コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその321

4月21日

 以前紹介した記事と大幅に内容がかぶっていますが中国の新型アサルトライフル関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-03-29/doc-ihsxncvh6509464.shtml


中国の新世代小銃まもなくお目見え もはやブルパップ構造は採用せず95式は淘汰

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「国産のCS/LR17小銃。それは国産新世代小銃の先行者と見なすことができる」)

最近ネット上に国産新型小銃がまもなく公開されお目見えするとの情報が出現した。我が軍の新型小銃は出現間近で、まもなく公開されお目見えし、部隊に装備されて20年を超える95小銃はまもなく功績と共に身を引く。

関連の情報から見て、国産新世代小銃は一連の新技術、新材料を採用し、もって銃器の性能を向上させる。このようであることは国産の新たな銃はもはやコストと価格を制御することに苦心せず、性能とコストの間で併せ配慮することをより強調するということを意味している。これは国産小銃の1つの突破に違いない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「95小銃は精密鍛造バレルを採用しておらず、射撃精度が影響を受ける」 「精密鍛造バレルを採用した95分隊機関銃。精度はずっと良い」)

国産新世代アサルトライフルは2014年に下準備がなされ、前期には関連領域において一連の研究と探索を行い、これにはシステム、銃器、照準具などが含まれた。これを基礎に国産新世代小銃は2016年にプロジェクトが立ち上げられ、2018年末になると、すでに3段階全部で10あまりのサンプル銃の設計が完成し、試作されたサンプル銃は270挺、発射された弾は200万発を超え、全体設計、高精度コントロール、信頼性と安全性、人間工学などの方面の性能を検証し、今年設計定型となると見られる。

外界は国産新世代アサルトライフルが高精度コントロールを強調していることに注意し、このようであることは新たな銃がより良い材料、工程、構造を採用し得ることを意味している。もはや以前の国産銃器のように、コストコントロールを優先し、いくつかの先進的な技術を放棄するしかなかったようなものではない。例えば95小銃はコストと価格を考慮し、精密鍛造バレルを採用せず、精度が比較的限られたが、新世代国産小銃は精密鍛造バレルを採用し、もって精度を向上させるはずである。国産新世代小銃はコンベンショナルな構造を採用するはずだが、アッパー・ロアレシーバー構造を採用し、もって平らなアッパーレシーバ表面を手に入れ、照準線の長さを増加し、照準具の装備に便利とし、もって射撃精度を向上させるだろう。これまでの国産小銃はずっと照準線が短かすぎる問題が存在し、95自動小銃の照準線は長さ325mm、81式はさらに310mmしかなく、比較するとM16の照準線の長さは500mmに達し、一方AK47も380mmに達し、このため国産03式自動小銃は改良設計を行い、照準線の長さを520mmまで延長し、遠距離射撃精度を有効に向上させた。この設計は新世代国産小銃で留保されるはずである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「珍しい画像。81小銃は最長だが、照準線の長さは最短であるのが分かる」)

高精度の強調はもう1つの結果ももたらし、それは銃器が機械照準具をメインとすることを決して要求しないかもしれないことである。国産新世代小銃は設計当初にもう照準具のコンビネーションを強調した。これまで95小銃が嫌と言うほど論争対象になった部分は他ならぬ照準線が高すぎることで、スコープの追加装備後この問題はより顕著になり、射手は頭を伸ばして照準する必要があり、容易に目標として暴露する。関連の人員の言い方によれば、この欠陥は95小銃が機械照準具をメインとすることを要求されたからで、照準線の高すぎがもたらされ、後に国産の03式自動小銃は照準線を下げた。新世代国産小銃もこの教訓を吸収するはずで、照準線を下げ、同時に小銃が各種スコープを追加するために良い基礎を固めるだろう。

95小銃にもう1つある問題は拡張展開性が比較的劣ることで、新世紀の小銃最大の特徴は標準の汎用レールを採用し、各種アクセサリーを装備することである。95小銃もアリミゾを装備して各種アクセサリーを装備するが、アリミゾは汎用性、拡張展開可能性などの方面において国外の銃器が採用するピカティニータクティカルレールに及ばず、このため国産輸出小銃はいずれもピカティニーレールの装備を選択している。過去国産銃器はアクセサリーが比較的少なく、この問題はまだそんなに突出していなかったが、現在では各種銃器用スコープ、レーザーポインター、タクティカルライトなどが部隊装備され、この矛盾は日増しに先鋭化することが目立ち、部隊はすでにこの問題の解決に着手しており、このため新世代国産小銃の設計当初にもうこの問題を考慮し、国産小銃の拡張展開性が低すぎる問題を解決するに違いない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「この画像は95小銃の二大欠点を暴露している。照準線が高く、拡張展開性が低い」)

全体から見て、国産新世代小銃は質優先の意識を採用し、戦術技術指標の向上に力を入れ、もって作戦効能を増加させる。比較すると、これまでの国産小銃はむしろ消耗品視され、多くの方面でコストと価格の制限を受け、新技術や材料技術などを採用し難く、したがって銃器の性能の足を引っ張った。当然これは当時の国際環境、国家軍隊建設指導方針の結果でもあった。過去国産銃器は大規模戦争に立脚し、国家の経済的実力がまだ比較的限られている状況下で、小銃のような大規模装備には当然高すぎる要求ができなかった。現在では国際環境には巨大な変化が発生し、大規模戦争が起きる可能性は非常に少なく、より多いのは局地衝突、非伝統的戦場環境での作戦である。我が軍は質の建設も行いつつあり、部隊規模はずっと縮小し、国家の経済、技術的実力も向上しており、この種の状況下で、新たな銃がより先進的な技術、材料、工程を採用するのに、堅実な基礎が固められるだろう。

このような一連の先進技術、材料、工程の採用により、国産新世代小銃の全体性能には95小銃に比べ比較的大きな向上があり、我が軍歩兵部隊の作戦能力を有効に向上でき、人が期待するに値する新たな銃のはずである。(作者の署名:小飛猪観察)


 まあコスト面で新技術が採用できなかっただけでなく、例えば透明で残弾が確認できることと強度を両立させる樹脂が作れないためマガジンが不透明だったようにまだ技術的に無理だったものも多かったんでしょうけどね。

4月22日

 またこのインド兵器の悪口か、と思いましたが知らなかった重要なポイントが含まれてました。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-03-29/doc-ihtxyzsm1640689.shtml


インド空母の戦力はどうか? 艦載機の出勤率はたった50%で実戦能力は低下

インド唯一の現役空母「ヴィックラマディヤ」号は特別混成艦隊を率いてアラビア海北部に出現した。時はまさにインド・パキスタン関係緊張の際であり、インドの全ての行いは軍事レベルでパキスタンに対し強力な威嚇をもたらす準備をするもので、あるいはインド人民党のために選挙前に民意を勝ち取り人心を鼓舞する行為でもあるかもしれないが、さらには中国に対する威嚇だとする解読さえある。だがすでにインドのこの空母の戦力に対し懐疑を表明し、張り子の虎に過ぎないと考える専門家とメディアがある。

ならばインド海軍の今回の空母であるが、一体戦力はどうなのか? 当初インド海軍は「ヴィックラマディヤ」号のために45機のミグ-29K艦載機をセットで購入したが、こうした戦闘機はこれまでの毎回の発着でいつも機体が異なる程度で損傷を受ける結果がもたらされており、現在までにすでに40台を超えるRD-33MKエンジンが不正常にスクラップになっている。人にインド人は何をやっているのかと思わざる得なくさせる。

実は戦闘機自体の構造の弱点の他に、「ヴィックラマディヤ」号自身の元々の改装の欠陥こそがミグ-29Kの高い損耗率をもたらしたカギとなる重要な原因である。この艦は元々旧ソ連で就役していた時、垂直離着陸戦闘機の搭載にのみ用いられ、通常発着空母に改装する全施行過程の中で何と火炎遮蔽板が全く追加装備されなかった。

遮蔽板は発進時に艦載機のエンジンの後方で一定の角度を呈して立ち上がる甲板ブロックで、艦載機のエンジンの尾部噴射炎が甲板を横なぎにするのを防止するほか、さらに尾部噴射炎を支え気流の反作用によって艦載機のために一部のブースト加速度を提供することができる。しかし「ヴィックラマディヤ」号の2つの発進ポイントの後ろにはいずれも火炎遮蔽板が装備されていない。インド人自らの公式な言い方を根拠にすれば、ロシアがこの艦を改装する時にすでに完備された火炎遮蔽板の製造技術を持たず、このためインドも空母にこの設備を装備しないことを説得されたのであり、考え方の筋道、ロジックは何も不思議なものではない。

もし空母が火炎遮蔽板を装備しなかったら、艦載機発進時の高温の尾部噴射炎に甲板を横なぎにさせ、甲板の人員の作業に対し非常に大きな潜在的リスクをもたらす他、さらに空母甲板のわずかでも非常に貴重な区域の使用効率を大幅に占用し、極めて大きく配置の速度を下げ、出撃頻度を大幅に下げる。艦載機自身の発進性能への影響に関しては、米軍が空母の火炎遮蔽板が作動しなかった時のシミュレーション計算に照らせば、カタパルトが完備されている状況下で火炎遮蔽板が機能を失うと、艦載機の発進射出時にエンジンは3分間以上全力でのアフターバーナー作動を行うことが必須で、F/A-18C/D艦載機のF-404ターボファンエンジンが5〜6回の火炎遮蔽板なしの発進を行った後、エンジン寿命は通常の使用に比べ約12%短縮し、ブレードにクラックが出現し得る確率は21%増加する。このことから、インド空母の戦力が実際には発揮の中でどれだけの要素の制約を受けるか、これは単純な理論計算のように客観的なものには程遠い。

「ヴィックラマディヤ」号は理論上最多で20機を超えるミグ-29Kを搭載し、甲板には最多で同時に17機を配置できるが、現在実際に明るみに出たことのある搭載数はそれにもかかわらず10機を超えたことが全くない。我々はしばしば異なるルートから「ヴィックラマディヤ」号のきれいな甲板を見ることができるが、その実際に見せることのできる戦力も非常に限られていることを証明するに足りる。結局のところ潜在的ライバルに対して言えば、空母がもたらす威嚇能力は特別混成艦隊の他、より重要なのは天空の中に密集した艦載機編隊である。もしインド空母が艦載機がないがゆえに特別混成艦隊の指揮艦に充当するしかなかったら、「海上の棺桶」との差は実際大きなものではない。(作者の署名:小小点兵台)


 スキージャンプ式の場合、カタパルト式に比べてこのデメリットが大きくなるのか小さくなるのかがこの記述では分かりませんね。

4月24日

 中国の対ステルスレーダー関連です。

https://military.china.com/tu/06/11119688/20190417/35690687_all.html#page_2


たった2ヶ月 中国の破壊されたレーダーが再度明るみに出る イスラエル:信じられない

皆は今年1月シリア国内でイスラエルによって破壊された国産レーダーをまだ覚えているだろうか? (頑住吉注:http://gun45.d.dooo.jp/zhuanzai335.htm) このJY-27対ステルス遠距離レーダーは我が国によって製造されかつシリアに輸出された。事件発生時、このレーダーに対し疑問を呈する一部の人がいた。JY-27レーダーが二度と作動できなくなったのではと心配する人もいた。最近このレーダーがついに修繕作業を完成し、改めて使用に投入された。

外国メディアが報道するダマスカス飛行場の衛星写真から視察すると、この前破壊されたJY-27レーダーはまた正常な運転を回復しており、爆破されたレーダー陣地も修復され、種々の兆しはこのレーダー陣地がすでに当初のごとく完全で、継続して就役していることを充分に説明している。だが人々はいかにしてたった2ヶ月の時間内にこのレーダー陣地を再建したのだろうか? このように注意を引く形で衛星写真上に出現して、再度イスラエル軍の打撃に遭うことを恐れないのだろうか?

まず、レーダーは体積が膨大で、完全に隠蔽し敵サイドによって発見されなくしたいというのは決して現実的ではない。しかも軍事工業武器というこの種のものはそれ自体消耗品に他ならないのであって、破壊された後で再度製造するのはむしろ日常茶飯事である。シリアのような動揺した国では、国土は四分五裂し、国防システムには抜け穴が百出し、手も足もある普通の民衆でさえ国家の完備された庇護を受けられない。いわんや一歩たりとも動けない大型レーダー設備をや? 設計人員もこの点を充分に考慮しており、資料がはっきり示すところによれば、人々はJY-27レーダーを配備する時、非常に賢くも照射器、受信器、信号処理システムなどの設備を比較的遠い場所に設置した。爆撃された区域にはレーダーアンテナがぽつんと外部に暴露していただけだった。

つまりイスラエル軍が破壊したのはアンテナだけで、その他の主要設備はまだ安全に某所に隠されていた。アンテナだけが破壊された以上、対症療法で、改めて1つを換えればもうOKであり、再建速度は当然非常に速い。

もし再度打撃に遭ったら、この定石に照らし再度行えばOKである。しかもシリア軍も同一の場所で連続して2度コケはしないだろう。今回の教訓があり、レーダー付近の防備業務はきっとある程度向上していると信じる。

確定できるのはイスラエル軍の前回の爆撃は絶対に漫然と無目的に行ったものではなかったということである。JY-27対ステルス遠距離レーダーは非常に優秀な遠距離警戒および対ステルス能力を持ち、イスラエルがこんなにもこの中国から来たJY-27レーダーを忌みはばかる結果となり、甚だしきに至ってはきっと破壊しようとする状態になった。アメリカのF-22やF-35およびイスラエルのF-35が直接このレーダーの脅威を受け、心配をなくすため破壊を行うことが必須だったという可能性が極めて高い。このことは側面から我が国の軍事工業の実力を反映してもいる。


 どうなんでしょうね。この対ステルスレーダーに探知されたというのはステルス機側でも分かるもんなんでしょうか。またF-35を出動させてアンテナを破壊して約2か月使用不能にすることはそろばん勘定に合わないんでしょうか。

4月25日

 早期警戒機関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-04-17/doc-ihvhiewr6675529.shtml


鉄の盟友パキスタンが買った中国の早期警戒機は性能が出色 何故それにもかかわらずスウェーデンの早期警戒機を追加購入しようとするのか

「Quwa安全保障業務ニュース」ウェブサイトの情報によれば、今年4月6日、パキスタン空軍は3機のスウェーデンが製造した「サーブ2000」早期警戒機を受領した。このメディアはパキスタン軍との関係が緊密で、このためこの情報は比較的信頼できる。ひとたびこのようになるや、パキスタン空軍の「サーブ2000」早期警戒機の規模は6機にまで増加する。さらに4機の中国が製造したZDK-03を加え、パキスタン空軍は10機の早期警戒機を持ち、規模と数量は南アジア第一と称するに堪え、古いライバルのインド空軍をはるかに超える。

「サーブ2000早期警戒機」はまたの名を「サーブ2000AEW&C」といい、その名の通り「サーブ2000」支線旅客機を基礎に改良されてできた空中早期警戒指揮型である。この支線旅客機は運-7に比べると大きいが、運-8と比べると小さく、50名の乗客が搭載できる。この機は2台の3000キロワット級ターボプロップ動力を採用し、機隊には複合材料を大量に使用し、航空電子設備は先進的で、ターボジェット機の速度とターボプロップ機の燃料経済性を併せ配慮し、さらにアクティブ騒音抑制システムを装備し、現在世界で最も先進的なターボプロップ支線旅客機と称するに堪える。

良い馬には良い鞍を配すというやつで、サーブ社はこの機にPS-890「Erieye」アクティブフェイズドアレイレーダーを装備し、アンテナの寸法は長さ8mで、S周波数帯で作動し、300km離れた大型機、200kmのところの戦闘機、および100km以内の巡航ミサイル目標が有効に探知計測できる。この機は双方向データリンクを装備し、同時に8機の戦闘機の作戦が指揮できる。

だが「サーブ2000」早期警戒機には非常に大きな欠陥もあり、まず「平均台」のアンテナ形式は左右それぞれ120度の範囲しか探知計測できず、前後いずれにも60度の死角が存在する。次に、この機のプラットフォームはさらに比較的小さく、内部の空間に限りがあり、コンソールは比較的少ない。またこの機は滞空時間も短めで、たった5時間に満たず、このため戦術クラスの早期警戒機としか評価できず、戦役クラスの空中指揮コントロール能力は欠乏し、電子戦方面も弱点である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「サーブ早期警戒機の内部。比較的狭小である」 「ZDK-03早期警戒機の内部。非常に広々として快適である」)

比較すると、中国から来たZDK-03早期警戒指揮機の性能は「サーブ2000」に比べずっと良い。まずZDK-03は機械回転+電子スキャンのダブル面アクティブフェイズドアレイレーダーを採用し、360度全方向の探知計測が実現でき、戦闘機に対する探知計測距離は300kmに達する。次にZDK-03の機体プラットフォームはより大きく、内部のコンソールの数がより多く、人員の作業環境がより良く、滞空時間は8時間にも達する。最も重要なのはZDK-03が中国の高新機の先進技術を採用し、戦場指揮、通信および電子戦能力が強化されていることである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ZDK-03早期警戒機」)

中国のZDK-03がより優秀な以上、何故パキスタン空軍はそれでもこんなにも多くの「サーブ2000」早期警戒機を購入しようとするのだろうか? これは主にパキスタン空軍が十年あまり前にサーブ早期警戒機の古い顧客だったからで、2006年にはもう4機の購入協定を達成し、価格は非常に優遇されたものだった。だが2012年、この機を配備するミハス空軍基地がタリバン武装勢力の襲撃を受け、このうち1機が完全なスクラップになり、2機が深刻な損傷を受けた。パキスタン航空センターはスウェーデンの援助の下、最終的に2機の損傷を受けた飛行機の修理を整え、ついでにこのセンターの航空維持保護および大修理能力を完備させた。

2017年、パキスタン空軍はまたスウェーデンから3機の新たな機を購入し、つまり最近引き渡されたこの3機である。全部で6機の「サーブ2000」早期警戒機は全て北方戦区の第3中隊に配備され、4機のZDK-03早期警戒機は後方の第4中隊に装備されている。戦時、価格が安く、速度がより速く、維持保護をより熟知した「サーブ2000」を早期警戒前線基地に充当し、性能がより全面的なZDK-03は後方に鎮座して全局面を指揮し、両者が「ハイローミックス」を形成する。このように念入りに早期警戒機の隊伍を編成しているわけで、パキスタン空軍は一銭ごとの軍事費全てを刃の上に費やしているということができる。

振り返ってインド空軍はと見れば、ここ何年か以来早期警戒機力量はほとんど停滞して前進せず、現在に至ってもたった4機の早期警戒機しかなく、真に戦争をするには全く使用に充分でない。このうち3機のA-50EI早期警戒機は性能的には先進的だが、維持保護や使用が非常に複雑でもあり、戦闘力が発揮できない。国産の「天空の目」早期警戒機は現在になってやっと1機できたところである。武器購入はきっと自身の実際的状況から出発する必要があり、傑出したものをひたすら追求してはいけないのであって、自らに適することこそが最も良いのだ、と言うことができる。(作者の署名:妹子楊)


 なら中国のより旧型を買えばもっと安いでしょうしちょっと言い訳がましい気もしますね。

4月26日

 中国の原潜関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-04-16/doc-ihvhiewr6201922.shtml


騒音がハワイでさえ聞こえる? 中国の原潜はすでにアクティブ騒音軽減技術を有する

国産の新型原潜は非常に強大で、あなたの想像をはるかに超える。ひとたび国産原潜というと、非常に多くの人は何十年前かの091/092および093初期型の古い視線を用い、国産原潜は非常に立ち後れており、甚だしきに至ってはロシアに30年立ち後れているだろうと考える。中国の原潜がひとたび出動すれば、遠くハワイでもう水中の騒音が聞こえると誇張して語る多くの外国メディアもある。

知る人は非常に少ないが、中国はすでに原潜の一連のカギとなる重要技術を突破している。例えば自然循環反応炉、消音スレート、減震フロート、アクティブ騒音軽減、エッジを埋めた艦橋、精密加工スクリュー、シングル・ダブル殻体複合船体、大直径耐圧殻体、舷側アレイソナー、快速連続ミサイル発射技術、総合作戦情報指揮システムで、こうした最も近代化された原潜技術を、我々は全て掌握しかつすでに応用しており、いくつかはロシアにさえないものである。

国産原潜の作戦性能を問う必要があれば、まず原潜部隊は中国の最も神秘的な作戦部隊であり、甚だしきに至ってはロケット軍に比べてもさらに神秘的だろうことを知る必要がある。現在中国の攻撃原潜と戦略ミサイル原潜の各機種の作戦、具体的な建造装備数量、後続の改良状況ないし将来の発展計画はこれまでずっと高度に秘密保持されてきている。

しかも一般の武器装備とは異なり、潜水艦自体明るみに出る機会がごくごく少なく、もし明るみに出た時の部分も往々にして潜水艦の艦橋や一部の艦体だけである。その他の武器装備のように各種の角度の画像によってその設計の改良、グレードアップ状況を了解することはない。加えて当局は中国の潜水艦に対する報道が常に極めて限られ、このため現在中国の原潜の性能に対する議論は一つの例外もなく全てが推測である。

注意に値するのは、ここ2年かで状況にある程度変化があったことである。中国の原潜に関する情報や画像が増加し始め、特に去年南海大閲兵の中で中国海軍は一度に6隻の原潜を見せた。後にはさらにその他の場合に数隻の攻撃原潜を明るみに出し、甚だしきに至ってはさらに極めて珍しい報道が攻撃原潜の内部の施設の画面を明るみに出した。このことは中国海軍の原潜に対する自信が高まりつつあることを説明するようだし、中国海軍のより先進的な原潜がすでに装備され就役し、相対的に古いこうした原潜は徐々により多く登場し明るみに出られるようになったのだとも理解できる。

だが、現在までに明るみに出たことのある中国海軍のあらゆる原潜から見て、中国の現有の、別の言い方をすればすでに明るみに出たことのある攻撃原潜と戦略原潜は、米ロの同類の原潜に比べ依然一定の隔たりがある。特に中国の094/094A級戦略原潜を、ロシアの「北風の神」級およびアメリカの「オハイオ」級ないし英仏両国の最新戦略原潜と比べると、いずれも肉眼で見ることのできる比較的大きな隔たりがある。何故ならそれらは依然非常に顕著な「亀の背」設計を持ち、その航行騒音がより大きく、隠蔽性が不足という結果をもたらしているからである。「巨波-3」ミサイルを配備した096級戦略原潜の装備、就役を待った後、中国は戦略原潜領域においてやっと全世界の先進水準に追いつくことができると見られる。

外界も中国海軍が現在装備する093系列攻撃原潜の作戦性能もアメリカ最新型の「バージニア」級原潜やロシアの885M「ヤーセン」級原潜に及ばないと考えており、095攻撃原潜の装備を待つ必要があり、それでやっと米ロとの隔たりを縮めることができると見られる。

実際には、国の人が中国の原潜の現実の水準、発展速度に対し過度に「鬱々」とする必要はない。米ロが今原潜領域で比較的顕著な優性を持ち得るのは、彼らが原潜を開発した時期がより早く、投入した研究開発資源が顕著により多かったからだということを知る必要がある。中国の原潜の発展は歩み始めが比較的遅く、さらに政策、経費投入がいずれも原因で原潜の更新世代交代プロジェクト発展に影響した。中国がどんどん原潜の発展を重視するのと共に、将来中国海軍原潜の作戦の実力が大幅向上することに全く疑問はなく、理の当然だ。(作者の署名:科羅廖夫)


 そもそも戦略ミサイル原潜は他国の同類兵器と直接戦うものではなく、他国の対潜兵器によって排除されずに残る可能性が無視できない程度に高ければ充分に存在価値があるわけですしね。

4月27日

 中国海軍の観艦式関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/china/2019-04-24/doc-ihvhiewr7918419.shtml


055型南昌艦、あるいは遼寧艦の艦隊に加入か 101号は特殊な意味を包含している

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「055型駆逐艦南昌艦」)

[グローバル時報報道 記者 郭媛丹 特約記者 魏雲峰] 4月23日14時30分、海上閲艦式が正式に開始された。今回の閲艦式は艦艇の単列縦隊の航行、飛行機梯隊が追走する方式を採用して行われた。潜水艦群の後ろ、駆逐艦群首位に配されたのは055型駆逐艦の南昌艦で、艦ナンバーは101と吹きつけ塗装されていた。これは南昌艦初の中国民衆、世界の面前でのお目見えでもあり、この艦は2017年6月に進水した。

055型駆逐艦は満載排水量約1.2万トン、中国初の万トン級駆逐艦であり、現在アジアで総合作戦能力最強の駆逐艦と普遍的に考えられている。この艦は新型防空、対ミサイル、対艦、対潜武器を装備しており、比較的強い情報感知、防空対ミサイルおよび対艦打撃能力を持ち、海軍が戦略のモデルチェンジ型の発展を実現することの象徴的性質の戦闘艦である。台湾の「中国時報」は23日、055型駆逐艦は完備された武器配置を具備し、これには130mm新型艦砲、1130近接防御砲、「紅旗-10」近接防御システム、24門の多機能発射器、112ユニットにも達する垂直発射システムおよびダブルヘリ格納庫などが含まれる、とした。055型駆逐艦はさらに斬新にステルスマスト設計を採用し、メインマスト上には大小さまざまな40ブロックあまりの各種アンテナアレイ面があり、ダブル周波数帯レーダー、電子妨害アンテナ、敵味方識別アンテナなど多種の艦載電子レーダーシステムを一身に集め、高度の情報化水準を保証するのと同時に、またステルス性能を強化している。報道は、南昌艦は北海艦隊に加入し、これは空母遼寧艦に寄り添い空母艦隊を組成するためだと推測している。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「空母遼寧艦」)

中国の艦艇の序列の中で、101というこの艦ナンバーは特殊な意義を包含しており、それはかつて新中国駆逐艦部隊の第1号艦であり旗艦だった鞍山艦の艦ナンバーだった。半世紀近くを跨いだ後、055型駆逐艦が改めて101というこの艦ナンバーの使用を開始し、かつ革命の聖地である南昌を用いてそれを命名したわけで、中国のこの戦闘艦に対する重視を見て取るに足りるし、それが中国海軍のあらゆる駆逐艦の中の「ナンバーワンの艦」だということも意味している。

今鞍山艦は青島海軍博物館内に静かに停泊している。鞍山艦は1950年代に中国が導入したソ連製の07型駆逐艦で、1954年10月13日、中国がソ連に発注した第一陣の駆逐艦として青島に到着し、艦ナンバーは101だった。鞍山艦はその他の3隻の同型艦(撫順艦、長春艦そして太原艦)と「四大金剛」を組成し、相当な長時間内中国海軍の絶対の主力を構成した。鞍山艦は1992年4月に現役を退き、就役期間は38年にも達し、全部で10万海里あまりを航行し、世界を範囲として就役時間最長の駆逐艦の1つだった。

4月20日、「グローバル時報」記者はわざわざ青島海軍博物館に赴いて鞍山艦を参観した。この排水量2000トンしかない旧式駆逐艦は、中国の現在のいかなる主力駆逐艦と比べても明らかに狭小だが、この艦の簡単な紹介の中で言われているように、「四大金剛」は中国の近代化された海軍の基礎を固めた。あるネット仲間は055型駆逐艦と鞍山艦の縮図に対比を行い、その結論は「隔たりは驚異的」というものだっただが、これはまさに人民海軍の発展の初めから今に至るまでの壮大な真実の対比でもある。


 海上自衛隊など他国のプロはこの艦を比較的近くで見てどういう感想を持ったんでしょうね。

4月28日

 昨日に続き055大型駆逐艦関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-04-24/doc-ihvhiewr7991656.shtml


055大型駆逐艦のデータが公開される 排水量11000トン アメリカのSF戦闘艦に比べやや小さい

4月23日、建軍70周年を慶祝するため、人民海軍は青島で盛大な海上閲兵式を挙行した。閲兵式現場は濃霧に包まれていたが、皆のそれに対し関心を注ぐ熱情には全く影響しなかった。今回の海上閲兵式の外形が最も美しい検閲を受ける艦艇として、055第1号艦の「南昌」号はさらに最も多くの視線を吸引した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「055第1号艦の101南昌号が検閲を受ける」)

閲兵の前、当局メディアは101「南昌」艦が初めてナンバーを塗装した後の鮮明な画像を発表し、その簡潔で近代的な外形は、紺碧の大海上で波を蹴立て、勇ましくまっしぐらに前進し、主役のオーラを放っていた。その後、ある今回の活動に関する記念の手紙に、また055大型駆逐艦の公式データが出現した。資料の公開されている記載によれば、この艦は全長約180m、全幅約23m、標準排水量は11000トンあまりである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「055の細長さは見たところずっと快適そうである」)

現代の衛星技術の発展のおかげで、軍艦の長さと幅がどれだけかのデータは、公開の画像の上から測量でき、正確度は非常に高い。だが055大型駆逐艦の排水量に対しては、それにもかかわらず多くの論争があり、これまでに公開された説は、055の排水量は12800トンというものだった。当然、この12800トンが一体満載排水量なのか、それとも標準排水量なのか、あるいは我が軍がしばしば使用する正常排水量なのかは、なお確定することができなかった。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「標準排水量11000トン前後、満載排水量12800トン前後」)

通常ということで言えば、ある軍艦の排水量を測るには5つの異なる基準がある。まず空虚搭載排水量で、艦艇が完成し、各種設備の取り付けが揃った重量で、人員、荷物、食品、弾薬およびあらゆる付属品とあらゆる液体搭載荷は含まない。一方軍艦の標準排水量とは空虚搭載排水量を基礎に、定数の人員、食品、淡水、弾薬、液体搭載荷を加えた排水量を指すが、燃料、潤滑油および航空燃料は含まない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「一般に皆揃って標準排水量を語るだろう」)

我が国の軍艦はしばしば正常排水量というこの言い方を使用するが、これは標準排水量を基礎に、50%の航続力および自力持久力に必要な燃料、潤滑油、給水、航空燃料および100%搭載時の重量である。それは一般に標準排水量より大きいが、満載排水量よりは小さい。一方満載排水量は標準排水量を基礎に、100%の航続力および自力持久力に必要な燃料、潤滑油、給水、航空燃料および100%搭載時の重量で(頑住吉注:2回出てくる何がとも指さず「および100%搭載時」という記述が意味不明ですが)、それは標準排水量を基礎に計算が行われたものだということに注意。また、さらに最大排水量があり、それは満載排水量の上に超過積載の燃料、潤滑油、給水および弾薬などを加えた重量である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「最大排水量は一般に多くは用いられない」)

一般的に言って、標準排水量と満載排水量の間は10%前後流動するだろう。ならば055の標準排水量は11000トンあまりで、以前皆が推測した12800トンは満載排水量に違いない。比較すると、アメリカのアーレイ・バーク級駆逐艦の満載排水量は8315〜9800トン、タイコンデロガ級巡洋艦の満載排水量は9800トン、ズムウォルト級駆逐艦の排水量は14564トン、韓国の世宗大王級駆逐艦の満載排水量は10290トン、日本のこんごう級駆逐艦の満載排水量は9485トン、あたご級駆逐艦の満載排水量は10000トンである。ズムウォルト級を除き、055はその他の駆逐艦いずれと比べても大きいが、またいくらも大きくはない、ということが見て取れる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「055はズムウォルト級駆逐艦と比べてのみ小さい」)

実際上、軍艦の排水量は決して大きければ大きいほどよいわけではない。言われているところによれば055の元々の設計は20000トンに迫り、ロシアの「キーロフ」級巡洋艦の水準に達しそうだった。このような体格は、見ても聞いても非常に気持ち良いが、動力システムに対しては巨大な試練であり、同時に艦載のそれぞれのシステムの集成化の程度が高くなく、設計が比較的立ち後れ、より多くの艦員を必要とすることをも意味している。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「055をキーロフ級のように大きく作れば、完全な失敗となる」)

まさにこのようであるがゆえに、055は改良設計により、ついに満載排水量を13000トン以下にまで制御し、空間を節約しただけでなく、さらに重要なのは動力を節約し、次の一歩で全電力推進システムを使用を使用しまたレールガンを装備するために可能性を提供した。もし本当に以前の設計に照らして20000トンの大台に迫ったら、レールガンなどの新世代高エネルギー武器を装備しようとすれば原子力動力を搭載することが必須となり、このことは艦艇の設計に対し、055を何隻か建造したらまた慌ただしく中止し、さらに全く新しい駆逐艦を建造するのに等しく、明らかに失敗のやり方である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「055は以後高エネルギー武器を追加装備するために非常に多くの余地を留保している」)

今、055大型駆逐艦はついに神秘のベールを開いて公開されてお目見えしたが、我々が見たのはただ単にその氷山の一角でしかない。その体内には、さらにより多くの驚きと喜びがあり、ひとたびそれを発揮するチャンスが得られれば、未来の海戦に対し根底から覆す性質の革命となるだろう。皆刮目して待とう。(作者の署名:鉄翼蒼穹)


 具体的にどのような動力を使用しどのくらいの速度が出るのかに関する記述はないですね。

























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