コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその308

1月1日

 韓国関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2018-12-28/doc-ihqfskcn2049308.shtml


韓国新鋭の対空ミサイルのこの性能は中国のもうすぐ退役する紅旗-7にも及ばず

最近韓国軍は自主研究開発の「海弓」短距離対空ミサイルが試験を完成させ、甚だしきに至っては10個中9個の標的に命中する好成績を出した、と誠意をもって誓いを立て宣言した。知られているところによればこれは射程が50kmしかない艦載対空ミサイルで、そのレーダーは1回で多くの目標が探知計測でき、主に対艦ミサイルや飛行機などの移動目標の迎撃に用いられる。「海弓」ミサイルは2011年のプロジェクト立ち上げから現在まで、断続的に7年作ってやっと成功と評価され、一路でこぼこと言うべきである。

韓国軍の言い方に照らせば、「海弓」は主にアメリカのライセオン社から導入したRIM-116RAMミサイルに取って代わるのに用いられる。RAMミサイルは超音速、反応が早い、ファイアアンドフォーゲットなどの特徴を持ち、対艦ミサイルに対抗するのに非常に適しており、しかも使用が便利で、艦艇の甲板上に装備することができる。このミサイルは登場以来すぐにドイツ、ギリシャなどによって大量購入され、まさにこうした国のお手本たる作用があって、韓国に決心を下させ、2006年当時一気に30セットのRAMミサイルを購入し、こうしたミサイルは韓国海軍水上艦艇の防御能力を増強した。

だがRAMは結局のところ舶来品で、もしその時が来てアメリカに供給を絶たれたら非常に容易に巨大な損失をもたらす。この点を考慮した後、韓国は海弓ミサイルを研究開発し、もって外来の品に取って代わらせることを決定した。「海弓」ミサイルは2019年から2020年に量産を開始し、2021年から海軍護衛艦や上陸艦など20隻余りの艦艇の上への装備が開始される計画である。

韓国メディアの評論は、国外の同類対空ミサイルと比較して、海弓の防御能力は全く遜色ない、とする。だが事実は決してこうではなく、2016年の試験中、5発の海弓ミサイルのうち2発標的を外したものがあり、このことは研究チームを非常に耐え難くさせた。結果としてまたこの後2年の時間遅延した。だが2017年の試験はそれに非常に進歩があったようだということを示し、10個中9個の標的に命中の好成績を出した。だがこの試験結果には論争も存在し、原因はこの時の試験の基準は低すぎ、実戦の需要に符合しない、と考える人がいることである。真の標的射撃成績は10発のミサイル中、2発だけが超低空の海をかすめるような目標に命中し、その他の7発は海面から30mの高度以上のミサイル目標に命中しただけで、さらに1発標的を外れたミサイルがあった、というものだという。このことは、海弓ミサイルはまだ敵軍が発射した海をかすめるように飛行するミサイルに対応するのには不足だということを意味している。迎撃高度の指標から見て、海弓ミサイルは甚だしきに至っては中国のもうすぐ退役する海紅旗-7ミサイルにも及ばない。海紅旗-7ミサイルは海をかすめるような低空のミサイルのずば抜けた迎撃性能を持ち、高度がたった15mの海をかすめるように飛行する対艦ミサイルが迎撃でき、20年前はアジアで性能が最も良い近距離艦対空ミサイルだった。

現在、最も先進的な対艦ミサイルの海をかすめる高度は不断に低下し、このことは新型艦載対空ミサイルが極めて低い迎撃高度を持つことを要求する。例えば中国の鷹撃-18ミサイルは、セルフ適応超低空技術を採用し、5mの高度で海をかすめるように防御突破する対艦ミサイルの迎撃ができる。そして中国の新世代の紅旗-10ミサイルは、空力舵面結合ロール弾体制御を採用し、飛行高度たった5mの海をかすめるような対艦ミサイルが迎撃できる。

最も人にショックを与えるのは、海弓ミサイルの迎撃した標的弾の速度がたったのマッハ0.5だったことである。これは世界で主流の超音速対艦ミサイルの指標よりはるかに低い。例えば中国の鷹撃-83対艦ミサイルは、巡航速度がマッハ0.9である。中国の鷹撃-12型対艦ミサイルは、速度がマッハ3以上で、ロシアの宝石ミサイルは速度がマッハ2.5〜4.5で、迎撃目標の速度の指標だけから語ると、海弓はこれらの同業者と全く同列には論じられない。

このため海弓は決して韓国が吹聴するように凄くはない。このミサイルは他ならぬ韓国の面子工程であり、韓国のミサイル研究開発の弱点を暴露したのかもしれない。本来韓国のミサイルの歩み始めは遅く、技術の累積が少なすぎ、パクりを行うしかない。今韓国が研究開発した中距離ミサイルの玄武2型ミサイルは射程が500kmにも達し、その打撃の正確さも30m前後で、その各項目の性能と外形寸法はいずれもロシアの「イスカンデール」と非常に近く、それがどのように作り出されたのかは分からないが、韓国の能力をもってしては独立して研究開発することは不可能である。「韓米ミサイル協定」の制限を受けるため、韓国は先天的に独立したミサイル研究開発能力が欠乏しており、かつて韓国によって切り札視された「鉄鷹2」中距離対空ミサイルもロシアの勇士対空ミサイルにルーツがあった。しかも民間用航空宇宙方面で、韓国が導入したのはロシアのアンガラロケットの芯級でこれを国産ロケットの子級に充当した(頑住吉注:知識ないんでわかりません)。このことから見て、韓国が外国技術への依存から完全に離脱しようというのは、任務重くして道遠し、である。(作者の署名:科羅廖夫)


 まあ理論的には今回の試験の標的の速度がマッハ0.5だったからといってそれを大幅に超える速度の標的に命中する確率が非常に低いとは必ずしも言い切れないはずですけど、マッハ0.5といえば第二次世界大戦末期の多くのプロペラ戦闘機でも充分に出せる速度ですから確かにちょっと現実離れしてますわな。

1月2日

 記事が削除されて転載先を探すのに苦労しましたが。

http://www.jlgj2211.com/m/view.php?aid=2720


中国のレーダー、数百km離れたF-22を発見 殲-20を用い霹靂-10を搭載させて撃墜できるか?

グローバルネット軍事報道 台湾メディアは12月26日、ある対ステルスレーダーに関する報道の中で、大陸の対ステルスレーダーの総工程師である呉剣旗は対外的な報告の中で、対ステルスレーダーが探知計測した飛行機の航跡図を引用し、大陸がメートル波アクティブフェイズドアレイレーダーを研究開発し2013年には早くももう数百km離れてF-22戦闘機を探知計測したことを証明した、とした。次の段階は分散式光学口径レーダーシステムおよび赤外線成像の空対空ミサイルを研究開発し、ステルス戦闘機を探知計測した後に攻撃を実施する武器を作ること、ということになる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:ネット上に流れ伝わるレーダーが作図したF-22の飛行の軌跡」 ちなみに画像の中の文字は「この時の空の状況を唯一探知計測したレーダー。我が国の戦術防空レーダーが初めて域外のステルス機を探知計測したもの。」 です。)

報道は、数年来メディアにはずっと大陸が対ステルスレーダーの研究開発に成功したとの情報があり、甚だしきに至ってはすでにアメリカのF-22ステルス戦闘機を探知計測したとしていたが、いずれも探知計測したことに関する証拠は未公表だった。だが最近のこの情報はすでに大陸の関連機関の事実確認を得ており、対ステルスレーダー総工程師の呉剣旗はある対外報告の時に1枚の画像を示し、これは大陸が製造したメートル波レーダーが数百km離れたF-22戦闘機を探知計測した飛行の航跡図だった。

文章の中では、1990年代にアメリカ人がパナマ侵入および湾岸戦争の中でステルス爆撃機の運用を開始し、国防軍事科学技術界にステルス実戦機がすでに地上防空体系の最大の脅威となっていることを理解させ、このため中国大陸も対ステルス能力を国産レーダーの性能のカギとなる重要な指標とし、もってステルス機の中国大陸の防空体系に対する脅威を消し去るのに便とし始めた、と語られている。

研究を経た後、大陸の技術人員はレーダー技術をマイクロ波からメートル波の方向へと発展させたが、伝統的なメートル波レーダーの波長は比較的大きく、探知計測精度が劣り、火力コントロールや誘導に直接用い難かった。この他低空性能と探知計測の連続性が良くなく、比較的大きな探知計測の空白区域をもたらした。第二次世界大戦後にメートル波レーダーが淘汰されたのはまさにこうした原因ゆえにだった。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国大陸が研究開発したUHF YLC-8B対ステルス捜索レーダーは珠海航空展で展示された。」)

報道は、中国大陸の技術人員は技術上の難関を徐々に克服し、新世代のメートル波アクティブフェイズドアレイレーダーを研究開発し、デジタルアレイとデジタル式T/R技術を採用し、低空性能の不足、空に関する情報資料を連続的に掌握できないという2つの難題を解決した、と語る。明らかにされた情報から見て、2013年の大陸のメートル波アクティブフェイズドアレイレーダーはもうF-22戦闘機を探知計測し、しかも正確に戦闘機の航跡図を作成していた。探知計測距離は数百kmに達すると称している。現在このレーダーはすでに大陸の空軍防空部隊に広範に装備され、ステルス実戦機に対し数百kmの防御の縦深を形成している。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「弾薬庫を開いた殲-20戦闘機」)

報道は、ステルス実戦機を探知計測したが、防空システムを誘導してステルス実戦機に対し攻撃しようとすることには依然難題がある、とする。外国の開発から見て、分散式光学口径システムと赤外線成像誘導を利用して空対空ミサイルを開発するのが主要な方向である。現在大陸の殲-20戦闘機は分散式光学口径システムを配備し、大陸国産の霹靂-10赤外線成像誘導空対空ミサイルもすでに研究開発に成功している。このため両者を相互に結合し、中国新世代ステルス実戦機打撃手段を形成することに着手することができ、大陸空軍がステルス実戦機に抵抗反撃する能力を向上させることもできる。

報道は、将来中国大陸の関連機関と技術人員は継続してより先進的な対ステルスレーダーを研究開発することになり、これは例えば稀布陣(頑住吉注:まばらな配置でしょうか)レーダー、パッシブレーダーやダブル/マルチ基地レーダー等々であり、もってさらに一歩国産レーダーのステルス機に対抗する能力を向上させる。


 米軍は実際に当時飛行した航跡と一致するか、当時のF-22がどういう状態だったか(例えばステルス性を損なうような外部搭載物があったかなかったかなど)を確認することもできるでしょう。その情報を正確に日本に教えてくれるかどうかは不明ですが。

1月3日

 中国の新型戦車関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2018-12-28/doc-ihqhqcis1143443.shtml


中国、15式戦車を装備 防御能力は96Bに相当 日本の90式が撃ち抜ける

12月27日、中国国防部からある良い情報が伝わってきた

15式軽戦車はすでに部隊装備され、正式に就役している!

当日午後、国防部ニューススポークスマンの呉謙大佐は記者の質問に答える時、「15式軽戦車に関しては、理解されているところによればすでに部隊装備されている。15式軽戦車は99Aメインバトルタンクの後の中国陸軍のまた1つの重要装備で、我が陸軍の情報化発展のまた1つのマイルストーンである。」とした。

この回答は、多くの期待が寄せられる中国最新型戦車、15式軽戦車がすでに装備され就役し、中国の大西南などの高原など複雑な地域で国境防衛の重任を担っていることを事実確認した!

15式軽戦車は、中国陸軍装甲戦闘車の情報化と戦場態勢関知能力増強の最新の力作で、それは強大な火力、機動性と防御能力を有するだけでなく、さらに中国が最も新しく開発した戦闘車情報化システムと戦場データリンクを配備し、戦場の同類の情報化能力を具備するプラットフォームや後方の指揮機構と高速で情報交換できる。

15式軽戦車は、現代の戦場で火力機動プラットフォームとすることもできれば、また戦場情報偵察、処理、反応のプラットフォームとすることもでき、このことは中国の兵法の中の「敵を知り己を知らば、百戦危うからず」の万能の必勝法を裏付けし、我が軍陸軍戦闘車部隊ないし多兵種連合作戦体系の戦闘効能を突破的性質で向上、増強させる。

15式が運用するのは最新型の中国105mm戦車砲で、我が国周辺の各種メインバトルタンクに対応する時少しも引けはとらない。それが使用するのは全く新しい世代の尾翼で安定するサボ付き105mm徹甲弾で、世界の極めて少数の最先端メインバトルタンクを除く各種装甲戦闘車が軽々と貫通でき、我が国周辺のT-90S、T-72B、90式などのメインバトルタンクはいずれもその一撃を受け入れられない。

同時に、この火砲は105mm対戦車ミサイルが発射でき、5000mの距離で敵に先んじて命中させ、敵サイドの大多数の装甲戦闘車を破壊することができる。

15式軽戦車はよく見られるメインバトルタンクの約半分の重量でしかないが、最新型の中国が自ら研究開発を行った爆発式ダブル防御反応装甲を運用していることにより、伝統的な成形炸薬対戦車戦闘部(例えばRPGや対戦車ミサイルが使用する戦闘部)に対応でき、また敵サイドの戦車が発射した徹甲弾にも対応できる。最新の情報によれば、この戦車は96B戦車の防御能力に到達できる。

15式軽戦車は重量が35トン以下にまで下げられているため、その中の中国新世代1000馬力戦車動力設備は、明らかに自由自在である。中国の西南の高原、あるいは高温の環境の中で、この戦車は極めて強い機動能力を見せつけている。

15式軽戦車の装備、就役は、中国陸軍装甲戦闘車発展史上のまた1つの輝かしいマイルストーンとなった。15式は中国初の真に情報化を第1の戦闘力とした戦車で、我が軍の戦闘車作戦能力の上での質的飛躍である! (作者の署名:空軍世界)


 日本の10式戦車が約44トン、機動戦闘車が約26トンなのでやはりちょうどその中間あたりを狙った車両ということになりますが、おそらく使用される場所などによって有利不利の状況は変わってくるでしょうね。

1月4日

 中国・パキスタン関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2018-12-29/doc-ihqhqcis1389047.shtml


鉄の盟友パキスタン、あるいは沈陽飛行機のFC-31を放棄して成都飛行機とJF-20単発ステルス戦闘機を合同研究開発か

パキスタンの著名な安全保障業務ウェブサイトQUWAは最近この国のAZMステルス戦闘機プロジェクトの最新の進展を報道し、パキスタンは中国の援助の下に経済特区を建設し、この新世代戦闘機を専門に生産することになる、と言及した。両国は初めてパキスタンの工場内で新たな戦闘機のナビゲーションシステム、レーダーシステム、機載武器を共同で生産することになる。一方この前アメリカメディアもかつて、パキスタン計画・発展省当局者はこのプロジェクトは中国・パキスタンの現在のJF-17戦闘機方面の協力を拡大することになると事実確認した、と報道した。

このことは、パキスタンがAZMプロジェクトの上ですでに成都飛行機を協力パートナーに選択し、新世代ステルス戦闘機は伝説すでに久しいJF-17「梟竜」のステルスバージョンであって、決して沈陽飛行機のFC-31「鶻鷹」ではないことを説明する可能性が高い。

今年10月、ネットで意外にも成都飛行機の3種の単発ステルス戦闘機の方案模型が明るみに出た。そのうちの1つは名がJF-17.6で、1つはコックピット横のコードナンバーがはっきり見えず、最後の1つは名がJF-20だった。外形から見てJF-17.6と名が未知な模型はいずれもJF-17「梟竜」戦闘機の直接のステルス改良型に属し、JF-17の基本的な空力レイアウトを留保し、これは例えばDSI空気取り入れルート、ゴシック式に頂端が尖った大型ストレーキだが、機体前部側面にステルス稜線が追加され、機体後部は単一の垂直尾翼から外側に傾いたダブル垂直尾翼に改められている。JF-17.6は武器の搭載上は機腹部半埋め込み式弾薬搭載とステルス一体武器吊り下げポッド搭載の方式を採用し、名が未知の模型は機体腹部に全く新しい内部に置かれた弾薬庫を設置し、明らかにステルス設計上より完備されているが、内部燃料のスペースを占用するため飛行機の航続距離に対し不利な影響をもたらすだろう。

JF-20の機体の外形は徹底した新規設計を経ており、機首のレドームがより先鋭になっているだけでなく、キャノピーがより機体前部に溶け込み、機体下部表面と主翼との間の移行もより平滑で、さらにJF-17の頂端が尖った大型ストレーキを廃止している。JF-20は名が未知の模型同様に機体腹部に大型弾薬コンパートメントを設置しており、この機は明らかに3種の方案中ステルス性能が最も良いハイエンド方案で、当然これは研究開発コストも最高なことを意味している。

パキスタン空軍が準既製品のFC-31を気に入らず、最終的に成都飛行機のJF-17を基礎に単発ステルス戦闘機を研究開発することを選択した、その中の主要な原因はやはり双発戦闘機の比較的高い購入および維持保護のコストである。某地区空中力量を例にすると、2009年当時その単発のF-16A/Bの毎時間の飛行コストは4900アメリカドル、双発のF-CK-1A/B戦闘機の毎時間の飛行コストはそれにもかかわらず7700アメリカドルにも達し、そのかけ離れ方の一端が見て取れる。軍事費に限りがあるパキスタン空軍は非常に長い単発戦闘機操作の歴史があり、しかもその現役の主力戦闘機ミラージュIII/5、殲-7、JF-17、F-16のうち単発戦闘機でないものは1つもなく、このためAZMプロジェクトの上で単発設計を継続して採用するのも理解できる。

ステルス「梟竜」は登場後インド空軍を最も焦慮させるライバルとなる。パキスタンが整然と第5世代機の研究開発を推進していることと鮮明なコントラストを形成するのは、インドがロシアと合同で行うFGFA第5世代機プロジェクトが現在すでにワーテルロー(頑住吉注:この場合は泥沼ですかね)に陥っていることで、現在この国は次世代戦闘機研究開発の上で依然とっかかりが全くなく、F-35を直接購入するかそれとも自ら研究開発するAMCAを継続して推進するかの選択困難症に陥っており、おそらくインドが最終的に結論を出すのを待った後、ACMの原型機はとっくに初飛行に成功しているだろう。(作者:阿姆斯壮)


 登場時にインドにステルス戦闘機が全くなければ確かに脅威にはなるでしょうが、廉価型戦闘機のステルス改造型が果たしてどれだけの性能になるのかは疑問ですし、それならロシアからスホーイ-57を買えば充分対抗できるのでは。

1月5日

 中国が輸入したロシアのS-400対空ミサイルシステム関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/2018-12-28/doc-ihqfskcn2094481.shtml


ロシアメディアが中国のS-400防空システムの初試験を明るみに 背後にはあるいはこうした動機があるか

香港の「南華朝刊」ウェブサイト12月27日の報道は、中ロ両国が継続して軍事協力を強化している際、中国は成功裏にロシアから輸入した先進防空システムを試験した、とした。

ロシアメディアの報道によれば、中国人民解放軍は先月S-400「凱旋」防空システムを試験し、成功裏に1発の毎秒3000mの速度をもって250km離れたところから接近する超音速「弾道標的弾」を撃墜した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「S-400「凱旋」防空システム」)

これは中国ミサイル部隊が7月にロシアサイドの最後の一定数の海路によって運ばれてきたこのミサイルシステムを受領して以来、初めて行った試験である。中ロ両国は2015年にS-400に関する契約を締結し、契約金額は30億アメリカドルである。

中国は初の新世代のS-400防空システムを輸入した国で、ロシア製のS-300システムはすでに中国で就役して10年を超えている。

ある分析者は、ロシアが中国サイドの試験の情報を公開した、その主旨はどんどん密接になる中ロ軍事関係をはっきり示し、同時に自らのS-400をセールスすることにあるようだ、と考える。

報道は中国の軍事専門家である李傑の評論を引用し、この種の報道はアメリカが同時に中ロ両国とごたごたを発生させている際、中ロ関係の重要性をはっきり示すことを希望していることを説明する、と考える。

「アメリカの圧力に直面してはいるものの、ロシア軍は依然解放軍とのミサイル、造船などの領域での協力を強化することになる。」

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中ロ両国の軍備領域における協力はずっと非常に密接である。画像は中国空軍が装備するスホーイ-35戦闘機(視覚中国)」)

過去10年来、中国とロシアは積極的に軍事関係を強化しており、何故なら両国はいずれもアメリカと、地域および全世界の影響力を争奪しているからである。

軍事専門家の宋忠平は、今回の試験はロシアサイドがS-400システムをセールスするためにした「広告」と見なすことができる、と考える。

「だが同様に明々白々に見て取れるのは、中国の部隊がS-400防空システムを熟練して操作できるということで、これは彼らがすでに中国が1990年代以来ずっと使用しているS-300システムを熟知しているからである。」

宋忠平は同時に、「弾道標的弾」と真の極超音速ミサイルとではやはり差異がある、と指摘する。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「極超音速ミサイルの迎撃は現在依然として世界的な難題である。」)

「極超音速武器のメリットには優良な機動性が含まれ、例えば滑空能力を持つことである。この種の武器は迎撃がほとんど不可能で、何故ならそれらは飛ぶのが速すぎるからである。」

ロシア大統領ウラジミール プーチンが10月にインドを訪問した時、インドもロシアサイドと協定を締結しており、50億アメリカドルを費やして5セットのS-400システムを購入することになる。

ロシアはS-400は先進的な防空システムで、600km離れ、飛行高度が10mから27000mの各種目標が偵察および撃墜でき、これには弾道ミサイル、敵軍の飛行機および無人機が含まれる、と言明する。

言われているところによれば、S-400システムは72発の地対空ミサイルを同時に操作コントロールし、飛行速度が毎秒4800以内の36個の目標が打撃できる。

編集 王恩泰


 迎撃側が標的弾が発射されるタイミングや速度、発射位置、たどるコースなどをどれだけ知らされていたのかも問題でしょうね。





















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