コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその59

10月12日

 「遼寧艦」関連です。

http://www.junshi.com/zhongguojunqing/108382/


大佐:中国、年末にあるいは初の空母艦隊遠洋航海試験を行うか

最近、中国初の空母遼寧艦は予定の試験任務をスムーズに完成させた後、青島の某軍港に帰港し停泊したが、これは遼寧艦の初公海以来持続時間最長、航行距離最長の海に出ての試験だった。外界は中国がいつ初の空母艦隊を建設するのかという情報にも特に関心を注いでいる。軍事専門家曹衛東はメディアのインタビューを受けた時、年末あるいは来年にはもう艦隊が形成されて遠海での巡航任務執行の試験が行われるかもしれない、とした。

報道は、遼寧艦の今回の航海では、各タイプの艦載機が累計で各種の飛行100余回を完成させ、相次いで殲ー15艦載戦闘機の長短滑走路最大重量発進、最大重量制動着艦および多くの武器の組み合わせでの発着など海上試験飛行科目を行った、とする。また複雑な気象条件下での多くの型の多くの艦載機の短時間連続発進、回収作業任務を成功裏に実現させた。そして多機種、多任務が交差して行われる組織規律を確認した。艦載機駐艦飛行指揮プロセスがさらに一歩最適化され、飛行甲板作業プロセスが充分に検証された(頑住吉注:「駐艦」の意味がいまだに分からんのですが)。

(頑住吉注:原ページのここにある1枚目の画像のキャプションです。「資料画像:殲ー15艦載機が遼寧号空母から発進する」、続いて2枚目、「資料画像:中国海軍大佐で海軍専門家の曹衛東」)

遼寧艦がいつ自らの艦隊を組成することができるのかに言及した時曹衛東は、遼寧艦は現在試験と訓練任務を行っており、これは将来の実際の作戦運用のためだ、とした。空母艦隊が出て行くなら制海権と制空権を争奪する、あるいは対地攻撃を行う必要がある、ということはごくはっきりしている。理論的に言えば、このような艦隊はどんな任務を執行するかによってどんな艦艇を連れるかが決まり、編成がなされるべきである。例えば制海権を争奪する時は、何隻かの駆逐艦、護衛艦および潜水艦を連れる必要があるかもしれない。現在の進度によれば、この艦隊が遠海に出て巡航任務を執行するには、一体どのようなレイアウト、割り振りの効果がより良いのかを試してみる必要がある。私は、年末あるいは来年にはもう艦隊が形成されてこのような試験が行われるはずだと思う。(黄子娟)


 訓練の進展はスムーズのようですし、まあ遠くない時期に行われる可能性は高いでしょうね。

 朝鮮半島関連です。

http://military.people.com.cn/n/2013/1010/c1011-23145028.html


朝鮮、3年でもう武力統一? 分析、あるいは通常を超えた挙があるか、とする

朝鮮半島はここ2日非常にきな臭く、韓国の非難の声が絶えず、北朝鮮は「3年で武力統一」のスローガンを発し‥‥地域の動揺ぶりは一触即発のようである。ある分析者は、北朝鮮の挙動は世界の関心を引きつけるためで、半島の平静は韓国・北朝鮮に関係するだけでなく、中米にも関係する、と考える。北朝鮮が通常を超えた挙をなす可能性がある、とする視点もある。

9日、韓国の「朝鮮日報」、「京郷新聞」などは次々に北朝鮮最高指導者金正恩、「3年で武力統一を公言」との題で大きく報道している。「朝鮮日報」は、国家情報院の8日のレポートは、北朝鮮の改正戦時計画「戦時事業細則」が、「共和国南半部の民主愛国力量が蜂起し、北サイドの支援を要求した時、宣戦を布告する」と明確に規定している、と明らかにしたとする。報道は、韓国国家情報院院長南在俊は8日非公開の議会情報委員会の会議上この「驚くべき情報」を明らかにした、とする。非公開の会議のため、レポートの内容はいずれも会議に参加した新国家党議員趙源震によって会議後にメディアに間接的に伝達された。「朝鮮日報」は、同時に会議に参加した野党民主党議員鄭清来が、いわゆる金正恩が部隊に対韓国攻撃命令待機状態に入るよう指示したというのは誤って伝わったニュースであり、南在俊のレポートの中にこの内容は決してないとした、としている。韓国軍も、過去数ヶ月の動向に基づき、北朝鮮軍に現在異常は決してないと推断する、としている。

韓国の「中央日報」は9日、北朝鮮は「しばしば」武力統一実現の話をする、とした。ロイター社は8日、北朝鮮はしばしば韓国およびアメリカに対し「攻撃の威嚇」を発するが、行動に移すことはごく少なく、外界は普遍的に「北朝鮮のこの種の口頭による攻撃は政治的目的から出ている」と考えている、とした。北朝鮮の発した「警告」に対し、アメリカは「動じない」とし、国務省スポークスマンは「この種の発言は北朝鮮を孤立無援の現状から離脱させることはできないし、国際社会と対立することで支払う代償を軽減することもできない」とした。フランス通信社は8日、韓国は北朝鮮がこの種の言論の挑発によって国際社会と逆行する行いを停止するよう懇切に促している、とした。ソウルの東国大学教授金容鉉は、「北朝鮮は『好戦的言論』によってワシントンの注意を引きつけている」と語る。

中国共産党中央党学校国際戦略研究所教授張l瑰は次のように考える。北朝鮮が砲口を転じるのは必ずしも脅しではなく、これこそ自身の実力をはっきり示すことだと考えているかもしれない。金正恩が「武力統一」を指示したのは必ずしも誤って伝わった情報ではなく、金一族はこの国家の目標を放棄したことは全くなく、北朝鮮が通常を超えた挙をなす可能性がある。「北朝鮮は年初に第3回核実験を行った後、その対外、対内政策いずれにも調整が起き、今年4月前後の朝鮮半島が緊張した時期、北朝鮮は最終的に一線を越えなかった。このことは外部の北朝鮮に対する牽制に効果があることを示す。」 だが張l瑰は、北朝鮮核問題は国際談判の場で頻繁に膠着に陥り、しかも膠着自体が北朝鮮の勝利で、半島情勢の長期的予想に対してはまだ楽観できない、と考える。

韓国Yニューステレビ局の評論は、北朝鮮の一連の動きの目的はアメリカに6カ国協議のテーブルに戻るよう迫ることである、とする。朝韓、朝米軍関係は今膠着状態に陥り、この局面を打破する必要があり、北朝鮮に切れるカードは核実験しかない。朝韓関係の上では、双方は会議の模式から「口喧嘩」の模式に変わり、10月4日に北朝鮮が初めて名を挙げて韓国大統領朴槿恵を非難して以来、双方は尊厳の問題で繰り返し交渉している。

韓国統一省が8日に発表した資料は、北朝鮮最高指導者金正恩の政権掌握後、218名の党、政治、軍幹部の中で97名が交代させられたことをはっきり示している。金正恩の政権掌握後今年9月まで全部で305回公開の活動があり、去年は軍の活動が最多で、今年は経済に関する活動が最多である。韓国メディアは分析し、金正恩政権はすでに2年近く、核心的当局者の交代はその政権に対する掌握能力が不断に強化されているところだということをはっきり示している、とする。(万宇 劉暢)


 まあ北朝鮮はたいてい口だけですし、「共和国南半部の民主愛国力量が蜂起し、北サイドの支援を要求した時、宣戦を布告する」というのは非現実的なことを挙げてそれが起こったら戦争する、つまり婉曲に戦争しないと言っているようにも取れますが。

10月13日

 中国の戦車関連です。

http://military.people.com.cn/n/2013/1009/c1011-23138528.html


ロシアメディア:中国戦車自ら流派をなす だが99式は近代化されているとは評価できない

ロシア軍事視察ネット10月7日の報道によれば、99式戦車は中国国防工業の誇りであり、現在の中国戦車製造の最高の成就を代表しており、この領域のあらゆる最新技術の集中的体現である。

外国メディアは、中国軍および軍事工業システムの関係者はしばしば99式戦車を世界最良の戦車の1つと称する、とする。半世紀余り前以来、中国が戦車製造領域で非常に大きな成就を取得し、すでに真に自らの設計の流派を形成していることは認めるべきである。99式戦車およびその改良型は中国軍の現在最も完備され、先進的な戦車である。その車体と砲塔に使用されている複合装甲は防御性能をさらに一歩向上させる。制御誘導武器の打撃を受けるのを避けるため、この戦車はさらにレーザー対抗システムを配備している。

報道は、99式戦車がロシアの戦車同様使用するのは125mmスムーズボア砲であり、しかも自動装填装置が配備されている、とする。車長と砲手にはいずれもサーモグラフィー装置が配備されている。99式戦車の装備の中にはさらにレーザー距離測定装置、弾道コンピュータおよび自動目標追跡機が含まれる。確定できるのは、99式戦車の火力コントロールシステムが敵サイドの戦車の位置を正確に確定し、かつ必要な時は隠蔽された位置から発砲できる、ということである。

文章は、99式戦車は1,500馬力の大出力ディーゼルエンジンを使用し、このため自重が54トン近くても路上走行速度が時速80kmに達し得、かつ優越したオフロード能力を持つ、とする。ここ何年か中国は500両近い新式戦車を生産しており、このうち99式戦車が多数を占め、何年か前中国は99A1式改良型戦車を展示したことがあり、砲塔の外形は99式オリジナルとやや異なっていた。99A2式戦車は中国がさらに一歩研究開発した新たな成果である。火力コントロールシステム、照準装置方面いずれにも非常に大きな変化がある。また、新型戦車は全て戦場情報ディスプレイを装備し、アクティブ防御システムがレーザー対抗システムに取って代わっている。だが、99式戦車の改良型は技術が複雑なため現在少量生産しかできず、まだ装甲部隊の中で広範な使用が獲得されてはいない。

報道は、何十年か以来中国戦車製造業は非常に困難な道を通ってきており、これはライセンスによる組み立てから自主設計への発展である、とする。周知の原因により、中国はずっと世界先進レベルを追いかける状態にあり、この過程で不断に新技術を掌握し、自身の難題を解決してきた。1970〜80年代、中国の立ち後れは特に顕著に示されたが、90年代の状況は急速に変わった。より完備された新型戦車が単一装甲および100mmあるいは105mm主砲を使用した戦車に取って代わり、99式戦車の出現まで至った。外観から見てこの戦車は外国の近代化された製品に劣らないが、一部の専門家は、99式戦車はまだ真に近代化された戦車とは評価できないと考えている。ある人は、中国の戦車製造レベルは今になっても依然世界先進レベルとでは隔たりが存在し、99式戦車は1980年代末の外国が製造した戦車に相当し得るに過ぎない、と推測する。

報道は、中国の新式戦車と外国の最新の製品と比較を行うのは非常に困難だと考える。冷戦終結後、世界の戦車製造領域の先進国であるロシア、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスは非常に大きく新型戦車の研究開発速度を緩めた。これらの国はここ何十年来主に現有の戦車に対する近代化グレードアップ改造を行っており、一方中国はずっと大型装甲設備の研究開発を停止していない。ここのところ、中国は少なくともいくつかの方面ですでに競争相手に追いついている。

文章は最後に次のような結論を出している。中国の技術者はここ何十年か戦車製造業の発展のために非常に大きな努力をしてきた。現在中国にはすでに一連の性能が世界の主要戦車生産国と勝負できる装甲技術設備を生産する能力がある。このことは、中国の設計者は現在新製品を研究開発しており、遠からぬ未来にもう完全に近代化された新型戦車を登場させる、ということを意味している。


 日本も完全新規の戦車を登場させましたし、ロシアも次世代戦車を登場させるようです。またレオパルドIIなども初期型とはもはや別物になっており、他国が足踏みする中で中国だけが進歩しているわけでは当然ありません。

 中国のヘリ関連です。

http://www.junshi.com/zhongguojunqing/108491/


中国、リチウム電池駆動ヘリを研究開発:軍事行動への参加が可能

記者は最近、中国が現在リチウム電池駆動ヘリの研究開発に着手、展開していることを知った。新たな設計は伝統的な航空エンジンを完全に放棄し、新エネルギー源の使用を推進すると同時に、ヘリの全体的騒音を軽減する。

世界各国は効果の高い省エネヘリの発展方面ですでにある程度の貢献をしている。このうち、EUは「グリーンヘリ」計画を提出済みであり、アメリカは「ファイアフライ」デモンストレーションサンプル機を研究開発した。一方国外の関連の技術領域との同歩調での発展を実現するため、中航工業ヘリ所も現在ある新概念電力駆動ヘリの研究開発を展開中である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:中航、新型無人ヘリを研究開発」)

中航工業ヘリ所の研究開発人員の説明によれば、設計中のクリーンエネルギー電気駆動ヘリは、リチウムイオン電池を動力源として採用し、出力密度の高いモーターを駆動し、モーターはローターとテイルローターを連動させ、ヘリの飛行を実現する。この設計方案は伝統的な航空エンジンを完全に放棄し、ヘリの排気ガスの排出をなくし、ヘリの全体的騒音を低下させる。

将来の電池技術の進歩、航続時間の延長とともに、電気駆動無人ヘリは戦場偵察、攻撃、パトロール、航空写真撮影など多種の軍用、民間用任務が執行できるようになる。(楚天)


 おもちゃの電動ヘリはあるわけですから小型の無人機ならすぐにも可能ですが、どこまで大型のものが可能なんですかね。

10月14日

 中国のステルス戦闘機関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20131011/18083171.html


ロシアメディア:中国の殲ー31には艦載版計画はない 殲ー20、117Sを装備と伝えられる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「『鶻鷹』戦闘機」)

【グローバルネット総合報道】 ロシアの「ペリスコープ2」ウェブサイト10月9日の報道によれば、中航工業集団社およびその輸出分社当局代表は最近イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」に対し、同社は長期的将来にわたり現在の輸出製品ラインナップを保持すると同時に、国際市場でアメリカのF-35と「グローバル打撃戦闘機」の座を争奪し得る次世代戦闘機を積極的に研究開発する、とした。だが見通せる範囲の将来においては、中国の戦闘機プロジェクトは依然ロシア製エンジンに頼ることになる。

文章は、中国の戦闘機プロジェクトは依然ロシアのエンジンという問題の制約を受け、中国は依然ロシアのエンジンの使用を継続することになり、これは少なくともさらに5〜8年である。何故なら国産航空エンジンの研究開発と生産は依然中国企業の最大の挑戦課題だからである。先日ロシアサイドは北京航空展で展示したRD-93エンジンを布カバーで覆って遮蔽し、撮影されることを防止したが、重点的に守られた部分には低圧圧縮機のブレードもあったし、エンジンの噴射ノズルもあった。原因はこのエンジンが腕を振るう場に、中航工業代表が「先進戦闘機概念」(AFC)と称する新型ステルス戦闘機が含まれるかもしれないことだ、とされており、この機には2台のエンジンが装備されると見られる。

これまでこの戦闘機は殲ー31および「310工程」とも呼ばれてきた。中航工業代表は、この戦闘機の研究開発目的は海外市場向けに供給し、F-35と競争するためであり、当初は決して中国空軍向けの供給をするつもりはなかった、と指摘した。中国とパキスタンが合同で研究開発して生産するJF-17「雷電」/FC-1「梟竜」同様、「先進戦闘機概念」の研究開発にも外国のパートナーの参与があるかもしれない。この機はアメリカのF-35と市場を争奪するのに用いられることになるが、以前のメディアの報道と異なるのは、中国にはしばらくはまだ「先進戦闘機概念」艦載版の研究開発計画はない、ということだ。この情報も初めての報道のようだ。

ある噂は、中国航空工業のもう1つの旗印である殲ー20には、ロシアの「サターン」科学生産連合体が研究開発した117Sエンジンが当然搭載されるべきであり、これはスホーイー35やT-50の動力装置と同じである、としている。(編集翻訳:林海)

(頑住吉注:2〜5ページ目のキャプションは1ページ目と同一。6、7ページ目)外国メディアは中国の「鶻鷹」戦闘機はロシア製RD-93エンジンを使用している可能性があると推測している。画像は対比図

(頑住吉注:8ページ目)外国メディアは、ロシアが生産するRD-33/93エンジンは中国の「梟竜」戦闘機および「鶻鷹」戦闘機の主動力であると考えている。


 まあイギリスメディアの取材に本当のことを答えるという保証はないわけですが。

 「中国第5世代機関連4題」で紹介した、「パキスタンの専門家:パキスタン、あるいは殲ー10の購入を遅らせるか 殲ー20をより歓迎」という記事と大幅にかぶっており、少し詳しくした、という感じの記事ですが。

http://military.china.com/important/11132797/20131011/18082967.html


アメリカの専門家、殲ー10Bが第4世代半戦闘機であると認める

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「殲ー10戦闘機は中国が西側に追いつき追い越すことに成功した代表例である」)

【グローバルネット総合報道】 ロシア軍事平等ネット10月10日の報道によれば、IMFはパキスタンに資金貸付を提供すると同時に非常に過酷な条件を提出し、このことはパキスタンサイドが計画通り中国から36機の殲ー10B型多用途戦闘機を購入できない結果をもたらす可能性がある。アメリカの軍事専門家リチャード フィッシャーは、殲ー10Bは近代化された機載設備(特にレーダーシステム)が配備された「第4世代半」戦闘機であると考えている。

IMFがパキスタンに資金貸付を提供すると同時に非常に過酷な条件を提出したため、パキスタンが計画通り中国から36機の殲ー10B型多用途戦闘機を購入できないかもしれない結果がもたらされる。この前ある分析者は、パキスタン・中国両国は2009年にこの新型戦闘機購入に関する初歩的協議を成立させ、最終的契約の総額は14億アメリカドルと見られる、と考えた。

パキスタンの退役空軍准将で、かつて戦闘機飛行員と試験飛行員を担当したことのあるカイザー トゥフェイルは、パキスタンの現在の国内経済条件をもってしては、今後2、3年内に新型武器システムを購入することは全くできない、と指摘する。IMFが規定する貸付条件によれば、パキスタン政府の予算支出は厳格な制限を受け、これには軍備購入の費用も含まれる。注意を促しておくことが必要なのは、中国の軍事代表団がかつて今年9月の最終週にパキスタンを訪問したが、双方が当時殲ー10の購入問題を討論したかどうかはまだはっきりしていない、ということだ。

中国がパキスタンに販売しようとしている殲ー10Bは殲ー10Aの改良型で、中国国産のWS-10A型ターボファンエンジンを装備し(殲ー10Aはロシア製AL-31Fエンジンを装備)する。カイザー トゥフェイルは、ああしたパキスタンと友好関係を保持している中東のアラブ諸国はよりアメリカのF-16を購入したがっており、全く実戦経験を経ていない殲ー10ではない、と考える。彼は同時に、パキスタン政府の1個中隊分だけ中国最新型戦闘機を購入しようとする計画に対し疑義を表明し、少なくとも3〜4個中隊分を購入してやっと最も経済的になる、と言明した。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「殲ー10B戦闘機の性能は西側の第3世代半戦闘機に相当するはずである」です。)

カイザー トゥフェイルは、もし殲ー10にロシア製エンジンを配備しても、この戦闘機の購入計画の妨げになることはなく、何故ならロシアは以前中国がパキスタン向けにロシア製RD-93エンジンを装備したFC-1「梟竜」戦闘機を輸出することに同意しているからだ、とする。彼は、ロシアとパキスタンの関係は近年来すでにある程度改善している、と考える(頑住吉注:パキスタンが直接ロシアの兵器を購入しようとしており、それは実はロシア・インド関係にひびを入れるための策略だ、なんていう話もありましたね)。

殲ー10Bは2009年初めに初めて明るみに出た。軍事専門家は、この機の機首部分は楕円形を呈し、かつわずかに下向きに傾斜しており、このことはこの機がアクティブあるいはパッシブフェイズドアレイレーダーを装備済みであることを表している、と考える(追加装備の時期は2011年)。また、殲ー10Bはさらに赤外線捜索・追跡システムを配備し、空気取り入れルートにもより先進的なDSI超音速空気取り入れルートを採用済みである。少なくとも1機の殲ー10Bの原型機はすでに国産のWS-10Aエンジンに換装されているが、その量産型がWS-10Aを装備するのか、それともロシア製のAL-31Fなのかはまだはっきりしていない。

中国の取得した技術的進歩は同様に殲ー10の対パキスタン輸出にも影響する可能性がある。ある情報は、パキスタン空軍は性能がより先進的な殲ー20の購入を考慮する可能性がある、とする。だがカイザー トゥフェイルはこの可能性は大きくないと考える。彼は、殲ー20は未来の色彩が濃厚な戦闘機であって、性能はまだはっきりしておらず、今この戦闘機の購入計画を討論するのはまだ時期尚早である、と指摘する。

アメリカの軍事専門家リチャード フィッシャーは、殲ー10Bは近代化された機載設備(特にレーダーシステム)を配備した「第4世代半」戦闘機であると考える。もしパキスタンが販売価格5,000〜6,000万アメリカドルの殲ー10Bの初の買い手になれなくても、ベネズエラ、アルゼンチン、ペルー、マレーシア、インドネシアといったような国々がこの価格が適度な多用途戦闘機に対する濃厚な興味を生じさせている。(北斗)

(頑住吉注:以下のページのキャプションは既出のものあるいは微妙に違うだけなので省略します。)


 前の記事では国産エンジンの装備が確定のように書かれててちょっと引っかかったんですが、やはりまだ分からないんですね。というか現状では輸出に中国製エンジンは使えない可能性が高いと思われます。

10月15日

 ロシアと中国の無人機関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20131011/18083154.html


ロシア:中国の無人機はロシアに少なくとも4〜5年先んじている

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「今年の北京航空展で展示された『翼竜』に近い『彩虹-4』偵察・打撃一体無人機。これらは互いに競争し、共同で国際市場を開発する。一方ロシアはこの方面においてまだ空白である。」)

人民ネット10月11日の情報 「ロシアの声」ウェブサイトの報道によれば、ロシア戦略・技術分析センターの専門家ワシーリ コーシンは、無人機領域では中国はすでにロシアを何年か超えており、アメリカの先進的成果に比べごくわずかに立ち後れているだけだ、と指摘した。

「ロシアの声」ウェブサイトの報道の原文は以下の通りである。

ロシアメディアは軍事工業体系の消息筋の人物の話を引用し、離陸重量20トンのロシアの攻撃型無人機サンプル品に対する初のテストは2018年になる、と報道した。一方より軽い重量5トンの無人機の原型機に対する初のテストは2015から2016年の間である。注意が必要なのは、ロシアでも西側でも、このように複雑な軍事科学技術計画は実施の時しばしば妨害を受ける、ということである(頑住吉注:直訳ですが、たぶん「困難に遭遇する」というような意味でしょう)。

しかし、もしこれらの計画が全面的に実施され得ても、無人機領域において中国に4〜5年立ち後れていることを意味する。周知のように、レーダー特性を低下させた中国の大型作戦無人機「利剣」は2013年初めに登場し、かつすでに試験をパスしている(頑住吉注:まだ地上滑走だけのはずです)。これは決して中国唯一の低レーダー特性の無人機ではない。中国はさらにアメリカの「RQ-170センチネル」に似た無人機を作り出している。

また、中国は2011年〜2012年には早くも、より軽い攻撃型無人機「翼竜」の大量生産を開始しており、この機種は重量が1,200kgに達する。性能方面では、この機はアメリカの「プレデター」に似ている。現在、この無人機はすでにいくつかの国に販売され、これには中東の国1カ国が含まれる(頑住吉注:去年6月7日のコラムで「アラブ首長国連邦が輸入した中国製翼竜無人機の標的射撃が不調」という記事を紹介したことがあります)。「翼竜」のためにはより多くの類型の武器が開発済みで、これにはレーザー制御誘導ミサイルや小型誘導爆弾が含まれる。一方ロシアには現在まだ武器を搭載できる無人機は1機種もない。

ロシアの立ち後れには客観的で計画に関連する誤りという原因がある。無人機生産の技術はすでに1990年代末から21世紀初めの主要な要求だった。ロシアの経済が最も困難で国防工業が最も困難だった時期、国防工業はずっと生存に忙しかった。後に資金ができた後、より関心が注がれたのは無人機の電子設備であってその他のシステムではなかった。このように時間が失われたのである。

ロシアは自らの豊富な有人飛行機研究開発経験に頼って無人機を研究開発することができる。だがロシアにはまだ無人機に必須なピストン式飛行機用エンジンの成熟した生産がなく、多種の類型の材料および専門設備の生産もない。問題の一部分に関しロシアはイスラエルや西欧諸国の企業と協力しての問題の解決を企図しているが、この種の協力はアメリカの政治的立場に高度に依存する(頑住吉注:必要な場合アメリカはこれらの国に圧力をかけて止めさせることができる、ということです。例えばフランスがロシアに強襲揚陸艦を販売するのも止められてないんですけどね)。世界の無人機市場の拡大につれ、中国にも自らの立場をしっかりと固めるチャンスがあり、(頑住吉注:安価な有人戦闘機領域とは違い)ロシアとのこの領域における競争を心配する必要もない。

(頑住吉注:2ページ目)少し前ある報道は、ロシアがアラブ首長国連邦の攻撃無人機(画像)を導入しようとしているとし、結果として国内のひとしきりの非難に遭った。ロシアの無人機に関して言えば、間違いなくその大国の地位に符合していない。ところで中国の現有の軍用無人機は完全にロシアに輸出でき、ロシア軍の過酷な需要を満足させることができる!

(頑住吉注:3ページ目)今年のモスクワ航空展の期間にロシア軍高級将校は、T-50第5世代機を元に無人戦闘機を研究開発する、とした。

(頑住吉注:4ページ目)1990年代、中国はすでにもう殲ー7戦闘機を元に超音速無人機を完成していたが、主に科研試験にだけ用いられた。

(頑住吉注:5ページ目)今年5月、中国の「利剣」ステルス無人機が成功裏に地上滑走試験を完成させた。中国の無人機技術はすでに世界一流グループに身を置いている。

(頑住吉注:6ページ目)ミニ無人機方面では、新彊国境防衛部隊がすでに6ローター無人機を装備しており、この機は武器を搭載して対地正確打撃が行える。

(頑住吉注:7ページ目)中国の「翼竜」攻撃無人機はすでに成功裏に輸出され、アメリカの先進製品と正面からの競争が展開できる。

(頑住吉注:8ページ目)米軍のMQ-9などの先進無人機は、作戦機能レベルにおいて中国製品に比べ決してはっきりした優勢はない。


 全体的技術が遅れている中で無人機に特別に力を入れた中国のやり方はかなり成功していると評価すべきでしょう。しかし殲ー31、運ー20の時は地上滑走の直後に初試験飛行を行っており、地上滑走から半年近くたっても「利剣」が飛んだという情報がないのはこの分野の難しさを示していると言えそうです。

 台湾の話題です。

http://military.china.com/news/568/20131014/18088968.html


台湾、三千万新台湾ドルを費やして兵士の胸章を交換 浪費と批判される

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「現行の台湾兵の兵籍名札の姓名は右から左に表記されており、来年変更される。画像は芸能人である明道(林朝章)が入隊後ライフルドリルを行う場面。画像は台湾メディアから」)

台湾メディアの報道によれば、台湾安全保障業務部門責任者の厳明は先日、来年元旦から全軍21.5万人余りの胸に付けられる兵籍名札の名前の配列順序を現行の「右から左」から「左から右」に一斉に改めるよう命令を下し、費やされる費用は3,000万新台湾ドル余りと見られている。

台湾内部の人は、現行の兵籍名札に不都合な問題はなく、しかも当局の予算は逼迫しており、「これが浪費でなければ何が浪費か?」と批判する。朝野の民意の代表(頑住吉注:って具体的に誰?)は、今は交換の好機ではなく、この金を将兵の装備更新に使った方がいい、と考える。

現行の台湾軍の兵籍名札の表面には右から左へと姓名が書かれており、裏には血液型が記入され、2つのピン付きボタンで軍の常服の胸の前に固定され、もって上官あるいはその他の人に一目瞭然とするのに利する。

台湾当局は2005年にあらゆる公文書を左から右に書くよう改めると発表した。軍内部の人は、当時安全保障業務部門は兵籍名札が右から左になっているのは蒋介石時代に規則で定められたことで、予算を浪費する必要はない、と考え、このため変更しなかったのだ、と語る。

この人物は、前「大臣」高華柱の時代、兵籍名札の書き方を変更するか否か研究したが、予算問題ゆえに未決定だった、と語る。だが厳明がひとたび着任するや、「3,000万新台湾ドル余り使って軍の威信が樹立されるなら納税者の金を使うことに何の問題もない」とした。

下層の将兵は、いっそアメリカ軍の使用するスチール製タグを真似て、姓名、血液型、宗教信仰、防毒面の寸法等の情報を記入する方がよく、その方がかえって実用的だ、と考える。

台湾軍のスポークスマン羅紹和は、この挙は現在の公務部門の公文書は左から右にするという規定に依拠したもので、軍は規定に依拠して変更するだけだ、と強調する。

内部関係者が厳明の浪費を批判していることに関して羅紹和は、「過去にしなかったことであり、彼も何故なされなかったのか理解していないわけでは決してないが、今『大臣』が勇気をもって行ったのであり、絶対にいわゆる金の浪費ではない。」と強調した。

国民党所属の民意の代表(頑住吉注:ああ、国でない建前から国会議員とかいう用語が使えないから言い換えていたんですか。普通「立法委員」とか呼んでるんですけどね)馬文君は、現行の迷彩戦闘服は決して戦場の必要性に符合しておらず、兵籍名札を交換するくらいならむしろデジタル迷彩戦闘服に交換し、戦闘人員の生存率を高めることこそ重要だ、と語る。

民進党所属の民意の代表陳欧珀は安全保障業務の充実は絶対に支持するが、この兵籍名札を左から右に表記するという効果のない投資に対してはまさに浪費だと考えるし、浪費にはきっぱり反対だ、と語る。


 1新台湾ドルは3.3円くらいなので1億円くらいですか。癒着した業者のぼったくりじゃないの? と思いましたが計算すると1個当たり465円くらいなんで、非常識なほど高いとは言えないですかね。まあ予算全体から見れば微々たるものでしょうけど、確かにもっと有効な使い道があるだろうと言いたくなる気持ちも分かります。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-10-15/220003_2412903.htm

 紅旗ー9にパナソニック製スイッチが使われているという話題が先日ありましたが、これは052型駆逐艦、艦ナンバー113「青島艦」に日本のKODEN社のGPSアンテナが使われている、という画像です。

http://military.china.com/important/11132797/20131015/18089703.html

 中国中央テレビが解放軍の演習を報道した際、壁に対台湾作戦地図が映り、「故意に威嚇したのか?」と話題になっているそうです。今台湾をことさら威嚇するような理由はなさそうで、考え過ぎだと思いますがね。

10月16日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-10-15/220010_2413010.htm

 「翼竜」無人機の生産ラインの画像集です。

 ロシアの戦闘機関連です。

http://military.china.com/news2/569/20131014/18089063.html


ロシアメディア:ロシア、ブラジルにスホーイー35をセールス かつT-50戦闘機共同研究を提案

タス通信社の報道によれば、ロシアの代表団のあるメンバーが、ブラジルとの談判の期間に双方でT-50第5世代未来航空総合システムサンプル機を共同研究開発するよう提案する、と明らかにした。

ロシア国防大臣セルゲイ ショイグ率いるロシア代表団は10月14〜17日にペルーとブラジルを訪問する。代表団メンバーにはロシア連邦軍事技術協力局局長アレキサンダー フーミンとロシア国防輸出社総裁アナトリー イサイジンが含まれ、軍事および軍事技術協力の問題を討論することになると見られる。

報道は、この代表団メンバーが次のように語ったとする。「我々はブラジルでの談判のテーブルで協力パートナーに、スホーイー35戦闘機の完成品サンプル機を購入するだけでなく、さらに我々と共同でT-50未来航空総合システムサンプル機を共同研究開発するよう提案することを準備している。」 彼は、ロシアとブラジルは軍事技術協力などの領域で戦略的パートナーシップを建立済みの「BRICs」(頑住吉注:経済成長の著しいブラジル、ロシア、インド、中国の頭文字をまとめた呼び名)構成国だと注意を促す。

ブラジルは今に至るもまだ、40億アメリカドルを出資して空軍のために36機の大型戦闘機を購入する決定をしていないとされる。短い入札募集リストの中の、残る3種の機種の飛行機は次の通りである。ダッソー航空社が生産する「ラファール」戦闘機、ボーイング社が生産するF/A-18E/F「スーパーホーネット」戦闘機、サーブ社が生産するJAS-39「グリペンNG」戦闘機。

ロシアメディアは、この代表団メンバーは、スホーイ社が生産するスホーイー35戦闘機はこのリストに入っておらず、このためロシアサイドはブラジルに共同研究開発という形で未来航空システムを研究開発して完成品の戦闘機の購入に換えることを提案すると決定した、と強調した、とする。


 どうも内容のそこかしこに矛盾があるような気がして要領を得ないんですが、ブラジルにこういう提案をするということは、あるいはT-50の研究開発期間が伸びてロシアとインドの資金では苦しくなりそうだということかもしれません。

 北朝鮮関連です。

http://military.china.com/news2/569/20131014/18088978.html


外国メディア:北朝鮮の押収された戦闘機は実は交易用 燃料を満載し随時作戦可能

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「北朝鮮空軍の主力戦闘機ミグー21(資料画像)」)

AP通信社の報道は、この前パナマによって拿捕された北朝鮮の「清川江」号が搭載していたミグー21などの武器は決して北朝鮮が言うように修理のためではなく、キューバと武器交易を行うためのものだった、と推断している。

今年7月、パナマは1隻のキューバから北朝鮮に向かう北朝鮮貨物船を阻止し、かつ船から武器を探し出した。北朝鮮の武器輸出問題がこれにより外界の関心を引き起こした。

事件に関わった北朝鮮の貨物船「清川江」号は7月12日にパナマ運河を通過している時に阻止された。数日にらみ合いになり、かつ北朝鮮船員の激烈な反抗に遭った後、パナマ海軍人員は最終的に乗船して検査することができ、かつ武器と部品が入っているらしいコンテナを発見し、直ちにこの船を拿捕した。

7月16日、キューバ外務省は声明を発表し、「清川江」号は1万トンの黒砂糖を搭載している他、さらに240トンの「使い古しの防御性武器」を搭載し、この中には「ボルガ」および「ペチョラ」対空ミサイルシステム各1セット、9発の分解したミサイルおよびその部品、そして2機のミグー21戦闘機と15台のこの戦闘機のエンジンが含まれている、と事実確認した。声明は、これらの武器はいずれも20世紀中葉に生産されたもので、維持修理後再度キューバに運び戻され、キューバの国防の需要を満足させるのに用いることになる、としていた。

これに対し、朝鮮中央通信社は北朝鮮外務省スポークスマンの話を引用し、「これらの武器は合法な協議に基づき、北朝鮮に運ばれ維持修理の後再度キューバに送られる古い武器だ」とした。

外国メディアはパナマ上層部の人物の話を引用し、「精密な調査結果に基づき、ミグー21戦闘機はすぐに作戦に投入できる状態にあり、戦闘機には燃料が満載され、見たところ修理の必要はないことがはっきり示された」とする。彼はさらに説明を補充し、「キューバが武器の修理のためにミグー21などの武器を北朝鮮に運ぶという主張には決して説得力はなく、価格2億アメリカドル相当の武器交易の可能性が高い」とした。


 武器を他の品に埋めるような形で隠していた、検査しようとしたら激しく抵抗したという時点でもう真っ黒けだと思いますが、何故こんなことが分かるのに何か月もかかるのか、輸送中燃料を満載にするものなのか、という疑問もあります。

 韓国関連です。

http://military.china.com/news2/569/20131014/18088941.html


韓国メディア:韓国軍、最少で2隻の軽空母を保有して中日に対応する必要がある、と考える

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「韓国メディアが出した中日韓空母級戦闘艦の比較図」)

【グローバルネット報道 記者 李小飛】 韓国の「朝鮮日報」10月14日の報道によれば、韓国海軍は2012年すでに「中日が空母を持つ状況下で、韓国は軽空母を保有する必要があるのか否か」の問題を関連の部門に委託して研究を行った。その結果は、韓国は最少で2隻の小型多用途上陸艦を持ち、もって緊急状況下で領海を守護、奪回し、周辺諸国に対し最大の戦略効果を形成するのに便とすべきである、とはっきり示した。

韓国議会国防委員会の新国家党議員鄭熙秀が13日に韓国政府から獲得した資料は、韓国海軍が国防研究所にこの問題の研究を委託し、2012年11月に上述の最終報告を得た、とはっきり示している。報告はさらに、「独島」級の第2号艦を2〜3万トン級の軽空母に改造し、現有の「独島」艦は垂直離着陸機が使用できる構造に改造することを提案している。

韓国の消息筋の人物は、海軍はすでに軽空母保有の「3ステップ」計画を研究済みであるとも明らかにした。すなわち、第1歩は「独島」艦の改造、第2歩は「独島」級第2号艦を多用途直通甲板上陸艦に改造、第3歩は2028年から2036年に2隻の3万トン級軽空母を保有する、というものである。

報道は、韓国海軍のこの挙は以前の立場との差異が比較的大きい、と指摘する。韓国海軍は以前、空母は中長期戦力増強計画にまだ入れられておらず、長期的政策課題に属すだけだ、としていた。海軍がこの種の構想を出すのは、ひとたび中国および日本と蘇岩礁および独島(日本は竹島と称する)をめぐって主権紛争が発生した時、周辺国の「挑発」を抑止することが必須だからである。

韓国軍の消息筋の人物は、周辺国と主権紛争が発生した時、陸上基地戦闘機が反応を行うには30〜40分間を必要とするが、すでに争いのある海域に出動している空母艦載機は2分間以内にもう緊急対応ができる、とする。北朝鮮がバイリン島および延坪島など「西北の島嶼」の「占領」を企図した状況下で、空母は現在の陸上基地戦力に比べより強力で迅速となる。

報告はさらに韓国海軍が中、大型空母を考慮しない原因も説明している。報告は、韓国にとって中国のそれとの比較に耐える空母の確保は過度な選択であるとする。韓国に適した選択は、「ハリアー」式戦闘機やF-35Bなど垂直離着陸機、および上陸作戦に用いるヘリを搭載し、上陸作戦を支援できる多機能軽空母である。中大型空母の費用や対応効果など性能:価格比方面は韓国に適していない。


 ステルス戦闘機購入に苦しんでいる状況で空母保有というのは非現実的な感じですが、強襲揚陸艦を改造して垂直離着陸戦闘機を運用するならまあ可能ではあるでしょう。しかしいまさらハリアーでは北朝鮮にしか有効に対応できず、F-35は非常に高価な上いつ手に入るか全くわからないですからね。

10月17日

http://military.china.com/news2/569/20131016/18093508.html

 全文訳しませんけどインドの「ヴィックラマディヤ」号空母が11月30日にロシア領海を出てインドに向かう、とロシア副首相ロゴージンが発言した、ということです。到着は2014年2月になる見込みだそうで、遠いから当たり前かもしれませんけどずいぶんかかるもんですね。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-10-16/220072_2413999.htm

 フランスが建造するロシアのミストラル級強襲揚陸艦が11月15日にフランスで進水式を行った際の画像集です。

 殲ー20関連です。

http://bbs.xinjunshi.com/jujiao/20131015/116645.html


中国、殲ー20を117Sエンジンに換装することを望む

【グローバルネット総合報道】カナダの「漢和安全保障業務評論」2013年10月号の報道によれば、ある判断は中国がスホーイー35を購入するのは主にこの機が装備するエンジンを気に入っているからであり、しかも後期の試験飛行型殲ー20にAL-41F(117S)エンジンが採用される可能性が極めて高く、甚だしきに至っては初期生産の殲ー20派生型次世代戦闘機上にも一部のスホーイー35のエンジンが採用されると考えている。だがこれに対しロシア航空工業界最高クラスの当局者は、「あり得ない」とした。

報道は、平可夫がロシア航空界の高官に、およそ7〜8年を要し、ロシアサイドはスホーイー35のために再度泣きを見ることになる、と警告したとする。だが、およそ15年後、中国人はまた振り返って次世代戦闘機エンジンの協力のためにロシア人を探すことになる、と。

文章は、ロシア工業界高級当局者はエンジン問題の困惑に対し中国サイドに疑問を提出した、とする。これに対し平可夫は回答し、中国とロシアにはエンジン方面で非常に大きな隔たりが存在し、中国サイドはより多くのAL-41Fを輸入し、彼らの次世代エンジンの研究を促進する、あるいは直接より多くのAL-41Fエンジンを輸入し、直接殲ー20をこれに換装するかもしれない、とした。

これに対し、報道はロシア当局者の話を引用し、この種の状況が発生することはあり得ず、ロシアサイドはたった24機のスホーイー35のために彼ら向けに大量のAL-41Fエンジンを輸出し、彼ら自身の戦闘機の使用に供させることはあり得ない、とした。もし中国人が本当により多くのAL-41Fを必要とするなら、より多くのスホーイー35を輸入するしかない。

このことは次のことを意味している。ロシアはすでにAL-41Fエンジンの輸出数はスホーイー35の数と比例させることを決定しており、もし中国がより多くのAL-41Fエンジンを必要とするなら、2つの選択しかない。1、より多くのスホーイー35を輸入する、2、単独の談判を行い、その他の契約を締結し、AL-41Fを輸入する。この場合価格は当然異なる。


 途中訳が分からない記述がありますが、ロシアはこの新型エンジンを基本的に単独では売らず、機に装備されている分と常識的範囲内の予備しか売らないので、多数欲しければ非常に多数のスホーイー35を買うしかない、ということのようです。より高い値段でなら単独の契約に応じる可能性がある、というのはこの記事の筆者が考えているだけでロシア当局者が言ったわけではないようですね。

 中国・パキスタン関連で、これも航空エンジンがらみです。

http://military.china.com/important/11132797/20131015/18091260.html


外国メディア:中国、中古のRD-33を輸入 パキスタンは梟竜を捨てF-16を取るようだ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「梟竜戦闘機は全天候、単発、単座、小型の超音速戦闘機である」)

カナダの「漢和安全保障業務評論」10月号の報道によれば、中国は最近旧ワルシャワ条約機構加盟国から一定数のRD-33エンジンを輸入した。文章は、これらのエンジンおよびその部品はパキスタンに与えられる可能性が極めて高いと考える。

文章はヨーロッパ航空工業界の情報ソースを引用し、中国が旧ワルシャワ条約機構加盟国から一定数の旧式なエンジンを輸入した、とする。これらのエンジンあるいは部品は、パキスタンのために購入した可能性が極めて高い。より不思議なのはJF-17梟竜戦闘機の生産である。現在パキスタンは2個中隊のみ梟竜戦闘機を装備済みで、2012年には梟竜に換装した新たな中隊はなく、このことはこの年度に梟竜戦闘機が生産されたのか否か疑うに値する、ということを意味している。要するに、パキスタン空軍は梟竜への換装を決して急いではいないようで、逆に積極的に第三国に梟竜をセールスしているのである。

このためパキスタン空軍の換装の重点はF-16が優先である可能性が極めて高い、ということが見て取れる。資金が欠乏し、限られている状況下で、パキスタンは決してまだ梟竜戦闘機複座型の研究開発作業に参加していない。複座型梟竜はパリ航空展で初の展示を行ったが、実際のところ機体構造に対し比較的大きな変更が行われ、背部の整形燃料タンクの容積などが増加されていた。

もう1つの可能性は、パキスタン空軍の資金が欠乏し、このため梟竜への換装作業の進行が緩慢なのかもしれないというものだが、中国が中古のRD-33を輸入したのは、パキスタンがエンジンの部品を必要とするからのようで、中古部品は相対的に安価である。だがこれは実際には非常に危険である。このことは元々の工場が中古部品を使用したエンジンに維持修理保障を提供することはない、ということを意味するからである。パキスタン空軍はずっと同じ手法を使用しており、中古部品でミラージュ戦闘機を維持修理している。

(頑住吉注:2ページ目)梟竜戦闘機は2002年5月31日に設計が完成し、2003年8月25日に初試験飛行した。2007年にパキスタン空軍への引き渡しが開始された。

(頑住吉注:3ページ目)梟竜戦闘機は中国・パキスタン合同研究開発プロジェクトの1つで、パキスタンも中国航空技術輸出入総会社がセールスを担当する250機の中から利益を獲得し、このため機のセールスに対し非常にポジティブな作用を持つ。

(頑住吉注:4ページ目)梟竜戦闘機は先進的なS字型空気取り入れルートの設計技術を採用している。

(頑住吉注:5ページ目)2010年7月19日、2機のパキスタン空軍の梟竜戦闘機がイギリスのファーンバラ国際航空展に参加し、初めて公開されデビューした

(頑住吉注:6ページ目)梟竜戦闘機の設計思想は比較的保守的で、これは主に技術的リスクを避ける考慮から出ている

(頑住吉注:7ページ目)梟竜戦闘機はSD-10アクティブレーダー制御誘導中距離空対空ミサイルの発射能力を持ち、初期型のAIM-7「スパロー」中距離レーダーセミアクティブ制御誘導空対空ミサイルしか発射できないF-16Aに比べると、梟竜戦闘機は中距離空戦の中で一定の優勢を持つと言える。

(頑住吉注:8ページ目)2013年5月22日、李克強首相がインドからパキスタンに飛んで訪問を開始したが、パキスタン国境進入後、パキスタンの6機の梟竜戦闘機が李克強首相専用機のために全航程の護衛を行った。


 何だかどこにポイントがあるのかはっきりしない記事ですが、比較的近い殲ー11を欲しがっていることも合わせ、パキスタンが梟竜戦闘機に不満を持っている可能性はありそうです。

10月18日

 中国の戦闘機輸出関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20131014/18088033.html


中国、4年で187機の戦闘機を輸出 単価が極めて低い!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「梟竜は我が国が現在輸出する最高ランクの戦闘機である。だが国際戦闘機市場で主に相対しているのはミドル、ローエンドのユーザーである。横を向いて対比すれば、価格でも、利潤でも、まだ米ロという強国とは比べられないのである。」)

【グローバルネット総合報道】ロシア軍事工業総合体ウェブサイト10月14日の報道によれば、ブラジルの「aereo」ウェブサイトが10月11日に発表したデータは、世界戦闘機、爆撃機輸出販売数ランキングで、ロシア、アメリカ、中国がトップ3に位置し、2009年から2012年までの間に全部で900機余りの多用途戦闘機を輸出し、交易の金額は524億アメリカドルである、ということを示している。

過去3年内、ロシアは作戦機の販売数の上で初めてアメリカを超え、全部で384機の戦闘機を輸出した。これは主にスホーイファミリーで、交易の金額は全部で171億アメリカドルである(単価4,450万アメリカドル)。この間アメリカは外国向けに全部で339機の戦闘機を提供し、金額は全部で314億アメリカドルである(単価9,260万アメリカドル)。中国のこの市場でのこれに対応する指標は187機の戦闘機、総額37億アメリカドルである(単価1,970万アメリカドル)。

現在すでに締結されている戦闘機供給契約によれば、今後3年(2013〜2015年)戦闘機の輸出、販売量はやや減少し、全部で529機、総額414億アメリカドルになると見られ、2016年までに商品が引き渡されるはずである。今後3年戦闘機の輸出数が下降するのは主に次の理由である。第1、ロシア、アメリカ、中国の新世代戦闘機輸出版が2020年までに対外的に供給できない。第2、世界各国の軍事費支出が下降を続けている。第3、多くの国の空軍がどんどん各種ミサイルの購入を重視している。

(頑住吉注:2ページ目)注意が必要なのは、梟竜戦闘機は中国・パキスタン協力プロジェクトだということである。将来パキスタン本土の梟竜/JF-17は国際市場にもセールスされる。

(頑住吉注:3ページ目)殲ー10戦闘機の輸出に関しては、報道は国外ユーザーの問い合わせがあると言っているが、真に契約が締結されるまでの距離は現在まだ未知数である!

(頑住吉注:4ページ目)見ておく必要があるのは、中国が輸出する戦闘機の中には、依然殲ー7など旧式な機種もある、ということである。一方において我々がより先進的な戦闘機を輸出していないことがあり、他方においては我々のユーザーが先進戦闘機を購入する実力がごく限られていることもある。

(頑住吉注:5ページ目)殲ー31が輸出という目標を照準していることに関しては、すでに広く噂が流れ伝わっている。だが機種の技術の競争ということで言えば、その優勢は現在予測し難いが、ユーザーの競争ということで言えば、その目標たる市場はどこにあるのか?

(頑住吉注:6ページ目)F-35は問題まみれと指摘されたが、時間の推移と共に、現在ではすでに大量装備が開始され、かつ輸出されている。中国が国際ハイエンド戦闘機市場で1つの席を占めるまでには、まだ相当長い道がある!

(頑住吉注:7ページ目)外国に輸出される中国の殲ー7戦闘機

(頑住吉注:8ページ目)今に至るも中国の殲ー7戦闘機はまだ少数生産の状態が維持されている


 ここで言う単価は総額を単純に機数で割った数字で、実際には高価な機種も比較的安価な機種もあるはずですが、アメリカの単価は中国の約4.7倍、ロシアでも約2.3倍ですから途上国が中国製戦闘機で我慢するのもうなづけます。アメリカ製はロシア製の約2.1倍で、戦闘機自体の性能はそこまでの開きはないと思われるのでロシア製が売り上げを伸ばしているのもある意味当然でしょう。個人的にはこの状況はF-35、T-50、殲ー31が販売の主力になってもさほど大きくは変わらないのではないかと思いますが。

 ロシア関連です。

http://military.china.com/news2/569/20131015/18091048.html


プーチン、他国のロシア武器コピー生産に対し不満 最も典型的なのはAK

【グローバルネット総合報道】 タス通信社2013年10月14日の報道によれば、ロシア大統領ウラジミール プーチンは全世界の兵器市場においてロシア武器製造商が知的財産権保護に入れる力を強めるようアピールした。

彼は2013年10月14日、ロシアと外国の軍事技術協力委員会のある会議上で上述の表明をし、プーチンは現在の国際軍備市場は他人の武器の設計を不法にコピーして生産する状況が氾濫しており、ロシア政府は自国の科学技術密集型製品およびその知的財産権を有効に保護し、ロシアの軍備生産商、武器設計製造者の利益を確保する必要がある、と強調した。またプーチンはさらに国際法の枠組み内でロシア武器機種の国外におけるライセンス生産の知的財産権保護を強化するようアピールした。これはソ連時代に東欧などの国と締結した契約をカバーする必要があるだけでなく、さらにその最新武器装備の機種も保護する必要がある。

ある専門家の統計によれば、ロシアの武器の不法コピー生産はロシアに毎年60億近く損失させ、かつ国のイメージを損ねている。最も典型的な例はカラシニコフ突撃銃であり、少なくとも15カ国で不法に生産され、これは東欧ではすでに特殊な問題になっている。


 今さら遅くないか、という感じですが。まあ本気でやるなら間違いなく一番損害を与えている(勝手にコピーするだけでなく輸出してロシアのシェアを奪っている)中国を最優先のターゲットにすべきでしょう。プーチンがこう考えていることはたぶんスホーイー35輸出契約の条件などにもある程度影響するのではないでしょうか。

 もう1つロシア関連です。

http://military.china.com/news2/569/20131015/18090940.html


ロシアメディア:ロシア空軍、2014年までに30機のスホーイー34戦闘機を装備

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「スホーイー34戦闘爆撃機(資料画像)」)

ロシアメディア10月12日の報道によれば、ロシア国防省は11日、2014年末までにロシア空軍は30機のスホーイー34フランカー戦闘爆撃機を新たに装備する、とした。ロシア国防省の11日発表の声明によれば、ロシア航空製造業の巨頭であるスホーイ社は約定通り2013年末までに空軍向けに14機のスホーイー34を引き渡し、かつ「翌年その他の16機を引き渡すことを承諾している」とした。

(頑住吉注:上の部分は元々の記事ではリードで、本文が完全に繰り返しになっているので一部省略します。)

契約によれば、2020年までにロシア空軍はスホーイ社から124機のスホーイー34戦闘機を受領することになる、とされる。

スホーイー34戦闘機はスホーイ社によって設計、製造され、性能は優良で、最大航続距離は4,000km、重量8トンに達する正確制御誘導武器が搭載できる。スホーイー34は最終的にはロシア空軍と海軍のスホーイー24戦闘機に完全に取って代わることになる。


 ちなみにこれに関しても中国が中国版スホーイー34とされる殲ー17を開発中だという不確かな情報があります。

10月19日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-10-18/220124_2414795.htm

 遼寧艦のリフトに乗った殲ー15の画像は初めて公開されるものだそうです。

http://military.china.com/news/568/20131018/18097164.html

 全文訳しませんけど衛星が撮影した中国のカタパルト実験設備の画像ということです。

 久しぶりにオーストラリア関連です。

http://military.china.com/news2/569/20131017/18095932.html


オーストラリア外務大臣、日本の軍事正常化を支持、とする オーストラリアメディア、中国が不満を持つのを心配

「Australian New Express Daily」の10月16日の報道によれば、オーストラリアの新外務大臣Julie Bishopは10月15日、東京で演説した時、オーストラリアは日本の「軍事正常化」を支持する、とした。オーストラリアメディアはBishopの態度表明が中国の不満を引き起こすのを心配している。あるオーストラリアの専門家も、オーストラリアが日本と親しくすることが、中国の中国・オーストラリア自由貿易談判からの退出をもたらすことを心配している。だがBishopは、オーストラリアは中国、日本、韓国との外交関係を併せ配慮することができる、と考えている。

「The Australian」の報道によれば、日本は自衛隊の作用をもはや過去の単純な国土の安全維持に局限しないことを意図しており、この挙は中国に阿倍政権の動機に対する懸念を感じさせている。オーストラリアの日本を支持するこの挙動には、中国の不満を引き起こすリスクがある。報道は、オーストラリア新首相Tony Abbottは最近、日本はオーストラリアのアジアにおける「最も親密な友人だ」との言い方を持ち出しており、これも中国にマイナス面の見た印象を持たせる可能性がある。

Bishopは15日に日本で演説した時、オーストラリアあるいはその他の盟友と安全に関する任務を共同で執行する方面において、オーストラリアは日本がより重要な役割を演じ得ることを支持する、と指摘した。彼女は、「我々は日本が当地区およびそれ以外の地域の維持保護により大きな貢献をなし得ることを希望し、その方式は我々やアメリカとの同盟関係によるものを含む。我々は日本の軍事がより正常化し、もって日本がより重要な役割を演じるのを助けることを支持する。」とした。Bishopはさらに、「The Australian」に対し、オーストラリアと世界の非常に多くの場所は日本とある程度の協力があり、日本がより重要な役割を演じることは、「当地区、オーストラリア、ないし世界全てに対しより有利である」とした。だが彼女は、日本の軍事正常化を許すことがデリケートな話題のようだ、ということも認めている。

報道は、オーストラリア自由党政府は12ヶ月以内に日本、中国、韓国と自由貿易協議を達成することを希望している、と指摘する。中国・オーストラリア両国の自由貿易談判は長年来膠着状態にあり、オーストラリアの国防専門家Hugh Whiteは、もしオーストラリアがこのように情熱的態度で日本と親しくし続ければ、中国に自由貿易談判からの退出をもって報復とさせる可能性がある、と警告する。

だが、Bishopは決してWhiteの視点に賛成してはおらず、かつ日本と韓国は北アジア地域の大国であり、一方中国はオーストラリア最大の貿易パートナーであり、オーストラリアはこのいくつかの国との関係を併せ配慮することができる、とする。さらに、「我々は中国との関係を重視し、我々は中国とより広範かつ深入りした関係を持ち、しかもこれは単に資源業や貿易関係のみに基づくものではない。北京サイドはすでにこのポジティブなシグナルを受け取っている。」とした。(記者:張暁芳)


 オーストラリアのような比較的大きな国でもこのように気を使わざるを得ないんですからもっと小さな国のかじ取りは大変ですね。

 次はインド関連です。

http://military.china.com/news2/569/20131016/18091781.html


ラファールのインドへの販売契約2014年まで遅延 インド空軍心配で気が気でない

【グローバルネット報道 記者 範辰言】 アメリカの「Aviation Week」の10月15日の報道によれば、インドの金額数十億アメリカドルに達する126機の中型多機能戦闘機(MMRCAプロジェクト、2012年1月にフランスのラファールが入札に勝利)契約の、最終的な締結期日は少なくとも来年4月まで遅延することになり、この期間、インド空軍の戦闘機の総数はやりくりが非常に困難となる。

報道は、もし2014年4月に契約が締結できれば、インド空軍が最初のラファール戦闘機を受領する時期は2017年になる、とする。インド空軍は現在34個戦闘機中隊を維持しているだけで、一方国家の安全保障業務の需要は42個中隊である。インド空軍参謀長はこれに対し心配で気が気でなく、彼は中型多機能戦闘機購入計画には予備のその他の選択可能な計画はなく、インド空軍は来年の契約締結を必要とし、再び遅延させてはならない、と語る。

インドとフランスのラファール戦闘機のインドでの生産に関する話はまとまり難く、インドはまず18機の引き渡し後、後続の108機はインドのスタン航空有限会社で組み立てることが必須だとの立場を堅持し、フランスはダッソー社によって126機全ての生産が担当されるとの立場を堅持している。契約の資金埋め合わせおよび追加資金方面でも、双方の齟齬は絶えない。

また、インドとロシアが合同で研究する第5世代機プロジェクト(FGFA)の進展も楽観を許さない。第2段階の全面設計研究開発の契約(金額110億アメリカドル)の年内の締結は基本的に望みがない。以前はこの第5世代機は2025年に就役を開始すると予想されていたのだが。

一方インド国産LCA軽戦闘機の就役進度も同様に人を焦らせる。途中でのエンジン交換(後にゼネラルエレクトリックのエンジンを選択)を経て、2個中隊のLCAの就役計画は遅々として完成し難い。

インド空軍中型多機能戦闘機プロジェクトが計画されたのは主にひどく老朽化して頻繁に墜落し、「空飛ぶ棺桶」と呼ばれるミグー21戦闘機に取って代わらせるためである。


 ラファールに決定する時もう少し条件を詰めておくべきだったのでは。本筋と関係ありませんけど北朝鮮のミグー21は墜落事故を頻発させてないんですかね。

 ちょっと風変わりな話題です。

http://military.china.com/news/568/20131017/18094302.html


アメリカメディア、中国がアパッチをクローンしたとデマを飛ばす:イラクからアメリカの戦闘ヘリを獲得したと

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「寧波愛国主義教育基地のアパッチの複製模型」)

【グローバル時報記者 丁良恒】 中国のネット上に流れ伝わる1枚の画像が突然西側メディアの広範な推測を引き起こしている。画像のトラック上に置かれたヘリの外形がアメリカの「アパッチ」武装ヘリに似ており(画像のように)、西側メディアに中国がすでに「アパッチをクローンする」方法を掌握した、あるいは中国が各種の手段を通じて米軍の戦損した「アパッチ」の残骸を盗んで逆向きの研究(頑住吉注:リバースエンジニアリング)を行った、と推測させた。

イギリスの「デイリーポスト」は15日、「アパッチ」は全世界で最も有名な武装ヘリである、とした。この画像が西側の広範な重視を引き起こしたのは、中国がすでに「アパッチをクローンする」方法を探し出した可能性があるからである。何故ならこれまで中国はすでに成功裏に一部のアメリカの先進武器システムを複製しているのだ。「例えば1999年、1機のアメリカのF-117ステルス戦闘機が撃墜された後、中国はもうこの機の破片を利用してステルス技術の研究開発を行った」。アメリカのネット軍事雑誌「突破防衛」(頑住吉注:検索してもヒットしませんが)15日の報道は、この機は見たところ「アパッチ」に他ならず、もし本物でなくとも、完備された模造品ではある、とした。アメリカの「伝統基金会」の専門家Dean Chengは、この画像の背後には一定の深遠な哲理が隠されており、例えば何故この機にはいかなる隠蔽措置も取られておらず、かつ全く安全措置のない民間用トラックで輸送が行われているのか、およびネット上でこれを公開した原因である、と考える。

アメリカのニュースウェブサイト「Daily Caller」の15日の報道は、過去10年、中国はずっと軍事科学技術の実力の発展を探求してきており、最近はさらにある噂が、中国はアメリカのペンタゴンの高級機密プログラムに浸透している、としている、とする。この「アパッチ」の出現は、中国が2003年にイラクのカルバラーで墜落したが完備されて保存されたあの「アパッチ」ヘリを獲得した可能性が極めて高いことを示している。米軍はかつて、武器技術が敵の手に落ちるのを防止するため、すでに機の墜落地点に対し爆撃を行ったが、現在見たところ中国はすでにこのヘリから関連の技術を得ている、と言明した。「デイリーポスト」はきっぱりと、これこそイラクで墜落したあの「アパッチ」ヘリであり、維持修理を経て中国に「輸出」されたのだ、と考えている。

しかし「グローバル時報」記者の理解によれば、この画像は中国のネット上に流れ伝わってすでに久しく、寧波招宝山海防記念館の愛国主義教育基地の実物大複製模型に過ぎない。西側の中国の軍事力に対する報道の中には往々にして各種の事実無根の推測が混じっているが、ここからその一端が見て取れる。


 これに関しては誤認だったかもしれませんが、中国が他国の兵器の無断コピーを繰り返してきているのは厳然たる事実なわけで、疑わしいそぶりがあれば「またやったな」と思われるのはある意味当然です。これを利用して西側の見方が全体的におかしいように印象操作しようとする方がむしろ問題でしょう。






















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