コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその320

4月13日

 日本のF-35墜落事故関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-04-10/doc-ihvhiqax1510130.shtml


日本のF-35墜落損壊の三大疑問点は夜間航行の錯覚を指し示す 飛行員はあるいは直接海に突っ込んだか

日本の航空自衛隊の発表によれば、現地時間4月9日夜7時30分前後、1機のF-35A戦闘機が青森県付近の海域でレーダー上から突然消失し、今に至るもまだ連絡が取れていない。第2日目の朝、日本方面は海岸からの距離135kmのところで失踪した戦闘機の尾部の残骸を発見しかつサルベージしたことを確認した。ここに至り、この失踪したF-35Aはすでに墜落損壊したと確認されたが、飛行員は依然行方不明状態にある。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「今回墜落損壊した日本のF-35Aの画像。機体のコードナンバーはAX-5/79-8705」)

今回の日本のF-35A墜落損壊は、東アジア地域だけでなく、全アジア地域で初めて起きたステルス戦闘機の墜落事故で、極めて大きな関心を引き起こしている。現在日本方面が対外的に発表している情報はごく限られ、事故原因の推測はまだ時期尚早だが、それでも3つの疑問点に気付く。1つ目は戦闘機が直接レーダー上から消失したことで、いかなる救助を求めるあるいは警報のシグナルもキャッチされていない。2つ目は現在になっても飛行員の行方が捜し出されていないこと。3つ目は飛行機の墜落地点がなお未確認で、主要な残骸も探し当てられていないこと。飛行訓練中は各種各様の危険な状況に遭遇するだろうが、もし救助を求める信号さえ発していないとすれば、きっと非常に突然の状況で、ならば事故原因の範囲は非常に大きく縮小し、主に三つの方面の可能性がある。

まずは致命的な技術上の故障である。例えば飛行コントロールシステム内の某ソフトウェアの欠陥で、ならばこのバグは非常に深く隠されており、しかも必ずや全世界のF-35機隊に対し非常に大きな影響をもたらすと言うことができる。何故ならF-35は全世界ですでに累計で20万時間近い安全に飛行をしており、去年アメリカ本土で1機のF-35B垂直短距離発着型が墜落損壊事故を発生させたことがあるだけだからである。だがこの時飛行員は成功裏に脱出している。冷静に論じて、F-35の核心技術はすでに充分に成熟し、この種の欠陥があることはあまりありそうにない。墜落損壊したこの機は日本自ら組み立てを行った第1機目のF-35Aで、2017年に三菱重工小牧南工場で総組み立てされて生産ラインを降り、コードナンバーはAX-5/79-8705で、機齢は非常に若く、致命的な製造の欠陥があったこともあまりありそうにないようである。

だがやはりその他の技術上の故障の可能性はあり、例えばF-22が酸素制御システム方面の欠陥でかつて飛行員の酸欠失神がもたらされて機が壊れ人が死亡したようにである。最近元々あった分子篩酸素制御システムは完全に放棄されて「治療」され、射出座席後部に2つの緑色の酸素ボンベが縛り付けられ、簡単粗暴に酸欠の問題は解決された。F-35も近年来酸素制御システムの欠陥の噂があったが、米軍は調査後決して致命的なものになる可能性は決してないことを確認した。どうであろうと、日本の航空自衛隊の残る12機のF-35Aはすでに全部飛行停止になり、全面的な技術検査を待っている。

次に、空中でバードストライク、機同士の衝突など意外な状況に遭遇した、というもの。事故発生当時4機のF-35Aは三沢基地以東海域で夜間戦術飛行訓練を行っていた。だがステルス戦闘機が密集した編隊飛行を行うことはごく少ない。しかもアメリカのロッキード・マーティン社がその後に発表した状況によれば、その他の飛行機が損傷を受けたことはないはずで、このためひとまず機同士の衝突の可能性は排除できる。一方もしバードストライクならば、飛行員は一般に僚機あるいは基地に向けたとえ数秒間でも緊急連絡する。だが今回はいかなる救援の求めもキャッチされていない。飛行高度が極めて低く、バードストライク後瞬間的に海中に落ちたか、大形の鳥が直接キャノピーを突き破り、飛行員を直接意識不明にしたかだが、この二種の可能性はいずれも比較的低く、残骸を探し出した後になってやっと確認できるのを待つしかない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「夜はステルス戦闘機の最も良い偽装」)

最後にあり得るのは飛行員個人的要素がもたらしたというもので、例えば操縦ミスで海にぶつかった、飛行中の錯覚などである。日本の航空自衛隊の官僚体制という原因ゆえに、第4世代機への換装の時に依然大規模に編成の改修をしたがらず、ゆえに淘汰を必要とするF-4EJ「ファントムII」部隊の中に直接第302中隊を成立させ、現役のF-15JおよびF-2に対し避けがたく人事異動が発生した。このことがある結果をもたらし、今回行方不明になったF-35Aの操縦員はすでに40歳で、F-4EJから改装訓練して直接F-35Aの飛行資質を取得した。機械操作コントロールの第2世代機から、全フライバイワイヤ操作コントロールの第4世代機に直接変更して飛べば、操縦の習慣は全く異なり、技術の飛躍度は非常に大きい。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「F-35と日本のF-15J、F-2の編隊訓練」)

このような飛行員の選抜方式は実は非常に不合理で、第2世代複座機に慣れた古い飛行員が単座第4世代ステルス機の技術理念を真に受け入れることは非常に難しい。このため、飛行員は訓練の上で充分に全面的でなかった可能性が高く、操縦ミスの可能性は低くない。F-35Aは1枚の超大型液晶スクリーンで、加えて夜間海上訓練は本来地形の参照物が欠乏し、特にこの古い飛行員はまだ改装適応性訓練段階にあり、天地が逆転する飛行の錯覚をより生じさせやすかった。もし本当に飛行員の錯覚ゆえに墜落損壊したのならば、飛行員は射出による脱出が全く不可能で、直接飛行機と共に海面上に叩きつけられ、生還の可能性は全くないだろう。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「F-4EJ(左)とF-35(右)コックピットの対比。技術の飛躍度は極めて大きい」)

現在、アメリカと日本はすでに大量の軍民用船舶、飛行機を出動させ、捜索救援を展開している。最新情報は、事故海域の深度が1000m以上で、海流環境が非常に複雑で、ソナー捜索位置決定の難度が極めて高いとしている。もし残骸を発見しても、海に墜落した時に完全に解体し、粉々になり、至る所に散らばって落ち、サルベージは非常に大きな問題となるかもしれず、何ヶ月の長い時間が費やされる可能性さえある。あるいは残骸が水から引き揚げられるのを待ってやっと真相を知り得るしかないかもしれず、とりあえずは刮目して待とうではないか。(作者の署名:妹子楊)


 救援は求めていませんが「訓練中止」を発信しているようなので衝突等は考えにくく、致命的ではないと考えたものの異変を感じたわけですから操縦ミスも比較的可能性が低い気がします。

4月14日

 昨日に続きこのテーマですが別の切り口です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-04-11/doc-ihvhiewr4840761.shtml


日本のF-35墜落損壊の背後:4機の夜間訓練に入れる力の度合いは大きい 唯一の理由は殲-20がすでに夜戦可能なこと

4月9日夜7時30分前後、1機の航空自衛隊のF-35Aステルス戦闘機が夜間航行訓練中失踪し、実証をまだ経ていない情報が言うところによれば、この機はすでに墜落損壊した可能性が高く、これはF-35A戦闘機のアメリカ国外での初めての墜落となる。

戦闘機の事故自体に比べ、この事故の背後から漏れ出てくる寒さはそれにもかかわらずさらに筆者に関心を持たせる。何故なら日本メディアが言うところによれば、この事故を起こしたF-35A戦闘機は4機編隊の中の1機で、ならば日本の航空自衛隊がすでにステルス戦闘機の4機編隊夜間航行訓練を展開していることを意味している。このことはF-35A戦闘機ができる限り早く全面的戦闘力を生成することに対し日本人がどんなに切迫感を持っているかを説明している!

日本はF-35A戦闘機を未来の主力戦闘機とし、かつこのために自らの生産組み立てラインを建立済みで、まさにこの連合戦闘攻撃機に頼ってアジア太平洋地域の航空の覇権を争奪し得ることを希望している。しかし、天空を制覇しようとすれば、日本のF-35A戦闘機はそれにもかかわらず中国の殲-20大型ステルス戦闘機の王者たる地位に挑戦する必要がある。購入したF-35A戦闘機に比べ、殲-20戦闘機は中国純国産戦闘機のため、生産でも戦闘力の生成でも、F-35A戦闘機に勝っている。

夜間航行訓練を例にすると、2018年時点で、中国空軍はもう殲ー20戦闘機部隊の夜間航行訓練の動画を公開しており、この角度から見て、殲-20の夜間航行能力の生成は日本のF-35A戦闘機より早かっただろう。何故なら今回事故を起こした三沢基地のF-35A戦闘機は今年やっと配備を開始したからで、こうしたF-4EJ「ファントム」第3世代戦闘機しか操縦したことのない日本の飛行員が、第5世代ステルス戦闘機の操縦を学び会得しようとすればまださらなる一歩の努力を必要とし、このため現在まだ戦闘力生成の段階にある。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像:去年殲-20戦闘機はすでに夜間航行訓練を行っており、三沢基地のF-35Aたちに比べずっと早かっただろう。」)

殲-20戦闘機は我が国により自主設計、研究開発された単座、双発大型ステルス第5世代戦闘機で、2017年3月に正式に就役した後不断に戦闘訓練に入れる力の度合いを強化している。しかもこの機は中国国産のため、装備量も着実に増加しており、このことはこれと対面する日本の航空自衛隊に対する圧力が山のごとく大きい! この中国空軍現役軍用機の中で性能が最も先進的で、戦闘力が最強の戦闘機は、アメリカのステルス実戦機の上での「一人勝ち」の構造を打破し、中国が世界で第2のステルス戦闘機を自主設計、生産および製造できる国となったことを象徴的に示しており、同時に中国空軍が大国の空軍から強国の空軍に向け大きく足を踏み出したことを意味している。

ステルス戦闘機時代に落伍しないため、日本はF-35A戦闘機の装備を選択した。F-35A戦闘機の現在の多用途性は殲-20戦闘機より強いだろうと言うべきであり、より多くの対地、対艦攻撃任務が執行できる。だが多用途性はいくつかの時に空戦の伝統的領域において殲-20より弱いだろうことをも意味しており、結局のところ殲-20はアメリカのF-22戦闘機を照準してできた先進的な制空戦闘機なのである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像:我が軍の夜間航行する殲-20戦闘機」)

ステルス機にとって、夜はその天性の盟友である!

世界初の実用型ステルス実戦機であるF-117のあだ名は「ナイトホーク」だった。何故ならステルス実戦機はレーダーに対してはステルスだが、決して可視光ステルスを意味していないからである。白昼の作戦では依然として目視条件下で発見される可能性が出現するかもしれず、ひとたび視距離内空戦に入れば、ステルス戦闘機と伝統的な制空戦闘機の間の隔たりは決してそんなに乗り越えられないものではなくなる。

ステルス戦闘機の優勢の最大化を保証するため、夜間作戦は必要不可欠で、しかも戦争は往々にして夜間あるいは早朝に開始される。第一波攻撃の主力たるステルス戦闘機の飛行員たちは夜戦を学び習得することが必須である。このため、中国の殲-20戦闘機の夜戦能力生成は日本の航空自衛隊の同業者たちに極めて大きな圧力をもたらし、だからこそ時間を惜しんで追い、高頻度の夜間航行訓練を開始したのである。

これに対し我々も軽視してはならず、夜間作戦の戦術戦法の研究を強化し、継続して夜戦の優勢の在処を保持する必要がある! (作者の署名:虹摂庫爾斯克)

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像:F-117の年代に始まり、夜はステルス機の天然の盟友である。」)


 F-35が「体系全体」の中で殲ー20より空戦に弱いとは決まっていませんし、アジアで最強の戦闘機の地位は少なくとも現時点ではアジアに配備されたF-22のものでしょう。

4月15日

 今日もこのテーマの記事です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-04-10/doc-ihvhiqax1531955.shtml


日本が組み立てたF-35には長期にわたり欠陥が存在 工場を出て2年でまだ機関砲が使えない

4月9日午後7時30分前後、1機の三沢基地から来た日本の航空自衛隊302飛行隊のF-35Aがその他3機の同型機とチームを分けての攻防科目訓練を行っていた時に原因不明の事故が突発し、地上のレーダーの記録によれば事故を起こした戦闘機は青森県三沢市以東方向に向け135km前後飛行した後で突然姿が消え、地上と空中の通信も同時に中断した。戦闘機の機種がデリケートなため、日本の自衛隊方面はいい加減には扱わず、直ちにU-125およびUH-60J捜索救援機を含む多機種の飛行機を出動させ事故の起きた地点に行って捜索させ、その後海上自衛隊もP-3C海上哨戒機やSH-60J捜索救援機、およびおおよど号(DE-231)、ちくま号(DE-223)およびはまぎり号(DD-155)護衛艦を行かせて協力援助した。同時に米軍もグアム島の基地から1機のスナイパー照準吊り下げポッドを搭載したB-52H爆撃機を行かせて捜索に協力援助した。

(頑住吉注:「8701」)

事件勃発後、数時間内自衛隊が戦闘機の残骸を探し当てられなかったため、日本国内メディアが各種の推測を開始する結果をもたらし、特に航空自衛官が機を操縦し反乱逃亡したとの説が一度日本国内ネット民の熱烈な討論を引き起こした(頑住吉注:私は全く見てないですし考えられないと思いますが)。だが当日の夜11時10分前後になって、航空自衛隊救難連隊秋田救難隊から来たUH-60J捜索救援機が事故発生地点の海面付近で浮遊する機体の残骸を発見し、38分後、海上自衛隊のちくま号護衛艦も機体の残骸を発見し、ここに至り失踪した戦闘機がすでに墜落損壊したことが基本的に確認できた。日本の防衛大臣も10日午前に対外的に公告を発布し、戦闘機の墜落損壊を確認した。その後明らかにされた詳細な資料を根拠にして見ると、墜落損壊したこのF-35Aは身分にまだいささか特殊性があり、その部隊コードナンバーは79-8705、生産コードナンバーはAX-5で、日本の名古屋に位置する三菱重工小牧南FACO(総組み立て試験工場)が組み立てた最初のF-35Aだった。それは2017年6月5日に生産ラインを降り、13日に初飛行を完成させ、かつ今年3月29日に中隊のその他のF-35Aと共に初歩的作戦能力を形成した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「事故を起こした8705」)

機の墜落発生前、日本の航空自衛隊が受領し装備したF-35Aは全部で13機あり、このうち最初の4機(部隊コードナンバー8701〜8704、生産コードナンバーAX-1〜AX-4)はロッキード・マーティン社がテキサス州フォートワースに位置する工場で生産したもので、それらは2016年8月24日から引き渡しが開始された。だが引き渡し後この4機の飛行機は決してすぐに日本に戻らず(頑住吉注:日本語では日本にいたことがないのに「戻る」「帰る」というのは違和感ありますがウクライナから買ったワリヤーグが中国に初めて曳航されるのもこう表現されており感覚が違うようです)、米軍のアリゾナ州に位置するルーク空軍基地に移動した。そこにはF-35の養成訓練センターがあり、日本の航空自衛隊の第一陣のF-35A飛行員はここで養成訓練を受けた。今回事故を起こした8705は日本本土で生産された初のF-35Aだが、それにもかかわらず決して自衛隊が本土に配備する最初のF-35Aではなく、何故ならそれは工場を出た5ヶ月後にやはり場所を転じてアメリカ本土のフォートワース基地まで飛んで試験を行ったからである。この5機の航空自衛隊のF-35Aは2018年5月28日になってやっと共に日本本土の三沢基地に戻ってきた。この時三沢基地内の302中隊はすでに本土で生産した第2機目(8706、AX-6)と第3機目(8707、AX-7)のF-35Aを受領し装備済みだった。このため航空自衛隊が本土に配備した最初のF-35Aは2018年1月26日に三沢基地に来た本土で生産された8706号戦闘機だった。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「8705」)

だが去年になって、日本ですでに就役するこれらのF-35Aには依然としてまだいくつかの欠陥があり、主に使用するソフトのバージョンが、決してあらゆる武器の使用能力を封鎖解除していないことで、現在まで、F-35がすでに成熟して使用に投入しているソフトは5つのバージョンで、それぞれ基本飛行、ナビゲーションおよび任務計画能力しかないblock 1A、光電子追跡システムと分布式光電子開口システムの使用能力を追加したblock 1B、データリンクの使用能力を追加したblock 2A、最初のこの3つのバージョンはいずれも武器使用能力と超音速飛行能力を支持しない。block 2B/3Iというこのバージョンになって、F-35はやっと武器使用能力を有したが、AIM-120-C5/C7中距離空対空ミサイルとGBU-31/32/12対地制御誘導爆弾しか使用できず、機関砲やAIM-9Xサイドワインダー格闘ミサイルは使用できない。もし全部の武器使用能力を封鎖解除しようとすれば、ソフトのバージョンはblock 3Fまでグレードアップすることが必須だが、現在米軍を除き、イスラエル、オーストラリアなど少数の何カ国かだけがこのバージョンまでグレードアップしたF-35を手にしており、日本の航空自衛隊は去年3月になって依然まだグレードアップを計画しており、実現しようとすれば今年あるいは来年まで待つ必要があると見積もられる。

今回の墜落事故は日本の航空自衛隊の第5世代機戦力建設に対し疑いなくいくつかの不利な影響があり、少なくとも一定の遅延はあるだろう。現在航空自衛隊はすでに残る12機のF-35Aを飛行停止にしており、事故原因がはっきり調査される前、これらは全てもはや継続して計画中の訓練を継続することが非常に難しい。もし最終的に設計上の欠陥があることが調査で出てきたら、技術上の手直しを行うのにも費用と時間を費やし、さらに飛行機の元々の性能に影響するかもしれない。これは明らかにこうした東アジアの新鋭が完全な戦力を形成する歩みをかき乱し遅延させるだろう。当然周辺の各方面に対しては、逆に良い情報である。(作者の署名:電波震長空)


 まあ時間がたてば使えるようになるわけですし、元々機関砲のない殲ー20を作っている国に機関砲が使えないのが欠陥と言われる筋合いはないのでは。

4月16日

 中ロの戦闘機関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-04-02/doc-ihsxncvh7542284.shtml


ロシアが中国にスホーイ-57を売ろうとする? 武器さえも揃っていないのに輸出したがるのは痴人の説く夢でしかない

最近、ロシアが中国に向け第4世代戦闘機スホーイ-57E(Eは輸出型を意味する)を売り込む、ないし中国にスホーイ-57を導入し中国で生産する意思があることに関する情報が伝えられること大いに騒がしいと言うべきである。

だが人を大いに驚愕させるのは、この一切の情報の源であるランカウイ2019航空展に参加したロシア代表団は、「スホーイ-57を中国に輸出」に似た態度表明を明確には全くしておらず、外界に向け「スホーイ-57をアジア太平洋地域など国際市場に向け輸出する許可の申請はすでに提出され、かつロシア大統領プーチンの審査、批准を待っている。」と表明したのだということである。その他の一切の内容に関しては、いずれも部外者が「尾ひれをつけた」結果である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像はスホーイ-57の第9機目の原型機であるT-50-9」)

当然、輸出許可が欠けているためスホーイ-57には暫時輸出の資格がないことの他に、この「アジア太平洋地域などの国際市場」は当然中国を含むが、ベトナム、インドネシア、インドなどその他のスホーイ-57輸出の目標国も排除されていない。言い換えれば、この情報の重点は依然「輸出許可獲得」というこの問題にある。

だがもしロシア大統領直々に批准した輸出許可を獲得しても、スホーイ-57は依然として現在海外顧客の門をたたくことは難しい。原因はごく簡単である:スホーイ-57の全体武器システムは現在いずれもまだロシアのフルセットの国家による審査をパスしておらず、作戦できる水準には全く到達していない。

簡単に言うと、ソ連/ロシアの軍用機は研究開発完了から正式就役まで、3つの検査の上での受領段階を経る必要がある。第1段階の検査の上での受領を通過した後、この機種の実戦機は量産実行可能性を具備し、工場での量産に入ることができるが、依然さらなる一歩の「作りながらの改造」で完備された作戦能力を取得する必要がある。第2段階は国内「定型」との言い方と大同小異で、この実戦機がすでに研究開発契約が要求する完備された機能に到達したことを意味している。第3段階はこの実戦機が「正式に戦力化」し、研究開発作業が満足いく形で終わったことを象徴的に示している。

ロシア航空宇宙軍で現在大量に就役しているスホーイ-34攻撃機を例にすると、この機は2011年に第2段階の検査の上での受領を完成させたが、第3段階の検査の上での受領は2014年になってやっと正式に完成した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像はスホーイ-57戦闘機の対外宣伝材料。この機が例えばK-74M2を含む多くの新型武器を搭載しようとしていることが見て取れる。」)

比較すると、スホーイ-57の進展は相対的に非常に楽観できるものではない。単にスホーイ-57本体を語れば、この機は2017年に第1段階の検査の上での受領をパスしたが、第2段階の検査の上での受領は今に至るも情報がない。このことはスホーイ-57に「専用配備」される各種武器サブシステムと切っても切れない関係があることが免れ難い。

ロシア初の赤外線焦平面制御誘導を具備した格闘空対空ミサイルK-74M2を取り上げて語れば、2014年から開始されたこのミサイルの研究開発と生産は完全な停滞に陥っており、何故ならウクライナ方面がもはやロシアに向け極めて重要な誘導弾頭の部品を引き渡さないだろうからである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像はスホーイ-57が配備する「目標たるミサイル」K-MD。このミサイルは今までに全く正式にお目見えしていない。」)

言い換えれば、スホーイ-57は赤外線焦平面制御誘導格闘ミサイルを装備した西側の第3世代戦闘機に直面した時さえ優勢に立つことは非常に難しい。スホーイ-57が対抗しようとする第4世代機に関しては、さらに思いもよらないことである。

ロシアに対して言えば、より人を絶望させる問題は、第1の検査の上での受領をパスしただけのK-74M2は決してスホーイ-57が標準装備しようとしている「目標たるミサイル」ではないということにある。この位置にはK-MDが属する。だがロシアが赤外線焦平面制御誘導技術を攻略し難い今日、いわゆるK-MDも全くの痴人の説く夢でしかあり得ない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像は弾薬コンパートメントを展開した殲-20戦闘機。ミサイルと戦闘機の「二者合一」こそ完備された作戦システムたり得る。」)

大部分の武器サブシステムが第1段階の検査の上での受領をパスしただけで、第2段階の検査の上での受領までの距離は依然遙か彼方でいつになるか分からない今日、スホーイ-57は疑いなく依然として「実験室武器」としか評価できず、依然さらなる一歩の磨き上げと進化を必要としてやっと戦場に出ることができる。

依然戦場に出られない武器を、どんな自信と資格があって海外市場に向け売り込むのか? まさにいわゆる鉄を打つには自身が硬い必要があるというやつで、どんなに多くの流言飛語もスホーイ-57の弱弱しい現実を改変する方法はない。ましてやロシア工業体系が「至る所が穴」である追い込まれた現状を逆転する方法はない‥‥(作者の署名:利刃/TONE)


 スホーイ-57が高価でもどうしても欲しいという国は旧世代のミサイルを搭載して隣の小国の旧式戦闘機に勝てれば十分というわけではないはずですからね。

4月17日

 F-35墜落関連です。

https://military.china.com/aerospace/special/11162362/20190411/35636053_all.html#page_1


世界で「最も先進的な戦闘機」? ロシアメディア:F-35には966の明確な欠陥が存在

日本の防衛省は10日、前日の夜に日本以東の太平洋上空で訓練していた時に失踪したF-35ステルス戦闘機はすでに墜落損壊したと確認した。現在、日本とアメリカは飛行員およびこの機の残骸を捜索している。この日本によって組み立てられかつ十日あまり前に配備されたばかりのアメリカ最新式戦闘機の墜落損壊に対し、アメリカメディアはその墜落損壊の原因を真面目に考慮しようとはせず、逆にほしいままに中ロが率先してこの戦闘機の残骸あるいは部分的な破片を探し当て、したがって米日の空軍の優勢を喪失し尽くさせる可能性を騒ぎ立てている。アメリカのフォックスニュースネットは、「F-35が沈没した太平洋海底で、我々は冷戦以来規模最大の水中スパイと対スパイの争奪を見るかもしれない」とさえ憶測して語っている。これに対し、多くの中国の軍事専門家は10日「グローバル時報」のインタビューを受けた時、、この種の「中ロの脅威」を誇大宣伝する言い方は全くのたわごとで、非常に無責任である、とした。

アメリカメディアは「中ロが率先してF-35戦闘機の残骸を探し当てる可能性」に対し心配で気が気でないが、この戦闘機の墜落損壊原因に対してはそれにもかかわらず比較的言及が少ない。アメリカのCBSテレビ局は報道の中で簡単に、「今回の事件の原因はF-35のオイルパイプの問題に関わる可能性があり、これまでにおよそ半分のF-35戦闘機にかつて類似の故障があった、と言及している。報道は、中ロの戦闘機研究開発を圧倒するため、アメリカ国防省は「まずテストしてから購入する」との武器購入の原則を打破し、F-35をまだ充分に試験せずにもう金を出し、このことはアメリカに巨大な代価を支払わせることになった、とする。

タス通信社は10日、アメリカはF-35の研究開発に巨額の資金を投入したが、それは最初からもうしばしば深刻な問題が出現し、少なからぬ飛行員が、F-35の飛行過程の中ではしばしば酸欠が引き起こす症状に似た昏迷情況が出現する、としている。ロシアの「新聞報」は、F-35戦闘機は決して完璧ではなく、アメリカ連邦会計検査院のある報告はかつて、F-35戦闘機には966の明確な欠陥が存在し、そのうち少なくとも110項目はアメリカ基準の欠陥で、すなわち飛行員に死傷が出現するあるいは暫時生産停止せざるを得ない重大欠陥だとしている、とした。

日本のF-35墜落損壊に対し、中国の軍事専門家である傅前哨は次のように言った。ブラックボックスが探し出される前、今回の飛行機事故の原因に対し判断をなすことはできない。アメリカ第2のステルス戦闘機として、アメリカはあらゆる先進的技術を全てこの機に応用することを企図し、このためこのプロジェクトは膨大すぎるシステムに変わり、生産期間は再三遅延し、コストは不断に上がり、ペンタゴンが強制的に某時間的節目のポイントで引き渡し、および初歩的作戦能力を形成することとを必須として下令せざるを得ない結果をもたらした。このことが大量の試験と試験飛行作業が完成せず、ソフトウェアのプログラミングなどが正式使用バージョンの水準に達しない結果をもたらした。部隊での先行使用の期間、この機は不断にソフトウェアのグレードアップ、パッチ当てを行うしかなく、飛行の安全を保証しようとするのは確かに容易なことではない。

F-35戦闘機墜落損壊は日本のネット民の激烈な論争をも引き起こしている。多くの日本のネット民は次のように言っている。日本政府はずっと飛行員の捜索作業を強調しているが、F-35の問題を全くあえて指摘しない。何故ならこれはアメリカを怒らせ、日本政府がF-35を大量導入する政策に疑問が持たれるからである。日本の共同通信社は防衛省のある幹部の話を引用し、「安全性にクエスチョンマークがついた戦闘機の購入を継続して推進できるか否か? 事故調査を展開しなければ何も言えない」とした。


 ロシアのスホーイ-57がいろいろな突込みを受けて鬱憤がたまっていたのでここぞとばかりに、という感じもしますね。F-35の問題は全部かどうかは分かりませんが細かい修正可能な問題で、スホーイ-57のそれは本質的な問題なのでは。

4月18日

 中国のレーザー兵器関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-04-05/doc-ihvhiqax0210333.shtml


中国海軍、あるいは実用化されたレーザー砲を装備か 艦隊の対ミサイル・防空の利器となる

最近、軍事番組の中で珍しく我が軍の新型指向性エネルギー武器の研究開発状況が公開され、海軍某試験訓練区本部で引き渡しを待つ新型指向性エネルギー武器のサンプル機が展示され、メディアは普遍的に、これは実用化されたレーザー砲で、すなわち装輪式シャーシ上に装備して地上防御に用いることができ、また軍艦の上に装備して対ミサイル・防空を行うこともできる、と考えている。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像:CCTV7が海軍のレーザー砲を発表 新型指向性エネルギー武器システム」)

これは中国がレールガンを「海洋山」号上陸艦上に装備して試験を行ったのに続く、また1つの次世代先進武器システム研究開発の情報である。

ニュースはより多くの情報を発表していないが、この指向性エネルギー武器システムは大口径レンズを持ち、明らかに高エネルギーレーザー武器システムである。このシステムの原理は強大な指向性発射レーザービームを利用して目標を損傷させる、あるいは探知計測設備を失効させるというものである。その口径と寸法から見て、要地の防空あるいは艦艇の近距離防御に用いるレーザー武器システムである。低軌道衛星が打撃できる大口径戦略用レーザー砲に比べ、この新型レーザー砲は寸法が適度で、戦術応用の道がより広く、目標を攻撃する速度が速い、火力転移が早い、コストパフォーマンスが高い優性を持つ。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像:中国の戦術レーザー武器システム」)

レーザー武器システムの応用方面では、アメリカとロシアが世界の前列を行っている。

アメリカは1970年代からもう実戦に用いることのできるレーザー武器の研究開発を開始し、かつそれを弾道ミサイル迎撃試験に用いた。現在アメリカ海軍はLaWS艦載レーザーシステムの研究開発に成功している。このシステムは33キロワットの固体ファイバーレーザー装置を使用し、全システムの製造コストは4000万アメリカドルである。使用コストは極めて低く、毎回の発砲のコストはたった59セントである。試験に用いられ、LaWS武器システムはかつて成功裏に3機の無人機を迎撃した。米軍のその性能に対する評価は非常に満足というものだった。この他、アメリカ海軍はさらにグラマン社(現在はすでにロッキード・マーティンに合併されている)と合同で105キロワットのレーザー武器を開発し、この武器は試験の時にかつて目標までの距離1.6kmと遠い無人艇を破壊したことがある。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像:米軍はすでにレーザー砲を艦に装備して試験している」)

ロシアは旧ソ連時代には早くも大きな力を入れてレーザー武器システムを開発し、一連の戦略および戦術レーザー砲を研究開発した。アメリカの分析によれば、ソ連は1986年までにすでに高エネルギーレーザー武器の武器化研究開発段階入りし、つまりこうしたレーザーは実験室から試験場に運び込まれ、未来の部隊装備のために準備をしていた。当時のアメリカの情報がはっきり示すところによれば、全ソ連で1万名の科学者と6つの試験場がレーザー武器のために奉仕していた。

主要な代表たる武器は1K11、1K17レーザー戦車だった。もう一つMAZ大型重量搭載トラックのシャーシに装備された防空用高エネルギーレーザー武器があり、車両の内部には大型レーザー発射タワーがあり、後部は電源設備だった。このレーザー発射車はかつて試験用の標的機を撃墜したことがある。空軍がイリューシン-76輸送機を基礎にして研究開発したA-60レーザー武器試験機は、弾道ミサイルが撃墜できた。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像:ソ連時代の高エネルギー武器は種々雑多だった。」)

現在、ロシア軍は最新型の「ペレスヴェト」レーザー武器システムを装備し、すでに試験的性質の戦備当番に入っている。この大型装輪式シャーシ上に装備された機動レーザー武器はミサイルや飛行機が撃墜でき、要地防空の重要武器である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像:ロシアの「ペレスヴェト」レーザー武器システム」)

中国のこの新たに明るみに出た高エネルギーレーザー武器システムから見て、口径は上述の機種いずれと比べてもずっと大きいだろうし、過去我々がかつて登場させたことのあるいくつかの輸出レーザー砲よりもはるかに大きい。明らかにレーザービームの損傷能力はより強く、短時間内に対艦ミサイルなどの高速目標を焼いて起爆させることができる。

同様に、このレーザー武器はさらに出すパワーが調節でき、異なる目標を打撃する異なる要求に照らし異なるパワーのレーザービームを出し、対艦ミサイル、実戦機、小型快速艇などの目標を破壊することができるはずである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像:かつて輸出に参加した2種の国産レーザー武器システム。口径と寸法はいずれも今回のものとは比べられない。」)

現在、この砲は地上装輪式機動シャーシに装備され、陸上基地防御システムの一部分とすることができる。将来はさらに、さらに一歩最適化および武器化し、055大型駆逐艦などの総合電力管理システムを持つ大型戦闘艦の上に整合、装備し、紅旗-10対空ミサイルとコンビネーションした近距離防御武器システムとなることができる。

注意に値するのは、今回の高エネルギーレーザー武器の出現が海軍基地でだったことで、もう一種の形式での海軍建軍70周年を祝う贈り物とみなすことができることである! (作者の署名:虹摂庫爾斯克)

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像:将来055ミサイル駆逐艦はさらに一歩武器化された後の高エネルギーレーザー武器を装備することができる。」)


 この筆者も実際どの程度の威力があるのか分かっていないようですが、レールガンとかレーザー兵器とかは何十年も前から研究が停滞しているように見え、中国に追いつかれても仕方ないような気がします。

4月19日

 日本の海上自衛隊関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-04-02/doc-ihtxyzsm2541909.shtml


日本も万トン大型駆逐艦を建造 性能的にどれだけ強いか 中国の055艦との隔たりは顕著

日本のNHIKの報道によれば、日本の海上自衛隊が最も新しく研究開発した護衛艦27DDGは最近すでに艤装工程を完成させ、1年後の2020年3月に正式に海上自衛隊に引き渡されて使用される見込みである。この日本国内が高い期待を寄せる新型駆逐艦は、一度は我が国の055型大型駆逐艦をタコ殴りにできるとまで吹聴されたが、これは本当だろうか?

実は、日本には自主創新のものは何もなく、アメリカを離れれば、強大に見える海上自衛隊は何でもない。日本は1980年代末から今に至るまで3世代のイージスミサイル駆逐艦を建造してきたが、その技術的基礎は全てアメリカのアーレイ・バーク級駆逐艦にルーツがある。このうちこんごう級とあたご級はそれぞれアーレイ・バークI型とアーレイ・バークIIA型に対応し、最も新しく進水した27DDG「まや」号はアーレイ・バークIIA型の技術改良版と評価される。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「日本の27DDG駆逐艦」)

27DDG方案の護衛艦は決して随意に提出されたわけではなく、27DDG方案は最も早くは2015年6月に日本の防衛省によって正式に提出され、当時は8200トン型ミサイル護衛艦方案と呼ばれた(27DDGの設計基準排水量は8200トン)。27DDGはそれにもかかわらず日本のあたご級ミサイル護衛艦の艦体を基礎として用いてなされた改良で得られた産物であり、あたご級はアメリカのアーレイ・バークIIAを原型として用いて改造されたもので、日本の船はどうやってもアメリカの体系から脱することはできず、自主設計、研究開発が基礎としてなく、すでに我が軍の055などの艦とでは隔たりがあることが運命づけられている。

日本の海上自衛隊の27DDGは最新の連合作戦システムを具備するCECおよびAN/SPQ-98レーダーを採用し、このマルチ周波数帯レーダーは空中目標に対し正確な追跡が実現でき、27DDGは日本方面が初めてCOGLAG動力装置を使用する艦船でもあり、武器方面では、27DDGはMK41垂直ミサイル発射システムと先進的な127mm艦砲を配備し、MK41垂直ミサイル発射システムはRIM-162ミサイル(ESSM)、およびRIM-161弾道ミサイル迎撃ミサイルが収容できる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「27DDGが採用する静態レーザー近距離防御システム」)

この海上自衛隊現役の「あたご」に比べさらに大きな新型艦艇は、満載トン数が1100トン近く、性能には小さからぬ向上があり、空中の早期警戒機やその他の艦艇から来るデータの支持を獲得した後、CEC協同交戦能力を持つ27DDGは海上で連動するシームレスな作戦が実施でき、非常に高い亜音速ミサイル、甚だしきに至っては超音速ミサイルの迎撃能力を持つ。未来を展望すると、2回のグレードアップ後の27DDGはより強い動力供給能力を持ち、将来の多元化された武器システムの配備により適する。このような高い発電能力が2015年に出現して以後、日本の海上自衛隊は甚だしきに至っては電子レールガンやレーザー武器の研究開発と採用を考慮したことがある。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「27DDGの設計図」)

1隻の27DDGはたった15億アメリカドル前後しか必要とせず、最高30ノットの速度を持ち、日本は将来より多くの27DDGを建造し、甚だしきに至ってはそれに頼って中国の055大型駆逐艦に対抗する可能性がある。

しかし日本サイドに27DDGを大規模建造する能力があるかないかはひとまず論じないとして、27DDGには本当に055に対抗する能力があるのだろうか? 事実としては、27DDGの最高1100トン前後の排水量に比べ、我が軍の055は1300トンに近づき得る排水量を有するに足り、多い2000トンは決して重荷ではなく、全体性能の大幅向上である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「我が軍の055型ミサイル駆逐艦」)

27DDGの96のMk41垂直発射VLSに比べ、我が軍の055は火力の上で顕著によりパワフルで、112の850x850冷熱共通架台大型汎用垂直発射システムを配備したVLSは顕著により強大であり、しかも055の海紅旗-9、鷹撃-18A超音速(あるいは亜音速)対艦巡航ミサイルと紅旗-19ミサイルは射程でも速度の上でもいずれも27DDGのRIMシステム艦対空ミサイルに先んじている。我々の055はロシアのキーロフをにちょっと遜色があるかもしれないことを除き、アーレイ・バーク級のグレードアップ版のグレードアップ版である27DDGと比べてみればやはり自信が持てる。このため理性的に分析すれば、27DDGは我が軍の055面前では、やはり「弟」でしかあり得ない。(作者の署名:科羅廖夫)


 レーダーや射撃管制システムなどの差がどれだけあるのかはいまいち分かりませんが、将来的に中国側の数が日本単独で対抗できないレベルになるのは避けられないでしょう。

4月20日

 戦車関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-03-11/doc-ihrfqzkc2850006.shtml


ロシア軍のT-72戦車が転覆し底が天を向く 戦車兵のこの命を保つ設計が珍しくも明るみに

3月9日、ロシア軍の1両のT-72B1メインバトルタンクが「戦車冬期両項目」訓練を行っている時に横転事故を発生させ、戦車はそのまま溝の中に転がり込み、底が天を向き、平時我々が一見し難い戦車の底部の脱出口が大々的に人々の面前に見せつけられた。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像:転覆したT-72B1メインバトルタンク。2つの底部の脱出口に注意。」)

我々は、T-72メインバトルタンクに2つの底部脱出口があるのを見ることができる。1つは操縦員の底部、1つは戦闘室と動力室の付近に位置し、車両クルー人員が特殊な状況下で戦車から脱出するのを保証することができる。

この設計はT-72から血縁を継承するT-90戦車までずっと継続され、底部の脱出口の設計は全てこの位置である。操縦員の下方の脱出口は非常に良く分かる。ならば後方の脱出口は何故戦車の砲塔・戦闘室の真下に設計されていないのだろうか? これは主にT-72/90戦車の砲塔の下部は回転する自動装填装置だからで、このため脱出口を設置する方法がなく、その開口を後方まで移動するしかなかったのである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像:T-90戦車の底部の脱出口。T-72戦車と同様である。」)

脱出口の作用は主に撃破された戦車の戦車兵が敵の火力の脅威が比較的深刻な状況下で脱出するのに便利、というものである。

脱出口はさらに脱出の速度を上げることができる。戦車は敵サイドによって命中弾を受けた後必ずしもすぐに発火する、あるいは致命的爆発をするわけではなく、特に消火・爆発抑制システムを装備している戦車は、やはりいくらかの脱出時間が提供でき、底部に開口を追加すれば、撤退の速度もいくらか速くなるだろう。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像:スペイン陸軍のレオパルド2メインバトルタンクが転覆した後、脱出口が露出した」)

何故戦車の脱出口は車両の底部に設計する必要があるのだろうか?

これは戦争の知恵の結晶である。戦車のハッチは一般に車体上方や砲塔の上方に設置され、平時はこのような設計に問題はなく、甚だしきに至ってはさらに比較的便利である。だが激烈な戦場で、ひとたび戦車が攻撃され損傷し、車両クルーメンバーが脱出しようとしたら、戦車の頂部のハッチから脱出するのは最も危険であり、迎えるのは密集した弾丸だという可能性が高い。

映画「フューリー」を見たことのある人は皆知っているが、かのタイガー戦車が攻撃され損傷した後、車両クルーメンバーは砲塔と車体頂部から車外に転がり出、すぐにアメリカの戦車の機銃によって撃ち殺された!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像:タイガー戦車の脱出口は砲塔の右後部にあるが、この位置がサブマシンガンの射撃口のタイプもある。」)

だが決してあらゆる脱出口が底部にあるわけではなく、例えばタイガー戦車の底部には脱出口はない。

タイガー戦車の脱出口は砲塔右後ろ側にあり、このような設計は前方の火力を遮り、乗員を砲塔後方から脱出させることができる。だがそれにもかかわらず後方と側面方向から来る火力を完全に遮ることはできない。

タイガー戦車が底部の脱出口を設計しなかったのは、千鳥式転輪を採用し、戦車底部をずらりと密集したトーションバーの列とさせ、底部の脱出口を設計する空間が全くなかったからである。これはこの種の行動機構の欠点でもある。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像:千鳥式転輪は車輪の軸間の距離を近すぎにさせ、底部の脱出口を設計し難い」)

同様に映画「フューリー」で、我々は最後にかの主役のM4「シャーマン」中戦車の底部に脱出口があるのを見た。最終的に幸運な生存者はやはり確実に底部の脱出口から、ドイツ人の捜索から離脱した。

M4は独特の行動機構、サスペンションシステムを採用し、転輪の間にはシャーシを貫通する車輪の軸が全くなく、このため非常に便利に底部の脱出口も設置できる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像:映画「フューリー」の中の「シャーマン」戦車底部の脱出口からの脱出」)

実は底部に脱出口を設置することにはもう1つの非常に有用な日常の作用がある。それは戦車のバッテリー交換である。

戦車のバッテリーは大きくて重く、本当に戦車の上に運び上げてさらに上部のハッチから車体内に取り付けるには時間と労力がかかる。このため底部の脱出口から内部にバッテリーを運び込むのは、行程が最短で、よりいささか便利でもある。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像:中国の62式軽戦車の脱出口。操縦室と戦闘室の中間位置にある。」 「戦車の戦闘室内部から見た脱出口」)

当然、現代の戦車は地雷の脅威に直面する必要があるため、底部装甲の完備性を保証するため、非常に多くの戦車はすでに底部の脱出口を廃止している。最も巧妙な設計はイスラエルのメルカバ戦車である。

このメインバトルタンクには底部の脱出口が設計されておらず、何故なら必要がないからである。メルカバ系列メインバトルタンクは全てエンジンを前置きにしているため、戦車のシャーシ尾部に直接ハッチを設計してあり、人員や弾薬は平時全てこの尾部ハッチから出し入れでき、ちょうど歩兵戦闘車と同様である。ひとたび事が起きても便利にここから脱出でき、もはや底部の脱出口を設計する必要はないのである! (作者の署名:虹摂庫爾斯克)

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像:メルカバ戦車の後方のハッチは底部の脱出口の設計に取って代わっている。」)


 これが最善なら他国も真似しているでしょうし総合的には最善とは言えないんでしょうけど。



















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