コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその50

7月29日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-07-28/217787_2376836.htm

 北朝鮮の朝鮮戦争停戦60周年式典の画像集です。13枚目にPPSh-43らしきもの、16枚目にグリースガンが写っていて、いずれもたぶん朝鮮戦争当時からある銃でしょう。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-07-22/217625_2374238.htm#pic

 「遼寧艦」のベースとなった「ワリヤーグ」が中国にやってきた直後の画像集です。

 中国軍機が沖縄・宮古島間を通過した件の中国側からの見方です。

http://military.china.com/news/568/20130727/17968183.html


専門家:Y-8警戒機海軍に加入 日本機はもはや沖縄公海を独占せず (頑住吉注:「Y」は輸送機を示す「運」の発音の頭文字で、本文中では「運ー8」と表記されてます)

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「7月24日、中国軍の1機の警戒機が沖縄本島と宮古島の間の公海上空を通過した(資料画像)」)

人民ネット7月26日の情報(張潔嫺) 24日、我が軍の1機の運ー8警戒機が沖縄・宮古公海水道を通過し、西太平洋に赴いて訓練を行った。日本の航空自衛隊は戦闘機を緊急発進させて対応を行った。軍事専門家李莉は、我が軍の運ー8警戒機が海軍艦隊に加入したことは、日本サイドのP3-C対潜哨戒機の沖縄公海空域を独占する企みに対する挑戦を意味し、このため日本サイドはことのほか重視しているのだ、とした。運ー8警戒機の海軍艦隊加入後、海軍の行動は平面から立体の形態に転じ、進攻能力も強化されることになる。

中央テレビの報道によれば、運ー8海上警戒機はスカイマスター機載レーダーシステム(頑住吉注:イギリス製)を採用し、縦深320km、幅640kmの範囲を探知計測できる。もし中国が8機の運ー8警戒機を持てば、少なくとも2つの捜索区域内で24時間の不断の空中偵察が保持できる。このことは一定程度上中国の空中早期警戒能力の上での不足を補うことができる。

李莉は、日本が今回かくのごとく重視した重要なカギは、この機が空軍機ではなく海軍の警戒機だということだ、とする。彼女は(頑住吉注:おや女性ですか。日本には女性の軍事専門家ってまずいませんね。ちなみにこんな人です。 http://baike.baidu.com/view/210432.htm )、日本は過去において中国海軍は遠海あるいはより遠距離の海上偵察能力を持たず、沖縄公海空域、海域に出動するヘリは飛行速度、巡航能力、目標識別能力方面がいずれも比較的弱い、と考えていた、と指摘する。これまで、日本の海上自衛隊はずっとP-3Cをもってこの空域で活躍していた。

運ー8警戒機と日本のP-3C対潜哨戒機は非常に近く、同様の機能と性質を持つ。しかも今回日本サイドに、沖縄公海空域にも我が軍の運ー8警戒機の存在があるのだと意識させるに至った。このことは日本サイドの本来の自信に衝撃をもたらし、日本のこの空域を独占する企みに対する一種の挑戦でもある。

李莉はさらに一歩、海上警戒機の最も根本的な点は対潜、対艦誘導である、と指摘する。海上艦隊に警戒機が配備される前は、我が軍の空母、駆逐艦、護衛艦、潜水艦などの海上における行動は平面の形態を呈し、大型水上艦上の捜索レーダーは水域の影響を受け、(頑住吉注:有効距離は)最も遠距離でも40kmに過ぎなかった。

現在では空中に「目」が増え、空中の誘導、潜水艦による潜水艦捜索、大型水上艦の捜索、対艦ミサイルの誘導方面の能力が非常に大きく向上し、立体の形態を呈し、海軍の進攻能力も強化されることになる。

李莉は、将来は運ー8警戒機はさらに海軍の活動と組み合わされ、水上艦艇、潜水艦と組み合わされることになる、とする。この種の訓練は常態化され、我が方の主権の維持保護にも有利である。


 領空侵犯していない以上警戒しつつ注視するしかないでしょうね。

 中国とロシアの潜水艦から発射されるタイプの戦略ミサイル関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20130725/17964836.html


アメリカ:中国のJLー2、克服し難い問題に遭遇 本来は5年前に就役しているべきだった (頑住吉注:これも同様で本文中では「巨波ー2」と表記されてます)

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションは本文の冒頭と同じなので省略します。)

【グローバルネット総合報道】 アメリカの「ストラテジー ページ」ウェブサイト7月24日掲載の文章によれば、中国の巨浪ー2とロシアのブラワはいずれもすでに戦力化準備が言明されているが、依然多くの問題が存在するため、実際にはまだ決して就役を開始してはいない。遅延は中ロの軍事技術発展の中でしばしば見られる現象でもある。

この2つの海上基地ミサイルは研究開発過程でいずれも克服し難い問題に遭遇した。ブラワは試射がずっと失敗しているためほとんど中止されようとしていたが、最終的に2011年12月23日にテスト項目を成功裏に完成させた。18回の試射のうち11回成功し、試射成功率は61%でしかない。しかもこのミサイルには依然解決を必要とする問題が存在し、さらにより多くの試射を行う必要がある。2012年初め、ロシアは年内に遠距離戦闘巡航を再開すると言明した。計画通り、ロシア海軍は去年12月30日に最終的に第1隻目のボレイ級戦略原潜「ユーリ ドーゲルジー」号を受領した。ひとたび使用可能な戦略核ミサイルを装備すれば、この新たな潜水艦はロシアの長年来初めての遠距離巡航任務を執行する戦略原潜になる可能性がある。

潜水艦から発射する中国の巨浪ー2ミサイルは本来5年前に就役を開始するべきだったが、今に至るも依然戦力化されていない。このミサイルには多くの問題が存在し、しかもこれを装備しようとしている原潜もそうである。巨浪ー2は重量42トン、射程7,000kmであり、もし094潜水艦がこの型のミサイルを搭載してハワイあるいはアラスカまで巡航すれば、アメリカ国内の任意の目標に対して打撃が行えることになる。それぞれの094原潜は12発の巨浪ー2戦略ミサイルが搭載できる。現在まで、中国の原潜は戦闘巡航を全く行ったことがない。何故ならそれらの性能に決して信頼がおけないからである。094原潜は最近航海試験を行っているようだが、成功しているのか否かは決してはっきりしていない。

アメリカメディアは最後に、これに比べるとアメリカの海上基地戦略ミサイルの研究開発はずっと成功している、とする。(編集翻訳:艾国、原稿チェック:劉昆)

(頑住吉注:以後のページのキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)


 しかしまあこの状態がいつまでも続くと期待するわけにもいかないでしょう。7月28日のコラムで紹介したように中国は専用の大型潜水艦まで作って試験を行っているようですし。

7月30日

 やや不気味に感じざるを得ないニュースです。

http://military.china.com/important/11132797/20130725/17964849.html


中航国際、米軍無人機エンジンメーカーの資産を買収

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「Thielert社のCenturion系列ピストンエンジン。最も有名なこのエンジンを使用する機種には『セスナ』改良型および米軍のMQ-1C『グレイイーグル』無人機が含まれる。」)

中国航空技術国際持ち株会社(中航国際)は22日、2年の談判と準備を経て、ドイツのドレスデンでThielert航空ピストンエンジン社の資産買収の手続きを終えた、と言明した。

中航国際の執行副総裁で首席財務官の潘林武は、買収の目的は我が国の国内通航(頑住吉注:ここでは民間航空というような意味のようです)に必要なピストンエンジンの需要を満足させるためである、とする。「現在全世界の通航飛行機30万のうち22万がアメリカにあり、2012年末までに中国にはおよそ通航飛行機1,300があった。中国の市場にはまだ非常に大きな発展の余地があると言える。」

ドイツのThielert社は全世界をリードする航空燃料(頑住吉注:灯油に近いもの)を燃料とするピストンエンジンの技術と製品を持つ。中航国際は2011年4月にアメリカのコンチネンタルエンジン社の買収に成功しているが、今回のThielert社買収は中航国際が通航産業をレイアウトするまた1つの戦略的買収である。この買収は中国航空工業集団社の全力の支持を得、かつ中国政府とドイツ政府の批准を獲得している。

潘林武は、買収したドイツの会社は技術でも製造設備でも相当に先進的である、と語る。中航国際が2年前に買収したアメリカのコンチネンタルエンジン社は世界の通航エンジン市場の上位にいた。今後2つの社は系列の製品を形成し、異なる顧客と異なる動力の需要を満足させ、非常に良好な相互補完の作用を持ち得る。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「ここ何年か以来、中航は積極的に国際的な航空企業との協力を展開している。」です。)

現在、買収された資産はすでに全部新たに成立する中航国際によって全資産が保有されるドイツのTMG社に注入され、現有のブランドであるCenturionは継続して製品の名称として使用されることになる。TMG社はアメリカのコンチネンタルエンジン社と一体化された運営管理がなされることになる。アメリカのコンチネンタルエンジン社の総裁ロハイデは、中航国際はコンチネンタルエンジン社買収後、良好な発展策と長期的目標を制定し、ここ2年来中国サイドとアメリカサイドの協力は良好である、と語る。

潘林武は、買収後中航国際は管理団体に対し充分な授権を行い、社の元々の業務団体と上層部はいずれも継続的に留保され、買収ゆえに人員削減することはなく、かつ今回の買収が以後の海外における航空業務買収のお手本となることを希望する、とする。

社で12年余り仕事をしている技術人員のイエンス フォーゲルは本報記者に、自分は中国の会社の買収を非常にポジティブに考えており、社の未来の発展に対し非常に期待し、個人的に非常に楽観している、と教えた。

中航国際はアメリカのコンチネンタルエンジン社とドイツのThielert社の資産の買収によって、すでに全世界で唯一全系列の航空ガソリンピストンエンジンと全系列の航空燃料ピストンエンジンを持つ供給商となっており、通航市場の多様化された需要を満足させる能力を備えている。全系列の航空燃料製品は、中国に航空ガソリンが乏しい困難を解決でき、広範な通航ユーザーに便利をもたらし、中国の航空発展のために力を与える。

(頑住吉注:3ページ目)Thielert社のCenturion系列ピストンエンジンを装備した「セスナ」機。

(頑住吉注:4ページ目)中国政府の通航に対する重視は日増しに増強されている。

(頑住吉注:5ページ目)中国の通航領域の発展の前途の見通しは非常に良い。

(頑住吉注:6ページ目)画像は中国国際通航大会の開幕式。

(頑住吉注:7ページ目)中国民間の通航に対する需要もどんどん強まっている。

(頑住吉注:8ページ目)中国の私人飛行機の数の増加は非常に速い。


 別に最先端の無人機用エンジン技術が中国のものになるわけではないですが、中国の会社が世界のいろいろな航空関連メーカーを買収していく傾向は今後強まると考えられ、よりデリケートな技術を持つメーカーの買収に対する警戒感が徐々に薄れていくおそれもありそうです。

 やや関連のある話題です。

http://military.china.com/news/568/20130726/17967381.html


米軍、中国によるアメリカサイドの衛星撃墜がその無人機の機能喪失をもたらすことを憂慮

【グローバル時報総合報道】 5年以内にアメリカの陸上基地中段対ミサイルシステムは連続3回迎撃試験に失敗し、アメリカミサイル防衛局を各方の猛烈な攻撃に遭わせている。だがアメリカの「安全保障業務ニュース」は24日、技術が成熟していないにもかかわらず、ペンタゴンは依然迅速に日本、グアム島、ヨルダン、トルコ、アラブ首長国連邦などの地に重要な探知計測レーダーやミサイル防衛システムを配備している、とした。

報道は、7月5日、アメリカの陸上基地中段対ミサイルシステムが太平洋上空でのテスト中に目標を迎撃できず、これは5年以内で第3回目の失敗であり、対ミサイルシステム研究開発メーカーと主管部門に向け深刻な「危険信号」を発している、とする。だがアメリカは対ミサイルシステムを放棄しないばかりか、かえってその配備を加速させている。報道は、最近パナマがインターセプトした北朝鮮貨物船にキューバのミサイル部品が積まれ、北朝鮮が依然アメリカおよびそのアジア太平洋地域の同盟国の主要な心配の種であることをはっきり示した、とする。ミサイル防衛局は、約6,300発の弾道ミサイルがアメリカ、ロシア、中国のコントロール外にあると見積もっており、2020年にはこの数字は8,000発近くに増加すると見られる。オバマ政権は最近すでに一連の措置を取って太平洋と中東の対ミサイル能力を強化した。これにはAN/TPY-2早期警戒レーダー1基を日本に配備し、東アジア地域の対ミサイル探知計測能力を強化することが含まれる。さらに約100名の米軍兵士がグアム島の「THAAD」戦闘区域高空対ミサイルシステムの操作に増派され、またNATOはトルコに配備する6セットの「パトリオット」対ミサイルシステムのうち少なくとも2セットをアメリカ兵によって操作させる。さらにアメリカは6月、ヨルダンに1セットの「パトリオット」対ミサイルシステムを派遣駐留させると言明した。報道は、米軍の配備の動きは北朝鮮とシリアから来る脅威に対応する、およびイランとのあり得る衝突に備えるためである、とする。

だが共同通信社25日の報道は、米軍の対ミサイル配備が決して北朝鮮への対応に限ったものでないことは明らかだ、と明示した。米軍戦略司令部の司令ケラーは24日共同通信社に対し、中国が現在アメリカ軍が本国近海に接近することを防止する「対介入戦略」を推進していることを考慮し、米軍には敵軍の防衛網を突破できる偵察機を新たに増やすことが必要だ、と明らかにした。アメリカの「外交政策」誌ウェブサイトは、ケラーの提案は実際には冷戦時期にソ連に対する偵察を行った超音速偵察機SR-71のステルスバージョンの新たな運用開始を指す、とする。SR-71偵察機の飛行速度はマッハ3にも達し、就役期間全く撃墜されていない。ケラーはさらに中国の対衛星武器研究開発に関し、「宇宙の潜在的脅威は増加中」であり、米軍の軍用衛星が偵察あるいは通信機能を喪失することに対し未然に備えることが必須だ、とする。報道は、中東地域において米軍は無人偵察機を用いて情報収集、監視コントロール、偵察活動を展開しているが、多数の無人偵察機にはステルス機能はなく、衛星を通じての遠隔操作を必要とし、もし衛星が攻撃あるいはハッカーの進入に遭ったら、無人機が作動不能になる可能性がある、とする。(候涛)


 もちろんアメリカが北斗システムの衛星を撃墜することも考えられるわけですが。ミサイル防衛システムに関しては事前にさまざまな情報が分かっている試験で成功できないようでは実戦での成功は期待しにくいですね。

 優先順位の関係でちょっと紹介が遅くなっちゃいましたがベトナム国家主席がアメリカを訪問したということです。

http://military.china.com/news2/569/20130725/17964293.html


ベトナム国家主席訪米 アメリカに対ベトナム武器販売禁止令の取り消しをアピール

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「国家主席チュオン・タン・サンが演説を行う。(撮影:人民ネット記者 庄雪雅)」 ちょっと与謝野馨に似てますね)

国際オンラインの情報(記者 呂暁紅) ベトナム国家主席チュオン・タン・サンは現地時間23日にアメリカの首都ワシントンに到着し、期間3日の正式訪問を開始した。これはチュオン・タン・サン初のアメリカ訪問で、アメリカ・ベトナムが1995年に外交関係を樹立して以来3回目の両国最高指導者の間の国事訪問でもある。

アメリカサイドが明らかにした日程によれば、チュオン・タン・サンは現地時間24日にアメリカ国務長官ケリーと会見し、さらに25日にはホワイトハウスを訪問してオバマ大統領と会見を行う。また、彼はさらに若干の国際組織の駐米代表所の役員と会見し、アメリカ政界、経済界、学会などの方面の代表および友好活動関係者と座談会を行い、アメリカに居住するベトナム人協会の代表とも意志疎通等を行う。

ベトナム駐米大使ルアン・グオ・チャンは、チュオン・タン・サンのこの訪問には重要な意義があり、ベトナム・アメリカ両国関係を新たな段階に踏み入れさせる助けになる、とする。彼は、双方の安定した協力メカニズムを基礎に、ベトナムとアメリカの関係には依然非常に大きなポテンシャルがある、と指摘する。彼は、双方の上層部はこの機会を借りて両国のパートナーシップを強化する政策と発展方向を協議し、かつ地域の戦略的問題に関し意見を交換すべきである、と考える。

世論は、経済貿易の協力がチュオン・タン・サンの今回の訪問の主要な議題となる、と見ている。このため、両国上層部が深く検討する重点は経済貿易関係の深化となる。「ウォールストリートジャーナル」の文章は、ベトナムの輸出依存型経済にはグローバルな経済危機の打撃の下で衰退が発生し、去年の経済成長率は5.03%で、13年ぶりの最低水準だった、と指摘する。このため、ベトナムサイドは差し迫ってアメリカとの経済的往来を増加し得るよう希望しており、特にアメリカが主導するTPPへの加入はベトナム経済に極めて大きなチャンスをもたらすことになる。現在、アメリカはベトナムの第2の貿易パートナーであり、中国のすぐ次である。1997年以来ベトナムのアメリカに対する貿易黒字は徐々に拡大し、ベトナムサイドの統計によれば2012年のベトナムの貿易黒字は148億アメリカドルに達し、一方アメリカサイドの統計はさらに高い数字を示し、156億アメリカドルに達している。アメリカのベトナムに対する直接の投資総額はすでに105億アメリカドルに達している。

ある情報は、南海問題は両国指導者の討論の重点の1つとなる可能性が高い、とする。アメリカ国務長官ケリーは今月のやや早い時期にアセアン外相会議に出席した時、アメリカは南海情勢に関心を注ぎ続ける、とした。またベトナム駐米大使ルアン・グオ・チャンは、両国はできる限り早く新たなパートナーシップ構造を設立すべきである、と強調する。ベトナム・アメリカ両国は近年安全、安全保障業務上の関係を強化させている。先月、ベトナム人民軍総参謀長兼国防副大臣のドゥ・バイ・スーはペンタゴンを訪問した。AP通信社の報道はさらに、チュオン・タン・サンが訪問前、アメリカにベトナムに対する致命武器販売禁止令を取り消すようアピールし、ベトナム・アメリカ関係は全面的に正常化する時に来ている、と話したことに注意を向けている。だがある分析は、双方の人権問題における食い違いはやはりワシントンとハノイの貿易、安全関係の不断の深化に影響する可能性がある、と考える。


 ベトナムは中国との領土問題を抱え、ロシアから新型戦闘機や潜水艦を導入するとともにアメリカからも対潜哨戒機を導入したがっていますが、いつも書くようにベトナムは一党独裁の非民主国家であって、「敵の敵は味方」と単純に割り切ることには問題があります。

7月31日

 北朝鮮の朝鮮戦争休戦60周年パレードの分析です。

http://military.china.com/news2/569/20130729/17969147.html


北朝鮮の閲兵で多くの神秘の部隊が姿を現す 核背嚢を持った隊列が推測を引き起こす

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「北朝鮮閲兵式に参加した『核背嚢』部隊」)

神秘の部隊、次々姿を現す

今回の閲兵で最も人を意外に感じさせたものには、初めて出現したアメリカ製500MDヘリが含まれた。韓国連合通信社傘下のテレビチャンネルNews Yは28日、今回登場したアメリカ製500MDヘリは216ヘリ旅団に隷属し、戦時の偵察が行えるだけでなく、さらにミサイルを搭載して軽攻撃作戦が行える、と報道した。報道は、このヘリは1980年代に西ドイツから密貿易で導入されたものである可能性があるが、対外的に公開されるのは初めてである、とする。

韓国の「中央日報」は、最も目を引いた武器はある無人機だった、と報道した。報道は、この無人機はソ連製のZILトラック上の発射架に搭載されて発射される、とする。ある分析は、この無人機に炸薬を搭載すれば自殺攻撃機に変えられる、と考える。また、122mm、240mmロケット砲と、最近実戦配備された新型戦車「先軍号」も閲兵式に参加した。「先軍号」は砲塔が改良され、射程が延長され、走行速度も時速70kmにまで向上しており、機動性能が優秀である。

上述の装備の他、今回の北朝鮮の閲兵で最も神秘的だったのは体の前に小型の「核背嚢」を持った隊列で、背嚢には放射線を意味する図案が印刷されていた。韓国の「朝鮮日報」ウェブサイトは、この部隊は去年4月の金日成誕生100周年記念の閲兵式で初めて明るみに出、去年も同様の軍服を着て出現し、今回の特徴は放射線のマークが表示された背嚢を持って出現したことだ、と報道した。

報道は、北朝鮮軍兵士が胸の前に持っていた背嚢と、アメリカ軍、ソ連軍が開発した核背嚢とは似ている、とする。報道は専門家の分析を引用し、核背嚢より「汚い爆弾」の可能性がより高い、とする(頑住吉注:放射性物質を爆発によってまき散らす通常爆弾ということでしょう)。だが北朝鮮情報を専門に報道するDaily NKは、北朝鮮軍は2011年にはもう平安北道一帯で核背嚢部隊の編成を旅団級と定め、8軍団が隷属し、「木材伐採部隊」の別称をもって偽装訓練を行った、と考える。韓国の「毎日経済」は政府の消息筋の人物の話を引用し、北朝鮮が小型核兵器を開発済みであることを示す証拠はないが、わざと自らも「携帯型核兵器」を開発したのだと顕示した可能性がある、とした。

「北朝鮮の閲兵、ミサイルを見せびらかす」

News Nは、閲兵式には去年と数が同じ6発の遠距離ミサイルKN-08が出現したが、ミサイルの色は迷彩から今年は灰色に変わった、とする。「朝鮮日報」がこの前明らかにしたところによれば、このミサイルは去年4月15日の閲兵式で初めて公開され、北朝鮮はかつて平安北道鉄山郡東倉裏発射場でKN-08ミサイルのエンジン試運転を行った。韓国の専門家は、KN-08ミサイルの全長は約18mで、3段の固体燃料ロケットエンジンによる推進を採用し、射程は5,000kmから6,000kmの間で、もし東倉裏から発射されればアメリカのグアム島およびオーストラリアをカバーする能力がある、と考える。「舞水端」ミサイルも決して初めてのデモンストレーションではなかった。

アメリカのフォックスニュースネットの28日における「北朝鮮、朝鮮戦争停戦記念日にミサイルを見せびらかす」という題の文章は、「舞水端」ミサイルは、ソ連が1960年代に原潜のために研究開発したR-27海上基地弾道ミサイルを基礎に研究開発されてできたと考えられており、射程は3,000kmである、とした。1980年代後期、当時のソ連指導者ゴルバチョフと国防大臣ヤーゾフの黙認の下、R-27の研究開発者であるマケイェフ設計局の総設計師イゴール ウェイリェチクが北朝鮮機械工業部部長にR-27ミサイルを推薦し、北朝鮮に対し技術移転を実施したいとしたとされ、これが後の「舞水端」ミサイルプロジェクトの端緒だと考えられている。ソ連はさらに北朝鮮に、元々装備されていたミサイル輸送車を提供し、北朝鮮のコピー生産に供した。

全部本当なのか?

だが、北朝鮮がデモンストレーションした軍事能力は再度西側に疑われている。アメリカのフォックスニュースネットは、去年金日成誕生100周年記念閲兵式で神秘のKN-08遠距離弾道ミサイルはもう出現していたが、大多数の外界のウォッチャーはこのミサイルは模型に過ぎず、甚だしきに至っては発射車さえ北朝鮮が自ら研究開発したものではないと考えている、と評論した。(頑住吉注:というかあれはもう中国が輸出したものと判明してるでしょう)

文章は、ほとんど去年の閲兵がひとたび終わるや、全世界の軍事専門家はすぐKN-08ミサイルは模型に過ぎず、本当は飛べない可能性があると言った、とする。北朝鮮は自分が核弾頭を搭載した大陸間弾道ミサイルを使用してアメリカ本土を攻撃する能力を持つと言明しているのだが。フォックスニュースネットはさらに、北朝鮮は少数の荒削りな核爆弾を持つと考えられているが、非常に多くの分析者は北朝鮮が充分な技術を持ち、核弾頭を小型化して遠距離ミサイルに装備できるようになるとは考えていない、とする。

ある中国の専門家は、北朝鮮のいくつかのミサイルは見たところ確かに加工が非常に簡単で、実弾でないように見えるほどだ、と考える。だが閲兵式で模型をデモンストレーションしたのは安全の考慮から出たこと、あるいは一部の先進武器を戦備当番に用いるという考慮から出たことで、必ずしも全くの「空威張り」ではない可能性がある。だがデモンストレーションされた装備から見て、北朝鮮軍は依然機械化時代にある軍隊で(頑住吉注:中国は情報化時代にある、ということでしょうか)、その装備は依然1960〜70年代のレベルにある。(趙毛兵 張亦馳)


 「核背嚢」が小型核爆弾の開発に成功しているとのアピールだというのは面白いですけど、いくら何でもそんなに多数の小型核爆弾があるとはだれも信じないのでは。「汚い爆弾」はよりありそうな感じです。中国の専門家のフォローにもちょっと無理ある気がしますね。

 アメリカ・パキスタン関係関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20130728/17968699.html


パキスタンサイド、アメリカに無人機技術の移転を求めるも拒否される 中国に対し秘密を漏らす、と称し

【グローバルネット総合報道】 AP通信社7月25日の報道によれば、世論の非難に迫られ、アメリカはすでに大幅にパキスタンにおけるその無人機による襲撃行動を減少させ、かつ無人機をより価値ある場所に用いようとしている。アメリカ当局者は、アメリカのこれらの挙動はすでに、ああした公然とアメリカCIAの無人機の行動に反対しているパキスタンサイドの高級将校をしばらくのところ落ち着かせているようだ、とする。

報道は、アメリカの無人機の襲撃という項目は将来アメリカ国務長官ジョン ケリーのパキスタン訪問時の重要な議題の1つになる可能性が高い、とする。データの統計は、今年は現在までアメリカはパキスタンに対し16回の無人機による襲撃しか発動していないことをはっきり示しており、以前と比べ非常に大きく減少している。2010年、アメリカのパキスタンに対する無人機による襲撃は122回にも達し、2011年は73回、2012年は48回だった。

報道はさらに、CIAの無人機プロジェクトチームの現職および元担当者は、アメリカCIAはすでに指令を受けており、パキスタンに対する無人機による襲撃をより慎重にし、かつ無人機をより価値ある場所に用いようとしている、と明らかにしている、とする。また、アメリカ大統領オバマは5月、テロ攻撃がアメリカ市民に対し脅威をもたらし、そして無人機の襲撃がパキスタンの公民を誤って傷つけることがないことが確保された状況下でのみ、アメリカはパキスタンにおいて無人機による襲撃を発動する、とした。

報道は、一部のパキスタンサイドの当局者は、無人機による襲撃行動は過去用途が非常に大きかったが、今では世論の非難の的であり論争を引き起こしているとしている、とする。現在の状況にかんがみ、パキスタンサイドも授権を受けて無人機による打撃行動に参加すべきであり、あるいはアメリカはパキスタンサイドに向け無人機を提供し、パキスタンに自ら打撃行動を執行させるかもしれない。だが、パキスタンが請求を提出したアメリカが無人機技術を移転するとの提案は相手方の拒絶に遭った。何故ならアメリカはこれらの秘密が中国に漏らされることを心配しているからである。(実習編集翻訳:ジャンシュエティン、原稿チェック:仲偉東)


 そりゃ現在の中国とパキスタンの密接な関係からして当然のことです。

8月1日

 中国国産空母関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20130731/17973676.html


外国の刊行物:中国、すでに空母の分段模型を完成

(頑住吉注:この記事のキャプションは本文の一部を切り取ったものか要約、あるいは重要性の低い内容なので省略します。)

【グローバルネット報道 記者 劉昆】 カナダの「漢和安全保障業務評論」2013年8月号(事前出版)の報道によれば、中国船舶工業会の消息筋の情報ソースは、中国の上海にある江南長興造船工場には中国国産空母を建造する能力があり、この造船工場はすでに室内の船台上に空母分段模型の建造を終えている、と事実確認した。

文章は、中国海軍の指導者はこの模型を視察し、模型は原寸大の方式で空母の1つの分段を模しているが、全高度は決して採用しておらず、このことは中国空母の建造が分段技術を採用し、最終的にドック内部で組み立てるという建造方式を採用することを意味している、とする。江南工場は国産空母の契約を獲得することを希望しているが、中国海軍は現在いかなる造船工場とも正式な契約は締結しておらず、このため大連造船工場も虎視眈々と狙っている。

この前のメディアの報道によれば、長興島造船工場は2005年6月に建設が始まり、第1期プロジェクトの投資は36億アメリカドルで、3.8kmの海岸線に4つのドライドック、9つの桟橋埠頭、2つの貨物運送埠頭を建設する計画だった。長興造船工場には大型艦船を建造する能力があり、これには空母が含まれる。この工場の最大のドックは長さが580m、幅120mに達し、ワリヤーグ級のような空母の建造に足りる。


 よく分からんのですが、だるま落としみたいな作り方をする予定で、その1段分のモックアップのようなものができて海軍指導者が視察した、ということでしょうか。

 インド空母関連です。

http://military.china.com/news2/569/20130730/17973102.html


インドが購入したロシアの中古空母、航海試験で最高航行速度を出す 艦載機のテストへ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インドの空母『ヴィックラマディヤ』号(すなわち元ロシア海軍の『ゴルシコフ上将』号)は7月のやや早い時期にその引き渡し前最後の航海試験を開始した。」)

長期間遅延している「ゴルシコフ」号空母は先週ロシアで航海試験している時、最高航行速度30ノットに到達し、また1つの新たなマイルストーンとなった。この艦はインドによって「ヴィックラマディヤ」号と命名し直され、排水量44,500トンのこの空母は現在ロシアで航海試験その他グレードアッププロジェクトを行っているところで、今年年末に正式にインド海軍に就役する見込みである。

海軍当局は、「ゴルシコフ」号空母は最高航行速度到達後、できる限り早く白海に入って航空試験を行い、これには艦載機の発着が含まれる、とする。

この空母はすでに5年近く遅延しており、今年9月末に全ての試験作業が完成する見込みである。

この空母は以前の計画では2008年にインドに引き渡される計画だったが、経費と時間が超過したため、ロシアサイドは去年インドに遅延せざるを得ず、2013年末になってやっと引き渡せる、と通知した。

インド海軍は関連の担当者と空母を検査の上受領するチームを派遣し、一緒に航海試験に参加させている。

インド海軍は、空母受領に同意する前に、さらに航海試験過程でいくつかのパラメータの検査を行う、とする。

2004年当時、インドとロシアはこの空母の価格を9.34億アメリカドルと定めたが、ロシアサイドが価格引き上げを要求したため、最終的な価格は23.3億アメリカドルに確定した。

インドはさらにロシアサイドと契約を締結し、この空母のために45機のミグー29戦闘機を購入した。艦載機は空母より前に引き渡される。

引き渡し後の「ゴルシコフ」号空母はカルナータカ州のカールワール海岸に停泊することになり、現在すでにこの港の基地のために準備作業が行われている。(ジェンティンティン)


 問題はボイラーの耐熱隔壁だけだとされていたので、最高速度を出して問題なければたぶん後は大丈夫でしょう。「遼寧艦」の最高速度は不明ですが、艦船の動力装置、特に大型の艦船用の動力装置に問題を残している中国のことですから30ノットは出せない可能性が高いと思われます。

 一方ロシアはベトナムへの潜水艦引き渡しもほぼ同時期に開始します。

http://military.china.com/news2/569/20130730/17972607.html


ロシア、11月にベトナム海軍向けに第1隻目の636M型潜水艦を引渡しへ

[ノーボスチ・ロシア通信社2013年7月29日の報道] ロシアがベトナム海軍のために建造する6隻の636M型「Varshavyanka」級ディーゼル・電池潜水艦の第1隻目は11月にベトナム海軍に引き渡されることになる。

「Varshavyanka」級潜水艦はロシアの「キロ」級潜水艦の改良型で、騒音が非常に小さく、遠距離から目標を打撃でき、しかも敵の対潜装備によって探知されにくい。

ベトナムは2009年にロシアとこの6隻の潜水艦の建造に関する契約を締結した。6隻の潜水艦は全て2016年までに引き渡し完了することになる。この級の潜水艦は排水量3,100トン、航行速度は20ノットに達し得、300m潜水でき、人員編成は52人で、533mm口径魚雷発射管、3M54巡航ミサイルを装備し、主に比較的水深が浅い区域での対艦および対潜作戦任務執行に用いられる。(中国船舶工業総合技術経済研究院 呉静頤)


 ただベトナムは潜水艦に関する経験がほとんどないわけで、実際に使いこなせるようになるには相当な時間が必要でしょう。

8月2日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-08-01/217900_2378482.htm#pic

 4ページにわたって多くの兵器の現状がリストアップされてます。たとえば「解放軍航空装備研究開発概覧」のうちNo.1の殲ー11Bは「量産間もなく終了」、No.10の無人ステルス攻撃機はたぶん「利剣」ですが、「検証機間もなく試験飛行」、No.40のティルトローター機は事前研究段階、「解放軍海軍装備研究開発概覧」のうちNo.3の055 1.2万トン級ミサイル駆逐艦は間もなく着工、とされてますね。

 中国の早期警戒機関連です

http://military.china.com/important/11132797/20130730/17972979.html


ロシア、中国の早期警戒機を評す:長期にわたり指揮能力なし データの伝達しかできない

(頑住吉注:この記事の画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

【グローバルネット総合報道】 ロシア軍事工業総合体ウェブサイト7月29日の報道によれば、中国工程院院士王小謨は少し前「人民日報」のインタビューを受けた時、中国の次世代遠距離早期警戒機はあらゆる国外の競争相手を超越し、これにはアメリカの早期警戒機も含まれる、とした。

中国が国産早期警戒機研究開発方面で非常に大きな成就を取得していることは全く疑いがない。中国サイドがこの種の飛行機を研究開発した最初の試みは、1960年代末のことだった。当時彼らは旧式なソ連製のツポレフー14爆撃機をプラットフォームに早期警戒機を開発したが、結果は失敗に終わった。だが21世紀の最初の何年かのうちに、中国は成功裏に短時間内に3種のすでに量産に入った遠距離早期警戒機を登場させた。すなわち空警ー200、空警ー2000、そして国際市場に専門に照準を合わせたZDK-03(現在すでにパキスタンに輸出されている)である。また、中国は現在さらに初の艦載型であるJZY-01遠距離早期警戒機を研究開発中である。

周知のように、中国の現役のあらゆる遠距離早期警戒機はアクティブフェイズドアレイレーダーを採用している。このうち高出力のレーダーを採用する空警ー2000は水冷システムを配備し、一方トン数のより小さい空警ー200とZDK-03は出力が相対的により小さいレーダーを採用しているため、空冷システムを採用している。

だが、現時点においてすぐ中国が早期警戒機技術上すでに他国を超越したと結論するのはまだ時期尚早である。この種の技術装備は異常に複雑なだけでなく、さらに引き渡し、使用後にしばしば暴露された問題に対する修正を行うことが必要である。このため、ある早期警戒機に関して言えば、技術指標上唯一無二であることはまだその実際の作戦能力を反映することはできないのである。

軍事評論家に興味深く感じさせるのは、王小謨がインタビューを受けた時、中国の遠距離早期警戒機が2012年に西北地区で行われたある演習の中でやっと初めて演習に参加した戦闘機に対し直接指揮を行った、と明らかにしていることである。ここで強調しておくことが必要なのは、空警ー200早期警戒機は2009年にはすでに就役し、また空警ー2000の就役時期はさらに早かったようだ、ということである。

上述の事実は一部のアメリカの専門家の推測を検証した。すなわち、彼らは中国の早期警戒機は少し前になってもまだ地上の指揮センターにデータを送ることしかできず、さらに地上の指揮センターによって作戦機の指揮が担当された、と考えているのである。このようにすれば疑いなく指揮の効率が低下する。この奇怪な現象は早期警戒機の技術、および組織的使用方面における複雑性を反映してもいる。疑いなく中国人は徐々にこれらの難題を克服するが、この点の実現にはまだ時間を必要とする。(編集翻訳:北斗)


 戦闘機を直接指揮できるようになったら万事OKということでもないはずですし、早期警戒機の数自体もまだ少ないようですが、追い上げてくるのは間違いなく、それ以上の速度で日本やアメリカが早期警戒機を進歩させられるかが問題になるでしょう。

 インド国産空母関連です。

http://military.china.com/news2/569/20130801/17975743.html


ロシアメディア:インド国産空母は「きっと軍事工業領域の笑いの種になる」

イギリスなどのメディアの報道を総合すると、インド国防大臣アンソニーは先日、コーチン造船工場で建造中のインド初の国産空母は8月12日に進水する、とした。ロシアメディアは、インドのいわゆる「国産空母計画」はインド軍上層部の「スローガンを叫ぶ」式の決策であり、この空母の建造過程は比較的混乱したもので、「インド海軍の誇り」とはなり難い、と明らかにする。

設計、建造は恐ろしく曲折を経る

イギリスの「The Scotsman」の報道によれば、インドは「空母を自ら建造する」と称しているが、インド軍の専門家は設計作業を完成させることができず、フランスのDCN造船工場に頼んで初期設計を助けてもらうしかなかった。当初の約定では空母を2万トン級に設計することになっていた。DCN造船工場が空母の設計草案を基本的に完成させた時、インドサイドは空母のトン数をアップさせて4万トンに到達させる必要があると言い出し、設計草案の変更を要求した。こうなってはDCN造船工場が設計した3D図面、艦体のデジタルモデル、艦載システムをシミュレーションしたモデルは全部無効となった。インドサイドは、インド軍はすでに4万トン級の基準に合わせて各部門のために任務計画を制定しており、資金および原材料は基本的に一定の基準に達し、追加の設計費を払っても設計草案の変更を要するのだ、とした。

設計が完成した後、インドには空母建造に必要な原材料の準備が整っていなかった。特に空母上に採用する鋼材や銅材料はいずれも国内では生産できず、国際市場で購入するしかなく、ひどく曲折を経た。空母建造の第一歩は竜骨の鋳造であるが、これは全長300mの鋼鉄製の鉄骨で、特殊な鋼材を用いて一体鋳造を行う必要があり、インドは完全に外国の専門家に頼ってこの作業を完成させたとされる。

ロシアの「情報報」はインド軍関係者の明らかにした情報を引用し、鋼材と銅材料の欠乏により、インドの新空母の給水パイプライン、蛇口などの施設は鉄あるいはアルミを用いて鋳造された可能性が高く、これらの金属の海上での使用と寿命が心配される、とした。空母の就役から3年経たずに、艦上の給水システムにもう問題が出現する可能性がある。

空母の飛行甲板上での戦闘機の短距離発着には無理が大きい。本来陸地では3,000mないし5,000mの滑走路上でやっと離陸できる戦闘機が、空母上では100〜200m内で離陸する必要があり、甲板が受け入れる摩擦力は驚くべきものである。このため耐摩耗、耐高温の複合材料の採用が必須である。現在インド軍の専門家は国産空母の甲板に対するテストを行っているが、甲板の耐高温塗料層は今に至るも依然難関を突破していない。さらにもう1つあるカギとなる重要技術は戦闘機の着艦時の制動ケーブル固定に用いる鋼板である。瞬間的に高速で滑走する戦闘機を遮って止める必要があり、鋼板の受け入れるトルクは非常に大きい。インド軍がこの前行った一連のテストの中で、鋼板は引っ張られて湾曲し、インド軍の専門家はいかにして改良を行うか考慮中であるとされる。

インドのレーダーは「きっと笑いの種になる」

インドは空母のコントロールシステム方面の技術でも難関を突破していない。レーダーシステムに関して言うと、インドは自分では機能が単一のレーダーしか作ることができない。対空レーダーやナビゲーションレーダーであり、現在この種のレーダー技術は国際的にはすでに立ち後れている。今は多機能フェイズドアレイレーダーが大いに流行している時代であり、レーダーアンテナも回転する必要がなく、電子スキャンの方式を採用して偵察を行うのであるが、この種の技術はインドにはないのである。ロシアの「ニュース時報」は、もしインド国産空母がデビューした時、止まることなく回転するレーダーを載せていたら、「きっと国際軍事工業領域の笑いの種になる」とする。

空母コントロールシステムのうち重要中の重要は艦載自動化指揮システムである。この方面ではアメリカの技術が最も先進的で、アメリカの大型艦艇の制御室は全て無人である。インドには現在まだこの方面の技術はなく、もし短期間内に難関の突破に成功できなければ、インド軍の新空母の制御室内には常に兵士が当番し、機器の注視を担当することが必須となる。この空母は就役後、飛行機、他の艦艇、陸・空軍の指揮システムと連結できず、共同作戦が実現できない可能性がある。 張穎波 邱佩蘭/文


 えらく悪意に満ちてますが、インドは間もなくロシアが現在のレベルで一応の合格点を出せる状態に改装したはずである「ヴィックラマディヤ」を受領し、足りない部分はそれを参考にできるでしょうし、中国と違って多くの軍事技術の先進国から技術を導入できるのでさほどの心配はないと思います。

8月3日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-08-02/217919_2378767.htm

 8月1日に取り上げた空母の「分段模型」の画像集です。カタパルトを設置するための構造らしきものも見られる、というんですが本当ですかね。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-08-02/217937_2379002.htm

 一方これはインドの国産空母「ヴィラート」の状況です。

 056軽護衛艦関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-08-02/217921_2378810.htm


北海艦隊にさらに1隻の056が加入!

8月1日午前10時30分、我が国海軍の新世代軽ミサイル護衛艦営口艦の就役命名軍旗授与式が遼寧省大連の某軍港で行われた。営口艦は我が国が自ら研究開発、設計、生産した新世代軽ミサイル護衛艦で、艦ナンバーは581、全長89m、全幅9m、満載排水量は1,500トン近い。(中央テレビ記者 李慶威、王暁明、真啓瑞)


 「2010年から2013年のこれまでに就役した主力戦闘艦」によれば、北海艦隊の056軽護衛艦は2013年5月18日に就役した580「大同艦」に続き2隻目で、やはりペースは速いですね。

 中国では非常に大きく報道されていますが、日本ではあまり取り上げられない種類のニュースです。

http://military.china.com/news/568/20130801/17978118.html


アメリカのタカ派、駐香港マカオ領事に任ぜられる かつて情報工作に従事し台湾で訓練を受ける

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「Cliffordはかつて3回派遣されて大陸に駐在し、2回台湾に派遣され、中国語に精通し、広東語をマスターしており、情報分析に従事し、長期間対中国政策の制定を担当している。」)

タカ派の中国通、アメリカの香港マカオ総領事に着任

【グローバル時報駐香港特約記者 凌徳】 アメリカの新任駐香港およびマカオ総領事Cliffordが7月30日に香港に到着し、任期を満了して任を離れるStephen M. Youngと交代した。7月31日、Cliffordは公式サイトに所感を発表し、香港マカオ特区政府と共に「我々の広範な共同の利益」を促進することに期待し、「『一国二制度』の枠組みの下で真の普通選挙に向かう、香港の民主的発展の新たな段階を自ら経験することは非常に光栄だ。」とした(頑住吉注:かましますなー)。香港、マカオメディアはこれに対し多くの解読を行っている。

香港テレビ局などの7月31日の報道によれば、Cliffordは所感の中で、アメリカ駐香港マカオ総領事の身分で中国に戻ってきたことは非常に嬉しい、としている。彼が初めて香港を訪問したのは30年前のことである。彼は、「法治の尊重」と「公認の基本的自由の尊重」は香港をアジアでも国際的にも地位を強固なものにしており、「私が『一国二制度』の枠組みの下で真の普通選挙に向かう、香港の民主的発展の新たな段階を自ら経験することは非常に光栄だ。」とした。また、彼は全力を尽くしてアメリカとマカオとの間の教育および文化交流を強化する、とした。

理解されているところによれば、Cliffordはかつて朝鮮半島問題の6か国協議のアメリカ特使に任ぜられ、過去中国大陸、台湾、イラク、ソ連で仕事をした。中国の業務に関して言えば、彼は3回大陸に派遣され駐在し、中国語に精通し、広東語をマスターし、長期間対中国政策の制定を担当している「中国通」である。また、彼はさらにアメリカ海軍参謀総長の外交政策顧問を担当していたことがある。

実際、今年5月にCliffordがStephen M. Youngと交代するとの情報がひとたび明らかになるや、香港メディアにはすぐ少なからぬ議論が起きた。中評社は、Cliffordは6か国協議大使クラスの当局者であり、彼が香港に来ることはやや「役不足」であるとした。香港の「文匯報」は、アメリカがこのような軍、政界をまたぐ人物を香港に派遣することは、第1にアメリカの眼中では香港に関する業務は北朝鮮核危機と比べてもさらに重要で、さらに切迫している、ということを説明している、とする。第2にはCliffordには海軍のバックがあり、一方オバマの「アジア太平洋回帰」戦略の中の重要な1ピースは中国の第2列島線に対する封鎖の強化である。最も重要なのは、香港は特別行政区長官の普通選挙につき討論を展開しているところだということで、これは外国からは香港の統治権を奪取する良い機会だと見られている。

離任するStephen M. Youngに対しても、メディアには多くの見方がある。台湾の「中央社」は7月31日、香港の主権引き渡し以来、アメリカはしばしば香港の民主主義の問題を評論し、かつ香港の民主派との関係はすこぶる良い、とした。Stephen M. Youngは香港に来た後、北京方面との関係は劣悪である。今年5月、北京の外交人員は名を挙げてYoungが香港内部の事務に干渉していると批判した。香港の「大公報」はこの前、Stephen M. Youngが香港にいた3年、ヒラリーを含む5名の長官級当局者が来訪しており、その背後に含まれた意味はくどくど言う必要はない、とした。

マカオの「新華マカオ報」7月30日の文章は、64年前、毛沢東は「さらばStuart」(頑住吉注:国民党政府が台湾に追われる前の最後のアメリカ大使で、対中国政策失敗を代表する人物ともみなされています)との一文を書いたが、64年後、権威ある人物が「さらばStephen M. Young」をまた書くことになるとは知らなかっただろう、とした。文章は、Stephen M. YoungとStuartは同様に、いずれもアメリカの対中国政策を断行し、少なからぬ両国人民の友情に損害を与える事柄に関与した、とする。文章は同時に、Cliffordは中国に対しさらに「タカ派」とされ、かつて台湾で語学強化訓練を受け、情報分析に参与しており、アメリカが香港に彼を派遣するのは、明らかに普通選挙問題で台湾の経験を参考にようとしており、アメリカの香港普通選挙に対する高度の敏感さと、アジアにおける影響力拡大を図る意欲をも見て取るに足りる、とする。


 香港マカオにこうした人物、日本にリベラル色の非常に強いケネディの娘を派遣すること、それぞれにいろいろな意図が含まれているんでしょうね。

 「海警」に対する反応です。

http://military.china.com/important/11132797/20130801/17976694.html


中国海警、外国船舶が南海を離れるよう監督 アメリカ・インド、屈服しない、とする

(頑住吉注:この記事の画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します)

【アメリカの「ストラテジー ページ」ウェブサイト7月30日の報道】 題:中国の白色艦隊、戦争に向かって出航

7月、新たに建設された規模がより大きく、装備がより精良な中国海警局が正式に発足した。過去数か月のうちに、数百隻の船舶が塗装し直され、このうちいくつかは比較的大型の武器を装備済みである。

今回の改組は中国が南中国海の大部分の地域において主権を主張する時に最も愛用する策略を反映しており、すなわち軍艦の動員を避ける、というものである。彼らは軍艦ではなくこれらの「警察サイド」の船舶を国際法が公海と認定する海域で作業する外国船舶との騒擾や威嚇のために行かせる。中国はこうした海域を領海と考えているのである。もし何らかの侵入者が軍艦を呼んだら、中国は自らの軍艦と飛行機を呼んで自衛を行い、かつこの種の外国の侵略行為に抗議するのである。

この政策の一部分として、中国は今年新たな規則の執行を開始した。新たな規則によれば、中国海警船舶は外国の船舶が南中国海の大部分の海域を離れるよう監督し、あるいはそれらに対する駆逐を行う。この挙だけでもすでに隣国の相当大きな抵抗に遭遇する。中国は灰色に塗装された海軍軍艦に迎撃や襲撃、妨害を行わせるつもりはなく、白色に塗装された海警船舶を使用しようとしている。白色の塗装と船体の幅広い赤い斜めの紋は国際的に公認の海警船の外観である。海警船が人に与える威嚇感は軍艦に比べずっと小さい。中国はさらに民間船舶を呼んで中国海警が追い払いたい外国船舶と騒ぎを起こしに行かせる。こうなってもし外国船舶が発砲してこれら騒ぎを起こす船舶を威嚇しようとしたら、もう彼らが悪役になるというわけである。

中国の隣人から見て、中国が執行する新たな規則は、中国が今正式にフィリピン、マレーシア、ブルネイ、ベトナム周辺のいくつかの海域に主権主張を提出していることを意味しているが、国際法は決してこれらの海域を中国に属するとは考えていない。インドとアメリカはいずれも、自分たちは中国の新たな規則に屈服することはない、と言明し、しかもこの両国の軍艦が2013年にも南中国海をスムーズかつ妨げられずに通行できることを希望している。


 日本にとっては中国が他の海域で多くの問題を起こし、国際的により危険視されることが有利になりますが、どうなるでしょうか。

 何か北朝鮮はロシアでも変な動きをしているようです。

http://military.china.com/news2/569/20130801/17976723.html


2名の北朝鮮公民、ロシアの国境警備の軍人を殴打したため逮捕される

中国ネット7月31日の情報 タス通信の情報によれば、ロシア連邦捜査委員会臨海国境地域捜査局が発表した情報は、同局は2名の北朝鮮公民に対し刑事立件調査を行っており、彼らはロシア連邦安全局の臨海区域国境警備人員に対し殴打を行った嫌疑がかかっている、とした。

情報は、「調査は、5名の北朝鮮公民が小型ボートに乗って国境を越え、ピョートル大帝湾に進入し、このうち2名が逮捕される時に木の棍棒で国境警備軍人の腕を殴打したことをはっきり示している。」とする。

容疑者はすでに逮捕され、現在懲罰措置として拘留の選択が考慮されている。関連部門はすでに「当局代表者に対する暴力の使用」条項を根拠にこの件に対し刑事で立件しており、容疑者は最高で5年の有機徒刑に直面することになる。


 ちなみにピョートル大帝湾は7月に中国とロシアの合同軍事演習が行われたところでもあります。

8月4日

 韓国軍関連です。

http://military.china.com/news2/569/20130802/17979236.html


韓国軍前線士官、北朝鮮との戦闘が怖いと自ら明らかに 韓国防衛大臣激怒

韓国の「東亜日報」8月2日の報道によれば、韓国部隊のある小隊長はインタビューを受けた時、ひとたび北朝鮮軍との戦闘を考えようとするとすぐ緊張して身震いがし、内心やや怖くもある、とした。韓国防衛大臣金寛鎮はこれに対し激しい怒りを感じた。彼は、韓国軍士官が何と戦争に対する恐れを韓国の普通の民衆に見せた、これは非常に問題だ、と非難した。

報道は、北朝鮮の「挑発」や威嚇など強硬な言辞に直面した時、金寛鎮がいまだかつて内部の会議において激怒したことはないこともあり、当日の叱責は韓国国防省の当局者たちの表情をこわばらせ、ばつ悪くもさせた。

報道によれば、金寛鎮の激怒を引き起こした導火線は韓国KBSテレビが停戦60周年を迎えるため7月28日に放送した4本の記録フィルム「DMZ:DMZの中の4種の視線を注視」(頑住吉注:DMZ=非武装地帯)の中の、この小隊長に対するインタビューだった。彼はインタビューの中で、「私は他の兵士に比べてより愚かで、ひとたび間もなく北朝鮮との戦闘になると考えるとすぐ緊張して身震いがし、やや怖くもある。私は自らの生命を用いて韓国を守る。このため非常に誇りに思う。だが他人は、私が煩悶し不安を感じていることを知らないのだ。」とした。

この記録フィルムを見た韓国の予備役将校は、前線の士官が何と「愚か」、「身震い」、「怖い」などの単語を使っており、このことは彼が戦争に対しひどく恐れていることを説明していると考え、金寛鎮に対し抗議を提出する。さらにある将校は、この士官は金寛鎮の戦闘型軍隊の建立、強大な軍隊への呼びかけを侮辱しているのだ、とさえ非難する。(実習編集翻訳:黄華徳、原稿チェック:李小飛)


 人間としてごく自然で共感できる心境の吐露ですが、やっぱ立場的には言っちゃまずいんでしょうね。日本で同様の発言があっても少なくともマスコミが騒ぐことはないと思うんですけど。

 「遼寧艦」関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20130802/17978272.html


尹卓殲ー15は電子戦機に改装できる 戦力はF-35改装型をはるかに超える

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「殲ー15大型艦載戦闘機の改良ポテンシャルは非常に大きい」)

人民ネット北京8月1日電(記者 黄子娟) 最近アメリカメディアが発表した文章は、中国空母には戦闘群の防衛能力が欠乏し、艦載機編隊と防護艦隊が深刻に不足し、このことは中国空母を米軍に直面した時、危険な状況に陥らせる、とした。中国空母に専用の電子戦機がないことは1つの大きな欠点であるというのである。だが軍事専門家尹卓は北京テレビ「軍情解読」のインタビューを受けた時、殲ー15を電子戦機に改装すればFー35に比べずっと強力なものになる、とした。

アメリカの「Wired」誌は、空母の作戦能力は」その艦載機編隊によって決まる、とする。アメリカのそれぞれの空母はいずれもF/A-18戦闘機、EA-18G電子戦機、E-2早期警戒機、C-2輸送機、H-60ヘリを搭載している。これらの機は協同して行動し、パトロールや追跡、水中および水上の目標の攻撃が行え、さらに人員や物資を輸送できる。これに比べ、中国初の空母の艦載機部隊の規模はより限られており、殲ー15艦載戦闘機は大体アメリカのF/A-18と同等だが、その航続距離はより短く、機載レーダーはまだ成熟していない可能性があり、機載武器の種類もより少ない。

報道は、中国最大の問題は固定翼の早期警戒機と電子戦機が配備されていないことである、とする。ある噂は中国がアメリカのE-2に似た艦載早期警戒機を開発中であるとするが、E-2早期警戒機はカタパルトを必要としてやっと発進できる。「遼寧」号空母はスキージャンプ甲板を採用しており、E-2に類似した早期警戒機を運用することはできない。艦載早期警戒能力の不足を補うため、中国はすでに直ー8艦載早期警戒ヘリを開発しているが、この機の探知計測能力と航続力はE-2早期警戒機とでは同列に論じられない。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「殲ー15戦闘機には比較的大きいグレードアップの余地がある」です。)

アメリカの「Wired」の報道は、早期警戒能力が欠乏しているため、中国初の空母艦隊の戦闘艦や実戦機は有効に合同作戦を実施することが難しい、と考えている。電子戦機が欠けており、その防衛能力にも不足が存在する。戦力が全面的な敵艦隊に直面すれば、「その身は危険な状況に陥る」。電子戦の優勢を持つアメリカ軍は海空戦力を動員し、中国空母艦隊に対し比較的大きな脅威を構成し得る。

アメリカメディアが中国空母に電子戦機が配備されていないことに疑問を呈しているが、我々にはどんな対応措置があるのかに言及した時尹卓は、電子戦機が欠けていることは比較的容易に補える、とした。何故なら空母上の専用の電子戦機は、艦載の同型機を改装したものだからである。我が軍の殲ー15艦載機は出力が非常に大きく、その電子戦能力は非常に強いはずで、殲ー15に電子妨害吊り下げポッドを装備する、あるいはその他の電子偵察装備を搭載し、電子妨害手段を追加すれば、全く問題ない。つまり、我々には今プラットフォームがすでにあり、しかも大型のプラットフォームであり、F-35を改装して電子戦機にするよりずっと強いものになる。

(頑住吉注:3ページ目)殲ー15には第4世代機に挑戦する能力がある

(頑住吉注:4ページ目)アメリカのF-35戦闘機の優勢は主に航空電子設備に体現される

(頑住吉注:5ページ目)F-35戦闘機の制空能力は決して突出したものではない

(頑住吉注:6ページ目)F-35Cは決して迅速にF/A-18E/F戦闘機に取って代わることはない

(頑住吉注:7ページ目)F-35C戦闘機がもし全面的に戦闘力を形成するにしてもまだ時間が必要である

(頑住吉注:8ページ目)アメリカのF-35戦闘機


 搭載力はあっても電子戦兵器の質は劣るでしょうし、それに比較の対象はEA-18G「グラウラー」であるべきでしょう。

 スノーデン事件の余波だということです。

http://military.china.com/news2/569/20130802/17979148.html


ロシア、スノーデン事件ゆえにもはや外国の電子部品を輸入せず

イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」2013年8月1日の報道によれば、ロシアの国防工業の監督管理を担当する副首相ドミトリー ロゴージンは7月29日、ロシアはもはや国外から軍用電子部品を輸入しない、とした。ロゴージンは、アメリカのスノーデン事件が我々に警告しており、ロシアは国防工業用の電子部品を自ら生産し、もってハッカー侵入のリスクを避けることが必須だ、と指摘した。(頑住吉注:次の一文、難しい専門用語が多用されて全く意味不明です。)

ロゴージンはさらに、現在電子部品は海軍、空軍、装甲車両領域への応用がどんどん広範になり、航空宇宙領域はなおさら言うまでもない、とする。ロシアはカギとなる重要な電子部品の本土での生産と供給を確保することが必須である。ロゴージンはメーカーらに向けソフトウェアを持つ武器装備を輸入する危険につき警告し、付属のソフトウェアはデータを送ることができてリスクが存在する、と指摘した。だが同時に工業部門に自信も与え、技術・輸出統制委員会と連邦輸出管制局はリアルタイムで最新技術を監視コントロールする、とした。

ソ連解体後の国防工業と電子工程領域への投資不足はロシアが輸入電子部品に依存する主要な原因と考えられている。ロゴージンはグロナス衛星ナビゲーションシステムの発射失敗を、国外から輸入されたチップに存在する欠陥のせいにしている。「スノーデン事件は我々の信念を確固たるものにした。すなわち、ロシアはコンピュータネットワークの防御と安全を強化する必要がある。」(北方科学技術情報研究所 彭玲霞)


 最初からそうすべきだと思いますけど、なかなか一朝一夕にはいかんでしょう。
















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