コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその344

10月18日

 中国の新型ヘリ関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/2019-10-12/doc-iicezuev1646675.shtml


ロシアメディア、中国のUFO的造形のヘリに関心を注ぐ:この難題はずっと西側を困らせている

参考情報ネット10月12日の報道 ロシアメディアは、中国の天津国際ヘリ博覧会(直博会)が10月10日天津市で開幕した、とする。組織サイドは、全部で18の国と地域から来た少なくとも415の企業が展示に参加し、このことは今回の活動を中国が開催した中で規模が最大のヘリ博覧会とさせる、とする。

タス通信社10月10日の報道によれば、参加する企業には全世界最大のヘリメーカーであるロシアヘリ社、エアバスヘリ社、アメリカのベルヘリ社、アメリカのシコルスキー飛行機社、イタリアのレオナルド社そして中国航空工業総会社が含まれる。

また、エンジン、部品およびその他の航空設備の世界最大のメーカーも展示に参加することになっており、これにはフランスのサフラングループとタレス社、カナダのプラット&ホイットニー社、アメリカのコリンズ航空宇宙社などが含まれる。

今回展示に参加したヘリは全部で53機で、その中には中国人民解放軍の直-10,中航工業のAC313民間用ヘリなどが含まれる。

ヘリの他、直博会は無人機、エンジン、航空電子設備、飛行シミュレーター、飛行機の模型および地上維持修理システムを展示することになる。組織サイドは、多くの展示品は初めて大衆に向け展示される、と指摘する。展示区の総面積は約16万平方mである。

伝統に照らせば、飛行機のデモンストレーションは最大の見所の1つである。主催者サイドは、飛行機デモンストレーションの主役は中国人民解放軍の陸軍航空隊であると指摘する。

直博会は10月10日から13日まで挙行され、初日は業界内の人物と記者に対してのみ開放される。

報道は、天津直博会は中国最大のヘリ博覧会で、初回の直博会は2011年に行われ、その後2年に1回挙行されている、とする。主催者には天津市政府と中国人民解放軍陸軍が含まれる。

また「今日のロシア」テレビ局ウェブサイト10月10日の報道によれば、ある外形がカッコいいヘリが中国の天津で挙行される航空展でお目見えしたばかりで、すぐに多くの関心を集めている。この外見がUFOあるいはロボット掃除機に似て見えるヘリの名は、「スーパーグレイトホワイトシャーク」(頑住吉注:超ホオジロザメ)である。

第5回中国天津国際ヘリ博覧会は10月10日に正式に開幕するが、展示会開幕前夜、この円形の回転翼機の画像はもうネット上に出現した。直博会現場の展示パネルの説明によれば、このヘリの「初期設計」には現在のアメリカとロシアの攻撃ヘリや輸送ヘリの「成熟」した設計技術を参考にした。

説明の中にはさらに、このヘリは「国際的に流行する前進プロペラ概念設計」を採用している、とされている。

中国のインターネット上に流れ伝わるこの飛行機の構造の説明図は、2名の飛行員がUFOに形が似たヘリの操縦室内に座り、操縦室は巨大な水平ローターの中央に位置することをはっきり示している。

報道は、あらゆる天津から来た画像や動画は揃って、このヘリが地上に駐機され飛行中ではないことをはっきり示している、とする。もしそれが本当に飛べば、中国のヘリ設計者が機能が完備された回転翼機を製造する難題を最終的に解決したことを意味することになる。第二次世界大戦以来、この問題はずっと西側の発明者を困らせている。


 そもそも安定して飛ぶことができるのかどうかも不明なので現段階でどうこう評価するのは早いかもしれませんが注目を集めるのは理解できます。記事の最後は何を言おうとしているのかいまいち不明確ですが、より詳しい記事を紹介していく予定です。

10月19日

 昨日と同じテーマの記事です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-10-11/doc-iicezzrr1411209.shtml


離陸重量6トン、時速650km 「中国のUFO」のお目見えがアメリカに疑われる

10月9日、第5回中国天津国際ヘリ博覧会(略称2019天津直博会)が間もなく開幕する。航空工業天津ヘリ有限責任会社の飛行場内に1機の展示に参加する「スーパーグレイトホワイトシャーク」武装ヘリが出現した。記者が最も新しく現場から送ってきたこの機の内部構造設計からは、この機が独特の複合式翼身融合(頑住吉注:通常ブレンデッドウィングボディのことなんですがこの記事ではどうも違う意味で使われているようです)共通軸ローター構造タイプを採用し非常にSF的であることが見て取れる。(画像のソース:グローバルネット)

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「動画 『UFO』が直博会にお目見え? 『スーパーグレイトホワイトシャーク』武装ヘリの造形はユニーク」)

中国最新のヘリ博覧会開幕前、1機の外観が尋常ならざる円形の「スーパーグレイトホワイトシャーク武装ヘリ」の模型がネット上に出現した。これは歴史上初のUFO式設計ではないが、間違いなく中国国内の先進さと飛行機設計の創新が迅速に増長する趨勢を反映している。だがアメリカの「駆動」ウェブサイト(頑住吉注:検索してもヒットしません)の専門家であるジョセフ トリビスコは、「スーパーグレイトホワイトシャーク」は多くの類似した概念の飛行機と同じ致命的問題に直面する可能性が高い、と考えている。

「スーパーグレイトホワイトシャーク」と呼ばれる回転翼機の概念は第5回中国ヘリ博覧会で展示され、現在中国サイドが具体的にどのヘリ生産部門がこの新概念飛行機の開発に対し責任を負っている可能性があるのかまだはっきりしない。そのかたわらの説明の文字は次のように書かれている。「スーパーグレイトホワイトシャークは未来のデジタル情報戦場のために設計された複合主翼・機体融合高速ヘリである。設計の初期、それは国際的に優秀で成熟したヘリの設計技術を参考にし、これにはAH-64アパッチ、CH-53シースタリオン、ロシアのKa-52およびミル-26が含まれる。各自のメリットを吸収するのと同時に、「スーパーグレイトホワイトシャーク」は国際的に流行する翼身融合設計とプロペラファンを持つ概念の新型高速ヘリ技術を採用している。

ジョセフ トリビスコは次のように考える。現在まだこの特殊な設計がその他のヘリとどんな関係がある可能性があるのかまだはっきりしない。何故ならAH-64アパッチとロシアのKa-52だけが「武装ヘリ」だからである。説明の文字は、これは「混合翼身」設計だと称しているが、展示されたものからはこの点は見て取れない。スーパーグレイトホワイトシャークの目標は某種の形式のUFO飛行機設計らしいが、その高く大きい垂直リング状構造は人にそれが飛行中一体どれだけの実際の揚力を生じさせるのだろうかと疑わせる。

この飛行機の特徴は中央に操縦室を装備していることで、少なくとも2人のために並列に座る空間を提供できる可能性があるようだが、この飛行機が一体いかにして作動するのが現在まだはっきりしない。その中の1枚の画像は間違いなくメインの機体頂部の大部分が開かれていることをはっきり示している。このことは中心部分は大きな昇降ファンでしかないことを意味している。これこそそれが言明する直径4.8mを超える「メインローター」である。「スーパーグレイトホワイトシャーク」の模型には2セットの空気取り入れ口と排気口があり、横向きに置かれたものは前向きの推力を提供するジェット式エンジンの可能性が高い。それらは某種の方式をもって電源を提供し、もって垂直離陸と着陸模式下でメインの昇降ファンを駆動する可能性もある。

これは初の円形の飛行機設計ではない。第二次世界大戦の期間、アメリカの飛行機メーカーであるヴォートはもうプロペラ駆動のV-173フライングパンケーキを試験していた。アメリカ海軍は甚だしきに至っては実験的性質の円形翼戦闘機XF5U-1を試験し、その尋常ならざる形状ゆえにフライングパンケーキと呼ばれる方がよりしばしばだった。しかし、こうした飛行機は通常非常に薄い主翼を持ち、その主旨は多くの揚力を生じさせることで、現在のスーパーグレイトホワイトシャークの設計とは異なる。

1950年代末および60年代初め、アメリカ空軍と陸軍は新型垂直離着陸機の試験を開始し、これには円形のフライングプラットフォームと大型の中央昇降ファンとより複雑なUFO式設計を持つ回転翼機が含まれた。その中で最も注意に値するのはAvro Canada VZ-9 Avrocarで、それは3つの中央に装備したジェットエンジンを使用し、円形の縁の周囲の通風口を通じて空気を吹いて揚力を生じさせた。しかる後にこうした通風口を傾斜させ、もって前向きの推力を提供することができた。もう1つの中央昇降ファンは飛行機を垂直離陸および多着陸させることができた。

かの時以来、UFO概念はずっと飛行機設計の中の興味ある主題だが、現在まで、実用飛行機方面ではほとんど成果がない。何故ならこの種の飛行機が直面する最大の問題は、それらが一定の高度に至り、しかる後に前向きに飛行する時それらの安定を保持する充分な揚力を生じさせることだからである。例えば、Avro CanadaはVZ-9は3000mの高度まで到達でき、最高時速400kmだと言明した。だが実際にはその高度が1mを超えたことは全くなく、飛行速度が時速50kmを超えたことは全くなかった。21世紀初めのUFO型飛行機であるM200G Volantorの飛行高度も4.5mを超えなかっただろう。

このためジョセフ トリビスコは次のように考える。「スーパーグレイトホワイトシャーク」は最終的な設計では6000mよりやや低い高度に到達でき、最高時速は650kmに達すると称している。だが現有の類似のプロジェクトの例を考慮すると、こうした言い方は非常に疑うに値する。当然中国サイドが先進的な昇降ファンシステムを使用している可能性は排除されない。例えば異なる飛行状態下で枠外のパワーを提供し、もって低速(例えば離陸および着陸)および水平飛行の期間の安定性を向上させるリング型のダクテッドファンである。だがこの種の配置を特殊な大型飛行機の中で信頼性をもって機能させようとすれば、極めて挑戦性を持つことになるだろう。

ジョセフ トリビスコは次のように推測する。もし「スーパーグレイトホワイトシャーク」が成功できたら、それが某種の先進的で、高速な、地面効果交通ツールに発展変化する可能性もある。このことは各種の地形における快速機動の能力を提供でき、これは某いくつかの任務に対して言えば非常に価値があるかもしれない。例えば特殊作戦部隊の偵察あるいは小型奇襲を支持する。それは価値あるパトロールのツールである可能性もあり、これには中国が南海で建設する人工島周囲が含まれる。

「スーパーグレイトホワイトシャーク」からは中国サイドが研究開発される新世代ヘリあるいはその他の回転翼機に期待しつつあることが見て取れる。実際米軍も高速複合ヘリやティルトローター概念を深入りして研究しており、もって大量の現有の伝統的ヘリに取って代わらせようとしている。最も人の注目を引くのはアメリカ陸軍の全体未来垂直昇降(FVL)計画およびその分岐部分である。何故なら軍事大国は全て伝統的ヘリが未来の戦場の挑戦に適応できるか否か心配しているからである。「スーパーグレイトホワイトシャーク」は中国サイドの多くの平行して発展する先進回転翼機概念の中の1つでしかないのかもしれない。 (作者の署名:諍聞軍事)


 中国は電磁カタパルト、レールガン、極超音速滑空ミサイル、メンテナンスフリーのステルス塗料などアメリカでも苦戦している分野ですでに先行していると称していますが、それらが本当かどうかはなかなか正確に知ることは難しいでしょう。しかしこの新型ヘリは比較的機密性も低く、真偽が早期に明らかになる可能性が高いのではないでしょうか。

10月20日

 もう1つ同じテーマの記事を紹介します。2回に分けます。

https://mil.news.sina.com.cn/2019-10-12/doc-iicezuev1756230.shtml


「UFO」ヘリ研究開発者インタビュー:設計の初志は軍事用途

10月10日に開幕する2019天津直博会で、屋外静態展示区にUFOに酷似した神秘の飛行機が最も目立つ位置に置かれ、公開展示の情報ではこれは「スーパーグレイトホワイトシャーク」という名の翼身混合高速ヘリだと説明されているが、普通の観衆はやはりそれと「ヘリ」とを関連付け難い。このため、グローバルネット記者はこの「UFO」の研究開発サイドを特別インタビューし、この飛行機の神秘のベールを開く。

このヘリを研究開発した大嘴鸚鵡(頑住吉注:巨大なくちばしを持つ「オオハシ」)空天技術実験室の現場の人員の説明によれば、「スーパーグレイトホワイトシャーク」は軍事用途に照準を合わせて設計された翼身混合高速ヘリで、その設計の初志で考慮したのは他ならぬ軍事用途だった。軍事用途の飛行機として、現在公開されている静態模型と構造図はこの高速ヘリの武器搭載方式を決してまだ展示していない。記者は現場で理解するに至ったが、この機は機体両側に短い翼と武器搭載架を追加装備する方式を採用して武器を搭載することになり、、これは現在主流の武装ヘリの短い翼に武器を搭載する方式と同じである。だが空気動力学方面の要素を考慮し、「スーパーグレイトホワイトシャーク」の短い翼と搭載架の形状設計には特殊な処理と最適化が行われるだろう。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「屋外展示区で静態展示が行われる『スーパーグレイトホワイトシャーク』ヘリの模型」)

現在世界を範囲として、翼身融合ヘリ技術の軍事における応用領域は一面の空白と言うことができる。「スーパーグレイトホワイトシャーク」はひとたび出現するや、すぐにアメリカメディア、イギリスメディア、ロシアメディアによって競争で報道された。外国メディアはこのヘリの公式の紹介の中の「未来のデジタル情報化された戦場に照準を合わせて設計された複合式翼身融合高速ヘリ構造タイプ」などの記述にも非常に関心を注いでいる。

イギリスの「デイリースター」11日掲載の文は、「スーパーグレイトホワイトシャーク」はその独特の外形設計に頼り、広範な関心を獲得しており、それは見たところ宇宙もののSF映画の啓発を受けたようである、とした。報道は名前の挙げられていない元MI6責任者の話を引用し、もしそれが成功裏に飛べたら、有史以来初の正常に作動できる翼身融合飛行機となる、とする。「今日のロシア」も次のように言った。もし「スーパーグレイトホワイトシャーク」が天空の作業を実現できたら、中国のヘリ設計師が世紀の難題を解決したことを意味する。正常に作動できる翼身融合飛行機の製造で、これは第二次世界大戦以来西側のヘリ業界を困らせている難題の1つである。アメリカの軍事ウェブサイトThe Driveの報道は、「スーパーグレイトホワイトシャーク」は某種の先進的高速、超低空飛行の翼式交通ツールに進化する可能性があり、地面に接近した高度で快速機動任務が展開でき、これは偵察あるいは臨時の奇襲に対し非常に価値がある、と指摘する。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「スーパーグレイトホワイトシャークの武器システム配置」)

UFOに酷似した翼身融合飛行機は一度は軍事大国が相互に争って研究開発する絶対秘密の武器だった。だが初期にかつて技術的障壁に直面し、実際の使用や作戦の需要を満足させることはできなかった。1950年代の冷戦の時期、アメリカはかつて「アブロカー」という名の飛行機のサンプル機を研究開発した。この「アブロカー」は当時まさにSF度満点と言うことが言え、直径1.5mの中心の円形の穴のところに124枚のブレードで構成されたターボファンがあり、3台のJ69ターボジェットエンジンによって駆動され、上層部には2つのバブル式独立キャノピーがあり、下方にはさらに3つの車輪を備えた脚があった。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「米軍が秘密裏に研究開発した『アブロカー』」)

だがその後の試験の中で「アブロカー」のパフォーマンスはそれにもかかわらず人の思い通りになり切らず、まず暴露したのは複雑な動力伝達構造がもたらす安定性問題だった。1959年9月に行われた係留上昇試験でまたコントロールを失い動揺する現象が発生した。サンプル機が実際の試験の中で見せた飛行性能も米軍を満足させられず、最高速度は時速56km/hでしかなく、飛行高度も1.1mしかなく、普通の実戦機と全く比べられなかった。技術問題ゆえに、「アブロカー」プロジェクトは1961年末になっても米軍を満足させる効果を獲得できなかった。時間が流れすぎるのにつれ、「アブロカー」計画も終結に向かった。

10月21日

 続きです。

https://mil.news.sina.com.cn/2019-10-12/doc-iicezuev1756230.shtml


「アブロカー」の失敗の主要な原因はその安定性にあった。「スーパーグレイトホワイトシャーク」と「アブロカー」を比較すると全く異なる設計理念を採用している。「スーパーグレイトホワイトシャーク」はダクト式飛行機に属するが、厳密に言えば翼身複合式構造タイプの高速ヘリで、同時に共通軸ダブルローター設計を採用し、揚力を提供するのと同時に逆のトルクの相互打ち消しを実現し、同時にこの回転翼システムはさらに最適化を経て、高速飛行時に飛行機の安定性を保持することができる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「『スーパーグレイトホワイトシャーク』の全体レイアウトの図」)

伝統的な共通軸ダブルローターヘリのローターはヘリの頂端に位置し、低速状態下で非常によい安定性を保持できる。だが高速飛行の複雑な環境の中では、激烈な乱流がごく容易にヘリのコントロールを失わせる。翼身融合は非常に良くこの難題が解決できる。「スーパーグレイトホワイトシャーク」の設計はこれまでの何世代もの技術の蓄積の下でやっと今の最終的な構造タイプがあったものでもある。

少なからぬネット仲間はこれに対し疑問を提出し、「スーパーグレイトホワイトシャーク」は外観上見たところこうしたヘリとほとんど共通点がなく、いわゆる「参考に設計」とはどこから来たのか、と考える(頑住吉注:流れがおかしく、内容が飛んでいるような気がしますが)。この点に対しても、現場の人員は解答を行った。彼の説明によれば、「スーパーグレイトホワイトシャーク」研究開発の前、この実験室はすでに通常の単一ローターにテイルローターが付属したもの、共通軸ダブルローター、縦列ダブルローター、並列ダブルローター、交差ダブルローターという5種の構造タイプに対し充分な研究を行った。豊富な技術の累積があり、こうした基礎構造タイプに対し充分研究した基礎の上に、やっと「スーパーグレイトホワイトシャーク」の構造タイプが形成された。翼身融合のヘリ技術領域の応用も伝統的ヘリ構造タイプという基礎の上に建立されたものである。「スーパーグレイトホワイトシャーク」の設計理念は翼身融合技術をヘリ領域方面に応用し、かつ新たな考え方の筋道と方向を開いた。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「多種のローター構造タイプの説明図」 交差ダブルローターというのは珍しいですがナチ・ドイツが作っていたようですね。)

「スーパーグレイトホワイトシャーク」研究開発サイドの研究開発計画の中には、さらに「XS-1」という名の未来高速ヘリプロジェクトが出され、その主旨は人工知能時代に基づく有人操縦の新たな構造タイプの高速ヘリ、および付属の僚機(高速無人ヘリ)の研究開発、試験飛行にあり、翼身融合技術のヘリ設計領域における応用の検証に用いる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「『スーパーグレイトホワイトシャーク』の多くの見る角度からの説明図」)

説明によれば、この高速ヘリは離陸後方向舵あるいは両側のターボジェットエンジンによって低速から高速までの自由な転換を実現し、設計上の最大速度は650km/hに達し得、巡航速度は450〜600km/hである。この高速ヘリは最終的には13227ポンド(約6トン)の最大離陸重量を実現することになり、有効最低任務搭載荷3306ポンド(約1.5トン)が搭載でき、最大任務搭載荷5511ポンド(約2.5トン)であり、これをもって未来の軍事領域の戦闘ユニットの快速機動配備を満足させる。これと同時に、この翼身融合構造タイプの高速ヘリは最大搭載荷の下での航続距離1575km(450km/hで3.5時間飛行)、あるいは搭載なしの場所移動航続距離2950km(650km/hで4.5時間飛行)を実現し、かつ同時にその操縦員の射出救命システムを検証し、未来の高速ヘリの飛行の安全のために初歩的な技術を累積する。

静態模型をもって展示される「スーパーグレイトホワイトシャーク」の他に、さらにもう1種の大型ヘリ技術方案も今回のヘリ博覧会で展示が行われる。設計のデータによれば、この「象王号」という名の大型輸送ヘリはローターの直径が37.6m、全高10.6m、空虚重量29トン、最大離陸重量58.5トン、最大水平飛行速度450km/h、航続距離は2350kmに達し得、実用上昇限度は7000mで、機クルーメンバーは5人によって組成される。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「『象王号』大型ヘリの説明図」)

設計のデータから見て、この新たな構造タイプの翼身融合大型ヘリ技術は現有のロシアのミル-26ヘリに比べ全体性能がよりいささか強く、だが技術検証機が試験飛行していないので、設計データは参考でしかない。その実験室の技術者の説明によれば、我が国は高速ヘリ研究開発領域においてまだ非常に長い行かねばならぬ道がある。


 この大型ヘリに関してはまるで現実味がないですが、こんなぶっ飛んだ案を堂々と出してくるのはある程度従来型のヘリに関する技術が身について次を目指す段階だという自信の表れでもあるかもしれません。

10月22日

 空母関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-10-04/doc-iicezzrr0046446.shtml


遼寧艦の始動には十時間を必要とする? 空母の動力に関するああいったデマを総ざらい

我々は例えば遼寧艦のような空母の始動には十時間ないし数日にも達する時間を必要とするとしばしば聞くが、事実は本当にこうなのだろうか? 実は空母の始動の核心は空母の動力装置の始動にあり、もし本当にこのように久しい時間を必要としてやっと空母を始動できるのならば、ひとたび戦争が発生したら、きっと戦機を誤る元となり、このためこれは徹頭徹尾デマに過ぎない。空母は動力の差異を根拠にガスタービン動力、蒸気タービン動力、ディーゼルエンジン動力にも分かれる。こうした動力装置の中で蒸気タービンの始動は最も遅く、ディーゼルエンジンがその次で、ガスタービンは最も速い。異なる戦場環境に依拠し、エンジンは異なる始動方式を選択するだろう。もし蒸気タービンの完全に冷えた状態からの始動でも何日も必要とすることはあり得ず、全体的に言って空母の始動に関し決して戦機を誤る情況の出現は起こらないだろう。

空母に最もよく使用される動力は蒸気タービンで、油燃料ボイラーを採用したクズネツォフ号や遼寧艦でも、またあるいは原子力ボイラーを採用したニミッツ級やフォード級でも、その駆動装置は全て蒸気タービンで、蒸気を発生させるため水を湧かす方式が異なるだけに過ぎない。蒸気タービンの始動がこのように遅い、その主要な原因は空母の蒸気タービンの出力が比較的大きく、大量の水を指定の温度まで湧かす必要があり、しかる後にやっと充分な蒸気を生じさせることができるからである。こうした蒸気が各種パイプラインを通じて増圧増速された後、最終的にタービンの運動を推し動かすに至るのにもまた少なからぬ時間を必要とする。タービンは静止からフルパワー回転まで、さらに少なからぬ時間を消耗する必要がある。まさにこうした要素の影響ゆえにでもあるが、蒸気タービンの完全冷却からフルパワー始動までには往々にして2時間以上を消耗する。このような状態ではもし戦争の中ならきっと戦闘力に影響するだろう!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「原子力蒸気タービンの原理」)

蒸気タービンの始動時間を減少させるため、空母が港に停泊した後、ボイラーは一般にいつも低パワー運転状態を保持し、ボイラーの温度も200度以上を保持し、蒸気タービンは不断に小パワーで蒸気動力を送る状態を保持し、こうした動力は主に空母の発電機の発電に用いられ、各船室に送られて軍艦での生活および一部の武器装備の日常運転の必要に用いられる。始動時、ボイラー内には基礎温度があるので、この種の始動は熱始動と呼ばれ、燃料注入量を増大し、火勢を高めさえすれば、ボイラーは500度前後に温度が上昇し、蒸気タービンのパワーはすぐ最大まで到達できる。冷えた状態からの始動との比較で言えば、熱始動に費やされる時間は非常に大きく減少し、早ければ1時間以内に完全にフルパワー運転に到達できる!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「蒸気タービンの断面図」)

伝統的な蒸気タービン動力の他、一部の国の空母動力は比較的特殊で、これこそガスタービン動力である。ガスタービンは体積が小さく、始動の加速が速く、エネルギー密度が高いが、平均パワーは蒸気タービンに比べ依然優勢を占めず、このため現在ガスタービン動力を採用する大多数はタイのチャクリ ナルエベト号やイタリアのカブール号のような3万トン以下の小型空母である。大中型空母がガスタービンを採用する特例にはイギリスのクイーンエリザベス級しかない。主要な原因はイギリスがすでに単一のエンジンのパワーが蒸気タービンに劣らないMT30型ガスタービン(5万馬力)を生産できることである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「MT30ガスタービン」)

ガスタービンの始動は蒸気タービンの時間に比べずっと早い。ガスタービンは空気と気化燃料を燃焼室で燃焼させ、燃焼後に生じた高温の気体が膨張して仕事をし、内部のタービンの回転を推し動かし、水蒸気というこの仕事をする媒質を省略している。このためガスタービンは圧縮機が正常に始動し、空気を吸収し、燃焼室が正常に燃料を噴射しさえすれば、全始動燃焼過程は相当に早い。内部の温度が摂氏1000度以上に達し、瞬間的にフルパワー始動するので、金属構造部品は容易に受け入れられなくなり、このためガスタービンの始動は5〜10分間の暖機時間を必要とするが、全体的な速度は依然非常に速く、関連の試験の統計によれば、パワーが3万馬力前後のLM2500大型ガスタービンは、その正常な始動時間が半時間前後で、もしタービンの寿命を考慮せずに始動を強行すれば、時間は10分以内にまで短縮でき、このような始動時間はすでにいかなる状況下の空母の緊急出動にも有効に対応することが完全にできる。これはガスタービンの空母の動力としての先天的優勢の1つでもある!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ガスタービンの作動原理」)

蒸気タービンとガスタービンというメイン動力の他、多くの空母はさらに補助動力を装備するだろう。メイン動力に対し追加の補助が行えるほか、さらに緊急時にメイン動力が損壊し、またタグボートがない状況下で、依然として補助動力を使用して自力航行しかつ限度ある自衛作戦を行うことができる! 空母の補助動力は一般に大型低速ディーゼルエンジンで、例えばイギリスのクイーンエリザベス級空母は全部で4台のディーゼルエンジンを装備し、総パワーは40兆ワット(5.5万馬力)に達する。緊急状況下で、女王号を18ノットの低速をもって前進させることができ、艦載機発進に充分な甲板風を作り出すことはできないが、戦場を離脱するのに問題はない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「艦用ディーゼルエンジン」)

ディーゼルエンジンの熱効率は比較的高いが、始動時はまず空気を圧縮してその温度をディーゼル油の自然発火点に到達させる必要があり、最後にやっとディーゼル油を噴射して燃焼させピストンを推し動かし回転往復運動を行うことができる。このためディーゼルエンジンは始動時、外力の助けを借りて空気を圧縮することが必須で、小型ディーゼルエンジンはハンドルを使用してエンジンのクランクを回転させることができるが、空母の大型ディーゼルエンジンは人力を用いたのでは始動は不可能である。多くは電力始動機を制御しディーゼルエンジンを連動させてやっと始動できる。始動機の始動から、ディーゼル油の噴射、さらにピストンの運動、スクリューの回転まで、ステップは多いように見えるが、あらゆるプロセスは一気呵成で、だらだらすることはなく、このためディーゼルエンジンの始動も相対的に比較的速く、半時間前後でもう始動が完成できる。 (作者の署名:軍武吐槽君)


 国家間の緊張状態が高まっていつ戦争になってもおかしくない、という状況がないいきなりの奇襲はまずないでしょうしね。

10月23日

 殲ー20関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-10-18/doc-iicezuev3010845.shtml


空軍開放日に殲-20がお目見え:このディテールの反応はF-22に比べより先進的

作者の署名:兵工科技

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像の注釈:飛行デモンストレーション中の殲-20」)

2019年10月17日、人民空軍成立70周年を慶祝する航空開放活動が吉林省の長春で盛大に開幕した。当日の活動の中で、空軍の多くの飛行デモンストレーション隊や多種の現役主力飛行機が次々にお目見えし、素晴らしい視聴の盛宴をもって現場の雰囲気を高潮に押し上げ、人民空軍の強大な実力を完璧に見せつけ、人民空軍成立70周年の祝典のために最も良い祝福をも献上した。

中国空軍現役のうち最も先進的な戦闘機として、殲-20戦闘機の2機編隊も今回の飛行デモンストレーションに参加し、デモンストレーションは約5分間持続した。この期間全部で小角度上昇旋回、直線引き起こし、斜めロールなどを含む通常デモンストレーション動作を見せ、殲-20の優秀な飛行性能と飛行員の爛熟した操縦技術を充分に見せつけた。しかも、殲-20は今回のデモンストレーションの中でもう一度弾薬庫を開き、大衆に向けその武器搭載能力を見せつけた。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像の注釈:飛行中の殲-20は弾薬庫を閉じているが、霹靂-10空対空ミサイルはそれにもかかわらず外に暴露している」)

今回殲-20が開いたのは側面弾薬庫で、殲-20の側面弾薬庫は独特の回転式伸縮構造のミサイル搭載架を採用しているため、そのミサイル搭載架が伸び出した後、側面弾薬庫は閉じられることができる。そこで我々は飛行中の殲-20が弾薬庫を閉じているが、霹靂-10空対空ミサイルがそれにもかかわらず外に暴露している奇特なシーンを見たのである。同時に我々は飛行中の殲-20が側面弾薬庫を閉じた後、ミサイル搭載架との間の隙間が非常に小さいのを見た。本当の作戦環境の中で、ミサイルが発射された後、すぐに素早く弾薬庫を開いて搭載架を戻すだろう。このようだとミサイル発射時の機体のステルス性能に対する破壊を有効に避けることができる。同時にミサイルの尾部から噴出する火炎が弾薬庫内部に対し影響をもたらすのも避け、その全体設計はアメリカのF-22の側面弾薬庫に比べより優秀だろう。

提示しておくに値するのは、最近中央テレビのある番組の中で、機腹部のメイン弾薬庫に6発の霹靂-10ミサイルを搭載している殲-20の模型が出現したことである。さらに側面弾薬庫の2発を加えれば、殲-20の弾薬搭載量は最大8発に達し得、そのミサイル搭載能力方面における巨大なポテンシャルを充分に証明している。中国の空対空ミサイル小型化技術の不断の成熟と共に、将来殲-20のメイン弾薬庫が6発、甚だしきに至っては数量のより多い霹靂-15遠距離空対空ミサイルを搭載することも時間の問題であり、その時、殲-20の空戦能力はさらに1つ上の段階に上がることになるだろう。


 ステルス戦闘機がミサイルなどを外部搭載するとステルス性がガタ落ちになるとされてますけど、ハッチを開いた状態と、アームの先についたミサイルだけを伸び出させた状態とでレーダー反射面にどれだけの違いがあるもんなんでしょうかね。

10月24日

 韓国海軍関連です。2回に分けます。

https://military.china.com/tu/06/11119688/20191014/37214033_all.html#page_2


韓国、「ミニイージス艦」の基本設計作業を始動 専門家:意図は対米依存の減少にある

報道によれば、「ミニイージス艦」と呼ばれる6000トン級の韓国次世代駆逐艦は、年内に開発作業の探査を始動させる。この新型駆逐艦の規模は韓国の現有の4200トン級駆逐艦に比べ大きいが、またその海軍機動部隊の7600トン級イージス駆逐艦よりは小さく、完全に韓国の技術に頼って開発された戦闘システムを搭載することになる。

ならば、韓国にすでに大小2機種の駆逐艦がある前提の下、何故さらに「ミニイージス艦」を研究開発する必要があるのだろうか? 韓国が近年来不断に海軍装備建設への投資を拡大するのには何の戦略的考慮があるのだろうか? 関連の話題につき、軍事視察員の尹卓があなたのために深入りして解読する。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「韓国のKDX-V型「イージス」駆逐艦「世宗大王」号(資料画像)」)

軍事視察員の尹卓は次のように分析する。韓国が「ミニイージス艦」を研究開発しようとする主要な原因は自主国防科学工業水準を不断に向上させ、もって徐々に米軍に対する依存から離脱することである。

尹卓:

韓国は何故この種の「ミニイージス艦」を研究開発しようとするのだろうか? 主に大型イージス艦は価格が非常に高く、アメリカからフルセットで買う設備の費用も特別に高く、同時に艦艇の建造費用が非常に高いが、韓国の軍事費は決してあまり充足していないからで、このため大量装備はできないが、「ミニイージス艦」は韓国にこのようなイージスシステムを多数購入させることができる。また、「ミニイージス艦」にあるいくつかの核心技術は韓国がアメリカのイージスシステムに倣って自ら研究開発したもので、このようだと価格は非常に大きく下がり、この後の維持修理費用もこれとともに大幅に下がるだろう。

また、韓国のイージスシステムは日本に比べ劣勢に置かれている。日本がアメリカから導入したのは全て最もハイエンドなイージスシステムで、例えばあたご級はアメリカ最新の「ベースライン9」のイージスシステムで、最高ランクである。日本はアメリカと軍事協力関係においてずっと最高水準を保持し、一方韓国には日本のような財力はない。

実際上、アメリカの韓国に対する信用度は日本に遠く及ばない。このためアメリカが韓国に向け販売する武器システムは全てデチューンされ、武器システム販売の技術水準の上でも日本に比べワンランク低いだろう。このため韓国が日本に追いつこうとすれば、アメリカに完全に頼ったのでは希望はない。自ら大量の研究を行うことあるのみである。

また韓国が自主知的財産権を有した後では、今後使用方向の上で米軍の制約を受ける必要がなくなる。このことは韓国の自主的な国防に対し大いにメリットがある。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「日本の海上自衛隊の「まや」級イージス駆逐艦の第2号艦が7月17日に正式に進水し、かつ正式に「はぐろ」艦と命名された。これは日本の海上自衛隊第8隻目の「イージス」駆逐艦である。(資料画像)」)

10月25日

 続きです。

https://military.china.com/tu/06/11119688/20191014/37214033_all.html#page_2


軍事視察員の尹卓は次のように分析する。韓国の「ミニイージス艦」はトン数が比較的小さく、簡略化版のイージスシステムを装備しているが、比較的強い防空能力を持ち、さらに対地、対艦攻撃武器を搭載し、完備された作戦体系を形成することができる。

尹卓:

韓国が研究開発したいわゆる「ミニイージス艦」はアメリカから導入したイージス艦と比べるとトン数はやや小さく、おおよそ護衛艦に相当するだろう。またイージスシステムもある程度簡略化され、簡略化バージョンのイージスシステムである。現在ミニイージス艦は主にフェイズドアレイレーダーと垂直発射システムを装備するとされ、このようだとコンピュータによってコントロールされた全イージス武器システムを形成し、その防空能力を非常に大きく強化することができる。

ミニイージス艦はトン数が比較的小さいが、韓国が陸上ですでに実験に成功している対地攻撃、対艦攻撃武器をもし全部ミニイージス艦に移植すれば、完備された作戦体系を形成することができ、対空対艦および対地攻撃全て一定の作戦水準を持つだろう。

韓国は三方を海に囲まれ、日本海にも面しているし、黄海、東海(頑住吉注:東シナ海)にも面している。このような地理的条件下で、新型駆逐艦は多方向の作戦の時、全て比較的強い総合作戦能力を持つことができる。このため今後の作戦時、ミニイージス艦は重要な作用を発揮することになる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「韓国海軍は10日、韓国陸海空三軍総合基地(忠清南道鶏竜台)での議会の国防委員会に向けた報告業務の時、韓国海軍は原潜を持つことを極力勝ち取り、かつすでに専門チームを成立させた、とした。画像は韓国海軍参謀長の沈勝燮が議員の質問に回答しているところ。(資料画像)」)

最近の報道は、韓国は「ミニイージス艦」の研究開発作業を始動させるだけでなく、しかも原潜の導入も議事日程に入れられていることをはっきり示している。軍事視察員の尹卓は、韓国が不断に海軍方面の建設に入れる力の度合いを拡大していることは、韓国が空母を開発し、空母艦隊を建設したがっている意図を表している、と分析する。

尹卓:

原潜は水中の速度を水上艦艇と同様にでき、敵を追って打撃することもできれば、準グローバルな配備を行うこともでき、太平洋でだけではなく、さらにその他の大洋に進入することもでき、このため韓国海軍の世界における地位を非常に大きく高めることができる。韓国は現在海軍力量を大いに発展させており、例えば多数のミニイージス艦の建造、また例えば原潜の開発を議事日程に入れたことで、これら全ては韓国が空母を開発しようとする可能性があることを説明している。何故なら空母艦隊がもし遠海に出て作戦したなら水中には原潜を必要とし、それでこそ艦隊とコンビネーションを形成することができるからである。通常潜水艦は空母艦隊について行けず、このため空母艦隊が出て行って作戦するなら、水中の防御は一般にいつも原潜とコンビネーションする必要がある。このため韓国海軍が空母開発を考慮する構想を有している可能性が高い。また、もしミニイージス艦を空母艦隊の護衛艦艇としたら、これは比較的良い方式であり、高いランクのイージス艦を空母に属する艦としたらちょっと浪費であり、もし中小型空母なら、ミニイージス艦で充分のはずである。このため現在見たところ、韓国がミニイージス艦と原潜を開発することは、彼らが将来空母を開発し、空母艦隊を建設する意図があることをを説明する。


 正直韓国の身の丈に合っていないという気がするわけですが、まあ経済状態がこのままではどのみち無理なのでは。






















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