コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその316

3月11日

 これはインド・パキスタン空戦というよりむしろ「梟竜」関連の記事ですかね。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-02-28/doc-ihrfqzka9954135.shtml


梟竜の参戦が戦力が弱いのではとの疑いを打破 レーダーを換えれば探知計測距離はスホーイ-30を超える

梟竜戦闘機は中国航空宇宙工業と成都飛行機そしてパキスタン方面が協同研究開発した第3世代小型戦闘機で、それは物は良くて廉価な特徴を具備する。単価3000万アメリカドルの第3世代戦闘機は、国際兵器市場ではいくつかの途上国に非常に適する。特に空軍の質の向上を希望するがあまり多くの資金は欠乏している国に対して言えばさらにそうである。だが梟竜戦闘機をめぐってはずっと疑義があり、それはこの武器が価格は安いが性能は特別良くはない可能性がある、というものに他ならない。まさにたった今、梟竜は実際のパフォーマンスを用いて自らを証明したのである。

2月末のこの何日か、世界できな臭さが最も濃厚な場所としてカシミール地域以上のところはない。インドとパキスタン陸空軍はここで闘争が絶えない。視察者ネット2月27日の報道によれば、パキスタンは当日インド空軍と激戦を発生させ、パキスタンサイドの戦闘機がまず越境攻撃し、インド空軍戦闘機が離陸して迎撃し、パキスタンサイドの戦闘機は迅速に撤退して域内まで戻り、インド戦闘機は追撃し、パキスタン国境内に進入し、すでにとっくに待ち伏せていた梟竜戦闘機によってやっつけられ、しかる後にパキスタン空軍はまたここを包囲して援軍を打撃し、インド戦闘機墜落地点からの距離100kmの場所で捜索救援に来ていたインド軍の1機のミル-17V5ヘリをやっつけた。皆殺しで、完璧な待ち伏せ戦術である。最終的にパキスタンサイドは2機のインドのミグ-21戦闘機、1機のヘリを撃墜し、インド軍飛行員1名を捕虜にし、一方自らにはいかなる損失もなかった。

パキスタン方面の態度表明によれば、当日F-16戦闘機の出動は全くなかった。このように見ると、この任務を完成できた飛行機としてはパキスタンが装備する梟竜戦闘機しか残らない。

梟竜戦闘機は中国・パキスタン合同研究開発の全天候、単発、単座、小型超音速戦闘機である。2003年8月に初飛行し、2007年にパキスタン空軍に引き渡された。パキスタン空軍は第一陣で50機の梟竜戦闘機を購入し、このうち中国で8機が製造され、パキスタンサイドが42機を組み立て、JF-17 Block-1と呼ばれ、全部中国の機載航空電子システムと武器を使用した。この段階の梟竜戦闘機は、なお能動的な中距離空戦および対地正確打撃能力を具備しておらず、中国国産の霹靂-5EII格闘ミサイルを発射し、250kgおよび500kgクラスの航空爆弾が投擲できるだけだった。

ここ何年か、非常に多くの人に与える印象では、梟竜は性能がごく並な飛行機だというものである。インド自主研究開発のLCAテジャス戦闘機でも梟竜に比べればずっといいだろう。理論上、テジャス戦闘機は初期の梟竜 Block-1をタコ殴りにでき、テジャスはずっと強く、エンジンも良く、航空電子・飛行コントロールも良く、火力コントロールも良く、機動性も良く、要するにテジャスは大部分の性能領域で梟竜より強く、進度があまりにも遅延しただけだった。

SD-10アクティブ中距離ミサイルが発射できる梟竜 Block-2が2014年に登場する時になると、テジャス戦闘機はやや見劣りするようになった。梟竜 Block-2戦闘機はKLJ-7型先進レーダー、ヘルメットモニターシステムを採用し、霹靂-5EII型格闘空対空ミサイルとSD-10アクティブレーダー制御誘導中距離空対空ミサイル、遠距離対艦ミサイル、超音速空対地ミサイル、遠距離巡航ミサイル、各種正確制御誘導空対地弾薬とコンビネーションされ、梟竜戦闘機を先進的な打撃能力が突出した多用途戦闘機とさせた。2017年になると、梟竜Block1/Block2戦闘機は引き渡しがすでに100機となった。

FC-1梟竜戦闘機は価格が低廉だが、それまでのかの種の技術水準の低い武器では絶対にない。事実として中国航空業の近年来の多くの成果を結合したこの機は決して劣ってはいない。まず、DSI空気取り入れルートを採用した梟竜は非常に軽快で、機動の敏捷さの方面で絶対に劣らない。さらに重要なのは、極めて重要な航空電子システムとセットになる武器の上で、この戦闘機には極めて大きな向上がある。KLJ-7型レーダーを装備し、RCSが5平方mの目標に対し130kmの発見距離を持つ。10の目標を同時に追跡し、同時に2つの目標を打撃できる。これは小型第3世代機内では非常に素晴らしいものと評価される。これに比べると、インドのスホーイ-30MKIも最大発見距離130kmに過ぎず、全く優勢は占めない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像:中国の南京14所のKLJ-7A機載アクティブフェイズドアレイレーダー」)

さらにKLJ-7Aを装備した梟竜Block-3の登場時になると、梟竜は随時テジャス戦闘機を圧倒できるようになった。KLJ-7A型フェイズドアレイレーダーは170kmの交戦距離にも達し、性能は現在のインドのスホーイ-30MKI戦闘機に使用されるN011M型パッシブフェイズドアレイレーダーを圧倒する。アメリカのAPG-83フェイズドアレイレーダーと性能が同等で、さらに後発の技術の優勢と価格の優性を持つ。

さらに重要なのは、戦闘機が配備する重要武器たるミサイル方面で、梟竜には非常に優勢があることである。最新バージョンの梟竜Block-3は中国製の最も優秀な空対空ミサイルの搭載能力を具備し、未来の空戦の主力たる中距離アクティブレーダー制御誘導空対空ミサイルが発射できる。国産のPL-12はまさにその有力な選択肢で、このミサイルの性能はすでにロシア軍のR27やR77、あるいは米軍のAIM120の初期型を超え、現在すでにAIM120Cに肉薄している。先進的なミサイルを装備したこの戦闘機は、現在の世界の主流たる戦闘機いずれに直面しても劣勢には立たされない。今回梟竜が戦闘中インド空軍を打ち負かしたことはああいったその性能に対する疑いの声に有力に反撃し、FC-1は単に価格が低廉なだけではなく、物美価廉(頑住吉注:物は良くて廉価)というこの四文字を担い得る。先進的な空対空ミサイルとフェイズドアレイレーダーを装備した梟竜Block-3戦闘機は、国際市場の人気商品となる可能性が高い。(作者の署名:科羅廖夫)


 昨日紹介した記事では前の世代のミグー21を撃墜しても浮かれるな、と冷静な対応が呼びかけられていましたがこの記事はかなりトーンが違いますね。フェイズドアレイレーダーの性能は機種の直径と大きな関係があり、小型の飛行機にはあまり高性能のものは積めないというのが基本でしょうがシステム自体が古い機種よりは有利ということでしょうか。。

3月12日

 今日も「梟竜」関連ですが。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-03-08/doc-ihsxncvh0803919.shtml


空戦で利を失い空母が出動:インド海軍のミグ-29がもし梟竜と対戦したらどちらが優勢を占めるか

カシミール地域の情勢が緊張している際、インド海軍のチャンドラグプタ号空母が突然に母港のムンバイから出港した後行方が分からなくなり、かつAIS海上位置決定をシャットアウトした。言われているところによればこのインド空母はインド洋地域に行き、情勢に対応する。小パキスタンの港であるカラチに向け奇襲を行う可能性が高い? (頑住吉注:「巴鉄」=「鉄の盟友パキスタン」は定番の表現ですが「小巴」=「小パキスタン」は初めて見る表現です)

インドのこの空母はロシアから購入したバクー号大型航空機搭載巡洋艦で、結果的に改装されてできたものである。空母の攻撃手段は艦載機であり、この外部から購入した空母の艦載機はロシアのミグ-29Kで、世界でも多くは見られない艦載戦闘機の中の1つである。我々は、インド海軍のミグ-29Kと小パキスタン空軍が中国と協力した「梟竜」戦闘機、それらがもし対戦したら、神話の出現はあるかないか、と考える。

我々はまず2つの機の性能を見てみよう。パキスタン空軍の「梟竜」は単発小型戦闘機で、改良を経たblock3の数が比較的多く、比較的良い機動性能を有し、内部に置かれたレーダーKLJ-7は多模式で、105kmを超える目標が探知計測でき、かつ40までの目標を追跡し、そのうち2つを選択して優先的に攻撃することができる。このため梟竜戦闘機は同時に多目標に対応することができる。梟竜は現代の空戦の下での生存能力も極めて強い。

さらにインド海軍空母上のミグ-29K艦載機を語ってみよう。これも性能が相当に先進的な戦闘機で、全天候作戦能力を具備し、やはり中型戦闘機で(頑住吉注:「梟竜」は小型って書いてましたが)、空戦ミサイルおよび対地武器を配備している。パキスタン空軍の梟竜戦闘機と比較するとミグ29Kの優勢は顕著で、上昇率は梟竜の2倍であり、極限動作が強く、先進的なヘルメット照準具および肩越し発射能力が加わる。小パキスタンの梟竜は近距離格闘の中で相手方に立ち後れるはずである。

ミグー29Kの超視距離作戦能力がZhuk-M型レーダーに頼ったものであることにも注意すべきである。梟竜のKLJ-7レーダーより弱いが、探知計測距離とロックオンする目標の量の上で、ミグー29Kはずっと強大である。実際のことを言って梟竜戦闘機の実力はミグー29Kに及ばない。

だが小パキスタンの3回の改良を経た後の梟竜block3ならそれにもかかわらず勝負は定まらない。原因は、航空電子のグレードアップ、構造製造技術の改良向上である。レーダーは新型の空冷アクティブフェイズドアレイを採用し探知計測距離は170kmを超え、追跡する目標は15まで減少しているが、ロックオンする目標は4つにまで増加している。

構造の改良および新たな小型レーダーで、梟竜戦闘機の空虚重量は軽くなり、機動能力と最大飛行速度は向上しただろう。ミグー29Kとの格闘の中で優性を有する可能性がある。だがどうであろうと我々は戦争のエスカレートを希望しない。(作者の署名:浩漢竜/浩漢防務)


 また昨日の記事とはかなりトーンが違いますね。

 ロシアの小火器関連です。

https://military.china.com/tu/06/11119688/20190309/35395599_all.html#page_1


ロシアの軍事企業、新型12.7mm焼夷弾を研究開発 ディーゼル油を使用する車両を引火させることができる

「ロシア報」ウェブサイト3月1日の報道によれば、新型の12.7mm焼夷弾がすでにロシアで登場している。

ロシア国家技術集団社傘下の中央精密機器製造科研所戦闘装備総設計師のイゴール ニェクラソフは説明し、先日コードネーム「硬貨の表」の試験設計作業が終わり、この研究所はすでに口径12.7mmの新型徹甲焼夷弾を製造した、とした。新型弾薬の特徴は重質燃料に引火させることができることにあり、例えばディーゼル油であり、したがって敵サイドの車両などの装備に対し破壊をもたらす。

ニェクラソフは、ロシア軍が以前装備していた同類焼夷弾は一般にガソリンを使う目標に効果が見られるだけだった、とする。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像は7H39型弾薬」)

ロシアメディアは、新型12.7mm焼夷弾を研究開発するのと同時に、ロシア軍事工業企業はさらにコードネーム「兵士」の試験設計プロジェクトの中で新型5.45mmのコードネーム7H39および7H40型の弾薬を研究開発し、このうち1つの弾薬は装甲貫通能力を向上させており、50から70m離れて2P級防弾版が貫通でき、もう1種の弾薬は発射速度を0.5倍向上させることができる、と指摘する。


 具体的にどんなものなのかこれではよく分からないですね。

3月13日

 中国の戦闘機関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-02-18/doc-ihqfskcp6269796.shtml


ロシアの専門家:中国の殲-10CがPL12ミサイルを配備すれば50%近いF-22を撃墜する確率がある

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「殲-10Cが霹靂-12を搭載し訓練を開始」)

「団結こそ力量」という言葉があるが、この言葉は戦場で最もその価値を体現でき、しかもこれは決して兵士の身に限られず、武器装備に対しても非常に適用される。我が国には「三剣客」という名のコンビネーションがあるが、それらはそれぞれ殲-20、殲-16、殲-10Cである。元々いずれも強者のそれらが連合すればさらに我が国の空中作戦能力を1段階アップさせることになる。先日、年越しして程なく、「三剣客」の中の一員が再度剣をきらめかせた。

2月14日午前、ひとしきりの轟音の中、ディアンドンの某航空兵旅団の数十機の殲-10Cが力強く登場し、霹靂-12空対空ミサイルを搭載したそれらは相次いで滑走路から雲の中に突入し、正式に春節後の飛行開始の幕を開けた。

「三剣客」というこのコンビネーションの中で、我が国が自主研究開発した単座単発第4世代戦闘機として、殲-10Cは同様に進攻の重責を担っている。先進的な航空電子システム、および多種の先進的機載武器を配備しているため、したがってそれに中距離制空および対地、対艦目標に対する正確打撃能力を具備させている。将来殲-20の「ドアの蹴破り」の後、それはすぐに殲-16と肩を並べて近距離正確打撃を行うことができ、殲-20の「右腕左腕」と言うべきである。

事実、空軍部隊に装備された後から、すぐに殲-10C戦闘機の実戦的訓練は徐々に展開され、高原に駐留しての訓練、弾薬を搭載しての夜襲など、殲-10Cの戦闘の航跡は「一切の訓練は全て作戦のため」の理念を貫徹してきたと言える。人民ネットはかつてロシアメディアの報道を引用し、多項目のずば抜けた性能に頼って、殲-10Cは軽々と第4+世代に帰せられる、とした。

ロシア人は殲-10CとF-22の「戦闘」を構想した。当然遠距離では殲-10Cは決して優勢を占めず、結局のところF-22はステルス戦闘機なのである。だが、ひたたび両機が接近した後は状況はすぐに殲-10Cに対し有利になるだろう。ロシア人は、中国の飛行員は90〜100km内で霹靂-12空対空ミサイルを使用することができ、その射程は70km、最大速度マッハ4で、機動過負荷12G以内のいかなる目標をも迎撃でき、中距離作戦の時、F-22は50%撃破される可能性がある、と考える。

年明け後の今回の剣の見せつけが「強強連合」だと考えるのは、殲-10Cが性能の上で非常に先進的である以外に、霹靂-12空対空ミサイルが同様に利器だからである。中央テレビはかつてアメリカ空軍当局者の話を引用し、霹靂-12空対空ミサイルはほとんど米軍の先進的中距離空対空ミサイルに比べてさらに先進的だとした。殲-10C戦闘機が霹靂-12を装備した後、戦力は米軍で現役の先進的中距離空対空ミサイルを装備するF-15C戦闘機を超えると言うことができる。

霹靂-12空対空ミサイルはロシア製ミサイルを基礎に研究開発されてできたものであり、歴史的経験から見て、ロシア製ミサイルは西側諸国のそれに比べ、威力でも信頼度でもやや遜色がある。だが、中国が霹靂-12を研究開発する時にはロシアサイドの教訓を十分に吸収し、しかも最大の程度の改良と射撃を加え、極めて大きくミサイルの性能を向上させ、その威力を米軍の先進的中距離空対空ミサイルに全く劣らないものにさせた。

これだけではなく、アメリカ人はかつて分析し、F-35A/B戦闘機に直面した時、中国の殲-10Cは自らの最も良い性能を見せつけることになる、と考えた。このことから、殲-10C戦闘機は元々もう強者であるが、今さらに外国メディアが高く評価する霹靂-12と強強連合し、さらに一歩我が国の空戦能力に再度の躍進を獲得させることになる。(作者の署名:前沿哨所 叮允)


 「50%近いF-22を撃墜する確率がある」の根拠は何ら示されてないですね。これが本当ならF-35とF-15の日本はさらに不利ということになるでしょうが。

3月14日

 中国の小火器関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-03-09/doc-ihsxncvh1126509.shtml


国産新世代アサルトライフル、すでに鑑定をパスか 公開されお目見えするのは間近

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「国産新世代輸出アサルトライフル。下の1挺は中口径小銃であるのに注意」)

最近中国陸軍公衆号の報道に「中華女銃王」の呼び名のある某通常兵器試験基地の高級技術者である黄雪鷹同志の先進的な事績があり、その中で「過去1年のうちに、黄雪鷹同志は新型銃器が部隊装備され得るために、数ヶ月の長きにわたる鑑定試験を行った」ことに言及され、このことは期待されてすでに久しい国産新世代アサルトライフルがすでに設計鑑定をパスし、公開されお目見えするのが間近に違いないことを示す。

中国陸軍現役主力アサルトライフルは95式アサルトライフルで、それは1980年代に設計され、今に至りすでに30年の時間となり、戦術技術指標はすでに新世紀の戦場の需要に適応できず、交代を必要とする。この種の状況下で、中国の関連の機関は新世代アサルトライフルを研究開発し、95式アサルトライフルとの代替に用いる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「95小銃はすでに新世紀の戦場の需要に適応できない」)

新世代アサルトライフルはまだ完全に公開されておらず、具体的ディテールを外界は知り得ない。だが国産新世代輸出アサルトライフル、サブマシンガンの発展から見て、やはりおおよそいくつかの手がかりを見て取ることができる。まず国産新世代アサルトライフルはコンベンショナルな小銃のはずである。95小銃が研究開発された時はブルパップ小銃がまさに発展のさなかで衰えを知らなかった。だが国内外の小銃の発展から見て、ブルパップ小銃のメリットは決して想像のように突出したものではなく、逆にいくつかの欠点が非常に顕著であり、このため新世紀にブルパップ小銃の発展は谷底に陥り、国産新世代輸出小銃、サブマシンガンは全てコンベンショナルな構造を採用しており、国内の関連機関が改めてコンベンショナルな銃に転向したはずだと確定でき、国産新世代アサルトライフルもコンベンショナルな小銃である可能性が非常に高い。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「国産新世代サブマシンガンはすでにコンベンショナルな構造に回帰している」)

国産新世代アサルトライフルはモジュール化構造を採用し、もって異なる作戦環境に適応するはずである。新世紀の戦場環境は日増しに複雑になり、伝統的な戦場の衝突もあれば、非伝統的安全環境もあり、それぞれの国と地域の経験はすでに、1つの機種や口径であらゆる作戦環境に適応するのは非常に難しいことを示している。このため新世紀の小銃の1つの発展の趨勢は他ならぬモジュール化の採用であり、異なるバレルの交換によって、異なる系列、口径の小銃を発展させ、異なる作戦環境に適応する。国産新世代輸出小銃もこの設計を採用しており、例えばNAR系列モジュール小銃で、それは5.56mmと7.62mmの2つの口径を包括し、それぞれの口径いずれにも標準型、ロングバレル正確射手型、ショートバレル突撃型などがある。近年来山地や砂漠地域の作戦の需要を考慮し、部隊に改めて中口径小銃の装備を要求する呼び声が比較的高く、このため国産新世代アサルトライフルにも5.8mmと7.62mmの二大系列の多くのタイプがあるはずだと推測できる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「国産兵個人総合作戦システムもコンベンショナルな構造を採用している」)

より良い機能の拡張展開能力を具備する。国内外の普遍的な視点は揃って、現代の小銃自体のポテンシャルはすでに掘り起こし終わっており、さらなる一歩の性能向上は各種戦術アクセサリーの取り付けで実現する必要がある、と考えている。このため新世紀の小銃の発展の趨勢は標準のタクティカルレールの採用であり、各種戦術アクセサリーを取り付け、もって小銃の各種環境下での作戦能力を向上させる。95小銃は設計の年代が比較的早く、この方面の考慮が比較的少なかった。このため新世代アサルトライフルは改めてこの方面の性能を重点的に改善するに違いない。国産新世代輸出小銃から見て、それは西側の先進的小銃のアッパー・ロアレシーバー設計を採用し、安定し信頼できるレシーバー頂部を提供し、フルサイズのタクティカルレールが便利に装着でき、同時にハンドガードには最新のKEY-MODタクティカルレールを装備し、比較的良い機能の拡張能力を具備する。これまでの国産の56、81式などのコンベンショナルな銃の構造はAK-47に近く、射撃時にレシーバーの振動が比較的大きく、射撃精度に影響し、同時にタクティカルレールの装着にも不利だった。ロシア最新のAK203はレシーバーに安定装置を追加しており、国産のLR14小銃も同様の方法を用いている。この方法はいずれも機械的な複雑さの程度を高め、維持保護もより複雑さを加える。国産の03式アサルトライフルは西側のアッパー・ロアレシーバー構造に転向しており、国産新世代アサルトライフルはこの設計を留保するはずだと予測できる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「81小銃は射撃の時、レシーバーの振動が比較的大きく、照準具を取り付け難い」 「03式小銃はアッパー・ロアレシーバー設計を採用し、照準具の取り付けに有利である」)

まとめると、国産新世代アサルトライフル標準型は現役の95型アサルトライフルに取って代わり、ショートバレル型はそれぞれの特殊部隊に装備され、ロングバレルを採用した正確射手小銃と分隊用小銃(頑住吉注:機関銃でしょう)は現役の88型スナイパーライフルと95型分隊用小銃に取って代わることになるだろうと推測できる。特に指摘を必要とするのは周辺の国と地域の山地部隊が中口径アサルトライフルに換装していることで、我が軍の山地部隊も新世代アサルトライフルの中口径型に換装する可能性がある。標準アサルトライフル、正確射手小銃、分隊用機関銃を包括し、もって我が軍山地部隊の遠距離火力制圧能力を全面的に高めるのである。(作者の署名:小飛猪的防務観察)

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「国産新世代アサルトライフルもこの構造を採用し、さらに一歩モジュール化を実現するに違いない」)


 中国らしい特色は薄れていくわけで珍銃マニアとしては残念ですけど時代の流れで仕方ないんでしょうね。

3月15日

 インド・パキスタン空戦関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-03-03/doc-ihsxncvf9393612.shtml


インドのスホーイ-30が何度もロックオンされ、ベクトル航空エンジンは飾り物になったと伝えられる ロシアの顧問、怒って離席

作者の署名:小鷹説科技

3月1日のインド・パキスタン両国メディアの情報によると、緊張した情勢を緩和するため、パキスタン軍は現地時間3月1日に捕虜としたインド飛行員アビナンダンをインドに返した。しかしインド・パキスタン双方の「227空戦」をめぐる情報はそれにもかかわらず双方が争奪する次の戦場となっている。一方においては2月28日、インドサイドは探し当てたパキスタン軍のいわゆるAIM-120C5中距離ミサイルをパキスタン軍のF-16C戦闘機を「撃墜」した証拠とし、もう一方においてパキスタンの主流メディアとその他の社交メディアは2機のインド軍のミグ-21を撃墜し、またインド軍のスホーイ-30MKI戦闘機を損傷させたことを、インドに対する世論戦の重要な武器と変え、双方は世論戦を展開し、「撃墜」と「被撃墜」によって相手方の士気を制圧しようとしている。「口喧嘩」がどんどん激しくなる状況下で、双方および各主要国も「227空戦」に対し検討を行い、ロシアのRTテレビ局と「視点報」は27日以来文章を発表し、インド空軍のロシア製戦闘機使用につき深入りした分析を行った。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「1機の非常に鮮明なインド軍のミグ-21戦闘機の残骸」)

文章は次のように言う。インドメディアはインド空軍第41あるいは第6中隊から来たミグ-21改良型戦闘機が、インドの実効支配するカシミールのラダク以西約110kmで1機のパキスタン空軍のF-16C戦闘機を撃墜したと言明するが、しかしこれは決して空戦の全貌ではなく、実際には当時インド空軍の4機のスホーイ-30MKIと10機のミラージュ-2000戦闘機がカシミール以南の側の飛行場から発進し、インド軍の1機のミグ-21戦闘機に対し空中支援を行った。インド軍の戦術はインドが実効支配するカシミール側で旧式なミグ-21戦闘機を用いて実際の境界線のインド側でパキスタンサイドに張り付き中高空飛行を行い(デラス-カーギール-レフ実際境界線)、パキスタンサイドの戦闘機に対し監視を行い、必要な時は「誘い餌」としてパキスタン軍機をインドが実効支配するカシミール領空に入らせ、この時にインドサイドはヒマーチャル プラデーシュ州で飛行する早期警戒機によって、LehとPahalgam上空を旋回するスホーイ-30MKIやミラージュ-2000戦闘機などの主力戦闘機を指揮して突然にパキスタン軍機を迎撃する、というものだった。

ロシアの軍事専門家は次のように指摘する。異なる作戦機が完成する必要のある作戦任務では、任務完成に必要な支持条件が異なる。インド軍のスホーイ-30MKI機に対して言えば、それは最大限度スホーイ-27機の優越した飛行性能を保持し、同時に多用途作戦能力を非常に大きく増強してある。この機は大型戦闘爆撃機で、大出力のフェイズドアレイレーダーを装備しかつ非常に強い航続能力を有するので、この機は非常に出色な自主作戦能力を具備させる。地上の誘導がない状況下で、この機は縦深打撃任務が完成でき、かつ空中指揮機あるいは「前線指揮員」として使用でき、対パキスタン作戦の中で非常に重要なカギとなる作用を果たすことができる。特にインドが実効支配するカシミール山地は、多くの山脈や丘が戦闘機に進入しての山谷隠蔽飛行ができるようにさせ、大型機載火力コントロールレーダーは「下を見下を撃つ」能力を発揮する必要がある。

一方インドのミラージュ-2000機は地上の誘導に対する依存が非常に強く、空中迎撃を主要な任務とする小型戦闘機であり、インド軍最新型のミラージュ-2000B改良型機であっても、基地を遠く離れた場所で自主作戦任務を執行する能力はスホーイ-30MKI機より顕著に低いだろう。このためインド軍の空戦の主力はスホーイ-30MKIである。しかし今回のパキスタン空軍との対決で、約300機あまりのロシア製スホーイ-30MKIを持つインド空軍はパキスタンサイドの多数の戦闘機によって「叩かれ惨敗した」。パキスタンサイドはF-16戦闘機は決してまだ参戦していないと言明するが、パキスタンサイドもJF某戦闘機とF-16戦闘機によって狩殺し編隊を組成し、インドサイドの戦闘機と多くの乱戦を行い、ロックオンと逆ロックオンがカシミール上空で繰り返し上演されたことは確定できる。

しかしロシア軍の飛行顧問を不可解にさせるのは、スホーイ-30MKIが4剰余度の飛行およびエンジン総合制御システムAECSを使用しており、飛行機のコントロール翼面とエンジンの推力ベクトルコントロールシステムを協調させて操縦でき、そのエンテ翼と前縁ストレーキ翼コンビネーション構造が人類の三面翼構造戦闘機の技術の頂点を創造し、スホーイ-30MKI機はロシアの超機動戦闘機技術の集大成者と言うことができるにもかかわらず、インド軍の手中ではパキスタンサイドによって何度もロックオンされ、インドの多くの戦闘機が駆けつけた時になって、パキスタンサイドの戦闘機がやっと素早く戦場を撤退したことである。理屈から言えば、スホーイ-30MKIは多くの超機動飛行を行うことができ、例えば「ガラガラヘビ」機動、「Tail Slip」機動、「最小半径とんぼ返り」などであり、このような超機動飛行は近距離格闘の中で非常に有用であるが、何と空戦では実際に応用されず、インドサイドはパキスタン軍戦闘機を追跡しなかったし、出色の戦果も手にせず、ロシア製武器のメンツを丸つぶれにさせ、さらにその場のロシアサイド顧問将校を一言も発せず去らせた。(作者の署名:小鷹説科技)


 中国の記事をずっと読んでいるせいかもしれませんけど、インドがせっかくの高性能兵器を使いこなせていないだけなのではという気がします。ただ旧式戦闘機を前に出したのには理由もあったのかもしれませんね。もちろん結果的には意図通りにいかなかったわけでしょうけど。

3月16日

 小火器に関する「歴史秘話」ものの記事です。

https://military.china.com/history4/62/20190308/35392192_all.html#page_2


「StG-59」 あなたがいまだかつて聞いたことがないかもしれない東ドイツの改良版StG44アサルトライフル

第二次世界大戦終結後、東西両方の連合軍の介入はドイツが分裂しドイツ連邦(西ドイツ)とドイツ民主共和国(東ドイツ)という2つの国となる結果をもたらした。いずれもゲルマン人だが、この2つの国はそれにもかかわらず2つの全く異なる画風を見せ、西ドイツは米英などの西側諸国に追随し、資本主義経済を発展させた。東ドイツはソ連に追随し、社会主義経済を発展させた。

戦争の損害を受けたため、東ドイツも西ドイツも、社会方面はいずれも荒廃から一気に復興が始まった。軍事装備方面では、東ドイツはナチスドイツが残した制服、武器などを大量に使用し、これにはStG44アサルトライフルが含まれた。後にソ連が援助に到来した時になって、ナチスドイツの遺留物はやっと徐々に東ドイツ人民軍の装備の序列から退出した。

ある人に知られることの少ない歴史は、東ドイツが1959年にかつて口径を7.62mmx39に改めたStG44アサルトライフルを生産したことがあることで、つまりAKが使用するのと同じ弾薬である。

この小銃に関する全部の資料はソースが1959年7月で、東ドイツはこの小銃をチェコスロバキアに持参し、チェコのSa vz.58アサルトライフル(チェコはサブマシンガンと称した)と対比を行った。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「『StG59』とvz.58の対比」)

口径を除き、この非公式に「StG59」と呼ばれた小銃の構造はStG44と基本的に同じで、ロングストロークピストンガス導入原理、ボルトティルト閉鎖を採用し、ガス導入穴はバレルの310mmのところで、ピストンストロークは43mmだった。異なるのはStG59のコッキングハンドルが連動しない設計を採用していたことで、すなわちボルトの往復運動がコッキングハンドルの運動を連動させない。ひとたびこのようになるや射撃時にコッキングハンドルのスリットに雑物が進入する可能性が低下する。小銃のリコイルスプリングにも改良がなされ、オリジナル版のStG44アサルトライフルのリコイルスプリングは一部木製ストックに深く入り込んだところがあったが、このことは折りたたみストックの設計に困難をもたらしていた。

一方「StG59」ではリコイルスプリングの後端は依然レシーバー内に位置し、かつ一部がボルトキャリアに深く入り込み、このため折りたたみストックの使用により便利となった。銃の基本レイアウトもStG44と同じで、アッパー・ロアレシーバーのリベット接合の設計を採用していた。7.62mmx39小銃弾薬を使用するので、マガジンのカーブがよりきついが、マガジン容量は20発しかなく、StG44に比べ10発少なくなっていた。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「東ドイツ人民軍が使用するオリジナル版のStG44」)

「StG59」アサルトライフルの最も特色ある部分はその撃発装置にあり、セミオート・3発バースト・フルオートという3種の発射模式が実現できた。バースト機能は現代の小銃には非常によく見られ、例えばM16A2/A4などであるが、当時は非常に見られることの少ない設計で、小銃はさらにボルトストップ機能を持ち、マガジン内の最後の1発を撃ち終わると、ボルトはマガジンフォーロワによってストップさせられ、ボルトオープン状態を保持した。

新たなマガジンを挿入した後ボルトストップボタンを押し下げると即ボルトをリリースしてチャンバーに装填、閉鎖することができた。このチェコスロバキアに送られた「StG59」は原型銃でしかなく、バレルはメッキ処理を経ていなかったが、説明によれば量産型ではメッキが行われただろう。バレル内のメッキはバレル寿命を延長することができるが、成熟していないメッキ技術は銃器の精度に対し影響を生じさせる可能性がある。だが惜しいことに、この小銃は原型銃の段階を出ることはなく、量産されることもなかった。

だが確定できるのは、東ドイツ人民軍が当時すでに自ら小銃を製造し、統一して全軍に装備する試みを開始していたことである。


 私も知りませんでしたねこれ。ただStG44は歴史的意義は非常に大きいものの全体的な設計として特別に優れたものではなく、AKコピーの方が実用的だったかもしれません。






















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