コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその55

9月4日

 中国のヘリ関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-02/218773_2392858.htm


武直ー10、高速急降下特技をデモンストレーション 実戦における価値大いにあり

第2回中国天津国際ヘリ展示会が9月5日から8日まで天津のビンハイ新区空港経済区で挙行される。現在展示会は緊張の中で展示物の配置を行っているところである。9月1日、中国陸軍航空隊飛行デモンストレーション隊の武直ー10はすでに飛行デモンストレーションのリハーサルを展開しており、今回のお目見えは武直ー10の2012年珠海航空展に続く第2回の公開して行われる飛行デモンストレーションであり、一連の刺激的な特技動作がデモンストレーションされる。

(頑住吉注:2ページ目)武直ー10が飛行特技をデモンストレーションしているところ

今回の展示会では全部で6回の飛行デモンストレーションが行われ、累計の飛行はのべ60機、5時間40分である。飛行デモンストレーションにはヘリ編隊や実際の訓練のデモンストレーションなどの形式が採用され、解放軍陸軍航空隊などデモンストレーション参加チームの超高度な飛行コントロール能力と国内外のヘリの先進的性能がデモンストレーションされる。

(頑住吉注:3ページ目。ページタイトルは前ページとほぼ同一)

中国陸軍航空隊飛行デモンストレーション隊は世界で唯一の陸軍航空隊が自ら組織する飛行デモンストレーション隊である。今回彼らは国産の武直ー9と最新式の武直ー10を用いて、編隊と単機デモンストレーションの方式を採用して一連のスリリングで刺激的な飛行デモンストレーションを行い、我が軍の超高度な飛行技巧と我が国のヘリの卓越した性能を見せつける。同時に飛行デモンストレーションを行うものにはさらに国産警察用ヘリおよび多くの機種の民間用ヘリがある。

(頑住吉注:4ページ目)飛行中の武直ー10攻撃へリを近くで見る

現在中国唯一の国務院に批准された国際ヘリ専門展示会として、また世界で唯一飛行デモンストレーションを行うヘリ専門展示会として、天津ヘリ展示会は2年に1度行われる。

(頑住吉注:5ページ目)武直ー10が編隊飛行特技飛行デモンストレーションを行う

(頑住吉注:6ページ目)直ー9の2機編隊が飛行デモンストレーションを行う

(頑住吉注:7ページ目)直ー9の2機編隊のスリリングな飛行デモンストレーション


http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-03/218820_2393599.htm

 これは他の画像集で文章はほとんど重複してます。7、8日は一般公開日だそうですが自衛隊関係者は視察に行くんでしょうか。なお6枚目に武直ー10がエンジンのカバーを開いた画像があり、これは初めてだということです。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-03/218811_2393397.htm

 これも中国のヘリ関係なんですが、「ちまき機」形式で輸送される謎のヘリで、形状は天安門事件前の関係が良好な時期にアメリカから導入された「ブラックホーク」ヘリに酷似し、中国のパクリ版ブラックホーク、直ー20の原型機と考えられている、ということです。

 モスクワ航空展関連です。

http://military.china.com/news/568/20130902/18027964.html


アメリカメディア:中国は国際安全保障業務展を利用して関連の科学技術情報を獲得している

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「わが軍の飛行員が全神経を集中してロシア軍のデモンストレーションを見ている」)

【グローバルネット総合報道】 「ボイス オブ アメリカ」放送局ウェブサイト8月30日の報道によれば、モスクワ国際航空宇宙展はロシアの最も先進的な科学技術の成就を展示している。また、中国は多くの人員を派遣して航空展に参加している。分析者は、中国はまさに各種の国際航空展を利用して関連の科学技術情報を獲得しているのだ、と語る。

報道は、中国は今回100人近い公式な代表団と2機のイリューシンー76輸送機を派遣して航空展に参加している、とする。同時に、モスクワ航空展では、しばしば中国各地の方言を持つ人員がせわしなく各種の技術資料を撮影、収集しているのが見かけられる。中国の八一飛行デモンストレーション隊は初めて国外で飛行デモンストレーションを行っている。ロシアメディアは、殲ー10のデモンストレーションにより、ロシアは近距離から中国戦闘機の性能と中国が製造した戦闘機のレベルを理解することができる、とする。

文章によれば、1992年からモスクワ航空展に欠かさず行っている「漢和安全保障業務評論」編集長の平可夫は、かつてに比べ、今回モスクワ航空展に参加している中国人は最多で、「今回は非常にはっきりと中国人が非常に多く、軍関係者あり、科学技術関係者あり、さらに記者群ありである。これは10〜20年前の航空展と全く違う。当時は日本人が多く、中国人はほとんどいなかった。」と語っている。

平可夫はさらに、その他の国際安全保障業務展でも中国人はどんどん多くなっている、と考える。「特に今年のパリ航空展では中国人が非常に多く、何故ならスホーイー35戦闘機がパリ航空展に行ったからだ。インド航空展はかつて中国人が来るのを禁止した。このため航空展で中国人が見られないのはインド航空展だけである。その他の国や地域の航空展では(中国人が)いつも非常に多い。彼らは任務を帯びて行っているのだ。」 平可夫はさらに、中国人は間違いなく非常に勉強好きで、よく心を配り、ごく注意深く学習する、と語る。


 これはさすがに言いがかりっぽくないですか。公開されている展示会で情報を収集するのは当たり前で、どこの国でもすることでしょう。それに各国の航空展に中国人が増えたのは「任務を帯びて行っている」ケースももちろん多いでしょうが、中国の航空産業が大きく発達して競争も激化し、一般の関心も高まっているから、という理由も大きいはずです。ちなみに日本人の取材等は減っているんですかね。

 ロシアの無人機関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20130902/18027631.html


ロシア、T-50を原型に大型無人機の研究開発を計画

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシアのT-50戦闘機が今回のモスクワ航空展の開幕式で飛行デモンストレーションを行う。ロシアサイドは航空展の期間に第6世代戦闘機の研究開発に着手することになるとも明らかにした。T-50無人機化はおそらくの中の1つの方案である。」)

【グローバルネット報道 記者 ジャイルーマン】 ロシアの「新聞報」8月30日の情報によれば、ロシア連合航空製造グループ社は第5世代戦闘機T-50を基礎に無人機を研究開発することを計画しており、この無人機の重量は20トンに達する可能性がある。

報道によれば、ロシア連合航空製造グループ社総裁ミハエル ボゲシャンは2013年モスクワ航空展で、連合航空製造グループ社はT-50を基礎に重量約20トンの大型無人機を研究開発することを計画しており、現在すでに第1段階の研究開発作業の準備に着手している、と言った。

ボゲシャンはさらに、連合航空製造グループ社は第1段階の前に、まずロシア国防省と無人機の個別のシステムに対する要求につき意志疎通を行った、とした。彼は、「具体的細目は我々が第1段階の作業を完成させた後に発表を行う。その時我々は実際のオペレーション段階に入ることになる。」と語った。

(頑住吉注:2ページ目)ロシア空軍総司令ヴィクター ボンダレフは8月30日モスクワ航空展でメディアに対し、ロシアの第5世代戦闘機T-50は2017年から空軍に装備される、と語った。報道によれば、今年ロシア空軍はもうT-50を手に入れることができ、先行して試験と訓練に用いられると見られる。

(頑住吉注:3ページ目)画像はT-50の前脚の特写。無人機はロシアの立ち後れた領域であり、Tー50を元に無人戦闘機を研究開発するのは、単純に飛行員をなくすというような簡単なことではない。

(頑住吉注:4ページ目)ある報道は、ロシアはアラブ首長国連邦の製造する無人攻撃機(画像)の購入を準備しており、国内の広い批判を受けている、とする。

(頑住吉注:5ページ目)Tー50はロシア初の第5世代戦闘機であり、メディアの関心を集めている。

(頑住吉注:6ページ目)ステルス戦闘機領域において、ロシアはまだ立ち後れた追走陣営に属す。アメリカのF-22はとっくに部隊に装備され、かつ豊富な作戦使用経験を積んでいる。しかも戦闘機の成熟度方面でも、はるかにロシアに先んじている。

(頑住吉注:7ページ目)ボーイング社が展示したF/A-XX戦闘機概念模型。

(頑住吉注:8ページ目)画像はオランダ空軍に引き渡される初のF-35の出荷。ステルス戦闘機の時代はすでに到来している。


 話の本筋じゃないですけどロシアによるアラブ首長国連邦の無人機購入の動きはやはり国内から批判を受けているようですね。まあしかし遅れているのは確かなんで、他から導入して参考にすることも必要でしょうし、T-50無人機化も確かにそう簡単にはいかんでしょう。

9月5日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-04/218847_2394005.htm

 これは直ー10に対しハイローミックスのローの位置付けになる直ー19の「天津国際ヘリ展示会」での画像集です。私にはよく分からんのですが9枚目に座席の装甲版が写っていて、これが撮影されたのは初めてだ、とされてます。10枚目にはやはりエンジンのカバーを開けた画像があります。一部参考のためのアパッチの画像が混じってますんで注意してください。

http://military.china.com/important/11132797/20130904/18032436.html

 中身ないんで訳しませんけど同展示会に出品されてる中国版ティルトローター機「藍鯨」の模型です。模型ならだれでも作れますからな。

http://www.junshi.com/tuku/junshibolan/106265/

 ポーランドが作った世界初のステルス戦車だということなんですが‥‥。

 アメリカが中国にスパイ行為を行っているという主張は珍しくもないんですが、これはちょっと変化球です。

http://military.china.com/news/568/20130903/18029884.html


張召忠:アメリカ、ネット上で釣りをし中国の機密を盗む ネットユーザーが形なき中にスパイとなる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「軍事評論員張召忠」)

人民ネット北京9月3日電(記者 黄子娟) 中米両軍の関係の発展には三大障害が存在する。これにはアメリカ軍の艦、機の中国排他的経済水域内での高頻度の接近偵察が含まれる。軍事評論員張召忠は北京テレビ局「軍情解読」のインタビューを受けた時、アメリカは時としてネット上の「釣り」を通じて中国の軍事機密を盗み取り、一部のネットユーザーは形なき中にスパイの作用に充当されている、とした。

米軍の艦、機が中国の排他的経済水域内で高頻度で接近偵察を行うことに対し、国防部外事事務室主任の関友飛は、現在米軍の艦、機の偵察頻度は不断に増加し、距離は不断に近くなり、いかなる国も不安と脅威を感じ(頑住吉注:いかなる国ももし自国がされたら不安と脅威を感じるほどのレベルだ、というような意味ですかね)、しかもこの種のやり方は中米の新しい型の大国関係構築、不断に増強される戦略的相互信頼の趨勢に逆行するものだ、とする。

関友飛は、過去の教訓は米軍の艦、機の接近偵察は中米に海上の衝突が発生する根源だということを示しており、もし今後アメリカサイドが継続してこの立場を取るなら、中米の艦、機が遭遇する回数はどんどん多くなり、ごく容易に再度意外事が引き起こされる、とする。現在、中米はまさに相互信頼の方向に向かって発展しており、冷戦の手段を用いて他国に対応する必要は全くないのであって、中国サイドは繰り返しこの立場を明らかにし、アメリカが戦略的高みに立ってこの問題を扱い、最終的に中国の排他的経済水域内における接近偵察を減少ないし停止するよう懇切に促している。

2009年3月9日、アメリカ国務省は、アメリカ海軍の「Impeccable号」海洋偵察測量船が最近測量を行った時、中国船舶の「騒擾」に遭い、中国サイドに向け抗議を提出した、と言明した。これに対し中国外交部は、アメリカの艦の行為は国際条約および中国の関係法規に違反しており、中国は厳正な交渉を行うことを提案する、と明確に表明した。

アメリカが何のために理由なく「Impeccable号」が騒擾に遭ったなどと騒ぐのか、に言及した時に張召忠は、アメリカのImpeccable号が中国の排他的経済水域にやって来る主要な狙いは中国に対する接近偵察である、とした。例えば中国が建造中の潜水艦、空母、海上基地の港など、彼らはいずれに対しても情報の獲得を望む。何故ならこれは1日や2日で完成できるものではなく、アメリカの艦、機はやって来る過程で情報を獲得するのである。

張召忠は、さらに加えて現在非常に多くのネットユーザーもこれに多くの「協力」を与えている、と語る。アメリカが測量する時、ある時は決して状況がはっきり分かっておらず、彼らはこの地域の施工を見て基地を建造していると疑うと、すぐネット上で「釣り」し、地図をアップしてこの場所に中国海軍が何らかの基地を作っているようだ、と書き込む。一部のネットユーザーはすぐその地点に行って撮影し、ネット上にアップする。現在ネット上には大量のこのような情報が氾濫している。実は背後に少なからずネットの「釣り」があるのだ。ネットユーザーは軍事マニアで、この方面を愛好しているが、実は形なき中にスパイの作用に充当されている。それぞれの公民全てに国家の秘密を守る義務があり、ネットの「釣り」の方式を通じて故意に国家の軍事機密を漏らすことがあってはならない。


 中国はよくアメリカが中国によるハッキング等を批判すると、「証拠を出せ、さもなくば口を閉じろ」という言い方をしますが、この人は証拠持ってるんですかね。まあ充分あり得る話だとは思いますけど。

 中国・インド関係関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20130903/18028766.html


インド空軍総長訪中を拒絶 インド政府:中国高官が先に訪印すべき

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インドは中国の面前ですでに明らかに自信を欠いている」)

【グローバル時報駐インド特約記者 陳晨】 インドの多くのメディアの2日の報道は、インドは空軍参謀長ブラウンの今月の中国訪問計画を取り消した、とした。ニューデリーテレビ局は現在中国軍は中印「実効支配ライン」付近における「侵入」活動を増加させており、インドは中国と「過多な外交接触」を望まず、もって「過度に親切」(頑住吉注:直訳だとこうですがまあ「弱腰」に近い意味でしょう)だと思われるのを避ける、とした。「インドスタン時報」は匿名のインド当局者の話を引用し、これまでにすでに多くのインド政府高官が訪中しているが、中国は「極めてお返しの訪問が少ない」、とした。インド政府は、ブラウンの訪中前に中国高官が先にインドを訪問すべきだと考えている。

「ニューデリーは対中国関係の中で微妙なバランスを取得しようと努力する」、「インドスタン時報」は、ブラウンの訪中スケジュールは1年前にもう計画が開始されていたが、最近取り消された、とした。だが、中印両軍が元々計画していた11月に中国の成都で挙行される合同軍事演習は影響を受けない。これは中印が5年を隔てて再度行う軍事演習である。この報道はあるインド高官の話を引用し、「我々は北京との接触を深化させたいが、過度に親切だと思われたくはない」、とした。今年、インド外務大臣クールシド、国防大臣アンソニー、国家安全顧問メノンが中国を訪問しており、インド首相シンと陸軍参謀長ビクラム シンも年後半にそれぞれ中国を訪問する。

2012年2月および9月、当時中国外交部長の任にあったヤンジエチー(頑住吉注:ヨウケツチ)と当時国防部長の任にあった梁光烈は相次いでインドを訪問した。今年5月、中国国務院総理李克強がインドを訪問した。ニューデリーテレビ局は2日、インド外務省はブラウンの訪中前に1名中国の当局者が訪印するべきだと考えている、とした。インド国防省のある当局者はこのテレビ局に対し、「(両国の)覚え書きは軍事関係の当局者の訪問を決定しており、現在順繰りに中国は代表団を派遣して訪印させている。」とした。

「中国のインド空軍総長訪中の招待、拒絶さる」、インドのZeeニュースネット2日の報道は、インドの中国に対する「冷遇」は両国の「国境侵入」をめぐる言い争いの際に発生し、中国がこれを停止する兆しは全くない、とする。「ラダク地域侵入の他、中国軍はさらにインド軍のパトロールを妨害する戦術を採用している。」 「インドスタン時報」は2日、今年4月、中印は3週間にもわたる「テント対峙」に陥り、8月の双方による新国境メカニズム協議の時も、中国兵士はさらに「インドの領土への越境進入」を行い、かつ3日留まった、とした。文章は、インドサイドも全く弱みは見せていない、とする。7月、インド政府は東北地区への総人数4.5万人の山地打撃旅団の配備を批准した。8月、インド空軍はラダク地域にC-130J「スーパーハーキュリーズ」機を配備し、距離は「実効支配ライン」からたった8kmである。

(頑住吉注:2ページ目)インドは短時間内にはまだその立ち後れた現状を変えることはできない(頑住吉注:儀礼的なものでしょうけどラクダ部隊が現存するんですね)

(頑住吉注:3ページ目)インド軍事工業部門はすでに「技術に関する自信」を完全に失っている

(頑住吉注:4ページ目)装備の種類の煩雑さはインド軍の戦闘力に影響する要素の1つである

(頑住吉注:後のページの画像のキャプションは既出のものの繰り返しです。)


 相手が「朝貢外交」を行っているかのような外観を作ろうとするのはいかにも中国がやりそうなことで、日本も注意すべきでしょうね。

9月6日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-05/218902_2394732.htm

 ヘリ展における「絶影-8」新概念ヘリの模型です。これもあんまり現実味ないすね。11ページ目からは昨日紹介した「藍鯨」の模型の画像です。最大離陸重量60トン、有効搭載荷20〜30トンとかなり大型のヘリになる予定だということですが。20ページ目からは「飛鴻」という機の模型の画像です。機体中央にダクテッドファンみたいなのを設けた機で、要するにこれでふわっと浮き上がってから尾部のプッシャー式プロペラで飛ぼうということみたいですが、すごく危なっかしい気がします。24ページからは形は何の変哲もない無人ヘリの画像になってます。33、34ページ目は電動ヘリの説明図です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-05/218925_2395058.htm

 武直ー19のディテールが分かる画像集です。これだけクリアに細部が分かるのは珍しいと思われます。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-05/218922_2395007.htm#pic

 直ー9の飛行デモンストレーションの画像集です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-05/218918_2394926.htm

 これは武直ー10の飛行デモンストレーションの画像集です。ずいぶん思い切った飛行をしてますね。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-05/218933_2395144.htm

 これは直ー9の着艦の画像集です。真下にある丸い網みたいのがいわゆる着艦グリルですかね。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-03/218813_2393439.htm

 大連で建造される「空母の分段」の最新画像ということなんですが、もう心霊写真に近くなってませんか。

 中国の科学研究関連で、珍しいことに情報源はシンガポールです。

http://military.china.com/important/11132797/20130903/18028754.html


外国メディア、中国の3つの神秘の軍事大プロジェクトを明るみに!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「『神光』は中国の大規模科学装置の1つで、高エネルギーレーザー技術を利用してコントロール可能な核融合を研究し、またエネルギー問題解決の実行可能な道筋を研究し、これが担う戦略的使命はいわゆる『レーザー武器』とは全く比べものにならない。外国の雲をつかむようないたずらな推測には全く意味はない。」)

【グローバル時報総合報道】 シンガポール南洋理工大学Rajaratnam国際研究院ウェブサイトの2日の報道は、中国は国家高度技術研究発展計画(すなわち「863計画」)の指導下で大きな力を入れて3種の神秘の軍民両用高度技術の開発作業を展開しているところだ、とした。

報道は、最近「863計画」の支持の下に、中国国防工業の指導者たちは力を入れて3つの軍事領域に使える大型プロジェクトを研究開発しているところだ、とする。この3つの大型プロジェクトの中の1つ目は、レーザー慣性核融合技術である。このプロジェクトは主に慣性核融合の方式を通じて大出力のレーザー発生装置陣列(頑住吉注:フェイズドアレイレーダーの「アレイ」と同じ語です)を構築し、最終的に指向性をもって発射される高エネルギーレーザー束を獲得する。普通のレーザー陣列と異なるのは、この新型レーザー陣列は新世代の小型化された固体レーザー発生装置を採用し、普通の大型化学レーザー発生装置ではない、というところである。このため、このプロジェクトは軍時方面において非常に広い運用の前途の見通しがある。米軍はもうこの技術の上に高エネルギーレーザー対ミサイル、対衛星技術を開発済みである。

一方中国のこの領域における研究はすでに長年持続しており、相次いで「神光」1型、「神光」2型大型固体強レーザー発生装置を研究開発済みである。また中国工程物理研究院は四川省綿陽に「神光」3高出力レーザー研究センターの基礎施設を完成させた。このプロジェクトの完成は、中国の次世代熱核兵器の発展加速、中国の強レーザー武器発展計画の推進に対し非常に重要な戦略的意義を果たすことになる。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「これは中国企業が製造した1万ワット級レーザー発生装置で、工業領域に用いる最先端の製造設備である。簡単に出力に関するパラメータで言えば、これはすでに外国が試験中のレーザー武器システムよりはるかに高い。技術的に相通じるところはあるが、工程化された成熟した武器に変えるのは、全く別のレベルの問題である。」です。)

第2の大プロジェクトは極超音速飛行機技術である。中国が展開する極超音速プロジェクト研究に関する情報は極めて少ないが、ある兆しは、中国がこの種の新概念飛行機を試験、開発していることをはっきり示している。この種の速度がマッハ5に到達可能な新概念飛行機がひとたび軍事領域に運用されれば、伝統的な空中作戦に対し根底からひっくり返す性質の効果を引き起こすことになる。アメリカ海軍戦争学院のある教授はかつて、中国軍は2011年前後には早くも秘密のうちにこの高度科学技術の研究開発とテスト作業を展開していた、と明らかにした。中国の運搬ロケット開発、製造プロジェクトで有名な銭学森国家工程科学実験センターもこのプロジェクトに参加しているとされる。

第3の大プロジェクトは第2世代「北斗」衛星ナビゲーションシステムである。2020年になると、第2世代「北斗」システムの中で少なくとも35の衛星が軌道上を運行することになる。その時、中国の弾道ミサイルなど正確制御誘導武器はもはや外国の技術に頼らず、命中精度も大幅に向上することになる。(張亜マ)

(頑住吉注:3ページ目)画像はアメリカが建設中の核融合試験炉で、中国の「神光」の目標と類似している。予測は、この反応炉は2020年に運用が開始され、2050年になると1/4のアメリカのエネルギー源は核融合エネルギーによって提供されることになる、とする。

(頑住吉注:4ページ目)米軍の陸上基地高エネルギーレーザー武器基地

(頑住吉注:5ページ目)2012年8月、アメリカ海軍は太平洋上で成功裏に艦載レーザー武器試験を行った。来年正式に艦に搭載され就役すると見られる。レーザー武器の導入は、米軍の艦載電力エネルギー源システムグレードアップの切迫した需要も引き起こす! 電気がなく、強大なエネルギー貯蔵システムがなければ、さらに強力なレーザーも発射できないのである。

(頑住吉注:6ページ目)中国の北斗の戦略的意義と価値は疑う余地がないが、その軍事的価値にことさら関心を注ぐ必要もない。

(頑住吉注:7ページ目)米軍のX-51A極超音速飛行機の試験は成功を獲得し、後続の武器化工程はすでに一歩一歩推進されている。

(頑住吉注:8ページ目)ネット上に流れ伝わる中国の「神竜」宇宙飛行機。現在世界各国の地球に近い宇宙空間における競争は激化しているが、各種の研究は依然まだ初期の探索的性質のもので、未来の局面は現在の想定と非常に大きな差異があるかもしれない。


 たぶんこうした分野でアメリカを追い越すのは少なくとも当分は無理だと思われますが、日本もできる範囲の努力をすべきでしょう。

 ちょっとだけ関係あるんでちょっと古い記事を紹介します。

http://military.china.com/important/11132797/20130816/18000801.html


中国のZM-87レーザー武器がアメリカの飛行員を負傷させたと伝えられる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国武装警察の兵士が装備するレーザー目くらまし銃。これは非致命非致盲性レーザー武器である。対テロ、人質救出などの特殊作戦の中で意表を突いて勝ちを制することができる。」)

【グローバルネット総合報道】 ロシア軍事工業総合体ウェブサイト8月15日の報道によれば、中国国防工業企業は伝統的武器を開発するのと同時に、巨資を投じて新概念武器の研究開発も行っている。1980年代には早くも、中国の軍事工業企業はすでに敵サイドの光学設備と人員の視覚を損傷させるレーザー武器の開発に着手していた。理解できる原因に基づき、この種の武器に関する情報は現在依然秘密保持状態にある。

だが、時間の推移と共に、一部の資料はそれでも徐々に周知された。現在接触可能な情報の分析により、この種の武器の技術的状態、運用、発展の前途の見通しに対しいくつかのおおよその推測ができる。

公式なデータの欠乏は武器専門家たちや武器愛好者の、中国の兵個人用レーザー武器に対する関連の分析を妨害しない。現在インターネット上に出現している画像から見て、中国の強力な機関の一部の分隊は何年も前からすでに某種の新型レーザー武器を装備済みである。

関連の国際条約の規定によれば、中国が生産する旧式レーザー武器システムはいずれも使用が禁止される。当局が発表した情報によれば、中国はすでに1995年に発効した国連の関連の条約で禁止されたレーザー武器の使用を完全に放棄している。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「レーザー目くらまし銃の出力は厳格に制限され、もって人体に対し回復不可能な傷害をもたらすことが避けられれている。現在レーザー致盲性武器はすでに国際条約で輸出が禁止されている。」です。)

中国が研究開発したZM-87型レーザー武器は上述の条約で使用が禁止された武器の1つである。北京はすでにこの種の武器の使用停止を宣言しているが、時今日に至り、ZM-87には依然たびたび言及されている。だが、人々はこの武器の性能指標に対し依然知るところはなはだ少ない。

現在限られた情報は、ZM-87は1980年代末に誕生し、その後何年かはずっと秘密保持状態にあったことをはっきり示している。ZM-87が初めて公開して展示されたのは1995年の国際安全保障業務展示会(IDEX95)でのことだった。だが同じ年、この種の武器の禁止に関する国際条約も発効した。あるいは、中国軍と科研機構はこれが禁止される前、最後に自らの成果を展示してみたかったのかもしれない。

ZM-87の実際の運用に関する最も有名なケースは1997年4月に発生した。地点はアメリカ、カナダ両国付近海域である。当時カナダ沿岸警備隊は1隻の奇怪なアンテナを装備した貨物船を発見した。その後アメリカ、カナダ双方は1機のカメラ設備を搭載した飛行機を派遣して、この情報収集船と疑われる怪しい船舶を監視させた。ある消息筋の人物は、当時機を操縦して任務を執行していた2名の飛行員の網膜にいずれも火傷の現象が起きた、と指摘する。またすぐに、この疑わしい貨物船上に中国が生産したレーザー武器が装備されていたとの噂も出た。アメリカ、カナダ双方はこの船に対し捜査を行わなかったが、ZM-87あるいは類似のシステムのいかなる痕跡も発見されなかった。

(頑住吉注:3ページ目)第6回中国国際警察用装備博覧会で中国のメーカーが展示した「閃電」系列非致傷レーザー目くらまし武器。

(頑住吉注:4ページ目)ドイツのある男性が製造した「ガトリング機関銃」の造形のレーザー銃。見たところ非常に恐ろしげだが、実際には風船を割ることしかできない。

(頑住吉注:5ページ目)今年5月、ロッキード・マーティン社が米軍のために研究開発したADAM区域対弾薬システムの迎撃試験が行われ、成功裏に1.5km離れたロケット弾に点火、爆発させた。

(頑住吉注:6ページ目)2012年8月、アメリカ海軍は太平洋上で艦載レーザー武器の試験を行った。2014年には正式に艦に搭載され配備されることになる。高出力レーザー武器工程化方面において、米軍はすでに実戦配備に近づいている。

(頑住吉注:7ページ目)2012年11月、ドイツのラインメタル社は成功裏に50キロワット級高エネルギーレーザー武器技術デモンストレーションサンプル機を試験した。

(頑住吉注:8ページ目)画像は米軍の空中基地高エネルギーレーザー武器システム。主に対ミサイル迎撃に用いられる。だがこのプロジェクトはすでに中止された。


 どこまで本当なのか分かりませんし、本当だったとしてももう使用を止めている可能性もあるわけですが、仮に本当なら「Impeccable号」なんて問題にならない怪しく不穏当な行動です。

9月7日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-05/218948_2395375.htm

 武直ー10のディテールが分かる画像集です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-06/218958_2395695.htm

 天津ヘリ展で展示されている、遼寧艦が戦力化された時はこうなる、という模型の画像集です。サイズがでかいのは凄いですけど出来はお粗末ですね。

 韓国によるF-15SE調達関連です。

http://military.china.com/news2/569/20130904/18031696.html


韓国のF-15SE選択購入、批判に遭う:中日のステルス戦闘機に対抗できない

【グローバルネット総合報道】 イギリスの「The World Outline」の報道によれば、(頑住吉注:文章が極度に下手くそで直訳すると何を言っているのか分からなくなるので飛ばします。要するに韓国の戦闘機トライアルでF-15SEが勝利した、ということです)。この決定は韓国安全保障業務専門家の激烈な批判に遭い、専門家たちはF-15SEが韓国軍に充分な作戦能力を提供できず、日本と中国の調達する第5世代ステルス戦闘機に対抗できない、と心配している。

報道は、韓国がF-15SEを選択した最も主要な原因は74.3億アメリカドルの購入予算に制限を受けたことだ、とする。この種の状況下では、F-15SEがF-35A戦闘機との競争の中で絶対的な価格の優勢を享有することは否めない。だが、F-15SE戦闘機の購入は、韓国の現在の朝鮮半島の空中の優勢に対しほとんど何の影響もない。

文章は、主に2方面の要素が東アジアの大国の軍備競争を助長する、と考える。一方においてそれは島嶼および海域の領土をめぐる争いに源があり、他方においてはそれらの国が相互に相手の未来の戦力に対し憂慮することによる。「この2つの要素は、何故中国と日本が国防予算を増加させ、かつ不断に先進的軍備を購入するのかを説明する。」 中日両国が不断に軍備レベルを向上させる行為は、韓国に脅威を察知させ、そこで相応の反応をしたのである。

このことは一定程度上、何故朴槿恵政権が計画通りF-15SE戦闘機を購入する決定を堅持したことが、韓国軍事界の怒りを惹起したのかを説明している。最近のある電話インタビューの中で、ある退役した韓国空軍少佐は、韓国がF-15SEを購入することは高価な「DOS操作システム」を購入し、「Windows 8」の購入を放棄するようなものだ、とした。別の言い方をすれば、軍の分析者はF-15系列はすでに時代遅れで、日本が購入するF-35戦闘機や中国が生産する殲ー20戦闘機に有効に対抗できない、と考えているのである。

文章は最後に、強大な隣国と相互に区域の戦略バランスを実現するためには、韓国は少なくとも安全保障業務上その競争相手の国防支出の90%を費やすことが必須である、と指摘する。中国の1,660億アメリカドルの国防予算に比べ、韓国の318億アメリカドルの軍事費は見劣りする。日本の464億アメリカドルの国防予算と比べても太刀打ちできない。しかも泣きっ面に蜂なのは、韓国の現在の政府が税収の減少と福利支出の不断の高騰に直面していることで、国防予算の上でもことのほか慎重になることは免れ難い。(実習編集翻訳:デンルー、原稿チェック:聶魯彬)


 まあ一方においてこういう意見が出るのは当然でしょうが、おそらく日本がF-35を戦力化するより韓国がF-15SEを戦力化する方が早いはずですし、その間はある意味韓国が優位に立つと考えられます。また韓国の主たる敵である北朝鮮に対抗するにはこれで充分という考え方もあるでしょうし、そもそも殲ー20がF-15SEより強いものになるかも確定していません。

 シリア関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20130905/18033783.html


ロシアの専門家、シリアはすでに最初のS-300対空ミサイルを獲得

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシア製のS-300遠距離対空ミサイルシステム」)

ロシアメディアの9月4日の報道によれば、ロシア世界武器貿易分析センターは4日、見積もりによれば、シリアはすでに最初の発射装置とS-300PMU-2防空システム対空ミサイル一定数を獲得している、とした。

ロシア大統領プーチンは4日、ロシアはシリア向けにS-300防空システムのいくつかのコンポーネントを輸出済みだが、輸出は完了していない、とした。軍事技術協力領域のハイレベルの消息筋の人物は少し後でタス通信に向け、すでに契約の実行は開始されているが終わってはおらず、このため現在まだすでに輸出したS-300を統一された防空システムとして使用することはできない、とした。

世界武器分析センターの公告は、「専門家の見積もりによれば、この契約の第1段階を根拠に、シリア向けに発射装置および一部の物資技術保障設備を輸出することができる。」とした。

公告の中では、すでに契約は締結され、ごく明確に契約がS-300PMU-2防空システムの輸出に関わると知られている、と指摘されている。輸出は非常に複雑な計画段階に照らして分けて行われ、これには多くのコンポーネントが含まれる。

世界武器貿易分析センターは、通常の保障はシステムを一体に連結するカギとなる重要コンポーネントを最後に輸出する、と指摘する。これは発注国のシステム、装備と設置の順序によって決定され、これにはコントロールシステムの指揮ポイント、戦闘指揮ポイント、レーダーポスト、高空探測機が含まれる。

公告の中では、「もしシステム全体が引き渡されていなければ、あらゆる部分が連結されず、システムは指定の任務の解決に用いられることができない。」と強調されている。

見積もりによれば、この契約の輸出の完成は2014年半ばより早くなることはなく、輸出においてはS-300PMU-2防空システムのあらゆる設備の機能の設置と検査の後、さらに一定の時間シリアの専門家を養成訓練する必要がある。

世界武器貿易分析センターの公告の中では、「このため、もし最終的にS-300PMU-2防空システムが標準配置通り全部輸出されても、シリアのこの防空システムが完全に戦備状態に到達するまでの時間は2014年末から2015年初めより早くはならないと見積もられる。」とされている。

(頑住吉注:2〜4ページ目のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。5ページ目はどうも文が途中で切れているようで意味不明なので飛ばします。6ページ目)S-300優秀な防空対ミサイル武器システムである

(頑住吉注:7ページ目)シリアがもしS-300を得ることができたら、防空の実力は大幅に向上することになる

(頑住吉注:8ページ目)S-300防空システムは有効にアメリカあるいは西側諸国の戦闘機に脅威を与えることができる


 これはどう考えるべきなんでしょうか。額面通り素直に受け取るべきなのか、もしS-300がアメリカなどの攻撃に対し無力だった場合を想定して「あれは本来の実力じゃない」と言うための予防線を張り始めていると見るべきなのか、迷うところです。ちなみに何度か取り上げたようにS-300はトルコが導入を検討しており、場合によってはロシアは輸出上の大打撃を受ける恐れがあります。またロシア製がダメということになれば、当然中国のコピー版である紅旗ー9の評価も下がり、輸出にも影響するでしょう。

9月8日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-05/218948_2395375.htm

 武直ー10の画像集です。

 殲ー15関連です。

http://military.china.com/news/568/20130905/18033773.html


殲ー15の前輪のディテールが明らかに その設計の初めからもうカタパルト発進を考慮していた

最近、非常に多くの目ざとい軍事マニアが、中央テレビニュース報道画面の中で、殲ー15が海灰色に塗装され、さらにコックピット後ろ側下方に解放軍の海軍旗が吹き付け塗装されているのに気付いた。市中では次々に、あるいはこれはまさしくすでに生産ラインを降りた殲ー15量産型ではないか、との推測がなされている。軍事専門家尹卓は中央テレビのインタビューを受けた時、殲ー15艦載機の空戦能力はアメリカの主力艦載機F/A-18「スーパーホーネット」より強いだろう、とした。

殲ー15(コードネームはフライングシャーク、英文ではJ-15)は大型艦載戦闘機であり、沈陽飛行機工業集団によって研究開発された。殲ー15は殲ー11Bの技術を融合してあり、エンテ翼、折り畳み式主翼を装備する、機の尾部には着艦フックが装備されるなどの艦載機の特徴があり、脚の強度は高く、前輪はアメリカ海軍艦載戦闘機に類似した牽引によるカタパルト発射方式に適応できる。何故なら設計の初めからもうカタパルトによる発進の問題を考慮していたからで、この機は遼寧号空母および未来の中国国産空母上に配備されることになり、中国空母計画の一部に属す。

メディアの報道は、殲ー15は中国初代艦載戦闘機であり、攻防能力が突出し、機動性が優秀で、対艦対地打撃能力が強く、敵サイドの海上大型移動目標を発見し、かつ破壊できる、とする。説明によれば、殲ー15戦闘機は30mm機関砲を装備し、超音速対艦ミサイル、鷹撃-62遠距離対艦ミサイル、霹靂-8/9近距離空対空ミサイル、霹靂-12アクティブレーダー制御誘導遠距離空対空ミサイル、鷹撃-91超音速遠距離対艦ミサイル/対輻射ミサイル、鷹撃-8空対艦ミサイル、KD-88遠距離空対地ミサイル、飛騰-2型対輻射ミサイル、「雷石」系列制御誘導爆弾などが搭載できる。

軍事専門家の分析によれば、殲ー15は最も新しく研究開発されたため、その電子設備はパルスドップラーレーダーを採用する殲ー11に比べ1世代先んじており、増してや立ち後れた倒立カセグレンレーダーアンテナを配備するスホーイー33ははるかに超越し、第5世代戦闘機基準の航空電子設備が装備され、この方面ではアメリカのF/A-18E/Fのレベルに到達している可能性が高い、という。

殲ー15の性能が世界の艦載機の中でどんな位置にあるのか、に言及した時、尹卓は次のように言った。現在就役している艦載機の中で、殲ー15は高性能艦載機のランクに属し、例えばアメリカの主力艦載機F/A-18C/D「スーパーホーネット」と比べると同じレベルにあるはずで、F/A-18E/F型と比べるとやや劣る。だが殲ー15の空戦能力はそれらに比べ強いと思われ、対艦対地攻撃能力はやや劣る。インドのミグー29に比べても全く劣らず、甚だしきに至ってはそれより強いだろう。(記者 黄子娟)


 黄色いプライマー塗装ではなく実戦型の塗装になった機がある、というのは確かに戦力化に近づいている兆候と見るべきでしょう。

 T-50関連です。

http://www.junshi.com/guojijunqing/106234/


ロシアメディア、T-50の研究開発、深刻な問題に遭遇、プーチンはこのため航空展に不参加、とする

新波軍事前線報道:より良くモスクワ航空展でデモンストレーションを行うため、ロシアの3機の航空展に参加する第5世代T-50戦闘機は8月26日午後にリハーサルを行った。この中で、3機のT-50が編隊低空通過飛行、単機小半径旋回、上昇、急降下など高難度動作を行った。

ロシア軍事工業総合体ウェブサイト9月2日の報道によれば、ロシア第5世代戦闘機T-50のモスクワ航空展におけるパフォーマンスは、ロシアが本国空軍のためにこの新型前線戦闘機を装備する方面で深刻な問題に遭遇したことを証明した。

イギリスのジェーン安全保障業務グループウェブサイトは、8月27日のモスクワ航空展開幕当日、ロシア首相メドヴェージェフが自ら現場にやって来て、原計画では全部で4機のT-50の飛行試験サンプル機の飛行デモンストレーションを見ることになっていたが、最終的に3機しか離陸しなかった、と明らかにした。ロシア航空工業および関連機構の専門家は、量産に適した生命力に富む飛行機と見られる前に、T-50には間違いなく克服することが必須の一連の障害がある、と指摘する。

1990年代の技術展示品であるスホーイー47同様、スホーイー50もロシア航空工業が合理的価格をもって生産するサイズの大きい複合構造飛行機の模範となるべきである。だが、約15年後、T-50の複合操縦台とその他の組成部品は依然手工業の模式で生産される。T-50を大量生産に投入するには、アムール河畔共青城飛行機製造工場の生産基地はまだ大量の投資を行い、もって生産装備の近代化を実現する必要がある。

エンジン方面で、T-50は現在スホーイー35と同じ117S/AL-41F推力ベクトルターボファンエンジンを使用する。このエンジンは元々「サターン」科学生産連合体が1980年代末にミコヤン設計局のミグ1.42プロジェクトのために研究開発したものである。127/217新型推力ベクトルターボファンエンジンの研究開発を担当した「礼砲」社の専門家グループは、自分たちはすでに「新エンジンの概念と内核」を研究開発済みであると言明する。だがモスクワ科研センターのある匿名の軍事専門家はジェーングループに向け、少なくともまだ何年かの時間を必要として、やっと新エンジンの概念を完全に理解し、試験サンプル品が製造できる、と明らかにしている。

機載レーダー方面では、4機のT-50試験飛行サンプル機の中の第3機目はすでにジホミロフ機器製造科研所が研究開発したNO50新型アクティブフェイズドアレイレーダーを装備済みである。一部のこのレーダープロジェクトに参加する電子会社代表は、試験飛行時にデモンストレーションされたレーダーの性能は人を相当に喜ばせ安堵させる強い印象を残した、と指摘する。だが不確定性は、このレーダー受信モジュールが決して「ビートル-MA」アクティブフェイズドアレイレーダーのように商業会社によって提供されるのではなく、かつてソ連の武器システムのためにマイクロ波設備やその他の技術設備を生産していた「起源」科学生産センターによって生産されるところにある。現在、「起源」企業にはこの新型レーダーの受信モジュールを大量生産する能力がないだけでなく、現有の生産配置の条件下ではこの種の製品を生産することは利潤にもつながらない。

また、T-50の飛行性能を確認する試験プロジェクトはまだ完全に終わっておらず、しかもさらに一連の飛行機動試験を行い、もって飛行機のコントロールシステムのアルゴリズムを制定し確認すべきである。

もう1つの問題は規定された期限と予算を根拠に資金を配分し、T-50のために機載武器を研究開発することが必須だということである。8月28日、ロシアの「戦術ミサイル武器」グループ社の社長アオブノソフは、同社は現有製品をグレードアップしており、同時に新世代空中ベース武器を研究開発している、とした。同社は性能がヨーロッパのMBDA社の「シューティングスター」空対空ミサイルに勝る新型空戦ミサイルを製造中である。だが彼は同時に、現在T-50プロジェクトの枠組み内で研究開発されているあらゆる航空武器は、同様にスホーイー35戦闘機の航空殺傷兵器の目録にも入ることになる、と事実確認している。ロシアの多くの専門家はこのことから、もしT-50が技術的問題ゆえに部隊装備が遅延したら、ロシアは原計画を放棄し、スホーイー35の大量生産に転じ、これをロシア空軍戦闘機航空兵力の主力装備とすることになる、と推断する。

ロシア連合航空製造グループおよびスホーイ社の指導者は以前プーチンに向け、T-50は2015年に引き渡し、使用準備が完了する、と保証した。だが現在見たところでは、このタイムスケジュールにはすでに期限通り実現されるチャンスがないようだ。飛行機の価格も相応に高騰することになる。何故ならプロジェクトの遅延は全体費用を大幅に増加させるからである。ある兆しは、プーチンが10年余り前以来初めてモスクワ航空展開幕式を欠席したのは、まさにT-50機問題の影響を受けたからだ、ということを示している。(編集翻訳:林海)


 何か無理やりT-50がダメになって殲ー20を持つ中国が優位に立つと思い込みたがっているような、相当のバイアスがかかった文章のように感じます。

9月9日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-06/218978_2396169.htm#pic

 武直ー10のディテールが分かる画像集です。コックピット内にこもった熱を逃がすため窓を全開にしているので座席周辺の様子がよく分かります。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-06/218970_2395890.htm#pic

 昨日黄色いプライマー塗装ではなく実戦使用の塗装になった殲ー15が出現したことに触れましたが、その画像です。

 殲ー16関連です。

http://military.china.com/news/568/20130906/18036283.html


ロシア、中国海軍はすでに殲ー16戦闘機を装備しており、ベトナムのスホーイー30に対応するに足りる、とする

ロシアの「視点報」、カナダの「漢和安全保障業務評論」などの報道を総合すると、ベトナムはロシアのスホーイー30戦闘機を追加購入し、南海に対する支配を強化することを企図している。これと同時に、中国の新型殲ー16戦闘機の海軍航空隊への装備が開始され、これは南海周辺各国のスホーイー30に対応するのに足りる。

ベトナムの「青年報」の報道によれば、ベトナム国防大臣は先日ロシアを訪問し、ロシアサイドと新たなスホーイー30MK2多用途戦闘機購入の契約を締結し、購入数は12機である。新たな戦闘機は2014〜2015年に3回に分けてベトナムサイドに引き渡される。報道は、「ベトナムは有効に南海の支配に用いる空中作戦戦力を拡大中である」と自慢している。

ロシアの「視点報」は、ベトナムの独善的な兵器購入の動きは、実は中国の南海空域に対する支配権に挑戦し難い、と考える。報道は、最初の24機の殲ー16戦闘機はすでに中国海軍航空隊の標準の塗装をされており、このことはこの戦闘機がすでに中国海軍に装備され、海軍航空隊の戦闘力を大幅に向上させた可能性があることを意味している、と考える。

中国はかつてロシアからスホーイー30MK2戦闘機を導入した。これは初期のスホーイー30MKK戦闘機の改良バージョンだった。中国海軍はスホーイー30MK2の性能に満足を感じ、沈陽飛行機製造社に「中国版スホーイー30MK2」の生産を要求し、かつそのコードネームを殲ー16と確定した。報道は、殲ー16の機載航空電子設備は非常に先進的で、正確制御誘導武器を使用して海上目標に対する打撃が実施できる、と推測する。この機はさらに非常に良好に中国が自主研究開発した対艦ミサイルを運用できる。

カナダの「漢和安全保障業務評論」は、殲ー16は殲ー11BS練習機から発展してできたもので、殲ー11BS練習機は殲ー11Bを基礎に開発された、と推測する。中国は殲ー11B戦闘機を自主的に生産した経験を持ち、このため殲ー16開発には技術的に一定の継続性がある。報道は、解放軍の殲ー11BS複座型練習機はこの前すでに明るみに出ており、その塗装から見てこの練習機はすでに海軍航空部隊に加入し就役している、と指摘する。

「漢和」は、ロシア製戦闘機の発展体系の中では、単座戦闘機から複座多用途戦闘機に発展し、複座練習機をもって過渡機種とするのである、と指摘する。例えばスホーイー27戦闘機から発展した複座練習機型のスホーイー27UB(頑住吉注:輸出型がUBKで、3月末に中国で墜落、2人死亡という事故を起こしています)はスホーイー30多用途戦闘機の前身に他ならない。中国もこのような考え方に従い、殲ー11B練習機を基礎に殲ー16多用途戦闘機を開発したのかもしれない。

「視点報」は、以前外界には中国が「中国版スホーイー30MK2」を開発し生産することになる、との推測があった、と指摘する。現在見たところでは、解放軍はまず海軍の需要を満足させ、国産殲ー16戦闘機を生産している。殲ー16の弾薬搭載量は大幅に増加し、火力はより強く、したがって中国海軍の中の強大な対艦攻撃機となる。

スホーイー30に対し優勢を占める

「漢和」は、現在中国海軍航空隊は主に殲轟ー7戦闘爆撃機を用いて周辺海域に対する火力による威嚇を行っている、と推測する。スホーイー30MK2に比べ、殲轟ー7は比較的立ち後れた機種に属する。この機の作戦能力は対艦爆撃をメインとし、その空戦能力は純粋に防御性のものである。空戦武器方面では、この機は霹靂-5型空対空ミサイルを搭載しているだけである。スホーイー30MK2は多用途戦闘機であり、対艦爆撃を実施できる他、この機はさらに比較的強い空中格闘能力を持ち、敵サイドの戦闘機の攻撃に持ちこたえて対艦攻撃任務を完成させることができる。

「漢和」は、殲ー11BSから発展してできた殲ー16は、多方面の性能が向上し得ていると推測する。この機は空中給油設備を追加装備し、対地攻撃型レーダーに換装し、あるいはその現有のレーダーには対地攻撃武器の操作インターフェイスが追加装備され、合成開口の機能が増加されているかもしれない、と推測する。また、この機の主翼の強度は増加され、かつ改良型ナビゲーション設備に換装されているかもしれない。これらは現在の中国航空工業にとって困難ではないと言える。

軍事工業ニュースは、殲ー16の登場は解放軍海軍航空隊の戦力を大幅に向上させ、中国近海に対し強大な火力による威嚇を形成し、周辺国のロシア製スホーイー30との対決において優勢を占めることが有望である、と指摘する。(ジャイユエロン/文)


 何か「殲ー16は単純なスホーイー30系コピーではなくスホーイー27系の殲ー11から中国が独自に発展させたものであることは外国も認めている」と主張したがっているように見えるんですが、まあ中国の設備を使いアレンジも加えられているにせよ基本的にスホーイー30系のコピーであるというのは否定できないと思います。オリジナルとの優劣も具体的分析に欠けますね。

 フィリピン関連です。

http://military.china.com/news2/569/20130906/18036475.html


米軍高官、アメリカ・フィリピンは何週間か以内にローテーションを組んでの軍駐留に関する枠組み協議を煮詰めることが有望、とする

中新社ワシントン9月5日電(記者 徳永健) ペンタゴンのアジア太平洋地域業務担当の高官は5日、アメリカとフィリピンはローテーションを組んでの軍駐留につき2回にわたる談判を再度行い、双方は今後何週間かのうちに枠組み協議を煮詰めることが有望である、と下部機関に伝えた。

アメリカ国防省のアジア太平洋地域の安全に関する業務を担当する次官補代理Peter Lavoyは当日、8月末にアメリカ国防長官へーゲルがフィリピンを訪問した時、フィリピンサイドとローテションを組んでの軍駐留につきもう意見を交換し、かつ双方の談判が取得した進展に関し討論していた、とした。

Lavoyは、アメリカとフィリピンはすでにローテーションを組んでの軍駐留につき2回にわたる談判を行っており、さらに2回の談判を行うことになる、と明らかにした。「我々は今後何週間かで枠組み協議を煮詰めるよう努力することを希望する。」

2012年からの米軍のオーストラリアへの連隊級規模のローテーションを組んでの軍派遣、駐留の後、同様にローテーション方式をもってのフィリピンへの軍派遣、駐留が日程に上った。長い時間の計画と準備を経て、今年8月中旬にアメリカ・フィリピンは正式にローテションを組んでの軍駐留につき談判を展開した。

以前フィリピン国防大臣のジャスミンは公然と、もしアメリカ・フィリピンが枠組み協議を達成させたら、フィリピンは米軍の部隊が必要な時この国のあらゆる軍事施設を使用するのを認め、単にスービック湾海軍基地の軍事施設に限られるわけではない、とした。

1947年にアメリカとフィリピンは軍事基地協議を成立させ、米軍はスービック湾海軍基地およびクラーク空軍基地の使用を開始した。後にクラーク空軍基地は火山噴火の中で深刻な損傷を受けて米軍によって捨て置かれ、1991年にフィリピン上院はこの協議を否決し、翌年米軍はスービック湾海軍基地から全部撤収した。

アメリカのアジア太平洋地域の盟友として、1998年にフィリピンはまたアメリカと「部隊訪問協議」を成立させ、アメリカの戦闘艦のフィリピンの港への停泊、米軍部隊の上陸、訪問などを許した。2001年の9.11テロ攻撃発生後、アメリカは対テロの名目でフィリピンへの合同特殊作戦部隊の派遣、駐留を開始し、その軍駐留の規模は不断に拡大している。

Lavoyは、ひとたび米軍部隊がローテーションを組んでフィリピンに駐留すれば、アメリカ・フィリピン両軍は合同訓練を行うことができるとする。へーゲルはフィリピン訪問時、ローテーションを組んでの軍駐留によって、アメリカはフィリピン軍の近代化のために支持を提供することができる、と語った。

だがフィリピンの民間団体は、米軍のフィリピン進駐は実は中国とフィリピンの「緊張した関係」を利用して自らの政治および軍事的目的を達成するものであると指摘している。フィリピン政界関係者もアメリカのこの挙の意図はフィリピンの支配にあるのであってフィリピンの援助にあるのではない、と批判する。


 「民間団体」、「政界関係者」は日本と同じでまあそういう人もいる、というレベルだと思いますがね。

9月10日

http://military.china.com/important/11132797/20130909/18039438.html

 別に日本で報じられている以上の内容はないんで訳しませんが、以前から可能性が指摘されていた尖閣上空への無人機の飛来が現実になりましたね。

http://news.china.com/international/1000/20130909/18037940.html

 オーストラリアが労働党政権から保守政権に交代するということで、これまでより中国に対し強硬になるのでは、とも思われますが、基本的にはこれまでの路線を継続すると少なくとも中国では報道されてます。対外的にはアジアとの関係を第1位に置き、当選後初の外遊では中国、日本、韓国、インドネシアなどを訪問するようです。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-09/219000_2396499.htm

 95式系列の最新改良型が明るみに、というんですがベレッタが小道具に使ってあったりするんでトイガン臭い気もします。変わった点はレールがついたこととマガジンに残弾確認窓がついたことだけのようですが。

 トルコはアメリカのシリア攻撃を強く支持する数少ない国です。

http://military.china.com/news2/569/20130909/18039121.html


トルコの6機のF-16、弾薬を満載してトルコ・シリア国境を偵察 火蓋を切る権利あり、とする

人民ネット9月9日の情報 8日タス通信ネットが「Sabah報」の情報を引用したところによれば、トルコの6機のF-16戦闘機がシリア国境地帯に飛び、偵察飛行を行っている。報道は、必要な状況下では、戦闘機には火蓋を切る権利がある、とする。

トルコ島南部のディヤルバクル州に駐屯する第2飛行隊のF-16戦闘機が離陸し、シリアの国境を接した地帯の動向を偵察している。報道によれば、飛行機上には弾薬が満載されている。

西側が間もなくシリアに進攻するため、トルコはシリアとの国境地帯において安全措置をレベルアップしている。現在450両の戦車と装甲車、150挺の大口径機銃と15,000名の歩兵が東南部地域に派遣され駐屯している。(張潔嫺)


 トルコはNATO加盟国でありながら中国と軍事的に深い関係があり、ロシアあるいは中国の対空ミサイルを導入する可能性があります。ロシアはアメリカ等が進攻してもシリアへの武器援助は続けるとしていますし、中国も攻撃に強く反対しており、シリア情勢はトルコとロシア、中国との関係に影響してくるかもしれません。もちろんロシア兵器がアメリカ軍に対しどの程度の威力を発揮するかはトルコだけでなく全世界の武器輸出入に影響するはずです。

 ちょっと面白い指摘のある記事です。

http://military.china.com/important/11132797/20130904/18031510.html


外国メディア、習近平が遼寧艦上で発した「最新の指示」を分析

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「近視などの問題は兵員の質に影響している」)

外国メディアは、中国の指導者習近平が最近「遼寧艦」に乗り込んで訓練を視察し、かつ将兵に戦備レベルを上げるよう呼びかけた、とする。このアピールは中国軍の近代化と志願兵の比率を上げる路線に符合する。

ロシアの「独立報」9月3日の報道によれば、専門家は、中国は依然義務兵役制を実施しているが、重点はすでに都市の青年と大学卒業生の募集枠を広げることに置かれている、と強調する。政府は彼らの賃金待遇を向上させ、かつ復員後彼らの国家機関での就業あるいは自分での起業を助ける。

習近平は、軍隊が不断に使命、任務を履行する能力を向上させ、国家主権、安全、利益の発展の維持保護のため新たにしてより大きな貢献をなすようアピールした。

報道は、「遼寧艦」の前身は中国がウクライナから購入した未完成のソ連の「ワリヤーグ」号空母だとする。だが報道の中からは、中国の技術者が成功裏にこれに対し改造を行ったことが見て取れる。現在、飛行員はこの上で艦載機の発着を訓練することができる。(頑住吉注:この一文全体から浮いていて関係ない別の記事から紛れ込んだようです)

報道は、習近平の指示は「積極防御」戦略にかなう、と指摘する。これは実際上中国の21世紀の軍事理念である。ロシア科学院極東研究所主任研究員のパウェイア カミャンノフは次のように指摘する。核戦略に基づき、「中国はよりコンパクトで、軍兵種のバランスのとれた軍隊を持ち、かつ『人が我を犯さずば、我も人を犯さず。もし人が我を犯さば、我も必ず人を犯す』の原則に照らして同時に攻防両方の準備を整える。」と指摘する。彼は、「新中国成立後30年間、北京はいつも毛沢東の思想に基づく『人民戦争』の理念に従っていた。この理念は実際上は抗日戦争と国内戦争の経験に対する総括であり、非常に大規模な軍隊と群衆資源があることを要求する。すなわち、『国民皆兵』である。」とする。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「今時の都市や町の青年の徴兵体験結果は決して理想的なものではない」です。)

報道は、今時この学説はすでに時代遅れである、とする。中国は現在先進科学技術の成果を利用して国防の質を完備したものにさせる方針を実施している。だが近代化された軍隊は訓練の要素ある軍人を必要とする。このため当局は義務兵役制を放棄しないのと同時に、優先して都市の青年を募集している。軍隊は義務兵役制を通じて普通の兵員を補充し、軍事院校で指揮人員を養成し、同時に軍隊外で高等教育を受けた専門の人材を吸収している。

カミャンノフは、中国は2006年には早くも2050年までに国防力を近代化させる計画を通過させた、と指摘する。これは3つの段階から組成される。第1段階は基礎を打つ段階で、すでに2010年に終わっている。現在は第2段階にあり、これは2020年までにひとまず機械化および情報化建設で重大な進展を実現する計画で、主要な任務は各軍兵種の訓練を連合行動の中で相互にコンビネーションすることである。2050年になれば、中国の国防力は技術装備の上で先進国のレベルに到達すべきこととされている。

アメリカのジェームスタウン基金会の専門家は、北京は全方位的手段を採用して志願兵を募集し、大学生や高校卒業生に各種の優待を提供している、と強調する。もし彼らが卒業後軍に参加したければ、彼らの学費が減免され、彼らの復員後の国家機関での就業が手配され、彼らの起業が援助される。

報道は、卒業生の就業の前途の見通しが暗いことが志願兵の募集運動をブーストしている、と指摘する。例えば2013年5月のデータは、北京では33.6%の大学卒業生しか雇用主と契約を締結していないことをはっきり示している。だが教育を受けた都市の青年の優先募集は決して必ずしも軍隊の期待する結果をもたらしてはいない。ずっと座っている生活方式は大学生の身体状況にマイナスの影響を生じさせている。北京徴兵センターは、約60%の大学生は入隊前の身体能力テストをパスできていない、とする。23%の大学生には視力の欠陥が存在し、19%の人は太りすぎているか痩せすぎているかである。

(頑住吉注:3ページ目)入隊する青年は軍隊の新たな血液である

(頑住吉注:以後のページの画像のキャプションは既出のものの繰り返しです。)


 中国の社会構造の変化と共に毛沢東時代の理念は通用しなくなっているわけですね。一人っ子政策のために兵が戦死することに対する抵抗がかつてよりはるかに大きくなっているという指摘もあります。















戻るボタン