コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその62

11月18日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-11-15/221020_2430209.htm

 ポーランドのPL-01ステルス戦車の画像集です。何か怪しげというか現実離れした感じなんですが。しかも絶対有り得ないとは言いませんがこの種の新兵器が、この分野で大きな実績のない国で突然誕生するというのはどうも怪しいです。

 インドの空母ですが、予定通り引き渡しが行われたそうです。

http://military.china.com/important/11132797/20131116/18152288.html


インド、その新たな空母は遼寧艦より強い、とする 中国は20年分劣る

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インドが導入するロシア製中古空母の性能は先天的に不足」)

【グローバル時報駐インド特約記者 陳晨 柳玉鵬 候涛】 16日、ロシアはインドに向け、5年の長きにわたって遅延してきた空母を正式に引き渡し、ロシアが延々怠ってきた空母売買案件がついに幕を下ろした。インドの専門家は、この空母は正式就役後「地域の戦力バランスを完全に変え」、これによってインドの遠洋海軍建立の願望を実現することになる、とする。少なからぬインドメディアは、インド空母の戦闘力は中国に先んじているとさえ勝ち誇っている。

「ロシア報」は15日、空母の引き渡し式はロシアのセベロドビンスク北方機械製造社で行われることになる、とした。ロシアの軍事工業を主管する副首相ロゴージン、国防大臣ショイグ、インド国防大臣アンソニーが両国を代表して式に出席する。ロシアサイドは天候の状況がどうであろうと、引き渡し式は時間通り行われる、とする。現在この地域の気温はすでに氷点下にまで下がっており、かつ雪が降っている。

この「ヴィックラマディヤ」号と改名された空母はインド海軍の軍旗を掲げた後、計画によれば今月末にインドに向かい、来年2月にムンバイ港に到着すると見られる。インドの「金融速報」15日の報道によると、インドの現役唯一の空母「ヴィラート」号はまさにオマーンに航行中で、新たな空母の帰国を護送する準備をしている。軍事的実力を誇示するため、この2隻の空母はアラビア海の上を一緒に航行すると見られる。

インドが購入したこの空母の運命は曲折に満ちていたと言える。空母は1987年にソ連海軍に加入して就役し、1995年に「ゴルシコフ海軍元帥」号と改名されたが、維持メンテナンスコストが高すぎたため、1996年に退役した。後に、経費不足のロシア海軍は、インドが空母に対し行う近代化改造と艦載機購入の費用を支払いさえしたら、この退役空母をプレゼントとして無料でインドに送ってあげる、と提案した。2004年、双方は最終的に15億アメリカドルの空母グレードアップ改造協議を成立させた。計画によれば、空母は2008年8月インドに引き渡されるはずだったが、改造工程の進度が緩慢、整備更新などの原因により、双方は新たな価格に関する談判を行い、結果的に空母の引き渡し時期が5年余り遅延したのである。

空母の日増しに高騰する非常に高いコストは「インド時報」を不満でいっぱいにした。この新聞は、この空母の改装にインドは23.3億アメリカドルを費やした、とする。もしさらに45機のミグー29Kおよびその他の設備を配備したら総コストは50億アメリカドルに達することになる。インドは、改装の初めから「ロシアはインドの牛乳を搾っているようで、双方の激烈な口喧嘩はかつて両国の関係に影響した。」と考えている。

だがロシア製空母が間もなくインド海軍に就役する状況になると共に、いくつかのインドメディアと当局者は誇りに感じ、甚だしきに至っては中国の空母との比較を行っている。「インド時報」は14日、「ヴィックラマディヤ号空母:ゲームの改変者」との題で、インドの当局者は改装を経たこれはほとんど全く新しい空母であり、これに対し投入する一銭ごと全てに非常に価値があるとしている、とした。評論は、「戦力投入」は地縁戦略ゲームの代名詞であり、1隻の空母は毎日600海里航行でき、もし必要なら多数の戦闘機、ヘリ、ミサイルを敵サイドの海岸付近に運送して戦闘に参加でき、これに比べて良いものは何もない、とする。文章は、インド海軍が長期にわたって追求してきた東西海岸に2大空母艦隊を配備するという願望が実現することが有望である、とする。インド国防・戦略研究院の専門家アイハマイデは、「この空母の性能は中国の近代化改造された『ワリヤーグ』号空母を超える」とする。

「インドスタン時報」はさらにあるインド海軍将校の話を引用し、新たな空母の就役は中国の壮大な志を刺激することになるが、中国海軍の追撃には依然非常に多くのなす必要のある作業がある、とする。インド海軍は2つの空母戦闘群の配備を計画しており、一方中国は少なくとも20年の時間を必要とし、やっと成熟した空母戦闘群を配備することができるかもしれない、と。

(頑住吉注:2、6ページ目)インドのヴィックラマディヤ号空母の改装は典型的な反面教師である

(頑住吉注:3、8ページ目)中国の遼寧艦はインドの中古空母に比べまるまる1世代先進的である

(頑住吉注:4、7ページ目)インドには空母方面でいかなる誇示に値する部分もない

(頑住吉注:5ページ目)ロシア・インドの空母改装はすでに国際軍事協力領域の笑い話となっている


 これは空母自体の性能その他の比較ではなく、インドには空母の運用経験があり、経験ある空母艦載機搭乗員もいるのですぐ実戦化できるが、中国はまだかなり時間がかかる、ということですね。

 トルコの中国製ミサイル購入関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20131116/18152460.html


ジェーン:トルコ、紅旗-9につき中国に対し圧力をかける 依然他国の新たな価格提示を考慮

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「トルコによる中国の紅旗-9購入は西側諸国からの非常に大きな圧力に直面することになる」)

【グローバルネット総合報道】トルコ国防省は先に、自らのT-Loramidsミサイル防空システムを作り出すため、中国の紅旗-9防空ミサイルシステム購入の意志があると言明した。だが、その後欧米諸国は頻繁に紅旗-9を「好まない」、甚だしきに至ってはこのためトルコに圧力をかけていることを暴露されている。イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」11月13日の報道によれば、現在中国・トルコ両国はHQ-9システムの協力による生産につきすでに討論を展開しているが、アメリカやヨーロッパのいくつかの会社は中国を打撃するため、T-Loramidsシステムに必要な装備につき新たな価格プランを提示する可能性が高い。

報道は、NATOは中国が生産するミサイルシステムがNATOの現有の防衛コントロールネットワークと互換性をもって協調することができないという心配をどんどん深めている、とする。NATOメンバー国の1つとして、トルコ国防大臣と外務大臣はすでに対外的に、ヨーロッパとアメリカの会社は新たな計画方案を継続して提出でき、もし中国とのT-Loramidsの談判が失敗したら、これらの提案が考慮に入れられることになる、としている。

西側の国のある駐トルコ安全保障業務担当官は、「トルコのこの挙は一種の談判の策で、中国に技術移転を行うよう圧力をかけているだけという可能性があるが、今後何週間かの内に、いくつかの欧米の会社は改良を経た価格方案を提出する可能性がある。」と考える。

報道は、トルコ国防大臣は11月1日、トルコと中国サイドの談判の進展は非常にスムーズだが、その他の会社は依然継続してトルコに向け新たな計画方案を提出できる、とした。その後、トルコ外務大臣は、こうした方案の前提条件は「合同生産」であり、トルコがこの条件を放棄することはない、と強調した。(実習編集翻訳:陳思佳 原稿チェック:仲偉東)

(頑住吉注:2ページ目)トルコは競争入札の中で西側と中国双方に価格提示を要求した

(頑住吉注:3、5ページ目)紅旗-9は現在中国軍の主力防空武器である

(頑住吉注:4、6、7、8ページ目)中国のFD-2000防空システムはHQ-9の輸出型である


 前に「もしこれが中国というダークホースを選択すると見せ、大いに困った相手により良い条件を出させるための策略だったらトルコも大したものですが」と書きましたが、中国に技術移転の上でのより有利な条件を出させるために購入を中止するポーズを取っている、という可能性も考えられるわけですね。極端な話、実用目的には技術移転をしてくれないパトリオット、国産化への土台としては紅旗-9を購入するということも予算が許せば考えられるわけでしょう。

11月19日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-11-18/221031_2430550.htm

 中国とインドの空母を比較した画像集です。

 日本のメディアでも報道されていましたが、ガンビアが台湾と断交した件です。

http://military.china.com/important/11132797/20131115/18149337.html


ガンビア、台湾との「外交関係」断絶を宣言 直ちに効果を生じる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ガンビアはアフリカ西部に位置し、陸上はセネガルによって取り囲まれた、アフリカ大陸最小の国である。世界で最も立ち後れた国の1つでもある。ガンビアはかつて1974年12月14日に中国と国交を樹立した。」)

【グローバルネット報道 記者 烏元春】 西アフリカの国ガンビアの大統領執務室は11月14日に声明を発表し、ガンビア政府は台湾との「外交関係」を断絶し、この「断交」は直ちに効果を生じる、とした。ガンビア大統領執務室はある公報の中で、「国家の戦略的意義」に対する考慮から、ガンビアは2013年11月14日から、台湾と建立している「18年の国交関係」を断絶する、とした。

ロイター社11月14日の報道によれば、ガンビア大統領執務室の声明は、「我々がこの決定をなした原因は国家の戦略的意義に対する考慮から来ている。」とした。声明は、18年来、我々がずっと台湾と堅実で信頼できる協力パートナーであったことは、それぞれの台湾人全ての衆目の一致するところだ、とする。大統領執務室は、我々は台湾との関係を中止したが、我々と台湾民衆は依然友達だ、とした。

BBC社の報道は、現在依然双方の「断交」が、中国のアフリカにおける影響力が急速に強まりつつあるため、ガンビアが中国との関係発展を希望したからであるのか否かははっきりしていない、と指摘する。

フランス通信社は、ガンビアが突然台湾と「断交」したことに関し、バンジュル(ガンビアの首都)からまだより多くの情報が獲得できていない、とする。

ガンビアはアフリカ西部に位置し、西は大西洋に面している。1965年、ガンビアは旧大英帝国から離脱して独立したが、世界で最も発達していない国の1つである。この国の経済は立ち後れ、主に農業、例えば落花生栽培や旅行業を収入源としている。ガンビアはより多くの場所が市街区に区分けされているため、市街区と田舎の人口の隔たりが徐々に縮まり、また都市の移転、建設計画と近代化はより多くのガンビア人を西側の習慣や価値観と接触させているが、伝統的民俗は依然ガンビアの家庭に根を下ろし、民俗服や祝典は全て日常生活の要素である。

中国とガンビアは1974年12月14日に国交を樹立した。1995年7月13日、ガンビア政府と中国台湾省はいわゆる「外交関係」を回復し、同年7月25日、中国はガンビアとの外交関係の中止を宣言した。

(頑住吉注:2ページ目)1990年代、アメリカを訪問したガンビア大統領ヤヒヤ ジャーメイはブッシュとの会談の中で、ひとたび台湾海情勢に変化が発生したら、ガンビアは中国に出兵して中国沿海経済区域を攻撃し、もって台湾海情勢の拡大化を防止するとした、とされる。

(頑住吉注:3ページ目)画像は2009年4月21日、馬英九の来訪を歓迎するガンビア共和国大統領ジャーメイ。

(頑住吉注:4ページ目)これは2006年8月10日までの、「中華民国」を承認し、かつ台湾当局といわゆる「外交関係」を建立している世界24カ国の分布図である。このうちコスタリカは後にすでに台湾当局と断交し、かつ中国政府と正式に外交関係を建立している。(頑住吉注:何故か中米に集中してますが、中南米とアフリカだけなんですね)

(頑住吉注:5ページ目)中国のアフリカにおける影響力はどんどん大きくなり、台湾のアフリカにおける「国交がある国」はすでにいくつも残ってはいない。これは今年3月24日、タンザニア大統領および夫人が飛行場に来て習近平主席一行を出迎えているところ。

(頑住吉注:6ページ目)ガンビアはガラス玉を用いて大統領選挙を行う。ガンビアには全部で67万人の合法な選挙民がおり、選挙民がガラス玉を丸い鉄箱に入れる時、ガラス玉がぶつかって音を立てる。大統領選挙は3人の勝負で、それぞれ黄色、緑、灰色の3色の箱があり、候補者の写真が配されて識別用とする。(頑住吉注:これじゃ秘密投票じゃないですな)

(頑住吉注:7ページ目)ガンビア国民軍は1984年2月に創設され、2001年の総兵力は約800人である。このうち海軍は1996年7月に成立し、元々の名は国民防衛隊で、1997年7月に現在の名に変わり、全部で70人、2隻の砲艇である。警察部隊は1992年2月に成立し、これには警察と国家憲兵が含まれ、現在1,000人がいる。

(頑住吉注:8ページ目)今年6月、アメリカ大統領オバマはアフリカを訪問し、中国と競争していると指摘された。画像はセネガルの街頭に貼られたオバマ来訪歓迎の宣伝画。


 貧しくて弱い国がより利用価値のある国につくのは当然ですが、当然こういう国も国連で1票持っているわけですからこうしたことは長期的に日本にも間接的な影響を及ぼしてくるでしょう。「我々と台湾民衆は依然友達だ」と言ってますが、別の報道では大統領が台湾の特使と会うのを避け、「大陸が唯一の中国」だと認めた、とされています。しかし「全部で70人、2隻の砲艇」の海軍しか持っていない国が「中国に出兵して中国沿海経済区域を攻撃し、もって台湾海情勢の拡大化を防止する」ってギャグですか。

http://military.china.com/important/11132797/20131116/18152486.html


外国の刊行物:ロシア、かつて中国に向けキロ級潜水艦の改装を提案 積極的な回答がいまだ得られず

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国が装備するキロ級潜水艦は多くが比較的新しい636型である」)

【グローバルネット総合報道】 カナダの「漢和安全保障業務評論」11月号の報道によれば、ロシアのルービン設計局副総裁Andrey Baranovは、ロシアサイドはかつて中国海軍に向け、初期型のキロ級877型潜水艦を改良し、新たなクラブ-S潜水艦発射型対艦ミサイルを装備することを提案したことがあるが、中国海軍は決して積極的な回答をしなかった、とした。

報道は、ロシア海軍上将造船工場は日程通りスムーズに6隻のキロ級636型ディーゼル・電池潜水艦を建造してベトナム海軍に供給しており、2014年に第1隻目を引き渡し、2015年に3隻を引き渡し、2016年に最後の2隻を引き渡すことになる、とする。Baranovは次のように強調する。ラダ級潜水艦のために設計されたAIPシステムの進展も現在非常にスムーズであり、次の段階では陸上フルシミュレーションシステムを製造することになる。また設計局には第3隻目のロシア海軍のラダ級潜水艦のためにAIPシステムを装備する能力があり、当然これはロシア海軍の決定によって決まるが、最終的に第4、5、6隻目のラダ級潜水艦にはAIPシステムが装備されることになる。

彼は同時に次のように強調している。現在キロ級636型、877型の改良がすでに日程に上がっており、これは特に各国海軍が大量に装備するキロ級877、636型潜水艦であり、「我々はかつて中国に向け、初期に獲得したキロ級877型潜水艦を改良し、新たなクラブ-S潜水艦発射型対艦ミサイルを装備することを提案したが、中国海軍が積極的な回答をすることは決してなかった。」

(頑住吉注:2ページ目)インド海軍はとっくに自分たちはキロ級877型潜水艦を徐々に改良し、クラブ-Sミサイルを装備することになり、この作業はロシアで行われ、現在一定の段取りに従って展開されている、と言明している。

(頑住吉注:3ページ目)中国はキロ級潜水艦最大の海外ユーザーの1つである

(頑住吉注:4ページ目)キロ363型潜水艦は「大洋のブラックホール」と呼ばれる

(頑住吉注:5ページ目)キロ636型はロシア製潜水艦発射型ミサイルを発射することができる

(頑住吉注:6ページ目)ベトナム海軍が発注している第1隻目のキロ級潜水艦

(頑住吉注:7ページ目)インドは現在キロ級潜水艦を装備すること最も多い国の1つである

(頑住吉注:8ページ目)インドの少し前爆発した潜水艦はまさにキロ級改装型だった


 ロシアと中国はより先進的な潜水艦で協力することを協議しており、何故中国が旧式潜水艦のグレードアップには乗り気でないのかちょっと分かりませんね。

11月20日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-11-19/221077_2431461.htm

 96式戦車の59式戦車に対する実弾射撃試験の画像集です。

 台湾関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20131117/18152793.html


外国メディア:台湾の新たなミサイル艇は火力が超強力 中国空母に脅威を与えることができる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「台北安全保障業務点展で展示された艦艇の模型。16発の対艦ミサイルを配備している」)

カナダの「漢和安全保障業務評論」11月号の報道によれば、8月に台北で行われた安全保障業務展で、台湾が自ら研究する水中翼ミサイル快速艇の人に与える印象が非常に深く、500トンの満載排水量しかないのに16発の対艦ミサイルを配備していた。

文章は、台湾サイドは現在第1隻目の原型艇を生産し、台湾海軍の試験に供しているところだ、とする。この艇は4台のウォータージェット式エンジンを採用し、航行速度は38ノットである。武器は中国海軍の022型ミサイル快速艇に比べより重装備化の度合いが加わっており、艦砲はオートメラーラ76mm砲を採用しているようだ。この艇は台湾海東の有事において「小さな艦が大洋を騒がせる」の方式で中国空母に脅威を与えることができる。このことは多少、この艇が台湾版の沿海域戦闘艦であることを意味している。当然必要な時は海から陸への特殊浸透作戦任務を実施することができる。

この前のアメリカの「ストラテジー ページ」ウェブサイトの報道によれば、この艇は極めて高い航行速度を持ち、かつ重火力を配している。この艇は高い効率の穿浪双胴船型(WPC)を採用し(頑住吉注:「穿浪」は「wave-pieceing」の中国語訳らしいです)、排水量は1,000トン未満で、全長60.4m、最高航行速度68km/h、艇員34人である。艇上には多種の武器システムが装備され、これには8発の「雄風」-2あるいは3型対艦ミサイル、1門の76mm艦砲、1門のミサイル迎撃に用いる20mm速射砲(頑住吉注:バルカン砲でしょう。中国語で使われるこの場合の「1門」という表現にはどうしても違和感あります。まあ6門と言ったらもっと変なんで、よく「1基」とか訳してますけど)、4挺の12.7mm機関銃が含まれる。艇上には防空システムは搭載されておらず(兵個人用対空ミサイルが配備されている可能性がある)、ヘリを搭載することもできない(ただし尾部のプラットフォームはヘリの発着に供することができる)。艇はウォータージェット推進を採用し、極めて高い機動性を持つ。艇上に装備される補給品は艇の1週間の長きにわたるパトロール任務を支持することができる。

艇上に搭載される対艦ミサイルには台湾が自ら設計、製造を行ったものがある。このうち「雄風」-3は全長6.1m、重量1.5トン、戦闘部の重量は181kg、飛行速度2,300km/h、最大射程130kmである。ミサイルは慣性+GPS制御誘導を採用し、目標接近後ミサイル上のその他の複数のセンサーが目標への命中まで目標をロックオンする。これに比べ、「雄風」-2型対艦ミサイルが採用する制御誘導システムは相対的に立ち後れており、ミサイルは亜音速で飛行し、射程は160km、重量は「雄風-3の半分である。

新たな双胴船は古い巡視艇の代替に用いられることになる。3年前、第1隻目の「光華」-6型ミサイル艇が就役し、この艇は全長34.2m、全幅7m、排水量170トン、挺員19名である。艇上には4発の「雄風」-2対艦ミサイル、1門の20mm近接防御砲(頑住吉注:これもですね)、2挺の7.62mm機関銃、および2基のデコイ発射装置が搭載される。この艇の最大航行速度は55km/h、22km/hの速度をもって巡航している時は海上で2日パトロールできる。現在、その他20隻の「光華」-6型艇も全部就役している。

(頑住吉注:2ページ目)台湾の新型ミサイル艇の模型。艇首には76mm艦砲が1門装備されている

(頑住吉注:3ページ目)海上を疾駆する「光華」-6型ミサイル艇

(頑住吉注:4ページ目)夜の帳の下の台湾軍の「光華」-6型ミサイル艇

(頑住吉注:5ページ目)「光華」-6型ミサイル艇は4発の対艦ミサイルを装備している

(頑住吉注:6ページ目)台湾海軍基地に停泊する数隻の「光華」-6型ミサイル艇

(頑住吉注:7ページ目)台湾の「雄風」-2型対艦ミサイル

(頑住吉注:8ページ目)台湾が最も新しく研究開発した「雄風」-3型超音速対艦ミサイル


 沿海域戦闘艦に近いという記述のように、これはもう普通に言うミサイル艇よりはるかに大きなものですね。中国の空母に脅威を与えられるか与えられないかと言ったら与えられるでしょうけど、ずっと小さな「光華」-6でも21隻しか作れなかった以上そんなに多数揃えられるとは思えず、圧倒的な数の差を質で埋め合わせるのは難しいのでは。

 ちょっと風変わりな話題です。

http://military.china.com/news2/569/20131118/18155531.html


シンガポールの軍歌、歌詞を改変後暴力的過ぎると指摘され歌うことが禁止される

【グローバルネット総合報道】 軍歌はあらゆる就役経験のある軍人の共同の思い出であるが、シンガポールのある軍歌は先日歌詞を改変された後、かえって歌詞の内容が低俗、暴力的過ぎるため歌うことが禁止されてしまった。台湾のトゥデイニュースネット11月17日の報道によれば、「紫の光」(Purple Light)はシンガポールで最も人気ある軍歌だが、歌詞が改変された後、低俗すぎるために告発された。報道によれば、改められた歌詞は主に就役する軍人がガールフレンドに裏切られた後の苦しく悲しい心情を描写している。

報道によれば、この改変された歌詞には次のような一節がある。「兵営を離れると、ガールフレンドが他の男と一緒なのを見ちまって、その男を殺し、ガールフレンドをレイプした。俺のライフルと息子を使って。」 これが現地の両性平等促進の非政府組織「Association of Women for Action and Research」の抗議に遭った。

この組織の執行理事長林淑美は、この歌詞は暴力的行為を正当化し、かつ男性がレイプをもってパートナーの裏切りに報復するのを許容している、とする。

このニュースは直ちに熱烈な討論を引き起こした。一部の就役している軍人は、この歌詞は面白いだけで、かつ久しく存在しており、しかもいかなる不良な影響も出現してはおらず、禁止の必要はない、と考える。だが、この歌は禁止すべきであり、何故なら歌詞が女性に対する間違った態度を作り出すかもしれないからだ、とする退役軍人もいる。(実習編集翻訳:蒋璞瑩 原稿チェック:タンリーヤー)


 暴力的過ぎるかどうか以前に何故軍歌の歌詞にこんなことさらに士気を低下させるような内容が入っているのか理解に苦しみますし、これを部隊で合唱するって正気の沙汰とも思えないです。

11月21日

 中国の武器輸出関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2013/11/19/016230403.shtml


アラブ首長国連邦、数機の翼竜の購入を欲していると伝えられる アメリカ、中国の武器が中東を混乱させるのを心配

アメリカの「安全保障業務ニュース」は18日、トルコが意外にも中国の防空システムの選択を宣言した後、「中国が国際安全保障業務市場に侵入」のパニックが西側の国防工業を席捲している、とした。

第13回ドバイ航空展が11月17日にアラブ首長国連邦に新たに建設されたドバイ世界センターの飛行場で開幕した。米軍は今回F-22ステルス戦闘機を筆頭とする膨大な陣容で展示に参加し、中東というこのアメリカにとって最も重要な海外兵器市場を維持しようと努力している。アメリカの「安全保障業務ニュース」の見たところ、アメリカがこのように緊張しているのは、中国航空企業の中東市場進出と関係がないわけではない。

報道は、中国はまさに、「先進武器の最低価格を提示し、中国が成功裏に武器輸出大国に身を置いたことの人に与える印象は深く、近年来中国はずっと武器輸出ランキング5位以内に入り、毎年の武器交易額は約20億アメリカドルである」とする。

アメリカはさらに、「中国がアメリカとヨーロッパの安全保障業務企業の中東地域に対する支配を攪乱しようと企図する」のを心配している。シンガポールのラジャラトナム国際研究院の安全保障業務分析家であるリチャード ビシェンガは、中国がアメリカとヨーロッパの中東に対する武器輸出を破壊するとの予言はまだ時期尚早だが、中国はどんどんチャレンジャー性を持ちつつある、と語る。

報道は、例えばアラブ首長国連邦は中国からの3〜5機の「翼竜」無人機の購入を準備しており、この無人機は対戦車兵器やGPS制御誘導爆弾を配備することができる、とする。「翼竜」の外形はアメリカの「プレデター」無人機と似ており、少なくとも4種の中国の武器を搭載できる。すなわち、BA-7空対地ミサイル、YZ-212レーザー制御誘導爆弾、YZ-102A正確制御誘導爆弾、LS-6制御誘導爆弾である。「翼竜」無人機はすでに2〜3カ国に販売され、中東の国1カ国を含む、とされる。

またさらにまだ事実確認を経ていない報道は、エジプトが中国から「梟竜」戦闘機を購入し、したがってアメリカの国防援助に対するエジプトの依存を減少させる可能性がある、とする。


 去年6月7日のコラムの記事では、アラブ首長国連邦はすでに「翼竜」無人機を購入済みで、しかも射撃試験の結果が不良だとされていました。問題が解決され、追加購入しようとしている、ということでしょうか。一方ロシアはそのアラブ首長国連邦からの無人機購入を検討したことがあり、ロシアの遅れを示していると言えそうです。

 次も中東の無人機関連です。

http://www.junshi.com/guojijunqing/110976/


イランの新型国産無人機が明るみに ミサイルを搭載して対地攻撃が可能

新華ネット11月19日の報道 イランのイスラム共和国通信社18日の報道によれば、イラン国防省は当日、ある新型国産戦略無人機を展示した。

報道はイラン国防大臣フセイン ダヘガンの話を引用し、この「フテロス」という名の無人機は空対地ミサイルを搭載でき、飛行高度は25,000フィート(7,620m)に達し、航続能力は16〜30時間で、作戦半径は2,000kmである、とした。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:イランの国産無人機」)

ダヘガンは、フテロスはイランの現在最大の無人機であり、完全にイランによって自主的に設計、製造され、すでに関連のテストをパスし、国際基準に符合している、とする。

イランは1992年から武器国産化計画の実施を開始し、すでに国産戦闘機、無人機、ミサイル、潜水艦などの武器装備を研究開発したことを言明している。2012年末、イランは以前鹵獲した米軍の「スキャンイーグル」無人機のコピー生産に用いる生産ラインをすでに完成させたと言明した。今年9月、イランは「ヤシャー」小型無人偵察機と、爆弾とミサイルを搭載できる「シャハド」無人爆撃機の研究開発に成功したことを言明した。


 明らかに「戦略無人機」ではないですけど、大型で航続距離の長い無人機のようです。イランも中国に続いて国際市場に進出してくるんでしょうか。

 ロシア・インド関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2013/11/19/016229336.shtml


ロシアメディア:ロシアとインド、来年日本海で海軍合同演習を行う

タス通信ネットの報道によれば、ロシアとインドは2014年に日本海で海軍合同演習を行うことを協議により決定した。

報道は、ロシア国防大臣ショイグが現地時間18日にロシア・インド政府間軍事協力委員会第13回会議の開幕時に、「来年我々は、日本海のピョートル大帝湾で海軍合同演習を行うよう提案する」と語った、とする。

ショイグは、今年ロシアとインドはテロリズムを打撃する合同演習を行ったが、テロリズムは現在世界の主要な脅威の1つである、とする。

報道は、インド国防大臣アンソニーはロシアの同じ国防大臣の、来年演習を行うとの提案を支持している、とする。

報道は、ロシア国防省は現地時間18日、ロシアとインドが会議において大規模な談判を行うことを協議によって決め、もってグローバルな、および地域の安全保障問題を討論するのに便とするとした、とする。また、双方はさらに軍事と軍事技術協力、およびそのさらなる一歩の発展の見通しという問題を討論したという。


 日本もオブザーバー参加くらいさせてもらえるといいんですけどね。

11月22日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-11-21/221148_2432890.htm

 「利剣」ステルス無人機が初飛行に成功した、という画像集です。飛行は17分間だったようです。単に飛び立って緩い旋回を繰り返して降着しただけかもしれませんが、全翼機の制御は比較的困難とされ、やはり無人機分野では相当力をつけてきており、少なくとも日本とは全く比較にならない実力であることは確かです。

http://military.china.com/news/568/20131121/18165679.html

 22日から29日、黄海北部に「航行警告」が出たということです。「遼寧艦」の試験にしては短く、別の演習でしょうか。

 中国の火砲関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20131118/18153940.html


ジェーン:中国の神秘の「スーパーキャノン」砂漠に身を隠す

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「1970年代、対弾道ミサイルプロジェクト(640工程)の一部分として、中国はかつて『先鋒』スーパーキャノンの試験を行った。」)

参考情報報11月18日の報道 イギリスの刊行物は、衛星画像は中国の包頭市西北方のある装甲設備と火砲の試験センターに2門のサイズが巨大な火砲があり、それぞれ長さ80フィート(約24mに相当)、110フィートであることをはっきり示している、とする。

イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」ウェブサイトは11月14日、「衛星画像、神秘の『スーパーキャノン』が中国の砂漠に身を隠しているのをはっきり示す」との題で報道を行い、この2門の火砲は1つのコンクリートの台座上に固定されている、とした。このコンクリートの台座はかつて2010年9月から2011年12月の期間姿を現し、当時衛星画像は初めてこの2門の火砲の姿をとらえた。アストリウム社が提供する画像は、この2門の火砲が2013年7月、依然元の所にあるのを事実確認させる。

2011年に撮影された画像の中には、110フィートの長さの火砲の前方に一連の目標物体らしきものがある。このことはこの試験センターが高速の砲弾に対し某種の貫通力試験を行っているところだったことを示す。

報道は、中国はずっと大口径長射程火砲に興味を持ってきた、とする。1970年代、対弾道ミサイルプロジェクト(640工程)の一部分として、中国はかつて「先鋒」スーパーキャノンの試験を行った。長さ約85フィートの「先鋒」は上述の2門の火砲の中の比較的小さい方かもしれない。1980年に640工程が中止された後、「先鋒」は留め置かれ、試験目的に用いられた可能性がある。

1990年代にある人が、中国はすでに長射程「スーパーキャノン」技術テストベッドを完成させ、このテストベッドはジェラルド ブルがイラクのために設計した「バビロン」スーパーキャノンに似ている、と明らかにした。報道は、1980年代、ブルは積極的に中国の北方工業社の長射程火砲システムの設計作業に参加していた、と指摘する。

上述のテストセンターのあのサイズが比較的大きい火砲は、外形上「バビロン」スーパーキャノンによく似ている。論理的に言えば、「バビロン」スーパーキャノンは遠距離迎撃射撃を行うことができ、目標を軌道上の衛星に定めることもできる。ブルの「小バビロン」テストベッドの長さは150フィートで、一方包頭付近のあの比較的大きい火砲の長さは105フィートである。

この2門の火砲は設計上ブルの「スーパーキャノン」概念に似ているようだが、それらが遠距離迎撃射撃あるいは対衛星行動に用いられることはあまりありそうにない。何故なら中国は長期にわたりずっとこの2項目の任務を執行するのに用いる弾道ミサイルを研究開発しているからである。

(頑住吉注:2ページ目)1940年代初め、ドイツはすでにフランスとイギリスに進攻する意図を見せており、ドイツのレックリング社の技術者コンダーは戦争の需要に基づいて、多数の節を持つ遠距離大砲の計画を提出した。(頑住吉注:これはいわゆる「ムカデ砲」で、この画像の列車砲とは直接関係ないですね。)

(頑住吉注:3ページ目)スーパーキャノンの設計と研究開発に関しては、ずっと以前にもう多数の節を持つ長射程大砲を試験した人がいたが、全て失敗した。(頑住吉注:これも80cm列車砲の画像でキャプションと合っていませんね。)

(頑住吉注:4ページ目)第二次大戦の期間、ナチス元首ヒトラーはドイツの技術者に向けて命令を発し、彼らに「1m厚の鋼、7m厚のコンクリート、30mの深さの泥土をを貫通できるスーパー砲弾を設計するよう要求した。

(頑住吉注:5ページ目)第二次大戦終結後、「スーパーキャノン」製造の考えが武器専門家の頭から消失したことは決してない。

(頑住吉注:6ページ目)威力が巨大で、射程が長いことはスーパーキャノンの特徴である

(頑住吉注:7ページ目)スーパーキャノンは非常に長い砲身を持つ

(頑住吉注:8ページ目)中国はずっと大口径長射程火砲に興味を持ってきた


 ブルのバビロン砲はゴルゴ13でもネタになってましたね。「遠距離迎撃射撃あるいは対衛星行動に用いられることはあまりありそうにない。何故なら中国は長期にわたりずっとこの2項目の任務を執行するのに用いる弾道ミサイルを研究開発しているからである。」とされてますが、ミサイル全盛の時代でも火砲はなくなっておらず、同時に別の可能性としてスーパーキャノンを研究することは充分あり得るのでは。

 ロシアの兵器輸出関連です。

http://military.china.com/news/568/20131119/18157734.html


ロシアメディア:ロシアの中国に対する兵器販売、数分の一に減少 昔の輝きを再現することはできない

ロシアの「視点報」11月15日の報道によれば、ロシア国防輸出社は2020年までの同社の発展に関する新戦略を確定し、今後3年同社の武器輸出の規模は2013年の水準上に保持され、毎年およそ130億アメリカドルで、2016年まではずっとこうだ、と予測している。近年ロシアの武器輸出の規模は年毎に増加し、2001年から2012年の武器輸出金額の増加は3倍近く、2010年には87億アメリカドルに到達し、2011年は107億アメリカドル、2012年は129億アメリカドルであり、今年は130億アメリカドルまで増加させる計画で、この中でヘリ装備の輸出の増加幅は20%、防空兵器輸出の増加幅は30%である。

ロシア国防輸出社は、同社はずっと世界武器市場を全面的に観測し、各国の作戦兵器、特にヘリ、飛行機、装甲車、戦車の需要に対し研究し、その発展の趨勢を理解している、と指摘する。世界市場は常に変化しつつあるが、激烈な変化があるはずはなく、このため少なくとも近い時期の市場の状況の動きを予測することはできる。今後3年の同社の武器輸出の規模に関する予測は、比較的現実的である。同社社長イサイジンは、同社の発展新戦略の主要な目標の1つは武器を輸出する地域とユーザーのリストを拡大するすることで、軍事製品の国際協力への参加、合同研究開発、生産、セールスを拡大し、輸出された軍事技術装備のアフターサービスを直接保証することを準備している、とする。新戦略は同時に軍事工業企業との関係を強固なものにし、新たな武器装備を積極的に研究開発、設計、試験、製造すること、発展・グレードアップとセールスプロジェクトを行うことを規定している。

だがロシアの専門家は、ロシアの武器輸出の規模はすでにピークに達しているようで、新たな輸出市場を探し求めることがそんなに簡単なはずはない、と考える。ロシア政治・軍事分析研究所分析部主任ヘラムーチンは、新たな国がロシアの武器を導入し得る新たな市場になることは非常に難しい、と予測する。アフリカで多くの国に進入することができるが、そこの市場はすでに完全に飽和しており、彼らには需要はあるが買う金がない。サービスレベルの向上、セールスに入れる力の度合いの強化、輸出規模の増加に関する今後10年の見通しは、少なくとも今後3年で大きな突破があることはなさそうだ、というものである。将来の武器輸出が増加し得ると保証できる、というのはいかなる人にも永遠に不可能なことで、何故なら市場の競争が激烈で、ずっと新たな供給商の参入があるからである。

ヘラムーチンはロシアの武器輸出が遭遇するかもしれない問題および伝統的セールス市場を評価する時、インドは依然ロシアの主要な顧客であるが、ロシアの武器装備の質に対しずっと比較的大きな批判的意見がある、と指摘した。ベネズエラは近い時期に完全に競争力のない市場になる可能性があり、新大統領はきっとロシアの武器のユーザーにはならない(頑住吉注:新大統領マドゥロはチャベス路線の継承を掲げ、ロシアとも友好関係を保持しているので、何故こういう判断になるのかちょっと分からないです)。アルジェリアはすでに多くのロシアの武器を購入しており、今後はもはや大量の輸入を必要としない。中国に関しては、ロシアが再び中国と以前の関係を建立し得るとはもはや言い難い。2007年からロシアの対中国武器供給規模は数分の一に減少しており、将来ロシアの対中国武器輸出が再びかつての水準まで回復することは永遠にないだろう。ベトナムはロシアの相対的に固定された大規模顧客で、この市場には特別な問題はない。だがその他の国がロシアの武器装備を購入する規模は大幅に減少するだろう。

ロシアの技術者協会第1副会長アンデリエフスキーは、ロシアの武器輸出、販売の利潤の増加幅が徐々に小さくなるのは、主に経済情勢が良くなく、一部の積極的にロシアの武器を輸入する国が国際的制裁に遭い、潜在的ユーザーを捜し求める過程が比較的困難だからである、とする。だが、ロシアのいくつかの新製品は世界でも唯一無二であり、ずっと比較的高い需要がある。例えば超近代的なスホーイー35戦闘機、およびもうすぐ国外向けに輸出供給することが計画されている新型ヘリのミルー17、ミルー38、Ka-62などである。現在ロシアは世界の70カ国以上に向けて武器装備を供給しており、主要な市場は依然発展途上国で、現在の主要な輸入大国は依然インドである。地域の分布状況から見ると、東南アジアとアジア太平洋地域がロシアの武器輸出の約40%を占め、中近東および北アフリカが20%以上を占め、ラテンアメリカの国が18%を占める。(編集翻訳:林海)


 ロシアの対中国武器輸出は回復しつつあるようにも見えますが、悲観的な見方をする専門家もいるわけですね。世界規模で言えば、ロシアが主なターゲットとする途上国は今後より安い中国製品を買うことが多くなるでしょうし、インド、トルコなども武器輸出に力を入れ始め、少なくとも長期的にはロシアの武器輸出は低落傾向になるのではないかと思われます。

11月23日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-11-21/221148_2432890.htm

 「利剣」初飛行の画像集です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-11-22/221177_2433503.htm

 中国によるコピー生産版ブラックホークらしきものの試験飛行の画像集です。

 今日はドバイ航空展関連の記事を2つ紹介します。いずれもよく出てくる「漢和安全保障業務評論」編集長の平可夫に対するインタビューで、この人は中国では基本的に反中国的人物とみなされ、スパイと罵倒されることすらあります。

http://military.china.com/important/11132797/20131120/18160045.html


平可夫、梟竜の新たな買い手を明らかに 中国の武器が国際市場に向かうために提案

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「今回のドバイ航空展において、平可夫は中航工業の展示台の前で足を止めた。」 いつの間に禿げたんすかね。)

【グローバルネット報道 2013年ドバイ航空展に赴いた現場記者 範辰言】 2013年11月18日はドバイ航空展の第2日目であり、本ネット記者は中航工業の展示台の前で偶然カナダの「漢和安全保障業務評論」編集長の平可夫に遭遇し、彼に対する特別インタビューを行った。

平可夫は何度もパキスタンが積極的に展示台でセールスする梟竜戦闘機に言及した。平可夫は、中航工業とパキスタンの合同での梟竜戦闘機セールスは、実は国際化オペレーションの成熟した手段の表れだ、とした。T-50、タイフーンなど成熟した機種はいずれも国際合同セールスを使用しており、梟竜もこの道を行く(頑住吉注:言いたいことは分かりますけどT-50は成熟はしてないですわな)。梟竜戦闘機の潜在的顧客に言及した時に平可夫は、梟竜戦闘機は自らの独特の市場競争力を持ち、これには価格上、性能上の競争力が含まれる、とした。国際軍事貿易市場の中で、梟竜戦闘機は剣走偏鋒(頑住吉注:剣法の用語で、通常と違う手段で意表を突いて勝を制しに行く、といった意味らしいです)だということができ、同じ価格帯の戦闘機の中でより成熟した性能を持ち、一方同じ性能の戦闘機の中では特別に低廉な価格帯である。梟竜には同じランク、同じ価格帯にこれと競争する機種はない。しかも軽戦闘機のサイズは少なからぬ、中国兵器は買うがあまり金がない国を引きつけることができる。平可夫は、自分の理解によればジンバブエが梟竜戦闘機の次の潜在的顧客かもしれない、とした。

未来の戦闘機の発展の趨勢に言及して平可夫は、現在の戦闘機の発展の趨勢は徐々に双発に向かって発展している、とした。いくつかのあまり豊かでない国も含め、大型、双発戦闘機に向かって発展している。しかも4剰余度フライバイワイヤ飛行コントロールシステムはすでに現在の戦闘機の標準装備となっている。だが梟竜戦闘機はパキスタンの価格帯の優勢を満足させるため、まだ伝統的な機械飛行コントロールシステムを使用している。もし中国とパキスタンに梟竜戦闘機を世界に向けプッシュする必要があるなら、最善の方法として梟竜にフライバイワイヤ飛行コントロールシステムを持たせ、もって梟竜により競争力を持たせても良い。

最後に軍用機貿易に言及して平可夫は、ドバイ航空展はこの地域で規模が最大の航空展であり、しかも現地のアラブ各国には非常に大きな市場がある、とした。近年来中航工業の展示台がどんどん大きくなる趨勢からは、中航工業がすでにこの市場を重視していることが見て取れる。戦闘機の他、中航工業はさらに非常に多くの民間用部分での展示を行っており、中航工業はドバイ航空展で自分の地位を持っている。だが平可夫は、展示品方面で中航工業はより先進的なものを展示すべきであり、そのようにしてこそより多くの市場が獲得できるのだ、とした。

(頑住吉注:2ページ目)平可夫が中国の展示した飛行機の模型および関連の資料を真剣に見ているところ。

(頑住吉注:3ページ目)スーダン国防大臣が中航工業の展示台を視察し、梟竜戦闘機、L-15狩鷹練習機に対し濃厚な興味を示した。

(頑住吉注:4ページ目)スーダン国防大臣と中航工業作業人員が交流する。

(頑住吉注:5ページ目)今回のドバイ航空展で、中国サイドはパキスタンサイドと協力し、共同で国際市場向けに梟竜戦闘機をセールスしている。画像は双方の人員が梟竜戦闘機の前で行った集合記念撮影。

(頑住吉注:6ページ目)今回梟竜は全システム、完全完成品状態で展示に参加し、かつ飛行デモンストレーションを行い、総合的機能の優勢を全面的に展示している。

(頑住吉注:7ページ目)梟竜戦闘機と共に展示される航空武器装備。

(頑住吉注:8ページ目)梟竜を操縦して飛行デモンストレーションを行うパキスタン空軍飛行員がインタビューを受けているところ。


http://military.china.com/important/11132797/20131121/18163677.html


平可夫:未来は中国・ロシア・アメリカの第5世代戦闘機と無人機の天下

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ドバイ航空展で平可夫が中国の展示参加機を注視」)

【グローバルネット報道 2013年ドバイ航空展に赴いた現場記者 範辰言】 2013年11月18日はドバイ航空展の第2日目であり、本ネット記者は中航工業の展示台の前で偶然カナダの「漢和安全保障業務評論」編集長の平可夫に遭遇し、彼に対する特別インタビューを行った。

中航工業の展示台で、平可夫は情報ディスプレイに対し非常に興味を持ち、絶え間なくカメラでそこに紹介される情報に対する撮影を行った。彼は、中航工業の展示台の情報ディスプレイは素晴らしい展覧形式で、この種の形式はもはや紙を必要とせず、ディスプレイを通じて展示を行っており、展示会の展覧方式の新たな趨勢である、とした(頑住吉注:そんなに珍しいすかそれ)。

記者が平可夫に、中航工業の展示台に特別関心を注ぐ機種があるか否か質問すると平可夫は、中航工業はより人の関心を引きつける機種を持ち、いくつかは非常に良いものだが、ドバイ航空展には展示されておらず、これは遺憾なことだ、とした。中国が初めて海外で展示したU8E無人ヘリの前に平可夫が立ったのを見て、記者は平可夫に彼のU8Eに対する見方を教えてもらった。平可夫は、以後の航空展は無人機の天下となる、と予測した。以後の航空展はF-22、F-35、T-50、中国の殲ー31、殲ー20だけがある他、その他の展示品全てが無人機かもしれない、と(頑住吉注:そんな極端な。少なくとも練習機や旅客機はあるでしょう)。

平可夫は、無人機の研究方面で、固定翼無人機であろうと無人ヘリ方面であろうと、中国の発展は非常に速く、アラブ首長国連邦も含めた国が中国の翼竜無人機を使用中であり、かつ非凡な成績を取得している、とする。また別の方面では無人ヘリがもう1つの発展の趨勢であり、各国海軍はいずれもこの種の無人機をグレードアップした製品を必要としており、しかも無人ヘリの非常に多くの機能は有人ヘリに非常に近く、将来無人ヘリが大型化したら、有人ヘリの偵察任務に取って代わる可能性があり、これは非常に良い趨勢である。中国はU8Eに比べより大きく、より良い無人ヘリを持っているが、ドバイ航空展には出現しておらず、これは遺憾なことだ、と。

2013年ドバイ航空展では、航空大国であるアメリカは鳴り物入りで、勇み立って自らの財産を全部展示しており、F-22、F-35、B-2、B-1Bの模型も含め全て室内展示場に出現しており、一方屋外展示場ではさらにアメリカの現役のF-18F、F-15、V-22オスプレイ、AH-64Dなどが出現し、F-18、V-22、B-1B、F-22を含めた機が飛行デモンストレーションを行った。一方同じく航空大国のロシアは屋内展示区のひとかたまりの大きくない展示台に数多くない、例えばミグー35、スホーイー35などの実戦機を展示しただけで、ロシアの最も先進的なT-50は出現していない。米ロ間のコントラストは非常に強烈であるが、平可夫はこれに対しても彼の見方を語った。平可夫は、ロシアのドバイ航空展における展示台は回を追うごとにどんどん小さくなっており、ヘビー級の人員はもはや展示会に参加に来ず、その原因はドバイの周辺諸国の航空安全保障業務市場がすでに欧米によって独占され、ロシアがここで市場を切り開くことはできないということであり、ロシアは市場分析を行って、予見できる将来こうした市場を切り開くことはできないと考えたのかもしれない、とした。

(頑住吉注:2ページ目)米軍のF-22戦闘機は現在世界で性能が最も先進的な現役第4世代機である

(頑住吉注:3ページ目)資料画像:米軍のF-35戦闘機

(頑住吉注:4ページ目)資料画像:ロシア空軍のT-50戦闘機

(頑住吉注:5ページ目)資料画像:中国の殲ー20戦闘機

(頑住吉注:6、7ページ目は本文の一部を切り取ったものなので省略します。8ページ目)無人機領域でアメリカは依然ゆるがすことのできない覇者である


 ちょっとどうかなという部分もありますけど、この人はいつも中国の兵器のいい点も率直に認めた上で欠点を冷静に指摘しており、このくらいの人物に対しても感情的、神経質に反応し拒絶するのはあまりに度量が狭いなと思います。

11月24日

 「防空識別圏」関連です。

http://military.china.com/news/568/20131123/18170185.html


国防部:防空識別圏の設立は国際法と国際慣例に符合

中新ネット11月23日電 国防部ウェブサイトの情報によれば、中国は東海防空識別圏画定を宣言し、国防部ニューススポークスマン楊宇軍は今日東海防空識別圏画定につき記者の質問に答えた。楊宇軍は、中国政府が東海防空識別圏を画定するのには充分な法的根拠もあるし、中国サイドの関連のやり方は「国連憲章」などの国際法と国際慣習に符合する、とした。

楊宇軍は、中国政府が東海防空識別圏を画定するのには充分な法的根拠があり、国際的に通用しているやり方にも符合する、とした。1950年代以来、いくつかの大国と中国周辺の一部の国を含む20余りの国が相次いで防空識別圏を設立済みである。

楊宇軍は、中国サイドの関連のやり方は「国連憲章」などの国際法と国際慣例に符合する、と強調する。中国の「国防法」、「民間用航空法」、「飛行基本規則」などの国内法規は、国家の領土領空の安全と空中の飛行秩序の維持保護に対し明確な規定をなしている。


 これまでの日本の防空識別圏には法的根拠はなく、中国は認めない、という立場との整合性はどうなっているんでしょうかね。

 殲ー31関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20131121/18163274.html


ジェーン、中国が戦闘爆撃機版殲ー31を研究開発していることを明らかに 動力を交換すれば空母に搭載可能

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「殲ー31が艦載型に発展するか否かは完全に中国軍の需要によって決まる」)

最も新しく出版された「週刊ジェーン安全保障業務」(2013年11月20日)はアメリカの著名な中国軍事問題専門家リチャード フィッシャーの殲ー31の戦闘爆撃機版への改造に関する文章を掲載している。リチャード フィッシャーは中国の軍事ウェブサイトや軍事フォーラムの中から、各種の中国の武器研究開発に関係する伝聞や資料を収集することを習慣にしており、彼の文章はしばしば雲を掴むように不確かで、信頼度は決して高くない。この文を編集翻訳し、参考のみに供する。同時に、この機会を借りて西側がいかに中国の軍事力の発展を推察しているのかを視察することができる。

ジェーンの文章は、中国のインターネット上に出現したCAD設計図は、沈陽飛行機があるいは殲ー31ステルス戦闘機のサイズがより大きい戦闘爆撃機版を研究開発中であるかもしれないことをはっきり示している、とする。この設計図が本当に存在するのか否か、沈陽飛行機601所から出たのか否か、あるいは沈陽航空宇宙大学の学生の作品なのか否かはまだ事実確認できないが、解放軍空軍の現在における殲ー31プロジェクトに対する興味の欠乏にかんがみれば、この図にはやはり参考としての意義がある。沈陽航空宇宙大学は殲ー31の設計に参加しており、この戦闘機は航空工業方面のものであって軍が投資するプロジェクトではなく、軍サイドの支持の欠乏はあるいは沈陽飛行機に新バージョンのより魅力ある製品の開発を促すかもしれない。

文章は、アメリカ空軍はかつてF-22の戦闘爆撃機版であるFB-22に興味を持ったが、これは後に新たな遠距離爆撃機プロジェクトに地位を譲り、殲ー31の状況はあるいはこれと似ているかもしれない、とする。

ジェーンは、設計図は新バージョンの機は三翼面レイアウトを呈し、前にはエンテ翼があり、後ろには水平尾翼があり、機首と垂直尾翼は2012年10月31日に初飛行した殲ー31に似ており、主翼の揚力面もステルス特性に配慮されている、とする。主翼の面積は殲ー31を超えているようで、燃料搭載能力が増加し、したがってより大きな打撃範囲が実現されるが、機体の増大は見られず、内部弾薬コンパートメントも描かれていない。だが別のある画像は、この機の機体中心線のところに1発のYJ-12超音速対艦ミサイルが配備されていることをはっきり示している。新たな機の設計はさらに殲ー15と相通じる所があり、この機が将来遼寧艦あるいは中国の未来の空母上で任務を担う可能性があることを示している。機の全長、全高、全幅について言えば、この戦闘爆撃機の設計は単に殲ー15に比べやや大きいだけである。中国の第2隻目の空母、すなわち自主設計の初の国産空母は、寸法やレイアウト上遼寧艦と似たものになることが有望である。

ジェーンは、もし遼寧艦上で短距離離陸、制動による降着を行うなら、殲ー31の拡大、重量増加戦闘爆撃機版はより大きな推力のエンジンを必要とすることになり、現在殲ー31に配備されているRD-33エンジンはロシアのクリモフ設計局の製品であるが、この設計局はさらに推力が20,000ポンドに達するRD-33MKエンジンを研究開発済みで、また事実確認を経ていない中国の情報源は、WS-13エンジンの小幅な推力増加版が研究開発中で、しかも2010年からWS-13はすでに成都飛行機のFC-1梟竜戦闘機上で試験が行われている、とする。(劉昆)

(頑住吉注:2ページ目)殲ー31が戦闘爆撃機型に発展する可能性は比較的高い

(頑住吉注:3、8ページ目)殲ー31は多用途機としての使用に適している

(頑住吉注:4ページ目)アメリカのF-35はまさに艦載戦闘爆撃機の一部の特性を持っている

(頑住吉注:5ページ目)艦載版殲ー31の地位はアメリカのF-35Bに似たものになる

(頑住吉注:6ページ目)アメリカは最終的にF-22の戦闘爆撃機型を決して採用することはなかった

(頑住吉注:7ページ目)F-22は本来、典型的制空戦闘機に他ならない


 中国のネット上には怪しい「想像図」の類が多く、それのやや高度なバージョンに過ぎないのではないかという気もしますが。殲ー31は中型戦闘機、殲ー15は大型戦闘機であり、殲ー31を殲ー15よりやや大きいところまで拡大したらほぼ完全に別の飛行機になり、当然エンジンも大型戦闘機用の1ランク上のものが必要になるのでは。

 インドの空母関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20131123/18169872.html


インドの中古空母出航へ 引渡し遅延はインドサイドの要求が多かったからだと指摘される

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インドの中古空母は短時間内にはまだ戦闘力を形成し難い」)

【グローバルネット総合報道】 インドのlivefistdefenseウェブサイト11月18日の報道によれば、ロシアは16日セベロドビンスク港でインド海軍に「ヴィックラマディヤ」(Vikramaditya)号(すなわち元ロシア海軍の「ゴルシコフ海軍上将」号)空母を引き渡した。「ヴィックラマディヤ」号空母は月末にロシアを離れ、インドに向かうことになる。

183名のロシア人によって組成される維持修繕団体もこの艦のインドへの引き渡し後の初航海に随行し、空母の運用および船員の養成訓練などの初期作業に責任を負う。17日、セベロドビンスクで行われたニュース発表会で、ロシア連合造船社副主席のPonomarevは、この維持修繕隊はカールワールに1年滞在することになり、現在同社はインドサイドと空母の維持メンテナンス段階の契約条項につき協議を行っているところである、とした。

ロシアのニェフスカヤ設計局の局長ブラソフは、ロシアサイドは「ヴィックラマディヤ」号の40年の使用寿命に対し責任を負い、かつ支持と援助を提供することを承諾する、とした。同局は船体のリニューアル工程を設計し、具体的な施工はセベロドビンスク造船工場によって担当された。ブラソフはさらに、「ヴィックラマディヤ」号の改装は彼が遭遇したことのある最も複雑なプロジェクトで、船体外殻を除き、一切を改めて設計する必要があった、とした。

質問がインド政府と海軍の協力が遭遇した困難に及んだ時、ブラソフは笑って、データを準備する過程でインドサイドは半年ごとに1回の諮問を行おうとし、契約の条項によればロシアサイドにはインドサイドが要求する全部のデータを提供する必要はないのだが、両国の友好関係に基づき、ロシアサイドはやはりインドサイドの要求を満足させた、と語った。「ヴィックラマディヤ」号が防空武器を未配備である問題に関し、ブラソフは次のように説明した。インド海軍はこれに対する要求をまだ決して明確に提出していないが、この種の空母が単独で航行することはない。もしインド海軍がこの要求を提出したら、ロシアサイドは迅速にこの艦のために防空武器を配備することができる。

両国の協定によれば、「ヴィックラマディヤ」号は本来2008年に引き渡されるはずだったが、今に至るまでずっと遅延した。これに対しPonomarevは、全体作業に対する評価を行う時、いくつかの問題がなおざりにされたが、これは正常なことだ、とした。一方セベロドビンスク造船工場のある役員は、遅延はインドサイドが契約外の要求を不断に提出したためで、こうしたことは全て時間をかけて調整を行う必要があった、と考えている。(実習編集翻訳:張佳欣 原稿チェック:聶魯彬)


 まあいろいろありましたがインド海の能力は間違いなく大きく向上するでしょうし、結果オーライじゃないですかね。





















戻るボタン