コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその313

2月3日

 中国の兵器の擁護論ですが説得力あるでしょうか。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-01-29/doc-ihqfskcp1490139.shtml


中国の対ステルスレーダーがF-35によって破壊された? (頑住吉注:タイトルの後半意味不明のスラングが使われていますがおそらく「ロシアの鎧甲-S1のせい」といった意味だと思います。)

最近、中国製メートル波対ステルスレーダーがシリアでイスラエルのF-35Iによって破壊されたとの情報に関し、国内外でまさに二種の全く異なる声となっている。国内メディアの分析はいずれも比較的冷静、理知的で、一方国外メディアの報道は非常に極端で、中国のJY-27対ステルスレーダーは「質の劣った製品、パクリ品」で、もっぱら外国から金をだまし取るために生産されたものだと直言している。だが中国製のJY-27対ステルスメートル波レーダーは本当にこのようにダメなのだろうか? 今回イスラエルのF-35Iによって破壊されたのは本当に性能の問題なのだろうか?

実はシリア政府は2008年には早くももう中国に5基のJY-27、1基のJYL-1と4基の120型空中探知計測レーダーを発注し、中国サイドは次の年にもうすでに全部シリア方面に引き渡した。こうしたレーダーは後にロシアで整合され、シリアの防空力量を主導した後、それ(頑住吉注:ロシアなのかシリアなのか分からないですが)によって全防御システム内に納入もされ、S-400と共にシリアの防空網建設のために力量を貢献している。我々はJY-27はVHF周波数帯で作動する遠距離警戒レーダーで、探知計測距離は330kmにも達し、位置決定精度は150mで、一定の対ステルス能力を具備していることを知っている。JYL-1は三座標レーダーで、全天候空情監視と正確誘導データを提供する能力を持つ。120型は低空補盲(頑住吉注:死角を補う、でしょう)レーダーである。この中からは、今回破壊されたJY-27は主に遠距離探知計測に用いるもので、決して火力コントロール能力を具備しないことが分かる。

JY-27が破壊された原因はシリアの防御が不利なこと

しかもJY-27自体それとセットになった対空ミサイルはなく、シリアがレーダーサイト付近に配備した鎧甲-S1に頼って保護を提供されるしかない。だがイスラエルが発表した攻撃の動画から見て、JY-27レーダーの保護の責任を負うロシアの鎧甲-S1防空システムはすでに先に排除されており、このためJY-27の探知計測能力がどんなに出色でも、自らのレーダーアンテナを振るって自衛することはできないのである! だが国外メディアはこの事実に対し見て見ぬふりをし、中国のJY-27レーダーはゴミで、シリアに派遣された重兵を保護するに値しないと直言する。実はシリアはロシアの支持の下で巨大な成績を取得済みだが、その防空圏は依然として穴だらけで、しかもF-35Iの能力をもってすれば、1両の鎧甲-S1ではやはりどうすることもできず、動画の中からは、鎧甲-S1の対空ミサイルが全てF-35Iの妨害吊り下げポッドによって妨害され射撃方向が偏向しているのが見て取れる。

このためこれは外国メディアがこれを利用して中国の輸出武器装備は「ゴミ」、「パクリ」、「実戦で無用」等々と騒ぎ立てたもので、全て「装瞎」(頑住吉注:事実が見えているのに見えていないふりをする、でしょうか)でしかない。自らのこの「歪論」を証明するため、何とさらに反体制派が不法なルートから獲得した中国製FN-6対空ミサイルの使用中の問題を持ち出して例証としている。シリア反体制派がFN-6を使用した時発射に失敗し、目標がロックオンできず、意外な爆発が2人の死亡をもたらしたことを引用し、中国の輸出した武器装備は全て「ゴミ」と証明しようとしている。実は反体制派がどんな水準かは皆知っており、アメリカが直接援助した武器装備も(頑住吉注:砕けた話し言葉になって意味不明)? これこそ典型的な「人不行怨装備」(頑住吉注:全く意味不明です)、反体制派はかつてFN-6を用いてシリア空軍のミル-8ヘリを撃墜しているからなおさらで、この戦例はどうして外国メディアの報道で見ないのだろうか? (作者の署名:毎点新防務)


 怒りに任せてわけわからん表現を多用してますが逆に説得力なくなりますわな。確かに中国の対ステルスレーダーが正確にF-35の位置を示していたのにもかかわらず最終的な結果として撃破された、という可能性もありますけど、こういう結果が出れば対ステルスレーダーの実戦での効用に対する懐疑論が出てもまあしょうがないでしょう。

2月4日

 殲ー20関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-01-30/doc-ihrfqzka2263631.shtml


殲-20、あるいはすでに蕪湖空軍機荷に進駐か 作戦範囲が第二列島線に肉薄へ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「蕪湖基地に出現した殲-20の画像」)

去年2月に殲-20の空軍作戦部隊への装備開始が宣言されてから1年近く後、あるネット民がこの中国が自ら研究開発を行ったステルス戦闘機がすでに安徽に位置する空軍基地に進駐しているのを撮影し、中国が米軍のハワイに配備するB-2A爆撃機に対抗するためと信じる。別の当局の動画も、東部戦区の王海空中戦闘旅団が装備する殲-20戦闘機が、すでに編成され作戦能力を具備していることを、はっきり示しており、これは中国初の殲-20作戦旅団級部隊である。また当局の最新の動画が実証するところによれば、中国の最も先進的な殲-20戦闘機は空中給油装置を装備済みで、すでに空中給油演習訓練を開始している、これは殲-20が空中給油する画面が初めて明るみに出たものでもある。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「国外の衛星が蕪湖基地の26の新たな航空機バンカーを発見」)

国外でも国内でも、中国で最も先進的な第5世代戦闘機殲-20に対する関心は、全て全身全霊を注いだものである。最近米軍はハワイへのB-2AおよびF-22実戦機の配備を宣言し、言われているところによれば中国に対応するためであり、このため中国は遅れず殲-20を蕪湖空軍基地に移動派遣するのである。この基地は当時初めて実戦の体制をもってスホーイ-27が進駐した前線基地でもあり、主に東南の沿海の空中の安全を保証するためだった。また、国外の衛星写真はさらに、蕪湖基地にすでに26の新型航空機バンカーが建築されているのを発見し、一個標準空軍連隊の機群が進駐できる。殲-20の進駐後、台湾島以北および済州島以南の、沖縄列島を含む広大な海域に対しパトロールを行い、この一帯に出現する国外ステルス実戦機に対抗することができる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国空軍三大エースが共に演習訓練する画面」)

これと呼応するのは、中央テレビのある番組の中で、空軍某旅団の旅団長ハオジンウェンの大きな力を入れた宣伝が開始されていることで、この旅団は王海空中戦闘旅団の前身で、しかも番組の中には殲-20が編隊飛行して通過する背景があり、このため外界はハオジンウェン旅団は初の殲-20を装備した戦闘部隊となると推測している。これまで軍が何度も殲-20が殲-16、殲-10Cと手を携えて最強の空中突撃隊を作り出しつつあるとの宣伝画面を披露していることを結合すると、ハオジンウェン旅団には三個連隊がある可能性があるとの結論が出せる。すなわち一個は殲-20連隊、一個は殲-16連隊、一個は殲-10C連隊であり、三者があれば中国の空中の「ドアの蹴破り」、「壁の破壊」そして「殺傷拡大」という最強のキルチェーンが組成される。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「殲-20はこの空中給油バーを装備している可能性がある」)

人に驚きと不思議さを感じさせるのは、殲-20も最初から空中給油能力を具備していることで、中央テレビの動画番組の中で、1機の殲-20の部位にモザイクがかけられ、この部位は他ならぬ空中受油バーだった。このため外界は、殲-20の空中受油バーは独特で、きっと現有のものとは非常に大きな差異があり、伸縮式なだけではなく、さらに機全体同様のステルス能力を具備している、と信じている。殲-20の現在の2000kmの作戦半径から見て、1回空中給油を行った後、3000km以上に拡大し、これは日本からフィリピンまでなどの広大な第一列島線から第二列島線の間の絶対的大部分の海域をカバーすることになる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「殲-20は中国空軍の空中の安全の守護神となる」)

分析は、中国の習慣を根拠にすれば、一般に初の殲-20作戦単位が作戦能力を具備した時、少なくとも第2の作戦単位がすでに改装と訓練段階に入り始めていることを意味しており、ならば第3の作戦単位の受領、装備までの距離は遠くない。さらに最近渦扇-15がすでに鑑定を完成させたとの報道をプラスすれば、殲-20の初の量産型がすでに完成に近づいており、間もなく渦扇-15を装備した殲ー20Aが出現すると予測できる。このタイプは基本的にこれまで外界が推測したあらゆるこの機の欠陥を補ったものである。南部戦区はスホーイ-35を装備しており、このため外界は第2の殲-20を装備した単位は北部戦区だろうと予測する。何故ならここは最も深刻なステルス戦闘機の脅威に直面しているだけでなく、さらに中国の最も重要な軍・政治の中心で、このため最も保護を必要とするからである。(作者の署名:軍評陳光文)


 推測が非常に多いので外れている部分もあるかもしれませんが大筋はこういった方向性になるのでは。

2月5日

 中国の新型戦車関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-01-29/doc-ihrfqzka1908743.shtml


中国の15式軽戦車は多項目の創新設計を採用 T-90を撃ち抜き末敏弾が防御できる

俗に一方水土養一方人(頑住吉注:環境が異なれば人の生き方や観念なども異なるものになる)と言うが、ある国家にとっていかにしてこの水土を守り抜くかには、国防建設の強化が必要であり、中国は非常に広大、気候環境が複雑で、高原は荒れ果てて大河や湖が地域を隔て、寒帯温帯熱帯いずれもあり、東西南北5000kmを跨ぎ越す非常に広大な地域、中華民族が繁栄し生息する宝の地であり、この宝の地を守り抜くため、中国軍事工業人は心血を注ぎ、各種の先進武器を開発するのである。

アメリカやロシアと比べ、中国の武器は大多数のレベルがこれに対応し、真っ向勝負するものであり、例えば米ロにM1、T-72戦車があれば中国には99A大型メインバトルタンクがあって対応し、米ロにF-22、スホーイ-57戦闘機があれば、中国には殲-20戦闘機があって真っ向勝負し、米ロにC17、イリューシン-76大型軍用輸送機があれば、中国は運-20を作るのである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国は大部分の武器発展の上で鏡の方式を採り、敵にあれば、こちらにもある」)

当然、中国には比較的特殊な国情もあり、特殊な地形地貌に照準を合わせいくつかの比較的ユニークな武器も開発した。例えば中国最新の15式軽戦車こそその中の1つの例で、この戦車は重量が比較的軽く、重量35トン前後で、高原山地、また南方の稲田水網に適し、この点は我が南方の国境防御の中で特殊な作用を有する。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「15式軽戦車」)

中国の15式軽戦車の主要な火力は105mm口径ライフル砲1門で、国産のサボ付き徹甲弾を採用している。これでは火力が比較的劣り、ローエンドの戦車さえ125mmの大砲を採用しているのに、何故最新の戦車がまだ105mmの大砲を用いているのか? と思う人がいる。

何故ならこれは、中国の火砲技術に非常に大きな進歩があり、もし105mmの大砲を採用しても、ベトナムが最近購入したT-90戦車のメイン装甲が撃ち抜けるからであり、しかも15小型戦車は破天荒にも液圧懸架シャーシをも採用し、中国の膨大な戦車ファミリーの中で初の使用であり、この種の設計は戦車が不利な地形を克服する能力をより強くさせ、しかも搭乗がより快適で、射撃精度がより高い。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「15小型戦車は道路や橋梁に対する要求を下げ、使用範囲を拡大させている」)

最近陸軍が発表したいくつかの資料は、15小型戦車は単に99Aに類似した正面楔形装甲を採用し、外部に付加装甲版を加えてあるだけでなく、しかも特殊な部位に強化もしており、これは全世界の戦車ファミリーの中でも非常に少なくしか見られず、これは他ならぬ防空襲装甲である!!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「15小型戦車はトン数は比較的小さいが、設計にはより多くの創新がある」)

我々がディテールを拡大すればすぐに見えるが、15戦車の頂部とエンジンルームには一層の非常に厚い装甲板があり、これこそ最新の設計で、この設計は最新の戦車ハンターを防ぎ止めるのに用いる。これは他ならぬ末敏弾である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「砲塔の頂部とエンジン真上が非常に厚い装甲であるのが見て取れる」)

何故このように設計したのか? 原因は全世界の末敏弾がすでに成熟し、火砲が発射し、ロケット弾が大量の末敏弾を発射し、たとえ1km離れても戦車の最も薄弱な部分を撃破できることである。戦車の頂部とエンジンルーム、この種の部位は、厚さが極めて薄弱で、軽々と貫通でき、戦車が効力を失う結果をもたらす。

(頑住吉注:次の3つはキャプションです。)

世界の戦車の構造は大同小異で、砲塔の頂部とエンジンルームは構造的に最も薄弱である

戦車のエンジンルームがロケットの発射した末敏弾の攻撃に遭うと大火を発し、車両は壊れ人が死亡するのは不可避である

戦車の頂部が末敏弾によって撃ち抜かれる

武器哲学から言って、攻守のバランスは重要な原則であり、今世界の対装甲技術は不断に進歩しており、生存力を向上させるためには、敵の末敏弾の攻撃の下での生存力を増加させることが、必ず行うべき要求に代わり、この点は、15小型戦車の設計師の考え方の筋道は非常にはっきりしており、一切は戦闘力が第一、一切は生存力をもって第一とする、ということを示し得る。(作者の署名:大水)


 「末敏弾」の日本語名称が検索しても分かりませんでした。砲塔の上面、エンジンルームは面積が比較的広く、画像から5cm以上はありそうに見える装甲板を設置すれば軽いのが特徴、売りであるこの戦車の重量が大きく増加し、またエンジンの冷却にも問題が出そうに思いますが。

2月14日

 中国の戦闘機関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-02-02/doc-ihqfskcp2618181.shtml


殲-16が電波吸収塗装を身にまとったことには何の意義があるのか? インド軍のスホーイ-30に対抗する時に優勢を有することに

1月27日中央テレビ軍事報道番組の中で、「霧都雄鷹」旅団の旅団長である蒋佳冀は殲-16多用途戦闘機の全く新しい低視認性塗料はレーダーステルス能力を持つと初めて公然と事実確認し、すぐにあるメディアはこの機の「戦力は大幅にグレードアップし、すでに準ステルス戦闘機に身を置いた」と解読したが、実はこの種の解読はステルス塗装に対する誤解である。

ステルス機の設計領域にはある古い言葉が流れ伝わっており、それは飛行機の85%のステルス性能は外形設計によって決まり、残る15%がやっと電波吸収塗料と電波吸収構造によって決まる、というものに他ならない。つまり非ステルス戦闘機に対して言えば、ステルス戦闘服を身にまとっても自らの全体のレーダー反射断面積(RCS)をステルス戦闘機に近い水準にまで大幅に下げることはできず、錦上添花(頑住吉注:元々美しいものにもうひとつ美しいものを加える、結果として大差ない)の作用を果たすことしかできないのである。もしステルス塗装に「ブラックホール」のような電波吸収能力があったら、それぞれの航空強国には巨資を投じてステルス戦闘機を研究開発する必要もなくなる。

だが後天的な「ステルス補強」は錦上添花の作用を果たすことができるだけであるが、非ステルス戦闘機に対して言えば正面向きRCSが一割低下するごとに生存能力向上に対し非常に大きなポジティブな意義を有する。この方面の典型的な例は「スーパーホーネット」で、この機はステルス戦闘機ではないが、研究開発においてRCSを下げることによって生存能力を向上させることを極めて重視し、このため空気取り入れルート内に電波吸収塗料を塗り、かつレーダー障壁を増加し、機体のそれぞれの大寸法のハッチには鋸歯エッジ設計を採用し、キャノピーをメッキし、多孔パネルを使用して伝統的なグリル式吸排気口に取って代わらせ、不必要な表面の間隙を消し去った。上述のステルス改良を経た後、「スーパーホーネット」の正面のRCSはF/A-18C/Dに比べ25%低下した。

もう一つの例はフランスの「ラファール」戦闘機で、この機は正面からエンジンファンを直視できないS字型空気取り入れルートを採用し、機体に複合材料を大量に採用し、主翼とエンテ翼の後縁に鋸歯状の電波吸収材料が貼られ、空気取り入れ口上方は機体によって遮蔽され、キャノピーのメッキなどである。上述の改良を経た後この機のRCSは言われているところによれば1平方mにまで小さくなり、単発のF-16戦闘機より低い。

殲-16戦闘機はスホーイ-30MKKの先進改良型であるため、改良の重点は航空電子と記載武器に置かれ、機体設計を大幅改修する条件を具備せず、このためこの機のステルス改良は3つの方面に集中したに違いない。

第1項目目の改良はキャノピーに酸化インジウムスズ(ITO)金属酸化物メッキ処理を採用することで、この点はすでに公開されているディテール写真のキャノピー表面の淡い紫色の光沢から見いだすことができる。このごく薄いメッキには2つの作用があり、1つは遮蔽で、レーダー波がコックピット内の空隙に進入して強い反射を引き起こすのを避ける。2つ目は導電で、機体表面のキャノピー区域に導電布が出現し連続してRCSホットポイントを引き起こすのを避ける(頑住吉注:知識不足でいまいち分かんないです)。

第2項目目の改良は機体表面に電波吸収塗料を塗装することである。一般的に言って、この電波吸収塗料は誘電率の高いポリマー基体材料の中にフェライト顆粒を染みこませて構成され、誘電体と磁性電波吸収材量の総合応用によってレーダー波を吸収し、したがって電波の反射波を削減し、RCSを下げる作用を果たす。

第3項目目の改良は翼の付け根の下方、エンジンの空気取り入れ口や垂直尾翼付け根部など角反射器に相当する部位に加厚型の電波吸収パッチを貼り、重点部位のレーダー波に対する吸収能力を向上させる。この電波吸収パッチはすでに我が国の殲-10B/C戦闘機の機体表面に出現しており、このため殲-16によって採用されることもあり得る。

殲-16のステルス塗料の具体的効果は分からないが、類似の設計である米軍のF-16戦闘機のHAVE GLASS塗装を参考にすることができる。このF-22ステルス戦闘機にルーツがある電波吸収塗装は「Wild Weasel」防空制圧任務を執行するF-16C戦闘機に塗装され、言われているところによれば全体のRCSを15%下げることができる。新型の低視認性ステルス塗装は決して殲-16を殲-20に比肩するステルス戦闘機に変身させることは決してできないが、それにもかかわらず殲-16を作戦中スホーイ-30MKKに比べより発見され難くさせることができ、これこそこの塗装の真の意義の在処である。(作者の署名:アームストロング)


 コスト、メンテナンスの手間、重量増加などデメリットもあるとする記事もあり、妥協点を探って限定的に使用することになるんでしょうね。



















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