コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその52

8月13日

 日中関係関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20130809/17990234.html


張召忠:日本、かつて中国の現代級と052Cの訪日を招待 情報を探ることを欲す

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国海軍の現代級駆逐艦が超音速対艦ミサイルを試射する。このミサイルはかつてアメリカ空母打撃の主力の1つだった。日本の戦闘艦に対する圧力は推して知るべしである。」)

1990年代末、中国はロシアから連続して4隻の現代級駆逐艦を購入し、かつ全部を東海艦隊に配属した。軍事専門家張召忠は北京テレビ局「軍情解読」コーナーのインタビューを受けた時、日本はかつて中国の現代級駆逐艦が日本を訪問するよう極力招待し、絶対秘密の情報を探ることを願った、とした。

現在中国海軍は全部で4隻の現代級駆逐艦を装備し、このうち136杭州艦と137福州艦が956E型で、138泰州艦と139寧波艦が956EM型である(頑住吉注:近代化を意味する「M」を追加するのはロシア兵器によくあるやり方です)。改良されたところには対空ミサイルおよび射程のより長い対艦ミサイルへの換装、艦尾の130mm連装砲の取り外し、「カシタン」近接防御システムによってAK-630近接防御砲に代えたこと、艦中部のヘリ格納庫に改良を行ったことなどが含まれる。将来の一定の時間内、現代級は依然中国海軍主力戦闘艦の役割を担当することになる。

日本はかつて何度も中国のミサイル駆逐艦が日本を訪問するよう招待したとされる。日本の「読売新聞」2006年12月号の報道によれば、当時第7回中日安全保障業務協議が東京で終わったばかりだったが、双方はもう軍艦の相互訪問の件を大体煮詰め、中国サイドの艦艇は2007年に日本に対する訪問を実現させることが有望だった。

当時の日本の防衛庁は中国に向け、東海艦隊の現代級駆逐艦あるいは南海艦隊の170号「中華イージス」艦の佐世保、横須賀のたぐいの日米共用軍港訪問を招待した。日本の安全保障業務専門家平村芳雄(頑住吉注:検索しても無数に引用されたこの文章しかヒットせず、実在しないと思われます)は、中国が対空母能力を持つ「致命的戦闘艦」を派遣してきてこそ、日本の自衛隊および保守勢力は中国には日本に照準を合わせた戦略的挙動を採る意図はないのだと信じ、「このようにしてこそ日本の憂慮を減少させることができるのであり、さもなければいくらの助けにもならない。」とした。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「現代級駆逐艦の導入と共に、中国海軍は初めて艦隊防空能力を獲得した。」です。)

なぜ日本がかつて極力中国の現代級駆逐艦の日本訪問を招待したのかに言及した時に張召忠は、これは2つの方面から分析できる、とした。

1つは、軍艦は国家の象徴であり、訪問は国家の移動する国土としてのものである、ということだ。我々の軍艦はしばしば招待を受けてアメリカ、イギリスなど非常に多くの国の訪問に行っており、これは軍事外交の1つの重要な方面である。

次に、歴史的に見て日本は嫉妬心が強く、しかも情報を探る能力が比較的強い。中国が現代級駆逐艦を導入し、日本はこれらの艦を日本に来させ、自ら艦に乗り込んでその装備を見てみることができれば一番望ましい、と考えたのである。何故なら、専門的な人物が艦に乗り込めば、技術レベルは基本的に一目でもう見通せるからである。

忠召忠は、日本のこの何隻かの中国の艦艇の訪日招待は、特に佐世保、横須賀といった米日共用軍港への訪問だった、とする。何故ならこれはアメリカ第7艦隊が駐留して守っている場所であり、日本自身の情報偵察の手段はまだ充分強くないが、アメリカが駐留して守る場所に来させればアメリカが艦艇に対する偵察を強化することができるからだ。

一般に艦艇はどれだけ大きかろうが海の中に置けば1つの浮かんで漂う物体に過ぎず、各方面によって探りを入れることができる。例えば空中、水上、海底からの偵察である。赤外線による偵察もできるし、水中ではさらにソナーによることができる。艦艇が航行すれば、すぐ発する水中音響の輻射を知ることができ、また艦艇の上で作動中のレーダー、電子設備、電磁輻射の周波数、外形の映像(赤外線輻射含む)、これらは全て絶対秘密の資料なのである。

張召忠は、当然我々はこれらの危険ゆえに訪問に行かないことはできないが、秘密保持方面の問題にさらに注意する必要がある、と語る。(黄子娟)

(頑住吉注:3ページ目)中国海軍現代級駆逐艦が海上補給訓練を行っている画像。

(頑住吉注:4ページ目)現代級駆逐艦と新型国産護衛艦のツーショット。

(頑住吉注:5ページ目)現代級駆逐艦は全て東海艦隊に集中配備され、非常に強い目的性がある。

(頑住吉注:6ページ目)客観的に言って、現代級駆逐艦は現在すでに老いぼれているが、まだ依然中国海軍の主力である。

(頑住吉注:7ページ目)現代級駆逐艦が配備する超音速対艦ミサイル。中国海軍が装備するタイプは射程がさらに長いとされる。

(頑住吉注:8ページ目)画像は何年か前梁光烈が日本海上自衛隊兵士を訪問した場面。今中日の間ではすでに長期間軍事交流が稀にしかなくなっている。


 まあ程度や形態の差はあれ、他国の兵器の性能等を極力知ろうとするのは中国も含め基本的にどこの国でもやることでしょう。何故日本の専門家の発言をでっち上げる必要があるんですかね。

 ロシアの新しい空母関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-08-12/218173_2382997.htm


ロシアの新たな空母が明るみに ダブル艦橋でT-50を搭載し2017年就役見込み

ロシアの次世代空母の設計図が明るみに

ロシア海軍は2005年にはもうその新型空母の計画を公開、宣伝しており、2016〜2017年に就役すると見られる、とした。この後、新型空母に関する情報はずっと多くなく、2007年にクズネツォフ号をグレードアップしたような空母の模型が海軍記念日に公開されたが、これは決して最終方案ではなかった。サンクトペテルブルグ海軍装備展2013において、我々はまたダブル艦橋、ダブル滑走路の空母模型を見た。

(頑住吉注:2ページ目)ロシア新空母の模型 ロシアはこれが最も有望だとしている

画像から見てこの空母模型に搭載されているのはT-50型第5世代艦載戦闘機で、この方案はクルイロフ国家科学センターによってロシア海軍のために設計された将来空母方案である。この方案はロシア海軍の最も有望な空母方案とされるが、ロシア上層部は今に至るもまだ正式な計画を明らかにしていない。

(頑住吉注:3ページ目)ロシアの新空母の模型に搭載されるT-50艦載型

2005年、当時ロシア海軍総司令の任にあったクライェドフは、2010年から新空母の設計、建造を開始すると言明した。

(頑住吉注:以下のページの内容は繰り返しで新たな内容はありません。5ページ目ページタイトルは「T-50型艦載機の主翼折り畳みの図」、6ページ目は3ページ目と同じ、7ページ目は「2007年にネバ設計局が設計した将来空母の宣伝用画像」、8ページ目は「ロシア空軍の新型戦略爆撃機方案の風洞模型」です。)


 T-50は陸上型もテスト中、空母も「この方案はロシア海軍の最も有望な空母方案とされる」という状態で2017年就役というのはちょっと怪しい気もしますが。本筋と関係ないですけど何気に新型戦略爆撃機の風洞模型の画像も貴重じゃないですかね。ただ理想的なステルス外形ではなさそうな気もします。

8月14日

 中国の専門家によるインド空母評です。

http://military.china.com/news2/569/20130812/17992747.html


尹卓:インド国産空母の「殻」進水 就役は外国次第

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インド国産空母、30%完成で進水させられる」)

インド初の国産空母「Vikrant」号は今日進水する計画である。インドの各大手メディアはいずれも「歴史的1日」との表現を用いて予告し、インドはアメリカ、ロシア、イギリス、フランスに続く第5番目の自ら空母が建造できる国となり(頑住吉注:第二次大戦まで多数の空母を作った日本や日本を含めたヘリ母艦を作っている国々はまあいいとしてもスペインとイタリアは? しょぼいから除外?)、かつインド海軍に「鋭い牙が増える」としている。尹卓少将は中央テレビ「今日の関心」コーナーのインタビューを受けた時、インドの「Vikrant」号は実際には「万国ブランド」で、その進水から真の就役までにはまだとても長い過程がある、とした。この点でインド政府、海軍はいずれも主役となることができず、武器設備を提供する他国の供給商次第なのだ、と。

インド海軍副司令ルービン ドーワンはこの前、「この空母は進水時、すでに83%の組立工程と75%の建造工程が完成している。」とした。だがアメリカの「安全保障業務ニュースネット」はインド海軍の消息筋の人物の話を引用して、この空母は実際には30%しか完成していない、と明らかにしている。報道は、その就役時期は2020年前後である可能性が高いと見ている。

またイギリスの「Skotsman」によれば、国産空母と称しているが、インドの専門家は自ら設計することはできず、初期設計はフランスの造船工場にお願いして助けてもらうしかなかった。「インド時報」も、インド国産艦載機(頑住吉注:「テジャス」艦載型ですね)とその配備するイスラエルのミサイルはいずれも研究開発中とされ、しかもその進度はいずれも深刻に遅延している、と強調する。

尹卓は、「進水」とは単に空母の「殻」が進水したに過ぎない、とずばり言う。造船プラットフォームの周期に基づき、船台のドックの中で、艦船全体の竜骨と肋骨状の長い材料の架設が整った後、鋼板が溶接されて浮力を備え、さらに進水させて細部の装備を行い、水上で艦内および艦上の設備が取り付けられ、これには武器システム、レーダーなどが含まれる。

空母は外殻の進水から真の就役までにまだとても長い過程があり、若干年の時間を必要とする。「船体の建造が70%から80%完成しているのに施工の完成が30%だというのは全艦の建造任務を指している。」と尹卓は付け加える。

「Vikrant」号空母がいつ真に就役できるのかに関し尹卓は、インド政府、インド海軍はいずれも主役にはなれず、設備の供給商によって決まる、とした。

尹卓は、インド空母は基本的に「万国ブランド」であると指摘する。その設計図は当初フランスから買い、最終的にイタリアとロシアの設計を用い、このうちイタリアがメインで、艦尾および制動ケーブルの部分がロシアの設計である。設備方面では、そのミサイルはイスラエル由来で、通信設備はヨーロッパの国由来、相互の間の電気のスタンダードもそれぞれ異なり、イスラエル、ロシアは50ヘルツ(頑住吉注:元々ドイツ製発電機を導入した東日本と同じ)、西方諸国は60ヘルツ(頑住吉注:元々アメリカ製発電機を導入した西日本と同じ)で、空母上に統一して取り付ける時、変電設備によって変換を行う必要がある(頑住吉注:地震直後の電力不足の時の報道によればかなりロスが生じるようですね)。またさらにパイプライン、電気ケーブル、デジタルデータメインラインなども敷設する必要がある。これら全てに供給商の支持を必要とする。

ロシアがインドのために改造する「ヴィックラマディヤ」号空母の過程の中からは、引き渡し過程が再三遅延し、今まですでに4年を超えていることが見て取れる。「このため、『Vikrant』号の就役時期は誰にも正確に言えない。」 尹卓は、「何故ならそれぞれの国から買う設備だからだ。提供できる者が最終的な決定権を持っている。」と語る。


 厳しい指摘ですが、たぶん当たっている部分も多いのではないかと思います。

 「Vikrant」の進水の画像集です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-08-12/218179_2383046.htm


インド初の国産空母「Vikrant」号進水 計画に比べ4年遅延

インド国産空母、スキージャンプ甲板の取り付けが整い進水

2013年8月12日、インド初の国産空母「Vikrant」号がインド南部の国営コーチン造船工場で正式に進水した。だがこの時間はすでに計画に比べ4年前後遅延している。この空母はまずドライドックの中から浮かんで出てゆき、その後再びドックに戻り、もって推進システム取り付けに便とする。

(頑住吉注:2ページ目)インド国産空母の施工過程

単にこの空母の引き渡し期日が遅延しているだけでなく、ある情報はこの空母の武器システムと艦載機を含めた総出費は50億アメリカドルを超えることになるとしている。2003年、この空母の建造計画が批准された時、この空母の費用はたった5億アメリカドルと見られていた。だが現在、武器システムと艦載機を除き、単に空母の建造費用だけでもうすでに22億アメリカドルを超えている。

(頑住吉注:3ページ目。ページタイトルは前ページと同じなので省略。以下同じで、また本文の繰り返しも省略します。)

インド海軍は元々3隻の空母の建造を計画していたが、最終的に2隻の建造を決定した。第2隻目の空母(IAC-2)は排水量が6万トンを超え、「Vikrant」を2万トン上回ることになる。現在第2隻目の空母は依然設計段階にあるが、すでにこの艦が将来カタパルトを採用することが確定している。

(頑住吉注:7ページ目)インド国産空母の甲板上層が明るみに

(頑住吉注:8ページ目)ンド国産空母の新たな動き:動力装置がお目見え

日本の準空母22DDHいずも号の6日の進水直後、インドサイドも落伍に甘んじなかった。同時に国産空母Vikrant号の最新の進展に関する画像を出してきたのである。体積が比較的大きい動力システム変速歯車装置、さらにスキージャンプ前甲板の取り付け過程などである。見たところ進水までもあまり遠くなくなったと評価される。(頑住吉注:これは少し前の記事からの流用でしょう)

(頑住吉注:9ページ目)スキージャンプ甲板装備前のインド国産空母

インド国産空母Vikrant号は2009年2月28日に竜骨の敷設を開始しており、現在まですでに4年半の時間が経過している。

(頑住吉注:10ページ目)スキージャンプ甲板を取付中のインド国産空母

(頑住吉注:11ページ目)スキージャンプ甲板が3つの部分に分けて取り付けられる


 いろいろな意味で中国国産空母よりずっと透明性が高いのは間違いないですね。

 ロシア・ベトナム関連です。

http://military.china.com/news2/569/20130813/17995112.html


ロシアがベトナムのために建造する第3隻目の636M型潜水艦、今月末進水へ

タス通信ネットは2013年8月12日、ロシア海軍造船工場がベトナム海軍のために建造する6隻の「Varshavyanka」級636M型潜水艦の第3隻目が今月末に進水する、と報道した。また、この造船工場が本国の黒海艦隊のために建造する同クラスの6隻の潜水艦の中の第1隻目も11月に進水する。

「Varshavyanka」級潜水艦は主に相対的に水深の浅い区域で対艦および対潜作戦を執行するのに用いられ、水中でほとんど探知計測され得ないため、アメリカ海軍から「海底のブラックホール」と呼ばれている。

ロシア海軍造船工場がベトナム海軍のために建造する第1隻目の「Varshavyanka」級潜水艦はすでに先月期間100日の航海試験を終えており、11月に引き渡される見込みである。ベトナムは2009年にロシアと6隻のこの型の潜水艦の建造に関する契約を締結した。

「Varshavyanka」級潜水艦は「キロ」級潜水艦の改良型で、そのステルス性能と作戦半径はいずれも大幅に向上しており、533mm魚雷発射管を装備し、かつ魚雷、機雷、3M54巡航ミサイルを装備し、排水量は3,100トン、航行速度20ノット、300m潜水でき、人員編成は52人である。(中国船舶工業総合技術経済研究院 呉静頤)


 ペース早いですが、ベトナムが使いこなすにはしばらく時間がかかるでしょうね。

8月15日

 もうすでにマスコミで報道されてますけど昨日はいろんなニュースがありましたね。

http://military.china.com/important/11132797/20130814/17997481.html

 今日終戦記念日に合わせて実弾演習を行うという記事です。

http://military.china.com/news/568/20130814/17997315.html

 遼寧艦が今日から24日まで海に出て演習を行うという記事です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-08-14/218243_2384414.htm

 インドのキロ級潜水艦が爆沈したという記事です。

http://military.china.com/news2/569/20130814/17997641.html

 これは関連記事で、引き渡し時は故障はなかったしインドサイドにも異議はない、というものですが、これでさらに一歩ロシア製兵器離れが進むのでは、という見方もあります。それにたぶん怪しい陰謀説とかも出るんじゃないですかね。

http://military.china.com/news/568/20130814/17995875.html

 中ロ演習が終わった、という記事を昨日紹介し、予定より早く切り上げたのかと思ったんですが、これは13日に戦役計画段階が終わって戦役実施段階へ、という記事です。しかし前の記事ではどう見ても実際に部隊を動かしてテロ分子の拠点を制圧する演習が行われたような記述でしたよね。何だかよく分かりません。

 052D関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20130813/17994989.html


中国の第3隻目の052D進水 全体性能、空前の向上

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションは本文の冒頭を切り取ったものなので省略します。)

【グローバルネット総合報道】 外国メディアの言によると、中国の新世代052D型ミサイル駆逐艦の第3隻目はすでに進水した。これは中国海軍水上艦艇部隊の急速な発展の1つの縮図である。052Dは052C型ミサイル駆逐艦を基礎に発展した新型多用途ミサイル駆逐艦で、この艦は64ユニットの新型ミサイル垂直発射装置、L70130mm新型単砲身ステルス艦砲、新型総合指揮作戦システム、新型紅旗-9対ミサイル対空ミサイルシステム、対地巡航ミサイル、新型遠距離対艦ミサイル、某新型アクティブフェイズドアレイレーダーシステムを装備しているとされる。全体的総合性能とステルス能力には空前の向上が得られ、艦載動力設備にはシステムのグレードアップがなされた。

最近、あるネット仲間が上海の某造船工場内で1隻の052D型駆逐艦の最新の進展を撮影した。この艦がすでに艦体表面のペンキ塗装を完成させ、足場もすでに取り外しが始まっているのが見て取れる。ある分析は、これは初の052D型駆逐艦がすでに建造を完成させ、まもなく海上試験を開始し、かつほどなく中国海軍に引き渡されることを示している、と考える。

台湾の「中央社」ウェブサイトの先の報道は、2014年に就役すると見られる初の052D型ミサイル駆逐艦は南海艦隊への就役が有望である、とする。このため、武器装備の分析から、南海の戦略的位置が最も重要であるという結論も出せる。艦艇の性能から見れば、大陸の護衛艦の中の主力戦闘艦を、南海艦隊は全部で7隻持ち、東海および北海艦隊はそれぞれ4隻である。また、南海艦隊は大陸唯一の大型上陸艦を装備する艦隊でもあり、全部で3隻ある。

アメリカ国防省は今年5月6日に発表した「2013年中国軍事力・安全保障業務発展に関する報告書」の中で、さらに解放軍が最終的に装備することになる052D型艦の数を予測した。文中では、2014年に就役する旅洋III級駆逐艦には中国海軍初の多用途垂直発射システムが搭載されており、対艦攻撃巡航ミサイル、対地巡航ミサイル、艦対空ミサイル、対潜ロケットの発射に用いることができる、とされている。中国は12隻以上の旅洋III級(052D)駆逐艦を建造し、もって現在の旅大級駆逐艦に取って代わらせる計画である。

(頑住吉注:以下のページのキャプションの多くは本文の一部を切り取ったものなので省略します。5ページ目)将来052D大型駆逐艦は中国空母の守護神となる

(頑住吉注:6ページ目)中国にはすでに051C、052C、052Dという3機種の防空駆逐艦がある


 3隻目がすでに進水し、一方「すでに艦体表面のペンキ塗装を完成させ、足場もすでに取り外しが始まっている」、「2014年に就役する」というのは第1隻目のことのようですね。

 T-50関連です。

http://military.china.com/news2/569/20130813/17994622.html


ロシアの第5世代機第2段階エンジン、2015年に研究開発が完成

中新ネット8月13日電 タス通信の情報によれば、ロシア連合エンジン製造グループの人物は12日、ロシアの第5世代戦闘機T-50(PAK FA前線航空隊将来航空システム)第2段階のエンジンは、最終段階のエンジンの試験、設計作業が近づき、2015年中期に完成する、とした。

全く新しい次世代戦闘機の研究開発期間の長さにかんがみ、エンジン方面の作業は最初からもう2つの段階に分けて行われることが決定していた。すでに飛行試験をパスした第1ロットのT-50に装備されたのは第1段階エンジン、「117製品」である。

報道は、現在すでに第2段階エンジンの略図と技術設計が完成し、専門に耐久性試験が行われているところである、とする。試験、設計作業計画の終了期限は2015年第2四半期である。

報道は、エンジンの研究開発作業は計画通り進んでいる、とする。


 年内に部隊へ引き渡しが始まる、との情報もありますが、それは第1段階エンジンを積んだバージョンということなんでしょうね。

 韓国関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20130813/17994467.html


韓国のネットユーザー:韓国の科学技術が中国に1.9年先んじているなどとは大笑い

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「韓国の軍事工業の水準は東アジア地域で上位である」)

【グローバル時報総合報道】 韓国未来創造科学庁と韓国科学技術評価院が12日に発表した「2012年度技術水準評価」報告は、120項目の国家戦略技術の中で、総体的に言って韓国は中国より1.9年先んじているが、中国は急速に追い上げてきている、と考えている。韓国のネットユーザーの間では議論百出で、中国の技術的実力が過小評価されていると考えられている。

韓国の「毎日経済」12日の報道によれば、この120項目の技術の中で、韓国の29項目の技術は中国に3年から7年先んじ、68項目の技術は中国より1年から3年先んじ、さらに9項目の技術は中国に1年未満しか先んじていないが、13項目の技術では中国はすでに韓国を追い越している。すなわち、中国のロケット技術は韓国に7.2年先んじ、宇宙探査技術は6.1年先んじ、宇宙船開発およびコントロール、運営技術は4.5年先んじ、有人宇宙船技術は3.8年先んじている。核融合技術領域では、中韓両国の技術水準は大差ない。もしアメリカの技術水準を100として評価すれば、EUは94.5、日本は93.4、韓国は77.8、中国は67である。

韓国民衆はこれに対し議論百出である。一部の韓国の学者は、中国の30年の発展は非凡な成就を取得しており、西側諸国が中国に対し先端技術封鎖を実施している状況下で中国は自ら技術を開発するしかなく、こうして見ると中国は将来さらに発展を継続することになる、とする。ある人は、現在韓国の聡明な学生は皆医学や法律を学びに行っており(収入が高い)、誰がさらに工学を学ぶのか? と考える。あるネットユーザーは、これは韓国自ら行った調査で、韓国が航空宇宙領域で中国に何年かしか遅れていないというこの点は人を大笑いさせる、と考える。何十年か、ならまだ近く、中国は1970年代にもう衛星を打ち上げていたのである。さらにあるネットユーザーは、「中国の海外に留学する人材は非常に多く、加えて資金が充足し、今後韓国も中国に頼ることになるだろうし、日本も今後は没落すると評価される。」とする。(李大明)

(頑住吉注:2ページ目)韓国国産実戦機はまだ決して完全に外来技術から脱却してはいない

(頑住吉注:3ページ目)韓国海軍の独島号強襲揚陸艦

(頑住吉注:4ページ目)韓国陸軍のK1A1メインバトルタンク

(頑住吉注:5ページ目)韓国が自ら研究開発したK9自走榴弾砲

(頑住吉注:6ページ目)韓国の玄武-2弾道ミサイル

(頑住吉注:7ページ目)韓国海軍の発展はめざましい

(頑住吉注:8ページ目)韓国イージス艦の技術の多くはアメリカ由来である


 ある分野の科学が他国より全体的に進んでいる、遅れている、ということは言えるでしょうけど年のコンマ以下まで言うのは到底無理だと思うんですが。それに日本の評価高すぎです。アメリカとそんなに近いわきゃないでしょう。

8月16日

 昨日も触れましたが「遼寧艦」が訓練に出ました。

http://military.china.com/news/568/20130815/17999654.html


遼寧艦、今日青島軍港から出航し海に出て訓練任務を執行

今日(頑住吉注:15日)海軍空母「遼寧艦」が青島の某軍港から抜錨して出航した。これは「遼寧艦」今年第3回目の出航であり、今年2月下旬には海上武器装備試験を行い、かつ初めて青島某軍港に停泊し、6月上旬から7月下旬には殲ー15艦載戦闘機の複数人、複数機の艦上連続発着訓練を組織的に行った。今回は継続して艦載機海上試験および母艦の関連システムの試験が組織的に行われる。


 昨日も書いたように24日までらしいので比較的短いです。

 轟ー6K関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20130813/17994636.html


ロシア:轟ー6Kの密集突撃はロシアの「天空の盾」を完全に突破可能

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「空中発射巡航ミサイルの配備は、轟ー6を我が国空軍で最も立ち後れた機種から、一挙に真っ先に選択される『鉄拳』にした」)

【グローバルネット総合報道】 ロシア軍事工業総合体ウェブサイト8月13日の報道によれば、中国空軍はここ何年か改良型轟ー6K戦略爆撃機を装備しており、これはソ連のツポレフ-16爆撃機のグレードアップ版コピー生産品である。

ロシアメディアは、理論上中国の轟ー6Kには防空殺傷区域に進入しない状況下でモスクワを攻撃する能力があり、この機は他国の領土上で「長剣ー10A」巡航ミサイルを発射し、その後基地に戻ることができる、とする。

文章は、ロシアのモスクワ地域の防空システムは完全に、「長剣-10A」のような巡航ミサイルといった武器の攻撃に反撃できる、と考える。結局のところそれはソ連のKH-55ミサイルのコピー生産品なのである。だがもし轟ー6Kが密集して突撃したら、ロシアの「天空の盾」を突破することが完全にできる。

(頑住吉注:2ページ目)緊急状況の発生があった時、轟ー6Kは国内陸上基地から発進し、何時間かでもう国境地域まで飛んで威嚇飛行を行い、相手方に侵略の意図の抛棄を迫り、もし相手方が独断専行したら、すぐその重要な戦略、軍事、経済の中心に対し打撃を行うことができる。

(頑住吉注:3ページ目)長剣ー10のおよそ1,500から2,000kmの射程で計算すると、轟ー6Kは我が国の国境地域でもうインド亜大陸からインドシナ半島、南海、東海、朝鮮半島および日本列島の広大な地域を威嚇することができる。

(頑住吉注:4ページ目)海外の資料によれば、我が国空軍は現在およそ100機余りの轟ー6を持ち、もし7割の稼働率が保持でき、それぞれに4発の長剣ー10Aを搭載し、新しく生産されている轟ー6Kを加えたら、1回の出動で相手方に向け100発以上の巡航ミサイルが発射できる能力があることになる。加えて事前に配備している陸上発射および艦上発射型があり、実際上はすでに周辺国の防空体系を有効に突破できる。

(頑住吉注:5ページ目)轟ー6Kと長剣ー10の組み合わせは我が国の空軍作戦能力の向上を代表するだけでなく、我が国の威嚇力がまた新たな段階に上がったことをも示す。

(頑住吉注:6ページ目)轟ー6K「戦神」爆撃機は遠距離巡航ミサイルを搭載する新型爆撃機で、火力コントロールシステムが改良済みであるとされる。

(頑住吉注:7ページ目)轟ー6Kは世界の先進戦略爆撃機と比べると大きな隔たりがあるが、轟ー6Kはアメリカのグアム島、ミッドウェイ島、ハワイ群島に対して航空奇襲を行う能力を持ち、これは中国をアメリカ、ロシア、イギリスに次ぐ第4の戦略爆撃機を持つ国とすることにもなり、重要な戦略的意義がある。

(頑住吉注:8ページ目)轟ー6K戦略爆撃機は中国が自ら研究開発した新型爆撃機で、この機は元々の轟ー6系列爆撃機を基礎に改良発展してできた。


 確かに100発以上の巡航ミサイルを確実に全部撃ち落すのは不可能に近いでしょうし、国境から出ていない段階で撃墜するのは日本はもちろんですが他の国にも難しいでしょう。

 インド海軍関連で、日本もちょっと比較として引き合いに出されています。

http://military.china.com/news2/569/20130813/17994569.html


訪中した軍艦から見てインド国内の造船業の実力はいったいどのくらい強いのか

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インド初の国産空母『Vikrant』号の建造は曲折に満ちている。」)

【グローバル時報総合報道】 インド海軍は12日、「歴史的1日」を迎えた。初の国産空母「Vikrant」号が正式に進水したのである。この前インド国産原潜「アリハント」号の反応炉もテストを開始し、相次いで伝わってくるよい情報は、インド国産軍艦の黄金時代が間もなくやってくることを証明しているかのようだ。ではインドの造船の実力はいったいどうなのか?

現在インド国内にはおよそ28の造船工場があり、規模最大の7つはインド海洋装備製造領域の「七大支柱」と呼ばれる。このうち2つは軍事運輸省に隷属し、すなわち国産空母を建造するコーチン造船工場と国産原潜を建造するインドスタン造船工場である。これらはインド船舶工業の「先進的生産力の代表」と評価できる。イギリスのジェーン安全保障業務情報グループの説明によれば、インドのケララ州に位置するコーチン工場はこの国最大の造船基地の1つで、1972年に日本の三菱重工が一手に指導を引き受けて成立した。コーチン造船工場には現在2つの大型ドックと3つの埠頭があり、このうち「Vikrant」号の建造に供されているドックは長さ255m、幅43mで、4〜6万トン級の軍艦の建造を満足させることができるだけでなく、排水量12万トンの大型民間用ばら積み貨物船も難なく建造できる。インドスタン造船工場はインドの潜水艦部隊が頼りにする「バラストストーン」であり、何故ならこの工場はこの国の潜水艦の母港であるヴィシャーカパトナム付近にそびえ立っているからである。この5,000名の工員を持つ古い工場は、3万トン前後の大型水上艦艇を建造できるが、その最大の技術資本は潜水艦建造と大規模修理能力であり、この工場は今までにインド海軍が使用するロシア製641、877、636などの型の潜水艦と、ドイツが建造を援助した209型潜水艦を維持修理したことがある。同時に国産原潜「アリハント」号も建造し、豊富な潜水艦維持メンテナンスの経験を持つ。

当然規模を論じたら、この2つの企業はいずれもムンバイに位置する国有マジャガンドック有限会社には及ばない。この工場は元々19世紀にはイギリスの東インド会社の船舶修理所で、いくつかの世紀の風雨を経て、すでにインド造船領域の「皇帝」に成長している。この工場は1万人を超える工員を持ち、水上艦艇、潜水艦、総合補給艦、タンカーを含む各種通常船舶を建造できる。この工場はインド国内でコンピュータ補助設計/製造が最も普及している企業でもあり、そのドライドックは2.7万トン級の船舶を収容して建造できる。工場内にはさらに600トンの水圧機と比較的新しい溶接設備がある。去年6月に中国の上海を訪問した「シヴァリク」号ステルス護衛艦はまさにこの工場の傑作で、インド海軍唯一の現役空母「ヴィラート」号もここで維持修理メンテナンスされている。

長年の努力を経て、インドはすでに6,000トン級の「デリー」級駆逐艦、5,000トンの「シヴァリク」級護衛艦など現代主力戦闘艦が自主建造できる。インド海軍の発展計画によれば、将来新たに増やされる145隻の大、中型艦艇のうち、半分以上は本土の企業によって建造されることになる。インドの軍船企業はさらに積極的に外に出ることを図り、例えばモーリシャス向けに大型巡視艦を提供し、スリランカ海軍向けにトン数の大きい砲艦などを提供している。

だが否定できないのは、インドの軍船業に依然多くの持病が存在することだ。例えばインドの大部分の造船工場の基礎施設は陳腐、旧式化しており、敷地面積が狭すぎる。2011年、ドックをその他の船舶の建造に譲るため、「Vikrant」号空母は完成していない状況下で「進水」を強行させられた。また、インド国内工業のシステム組み合わせ能力には限りがあり、カギとなる重要設備は基本的に国外からの輸入に頼り、ひとたび問題が起きれば外国の技術支援を待つことが必須である。「グローバル時報」記者はかつて上海を訪問した「シヴァリク」号護衛艦に乗り込んだが、多くの国から来た設備が乱雑に狭小な空間内に並べられ、電気ケーブルの走る方向も極めて不規則であるのに気付いた。しかも同等のトン数の戦闘艦を建造するのに、インドの造船期間は日本の3倍、建造のマンアワーは10倍(頑住吉注:マンアワーは1時間当たりの仕事量で、文脈から言って1/10の間違いだと思うんですが)である。これはまさに何故日本が「準空母」いずも号の建造に2年しか必要とせず、一方インドはたった1隻の空母の艦体の建造だけにもう4年近い時間を費やしているのかの原因である。(羅山愛)


 「シヴァリク」上海訪問に関しては去年6月22日のコラムで紹介しており、やはりこのような批判が書かれてました。

 中国の新型艦艇なんでしょうか。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-08-15/218271_2385054.htm#pic


中国の神秘の三胴戦闘艦が明るみに 造形が前衛的で航行速度が速い

展示会に出現した中国の新型三胴艦の模型(HSHフォーラム 林屋晩煙 画像提供)

最近国内の某有名軍事工業企業がある小規模な国防展を開催したが、ここにある新型三胴戦闘艦の模型が出現した。模型から見てこの三胴艦の外形はすでに明るみに出ている中国海軍の艦ナンバー「北救143」および「東救335」三銅艦の外形に似ているが、より高速特性が突出している。艦体前方には1門の速射砲が取り付けられ、後方には2つの連装対艦ミサイルが装備され、この三胴艦が主に担うのは近海快速対艦対潜作戦であると推測できる。(頑住吉注:以後既存の三胴艦の画像にキャプションがついたりしてますが重要性が薄いので省略します。)


 あえてそのままにしましたが「艦」というよりは「艇」ですね。確かにスピードは出そうな感じです。

8月17日

 韓国の潜水艦関連です。

http://military.china.com/news2/569/20130814/17995851.html


韓国の最新のAIP潜水艦進水 国産の潜水艦搭載型対地巡航ミサイルを搭載

中新ネット8月13日電 韓国連合通信社の情報によれば、韓国海軍は13日慶尚南道巨済市の大宇造船海洋社玉浦造船工場で1,800トン級(214級・SS-II)「金佐鎮号」潜水艦の進水式を行った。

「金佐鎮号」は韓国の第4隻目の214級潜水艦で、韓国大統領朴槿恵、国防大臣金寛鎮、海軍参謀総長崔潤喜など各界の著名人と造船工場の関連の責任者が活動に出席した。

報道は、これは韓国海軍史上、軍隊の最高統帥者が初めて参加した軍艦の進水式であり、朴槿恵は進水式で自らテープカットを行った、とする。韓国海軍のある関連の責任者は、軍隊の最高統帥者が潜水艦進水式を行ったのには極めて象徴的な意義があり、このことは軍隊が国家の安全を防衛する意志を増強する助けになり、韓国国民に安全感を与える結果をもたらす、と指摘する。

「金佐鎮号」潜水艦は水中で同時に300の目標をキャッチでき、対艦戦、対空戦、対潜戦などの任務が執行できる。「移動するミサイル基地」の呼び名がある「金佐鎮号」潜水艦は韓国国産潜水艦搭載型対地巡航ミサイルを搭載し、敵サイドの核心的施設を正確に打撃できる。最高航行速度は20ノット(時速37km)、40名余りの艦員を搭載でき、燃料を補充せずアメリカのハワイまで往復できる。この潜水艦はさらに非空気依存動力装置(AIP)を配備し、2週間の時間内水中で作戦を執行できる。

「金佐鎮号」潜水艦は2014年後半に韓国海軍に引き渡され、2015年に実戦配備に投入されることになる。


 軍の最高統帥者=大統領が軍艦の進水式に参加するのが初めてというのは意外で、しかもこの潜水艦は軍艦として特別サイズ大きいわけでもなければ同クラス4隻目ということで特別に意義が大きいわけでもなく、何故なのかなという感じです。

 「遼寧艦」関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20130816/18000756.html


専門家が明らかに:殲ー15、今回の遼寧艦試験訓練中弾薬を搭載する可能性あり

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「8日(頑住吉注:15日の誤りでしょう)昼、我が国初の空母遼寧艦が青島の某軍港から抜錨して出航し、科研試験と訓練を展開する。理解されているところによれば、今回海に出た遼寧艦は継続して艦載機海上試験飛行と母艦の関連のシステム試験を組織的に行うことになる。」)

15日昼、我が国初の空母「遼寧艦」が青島某軍港から抜錨して出航し、科研試験と訓練を展開する。軍事専門家李傑は人民ネット記者のインタビューを受けた時、今回の出航で「遼寧艦」はより複雑な試験訓練を行うことになる、とした。彼は、もし時機が熟せば、空母はあるいは艦載機の弾薬搭載試験を行うことになるかもしれない、と明らかにする。

この前、「遼寧艦」は2月下旬に海上武器装備試験を組織的に行い、かつ初めて青島の某軍港に停泊した。6月上旬から7月上旬には殲ー15艦載戦闘機が複数人、複数機の艦上連続発着試験を組織的に行って成功させ、殲ー15艦載戦闘機は初めて駐艦飛行訓練と初の短距離スキージャンプ発進を行い、我が国初の艦載戦闘機飛行員と着艦指揮員が空母資格認証を取得した。

今回は「遼寧艦」の今年3回目の海に出ての科研試験および訓練の展開であり、継続して艦載機海上試験飛行と母艦の関連のシステム試験を組織的に行うことになる。李傑は、空母はこれまでに一定の基礎科目の試験訓練を完成させた後、これを基礎にさらに一歩入れる力を強め、艦・機マッチング性試験、昼夜間発着訓練、編隊全体のセットでの試験などを行うことになる、とする。

彼は、空母海上編隊の出航後、さらにその他の艦隊による空母航路護衛が必要であり、このため艦載機自身の課目以外にさらに飛行機と艦隊全体に照準を合わせた試験訓練を行うことが必要で、これは過去の課目に比べより複雑である、と分析する。

李傑が明らかにするところによれば、空母は基礎科目の基本訓練項目を完成させた後、各方面の条件が全て具備された状況下で、艦載機の弾薬搭載試験を行うことを考慮することになる。

彼は、将来殲ー15艦載機は主に搭載するミサイルに頼って各種の海上作戦を行い、この需要を満足させるため、前期の基礎科目が正常に熟練、完成した状況下で弾薬搭載試験は1つの必然のステップである、と指摘する。今回の空母の出航の過程で行う可能性があるか否かに関しては、まだ具体的な実際の状況に基づいて判断する必要がある。もし各方面の条件が全て適合したら、少数の飛行機と飛行員が弾薬搭載試験を行う可能性は排除されない。

(頑住吉注:以下のページのキャプションは重要性が薄いので省略します)


 スキージャンプ発進の制約から燃料と弾薬を満載することはできないと思われ、特に腕のいい飛行員が余裕を見た搭載重量から試験を開始することになるんでしょうかね。

 インド潜水艦の事故関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20130816/18000113.html


ロシアメディア、インド潜水艦の爆発の原因を明らかに:何と2発のミサイルが発射される!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インドの『キロ』級潜水艦『シンドラカシャカ』号はムンバイ軍港で爆発し一部を残し沈没した」)

消息筋の人物が明らかにするところによれば、潜水艦の主要な武器を構成する魚雷以外に、夜間に艦員は潜水艦の2つの専門のコンパートメント内に近代化されたロシアの「クラブ」ミサイルを搭載した。第1のコンパートメントの8発のミサイルは成功裏に搭載され、これらのミサイルを使用して発射が行われるべきだった。だが艦員たちは2つ目のコンパートメント内にミサイルを搭載する時ミスを犯し、ショートがもたらされ、2発のその他のミサイルが発射される結果がもたらされた。1発のミサイルが埠頭の壁を破壊し、もう1発は潜水艦内で爆発し、潜水艦内部に水が流れ込み、潜水艦の沈没がもたらされた。

ムンバイ軍港に停泊していた「シンドラカシャカ」号潜水艦は水曜早朝に爆発を発生させ、その後出火し、火災は何時間か後にやっと消し止められた。しかし潜水艦は水曜明け方にはすでに沈没し、現在一部が水上に露出しているだけである。インド海軍総司令は、艦にいた18名の艦員が犠牲となり、さらに何人かが病院に送られた、と事実確認した。現在彼らが潜水艦の艦員であるか否かはまだはっきりしていない。現在すでに事故調査委員会が成立している。

「シンドラカシャカ」号は最近ロシアで維持修繕と近代化改造を受けた。この877EKM型潜水艦(NATOの分類ではキロ級)は今年4月29日にムンバイに到着した。この艦は1995年にインド海軍の発注に基づきロシア最古の古い造船企業「海軍部造船工場」(サンクトペテルブルグ)で竜骨が敷設され、1997年にインドに引き渡された。

(頑住吉注:2ページ目)インド潜水艦の爆発現場が公開されたが、水面上に露出しているのは艦橋の上端だけである

(頑住吉注:3ページ目)14日早朝の潜水艦爆発の火と光は非常に遠くからでも見えた

(頑住吉注:4ページ目)去年年末に改装が完成して引き渡された時の「シンドラカシャカ」号

(頑住吉注:5ページ目)インド海軍はキロ級潜水艦のために潜水艦発射武器を追加装備中である

(頑住吉注:6ページ目は5ページ目と同じ。7ページ目)インドの「キロ」級が配備する2つの型のミサイル

(頑住吉注:8ページ目)資料画像:ロシア製クラブ-S潜水艦発射対艦ミサイル


 訳としては大きく間違っていないはずだと思うんですけど何が原因で何が起きたのやらいまいちはっきりわかりません。しかし潜水艦は攻撃されたら脆弱なもので、まして艦内でミサイルが爆発したらひとたまりもないですね。

http://military.china.com/news2/569/20130816/18000565.html

 全部訳しませんけど、ミサイルが爆発したら艦首部はすでに全部破壊され、残る部分も変形してしまっている可能性が高く、経験的に維持修理費用は新たな船を買う費用の35%になり得るが、この艦に必要なのは全面修復であって修理ではなく、費用が高くなりすぎるんでその必要はない、つまり廃棄処分になりそうだ、ということです。ちなみにやはり一部では「パキスタン関与説」なども出ているようです。

8月18日

 T-50関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-08-14/218254_2384567.htm#pic


T-50の試験飛行時「失速スパイラル」発生

試験飛行前作業人員がカバー布を外す (頑住吉注:どうでもいいですけど腕のいい整備員とかには見えないすね)

最近、ロシアはT-50第5世代戦闘機の宣伝写真「Time of T-50」を発表した。写真の中の場面はロシア製T-50戦闘機が空中試験飛行を行っているシーンで、事前の準備作業、燃料の給油、離陸および一部の空中高難度動作が含まれている。試験飛行の場面の中で、T-50戦闘機は尾旋に似た試験飛行動作を行っており、1枚の木の葉が空中で回転しながら浮遊しているようで、その後改めて正常な飛行姿勢に戻り、この先進戦闘機の超強力な機動性能を目撃するに足りる。

尾旋は失速スパイラルとも言い、固定翼航空機の正常でない飛行状態であり、すなわち航空機が失速した状態下で、一面では下向きの小半径螺旋運動を行い、一面では機体の3つの軸方向(ロール、俯仰、偏航)で自転運動を行う飛行状態である。その特徴は高仰角、低速、大下降率である。この飛行状態は非常に高い下降率を持つため、低空条件下でもし回復が間に合わなければ非常に危険である。


 動画じゃないんで私にはどういう動きなのかよく分かりませんけど知識ある人には分かるんじゃないでしょうか。

 ロシアの戦略爆撃機関連です。

http://military.china.com/news2/569/20130814/17997348.html


エンジン問題等、ロシアのツポレフ-160戦略爆撃機拡張編成計画が暗礁に乗り上げる結果をもたらす

[「ストラテジー ページ」2013年8月11日の報道による] 去年計画されたツポレフ-160を16機から30機まで増加する方案はすでにロシアにより取り消された。なぜならこれは費用が非常に高い生産ラインを維持する必要があり、それでやっとツポレフ-160のエンジンの供給が保証できるからである。2年前、ロシア空軍は発注不足でエンジン工場の運営が維持し難いことに気付いたが、空軍は毎年5台のNK-32エンジンしか必要としないのだった。それぞれのツポレフ-160は4台のこの重量3.5トンのエンジンを装備する。大部分のエンジンは10〜20年前に製造され、かつ何度も工場に送り返されての修理を経ている。遠からず継続してのリニューアルはできなくなり、このため一部の新たなエンジンが必要とされる。メーカーサイドは最低の経済性が保てる年生産量は20台だと考えており、さもないと5台の単価は政府の購入経費を超えてしまう。

空軍は16機のツポレフ-160のうち10機だけ更新し、もってこれらの重爆撃機を10〜20年就役し続けることができるようにすることを決定した。新たな重爆撃機が設計され生産に入るまで、である。

ツポレフ-160「ブラックジャック」は正常離陸重量267トン、最多で40トンの爆弾とミサイルを搭載して12,000km飛行できる。B-1がアフガニスタンとイラクで制御誘導爆弾を使用した成功の経験を考慮し、ツポレフ-160も改良を経て相応の能力を具備している。それぞれのツポレフ-160M(頑住吉注:これも近代化を意味するMを追加した機種名ですね)のグレードアップはおよそ18ヶ月で、費やされる資金は約3,500万アメリカドルである。新たな機種はより信頼性の高いエンジン、一定のステルス能力(外表面にステルス材料を採用)、改良された電子設備(ほとんどあらゆる機載武器が兼用できる)を持つ。最初の3機のツポレフ-160の改良はすでに今年開始される。

ツポレフ-160は重爆撃機だが、過去何年かの中で遠距離偵察機として常用されてきた。空軍サイドはツポレフ-160は依然貴重な財産だと考えている。だが現在関連の予備部品の獲得が難しく、多くの企業はすでに破産しており、現有の企業の製品の品質はしばしば要求に達しない。

5年前ロシアは1990年代初め以来初めてツポレフ-160を受領した。この機は2006年に生産を再開した。18ヶ月ごとに1機のツポレフ-160を製造し、全部で14機製造する計画である。最近生産された第1機目の新たなツポレフ-160の一部分は1990年代末の未完成の部分を基礎に製造された。ソ連解体後、国防予算は2/3削減され、武器生産は重大な損傷を負った。一部の企業は経営を再開したが、設計、管理、専門技術工員の蓄えは回復せず、最も優秀な人は往々にしてより給料が高い商業会社に雇用されている。(中国航空工業発展研究センター 飼氏j


 次期戦略爆撃機の計画も進んでおり、これはあくまでつなぎなのでそれほど本気を出すわけでもないんでしょうか。しかしステルス爆撃機を出したんでは示威にならないとか、手の内を探られるんでこうした旧型の爆撃機も依然必要だという指摘もありましたね。

 パキスタン関連です。

http://military.china.com/news2/569/20130814/17995830.html


パキスタン、梟竜をグレードアップし、F-16戦闘機を追加購入してインドのラファールに対応

インドアジアニュース通信社8月12日の報道は、インドは去年多数のフランスのダッソー社の「ラファール」戦闘機を発注してインド空軍戦力の向上を準備し、このことはパキスタン空軍を巨大な圧力に直面させている、とした。

報道はパキスタンの「フォーラム速報」の情報を引用し、パキスタン空軍で最も先進的であり、かつ「ラファール」戦闘機と対になる機はロッキード・マーティン社のF-16戦闘機に他ならない、とする。パキスタン空軍の早い時期の絶対多数のF-16戦闘機は1980年代に購入されており、ここ何年かになってアメリカ議会はやっとパキスタンに対する制限を緩め、パキスタンがかつて購入したF-16戦闘機のグレードアップ、および新たに製造されたこの型の戦闘機の購入を許した。

報道はさらに、パキスタン空軍参謀長バートは新たな一定数のF-16が最近パキスタンにすでに到着し、しかもアメリカ議会はさらにパキスタンがF-16を継続して購入することを許した、とする。バートは、アメリカ、ロシア、中国が研究開発する第4世代戦闘機、およびインドの最近の戦闘機調達行動にかんがみれば、かつてのF-16戦闘機はすでに時代遅れの武器と考えられ、パキスタンは高度科学技術武器システムの購入を選択するしかない、と語る。

アジアニュース通信社の報道は、パキスタンサイドは最も新しく製造され、かつ技術がより先進的なF-16戦闘機を調達中であるとしているが、パキスタン空軍はその最新式の多用途戦闘機「梟竜」の性能の向上に努力しているところである。この機種は中国とパキスタンによって合同で研究開発されたもので、パキスタン空軍は「梟竜」の空中給油能力を向上させているところである。(実習編集翻訳:趙梨、原稿チェック:仲偉東)


 完全に中国寄りになったパキスタンが無人機技術の移転をアメリカに申請して断られたという記事もありましたが、インドと関係を強めるアメリカがF-16の販売を続けるのはどういう考えに基づいてなんでしょうか。パキスタンがこれ以上中国寄りにならないようつなぎとめるためか、インドとの軍事バランスが崩れ、結果的に地域が不安定になるのを防ぐためか、よく分かりません。

8月19日

 殲ー31がまた試験飛行したということです。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-08-18/218330_2386052.htm#pic


殲ー31戦闘機、今日再び試験飛行テストを行う

8月18日午前、国産第2種目のステルス戦闘機殲ー31「鶻鷹」が再度試験飛行を行った。これは8月9日の試験飛行に続く殲ー31「鶻鷹」が今月行った第2回目の試験飛行で、この機のこれまでの飛行の状況から見て、「鶻鷹」の試験飛行の頻度はやや加速している。


 9日に試験飛行したなんて記事は見当たらなかったんですがね。

 台湾関連です。

http://military.china.com/news/568/20130817/18001800.html


台湾サイド、大陸の釣魚島防衛活動家の船に給油 日本、台湾と日本の「暗黙の了解」を破壊するものだとする

台湾の「中国時報」は、釣魚島の主権をめぐる争いの中で、日本は両岸が手を携えて釣魚島防衛を行うのを心配しており、ある台湾サイドの「外交」関係の消息筋の人物は、先日大陸の釣魚島防衛活動家が帆船を操縦して台湾の港に来て給油を行ったが、日本にはこれに対しやや不平があり、台湾が双方の漁業協議締結後における暗黙の了解を破壊したと考えており、このため「台日漁業委員会」第2回会議を遅延させることで厳しい立場を表明する可能性があると明らかにした、と報道した。

大陸のある独自に無動力の帆船を操縦してグローバルな壮挙を完成させる山東省籍の人ジャイモーは、8月3日に「姜太公」号帆船を操縦して釣魚島から3海里の海域に入り、日本海上保安庁巡視船の警告に遭い、中国海警船が「姜太公」号付近を航路護衛し、もって日本の艦がこれに体当たりするのを防いだ。

「姜太公」号が山東に帰る途中、ジャイモーは燃料の不足を心配したため(頑住吉注:無動力の帆船なのに?)、台湾の航海界の友人に助けを求め、台湾サイドの「緊急避難」許可を取得した後、4日に基隆碧砂漁港に入って給油を行った。

この消息筋の人物は、「姜太公」号事件は日本の新任海上保安庁長官佐藤雄二着任直後に発生し、また佐藤は海上保安庁成立から65年にして初めての非文民の長官で、彼は日本の首相安倍晋三が苦心して海上保安庁内部から抜擢したのであり、台湾、香港の人物が釣魚島で主権を宣言した事件の処理経験があり、彼の任命は海上保安庁が安倍のいわゆる「釣魚島の主権を守り抜く」強烈な決心の表れだ、と語る。

「姜太公」号は釣魚島付近海域を離れた後、台湾北部海域の漁港に転進して補給整備を行った。この挙動は日本を「狼狽」させた。消息筋の人物は、日本サイドは台湾が大陸の釣魚島防衛活動家の船の通過を許したことは形を変えて両岸の協力しての釣魚島防衛を助長するに等しく、当初において双方が漁業協定を締結した後の暗黙の了解(中国大陸と手を携えて釣魚島防衛を行うことはない)に違反すると考えている、と指摘する。

消息筋の人物は次のように明らかにする。日本サイドが十何年もの談判を経た後に台湾と「台日漁業協議」を締結したがったのは、一方においてはアメリカサイドからの圧力ゆえにであり、ワシントンが東京に、台湾漁民に漁業期間、関与を受けずに釣魚島付近海域で作業できるようにさせることは東海地域の不確定性を低下させる、と懇切に促したのである。他方においては台湾漁民が安心して漁できることは台日が釣魚島で衝突する理由をなくし、両岸が手を携えて釣魚島防衛を行おうというアピールの声が弱まるからである。

彼は、台湾のやり方は日本にある種の感覚を持たせ、それは漁業協議締結前後の態度が違い、「言うこととやることが違う」ようだ、というものである、とする。

彼は、「台日漁業委員会」第2回会議は元々近い時期に開かれることに決まっていたが、日本サイドは今回の事件を含めた多くの要素を総合的に考慮した後、故意に開会の時期を遅延させ、もって日本サイドの厳しい立場を表明する、と指摘する。その他の要素とは、沖縄の漁民になお漁業協議か画定した海域に対する不満があること、双方の漁民の漁の方式の差異が大きすぎること、漁場の保護育成に対する見方が異なること、などがある。

これに対し台湾「外務省」は15日、「台日漁業委員会」第2回会議関連の事柄はまだ調整中で、日本サイドが「姜太公」号が台湾に来て給油したことに対し不満だとの情報にも接していない、とした。


 活動家が尖閣に接近した以外のことは日本では大きく報道されてないですけどどこまで本当なんですかね。「アメリカからの圧力」云々の真偽も気になります。

 アメリカ・フィリピン関係関連です。

http://military.china.com/news2/569/20130814/17996123.html


フィリピン、駐フィリピン米軍装備の使用を欲す アメリカ、レーダーの支持提供に同意

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「両国は4回の軍事談判を行うことを計画、年内の協定達成に向け努力」)

フィリピン政府は12日、フィリピンとアメリカは正式な談判を開始し、極力年内に協定を達成させ、フィリピンにおける米軍のローテーションを組んでの駐留の規模を拡大するよう努力する、と言明した。

フィリピンへの進駐が可

フィリピン外務大臣デル・ロサリオと国防大臣ジャスミンは当日共同で記者会見を開いた。デル・ロサリオは、ひとたび協議が達成されれば、米軍人員はフィリピン南部に継続して駐屯することができるだけでなく、その他の地域のフィリピン軍基地にも進駐できる、と語った。ジャスミンは、新たな協定の主旨はフィリピン・アメリカ同盟関係を強化し、双方が連合して行動できるようにすることだ、と語った。彼は、フィリピンは「一切の資源を利用し、一切の盟友を召喚し、一切の必要な手段を採り〜国家を防衛するつもりだ」と言明した。

AP通信社は先に、ジャスミンとデル・ロサリオはフィリピン議会に手紙を出し、フィリピン・アメリカの「数十年の軍事同盟」の重要性を強調し、この関係は「我々の外交に有益なだけでなく、能力を強化し、極めて重要な国土防衛の任務を執行するのにも有益だ。」と言明した、と報道した。

米軍装備の借用を欲す

フィリピンは4人の談判団を派遣することとなり、メンバーには外務省対米事務担当の官僚ソレイタが含まれる。アメリカサイドの代表団は国務省の軍事協定に関するベテラン談判担当者エリックによって率いられる。

談判は14日にマニラで開始されることに決まった。ソレイタは、双方は4回の談判を希望し、今年年末までには協議を達成させることを希望している、と語る。

フィリピンは最近南海問題での動きが頻繁で、極力アメリカを丸め込んで味方に引き入れようとし、積極的に軍事装備を購入している。6日、フィリピンがアメリカから購入した第2隻目の「ハミルトン」級巡視艦がフィリピンに到着した。

議会にあてた手紙の中でジャスミンとデル・ロサリオは、この協定はフィリピンに軍隊の装備を更新している期間に「最低限で信頼できる」防御能力を保持させる、とした。フィリピン談判代表団メンバーで国防省副大臣のバディーノは、フィリピン軍はローテーションを組んで駐留する米軍の装備を使用し、海上の安全と海上の探知計測に用いることを希望している、と語る。

フィリピン駐米大使クイシーアは最近次のように語った。「(フィリピンとアメリカの)討論の議題の1つはいかに通信システムを強化するかであり、これにはレーダー通信あるいはレーダー設備が含まれる。アメリカサイドは支持の提供に同意しており、したがってより良くこの地域の形勢を把握できる。」

中国外交部スポークスマン華春瑩は7月、中国サイドはフィリピンサイドが南海問題での間違ったやり方を変え、世論のミスディレクションを停止し、早期に双方の談判、協議によって争いを解決する正しいレールに戻るよう懇切に促す、とした。

フィリピンとアメリカの新たな形式の同盟

フィリピンはかつてアメリカの植民地で、双方は以前長期間軍事同盟関係を保持した。1991年、フィリピン上院はフィリピン・アメリカ軍事基地協定を撤廃し、アメリカのフィリピンにおける93年の軍駐留の歴史が終わった。

1998年、両国は「部隊訪問協定」を締結し、米軍はフィリピンに戻ることができ、フィリピン南部地域に100名の軍人を派遣駐留させ、フィリピン軍に養成訓練を提供し、もって反政府武装勢力を打撃した。また、両国はしばしばフィリピンで合同軍事演習を行っている。

ジャスミンは、新たな協議は米軍のフィリピンへの永久的な駐屯を許すことはなく、したがってフィリピン憲法に違反することはない、とする。しかし、フィリピンの民間は新たな協定に反対しており、それは実際にはアメリカに駐留軍の地位を与えるものだ、と認定している。

ロイター社は、アメリカ大統領オバマがアメリカの戦略の重心をアジア太平洋地域に転じると宣言する前、フィリピンはもう対話を開始していた、と論評する。新アメリカ安全研究センターの分析者ケロニンは、こうした対話は一種のフィリピン・アメリカの新たな形式の同盟の重要な印である、と語る。

新華社特別原稿(原題:フィリピン・アメリカ談判を始動 より多くの米軍の進駐招き入れることを欲する)


 日本とフィリピンの立場には似たところがあり、米軍の存在に対する反発が一部にある点も共通していますが、フィリピンを通すとこの問題がより客観的に見られるような気がします。

8月20日

 今日はロシアの航空関連の記事を3つ紹介します。まず新型ヘリです。

http://military.china.com/news2/569/20130817/18001821.html


最新のKa-62およびミルー171A2ヘリ、モスクワ航空展でデビューへ

ノーボスチ・ロシア通信社ニュースネットの情報によれば、ロシアヘリコプター社は8月27日から9月1日にモスクワのジューコフスキー市で行われる「モスクワ国際航空展2013」の中で、最新のKa-62とミルー171A2ヘリを展示する。

報道によれば、今回ロシアヘリコプター社が登場させる系列の新型ヘリは、初めて空中飛行の形式をもって世の人に向け展示されることになる。このうち、近代化された中型多用途ヘリであるミルー171A2はミルー8およびミルー17を基礎に最新の技術と材料を運用して製造されたものである。一方Ka-62ヘリはロシアヘリ史上初めての外国の会社との協力の産物である。

また、この会社はさらに見学者向けに中型ヘリRachel(ロシア先進商用ヘリ)の設計草案と機の模型を展示する。このプロジェクトは2012年に初めてイギリスのファーンバラ航空展で明るみに出た。(焦輝)


 この展示会にはたぶんもっと多くの注目機種、初公開の機種が登場すると思われ、今後情報が出てくるでしょう。

 続いて中国との航空エンジン貿易に関する記事2つです。

http://military.china.com/news/568/20130816/18001521.html


ロシアメディア:中ロ、117Sエンジン購入につき談判中 供給の需要は長期にわたり存在することに

(頑住吉注:原ページのここにある1枚目の画像のキャプションです。「ロシアが公開したT-50戦闘機の最新の試験飛行の画像」 続いて2枚目。「ロシアの117C、すなわち117Sターボファンエンジン」)

「ロシアの声」ウェブサイトの報道によれば、2015年中期になればロシアはその第5世代戦闘機T-50のために新型エンジンを研究開発して作り出すことになり、このエンジンは現在のT-50試験機上に採用されている117エンジンに比べさらに完備されたものになる。

ロシア戦略・技術分析センターの専門家ワシーリ コーシンは、明らかに将来はさらにT-50戦闘機上の新型エンジンに対し飛行試験を行う必要があり、2020年末になれば大量生産が行われることになる、と考える。ひとたび成功すれば、中ロの協力には新たな前途の見通しが開けることになる。

T-50試験機と最初に大量生産される戦闘機は117エンジンを装備する。このエンジンのもう1つのバージョン117Cはロシア空軍が購入するスホーイー35上に装備され、ロシアサイドは中国にこの戦闘機の購入も提案している。

報道は、中ロはさらに中国航空工業が必要とする117Cエンジンの個別の提供という項目につき談判を行っているところであるとする。中国は第5世代原型機殲ー20および殲ー31を試験飛行させる時、そのために中国国産エンジンとロシア製エンジンを配備したが、大量生産される戦闘機に中国国産エンジンを装備することには現在見たところまだ一定の問題が存在する。

報道は、この前、中国は渦扇ー10A「太行」エンジンの大量生産を行ったが、その性能は依然軍の要求を完全に満足させられなかった、と指摘する。これに関し、2012年末の資料は、このエンジンの平均的な作動は300時間を超えずにもう大修理を必要とし、中国空軍の戦備要求を満足させられない、ということをはっきり示している。中国は止むを得ずロシアのAL-31FおよびAL-31FNエンジンを購入し、もって第4世代戦闘機殲ー10および殲ー11Bの随時応戦を確保している。

報道は、渦扇ー10Aエンジンの信頼性と毎回の大修理前の平均作動時間は遅かれ早かれ必要な水準に達する、とする。だが問題は、その前にこのエンジンがもう淘汰に遭い、甚だしきに至っては現在でもこれが第4世代および第5世代戦闘機にあまり適していない可能性がある、ということである(頑住吉注:例えば推力不足とかですかね)。まさにこうだからこそ、中国サイドはロシアのエンジン117に興味を持っている。明らかに、中国サイドは将来117に取って代わる新世代エンジンを研究開発中であるが、依然時間の問題が存在する。何故ならロシアは間もなくより先進的な製品を誕生させるからである。中ロ間にはエンジン供給、需要方面に長期的協力のあらゆる条件があることが分かり、このような協力はさらに一歩両国の軍事技術協力を強化することになり、両国が高度技術領域で協力を行い、相互信頼の程度を高める助けになる。(張潔嫺)


http://military.china.com/news/568/20130816/18001188.html


ロシアメディア:ロシア当局、中国に航空エンジン技術を移転することはないと態度表明

【グローバルネット総合報道】 ロシア機械製造ネット8月15日の報道によれば、ロシア連合航空製造グループ社総裁ボゲシャンは最近「モスクワエコー」放送局を訪れてロシア航空製造業全体の現状や社の現状、発展の状況に関する問題に回答した時、中ロは知的財産権相互保護協議を締結している、と指摘した。双方の軍事協力は一定の枠組みから離れることはなく、すなわち中国サイドがロシア製実戦機をコピー生産できたとしても質と性能の上で隔たりが存在する。しかもロシアサイドは保守的で新しいものを受け入れないということはなく、努力を継続して技術が先んじた優勢を保持することになる。

中国はどうにかして最終的にはロシアの現在のレベルに到達することになるが、この過程は相当に長く、しかも財政資源とマンパワー資源だけがあっても充分にはほど遠く、中国は経験、積み重ねを必要とする。このためロシアは依然世界軍事航空装備市場で相当に安定した優勢な地位を保持することになる。

中国のコピー生産がロシアサイドにもたらすパテント問題およびあり得る損失という問題に関し、ボゲシャンは次のように指摘した。ロシア・中国両国は知的財産権相互保護協議を締結している。スホーイー27技術を移転してライセンス生産を行う契約は実際に両国政府間協議の枠組み内で締結されたものであって、ロシアサイドは契約の枠組み内で正式に一部の知的財産権を移転した。ロシアサイドはできる限り中国の同業者と文明的に協力していると言うべきである。その上ロシアサイドは中国というパートナーがロシア製実戦機をコピー製造するのを理解する傾向にある。このため彼は、中国・ロシア双方の協力が一定の枠組みを外れることはない、と考える。しかもいかなるコピー生産品も、どうやろうがオリジナル品に及ばないのである。某飛行機プロジェクトの基礎となった主要な要素を深入りして理解することができなかったら、原型の製品よりも良い製品をコピー生産することに成功することは永遠にできない。ロシアサイドの主要な任務はこの場で足踏みしてはならず、努力を継続して研究開発レベルを向上させ、技術の先んじた優勢を保持する必要がある、ということである。

ボゲシャンは、技術移転方面でロシアサイドには比較的多くの制限があり、ロシアサイドは主に機のブランド、機の構造、スマート構造、具体的な合金材料を主に移転し、しかも関連の部品は喜んで提供する、と明らかにする。だがエンジン技術のようにプログラムと関連する一連の技術、および製造技術や方法と関連する技術、任務解決を保証する内部保護性アルゴリズム技術は、全く疑いなくロシアサイドの新たな成果であり、移転を行うことはない。要するに、ロシアサイドは必要な部品だけを供給し、ライセンス生産する製品の使用が保証できれば即OKなのである。


 ちょっと分からない部分もありますが、少なくともロシアは中国に核心的技術を渡すつもりはなく、そうすれば中国が現在のロシアのレベルに到達するには相当な時間がかかり、しかもその時ロシアはさらに先を行っており、先行を保てば中国相手に長期的に有利な商売ができる、と考えているわけですね。











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