コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその57

9月26日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-25/219609_2406133.htm#pic

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-25/219606_2406095.htm#pic

 北京航空展の展示物の画像集です。しかし模型の出来が全般に悪いですな。


 殲ー15関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20130922/18057116.html


ロシアメディア:殲ー15には非常に多くの欠陥がある 国産空母は問題を解決できる

(頑住吉注:この記事の画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

【グローバルネット総合報道】 「ロシアの声」放送局9月20日の報道によれば、中国メディアの報道は、殲ー15艦載機が武器を搭載して「遼寧号」空母上で成功裏に発着訓練を完成させた、とした。ロシア戦略・技術分析センターの専門家ワシーリ コーシンは次のように考えている。艦載機が空母上で武器を搭載して発着を行うのは、空母発展プロジェクトの中の重要な段階であることは全く疑いない。だがこれと同時に、テストの中で非常に多くの重要な方面の指標がまだ大衆の知るところとなっていない。補充データがない状況下では、しばらくのところまだ中国空母の戦闘機能に対しコメントを行うことはできない。

公開されているメディア上では、戦闘機の搭載する武器の各バージョンに対する詳述が行われている。すなわち、異なる配置の「空対空」ミサイル、2発のYJ-83K対潜ミサイル、2発の「空対空」短距離ミサイル、4発の500kg爆弾である。このように、殲ー15艦載機の戦闘搭載荷は2トンを超える。

機の発進時の搭載の極限性はスキージャンプ発進式空母の弱点である。カタパルトがないため、戦闘機は自身のエンジンに頼って発進するしかなく、しかもさらに空母自身の航行速度、風速、風向の問題を考慮する必要がある。搭載荷が大きくなるほど、機のエンジンの甲板から離脱できる速度まで加速させる時の困難が増す。もし空母が相対的な高速を保持でき、しかも風に逆らって運動している時なら、任務の完成はずっと楽になる。だが各種の原因にかんがみれば、状況は決していつもそのように理想的ではない。

全体的に言って、殲ー15はスホーイー33艦載機の設計のリニューアルバージョンである。このため、中国サイドの飛行機はこのような極限性に直面している。スホーイー33戦闘機の設計上の最大離陸重量は32.2トンで、しかも6トン余りの武器が搭載できる。また、最大機載燃料は9,500kgである。だが実際の応用の中では、ほとんど永遠に待っても燃料満載状態に入ることはない。しかも、空母からの戦闘機発進では満載量の武器を搭載することもない。

(頑住吉注:これより2ページ目)

中国の「遼寧号」空母の前身は未完成の「ワリヤーグ」号空母である。この空母はロシア唯一の空母「クズネツォフ元帥」系列の中の第2隻目の戦闘艦である。この空母は3種類の発進状態を持ち、偏流板(頑住吉注:ジェットエンジンの噴流を上に逸らす起倒式の板)と専用の制動設備を装備する。こうした設備の助けを借りて、機はエンジンがまだ必要な動力に到達できない時、元の場所に不動の状態でいることができる(頑住吉注:ここで言う制動設備というのは着艦の時使うものではありません。エンジン出力が弱いうちから機がゆっくり動き出すのではなく、動こうとするのを抑えておいてパワーが上がったら解放するというもので、ある意味実銃やエアソフトガンで抜弾抗力が大きい方がパワーが上がるというのと同じ理屈ですね)。このうちの2種の発進状態は機に90mの加速距離を持たせることができるが、第3の加速距離は180mに達する。

スホーイー33艦載機の発進が最大搭載荷に近づくのは、空母が極度に高い航行速度にあり、風向が適している状況でのみやっと可能性がある。しかも、飛行員の高い技術レベルも必要な条件である。このため、大量の重い武器を搭載した、あるいは燃料を満載した機の発進にはさらに長時間の訓練を行う必要がある。通常の状況下では、戦闘機が空母から発進する時、燃料を満載することは不可能で、搭載する武器も「空対空」ミサイルだけである。

指摘しておくのに値するのは、ロシアのスホーイー33戦闘機は決して多機能戦闘機ではなく、それらは「空対地」制御可能武器を搭載することはできない、ということだ。しかも、スホーイー33艦載機バージョンは受け入れ可能な補充燃料を搭載できる。だが殲ー15は異なり、これは多機能戦闘機(頑住吉注:殲ー11)のグレードアップ版であり、制御誘導武器が搭載でき、これには制御誘導爆弾や巡航ミサイルが含まれる。このため、搭載荷の極限性はより頭の痛い問題である。ロシア自身まさに空母航空隊の用いる戦闘機をより軽く多機能のミグー29K戦闘機に変更しようとしているところなのである。

すでに行われているテストの中で、殲ー15戦闘機の搭載燃料の量と発進搭載荷、および空母の航行速度と気象状況といったカギとなるこうした重要な資料はいずれも対外的に未発表である。こうした総合的指数の結果が「遼寧号」空母の実際の戦闘機能を決定している。また、現有の資料によれば、中国はカタパルトを持つ空母を建造することになり、こうなれば殲ー15発着過程の多くの極限性の問題は解決され得る。


 「ワリヤーグ」は「クズネツォフ」の経験からスキージャンプ甲板の角度がやや大きくされ、殲ー15には一部複合材料などが使われ軽量化されている可能性がありますが、極端に大きな影響はないはずで、やはりカタパルトが実用化されるまでは性能が大きく制限されることになるようです。

 中国の新型無人機の話題です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-24/219577_2405603.htm


中国が秘密のうちに研究開発する共通軸回転翼無人機

ネット仲間が撮影した中航工業が展示する共通軸変形回転翼無人機

「中航工業杯 第2回国際無人飛行機創新賞金付き大レース」が2013年9月に北京で行われ、9月19から24日に密雲飛行場でレースと飛行デモンストレーションが行われた。競技とデモンストレーションの他、室内展示区の展示品も非常に目を引いた。

(頑住吉注:2ページ目)中航工業は室内の展示区内において多くの未発表の無人機を展示したが、その中のある共通軸変形回転翼無人機が特に人の関心をひきつけた。この飛行機は中航成都設計研究所によって設計されたもので、模型は1.5m前後で、頭部は尖り後部は丸みを帯び、スタイルはナツメの種型に似ている。この無人飛行機の頭部には3枚羽のプロペラが装備され、後部は対称に分布する主翼で、前後の両翼はいずれも回転、折りたたみが可能のようで、前部の3枚羽プロペラがメイン動力部で、後部の主翼は動力バランス部と推測される。

(頑住吉注:3ページ目)あるネット仲間はこの機の説明パネルから、この無人機は砲から発射される自動巡航武器である可能性が高い、と推測する。ロケット砲からの発射を採用し、空中でロケットブースターが分離し、無人機は空中で活性化し、指令を受けて目標の捜索を開始する。分析は、この飛行機は無人機と呼ばれるが、説明から見て決して無人機のような簡単なものではない、とする。その作戦半径は350kmにも達し、空中に長時間留まって指令を受けることができる。これは現在流行の新兵器である巡航飛行弾に似ており、かつこの飛行機はより小さくコストがより低い。


 しかしこれでは上昇、下降、ホバリングはできても水平飛行はできないのでは。ちなみに3、4ページ目は「旋竜」縦横飛変向飛行機というんですが何だかよく分かりません。5〜7ページ目はやたら翼がいっぱいある「躍竜」という無人機で、この特殊なデザインは超短距離離陸のためらしいです。第一次大戦期の三葉機の現代版みたいな感じでしょうか。

9月27日

 中国の空対空ミサイルの話題です。

http://military.china.com/important/11132797/20130925/18063969.html


アメリカメディア、分析し殲ー20が霹靂-13を配備したらロックオンから逃れられる戦闘機はない、とする

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ネット仲間が制作した殲ー20が霹靂-13空対空ミサイルを搭載している想像CG図」)

最近イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」は、中国の空対空ミサイルは真にアメリカに脅威を与えることはできず、ただの装飾品に過ぎない、と考えた(頑住吉注:9月13日のコラム参照)。だがアメリカメディアは逆に、中国は鳴り物入りで殲ー20を試験飛行しており、すでに最新の「霹靂-13」ミサイルを搭載し試験を開始している、と考える。もし殲ー20が「霹靂-13」を搭載したら、アメリカのF-22戦闘機に対し深刻な脅威を構成することになるという。ならば、中国の空対空ミサイルは本当にただの装飾品なのか否か? アメリカメディアの報道には根拠があるのか否か?

「閃電-10」は世界クラスの「スター」

イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」の報道は次のように言った。中国の空対空ミサイルの打撃能力に関してはまだ事実確認が得られていないが、「それはただの『装飾品』に過ぎないと信じる」。多種の現役の空対空ミサイルは、西側の空軍の同類ミサイルに比べてとっくに立ち後れていると言えるが、中国空軍は依然広範に使用している。(頑住吉注:ジェーンの主張はここまで) 実はこの説はやや牽強付会である。

現在公開されている資料は、中国は近年来空対空ミサイル領域で奮起してまっしぐらに追い、すでに並々ならぬ成績を取得していることをはっきり示している。このうち相当に先進的なアクティブレーダー制御誘導空対空ミサイルは「閃電-10」(SD-10)と命名され、このミサイルは直径203mm、重量199s、全長3,934mm、作戦高度0〜21km、射程は70kmを越え、ダブル推力固体ロケットエンジンを採用し、最大速度はマッハ4を超え、制御誘導精度、誤差はm級の水準に達し得る。このミサイルは全天候、全方位で高機動目標が攻撃でき、戦闘機に同時に4つの空中目標を打撃する作戦能力を提供できる。このミサイルは現在決して多くは見られない全航程自動コントロールナビゲーション攻撃ミサイルで、俗に「ファイアアンドフォーゲットのミサイル」と呼ばれる。

アメリカのAIM-120、ロシアのR-77、フランスの「ミカ」は世界のアクティブレーダー制御誘導空対空ミサイルの市場の主流を占めているが、「閃電-10」はこうした世界クラスの「スター」に対抗した時も決して劣勢には立たされない。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「殲ー20が霹靂-13空対空ミサイルを発射する想像図。殲ー20戦闘機の弾薬コンパートメント技術は先進的で、内部に置かれる空対空ミサイルをあらかじめ外に置くことができ、ステルス性能と素早い発射の需要を併せ配慮する。」です。)

「霹靂-13」は「サイドワインダー」に負けない

また、中国はすでに殲ー20戦闘機のために最新の「霹靂-13」(PL-13)ミサイルを研究開発済みである。現在の画像の分析からすると、「霹靂-13」ミサイルの全長は約3.0m、直径170mm、全幅500mmである。このデータは現在世界で現役のあらゆる格闘ミサイルを超え、中距離迎撃を併せ配慮したフランスの「ミカ」ミサイルに近い。空力外形から見て、「霹靂-13」はストレーキ翼の設計を採用し、ストレーキ翼の形状とミサイル本体上での位置はロシアのR-77のそれに近く、ミサイル尾部の空力舵面の外形はロシアのR-27ミサイルの逆台形の外形に似ており、尾部には推力ベクトルの設計が採用されている可能性がある。

アメリカはかつてF-22と同類戦闘機との空戦を行ったことがあり、ステルス戦闘機間の空戦は近距離格闘空戦に発展変化する可能性が高いことに気付いた。中国も明らかにこの理論を受け入れており、「霹靂-13」ミサイルはこの理論の産物である可能性が高い。もし「霹靂-13」が近いうちに生産に投入されれば、遠距離早期警戒機と組み合わせて使用することができる。早期警戒機は遠距離から探知計測した目標の情報をデータリンクによって「霹靂-13」を搭載する殲ー11Bや殲ー10に送り、解放軍に超遠距離空中攻撃能力を持たせるのである。

あるメディアは、「霹靂-13」の性能はアメリカの最も先進的な「サイドワインダー」ミサイルと優劣がなく、空戦時ロックオンから逃れられる者はほとんど誰もいない、と分析する。アメリカメディアは「霹靂-13」の出現に憂慮を示し、このミサイルは中国空軍の空戦能力を非常に大きく向上させ、アメリカ空軍と海軍航空隊に対し重大なな挑戦を構成する、と考える。日本は大変なパニックである。日本の月刊「軍事研究」は、殲ー20は中国の最も先進的な国産戦闘機であり、フェイズドアレイレーダーの性能上アメリカのF-22が使用するレーダーと同じで、もしさらに「霹靂-13」と結合したら、日本のアメリカから購入する武器装備にはいかなる口にできるような優勢もない、としている。

(頑住吉注:後のページのキャプションは重要性が薄いので省略します。)


 まあ反論は出るだろうなと思っていました。しかし「このデータは現在世界で現役のあらゆる格闘ミサイルを超え」と言ってますが、その前に挙げられているデータは単なるサイズのデータであって性能のデータではないとか、「あらゆる格闘ミサイルを超え、中距離迎撃を併せ配慮したフランスの『ミカ』ミサイルに近い」とされているミサイルが「解放軍に超遠距離空中攻撃能力を持たせる」とされてたり、ちょっと変です。ちなみに「軍事研究」誌は本当にこういう論調なんですかね。

 中国の無人機関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20130926/18065236.html


当局、すでに2つ以上の国外ユーザー向けに翼竜無人機を引き渡したと確認

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国の翼竜無人機の外形はアメリカの『プレデター』に似ている」)

【グローバルネット総合報道】2013年9月25日、第15回北京国際航空展が国家会議センターで開幕し、今回の航空展は28日まで続く。25日午後、航空展の現場で本ネット記者は展示に参加する中国航空技術輸出入社(略称:中航技)副総裁馬志平にインタビューした。

馬副総裁は外界が比較的関心を持ついくつかの問題に関し記者の質問に回答した。

翼竜無人機は中国が現在公開している先進無人機の1つで、ひとたびデビューするやすぐに公衆の広範な関心を引き起こした。翼竜無人機の対外販売状況に関し、馬副総裁はいくつかの最新の進展を明らかにした。説明によれば、翼竜無人機はすでに成功裏に多くの国に販売され、すでに2つ以上の国外ユーザーがこの偵察・打撃一体無人機を受領し、しかも国外ユーザーの評価は相当に高い。

現在、無人機の使用は全世界で1つの趨勢であり、中国軍機の伝統的ユーザーにとって、翼竜は比較的彼らの需要を満足させることができ、現在多くの伝統的ユーザーがすでに中国サイドと意思疎通を行い、この無人機に対し濃厚な興味を生じさせている。また、さらにいくつかの新たなクライアントとも交渉を行っているところである。

(頑住吉注:2ページ目)翼竜無人機はすでに国外ユーザーに認められている

(頑住吉注:3〜5ページ目)中国の翼竜無人機

(頑住吉注:6ページ目)アメリカの無人機技術はすでに非常に成熟している

(頑住吉注:7、8ページ目)中国の無人機領域における進歩は急速である


 日本はすでに無人機領域で中国よりはるかに遅れていますが、間もなくパキスタン、バングラディシュ、アフリカや南米の一部途上国より遅れている、という状況に陥ることが確実なようです。偵察用はともかく攻撃能力のある無人機を途上国に拡散させるのには問題があるのではないかという気もしますが。

 台風のせいでやや遅れたようですが、台湾が最初のP-3Cを受領したようです。

http://military.china.com/news/568/20130926/18065733.html


台湾軍、第1機目のP-3C対潜機を受領 対潜の範囲、10倍に増加へ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「原文に添えられた画像:P-3C『オライオン』対潜哨戒機」)

「ロシアの声」ウェブサイトがフランス通信社の報道を引用したところによれば、アメリカが台湾のために製造した12機の対潜機のうち第1機目は昨日すでに引き渡された。

報道は、P-3C「オライオン」対潜哨戒機は台湾南部の屏東県の空軍基地に降着し、その他11機は2015年までに台湾に引き渡されることになる、とする。アメリカが台湾向けに12機の対潜哨戒機を販売する協議は2007年に成立した。フランス通信社は、機の総額は19.6億アメリカドルで、台湾軍が新型機を装備すれば、その対潜の範囲は現在の10倍にまで増えることになる、とする。


 まあ使いこなすまでには多少時間を必要とするんでしょうが。

9月28日

http://military.china.com/important/11132797/20130927/18068824_1.html

 全体的には中身薄いんで訳しませんけど電力推進システムを装備した海警船が妨害しようとする日本船(明記してませんが海上保安庁でしょう)をはるかに置き去りにする圧倒的な性能を見せた、という記述があるんですが本当なんですかね。具体的に何ノット出るとは書いてないんですが。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-27/219662_2407216.htm#pic

 初めて明るみに出た殲ー20第4号機、ということです。私には分かりませんけどディテール変わってます?

 韓国関連です。

http://military.china.com/news2/569/20130926/18067193.html


韓米、駐韓米軍防衛費につき協議 アメリカ、韓国サイドに1兆ウォン負担を要求

【グローバルネット総合報道】 韓国連合通信社9月26日の報道によれば、韓米両国政府は現地時間25〜26日にワシントンで第4回ハイレベル会談を行い、間もなく期限が到来する「防衛費分担特別協定」につき協議した。

報道によれば、期間2日の協議の中で、韓米双方は以前の3回の会談の内容を基礎に、防衛費分担額運営制度の改善、2014年の分担総額、有効期限、有効期限内の毎年の増額比率など主要な焦点たる問題につき意見を交換した。

8月にソウルで行われた第3回協議の中で、韓国サイドは、制度上防衛費は他に流用できないことを規定することを承諾するよう要求を提出したが、アメリカサイドは不同意だった。双方の意見の隔たりは比較的大きい。2014年防衛費分担総額の件につき、双方の意見の隔たりは依然としてある。韓国政府は2014年防衛費負担額を8,695億ウォン(49.5億人民元)前後の水準に保持するよう提案したが、アメリカサイドは依然韓国サイドに1兆ウォンの負担を要求している。

韓米両国は1991年に駐韓米軍駐屯費用に関する「防衛費分担特別協定」を締結し、今までにすでに8回協定が締結されている。2009年に締結された第8次協定は2013年末に期限を迎える。


 何度も触れたようにアメリカの予算は非常に苦しく、多くの同盟国にさらなる負担を求めていますが、韓国も現在財政的に余裕がないので協議は難航するかもしれません。まあ決裂してアメリカが撤退することは有り得ないのでどこかに妥協点が見いだされるんでしょうが。

 潜水艦不足に悩むインドはやはり競争入札を行い、ロシアがこれを狙っているということです。

http://military.china.com/news2/569/20130926/18067220.html


ロシア、インドに向けアムール級潜水艦を販売することを希望 5年内に第1号艦を建造

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「アムール級潜水艦」)

「ロシアの声」ウェブサイトの報道によれば、ロシアの「ルビー」設計局副局長アンドレイ バラノフは現地時間25日、もしロシアがインドのために6隻の通常潜水艦を提供する競争入札で勝利したら、5年内に第1隻目の「アムール」級1650型潜水艦を建造でき、この潜水艦はその他の国の類似の潜水艦に比べ一連の優越性を持つ、と明らかにした。

報道は、バラノフはインドのコーチン市で初めて開催された2013年インド国際船舶製造・船舶機械・海洋技術貿易博覧会に参加した、とする。彼は、「アムール」級1650型潜水艦はより遠い距離から目標が発見でき、かつ騒音が最低レベルに達している、としたという。

ロシアメディアは、インドの6隻の通常潜水艦競争入札に勝利した国は本国で2隻建造し、残る4隻はインドで建造し、競争入札の期日はここ1ヶ月で発表される、とする。


 中国は、インドは技術を与えられるだけだが自分たちはロシアと対等に協力するのだ、と言うでしょうが結果的にどちらが優れたものになるかは分かりません。

 ベトナム・インド関係です。

http://military.china.com/news2/569/20130926/18067162.html


ベトナム・インド軍ハイレベル会談 両国の安全保障業務協力を強化

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インド参謀長委員会主席、ドゥバイスーと会見 画像のソース:ベトナム通信社」)

人民ネット9月26日の情報 ベトナム通信社の情報によれば、インドサイドの招待に応じ、ベトナム人民軍総参謀長ドゥバイスーはベトナム軍高級代表団を率いて23〜27日、インドに対する正式な友好訪問を展開する。

24日午前、ドゥバイスーとインドの参謀長委員会主席兼空軍参謀長ブラウンは会談を行った。

ブラウンは、ベトナムはインドの東南アジア地域の重要なパートナーであり、重要な作用を果たす、と語った。インドはベトナムとの安全保障業務協力を含む関係の推進を非常に重視している。

ブラウンは、インドは積極的にベトナムの国連平和維持活動への参加準備のために援助を提供し、かつベトナムに第2回ASEAN防衛大臣拡大会議(ADMM+)で提出する人道主義地雷排除行動専門家作業グループ設立の提案を支持する、とした。彼は同時に、インドは共同提案国の身分で、ベトナムサイドと積極的にこの提案を展開する、とした。

当日、ドゥバイスーはさらにそれぞれインド陸軍総司令、総合国防参謀部参謀長、海軍副司令などと会見した。


 インドはベトナムを味方につけたいでしょうしその可能性も充分ありますが、少なくとも個々の問題で中国側につく可能性も大いにあり得ます。

http://images2.china.com/mili/zh_cn/bbs2/11053806/20130927/18067713_2013092708363459495400.jpg

 主力ライフルで見る世界地図、といったものです。え、この国がこれを? というのもあり、一部知らん銃もまじってますが。

9月29日

 中国の戦闘機輸出関連です。

http://www.junshi.com/wangshangtanbing/107738/index.html


殲ー10、多くの国外クライアントの歓迎を獲得:中航の高官一つ一つ回答

2013年9月25日、第15回北京国際航空展が国家会議センターで開幕した。今回の航空展は28日まで続く。25日午後、航空展の現場で、本ネット記者は展示に参加する中国航空技術輸出入総会社(略称:中航技)副総裁馬志平にインタビューした。

馬副総裁は外界の比較的関心のあるいくつかの問題につき記者の質問に回答した。

中国の成都飛行機が研究開発した殲ー10系列戦闘機がパキスタンに輸出されるとの報道は何度も見られて珍しくもないが、公衆は殲ー10を中国の伝統的パートナーであるパキスタンに輸出できるか否かにも極めて大きな関心を抱いている。馬副総裁はこれに関しネット記者の質問に回答した。

(頑住吉注:原ページのここにある1枚目の画像のキャプションです。「殲ー10戦闘機」、続いて2枚目、「中国空軍の殲ー10戦闘機」)

馬副総裁は次のように語った。殲ー10がパキスタンに輸出されることは決してないと責任を持って言える。ある軍用機の輸出には、まず国の輸出許可証を得る必要があるが、現在まで関連の輸出許可証は決して得られていない。馬副総裁は、パキスタン空軍には第3世代戦闘機の使用の上できっと自分の考えや計画がある、と考える。彼は、パキスタン空軍は必ずある日自分の目標を達成し、夢を現実にする、信じている(頑住吉注:何が言いたいんだかいまいち分かりませんが殲ー10を輸入することはせず、中国とのFC-1共同開発の次は独自開発を行うはずだ、というようなことでしょうか)。

馬副総裁は、殲ー10系列戦闘機は国外の潜在的クライアントの極めて大きな関心を獲得しており、すでに非常に多くのクライアントと価格問い合わせなどの接触を行っている、と説明する。注意に値するのは、馬副総裁が、これらのクライアントにはアジア、アフリカ、ラテンアメリカの多くの国が含まれ、中国軍機の伝統的ユーザーが含まれ、これまで旧ソ連系列の戦闘機を使用していた国やフランス式戦闘機を使用している国も含まれる、と明らかにしたことだ。殲ー10系列戦闘機の輸出の前途の見通しは期待に値すると言うべきである。

(頑住吉注:これより2ページ目。なおこれ以後は本来別の記事だと思われます。)

9月初め、中国とパキスタンは中国の新疆和田地域において合同で期間3週間の「Shaheen-2」というコードネームの空中軍事演習を行った。

報道は、この演習は9月22日まで続いた、とする。またこれはすでに中国・パキスタン双方が第2回目に展開したこの種の演習であり、第1回は2011年にパキスタン国内で展開された、とする。「Shaheen-2」は初の外国戦闘機が中国空域内で参加した演習ということになる。

パキスタン連合通信社は中国国防部の情報を引用し、今回の演習をまず報道した。だが現在まだ今回演習に参加した戦闘機の機種、演習の規模、範囲、形式など具体的情報は分かっていない。中国・パキスタンが合同研究開発したパキスタン最新の戦闘機JF-17「雷電」(すなわち中国のFC-1「」戦闘機)戦闘機は今回の演習には決して参加していない。

原文に添えられた画像:中国の殲ー10戦闘機が中国とパキスタンの空中軍事演習に参加

原文に添えられた画像:「Shaheen-2」演習に参加した中国空軍飛豹戦闘爆撃機とパキスタン空軍の殲ー7G戦闘機。

最近、今回の合同演習に関する数枚の画像が公開された。パキスタン空軍がミラージュ-3とJー7(中国が同国のために研究開発した殲ー7の輸出型)戦闘機を派遣して参加したことが見て取れる。中国サイドは殲ー10戦闘機と飛豹戦闘爆撃機を派遣した。

(頑住吉注:3ページ目)原文に添えられた画像:パキスタン空軍のミラージュ-3戦闘機。


 殲ー10とFC-1の差異は比較的小さく、わざわざパキスタンが導入する可能性は私も低いのではないかと思います。なお殲ー10にせよFC-1にせよロシア製エンジンを搭載し、ロシアのアフターサービスを受ける必要があるのでロシアが同意しなければ事実上対外的に販売できないはずです。

 インドの空母関連です。

http://www.junshi.com/guojijunqing/107800/


「ヴィックラマディヤ」号空母、2014年2月にインド到着へ

中新ネット9月26日電 中国国防科学技術情報ネットの報道によれば、ロシアがインドのために改装する「ヴィックラマディヤ」(Vikramaditya)号空母は11月15日にインドに引き渡され、2014年2月にインドに到着することになる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:『ヴィックラマディヤ』号空母」)

当初の計画によれば「ヴィックラマディヤ」号は2008年にインド海軍に引き渡されるはずだった。だがその改装過程は決してスムーズではなく、一連の遅延に遭遇した。去年12月ロシアはこの空母の引き渡しを計画したが、航海試験中にそのボイラーが正常に作動できないことが発見された。

ロシア国防輸出入社の関係者は、「ヴィックラマディヤ」号空母はムンバイに駐屯することになり、ムンバイに到着する前にこの空母は14の港に短期間停泊することになる、とした。


 すでにテストは終わり11月引渡しとされていたので11月にインドで引き渡されるのかと思ったらロシア現地で引き渡されてインド到着は来年2月になるということです。何だかバルチック艦隊の日本行きを連想させる長い航海になりますが、当時の日本の同盟国イギリスの妨害のようなことはないのでスムーズにいくのではないでしょうか。中国船が監視、追跡を行うというようなことはないですかね。インドは空母運用経験があり、地上で艦上機のシミュレーション訓練も行い、長い航海中も艦員が訓練を行うでしょうから、戦力化は比較的早いのではないかと思われます。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-27/219683_2407517.htm

 9月25日に始まったロシア武器博覧会でメドヴェージェフ自ら新型装甲戦闘車を売り込んだ、という画像集です。SF的なデザインでちょっとカッコいいですね。

9月30日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-29/219704_2407710.htm#pic

 トルコのトライアルで勝利した紅旗ー9に日本製の部品が使われているということで話題になっています。まあ汎用の部品が使われるのを防ぐ方法はないでしょう。しかしある意味中国製部品のレベルがまだ低いことの証明でもありますね。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-29/219724_2408013.htm

 99式戦車の自動装填装置のディテールです。私にはよく分かりませんが。

 「遼寧艦」関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20130927/18068577.html


中国の遼寧艦の内部動力の設計は奇異 専門家たちさえ思いもよらないと話す

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「艦員は訓練を通じ不断に遼寧艦の性能の特徴を熟知する」)

まさにこの前夜、空には明るい月があり、機械・電力設備長の楼富強は何度も寝返りを打っていた。彼をおちおち寝ていられなくさせたのは空母のボイラーである。遼寧艦はまず直接始動できるボイラーを始動することが必須で、これらのボイラーの圧力が某一定の数値まで上がった時、やっとその他のボイラーが始動できるのである‥‥

1ヶ月前、楼富強は関係の専門家に質問を提出した。「伝統的方法は時間の消耗が長すぎ、空母出航の速度に影響する。炉内の圧力が高すぎ、危険要素が多い。改良によって始動時の蒸気圧力を下げることはできるのか否か‥‥」 得られた答えは、「原設計がこうなっている。不可能!」だった。

楼富強はこれに甘んじず、一種の強烈な責任感が彼の心中にわき上がり、彼は再度提示した。「方法を考えてみることはできるのか否か?」

相手方は仕方なく言った。「できるが可能性はごく小さい!」

「多くの創新の成果はまさにこの『可能性は小』の中から生まれるのだ!」 楼富強は確信する。「習慣的思考が『不可能』とする場所であるほど、創新の萌芽が成長する場所なのだ!」

楼富強はこの問題にこだわり、昼も夜もなく忙しく働いた。

楼富強は成功裏にボイラー始動時の蒸気圧力を低下させ、装備の安全性能を向上させると同時に始動時間を非常に大きく短縮し、空母のボイラー研究開発者も感服させた。

専門家たちは感慨をこめて、「蒸気の気圧がこんなに低くてもボイラーは依然始動できる。研究開発者である我々すら思いもよらなかった!」


 「遼寧艦」の動力に関してはよく分かっていませんが、これを読む限り蒸気ボイラーであるのは確かなようですが、本来の蒸気ボイラーを修復したものなのか、国産品を組み込んだのかははっきりしません。どちらかといえば前者でしょうか。

 中国の戦闘車両関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-27/219680_2407493.htm#pic


中国のATV多砲身ロケット砲が初めて明るみに! 世界で最もポケットサイズ

中国のATV多砲身ロケット砲

この小型車両は容易に砂浜、河床、林道、渓流、および劣悪な砂漠地形を走行でき、人員あるいは輸送物品を搭載し、送り届けることができる。普通の車両が機動し難い地形の上でも自在に走行できる。またロケット砲の後座力は低く、火力の爆発性が高いという特徴はこの車両により多くの戦術的応用範囲を付与することができる。(スーパー大本営フォーラムより転載)


 たぶん主に輸出用ですね。まあ乗ってる人が多砲身ロケットランチャーをかついでるのとそう変わらんような気もしますが。それにしてもこの間の航空展の画像でも気になったんですが、当然世界中の人から撮影される前提の展示品の脇でだらしない恰好で平気で携帯電話で通話してるのはやはり民度の差ってやつなんでしょうか。

 アメリカとの「歴史的電話会談」が話題になったばかりですが。

http://military.china.com/news2/569/20130928/18069852.html


イラン、アメリカの無人機を基礎に無人実戦機を大規模生産すると宣言

タス通信ネットの報道によれば、イランのPress TVテレビ局はイランイスラム革命防衛隊の情報を引用し、イランは金曜日、迎撃したアメリカの無人機を基礎に無人実戦機の大規模生産を開始すると宣言した、と報道した。

無人実戦機は「Shahed」と命名され、意味は「目撃者」である。この無人機は8発の爆弾あるいは何発かのSadidミサイルを装備することができ、移動および固定目標を破壊でき、飛行距離は1,700kmである。

以前イラン政府は何度もアメリカの無人機を迎撃したとしていた。これにはスキャンイーグル無人機が含まれた。一方、アメリカは失われた無人機の情報に関し事実だとまだ確認していない。


 本当に「迎撃したアメリカの無人機を基礎に」と言ったんでしょうか。別にそれは言う必要はなく中国みたいにあくまで独自に研究開発したと言い張ればいいような気がしますが。いずれにせよまた攻撃能力を持った無人機を生産できる国が増えたことになります。

10月1日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-29/219727_2408028.htm

 ロシア・フランス合作による新しい戦闘車両だということです。主砲は57mmだそうですが全体に何か中途半端な印象です。

 ちょっと変わった話題ですが。

http://military.china.com/important/11132797/20130924/18061105.html


中国、世界初の地雷防御靴を作り出す 兵士が触雷しても足指に軽傷を負うだけ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

第三軍医大学が研究開発した系列の地雷処理防護装具は世界に先んじたレベルに到達し、後方勤務衛生装備として初めて全軍の作戦装備序列に入れられ、しかも国連によって地雷処理平和維持行動の指定装備に列せられ、26カ国の地雷処理平和維持部隊の中で広範に使用されている。

1990年代、中国は第一次国境大規模地雷処理の時、負傷し、障害が残り、また死亡した者が数百人に達した。第二次地雷処理行動の中では逆にこうした者は1人も出ず、軍事的効果、利益は1億人民元に達した。第三軍医大学第三付属医院野戦外科研究所の研究員李曙光が研究開発した全身地雷処理防護装備はこれに対し重大な貢献をなした。

国際赤十字会の1990年代の統計は、1.2億個の地雷が全世界の64カ国に分布し、2分ごとに地雷によって死亡し、あるいは障害の残る負傷をする人がいる、ということを示している。20世紀末、中国政府は世界に向け宣言した。雲南国境において第二次大規模地雷処理を行う、と。

雲南の1,000km余りの国境防衛線上の地雷密度は1平方kmあたり3,600個に達し、文山地域だけで数千の軍人と民間人が死傷している。地雷処理部隊指揮部は第三軍医大学野戦外科研究所に助けを求め、地雷処理防護設備の問題の解決を請求した。組織はこの重任を李曙光に与えた。

「ある村では、100人集めてもまだ足100本に足りない。」 雲南で地雷による負傷状況を調査した時、李曙光は非常な驚愕を感じた。しかし、地雷処理部隊の防護装具は相当に簡単なものだった。すなわち、衣服内に鋼板を加え、地雷防護靴は長く幅広いエアバッグで、ひとたび触雷すればすぐ死傷がもたらされた。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「フルセットの地雷処理および防護装具を身につけ工兵訓練を行う。その中の地雷防護靴が非常に目を引く。」です。)

かつて李曙光は中国初の傷弾道実験室の創設に参加し、かつ傷弾道学領域で軍隊科学技術進歩一等賞、全軍「第九次五カ年計画」重大科学技術成果賞など多くの栄冠を獲得した。

数十回雲南、広西中越国境地雷処理部隊に赴き、100回余り地雷敷設区域を往復し、あらゆる地雷敷設場所をあまねく踏み歩き、メーカーと共に1,000回以上の実際の爆発試験を行い、李曙光はついに性能に信頼がおける地雷処理防護装具を研究開発した。

ある地雷処理の中で、兵士侯偉傑は右足で対歩兵地雷を音立てて踏み、強烈な爆発による振動と衝撃波は彼を10cm余り持ち上げた。足に地雷防護靴を履いていたため、触雷後の侯偉傑は右足にやや痺れを感じ、足の親指の内側に軽微な裂傷があった他には傷はなかった。このため、侯偉傑は世界で初めての、地雷防護靴を履いて触雷したためつつがなく安全だった人となった。

この後、李曙光の研究開発した系列の地雷処理防護装具は、国連によって平和維持装備に指定され、26カ国の地雷処理平和維持部隊の中で広範に使用されている。2003年8月、彼は招かれてレバノン・イスラエル国境に赴き、外国軍の平和維持部隊を訓練養成した。

第三軍医大学第三付属医院野戦外科研究所は全軍唯一の、野戦条件下での大量の負傷者の応急手当の技術、組織、救護装備、機材の研究、そして応急手当技術の養成訓練に従事する軍事医学機構である。

長年の戦傷研究の成果を利用し、2007年に李曙光はチームを率いてアメリカ、ロシアに次ぐ世界第3の「武器による生物殺傷効果評価センター」を提案し、推進して設立し、中国軍に火力による損傷、戦傷応急手当などの理論研究のために科学的鑑定を提供する権威ある機構を持たせた。(完)

(頑住吉注:3ページ目)中国工兵が簡易地雷処理装具を使用して作業を行う。

(頑住吉注:4ページ目)画像はインド軍の兵個人用地雷処理装具。その地雷防護靴は非常に怪異で、実際の機能を低下させると指摘されている。

(頑住吉注:5ページ目)画像は第一次大戦時期の兵個人用地雷処理装具。

(頑住吉注:6ページ目)中国軍が装備する総合地雷処理車。作戦機能は非常に出色である。

(頑住吉注:7ページ目)この総合地雷処理車は多種の地雷処理手段を持つ。

(頑住吉注:8ページ目)現在地雷防御車も国際兵器市場の人気商品の1つになっている。画像は外国の「水牛」地雷防御車の実弾抗打撃試験。


 現に第一次大戦時の地雷防御靴の画像もあり、世界初というのはどう考えても事実に反していますが、こうした方面にも力を入れているんですね。ちなみに5ページ目の第一次大戦時の地雷防御靴は爆風を受ける面積が小さいワイヤー状のもので足を地面から離し、かつ足の裏にあたる部分は球面にして爆風を受け流そうとしており、古いものながら非常によく考えられていると感心します。4ページ目のインドの地雷防御靴も似たコンセプトです。一方中国のはただ単に靴の裏に分厚いクッションをつけただけのようで、だから体が浮き上がったり軽傷を負ったりするのではないかと思われ、そんなに自慢できたものではないような気がしますが。

 韓国関連です。

http://military.china.com/news2/569/20130929/18070556.html


韓国、国産GPS制御誘導爆弾を発表 射程は120km、誤差5m

[イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」2013年9月25日の報道による] 韓国の軍事工業企業LIG Nex 1社は先日、同社が研究開発した韓国のGPS制御誘導爆弾(KGGB)の細目を発表した。この制御誘導爆弾はLIG Nex 1社と韓国国防研究開発局が共同で研究開発したもので、主に韓国空軍に装備されることになる。

韓国のGPS制御誘導爆弾は普通に使用されている爆弾に装備できる制御誘導ユニットで、爆弾の射程を延長し、かつ制御誘導の能力を提供でき、454s級およびそれ以下のクラスの爆弾に装備できる。韓国のGPS制御誘導爆弾の射程は120kmで、搭載機の投弾高度は3〜12km、円確率誤差は5mだとされる。韓国のGPS制御誘導爆弾はGPS/INS制御誘導システムを採用し、テストを経てF-4「ファントム」II、F-5「タイガー」II、F-15K、KF-16、FA-50など多種の戦闘機上で安全に発射できる。

韓国国防研究開発局とLIG Nex 1社は2007年から韓国のGPS制御誘導爆弾の研究開発を開始し、2012年12月に研究開発は完成した。現在LIG Nex 1社は韓国空軍に韓国のGPS制御誘導爆弾を引渡し中で、2013年の引渡し数は100セットになる見込みである。韓国のGPS制御誘導爆弾はGBU-31連合直接攻撃弾薬の補充装備となり、すでにF-15KおよびKF-16への装備が許可されている。また、韓国はさらに2,268s級のGBU-28制御誘導爆弾を装備している。(北方科学技術情報研究所 王建波)


 特に斬新なものではなく、先日台湾も同じようなものを開発した、というニュースがありましたね。

10月2日

 昨日からまた更新少ないなと思ったら中国は国慶節で7日まで休みだそうです。速報性のある記事が少なくなったら、読みたいのに後回しにしてたまっている歴史秘話ものとか銃器関連とか、またあまりに長すぎて敬遠していた記事とかを読んでみるつもりです。

 中国の無人ヘリ関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20130930/18072950.html


中国航空宇宙科学技術の6ローター無人機、投弾打撃試験を完成させる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国航空宇宙科学技術が研究開発する6ローター無人機。各種装備が搭載でき、偵察監視、甚だしきに至っては攻撃作戦任務が執行できる。」)

最近、中国航空宇宙科学技術集団社四院康本社が研究開発し、カーボンファイバー複合材料構造プラットフォームを提供する6ローター無人機が関連の軍事科目演習を完成させ、完全な成功を獲得した。

今回演習に参加した3機の6ローター機の全体構造は康本社によって統一的に設計、製造されたもので、機体、旋臂(頑住吉注:たぶん個々のローターを取り付けているアームのことだと思います)、脚はいずれもカーボンファイバー複合材料によって作られている。演習の期間、無人機は相次いで垂直発着、定点ホバリング、手動飛行、あらかじめ設定された航行ルートの飛行など搭載なしの試験と弾薬を搭載しての負荷試験、および投弾打撃試験などの科目を完成させ、各項目の指標は要求に到達した。

素早く信頼性のある分解組立を実現し、敏捷な機動での任務執行の要求を満足させるため、康本社は6ローター無人機の全体構造に対し改良設計を行い、もって携帯性と信頼性を増強しているところである。(閔満倉)

(頑住吉注:2ページ目)現在新疆国境防衛部隊に、すでにこの無人機が正式に配備されており、国境地域に対する管理コントロール能力が強化された。

(頑住吉注:3ページ目)別の中国企業が研究開発した兵個人用4ローター無人機。この無人機はすでにエジプトへの輸出に成功している。

(頑住吉注:4ページ目)これはイギリス軍が装備する世界最小の無人機、「黒蜂」ミニ無人機である。全長10cm、全幅2.5cm、重量16gで、正真正銘の特殊作戦の利器である。(頑住吉注:これに関しては3月8日のコラムで紹介したことがあります。)

(頑住吉注:5ページ目)現在中国はすでに無人ヘリの核心技術を掌握し、かつ系列化された多機種を発展させている。

(頑住吉注:6ページ目)中国企業がV750無人ヘリをベースに研究開発したV750-SW型高精度無人航空撮影システム。地上目標に対する識別精度は5cmにも達する。

(頑住吉注:7ページ目)中国海軍はすでに艦載無人機を装備済みである。画像は日本が撮影した、「舟山」号054A型護衛艦の尾部甲板から発進したばかりの艦載無人ヘリ。

(頑住吉注:8ページ目)日本サイドが明るみに出した中国海軍無人機はオーストリアのSiebel社のS-100無人ヘリに似ている。


 このままいけば近い将来中国の歩兵が多数の無人機で日本側を攻撃し、もちろん多数が撃墜されるも一切の人的損害なく日本側に甚大な被害を与え、一方日本側には同等の手段が全くなく、中国が日本の後進、人命軽視ぶりを嘲笑する、という場面が出現する可能性はかなり高いでしょう。

 紅旗ー9に日本製の部品が使われていた、という例の件関連です。

http://www.junshi.com/zhongguojunqing/108064/


我が紅旗-9ミサイル、日本の電子部品を用いる 潜水艦は日本製レーダーを用いる

原題:紅旗-9ミサイル、日本の電子部品を使用 国防の安全が非常に憂慮される

9月26日、トルコが中国の紅旗-9型遠距離対空ミサイルの購入を決定したとの情報は世界を注目させ、外国メディアと軍事フォーラムの熱烈な討論を引き起こしている。中国の武器の発展速度に対する驚嘆が見られる他、逆にいくつかの外国メディアは矛先を中国の工業能力という問題に真っ直ぐに向けてきており、中国は武器システムの研究開発上巨大な突破を獲得したが、武器工業の基礎産業領域は依然他国に制約され、特に電子部品、新型材料、半導体、工業製造設備領域では長期にわたって輸入に頼っている、と考えている。一部の外国のネットユーザーは画像をアップし、中国の紅旗-9型ミサイルは日本の某ブランド(頑住吉注:画像に思いっきりパナソニックってありますが)が生産したAZ8112型リミットスイッチを採用し、また中国の潜水艦は日本の某工場が生産したナビゲーションレーダーを使用している、と指摘した。

周知のように、ある国の国防産業はその国の全体的工業および情報化の能力に根を下ろすものである。中国は20年近く前から重工業と産業化での進歩が顕著だが、半導体をメインとする大規模集積回路産業、精密電子設備をメインとする電子部品産業、新型材料をメインとする材料応用・材料加工領域では、日韓、欧米などの国と巨大な隔たりが存在する。中国のカーボンファイバー、電子部品、半導体は長期にわたり日韓などの国からの輸入に頼っており、ひとたび禁輸されれば結果は想像できないものになる。こうした安全上の手抜かりを消し去ることは、中国人の面前に並べられた主要な課題である。我々は産業と経済の発展という立ち位置からこの問題を取り扱う必要があるだけでなく、さらには国防の安全と国家戦略というレベルからもこの問題を解決する必要があるのであって、日韓産業に対する依存からの脱却はすでに焦眉の急である。

(頑住吉注:原ページのここにある1枚目の画像のキャプションです。「画像は中国の紅旗-9型ミサイルのミサイルの起立発射架上に、日本の某ブランドが生産したAZ8112型リミットスイッチが採用されているところ」続いて2枚目。「紅旗-9は日本の電子部品を使っている」)

日本は現在国内電子部品の最大の輸入元である。特にコンデンサー、抵抗器、インダクタンスなどの製品領域はさらに突出し、2010年のこの3種の製品の日本からの輸入はそれぞれ35.0%、28.1%、18.6%の比率を占めた。ひとたび禁輸されれば、国内のコンデンサー、抵抗器市場は比較的大きな影響を受けることになり、しかも日本から輸入されるのは主にハイエンドの製品で、国内では現在代替を実現し難い。外国のネットユーザーは、中国の紅旗-9は日本の某有名ブランドが生産したリミットスイッチを使用している、としている。(頑住吉注:これ以後リミットスイッチの説明が少し続いていますが、私電気関係全然分からず、たぶん日本語で読んでも理解できないので省略します。)


 中国が尖閣問題でレアメタルを外交カードに使ってきたのは記憶に新しいですが、日本も電子部品を外交カードに使うことが一応可能だということです。しかしレアメタルと違って中国の日本の電子部品に対する依存度は圧倒的というほどではなく、ハイエンドの製品に関しても探せばヨーロッパの国々などからも買えるでしょう。またレアメタルを外交カードに使われた日本がインドや旧ソ連構成国などからの輸入を必死で追求したように、日本が電子部品を外交カードに使えば中国も他のルートを探すと共に国産化に非常に大きな力を注ぐでしょう。レアメタルの単純な輸入と違ってそれは多くの技術分野の進歩に波及し、長い目で見て逆に日本の不利益になることが考えられます。このカードはここ一番のためになるべく温存すべきでしょうね。


















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