コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその56

9月19日

 インドの護身用具の話題です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-17/219339_2402003.htm


インドの高度科学技術防狼指輪 スパイの特殊装備との比較に堪える (頑住吉注:「男は狼なのよ〜」という歌がありましたが、「防狼」は性的暴力から身を守る、といった意味のようです。)

インドのモデル、「女人刺」自衛指輪を見せる 内蔵された針が強姦から身を守る

現地時間2013年9月14日、インドのバンガロールでモデルが「女人刺」という名の自衛指輪をデモンストレーションした。この指輪には1本のミニサイズの針、ポンプ、ICタグがあり、そして化学的カプサイシンのミニタンクが装備され、もってインドの強姦案件頻発に対応する。


 「知識の断片」の最初期におまけ的にですが指輪型ペッパースプレーを紹介したことがありました。

http://www.selfdefenseproducts.com/Concealed-Pepper-Spray-Devices-p-1-c-610.html

 サイズといいデザインといいよく似ていますが、刺激物を直接注射するというのはより過激ですね。まあそのくらい犯罪被害が深刻だということなんでしょうが、こういうものが販売されれば当然悪用もされますわな。

 無人機の話題です。

http://military.china.com/important/11132797/20130916/18049599.html


利剣無人機の性能が明らかに アメリカ、X-47Bに比べいくらも立ち後れていないと認める

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ネット上に明らかにされた中国の利剣無人機」)

アメリカの「ストラテジー ページ」ウェブサイト9月12日の報道によれば、ロシアは現在すでに中国やヨーロッパの会社と同じグループに加入し、無人作戦機の研究開発を開始している。無人作戦機は現在の戦闘爆撃機や戦闘偵察機に取って代わることになる。

文章は、ロシアの「競技参加」機は「Skat」無人機の改良型であり、この機は重量10トン、有効搭載荷2トン、外形設計はアメリカのX-47系列無人機に非常に似ている、とする。「Skat」とこの新たな改良型無人機はいずれもロシアのミグ飛行機工業社によって研究開発された。

アメリカメディアは、2013年5月、中国の「利剣」無人機が自身の動力に頼ってある飛行場で滑走する画像が明るみに出た、とする。新たな飛行機は初飛行の前に必ずこのようにする。2年前から人々はまず「利剣」の実体模型を撮影し、その後は原型機で、今では滑走を行っている。この機のサイズと外形はやはりアメリカ海軍のX-47B無人機に似ている。ヨーロッパの「競技参加」機も見たところX-47の設計に似ている。

報道は、人々は普遍的にロボット作戦機は未来の発展の趨勢であると考えている、と指摘する。多くの航空指揮官(彼らは全て飛行員である)がこの種の状況の出現を希望していないにしてもである。最も先に(真に有効な無人作戦機を)研究開発した者は、その他のあらゆる人に後追いを強制することになる(さもないと未来において無人作戦機を装備した相手との作戦時に敗者となる)。

報道は、中国はX-47Bの画像を参考にしただけかもしれないし、あるいは彼らが10年の長きにわたるインターネット活動で収集したデータの助けを得たのかもしれない、とする。どんな状況だったにせよ、「利剣」はX-47Bに比べて決していくらも立ち後れてはいない。一方ロシアとヨーロッパも見たところどんどん大変な意気込みで同じ方向に向け発展している。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは1ページ目と同じです。)

報道は、アメリカ海軍のX-47Bは最も先進的な無人作戦機で、その使用する技術もその他の国が力の限り追いかける目標である、と指摘する。例えば、X-47Bは7月に初めて空母上での発着を成功させた。ソフトウェアによってコントロールされる着陸システムは数十年前にはもう研究開発されていたが、移動する飛行場(空母)上への降着は通常の状況(飛行場での降着)に比べずっと困難である。空母上に降着したければ、機がより強大なハードウェアおよびソフトウェアを持つことが必要である。海軍は故障が起きることおよび欠陥が存在することを予見しているが、何十年か後ではなく何年か後に、陸上基地無人機が使用する商業降着ソフトの信頼性を間に合うものにすることを希望している。

報道は、これらの飛行機の主旨は現在の武装無人機と巡航ミサイル(プログラムのコントロール下で目標を追い求めることができる)のような作用を発揮させることにある、とする。敵サイドの妨害は遠隔操作に影響する可能性がある。このためこれに対する準備を整えることが必須である。このことは、無人機上にインプットされた事前の指令が無人機に任務執行が継続できるようにさせること、あるいはいくつかの条件が満足されていない状況下では基地に引き返すことを意味する可能性がある。無人戦闘機(無人爆撃機との比較において)があらかじめ定められたプログラムに基づき、遠隔操作のコントロール下で、あるいは完全自主で敵サイドの戦闘機(無人機あるいは有人操縦の)を迎え撃つことができる。これこそ中国が追いつくことを希望する未来の状況である。

この種の状況は多くの人に恐怖を感じさせるが、実際には100年余り前にはもう出現していた(機雷や魚雷)。この何十年か、こうした武器はどんどん強大な人工知能技術を装備してきた。この種の技術はどんどん多くのミサイルや「スマート爆弾」に用いられているところである。この種の技術は未来の技術ではなく、19世紀にはもう出現していたのである。


 機のデザインにはそんなに差がないかもしれませんが周辺技術まで含めれば私は相当大きな差があるだろうと思いますがね。それに100年前の機雷や魚雷をロボット兵器に含めるのはいくらなんでも無理あるでしょう。まあせいぜいホーミング魚雷誕生からでしょうね。

 中国の空対空ミサイル関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20130917/18051497.html


ロシアメディアの多く、中国の新たな対空ミサイルに疑問を呈す 理由は何と「軽すぎる」

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「SD-10Aミサイルの発展ポテンシャルは依然非常に大きい」)

「兵器知識」誌が明らかにするところによれば、中国はすでに新型武器PL-12空対空ミサイルのグレードアップ版であるSD-10A防空システムの採用試験を開始している。ロシアの戦略・技術分析研究所の専門家ワシーリ コーシンは、PL-12は中国がロシアの技術者の参与の下に製造した、初の大量にロシアの部品を採用した先進レーダー制御誘導ミサイルである、と指摘する。「ロシアの声」ウェブサイトの分析の文章が指摘するところによれば、レーダー制御誘導とはミサイルが「ファイアアンドフォーゲット」能力を持ち、レーダー基地が目標を指定する必要がなく、自身が搭載するレーダーで目標が探し出せることを意味する。

「兵器知識」誌が公開した資料によれば、SD-10A防空システムはより大きな直径の起動ブースターを利用する。文章は、この新型防空システムは紅旗ー16システムと比べると完全に新世代の防空システムである、と考える。紅旗ー16はすでに中国軍での就役を開始しており、同様にロシアの助けの下に研究開発され、かつロシアの「Fagus」防空システムの多種の部品を使用して製造されている。

文章は、SD-10A防空ミサイルシステムは遠くない将来中国人民解放軍陸軍部隊への装備が開始されると推測する。また、このシステムの就役の可能性はあるいはロシアのS-350ミサイルより大きく、かつヨーロッパの「アスター-30」ミサイルに近いとも推測する。

だが「ロシアの声」は分析し、SD-10Aの作用および就役の可能性はずっと小さいだろう、とする。概念から言ってこのシステムと、専用で相当に完備された対空ミサイルを持つS-350や「アスターー30」対空ミサイルは全く異なる。SD-10AはノルウェーのNASAMS中距離防空システムにより近い。NASAMSは1990年代に就役を開始し、かつアメリカのAIM-120S型空対空ミサイルを利用している。

その性能から言って、SD-10AとNASAMSはロシアのP-77や中国のPL-12空対空ミサイルに似ている。NASAMSIIのグレードアップ版の射程は最大でも25kmでしかなく、一方AIM-120S空対空ミサイルはもし戦闘機上から発射すればその射程は100kmを超える。ロシアメディアは、中国はかつてミサイルをグレードアップし、そのために起動ブースターを装備することを企図したが、必ずしも根本的に射程が短いという問題を解決できなかった、と指摘する。

PL-12ミサイルは重量が180sしかなく、一方「アスター-30」システムの対空ミサイルの重量は450sに達する。ロシアメディアは、明らかに「アスター-30」に性能が近い防空システムを製造するためには、中国はさらに全く新しい型のミサイルを必要とする、と指摘する。

ロシアメディアは分析し、空対空ミサイルは研究開発中に重量軽減が重視されるため非常に多くの不足を持つ、とする。それらの弾頭部分の強度は比較的小さく、またその保存期間は通常対空ミサイルに比べて短い。また、先進的なレーダー制御誘導システムを持つミサイルの価格は通常、半先進的なレーダー制御誘導システムのミサイルの価格よりずっと高い。まさに経済的考慮から、アメリカはすでにAIM-120ミサイルを採用した防空システムの製造計画の実施を停止している。

ロシアメディアは、中国の新型防空システムであるSD-10Aは、現在まさに生産中の紅旗ー16Aに取って代わるのに用いられるのではなく、主に輸出に用いられる、と推測する。もしこのシステムが中国軍に装備されなかったら、いくつかの特殊任務の解決に用いられる可能性が高い。例えば極めて重要な施設の防空システムの能力向上である。

(頑住吉注:2ページ目)SD-10Aは真の高性能ミサイルである

(頑住吉注:3ページ目)SD-10Aミサイルの外形はアメリカのAIM-120に酷似している

(頑住吉注:4ページ目は1ページ目、5ページ目は2ページ目と同一。6、7ページ目)紅旗ー16対空ミサイル

(頑住吉注:8ページ目)中国の紅旗ー16対空ミサイル


 中国がこのミサイルに対し楽観的で、ロシアは疑いを持っている、というのは分かるんですが知識不足で正直細部はよく分からないです。

9月20日

 更新少ないなと思ったら、やはり9月19日〜21日は中秋節で中国は休日なんだそうです。

 韓国関連です。

http://military.china.com/news2/569/20130918/18054481.html


韓国の新世代戦闘機の運命、今月定まる F-15SEが唯一の選択候補

韓国の「中央日報」の報道によれば、韓国空軍の新世代戦闘機(F-X)の運命は24日に決定される。これは8兆3千億ウォンを投資し、新たに60機の戦闘機を購入する韓国の大型国策プロジェクトで、韓国防衛事業庁スポークスマンの白潤炯は9月17日、「我々は24日に(韓国)国防大臣金寛鎮が責任を負う防衛事業推進委員会を招集することを決定した。」、「その時決定されるのは、F-Xの機種を購入するのか、それともプロジェクトを延期するかだ。」とした。

今年7月から始まった韓国の入札募集の中で、唯一予算の範囲に入り、事実上単一の選択候補機種となったのはボーイングF-15SEである。去年1月に韓国国防省がプロジェクトの計画を発表した後、F-15SE、F-35A、「タイフーン」という三大機種を対象に、性能、価格、戦闘機購入を条件に韓国に提供するバーター貿易などにつき評価が行われた。多数の要素に対する評価が行われた後、最終的にF-15SEが頭角を現した。だが韓国サイドが最終決定を行う前に、ステルス機能が最終的な変数となっている。何故ならF-15SEは部分的なステルス機能しか持っていないからである(機首のみステルス可)(頑住吉注:「機首方向からのレーダー波にのみ発見されにくい、という意味でしょうか。でも垂直尾翼を傾けるなど側面方向のステルス性も考慮しているようなんですがね)。

報道は、現在世界中で飛行機だけでなくヘリすらそうだし、艦艇などの最新装備もステルス機能を持っている、とする。このことはF-X機種がステルス機能を持つことは必須であるとする主張の原因の在り処でもある。15名の歴代韓国空軍参謀総長は9月12日に合同で声明を発表し、韓国政府に圧力をかけた。声明の内容は「ステルス戦闘機は隠密浸透が行え、敵軍に対し心理的圧迫感と恐怖感を生じさせることができ、恐るべき抑止力を持つと考えられる。」というものだった。彼らは、世界最高水準と考えられている北朝鮮の防空網に浸透したければ、「見えない矛」を必要とする、と考える。北朝鮮国防委員長金正日が生きていた時、ステルス戦闘機F-22を朝鮮半島に投入すれば、すぐその外部活動を中断させることができた。また、中国あるいは日本もステルス戦闘機を用いて武装を行っているところで、このため韓国も積極的にこれに合わせるべきだ、というのである。

逆に、ステルス機能は決して万能ではないとの批判もある。韓国空軍の責任者は、「現在までに開発されているステルス戦闘機の中で、まだRCS(敵軍のレーダーによって感知される面積)がゼロの戦闘機はない」、「多くは感知される面積が一般の飛行機に比べて小さいが、あるいはレーダーの出力が増強された時は発見されるかもしれない。」、とする。彼らは、もしステルス機能を持っていても、決して完全に身を隠せるわけではなく、このため過分にステルス機能を追求するのは決して合理的なことではない、と指摘する。

米軍が運用中のF-22あるいはB-2などのステルス機能は決して実戦で検証されてはいない、と反駁する人もいる。事実として、アメリカはかつて誇っていたF-117ステルス戦闘機を1999年にセルビアで撃墜されている。だとすれば、もしロシアあるいは日本が研究開発中のステルス戦闘機を発見できるレーダーが登場したら、ステルス戦闘機の効果はすぐに弱められる、との批判もある。

これに対し韓国政府の責任者は、「ステルス戦闘機は一般の戦闘機に比べより有用であり、この点に疑いの余地はない。だが2兆ウォン近い費用を多く負担するのは、現在直面している状況から見て比較的困難である。」とする。この責任者は、「逆に、戦争の初期にまずミサイルあるいはアメリカのステルス戦闘機を用いて敵軍の防空網を破壊し、しかるのちに大量の武器を搭載して進攻を展開する方案がより有効である可能性がある」、「ステルス機能以外に、レーダー性能などその他の機能も全体的検査を受ける必要があり、それでやっとOKだ」、とする。つまり、ロッキード・マーティンのF-35A(APG-81を装備)に比べ、より新型のAPG-82レーダーを搭載するボーイングF-15SEは実戦の中でより有用だというのである。

報道は、だがもし24日になっても韓国サイドが機種を選定できず、改めて討論を行うことを決定したら、戦闘機の「空白期」に直面せざるを得ない、とする。何故なら韓国空軍は、最も遅くとも2017年後半から新世代第1号戦闘機の投入を開始しなければならないとずっと強調しているからである。


 「ステルス機能は決して万能ではない」というのはもちろんですが、どうも「ヘルメットや防弾ベストは確実に攻撃を防げるわけではないから軽くて防御力の弱いものでいい」というような暴論の臭いがします。ただ、韓国は日本より切迫して本土進攻の危険に直面しており時間的猶予がなく、また不確定性の残る機種は導入しにくい、というのも確かで、本当に難しい選択を迫られているなーと感じます。

 中国の武器輸出関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20130918/18054054.html


中国、速射迫撃砲をベネズエラに輸出 発射速度は毎分40発にも達する

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国国産W99型速射迫撃砲」)

陸戦の万能選手:中国のSM-4速射迫撃砲

記者/白炎林

イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」は9月11日ベネズエラ国営メディアの報道を引用し、ベネズエラ政府は中国の砲兵武器を購入中であり、同国の海兵隊に装備する、とした。これには砲兵中隊のSM-4型81mm速射迫撃砲が含まれる。

遠方より来た「矢車菊」

1970年代、ソ連は新型迫撃砲の研究開発に成功した。すなわち2B9型82mm迫撃砲である。ソ連はこれを「矢車菊」と命名した。この砲は普通の迫撃砲の砲口からの装填、構造が簡単というイメージを一変させ、砲尾からの砲弾の装填を採用し、同時に緩衝装置を設置する複雑な設計とした。この砲の最大の特徴は、前進フローティング撃発原理の自動機構を設置し、同時に砲身右側から装填する4発の砲弾用弾倉を設計したことである。このような設計はこの砲が自動火器のように連続射撃できるようにさせ、この砲が4発の82mm迫撃砲弾を射出するまでの理論上の速度はたった1.5〜2秒である。

2B9「矢車菊」迫撃砲の部隊装備後、ソ連は依然これに対し不断に改良を行った。その後、この迫撃砲はアフガニスタンの戦場に投入された。ソ連軍のアフガニスタン侵入戦争の中で、この迫撃砲は何度も戦功を立て、ソ連兵士はこの砲にあだ名をつけた。ワシーリである。この砲のずば抜けた性能は他国にも認められ、ワルシャワ条約機構加盟国に大量に装備されただけでなく、ポルトガルもこの砲の生産ライセンスを購入した(頑住吉注:ちなみにポルトガルは1949年の発足当初からのNATO加盟国です)。

中国も1990年代にこの広く称賛を受ける迫撃砲に注意を向けるに至り、かつこの砲の生産パテント技術を購入した。1990年代末、中国はW99式82mm速射迫撃砲の研究開発に成功した。その後中国はさらにこれを基礎に車載自走式速射迫撃砲を研究開発し、その輸出型こそSM-4型迫撃砲である。

SM-4型迫撃砲の搭載車は東風EQ2050型4x4軍用オフロード車である。最も突出した改良点は、ワルシャワ条約機構加盟国で汎用の82mm迫撃砲の口径を、NATO加盟国で汎用の81mm口径に改めたことである。この砲の高低射界はマイナス1度〜85度で、最大射程は6,000m、実際の発射速度は毎分40発前後である。SM-4型迫撃砲の特徴は平射ができることで、有効平射距離は400mであり、このことはいくつかの場合にこの砲が「対戦車砲」として使えることを意味している。

輸出の良い成績を連続して作り出すことが有望

報道によれば、今回SM-4型迫撃砲を装備するのはカラボボ州カベイルー港に駐屯するベネズエラ海兵隊第1歩兵旅団である。見積もりによれば、海兵隊第3および第4歩兵旅団も同様の配置を持つことになる。このため、装備の統一性から考慮して、ベネズエラがさらに2個中隊のSM-4型迫撃砲を装備する可能性が充分にある。

ベネズエラがSM-4型迫撃砲を海兵隊に装備することは、この砲の多用途の特徴を反映している。関連の資料は、この砲は目標に対し制圧と殺傷が行え、煙幕による目くらまし、放火、照明射撃などの任務も執行できることをはっきり示す。その主要な作戦対象は射程内の敵の各種暴露目標で、これには生体戦力、装甲目標、砲兵陣地、ミサイル発射装置など、あるいは斜面、峡谷、ジャングルなど起伏ある地形に隠蔽された、あるいは野戦構築物、都市建築物の後方の各種目標が含まれる。このことから見て、この迫撃砲はあるいは将来さらに輸出に関する良い成績を作り出すかもしれない。

(頑住吉注:2、4ページ目)速射迫撃砲は有効に歩兵を支援できる

(頑住吉注:3ページ目)新型速射迫撃砲の輸出の前途の見通しは大きく開けている

(頑住吉注:5〜8ページ目)ベネズエラ軍は近年中ロから大量の武器を輸入した


 「前進フローティング撃発原理」というのはたぶんサブマシンガンのオープンボルトファイアに近いものでしょう。凄い発射速度だなと思ったんですが装弾数はたった4発ですし、それに通常の迫撃砲でも熟練した砲手なら毎分30発くらいはいける場合があるようで、必ずしも圧倒的な発射速度とは言えないようです。もちろん自動化、駐退機の採用には複雑化による故障確率、コストの上昇といったデメリットもあります。

9月21日

 中国の潜水艦関連です。

http://www.junshi.com/wangshangtanbing/107242/


アメリカメディア:中国、急速に潜水艦戦力を向上 アメリカの優勢、あるいは保てないか

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:中国が自ら研究開発し大量に就役させている元級潜水艦」)

「ボイス オブ アメリカ」放送局ウェブサイト9月16日の報道によれば、アメリカの強大な軍事的実力は非常に大きな程度上、人を恐れさせる水中攻撃能力に頼っている。だが、米軍の水中における相対的優勢は国防支出の削減および中国などの国の軍事力の力強い発展によって徐々に弱められている。

過去何十年かの中で、アメリカ海軍はずっと世界で最も強大な潜水艦部隊と水中攻撃能力を保持してきた。米軍の攻撃原潜と戦略原潜は数の上でも、活動範囲や攻撃力方面でも、他の国にはるかに先んじてきた。

アメリカ海軍作戦部長Jonathan Greenert の9月5日におけるワシントンのシンクタンク「アメリカ企業研究所」での発言は、アメリカの水中に覇を唱える自信を見せつけている。「私は我々の水中領域において占める優勢に非常に安心している。私は我々がこの領域を握っていると言える。私はしばしば任務を執行して帰ってきた潜水艦指揮官たちの報告に接しているが、我々は我々が必要とすることを行うことができ、この国は我々が水中で行うことを必要としている。これに対し私は非常に安心している。」

アメリカ国防省水中作戦部主任で海軍少将のブリッケンリッジは9月12日議会下院軍事委員会が招集した公聴会で、その他の作戦領域に比べ、米軍の水中作戦能力は依然極めて大きな優勢を保持する、とした。「陸上、海上、空中、甚だしきに至っては宇宙やネットワーク空間といった領域の、我々と我々の相手との競争はどんどん激烈なものに変わりつつある。だがこれに比べ水中領域では、我々は並ぶもののない優勢を持っている。この優勢は我々の国がこのように偉大であり得る基盤であり、我々の全地球における実力と安全を代表するまたとない貴重なものである。我々はこの実力を自らの栄光と見るのではなく、貢献を行う。我々がああした強い抑圧を受けている人々の側に立ち、彼らが民主と自由の理想を追求できるようにさせるためにである。」

報道は、同じ公聴会でブリッケンリッジ少将は、長年の国防政策の執行と、ここ何年か以来の国防支出の大幅削減は、今後15年で米軍潜水艦部隊の規模の30%の激減をもたらし、潜水艦の数は現在の73隻から2030年の52隻にまで減少することになると語った、とする。「オハイオ」級弾道ミサイル原潜および「ロサンゼルス」級攻撃原潜が徐々に退役するにつれ、米軍潜水艦の保有するミサイル弾頭の数は現在の40%にまで大幅に減る可能性がある。

報道は同時に、中国は急速にその潜水艦作戦力量を向上させつつあり、このことは多くのアメリカ議員の不安を引き起こしている、と指摘している。アメリカ海軍少将ブリッケンリッジは議員たちの質問に答える時、イラン、ロシア、中国が潜水艦能力を発展させる趨勢を説明し、米軍は水中作戦の優勢を保持できない可能性がある、と言った。

ブリッケンリッジは、「我々の相手は決して停滞して進んでいないわけではない。我々は現在優勢と先んじた地位を享有しているが、我々はこのために歩みを止めてはならない。我々は継続して前進することが必須だ。さもないと20年以内に我々のこのまたとない貴重なものを失う。つまり我々の水中作戦の優勢だ。」と語る。

米軍は「バージニア」級攻撃原潜毎年2隻という建造速度をもって、退役しつつある「ロサンゼルス」級攻撃原潜に取って代わらせている。しかも1隻あたりの建造コストが60億アメリカドルにも達する可能性がある新型弾道ミサイル原潜の研究開発を開始し、もって「オハイオ」級弾道ミサイル原潜に取って代わらせようとしている。

報道は、一部のペンタゴンの当局者は、もし2013年から実施が開始されている連邦政府自動支出削減措置が継続して堅持されれば、軍は新たな潜水艦を増やす速度をスローダウンさせざるを得ず、このことはあるいはさらに一歩米軍の水中作戦の優勢を弱めることになると心配している、とする。


 こういうのはいつもそうですが、本当にこう思っているという部分と、危機をオーバーに言ってより多くの予算を分捕ろうとしているという部分、両方があると思われますが、相互がどれくらいの比率なのかは分からないですね。

 インドの空母関連です。

http://military.china.com/news2/569/20130920/18055942.html


ロシア、年末前にインドに「ゴルシコフ海軍上将」号空母を引渡し

中新ネット9月19日電 タス通信ネットの報道によれば、ロシア国防大臣ショイグは「バルダイ」国際弁論クラブの非公式会議の期間に、ロシアは2013年年末までにインドに「ゴルシコフ海軍上将」号空母を引き渡す、とした。

ショイグはインドの参加者の関連の質問に答える時、「そうだ、年末前の引き渡しだ」とした。

インド海軍のために「ゴルシコフ海軍上将」号空母を改装するのは軍事技術協領域における最大の輸出受注である。

ロシア・インド両国は2004年に関係の契約を締結した。契約に基づき、ロシアは7.5億アメリカドルの価格でインドのためにこの空母を改造し、同時にインドに向け総額7.5億アメリカドルの艦載機を供給する。原計画ではロシアサイドは2008年に引渡し、使用できるべきことになっていたが、作業量の増加のため引き渡し作業の期日は遅延した。元々は2012年12月4日に引き渡し式が行われると定められていたが、9月のテスト期間に一連の故障が見つかり、このため引き渡し期日は2013年まで遅延した。現在この空母はバレンツ海でテストを行っている。


 テスト中ということはまだ不確定要素がありそうですね。

9月22日

 「遼寧艦」関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-21/219439_2403348.htm


遼寧号、艦載機弾薬搭載試験を完成させ母港へ帰る

9月21日午前、遼寧艦はスムーズに予定の試験任務を完成させた後、青島の某軍港に帰港し停泊した。今回の試験では各型艦載機が累計で各種飛行100余回を完成させ、相次いで殲ー15艦載戦闘機の長、短滑走路最大重量発進、最大重量制動着艦、多武器の組み合わせによる発着など海上試験科目が行われた。


 大連ではなく青島に戻ったとされてます。大連に行ったのは何だったんですかね。

 アメリカメディアによる中国評なんですが‥‥。

http://military.china.com/important/11132797/20130920/18055495.html


中国は技術が立ち後れているため、アジア太平洋地域の権力は最終的に西側に戻ってくる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国の某工場の工員が生産作業場で作業している」)

【グローバルネット総合報道】 アメリカの「フォーブス」誌9月16日の文章は、もし現在のGDP総量に照らして話をすれば、中国経済の成長は2020年にアメリカに追いつく、とする。2020年以後、中国はアメリカを超越し始める。しかし、中国は日増しに強大化しているが、技術レベルの制限などの要素のため、中国および全アジア太平洋地域の権力バランスは最終的には西側世界に移ることになり、これは必然の趨勢である。

文章は、1978〜2011年の期間、中国の年平均成長率は10%にも達した、とする。過去の何年か、金融危機がヨーロッパとアメリカを席巻したが、中国経済はすでに力強い成長を見せ始めている。世界銀行のデータによれば、中国の現在の経済総量は8.22兆で、世界第2の経済体であり、経済総量15.68兆のアメリカのすぐ次である。中国は世界最大の輸出国、および世界第2の輸入国でもある。今回の金融危機は中国と世界の先進国との隔たりを縮小させた。

文章は、今後30年の中で、中国はアメリカとの衝突の発生を欲しない、とする。彼らは自分たちがより強大化しているのを知っているが、同時にその技術の後進性も意識している。彼らは継続してアメリカに留学する必要があり、このようにしてやっと学生はどのようにして不断に創新していけるのかを体得できるのである。

「フォーブス」は、アメリカ人が中国に比べより創新に長じているのは、中米の社会属性が違うからだ、とする。創新と創造力はアメリカ文化の一部分であり、移民社会の自然の属性でもある。だが中国の文化は「すでにある規則の順守」であり、中国の4、5千年の記録されている歴史は今日見ても可読性を持っている。まさにこうした歴史ゆえに中国人の思想は束縛されている。このため差異はすこぶる多いが、アジア太平洋地域の権力バランスは最終的に西側世界に移り、これは必然の趨勢である。
(実習編集翻訳:康啓花、原稿チェック:李娜)

(頑住吉注:2ページ目)2013年4月、韓国の「朝鮮日報」発表の文章は、「中国の製造業の技術力は驚異的な速度で向上している。太陽エネルギー発電、風力発電、バイオなど新世代産業の中で、中国はすでに製造強国である韓国に先んじている。しかもディスプレイ、携帯電話、鋼鉄など一部の主力産業の中でも、中国はすでに韓国に迫っている。」とした。

(頑住吉注:3ページ目)フランス世界報2010年10月5日の報道による。:中国は現在まだ自動車エンジンのカギとなる重要技術を掌握しておらず、必要とする技術は全て国外から導入しているが、外国の技術提供サイドは往々にしていくつかの時代遅れの技術しか提供せず、例えば自動車の排気ガス処理技術である。

(頑住吉注:4ページ目)中国の製造業はすでに小さからぬ進歩と発展を取得し、その中には生産量が世界トップグループにいる製品も少なくないが、我々は我が国の製造業が依然大きくはあっても強くはなく、労働生産率および工業増加値が低く、低レベルの生産能力が過剰で、高レベルの生産能力が不足し、技術創新能力が相対的に薄弱で、製品の技術含有量と付加価値が比較的低く、同時に我が国の製造業の構造が必ずしも合理的ではなく、装備製造業が薄弱で、製造企業の規模が普遍的に小さめで、規模効果を形成できず、製品に国際競争力が欠乏している、ということも見ておくべきである。

(頑住吉注:5ページ目)中国の製造業は依然労働密集型産業がメインである

(頑住吉注:6ページ目)「中国工程機械業界『第十二次五か年計画』発展計画」は、中国の工程機械産業は製造大国から製造強国に向けての発展変化を推進し、ひとまず国際的にトップレベルの主力製品、基礎技術、機能部品の研究開発と製造の体系を形成している、と指摘する。中国の装備製造業まさにどんどん先進的になっている。

(頑住吉注:7ページ目)近年来、沈陽工作機械はさらに自主創新によって工作機械工業技術の最高峰を確保し、中、ハイエンド製品を国家重点業界の核心製造領域に送り込み、一部は輸入品に取って代わっている。国産CNC工作機械の5台に1台は「沈陽工作機械製造」製である。これは沈陽工作機械集団中捷工作機械有限会社の2人の工員がCNC工作機械作業場で作業しているところ。新華社記者謝環馳撮影(資料画像)

(頑住吉注:8ページ目)中国は10年前には早くもCNC工作機械の消費大国になったが、消費と製造は別物である。消費大国から製造強国に発展変化したければ、中国にはさらに非常に長い通らねばならない道がある。


 かなり偏見入ってるような気がしますが。社会属性ということで言えば日本にも同じことがあてはまるはずですしね。

 フィリピン関連ですが、よく取り上げる中国との島嶼の領有権争いや台湾との漁民射殺事件とは別の、今まで取り上げたことのない種類のニュースです。

http://military.china.com/news2/569/20130920/18055440.html


フィリピンの武装衝突、10日持続:100名余りのフィリピン政府軍・警察官が死傷

新華社マニラ9月18日電(記者 譚衛兵) フィリピン軍は18日、10日持続しているサンボアンガ市武装衝突で今までにすでに少なくとも107人の死傷がもたらされ、損失の深刻さにもかかわらず「モロ民族解放戦線」武装分子は依然頑強に抵抗している、と言明した。

フィリピン武装部隊スポークスマンのドミンゴ トゥータンは、死者の中には11名の政府軍兵士、3名の警察官、86名の「モロ民族解放戦線」武装分子、7名の一般民が含まれる、と語った。この他さらに105名の政府軍兵士と12名の警察官が負傷している。

トゥータンは、政府軍と警察部隊は過去10日の戦闘の中ですでに7か所の「モロ民族解放戦線」武装分子によって占領された場所を奪回し、93名の「モロ民族解放戦線」武装分子が捕虜となりあるいは投降した、と語った。現在、依然抵抗を行っている「モロ民族解放戦線」武装分子は70から75人の間と見積もられ、さらに一部の人質が「モロ民族解放戦線」武装分子によって拘留されている。

今月9日早朝、200名余りの「モロ民族解放戦線」武装分子が船に乗ってフィリピン南部の商業港であるサンボアンガ市に上陸し、6カ村を占領し、市庁舎に前進して「モロ民族解放戦線」の旗を立てようと企図し、現地に駐留する軍と警察の阻止に遭い、双方は激戦を展開した。

「モロ民族解放戦線」はフィリピン南部の反政府武装組織で、ミスアリによって1970年代に創設され、当時の趣旨はフィリピン南部に独立したイスラム国家を建設することだった。アキノ政権が去年10月15日に「モロ民族解放戦線」から分裂してできた「モロイスラム解放戦線」と、マニラで正式に和平枠組み協議書に署名した後、ミスアリは協議書への署名に反対し、かつ改めて武装闘争を展開すると公言した。

(頑住吉注:以後のページの画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します)


 日本ではあまり大きく報道されませんし、中国が連休に入って新しい記事が少なくならなかったら私も取り上げませんでしたけど、想像以上に大規模な戦闘のようです。

9月23日

 中国の電動飛行機の話題です。

http://www.junshi.com/zhongguojunqing/107256/


我が国、初の自主知的財産権を持つ電動飛行機を発表

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「RX1E鋭翔複座電動軽飛行機が新製品発表会を行う。張文魁撮影(新華社発)」)

我が国の初の自主知的財産権を持つ電動飛行機であるRX1E鋭翔複座電動軽飛行機が20日第2回沈陽法庫国際飛行大会で新製品発表会を行った。このエコで運用コストの低い新エネルギー源飛行機の将来の応用の見通しは広い。

RX1E鋭翔複座電動軽飛行機の最大巡航速度は時速150km、最大上昇限度は3,000m、最大離陸重量は480kgに達し得、2人の搭乗を満足させることができる。機の離陸距離は290mで、着陸滑走距離は560mである。

RX1Eは軽飛行機が航空燃料あるいはガソリンを燃料とする慣例を変え、蓄電池をもってエネルギー源とし、毎回の充電1.5時間の電力で40分飛行できる。得難いメリットは、RX1Eの毎回の充電はたった10キロワット時しか消耗せず、電気代5人民元に相当し、運用コストが非常に低廉なことだ。

法庫飛行大会で、RX1Eは新製品発表会を終えたばかりでもう飛び立ってして特技デモンストレーションを行い、離陸、引き起こし、上昇、急降下、旋回といった種々の高難度動作を行って観衆のひとしきりの拍手を勝ち取った。中国工程院院士で沈陽航空宇宙大学学長の楊鳳田は、RX1Eは国際的な新エネルギー源飛行機発展の潮流にぴったりついていっており、娯楽、教学、工業・農業生産、航空撮影などの用途に力を発揮することができ、特にその振動が小さいという特徴を利用して高精度航空測量の特殊機能を発揮することができる、とする。


 騒音も小さいはずですし、機首部分が小さいので空地抵抗も小さく前下方の視界もよさそうです。電動飛行機は燃料が減ることによる重量バランスの変化等も考慮する必要がありません。はるか未来には空中充電機なんてのも登場するかもしれませんが、たぶん技術的に給油よりずっと簡単でしょう。時間はかかるかもしれませんが。ただこれは中国のこの新製品に限らず日本の電動自動車とかでもそうなんですが、運用コストの安さを強調するのには疑問があります。携帯のバッテリーとかでも2年くらいで交換が必要になりますよね。で、バッテリーって携帯や電動ガン用でも結構高くて、飛行機や自動車に使う巨大なものになったら相当に高価になるはずです。トータルで考えたら電動の方が運用コストが高くつくことも充分あり得るのでは。

 フィリピンの話題です。

http://military.china.com/news2/569/20130921/18056324.html


アメリカ、フィリピンに永久的な軍事基地を建設することは追求しない フィリピン民衆の反対に遭うことを恐れる

中新ネット9月21日電 イギリスメディアの21日の報道によれば、アメリカ国務省は、フィリピンに永久的な軍事基地を建立することはない、とした。

アメリカ国務省スポークスマンのハートは、「私はアメリカがフィリピンにいかなる軍事基地も設立あるいは再建することも追求しない、と明確に指摘したい。」と語った。

アメリカ大統領オバマは10月11日〜12日にマニラを訪問する。オバマの到着前、アメリカ・フィリピン両国は早くも米軍のフィリピンにおける軍事的プレゼンスにつき談判を進行させているところである。

ハートは、アメリカはフィリピンと、いかに両国の区域における安全と安定に関する業務の上での協力を促進するかにつき協議を行っているところだ、と語った。

フィリピンとアメリカは今週南海付近で合同軍事演習を行い、今回の年定例の軍事演習には双方から来た2,300名の兵士が参加した。フィリピン大統領アキノはアメリカとより多くの軍事協力を行うとアピールしている。

だが、アメリカがフィリピンにおいてこうした旧植民地の軍事基地を再始動させることは、一部のフィリピン人の反対を引き起こす可能性がある。フィリピンの民衆の抗議の下に、アメリカは1992年にフィリピンの2つの軍事基地における永久的な軍事的プレゼンスを終わらせた。

オバマ政権がアジア太平洋地域再バランス化戦略を宣言するのと共に、アメリカは2020年には絶対的多数の海軍力をアジア太平洋地域地域に配備することを計画している。

だが、ある米軍の戦略関係者にはフィリピンに永久的な軍事基地を再び設けることに対する異議があり、何故ならこの挙は経済的な支出が非常に大きく、政治的にも必ずしも良い結果が得られないからである、という。

2016〜2017年になれば、アメリカは2,500名余りの海兵隊員をオーストラリア北部のダーウィンに配備しようとしている。現在、米軍は日本と韓国に8万人近い部隊を駐留させており、軍駐留に関してその国の論争も引き起こされている。


 理想を言えば外国の軍が駐留などしていない方がいいに決まっているんですが、現状ではデメリットよりメリットの方が明らかに大きいと思われますが、かつて植民地支配を受けたフィリピンの抵抗感は我々より大きいんでしょうか。

 ロシアの小火器の話題、というかプーチンの話題ですかこれは。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-22/219473_2403891.htm


プーチン、自身の手でロシア最新自動小銃AK-12を試す

9月18日、ロシア大統領プーチンはロシアのウドムルトの首府に位置するカラシニコフ兵器工場を視察し、この工場が生産する新型AK-12自動小銃を検査し、自ら銃を試した。また、プーチンはこの工場の指導者と会談を行った。プーチンは、現在の軍事工業技術人員は、ソ連とロシアの国防工業が過去に取得した成就に満足すべきではなく、国産武器は潜在的相手に負けるべきではない、とした。若い工員と交流する時にプーチンは、武器の質はまず射程と精度によって決まり、多くの伝説的武器装備はすでにこの領域の現在の要求に符合しない、と指摘した。

AK-12小銃はロシアの次世代自動小銃で、AK-74小銃の技術的基礎の上に研究開発を加え、できる限り既存の成熟した設計を採用し、内部構造にもあまり多くのハイライトはない。だがAK-12のAK-74に比べての最大のハイライトは増設されたピカティニータクティカルレールが、武器に他のものを介する必要なく直接グレネードランチャー、レーザーポインター、フォアグリップなどのアクセサリーを装備できるようにさせ、人間工学的にもより優良で、同時に命中精度もやや向上していることである。


 やや遠まわしにですがAK-12に対する不満を表明した感じですね。

9月24日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-23/219525_2404930.htm

 スホーイー35のコックピットの画像集です。ちなみに何故か混じってますが4、8枚目はミルー28N武装ヘリのものです。これを見るとやはり中国の言う「航空電子システムではすでにロシアを追い抜いている」というのは怪しく、ロシアの古い製品や輸出用にグレードを下げた製品を基準にしてそう言っているのではないかという気がします。

 重複部分もありますが台湾に関する同じテーマの記事を2つ紹介します。

http://military.china.com/news/568/20130921/18056323.html


経国号戦闘機、万剣弾を追加搭載 射程は100から200kmに達し得る

中新ネット9月21日電 台湾の「中国時報」の報道によれば、台南空軍基地に配備される「経国号」(IDF)戦闘機は現在最後の6機の性能グレードアップ案を実行しているところで、12月に完成し戦力化の式典を行う見込みである。台湾空軍指導者は、性能向上後の「経国号」は新たに研究開発された万剣弾を配備し、遠距離任務が執行できる、と指摘する。

台湾軍当局者が明らかにするところによれば、台湾が自ら生産する「万剣遠距離攻撃武器システム」(略称万剣弾)は正式に量産、配備されることになり、この「万剣計画」とのコードネームの遠距離攻撃武器はIDF戦闘機上に配備されることになる。

理解されているところによれば、米軍は終始台湾に攻撃能力を持つJDAM弾(頑住吉注:無誘導の爆弾を誘導爆弾に改造するもの)を販売したがらず、台湾のF-16A/B戦闘機に装備させることもなく、台湾の「中科院」はついに自ら、JDAM爆弾に比べ性能がより高い「万剣武器システム」(JDAMではなくJSOWに属す)(頑住吉注:遠距離まで滑空していく誘導爆弾)を研究開発し、「経国号」を搭載ベースとして装備する。

万剣弾には親子弾が含まれ、大面積打撃が行え、このため研究開発過程で「万剣計画」の名がつけられた。

明らかにされているところによれば、万剣弾の射程は100〜200kmに達し得、さらに加えて内部に100発以上のサブ弾頭が装備され、飛行場の滑走路が破壊できる。

明らかにされているところによれば、台湾軍が数十億近い資金、数年の時間を費やして研究開発した万剣武器システムは、開発が比較的遅かったため、さらに少なからぬ台湾の作戦需要に符合する設計が盛り込まれ、一部の性能はAGM-154(頑住吉注:アメリカ製JSOW)すら超えるが、多くの設計が「史上前例のない」ものであるため、研究開発過程の中で少なからぬ難題にも遭遇したのは確かで、進度も不断に遅延し、さらに期間内に台湾にアメリカの圧力があり、量産数が半減するなどとも伝えられた。

台湾空軍指導者は、現在台南基地の「経国号」戦闘機は最後の6機の性能グレードアップが残っているだけで、これには万剣弾が配備されることになる、と話す。


 親子弾というのはいわゆるクラスター爆弾のようです。日本はクラスター爆弾禁止条約を批准していますが、アメリカも中国も台湾も参加していません。

http://military.china.com/news/568/20130922/18057651.html


台湾、自ら「万剣弾」を研究開発し量産へ 大陸の沿海の飛行場を麻痺させることができる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:台湾が自ら製造するIDF『経国号』戦闘機。『万剣弾』の発射プラットフォームになり得る。」)

台湾軍が自ら研究開発した遠距離攻撃武器「万剣弾」が正式に量産、配備される。台湾メディアの報道は、将来両岸にもし戦争が勃発したら、万剣弾が打撃に用いられ、大陸の東南沿海の飛行場、港、あるいはレーダー陣地を麻痺させる、とする。

台湾の「中国時報」21日の報道によれば、現在台南空軍基地に配備されている「経国」号IDF戦闘機のうち最後の6機が性能グレードアップを行っているところで、12月に完成し、戦力化の式典を行う見込みである。台湾空軍指導者は、、性能グレードアップ後の「経国」号戦闘機は台湾の中山科学研究院が研究開発した「万剣弾」を配備することになり、遠距離攻撃任務が執行できる、と指摘する。

台湾軍当局者の説明によれば、正式名称「万剣遠距離攻撃武器システム」の「万剣弾」は、射程が100kmから200km以上に達し得、このことは戦闘機に台湾海の中心線でもう攻撃を発動し、大陸東南沿海の飛行場、港、あるいはレーダー陣地を破壊できるようにさせ、打撃目標に接近する必要がなく、襲撃に遭遇するリスクを大幅に下げる。

また、「万剣弾」内部には100発以上のサブ弾頭が装備され、大面積打撃を行い、有効に飛行場の滑走路を破壊し、解放軍空軍の持つ戦闘機を離陸不能にし、戦機と台湾攻撃の時期を引き延ばすことができる。

報道によれば、アメリカが終始台湾向けに同様の攻撃力を持つJDAM弾を販売したがらず、台湾のF-16A/B戦闘機にも配備させなかったため、台湾の中山科学研究院はついに自らJDAM爆弾に比べて性能がより強い「万剣」武器システムを自ら研究開発した。台湾軍は数十億新台湾ドル(1億新台湾ドルはおよそ2,057人民元に相当)を費やし、数年の時間を使ってこのシステムを研究開発した。だがこのシステムの多くの設計には前例が全くなく、研究開発過程で少なからぬ問題に遭遇し、進度も不断に遅延し、さらに期間内にアメリカの圧力があり量産数が半減するなどの噂が伝わった。(張潔嫺)


 射程が「100kmから200km以上」ってえらくアバウトな感じですが、こうした滑空爆弾は投下する高度によって大幅に到達距離が変わってくるからだと思われます。アメリカが同種の兵器を販売したがらなかった、圧力を加えたというのは事実なんでしょうかね。

 テーマは違いますが次も台湾関連です。

http://www.junshi.com/zhongguojunqing/107377/


台湾軍、最も早くて23日に最初のアメリカ製P-3C対潜哨戒機を受領

人民ネット9月22日の情報 台湾軍は21日、アメリカから12機のP-3C対潜機を購入するが、最初の機は23日あるいは24日に台湾に到着する、とした。

台湾の「中央社」の報道によれば、台湾軍がアメリカから購入する初のP-3C対潜機は全航程アメリカサイドの人員によって操縦され、もって途中での事故発生を避けるが、機上には台湾軍サイドの人員が同乗し、着陸した時になって初めて引き渡しが完了する。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:台湾軍が装備しようとしているP-3C対潜哨戒機の模型」)

台風19号来襲のため、双方による機の引き渡し時期に影響する可能性がある。台湾軍サイドは、初のP-3C対潜機は状況を見てハワイあるいはグアム島で整備、補給を行った後、屏東基地に飛び、その時アメリカサイドは台湾に通知することになるが、現在は依然元々定められたスケジュール通りで、遅延するかもしれないとの情報にはまだ接していない、としている。

台湾軍は、12機のP-3C対潜機は2015年に全機引き渡しが完了する、とする。(張潔嫺)


 日米には次世代の対潜機が出現していますが、少なくとも当面中国の潜水艦に対してはP-3Cで充分でしょう。

9月25日

 9月12日のコラムで、「北京航空展9月25日に開幕」という記事を紹介し、その時の記事では民間機のイベントという感じの記述だったんですが、次世代戦闘機の模型が展示されるようです。

http://military.china.com/news/568/20130924/18060988.html


中国のAFC先進戦闘機概念模型、北京航空展で初めて明るみに

人民ネット北京9月23日電(楊鉄虎、石霞) 記者は23日午後、中国航空工業集団(略称中航工業)から、国産先進戦闘機概念(AFC)の模型が初めて北京航空展で明るみに出ることを知らされた。

中航工業は9月25〜28日に開催される第15回北京国際航空展示会にAFC先進戦闘機の概念模型を展示する。

この戦闘機は中航工業が未来の国際兵器貿易市場の需要に照準を合わせ、計画、研究開発する多用途先進戦闘機である。機は単座、双発、双垂直尾翼、正常式レイアウトで、高いステルス性、低いコスト、大きな弾薬搭載量、大きな作戦半径、強いシステム総合などの特徴を持ち、総合作戦機能は第3世代半および第3世代改戦闘機より優れ、典型的第4世代機と基本的に同等である。


 今日から公開ですからもうすぐ画像が出てくるでしょう。まあ案外殲ー31にほとんど近いものかもしれませんが。

 殲ー20の話題です。

http://military.china.com/important/11132797/20130923/18059588.html


殲ー20、神秘のミサイルを搭載 専門家:見たことがない あるいは高度な超新技術か

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「最近、一組の殲ー20戦闘機2002号原型機が某型の空対空ミサイルを搭載している画像が明るみに出、これは殲ー20戦闘機の初の武器を搭載しての世人の面前への出現である。」)

人民ネット9月23日電(記者 黄子娟) 最近ネット上に流れ伝わる一組の画像と動画は、殲ー20戦闘の武器コンパートメントを見せており、その中の1枚の新型ミサイルがネット仲間の広範な関心を引き起こしている。軍事専門家宋心之はメディアのインタビューを受けた時、このミサイルは新型の弾種に属し、これまで見たことがなく、あるいはより高度で超越的な新技術に属すかもしれない、とした。

アメリカの軍事ウェブサイト、「ストラテジー ページ」の報道によれば、中国のインターネット上に流れ伝わる一組の画像と動画は、殲ー20(コードナンバー2002)のステルス戦闘機が飛行中に武器コンパートメントを開き、ミサイル架が飛び出る過程をはっきり見せた。動画からは、殲ー20戦闘機のミサイル発射架と装備がアメリカのF-22「ラプター」ジェット式ステルス戦闘機上のものとは全く異なることが見て取れる。殲ー20の武器コンパートメントのゲートが閉まった後、ミサイルは依然発射架上に搭載されている。このような設計は抵抗と機のレーダー反射面積を減少させるのに有利であり、非常に良いステルス設計である(頑住吉注:これに関しては以前すでに指摘がありましたね)。

すでに披露されている画像から見て、殲ー20戦闘機は1発の斬新な空対空ミサイルを搭載して飛び、ミサイルは白色である。地上にいる時、ミサイルは外部に露出しているが、ミサイルコンパートメントの口は開いている。また空中における飛行過程で、ミサイルは依然コンパートメントの外に吊り下げられており、それぞれの角度から見て、明らかにコンパートメントのゲートは閉じられている。

殲ー20が搭載しているのがどんなミサイルかに言及した時に宋心之は、これは中距離迎撃ミサイルであり、レーダー制御誘導で、一般に超視距離空戦に用いられる、とした。画像から見て、搭載されているものには2つの弾種があり、1つは翼が完備され、ごく正常な弾種に属し、例えば中距離迎撃ミサイルである。もう1つは鉛筆のように翼が全くない。このミサイルはカウンターウェイトのような感じではなく、某種の新たな弾種のはずで、この弾種はかつて見たことがない。

宋心之は、現在見たところでは、もし翼がないとするとその機動方式は推力ベクトルコントロールのはずで、より高度で超越的な新技術に属する、とする。一体こうであるのか否かは、まだ殲ー20の後の試験飛行および当局の関係の状況に対するさらに一歩の説明を待たねばならない。


 以下のページのキャプションは本文の一部を切り取ったものだったりすでに紹介した別の記事の流用だったりなので省略しますが、ここで言っているのは4ページ目の画像に見られる翼のないミサイルのようなもののことらしいです。形状やサイズがもう一方の翼があるタイプと翼の有無を除いてそっくりであり、またちょうど翼に相当する部分に何やら黒い点が見え、単に翼を取り付けていない状態なのではという気もしますがどうなんでしょうか。それに私良く知りませんがベクトルノズルでコントロールするにしても翼が全く不要というわけではないのでは。

 インド空母の話題です。

http://military.china.com/news2/569/20130923/18059345.html


「ヴィックラマディヤ」号中古空母11月15日にインドへ引き渡し

前身が「ゴルシコフ」号であるインドの空母「ヴィックラマディヤ」号はすでに全部の航海試験を完了し、11月15日にインド海軍に引き渡される。その時インドは同時に2隻の空母を持つことになる。もう1隻は艦齢が50年を超えた「ヴィラート」号である。「ヴィラート」の就役時期は2018年まで維持される。

「ヴィックラマディヤ」号はインドによって2004年にロシアから購入され、長年の談判を経て、最終的に23.5億アメリカドルの価格が決定した。契約の一部分として、この空母は12機の単座「ミグ」-29K戦闘機、4機の複座「ミグ」-29KUB戦闘機(さらにもう14機が選択可能)、6機のKa-31偵察対潜ヘリ、魚雷発射管、ミサイルシステム、艦砲を装備することになる。

インド海軍の長期的目標は、海岸線から遠く離れた緊急状況に対し反応が行えることである。中国の「真珠の鎖戦略」に対応するため、インドは相応の策を発展させて中国のインド洋における拡張とバランスを取る必要がある。「ヴィックラマディヤ」号空母はこの目標実現の過程でカギとなる重要な役割を演じる。

3ヶ月の航海試験の中で、空母はずば抜けた航行適性と操縦コントロール可能性を見せ、航行速度は27.9ノット(約時速52km)に達した。

この空母は1982年に進水し、1987年に就役し、当初は「バクー」号と命名された。1991年のソ連解体後、この空母は「ゴルシコフ」号と改名された(頑住吉注:バクーがソ連の大都市ではなくアゼルバイジャンの首都になったので)。1994年空母のボイラー間で火災が発生し、ドックの中で期間1年の維持修繕を行うことが迫られ、1995年に改めて使用に投入されたが、1996年に最終的に使用が停止され、かつ売却が決定した。

「ヴィックラマディヤ」号の就役はインド海軍の全体的な作戦機能を顕著に増加させることになる。


 21日にはまだテスト中という記事を紹介しましたが、今回の記述によればテストは終わっているということなので、それこそ火災とか突発事故でもない限り引き渡し時期が変わることはないでしょう。しかし1年の期間とたぶん相当な経費をかけて修理したのに翌年には使用停止という経緯がちょっと引っかかります。

 中国の拳銃関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-24/219569_2405510.htm


国産11式5.8mm将校級拳銃らしきものが明るみに

ネット仲間の説明によればこの銃は2009年に最初の計画図面が出された、わが軍の師団以上のクラスの高級将校に配備するためのものらしい。(画像のソース:鼎盛軍事フォーラム)


 ホールドオープン状態でバレルがティルトしておらず回転式バレルであるのは確かだと思いますが、スライド上にセーフティがあるなど92式のスケールダウンというより欧米の影響が強い感じもし、特に雰囲気はS&Wっぽい気がします。プラスチックフレームではなくアルミフレームと木製グリップが使われているのは高級感を出すためでしょうか。でも高級将校用でも仕上げは荒いんですね。














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