コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその56

9月11日

http://military.china.com/news/568/20130910/18039992.html

 中身たいしたことないんで訳しませんが、日本の「外交学者」という実在しないメディアが、「中国の艦載機技術は周辺国に先んじており、必ずや空母大国になる」と称賛している、という記事です。

 スホーイー35関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20130909/18038567.html


ロシアサイド、中国のスホーイー35購入数は24機で新式武器を配備、と明らかにする

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「8月27日、ロシアのスホーイー35機は第11回モスクワ航空展開幕式でデモンストレーションを行った。」)

タス通信ネット7日の報道によれば、ロシア国防輸出社副社長ヴィクター ケマージンはタス通信のインタビューを受けた時、同社は中国代表と、中国サイドの24機のスホーイー35戦闘機購入につき談判を継続し、契約は2014年に締結されると見られる、とした。

「マルクス-2013」航空展の期間、ロシア国防輸出社社長アナトリー イサイジンは中国飛行デモンストレーション隊の飛行員を接待している時、今後あなた方はスホーイー35戦闘機を操縦するかもしれない、とした。

ケマージンは語った。「談判は進行中だが、年末前には締結されないかもしれない。最もあり得るのは来年の締結だ。中国サイドの談判代表たちは現在飛行機の技術配置を討論中だ。

彼は、さらにスホーイー35のために買い入れる武器の問題も討論中だと指摘した。彼は、「集成武器はきっとある。懸案の問題に関し我々はさらに討論することになる。中国サイドは配置を希望し、一方我々にも新式武器があり、これにはロシアの『戦術ミサイル武器』グループ社のものが含まれる。だがこれは単独の契約になる。」と語る(頑住吉注:「集成武器」で検索しても無数に引用された同一の文章しかヒットしません)。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「第11回モスクワ航空展で静態展示されるスホーイー35戦闘機。非常に多くの国の人がとっくにこれを中国の戦闘機と見なしている。」です。)

ロシアのスホーイー35に関する資料

スホーイー35はロシアのスホーイ設計局がスホーイー27戦闘機を基礎に研究開発した大規模改良型単座双発、超機動多用途重戦闘機で、遠距離、多用途、制空、打撃などの特性を持つ。戦闘機の世代上は第4世代戦闘機改良型に属し、すなわち第4世代半戦闘機である。

今年6月に挙行されたパリ航空展で、ロシアは初めて国外でその最も新しく研究開発したスホーイー35型多用途戦闘機を公開展示し、かつ素晴らしい飛行デモンストレーションを行った。

中国がスホーイー35戦闘機を購入することに関する説は流れ伝わってすでに久しい。今年のパリ航空展の期間、展示に参加したロシアの対外軍事技術協力システムのある消息筋の人物は、ロシアは中国向けに一定数のスホーイー35新式多機能戦闘機を供給することになり、双方は契約の条項につき協議中だとした。

またあるロシアメディアの報道は、双方が達成すると見られる販売数は24機で、単価は8,000万アメリカドルである、としている。(ヤンジヤチ)

(頑住吉注:3ページ目)先進的な機載武器装備はスホーイー35戦闘機は一体のセットであり、もし飛行機だけ導入したら、スホーイー35の作戦機能は大幅に割引になる。

(頑住吉注:4ページ目)スホーイー35が配備する117Sターボファンエンジン(画像)も当然に中国に導入される。客観的に言って、これは中国が自主的に国産先進航空エンジンを開発することに対し、必ずしも好ましいことではない。

(頑住吉注:5ページ目)中国国産先進戦闘機の不断のグレードアップ改良と装備につれ、スホーイー35の中国軍内での作用はいささかまずいものになることを免れ難い。

(頑住吉注:6ページ目)スホーイー35が最初に中国向けに輸出されることは、この機種の他の国への進入を促進することになる。だがベトナムのような国に輸出するには、ロシアは慎重で真面目な思考を必要とする。

(頑住吉注:7ページ目)画像はスホーイー35の対地攻撃任務執行の戦闘搭載方案の1つ。

(頑住吉注:8ページ目)ロシアは、スホーイー35は利潤のためという性質のツールでしかないと分かっている。T-50こそロシア軍の真の重大プロジェクトである!


 キャプションからは中国の戦闘機開発が遅れているからロシアから輸入せざるを得ないのだと思われたくない、という心情が伝わってきます。

 ロシアの戦車関連です。

http://military.china.com/news2/569/20130909/18039219.html


ロシア軍、今年100両を超える戦車を受領 戦術性能は国外を超越

人民ネット9月9日の情報 タス通信ネットの報道によれば、ロシア国防省は8日に情報を発表して、今年ロシア軍が受領する改良型戦車は100両を超える、とした。

ロシア国防省が発表した声明は、今年実施した装備改装計画の枠組み内だけで、戦車部隊は100両余りの改良型戦車を受領し、2020年までに近代化された装甲装備は最小でも総数の70%を占めるはずである、とした。

ロシア国防省はさらに、ロシアが戦車製造業方面で取っている措置は、近い期間内のロシア国産戦車は戦術技術性能方面において外国の同類製品を超えることを証明している、とした。


 コストパフォーマンスまで含めてならともかく、突然西側の最先端の戦車より優れた性能にはならんのでは。

9月12日

 最近航空関係のイベント多いですね。

http://military.china.com/news/568/20130910/18040600.html


北京航空展9月25日に開幕 初めての空中飛行デモンストレーション実現へ

北京航空展組織委員会は、第15回北京航空展が9月25日から28日まで国家会議センターで行われる、と宣言した。説明によれば、今回の航空展では初めての空中飛行動態展示が行われる。

今回の航空展の展示規模は17,000平方mで、国家会議センターのE2、E3、E4という3つの展示館を占用し、展示会の規模は前回に比べ40%増加している。招待されて展示に参加するのは全部で17の国と地域の200近い展示業者、5つの国家展示団である。エアバス、ボーイング、ハニーウェル、ボンバルディア、MTU、サフラン、IAE、Satair、ベルヘリコプター、AgustaWestlandヘリコプター、パーカーエアロスペースなど国際的に著名な航空企業が展示に参加する。

また、北京航空展組織委員会は特別に「北京航空文化週間」を設けた。この活動には、中航工業杯・国際無人飛行機創新大レース、中国航空科学技術大会、中国無人機システムサミット・展示会、第9回ローレル賞授賞式、中国航空維持修繕サミット、八達嶺飛行動態展示・第1回北京延慶汎用航空旅行文化節(略称:飛行節)が含まれる。

飛行節の展示規模は30,000平方m近く、通航旅行の発展を主題とし、今回の航空展の重要な組成部分であり、汎用飛行機の北京での初の集中展示を実現し、その成功裏の挙行は中国汎用航空産業の発展のためにより多くのプラスのエネルギーを注入することにもなる。

飛行節には飛行機の静態展示、飛行旅行、自動車のドリフトショー、房車嘉年華(頑住吉注:検索すると無数にヒットしますが意味を説明したページは見つかりません。自動車展示会?)など多くのすばらしい内容が含まれる。現在展示に参加予定の飛行機は36機で、このうちヘリは7機、固定翼機16機、スポーツ機13機である。多くの展示に参加する飛行機は八達嶺飛行場上空を飛行し、優越した飛行性能をデモンストレーションする。8人乗り動力パラグライダーと国内外の翼装飛行大師(頑住吉注:ムササビみたいな形のを身に着けて飛ぶあれです)が初めて万里の長城を飛び越え、高空飛行特技を上演する。また、観衆は現場で手続きを行い、関連の費用を払えばすぐ飛行機に乗って空から美しい領略延慶の風景を見ることができる。一部の観衆にはさらにヘリに乗って八達嶺飛行場から金海湖への移動、美しい金海湖の遊覧が楽しめる。

北京国際航空展は1983年から開催が準備され、中国航空業の発展と共に30年の風雨の歴史を過ごした。


 民間機のイベントらしいですが無人機関連の内容、国外航空メーカーとの協力の現状などは注目に値するかもしれません。

 韓国関連です。

http://military.china.com/news2/569/20130910/18039923.html


韓国、2015年には艦載対ミサイルシステムを研究開発する、とする 欧米の同類より優れる

中新ネット9月9日電 韓国連合通信社の報道によれば、9日、韓国の軍事工業企業LIG NEX1は慶尚北道金泉市で艦対空・対ミサイルミサイル(SAAM)システムの組み立てと推進設備工場の竣工式を挙行した。LIG NEX1社長李孝九と韓国防衛事業庁、韓国国防科学研究所(ADD)、軍部の当局者らが式に参加した。このことから、韓国は2015年までに国内技術を使って、来襲する対艦ミサイルを迎撃できる防御システムの研究開発を完成させることが有望である。

報道は、ADDによって主管され、LIG NEX1が開発を担当するこのシステムは韓国KDX系列駆逐艦上に搭載されることが有望で、敵軍が発射した対艦ミサイルを空中で迎撃できる、とする。このシステムは2011年に研究に着手され、2015年に研究開発が完成する。SAAMシステムを搭載した駆逐艦は同時に多数の目標を探知計測できるレーダーを持ち、かつ垂直発射装置を搭載し、さらにUHF探知計測機と赤外線映像探知計測機によって目標を追跡する。

韓国メディアは、SAAMシステムは慣性制御誘導とホーミング方式で飛行し、接近するミサイルを爆破することができるだけでなく、さらに航空機や艦艇も破壊できる、とする。慣性制御誘導は慣性の原理を利用してコントロールし、ミサイル(あるいは運搬ロケット)の飛行して向かう目標を誘導する技術である。ホーミングシステムは、ミサイル上の誘導システムによって目標の輻射あるいは反射するエネルギーを感知して自動的にコントロール命令を形成して目標を追跡し、制御誘導武器を誘導して目標に向かって飛行させる。類似の対空ミサイルにはアメリカのRaytheon社の「ラム」ミサイルやヨーロッパの「VLMICA」がある。だが韓国のSAAMシステムの性能はこれら同類システムより優れたものになる。


 、と韓国は言っている、ということですね。

 アメリカの情報収集関連です。

http://military.china.com/news2/569/20130909/18039093.html


ドイツメディア:アメリカ情報機構はいかなるスマートフォンのデータをも盗み取ることができる

【グローバルネット報道 実習記者 葛鵬】 「ロシアの声」放送局9月9日の報道によれば、あるドイツメディアは情報機構の秘密材料を引用して、アメリカ国家安全局はいかなるスマートフォンのデータも盗み取ることができ、その操作システムがアップルであろうとアンドロイドであろうとブラックベリーであろうともだ、と事実確認した。

報道は、アメリカ国家安全局は携帯電話の通信記録、ショートメール、メモを複製でき、さらにスマートフォン所有者の所在位置が確定できる、とする。アメリカ国家安全局の専門家は、最も信頼性が高いと考えられているブラックベリーの操作システムにも進入できるという。

最近何ヶ月か以来、アメリカ国家安全局がアメリカやその他の国の公民を監視下に置いていた事実が大量に公開され、監視下に置かれている対象にはいくつかの国の指導者さえ含まれた。


 「あるドイツメディアは情報機構の秘密材料を引用して」というところからもう怪しさいっぱいですが、実際どうなんですかね。

9月13日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-12/219181_2399239.htm

 轟ー6の画像集です。下から見たミサイル架の画像が貴重らしいですよ。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-12/219211_2399594.htm

 ドイツの18のローターを持つ電動ヘリだということですが、何のメリットあるんですかね。

 「北斗」ナビゲーションシステム関連です。

http://military.china.com/news/568/20130909/18039195.html


北斗ナビゲーションシステムのASEANへの進入が加速 タイ、150の地上基地の建設を計画

4大グローバル衛星ナビゲーションシステムの1つである、我が国によって自主的に建設された北斗システムはまさに加速してASEAN諸国に入り込んでいる。閉幕したばかりの第10回中国・ASEAN博覧会では、中国とASEAN諸国から来た航空宇宙領域の専門家、学者、業界内の人物は、北斗システムのできる限り早いASEAN各領域へのサービス開始に自身満々で、北斗システムが将来中国・ASEAN協力の新たな領域となることはすでに共通認識となっている。

北斗衛星システムは我が国が自主的に建設した衛星システムで、現在すでに成功裏に16の北斗ナビゲーション衛星を発射し、区域ネットワーク組成はすでに完成し、かつ正式にアジア太平洋地域に向け位置決定、ナビゲーション、時報、ショートメッセージ通信サービスを提供している。2020年前後、我が国は全地球をカバーする北斗衛星ナビゲーションシステムの建設を完成させることになる。

「ASEANは中国の天然自然の協力パートナーであり、北斗システムの主要なサービス対象である。」 中国衛星ナビゲーションシステム管理事務室主任の冉承其は、北斗は戦略性の新興産業であり、災害救助、災害被害軽減、海洋の漁業、交通旅行、経済社会各領域における広範な使用は、中国とASEANの「ダイヤモンドの10年」の助けとなる、と語る。

武漢大学地図作製リモートセンシング情報工程国家重点実験室主任の李徳仁は、自分たちはタイの関係方面と協議中で、北斗増強システムの全タイでの応用を希望している、と説明した。「我々は150の地上サービス基地を作り、タイの海上および陸上の交通環境、災害管理サービスを行い、同時にタイの災害被害軽減、防災システム、農業管理システムにもサービスする。」と彼は語る。

「北斗の応用領域は広い。」 タイ科学技術省地理宇宙技術局戦略同盟発展集団の主任チノロスット ブチェムは、中国が北斗システムでいくつかの関連プロジェクトを推進していることは、ASEAN諸国が自主ナビゲーション技術開発方面で非常に大きな努力をしているのを助け、双方には技術方面においてまだ非常に大きな協力の余地がある、とする。

しかし、ある業界内の人物は、北斗のASEANへの南下は多くの困難にも直面している、とする。まずいかにして市場での競争力に影響する短所を消し去り、核心自主知的財産権を掌握して製品化を実現するか。次にいかにしてユーザーの認知を獲得し、GPSの先発の優勢に直面して差別化されたサービスを提供するか。最後にいかにして成熟した利潤模式を作り出し、運営サービスの主導、産業融合価値増加を実現するかである。

こうではあるが、北斗を応用した産業は依然広々とした発展の前途の見通しを示している。現在、北斗の生産額は国内の衛星ナビゲーション産業の5%未満しか占めていない。北斗システムの完成と共に、北斗ナビゲーション産業は50%前後の年成長を実現し、我が国の衛星ナビゲーション産業全体の急速な発展を連動させることになる。2020年になれば、我が国の衛星ナビゲーション産業の生産額は2,000億人民元に到達することになる。(張捷)


 GPSに追いつくことは当分ないはずですが、このシステムの成長は確かに中国の地域、ひいては世界に対する影響力強化につながるはずです。また全世界にユーザーが増えれば、アメリカが有事の際にシステムを攻撃しにくくもなるでしょう。

 中国のヘリ関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20130910/18040533.html


林左鳴:中国は時速500kmに到達可能なヘリを研究開発中

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「絶影-8無人ヘリの軍事的ポテンシャルは巨大」)

【グローバルネット総合報道】 「インド時報」ウェブサイト9月5日の報道による。中国は現在の平均速度の2倍で飛行できるへリを研究開発しているところである。この国は5日にその最新概念の無人ヘリを展示した。テイルローターのない「絶影-8」(JY-8)ヘリの最高速度は時速400kmに達し得る。

中航工業集団は広範な機種のヘリを生産しており、超小型ヘリの変種から高い海抜の環境に適応できるヘリまでである。中航工業集団は、自分たちはすでにカギとなる重要領域の核心技術を解決し、これは例えばローター、飛行コントロール、電子設備である、とする。

文章は、中国ヘリ設計研究所副総設計師朱銀垂は、JY-8のサンプル機は2015年に試験飛行を行う、と語っているとする。このヘリは第2回中国天津国際ヘリ展示会で展示された。共通軸ダブルローターレイアウトを採用したJY-8はX2(アメリカの飛行機メーカーであるシコルスキー社の実験的ヘリ)に似た高速技術を採用している。

中国の主要な飛行機メーカーである中航工業集団ヘリ所無人機技術総監の方永紅は、中国はすでに無人ヘリの核心技術、製品の系列化生産形成を掌握している、とする。中航工業集団はすでに離陸重量1トンに達する無人ヘリを研究開発している。

中国はさらに現在の平均飛行速度の2倍が可能なヘリを研究開発中である。中航工業集団会長の林左鳴は、中国は時速500kmに到達できるヘリの研究開発に努力しているところだ、とする。

8月26日、設計が簡素で華のない武装ヘリ「武直ー10」がその最初のミサイルを発射し、成功裏に低海抜目標を迎撃した。「武直ー10」武装ヘリの今回のミサイル試射は中国人民解放軍のある実弾演習の期間に行われ、演習地点は広東省東部水域だった。

報道は、中国のヘリ業界は過去10年ずっと着実に前進してきた、と指摘する。

(頑住吉注:2ページ目)絶影ー8は争いのある地域の上空で監視と偵察ができる。

(頑住吉注:3ページ目)無人ヘリは戦術偵察任務が執行できる。

(頑住吉注:4ページ目)絶影ー8無人ヘリは解放軍の戦場監視能力を向上させることになる

(頑住吉注:以下のページのキャプションは既出のものの繰り返しです)


 ティルトローター機ではなく普通のヘリ(二重反転ローターですが)として上昇した後先端のプロペラ(これも二重反転みたいですね)で引っ張って高速を出そうということのようですが、ちょっと不合理だし燃費も悪くなるのでは、という気がします。まあオスプレイのようにモード切替時に事故が起きる可能性はないでしょうけどね。

9月14日

 台湾関連です。

http://www.junshi.com/waimeipingshuo/106670/


香港メディア:台湾はF-16のグレードアップ費用を引き受け難い アメリカの「ATM」にされる

香港メディアは、アメリカ国防省は最近頻繁に圧力をかけ、台湾がアメリカからの武器購入予算を増加させることを希望し、アメリカの在台湾協会の兵器販売を担当する連絡グループもロッキード・マーティン社を伴って三軍を視察し商機を探求している、とする。アメリカサイドはロッキード・マーティン社が探求する財源を肩代わりさせるため、さらに台湾にF-16戦闘機グレードアップ案を、本来の12年に分けて支払いを行う計画から、6年で80%を超える経費を支払うという不合理な支払い方式に改めるよう圧力をかけ、台湾軍サイドの予算を苦境に陥らせている。

香港の「週刊アジア」9月15日(繰り上げ出版)一期の報道は、アメリカサイドがこのように大きな動作をしてロッキード・マーティン社のために財源を広く切り開こうとする、その最も主要な原因は、同社が研究開発する新型戦闘機F-35がずっと米軍の評価をパスしておらず、巨額の開発経費がほとんど同社を打ちのめそうとしていることである、とする。ロッキード・マーティン社を支えていくため、アメリカ国防省はアジア各地に取らぬ狸の皮算用を行い、この中で台湾はまさにアメリカサイドの眼中の一塊の肥えた肉なのである。今年アメリカが突然アクティブに、中国大陸がアメリカサイドに兵器販売を停止するよう要求したとの情報を発したのは、台湾に軍備を多く買うよう要求するシグナルに他ならない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:台湾空軍のF-16戦闘機」)

報道は、中国大陸がアメリカサイドに対台湾兵器販売を停止するよう要求するのは、中米の談判の中でいつもお決まりとして提出されることだが、アメリカサイドが中国サイドのこの言い方を今年のように厳粛に台湾に対し提出したことは全くなく、明らかに台湾に対する、台湾はアメリカからの兵器購入を拡大せよとの圧力である、と指摘する。陳水扁任期内も、アメリカサイドは台湾に兵器購入を増加するよう要求し、甚だしきに至っては潜水艦さえもが項目の1つだった。さらに台湾にF-35の研究開発経費の分担を要求したが、金額が膨大すぎたため台湾の「国防」経費で引き受けられるものではなく、だからこそ台湾のF-35共同研究開発加入計画はおじゃんになったのである。

報道によれば、F-35はアメリカサイドが現有のF-16に取って代わらせるために研究開発する先進戦闘機で、ステルス、垂直離着陸などの性能を持ち、現在全世界の発注は2,000機を超えている。だが重量超過などの要素ゆえにアメリカサイドの評価をパスできず、今に至る量産できない。このことは天文学的数字の開発経費を投入しているロッキード・マーティン社にとって疑いなく財務上の一大ブラックホールである。同社の財務上の圧力を緩和させるため、台湾はロッキード・マーティン社の「ATM」となったのである。

報道は、台湾のF-16A/Bのグレードアップ案はアメリカ空軍と共に執行され、現在米軍はレーダーグレードアップ方案を決定したばかりで、戦闘機のシステムの整合などを加え、最初の2機のアメリカに送って改装する戦闘機は3年後に完成すると見られる。後続の戦闘機のグレードアップは台湾の漢翔社が引き継いで台湾で完成させる。だがアメリカサイドの支払いに関する要求によれば、台湾は80%を支払った後、2機のF-16しか性能グレードアップが完成されない可能性がある。不平等な購入契約の下では、後続の戦闘機のグレードアップの質を保証することは非常に難しい。ロッキード・マーティン社が大部分の金を獲得した後、まだ適切に契約を執行したがるか否かは、疑いなくF-16グレードアップ案に秘められた最大の変数である。(参考情報報)


 いやどこかの国と違って金を受け取ってしまったとしてもアメリカは基本的に契約を守るでしょう。しかしアメリカも財政難の中でいろいろな同盟国等に負担増を求めざるを得ず、相手が日本ならまだしも台湾となるとますます大陸に接近させる結果をもたらしかねず、この記事も明らかにそれを願ってますね。

 韓国関連です。

http://military.china.com/news2/569/20130910/18040836.html


韓国のT-50i超音速戦闘機、フェリー飛行方式でインドネシアに輸出される

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「韓国航空宇宙産業社(KAI)によって自主的に生産される超音速機T-50i(韓国連合通信社)」)

中新ネット9月10日電 韓国連合通信社の報道によれば、韓国航空宇宙産業社(KAI)によって自主的に生産される超音速機T-50iが10日、「フェリーフライト」方式を利用してインドネシアに輸出され、これは韓国国産機初めてのフェリーフライト方式による海外輸出である。

報道は、当日午前、2機のT-50iが慶尚南道泗川空軍基地から離陸してインドネシアに飛んだ、とする。機は台湾の高雄とフィリピンのセブ島を経由した後、11日にインドネシアに到着し、飛行距離は5,600kmだった。KAIの説明によれば、機がフェリーフライト方式を利用して国外に輸出されるには、飛行中に遭遇する各種の気候上の変数など危険な状況を克服する能力を具備することを必要とする。このため、今回のフェリーフライトの成功取得は、全世界に向け韓国の飛行機の優秀性を見せつけることができ、しかも韓国がアメリカ、ロシア、イギリス、フランス、スウェーデンに続く、第6の超音速機輸出国になることも有望である。

韓国メディアは、KAIは今年12月末に16機のT-50iをフェリーフライト方式によってインドネシアに輸出する計画であり、これは6.5億アメリカドルの経済効果、1.8億アメリカドルの付加価値、7,700人の就業ポストを創造すると見られる、とする。KAI社長は、今回の輸出プロジェクトを契機に、社は2兆ウォン(約113.14億人民元に相当)の年販売額目標を実現することになり、社はさらに2020年までに10兆ウォンの年販売額を実現し、全世界で第15位の航空会社になるよう極力努める、とする。


 過度に強気に見えるのはまあいつものことですが、これがちょっと別の波紋を呼びました。

http://military.china.com/important/11132797/20130912/18044414.html


 中身大部分かぶってますし訳しませんけど「中国を無視! 韓国、第6の超音速機の輸出国になると自称」という記事で、たしかに中国を除外するのはおかしいですね。

 もう1つ韓国関連です。

http://military.china.com/news2/569/20130910/18040799.html


韓国、飛行船を用いて24時間北朝鮮を監視することを欲する アメリカおよびイスラエルの装備を搭載

韓国の「中央日報」9日の報道によれば、韓国軍は今年後半に黄海に位置するバイリン島に戦術飛行船を配備する計画であり、その時には24時間不断に北朝鮮の黄海道西部地域内陸数十kmの範囲が監視できる。韓国は2010年11月の延坪島砲撃事件発生後、ずっと飛行船の助けを借りて北朝鮮軍の動向を掌握することを希望しており、今回ついにこの願いがかなえられたのである。

報道は、この飛行船は特殊材料でできており、外形は盾状の凧のようで、内部にヘリウムガスが充満し、スチールワイヤーによって地面と固定して連結されている、とする。この飛行船には動力装置はなく自ら移動することはできず、人を乗せることもできないが、光線や気候の影響を受けない光学設備やレーダーを搭載し、昼夜不断に数十kmの範囲内の区域に対する監視が行える。韓国軍関係者は、飛行船上に搭載される設備はリアルタイムに韓国連合参謀本部あるいは各軍の指揮室に観測した情報を提供することができる、とする。韓国軍はこのプロジェクトのために全部で240億ウォン(約1.35億人民元に相当)を投入し、飛行船に搭載される撮影機、レーダーなどの設備はアメリカやイスラエルの会社によって製造される。

韓国連合通信社9日の報道によれば、韓国は2015年に「海穹」艦対空・対ミサイルシステムの研究開発を完成させる計画である。このシステムは韓国型駆逐艦上に搭載され、同時に多数の目標が探知計測でき、かつUHF探知計測機や赤外線映像探知計測機によって目標を追跡することができる。「海穹」システムは接近するミサイルを爆破することができるだけでなく、さらにその他の航空機や艦艇を攻撃することもできる。(王剛)


 原文は「飛行艇」で、途中でおかしいことに気づきました。そういや以前も出てきたんですが、めったに出てこないんで忘れてました。面白いアイデアですけど、有事になれば簡単に撃墜されてしまうのでは。

9月15日

 スウェーデンの戦闘機関連です。

http://military.china.com/news2/569/20130913/18046323.html


スウェーデンのFS-2020ステルス戦闘機が明るみに 殲ー31と市場を争うことになると指摘される

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「スウェーデンのSAAB社が登場させるFS-2020ステルス戦闘機」)

【グローバルネット総合報道】 FS-2020はスウェーデンのSAAB社が2005年に投資を行って研究開発した最新のステルス戦闘機である。ヨーロッパの経済低迷、財政の苦しさ、および各国の国防に対する脅威性が小さいことにより、投資と開発も少なく、ヨーロッパに目を向けると有人ステルス戦闘機も現在このスウェーデン一国が自ら研究開発している(ドイツとフランスはステルス無人機を研究開発)。SAAB社はF-35戦闘機の投資に参与しない韓国、フィンランド、台湾と研究、合資を探究したことがあるが、実りなく終わった。

スウェーデン政府は国防の自主性と経済発展の創造、国民の仕事の機会という考えに基づき、SAAB社が独自に投資するFS-2020ステルス戦闘機の研究開発に資本を注入し、もってJAS-39グリペン戦闘機の輸出市場に取って代わらせようとしている。将来国際兵器市場では、F-35というこの高価な単発戦闘機の他、さらにFS-2020というこの中価格帯、性能:価格比の高い選択肢が存在することになる。ある分析は、FS-2020は後日中国の殲ー31、韓国のFSX、日本の心神などのステルス戦闘機と輸出市場を争うことになる可能性があると考えている。


 日本が戦闘機を輸出するのは将来的には可能性ゼロではありませんが、むしろ場合によっては日本がこの機を補助的に導入するという可能性もあるのでは。

 中国の基礎的な技術力に関する記事です。

http://military.china.com/important/11132797/20130906/18035354.html


三大問題が中国の飛行機の脚の品質を30年余り制約した

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「報道によれば、殲ー10戦闘機研究開発時、外国の専門家はかつて中国には殲ー10用の先進的な脚が生産できないとした。」)

専門家、依存から脱却し技術的路線図を制定することが必須とアピール

本報の情報(見習記者 孫愛民) 最近発表された「全世界の主要なロボット生産メーカーの中国における市場発展の状況調査」は、我が国の工業ロボットの加工技術は先進国のレベルから不断に引き離されていることをはっきり示している。中国工程院院士で中国機械工程学会熱処理学会理事長趙振業は、充分な重視と相応の技術発展路線図が欠けているため、熱処理技術は周辺化および付属化され(頑住吉注:脇に追いやられる、おまけ扱いされる、というような意味でしょうか)、我が国の先端機械装備がカギとなる重要部品製造のボトルネックゆえに輸入に頼り、他国の制限を受ける結果をもたらし、計り知れない経済的損失がもたらされるだけでなく、さらに応用業種の安全に深刻な脅威を与えている、とする(頑住吉注:例えば航空機の安全性が低下する、ということのようです)。

理解されているところによれば、我が国の装備製造業は平均で毎年17%の速度で急速に成長しているが、カギとなる重要部品の寿命が短いこと、信頼性が劣ること、構造重量が重いことは、我が国の先端機械装備を制約する「三大難題」である。大型装備に関して言えば、ぱっとしないように見えるカギとなる重要部品が機械全体の就役年限と極端な環境での作動能力を決定する。データは、普通の機械が機能を失う総数の50〜90%、航空部材では80%以上がカギとなる重要部品の疲労と関係があり、大部分の飛行機事故の中の技術的故障はカギとなる重要部品の疲労によってもたらされることをはっきり示している。

専門家は、全国的な熱処理技術路線図の制定が発展の元だとする。熱処理技術は先進材料に極限の性能を賦与し、これは国家クラスの核心的競争力に属するが、現在この技術は決して充分に重視されていない。三大問題はかつて我が国の飛行機の脚の品質を30年余り制約した。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「中国の戦闘機の脚は殲ー5から殲ー8まで、外部的様式から言えば何の変化もなかった。脚に関する技術が立ち後れていた背後にも、中国工業の製造能力の薄弱さというまずい状況があった。」です。)

近年来、我が国の熱処理工場の数は激増し、熱処理産業界はにぎやかな外観を見せている。しかし、大部分の熱処理工場の技術的力量は薄弱で、設備は立ち後れている。

技術方面の欠陥は産業界の悪性の競争と粗製濫造をもたらし、いくつかの地域の熱処理専門工場は盲目的に発展し、悪性の価格競争を行い、先端装備製造の要求を全く満足させることができない。これに対し、上海交通大学教授の潘健生院士は、熱処理技術自体の生産額は製造業の百分のいくつかしか占めないが、そのレベルの高低は機械全体の付加価値に数倍から数十倍の差をつける可能性があるのだ、とする。

中国機械工業協会副会長で教授級の高級工程師朱森第は、先進熱処理技術は先進材料と先端装備製造業の競争力の核心たる要素であり、工業先進国の熱処理技術における優勢は、完備された熱処理技術路線図を制定したおかげだ、と指摘する。

専門家は、我が国の産業界が過度に効き目が早いことに頼り、品質に関する技術を考慮せず、もし「使い勝手の良い」技術にばかり目を奪われていたら、このことは創新意識の欠乏を意味し、我々はすぐ「立ち後れる・輸入する・さらに立ち後れる・さらに輸入する」の悪循環から脱することが難しくなる、と心配する。

(頑住吉注:3ページ目)殲ー15が空母上での発着に成功できたのには、その脚がカギとなる重要な要素の1つになっている。

(頑住吉注:4ページ目)中国黒色金属垂直プレス機は現在航空エンジンの核心的部品を試作している。製造加工能力の薄弱の中国武器装備に影響する範囲は、実は単にエンジン領域だけに限られない。

(頑住吉注:5ページ目)国産95式分隊用銃器ファミリーは技術に関して言えば非常に先進的だが、国の製造能力に制限され、決して充分に銃器の実際の機能を発揮できていない。

(頑住吉注:6ページ目)小は小銃から大は殲ー20のような先端戦闘機まで、先進的製造技術は現実の、優秀な性能を実現するのに必須の物質的基礎となっている。

(頑住吉注:7ページ目)中航工業成都飛行機複合材料工場は実戦機用複合材料部品を組み立て、生産中である。

(頑住吉注:8ページ目)中航工業は現在すでに先進航空エンジンとミサイル用アンテナの先端溶接技術で突破を果たしている。


 必ずしも順調に西側先進国との差を詰めてきている、というわけでもない一面があるようですね。

9月16日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-15/219265_2400752.htm#pic

 巨大ホバークラフト上陸艇「ヨーロッパバイソン」の画像集で、カバーがかけられてますが中国国産近接防御砲2基が搭載されているようです。

 中国が電磁カタパルトの開発を行っていたようです。

http://military.china.com/important/11132797/20130914/18048241.html


中国のニュース、国産空母カタパルトを明るみに あるいは電磁発射か

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国空母が将来国産空母カタパルトを装備するのは必須」)

【グローバルネット総合報道】 9月13日、江蘇ニュースのあるニュース番組の中で、某企業が国家重大科学技術転化プロジェクトを引き受けることを紹介している時に突然、「我が国の神舟9号のモーター絶縁システム、我が国初の空母カタパルトの絶縁システムはいずれもこの企業由来である」と言及された。これは国内のニュースの初の国産空母カタパルトシステムへの言及である。

高品質の絶縁材料は電磁カタパルトに必要不可欠の部材である。この絶縁材料メーカーが国産電磁カタパルトのために絶縁システムを提供するのか否かはまだ分からない。電磁カタパルトシステムは世界で最も先進的なカタパルト方式で、アメリカの新たなクラスの「フォード級」空母は電磁カタパルトシステムを採用するとされる。

(頑住吉注:2ページ目)スキージャンプ発進は中小国の「入門級」の手段である

(頑住吉注:3ページ目)中国の未来の大型空母はカタパルト発進方式を採用することになる

(頑住吉注:4ページ目)アメリカ空母は蒸気カタパルト技術を大量に使用している

(頑住吉注:以下のページのキャプションは既出のものの繰り返しです)


 この言い方だとこれから開発を開始するというのではなく、ある程度進んでいるという感じですね。

 中国のヘリ関連です。

http://military.china.com/news/568/20130912/18045096.html


卓越:国外の顧客と軍との協力 アメリカのエンジンを導入

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「卓越航空会長成身棕特別インタビュー」)

「中国航空報」:卓越航空の主力業務について簡単に説明してください。

成身棕:我が社の主力業務には無人機、有人機、航空エンジンが含まれます。北京卓越は主にエンジンを手がけています。社は無人機に関し国内でも最大のメーカーの1つで、国家電網、国家海洋局、国土資源部なども皆我々の無人機を使用しています。最近我々には国外顧客や軍との協力があります。また、社はさらに有人機を生産しています。国内の低空空域が開放されたばかりなので、我々は無人機と2人乗りのヘリを手がけ、国内市場に出す準備をしています。

「中国航空報」:あなたは今回のヘリ展示会に対しどんな感じを受けましたか?

成身棕:我々は前回のヘリ展示会にも参加しましたが、全体的に今回は前回に比べ規模がずっと大きくなっており、国外の展示参加業者もより多く、非常に良い感じを受けました。

「中国航空報」:民営企業として、卓越航空には技術サービスあるいは資源の上でどんな競争上の優勢がありますか?

成身棕:我が社は民営企業であり、基本原則は現実主義です。我々が展示した機のパラメータはいずれも真実で、いかなる虚偽の成分も中に含まれてはいません。社の無人機は中国民航の証明を取得しており、これも国内の先例であり、エンジンもこうです。誠実であり、本分を行う、これが我が社のモットーであり、こうしてこそ不敗の地に立つことができるのです。

「中国航空報」:中国のヘリ産業の未来の発展に対する予測をお願いします。

成身棕:中国のヘリ市場には低空空域の開放と共に大きな発展が出現するはずです。無人ヘリ方面では、国際市場、特にアメリカ市場の発展が非常に急速です。中国も加速中で、私はいくつかの領域ではすでにアメリカに接近していると思っており、特に制御システムはそうです。私は無人ヘリと無人機の発展の趨勢は非常に良好だと考えています。当然別の角度から言えば、中国の航空エンジンも前向きの発展を開始しています。航空エンジンはずっと中国航空工業の弱点でしたが、現在我々はアメリカの航空エンジンを導入しており、実際上の最大の貢献はアメリカのFAAの品質管理体系も導入されたことです。実は中国の品質はすでに非常に高くなっているのですが、まだアメリカのFAAの認証体系の要求には到達しておらず、この体系の導入は航空製品が長期的に発展していけることを保証することができ、航空製品に対する品質の保証は非常に有益な事柄なのです。


 「我々が展示した機のパラメータはいずれも真実で、いかなる虚偽の成分も中に含まれてはいません」って当たり前のことで、こんなことを特別なことのように自慢しているうちはまだまだだろうとも思いますが、民間領域でのアメリカ技術等の導入が軍用機、無人機に波及する可能性は気になります。

 ロシアの対空ミサイル関連です。

http://military.china.com/news2/569/20130912/18045366.html


ロシアのS-500就役へ 500km以内の10の超音速目標を迎撃可

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシアのS-500防空対ミサイルシステムは2015年までに研究開発が完成し、かつ2017年から2018年の間に軍に就役し始めることになる。」)

タス通信の報道によれば、ロシアのダイヤモンド・安泰中央設計局社長ヴィクター ニェスケロドフは、S-500防空対ミサイルシステムの期限は変動せず、やはり2015年に研究開発作業は完成する、とした。

この前一部のロシア国防省高官と軍事工業関係者は、S-500ミサイルシステム研究開発の期限が遅延する可能性がある、と声明していた。ロシア空軍総司令ヴィクター ボンダレフは8月、S-500ミサイルシステムは2018年に軍で就役を開始することになる、とした。

ニェスケロドフは、「S-500ミサイルに問題は存在せず、我々は当然2015年に研究開発作業を完成させるべきである。期限が遅延することはない。」とした。

彼は説明し、研究開発の期日に関し各種の説があるのは、問題の実質がはっきりしていないからである、とする。彼は、研究開発作業の完成は1つの方面であり、第1ロットのシステムの製造と使用への投入は別のことで、この後がやっと大量生産なのだ、とする。2、3年の時間は試験を行うのに必要である。2017年から2018年にはロシア軍向けに第1ロットのS-500が供給されることになる。

S-500地対空ミサイルシステムは新世代地対空ミサイルに属し、3,000km以遠から秒速5km以内の速度で飛行してくる弾道ミサイルの攻撃に用いる。このミサイルシステムは500kmの範囲内で10の超音速目標を同時に発見し迎撃できる。(張潔嫺)


 まあこれが登場するからこそ中国にS-400を輸出するわけでしょうから基本的には順調なのでは。

9月17日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-16/219271_2400903.htm

 中国の094戦略原潜の内部のディテールが明るみに出るのは初めて、ということです。多数のケーブルを紐みたいので束ねたのが露出してますけどこれはこういうもんなんですかね。

 中国空母関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20130912/18044199.html


外国メディア:証拠は中国が同時に2隻の空母を建造していることをはっきり示す

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:大連港の国産空母の分段らしきものの全体の画像が明るみに。」)

カナダの「漢和安全保障業務評論」、ロシア軍事工業ニュースネットなどのメディアは、中国が国産空母を建造することにすでにあまり大きな疑いはなく、時間の問題に過ぎない、とする。外界がより関心を注ぐのは、中国国産空母の建造計画に新しい思想があるかもしれないことだ。すなわち、外界が以前推測していたようなロシア式の空母建造ではなく、より先進的なアメリカ式空母を建造するのであり、しかも2隻同時に建造中かもしれない、という。

中国空母は「脱ロ入米」? (頑住吉注:「脱亜入欧」みたいな表現です)

カナダの「漢和安全保障業務評論」は、中国はすでに国産空母プロジェクトを始動させているだけでなく、一度に2隻建造しているかもしれない、と推測する。報道は、中国の052B、052Cなどの大型駆逐艦はいずれも2隻1組で建造が行われ、しかもその建造開始期日は何ヶ月かの差だ、とする。この種の方式は材料、部品、人手に関するコストを最低に下げることができ、さらに時間もより節約できる。このため、中国が1年以内に2隻の空母の建造を連続して開始し、結果的に同時平行で2つの国産空母艦隊を建設する、という可能性が排除されない。

「漢和」は、「遼寧」号への艦載システム追加装備からは、中国国産空母プロジェクトに必ずや新たな思想があることを見て取ることができる、とする。「遼寧」号が装備するのは730型近距離防空砲に類似した防空武器で、730型防空砲はすでに解放軍の054A、052Cなど大型駆逐艦や護衛艦上に装備されている。一方「遼寧」号上の防空砲は明らかに730型よりもさらにハイエンドで、その砲塔は新たな設計を経ており、砲身の数は7本から10本にまで増加している。730型近接防御砲は毎分4,200発の砲弾を発射できるが、ここから推算すると「遼寧」号上の近接防御砲は毎分6,000発の発射速度に到達するかもしれず、これは非常に強大な防空火力システムである。また、「遼寧」は決して対空ミサイルシステムと艦対艦ミサイルシステムを装備しておらず、このことはこの艦がロシア式空母の範疇から離脱済みで、アメリカ式空母のいくつかの特徴を具備していることを意味する。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「アメリカのニミッツ級空母は依然現在世界で最も戦闘力を持つ空母である」です。)

ロシアの軍事工業ニュースネットの報道によれば、ロシア式空母は対艦および防空能力を高度に重視し、3M-45型超音速艦対艦ミサイルシステムを配備している。これらの武器システムは余りにも多くの艦上のスペースを占め、満載排水量6万トンの空母が18機のスホーイー33、4機のスホーイー25UTG、15機のKa-28と2機のKa-31しか搭載できない。これに比べアメリカのニミッツ級空母は48機のF-18戦闘機と4機のEA-6B電子戦機を搭載できる。また、ロシア式空母の艦対艦ミサイルシステムはスキージャンププラットフォームの後方に装備されている。これが発射状態の時、艦載機は発進できない。このことから、ロシア式空母の艦載機編隊の攻撃力がアメリカ式空母にはるかに立ち後れていることが見て取れる。また、大型艦対艦ミサイルの装備は空母にとって安全とは言えない。ひとたび空母に弾が命中したら、重量数トンにも達する対艦ミサイルが爆発を発生させ、結果的に空母自体に対し損傷をもたらすかもしれない。

「漢和」は、アメリカ式空母の設計はより「戦闘機プラットフォーム」の理念に符合し、艦隊の防空、対潜、艦対艦打撃任務は駆逐艦や護衛艦に任せて完成させるのだ、と指摘する。改装後の「遼寧」号は必要な低層防空砲しか装備しておらず、アメリカ式空母に非常に似ている。このことは艦載機のためにスペースを省略して作り出すだけでなく、さらにより大きなレーダーや衛星ナビゲーションシステムが装備でき、しかもより多くの兵員が搭載できる。

報道は、中国は「遼寧」号でアメリカ空母建造の思想を試験し、かつ一定の成功を取得し、中国の国産空母はこの思想を採用する可能性がある、と推測する。すなわち、海上搭載機プラットフォームの作用を充分に発揮し、したがってより良く近代化された大規模海戦に適応する、ということである。

ウクライナの武器会社、「中国所」を設立

ロシア軍事工業総合体ウェブサイトは、中国国産空母の建造準備作業はすでに完成し、このプロジェクトがすでに始動している可能性さえある、と推測する。上海に位置する江南造船工場の某軍用船台は1万名を超える工員を募集済みで、その作業は「最大の軍用プロジェクトに関わる」とされ、このことはこの造船工場がすでに国産空母のためにドックを建設済みであることをはっきり示している。このことから、中国は同時に南(上海)と北(大連)の2つの造船工場で国産空母を建造している可能性がある。

「漢和」は、解放軍は2009年からもう国産空母プロジェクトのために前期準備作業を行い、これには材料と部品の選定が含まれ、甚だしきに至っては必要とされる鋼板の鍛造と切断が開始されていた可能性がある、と推測する。またウクライナ軍事工業界からの情報は、数年前にもう少数のウクライナ海軍技術人員が中国に来ていた、とする。彼らは中国の国産空母設計、建造を助ける技術的中核になるかもしれない。ウクライナ国家武器輸出入社内部の「中国所」はさらにわざわざ「空母事務室」を設立したとされる。またある兆しは、殲ー15艦載機はすでに量産への投入が開始され、これらの戦闘機は「遼寧」号1隻のために準備されるものではないかもしれず、このことも中国国産空母が間もなく実質的建造段階に入る、あるいはすでに入っていることを説明する。

(頑住吉注:以下のページのキャプションはほとんど本文の一部を切り取ったものなので基本的に省略します。8ページ目)中国が単に1隻の空母しか持たないことは絶対にないが、未来においてどんな空母を建造するかは期待に値する。


 工員の大規模募集は注目すべきでしょうが、これも強襲揚陸艦など空母以外の艦艇のためという可能性が捨てきれません。ただウクライナの動きが事実とすると空母建造がすでに開始されている、あるいは間もなく開始される可能性が高そうですね。

9月18日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-17/219314_2401584.htm#pic

 黄色いプライマー塗装ではなく実戦仕様の塗装がなされた殲ー15の翼を折りたたんだ状態です。空速管(ピトー管?)も折りたためるっていうんですがそんなに重要なことなんですかね。

 ちょっと極端な意見だと思うんですが。

http://military.china.com/news/568/20130916/18050297.html


ジェーン:中国の空対空ミサイルは単なる装飾品 アメリカは心配しなくてよい

【グローバルネット総合報道】イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」8月28日の報道によれば(頑住吉注:何故こんなにタイムラグがあるのかも疑問なんですが)、近年来アメリカの新型武器発展計画は中国に対する心配によって決まっているようだ。最近、中国が明るみに出した数種の空対空ミサイルはまたアメリカに脅威を感じさせたが、「ジェーン」は、技術レベルが限られているため、中国の空対空ミサイルの発展は依然予測し難く、このためアメリカは心配する必要はない、と指摘した。

報道は、現在解放軍空軍の前線の戦闘機殲ー11Aおよび殲ー11BはいずれもPL-11およびPL-12超視距離ミサイルを使用中である、とする。セミアクティブレーダー制御誘導のPL-11はとっくに西側から立ち後れた製品であるが、解放軍は依然広範に使用している。PL-12は中国が研究開発した第4世代先進中距離迎撃空対空ミサイルで、アクティブレーダー制御誘導を採用している。また、中国はさらにR-27中距離空対空ミサイル、R-73空対空格闘ミサイル、R-77中距離空対空ミサイルを持っているが、これらはスホーイー27およびスホーイー30戦闘機にしか装備できない。

報道は同時に、解放軍の短距離ミサイルにはPL-5とPL-8が含まれるが、現在まだ解放軍が「サイドワインダー」空対空ミサイルのような先進武器を持っているか否かはっきり示す明確な情報はない、と指摘する。PL-5はロシアのR-3から発展してできたもので、一方「PL-8」はイスラエルの「パイソン」空対空ミサイルを研究してコピー生産してできたものである。2種のミサイルはここ何年かある程度改良されているが、依然最も先進的な武器にはなり得ない。

報道は最後に、アメリカは中国の軍事力の増強を全く心配する必要はない、とする。中国の空対空ミサイルの打撃能力はまだ事実確認されていないが、「それは単なる『装飾品』に過ぎないと信じる」、と。(実習編集翻訳:徐小喬)


 根拠はないけど全く心配ないと信じる、なんて言われても心配はなくなりませんわな。

 韓国関連です。

http://military.china.com/news2/569/20130916/18049898.html


韓国メディア、「レッドシャーク」魚雷の命中率は低いとあざける:水に入るとすぐ脳震盪

韓国国産魚雷「レッドシャーク」の試射は何度も失敗し、実弾試射の命中率はたった40%で、「戦闘に適合する」75%の命中率よりずっと低い。これに対し、韓国の「中央日報」9月16日掲載の文章はこれをからかい、「天上を飛ぶ魚雷」あるいは「潜水艦の天敵たる魚雷ミサイル」はひとたび水に濡れたら直ちに「脳震盪」だ、とした。

報道によれば、「レッドシャーク」は2009年に正式に研究開発が完成したが、2012年7月の韓国海軍による「レッドシャーク」試射は失敗した。その後の何度かの試射の中で、命中率はずっと60%前後を徘徊し、「戦闘に適合する」75%の命中率よりずっと低い。

「レッドシャーク」は韓国が2000年から1,000億ウォン(約5.6億人民元に相当)の予算を投入して、9年の時間をかけて研究開発してできた対潜ロケット弾であるとされる。このロケット弾は全長5.7m、直径0.38m、重量820kg、1発のロケット弾の価格は18億ウォンである。

韓国防衛事業庁の当局者は15日、韓国海軍は今年7月から日本海で2発の「レッドシャーク」試験弾と2発の実弾を試射したが、結果として2発の試験弾と1発の実弾が目標に命中し、1発の実弾が目標に命中しなかった、とした。防衛事業庁は試射の結果および国防科学研究所、国防技術品質院など関係機構との協議を根拠に、量産プロジェクトの停止を批准するか否かを決定することになる。(李小飛)


 この魚雷は以前から話題になっていて、ここの記述によれば問題は解決したようでもあったんですが。しかし試験弾と実弾計4発のうち3発が命中したならギリギリ75%では。40%というのはどこから出てきた数字なんでしょうか。もし試験弾と実弾の違いが炸薬と同じ重量のバラストの違いだけなら命中率の計算の上では同一視してもかまわないと思うんですがその他に違いがあるんですかね。

 北朝鮮の話題です。

http://military.china.com/news2/569/20130916/18049371.html


外国メディア:金正恩、ミサイル科学者に軍の階級を授ける あるいは軍の力を弱めるためか

ロシアの「共青団真理報」は15日、北朝鮮の指導者金正恩は軍に籍のない科学者、労働党党員そして多くの非軍人に軍の階級を授与することを開始した、とした。韓国連合通信社は北朝鮮問題専門家の話を引用して分析し、金正恩のこの挙は政権を強固なものにし、かつ軍の国家に対する影響力を減少させるためだ、とした。

朝鮮中央通信社の報道によれば、最高指導者金正恩の配慮の下に、国防、経済建設、民生の改善のために貢献をなした科学技術業務者が11日、新たに建設された銀河科学者大通りの新居に移った。韓国連合通信社は、朝鮮中央テレビ局は11日に北朝鮮科学研究院院長崔春植が新居への引っ越し式で講話を行う時に軍服を着ているシーンを放送し、軍服の肩章には2つの星があった、とした(頑住吉注:何故かはっきり書いてないんですが中将?)。韓国の専門家は、崔春植は科学者であり、いかなる軍事上の指揮の経験も決してない、と考える。だが彼は北朝鮮の、遠距離ミサイルと弾道ミサイルを研究開発する科学者であり、金正恩が彼に将軍の階級を授与したのは彼の北朝鮮の国防工業の発展のためになした貢献を表彰することが理由かもしれないという。

崔春植の他、北朝鮮の「ロケット三人組」と称される、軍需を担当する労働党中央書記の朴道春、労働党機械工業部長の朱奎昌、第二経済(軍需経済)委員会委員長の白世峰も軍の階級を授与された。韓国連合通信社は、これは金正恩が核やミサイルなど国防工業の発展に対し貢献をなした高級幹部と科学者に対し表彰を行ったものであると分析する。

韓国連合通信社は金正恩の政権掌握後の軍需工業部門の人物に対する階級の授与とは異なり、労働党出身の主要な人物は金正恩の政権引き継ぎ過程でもうすでに「肩に星をつけ」ていた、とする。例えば労働党軽工業部部長金敬姫(頑住吉注:金正日の妹)、労働党中央組織指導部で軍事を担当する第一副部長金慶玉、当時労働党中央行政部長兼国防委員会副委員長の任にあった張成沢(頑住吉注:ニュースに時々出てくるチャンソンテク。金敬姫の夫)などはいずれも大将の階級を授与されている。(柳玉鵬)


 北朝鮮軍は必ずしも多数決で物事を決めるわけではないでしょうから科学者や政治家に軍の高い階級を与えれば軍の影響力が弱められるというわけでもなさそうに思いますが。






















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