コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその53

8月21日

http://military.china.com/important/11132797/20130820/18004853.html

 中国の第4世代原潜の理論上の速度は100ノットに達し騒音は全くない、というちょっと現実離れした記事なんで訳しません。ちなみにこの「磁気流体潜水艦」に関しては以前こんなページを紹介しました。

 昨日書いた通りモスクワ航空展に登場する他の機種の情報が出てきました。

http://military.china.com/news2/569/20130820/18005440.html


ニューバージョンのスホーイー30SM戦闘機、モスクワ航空展2013で初お目見えへ

【グローバルネット総合報道】 ロシアインターファックス通信社8月19日の情報によれば、ロシアの「イークート」社はモスクワ航空展2013に初めて新作であるスホーイー30SM戦闘機を展示する。

モスクワ航空展2013に参加するため、新たな多機能戦闘機スホーイー30SMはすでにグロモフの名がつけられた飛行研究所に到着している。この機は今回の航空展でワンセットの独特な特技飛行を執行することになる。

スホーイー30SM多機能戦闘機はスホーイー30MK系列の改良型である。この機は高難度飛行動作が執行でき、フェイズドアレイレーダーを配備し、推力ベクトルコントロール技術を採用し、機動性が強い。新戦闘機は航続距離が長く、かつ空中給油でき、空対空ミサイルと空対地ミサイルを装備する。(実習編集翻訳:焦輝 原稿チェック:胥文g)


 スホーイー35より安価に途上国向けに販売する機種ということなんでしょうか。

 インド潜水艦沈没関連です。

http://military.china.com/news2/569/20130820/18004849.html


ロシアメディア:インドは依然ロシアの専門家が潜水艦沈没地点に入るのを許さない

中新ネット8月19日電 タス通信ネットの報道によれば、インドのムンバイにいるロシアのセベロドビンスク「小星星」船舶修理センターの作業グループ代表は現地時間19日、インドは今に至るもロシアの作業グループの専門家がインド潜水艦「シンドラカシャカ」号の沈没地点に入るのを許さない、とした。

だがこれと同時にあるメディアは、現地時間19日に当局のでない人物の話を話を引用し、ロシアから来た専門家はすでに事故を起こした潜水艦に接近することができる、とした。先週ムンバイ港で沈没したインド潜水艦はかつて「小星星」船舶修理工場で維持修繕と近代化改装を受けた。しかしこれに対し、ロシアの専門家代表は、「一切に変化はない。インドサイドはなお我々が潜水艦沈没地点に入るのを許していない。」と語った。

ロシア駐ムンバイ総領事館も、ロシアの専門家はしばらくのところ事故現場に入れない、と事実確認した。

現地時間8月14日深夜、インドの「シンドラカシャカ」号潜水艦に3回の爆発が発生し、大火災を引き起こした。潜水艦は停泊していた位置に沈没し、現在一部分だけが水面上に露出している。事故発生時艦内には全部で18人の艦員がいたが、彼らはすでに全て犠牲になった可能性があり、現在すでに6遺体が発見されている。


 元々ロシアから買い、改装も任せていたわけですから軍事機密云々ではないと思うんですが、どういう理由からなんですかね。

 装輪式自走高射機関砲関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-08-19/218347_2386428.htm


中国の第4世代自走高射機関砲が明るみに 初めて無人砲塔を配備

画像の中に我々は自走高射機関砲の砲塔の頂部に光電子一体化センサープラットフォームが装備されているのを見ることができる。このプラットフォームは主に火砲の射撃コントロールに用いられ、夜間や劣悪な気象条件下の正確なロックオン能力を持つ。

最近、中央テレビ局のニュース番組が初めて我が軍の新世代35mm装輪式自走高射機関砲が正式に就役したとの情報を公開、報道したが、これは中国の第4世代自走高射機関砲の初の就役を示すものである。さらには我が国の高射機関砲技術が世界に先んじたレベルに到達し、技術能力上はすでにドイツおよびスイスという2つの高射機関砲技術強国と実力伯仲の位置にあることを示す。最も重要なのは、中国がたゆまぬ努力を通じて自ら新型高射機関砲と弾薬の技術を掌握したことであり、特に高性能AHEAD弾薬の研究開発成功はスイスの我が国に対する技術封鎖を打破し、我が国をプログラミング可弾薬(頑住吉注:AHEADと同じで、予定破壊箇所を設け空中で爆発させて破片をばらまき、命中確率を上げる、旧日本軍の「三式弾」の現代版みたいな弾薬らしいです)を研究開発できる数少ない国とした。

周知のように、過去装輪式シャーシを採用した近距離野戦機動対空ミサイルの数は比較的多かったが、装輪式自走高射機関砲の研究開発の数は相対的により少ない。だが近年来いくつかの性能が先進的で、モジュール化程度が比較的高い高射機関砲砲塔が相次いで研究開発に成功し、装輪式自走高射機関砲は機動化装甲部隊の防空の中堅戦力となりつつある。我が国は今世紀初めから新世代自走高射機関砲の研究開発を開始し、スイスから導入した35mm新型高射機関砲技術を結合し、我が国は相次いで多種の高射機関砲防空システムを研究開発した。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「国産新型8x8装輪式35mm自走高射機関砲」です。)

2012年、ある公開された雑誌の中に国産新型8x8装輪式35mm自走高射機関砲が間もなく定型に至るとの情報が初めて披露された。これは無人砲塔設計を採用し、火砲は新たに研究開発された単砲身35mmリボルビング砲で、発射速度は毎分1,000発である。最大有効射撃斜距離は4,000mで、国産新型多束定向破片事前製造弾薬(頑住吉注:これもAHEADと同じでしょう)が使用でき、捜索・追跡レーダー一体化設計で、独立光電子追跡プラットフォームを装備する。(画像は我が軍の新世代装輪式自走高射機関砲の初期のサンプル車。その独立光電子追跡プラットフォームが砲塔の左側に装備されている)

この自走高射機関砲は主に我が軍が新たに建設する快速反応部隊や装輪式機械化装甲部隊に用いられ、非常に強い機動能力と独立した作戦能力を持ち、部隊に随伴して野戦防空が行える。

(頑住吉注:3ページ目)画像は我が軍の新世代装輪式自走高射機関砲のサンプル車が火力コントロールシステムの試験を行っているところ。このサンプル車と初期のサンプル車の差異にご注意。

(頑住吉注:4ページ目)画像は我が軍の新世代装輪式自走高射機関砲サンプル車が機動能力試験を行っているところ。砲塔尾部の突出した部分が光電子追跡プラットフォームであるのにご注意。輸送および機動状態下ではこのプラットフォームは折り畳んで収納できる。

(頑住吉注:5ページ目)画像は自走高射機関砲の砲塔頂部に装備された光電子一体化センサープラットフォーム。

(頑住吉注:この後は他国の同類兵器や旧型などの話になっているので省略します。)


 単砲身なので日本の87式自走高射機関砲の単純に半分の機能しかないとも考えられますが、価格は多分半分を大きく下回るでしょうし、無人砲塔とも合わせて乗員数も減っているんでしょう。新型弾薬や照準システムの性能が言うほどすごいのかどうかも気になるところです。

 アメリカの小火器関連です。

http://military.china.com/news2/569/20130820/18005398.html


アメリカのXM25セミオートグレネードランチャー、来年小規模生産が有望

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「アメリカのXM25セミオートグレネードランチャー(資料画像)」)

原題:アメリカのXM25セミオートグレネードランチャープロジェクト、2014年に「マイルストーンC」への到達が有望

フランスの「航空宇宙安全保障業務」2013年8月13日の報道によれば、アメリカのXM25セミオートグレネードランチャープロジェクトは現在工程と製造の研究開発段階にあり、まだ配備能力は具備していない。だが2014年になればこのシステムは少量生産段階に入る可能性があり、もしこの段階に入れば「XM25」の中の「X」がは取り除かれ、「M25」セミオートグレネードランチャーとなる。

ピカティニー兵器工場の作業人員は現在グレネードランチャーのサブシステムを研究開発中とされ、これには火力コントロールシステムとプログラミング可弾薬(頑住吉注:偶然ですけど前の記事にも出てきたAHEADです)が含まれ、だいたい2014年8月になると、アメリカ陸軍はメーカーにこのシステムを「マイルストーンC」段階に到達させ、かつ少なくとも1,100挺のこのシステムおよびこれが必要とする弾薬を生産することを要求することになる。

現在、XM25セミオートグレネードランチャーと弾薬の生産コストは非常に高い。何故なら全てに手作業の製造が採用されているからである。自動化生産設備の研究開発が完成すれば、グレネードランチャーと火力コントロールシステムの価格は35,000アメリカドルに下がり、それぞれの弾薬は55アメリカドルに下がることが有望である。(北方科学技術情報研究所 ヤンシャオハン)


 まあそれでも小火器としては無茶苦茶に高いですが、ミサイルよりは安く、アフガニスタンなどでのテストによってその価値があると判断されたわけでしょうか。

8月22日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-08-21/218447_2388171.htm

 台北軍事工業展の画像集で、無人ヘリ、無人機などの模型の画像もあります。新型スナイパーライフルなどの画像もあるんですが撮影が下手すぎて何だかよく分かりません。まあとにかく小火器関連は全般的にオリジナリティに欠けますな。

 韓国の新戦闘機関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20130820/18005982.html


中国、殲ー11Dを研究開発して韓国の新型機に対応、と伝えられる 第3世代半基準の系列

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「韓国空軍はF-15SE戦闘機に対し希望に満ちている」)

韓国の「中央日報」8月19日の報道によれば、韓国防衛事業庁は18日、韓国次世代戦闘機(F-X)最後の価格競争入札の過程で、ヨーロッパ航空宇宙安全保障業務社は文書に問題が生じたため資格が取り消された、とした。アメリカのボーイング社のF-15SEが最終選択候補機種となった。

報道によれば、16日に行われた最終価格競争入札の中で、アメリカのロッキード・マーティン社のF-35機種は韓国政府の予算範囲を超えたため淘汰された。ヨーロッパ航空宇宙安全保障業務社とボーイング社のオファー価格は8.3兆ウォン(約450.5億人民元に相当)の予算範囲内にあった。2大機種が最終的に入選となったが、ヨーロッパ航空宇宙安全保障業務集団のユーロファイターが協議に違反し、当初承諾していた15機の複座機の製造を6機に縮小したことが、アメリカのボーイング社のF-15SEが唯一このプロジェクトの入選機種となる結果をもたらした。

韓国が60機のF-15SE準ステルス戦闘機を装備することは現在見たところすでに確定事項であり、さらに加えて以前購入したF-15K戦闘機があり、韓国軍は今後数年で100機余りの大型戦闘機を装備することになり、このことは疑いなく中国東北地域および黄海、渤海海域の防空作戦に巨大な挑戦をもたらし、中国はすでに対応のため殲ー11Dと呼ばれる第3世代半戦闘機を研究開発していると伝えられる。

(頑住吉注:2ページ目)F-15SE戦闘機は地域のバランスを変えることはない

(頑住吉注:3ページ目)F-15SEが中国の第4世代機に対し優勢を形成することは非常に難しい

(頑住吉注:4ページ目)F-15SEは依然第3世代半戦闘機である

(頑住吉注:5ページ目)F-15SE戦闘機は初めて垂直尾翼などハードウェア方面が変化している

(頑住吉注:6ページ目)殲ー11系列戦闘機には第3世代半戦闘機に対抗する能力が完全にある

(頑住吉注:7ページ目)殲ー11最新改良型はすでに基本的に第3世代半の基準に到達している

(頑住吉注:8ページ目)中国はすでに数百機の殲ー11戦闘機を装備している


 「協議に違反し」云々はたぶんユーロファイター側にも言い分はあるんでしょうね。このトライアルに関してはこれまで何度も記事を紹介しましたが、前回のここで、「『これが最後だ。これで予算オーバーしたら次はもうない。中止だ。本気だぞ!』とアピールすることで価格を下げさせようとしているんでしょう」と書きました。案の定2社は価格を下げてきたわけですが、本当に旧世代機の大規模改良型でよかったのかには多少の疑問も残ります。しかし日本より優位な期間が一定の長さで生じることも確かなはずで、難しいところだなと思います。

 インド関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20130820/18004893.html


インド軍元高級将校:中国軍がもしレッドラインを越えたらすぐに戦術核兵器を用いる (頑住吉注:ここでの「レッドライン」は譲れない一線というような意味です)

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インドの『大地』系列短距離弾道ミサイルは核兵器が搭載できる」)

【グローバルネット総合報道】 インドの「アジアの時代」ウェブサイトは7月19日(頑住吉注:8月の間違いだと思うんですが)、インド元海軍高級将校アレン クマー シンの文章を掲載し、領土の完備された形での保護のため、インドは「核先制不使用」の原則を変えるべきだとした。クマー シンは、パキスタンと中国に対しインドはさらに、ひとたびインドの「レッドライン」を踏み越えたら、インドは戦術核兵器を使用することになる、と宣言すべきであるとする。

筆者は、40年の海軍業務経験に基づき、2008年のああした小規模な活動と衝突は彼の関心を引き起こし、あの時から自分は「悪魔の模式」の研究を開始した、とする。彼の警戒心を目覚めさせたのは、パキスタンのテロ分子がすでにインドに対する海上襲撃を発起する準備をしていることである。かつて2008年5月19日に「アジアの時代」が発表した彼の文章は、次のテロ襲撃は海上に出現する、としていた。案の定、およそ6ヶ月後に「11.26」ムンバイ襲撃事件が発生した(頑住吉注:手榴弾と自動小銃で武装したテロ分子がムンバイ駅を襲撃し174人死亡、数百人が負傷、という事件で、別に海上の襲撃ではないようですが)。

文章は、1962年の中印戦争後の51年間、インドは防御を重視しなかったために代価を支払った、とする。今度はラダクで起こるかもしれない。何故ならそこのインドのインフラは乏しく、軍備は不足し、中国がここから手を下すことが極めて容易だからである。地形は平坦で、中国サイドの施設は完備され、軍事力は強大で、中国軍は12〜24時間内にラダク東部に到達できる。また、中国とパキスタンの政治的関係は最近変化しており、加えて米軍のアフガニスタン撤退があり、これらはいずれも中国・パキスタンが協力して「国境侵入」を行う可能性を高めている。

文章は分析し、中国のエネルギー源のルートは新疆からカラコルム山脈をを経てグワダル港に達している、とする。このエネルギー源ルートの安全という考慮から、中国がルート付近のラダク東部の争いある地域を占領する決定をすることはごくはっきりしている。中国はここに1〜2万人から組成される機動化部隊と100〜300両の戦車を投入し、空中と地上の進攻の発動によって48時間以内にラダク東北地域を支配できる。また、中国航空降下部隊もごく短い何時間か以内のうちに中印国境にあるインドのノーマ飛行場、Daulat beg oldie飛行場を占領し、結果的にラダク東部の空輸ルートを切断することができる。その時、インド政府は直ちにインド空軍の投入に同意するが、それでも結果に対しては何の足しにもならない。何故ならインドはパキスタンと中国に前後から挟み撃ちされる状況に直面する可能性があるからである。

(頑住吉注:これより ページ目。画像のキャプションは「インドはその通常作戦力量に対し充分な自信がない」です。)

この文章は、インド指導者は、インドの戦術核兵器は「インドの領土に侵入」する軍事力量の打撃に用いることができるのだということを覚えておく必要がある、とする。これらの核兵器は中国がラダクで大規模な地上進攻を発動するのを阻止するのに用いられることになる。当然、中国とパキスタンはいずれも戦術核兵器を持っており、その時はやはり全く躊躇なくインドに対しこれらの武器を使用することになる。

クマー シンは、インドの領土の完備された形での保護のため、インドは「核先制不使用」の原則を変えるべきであると言明する。しかもインドはさらに、ひとたびインドの「レッドライン」を踏み越えたら、インドは直ちに戦術核兵器の使用を考慮することになる、と宣言すべきである、と。当然、これらの核兵器の使用は厳格にコントロールされることが必須である。文章は最後に、核兵器、政治的意志、新たな核兵器に関する原則があって初めて、中国とパキスタンの「敵意ある冒険主義的行動」を制止することができるのであるが、インド国内の中国およびパキスタン問題専門家たちは安全問題につきインド政府に向け専業的意見を提供すべきである、と指摘している。(実習編集翻訳:李丹丹、原稿チェック:仲偉東)

(頑住吉注:キャプションの多くは重複しており、それ以外のものだけ示します。4ページ目)インドの短距離弾道ミサイルの射程は中国西南の国境地域をカバーできる

(頑住吉注:5ページ目)中国の東風系列近距離弾道ミサイルは有効に相手に対抗できる


 仮に相手が先に攻撃を仕掛けたのだとしても、先に核を使った国は国際的に大きな批判を受けることになり、実際には使用できないでしょうが、それほどインドは強い危機感を持っているわけです。

8月23日

 「モスクワ航空展2013」関連です。

http://military.china.com/news/568/20130820/18006092.html


殲ー10、初めての出国にロシアを選ぶ プーチンが副首相に責任を持って行うよう命じる

殲ー10、初めての出国にロシアを選ぶ

双方の高度の相互信頼をはっきり示すだけでなく、さらに「中国製」に両国のウィンウィンを実現させることができる

記者/白炎林

「我々の軍事技術および軍事領域における協力の進展はスムーズである。我々両国軍隊の合同演習はまさに最も良い証明だ。」ロシア大統領プーチンは8月16日に中国国務委員ヤンジエフーと会見した時、両国の軍事的関係をこのように表現した。だがプーチン大統領のために提供できる証拠となる事実は合同演習だけではない。ロシアの「職業人報」は先日、中国の殲ー10戦闘機が間もなくモスクワに赴いて飛行デモンストレーションを行う、と報道した。

相互に飛行デモンストレーション隊を招待

「職業人報」14日掲載の情報は、中国空軍八一飛行デモンストレーション隊がモスクワ航空展2013に参加する、とした。これは殲ー10戦闘機初の国外における実機の展示だというだけでなく、八一飛行デモンストレーション隊の初の国外デモンストレーションでもある。

モスクワ航空展は1992年に開始され、2年に1回行われている。今年の航空展は8月27日から9月1日の期間に行われる。報道によれば、中国空軍の今回の航空展参加の陣容は非常に強大である。7機の殲ー10戦闘機がデモンストレーション参加に派遣される他、さらに2機のイリューシンー76大型軍用輸送機が派遣されて保障を提供する。また、中国サイドの展示への参加人員は95人にも上る。

「職業人報」は、ロシアサイドが中国サイドの今回の航空展参加のために2,820万ルーブル(およそ524万人民元に相当)の資金的支持を提供したことを特別に強調する。この費用はロシア国防省とロシア技術グループ社、連合航空製造グループ社、戦術ミサイル武器グループ社というロシアの三大国有軍事工業企業によって共同で負担される。

報道はさらに、ロシアサイドのこの挙はプーチン大統領が自ら副首相ドミトリー ロゴージンに責任を持って行うよう命じて行わせたものだ、と明らかにする。このことはロシア国内の一部の人の疑義を引き起こしたとされる。ロシア戦略・技術分析センターの副主任コンスタンティン マジエンコは、「我が国の金を使って中国の飛行機の広告を行う、これは相当に尋常ならざる現象だ」、「もし中国で行われるロシアの飛行デモンストレーションにも接待側が費用を支払うなら別だ。それなら相互的な費用支払いということができる。」と考える。これに対し、ロゴージンはツイッター上で、「どんな大げさに騒ぐようなことがあるのか? これは親密なパートナーが相互に飛行デモンストレーション隊を支持し招待する慣例だ。我が国の『狩鷹』が中国に行ったら、相手方はやはり同様の接待方式を確保することになる。」と語った。

(頑住吉注:これより2ページ目)

パートナー間の協力の新たな模式

実際上は「職業人報」とマジエンコはいずれも、ロシア軍事工業企業が喜んで殲ー10戦闘機のロシアに赴いてのデモンストレーションに出資するのは、彼らがいずれも中国との軍事技術協力の発展に対し興味を抱いているからだ、ということを認めている。

近年来、ロシアの対中国武器輸出は顕著に増加しており、2012年には中国市場はロシア武器輸出総額の12〜15%を占めた。報道によれば、この前の協議に基づき、ロシア連合航空製造グループは今年年末あるいは来年初めに中国と24機のスホーイー35戦闘機輸出契約を締結することになり、グループ傘下のスホーイ社は毎年中国に向け価格2〜3億アメリカドルの部品を輸出することになる。ロシア技術グループは中国向けに輸出されるヘリと航空エンジンを担当する。ロシアサイドはすでに今年年末までに中国に向け価格5億アメリカドルの全部で123台の殲ー10戦闘機に用いるAL-31Fエンジンを輸出することを計画している。ロシア戦術ミサイル武器グループは中国向けに航空武器弾薬を輸出し、これは主に各タイプの空中発射ミサイルと制御誘導爆弾である。

ある軍事専門家は、ロシア軍事工業企業はかつては中国軍事工業企業を競争相手と見ていた、と説明する。だが両国のパートナーシップの深く入り込んでの発展と共に、ロシア軍事工業業界内部にも違う声が出現し始めた。今回中国の殲ー10戦闘機がロシアに赴いて飛行デモンストレーションを行うことは、ロシア軍事工業企業が中国軍事工業企業との協力を自身が発展する一大チャンスと見始めたことを示す。これまでの多くの方面の報道によれば、パキスタンは現在まさに加速して殲ー10戦闘機輸入の計画を実施しており、かつ積極的に中国・パキスタン合同研究開発の「梟竜」戦闘機のグレードアップ計画を推進しているところである。この2機種の戦闘機はいずれもロシアの航空エンジンを使用する。今年4月、ロシア空軍総司令ヴィクター ボンダレフがパキスタンを訪問した期間、パキスタンの「梟竜」戦闘機生産ラインを視察した。これらの状況はあるいは、中ロ両国が手を携えて両国の外国への武器セールスを推進できることを事前に示しているのかもしれない。この前、中ロ両国はすでに通常潜水艦の合同研究開発の詳細な検討を開始し、しかも最近の情報は、このような協力は武器の外国向けセールス領域にまで拡大することもできる、とした。

中国にとって、殲ー10戦闘機の国外デビューは、中国が製造する先端武器の初めての極めて成功したデモンストレーションとなる。これまで、中国の非常に多くの武器が国外で実物展示される機会は多くなかったし、あるところで展示されたにしても展示地点は多くが発展途上国であり、武器の種類も相対的にローエンドなものだった。だが今回殲ー10がモスクワに赴いて国際航空展に参加することは、中国の主力先端戦闘機の初の国外デビューだというだけでなく、さらに航空大国におけるデビューであり、したがって計り知れない宣伝紹介の意義がある。他方面では、国際的な常識に照らして、中国が国産の一流武器をロシアで展示すること自体、両国の軍事、政治的相互信頼が極めて高い程度に到達していることを説明しており、中ロ戦略的パートナーシップ発展の最も良い例証である。「私と中国国家主席は、全力を尽くしてロシア・中国両国関係に新たな活力、新たな特質を注入することを協議して決めた。」 プーチン大統領の態度表明は、あるいは中ロ軍事協力のさらに広大な未来を事前に示しているのかもしれない。


 明らかに楽観的すぎる感じですが、確かにそういう方向に進む可能性はあると見るべきでしょう。殲ー10も「梟竜」もロシア製品のコピーや亜流ではありませんが、ミグー29などの輸出上のライバルになるのも確かです。そのデメリットと、非常に高価な航空エンジンが売れるメリットをどう比較判断するかでしょうね。どの道こういう機を買うのは比較的貧乏な途上国でしょうし、それらの国がこれの代わりにミグー29を選ばず例えば中国が途上国向けに売り込んでる殲ー7近代化版を選んだりしたらロシアの儲けはゼロなわけですから。

8月24日

http://military.china.com/zh_cn/etc/endpage/showPic.html?http://images2.china.com/mili/zh_cn/important/11132797/20130823/2013082311405794764300.jpg

 ロシアが発表した中国の殲ー10、殲ー11、殲ー15、殲ー20、殲ー31のスペックだというんですが、どこまで信用できるのかは不明です。

 もう終わっちゃいましたがロシアとフランスの空軍の合同演習に関する記事です。

http://military.china.com/news2/569/20130822/18010001.html


ロシア・フランス空軍、ロシア国内で合同軍事演習を始める フランス、ミラージュF1を出動させる

【グローバルネット総合報道】 タス通信8月20日の報道によれば、ロシア国防省空軍上佐イゴール クリモフは19日、ロシアとフランスの空軍はロシアのニジニ・ノヴゴロドおよびトベリ地域で合同戦術飛行演習を行う、とした。演習は19日から22日まで継続することになる。

クリモフの説明によれば、ロシアのミグー29SMT戦闘機とフランスのミラージュF1戦闘機は混成飛行チームを組成し、対地目標に対し攻撃を行う。ロシア・フランス飛行員はさらにミグー29UBM練習機を操縦して作戦訓練を行うことになる。

現在すでに飛行前の準備作業は整っており、これには飛行員の合同での準備、および空中飛行と地上サービス行動の協調、統一が含まれる。(実習編集翻訳:焦輝、原稿チェック:胥文g)


 意外に感じたんですけど、これって第二次大戦当時、祖国をドイツに占領されていたフランスのパイロットがソ連に戦闘機を貸与されてソ連でドイツ軍と戦い、戦後戦闘機をもらって凱旋したといった歴史とも関係あるんでしょうかね。

 台湾関連2つです。

http://military.china.com/news/568/20130821/18008357.html


日本、台湾近くに軍を駐留させようとする 台湾軍、9月に軍事演習し戦力を検証へ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「台湾海軍の錦江級ミサイル巡洋艦が艦尾に『雄風3』型超音速対艦ミサイルを追加装備しているのが初めて明るみに(記者邱栄吉による撮影)」)

中新ネット8月21日電 台湾の「今日のニュースネット」の報道によれば、日本の自衛隊がまもなく台湾島に近い与那国島に軍を駐留させることに照準を合わせ、台湾軍は9月に東部海空域で極めてデリケートなミサイル射撃演習を行い、もって台湾海軍部隊が侵略してくる敵の軍艦、実戦機戦力を迎撃、撃退できるか否かを検証する。

報道によれば、今回の実弾演習の時期は9月23、24日で、予備日が9月26、27日であり、実弾射撃の項目には海軍紀徳艦の「スタンダード2型」対空ミサイル、「雄風3型」長距離対艦ミサイルが含まれる。

報道は、国民党「立法委員」林郁方はかつて2012年5月に台湾の「立法院」に、安全保障業務部門は2013年から年度の一部に正確照準弾薬の実弾射撃を行い(例えば「パトリオット対空ミサイル」、「スタンダード2型」など)、漢光演習科目と相結合し、かつ演習過程で実弾射撃を行うことを要求する、という提案を行い、委員会の異議なしでの通過を獲得した。

当時台湾海軍参謀長の任にあった許培山は2013年3月に「立法院」で質問された時、「スタンダード2型」対空ミサイル、「雄風3型」長射程対艦ミサイルは今年度の実弾射撃演習のスケジュールに入れることが確定であるとした。

スタンダード2型中距離対空ミサイル(SM-2 MR)はアメリカが研究開発した艦載中距離面対空ミサイル(頑住吉注:地対空と艦対空を合わせた場合の表現らしいです)であり、1967年からアメリカ海軍の多種の艦船に配備され始めた。最大速度はマッハ3.5、最大射程170kmである。台湾海軍は紀徳艦を購入する時、スタンダード2型対空ミサイルも購入し、艦載対空武器とした。4隻の紀徳艦はそれぞれ66発のスタンダード2型対空ミサイルを配備できる。

雄風3型は元々の設計でラムジェットエンジンを採用しており、数少ないマッハ3で飛行できる対艦ミサイルである。2007年10月に初めて雄風3型超音速対艦ミサイルは公開展示された。2009年台北展では、「空母のネメシス」の名で公開展示され、2011年6月中旬には東南海域で試射された。

雄風3型対艦ミサイルはすでに成功級ミサイル巡防艦、および一部の「錦江級」ミサイル巡洋艦上に配備され、現在建造中の500トンの「迅海艦」も雄風3型ミサイルの配備を計画している。


 記事の中に台湾当局者や軍関係者がこれは日本を意識したものだと言ったという内容は全くなく、日本側から尋ねても当然否定するでしょうが、実際のところどうなんでしょうかね。

http://military.china.com/news/568/20130822/18010661.html


湾とアメリカ、F-16戦闘機グレードアップの細目を協議 今年中の協議達成を欲す

イギリスの「飛行国際」ウェブサイト8月20日の報道によれば、台湾による66機のF-16C/D戦闘機購入推進の前途の見通しは不明だが、ロッキード・マーティン社と談判中であり、年末前に144機のF-16A/B戦闘機グレードアップの最終協議が達成できるよう極力努力している。台湾の漢翔社(AIDC)軍用業務開発副総裁は、我々は談判中であり、改良作業は台湾の機格納庫で行われ、ロッキード・マーティン社は設計、研究開発、テストを担当し、台湾は具体的な改良作業を担当することになるが、我々はタイムスケジュールとグレードアップの範囲を協議しているところだ、とした。

2012年10月、アメリカ政府はロッキード・マーティン社に総額18.5億アメリカドルのF-16戦闘機隊の航空電子設備をグレードアップする対外軍事販売(FMS)契約を与えた。ロッキード・マーティン社は、グレードアップにはアクティブフェイズドアレイレーダー(AESA)、組み込み式GPS、電子戦システムやその他の航空電子システムが含まれる、とする。台湾はAESAの選択権をアメリカ空軍に与えたため、アメリカ空軍がそのF-16のレーダーグレードアップにノースロップ・グラマン社の規模可変敏捷波束レーダー(頑住吉注:検索したところ「SABR」というタイプらしいです)を選択した後、台湾も当然にこの型のレーダーを選択することになった。

この副総裁は、ロッキード・マーティン社がアメリカで最初の2機のF-16をグレードアップした後、AIDCが台湾でグレードアップ作業を行うことになり、グレードアップ作業は2016年に始動し、5年の時間を費やして完成する可能性がある、とする。(中国航空工業発展研究センター シューシンジャー)


 たぶん中国は抗議すると思うんですが、今のところ具体的動きはないようですね。

8月25日

 「遼寧艦」は最近停泊していた青島を離れていましたが、この主な目的は訓練ではなく改装を行った大連への帰港だったようです。

http://military.china.com/important/11132797/20130824/18012993.html


遼寧艦、半年経って初めて大連港に戻り一部の問題を解決へ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国空母は試験中に不断に問題を発見する必要がある」)

原題:遼寧艦、半年経って初めて大連に戻り科研中に発見された問題を解決へ

今年2月26日、遼寧艦は大連造船工場の埠頭を離れ、翌日青島の某軍港に停泊した。

2月に離れた時の情景に似て、今日午前の大連は濃霧に包まれていた。ミニブログのネットユーザーの発した情報は、10時10分、濃霧の中から遼寧艦が艦首を露出した、とした。8月15日昼、遼寧艦は青島某軍港から起航し、科研試験と訓練を展開した。これは遼寧艦今年3回目の海に出ての科研試験と訓練の展開である。

中国空母専門家李傑は法制晩報に対し、空母は就役した後でもなお定期的に工場に戻って維持修繕、メンテナンスを行うし、工場に帰った後工場内で維持修繕を3〜4年行い、設備を交換し、装備を追加する空母もある、とする。

今日午前、海軍専門家劉江平は法制晩報に対し、今回空母が大連に帰ったのは科研試験中に発見された問題の解決のためだ、とする。これらの問題には艦体構造、動力システム、艦載設備、武器等々の方面が含まれる。

劉江平は、これは一般的な決まりごとで、いかなる空母も航海試験、就役の過程でいつもいくつかの問題が発見され、工場に帰っての維持修繕が必要になる、とする。遼寧艦が港に停泊する時間の長短に関しては、彼は推測はできず、どんな問題があるのかを見る必要があり、とする。

2002年、「ワリヤーグ」号(「遼寧艦」の前身)は安全に大連の港に停泊した。この後数十年(頑住吉注:原文ママ)の間「遼寧艦」は相次いで10回余りの海に出ての試験を行い、この間にヘリのテスト、艦載機のテストを完成させた。

(頑住吉注:2ページ目)経験の交流も空母訓練の重要な組成部分である

(頑住吉注:3ページ目)遼寧艦は中国海軍の実験プラットフォームである

(頑住吉注:4ページ目)遼寧艦は実戦ポテンシャルを持つ訓練艦である

(頑住吉注:5ページ目)遼寧艦には中国が真に空母を理解する助けになるという価値がある


 「問題には艦体構造、動力システム〜が含まれる」とすればそんなに短時間で済むとは思えませんが。

 インド関連2つです。

http://military.china.com/news2/569/20130821/18007917.html


インド、アメリカ企業のライセンスを獲得し本土で3機種の無人機を生産へ

8月14日、アメリカ航空宇宙環境社は、すでにインド動力技術社と、インド政府を顧客として無人システムを提供する協議を成立させた、と宣言した。

アメリカ航空宇宙環境社は現在「 Raven」、「ピューマ」、「ホーネット」小型無人機を生産中で、上述の協議の下に、インド国防省と内政部がこれらの製品を購入する時は、動力技術社によってインドで製造生産が行われる。インド動力技術社は上場している技術集団で、その業務は国防、自動車、航空市場に関わっている。同社はかつてスホーイー30多用途戦闘機、インドスタン航空社のIJT-36練習機、「ラクシア」標的機プロジェクトでインドスタン航空社と協力したことがある。

2010年、インド商業工業省は、インド動力技術社が軍用品の製造に従事するのを批准した。2010年イスラエルの小型無人機開発メーカー「ブルーバード」は、インド動力技術社と類似の協力協議を成立させた。また、インド動力技術社はさらにアメリカのノースロップ・グラマン社およびイギリスのコブハム社と交換貿易に関する協議を成立させ、執行を開始している。(田涵)


http://military.china.com/news2/569/20130822/18010759.html


インド、4.7億アメリカドルでロシアの砲から発射するミサイルを購入 T-90戦車への装備に用いる

ロシアニュースネット2013年8月20日の報道によれば、インド国防省はすでにバーラト動力社と契約を締結し、ロシアのライセンスの下にインド陸軍のために砲から発射する「Invar」ミサイルを生産、引き渡しさせ、T-90メインバトルタンクへの装備に使用する。この契約は金額が約4.7億アメリカドルで、生産および引き渡しの業務は今後5年内に完成される。「Invar」ミサイルはレーザー制御誘導対戦車ミサイルで、射程は5km、爆発反応装甲を装備した戦車、装甲車両に対応できる。

バーラト動力社はずっとロシア国防輸出社と協力して「Invar」ミサイルを生産している。インドメディアの報道は、インドはT-90メインバトルタンクのために2.5万発の「Invar」ミサイルを購入する計画で、このうち1万発はロシアから直接購入し、1.5万発はインド国内でライセンス生産されることになる、とする。(北方科学技術情報研究所 栢席峰)


 いずれも他国のライセンスですが中国への対抗という意味が強そうで、もちろんこうしたことを通じて国防力が強化されるだけでなく自主的な開発、生産の技術も向上していくはずです。

8月26日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-08-24/218531_2389535.htm#pic

 大連に戻った遼寧艦の画像集です。

 殲ー31関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-08-23/218525_2389476.htm#pic


殲ー31、1回また1回と頭上を通過 稀に見る高頻度の試験飛行

8月23日昼、殲ー31「鶻鷹」が試験飛行作業を行った。今回の試験飛行の長さは40分前後にも達した。最近「鶻鷹」は稀に見る頻度で試験飛行作業を行っているところである。(画像:@希弦-軍事)


 稀に見るって言っても8月19日にお伝えした記事では前日の18日の試験飛行が2回目の試験飛行であるとされ、報道されてない分がなければこれはまだ3回目に過ぎないんですけどね。

 中国の戦闘機関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-08-23/218516_2389343.htm


殲ー11、神秘のレーダーをテスト あるいは殲ー16のために研究開発されたものか

最近中央テレビの番組「軍事報道」の中で、中国空軍試験飛行員の隊伍の関連の状況が紹介された。報道の画面の中で、殲ー11戦闘機のいくつかのシーンが関心を引き起こした。

(頑住吉注:2ページ目)画面の中の殲ー11戦闘機は「黄皮機」の形式で出現し(頑住吉注:プライマー塗装らしいですね)、機首部分の黒色のレドームが非常に目を引き、レーダー装備部分の形状はすでに就役している殲ー11戦闘機のレドームとはっきりした差異があった。

(頑住吉注:3ページ目)ある分析は、これは殲ー11試験機が某新型レーダーを搭載してテストを行っているところであり、しかもこのレーダーは最も新しく研究開発された国産殲ー16多用途戦闘機上で使用されることになるのだ、と考えている。

(頑住吉注:4ページ目)レドームの外形から判断して、このレーダーはアクティブフェイズドアレイレーダーである可能性が高い。

(頑住吉注:5ページ目)画像の中の輪で囲んだのが新型フェイズドアレイレーダーの位置

(頑住吉注:後はアクティブフェイズドアレイレーダーの一般論や他国の例などになっているので省略します。)


 うーん、知識ある人にはこの形状だけである程度のことが分かるんすかね。

 インド、パキスタンの潜水艦関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20130823/18011343.html


インドメディア:パキスタンが6隻の中国潜水艦を購入しようとしている インド海軍をはるかに超える

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「パキスタン海軍で現役のアゴスタ90B通常潜水艦」)

インド海軍の「シンドラカシャカ」号潜水艦爆発事件が18名の艦員が命を失う結果をもたらしたのと同時に、インド海軍の潜水艦の状況および作戦能力に対しても疑問が提出された。

インドの「Oneindia」ニュースウェブサイトは8月20日、「インド時報」の情報を引用して、「シンドラカシャカ」号潜水艦爆発の後、現在インド海軍には7〜8隻の通常潜水艦しか使用可能なものとして残っていない、とした。さらに残酷なのは、インド海軍にはさらに13隻の「年の行った」ディーゼル・電池動力潜水艦があるが、このうち11隻の就役期間がすでに20年を過ぎていることだ。不幸なことに、これらの潜水艦は全て維持修繕期間中であり、もって就役期限を延長し得るよう期している。

報道は、現在唯一インド海軍の「メンツを挽回」させ得るのは「チャクラ」号潜水艦しかない、と指摘する。この艦はインド唯一の原潜でもあるが、ロシアから賃借したものである。また、6隻の「スコルペヌ」級潜水艦の生産をムンバイのマジャガン造船工場が担当しているところだが、第1隻目の潜水艦は2016〜2017年以後になってやっと引き渡し、使用ができると見積もられる。

報道は、インド海軍の現状に比べ、同国と国境をめぐる紛糾のあるパキスタンはより多くの先進的潜水艦を持っている、とする。現在、パキスタンは5隻の新型通常潜水艦を持ち、同時にその「全天候の友」中国から6隻のより先進的な潜水艦を購入することを考慮中である。一方中国海軍は47隻のディーゼル・電池動力潜水艦と8隻の原潜を配備済みである。

報道は、パキスタン海軍の潜水艦部隊はインド洋地域初の非空気依存推進システムを使用する水中戦力である、ということに特に注意を向けている。一般的に言って、通常潜水艦は何日かを隔てて水面に浮上し、酸素の獲得を通じて充電を実現するが、非空気依存推進システムを使用する潜水艦は水中により長く潜伏でき、このことはその隠身作戦能力を非常に大きく向上させている。インド潜水艦部隊はすでにパキスタンによって遙か後ろに取り残されているのである。(実習編集翻訳:韓梅、原稿チェック:仲偉東)

(頑住吉注:2ページ目)キロ級はインド海軍の主力潜水艦である

(頑住吉注:3ページ目)キロ級はアゴスタ90Bの有力なライバルである

(頑住吉注:4ページ目)インド海軍にはさらに少数のドイツ製209型潜水艦がある

(頑住吉注:5ページ目)宋級潜水艦は中国海軍水中戦力の中堅である

(頑住吉注:6ページ目)パキスタン海軍は中国から先進的な潜水艦を導入できる

(頑住吉注:7ページ目)通常潜水艦は中国海軍の水中戦力の中核である

(頑住吉注:8ページ目)中国海軍潜水艦部隊


 潜水艦を直接販売したりは無理としても、日本として何らかの技術的援助を行うとかできないもんでしょうか。

8月27日

 重複部分も多い2つの記事を紹介します。

http://military.china.com/news2/569/20130823/18012760.html


張召忠:ロシアはもはや大きな力を入れて空母を建造せず 全力で核兵器と原潜を開発

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシアの『クズネツォフ』号空母」)

今年からロシアはウクライナの空母甲板発着訓練センターであるニトカの使用を停止しているが、最近のロシアの報道は、中国とインドにはこの訓練センターを使用し、空母艦載機飛行員に対する陸上模擬発着訓練を行う意志がある、とした。国防大学教授張召忠少将は北京テレビ局「軍情解読」コーナーのインタビューを受けた時、ロシアはもはや大きな力を入れて空母を開発することはなく、精力を集中して核兵器と原潜を開発する、と判断した。

ウクライナの空母甲板発着訓練センターであるニトカは、空母固定翼機飛行員の訓練が行える陸上基地訓練場である。以前ニトカ訓練場はロシアのみによって使用され、北方艦隊の空母飛行員の訓練に用いられ、主要な訓練機種はスホーイー33とスホーイー25UJJであり、「ロシア空母飛行員のゆりかご」と讃えられた。

報道によれば、ロシアサイドは今年4月に書面を発して通知し、ニトカ訓練センターの使用を停止するとした。ウクライナは現在まだその他の国とこのセンターの使用に関する協議を成立させていない。ニトカ訓練場は建設以来ずっとロシアとウクライナというこの2つのユーザーしか持たなかった。

ロシアメディアの報道によれば、先日ウクライナ国防省の副大臣モジャロフスキーは、ロシアがニトカの使用を停止した後、その他の国がこれに対し一定の興味を示し、これには中国およびインドなどが含まれるが、まだこの問題につき具体的共通認識は達成されていない、とした。

張召忠は、現在ロシアとウクライナの関係は着実に発展しており、決して悪化してはおらず、ニトカ訓練場の使用放棄は主にもはやこの方面の軍事的需要がないからだ、と分析する。「空母を手掛け、ロシアは嫌な思いをした。」 彼は、ロシアがこの決定をなした最大の考慮は、ロシアサイドが「クズネツォフ」号空母が海軍に出る頻度が低下し、多数の艦載機の発着が行われることはないと考えていることだ、と指摘する。彼は、ロシアサイドは今後も大きな力を入れて空母を開発することはない、と判断する。

「ロシアの艦載機飛行員で『クズネツォフ』号の上で飛ぶことができるのは私の見積もりでは20人を超えない。ロシアは何度も力を入れて空母を開発しようとしたが、最終的にいつも成果はなかった。」 彼は分析し、現在ロシアは主に原潜と核兵器を開発し、核兵器には陸上基地、空中基地、海上基地タイプが含まれる、とする。

また張召忠は、インドの空母訓練における需要は非常に大きく、「ヴィックラマディヤ」号空母は間もなく就役し、少なくとも40人の飛行員を必要とし、当初は2つの選抜チームをもってローテーションし、陸上にも人員の蓄えがあることが必須である、と指摘する。

彼は、インドのもう1隻の空母「ヴィクラント」号はあるいは10年以内に就役し、現在人員の訓練を展開しようとしているため、インドサイドはこの方面における需要量は非常に大きいと考えている、と判断する。(張潔嫺)


http://military.china.com/important/11132797/20130823/18012069.html


張召忠反問:中国が艦載訓練センターを建設する難度は非常に高いのか?

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「漢和は解放軍興城基地であるいはカタパルト発進訓練が行われるかもしれないとする」)

人民ネット8月23日の情報(張潔嫺) 最近ロシアメディアは、中国にはウクライナの空母甲板発着訓練センターであるニトカを使用して空母艦載機飛行員に対する陸上模擬発着訓練を行う意志がある、と言明した。国防大学教授張召忠少将は北京テレビ局「軍情解読」コーナーのインタビューを受けた時この情報に対し、中国には自身の空母陸上基地訓練センターを建設する能力がないわけでは決してなく、長い目で見ればこれは非常に必要なものでもある、とした。

ウクライナの空母甲板発着訓練センターであるニトカは、空母固定翼機飛行員の訓練が行える陸上基地訓練場である。以前ニトカ訓練場はロシアのみによって使用され、北方艦隊の空母飛行員の訓練に用いられ、主要な訓練機種はスホーイー33とスホーイー25UJJであり、「ロシア空母飛行員のゆりかご」と讃えられた。

旧ソ連解体後、ニトカはウクライナの管轄に帰した。1997年、ロシアおよびウクライナ政府はニトカ訓練センター使用に関する協議を成立させた。だが報道によればロシアサイドは今年4月に書面を発して通知し、ニトカ訓練センターの使用を停止するとした。ウクライナは現在まだその他の国とこのセンターの使用に関する協議を成立させていない。ニトカ訓練場は建設以来ずっとロシアとウクライナというこの2つのユーザーしか持たなかった。ロシアメディアの報道によれば、先日ウクライナ国防省の副大臣モジャロフスキーは、ロシアがニトカの使用を停止した後、その他の国がこれに対し一定の興味を示し、これには中国およびインドなどが含まれるが、まだこの問題につき具体的共通認識は達成されていない、とした。
 
かつて2012年8月、ロシアとウクライナはニトカ訓練場の使用問題で協議を成立させ、ロシアは訓練場使用のために費用を支払う必要があり、訓練およびテストを行う機種は限られない、と規定された。協議は特に、第三者とこの訓練場を共に使用するこができる、と指摘していた。

これに対し張召忠は反問する。「ニトカは旧ソ連時代に建設されたものだが、中国がこのような訓練場を建設する難度は非常に高いのだろうか?」 彼は、一方において我々には建設する能力があり、他方において世界の大国は皆空母陸上基地訓練場を持ち、各国の空母飛行員も艦に乗る前、陸上で相応の適応性試験を行うことが必須だ、と指摘する。長期的な話をすれば、中国人は自身の空母陸上基地訓練場を建設することが必須である。

張召忠は、ウクライナサイドがこの情報を騒ぎ立てるのは主にロシアサイドの使用停止後、現在ニトカで訓練を行う人員はなく、ウクライナが資源の浪費がもたらされることを心配しているからだ、と指摘する。

(頑住吉注:2ページ目)衛星が撮影した中国の模擬スキージャンプ滑走路

(頑住吉注:3ページ目)陸上訓練は艦載機飛行員の重要な課程の1つである

(頑住吉注:4ページ目)中国艦載機訓練場の模擬スキージャンプ滑走路

(頑住吉注:5ページ目は3ページ目と同一。6ページ目)殲ー15は艦に乗り込む前に多くの訓練を受ける必要がある

(頑住吉注:7ページ目)中国の殲ー15大型艦載戦闘機

(頑住吉注:8ページ目は6ページ目と同一)


 ちょっとよく分からないんですが、これまでロシアはすでに国内に陸上空母訓練センターを建設済みだからウクライナの施設は要らなくなった、こういう大規模な施設を作った以上ロシアが今後新たな空母を建造するのは間違いない、中国とインドも国内に陸上空母訓練センターを建設し、ニトカは用済みになる可能性が高い、と断定的に書いた記事がありましたが、今回の記事はそれと矛盾しています。また5ページ目の画像を見ればすでに中国の施設が存在しテレビが取材して放送もされているのが明らかですよね。単にこの「国防大学教授」がボケてるだけでしょうか。

 優先順位の関係でちょっと情報が古くなっちゃいましたが韓国関連です。

http://military.china.com/news2/569/20130821/18006829.html


韓国初の国産戦闘機生産ラインを出る あるいは8月中にフィリピンへの販売の協議が成立か

外電は、高度科学技術一般向け電子製品、自動車、船舶の製造で知られる韓国は現在戦闘機の輸出に着目している、とする。今後10年アジアの武器に対する需要が大幅に増大することが予期されるからである。

ロイター社8月19日の報道によれば、韓国初の国産軽戦闘機FA-50は20日南部の都市泗川の韓国航空工業社の組み立て工場の生産ラインを降りた。

同社の関係者は、自分たちは今後30年でおよそ1,000機のFA-50およびT-50戦闘機の輸出を計画しており、重点たる市場は東南アジア、東欧、アメリカ州だ、と語る。

韓国航空工業社外事部門の上層部の人物であるパクヨンスーは、「東南アジアおよび南米諸国はFA-50にはとても魅力があると考えている。」と語る。

IHSジェーンが6月に発表した貿易バランスレポートによれば、2021年になると全世界の安全保障業務予算は9.3%増加し、1.65兆アメリカドルになる。このレポートはさらに、2021年になればアジア太平洋地域の安全保障業務予算は北米を超え、2013年に比べ35%増加し、5,010億アメリカドルになる可能性がある、と指摘した。

報道は、韓国はさらにアメリカ国防請負商の援助の下に、サイズがずっと大きいKF-X型戦闘機を開発することを計画したが、予算緊縮はこの計画を遅延させた、とする。韓国空軍は20機のFA-50を発注し、古いノースロップF-5戦闘機の代替に用いる。

韓国のあるネットメディアの報道は、KAI(頑住吉注:韓国航空工業社)はフィリピンと談判中で、8月中に金額4.6億アメリカドルの、12機のFA-50戦闘機販売に関する協議を達成させる可能性がある、とする。この件のデリケートさゆえに、韓国航空工業社本部の役員はコメントを拒絶している。

韓国航空工業社執行長ハスンヨンは、韓国は自動車や造船など伝統的な輸出市場で激烈な競争に直面しているが、韓国の航空工業は力強く成長することになる、とする。(参考情報報)


 1,000機はどうかと思いますが、品質と価格次第で一定の需要はあるでしょう。フィリピンとの交渉がどうなるかは別の意味でも注目です。ただしこの機はせいぜい「梟竜」に匹敵する程度で、中国の最新鋭戦闘機に対抗するのは難しいんじゃないでしょうか。韓国はあくまで補助的な戦闘機として使うわけですが、輸入が実現したらフィリピンにとっては唯一の戦闘機になるわけですからね。もちろん何もないよりずっとましなのは確かですが。












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