コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその37

4月16日

http://www.theatlantic.com/infocus/2013/04/photos-of-the-boston-marathon-bombing/100495/

 ボストンマラソンでの爆発に関する画像集です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-04-16/214912_2336777.htm#pic

 衛星写真で見る中国の新兵器です。「遼寧艦」、殲-20、運-20などが分かります。

 去年10月25日今年3月23日にもお伝えした、中国がフランス製艦載ヘリ係留装置を購入する件の続報です。

http://military.china.com/important/11132797/20130414/17777061.html


日本、フランスにヘリ着艦装置を販売するなと要求する予定 すでに拒絶されている

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「海監ヘリが甲板上から発進」)

【グローバルネット総合報道】 日本の共同通信社4月13日の報道によれば、複数の日本の外務省関係者は13日、今月下旬に来日するフランスの生産復興担当大臣モンテブールに対し、日本政府はフランスが自己規制して中国向けにヘリ着艦装置を販売しないよう要求する計画であると明らかにした。日本サイドは経済産業大臣茂木敏充らとモンテブールの会談の中で提示するつもりである。

関係者の説明によれば、フランスの軍事工業企業と中国は10余りの装置の売買契約を締結している。日本政府はこれらの装置が何度も釣魚島周辺の日本領海に進入している中国海監船に装備される可能性が高いと考えており、このためこの業務に責任を負うモンテブールに直接要求を提出することを決定した。

フランス政府関係者はすでに、これらの装置を「EUの対中国武器禁輸対象に属さず、制限することはできない」と説明しているとされる。

モンテブールは21日から1週間の日本訪問を開始し、経済領域を中心とする双方向の協議に参加する。

フランスのDCNSグループ公式サイト2012年10月17日の文章によれば、フランスのDCNS船舶製造グループは2件の中国からの係留グリルに関する新たな発注を獲得し、この新たに発注された設備はヘリおよび回転翼無人機に共用でき、中国海監部門が建造する2隻の新しい巡視船上に装備されることになる。

(頑住吉注:2ページ目)艦載ヘリがあれば、中国海監船の法執行能力は非常に大きく向上する

(頑住吉注:3ページ目)中国海監船舶も排水量数千トンに達する大型船舶である

(頑住吉注:4ページ目)海上法執行の過程でひとたび緊急状況が発生したら、トン数が大きい船舶がしてやられることはない

(頑住吉注:5ページ目)中国は続いてさらに海上権利維持部門の建設を強化し、より大きくより先進的な船舶が続々と就役する。

(頑住吉注:6ページ目)日本の海上保安庁は準軍事組織であり、膨大な数の巡視船舶を持つ

(頑住吉注:7ページ目)日本の海上保安庁の多数の船舶は艦載ヘリを搭載できる

(頑住吉注:8ページ目)日本の海上保安庁の実力はあなどれず、甚だしきに至っては一般の国の海軍に比べてもさらに強大である


 規則違反ではないが日本の大きな不利益になるから自粛するよう要請する、ということだと思われますが、まあたぶんフランスは聞き入れないでしょう。

 アメリカ・ベトナム関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20130413/17776593.html


ジェーン:アメリカ、ベトナムに対しP-3対潜機を販売し中国潜水艦に対応することを考慮

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:アメリカ海軍のP-3C対潜哨戒機」)

参考情報報4月13日の報道によれば、ロッキード・マーティン社のある高級幹部は4月10日、ベトナムがアメリカ政府に対しP-3「オライオン」海上哨戒機の購入申請を行う見通しである、と語った。

イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」ウェブサイト4月11日の報道によれば、ロッキード・マーティン社海上哨戒機プロジェクト主管クレイ フェルナオは2013年ブラジル国際安全保障業務展の会場でコメントを発表する時、ベトナム海軍が6機のP-3海上哨戒機を購入し、もってベトナムの3,500km近い海岸線および海上の排他的経済水域のパトロールの助けにすることを望んでいる、と語った。

フェルナオは、ベトナム海軍はすでにP-3海上哨戒機を購入したいと明らかにし、かつアメリカ政府も賛成を表明している、と語った。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「P-8A就役後、アメリカ軍は多数の旧式なP-3C対潜機を淘汰することになる。」です。)

報道はフェルナオの話を引用し、アメリカがもしベトナム向けにP-3海上哨戒機を販売するなら、それらはまず非武装化され、専用の海上哨戒装置、例えば前視赤外線センサーやその他のシステムといったものを配備することになる、としている。しかし彼は、アメリカ・ベトナム関係が不断に改善しつつあるこうしたタイミングに、アメリカはベトナムのために武器システムを提供するかもしれない、とも指摘した。

アリゾナ州のデイビス メンセン空軍基地には現在数百機のPー3A/B/C機が置かれている。フェルナオは、ロッキード・マーティン社はベトナムにP-3C海上哨戒機を選択するよう提案する、何故ならそれらは最も先進的な海上哨戒機であり、かつ飛行時間が比較的短いからである、と語る。ひとたびベトナムが購入する機種を選定すれば、それらはすぐロッキード・マーティン社のサウスカロライナ州にある工場でリニューアルが行われることになる。

フェルナオはベトナムと締結する契約の具体的状況や商品引き渡しの時期について漏らしていない。彼はただ、ベトナムがこうした海上パトロール機をできる限り早く位置につけることを希望する可能性が高い、と語っている。彼は、「この地域の情勢は以前のように良くはなく、ベトナムサイドは中国の潜水艦に対し憂慮を感じるに至っている。」と語る。

(頑住吉注:3ページ目)アメリカのP-3C対潜機はNATOおよび日本の標準対潜装備である

(頑住吉注:4ページ目)ベトナムは対潜機導入により中国潜水艦部隊を制約することを希望している

(頑住吉注:5ページ目)ベトナム海軍はすでにロシアからキロ級潜水艦を購入している

(頑住吉注:6ページ目)ベトナムは近年大きな力を入れて海軍を発展させている

(頑住吉注:7ページ目)ベトナムが新たに導入したスホーイー30MKV戦闘機は南海に対し比較的大きな脅威を構成する

(頑住吉注:8ページ目)スホーイー30MKV戦闘機の購入はベトナム軍の近代化実現の重要な1ピースである


 台湾やフィリピンと違ってベトナムは中国と同じ共産党一党独裁の非民主国家であり、やや割り切れない感もありますが、現実的選択としてはこれもアリなんでしょうかね。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-04-15/214890_2336455.htm

 ベトナムが導入した新兵器の画像集です。タボールを使ってるんですね。

4月17日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-04-16/214917_2336862.htm

 4月16日に就役した現在中国海事部門の船舶で規模最大とされる「海巡01」法執行船の画像集です。全長128.6m、全幅16m、排水量5,418トン、航続距離10,000海里以上とされています。

 スホーイ-35関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20130412/17775781.html


アメリカメディア断言:中国はロシアへの承諾など無視して殲ー11Cを製造する!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国はスホーイー35重戦闘機を導入する。これはまず直接的に中国空軍の空中戦力の優勢を強化する。」)

アメリカの「ストラテジー ページ」ウェブサイト4月11日の報道によれば、細目の問題で1年余り遅延した後、ロシアはすでに中国向けに24機のスホーイー35戦闘機を販売することに同意した。今回の軍事販売の主要な障害は、中国がロシアに対し、中国航空企業がこれらの機の新しいロシア技術を盗まないと保証することができないことにある。だが成熟し、一致した妥協がすでに達成されていることはごくはっきりしている。

当初、中国はロシアからスホーイー35戦闘機を購入しようとする時、契約の中に「授権を得ないコピー生産を行ってはならない」との条項を加えることを拒絶した。中国はスホーイー35戦闘機の購入を希望するが、ロシアの設計をコピーして生産してはならないと縛る契約への署名は希望していない。中国はすでに授権を経ずにロシアのスホーイー27のコピー品を生産している。すなわち殲ー11で、ロシアはこれに対し非常に不満である。中国はすでに複座戦闘爆撃機型(殲ー16)とステルス型(殲ー17)を設計して作り出しており、しかもウクライナからスホーイー30の艦載型(スホーイー33)を獲得し、コピー生産を行っている(殲ー15)。

中国はこれらはいずれも中国が自ら設計したものであり、外形上たまたまロシア戦闘機といくらか似ているだけだ、と言い張っている。回答として、ロシアは中国向けの軍用機輸出を停止した。だが依然これらの機が使用するエンジンは輸出している。現在まで、中国はこれらのエンジンのコピー生産方面において依然成功を収めていない。エンジンの輸出は利潤が大きいためロシアは輸出を停止したくないし、しかも彼らはこの部分的な収入に頼ってロシアのエンジンメーカーが新設計の開発を続けることを保証する必要がある。中国がこうしたエンジンに必要な超高度な製造技術を掌握してしまいさえすれば、中国はすぐにこれに対しコピー生産を行うことになる。

スホーイー35は重量34トンの戦闘機であり、機動性はそのルーツである33トンのスホーイー27に比べさらに高く、しかも電子設備もより先進的であり、超音速巡航ができる。この機のコストはスホーイー27に比べ少なくとも50%高いと思われる。つまり販売価格はおよそ6,000万アメリカドル(機本体のみ)で、ほとんどトップクラスのFー16の販売価格と同じである。スホーイー27の当初の設計目標はF-15に匹敵することを狙ったもので、F-15は単発のF-16に比べやや大きい。スホーイー27/35の機体はさらに大きく、このことは設計者にこの機に対するより多くの改修と強化を可能にした。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「スホーイー35は多くのロシアの先進技術を一身に集めている。中国国産の殲ー11系列の大規模改良に対し参考にする意義がある。だがもしスホーイー35をコピー生産しようということなら、現在の中国にとってはすでに意義はないと言える。」です。)

スホーイー35は一定のステルス能力を持つ(少なくとも多くの戦闘機のレーダーによってより探知計測されにくい)。ロシアはスホーイー35の使用寿命は6,000飛行時間、エンジンは4,000時間であると称している。ロシアはスホーイー35が世界クラスの航空電子設備、ユーザーフレンドリーな飛行員コックピットを持つことを認めている。より良いエンジンとFly by wireフライトコントロールシステムはスホーイー35の機動性をスホーイー30(この機種は最初のスホーイー27に比べより敏捷)に比べよりずば抜けたものにしている。2005年、ロシアがスホーイー35を生産に投入しようとしていると言明した時、この機はすでに20年余り研究開発されていた。新型エンジンには依然一定の問題があるが、このエンジンはこの戦闘機によりずば抜けた性能を賦与している。ロシアはエンジンの問題はすでに解決したと称しているが、これはまだ時間による検証を必要とする。

スホーイー35は直接的なF-22の相手では決してない。何故ならロシア機のステルス性能はまだやや劣るようだからである。スホーイー35は30mm機関砲1門を搭載し(弾薬150発)、8トンの弾薬が搭載でき、12のハードポイントに吊り下げ搭載する。このことは戦闘機のステルス性能を低下させる。一方F-22とF-35は内部に置かれた弾薬コンパートメントを使用して爆弾とミサイルを収納する。だがもしスホーイー35の機動性と電子設備の先進性がロシアの言明するレベルに到達していたら、F-22を除きこの機に匹敵する戦闘機はあり得ない。スホーイー35の販売価格は1機1億アメリカドルより低いため、少なからぬ顧客がいるはずである。

一方、中国はスホーイー27のコピー生産品である殲ー11で決して楽をしていない。この機は1998年に就役したが、生産の速度は非常に遅く、およそ100機しか生産されていない。この過程で中国人はロシア機を製造、改修する多くの技術的細目を掌握した。その後中国はスホーイー27の設計に対し改修を行い、少なくとも100機の重量33トンの殲ー11Aを生産した。この機は近代化された中国製の電子設備を装備し、重量8トンのレーダー制御誘導空対空ミサイルとスマート爆弾が搭載できる。その後の機種が殲ー11Bであり、その寸法と重量は殲ー11Aと同じだが、性能がより強大なアクティブフェイズドアレイレーダー(AESA)を装備し、空対地任務専用で、同時に空戦の中で自衛もできる。

スホーイー35は中国に殲ー11C製造の少なからぬ啓発(および技術)を与えることになる。中国がロシアに対しどんな承諾をしたとしてもである。(知遠)

(頑住吉注:3ページ目)スホーイー27は中国空軍が装備した初の真正な第3世代戦闘機である。中国空軍、中国航空工業の発展に対する意義は重大だった。

(頑住吉注:4ページ目)中国はスホーイー27の生産ラインと関連技術を導入し、殲ー11もこれによって実現した。ロシアサイドの技術移転の中での収益は非常に多かったのであり、いわゆる中国が盗んで「コピー生産」したという説には非常に検討の余地がある。

(頑住吉注:5ページ目)中国が準備するスホーイー30MKK重戦闘機およびセットで導入された空対地ミサイル武器。これらはいずれも中国空軍の遠距離攻撃能力に質的向上を獲得させた。

(頑住吉注:6ページ目)中国空軍の仮想敵の役割を担うスホーイー30戦闘機

(頑住吉注:7ページ目)スホーイー30MK2重戦闘機の装備は、中国海軍航空隊にも真の遠距離渡洋攻撃能力を具備させた。

(頑住吉注:8ページ目)中国は殲ー11の研究開発作業を通じて、最終的な殲ー15艦載戦闘機研究開発のために貴重な技術的基礎を固め、多くの貴重な航空技術人材も養成した。


 殲-11Cという名になるかどうかは分からんのではないかと思いますが、まあ言う通り中国は確実にパクろうとするでしょう。ただどこまで成功するかは分かりません。「それまで儲けたんだから以後勝手にコピーされてもいいだろう」には驚きますが、中国サイドの本音でしょうね。

 台湾関連です。

http://military.china.com/news/568/20130415/17778321.html


台湾、日本の潜水艦技術を獲得する秘密の陰謀を否定 アメリカからの購入を続ける

中新ネット4月15日電 台湾の「中央社」は、台湾地区安全保障業務部門は14日、当局のアメリカからの武器購入という方式による潜水艦調達は依然推し進められ続けており、現在いかなる変更も決してないとした、と報道した。

台湾地域安全保障業務部門は、「台湾がかつて日本の潜水艦技術を台湾に導入する可能性について照会した」、および「張鳳強事件(台湾の艦船が日本の「国境を越えた」)発生後に台湾の安全保障業務部門が、海軍内部の誰がメディアに漏らしたのか精査し、これが海軍に大きな『白色テロ』をもたらした」とメディアが報道したなどの状況に対し、安全保障業務部門は厳粛に調査し明らかにしたが、関連の報道の内容は決して事実ではない、とした。

台湾安全保障業務部門は、当局のアメリカからの武器購入という方式による潜水艦を調達は依然推し進められ続けており、現在いかなる改変も決してなく、アメリカの行政部門は依然部門をまたいで審議中である、と強調した。

台湾安全保障業務部門は、潜水艦は独自生産だろうと国外からの購入だろうと、いずれもアメリカサイドの支持と援助を必要とし、安全保障業務部門はアメリカサイドとの意思疎通を継続し、実務に即した形で関連の行動を検討する、とした。


 よく分かりませんが、一面で台湾における言論の自由、日本の潜水艦技術の優秀さを示すものでもあるでしょう。

4月18日

 朝鮮半島関係の記事を2つ紹介します。

http://military.china.com/news2/569/20130416/17781297.html


オーストラリアの専門家:北朝鮮がもし攻撃したら、ソウルの旅行客には45秒の準備時間しかない

オーストラリア新高速ネット4月15日の報道によれば、オーストラリアの国際関係専門家オニールは、もし北朝鮮が攻撃を発動したら、ソウルに旅行している多くの旅行客はその45秒前に知ることができるのみだ、と警告した。

オニールは、朝鮮半島情勢が不透明なため、北朝鮮がソウルに向け多数のミサイルを発射し、最も遠くは漢江に到達する可能性がある、とした。彼はさらに、北朝鮮は化学兵器を使用して韓国およびアメリカの軍隊を混乱させ、両軍の行軍速度を遅らせるかもしれない、とした。

オニールは、「アメリカと韓国の情報人員はすでに、北朝鮮が一度に20発のミサイルを発射でき、最多で1,000発発射できる事実を確認している。」と語った。

オニールは、ソウルに旅行に行くオーストラリア人に警告し、もし北朝鮮が空襲を発動したら、45秒間の準備時間しかなく、あらゆる韓国への旅行者はできる限りホテルの部屋の中に留まるべきだ、と語った。


 こんなこと言うくらいならストレートに「行くな」と言った方がいいのでは。

http://military.china.com/news2/569/20130415/17779250.html


韓国の専門家:北朝鮮が韓国に対し開戦することはない ソウルには20万人の中国人がいる

「韓国時報」4月11日の報道によれば、朝鮮半島情勢は緊張を続けているが、多くの政治ウォッチャーは全面戦争発生の可能性はないと考えている。韓国の韓国・中国経済研究所の分析員高秀淑は、北朝鮮が韓国に対し開戦しない4つの大きな理由を挙げた。

高秀淑は、まず北朝鮮の指導者金正恩はアメリカの圧倒的な軍事力を非常によく分かっており、それは21世紀初めのイラク戦争ですでに体現されている、と考える。

第2に、北朝鮮がソウルを攻撃することはない。この韓国の首都には20万人の中国人がいる。「中国人は北朝鮮の恩人であり」、北朝鮮がその公民の殺害を許すことはない。

第3に、北朝鮮の軍事力は韓国とアメリカに及ばない。韓米両国は陸海空三方面でいずれも先進的軍事資源を持つ。

最後に、金正恩が真に欲しがっているのは平和であり、こうしてこそ彼は長らく北朝鮮の政権を握ることができる。「もし開戦すれば、彼(金正恩)は非常に大きな損失を被る可能性がある。彼がこの危険を冒すことはない。」 (編集翻訳:張湛)


 ‥‥そうですかね。これはあくまで北朝鮮が合理的な判断をすると仮定すればの話なわけで。

 がらっと変わってアメリカ軍の話題です。

http://military.china.com/news2/569/20130416/17781111.html


アメリカ国防省、ネットワーク部隊人員の単独での勲章獲得の資格を取り消す

アメリカのAP通信社4月15日の報道によれば、アメリカ国防省は15日、アメリカのネットワーク部隊の軍事人員が単独で特殊勲章を獲得する権利はなくなる、と言明した。

アメリカ国防長官ヘーゲルは、その前任のパネッタが正式にネットワーク部隊を建設したたった2ヶ月後、もうこの部隊の人員に作戦に関する勲章を与える決定を取り消すことを言明した。国防省は声明の中で、直接作戦に参与しないが戦闘に対し直接の影響を生む役割の人員、例えば無人機操作員は、その姓名がすでに存在する表彰項目に加えられる、とした。

ヘーゲルは書面の声明の中で、「参謀長連席会議と就役軍人秘書は共に、我々は叙勲方案を新設し、現有のメダルに署名を加えさせ、もってこうした突出した貢献をしたが数が非常に少ない将兵を表彰するべきだと考える。」としている。彼は付け加え、「これらの就役人員の、無人機、ネットワークの操作などを通じての活動は、国家を防衛する軍事任務に対しカギとなる重要な作用を持つ。」とした。

議会と退役軍人はこの前、ネットワーク部隊人員に対し叙勲することに反対を表明しており、彼らは新たな勲章のランクがあるいは作戦における勇猛を表彰する勲章、例えばパープルハート勲章、ブロンズスター勲章などより高くなるかもしれない、と考えている。(聶魯彬)


 アメリカ軍の勲章の制度に関し全く知らないせいでどうも話がよく分からんのですが、今後非常に重要になってくるサイバー部隊、無人機操作員などが非常に大きな功績を挙げた時に勲章を与えようという動きがある一方、従軍経験者などからは直接自分の身を危険にさらさない兵士に勲章を与えるのはおかしいという反発もあるわけでしょうね。例えばサイバー部隊の兵士が敵の核攻撃を阻止したら、その功績は野戦で勇猛果敢に戦った兵士の比ではないわけですが、勲章を与えるというのには確かにやや違和感も感じます。「卑怯」な手段という漠然としたイメージのせいもあるかもしれません。

4月19日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-04-18/214996_2338000.htm#pic

 運-20が4月17日午後に滑走試験を行った時その他の画像集です。14ページ目からコックピットのディスプレイなどの画像があります。

 中国のヘリ関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20130416/17780107.html


アメリカのシンクタンク:解放軍には914機のヘリがある 武直ー10は約30機

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「武直ー10は直-9Bから発展した中型専用武装ヘリである」)

アメリカのジェームスタウン基金会による最新の「中国レポート」の文章は、外界には中国軍の中のヘリ戦力の発展に対する重視がずっと不足しており、殲ー20あるいは殲ー31ステルス戦闘機の出現のように国際社会の広範な関心を引き起こしていない、とする。だが事実として、近年解放軍が持つヘリ、特に威力が強大な武装ヘリの数は顕著に増加中なのである。

文章は、中国メディアの3月16日におけるあるニュースは、済南軍区がまた武直ー10武装ヘリ1個中隊を装備したことをはっきり示している、とする。これはすでに、去年10月以来解放軍が外界に向け公開して成立を言明した第5のこの武装ヘリの中隊である(これまでの4個中隊はそれぞれ南京軍区、北京軍区、広州軍区、沈陽軍区に属する)。アメリカ軍が持つ数千機の各タイプの軍用ヘリに比べれば、中国軍が現在装備する各タイプの軍用ヘリは数の上でまだ明らかに不足だが、解放軍のヘリ戦力はそれでも馬鹿にはできない。イギリスの国際戦略研究所が2013年に出版した「ミリタリーバランス」レポートは、解放軍は現在およそ914機の各タイプのヘリを持ち、この中にはもう相当数の国産最新型武直ー10および武直ー19武装ヘリが含まれている、としている。

文章は解放軍陸軍航空隊を扱う他、さらに重点的に近年の解放軍海軍ヘリ戦力の発展と運用の状況に言及している。文章は、中国海軍は近年におけるアデン湾の対海賊、海上演習などの軍事行動の中で艦載ヘリの機動性が高いという特徴を充分に発揮させている、とする。直ー8、直ー9を運用した対潜作戦、海上捜索救出、立体補給戦法を重点的に演習し、海軍の快速反応および快速処置能力を強化した。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「武直ー10の主要な任務は樹木の梢の高さでの戦場遮断、敵地の地上固定および機動含む生体戦力の殲滅が含まれ、一定の空戦能力を兼ね備え、総合性能はアメリカの主力機種『アパッチ』に匹敵し得る。」です。)

文章は最後にさらに表の形式で中国人民解放軍の陸海空三軍が現在装備するヘリを紹介しており、これには主に次のものが含まれる。1990年にロシアからの導入が開始されたミルー17/171輸送ヘリ250機余り、ロシア製Ka-28海軍電子戦ヘリ約28機、フランス製および国産の直ー8輸送型ヘリ約75機、フランス製および国産の直ー9輸送/武装ヘリ約306機、武直ー10武装ヘリおよそ30機、直ー11小型武装/輸送ヘリ75機以上。直ー19武装ヘリは約12機である。これとは別に数量不詳の直ー15輸送型ヘリと直ー16武装ヘリがある。

文章に添えられた表はさらに解放軍陸軍航空連隊と訓練基地の分布状況を紹介している。駐屯地が北京市通州区にある北京軍区第4陸軍航空連隊、駐屯地が河北省保定市にある北京軍区第8集団軍陸軍航空連隊、駐屯地が遼寧省沈陽市にある沈陽軍区第9陸軍航空連隊、駐屯地が江蘇省南京市にある南京軍区第5陸軍航空連隊、駐屯地が福建省廈門市にある南京軍区第10陸軍航空連隊、駐屯地が四川省成都にある成都軍区第2航空連隊、駐屯地が四川省宜賓市にある某訓練基地、駐屯地が広州の佛山市にある広州軍区第6陸軍航空連隊、駐屯地が陜西省西安市にある某訓練基地、駐屯地がウルムチ市にある蘭州軍区第3陸軍航空連隊、駐屯地が山東省聊城市にある済南軍区第7陸軍航空連隊、駐屯地が河南省新郷市にある済南軍区第1陸軍航空連隊などである。(李暁東)

(頑住吉注:3ページ目)武直ー10の登場は中国のヘリの研究開発レベルが世界先進グループに入ったことを示していると言える。

(頑住吉注:4ページ目)武直ー10はステルス能力は持たないが、それでも機体の国産ステルス塗料によってレーダーと赤外線信号による探知計測可能性を低下させることができる。

(頑住吉注:5ページ目)武直ー10は先進的な液晶ディスプレイ技術を採用している。

(頑住吉注:6ページ目)ヘリの全長は約14.15m(ローター回転時)、全高3.84m、全幅(短い主翼含む)約4.35mである。

(頑住吉注:7ページ目)敵の非制御誘導武器の攻撃を受けた時、そのコックピットの防弾ガラスは7.62mm弾薬に抗することができ、コックピット下部の複合装甲は12.7mm機銃の射撃を防御できる。

(頑住吉注:8ページ目)現在、全世界の武装ヘリの「ヘビー級選手」にはアメリカのアパッチ、ロシアのKa-50と中国の武直ー10しかなく、三者鼎立と言うことができる。


 確かに戦闘機に比べると地味ですが、島嶼への上陸作戦などで大きな役割を果たす可能性のあるヘリは重視すべき対象でしょう。

 ニュースではありませんが。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-04-15/214878_2336309.htm#pic


解放軍の裏切りの徒、まだ敵機「撃墜」を忘れず!

画像は劉承司が裏切って台湾に逃亡した後の記念写真。(頑住吉注:ページタイトルは前ページと同じ場合は省略します)

劉承司、湖南の人、元中国人民解放軍海軍航空隊第6師団第16連隊第3大隊第8中隊の飛行員、階級は少尉。

(頑住吉注:2ページ目)画像は劉承司の台湾での記念写真。

1961年、劉承司は航空学校を卒業して海軍航空隊飛行員となった。1962年3月3日、劉承司は1機のミグー15戦闘機(機ナンバー1765)を操縦して浙江路橋(頑住吉注:検索すると複数の意味があるようで場所不明です)から発進し、台湾の桃園飛行場に到達した。

(頑住吉注:3ページ目)劉承司は黄金1,000両を獲得し、後に台湾空軍に加入し、肩書は空軍無線電信局の副長、上佐にまで達し、初めて戦闘機を操縦して台湾に到達した解放軍の裏切り者となった。

(頑住吉注:4ページ目)画像は劉承司の台湾における結婚式。

劉承司の裏切り、逃亡は台湾サイドにとっても全く突然と言え、1962年3月3日、台湾国民党空軍桃園基地上空ではナンバー4,104のFー104Bが飛行訓練を行っており、本来なら着陸すべき時間だったが、地上は大陸方向からまっしぐらに1機のミグ機が逃げてくるのを発見し、そこで管制塔は警報を鳴らし、空中にいる戦闘機に警戒に転じるよう命令した。

(頑住吉注:5ページ目)台湾空軍はその後これが大陸から反逆、逃亡してきた飛行員だと知った。このため飛行場上空で訓練を行っていたFー104Bに搭乗する2人の飛行員は指揮官の命令を聞いて巡航を続けるしかなかった。

(頑住吉注:6ページ目)画像は劉承司の台湾での記念写真。

ミグの着陸を待って警報は解除され、F-104Bは急いで飛行場に戻ったが、巡航は余りにも多くの燃料を浪費しており、飛行場は目前だったが無理に飛行を続けてもおそらく滑走路上には降りられない状態になり、2名の飛行員は止むを得ず落下傘降下する他なかった。だが脱出時の高度が足りず、2人とも殉職した。

(頑住吉注:7ページ目)画像は劉承司と台湾に逃亡した解放軍の裏切り者との集合写真。

この2名の殉職した台湾の飛行員のうち、1人はかつて大陸の飛行員王自重を撃墜した台湾空軍の英雄だった。また王自重は世界で初めての空対空ミサイルの犠牲者でもある。

(頑住吉注:8ページ目)これは初めて戦闘機を操縦して台湾に到達した解放軍の裏切り者劉承司の古い写真である。

(頑住吉注:9ページ目)画像は劉承司が裏切って逃亡した時に操縦していたミグー15戦闘機。


 全然知らない事実で興味深かったです。航空学校卒業の翌年には逃亡というのは最初から狙って飛行員になったんでしょうか。それとも軍の現場に短期間で耐えられなくなるほどの問題があったんでしょうか。残された家族がどういう処遇を受けたかも気になります。本筋と関係ないですが、自衛用に59式拳銃を持っていたことも意外です。「何故中国はマカロフを広く使用しなかったのか」によれば「1959年初めにコピー生産が開始され、〜使用中に何回もの事故が発生したため、結果的に1960年にはもう生産停止となり、部隊の手にあった59式拳銃も撤収された。」とされています。1962年にはまだ回収が終わっていなかったのか、比較的小型で強力な拳銃を必要とするということで特に飛行員には残されていたのかはちょっと分かりません。ちなみにセーフティかかってないですね。

4月20日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-04-19/215034_2338689.htm

 中国の新しい戦略爆撃機、轟-6Kの画像集です。巡航ミサイルを搭載した画像が明らかになったのは初めてだそうです。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-04-19/215039_2338744.htm

 「遼寧艦」空母の新しい画像集です。22、23枚目にミサイルを搭載したまま主翼を折りたたんだ殲-15(模型?)が見えます。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-04-18/215007_2338255.htm

 056軽護衛艦の画像集です。主砲、近接防御砲の発射シーンもあります。

 中国の巨大なホバークラフトの話題です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-04-18/214999_2338086.htm


中国、正式に1隻目のバイソンホバークラフトを受領、と伝えられる!

ノーボスチ・ロシア通信社4月17日の情報によれば、ウクライナ特殊装備輸出社ウェブサイトが17日に発表した情報は、ウクライナはすでに中国に1隻のバイソンホバークラフトを引き渡した、とした。

報道によれば、引き渡し式は4月12日にフェオドシヤで行われた。情報は、「この会社の社長ドミトリー ペイリエグドフはウクライナを代表して文書に署名した。引き渡しの期間、中国サイドはウクライナメーカーの造船品質を高く評価した。」とした。

このホバークラフトはウクライナ国防工業社傘下のフェオドシヤの造船会社「大海」が製造したとされている。以前に締結された契約に基づき、「大海」社は中国海軍のために2隻の958型バイソンホバークラフトを建造し、現在第2隻目のホバークラフトが依然建造中である。この他2隻がウクライナの専門家の参与の下に、中国の設備を用いて中国国内で建造される。

ホバークラフトは主に海岸から軍事設備を受け取って海兵隊人員を輸送し、海上を航行し、上陸作戦を行い、かつ海兵隊のために火力支援を提供する。このホバークラフトはさらに地雷を輸送して地雷原を敷設することもできる。

上述の情報はまだ中国サイドの事実確認を得ていない。


 去年から何度もお伝えしてきましたが、ついに引き渡されたようです。なお去年12月3日に紹介した記事にも、「ある情報はこれはこのバイソン級ホバークラフトがすでに正式に中国に引き渡されたことをはっきり示している、とするが、この情報は当局の事実確認をまだ得ていない。」という今回と似たようなものがあり、結果的に事実ではなかったようですが、今回の内容はずっと具体的で、信憑性が高そうに思われます。当然中国で製造されるのは2隻だけではなく、ウクライナの関与なしに5隻目以降が建造され続けることになると思われます。軍艦並みの搭載量とヘリコプターに近い速度は日本、台湾、フィリピンなどにとって大きな脅威になるでしょう。

 中国の国産銃器の品質に関するページです。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-04-18/215005_2338188.htm


驚きあきれる:3,000人民元の92式輸出用拳銃をこんな有様に作ったの?

最近、あるカナダ在住の中国人のネット仲間が自分で買った92式輸出バージョン拳銃をネットに晒した。

(頑住吉注:2ページ目)このネット仲間は、この銃は現地において500カナダドルで売られ、約3,000人民元に相当し、コストパフォーマンスはやはりなかなかのものだ、とする。

(頑住吉注:3ページ目)このネット仲間は自国製品を支持しているが、国産銃器の加工技術はずっと人から非難され、外国向け輸出商品であってもこれを免れ難い。

(頑住吉注:4ページ目)この輸出用拳銃は内部の加工が非常に荒削りで、バレルはこのネット仲間からふざけて「まるで犬がかじり取って作ったようだ」と言われている!

(頑住吉注:5ページ目)だがこの銃の性能はやはりなかなかのもので、このネット仲間は200発撃ったがまだ何の異常も起きていない、とする。(頑住吉注:リバレーターじゃあるまいしたった200発で異常が起きないのは当たり前です。グリップのチェッカリングのエッジが全く立っていないこと、輸出型にも星のエンブレムがあることにも注目です。)

(頑住吉注:6ページ目)別のあるネット仲間は、何年か前92式に触った時、師が92式の2つの深刻な問題を指摘した、としている。(頑住吉注:「師」は原文では「老師」で普通先生を指しますがここでの意味は分かりません。)

(頑住吉注:7ページ目)第1に、セーフティの赤色が安全を示し、習慣と全く逆である。(頑住吉注:んなアホな!)

(頑住吉注:8ページ目)第2に、不完全分解時、ボルト内のある部品がフレームにつっかえて組み込めなかった。このため分解後に組み立てる時は1本の小さなスチールワイヤーを用意し、組み立てられない時スチールワイヤーを使ってこの部分をちょっと押してやることが必須だった。(頑住吉注:それもひどいですな)

(頑住吉注:9ページ目)現在ネット仲間は輸出バージョンの92式拳銃でこの問題が改良されたのか否か明らかにしていない。

(頑住吉注:10ページ目)ネット仲間、鉄豊123に謝意を表する


 以後のページは画像のみです。14枚目はグリップ内部が分かる珍しい画像です。19枚目ではセーフティの赤のマーキングが盛大にはみ出しているのが分かります。20枚目の見えるような見えないような薄い刻印は何なんでしょう。バレルブッシングの仕上げが荒いですがこれはまだ序の口、27枚目のバレルの加工は目を疑うひどさです。いろいろな記述で「近年中国の加工技術は大幅に向上」といった内容を読みますが、輸出用製品がこんな状態なのを見ると本当なのかなという気がしてきます。

 歴史ものですが。

http://tuku.news.china.com/history/html/2013-04-18/215006_2338224.htm#pic


対ベトナム作戦の第1偵察大隊の秘密を明らかに

79式小型サブマシンガン、54式拳銃

これは当時の昆明軍区第1偵察大隊の第3中隊をメインとする中越の国境をめぐる戦闘の生活写真である。時期は1984年7月から1985年6月までで、偵察大隊の出発、行進、捜索、崖を越える、渡河、潜伏、捕虜の確保、負傷の手当、犠牲となった戦友の見送り、駐屯地での生活を主要な内容とする一組の写真である。

第1偵察大隊は武漢軍区第20軍から抽出された人員から組成され、全部で703人、偵察作戦の時期は1984年7月21日から1985年5月27日までである。大隊の編成は以下の通り。第1中隊97人(軍直属偵察中隊)、第2中隊141人(第20軍第58師団の偵察中隊)、第3中隊112人(第20軍第59師団の偵察中隊)、第4中隊116人(第20軍第60師団の偵察中隊)、第5中隊237人(第20軍第58師団に属する偵察小隊)。

戦果:国境にのべ3,500人潜伏。組織的浸透偵察、待ち伏せ攻撃による捕虜確保戦闘5回、倒した敵36名、確保した捕虜3名(敵の追撃により連れ帰ることができず、途中2名を射殺)、砲兵の射撃を誘導、破壊した指揮所1カ所、偵察所3カ所、火砲4門、鹵獲したサブマシンガン1挺、小銃2挺、および一部の軍用物資。死傷者:負傷10人、戦死11人。


 以後の各ページのキャプションは大体わかると思うので訳しませんが、消音拳銃、消音サブマシンガンの他あまり見られない珍しい装備や当時のレーションなどの画像があります。連れ帰れない捕虜を射殺って自分たちがやられたらどれだけ非難するのかなという感じですし、14枚目の国境付近の住民に変装して背負いカゴに武器を隠すってルール違反ですよね。

4月21日

 052Dミサイル駆逐艦関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20130417/17783576.html


韓国メディア:中国の052D駆逐艦は10隻より少なくはならない 新世代を研究開発中

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国の新世代052D型ミサイル駆逐艦は2012年9月14日に進水し、これは中国海軍水上艦隊建設の1つの偉大なマイルストーンである。」)

タス通信社4月16日の報道によれば、中国海軍は短期間内に3隻の最新型の052D型多用途駆逐艦を装備することになる。

最近公開された衛星写真は、上海造船工場のドック内に同時に3隻の間もなく完成する052D型駆逐艦が停泊しているのをはっきり示している。

052D型多用途駆逐艦は、その前に好評を博していた052Cを大規模改良してできたものである。新たな艦の全長は160mにまで延長され、全幅は16mである。052Dには新型ミサイル垂直発射装置が装備され、全部で64の発射モジュールを持つ。また、艦首の砲はステルス設計を採用した130mmL70艦砲システムに換装されている。052Dの新型垂直発射システムの中には、「紅旗-9」対空ミサイルが備えられている他に、さらに「艦対地」巡航ミサイルと遠距離対艦ミサイルが配備されている。

052D型駆逐艦が装備する近代化された一体化火力コントロールシステム、艦載フェイズドアレイレーダーシステムの性能も052Cに比べある程度向上している。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「052Dは052C型駆逐艦を基礎に発展した新型多用途ミサイル駆逐艦である。」です。)

専門家の評価によれば、052Dは中国の第3世代駆逐艦ファミリーの最後の改良型である。この前あるメディアの報道は、中国は現在第4世代駆逐艦の研究開発に着手しているところだ、とした(コードネームは055の可能性がある)。

052D型駆逐艦は主に艦隊防空と対潜任務の執行、敵サイドの水上艦艇の打撃、味方部隊の上陸行動実施の支援などに用いられる。分析者は、この駆逐艦の建造数は10隻より少ないということはなく、中国海軍の将来における水上打撃戦力の礎となることが有望である、と考える。

(頑住吉注:3ページ目)052Dは64ユニットの新型ミサイル垂直発射システム、130mmL70新型単砲身ステルス艦砲、新型総合作戦システムを装備する。

(頑住吉注:4ページ目)052Dの四面多機能アクティブフェイズドアレイレーダー(AESA)は本来の円弧外殻から平板外殻に改められ、これは非常に重要な改良点である。

(頑住吉注:5ページ目)052C型駆逐艦と比べ、艦の排水量の増加と共に052Dミサイル駆逐艦は内部スペースも大きくなり、より大きなアンテナが採用でき、このことは052Dは探知計測距離、抗妨害能力、多目標掌握能力の上で052Cに比べさらに一歩の向上があったことを意味している。


(頑住吉注:6ページ目)052D型ミサイル駆逐艦はすでにアメリカの「アーレイ・バーク」IIA級イージス駆逐艦同様、完備された区域防空、対艦、対潜作戦能力を具備している。

(頑住吉注:7ページ目)052D型ミサイル駆逐艦の6,000トン余りという排水量に照らし、ある国外の学者はこの艦が64ユニットの垂直発射システムを採用することになると予測している。(頑住吉注:多分これ昔の記事のキャプションの流用でしょう)

(頑住吉注:8ページ目)「紅旗-9」型は中国の最も先進的な第3世代対空ミサイルシステムとして、アクティブ自動誘導弾頭を配備し、最大射程は200km、最大射高は30kmである。「紅旗-9」は非常に大きく中国軍の全体的防空、対ミサイルの実力を向上させた。このミサイルは中、高空で侵入する飛行機を遠距離から打撃できるだけでなく、しかも空対地ミサイル、超低空巡航ミサイル、戦術弾道ミサイルが迎撃できる。


 次世代はいよいよ1万トン級になるんでしょうか。それには動力機関の問題解決が必要になるはずですが。

 サイバー戦関連です。

http://military.china.com/news/568/20130418/17785126.html


専門家:光ケーブルの位置のマーキングは非常に大きな安全上の隠れた危険を残す

現在インターネット情報の安全に関する警鐘が頻々と鳴らされていると同時に、専用ネットの安全に関する警鐘も同様に余韻を響かせている。軍用ネット、金融ネット、電力ネット等々のこうした専用ネットは、国家の安全と発展を維持する重要な戦略資源システムとして、平時にも戦時にも、伝統的ネットワーク攻撃に比べより甚だしい深刻な脅威に直面している。

光ファイバー通信は盗聴の悪しき運命から逃れ難い

光ファイバー通信は人々に最も安全な通信媒介と見なされるのが常だが、光ファイバーは電気ケーブルのように電磁波による情報漏れを発生させることはないが、それでもやはり盗聴の不運から逃れ難いのである。アメリカ軍の「ジミー カーター」原潜は光ファイバー盗聴設備を装備するよう改装された後、再度就役し、世界各地の海底光ケーブルはいずれもその監視下に陥り得るようになったとされる。外国の軍隊の研究は、光ファイバーは電磁波漏れを発生させることはないが、盗聴しようとすればやはり極めて簡単で、それを光ケーブル通信が影響を受けず発覚を免れ得るし、しかもその1%の光が屈折して出得る角度まで湾曲させ、さらに専用の設備によってこうした光信号を集めて拡大しするだけでよく、これでもう必要な情報が得られるのだ、ということを明らかにしている。同時に、多くの国は国防光ケーブルが工事などにより意図せず破壊されることを防ぐため、通常さらにその位置をマーキングしており、このようにすれば疑いなく非常に大きな安全上の隠れた危険が残されることになる。

物理的隔離の絶対的境界は消失している

専用ネットにインターネットからの攻撃を受けることを免れさせるため、通常2つのネットワークには物理的隔離が行われるが、このような隔離も専用ネットワークの安全を絶対に保証することは決してできない。アメリカの「シュート」システムの実戦への応用成功はこの点を明らかにしている。このシステムは空中非接触によって敵サイドのレーダーシステムを攻撃し、レーダーの向きを変えることを迫り、ステルス機能のない飛行機でも成功裏に先進的防空網を突破できるようにすることができる。物理的隔離が決して「絶対の防御」ではないことが見て取れる。実は、すでにフェリー攻撃、チップ埋め込みなどの手段はこの防御ラインを打破している。最近外国の軍隊はまたナノロボット、サイバー飛行機などいくつかの新概念技術を提出し、ネットワークに国境をなくさせるだけでなく、同時に物理的隔離の絶対的境界線もすでに消失させているのである。

ネットワークのノード、薄弱なピースとなる

ネットにアクセスする設備自体の保護も1つの薄弱なピースである。専用ネットのノードと端末は通常非常に広く、かつ分散して分布し、多くの設備の使用および設置には厳格な防護措置が取られていない。ひとたび不法分子がこうしたシステムに混入あるいは押し入れば、それが持つネットワーク設備は占拠され、ネットワークの中の情報は漏洩され尽くし、したがって結果が深刻な秘密漏洩事件がもたらされる。銀行、国際企業などいくつかの端末は各国の大型ネットワークにあまねく分布し、その安全を有効に保証するのはさらに難しい。特に軍隊の指揮コントロールシステムの端末が敵サイドのボトムアップ攻撃によってひとたび軍隊の指揮権を盗み取られたら、結果は想像に難くない。

このため情報化建設のモデルチェンジの中で、専用ネットの情報の安全、防護にさらに長く警鐘を鳴らすべきなのである。 (馬双栄)


 知識ないんで分かんないもののちょっとトンデモ臭い部分もあるように感じますが、こうした手段が今後の戦争の中で大きなウェイトを占めるようになるのは間違いないはずです。













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