コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその331

6月30日

 中国の無人機関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-06-26/doc-ihytcerk9393019.shtml


中国のまた1つの作戦無人機が明るみに 最も意外な角度から奇襲できる

最近、中国が自ら研究開発を行った最新の武装無人機が輝かしく登場した!

それは中国の古典的サブマシンガンを配備し、多種の軍警察任務の場面の中でカギとなる重要な作用を発揮することができる。

この無人機は、中国が自ら研究開発を行った79式サブマシンガンを搭載する。このサブマシンガンは中国警察領域の主要な小火器の1つで、装備量は極めて大きい。

この中国自ら研究開発を行ったマルチローター無人機は、下方に79式サブマシンガンを搭載し、すでに極めて成熟した無線リアルタイムビデオ撮影と伝達技術、および無線指令コントロール技術によって、地上の遠隔操作を担当する軍警察人員は視察、照準、射撃と効果の評価を実現する。

この設計は簡単かつコストが低く、技術が成熟し、軍用、警務の場面の中で発揮可能な空間を充分に有する。特に人質事件、爆発物・危険物排除など伝統的な射撃手段では運用し難い場面の中にその一席の地を持つ(頑住吉注:ごめんなさい、うまい訳が思いつきません。意味は分かりますよね)。

だがこの設計の技術的要求は決して低くなく、ミニマルチローター無人機の上にフルオートのサブマシンガンを搭載するのは、無人機プラットフォームの震動が顕著で、安定性に限りがあるため、発射される弾の散布が大きい結果がもたらされる可能性があり、詳細な検証と試験を行い、充分な射撃効果を保証する必要がある。79サブマシンガンは後座力は比較的低いが、射撃時に生じる振動は依然飛行機プラットフォームの安定性に対する影響が非常に巨大である。もし設計上の考慮が行き届いていなかったら、無人機プラットフォームの転覆がもたらされる可能性がある。

よく見られる安定の方式にはアクティブとパッシブの二大範疇が包括される。これには緩衝装置をサブマシンガンに連結することが含まれるが、無人機自身のアクティブ安定技術は最も有効な一部分で、例えば6自由度揺擺台(頑住吉注:揺れ動く台)安定技術を運用して銃器の後座力を解消し、飛行機が受け入れられる程度にまで下げ、できる限り銃弾の散布を減少させるもので、これはさらに同時に撮影される画像の安定を保証することができ、視察や照準に便である。現在先進的な類似のプラットフォームは、重量搭載能力がすでに自身の重量を超越している。この搭載プラットフォームはさらに限定的に回転し、正確に照準しての発砲が実現できる。

安定性と充分な重量搭載能力の実現のため、この無人機は6〜8つのローター推進器を運用する大寸法のミニ無人機で、重量が比較的大きい79式サブマシンガンの搭載を実現している。当然、79式サブマシンガンの重量自体がもう比較的小さく、マガジンは一般に20発の弾薬しか装填されず、これが難度をある程度下げている。

建築物が密集し、住民が比較的多い都市環境の中で、この無人機は有効に敏捷な飛行ができ、目標が思いもよらない角度から接近し、視察あるいは攻撃を行い、甚だしきに至っては地上のロボットに比べずっと自由だろう。しかも軍警察人員が死傷する可能性が存在しない。

軍用の場面の中では、それは狙撃手、迫撃砲手など相対的に隠蔽された敵を攻撃し、過去直線照準射撃では相対的に困難な問題の解決に用いることができる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「著名なAR15小銃を搭載した無人機プラットフォーム。この銃はM16小銃の民間用バージョンである」)

79式7.62mmサブマシンガンは中国が1970年代に設計した完全自主の小型サブマシンガンで、我が偵察兵、民警武警部隊に大量装備され、重量が軽く、使用が柔軟な兵個人自動武器である。それはすでに30万挺近く生産されており、拳銃弾薬を使用し、セミオートとバーストが可能で、200m以内の生体目標が殺傷できる。この武器は構造が簡単で、体積が小さく、重量が軽く、セミオートの精度がよく、携帯に便利である。

だがこの銃のフルオートでの精度と信頼性は世界クラスの製品とでは隔たりがある。その自動方式はガスオペレーション自動原理、ボルト回転式剛性閉鎖機構(頑住吉注:フルロックということですね)で、回転式ハンマーとセレクターがセミ・フルオートを制御し、不完全閉鎖セーフティを配備している。ショートストロークピストンガスオペレーション自動方式、クローズドボルトファイアを採用しているため、実戦時の発射速度が高すぎ(頑住吉注:それが理由ではないのでは)、毎分1000発以上に達し、振動が過大で、フルオート時の精度を比較的理想的でないものにさせている。また人間工学的に比較的立ち遅れ、射手の掌握の難度を増大させている。全体的に言って、こうした欠陥はそれをすでに時代に立ち遅れたものにさせている。

この武器は51式7.62mm拳銃弾薬を使用し、現代の作戦環境の中では威力がある程度不足し、防弾衣に対応するにも、人体目標に対する停止作用も充分理想的なものではない。

現在、中国の多種の新型警察用サブマシンガンがすでに小規模に警察部隊の試験的性質の装備入りしており、最終的には最もよい機種が選択され、79式サブマシンガンに代替することになる。同時に自動銃器を搭載した無人機もさらに一歩発展し、不断にその実戦能力を高め、我が軍警のためにまた一つの作戦の利器を提供すると見られる。(作者の署名:空中世界ガトリング)


 必要のないストックは軽量化のため外され、本来ないマズルブレーキのようなものが見えますね。先日ロシアのロケットランチャーを装備した無人機を荒っぽいと評した記事がありましたがたいして変わらない感じです。発射速度が過大でマガジン容量が20発しかないのでは弾薬がすぐになくなってしまい、当然空中でのマガジン交換は無理でいちいち帰投するしかないでしょうが、確かに威力を発揮する場面もあるでしょう。

7月1日

 「第6世代機」関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-06-26/doc-ihytcitk7714517.shtml


中国の第6世代機のカギとなる重要技術、すでにかすかな手掛かりを露出 5年内の登場が有望 (頑住吉注:私が訳のため文字列をコピーした段階では「中国の第6世代機のカギとなる重要技術が重大な進展を取得」でした。だいぶニュアンス違いますよね。)

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像の注釈:中国の第6世代機の想像図」)

現在、第5世代機の殲ー20はすでに少数の引き渡し、使用が開始され、成熟に向かいつつあるが、世界の範囲内では第6世代機の研究開発もすでに幕が上がっている。現在中国の第6世代機の研究開発に関してはまだ絶対的な秘密保持の段階にあり、当局はいかなる情報も決して漏らしてはいない。だが我々はそれでも多くの情報の中から中国の第6世代機の発展のかすかな手掛かりを探求することができる。

可変循環エンジン

まずはセルフ適応可変循環エンジンである。これは現在確定できる第6世代機が選択すること必須の技術の1つである。第6世代機はより高い巡行マッハ数に到達する必要があり、動力システムの上で、現有の第5世代機のエンジンではきっと不適合であり、いわゆるセルフ適応可変循環エンジンが必要とされる。

2012年の珠海航空展では早くも、当時中航発動機副総裁の任にあった張健氏が記者のインタビューを受けた時に明確に、中国はすでに国産可変循環エンジンを研究中で、相応の計画があって未来の先進エンジンを研究している、とした。中国のエンジン研究開発は生産1世代、研究開発1世代、事前研究1世代、探索1世代である。彼はさらに、中国のエンジン研究開発の技術的目標時間はすでに2030年まで設定されている、と明らかにした。

2017年に北京で行われた航空技術展で、中国の関連機関は新世代エンジンの概念図を展示した。技術指標から見て、このエンジンは「飛行速度マッハ3〜4、飛行高度3万mの実戦機に適用され」、それはすでに現有の第5世代機の飛行エンベロープをはるかに超越し、しかもそれは2種の作動状態を持ち、セルフ適応可変循環エンジンに属す可能性がある。このため、このエンジンは第6世代戦闘機専門に配備されるエンジンに属すに違いない。

総合航空電子システム

第6世代機の一大核心技術は普遍的に光通信コントロール、光ファイバー通信技術を使用することに外ならない。中国の殲ー20戦闘機はすでに世界先進水準に達したマルチセンサー融合技術を使用している。中国の殲ー20には、「アクティブフェイズドアレイレーダー+分布式光学口径システム」が核心たるマルチセンサーシステムとして配置され、強大な情報化戦力を持つ。モノのインターネット技術開発方面において、中国はすでに先進国と並走している。殲ー20に使用されるマルチセンサー融合技術と中国が開発中のモノのインターネット技術を適当にグレードアップすれば、すぐに第6世代機に用いることができる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像の注釈:中国の殲ー20には、『アクティブフェイズドアレイレーダー+分布式光学口径システム』が核心たるマルチセンサーシステムとして配置され、強大な情報化戦力を持つ」)

ステルス技術

第6世代機が用いる全方向、全周波数帯ステルス技術も、中国にとって難関攻略できない難題ではない。ステルス戦闘機の外形設計方面において、中国はすでに他国の先を行っている。ナノステルス材料開発方面では、中国には近年来さらに勝利の知らせが頻繁に伝わっており、中国の多くの理工科大学は、すでに一連の広域周波数電波吸収材料を研究開発しており、こうした材料は重量が軽い、電波吸収能力が強い特徴を持つ。

テラヘルツレーダー

レーダーは戦闘機の最も重要な探知計測設備で、第6世代戦闘機の上では理の当然に大幅な性能向上が必要である。中国の近年来軍事方面の発展の最も早い領域は他ならぬレーダーで、現在すでに多種の戦闘機上に先進的なアクティブフェイズドアレイレーダーが装備されている。殲ー20は我が国が新たに研究開発したアクティブフェイズドアレイレーダーを装備しており、2000〜2200のT/Rユニットが配置され、それぞれのT/Rユニットは8ワットのピーク値出力を持ち、レーダーの総発射出力は16キロワット以上に達し、F-22A戦闘機に配置されるAN/APG-77レーダーの15.6キロワットおよびF-35戦闘機に配置されるAN/APG-81レーダーの10キロワットという数値を超える。未来のレーダーに対しては、さらに一歩探知計測距離と精度を向上させる他、さらに根底から覆す性質の新概念レーダー製品が積極的に研究されている。

ロシアメディアの報道によれば、中国はテラヘルツレーダー領域の研究開発作業の進展が迅速である。この超高周波数レーダーは障害物を越えて物体の画像、および敵サイドの飛行機の反射信号を獲得することができ、もしそれがレーダー波を吸収できる塗料を使用していてもである。衛星や偵察機にこのレーダーを装備すれば、空中のステルス目標が発見できるだけでなく、さらに非常に容易に水中の潜水艦および偽装した目標が発見できる。中国のテラヘルツレーダープロジェクトは中国の未来の第6世代機上に装備される可能性が高い。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像の注釈:中国電子科技集団社は初の全固体テラヘルツ成像レーダーシステムのサンプル機の研究開発をスムーズに完成させた」)

国内の航空戦略には理念があり、開発1世代、成熟1世代、事前研究1世代と言う。これは非常に明確で、我々の第5世代機である殲ー20はすでに少数の引き渡し、使用が開始されており、成熟に向かいつつあるわけで、言い換えれば第6世代機の事前研究はすでに真相が明らかになっているのかもしれない。大胆な仮説をしてもよい。3から5年以内に、我々の第6世代機はもう我々に巨大な驚きと喜びをもたらすだろう! (作者の署名:兵工科技)


 ロシアのアーマタ戦車もそうですけど、次世代兵器がどういうものになるのか分からない段階のことですからこれぞ次世代兵器、と意気込んで作ってもより画期的な技術が出現して結果的に見当違いの方向性になってしまう可能性もあると思うんですが。

7月2日

 インド・パキスタン空戦関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-06-28/doc-ihytcitk8251361.shtml


インド・パキスタン空戦の新たな報告:パキスタン軍のF-16が空対空ミサイルを射ち、梟竜は爆弾を投下しただけ?

2月に南アジアで小規模な衝突が発生した。インドのカシミール地方が2月14日に爆弾による攻撃に遭い、44人が死傷し、すぐにインド人は目標をパキスタン国内の某いくつかの勢力に定め、最終的に2月26日、インド人の報復がやって来て、インド空軍はミラージュ2000H戦闘機、スホーイ-30MKI戦闘機を出動させ、および早期警戒機の援護の下、パキスタン国内の目標に対し奇襲を発動した。だが高額で購入したイスラエルの正確制御誘導爆弾はそれにもかかわらず全部目標から甚だしく遠くに逸れ、目標に損害は全くなかった。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「カシミールというこの種の山高く谷深い地形に対しては、ナビゲーション技術のほんの少しの偏差でもう全く正確に打撃できなくなる」)

第2日目、パキスタンサイドは戦闘機を出動させて報復し、インド人は手ぐすね引いて待ち構え、最終的な交戦の結果、パキスタンサイドはいくつかのインドサイドの地上目標を破壊し、かつ2機のインド戦闘機を撃墜したと宣言した。これには1機のスホーイ-30MKIが含まれ、さらに1機のミグー21bison戦闘機があった。しかもインドサイドはさらに追加で1機のミルー8救援ヘリを損失し、最終的にインドサイドはバツ悪そうに、これは味方サイドのイスラエル製spide対空ミサイルの誤射だと認めた。

空戦結果に存在する最大の論争は、インドのミグー21bison戦闘機をいったいどの機種の飛行機が撃墜したのか、梟竜なのかそれともF-16戦闘機なのかに他ならない。しかも第2の論争は、パキスタンサイドが言明するインド空軍のスホーイ-30MKI撃墜は一体存在したのか存在しなかったのかである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インド空軍のミグー21が撃墜され、4発のミサイルは1発も射出されていなかった」)

最近国外の社交メディア上にある画像が出現し、パキスタンの飛行員が調査を経て得た結論だと言明され、これはまたしても錯綜しはっきりしない真相に分厚いベールを追加した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「これが機種と投射された武器の表。F-16戦闘機が空対空ミサイルを射ち、梟竜は射っていないことが見て取れる」)

表には戦闘機の機種と投射された武器の数量、飛行員の名、飛行機の中隊ナンバー、および飛行機の尾部の識別ナンバーがある。

この表から我々は次のことが見て取れる。全部で3機種が参戦し、F-16、JF-17、ミラージュ5戦闘機で、このうち2機のF-16は、それぞれ1発のAIM-120Cミサイルを発射し、一方梟竜戦闘機は2機出動し、それぞれ2発の500kgクラスのMK83 REK爆弾を投下している。当然爆弾は普遍的な鉄製の爆弾ではなく、衛星制御誘導滑空ユニットが追加装備されたもので、中国のLS6爆弾に似ており、一方ミラージュ5戦闘機は2発のH-4遠距離光電子制御誘導爆弾を投下している。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「これがパキスタンの導入した南ア共和国の正確制御誘導爆弾。外形は怪異だが、射程は120kmにも達する」)

この表に照らせば、インド空軍のミグー21とスホーイ-30MKIを撃墜した戦果は全てアメリカ製のF-16戦闘機が取得したものである。これはインドサイドが発表したAIM-120Cミサイルの残骸とも吻合する。だがこれは個別の説であり、最終的な真相がどうかは、まだ以後のインドおよびパキスタン政府の発表を待つ必要がある。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「これが梟竜戦闘機が投射した正確制御誘導弾薬。折り畳み翼技術を採用しているのが見て取れる。」 「パキスタン空軍の梟竜戦闘機は何度も衛星制御誘導爆弾の投下試験を行っている」)

パキスタンサイドは参戦した機種と発射した弾薬の状況を正面切って発表してはいないが、パキスタン空軍は内部で非常に多くの徽章を発行しており、これにはミグー21とスホーイ-30MKIの撃墜が含まれ、しかも非常に多くの飛行員が身に着けてもいる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「パキスタンサイドの徽章:29中隊がスホーイ-30MKIを撃墜」)

性能を対比して見ると、パキスタンサイドはAIM-120Cミサイル、MK83 REK衛星制御誘導滑空爆弾、およびH-4爆弾を使用しており、インド空軍のR-77空対空ミサイル、SPICE衛星爆弾に比べ、性能がよりいささか先進的である。(作者の署名:大水)


 中国によれば実戦で敵戦闘機を撃墜する戦果を挙げたために多くの国が買いたがっているということだったんですがね。

7月3日

 日本に関連する話題です。

https://military.china.com/tu/06/11119688/20190701/36515397_all.html#page_2


中国が日本の観艦式に参加するのにはどの艦を派遣すべき? 055艦はあるいは日本の反応を刺激して引き起こすか

今年2月、我が国は10月14日に挙行される日本の海上観艦式に参加するよう招待を受けた。今回の招待は初で、現在中国海軍が参加するか否か、およびどういった艦艇を派遣して参加するのかの情報は決してない。だが日本が青島海軍節で見せた誠意ある行為およびここ2年来の中日外交関係正常化を考慮すれば、海軍艦艇を派遣して日本の第29回海上観艦式に参加することはすでに確定事項である。そしていかにして適した艦艇を派遣し今回の観艦式に参加するかが、明らかに腕の見せ所となる。

10年来、造船工業の強大化と無数の軍事工業人の努力のおかげで、中国海軍には質でも艦艇の類別の豊富さでも非常に大きな向上があり、このことは将来日本の観艦式に参加しようとする中国海軍のために多種の選択肢を提供してもいる。だが、日本の観艦式が国際的な観艦式と差異があることを考慮すると、055万トン艦、遼寧艦空母といった艦艇を参加しに行かせるのは明らかにいささか主客転倒、かつハイテンションすぎ、武力をひけらかす意味を持ち、ごく容易に敏感な日本によって過度の解読をされ、かつ100年前の「長崎事件」に類似した民衆の反応をもたらし、競争を激化させ、かつ一定の影響をもたらすだろう。

この種の思考に基づけば、054A護衛艦や056護衛艦を日本に赴かせることがすでに唯一の選択となっているようである。しかし、言及しておくことを必要とするのは、日本で現在右翼が台頭していることで、054Aや056を派遣することはあるいは「長崎事件」後の日本の反応に似たものを避けられるかもしれないが、それにもかかわらず我が国の国力と海軍の水準を見せることはほとんどできないし、日本の軍国主義に適切に警告することは増してやできない。同じ理屈で、071上陸艦、903補給艦などの補助艦艇もまた不適合である。

ここまで話せば、どの艦艇が中国海軍のイメージを代表して日本の海上観艦式に参加するのに最も適するのかに対し、皆の心中にはすでに心づもりができているに違いない。そう、それは我が国の052系列駆逐艦である。まず、性能について言えば、052Cでも052Dでも、あるいは明るみに出たばかりの052DGでも、現在日本で現役のあたご級駆逐艦およびこんごう級いずれとも基本的に同一水準にあり、主客転倒を出現させしたがって日本の過度の解読、誇大宣伝の状況をもたらすことはないだろう。

次に、054Aや056護衛艦に比べ、052Dおよびより強大な052DGは非常によく我が国海軍の発展水準を見せ、形を変えて日本に、もしこういった艦が国内ではとっくにすでに「二線級スター」となっていても、今回の観艦式ではどのタイプの中華イージスも全て日本の海上自衛隊の主人公のすぐ次だ、と教えることができる。また、改装後の6500トン級駆逐艦051B型「シンセン」艦も非常に適した人選である。要するに今回の観艦式では、長崎の轍を踏むのを避ける必要はあるが、それでも日本に一定の圧力を与える必要がある。


 「長崎事件」というのは清国の軍艦が寄港した際に水兵らが勝手に上陸して乱暴狼藉を働き多数の死傷者が出た事件のことですが、ここで言っているのは事件そのものではなく、この時清国が強大な海軍力を後ろ盾にして明らかに自分たちが悪いにもかかわらず謝罪せず、日本人が憤激して軍備を増強し、黄海海戦、ひいては日清戦争の敗北につながった、その二の舞は避けねばならない、ということですね。まあ今の日本に中国と正面から海軍力の競争をする体力はないと思いますが、中国人にとってはそれくらいトラウマになっているわけです。

7月4日

 殲ー20関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-07-01/doc-ihytcerm0472134.shtml


殲ー20はF-35に対し一撃致命ができる 4年後200機装備の目標はあるいはF-22か

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「大速度機動飛行する殲ー20は非常に威風」)

ある情報は、殲ー20の今の生産量はすでに50機近くに達したとしており、このことは殲ー20が規模化された装備という節目のポイントに進入しつつあることを充分に表明する。情報融合の第5世代戦闘機として、殲ー20の情報作戦や空天一体化作戦の中であり得るパフォーマンスは、我々を好奇心でいっぱいにさせる。中国空軍の優秀な試験飛行員である徐勇凌の推測によれば、空軍作戦能力の向上と共に、またネット時代に成長した新世代飛行員が第5世代戦闘機の発展を主導するのと共に、中国空軍は4年後つまり2022年、殲ー20を使用してアジア太平洋地域の天空を主宰し始めるに違いない。だが、この説は日本、韓国そしてインドの挑戦に遭い、何故ならこの3か国はいずれも積極的にステルス戦闘機を購入しているからで、ならば殲ー20は対応できるのだろうか?

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「殲ー20もF-22のように第4世代機をタコ殴りにできる」)

中国は殲ー20戦闘機の急速な装備に対しやる気充分で、これは第4世代戦闘機の第5世代戦闘機に比べての先天的な劣勢に源があるのかもしれず、このため装備速度は米軍のすぐ次である。アメリカでは、かつてF-22が第4世代戦闘機との対抗で0:144のスコアを取得した記録があるが、ならば殲ー20はどうなのか? 中国空軍が組織する「紅剣」年度演習の中で、殲ー20と第4世代戦闘機はかつて実戦化された対抗を行い、かつ10:0の絶対的優勢をもって殲ー10B、殲ー11Bおよびスホーイ-30MKKなど中国空軍の主力である第4世代機に完勝した。語られているところによれば、演習中紅サイドの第4世代戦闘機が採った戦術は定石を打破し、殲ー20と近接格闘するチャンスを直接探求したが、結果は殲ー20の方位さえ発見できずじまいで、最終的にはやはり発見されかつ全部撃墜という結果に遭遇した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「F-22がアジア太平洋地域でローテーションを組んで配備されるのはすでに常態となっている」)

現在見たところ、2019年から始まり、殲ー20は一定の規模で装備されかつ初期戦闘力を正式に形成し、中国は空中の技術的優勢がもたらす日韓に対する上から目線の姿勢、およびこれによりもたらされる戦略的快感を初めて享受する可能性が高い。当然、アメリカはこの種の局面の出現を容認しないだろう。F-22が生産ラインを再開しかつ輸出を解禁する可能性があるだけでなく、米軍のF-22が2〜3年内に大部分アジア太平洋地域および中国周辺地域に配備される可能性がある! しかも、米日韓がF-22を中国周辺に配備した後、世界初のステルス空戦もアジア太平洋地域で発生する可能性が高く、これは疑いなく重大な歴史的事件となる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「弾薬庫を開いての飛行は外界に殲ー20に対し刮目して見させた」)

だが、中国の殲ー20について言えば、これは完全に中国自主技術創新の大きな果実であり、価格の問題もなければ、人の制限を受ける問題もなく、このため中国が現在すでに50機を超える殲ー20を有することに全く疑いはない。現在、語られているところによれば第4本目の殲ー20生産ラインがすでに始動しており、ならば来年になれば中国はこの機種、殲ー20を全速で生産する4本の生産ラインを有することになる。これは非常に珍しい軍事工業の動態である。もしこれが真実の情報なら、2020年に始まり、中国が毎年36機以上の殲ー20を生産することを意味している。当然これでもこの機の最速の生産速度ではない。さらに中国空軍の平素からの装備に人を待たせない伝統が加わり、このため新たに生産された殲ー20戦闘機は、素早く戦力を形成することが有望である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「建国70周年の時、殲ー20はきっとより素晴らしいと信じる」)

現在の殲ー20の作戦半径をもって見れば、およそで2000kmを超越でき、つまりそれを東南の沿海に配備しさえすれば、中国のあらゆる周辺海域、甚だしきに至っては日本の一部の領空さえも殲ー20の作戦半径内となり、その威嚇の態勢はすでに形を成す。それが主に想定するライバルはF-22であるため、日韓のF-35に対しては、某一部の人が言うように「タコ殴り」にはできないが、F-35に対し一撃致命の能力を具備し、この点にはいくらの疑いも持つ必要はないはずである! このため、およそ4年後、生産、装備数量がすでにおよそ200機に達した殲ー20は、きっとアジア太平洋地域の天空を主宰する能力を有する! (作者の署名:軍評陳光文)


 F-35と殲ー20は性格が大きく異なる戦闘機であり、中国のこの種の文章がよく強調する「体系の対抗」の中でどちらが優位かは予想し難いところだと思いますが。

7月5日

 「梟竜」戦闘機関連です。

https://military.china.com/tu/06/11119688/20190630/36509464_all.html#page_2


第3ロットの梟竜戦闘機は空気取り入れルートが拡大 渦扇19エンジンに換装か

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「梟竜戦闘機、最大のグレードアップを迎える」)

パキスタン空軍は最近、第3ロットの梟竜戦闘機は複合材料使用比率を増加させ、もって飛行機の空虚重量を下げ、搭載荷と航続距離を増加させ、飛行機の作戦能力を向上させることになるだろうと事実確認した。

現在見たところ、成都飛行機、パキスタンの梟竜第3ロット戦闘機に対する定義はすでに外界の予測を超えている。梟竜第3ロットは空力レイアウト、材料技術、航空電子そして機載武器など多くの方面で全面グレードアップと向上を行っており、全体性能は前に向け大きな一歩を踏み出している。もし梟竜第1ロット、第2ロットの目標が国外の第3世代作戦機だったと言うならば、梟竜第3ロットの性能は第3世代半戦闘機を直接目指しており、なるほど楊偉総設計師が「(梟竜第3ロットを)買うことはまさにお得だ」と堂々と語るわけである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「梟竜第1、第2ロットの構造材料は比較的保守的だった」)

周知のように、梟竜第1、第2ロット戦闘機はコストと費用を制御するため、材料技術が相対的に保守的だった。主に伝統的なアルミ合金で、複合材料の使用は比較的少なく、空気取り入れルート、キャノピーなどの位置にだけ複合材料を採用し、比率は10%以下だった。コストと価格は制御されたが、飛行機の構造重量は相対的に高めになり、搭載荷と航続距離を制限した。梟竜第3ロット戦闘機はアクティブフェイズドアレイレーダー、総合電子戦システム、分布式口径システム等々の先進的な設備に換装され、甚だしきに至ってはさらに全幅を拡大する可能性があり、もし材料の上である程度の突破がなかったら、おそらく飛行機の構造重量の急速なアップがもたらされるだろう。まさにこの種の状況下だからこそ、パキスタン空軍は梟竜第3ロット戦闘機の複合材料使用比率を増加し、飛行機の構造重量を下げ、機載航空電子システムグレードアップのために余地を生じさせるよう要求したのだろう。

先進的な材料を採用する他、梟竜第3ロット戦闘機のもう1つの人の注目を引くところは空気取り入れルートの拡大に他ならない。このようにすることは梟竜第3ロット戦闘機が推力のより大きなエンジンに換装するために堅実な基礎を打ち立てた。

空気取り入れルートは戦闘機の空力レイアウトの頂点および難点であり、梟竜戦闘機はBUMP空気取り入れルートを採用しているが、これは現在中米両国だけが掌握している。現代のターボファンエンジンに対して言えば、同様の技術条件の下では、推力が大きくなるほど必要とされる空気はより多くなり、空気取り入れルートの容積も大きくすることが要求される。このためパキスタン空軍が梟竜第3ロット戦闘機は空気取り入れルートを拡大すると宣言した後、外界は直ちにそれが推力のより大きいエンジンに換装する可能性を意識した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「梟竜第3ロット戦闘機はWS-19エンジンに換装する可能性がある」)

梟竜戦闘機が現在採用するのはロシアのRD-93ターボファンエンジンだが、そのアフターバーナー使用時の推力は8.3トン前後で、梟竜戦闘機に対して言えば、この指標は使用に堪えるものと言うことができる。だが梟竜戦闘機は就役後、不断にシステムや設備を増加させ、これには空中給油プローブ、重搭載架等々が含まれ、飛行機の構造重量も増加しており、エンジン推力に上昇がないと、推力:重量比は下降し、飛行機の飛行および機動性能に影響するだろう。関連の資料から見て、RD-33系列エンジンの推力増加型はずっと具体的な発展計画に入っておらず、このようでは一定程度梟竜戦闘機のグレードアップポテンシャルを制限する。

このため梟竜第3ロット戦闘機が国産のWS-19ターボファンエンジンに換装する可能性は極めてあり得る。その性能はアメリカのF414エンジンに相当し、このエンジンのアフターバーナー使用時の推力は9.8トンに達し得、RD-93エンジンよりまるまる1.5トン多い。さらに飛行機の構造材料方面の進歩が加わり、このようなら飛行機のグレードアップのために堅実な基礎を打ち立てることができる。まず梟竜戦闘機の最大離陸重量が増加する。梟竜1、2ロット戦闘機の最大離陸重量はおよそ12.5トン、外部搭載3.5トン前後だった。WS-19エンジンに換装した後、最大離陸重量は16トン前後にまで高めることができ、外部搭載は5トンに近づく。飛行機の作戦半径、航続距離は比較的大きな向上を得る。まだありそれは飛行機の空戦推力:重量比の上昇で、WS-19はRD-33に比べ、アフターバーナー不使用時の推力、正常空戦エンベロープ範囲の推力がいずれも有効な向上を得、このようなら梟竜第3ロットの空戦推力:重量比を高め、飛行機の飛行および機動性能を増強することができ、飛行機の上昇、発着、加速などの方面の性能を含め有効な増強を得ることができる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「梟竜複座系列の改良は梟竜第3ロット戦闘機に運用されることになる」)

先進的なエンジンとコンビネーションするため、梟竜第3ロット戦闘機は空力レイアウト、飛行コントロールシステム方面でもグレードアップが行われることになる。まずその全幅が拡大され、9mから9.5mまで増加し、全幅の増加はアスペクト比の増加を意味し、誘導抵抗が下がり、正常空戦エンベロープ範囲内の性能が最適化を得る。飛行機の航続距離、航続時間は延長される。さらに梟竜複座型の後退角の大きな垂直尾翼を採用し、飛行機の操縦効率を高め、飛行機の敏捷性を増強する可能性がある。飛行コントロールシステム方面では現在の縦軸電気伝達プラス横向き機械操縦システムから三軸四剰余度電気伝達操縦システムにグレードアップされ、しかも飛行コントロール/火力コントロール一体化システムを形成し、飛行機の作戦能力を増強する可能性がある。

梟竜第3ロットの航空電子システム、機載武器のグレードアップに関しては外界はすでに比較的熟知しており、機載レーダーはアクティブフェイズドアレイレーダーに換装され、もって飛行機の探知計測および多目標攻撃能力を向上させることになるだろう。コックピットは一体化モニター、回折ヘッドアップディスプレイに換装され、飛行員はヘルメットモニター/照準システムを配備し、機載電子妨害システムが機体の中に整合される可能性がある(梟竜第1、2ロットは外部搭載電子妨害吊り下げポッドを採用していた)。機載武器方面では国産のPL-15中遠距離空対空ミサイル、PL-10赤外線成像格闘空対空ミサイルに改装され、このようだと梟竜第3ロット戦闘機はインド空軍のラファールF3戦闘機に対抗できる。空対地武器方面ではCM-400AKG対艦/対輻射ミサイル、C-802AKG対艦ミサイル、ステルス防衛区域外攻撃ミサイル、正確制御誘導爆弾等々が採用される可能性がある。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「梟竜がPL-15を搭載して試験を行う画像かもしれない」 「梟竜第3ロットはラファール戦闘機に対抗する重任を担う」)

当然梟竜第3ロットはこのような改良を経た後、価格もある程度上昇し、梟竜第1、第2ロットの購入単価はおよそ2500万アメリカドルだったが、梟竜第3ロットは4000万アメリカドル前後を要する可能性がある。だがこの単価は国外の同類型戦闘機と比べれば、依然ずっと安いだろう。スウェーデンのグリペン-E戦闘機の性能は梟竜第3ロット戦闘機に近いが、単価は8000万アメリカドルを超え、梟竜第3ロットの2倍で、この角度から言って、梟竜第3ロット戦闘機は自らのずば抜けた性能、良好なコストパフォーマンスに頼り、国際市場で素晴らしい成績を取得するに違いない。


 インドが購入したラファールに比べたら比較にならないほど安いことになり、本当に対抗可能な性能だったらインドのパキスタンに対する優勢にも影響するでしょうね。

7月6日

 スホーイー35関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-06-28/doc-ihytcitk8326114.shtml


ロシア、中国に第2陣のスホーイ-35を販売することを提案 中国、あるいは2つの要素に基づきさらに一定数買うか

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国空軍のスホーイ-35SK戦闘機」)

ロシアメディアの情報によれば、ロシア方面はすでに正式に中国空軍に向け、第2陣のスホーイ-35SK戦闘機を販売するとの提案を提出し、情報が伝わると広範な関心を引き起こした。

2015年中国空軍はロシアから第1陣24機のスホーイ-35SK戦闘機を導入し、契約上の価格は25億アメリカドルだった。これらの飛行機は2016〜2018年に中国空軍に引き渡され、南部戦区空軍航空兵某旅団に装備された。海外の資料を根拠にすると、現在中国空軍の1個航空兵旅団はおよそ32機の戦闘機を装備し、このため空軍はこの旅団のために8機のスホーイ-30MKK戦闘爆撃機も配備し、こうした飛行機は編成を保持することもできれば、またスホーイ-35SK戦闘機への転換の練習機とすることもできる。実際上ロシア航空宇宙部隊もスホーイ-30M2(スホーイ-30MKKのロシアが自ら用いる型)をスホーイ-35Sの同型練習機として用いている。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国空軍のスホーイ-35SKはすでに初歩的作戦能力を具備」)

第一陣のスホーイ-35SKの帰国後(頑住吉注:中国語では遼寧艦の前身ワリヤーグなども含め他国から買ったものが初めて来る場合もこう表現します)、中国空軍が継続してスホーイ-35SKを導入するか否かが外界が関心を注ぐ焦点となった。国内外の作戦機の発展から見て、第5世代ステルス戦闘機はすでに主流となっている。アメリカのF-35ステルス戦闘機の年生産量はすでに100機を超え、しかも実戦の中で検証を行っており、2020年以後第4世代、第4世代半戦闘機の効能は急激に低下することになるだろう。この角度から言うと、スホーイ-35SKは決して大規模導入には値しない。

中国空軍は早くも2016年にはもう第5世代ステルス戦闘機である殲-20の装備を開始し、まずは某試験訓練基地と某戦術訓練基地にで、2018年までに言われているところによればすでに28機の殲-20戦闘機が部隊に引き渡されている。また2019年に中国空軍は東部戦区空軍に初の殲-20作戦旅団を建設し、この旅団は今年もう満編成になるはずである。より多くの殲-20戦闘機部隊が建設中で、中国空軍戦闘機装備体系はすでに第4世代戦闘機主体から第5世代機に向け移行を開始したと確定できる。現在中国空軍がさらにスホーイ-35SK戦闘機の大量導入の決心をすると信じるのは非常に難しい。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「航路護衛任務を執行中のスホーイ-35SK」)

ならばスホーイ-35SKを一体買うのかそれとも買わないのか、筆者はやはりさらに一定数買う可能性があると推測する。答えは非常に簡単で、殲-20戦闘機の生産能力は上昇の過程を必要とする。中国空軍で現役の殲-7、殲-8、スホーイ-27SK戦闘機の飛行時間は続々と極限に近づいており、交代を必要としている。1990年代、国産第2世代戦闘機と導入したスホーイ-27SK戦闘機は同時に部隊に得装備されており、このようだと2010年以後、こうした飛行機は同時に淘汰期に入る結果がもたらされる。

国内の関連機関も殲-16、殲-11Dをこうした飛行機の代替機種として研究開発済みである。だがこうした飛行機の成熟にも過程を必要とする。もう1つ軽視を許さない問題があり、それはエンジンの生産能力である。殲-16、殲-11D、殲-20という3種の飛行機のエンジンはいずれも国産のWS-10Bターボファンエンジンの可能性があり、もし同時にこの3種の飛行機を購入すれば非常にまずい問題が出現するだろう。それはエンジンの生産能力の争奪である。中国空軍にとってWS-10Bの生産能力はきっとやはり殲-20戦闘機の需要を満足させるのをメインする。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国空軍戦闘機体系はすでに第5世代ステルス戦闘機に向けて移行している」 「殲-16のエンジンは殲-20大量生産型と同じという可能性がある」)

ここまで文を進めれば、我々は何故中国空軍が継続してスホーイ-35SK戦闘機を導入する必要があるのか分かっただろう。スホーイ-35SK最大のメリットは国産戦闘機と国産エンジンの生産能力を争奪しないことに他ならない。またスホーイ-35SK自体の性能も比較的ずば抜けており、周囲の第4世代改良型、第4世代半戦闘機に対抗するのに問題はない。国産戦闘機の発展に対しても一定の参考としての作用を果たすことができる。当然スホーイ-35SKは結局のところ第4世代改良型戦闘機であって、どう改良しようともステルス性能に質的変化はなく、2020以後F-22、F-35戦闘機に対抗し難いだろう。中国空軍はさらに一定数のスホーイ-35SKを購入する可能性があるが、大量導入はしないはずである。(作者の署名:小飛猪観察)


 価格その他の条件にもよるでしょうが、中国がさらに購入する可能性は私もかなりあると思います。その場合は第一陣の経験からより多くの改造を要求するのでは。























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