コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその60

11月4日

 世界の戦車関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20131101/18122451.html


ロシアメディア:中国、ロシアが挙行する戦車競技会に参加へ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「『戦車両項目』競技はロシア軍で流行する競技である」)

中新ネット11月1日電 「ロシアの声」ウェブサイトがタス通信の報道を引用したところによれば、2014年にロシアで挙行される「戦車両項目」競技には10カ国余りが参加することになる。

報道は、すでにアメリカ、ドイツ、フランス、スウェーデン、中国、イタリア、イギリスおよび旧ソ連を構成していたいくつかの国の戦車乗務チームが今回の競技への参加を表明している、とする。ロシア、アルメニア、ベラルーシ、カザフスタンの戦車クルーは前回の競技に参加しており、当時ロシア代表チームが栄冠を勝ち取った。

「戦車両項目」競技はロシア軍で流行する競技である。競技に参加する戦車はフルパワーで原野を疾駆し、泥水を飛び散らせ、銃砲声を轟かせ、見たところむしろ戦闘あるいは軍事演習のようである。競技に参加する戦車は鮮やかで美しい色に塗装され、もって人々が遠距離からその所属隊伍を見分けるのに便とする。一般に競技に参加する戦車は10〜20km行進する必要があり、途中で壕やミゾなどの障害に遭遇し、さらに「地雷区」内の地雷の位置をマーキングした杭の間を突破する必要がある。途中で戦車は多くの射撃を行い、主砲を用いて600〜2,500m離れた目標を打撃する必要がある。ターゲットは移動するハリボテの戦車あるいはヘリの模型で、ターゲットを外した戦車は罰として一定の距離多く走行させられる。また兵士は機関銃を用いて目標を射撃する必要がある。競技の合間にはさらに「戦車バレエ」という名のデモンストレーションが行われる。すなわち、何両かの戦車が回りながら行進しつつ主砲を振り動かし、かつ車体を用いて幾何図形を組成するのである。

ロシア軍はこの競技に夢中で、その体現する競争精神を盛んに褒め称え、さらにこれは軍隊の日常生活の薬だと言っている、とされる。またロシアは一貫して実力と軍事的勝利を重視しており、戦車は理想的な崇拝の対象である。多くのロシアの都市、市の中心広場には戦車が第二次大戦勝利の記念碑として置かれている。

(頑住吉注:2ページ目)ロシア軍のT-90メインバトルタンク

(頑住吉注:3ページ目)ドイツのレオパルド2メインバトルタンク

(頑住吉注:4ページ目)米軍の「エイブラムス」メインバトルタンク

(頑住吉注:5ページ目)中国の96式メインバトルタンク

(頑住吉注:6ページ目)中国の99式メインバトルタンク

(頑住吉注:7ページ目)ロシア軍のT-80メインバトルタンク

(頑住吉注:8ページ目)ロシア軍のT-72メインバトルタンク


 防御力など勝敗に関係ない要素もあるので戦車の実力がそのまま反映されるわけではないですけどある程度の実力の目安にはなるでしょう。10式戦車が言うほどすごいならぜひ出てほしいところですけど。イスラエル、ウクライナ、韓国あたりも参加しないんですかね。

 台湾関連です。

http://military.china.com/news/568/20131102/18124301.html


台湾に販売されるアメリカの最初のP-3Cが台湾に到着 馬英九、日本・フィリピンとの紛争は緩和していないとする

中新ネット11月1日電 台湾の「連合報」の報道によれば、台湾地域はアメリカからP-3C「オライオン」対潜哨戒機を購入し、10月31日に屏東県で第1号機の受領式典が開催され、馬英九によって主催された。台湾は全部で12機のP-3Cを購入し、2016年に全てが戦力化される見込みで、周辺海域の水中、水上に対する監視偵察能力を大幅に向上することができる、とされる。

馬英九は、台湾は四面を海に囲まれ、日本、フィリピンいずれとも海上の争いがあったことがあり、頻繁に「海上国境」をパトロールすることが必須であり、それでやっと保護作用を発揮することができるるのであって、海洋の監視、対潜方面いずれにも最も先進的な装備、機器の支持を必要とし、軍の建設と戦備をおろそかにすることはできない、と語った。

P-3Cは2001年にアメリカサイドが批准した三大兵器購入の1つで、計画のコードネームは「神鴎」、総経費は490億新台湾ドルに達する。このアメリカ海軍退役機は、原製造メーカーであるロッキード・マーティン社によるリニューアルを経、かつ新式航空電子システムに換装されている。第1機目はアメリカサイドによって操縦され、9月25日に台湾の屏東に到着し、この年末にさらに3機来ることになっている。全ての機は2015年に受領が完了し、同年初の中隊が正式に戦力化され、全大隊は翌年戦力化され、現役のS-2T対潜機は全面的に退役することになる。

対潜大隊は元々台湾海軍に属したが、今年台湾安全保障業務部門前責任者高華柱の要求の下に、空軍439連隊に隷属するよう改められた。現在対潜機大隊には全部で5名の女性飛行官がいる。

またこの前のメディアの報道によれば、中国サイドはアメリカの台湾に対する兵器販売に対する立場を明確化し、外交部スポークスマンは何度も、中国サイドは一貫してアメリカの台湾に対する武器販売にきっぱりと反対する、とした。中国サイドはアメリカサイドが中国政策と中米の3つの共同コミュニケの原則を遵守し、当局レベルの往来を停止し、いかなる形式の台湾に対する兵器販売も停止し、中米関係に損害を及ぼし、両岸関係と平和的発展を破壊することがないよう懇切に促している。

国務院台湾事務弁公室(頑住吉注:中国政府の台湾関係部署)スポークスマンもかつて定例ニュース発表会で、アメリカの台湾に対する兵器販売にきっぱりと反対し、アメリカが「1つの中国」政策を遵守することを望み、両岸の事情は最終的にはやはり両岸の中国人によって解決される必要があるのだ、とした。


 馬英九があえて日本とフィリピンの国名を挙げたのは、当然大陸向けの武装だと思われるイメージを和らげるためだと思いますがね。

11月5日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-11-04/220650_2423408.htm

 初めて殲ー31の弾薬倉のディテールが明らかになった、という画像集です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-11-04/220649_2423376.htm

 インド空母「ヴィックラマディヤ」における艦載機の発着が初めて明るみに出た、という画像集です。ミグー29Kが殲ー15よりだいぶコンパクトなことがよく分かります。

 直接じゃないですけど「遼寧艦」関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-11-01/220627_2423030.htm


スキージャンプ発進できるロシアのアントノフー71艦載早期警戒機

アントノフAnー71早期警戒機(Antonov An-71)、NATOのコードネーム「Madcap」(狂妄)はソ連のアントノフ設計局が研究開発したアントノフー72双発短距離離着陸輸送機を基礎に改装されてできたもので、ソ連のために研究開発された空中早期警戒・コントロール機で、その作用はアメリカのE-2Cと基本的に同じである。

当初、アントノフー71は海軍の艦載早期警戒機として設計され、目的はYak-38戦闘機およびソ連の次世代原子力空母の作戦を支援することだった。この機の研究開発作業は1970年代末および1980年代初めに開始され、研究開発、生産の作業がずっと秘密保持状態にあったため、1984年になってやっと外界はこの機がすでに生産されていることを知り、このため西側の極めて高い関心を集めた。アントノフ-71は1985年11月12日に初の試験飛行を行い、1987年に初めて対外的に公開され明るみに出た。西側はこの機に「狂妄」(Madcap)とのあだ名を与えた。

(頑住吉注:2ページ目)当初、ソ連はこの機をクズネツォフ元帥級空母(クズネツォフ元帥号とワリヤーグ号)に装備しようとしており、設計中アントノフー71も完全にクズネツォフ元帥級空母上でスキージャンプの方式をもって発進することができた。だが不幸なことに、1991年にソ連が解体し、3機しかなかったアントノフー71はウクライナの所有にとなり、一方クズネツォフ号空母はロシア連邦まで牽引され、もってこの機種は使用への投入後ほどなく現役を退いた。1995年、ロシアはクズネツォフ号空母上でアントノフー74(頑住吉注:71の間違い? 改良型?)の発着実験を行ったが、経費問題と密接に関係してロシアは関連の実験を停止し、クズネツォフ号空母も10年近く遠洋航海はしていない。


 「遼寧艦」で固定翼艦載早期警戒機を運用するのは困難で、ヘリを使ったのでは能力に限界があるので弱点となる、とされてきましたが、これなら運用できるのでは、として話題になっているわけです。ウクライナにあるなら中国の手に渡る可能性は大いにあるはずです。輸送機版のAn-72の速度はジェット機なのに時速700kmちょっとしか出ず、お皿みたいのを背負ったら時速700kmを大きく割るでしょうが、それでもヘリよりはずっと速く、元々輸送機ですからかなりの重さの機器を搭載して長時間飛べるはずです。

 中国の無人機関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20131101/18123161.html


成都所のVD200テイルシッター式垂直離着陸無人機が関心を集める

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「テイルシッター式垂直離着陸無人機」)

本報の報道 10月23日、第14回中国西部国際博覧会が成都で開幕し、中航工業成都所が自主的に研究開発したVD200テイルシッター式垂直離着陸無人機が初めて明るみに出、すぐプロの観衆の関心を引きつけた。一方「海巡者」無人機は科学博覧会に続き再度少なからぬ観衆の目を引きつけた。初めて訪中するマケドニア大統領イワノフも成都所のブースに来て視察した。

VD200垂直離着陸無人機システムは成都所が民間用無人機市場の需要に基づいて研究開発中の、垂直離着陸能力を持つ固定翼無人機システムであり、通常の水平発着の条件が欠けている場所(例えば山地や都市)において垂直離着陸ができ、水平飛行状態に入った後は通常の固定翼機の模式に照らして高速で巡航飛行できる。

「海巡者」無人機は先進的な小型中低空近距離無人機システムで、6〜8時間の巡航任務の必要性を満足させることができ、安全で信頼性が高く、先進的かつ実用的で、昼夜作業ができ、使用が便利で重量が軽く、体積が小さい、などの特徴を持ち、主に近海支援、対テロパトロール、気象観測、電線に沿っての巡回、光ファイバーの巡回保護などの任務の完成に用いられる。(曾光)

(頑住吉注:2〜4ページ目)無人ヘリと垂直離着陸無人機の前途の見通しは広い

(頑住吉注:5〜8ページ目)無人ヘリ


 何かデザインが宮崎アニメっぽい気がしますが。テイルシッターというとナチ・ドイツの「トリプフリューゲル」やアメリカの「ポゴ」などがある程度知られていますがいずれも実用化されておらず、基本的にこの形式の成功例はないはずです。たぶん大きな原因は着陸の難しさにあると思うんですが、その点は無人機ならあまり問題にならないかもしれません。

 イラン関連です。

http://military.china.com/news2/569/20131102/18124663.html


イラン、初の観光潜水艦を登場させる イランの専門家が独立して設計、製造

外国メディアの11月1日の報道を総合すると、イランはペルシャ湾海域に初の観光潜水艦を登場させる。この潜水艦の名はMorvarid(ペルシャ語で真珠の意)で、完全にイランの専門家によって設計および製造され、長さ4m、幅と高さはいずれも3mである。

この潜水艦上にはディーゼルエンジンが配備されているが、電力のみに頼って駆動され、これで潜水艦は6〜10時間の航続能力を実現でき、航行速度は最高で12ノットに達し得、毎回の航行で4人を搭載できる。

イラン国営テレビ局の報道は、この潜水艦はペルシャ湾のキシュ島で観光客のためにサービスすることになり、この島はイランの主要な観光ポイントである、とする。


 中国語では大きさに関係なく全て「潜水艇」と呼ぶので習慣的にこう訳しましたが、これは「艦」ではないですね。長さ4m、幅3mということはデザインも普通の潜水艦とは大きく異なるはずです。4人搭載は乗務員を含むのか含まないのか分かりませんが、いずれにせよ集客力や収入を期待するレベルではないですね。イランの潜水艦技術をおしはかる手掛かりにもなりそうもありません。安全性は大丈夫なんでしょうかね。

11月6日

http://www.junshi.com/tuku/junshibolan/110108/

 初めて大きな画像で明るみに出た殲ー16の画像集だというんですが、私には系列の他の機との区別つかないです。

 日中関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20131104/18125780.html


香港メディア:中日がもし開戦したら 日本の多種の武器は中国艦隊に重大な損害を与えることができる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「日本の自衛隊が装備する88式対艦ミサイル」)

11月1日から、日本の自衛隊は「離島奪還」を実際の想定内容とする合同演習を開始した。演習の中で、本来北海道と東北地方に駐屯する対艦および対空部隊が釣魚島付近の宮古島、石垣島に機動して配備され、自衛隊の艦艇と戦闘機はさらに射撃訓練を行う。だが、防衛省はこの演習は「決して特定の国の離島占領を想定したものではない」とする。

香港の「明報」は11月2日、軍事専門家黄東向の視点を引用し、日本の今回の演習は規模から参加兵種に至るまで稀に見るものに属し、しかも明確に中国を照準している、と指摘した。彼は、一般に軍事演習は何千人かが参加するだけであり、日本の自衛隊の兵力をもって計算すると、今回数万を投入したというのは極めて多く、しかも日本が地域内でこんなに多くの自衛隊員を動員する必要がある主要な相手は中国ただ一国であり、関心を集める島への上陸演習は沖大東島で行われ、照準を合わせる対象が非常にはっきりしている、とする。

黄東は、沖大東島は戦略環境方面において釣魚島に比べより劣悪な険しい地形で、言い換えるなら、もし自衛隊がこの上陸試験に成功すれば、将来釣魚島に上陸するのはなおさら問題にならない、とする。

島への上陸演習の他、日本サイドには見たところさらに、中国海軍三大艦隊の「第一列島線」突破演習に照準を合わせた意味がある。黄東は、日本サイドは初めて演習中に88式地対艦ミサイルを配備し、理論上これは「岸をもって艦を制する」武器であり、演習に参加したF-2戦闘機は「空をもって海を制する」利器であり、敵サイドの艦船の攻撃に用い、したがって味方サイドの艦隊の行動に組み合わせることができる、とする。

黄東は、もし中日が開戦したら、日本サイドはこうした武器によって中国艦隊に重大な損失をもたらし、中国サイドに「第一列島線」突破の意図を放棄するよう迫り、したがってこの戦略の要衝を守ることの効果を手に入れることができる、と形容する。だが彼は、日本が今回機雷の敷設を演習するとは伝わっておらず、決して中国の遠洋掃海能力が比較的劣る弱点に照準を合わせてはいないわけで、配備が全面的になりきっていないと評価される、と指摘する。

黄東は、日本の新たな防衛戦略はアメリカ軍が不在の状態でいかにして中国のいわゆる「侵入」に抵抗するかを仮想したもので、今回の大規模演習には国内の不安をなだめる意味がある、と考える。中国の「第一列島線」突破には主に戦略的意味があり、この挙動は中国が過去全く思いもよらなかったものだが、現在ではこれを成し遂げる一定の能力があり、日本内部に憂慮の声の発生をもたらし、自衛隊が防衛能力を見せることを促している。黄東は、中国サイドが将来もし大型輸送ヘリを出動させて島上陸を演習したら、日本の反応はより大きくなる、と信じる。

(頑住吉注:2ページ目)88式対艦ミサイル発射の瞬間

(頑住吉注:3ページ目)日本のF-2戦闘機は対艦打撃能力を持ち、F-4JやF-15の不足を補っている

(頑住吉注:4ページ目)F-2戦闘機が4発の対艦ミサイルを満載している

(頑住吉注:5ページ目)日本の軍艦上に装備される88式対艦ミサイル

(頑住吉注:6ページ目)空中発射型の88式対艦ミサイル

(頑住吉注:7ページ目)日本は島国であり、資源は輸入に頼り、このため非常に対機雷戦能力を重視している

(頑住吉注:8ページ目)日本の対機雷戦能力は世界でもトップと言ってよい


 何だか日本には中国の掃海能力が弱い弱点を突け、中国には大型輸送ヘリを使って上陸演習しろ、と双方を煽っているような感じがするんですが‥‥。しかし仮に北朝鮮が日本を攻撃してきても今回の演習以上の規模の対応にはなるでしょうし、尖閣上陸の困難は別に地形的なものじゃないですし、この人ちょっと言うことがずれてる気がします。

 韓国関連です。

http://military.china.com/news2/569/20131104/18127219.html


韓国のK2メインバトルタンク2016年に就役へ 韓国軍、すでに100両を発注

[イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」2013年11月1日の報道による] ソウル国際航空安全保障業務展(ADEX 2013)において、ヒュンダイRotem社はK2「黒豹」メインバトルタンクは大量生産中だが、2014年以後になってやっと引き渡しが開始できる、と事実確認した。また、韓国陸軍はすでに100両のこのメインバトルタンクを発注しており、かつ2016年に就役させる計画である。ヒュンダイ社は、韓国陸軍が最終的に発注するK2メインバトルタンクの数はおよそ600両で、このうち最初の100両はMTU 883ディーゼルエンジン/レンク自動変速機動力ユニットを配備することになる、と見ている。現在K2戦車のトンあたり出力は20キロワットで、同クラスのその他の戦車より性能が良い。同社は次に発注される戦車には斗山DST社が生産するエンジンと科技動力社が開発する変速機を装備し得ることを希望している。この2大部品はいずれもかつて技術問題ゆえに装備が遅延したのではあるが。

ヒュンダイRotem社は、K2戦車は韓国陸軍が前線で使用するK1A1メインバトルタンクを比べると、一連の改良が行われている、とする。K2メインバトルタンクは120mmL55スムーズボア砲を装備し、K1A1の120mmL44に比べより長い有効射程を提供し、かつ自動装填装置はK2の火力を増強し、社内の人数を4人から3人に減少させている。同時にK2は、トップクラスの攻撃武器に対してもより高いレベルの防護がある。爆発反応装甲(ERA)が砲塔頂部に装備され、しかもそのアクティブ防御システムには前弧(頑住吉注:意味不明です。まあ砲塔前部か車体前部だと思いますが)に装備されたレーザー事前警告受信機、レーダー事前警告受信機、および戦場敵味方識別(IFF)システムが含まれる。敵味方識別システムは自動的に変化可能な暗号コードを使用し、ネットワークの安全および生存能力を確保する。

ヒュンダイRotem社はトルコの「アルタイ」メインバトルタンクの技術顧問であり、「アルタイ」はK2の火砲、受動装甲、懸架装置、動力ユニットを装備している。だが「アルタイ」にはアクティブ防御システムは装備されてない。ヒュンダイ社は、現在決してK2システムおよびそのユニットの輸出の機会はないと考えている。(北方科技情報研究所 宋楽)


 戦闘機の動力装置に比べればずっと簡単そうに素人には思えるんですが、中国も韓国も戦車の動力装置に悩まされており、難度は意外に高いようですね。

 台湾関連で、4日に紹介した記事と関連しています。

http://military.china.com/news/568/20131104/18127183.html


台湾民進党立法委員:S-2T対潜機をフィリピンに販売すれば漁業権談判に有利

人民ネット11月4日の情報 台湾の「中央社」の報道によれば、台湾「国防大臣」厳明は今日、台湾軍はすでにアメリカ製のP-3C対潜機を購入しており、将来の兵器購入で最も優先して考慮されるのは潜水艦ということになる、とした。

台湾「立法院外交・国防委員会」は今日、2013年度中央政府総額予算案の「国防省」が所管する機密部分に関して審査し、「国防大臣」厳明を呼んで報告、回答させた。

親民党所属の「立法委員」李桐豪は質問の時、将来の対外兵器購入で最優先されるのは何か、に言及した。厳明は、今ではP-3C対潜機があり、次に来るのは潜水艦だ、とした。

民進党所属の「立法委員」林佳竜は、P-3Cが徐々にS-2Tに取って代わった後、S-2Tを第三国、例えばフィリピンに供給することを提案し、このことは漁業権談判に対し非常に良いカードになる、とした。(黄子娟)


 非常に古い飛行機ですが、現に今使っている以上、特にフィリピンにとってはないよりずっとましでしょう。

11月7日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-11-06/220773_2425669.htm

 中航工業集団社成立5周年にあたり展示された殲ー15の画像集です。このような形での公開は初めてだ、というころで、いろいろなディテールが分かります。

 昨日画像集を紹介した殲ー16関連です。

http://military.china.com/news/568/20131105/18129474.html


分析、殲ー16の航空電子システムは出色、とする 空戦早期警戒指揮任務が執行できる

【グローバルネット総合報道】 殲ー16は中国の沈陽飛行機社が海軍航空隊のために研究開発した新型多用途戦闘機である。すでに明るみに出ている資料から見て、殲ー16戦闘機は外形上スホーイー30MKK戦闘機と非常によく似ている。

殲ー16戦闘機は主に海軍航空隊の部隊のために研究開発され、現在海軍航空隊が大量装備する国産の飛豹戦闘機と比較すると、機体がより大きく、最大弾薬搭載量は12トンに達し、鷹撃-62および鷹撃-83対艦ミサイルが発射でき、もって海軍航空隊の対艦ミサイルを利用して水上艦船を打撃する能力を強化する。

ある分析は、殲ー16戦闘機は現在海軍航空隊が装備するスホーイー30MKKに比べ、航空電子設備上非常に大きな改良がある、とする。まず自動電子スキャンのフェイズドアレイレーダーを装備し、多目標との作戦が行え、性能はアメリカのF-15E戦闘機のレベルに類似している。次に殲ー16はC4ISTARデータリンク能力を持ち、小型空中早期警戒機の役割を担当することができ、空戦管制能力を持ち、小隊の戦闘機の作戦が指揮できる。殲ー16はさらに電子戦吊り下げポッドを搭載しての作戦能力を持つ。

現在中国周辺諸国が装備する大型戦闘機には主にインドのスホーイー30MKI、韓国のF-15K、日本のF-15SGがある。現在中国の防空の主力を担当する殲ー10戦闘機は、依然第3世代の中等レベルに属し、技術が成熟した第3世代半、甚だしきに至っては準第4世代大型戦闘機との交戦時、多方面に劣勢が存在する。殲ー16戦闘機の出現はこの構造を変えた。もし将来殲ー16が殲ー10B戦闘機と共同で国産第4世代機就役前の過渡期における戦闘機部隊の大黒柱となったら、中国空軍と海軍航空隊は周辺国が第4世代機を装備する前に優をもって優に勝つ空中の優勢を獲得することが有望である。

南アジアでは、インド空軍が大量装備するスホーイー30MKI型戦闘機が1つの大きな「隠れたリスク」だと言うことができる。同じくスホーイー30系列の大型戦闘機として、中国空軍が装備するスホーイー30MKK戦闘機は、インドに輸出されたMKI型と多くの方面で性能上の差異がある。

インドのスホーイー30MKIの航空電子システムが採用するのは西側の航空電子システムであり、レーダーが採用するのはロシア機器メーター研究院NIIPのBARSパッシブフェイズドアレイレーダーである。このため現段階で言えば、スホーイー30MKIは超視距離および近距離格闘などの方面においていずれもスホーイー30MKKに比べて良いと思われる。また対地攻撃および対艦などの方面においてはいくらも違わないが、スホーイー30MKKはスホーイー30MKIに比べより早く多用途を実現した。だが殲ー16戦闘機の出現はこの構造を完全に変えることになる。

我が国が装備するスホーイー30系列戦闘機は現在依然我が国の防空の主力だが、最初のスホーイー30戦闘機が解放軍部隊に装備されてからすでに10年が過ぎており、高強度の使用下でその残る寿命が第一線部隊の訓練、戦備の必要性を満足させることは非常に難しく、しかもロシア式システムを国産正確制御誘導武器と共用することが難しいという問題も日増しに深刻化しており、第一線部隊はあらゆる国産新型武器が使用でき、先進的な第3世代半総合航空電子システムを装備し、強大な作戦性能を持つ国産第3世代大型多用途戦闘機を早急に必要としている。殲ー16戦闘機はこれと共に誕生したものでもある。


 航空電子システムとか電子戦設備とかは本当にこうした宣伝通りの能力があるのか分からないですからね。

 次も中国海軍航空隊関連です。

http://military.china.com/news/568/20131105/18129460.html


中国海軍航空隊、3D空戦訓練室を創設 実戦を真に迫ってシミュレート

10月19日、記者は北海艦隊航空隊某師団の空戦訓練室で、飛行員たちが空戦シミュレーションシステムを運用して実戦対抗訓練を行う情景を撮影した。このシステムはこの師団と院校によって今年8月に共同研究開発され、使用に投入された。

このシステムは3D情報技術、立体シミュレーションを運用し、単機空戦体験、多数機ネットワーク空戦体験を総合し、ヘルメットモニターを利用して全視野空戦体験を実現し、大スクリーンには赤青双方に切り替え可能な空戦の画面が投影され、サウンドトラック音響システム、さらに真の空戦音響効果環境など機能を一体化した空戦訓練室である。

飛行人員はこの中で模擬技術訓練を行うこともできるし、また空戦の雰囲気を真に迫って体験し、実戦環境下での赤青サイドの戦術対抗訓練を行うこともできる。


 日本はこの方面どうなってるんでしょうか。作ろうと思えば中国より優れたものを作れるのは間違いないと思われますが。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-11-06/220750_2425154.htm

 これに関する画像集です。

11月8日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-11-06/220755_2426258.htm

 中国のまだ正体不明の無人機の画像集です。この塗装は有人機と誤認させようとしてるんですかね。

 台湾関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20131105/18128586.html


台湾軍のAH-64E絶賛される:武直ー10は全面的に圧倒される 相手ではない

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「11月4日、第1弾のアパッチ武装ヘリが台湾の高雄湾に輸送され到着した。画像は昨日最初の6機のアパッチ武装へリが到着した後、台湾サイドの人員によって貨物船から下ろされ、その場で検査が行われているところ。」)

台湾の「連合報」の報道によれば、台湾軍がアメリカから購入した30機のAH-64E「アパッチロングボウ」武装ヘリのうち最初の6機は4日深夜に高雄港に到着する見込みで(頑住吉注:記事は5日付ですが)、台湾軍は近い時期のうちに新型機のテスト、デモンストレーションも手配している。

台湾がアメリカから購入した30機の「アパッチロングボウ」武装ヘリ(AH-64E)兵器購入案件は前アメリカ大統領ブッシュ政権が2008年に台湾への販売を宣言したもので、総額593億1,000万新台湾ドルに達する。現在アメリカと台湾だけがこのタイプを持っている。台湾軍航空特戦指揮部は、最初の6機は海路での輸送という方式で4日深夜高雄港に到着し、停泊、陸揚げされて検査の上での受領が行われた後、直接陸軍航空隊台南基地に飛ぶ、と指摘する。

一方台湾軍は60名余りをアメリカに派遣し、20ヶ月余りの換装訓練を受けた飛行員は8月末にすでに台湾に戻り、新型機は来年4月1日までに装備され就役する見込みである。その中には女性飛行官も少なくない。将来AH-64Eは北部航特基地に主に配備される。軍は近日中に新型機の空中デモンストレーションテストを行い、最新型のAH-64Eをデビューさせることも計画している。

AH-64E型は「アパッチロングボウ」型戦闘ヘリ系列の中の最新型で、アメリカ陸軍に就役中の機種でもあり、素晴らしい空対地作戦能力を持つ。軍は、30機のAH-64Eは5波に分かれて続々と2014年末までに輸送が完了し、最初の6機が4日に台湾に到着した後、第2弾は今年12月下旬に引き渡しが行われる、と指摘する。

台湾メディアはさらに大陸の武直ー10武装ヘリと台湾軍のAH-64Eの比較を行い、AH-64Eは全面的に武直ー10を圧倒すると考え、大陸の武直ー10は全く相手ではない、とする。

(頑住吉注:2ページ目)台湾軍は全部で30機購入しており、タイプは最も先進的なAH-64E(AH-64D Block3とも呼ぶ)で、2014年に全ての引き渡しが完了する計画である。

(頑住吉注:3ページ目)新型のAH-64Eはヘルファイアミサイルの搭載量が台湾軍で現役のコブラヘリの2倍で、ミリ波レーダーが装備され、極めて強い空対地作戦能力を持つ。

(頑住吉注:4ページ目何故か表示されません。5ページ目)台湾は、着荷したアパッチ武装ヘリの戦力はアジア一だと自慢する。

(頑住吉注:6ページ目)最新のアパッチ攻撃ヘリは時速293kmの速度を持ち、さらに威力が強大なヘルファイア対戦車ミサイルを持ち、目標ロックオン後直ちに発射でき、瞬間的に目標を破壊できる。

(頑住吉注:7ページ目)台湾はアメリカ製のアパッチ武装ヘリを大陸の武直ー10と比較している

(頑住吉注:8ページ目)「アパッチロングボウ」武装ヘリはその頂部の「ロングボウ」レーダーから名が付けられた。


 中国もアパッチが武直ー10より優れていることに異論はないようで、見た範囲に反論らしきものはありません。しかしそれはあくまで1対1で勝負した場合であって、5機の武直ー10と1機のアパッチが対決したらアパッチが勝つのは難しいでしょう。

 韓国関連です。

http://military.china.com/news2/569/20131105/18129341.html


韓国航空企業、自ら生産するKF-X戦闘機方案を単発型に改めることを提案

[アメリカの「航空宇宙日報」2013年10月29日の報道による] 韓国航空宇宙工業社(KAI)は韓国政府に向け、計画中の自らが研究するKF-X戦闘機プロジェクトの技術的チャレンジ性を下げ、プロジェクトの方案を双発型から単発型に改める提案している。

韓国国防開発局(ADD)はこの前、KF-Xをヨーロッパの「タイフーン」戦闘機に似た双発型として提案した。だがKAIはこのような計画は冒険的に過ぎると考えている。KAIが現在提案している単発機はKFX-Eと称され、ロッキード・マーティン社あるいはその他のアメリカの会社の技術を採用する可能性があり、韓国のFA-50小型攻撃機の部品を採用する可能性もある。

KF-Xプロジェクト始動時期はすでに再三遅延しており、もし始動してもその就役時期は2025年より早くはならない。単発型は双発型に比べコストがより低くなる。

KAIが提出したKFX-E方案は2種ある。1種は垂直尾翼が単一で、もう1種はダブルである。いずれも内蔵された武器コンパートメントはない。その機内搭載燃料は現役の40機のF-16Cに比べ14%多く、9つの外部吊り下げポイントがある。一方ADDの双発方案は10の外部吊り下げポイントを持つ。KFX-E方案の空虚重量は9.3トン、一方ADD双発型方案の空虚重量は11トンである。(中国航空工業発展研究センター 姜曙光)


 機内弾薬倉がないということは真のステルス戦闘機ではないわけで、これからそういうものの開発を始める意味はあるんでしょうか。まあ北朝鮮空軍には対抗できるかもしれませんけど。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-11-07/220803_2426187.htm

 これに関する画像集です。

11月9日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-11-08/220825_2427047.htm

 新型の「空警ー500」ではないかとされる機の画像集です。

 スホーイー35関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20131107/18132936.html


ロシアメディア:中国、オーダーメイド版スホーイー35の購入を希望 どうであろうとも必ず契約は締結される (頑住吉注:私が翻訳のため文字列をコピーした段階では「ロシアメディア:中国、オーダーメイド版スホーイー35の購入を希望 最も早くて14年末に引き渡し」でした。)

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「スホーイー35の性能は西側の第3世代半戦闘機を超える可能性がある」)

【グローバルネット総合報道】 ロシアの「視点報」ウェブサイト11月6日の報道によれば、ロシアの対外軍事協力システムのある消息筋の人物は11月6日、世界の市場がこの戦闘機に対し非常に興味を持っているが、ロシアにはしばらくスホーイー35戦闘機の輸出供給の準備がない、とした。

この消息筋の人物は、スホーイー35導入の必要性を満足させるという角度から見ると、しばらくは一定の技術的問題がある、と指摘する。ロシアサイドにはしばらくのところ直ちにこの機を輸出供給する準備はない。今後、2〜3年後になってロシアサイドはやっとこのようにすることができる。だが彼は、いわゆる「技術的問題」が一体何を指すのか明確に指摘してはいない。

ロシアの専門家は、モスクワはスホーイー35機の構造の中に体現される最新機密技術が漏れることを心配しているのだ、と考える。何故ならこの機は第5世代戦闘機プロジェクトの中の一部の創新技術を使用しているからである。

ロシア軍事技術協力システムのもう1人の消息筋の人物は、ロシアと中国は依然積極的にスホーイー35供給の件を談判しており、双方はしばらくのところ契約の技術パラメータにつき一致が達成できていない、とする。この消息筋の人物は、中国サイドは追加の要求を提出しており、導入を希望するのはロシア空軍のために製造中の量産機ではなく、中国の特色に基づいて改造された新型バージョンの戦闘機だ、とする。中国サイドのこの提案には別枠の研究を必要とするが、談判は依然継続して進行することになる。彼は、中国の基準に基づいて、新型バージョンの戦闘機に一体どういった変化が起きるのか明確に指摘してはいない。だが彼は、この契約はどうであろうとも必ず締結されることになる、何故なら関連の政治決策がすでになされているからだ、とする。彼はさらに、中ロのスホーイー35供給契約談判の中での数量に関するパラメータは不変に保持され、依然24機だ、と明らかにする。関連の契約は2014年に締結され、ロシアサイドは2014年末〜2015年初めに、中国向けにスホーイー35の引き渡しを開始する可能性がある。また契約にはさらに、ロシアの会社は中国がスホーイー35維持メンテナンス技術サービスセンターを建設し、中国の専門家を養成するのを助けるべきことが規定されている。

ロシアサイドの消息筋の人物は、中国はとっくにロシアのスホーイー35新型戦闘機に対し興味を示しているが、双方はずっと調達を計画する数量につき一致が達成できていない、と指摘する。ある報道は、ロシアサイドは今回の供給の最低数量は40機前後であるべきであり、さもないとこの契約はロシアにとってあまり適していない、との立場を堅持している、とする。何故なら断片的な購入の状況下では、技術漏洩の深刻なリスクがもたらされるからである。しかもさらに、中国の専門家がこの飛行機をコピー生産する可能性を指摘している。

ロシア外交界のある消息筋の人物は、談判の過程でロシアサイドは中国向けにスホーイー35戦闘機を供給する条件と規模を明確に態度表明した、と指摘する。ロシア国防輸出社とスホーイ社は、スホーイー35の輸出セールスの前途の見通しは非常に良い、と指摘する。ロシア戦略・技術分析センターの副主任マジエンコが握った情報によれば、スホーイー35戦闘機の将来における最大のユーザーとしてはさらにベトナム、インドネシア、ベネズエラがあり得る。(編集翻訳:林海)

(頑住吉注:2、4、5、6、7ページ目)外界は、スホーイー35戦闘機は第4世代戦闘機に対抗する能力があると考えている

(頑住吉注:3、8ページ目)殲ー20戦闘機は短時間内にはまだ就役することはない


 40機前後というのは過去の報道、24機というのは過去にもあった情報ですが今回改めて出たものです。ただし新たに再度出たから正しいとは限りません。それは「この契約はどうであろうとも必ず締結されることになる」に関しても同じです。

 「遼寧艦」関連です。

http://military.china.com/news/568/20131106/18132080.html


チーフエンジニアが明らかに:殲ー15は次の段階で夜間発着試験を行う

【グローバルネット報道 記者 裴申】 2013年11月6日、中航工業集団社成立5周年の際、我が国初の艦載戦闘機殲ー15が初めて公開され明るみに出た(頑住吉注:11月7日に画像集を紹介したあれです。すでに「遼寧艦」上にテレビクルーが乗って撮影したりもしてるんで殲ー15初公開というと違和感がありますが)。当日午前、中航工業集団は西安の閻良において、全国から来た150余りのメディアに向けて初めて殲ー10戦闘機、殲ー15艦載戦闘機、L-15高等練習機、直ー10武装ヘリを展示した。

その場にいた殲ー15戦闘機のチーフエンジニアである王永慶はグローバルネットの記者に対し、現在殲ー15戦闘機の各項目の試験飛行作業は整然と乱れることなく推進されており、先月までに殲ー15戦闘機はすでに累計で1,000回以上の試験と試験飛行作業を行い、数千時間の飛行データを累積した、と説明した。現在、殲ー15艦載戦闘機の試験飛行作業は主に定型試験飛行の段階に集中しており、定型試験飛行完成の後、殲ー15艦載戦闘機は正式に中国海軍艦載航空隊の作戦序列に加入し、作戦、訓練任務を執行することになる。

王永慶チーフエンジニアの説明によれば、殲ー15艦載戦闘機は我が国初の艦載戦闘機として、強大な海空作戦能力を持ち、多種の空対空、空対地、空対艦攻撃武器を配備し、総合作戦機能は世界の同類機種の先進レベルに到達しており、殲ー15艦載戦闘機は我が国航空工業の技術能力の卓越した成就を反映している。

理解されているところによれば、殲ー15艦載戦闘機は遼寧艦と次の段階の試験飛行作業を行っているところで、こうした試験飛行は艦・機協同能力、および飛行機自体の総合能力を徐々に試験、検証することになる。王永慶チーフエンジニアの説明によれば、殲ー15艦載戦闘機は次の一歩では夜間および複雑な気候条件下での発着試験飛行作業を行うことになる。


 夜間発着は難度が高いようですが、すでに「アメリカでも多くの事故が起こっており、犠牲を覚悟することが必要」との論調も見られています。

 ロシアの無人機関連です。

http://military.china.com/news2/569/20131106/18131238.html


ロシア、新型複合材料を研究開発 無人機を1〜1.5倍まで重量軽減させることができる

【グローバルネット総合報道】 ロシア軍事工業総合体ニュースネット11月1日の情報によれば、ロシアの「LT-化学複合材料」株式会社傘下のトベリ全ロシア合成繊維科研院は、高強度超高分子量ポリエチレン強化線の生産に用いる新技術を開発した。同社は、この複合材料で作った強化線は無人機の重量を1〜1.5倍まで減少させることができる、とする。

報道によれば、この新技術を採用して作られた強化線は、高強度、低密度、大範囲内での輻射透明度などのメリットを持つ。また、この材料の吸水性は高くなく、したがって無人機が凍ってクラックが入るリスクが低下している。しかもその抗振動および抗打撃性も非常に突出し、化学用剤に対しても比較的良好な抗腐蝕能力がある。この複合材料で作られた強化線は無人機の重量を1〜1.5倍まで減少させることができる。

現在、この材料の大量生産計画は未確定である。現在、多くのロシアの会社が広範な小型無人機の製造に従事している。これには「パトロール600」、「監察員301」、「海鷹10」および「前哨」などの機種がある。こうした機種はすでにロシア国防省と連邦安全局によって実戦の中で運用されている。

見積もりによれば、2018年にロシアのスホーイ社はT-50を基礎に、重量が20トンに達する初の攻撃型無人機を研究開発する。2015年から2016年の間にロシアはさらに5トンの攻撃無人機を製造することを計画している。この計画は「雄鷹」および「Transas」両社によって合同で完成される計画である。(実習編集翻訳:張六音 原稿チェック:ジャイルーマン)


 「重量を1〜1.5倍まで減少させる」って何だろうとちょっと首を傾げますが、中国には昔の日本の「人一倍」のように2倍のことを1倍と言う用法が残っており、1/2〜1/2.5ということだろうと思われます。しかしこれ別に無人機用に限られないはずですわな。もう1つロシアの無人機関連です。

http://military.china.com/news2/569/20131106/18130755.html


ロシア軍軍事情報部門、無人機航空中隊成立へ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「原文に添えられた画像」)

中新ネット11月6日電 タス通信ネットの報道によれば、ロシア国防省陸軍スポークスマンのゴンチャロフは軍事偵察員の日にあたって、ロシア軍事情報部門は無人機航空中隊を成立させる、とした。

報道はゴンチャロフの発言を引用し、ロシア軍は無人機航空中隊を建設し、これに異なる航続距離の近代化された無人機を編入し、これには海鷹、エルロン、タキオンなどの機種が含まれる、とした。こうした無人機はいずれもロシア軍で就役しており、かつ軍事への応用が許可されている。


 無人機関連で後れを取っていたロシアですが、ここに来て動きが目立ち始めたようです。しかしアメリカはもちろん、中国に追いつくにも相当時間がかかるでしょう。もちろん日本はロシアよりはるかに遅れているわけですが。

11月10日

 中国の対空ミサイル関連です。

http://military.china.com/news/568/20131109/18137491.html


首都防空ミサイル部隊13発中12発命中 標的はステルス目標をシミュレート

10月9日午前8時、北京某訓練基地沿海陣地が実弾発射戦術演習を組織した。某ミサイル旅団は某型ミサイルを13発発射し、12発が命中した。これはこの旅団創設以来初の、新装備を使用しての訓練で取得した優秀な成績である。

この基地は空軍地上防空兵部隊の学兵養成訓練と実弾戦術演習の任務を担っている。彼らは各種の異なる類型の標的を運用してステルス目標、正確打撃目標、低空防御突破目標、空中分離目標、妨害目標をシミュレートし、部隊の作戦中の情報ネットワークを深く研究、緻密に訓練し、反射面の小さい目標を迎撃、火力を素早く運用して近距離に突然出現した目標を迎撃するなどの作戦上の重大で難点となる問題に組織的に取り組み、かつ空・地実兵対抗、航空隊と互いに相手にしての対抗、近距離機動支援作戦、緊急機動作戦などの形式を採用し、部隊の早期警戒偵察、火力運用、戦闘保障などの要素の訓練を強化し、有効に部隊の実戦能力を向上させる。(宋水利 石林)


 「初の、新装備を使用しての訓練で取得した優秀な成績である」という記述、そもそもこれがニュースになるというところから、通常はこんなに成績が良くはないらしい、ということが推測できます。しかしステルス目標への対応に力を入れているのは確かなんでしょう。ステルス目標をシミュレートしたという標的の性能も全く不明ではありますが。

 中国における3Dプリンターの航空産業への応用関連です。

http://military.china.com/news/568/20131106/18131938.html


専門家:3Dプリントは飛行機のカギとなる重要部品を作り難い 工業生産に取って代わるのは難しい

11月4日午前、広東省科学技術協会主催の第11回広東省科学技術協会学術活動週間が開幕し、中国レーザー増材製造(俗称3Dプリント)領域のリーダーで国家技術発明一等賞受賞者の王華明教授が、国産大型機が3Dプリント技術で生産された部品の使用を開始したことを初めて明らかにした。だが彼は、3Dプリントは工業生産に取って代わり難いとも考えている。

「3Dプリントが関わる快速成型製造技術は決して新鮮なものではなく、中国では20年余り発展してきており、レベルはすでに非常に高い。」 王華明は、国内の西安交通大学、北京航空宇宙大学、華中科技大学はこの方面において非常に先んじている、と語る。王華明は、彼のチームはすでに世界最大の3Dプリンターを作り出した、と語る。

現在研究開発中の国産大型機C919はすでに3Dプリントのチタン合金部品を使用中で、主に機のメイン風防の窓枠、主翼と機体の連結部分に用いられている。だが強度と品質管理問題ゆえに、機のカギとなる重要部品にはまだ3Dプリントを使用することは難しい。

彼は、3Dプリント技術が工業にもたらす真の変革は構造設計にあり、設計師はもはや伝統的鋳造業界の技術能力に制限されず、思う存分設計思想を展開することができる、とする。工業設計領域に3Dプリントを応用すれば、工業企業のコストが下降することはなはだ多い。

広東の少なからぬ企業は3Dプリントの消費市場進入のポテンシャルを非常に好意的に見ており、これは生産革命をもたらすことになる、と考えている。だが王華明は決してこのようには見ておらず、彼は3Dプリントの弊害は製品の外形が荒削りで精細でなく、製品の内部の強度、抗疲労特性に問題が存在することだ、と考える。彼は現在メディア上で騒がれている商業3Dプリントは、単なるこの技術の中の最も簡単な非金属モデルプリントに過ぎず、この技術の発展方向を代表するものでは決してない、とする。3Dプリントのより高いレベルの応用は国防大規模工業の高性能金属部品の生産、および生物医学の支えである。

彼は非常に多くの業界外の人物の考える視点に同意しない。すなわち、「3Dプリントは集中化された工場が個体化される結果をもたらし、一家に一台の3Dプリンターが分布する方式の生産に取って代わられる。」というものだ。現在3Dプリントの家庭への進入は単に娯楽の機能を引き起こしているだけで、その作用は大きくない。プリントの精度が高くないため、人体の石膏製品といった簡単な製品をプリンとした場合でさえ、人体の顔の部分の表情を表すことはできない。その他プリントされたナイロンの衣服、靴も相当に粗雑で、身につけても快適でない。(ソース:中国航空ニュースネット)


 専門家だからわかる困難、限界というのはあるでしょうが、私はこういう人が特定の科学技術分野のトップにいるということに違和感を覚えます。この人の言う問題点はこの分野の技術進歩によって充分克服できるものであるとしか思えず、それをするのがこの人の任務であるはずだからです。

 スノーデン事件のアジア太平洋地域における余波です。

http://military.china.com/news2/569/20131107/18132803.html


オーストラリア、アジア太平洋地域でのモニタリングを暴露される インドネシア、あるいはオーストラリアとの情報共有を中止するか

「中央社」の報道によれば、アメリカがオーストラリアのアジア太平洋地域における大使館を利用して秘密のモニタリング行動を行っていたことが暴露され、インドネシア外務大臣は先日すでにオーストラリア大使を呼んだ。同時に彼はさらに、インドネシアはオーストラリアと先に達成した情報共有に関する協議を考え直す可能性がある、とした。

この前オーストラリアメディアの報道は、オーストラリア大使館はアメリカのグローバルなモニタリング行動の一部分となっており、これにはジャカルタ、バンコク、ハノイ、北京、そして東ティモールのディリなどの地の大使館が含まれ、アジア各国の電話通信やネットワークのデータのインターセプトに用いられ、これには政治、外交、経済方面の情報が含まれる、とした。

インドネシア外務大臣マーティはこれに対し抗議を提出し、かつアメリカの行う秘密モニタリング行動に協力している疑いのあるオーストラリアの駐インドネシア大使を呼び、説明を要求した。

マーティは最近、オーストラリア政府はこの問題をはっきりさせることを拒絶し、このやり方はインドネシアのオーストラリアに対する信頼を失わせるものだ、とした。

報道は、2002年のバリ島爆発案件と2004年のオーストラリア駐インドネシア大使館でのテロ爆破事件発生の後、インドネシア・オーストラリア両国は情報共有につき多項目の協議を達成させ、かつ近年ではテロ攻撃や人身売買犯罪の打撃といった各方面で大くの協力があり、成果を取得している、と指摘する。

だが、オーストラリアがインドネシアの情報を盗み探った疑いがあるとの波風の影響を受けてマーティは、インドネシアはオーストラリアとの情報共有協議を考え直す可能性がある、とした。

彼は、もしオーストラリアが公式なルート以外に、さらにその他の情報獲得の方法があると思うなら、インドネシアは双方に情報協力の上での意義がどこにあるのか分からない、と語った。彼はオーストラリア政府にこれに対し態度表明し、かつ以後もはや類似の行為に従事しないことを承諾するべきであると要求している。

2日、イギリスの「ガーディアン」オーストラリア版は、オーストラリアとアメリカはかつて2007年にバリ島国連気候変化会議の期間に合同でホスト国インドネシアに対しスパイ行動を展開した、と暴露した。

10月30日、オーストラリアメディアは、同国駐外国大使館がアメリカのグローバルなスパイネットワークのために奉仕し、コードネーム「特等室」のモニタリングシステムを利用して、アジア太平洋地域の通信と重要なデータ、情報のモニタリングとキャッチに参与した、と明らかにした。


 まあこういうことは程度の差はあれどこの国でもやっていることだとは思うんですが、やはり暴露されたら問題になりますわな。




















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