コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその317

3月17日

 中国の通常潜水艦関連です。

https://military.china.com/tu/06/11119688/20190201/35138612_all.html#page_2


039A型通常動力AIP潜水艦から中国の通常動力潜水艦を見る

039A型通常動力潜水艦は中国海軍第3世代通常動力潜水艦に属し、中国の現在最も先進的な通常動力AIP潜水艦の1つでもある。

039型系列潜水艦は1990年代中期に研究開発が開始され、かつ今世紀初めの2004年に建造が開始され、研究開発過程の中では当時中国がロシアから購入した「キロ」級潜水艦877型と改良型636型の多くの先進技術とメリットが参考にされ、このため039Aは中国が1980年代中期に開発した039前期型と「キロ」級潜水艦の両者を相互に結合した産物と見なすことができる。このことは外形の上からも顕著に見て取ることができ、その艦体の外形は636型とそっくりで、背部が突起した増強型外殻もそうである。

また指揮台も非常に大きな改良がなされ、636型と同様の台形だが多くのディテール方面が最適化され、水中で運行を行うのにより適する。

039Aは中国海軍初の通常動力潜水艦の中でAIPシステムを採用した潜水艦でもあり、低速で水中航行すること3週間にも達することができる。AIPシステムを装備していない通常動力潜水艦は一定の距離を航行した後、もう浮上して潜水艦に空気を補充し、ディーゼルエンジンの使用に供するのが必須であることを知る必要がある。このことは相手に通常動力潜水艦が水面に浮上し、空気を補充する必要のあるおおよその区域を算出し、厳密な対潜網を設置し、潜水艦に対し追跡を行うことができるようにさせる。だが中国海軍の通常動力潜水艦がAIPの能力を持った後、相手方の対潜網の効能は非常に大きく低下するだろう。

しかも注意を必要とするのは、中国のAIP系列は国外のAIPシステムを導入した後、改良を経た後国産システムとなり、単に自らの通常動力潜水艦の使用を満足させるだけでなく、現在すでに対外輸出が開始されていることである。ひとたびこのようになるや、中国の通常動力潜水艦の輸出の優勢はすでに顕著に拡大し、元々輸出されていた通常動力潜水艦の全体性能はすでにいかなる西側あるいはロシアの通常動力潜水艦に劣らなかったが、AIP系列の採用は当然また中国通常動力潜水艦の一大ブランドとなる。パキスタン、タイ海軍が中国の通常動力潜水艦を購入したのは、中国の通常動力潜水艦の比較的高いコストパフォーマンスを気に入っただけでなく、中国が持つ自主AIPシステムが、潜水艦の作戦隠蔽性を大きく増加させることをも気に入ったのである。

優良なAIPシステムを持つほか、039Aは中国で静音性能が最も良い通常動力潜水艦の1つで、それは設計の時にもう静音性能に対し非常に高い重視を与えていた。潜水艦のそれぞれの部分は全て静音設計が行われ、例えば発する騒音が大きい機器には消音台座が装備され、フロート技術が採用される等々である。その艦体は相当に平滑で、不必要な排水口を大量に減少し、さらに艦体表面に中国最新世代の消音スレートを敷設する等々多くの措置は、中国の039Aの静音能力を同時期の世界通常動力潜水艦のうち一流の水準に到達させる。もし039A型が複雑な沿海水域で活動する時、AIPを採用して静音潜航を行えば、基本的にすでに非常に探知計測され難い。

攻撃性方面では、039Aはその艦首上部に6門の多用途発射管を持ち、艦首下部はアクティブ/パッシブソナーシステムである。6門の多用途発射管は対潜/対艦魚雷、対艦ミサイルが発射でき、機雷も敷設できる。西側は039Aは一回に24発の魚雷/ミサイルが搭載でき、全自動化された装填システムゆえに、その第二回目までの発射時間間隔は非常に短いと見積もっており、このことは水中攻撃力を非常に大きく向上させる。

039Aを基礎に、中国はさらにさらなる一歩の改良型の039Bを開発し、その外形上の変化の最も顕著なところは指揮台が填角処理を採用したことで、頂部はより平滑さを加え、同時に艦体のラインに対しても最適化が行われ、水中航行の流体騒音がより小さく、隠蔽性はより出色さを加える。

だが、039A/Bには素晴らしい中にも不足のところもあり、主にやはりそれがダブル殻体構造を採用し、体積過大をもたらしていることである。だが国内の通常動力潜水艦の設計能力、建造技術、艦体材料の不断の進歩と共に、将来は単一殻体の通常動力潜水艦が出現する可能性がある。


 米軍や自衛隊は中国の潜水艦の騒音減少の実際のところをどれだけ正確につかんでいるんでしょうかね。

3月18日

 スホーイ-57関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-02-26/doc-ihsxncvf7992770.shtml


ロシアのスホーイ-57戦闘機のチーフエンジニア:スホーイ-57のステルスはアメリカのF-22を超える 機載武器の優勢はより大きい

ロシアの第5世代戦闘機スホーイ-57はずっと国内外の観衆の目を引きつけている。ロシアでも国外でも、ネット上ではスホーイ-57に対し異なる評価があり、特にアメリカの類似の戦闘機に比べてはそうである。ならばスホーイ-57にはどんな他人を超えるところがあるのだろうか? スホーイ-57には一体ステルス能力はあるのかないのか? 実際の作戦能力は一体どれだけ強いのか?

先日、ロシアの「情報報」は「何故ロシア第5世代戦闘機はアメリカのライバルに比べより未来の軍事衝突に適するのか?」と題する総説の文章を発表し、スホーイ-57の性能に対し分析を行った。我々はロシア人がどう語るのか聞いてみよう。あるいは「どう吹くか」と呼ぼうか!

「情報報」はスホーイ-57戦闘機のチーフエンジニアでスホーイ設計局首席設計師のミハイル ステレイニクの観点を転載し、スホーイ-57のステルス機能はF-22やF-35戦闘機より優れていると称した。世界初の第5世代戦闘機であるアメリカのF-22は決して完全にそのステルス作用を発揮していないようで、F-22戦闘機自体は相当に素晴らしいが、遺憾なことにロッキード・マーティン社が百億アメリカドル以上を費やして研究開発したF-22戦闘機はそれにもかかわらずそれを戦闘当番に派遣する、あるいはメキシコ、アラスカ国境パトロールに行かせることはない。アメリカ空軍はF-22戦闘機をシリアに行かせて作戦行動させ、正確打撃に用いることしかできなかった。当然F-22戦闘機の「フルステルス」機能はいささか名に実が伴っておらず、この機はシリアでしばしば迎撃されている。F-22の内部搭載架が搭載する弾薬には限りがあり、重量は454kgを超えず、最も強大な武器の使用を許さない(これはロシアの専門家の嘘八百である。ロシア人はしばしばこのような無根拠な論調を弄する。実際にはF-22の内部弾薬庫の弾薬搭載量は2270kgである)。

また、技術上作戦の要求に適する弾薬は、非常に多くがF-22の弾薬コンパートメントへの搭載に適さない。当然、F-22は外部搭載架も使用できるが、この種の状況下では、レーダー反射断面積が数百倍に増加するだろう。このことはF-22を非ステルス戦闘機とさせる。

ステレイニクは「ステルス前線航空兵」の概念を表明した。彼は、スホーイ-57が同クラスの中で最も優秀な戦闘機となる原因は新たな戦闘機のプラットフォームを新規設計したことである、とする。ステレイニクはロシア第5世代戦闘機と西側戦闘機の似たところ、異なるところを評論し、スホーイ-57の多機能性は現代の戦争の主要なブランドで、重要なカギはロシア戦闘機の空中と地上の目標を攻撃する能力である、と指摘する。F-22のようなアメリカの戦闘機は、もっぱら比較的狭い任務に従事するが、ロシアの科学者と技術者が設計したスホーイ-57戦闘機は同時に多くの任務を処理することができる。ステレイニクは解説し、アメリカ人の設計の上でのミスは非常に長い時間が経って以後にやっと意識された、と語る。アメリカが大規模な戦場でステルス戦闘機の使用に成功したことは全くなく、何故ならそれらは巡航ミサイルなどの高精度弾薬を内部搭載架の中に置くことができないからである。逆に、ロシアのスホーイ-57戦闘機はシリアの戦場でフルサイズのX-59MK2巡航ミサイルを発射し、300km離れた目標に命中させることができた。

武器の上では、スホーイ-57はさらに遠距離武器の空対空ミサイルを装備する。ロシア連邦がスホーイ-57戦闘機のために製造した超遠距離のR-37Mミサイルは、最大発射距離が300kmに達する。特別に提示しておくに値するのは、アメリカの最も先進的なAIM-120 AMRAAMミサイル(AMRAAM中距離空対空ミサイル)の発射距離が200kmにしか達し得ないことである。

スホーイ-57戦闘機のポテンシャルは将来の何十年かで依然見るべきものがあり、ロシア連邦国防委員会主席のヴィクター ボンダレフ上将は、未来の戦争の中の戦闘は主に無人操縦飛行機によって完成される、とする。スホーイ-57戦闘機の近代化グレードアップのポテンシャルは巨大で、開発人員は有人バージョンの中から完全無人操縦の飛行機を製造することができ、飛行機上の無線電子設備が非常に大きな作用を発揮することになる。また、新たなエンジン、新たな機体、無人操縦といった条件は飛行機の極限状態下での運行に有利で、大過負荷能力を具備し、超機動空戦を実現することができる。スホーイ-57戦闘機は遠距離で目標を打撃することができるだけでなく、さらにいかなる条件下でも超機動動作をなすことができる。

新たなエンジンと新たな機体の他、スホーイ-57の主要なメリットは探知計測システムと殺傷技術が相互に結合し、専門に未来の戦闘機のために設計されていることである。目標探知計測システムは捜索、探知計測および空中と地上の目標の破壊から偵察やナビゲーションまでの広範な問題を解決することができる。電子設備は各種妨害に抵抗しステルス能力を強化することができる。

「情報報」の文章は次のように考える。各種先進航空技術(これにはエンジン、航空電子設備、探知計測武器やミサイル設備が含まれる)を総合しているため、スホーイ-57戦闘機に異なる類型の軍事行動に対応できるようにさせる。また、研究開発人員はさらに超越的に短い滑走路上での降着および発進の能力を加え、将来スホーイ-57はおそらくはさらに第5世代艦載戦闘機になり、ミグ-29K/KUBおよびスホーイ-33に取って代わる。

上述の内容はロシア航空界の一面の言葉でしかないかもしれないが、これだけを聞くと判断を誤る。スホーイ-57はまるで撮影でゆがみの生じたスホーイ-27のようで、実際にはまだスホーイの伝統的な戦闘機の枠組みの束縛から離脱しておらず、アメリカのF-22や中国の殲-20と比べると、スホーイ-57は明らかに極めて荒削りである。全世界が皆スホーイ-57は失敗した第5世代ステルス戦闘機だと知っており、ロシア人だけが知らない、あるいは知らないふりを装っているのである! (作者の署名:科羅廖夫)


 まあ自国の兵器はだめだと正直に認めるのは難しいでしょうからね。

3月19日

 インド・パキスタン空戦関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-03-14/doc-ihrfqzkc3783315.shtml


インド・パキスタン空戦で何故インドは敗北したのか インドメディア:我々は機格納庫さえもきちんと修理できていない

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インドは1機のミグ-21戦闘機を損失」)

今ムードの緊張した場所を論じようとすれば、当然インド・パキスタン国境がこれに属する。インド・パキスタン衝突の中で、インドはミグ-21戦闘機とヘリを損失しただけでなく、飛行員さえも捕虜にされた。パキスタンは情勢緩和の目的からインドの飛行員を返したが、インドは国際的に疑いなく非常に面子を潰した。グローバル時報3月13日の報道は、インドメディアは悲しい結論を出し、インドはパキスタンに勝てず、ミグ-21を損失した原因は、前線のスホーイ-30MKIの機格納庫がきちんと修理されていないことにある、とした。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「スホーイ-30MKIの機格納庫がきちんと修理されておらず戦いに出られなかった」)

データの上から見ると、インドが持つ実戦機の数はパキスタンをはるかに超えている。だが何故今回それにもかかわらず実際に敗北したのか、原因はおそらく単にインドメディアの言うところの機格納庫だけではないだろう。インドに関して言えば、輸入武器がその真っ先の選択肢で、インドは東方とも西方ともあまり大きな利益の衝突はなく、さらに東・西方の国が仲間に引き込みたがる対象であることに原因がある。インドが置かれる位置は、どの方面から見てもアメリカ・ロシアいずれに対しても人畜無害である。このため、インドがどの国の武器を輸入したくても、基本的に全てでき、あまり多くの政治上のリスクや付帯条件はない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インドが輸入したアメリカ製C17輸送機」)

だがまさにこのような優越した環境は、インド方面に基礎研究開発に対し決して意を用いなくさせ、戦闘機の研究開発はいうまでもなく、まさにインドメディアが発表した情報の中で言われているように、インドは機格納庫さえもロシアから輸入する必要があるが、これは何ら高度科学技術基礎研究開発の範疇には決して属さないのではないか? だがインドはそれでも輸入を必要とし、しかも現在まだ行いつつある。インドの国際的生存環境は本当に人を非常にうらやましがらせるが、まさにこのような環境にあるからでもあるが、インドの戦闘機を輸入せざるを得なくさせ、基礎研究開発は全くの伝説である。インドのテジャス戦闘機は研究開発されて40年になってやっと就役し、全世界でもすでに記録を創造した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インドのラファール戦闘機は戦力の形成がまだずっと先」)

スホーイ-30MKIの前線の機格納庫がきちんと修理されておらず、前線を遠く離れた飛行場に配備するしかなく、結果としてパキスタンの突然の襲撃に直面し第2世代半戦闘機であるミグ-21を派遣することしかできなかった。この理由には道理があるようにも見えるが、大騒ぎされたフランスのラファール戦闘機にはすでに80億ユーロ近く費やしたのではないか、何故この最も先進的な戦闘機を戦場に出さなかったのか? 原因はインドが1機のラファール戦闘機を受領して試験に用いているだけで、残る35機は3から5年待つことを要してやっとゆっくりと受領が始まることにある。インドのこの戦闘機の入札募集過程をちょっと遡ってみよう。 入札募集の準備開始は2002年で、ラファールは2012年に126機が落札された。インドは2016年にこの契約を修正し、数量を36機に削減した。だが単価は40%上がった。2018年にインドはやっと第1機目の試験機種を受領した。インド多用途中型戦闘機入札募集は開始から現在まで17年過ぎ去っているが、まだいかなる戦闘力も形成していない。当局の各部門の間ではまだ無意味な議論が行われている。このような効率は全世界でも多くは見られず、インドの遅延病はすでに末期に達している。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インドの官僚主義は深刻」)

当然インドの戦力に問題が出るもう1つにして最大の原因は官僚主義の深刻さ、不敗の蔓延である。インド軍の官職の階級、等級ははっきり分かれており、これはインドのカースト社会がもたらしたものである。下級は上級に対し命令に服従することの他、さらに生活の世話をすることを要し、例えば足を洗う水を持ってきたり衣服を洗濯するなどである。兵士たちには全く戦闘力がなく、この種の根深く頑固な官僚主義はほとんど極限にまで達し、もし将校たちが捕虜にされたら、彼と共に捕虜にされた兵士はまだ彼の足を洗ってやり、継続して仕える必要があり、等級観念は非常に深刻である。武器購入の中での汚職行為はほとんど至る所にあり、その主戦武器であるスホーイ-30MKI、T-90戦車、ラファールの購入を含めてであり、その中の汚職はすでにインドメディアによって無数の回数で暴露が行われている。だが、これでもインドの官僚主義のもたらす腐敗問題を改変することはできない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インド首相、次回の選挙に参加へ」)

強大に見えるインドは、パキスタンの面前では水ぶくれした相手に変わる。勝利が望める可能性は非常に低い。何故ならインドが改変を必要とするものがあまりにも多いからである。こうした根深く頑固な問題は、短時間で解決できるものではなく、逆にインドの政治家はインド・パキスタン衝突を不断に利用してすでに目的を達成しており、何を言っても無駄なのである。(作者の署名:軍情解析)


 しかし元々同じ国から分裂したパキスタンには類似の深刻な問題はないんですかね。

3月20日

 ロシア海軍関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-03-11/doc-ihrfqzkc2901895.shtml


ロシアの新型駆逐艦の排水量は2隻の055大型駆逐艦に相当 原子力動力を採用へ

ソ連の遺産を継承したロシアの骨の中からは依然ソ連時代の建造スタイルが漏れ出ており、大型艦船と船舶用原子力動力システムを特別好む。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像は空母と巡洋艦の結合」)

最近伝えられた情報は、ロシアが23560型駆逐艦の建造を計画していることをはっきり示している。原子力動力駆動を採用し、、排水量も1.9万トンまで増大する。満載排水量はあるいは2万トンを超えるかもしれず、2020年に建造を開始する計画である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像の掲載は衛星通信社」)

現在の最新型「アーレイ・バーク」DDG-122駆逐艦の満載排水量は1万トンに満たず、9558トンである。このことから、ロシアが建造を計画する23560型ミサイル駆逐艦の満載排水量は2隻の「アーレイ・バーク」級駆逐艦を超えることになるだろうことが見て取れる。一方055大型駆逐艦は、排水量がアーレイ・バーク級駆逐艦に比べやや大きく、標準排水量は1.1万トンで、23560型駆逐艦やはり2隻の055大型駆逐艦に近いことになる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像はアーレイ・バーク級駆逐艦のミサイル発射」)

ロシアは何故大型艦船をひどく好むのだろうか。これにはさらにソ連時代に建造された大型艦船から語り起こさねばならない。ソ連時代は大型地面効果飛行機「カスピ海の怪物」が製造されただけでなく、さらに排水量4.6万トンのスーパー原潜も建造され、大型艦船も大きなトン数を目指した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像はカスピ海の怪物のミサイル発射」)

第二次世界大戦終結後ほどなく、ソ連はすぐに「スベルドロフ」級巡洋艦を建造し、満載排水量は1.8万トン近かったが、1989年にはすでに全部退役した。より大きな排水量の1144型巡洋艦は、排水量がさらに2万トン前後を徘徊した。1144型の旗艦であるピョートル大帝号巡洋艦は、満載排水量がさらに2.5万トンに達した。

ピョートル大帝号巡洋艦は排水量が大きいだけではなく、しかも火力が強大で、各種ミサイルを配備すること400発を超え、海上の武器庫艦と称するに堪えた。同時に世界で唯一の排水量が2万トンを超える、原子力動力を使用する現役ミサイル駆逐艦でもあった。この艦は1998年に就役し、現在依然ロシア海軍の旗艦で、総合作戦能力が強大である。このため、ロシアはソ連が建造したこの火力が強大な大型艦船に対し心から愛しているのである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像はピョートル大帝号原子力動力巡洋艦」)

まさにこのため、この種の火力強大な武器庫艦を継続するため、ロシアは将来建造する23560型駆逐艦の排水量も2万トンに達し、同時に総合作戦能力が強い必要があると希望するのである。

知られるところによれば、この艦は128発の対空ミサイル、60発の対艦巡航ミサイル、16発の対潜ミサイルなどを配備することができる。防御システムはS-500「プロメテウス」遠距離対空ミサイルシステムと「鎧甲-S1」、そしてS-350「勇士」対空ミサイルシステムを配備することになるだろう。同時にこの艦はさらに例えば「クラブ」巡航ミサイル、新型の「ジルコン」極超音速対艦ミサイル、改良型「ナイフ」極超音速巡航ミサイルなどを配備し、火力は強大なものになる。極めて強い防空、対艦、対潜能力を具備し、全能型の総合作戦水上艦艇であり、この世の全て何でもできる、と言うべきである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像は23560型駆逐艦の模型」)

ソ連時代は船を大きく作っただけではなく、かつ船舶の原子力動力も同様に大いに好み、例えば大型砕氷船を研究開発し、いずれも原子力動力駆動を採用した。今ロシアは依然5隻の世界にまたとない原子力動力砕氷船を持ち、このうち4隻の原子力動力砕氷船は主に北方航路の砕氷に用いている。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像は北極号砕氷船」)

現在ロシア最新型の22220-LK60「北極」号砕氷船は、排水量が3.3万トンに達し、やはり原子力動力駆動である。同一型の「シベリア」号は今年引き渡され使用される見込みであり、一方「ウラル」号原子力動力砕氷船は2020年に引き渡され使用される見込みである。こうした大型砕氷船はいずれも原子力動力駆動を採用している。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像は砕氷作業を行いつつある原子力動力砕氷船」)

このことから、ソ連の思想を継承したロシアは、ソ連の造船工業を完備された形で継承してはいないが、その設計理念はやはりある程度継承していることが見て取れる。完全の建造方面で依然小さくない優勢を持つ。現在見たところ、ロシアは砕氷船が使用する原子力動力システムをそのまま用いる可能性が高い。このため、資金さえ充足していれば、ロシアの23560型駆逐艦建造は可能となる。(作者の署名:未来天際線)


 「資金さえ充足していれば」ってそこが一番の問題でしょうけどね。ただ大型空母よりは実現の可能性が高いのでは。

3月21日

 日本関連です。

http://dy.163.com/v2/article/detail/EAAS6PTF051597ER.html


射程50kmの空母キラー? 日本の新式超音速対艦ミサイルは短足

ここ十年近く以来、アジア太平洋地域に超音速対艦ミサイルの軍備競争が沸き起こっている。何カ国の主要国あるいは地域は次々に自主研究開発あるいは対外購入した超音速対艦ミサイルを登場させている。例えばインドには三軍汎用のブラームスミサイルがあり、これはロシアの縞瑪瑙超音速対艦ミサイルを基礎に研究開発したもので、高空からの射程は300kmに達し、速度はマッハ2.5である。一方中国は同時に6種の超音速ミサイルを開発および購入した。

日本も当然その後にいることに甘んじることはできない。2002年から始まり、日本は何度もロケットエンジン、ラムジェットエンジンおよび両者混合動力の極超音速飛行体の発射試験を行い、まだ決して高速対艦ミサイルを作ったとは明言していないが、国際的な軍事分析の同業者たちはすでに日本が超音速の空中発射ミサイルを密かに研究開発したと断定している。XASM-3ミサイルは2010年に正式に研究開発され、日本は2018年前後にこのミサイルを装備することを計画していた。だが現在に至るまで、XASM-3ミサイルはF-2戦闘機上で初の空中試射を行っただけで、進度は顕著に立ち後れている。

XASM-3ミサイルが正式に研究開発された時は、まさに中国空母の遼寧艦が建造され就役する段階だったため、このマッハ3の対艦ミサイルを「空母キラー」と称する日本メディアが出る結果をもたらした。実際にはXASM-3は射程が非常に短い対艦ミサイルで、海をかすめるような飛行の距離は50kmあまりしかなく、「空母キラー」とは呼べない。近年来中国海軍はの発展は異常な速さで、このことは日本を非常に不安にさせ、いくつかの「切り札」クラスの武器を極力開発して対応するしかなく、XASM-3超音速対艦ミサイルはまさにそのような武器の1つである。日本はこのミサイルを用いてASM-1、ASM-2という2種の対艦ミサイルに取って代わらせ、未来の日本の航空自衛隊の主力対艦ミサイルとする計画である。

XASM-3ミサイルの最大速度はマッハ3を超え、世界平均水準にあるが、その射程はそれにもかかわらず「むごたらしくて見ていられない」で、ある資料は、XASM-3は全過程海をかすめる飛行模式を採用した時、射程が55km前後しかないことを明らかにしている。もし高空巡航、末端超低空飛行を採用した時でも、射程はおよそ200km前後である。一方中国の鷹撃-12超音速対艦ミサイルの最大射程は400kmを超え、最大飛行速度はマッハ4を超え、防御突破、損傷能力いずれもXASM-3をはるかに超える。ならば、一体何が日本の航空自衛隊の未来の対艦武器の性能が「立ち後れる」結果をもたらしたのだろうか? 答えは他ならぬ搭載機である。

現在日本の航空自衛隊の対艦ミサイルの主要な搭載機はF-2戦闘機である。F-2戦闘機は単発中型戦闘機でしかなく、搭載能力は比較的限られている。最多で4発のXASM-3しか搭載できないとされ、もし遠距離作戦を継続して行い、複数のサブタンクを搭載する必要がある時には、F-2戦闘機の搭載数は2発まで減少する。このためXASM-3ミサイルの寸法と重量は研究開発当初からもう顕著な制限を受け、このことは当然XASM-3の性能が低めな結果をもたらした。日本の航空自衛隊は現在200機あまりのF-15J大型戦闘機を持ち、XASM-3の極めて良い搭載プラットフォームであるかのようだが、当初アメリカはこうしたF-15J戦闘機の性能に対し去勢を行い、空戦能力のみ留保した。対地対艦攻撃能力はいずれも削減を受け、日本が後にF-2戦闘機を研究開発するしかない結果をもたらした。

日本がアメリカから導入するF-35Aステルス戦闘機もXASM-3の優秀な搭載プラットフォームになれるようだが、実際にはやはり問題が多々あり、XASM-3ミサイルの本体の全長は6mを超え、一方F-35Aの弾薬コンパートメントの長さは3.8mしかなく、機体腹部の弾薬コンパートメント内に詰め込めることはあまりありそうにない。翼の下の搭載を採用すればしたでF-35Aのステルス作戦能力に影響するだろう。

まとめると、F-35Aは顕著な妥協の性質を帯びたミサイルで、主要な設計思想は基本性能を保持する前提の下でできる限りミサイルの体積と重量を縮小することであり、これは中型戦闘機でも軽々と搭載できるようにさせるために他ならない。長期的に見ても日本は明らかに爆撃機など大型実戦機を装備することは不可能で、このためXASM-3は犠牲を払うことが必須であり、このことは最終的にXASM-3が遺憾に満ちたものになる結果をももたらした。

比較すると、中国の鷹撃-12ミサイルにはこの種の煩悩は存在せず、中国は轟-6M、殲-16、殲轟-7Aといった何種かの大型実戦機を装備しており、こうした実戦機は全く圧力なく多数の鷹撃-12ミサイルを搭載することができる。例えば外界は轟-6Mは最多で同時に7発の鷹撃-12ミサイルを搭載できると考えており、このことは日本を羨ましがらせて止まないと信じる。日本のXASM-3の「悲劇」は、日本が軍事力発展において多方面で制限を受ける国であり、武器装備の開発が非常に多くの政治問題の挑戦に直面するからとしか説明できない。


 まあ現実にある制限の中で最善のことをするしかないわけですからね。

3月22日

 インド・パキスタン空戦関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-03-15/doc-ihrfqzkc4061535.shtml


インドの高級将校:ラファール戦闘機が就役したらパキスタンの半分のF-16を撃墜できる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ラファール」)

インド野党指導者はインド空軍が2016年に協定を締結し、87億アメリカドルの交易をもって36機の「ラファール」戦闘機を購入したことに対し大いに不満で、その中にはきっと腐敗があり、平均単価は2.5億アメリカドル近く、2機のF-35の価格に相当する、と称している。

だがインド元空軍参謀長のプーニーは、もしインドに一定数のラファール戦闘機があって使用に供することができたら、それらは本来先月の空戦の中でインド空軍を助けて少なくとも半分の遭遇したパキスタン戦闘機を破壊できたはずだった、とした。

この24機のパキスタン戦闘機の目標はインドのスリナガル基地襲撃だった。もしインドに当時ラファール戦闘機があれば、インド空軍は少なくとも12機を破壊しただろう。プーニーはラファール戦闘機はインド空軍の士気を鼓舞することになる、と語る。

今週のやや早い時期、インド政府は、「インド教徒報」が掲載した「ラファール」交易に関する文書は深刻な秘密漏洩で、供給商の協定の条文に違反しているだけでなく、さらに国家の安全に損害を与えている、と言明した。

インド政府は、文書の中に添付されたファイルはデリケートな情報を包含し、これには飛行機の作戦能力に関係する情報が含まれる、と言明している。こうしたファイルはその後「インド教徒報」を含むメディア機構によって査閲および発表された。

ラファールVS F-16:どちらの戦闘機が混戦で勝利するか?

この元参謀長だけでなく、多くのインド高官が揃ってこの視点である。モーディーも公然と、もしラファールの準備が整っていたら、と語り、大いに損をしたと暗示している。

だがインドの第1機目のラファール戦闘機は9月までに到着することになっており、飛行員はフランスで養成訓練中である。

このことは問題を引き起こす:「ラファール」は本当にそんなに良いのか?

「ラファール」戦闘機はダッソー航空社によって製造され、双発ジェット式戦闘機で、空母上で操作でき、陸上基地でも操作できる。一方F-16戦闘機はロッキード・マーティン社が生産する第4世代単発超音速多用途戦闘機である。現在およそ3000機のF-16が25カ国で就役している。

どちらの飛行機が優性を持つだろうか?

ならば、対峙の中でどちらの飛行機が優勢を有するだろうか? パキスタンのF-16かそれともインドのラファール戦闘機か? 我々はちょっとデータを比較してみよう。

ドッグファイトの中では、先に手を下した者が強者であり優勢を占める。これには主に双方のレーダーのうちどちらが良いかを見る必要がある。F-16最新版は本来すでにF-22やF-35由来の技術を集成してあり、これにはアクティブ電子APG-83フェイズドアレイレーダーが含まれ、F-16のために第5世代戦闘機のレーダーの能力を提供している。それは120kmの範囲内の敵を探知計測でき、その最大交戦距離は20の目標、射程84kmである。だがパキスタンのF-16は初期のAB型で、しかもさらに中古品であり、パキスタンによって家宝視されている。

「ラファール」は4つのカギとなる重要技術を装備している。すなわち、

1, 多方向レーダー。100km以上の範囲内で40の目標が同時に探知計測できる。

2, パッシブ赤外線光電子偵察設備。非常に正確な光学カメラである。

3, 識別装置:巨大なデジタルカメラで、高速で撮影でき、精度は10cmである。

4, 最後にさらに強大な電子戦システムがあり、敵のレーダー信号を妨害あるいは反妨害でき、ミサイル接近警告を発し、かつデコイ信号を発し、もって敵のミサイルがラファールに接近しすぎるのを防ぐ。

どちらの機に優勢があるか?

最新バージョンのF-16とラファールは互角のはずである。当然ラファールは双発中型戦闘機、F-16は単発で、ラファールがやや強いと語る人がいるだろう。だがF-16は全世界の多くの国に装備され、実戦経験が非常に豊富で、ラファールは実戦の試練が欠乏している。

このため、ごくはっきりと、ラファールとF-16の間の非常に苦しい戦闘では、顕著な勝者が存在することはやや困難と予測される。勝利はさらに飛行員の技術で決まる。ならば、あなたはどちらがこの戦闘で勝利するとかんがえるだろうか? 事実に決定させようではないか。(作者の署名:蜀中行講武堂)


 中国の一般的論調としてはパキスタンの飛行員の錬度は高く、インドのそれは低いというものですが。

3月23日

 インド・パキスタン空戦関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-03-19/doc-ihrfqzkc5016821.shtml


インドのミグ-21の悲劇:中距離ミサイルを搭載して出撃したにもかかわらず梟竜の近距離ミサイルに撃墜される

今までにインド・パキスタン空戦はすでに1ヶ月近くが過ぎ去ろうとしており、結果が出た後、一切全てに改変がないようだということが発見されている。パキスタン空軍は依然好戦的で、1機のミグ-21と1機のスホーイ-30戦闘機を撃墜したとしている。だが遺憾なのは、パキスタン国内で単に1機のミグ-21の残骸だけが発見されたことである。だがパキスタンサイドはインドのスホーイ-30MKI戦闘機がインド国内に墜落損壊したと言明する。さらなる一歩の実証を得る方法はない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「パキスタンサイドの梟竜戦闘機の飛行員の肩章にはミグ-21とスホーイ-30の撃墜記録がある」)

一部の人は梟竜戦闘機がインドのミグ-21bisを撃墜したのは第3世代機が第2世代機をひどい目に合わせたのであって、赤子の手をひねるようなものであり、朝飯前のことだと考える。カタログデータから語れば、第3世代機は第2世代機に対し航空電子と機動性いずれの上にも相当な優勢があり、第2世代機に勝ったのは正常な現象である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「これこそインド空軍の侵入したミグ-21の残骸である」)

だが、空戦は非常に複雑なもので、決して第3世代機がずっと勝て、第2世代機が負けを認めるしかないわけではない。パキスタンサイドは最近ミグ-21bisの残骸を展示したが、その中からはこれが航空電子と武器の大改造を経たミグ-21で、威力は非凡なことが分かる!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「これこそパキスタン空軍が展示したインドのミグ-21の武器:R73ミサイルおよびR77ミサイルである!」)

パキスタン空軍が展示したインドのミグ-21戦闘機の残骸の中には、さらにいくつかの驚くべき武器があった:これこそヘルメット照準具を配備したR73と中距離空対空ミサイルのR77で、このうちR73ミサイルの指標は梟竜戦闘機が搭載する霹靂5Eに比べより良く、離軸角がより大きく、目標捕捉能力はより強く、過負荷がより強く、2〜3km内でもしロックオンされたら、飛行機の機動性に頼って離脱するのは非常に難しい!

一方R77ミサイルは中距離空対空ミサイルで、最大射程は70〜80km、単にミサイルのアクティブレーダー誘導弾頭に頼って、20km内で梟竜戦闘機が直接捕捉でき、これは中国がパキスタンに輸出したSD-10Aミサイルの指標に似ており、ミグ-21bisの新たなレーダーとコンビネーションすれば、30km離れてミサイルが発射でき、梟竜戦闘機に対し深刻な脅威を形成することができる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシアがインドに向け提供したミグ-21魔改造方案は、簡単に言えばミグ-29の武器をロシアがインドに向け提供したミグ-21に運び込んで使うというものである」)

パキスタン空軍が展示した残骸から見ても分かるが、梟竜戦闘機は間違いなくミグ-21戦闘機の後方から霹靂-5Eミサイルを発射して目標に命中させており、ここで問題が起きる。何故インドのミグ-21は中距離ミサイルを搭載していたにもかかわらずパキスタン飛行員によって後ろにつかれ、一撃で仕留められたのだろうか?

この種の事情は、狙撃手が敵に背後につかれてナイフで殺されたのによく似ており、非常に滑稽である!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「梟竜戦闘機の正常な探知計測距離は105km、下視距離は85kmで、これこそ圧倒的優勢である」)

これはあるいはその功をインド空軍の体系の問題に帰する必要があるかもしれない。彼らの早期警戒機から戦闘機までのレーダーには全てある欠陥があり、これはレーダーの低空目標に対する探知計測性能が比較的劣ることに他ならない。

インド・パキスタンの交戦空域は高原地帯に位置し、山脈が縦横に走り、隠蔽に特別に利し、この種の地形の下では、レーダーの濾波能力が低下した飛行機は、容易に敵サイドの奇襲に遭い、敵機を発見できず、どんなに良いミサイルも無駄で、空しく死を待つしかない! (作者の署名:大水)

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「梟竜戦闘機はあえて近接格闘したがレーダーの性能の優勢は1つの重要な頼りだった」)


 単なる旧式戦闘機と見るのは間違いだというわけですね。まあこれはそれを倒した梟竜は凄いという方向にもっていくための論調でもあるんでしょうけど。

3月24日

 インド・パキスタン空戦関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-03-19/doc-ihsxncvh3659492.shtml


インド最強戦闘機は何故パキスタン軍を迎え撃たなかったのか? 実は大修理工場が足を引っ張った

3月18日、新インド速報が明るみに出した:インドの大量のスホーイ-30MKI戦闘機は工場に閉じ込められ、作戦に出動することはできない!

原因は何と悪名高いインドスタン航空会社が、15の大修理ポジションを持ち、1年経ったにもかかわらず10機のスホーイ-30MKIしか大修理していないことだった。

インドとパキスタンは最近カシミールで衝突し、一触即発で、インドの手中で最も先進的なスホーイ-30MKI戦闘機はそれにもかかわらず大量に大修理作業によってインドスタン工場内に閉じ込められており、インドスタンというこのすでに多くの深刻な安全問題をもたらしている会社の専業の程度を人に疑わせる!

最も可笑しいのは、インドスタンは15本の大修理ラインを持つが、去年何とたった10機の飛行機を維持修理しただけだったことである。

当初インドスタン航空社は、インドの戦闘機の大修理を完成させる時間は14ヶ月であると言明した。しかしインドスタンはそれにもかかわらず22ヶ月を費やすことを要してやっと完成できるとし、現在甚だしきに至ってはこのすでに深刻に遅延した目標にも到達できず、実際上およそ27ヶ月の時間を必要として1機のスホーイ-30MKIを大修理/維持保護している。

このことはインドの最も重要な戦闘機のまずい事実に関係し、メディアの報道後水面に浮上した。この前、インド空軍は何度もスホーイ-30MKI戦闘機はパキスタン空軍を圧倒できると言明していた。だが最近のインド・パキスタン衝突の中で、インドの1機の古いミグ-21bis改良型戦闘機がパキスタンサイドによって撃墜され、飛行員は捕虜にされ、インド国内世論に普遍的にインド空軍はこの最も重要なカギたる戦線に手中の戦闘機力量を有効に配備できていないと考えさせている。

実際上、インド空軍の現在最も先進的な戦闘機スホーイ-30MKIはインド・パキスタンの前線に全く配備されていない。総数が200機を超えるこの戦闘機は全部がカシミール地域を遠く離れたインド奥地の基地に位置し、多くはニューデリー近くに配備され、カシミール地域で衝突が発生した時遅れず到達することはできない。

もしインドがこうした戦闘機の移動を企図しても、消息筋の人物の言によれば、20機を超えるスホーイ-30MKI戦闘機はインドスタン航空社で大修理を行いつつあり、それらは全部戦闘に投入することができない。

表面的に視ると、20機のスホーイ-30MKIは200機を超えるその総数に比べると、ごく小さな一部分でしかないようだが、インド空軍がカシミール地域以外の地域の防空作戦の需要を考慮する必要があることを考慮すれば(頑住吉注:「考慮」の重複は原文通りです)、あらゆる用いることのできるスホーイ-30MKIを移動させることは不可能で、さらに日常の維持保護が大修理にないこの戦闘機を参戦できなくさせる可能性をさらに加えると、インドスタン航空社の遅延は実際上スホーイ-30MKIの威嚇力、実際の応用に対し極めて大きなネガティブな作用を生じさせていることが見て取れる。

ここ何ヶ月か以来のインド空軍の故障による墜落での機の損失にかんがみれば、この大修理加速の努力は重要な意義を持つ。今年、インド空軍の戦いに出られる戦闘機中隊の数は42から30にまで減少し、迅速な増加が切迫して必要とされている。

インド国防省の消息筋の人物も不満を表明しており、メディアに向けこの問題は深刻な性質のものだと強調し、かつ「努力してこの問題の非常に大きな影響を補い、すでに救済措置を採っている。」と語っている。

消息筋の人物は補充し、「インドスタンは15の大修理/維持保護ポジションを持つが、それはこの既定の任務を完成させることができず、このためインド空軍維持修理部門はすでに10の枠外の作業ポジションを建立し、時間の損失を補っている。」と語った。

インドスタン方面の消息筋の人物は、現在の社の目標は今後2年内に大修理/維持保護の時間を22ヶ月にまで短縮し、しかる後に政府と軍の協力の下に大修理/維持保護の時間を15ヶ月にまで短縮することである、としている。

それぞれのインド空軍戦闘機はインドスタン工場で大修理と維持保護を行う必要がある。スホーイ戦闘機を例にすると、それらは1200時間の飛行を終えた後で大修理を行う。インド空軍固定翼機とヘリの小型大修理作業は、戦闘単位一級が行っている。(作者の署名:空中世界加特林)


 パキスタンサイドはスホーイ-30MKIを1機撃墜したと称しているようですが、ちょっと疑わしいですね。


























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