つし、中国海軍がすでにダブル空母艦隊の建設に着手しかつ関連の使用方法を模索している可能性があることをも暗示する。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「遼寧艦と国産空母の当初における艦橋の対比」)

メディアのこの前の報道によれば、遼寧号は2018年7月10日にドック入りし維持保護グレードアップを行っており、グレードアップの重点は艦橋の改良に集中している。明るみに出た画像がはっきり示すところによれば、遼寧号空母の艦橋前方のフェイズドアレイレーダーはすでに撤去され、艦橋後方の空中交通管制塔もすでに見られない。今回艦ナンバーが塗装された位置はちょうど撤去された空中交通管制塔の上に位置する。


 実戦型の空母へまた一歩近づく、というところでしょうか。
























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