コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその297

10月7日

 中国の対ステルスレーダー関連です。

http://baijiahao.baidu.com/s?id=1612816407189928073


中米関係悪化 我が国、200億はたいて秘密の武器を配備 米軍のステルス実戦機の奇襲に防備

最近ある情報が明るみに出、中国は200億人民元を費やして秘密の武器を建造し、外来の実戦機や軍艦を有効に迎撃することになる。アメリカの新大統領就任後、中米間の関係はすぐに緊張し始め、特別に野心ある実務家として、アメリカ大統領は多くの方面で東方の大国の発展に対し狙撃を行い、しかもさらにしばしば軍艦、実戦機を派遣して南海海域に行かせ波風を立てている。この種の状況下で、中国はもはや口頭での警告に限らず、実際の行動を用いて自らの主権を防衛し始めることになる。

知られているところによれば、中国は200億人民元を費やし、2基のOTHレーダーを建設し、このレーダーがひとたび完成すれば、3600kmの範囲内の物体に対しスキャンが行え、しかもこのレーダーはさらにステルス実戦機をスキャンすることができる。ステルス実戦機がそのスキャン範囲に出現しさえすれば直ちに発見されるだろう。しかもこのレーダーは実戦機に対し全過程の追跡とロックオンが行える。この他、このレーダーはさらに各種の来襲するミサイルや水上の潜水艦などの目標に対し事前の早期警戒が行える。

次のような情報の報道があった。中国のこの2基のOTHレーダーの完成後は、日本と韓国の全域をカバーでき、この2か国が東方の大国に向けミサイルを発射する、あるいは実戦機や軍艦を派遣した時、このレーダーは必ず1分後には探知計測し、かつ3分以内に早期警戒を行い、いかなる中国に照準を合わせた軍事行動も全て事前にキャッチされ得、中国は続く時間内に軍事配備を行い、襲来する武器に対し迎撃を行い、OTHレーダーは中国が領土の安全を防衛する重要な武器となる。

知られているところによれば、このレーダーはさらに対空母監視体系に対し重大な作用を有し、それは偵察衛星と早期警戒機の空襲を完成し(頑住吉注:ちょっと記述がおかしいようです)、敵サイドに対し全天候、全方位の検査測定ができ、空母があえて検査測定範囲に進入しさえすれば、その位置情報は直ちに知られ、中国が反撃行動を行うために重要なデータを提供するだろう。当然、このレーダーは一定の欠陥も持ち、高空の電離層に対し妨害を行いさえすれば、このレーダーはすぐに作用を失う。この問題に対し、中国の科研チームはすでに解決方法の研究を開始し、ほどなく完備され得ると信じる。


 具体性が低くて何とも言えないですねこれでは。

 ロシア関連です。

https://military.china.com/important/11132797/20181003/34072221_all.html#page_1


ロシアメディア:ロシア、あるいは近くレールガンをシリアに用いるか

ロシアメディアは、ロシア無線電子技術集団第一副社長顧問のウラジミール ミハイェフはタス通信社に対し、ロシアの電磁武器は試験場でテストを受けつつある、と明らかにした。「祖国の兵器庫」誌編集長のヴィクター ムラホフスキーは国営ニュース社に対し、この武器は近くあるいはシリアに用いられるかもしれない、と語った(頑住吉注:直訳すると「シリアで」ではなく「シリアに」だと思います)。

ロシアの連塔網は10月1日、ミハイェフは電磁武器システム(レールガン)は「存在しかつ高い効果で発展している」としたと報道した。彼は語った。「関連のテストは長期にわたり実験室と試験場の条件下で行われている。これと同時に、さらに電磁武器の攻撃に照準を合わせた防御システムを研究開発中である。」

報道は、ムラホフスキーはロシア軍は2019年1月から始まり電磁パルス輻射器に充当する対無人機小銃を大量に受領し始めていると指摘した、とする。彼は、「当然、それらはシリアの戦場でも用いられ、ヘメイミム空軍基地の防空任務を執行する軍人に配備されるだろう。威力がより強い軍用品に関しては、私はまださらに1、2年待つ必要があると思う。」と考える。

2017年11月に知られた情報によれば、駐シリアロシア軍はすでに同年10月、ロシアの私企業によって研究開発されたGPSおよびWi-Fi信号を制圧できる電磁武器のサンプル品の試験を開始した。

超高周波電磁輻射はレールガンの殺傷要素である。この武器は将来敵の電子機器を完全に焼いて破壊するのに用いられ、これにはミサイルの自動誘導弾頭が含まれる。ロシアは第6世代無人機にレールガンを配備する計画である。


 これもまた胡散臭い記事でどこまでまともに取っていいのやらという感じですね。

10月8日

 中国は風洞施設で世界をリードしているという記事は前々からありましたが。

https://military.china.com/important/11132797/20181004/34077642_all.html#page_2


香港メディア、中国がマッハ25の極超音速風洞を建設、第6世代機研究開発のため道均しへ、とする

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:中国の極超音速風洞」)

香港の「アジア時報」ウェブサイトは「中国第6世代戦闘機の研究開発に用いる先端風洞」と題する報道を発表した。

中国がなしたばかりのその一連の新たな試験は、この国の最新型の風洞の中でそれが開始できるという印であり、この先端設備の重要なカギたる用途の1つは人民解放軍の次世代戦闘機をよりステルスにし、かつエンジンにより高い燃料効率を持たせることである。

報道は、この空気動力学研究の新ツールは国有の中国航空工業集団社(AVIC)が建造した連続遷音速風洞で、それは人に畏怖を生じさせるサイズを持つ、とする。すなわち、体積1.7万立方m、重さ6000トンに達する。

コードネームFL-62のこの風洞は正確測量を行う安定した風場を提供し、したがって新たな飛行機の設計時間を短縮することができる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中央テレビが公開したFL-62連続遷音速風洞のCG説明図」)

風洞は管状ダクトからなり、試験を受ける物体はこのダクトの中に置かれる。空気は強大なファンシステムあるいはその他の方式によって測定される物体に吹き付けられる。測定される物体(通常は風洞模型と呼ばれる)には適当なセンサーが装備されて空気動力、圧力分布あるいはその他の空気動力学と関連する特性パラメータを測量する。真の飛行試験を行う前、風洞試験を行って模擬飛行機周辺の気流をシミュレーションすることが必須である。

報道は、高速スーパーコンピュータを採用した流体力学(CFD)計算モデルの建立技術の進歩は、風洞試験に対する需要を減少させたが、こうしたモデルの結果は依然完全に信頼できず、依然風洞を採用してCFDの予測を検証する必要がある、とする。

中航工業総会社はFL-62風洞の具体的位置を明らかにしていないが、中国の新聞の以前の報道によれば、国は南西に位置する四川省綿陽市に「風洞グループ」を建設中である。中航工業総会社はニュース原稿の中で、FL-62風洞は中国が第6世代戦闘機の設計を決定する助けになる、と語っていた。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「専業軍事マニアが制作した中国第6世代機の想像図」 次世代というには殲ー20からの変化が小さすぎるような気もしますが。)

中国メディアの報道は、この新型戦闘機は人工知能を採用して多くの無人機を指揮し、かつレーザーおよび高エネルギーマイクロ波武器を装備することになる、と語る。それらは中国の戦闘機研究開発能力の新たな印となる。量産に投入されたばかりの第5世代の殲ー20は現在中国空軍の中で就役する最も先進的な戦闘機である。

極超音速風洞はさらに中国軍機と弾道ミサイル設計の中に存在する欠陥を発見する助けに用い、かつ宇宙飛行機大気圏回帰時の状態をシミュレーションすることができる。

報道は、また中国中央テレビが今年3月に明らかにしたところによれば、中国は間もなく世界で速度最高の風洞を完成させ、もって未来の極超音速宇宙飛行機の試験に便とし、この飛行機は理論上速度がマッハ25、すなわち時速30625km、音速の25倍にも達し得る、とする。このもっぱら飛行機試験のために建造される長さ265mの極超音速風洞は、全世界で規模最大の風洞の1つということができ、それは現在中国科学院高温気体動力学が成型しつつある。


 日本が同じ規模の施設を作るのは困難でしょうが、アメリカの最新の施設はどうなっているんでしょうかね。

10月9日

 中国の軍用ロボット関連です。

http://baijiahao.baidu.com/s?id=1613364025475478290


解放軍の要求がどんどん高く! 高機動スマートプラットフォームが体現:アメリカ人も達成し難い

9月12日から23日、「跨越険阻2018」(頑住吉注:「険しい障害をまたぎ越す」でしょうか)陸上無人システムチャレンジマッチが北京の某総合訓練場で挙行された。60あまりの軍、民間単位が車両チームを組織して競技に参加し、こうした車両チームは基本的に国内の無人システム装備研究開発に従事する科研院所、軍事工業企業の優勢な団体をカバーしていた。それぞれの競技参加無人車は道路、街道などの都市環境を離れ、山地に入り、林などの典型的な作戦環境の下で激烈な勝負を行い、「実戦」の検証を受けた。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「競技に参加した6輪無人車プラットフォーム」)

このイベントは2014年から開始され、現在では第3回になっている。毎年の難度には常に向上があり、このことは実戦化に対する要求をも意味し、中国軍にはどんどん明確な要求と位置付けができている。未来の戦争、特に未来の陸戦がどんな姿か我々はまだ視察が待たれる。だがこの競技の中で、中国軍の位置付けはさらに一歩明確にできる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「装軌式パトロールロボット」)

未来の戦争に対する構想に対し、このイベントが示す核心はスマート化システムである。我々は現在大量の自主行動無人車両がイベントに参加するのを見ているが、今回の競技は計画的に無人プラットフォームの環境の劣悪さを上げてあるだけでなく、さらに同時に無人機共同科目があり、スマート化の上で、解放軍の要求どんどん高まっていると言える。良好なハードウェアがなく、良好なアルゴリズムがないなら、そのチームは競技に参加しないのが最上である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「伸縮装輪式無人車両が高さ1mの垂直の壁を超える」)

科目の設置を根拠にすると、解放軍の現在のスマート化システムに対する位置付けは同様に補助型装備でスマートプラットホームを定義し、このため関連のチームは全て高機動スマート化プラットフォームをメインとし、機動性はスマート化という主要な要求の次でしかない。特に通過能力の上で、競技に参加したプラットフォームは全てありったけの腕前を発揮し、伸縮多車輪プラットフォームあり、装輪装軌結合あり、装軌式シャーシあり、さらにバイオニクス四つ足ロボットありで、こうした全ては明らかにことのほか機動性を強調している(頑住吉注:何か論旨がおかしい気がしますが訳は大きく間違ってないと思います)。

防御と火力に暫時特別明確な需要ないことに対してであるが、当然この2つの要素がもし要求に加わればより高まり、もしアメリカ人でも達成する力があるとは言い難い。高機動スマートプラットフォームは現在の主要な発展方向で、これはやはりスマート化や行動構造など多方面制約性条件の制限を受けて形成された結果であり、現在の技術水準に比較的符合している。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「装輪装軌結合プラットフォーム」)

当然、最も重要なカギはやはり軍民融合である。2014年当時の第1回競技では民営企業はまだ1つもなく、2016年の第2回になると占める比率は38.9%となり、さらに2018年の第3回になると47.6%に達した。民営科学技術企業のこのイベントに参加する熱情は火を見るよりも明らかである。民営企業は効率がより高く、充分な支持さえあれば、民営企業も前線領域がもたらす問題と挑戦に対応できる。民営科学技術企業が軍事工業の発展に参加すること、これはより人を喜ばせる兆しである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「バイオニクス多足ロボット」)


 後の3つは試作品の雰囲気が濃厚で特に最後のはどう見てもどこかで見たやつのパクリっぽいですが、最初の2つは量産品に近い感じもします。無人機に続き日本はこの分野でも大きく引き離されてしまうんでしょうか。

10月10日

 中国の早期警戒機関連です。

http://baijiahao.baidu.com/s?id=1613417972120584537


空警ー500就役後、何故まだ1つ弱点が存在するのか? ロシア、中国には10年解決できないと言い立てる (頑住吉注:私が訳のため記事をコピーした段階では「ひとたび就役すれば、中国は全アジア太平洋地域を横なぎに ロシア:もう1つのカギとなる重要なセットとなる武器が欠けている」というタイトルでした。)

最近のメディアの報道によれば、中国の受油システムを追加装備した空警ー500がセンセーショナルにお目見えし、その後広範な関心を引き起こした。ある中国の軍事マニアの言によれば、受油バージョンの空警ー500早期警戒機がひとたび就役すれば、中国は全アジア太平洋地域を横なぎにする能力を有し、何故なら受油バージョンの空警ー500の就役後、それに存在する弱点が解決されるからである。この弱点とは航続能力、滞空時間が不足しているという問題に外ならない。しかしあるロシアの専門家は、もし受油版の空警ー500の研究開発に成功しても、まだもう一つのカギとなる重要なこれとセットになる武器が欠けており、この武器とはこれとセットになる給油機であって、中国は10年なければこの問題を解決できない、と言い立てる。

ここ何年か、我が国の空軍の発展は往年の立ち遅れから一変し、新式実戦機が下餃子(頑住吉注:水餃子をどぼどぼ鍋に入れるよう、という艦艇によく使われる表現ですが航空機に使われるのは初めて見ました)の現象が出現し、各種の先進的な実戦機が互いに争って世に出ているが、すぐに続いて我々はまたもう1つの問題に遭遇し、それは今の空中作戦がただ単に何機かの実戦機に頼ってすぐに完成できるものでは決してなく、より多くの全システムの勝負であるということで、このため空警ー500というこの種の性能がずば抜けた早期警戒機は特に重要で、今回の空中給油版の空警ー500の研究開発成功はさらに中国の空中力量により大きな向上があるだろうことを事前に示している(頑住吉注:特に「受油」、「給油」の使い分けは原文ママです)。

空警ー500は中国空軍早期警戒機の主力機種で、現在大量生産中であり、採用するプラットフォームは運ー9中型輸送機である。運ー9プラットフォームは相対的にやや小さいと言えるものの、中国の電子技術の発展のため、それに先進的なデジタル化フェイズドアレイレーダーを搭載させ、しかも空警ー500のレーダーカバーの中の複数のアクティブ電子スキャンアレイレーダーは三角形の配列をもってレーダーカバー内に取り付けられ、このようだとレーダーの回転が必要なくなり、もし同様の体積と重量なら、空警ー500の性能は甚だしきに至っては空警ー2000を超え得る。

空警ー500のプラットフォームである運ー9は運ー8を基礎に改良してできたのもので、運ー8に比べると運ー9の空力設計レイアウトには非常に大きな改変が発生している。しかもさらにより大きな主翼に換装され、4台の大出力のターボプロップエンジンを持ち、空警ー500の航続距離は4000kmあまりに達している。

だが早期警戒機として、それは強大な航続距離を必要とするだけでなく、同時に一定の滞空時間も必要で、もし作戦中早期警戒機の滞空時間不足が発生したら、味方サイドのその他の実戦機は必ずや重大な傷害を受け、このためこの問題が解決したければ真っ先に必要なのは早期警戒機の燃料の量が充分なことを保証することに他ならない。だが今まさに空中給油版空警ー500が全問題を解決できる。理解されているところによれば、空警ー500が採用するのは着脱式受油管でこの種の受油管のコストはより低く、しかもさらに高速と機動性を強調しない空警ー500に対しては非常に適している。

全体的に言って、給油版空警ー500のセンセーショナルなお目見えは、自身の作戦性能に向上を獲得しただけでなく、さらに重要なのは中国空軍と海軍航空隊の体系化作戦能力が極めて大きな強化を獲得したことである。


 給油機は現状ウクライナから輸入したものと轟ー6を改造したものくらいしかなく、前者は数が足りず後者は燃料搭載量が少ないという問題がありますが、運ー20や国産旅客機を改造した給油機が登場するまで10年はかからないでしょう。

10月11日

 中国の戦闘機関連です。

http://baijiahao.baidu.com/s?id=1612946160856198583


殲ー16と殲ー10Cの戦力を対比するとどちらがより凄い? ここであなたに答えを教える

殲ー16は我が国の沈陽飛行機が生産する第4世代戦闘機である。それは双発複座の大型多機能戦闘機で、我が国の第4世代機の中で主力と言える。殲ー10Cは成都飛行機が生産する第4世代戦闘機で、単座単発、やはり第4世代機の中の主力である。ならば、同じ第4世代機として、この両者の性能を比較するとどちらがより強いのだろうか?

まさにいわゆる一力降十会(頑住吉注:絶対的実力の前には一切のはかりごとは役に立たない、といった意味らしいです)で、殲ー16を殲ー10Cと比較すると、その最大の優勢はそれが2つのエンジンを有するところにある。その動力は当然殲ー10Cに比べずっと大きく、このことは殲ー16の航続距離が殲ー10Cに比べ大きい結果ももたらし、同時に殲ー16がより多くの弾薬を搭載でき、目標に対し猛烈な攻撃ができることをも意味している。

しかし殲ー16は大型戦闘機で、そのサイズはそれが敏捷性の上で殲ー10Cに及ばない結果をもたらす。もし殲ー16と殲ー10Cが接近空中格闘を行ったら、殲ー10Cはその小型のサイズの敏捷性に頼って、おそらく殲ー16に半歩勝れるだろう。だがもしひとたび超視距離飛行に入ったら、殲ー16が顕著な優勢を占める可能性がある。これも殲ー16のサイズと関係がある。

超視距離飛行の中で、双方が空戦を行ったら、どちらが先に相手方を発見できるかが勝負を決定する重要なカギとなる。殲ー16はより大きなサイズを持つため、そのレーダーの直径は1mに達し、比較すると殲ー10Cの650mmのレーダーはやや見劣りする。レーダー直径の大小はレーダーの出力と直接関係し、直径が大きいほど、出力は大きくなり、このことは殲ー16が超視距離飛行の中で先んじて相手方を発見し、先んじるチャンスつかみ、最初に攻撃を発動する結果をももたらす。

また、殲ー16の航空電子システムも殲ー10Cに比べやや強く、何故なら当時の殲ー16の研究開発時、その航空電子システムはすでに当時の先進的な第5世代機の精華を整合していたからで、一方殲ー10Cはこの方面で事前の配慮が充分でなかった。このため、近接格闘を除き、その他の方面は殲ー16の性能がやはり殲ー10Cに比べやや強いだろう。


 ただ飛行機の中で最も重要で高価なエンジンを倍の台数使って「やや強い」程度で充分なのか、なら単発機を倍とはいかないでしょうがより多数用意した方が得策では、という考え方もあるでしょうね。

 スホーイー35関連です。

http://baijiahao.baidu.com/s?id=1612949509932247732


ひとたび全部着荷したら、中国はスホーイー35を追加購入するだろうか? ロシアの専門家の話、西側を針の筵に座るがごとくにさせる

最近の関連のメディアの報道によれば、最近ロシアは中国に対し最後の一定数のスホーイー35を引き渡すことになるだろう。ひとたびこれらの戦闘機が全部着荷したら、中国は継続してスホーイー35を追加購入するか否か? ロシアの専門家の話では、中国空軍が現在使用するスホーイー35の状況から見て、中国は再度一定数の新たなスホーイー35を購入する可能性が高い。この情報は西側の専門家を針の筵に座るがごとくにさせる。彼らが最も心配していたことがやはり発生したのである。

スホーイー35はロシアの現在最も先進的な戦闘機で、スホーイー27を基礎に研究開発されたものである。周知のように、スホーイー27が最も誇るのはその機動性能に外ならず、これは主にその中央揚力体構造設計のおかげである。スホーイー35はこの戦闘機の最新改良型で、当然やはりこの設計を引き継いでいて、かつさらにカギとなる重要位置に対し最適化を行っている。このため、つまりこの戦闘機も非常に良好な機動性能を引き継いでいる。

当然、空力外形というこの1項目だけに頼ったのではこの戦闘機に非常に完備された機動性能を賦与するにはまだ不足である。このため、スホーイー35はさらにベクトルエンジンを装備している。一般のエンジンとは異なり、ベクトルエンジンのノズルは多くの角度で回転が行える。このようだと、戦闘機にある瞬間に某方向に指向する力を賦与することができる。これは主翼により戦闘機の姿勢を改変するのに比べより迅速で、、このため起動性がより強大である。しかも、いくつかの完成不可能な動作も、スホーイー35は完成できる。

前述したが、スホーイー35は専門にF-22に対応するために生まれ(頑住吉注:そんな前述ないですが内容略されてるんですかね)、機動性という1項目だけに頼ったのでは、スホーイー35はまだこの目標を完成するには不足である。ならばスホーイー35はどういった機能を追加しているのか? まず、F-22の位置を発見する必要がある。F-22はステルス戦闘機のため、一般の機載レーダーではF-22を発見するには不足である。このため、スホーイー35は独特の設計を行い、主翼レーダーを採用した。主翼に装備されたレーダーは長波レーダーに属すため、F-22のステルス設計はそれに対し無効である。

同時に、スホーイー35は通常のレーダーも留保している。このレーダーの性能も非常に先進的で、やはり遠距離でF-22を発見する比較的大きな確率がある。レーダーの他、スホーイー35の航空電子にも比較的大きな見直しがある。ずっと言われていることだが、ロシアの航空電子水準は非常に立ち遅れ、甚だしきに至っては中国とさえ比較できない。だがスホーイー35の出現は、世界にこの戦闘機に対する新たな認識を持たせた。外界は揃ってあえて信じないが、スホーイー35の航空電子は何とロシアの手から出たものなのである。

ならば、中国はスホーイー35を追加発注をするか否か? 需要の上から見れば、中国のスホーイー35に対する需要はやはり実際大きいものではなく、何故なら殲ー20がもうすでに完全にF-22に対抗できるからである。一方殲ー16の戦力も単独で一方面の仕事が引き受けられるもので、このため中国が継続してスホーイー35を導入する可能性は高くない。中国がスホーイー35を購入した最大の目的はロシアのスホーイー35に対する改良の程度を研究し、特にエンジン技術で、結果的に中国の殲ー11に対する改良に新たな方向を生じさせることである。


 全体的にロシア目線の記述で、最後の段落だけ中国目線という感じですが。

10月12日

https://military.china.com/jctp/11172988/20170420/30439835.html#photos

 「アーマタ」戦車の画像集なんですが、車内の設備が古臭く、「その真の戦闘力は人に疑いを禁じえなくさせる」と突っ込まれてます。

 昨日と同じテーマの記事ですが今回は完全に中国の立場で書かれたものです。

https://military.china.com/aerospace/special/11162362/20180928/34034032_all.html#page_2


解放軍が輸入したスホーイー35SKにはさらに後続の発注はあるだろうか?

2016年の年末、4機のスホーイー35SKがロシアの共青城から中国の南方に場所移動するのと共に、ネット上の持続すること数年の長きにわたる「中国はスホーイー35を購入するか否か」の論争はついに決着した。早いものでもうする2年になるが、スホーイー35SKは中国空軍の宣伝フィルムの中で公開されお目見えしただけでなく、しかも全部で24機の発注分は今年年末に引き渡し完成する。そこで、国防事業に関心を持つ軍事マニアはまた熱く議論している。中国空軍はさらにスホーイー35SKの発注を追加するだろうか?

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像の注釈:我が軍が装備するスホーイー35SK戦闘機」)

評価は二極分化

スホーイー35SKはスホーイー35Sの輸出型である。多くの良く売れる大型ロシア式装備と同様に、中国はスホーイー35SK初の海外ユーザーでもある。

公開されている情報を根拠に総合的に判断すると、中国に輸出されたスホーイー35SKの技術状態はロシア軍自ら用いるスホーイー35Sと基本的に同じで、情報端末インターフェイスの中国語化さえなされておらず、依然全てがロシア文字で、個別のシステムに中国の要求に応じ適応性の改修がなされただけである。

だが、中国サイドのスホーイー35SKに対する評価は「氷火両重天」(頑住吉注:かけ離れたことが同時に起こる、存在する、などの意味らしいです)と言うべきである。最初の一定数のスホーイー35SKが引き渡された時、それを受け取って装備した飛行員のそれに対する評価は極めて高く、甚だしきに至っては「震撼」というこの種の衝撃力に富む文字を用いた。だが現在当局メディアの中で明らかにされる情報はそれにもかかわらず、この機の機動性は確かにスホーイ-27系列に比べある程度向上しており、航続距離もさらに一歩増加しているが、その航空電子設備は実戦的な対抗条件下で、特に電子対抗方面で、国産第3世代半機によって圧倒される、というものである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像の注釈:我が軍のスホーイー35SK戦闘機と轟ー6Kの協同作戦」)

このようである以上、何故受け取って装備した当初、我が軍飛行員はスホーイー35SKに極めて高い評価を与えたのか?

客観的に言って、この機は機体構造や動力システム方面の進歩は正真正銘であり、機動性能の「百尺竿頭、更進一歩」(頑住吉注:元々優れているのに満足せずさらに一歩向上させる、といった意味らしいです)も争いのない事実である。公開の報道によれば、我が軍でスホーイー35SKを組織的に装備したのは、南部戦区空軍某部だが、この部がスホーイー35SKに改装する前、ずっと装備していたのは殲ー11A、つまり輸入部品を組み立てたスホーイ-27SKで、その航空電子システムは比較的立ち遅れ、1970、80年代の水準にしか相当しない。この種の装備を長期使用してきた飛行員が、突然スホーイー35SKの航空電子システムに接触すれば、当然「震撼」させられるだろう。だがひとたび時間が長くなれば、特に殲ー16、殲ー10Cなど国産第3世代半戦闘機との対抗の中で、飛行員たちはスホーイー35SKの進歩幅が使用に充分には程遠いと当然感じるに至るだろう。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像の注釈:ずば抜けた空力レイアウトとベクトルノズルのおかげで、スホーイー35SK戦闘機の機動性能は非常に突出)

継続しての導入の可能性は高くない

中国に対して言えば、スホーイー35SKにはさらにより大きな問題があり 我が軍の作戦体系に溶け込み難いのである。ロシアサイドはその現役で最も先進的機種の火力コントロールシステムのオリジナルコードを洗いざらい教えることに同意せず、長さ数百万行に達するオリジナルコードの量を解読しようとすれば作業量が極めて膨大になり、短期間内で完成する可能性は断じてない。しかもたった24機の装備量では中国サイドがこの上に貴重な資源を費やすのにも値しない。このためスホーイー35SKは中国空軍の機種が多く、性能が日進月歩な各種正確制御誘導武器と共用できず、オリジナル装備のロシア式武器を使用するしかない。周知のように、ソ連解体後から、ロシアの機載武器はずっとソ連時代の古い財産を食いつぶしている。いくつかのいわゆる新武器は古い瓶に新しい酒を詰めたものに過ぎず、性能はアメリカ製武器に比肩するのは論外で、おそらく国産同類武器と比較しても遠く及ばない。

当然、筆者がこのように語るのは、決して当初スホーイー35SKを導入したことの正確性を否定しているのではない。技術について言えば、スホーイー35SKの飛行・火力・推力一体化制御システムは、国産の同類システムの研究開発に「前車の轍」を提供することができる。117Sエンジンの導入も、我々のために「他山の石」を提供した。このことは「太行」エンジンのさらに一歩のポテンシャル掘り起こしに対し、疑いなく助けの利益がある。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像の注釈:スホーイー35SK戦闘機の尾部の特写。この機が使用するのは117S推力ベクトルエンジンである)

だが、当初導入が正しかったことは、決して中国がきっと継続して導入するだろうとの結論を当然に導き出すことはできない。各方面の公開の情報を総合すると、将来我が空軍の大型制空戦闘機の位置に属するものとして、殲ー20以上のものはない。ならば、スホーイー35SKというこの第3世代半戦闘機と殲ー20のコンビネーション作戦の必要はあるか? 答えは明らかにノーである。殲ー20が将来遂行するのは主に攻勢作戦任務で、敵サイドの作戦体系のカギとなる重要ポイントに重点的に突撃する。同じく大型制空戦闘機であるスホーイー35SKは価値は安くないが、各方面の性能は殲ー20と差がはなはだ遠い。両者をミックスするコストパフォーマンスは人を満足させ難い。殲ー20の真のパートナーは新鋭の殲ー16戦闘爆撃機である。殲ー16は一対の1トン級の重量搭載ポイントを持ち、最大弾薬搭載量は12トンに達し得る。さらに国産の先進的な航空電子システムが加わり、複座の殲ー16の任務弾力性と総合作戦効能は、単座のスホーイー35SKと比較できるところではない。

要するに、我が軍が将来スホーイー35SKを継続して導入する可能性は高くない。


 まあ最初から中国は購入数を絞りたがり、多数売りたいロシアとの交渉が難航した経緯があり、全く未経験でステルス戦闘機として新規開発する殲ー20が遅延した場合の保険という意味合いもあったようなので追加購入は普通に考えればないでしょう。もしあったら中国に戦闘機の技術面で予期せぬ問題が生じたのではないかとも推測できるのでは。

10月13日

 中国の航空技術関連です。

http://www.xinhuanet.com/2018-10/05/c_1123521400.htm


我が国の全複合材料5座席飛行機が湖南省で初飛行に成功 自重たった900kg

新華社長沙10月5日電(記者 史衛燕) 記者は湖南山河科技社から、最近同社によって自主研究開発された我が国初の全複合材料5座席飛行機「山河SA160L」が湖南省で成功裏に初飛行を完成させ、我が国の自主ブランド汎用飛行機産業が新たな突破を実現したことを象徴的に示した、と知らされた。

説明によれば、複合材料は「設計可能な材料」と呼ばれ、伝統的な金属材料に比べ、重量が軽く、強度が高く、最小の材料をもって最大の外力を受け入れることができ、このため複合材料飛行機は現在飛行機の発展方向となっている。「山河SA160L」は中国民間航空CCAR-23部航行適合法規に依拠して研究開発された単発5座席低翼単葉機で、この機種の研究開発は、我が国の5座席小型機全体設計と最適化方法、航行適性試験技術、複合材料構造製造技術などの領域のカギとなる重要技術の空白を埋めた。

記者は、「山河SA160L」は空虚重量900kg、最大離陸重量1600kgで、国外の同類普通機種に比べ100から150kg軽いことを知るに至った。初飛行当日、「山河SA160L」はスムーズに60分近い飛行を完成させ、この機種の動力システム、空力、操作コントロール性などの方面におけるずば抜けた設計を検証した。

湖南山河科技社社長の鄒湘伏は、この機種は計画通り民間航空製品の機種審査を行いつつあり、2020年末には正式に市場に出される見込みで、製品の位置づけは私人飛行機で、その設計の特徴は近代的、豪華、快適、スマートで、技術上はサイド操縦桿操縦を使用し、操作感は大型機に似、業界内愛好者の認可を得ている、と説明した。


 この記事には画像ないんですが、

http://www.chinanews.com/cj/2018/10-04/8642388.shtml

https://www.cnbeta.com/articles/tech/774181.htm

 こっちにはあります。非常に流線型でカッコいいですが、検索すると900kgというのは別に驚異的に軽いと言わけでもない感じですね。耐用年数の面では金属に比べどうなんでしょうか。次も中国の航空技術関連です。

http://baijiahao.baidu.com/s?id=1613712004542741799


国産動力が春を迎える 新世代ヘリにもはや「心臓病」を持たせない

我が国の航空界にとって、エンジンはずっと古くて大きな難題で、この「心臓病」は我が国の航空業の発展を制約し、往々にしてある飛行機の設計ができても、それにもかかわらずセットになるエンジンがなかった。国外、特にアメリカは、まず先進的なエンジンができて、やっと相応の飛行機を事前研究し、したがって飛行機の研究開発進度の遅延には至らない。我が国のエンジンの立ち後れ問題は現在戦闘機の上に表れているだけでなく、ヘリのエンジンも人を不満足にさせている。

例えば直-8汎用輸送型ヘリは国外のプラット&ホイットニーPT6B-67Aエンジンを採用し、離陸出力は1252キロワット、その後期改良型は国産の渦軸-6を採用し、離陸出力は1535馬力だった(頑住吉注:何故単位を揃えないの)。同様に直-9の動力は2台のTurbomecaの「Arriel」1Cターボシャフトエンジンを採用し、量産後にやっと渦軸-8甲を採用し、離陸出力は710馬力だった。これと同時に、自慢の直-10は初期、動力方面において依然パフォーマンスがよくなく、このためパキスタンのヘリ競争入札の中でトルコのT129に敗れた。我が国の直ー10が競争入札に敗れた原因は、主に動力システムがT129に及ばなかったことであるが、T129は2台のアメリカ製ゼネラルエレクトリクスT700-GE-401型エンジンで、動力は1700功率(頑住吉注:これは「出力」、「パワー」などの意味でそもそも単位じゃありません)に達し、一方この時直ー10はカナダのPT6Cエンジンで、このエンジンの動力は1679功率に達したが、その後の国産化では渦軸-9を動力として採用したが、依然「心はあっても力不足」だった。

当然こうしたことはすでに歴史となっており、その後国は航空エンジン集団を成立させ、統一配備、計画を採用し、かつ資金を大量投入し、比較的よい成就を取得した。知られているところによれば、今年中国航空エンジンはターボシャフトエンジン供給商大会で、ターボシャフトを含む一連のエンジンを展示し、例えば渦軸-10、渦軸-16、渦軸-20などで、直-10武装ヘリ、直-20汎用ヘリに充足した動力を持たせ、渦軸-16の出力は1200〜1500キロワットに達し、カナダが生産するPT6C-67Cターボシャフトエンジン(1250キロワットの出力)を超え、したがって直-10初期の渦軸-9の動力に取って代わることができる。渦軸-20は5000キロワットクラスのエンジンで、このエンジンがひとたび成功すれば、これは直ちに我が国の大型ヘリに希望が生じることを意味している。

こうしたエンジンの出現は、我が国国産ヘリの動力に春を迎えさせ、新世代ヘリにもはや「心臓病」を持たせない。


 何度も書いてますがこの種の「ついにエンジン問題で難関を突破」という記事は10年以上前から繰り返し出てきています。カタログデータ上の出力は大きいのかもしれませんが信頼性、耐久性の面ではどうなんでしょうね。


















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