コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその300

11月4日

 これも定番の1つであるインド兵器の悪口です。

https://military.china.com/jsbg/11177786/20181026/34272867_all.html#page_2


殲-10Cを完全に圧倒するとわめき立てるインドのLCA 実は「梟竜」にさえも及ばず

最近、インドメディアは量産型「テジャス」戦闘機が試験飛行する画像を出し、その最新の進展をはっきり示した。画像がはっきり示すのは1機のなお未塗装の、機体ナンバーLA-5011の「テジャス」戦闘機で、これは正式にインド空軍作戦部隊に向け引き渡される第11機目の量産型(SP-11)「テジャス」Mk.1型戦闘機である。

研究開発して30年あまりのインドの「テジャス」戦闘機は、ここ3年近くの間あらゆる技術的問題を突破し、就役状態に到達したと宣言し、少数の機を引き渡し済みでもあり、このことはインド航空工業にとって、巨大な成就と言えなくもない。だが現在見てみると、この機の技術問題は実は依然完全に解決されておらず、だがインドはそれにもかかわらず急迫してこの機の性能がいかに優良かを宣言し、甚だしきに至っては「殲-10系列戦闘機を完全に圧倒できる」というこのような宣伝をもって手管を弄するが、実は非常に愚かなことである。

インドはテジャス戦闘機の複合材料採用比率は非常に高く、いくつかの資料は甚だしきに至っては40%を超えると言明している。だがインド本国は複合材料のベースマテリアル材料(各種高性能樹脂)を研究開発あるいは生産できない。同様に、インドは複合材料の成形あるいは加工設備も研究開発、製造できず、全複合材料製品産業のチェーン状の連なりの中で、インドは原材料から加工設備まで完全に輸入に依存し、これでなおテジャス戦闘機の複合材料使用率を言明することに、いくらの実際の意義も決してない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像の注釈:インドはテジャス戦闘機の複合材料採用比率は非常に高いと言明し、いくつかの資料は甚だしきに至っては40%を超えると言明する」)

また、複合材料は比剛性と比強度(絶対強度あるいは剛性を材料密度で除したもの)が金属材料より優れているだけで、絶対強度は依然金属に及ばない。複合材料を採用し、もし金属材料と同等の強度と剛性を達成したければ、通常部品構造がより大きな厚さを持つことを必要とする。このことは実際上部品の寸法と総体積を増加させる。インドは複合材料使用を推し広めることに熱中し、それにもかかわらず等強度および等剛性設計をまだ行っておらず、実は自ら製造する飛行機に強度と剛性不足という安全上の隠れたリスクを残しているのである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像の注釈:パキスタン空軍が装備するJF-17「梟竜」戦闘機」)

また例えば、インドには必要な風洞、マイクロ波暗室など流体力学あるいは電磁学実験施設が欠けている。空力レイアウトの選択と実験、および信号特性の試験も、完全に国外に依存している。さらに例えば、珠海航空展で我が国の飛行機をいっぱいに飾る機載設備、機載武器、エンジンなどシステムに比べ、インドの限りある同類製品は基本的に輸入に依存し、自身の生産能力は無視できる。例えばインドがLCAのために研究開発した「カフリ」中等推力ターボファンエンジンは、技術の難点を突破できないためとっくに放棄されている。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像の注釈:LCA戦闘機の武器搭載能力の説明図」)

このため、各方面から見てインドのLCA機は、非通常エンテ式空力レイアウトの殲-10系列戦闘機と比べる資格を全く具備していない。もし我が国が南アジア亜大陸の国パキスタンに輸出する「梟竜」機と比べても、LCAは劣勢に置かれる。

この2種の飛行機はいずれも顕著なステルス設計を採用しておらず、しかも両者の航空電子システムの水準は近いが、レーダーの作用距離と選択可能な機載武器は「梟竜」が一定の優勢を占める。このため、中距離空戦の中で「梟竜」はやや優勢を占める。飛行機の性能の4項目の主要な決定的パラメータ方面では、「梟竜」の揚力:抵抗特性と推力:重量比はいずれも一定の優勢を占め、翼面荷重はより大きく、このため「梟竜」は加速性と垂直機動性の上で優勢を占め、水平機動性方面ではLCAとそれぞれに長所があり、異なる高度、速度などの条件下で、揚力:抵抗特性の影響がより大きいか、あるいは翼面荷重の影響がより大きいかを見ることになる。全体的に見て、近距離格闘の中で「梟竜」は一定の優勢を占める。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像の注釈:珠海航空展で飛行デモンストレーションを行う「梟竜」戦闘機」)

まとめると、インドがあまりにも多くの雄大な志を寄せるテジャスLCA戦闘機は、我が国は15年前に就役を開始させた殲-10Aに遠く及ばないのは言うまでもなく、専用輸出型機「梟竜」と比べても顕著な不足がある。もし自身が取って代わらせることを計画するミグ-21系列の中国での改良型に直面しても、格闘の中で優勢を占めるのは難しい。もしインドが自身の深層レベルの問題を直視できず、継続して自力更生とライバルの評価という問題の上で「オストリッチポリシー」(頑住吉注:現実逃避、自己欺瞞)を採り、継続して(頑住吉注:特殊なスラングが多用され全く分かりません)していたら、今後も必ずや継続して終わりのない戦闘力の苦境に直面することになる。


 心情的にはインドを応援したいところですが状況を見るとあまりよさげではないですね。しかし失敗や判断ミスがあったとしてもこうした努力を重ねていかなければ実力が向上しないのというのも確かです。

11月5日

 中国の早期警戒機関連です。

http://baijiahao.baidu.com/s?id=1614225920720170657


ごく小さな改変を用いただけでもう空警-500の一大難題を解決:方法は簡単にもかかわらず戦力を激増させる

2018年以来、中国空軍装備状況にも変化が発生し、最近また空警-500の空中給油型が初飛行を実現し、理屈から言うとこの情報はちょっと関心を注ぐに値するが、惜しいかな皆評価が厳しすぎ、ほとんどこの情報を一般の小事として扱っている。

この変化はちょっと大きすぎるようだが、空警-500が空中受油システムを追加装備したことを何故大事と評価できないのか? 実は、国の人の評価が厳しすぎ、中国の進歩がすでに皆を慣れさせ、すでに何らかの情報が皆に興奮を感じさせるのが難しくなっているのは不思議ではなく、それを何ら大事としないことはごく正常だが、私は技術の角度から言って、これはやはりちょっと語ってみるに値すると思うのである。

空警-500は中型早期警戒機だが、それにもかかわらず我が軍の現在最重要の空中早期警戒機である。単に数が最多で、現在運-9の生産ラインの中で、1/3の生産量がその生産に用いられている可能性があるというだけではなく、さらにその性能に原因がある。搭載機プラットフォームのサイズの制限を受けて、そのレーダーアンテナの寸法が制限を受けると見てはならない。実は中国の電子技術の進歩という背景の下、それが装備するのはデジタル化フェイズドアレイレーダーで、国内第3世代早期警戒レーダーシステムであって、性能的には空警-2000と勝負できる能力を具備している。

今空警-500に空中受油プローブなどのシステムを追加装備したことは何ら大事とは評価されていないが、実際にはほんのちょっとの改変を用いただけでもう空警-500の一大難題を解決したのである。空警-500はレーダーの性能方面では劣っていないが、自身の飛行能力にはやや不足があり、その飛行速度が遅いというのではなく、航続時間の問題である。現在米ロの主力早期警戒機はいずれも空中給油能力を持ち、勤務執行時間を非常に大きく延長することができる。空警-500はそれにもかかわらずそれがなく、このことは実際の使用の中で一定の面倒事を形成し、より多くののべ機数を出動させることが必須で、それでやっと作戦の要求を満足させるだろう。

今この方法は簡単にもかかわらず戦力を激増させ、実際上非常に大きな問題を解決した。単一回数の勤務執行時間が非常に大きく増加し、小さからぬ進歩とも評価され、中国空軍の作戦能力向上に対し相当に重要なカギであり、以後我々の空警-500は遠距離打撃方面でも支援能力を提供でき、もはや航続距離に制限を受けない。同時に、このごく小さな変化には別のレベルの意味がある。我々は以前空警-500に空中受油システムを追加装備していなかったが、これは我々が技術上でできなかったというのではなく、使えなかったのである。我が軍には充分な数の空中給油機が欠乏しており、もし早々と装備しても、給油機がないため実際上応用できず、飾りの装備となっていた。

だが今空警-500に受油システムが追加装備され始めており、このことは我々の空中給油機の数量不足問題が短時間内に見直されるということをも示している。推理していくと、ならば国産運-20の空中給油型がもうすぐ登場しようとしており、それはすぐのことで、数年後ではないかもしれない!

ごく小さな変化だが、その背後にあるものこそがより大きな良い情報かもしれない。中国空軍の装備には変化が発生しつつあり、作戦能力は増強されつつあり、これこそが真の良い情報である。


 輸送機ベースの機から輸送機ベースの機に空中給油するのは比較的難易度も低いでしょうね。

11月6日

 殲ー20関連の記事を2つ紹介します。

http://mil.news.sina.com.cn/china/2018-11-02/doc-ihmutuea6278063.shtml


香港メディア、WS-15のブレードに欠陥あり 殲-20の高温と機動性を受け入れられない、とする

香港の「南華朝刊」の報道は、「この地域の日増しに峻厳となる安全上の挑戦に直面し、中国は去年臨時の代替エンジンを採用し、前倒しで中国初の先進ステルス戦闘機を装備した。」とした。報道は、これは「その能力が深刻な制限を受け、その機動性と燃料効率、および超音速下でのステルス能力に影響することを意味している」とした。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像は殲-20戦闘機」)

文章は、殲-20は当初専用に設計した渦扇-15エンジンによって動力が提供される計画だったが、2015年の試験中、渦扇-15エンジンに事故が発生した、とする。ある消息筋の人物は香港の「南華朝刊」の記者に、「原因は非常に複雑で、その中の1つの原因はタービンブレードの品質管理で、タービンブレードはこの種の強大なターボファンエンジンのカギとなる重要ユニットである」と語った。より具体的に言えば、渦扇-15エンジンの単一結晶タービンブレードが殲ー20の高温と機動性を受け入れることができなかったのである。

文章は評論し、こうした機能を操れるエンジンは第5世代戦闘機に対し極めて重要である、とする。まさに報道が指摘するように、F-22のプラット&ホイットニーF119のようなエンジンは、戦闘機がアフターバーナー燃焼室を使用しない状況下で超音速を達成させることができ、したがってステルスを保持させる。もしこのようなエンジンがないと、中国の殲-20は超音速をもって飛行する時にステルス能力を欠くことになる。

文章は、この問題は見たところ決して短期間内に解決が得られないだろう、と考える。もう1人の中国の軍関係の消息筋の人物は「南華朝刊」のインタビューを受けた時、「中国の技術人員は精力を集中して某1つの特定の製品を生産する時、トップの品質の単一結晶タービンブレードを生産することができる。だが彼らはまだ依然として先進技術を大量生産される標準製品に転化できていない。」と語った。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像は殲-20(量産型)が腹部の弾薬庫を開くのと同時に過負荷の大きい旋回をしているところ」)

文章は、現在中国で作戦準備が整っている新型殲-20が使用するのは渦扇-10Bエンジンである、とする。渦扇-10Bは渦扇-10「太行」エンジンの改良版であり、中国の殲-10および殲-11に動力を提供するために製造されたものである。殲-10と殲-11は第4世代戦闘機と呼ばれる。渦扇-10Bの推力:重量比ではアフターバーナーを使用しない状況下で殲-20を超音速に到達させられない。


http://mil.news.sina.com.cn/world/2018-11-02/doc-ihmutuea6319083.shtml


殲-20の新しい塗装は何故アメリカのF-22に酷似しているのか 戦闘機の可視度を有効に下げることに

「空軍発表」が11月2日発表した情報によれば、中国国産ステルス戦闘機殲-20は新たな塗装、新たな編隊、新たな姿をもって航空展にお目見えし、殲-20戦闘機が全く新しい塗装を採用した2機編隊の画像も同一の時間に発表された。

2016年の珠海航空展では、殲-20戦闘機は2機編隊の形式をもって初めて世の人に向け自らの風采を公開展示した。当時お目見えした2機の殲-20戦闘機が採用していたのは伝統的な灰色の塗装だった。ある分析は、この灰色の金属色彩塗装は中国の当時におけるステルス戦闘機の電波吸収塗料領域での技術的突破を象徴し、これはさらに一定の赤外線ステルス能力を具備する可能性がある、とした。

一方「空軍発表」および最近国内のネット仲間が発表した画像の中では、殲-20戦闘機は全く新しい2色の灰色でエッジが湾曲した迷彩を採用している(バンラン迷彩と称する人もいる)(頑住吉注:日本語にない漢字を使った語で、色が入り混じって美しい、といった意味のようです)、その機体の背部には大面積の不規則な迷彩色ブロックが出現し、これはアメリカのF-22戦闘機のブロック状迷彩塗装と非常に似ている。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「F-22戦闘機」)

ある分析は、エッジが湾曲した迷彩塗装は米軍のF-22戦闘機ですでに長時間のプルーフを経ており、戦闘機の可視度を下げ、実戦化性能を高めることに対し一定の作用があり、この塗装は殲-20戦闘機が最終的に選択する方案となる可能性が高い、と考える。


 量産するとエンジンの品質が保てない問題が現在でも継続しているのか解決されたのかはまだ外からははっきり分からないでしょう。

11月7日

 ステルス戦闘機関連です。

https://military.china.com/aerospace/special/11162362/20181024/34243926_all.html#page_2


第4世代機に対しステルスグレードアップを行うと作戦性能を大幅に向上させることができるか?

現代の戦争の中で、生存は兵力、兵器が戦闘力を保持する主要な問題である。戦闘機に関して言えば、戦場生存力を向上させる方式はその飛行性能、武器の性能のアップを除き、最も直接的で有効な方法として相手方の発見確率を下げること以上のものはなく、つまりはステルスである。

このため、世界のそれぞれの軍事強国はいずれもステルス技術を未来の飛行機の発展方向とし、大きな力量を注いでステルス戦闘機を研究開発している。ステルス戦闘機を研究開発する資金とハードルが高すぎ、誰もが皆受け入れられるわけではないというだけのことである。このためある視点は、何故現役の第4世代機を基礎に、それに対しステルス形状修正改良を行えば、すぐ最小の代価を用いてその作戦効能を向上させられるのにしないのか、と考える。しかし、これは本当に信用できるのだろうか?

ステルスグレードアップは「大手術」を行う必要がある

現役の第4世代機はいずれもエネルギー機動理論を根拠に設計されており、その外形設計は空力のために奉仕するものであるが、ステルス機は異なる。外形設計の目的はできる限りレーダーの探知計測方向の上に強い反射源を生じさせるのを避けることにある。当然、全面的に避けることはあまりできそうになく、第5世代機はいずれも正面方向のステルス能力向上を主に最適化し、普遍的にクリーンで平滑な空力外形、異なる翼面の前縁が平行な設計、多角形断面の機首や多角形断面かつ円滑に移行する機体設計などを採用している。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像の注釈:第4世代機の外形設計は空力のために奉仕し、機体は凹凸に富んでいる」)

このため、我々がF-22、F-35や殲-20といったいくつかのステルス戦闘機を見ると、外形の上でいくつかのにたところがあり、それは現在の外形ステルス技術が、機首、機体、主翼、空気取り入れルートに技量を注ぎ、計算と電磁試験によって得られた結論が、基本的に大差ないからに他ならない。このような設計でのみ、ステルス技術に革命的な性質の進歩がない限り、外形上ある程度の突破をするのは非常に難しい。

戦闘機設計方面から言うと、ステルス性能と機動性能は相互矛盾であるが、第5世代機は両者を併せ配慮することができる。これが頼るのは新材料を大量に応用して機体重量を軽減し、内部に置かれた弾薬コンパートメントを使用して空力抵抗を低下させる、および大推力ベクトルエンジンで運動エネルギーの優勢を高めることであり、この1つが欠けてもダメである。

もし第4世代機に全面的ステルスグレードアップを行おうとすれば、飛行機に対し「大手術」をする必要がある、ということが見て取れる。外形上、現在の円滑な機首を菱形に改める必要がある。巨大な空気取り入れルートも改める必要があり、下顎に配置したのではダメで、両側あるいは背部に移さねばならない。矩形の空気取り入れルートは菱形あるいはDSIに改める必要がある。機体腹部の気流ルートは埋めて平らにし、内部に置かれた弾薬コンパートメントに改め、各種搭載架も全部取り去る必要がある。主翼の後退角も改める必要があり、何故ならそれぞれの翼面のエッジは平行を保持する必要があるからである。垂直尾翼は外側に傾斜したダブル垂直尾翼に改める必要がある、等々である。しかも機体全体の電磁連続性を確保するため、機体表面に顕著な突起や凹みが出現してはならない。このため第4世代機の凹凸に富んだ体は、平らに変形させることが必須である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像の注釈:第4世代機に比べ、第5世代機はレーダー反射を下げるため、機体は全て平らにされ、突起物は少ない」)

ひとたびこのように改めるとなれば、オリジナル機の空力特性も完全に破壊され、元々の飛行性能を維持するあるいはそれに迫りたければ、「大きな力で奇跡を起こ」し、より大きな推力のエンジンに換装するしかなく、最も良いのはやはりベクトルエンジンである。エンジンさえ全て交換する以上、その他の例えばレーダー、航空電子設備もグレードアップする必要があるのではないか。ならばこれは1つの飛行機を全く新しく設計するのと何の差があるだろうか。もし1つの基準を下げ、第5世代機と同じ水準のステルス特性を追求しなくても、改造量は少なくならず、最低限機首、機体は「しわ伸ばし」しなければならず、空気取り入れルートは形状修正しなければならず、同様に大量の風洞試験と飛行試験を行う必要がある。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像の注釈:F-35はそれでもなかなかの機動能力を維持できているが、これが頼るのは「大きな力で奇跡を起こす」ことに他ならない」)

ステルスのためのステルスであってはならない

さらにコストパフォーマンスの問題があるからなおさらである。もし双発大型戦闘機ならば、機体が大きく、搭載荷が大きく、改造の余地は大きいため、もし一部の性能を犠牲にするのをいとわず、決して代価を惜しまず機体に対し大改造をすれば、やはり一定のステルス能力は向上させられる。

だがもし単発小型戦闘機ならば、内部空間が極めて限られ、設備装填係数が比較的高く、機内に内部弾薬コンパートメントを配置する空間が探し出せないため、機体の形状修正+外部搭載一体弾薬コンパートメントによってステルス能力を高めるしかない。だが外部搭載の一体弾薬コンパートメントは、機全体のステルス性能を破壊し、さらに機体のステルス形状修正がもたらす空力的損失が加わり、一定の飛行および機動性能を維持するためには、外部搭載量を減少させるしかなく、したがってこの機の作戦火力に影響する。ステルス改良の費用は語らず、戦闘力の損失だけでこの一切(頑住吉注:原文が途中で切れているようです)

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像の注釈:F-16戦闘機のこの丸々とした豊満な機体に、もしステルス形状修正を行おうとすれば、改造量は一般の大きさとは見積もられず、コストパフォーマンスは非常に低い」)

事実、ある戦闘機に関して言えば、もしステルスだけでその他の優勢がなければ、この機の実戦価値はやはり好意的には見られず、ステルスのためのステルスであってはならないのである。現役のいくつかの第5世代機は、ステルス性能の他、機動性、態勢関知、情報化水準などの方面でいずれも第4世代機をはるかに超えている。飛行速度、作戦高度、作戦半径といったハード指標も第4世代機に負けない。

要するに、第4世代機を基礎にステルス改良を行うコストパフォーマンスは高くなく、巨資を投じ、リスクを負担して改良を行うより、全く新しい設計のステルス戦闘機を研究開発あるいは導入した方がいい。


 誰でも考えそうなことですがいまだ成功作がないのがこれを証明していると言えそうですね。サイレントイーグルもいまだ引き合いがないようですし。

11月8日

 中国の対艦ミサイル関連です。

https://military.china.com/important/11132797/20181104/34339173_all.html#page_2


中国最新の対艦ミサイルがお目見え 速度は国外の同業者を圧倒

珠海航空展現場の人物が撮影した画像によれば、全く新しい対艦ミサイルが明るみに出、これは世界で初めて公開展示される最新の対艦弾道ミサイル技術である。

珠海航空展の何日か前の展示レイアウトの時、目の鋭い記者はすぐに全く見たことのない海洋迷彩のミサイル発射ボックスを発見し、当時は発射ボックスしかなく、いかなる資料やディテールもなく、この発射ボックスに対しては少なからぬ推測があった。ある軍事マニアは、これはCM302型(国内での機種名はYJ12A)超音速対艦巡航ミサイルだと考え、YJ18輸出型だとの考えもあった。皆揃ってこれは対艦ミサイルだと推測するが、発射ボックスの寸法から見て、この機種はこれまでのいかなる機種とも差異があり、全長は決して長くなく、ボックスの幅の寸法も装備されているYJ12Aに比べて大きい。

この発射ボックスの現場展示館内での展示の配置完成後、真の姿がついに明るみに出た。このミサイルの機種名はCM-401対艦ミサイルといい、航天科工集団が開発した新世代対艦弾道ミサイルで、世界で初めて市場に出る輸出型でもある。この新型ミサイルは対艦弾道ミサイルクラブのスターだと言うべきである。

展示パネル資料の説明によれば、このミサイルは高速対艦ミサイルシステムで、最大速度はマッハ6に達し、平均飛行速度はマッハ4で、速度の上で国外のあらゆる現役対艦戦術ミサイルを圧倒し、この対艦弾道ミサイルは宇宙に近い空間の弾道を採用し、全過程極超音速機動飛行し、末端では天頂から急降下攻撃する。この高速高機動弾道は現有の対ミサイル防空技術をもってしては非常に迎撃が難しく、防御突破能力は超越的に強い。

CM-401は単一での防御突破が強いだけでなく、しかも多数のミサイル、多種の飛行弾道のコンビネーションを使用してミサイルの協同防御突破能力を増強し、艦載対ミサイル迎撃システムを防ぐに防げなくさせることができる。CM-401はレーダー誘導弾頭で制御誘導を行う方法を採用し、誘導弾等は水上艦艇が追跡でき、合成開口(SAR)方式を使用して対地成像を行い、結果的に港などの地上施設を攻撃することもできる。

CM-401の直径は通常の近距離戦術地対地ミサイルに近く、寸法から見るとその最大直径は600mmから750mmの間の可能性があり、この寸法は8x8大型オフロード車に2発設置でき、艦艇上にも装備することができ、発射プラットフォームに対する要求は高くなく、使用上非常に柔軟である。その射程は15から290kmで、射程が長い、威力が大きい、防御突破性が強い特徴を持つ。

世界の対艦ミサイル発展の趨勢から見て、1つはステルス化、もう1つは極超音速の方向である。対艦弾道ミサイル技術の応用の上で、中国は世界の前面を行き、最初に遠距離対艦弾道ミサイルを開発し、このことはアメリカ海軍に巨大な圧力を感じさせている。外国メディアの報道によれば、中国が開発した戦術対艦弾道ミサイルは、高速滑空段階で、水切りの弾道方式を採用し、弾頭は滑空跳躍により、迎撃システムに飛行弾道を予測し難くさせ、発射される迎撃ミサイルも非常に成功し難い。最後の自動誘導段階で、ミサイルは高速急降下に入り、目標に対し「潅頂」(頑住吉注:仏教の用語らしいですがここには合わないと思われます)攻撃を行う。米軍で現役の「バーク」級駆逐艦は、この対艦ミサイルに直面した時、現有のスタンダード-3やスタンダード-6ではいずれも迎撃を行うのが非常に難しく、この極超音速対艦ミサイルに対し、アメリカも類似のシステムの開発を提出している。

中国は航空展でこの技術水準が極めて高い対艦ミサイルを気前よく展示しており、このことはもう1つの角度から我々がすでにより先進的なシステムを有していることを説明する。この新型ミサイルを輸出することは、一種の自信を見せていると言うことができる。この威力が巨大で、防御突破能力が一流の新型対艦ミサイルが大いに歓迎を受けると信じる。以後、アメリカの軍艦は他国の領海で武威をひけらかす時は用心しなければならない。

(編集:LJX)


 言うほど凄いのかいまいち分かりませんけど日本にも対抗策が求められるでしょう。輸出されるとすればまずパキスタンあたりでしょうか。となればインドに対する脅威にもなりますね。

11月9日

 関連の記事は以前も紹介しましたが。

http://mil.news.sina.com.cn/china/2018-11-01/doc-ihnfikve1854636.shtml


中国の無人ヘリがミサイルを試射 4.5km離れた目標に正確に命中

2018年10月23日、航空工業が自主研究開発したAV500W偵察・打撃一体無人ヘリが標的場でFT-8D空対地ミサイルの標的射撃試験を完成させ、ミサイルは4.5km離れたところの標的に正確に命中した。これは2017年12月にゴルムで高原空中発射試験を完成させたのに続く、また1つの重要なマイルストーンである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「標的試験はAV500Wのずば抜けた偵察および打撃性能を充分に検証し、AV500Wが実戦能力を具備することを示した」)

AV500Wは航空工業が軍事貿易の需要(軍事貿易コードネームU8EW)に照準を合わせ、自主研究開発した小型偵察・打撃一体無人ヘリで、この機はAV500基本型プラットフォーム上に武器システムを追加装備し改良研究開発されたもので、最大離陸重量500kg、実用上昇限度5000m、有効搭載荷175kg、最大水平飛行速度170km/h、航続時間は5時間に達し得る。AV500Wは小型レーザー制御誘導ミサイルあるいは機関砲を搭載することができ、機動性が強い、隠蔽性がよい、奇襲性が強い特徴を持ち、良好な偵察能力と快速反応能力を持ち、地上固定および移動目標に対し正確打撃を行うことができ、テロ組織の拠点や活動の打撃、武装麻薬密売・密輸取り締まりなどの領域において広範な用途を持つ。

標的射撃当日、現場の指揮員が「発進」の指令を発するのと共にAV500W偵察・打撃一体無人ヘリは離陸し、空中で迅速に目標を発見しかつロックオンし、武器システム操作員は指揮員の指令を根拠に、地上で指揮コントロールシステムの「発射許可」ボタンを押し、直ちにミサイルはレールを離れ、同時に光電子吊り下げポッドが自動的にレーザーをオンにしかつ持続的に目標を照射し、ミサイルは天空に美しい弧状のラインを描き、正確に標的に命中した!

軍事貿易ユーザー向けデモンストレーションの節目となるポイントの要求に追いつくため、研究開発進度は緊迫し、航空工業ヘリ所科研プロジェクトチームは国慶節の休日を放棄し、10月初めに標的場に移動し、AV500W偵察・打撃一体無人ヘリに対し昼夜視察照準システムの機能と性能に関する試験飛行、誘導弾頭搭載飛行、空対地ミサイル模擬攻撃試験飛行など10あまりの試験飛行科目を行った。

研究開発チームは多くの困難を克服し、2週間あまりの試験飛行作業を経て、また一度人を満足させる回答を出した。

続いて、プロジェクトチームは継続してその他多くのタイプの武器の標的試験を行うことになる。


 比較的安価で大量に装備できそうなので個々の性能は大したことがなくても大きな戦力になるかもしれません。

 珠海航空展の展示品関連です。

http://mil.news.sina.com.cn/china/2018-11-02/doc-ihnfikve8985465.shtml


中国の新型航空降下戦闘車が珠海にお目見え 100mm砲を装備しミサイル発射可能

記者が珠海航空展で撮影した画像がはっきり示すところによれば、ある中国の航空降下兵専用の新型歩兵戦闘車がまもなく珠海航空展にお目見えすることになる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「国産新型航空降下戦闘車」)

航空降下兵はずっと全世界の各国軍隊の精鋭で、戦略部隊として重要な作戦任務を執行している。だが航空降下兵は飛行機によって戦場に投入できるが、その活力と防御性は非常に薄弱である。第二次世界大戦中に連合国軍最大の航空降下行動「マーケットガーデン」行動(頑住吉注:映画「遠すぎた橋」で描かれた戦いですね)の中、イギリス軍の航空降下部隊はドイツ軍の装甲師団の面前で英雄的に作戦行動したが、結局小火器しかなくやはり装甲部隊の進攻を防ぎ止めることができず、最終的に行動は失敗し多くのイギリス軍航空降下部隊が捕虜となった。ナチスドイツの航空降下部隊もクレタ島に航空降下する時猛烈な反撃に遭遇し、手に小火器を持つドイツ落下傘兵はやられてもほとんどやり返す力がなかった。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシアのBMD-4航空降下戦闘車」)

将来において航空降下兵が徒手空拳で敵軍の装甲部隊に対抗する不利な局面を改変しようと、アメリカとソ連は1960年代に航空降下戦闘車の研究開発を展開し、1967年に初の航空降下戦車であるアメリカのシェリダン軽戦車が米軍航空降下部隊に装備され、1973年には初の航空降下戦闘車であるBMD-1が旧ソ連航空降下軍に正式に装備された。一方解放軍が装備した初の航空降下戦闘車は03式航空降下歩兵戦闘車で、2003年に解放軍空軍に装備され、2009年には国慶節の閲兵式に参加した。新たに明るみに出た国産新型航空降下歩兵戦闘車は03式航空降下戦闘車とは全く異なり、むしろ04式歩兵戦闘車に似た設計を採用している。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「解放軍陸軍が装備する04式歩兵戦闘車」)

その砲塔は陸軍が装備する04式歩兵戦闘車に似ており、いずれも100mmライフル砲1門と30mm機関砲1門を装備している。100mm砲は自動装填装置を配備し対戦車ミサイルと榴弾が発射できる。30mm機関砲は持続火力制圧を提供することができる。その視察照準装置も04式と非常に似ており、このためその砲塔の設計は04式歩兵戦闘車の砲塔を参考にしかつ軽量化設計を行ったと推測する。シャーシはそれにもかかわらず初めてのお目見えで、それは04式歩兵戦闘車同様に動力前置き、乗員室は後ろにあるという設計を採用している。車体後部の乗員室の視察穴はさらに射撃穴として設計され、搭載する兵士の行進間射撃の要求を満足させることができる(頑住吉注:これは実際上あまり実用性がないという説もありますね)。だが新型航空降下歩兵戦闘車のシャーシの防御性は04式に比べきっとやや縮減されている。推測によればそれは全方向で7.62mm口径の弾丸の射撃が防げ、車体正面と砲塔正面は12.7mmあるいは14.5mm重機関銃弾の攻撃を防御することができる。今回初めて珠海航空展にお目見えすることは、あるいはそれがすでに部隊装備されていることを示すのかもしれない。筆者はそれは2019年建国70周年の閲兵式に登場し、その時全国人民の共同の検閲を受けることになると推測する。


 重量の制約があるのでやむを得ないんでしょうが機関砲、RPGなどで攻撃されれば比較的簡単に破壊されてしまうわけでしょう。

11月10日

 「珠海航空展」関連です。

http://mil.news.sina.com.cn/2018-11-05/doc-ihnknmqx2559902.shtml


中国の彩虹7ステルス無人機の秘密を明かす:サイズは巨大で殲-20の「ボディガード」にできる

5日、第12回中国国際航空宇宙博覧会(以下珠海航空展と略称)開幕前夜、多くのメディアの記者が中国航空宇宙科学技術集団有限会社第11研究院の展示台でサイズが巨大で、見たところややアメリカのX-47Bに似た神秘の全翼無人機を見た。現場での紹介によれば、この無人機の名は彩虹7である。外界は、「空中爆弾トラック」彩虹5を研究開発した航空宇宙第11院が今回展示した彩虹7は非常に強いステルス能力と防御突破性能を持つのか否か? 一体この無人機の性能はどうなのか? それは将来どのような作戦場面の中に応用されることになるのか? またそれは彩虹4、彩虹5とどのような無人機編隊を組成することができるのか? と次々に推測した。こうした疑問に対し、「グローバル時報」記者は航空展現場で彩虹無人機技術専門家である王永志博士に特別インタビューした。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「彩虹7の全翼レイアウトが推測を引き起こす」)

「グローバル時報」記者は5日航空宇宙科学技術集団第11研究院の展示台の上で初めて彩虹7を見た時、すぐにその巨大な全幅に引きつけられた。その巨大な全幅は全展示館の幅のほとんど2/3を占拠していた。記者は何度も角度を変えてやっとその機体全体を撮影し、甚だしきに至ってはあるメディアの記者はその全体の全翼レイアウトを撮影するため、非常に高い展示レイアウトはしごの上に登って「神の視角」を用いて撮影を行った。一方彩虹7の巨大な主翼の下では、彩虹社が最も新しく登場させた彩虹10無人ティルトローター機はより「小さくて精巧」なことが目立った。

彩虹無人機技術専門家の王永志博士は5日「グローバル時報」記者に対し次のように説明した。彩虹7は高空、亜音速、ステルス無人機で、現在彩虹7は詳細設計段階にあり、今回は原寸大サンプル機の方式をもって展示を行う。その最大離陸重量は13トンに達し得、全幅は22m、非常に強いステルスおよび防御突破能力を持つ。彩虹系列無人機の機種ラインナップの位置づけは戦略クラス情報保障、高価値目標打撃の航空装備で、それは危険度の高い環境下で火力制圧、偵察監視、長時間早期警戒などの任務が執行できる。

彩虹3、彩虹4、彩虹5は伝統的無人機構造タイプを採用していたが、彩虹7は典型的ステルス特性を持つ全翼構造タイプを採用し、このため非常に強いステルス性能を具備する。空力外形方面の突破と共に、飛行コントロール方面でもこれにつれての突破が必須で、何故なら無尾翼全翼構造タイプのコントロール技術を突破する必要があるからである(頑住吉注:1940年代にアメリカはXB-35全翼爆撃機を試作しましたが当時の技術では制御困難で、コンピュータ制御技術が発達するのを待つ必要があったようですね)。動力方面で、それはその高空、高速の指標の要求を満足させられるターボファンエンジンを採用した。彩虹7の研究開発成功は我が国を全世界で数少なくいくつかしかない高空、高速、ステルス特性を具備する無人機の研究開発能力のある国とさせることになる。国際的に現在類似の性能を持つものにはアメリカのRQ-180、X-47B、ヨーロッパの「ニューロン」があり、彩虹7の研究開発成功後はこれらの機種に相当する性能を持つことになる。

彩虹7は彩虹4、彩虹5との間にどんな技術の継承があるのか? 王永志の説明によると、彩虹7は彩虹4、彩虹5の高い信頼性、高い出動率、汎用地上ステーション、全自動コントロール技術などのメリットを継続、継承することになり、またさらに一連の前の機種には採用されたことのない先進技術を採用することになる。ステルス性能を実現する具体的技術路線に対しては、王永志はステルス外形、電波吸収ステルス材料の塗装、機体構造など総合ステルス化の設計と解決方案によって実現する、とした。

彩虹7は第4世代機の「ボディーガード」にできる

何故今ステルス無人機を登場させる必要があるのか? 王永志は次のように言った。通常構造タイプの無人機の通常戦争の中での使用の前提は制空権持つことであるが、一方危険度の高い環境下の中で無人機を使用するにはそれが非常に強いステルスおよび防御突破能力を持つ必要がある。彩虹7はまさに危険度の高い環境下で関連の作戦任務を執行し、火力制圧、電子戦、偵察行動および直接打撃あるいは武器を誘導し戦場の高価値目標の打撃を行うことができる。高空、高速、ステルスはハイエンド無人機発展の趨勢で、このため我々は彩虹7というこの無人機を登場させたのである。

彩虹5は中国の軍事マニアから「爆弾トラック」と愛称されるが、彩虹7の最大離陸重量は13トンに達し得、このことはその未来の応用にどのような向上をもたらすのだろうか? 王永志は言った。彩虹7は航続時間が長い特徴を持ち、敵サイドの危険度の高い環境下で持続的偵察監視を行うことができ、強大な搭載能力はそれにより多くの先進的偵察搭載荷およびより多くの打撃武器を搭載できるようにさせる。敵サイドの危険度の高い環境下で持続的偵察監視を行うことができる。強大な搭載能力はそれにより多くの先進的偵察搭載荷およびより多くの打撃武器を搭載させ、敵サイドの高価値目標に対し即偵察即打撃の任務を執行することができる。

国際的に不断に発展する無人機編隊飛行および無人機と有人機の編隊という未来の作戦模式の研究と探索に直面し、彩虹7はどのような作用を果たすことになるのか? 王永志は次のように考える。彩虹7は第4世代ステルス戦闘機を含む有人機と結合して任務が執行でき、例えばそのステルス性能、航続時間が長い性能を利用して前に出ての偵察監視任務を執行し、かつ有人実戦機や早期警戒機と協同作戦が行える。

ステルス無人機の未来の発展方向に言及した時、王永志は次のように言った。彩虹7は主に我が国自身の関連の装備発展の需要に立脚しているが、もし国の輸出政策に符合すれば、友好国の国防水準向上のためにも援助を提供することになる。

海洋はあるいは次の応用方向か

「グローバル時報」記者の理解によれば、彩虹は現在すでに2.2kgから3.3トンの最大離陸重量の機種系列を具備し、現在国内でラインナップが最も完全に揃った軍用無人機系列である。最大離陸重量が13トンに達する彩虹7の研究開発と共に、さらに一歩彩虹無人機の系列化された発展が完備されることになる。

航空展現場で記者は、彩虹傘下で展示に参加する無人機の陣容の強大さ、展示品の豊富さがこれまでの航空展で最大で、彩虹4、彩虹5などのスター製品が再度お目見えするのを見た。専門家の説明によれば、搭載重量が大きく、航続時間が長く、航続距離が長いという巨大な優勢に頼り、彩虹5は多種の武器の搭載に適し、柔軟性が極めて強く、彩虹5はさらに民間用に身を投じ、海洋海事パトロール方面で大いに手腕を発揮することができる。

「グローバル時報」記者は現場で、彩虹4、彩虹5の機体腹部下面に対海スキャン搭載荷らしきものが搭載されているのを見た。一方太陽エネルギー無人機は新たな態勢関知、情報中継プラットフォームも提供できれば、国土資源調査、環境監視計測にも用いたり、比較的低いコストをもって部分的に通信衛星の機能に取って代わるなどもできる。一方一部のホットなポイントたる海洋区域では関連海域上空に、長時間持続飛行できる太陽エネルギー無人機を長時間、何機も「吊るし」ておくことが完全にできる。

記者はさらに現場で、アメリカの「オスプレイ」機に似た新たなティルトローターの彩虹10無人機が初お目見えしているのを見た。理解されているところによれば、彩虹10はヘリ技術と固定翼機技術を融合した新型無人機で、ヘリ模式の下で垂直離着陸、固定翼機模式下で快速巡航する。彩虹10は偵察、探知計測、通信中継、捜索、目標指示、中継制御誘導などの任務が執行できる。

外国軍の実践状況から見て、大型無人機はすでに艦載化の計画があり、ならば将来彩虹7には艦載バージョンがあるのか否か? 王永志は次のように明らかにした。現在研究開発する彩虹7は主に陸上発着に照準を合わせたバージョンで、艦載発着および海洋環境での使用の要求に照らせば、将来は艦載型に改装する能力を具備し、同時に彩虹7は対海捜索レーダーなどの任務搭載荷の搭載後、中国が海洋権益を維持保護する能力も高めることになる。


 初期にはアメリカのパクリが多かった中国の無人機ですが現在の発展状況は全く異なりどこまで行くのかなという感じで見るしかありません。




















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